JP2019123762A - ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、本発明は、以下の通りである。
下記化学式(1)及び(2)からなる群から選ばれる1つ以上の構造のモノマーユニットを含むポリフェニレンエーテル(A)と、縮合型リン酸エステル系化合物(B)とを含有し、
前記(A)成分と前記(B)成分との合計質量100質量%に対して、前記(A)成分の含有割合が70〜99.5質量%、前記(B)成分の含有割合が0.5〜30質量%である、ことを特徴とするポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
前記(A)成分が、ポリフェニレンエーテルを構成するモノマーユニット100個あたりの前記化学式(1)及び(2)の群から選ばれる構造のモノマーユニットの合計数が0.05〜10個のポリフェニレンエーテルである、[1]のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
更に、芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットと共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットとを含み結合芳香族ビニル化合物化合物量が60〜99.9質量%であるブロック共重合体(C1)、及び芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットと水添共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットとを含み結合芳香族ビニル化合物量が60〜99.9質量%であるブロック共重合体(C2)からなる群から選ばれる少なくとも一種のブロック共重合体(C)を含有する、[1]又は[2]のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
前記ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物100質量%中、前記(C)成分を0.5〜30質量%含有する、[3]のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
前記ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物100質量%中、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計質量が80質量%以上である、[3]又は[4]のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
更に、前記ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物100質量%中、酸化防止剤(D)を0.005〜5質量%含有する、[1]〜[5]のいずれかのポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
前記(B)成分が、ビスフェノールAビスジフェニルホスフェートを含有する、[1]〜[7]のいずれかのポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
前記(B)成分が、下記化学式(4)で表される化合物を含有する、[1]〜[8]のいずれかのポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
[1]〜[9]のいずれかのポリフェニレンエーテル系樹脂組成物からなる成形品。
本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物は、下記化学式(1)及び(2)からなる群から選ばれる1つ以上の構造のモノマーユニットを含むポリフェニレンエーテル(A)と、縮合型リン酸エステル系化合物(B)とを含有し、上記(A)成分と(B)成分との合計質量100質量%に対して、上記(A)成分の含有割合が70〜99.5質量%、上記(B)成分の含有割合が0.5〜30質量%である。
以下、上記のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物の各構成成分について詳細に説明する。
上記ポリフェニレンエーテル(A)は、下記化学式(1)及び(2)からなる群から選ばれる1つ以上の構造のモノマーユニットを含むポリフェニレンエーテルである。
ポリフェニレンエーテル(A)は、一種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
上記化学式(1)及び(2)におけるR1及びR2としては、反応性官能基を有さない置換基が好ましい。反応性置換基を有する場合、樹脂組成物が長時間高温にさらされたときに、これらの反応性置換基が架橋反応を起こし、エイジング後の物性低下の原因となり得るからである。ここで反応置換基とは、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アミノ基、ビニル基、カルボニル基等である。
また、R1、R2の構造としては、R1とR2とが連結した構造(例えば、R1とR2とに含まれる炭素原子が互いに結合した環状構造(但し、芳香環の二重結合以外に炭素−炭素の二重結合を実質的に有さない)や、構造中に窒素原子、酸素原子を含んでもよい。
R1、R2としては、例えば、炭素数1〜30の鎖状又は環状アルキル基、アリール基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、フェニル基、トリル基、ナフチル基等が挙げられる。
上記共重合体としては、例えば、2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの共重合体、2,6−ジメチルフェノールとo−クレゾールとの共重合体、或いは2,3,6−トリメチルフェノールとo−クレゾールとの共重合体といった、ポリフェニレンエーテル構造を主体とするものが挙げられる。
中でも、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルが好ましい。
中でも、ポリフェニレンエーテル末端基、側鎖基との反応性や、十分な性能発現の観点から、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイドが特に好ましい。
通常、ポリフェニレンエーテルは、長時間高温にさらされた場合に、末端ユニットにあるメチル基(以下、「末端メチル基」とも称する。)又は中間ユニットにあるメチル基(以下、「側鎖メチル基」とも称する。)が酸化架橋反応を起こすことがあった。本発明者は、末端メチル基や側鎖メチル基等の酸化架橋反応に着目し、この酸化架橋反応を抑えることで成形品の長期高温エイジング特性の低下を抑制できる可能性について検討した。末端メチル基や側鎖メチル基では、比較的ラジカルが発生しやすい傾向があり、発生したラジカルが酸化架橋を起こす要因となり得ることが分かった。ポリフェニレンエーテル(A)では、被酸化部位である末端メチル基又は側鎖メチル基を、所定の分子で置換された状態にして封止(キャッピング)することで、末端メチル基又は側鎖メチル基の架橋反応を抑制することができる。
ポリフェニレンエーテル(A)は、既に公知の重合方法によって合成された通常のポリフェニレンエーテルの重合粉体を用いて合成することが可能である。
その中でも、下記の化学式(5)、(6)で表される、末端基及び側鎖基を有する構造のユニットを有する前駆体ポリフェニレンエーテルを用いることが好ましい。前駆体ポリフェニレンエーテルが下記の化学式(5)及び/又は(6)の構造のユニットを有することにより、十分に効率よくポリフェニレンエーテル(A)を得ることができる。具体的には、ポリフェニレンエーテルを製造するにあたって、前駆体ポリフェニレンエーテルを経由することにより、化学式(5)、(6)の構造中のCH2−Y部分が選択的に開裂して後述のキャッピング化合物との置換反応が生じるので、ポリフェニレンエーテル(A)を十分に効率よく得ることができる。
なお、本明細書において、還元粘度は、クロロホルム溶媒を用いて30℃で0.5g/dL溶液でウベローデ型粘度管を用いて測定し得られた値である。
なお、本明細書において、重量平均分子量Mw及び数平均分子量Mnとは、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)測定による、ポリスチレン換算分子量から得られるものである。
縮合型リン酸エステル系化合物(B)としては、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、ジキシレニルフェニルホスフェート、ヒドロキシノンビスフェノールホスフェート、レゾルシノールビスホスフェート、ビスフェノールAビスホスフェート、ビスフェノールAビスジフェニルホスフェート等のトリフェニル置換タイプの芳香族リン酸エステル類、下記化学式(4)で表される化合物等が好適に用いられ、中でも、環境負荷低減および成形品の長期高温エイジング性の観点から、ビスフェノールAビスジフェニルホスフェート、及び/又は下記化学式(4)で表される化合物がより好適に用いられる。
縮合型リン酸エステル系化合物(B)は、一種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物は、さらに、結合芳香族ビニル化合物量が60〜99.9質量%の芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットと共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットとを含むブロック共重合体(C1)、及び結合芳香族ビニル化合物量が60〜99.9質量%の芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットと水添共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットとを含むブロック共重合体(C2)からなる群から選ばれる少なくとも一種のブロック共重合体(C)を含むことが好ましい。
上記(C)成分は、(C1)成分単独でもよいし、(C2)成分単独で用いてもよいし、(C1)成分と(C2)成分とを併用して用いてもよい。中でも、高温条件下で成形加工する場合は、熱安定性の観点から、上記(C2)成分を単独で使用することが好ましい。
ブロック共重合体(C)は、一種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
ブロック共重合体(C)のブロック構造は、二型(Aを芳香族ビニル化合物ブロック、Bを共役ジエン化合物ブロックとした場合にA−B等の一般式で表されるブロック構造)、三型(A−B−A等の一般式で表されるブロック構造)及び四型(A−B−A−B等の一般式で表されるブロック構造)のいずれであってもよい。中でも、長期高温にさらされた後の機械強度に一層優れる観点から、三型の線状ブロック共重合体が好ましく、ポリスチレン−ポリ(エチレン・ブチレン)−ポリスチレン構造で構成される三型の線状のブロック共重合体である。
A−(B−A)n
A−(B−A)n−B
B−(A−B)n+1
A−B
(上記一般式において、Aは芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットを主体とする重合体ブロックであり、Bは共役ジエン化合物又は水添共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットを主体とする重合体ブロックを表す。AブロックとBブロックとの境界は必ずしも明瞭に区別される必要はない。nは1以上の整数、一般的には1〜5である。)のいずれかで表される線状ブロック共重合体、又は以下の一般式
〔(A−B)k〕m+2−X
〔(A−B)k−A〕m+2−X
〔(B−A)k〕m+2−X
〔(B−A)k−B〕m+2−X
(上記一般式において、Aは芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットを主体とする重合体ブロックであり、Bは共役ジエン化合物又は水添共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットを主体とする重合体ブロックを表す。k及びmは1以上の整数、一般的には1〜5である。Xは例えば四塩化ケイ素、四塩化スズ、エポキシ化大豆油などのポリエポキサイド、ポリハロゲン化炭化水素、カルボン酸エステル、多塩基酸エステル、多塩基酸無水物、多官能イソシアネート、多官能アルデヒド、多官能ケトン、ポリビニル芳香族化合物等のカップリング剤の残基又は多官能有機リチウム化合物等の開始剤の残基を示す。)のいずれかで表される分岐状ブロック共重合体等も挙げられる。
尚、上記一般式において、芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットを主体とする重合体ブロックとは、重合体ブロック全量100質量%に対して芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットを90質量%以上含有する芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物若しくは水添共役ジエン化合物との共重合体ブロック、及び/又は芳香族ビニル化合物の単独重合体ブロックを示す。また、共役ジエン化合物又は水添共役ジエンに由来するモノマーユニットを主体とする重合体ブロックとは、重合体ブロック全量100質量%に対して共役ジエン化合物又は水添共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットを50質量%越含有する共役ジエン化合物又は水添共役ジエンと芳香族ビニル化合物との共重合体ブロック、及び/又は共役ジエン化合物若しくは水添共役ジエン化合物の重合体ブロックを示す。
これらは1種のみならず2種以上混合使用してもよい。
これらは1種のみならず2種以上混合使用してもよい。
水添反応に使用される触媒としては、(1)Ni、Pt、Pd、Ru等の金属をカーボン、シリカ、アルミナ、ケイソウ土等の担体に担持させた担持型不均一系触媒、(2)Ni、Co、Fe、Cr等の有機塩又はアセチルアセトン塩と有機Al等の還元剤とを用いるいわゆるチーグラー型触媒、又はRu、Rh等の有機金属化合物等のいわゆる有機錯触媒等の均一触媒、等が知られている。具体的な方法としては特公昭42−8704号公報、特公昭43−6636号公報に記載された方法、好ましくは特公昭63−4841号公報及び特公昭63−5401号公報に記載された方法により、不活性触媒中で、水素添加触媒の存在下に水素添加して水添重合体溶液を得ることができる。
なお、水添率は核磁気共鳴装置等により測定できる。
上記(C2)成分中の結合芳香族ビニル化合物量は、60〜99.9質量%であり、好ましくは60〜85質量%、より好ましくは65〜80質量%である。
上記結合芳香族ビニル化合物量は、紫外分光光度計により測定することができる。
本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物は、さらに酸化防止剤(D)を含んでいてもよい。
酸化防止剤(D)は、一種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
また、他の酸化防止剤として、酸化亜鉛、酸化マグネシウムなどの金属酸化物を上記酸化防止剤と併用して用いることも可能である。
本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物には、成形流動性改良の観点から、長期高温エイジング特性を著しく低下させない範囲において、ゼネラルパーパスポリスチレンや耐衝撃ポリスチレン、AS樹脂等のスチレン系樹脂や、(C)成分以外のスチレン系熱可塑性エラストマー、フェノールテルペン樹脂等を含有することが可能である。
これらの成分の含有量は、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物100質量%に対して、1〜30質量%であることが好ましい。当該含有量は、より好ましくは1〜20質量%、更に好ましくは1〜15質量%の範囲である。十分な添加効果発現の観点から1質量%以上の含有が好ましく、十分な長期高温エイジング特性保持の観点から20質量%以下の含有が好ましい。
上記着色剤の含有量は、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物100質量%に対して、0.01〜8質量%であることが好ましく、より好ましくは0.1〜5質量%、更に好ましくは0.3〜3質量%、特に好ましくは0.4〜2質量%である。十分な着色性の観点から0.01質量%以上であることが好ましく、成形外観保持の観点から、8質量%以下であることが好ましい。
なお、荷重たわみ温度は、後述の実施例に記載の方法により測定することができる。
また、エイジング処理前の引張強度に対するエイジング処理後の引張強度の割合(引張強度保持率)(エイジング処理後の引張強度/エイジング処理前の引張強度×100)が、90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましい。
なお、エイジング処理前の引張強度、エーシング処理後の引張強度は、後述の実施例に記載の方法により測定することができる。
本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物は、上記(A)成分、上記(B)成分等の原材料を、溶融混練の条件を適宜調節して、溶融混練することにより製造することができる。ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物を製造するための上記(A)成分、上記(B)成分及びその他の成分の溶融混練の条件については、樹脂組成物中において、特に制限されるものではないが、本実施形態の所望の効果を十分に発揮し得る樹脂組成物を大量且つ安定的に得るという観点から、スクリュー径25〜90mmの二軸押出機を用いることが好適である。一例として、TEM58SS二軸押出機(東芝機械社製、バレル数13、スクリュー径58mm、L/D=53);ニーディングディスクL:2個、ニーディングディスクR:14個、及びニーディングディスクN:2個を有するスクリューパターン)を用いた場合に、シリンダー温度270〜330℃、スクリュー回転数150〜700rpm、押出レート150〜600kg/h、及びベント真空度11.0〜1.0kPaの条件で溶融混練する方法が挙げられる。
本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物からなる成形品は、本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物を成形することにより得ることができる。
上記成形品は、本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物を含むことが好ましく、本実施形態のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物のみからなることがより好ましい。
1.メルトフローインデックス
実施例3〜8及び比較例3〜6で得られた樹脂組成物のペレットを90℃の熱風乾燥機内で3時間乾燥後、ISO1133に準拠し、設定温度280℃、荷重5kgの条件でメルトフローインデックス(g/10min)を測定した。
実施例1〜8及び比較例1〜6で得られた樹脂組成物のペレットを、100℃の熱風乾燥機中で3時間乾燥した後、ISO物性試験片金型を備え付けた射出成形機(IS−80EPN、東芝機械社製)により、シリンダー温度320℃、金型温度90℃、射出圧力50MPa(ゲージ圧)、射出速度200mm/sec、射出時間/冷却時間=20sec/20secに設定し、ISO3167、多目的試験片A型のダンベル成形片(エイジング引張試験用)を成形した。更に、得られた多目的試験片A型のダンベル成形片を切断して、80mm×10mm×4mmの成形片(DTUL測定試験用)を作製した。
上記で得られたDTUL測定用試験片を用いて、ISO75に準拠し、フラットワイズ法、0.45MPaで荷重たわみ温度(DTUL)(℃)を測定した。
上記で得られた多目的試験片A型のダンベル成形片5本をエイジング前の試料(ブランク、0hr)とした。また、別に、5本を150℃に設定した熱風オーブン中に入れて、3000時間経過した後に取り出して、いずれも温度23℃、湿度50%の環境下で24時間放置し、3000時間エイジング後の試験片とした。ISO527に準拠し、各試験片の引張強度(MPa)を測定した。
評価基準としては、ブランクの測定値に対して、3000時間エイジング後における測定値の低下の度合が小さいほど、エイジング特性に優れていると判定した。特に3000時間後の引張強度保持率が90%以上の場合に本実施形態の樹脂組成物として望ましく、95%以上の場合、特に望ましいと判定した。
<ポリフェニレンエーテル(A)>
(A−1)
還元粘度0.38dL/g(0.5g/dLクロロホルム溶液、30℃、ウベローデ型粘度計で測定)、数平均分子量15300、100ユニットあたりの末端OH基:0.72個、100ユニットあたりのN,N−ジブチルアミノメチル基:0.43個のポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)粉体(PPE−1)を溶液重合により作製した。
上記の粉体を99.5質量部と、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイド(株式会社三光製)0.5質量部とをタンブラーミキサーで混合し、この粉体混合物をTEM58SS二軸押出機(東芝機械社製、バレル数13、スクリュー径58mm、L/D=53;ニーディングディスクL:2個、ニーディングディスクR:14個、及びニーディングディスクN:2個を有するスクリューパターン)の最上流部(トップフィード)から供給して、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数400rpm、押出レート400kg/hr、ベント真空度7.998kPa(60Torr)の条件で溶融混練してペレット(A−1)を得た(以下、「A−1」ということもある)。
この(A−1)をクロロホルムに溶解した後、メタノールで再沈し、ポリフェニレンエーテル成分を抽出した。その後、60℃で4時間真空乾燥しポリフェニレンエーテルのパウダーを得た。
得られたポリフェニレンエーテルパウダーは、31P−NMR(single plus法)及び1H−NMRにて同定することができ、キャッピング化合物の付加量は、1H−NMRの2.8〜3.6ppmに現れるピークの積分値を、ポリフェニレンエーテルの芳香環由来である6.0〜7.0ppmのピークの積分値で割ることにより得られ、ポリフェニレンエーテル鎖中のモノマー100ユニットあたり、下記の化学式(7)、(8)の構造を合わせて0.13個含むことを確認した。
31P−NMR 測定条件
装置 :JEOL RESONANCE ECS400
観測核 :31P
観測周波数 :161.8MHz
パルス幅 :45°
待ち時間 :5秒
積算回数 :10,000回
溶媒 :CDCl3
試料濃度 :20w/v%
化学シフト基準:85%リン酸水溶液(外部基準)0ppm
装置 :JEOL―ECA500
観測核 :1H
観測周波数 :500.16MHz
測定法 :Single−Plus
パルス幅 :7μsec
待ち時間 :5秒
積算回数 :512回
溶媒 :CDCl3
試料濃度 :5w%
化学シフト基準:TMS 0.00ppm
上記の(PPE−1)を99.0質量部と、ホスホン酸ジオクチル(城北化学製)1.0質量部とをタンブラーミキサーで混合し、この粉体混合物をTEM58SS二軸押出機(東芝機械社製、バレル数13、スクリュー径58mm、L/D=53;ニーディングディスクL:2個、ニーディングディスクR:14個、及びニーディングディスクN:2個を有するスクリューパターン)の最上流部(トップフィード)から供給して、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数400rpm、押出レート400kg/hr、ベント真空度7.998kPa(60Torr)の条件で溶融混練してペレット(A−2)を得た(以下、「A−2」ということもある)。
この(A−2)をクロロホルムに溶解した後、メタノールで再沈し、ポリフェニレンエーテル成分を抽出した。その後、60℃で4時間真空乾燥しポリフェニレンエーテルのパウダーを得た。
得られたポリフェニレンエーテルパウダーは、31P−NMR(single plus法)及び1H−NMRで同定することができ、キャッピング化合物の付加量は、1H−NMRの2.8〜3.6ppmに現れるピークの積分値を、ポリフェニレンエーテルの芳香環由来である6.0〜7.0ppmのピークの積分値で割ることにより得られ、ポリフェニレンエーテルのモノマー100ユニットあたり、化学式(9)、(10)の構造を合わせて0.25個含むことを確認した。
(B−1)
ビスフェノールAビスジフェニルホスフェート(常温(23℃)で液体性状。商品名:CR741〔登録商標〕、大八化学社製)(以下、「B−1」ということもある)を用いた。
(B−2)
下記の化学式(11)で表される化合物(常温(23℃)で固体性状。商品名:PX−200〔登録商標〕、大八化学社製)(以下、「B−2」ということもある)を用いた。
(C−1)
結合スチレン量98質量%の、三型タイプのポリスチレンブロック−ポリブタジエンブロック−ポリスチレンブロックのブロック共重合体(C−1)(以下、「C−1」ということもある)を用いた。ISO1133に準拠し、温度200℃、荷重5kgの条件でメルトフローインデックスを測定したところ、9.1g/10minであった。
(C−2)
結合スチレン量65質量%で、ポリブタジエンブロック部分の水素添加率が98%の、四型タイプのポリスチレンブロック−水添ポリブタジエンブロック−ポリスチレンブロック−水添ポリブタジエンブロックの水添ブロック共重合体(C−2)(以下、「C−2」ということもある)を用いた。ISO1133に準拠し、温度200℃、荷重5kgの条件でメルトフローインデックスを測定したところ、8.3g/10minであった。
(D−1)
リン系酸化防止剤(化学名:3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5,5]ウンデカン、アデカ社製、商品名:アデカスタブPEP−36〔登録商標〕)(以下、「D−1」ということもある)を用いた。
(GPPS)
ISO1133に準拠し、温度200℃、荷重5kgで測定したメルトフローインデックスが8.3g/10minのゼネラルパーパスポリスチレン(以下、「GPPS」ということもある)を用いた。
(HIPS)
ペトロケミカルズ社製の耐衝撃ポリスチレン、CT60(以下、「HIPS」ということもある)を用いた。
(A−1)100質量部からなる樹脂組成物を作製した。物性評価結果を下記表1に示す。
上記(A−1)の作製に用いた、還元粘度0.38dL/g(0.5g/dLクロロホルム溶液、30℃、ウベローデ型粘度計で測定)、数平均分子量15300、100ユニットあたりの末端OH基:0.72個、100ユニットあたりのN,N−ジブチルアミノメチル基:0.43個のポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)粉体(PPE−1)99質量部と(B−1)1質量部とを、TEM58SS二軸押出機(東芝機械社製、バレル数13、スクリュー径58mm、L/D=53;ニーディングディスクL:2個、ニーディングディスクR:14個、及びニーディングディスクN:2個を有するスクリューパターン)の最上流部(トップフィード)から供給して、シリンダー温度300℃、スクリュー回転数400rpm、押出レート400kg/hr、ベント真空度7.998kPa(60Torr)の条件で溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
(A−1)99質量部と(B−1)1質量部とを、比較例2に記載の二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給して、比較例2と同様の条件で溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
上記(B−1)を(B−2)に置き換えた以外は、実施例1と同様の条件で樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
上記(A−1)98質量部、(B−2)2質量部に組成を変えた以外は、実施例2と同様の条件で樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
(A−1)82質量部と、(GPPS)10質量部と、(HIPS)8質量部とを、比較例2に記載の二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給して、比較例2と同様の条件で溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
(A−1)82質量部と、(C−1)10質量部と、(C−2)8質量部とを、比較例2に記載の二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給して、比較例2と同様の条件で溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
(A−1)86.5質量部と、(B−2)3.5質量部と、(C−1)5質量部と、(C−2)5質量部とを、比較例2に記載の二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給して、比較例2と同様の条件で溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
上記(C−1)5質量部の内の0.5質量部を(D−1)に置き換えた以外は、実施例4と同様の条件で樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
上記(A−1)を(A−2)に置き換えた以外は、実施例5と同様の条件で樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
上記(A−2)を(PPE−1)に置き換えた以外は、実施例6と同様の条件で樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
(A−1)67.5質量部と、(B−2)5質量部と、(C−1)20質量部と、(D−1)0.5質量部と、(GPPS)7質量部とを、比較例2に記載の二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給して、比較例2と同様の条件で溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
上記(C−1)を(C−2)に置き換えた以外は、実施例7と同様の条件で樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
(A−1)65質量部と、(C−1)20質量部と、(D−1)0.5質量部と、(GPPS)14.5質量部とを、比較例2に記載の二軸押出機の最上流部(トップフィード)から供給して、比較例2と同様の条件で溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の物性評価結果を下記表1に示す。
一方、実施例1〜8の樹脂組成物は、エイジング後の引張強度が良好であった。
Claims (10)
- 前記(A)成分が、ポリフェニレンエーテルを構成するモノマーユニット100個あたりの前記化学式(1)及び(2)で表される構造のモノマーユニットの合計数が0.05〜10個のポリフェニレンエーテルである、請求項1に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
- 更に、芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットと共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットとを含み結合芳香族ビニル化合物化合物量が60〜99.9質量%であるブロック共重合体(C1)、及び芳香族ビニル化合物に由来するモノマーユニットと水添共役ジエン化合物に由来するモノマーユニットとを含み結合芳香族ビニル化合物量が60〜99.9質量%であるブロック共重合体(C2)からなる群から選ばれる少なくとも一種のブロック共重合体(C)を含有する、請求項1又は2に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
- 前記ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物100質量%中、前記(C)成分を0.5〜30質量%含有する、請求項3に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
- 前記ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物100質量%中、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計質量が80質量%以上である、請求項3又は4に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
- 更に、前記ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物100質量%中、酸化防止剤(D)を0.005〜5質量%含有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
- 前記(B)成分が、ビスフェノールAビスジフェニルホスフェートを含有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂組成物からなる成形品。
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