JP2019123595A - 印刷装置 - Google Patents

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朋紀 甘利
Tomonori Amari
朋紀 甘利
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Abstract

【課題】メディアの繰出し時及び巻戻し時において、メディアに適切な張力を付与しつつ、安価な構成にできる印刷装置を提供する。【解決手段】メディアMが巻回された繰出ローラ21と、メディアMに印刷を施す印刷部14と、印刷中に繰出ローラ21からメディアMを繰り出す搬送ローラ41と、繰出ローラ21から搬送ローラ41までのメディアMに付与される張力を調整する張力調整部25とを備え、張力調整部25は、ステッピングモータ22と、ステッピングモータ22の駆動力を繰出ローラ21に伝達する動力伝達機構23とを有し、印刷開始前に、メディアMを巻き戻す方向に繰出ローラ21を回転させたときに、繰出ローラ21から搬送ローラ41までのメディアMにかかる張力は、印刷部による印刷中に、メディアMを繰り出す方向に繰出ローラ21が回転するときに、繰出ローラ21から搬送ローラ41までのメディアMにかかる張力よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、巻回されたメディアを繰り出す印刷装置に関するものである。
従来、巻回されたメディアを繰り出す印刷装置として、ロール媒体を牽引することにより繰り出す給紙装置を備える画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この給紙装置は、駆動源からロール媒体の巻芯軸へ回転力を伝達する回転力伝達機構を備えており、回転力伝達機構は、一方向クラッチと、トルク発生方向へのトルク伝達制御可能な滑り回転手段とを有している。回転力伝達機構は、ロール媒体を巻き戻すときに、駆動源を逆回転させる一方で、ロール媒体を繰り出すときに、滑り回転手段のトルク伝達制御を変化させることで、バックテンションの強さを変更している。
特許第5884346号公報
ところで、特許文献1では、ロール媒体の繰り出し時において、トルクを変化させることで、バックテンションの強さを変更している。一方で、特許文献1では、ロール媒体の巻き戻し時において、トルク伝達制御を実行していない。このような場合、駆動源を逆回転させて、ロール媒体を巻き戻すと、ロール媒体の巻き戻しの負荷が大きいときに、駆動源に大きな負荷が加わったり、ロール媒体に過剰な張力が付与されたりしてしまう。例えば、駆動源として、ステッピングモータを用いる場合には、ステッピングモータに加わる負荷(トルク)が過剰となることで、ステッピングモータが脱調する可能性がある。また、ロール媒体に過剰な張力が付与されると、印刷開始時においてロール媒体を繰り出す際に、ロール媒体の張力が適切な張力となっていないことから、ロール媒体を適切に搬送することができず、ロール媒体への印刷が不良となる可能性がある。
過剰なトルクに対してモータを好適に作動させるためには、例えば、トルクを調整可能なモータを使用すればよい。しかしながら、トルクを調整可能なモータは高価であることから、装置コストの低減を図ることが困難となる。
また、過剰なトルクに対してモータを好適に作動させるためには、例えば、モータと繰出ローラとの間にトルクリミッタを設け、トルクリミッタとして、トルクのレンジが広いトルクリミッタ、またはトルク制御が可能なトルクリミッタを使用すればよい。しかしながら、この場合においても、レンジが広いトルクリミッタ、トルク制御が可能なトルクリミッタは高価であることから、装置コストの低減を図ることが困難となる。
そこで、本発明は、メディアの繰出し時及び巻戻し時において、メディアに適切な張力を付与しつつ、安価な構成とすることができる印刷装置を提供することを課題とする。
本発明の印刷装置は、メディアが巻回された繰出ローラと、前記繰出ローラから繰り出された前記メディアに印刷を施す印刷部と、前記印刷部による印刷中に、前記繰出ローラから前記メディアを繰り出すメディア繰出部と、前記繰出ローラから前記メディア繰出部までの前記メディアに付与される張力を調整する張力調整部と、を備え、前記張力調整部は、駆動源と、前記駆動源の駆動力を前記繰出ローラに伝達して回転させる伝達部と、を有し、前記印刷部による印刷を開始する前に、前記駆動源を駆動させ、前記伝達部を介して前記メディアを巻き戻す方向に前記繰出ローラを回転させることによって、前記繰出ローラから前記メディア繰出部までの前記メディアに付与される張力を、前記印刷部による印刷中に、前記繰出ローラから前記メディア繰出部までの前記メディアに付与される張力より大きくしたことを特徴とする。
この構成によれば、印刷部による印刷の開始前においては、駆動源を駆動させ、メディアを巻き戻す方向に繰出ローラを回転させ、印刷部による印刷中においては、メディアを繰り出す方向に繰出ローラを回転させる。このとき、巻き戻す方向において繰出ローラからメディア繰出部までのメディアの張力は、繰り出す方向において繰出ローラからメディア繰出部までのメディアの張力よりも大きいことから、張力調整部により印刷開始前のメディアと印刷中のメディアとに張力を付与することができる。このため、印刷部による印刷開始前において、繰出ローラは、メディアに張力が付与された状態でメディアを巻き戻すことができ、また、印刷部による印刷中において、メディア繰出部は、メディアに張力が付与された状態で、繰出ローラからメディアを繰り出すことができる。以上により、トルクを調整可能な高価なモータ、及びトルクのレンジが広い高価なトルクリミッタ等を用いることなく、安価な構成で、メディアの繰出し時及び巻戻し時において、メディアに付与する張力を適切なものにできる。このため、メディアを適切に搬送することができ、メディアに対して印刷を好適に施すことができる。なお、伝達部は、駆動源と一体化した駆動源自身として適用してもよいし、繰出ローラと一体化した繰出ローラとして適用してもよく、特に限定されない。
また、前記張力調整部は、前記印刷部による印刷中に、前記駆動源の駆動トルクを低下させるか、前記伝達部に設けられる前記駆動源の駆動トルクを継断するクラッチを断状態とし、前記駆動源の駆動トルクを遮断することが好ましい。
この構成によれば、印刷開始前のメディアの張力を、印刷中のメディアの張力よりも大きくすることができる。つまり、駆動源の駆動トルクを低下させる場合には、例えば、駆動源への供給電力を低下させたり、駆動源への給電を遮断(off)したり、伝達部にトルクリミッタを設けてトルクリミッタの遮断トルクが駆動トルクよりも小さくなるように設定したりする。また、駆動源の駆動トルクを遮断する場合には、例えば、クラッチを設けて駆動源の駆動力の伝達を遮断する。
また、前記張力調整部は、前記駆動源の駆動トルクより小さいトルクにより継断可能に設定されたトルクリミッタを有し、前記印刷部による印刷を開始する前は、前記トルクリミッタによって前記張力を調整することが好ましい。
この構成によれば、トルクリミッタのトルクを適切なトルクとすることで、印刷開始前に、メディアを巻き戻すときのメディアの張力を適切な張力に調整することができる。
また、前記伝達部は、前記クラッチを断状態としたときに、前記繰出ローラに回転抵抗を付与する回転抵抗付与機構を有し、当該回転抵抗付与機構は、前記トルクリミッタより小さいトルクに設定されていることが好ましい。
この構成によれば、印刷部による印刷中において、クラッチを断状態としたときに、回転抵抗付与機構により繰出ローラに、トルクリミッタより小さいトルクとなる回転抵抗を付与することができる。このため、メディアを繰り出すときのメディアに対して、適切な張力を付与することができる。なお、回転抵抗付与機構としては、例えば、オイルダンパーを適用することが可能である。オイルダンパは、摺動摩擦等の物理的な接触によるダンパ作用ではなく、内部に設けられるインペラを回転させたときのオイルの粘性抵抗によるダンパ作用である。
また、前記張力調整部は、前記駆動源の駆動トルクより小さいトルクにより継断可能に設定されたトルクリミッタを有し、前記メディア繰出部は、前記印刷部による印刷を開始する前において、前記メディアを所定の保持トルクで保持しており、前記トルクリミッタのトルクは、前記メディア繰出部の前記保持トルクよりも小さいトルクに設定されていることが好ましい。
この構成によれば、トルクリミッタのトルクが、メディア繰出部の保持トルクよりも小さいことから、メディアの巻戻し時において、メディア繰出部がメディアを保持した状態で、繰出ロールが巻戻し方向(巻き戻す方向)に回転する。このとき、印刷部の印刷開始前におけるメディアの巻戻し時において、トルクリミッタのトルクを調整することにより、メディア繰出部から繰出ローラまでのメディアに付与される張力を好適に調整できるため、メディア繰出部から繰出ローラまでのメディアに対して、張力を好適に付与することができる。
また、前記トルクリミッタは、前記駆動源から前記繰出ローラへの駆動力の伝達方向において、前記伝達部に設けられる前記駆動源の駆動トルクを継断するクラッチの上流側に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、クラッチが継状態となることで、駆動源から繰出ローラへの動力伝達経路が接続されると共に、トルクリミッタが機能する状態とすることができる。このため、メディアの巻戻し時において、クラッチを継状態とすることにより、メディアへ張力を好適に付与することができる。一方で、クラッチが断状態となることで、駆動源から繰出ローラへの動力伝達経路が遮断されると共に、動力伝達方向において、クラッチの上流側に位置するトルクリミッタが機能しない状態とすることができる。このため、メディアの繰出し時において、クラッチを断状態とすることにより、駆動トルクの影響なく、メディアへ張力を好適に付与することができる。
また、繰り出された前記メディアを巻き取る巻取ローラを、さらに備え、前記メディア繰出部は、前記繰出ローラと前記巻取ローラとの間に配置されており、前記巻取ローラは、前記メディア繰出部との間の前記メディアに付与される張力が一定となるように前記メディアを巻き取ることが好ましい。
この構成によれば、印刷部による印刷中において、メディア繰出部から巻取ローラまでのメディアに対して、巻取ローラによりメディアに張力が付与された状態でメディアを巻き取ることができる。
本発明に係る繰出ユニット及び印刷装置は、メディアの繰出し時及び巻戻し時において、メディアを好適に搬送しつつ、安価な構成とすることができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る印刷装置を示す側面図である。 図2は、本実施形態に係る繰出ユニットの外観を示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係る繰出ユニットの断面図である。 図4は、本実施形態に係る印刷装置の制御に関するブロック図である。 図5は、本実施形態に係る印刷装置の巻戻モードの制御動作を示すフローチャートである。 図6は、本実施形態に係る印刷装置の繰出モードの制御動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[本実施形態]
本実施形態に係る印刷装置1は、繰出ユニット12から繰り出されたメディアMに対して、印刷部14により印刷を行い、印刷後のメディアMが巻取ユニット13により巻き取られるロール・ツー・ロール方式の印刷装置である。メディアMは、長手方向に延在するシート状に形成され、ロール状に巻回されている。そして、ロール状のメディアMが、繰出ユニット12に設けられる繰出ローラ21に装着されている。ここで、メディアMは、印刷可能なものであれば、いずれの材料を用いてもよく、例えば、紙、フィルムまたは布等が適用される。
図1は、本実施形態に係る印刷装置を示す側面図である。図2は、本実施形態に係る繰出ユニットの外観を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係る繰出ユニットの断面図である。図4は、本実施形態に係る印刷装置の制御に関するブロック図である。図5は、本実施形態に係る印刷装置の巻戻モードの制御動作を示すフローチャートである。図6は、本実施形態に係る印刷装置の繰出モードの制御動作を示すフローチャートである。
図1及び図4に示すように、印刷装置1は、装置フレーム11と、繰出ユニット12と、巻取ユニット13と、印刷部14と、搬送部(メディア繰出部)15と、制御部16とを備えている。この印刷装置1は、繰出ユニット12から巻取ユニット13へ向けてメディアMを繰り出したり、巻取ユニット13から繰出ユニット12へ向けてメディアMを巻き戻したりすることが可能な構成となっている。
装置フレーム11は、各ユニット12,13及び各部14,15,16を搭載しており、装置フレーム11の後方側(図1の右側)に、繰出ユニット12を搭載し、装置フレーム11の前方側(図1の左側)に、巻取ユニット13を搭載している。このため、メディアMは、装置フレーム11の後方側から前方側に向かって搬送される。
繰出ユニット12は、詳細は後述するが、繰出ローラ21を有しており、この繰出ローラ21にロール状のメディアMが装着される。繰出ローラ21は、メディアMの繰り出し時において、従動ローラとして機能しており、後述する搬送部15によりメディアMが牽引されることで、繰出し方向(正回転方向)に連れ回りする。一方で、繰出ローラ21は、メディアMの巻戻し時において、駆動ローラとして機能しており、巻戻し方向(逆回転方向)に回転することでメディアMを巻回する。
巻取ユニット13は、巻取ローラ31と巻取側駆動モータ32とを有しており、この巻取ローラ31に印刷後のメディアMが巻回される。巻取ローラ31は、メディアMの繰り出し時において、巻取側駆動モータ32を駆動源とする駆動ローラとして機能しており、繰出し方向(正回転方向)に回転することで、印刷後のメディアMを巻き取っている。巻取側駆動モータ32は、ステッピングモータが適用されている。この巻取側駆動モータ32は、制御部16に電気的に接続されており、制御部16において生成した駆動パルスに基づいて、所定のトルクで回転駆動するモータとなっている。巻取側駆動モータ32は、メディアMの繰り出し時において作動する一方で、メディアMの巻戻し時において作動停止する。
印刷部14は、メディアMの搬送方向において、繰出ローラ21と巻取ローラ31との間に設けられている。印刷部14は、いわゆるインクジェット方式により印刷を行うものとなっており、インクジェットヘッドからインクを吐出して、メディアMに画像を形成する。印刷部14は、メディアMを案内する図示しない案内ガイドを有しており、案内ガイドは、繰出ローラ21と巻取ローラ31との間に架け渡されたメディアMを、搬送方向に沿って案内している。
搬送部15は、繰出ユニット12から繰り出されるメディアMを、巻取ユニット13へ向けて搬送する搬送ローラ41と、搬送ローラ41に対向して設けられるピンチローラ42とを有している。搬送ローラ41及びピンチローラ42は、メディアMの搬送方向において、繰出ユニット12と印刷部14との間に設けられている。搬送ローラ41は、駆動ローラであり、ピンチローラ42は、従動ローラであり、メディアMを所定の搬送速度で搬送している。搬送ローラ41は、メディアMの繰り出し時において、繰出し方向に正回転する所定の搬送トルクで、メディアMを繰出ユニット12から巻取ユニット13へ搬送する。一方で、搬送ローラ41は、メディアMの巻戻し時において回転不能となっており、対向して設けられるピンチローラ42と共にメディアMを所定の保持トルクで保持している。
制御部16は、印刷装置1の各ユニット12,13及び各部14,15,16に電気的に接続され、これらを制御している。制御部16は、印刷部14による印刷中においてメディアMを繰り出す繰出モードと、印刷部14による印刷を開始する前においてメディアMを巻き戻す巻戻モードとを選択可能に実行する。具体的に、制御部16は、繰出ユニット12の繰出ローラ21を、繰出モード時において、正回転する従動ローラとして機能するように制御する一方で、巻戻モード時において、逆回転する駆動ローラとして機能するように制御する。また、制御部16は、巻取ユニット13の巻取ローラ31を、繰出モード時において、正回転する駆動ローラとして機能するように制御する。
制御部16は、繰出モード時において、印刷部14によりメディアMに対して印刷を行うように制御する。つまり、繰出モードは、印刷部14が印刷する印刷モードの実行時に実行される。一方で、制御部16は、巻戻モード時において、印刷部14によるメディアMへの印刷を行わないように制御する。つまり、巻戻モードは、印刷部14が印刷の準備を行う印刷準備モードの実行時に実行される。また、制御部16は、繰出モード時において、搬送部15の搬送ローラ41によりメディアMを繰出ユニット12から巻取ユニット13へ搬送するように制御する。一方で、制御部16は、巻戻モード時において、搬送部15の搬送ローラ41によりメディアMを巻取ユニット13から繰出ユニット12へ搬送するように制御する。
次に、図2及び図3を参照して、繰出ユニット12について説明する。繰出ユニット12は、ユニットフレーム20と、繰出ローラ21と、張力調整部25とを有している。
ユニットフレーム20は、繰出ユニット12を構成する各種部品を搭載しており、一方側(図2及び図3の右側)に繰出ローラ21及び回転抵抗付与機構24が配置され、他方側(図2及び図3の左側)に繰出側駆動モータ22及び動力伝達機構23が配置されている。
繰出ローラ21は、回転軸51と、ローラ本体52と、繰出ギア53とを含んで構成されている。回転軸51は、ユニットフレーム20の一方側から他方側に亘って、ユニットフレーム20を貫通して配置されている。ローラ本体52は、回転軸51の一方側に配置され、回転軸51に固定される。繰出ギア53は、ローラ本体52とユニットフレーム20との間の回転軸に固定して設けられ、後述する回転抵抗付与機構24の抵抗ギア62が噛合する。
張力調整部25は、繰出ローラ21から搬送ローラ41までのメディアMに付与される張力を調整する。張力調整部25は、繰出側駆動モータ(駆動源)22と、動力伝達機構(伝達部)23と、回転抵抗付与機構24とを有している。
繰出側駆動モータ22は、ステッピングモータ(以下、ステッピングモータ22とも記載する)が適用されている。このステッピングモータ22は、エンコーダ等を搭載しておらず、また、出力トルクのコントロールが不十分な、安価なモータとなっている。ステッピングモータ22は、制御部16に電気的に接続されており、制御部16において生成した駆動パルスに基づいて、所定の駆動トルクで回転駆動するモータとなっている。ステッピングモータ22は、モータ本体58と、駆動軸60と、駆動ギア59とを含んで構成されている。モータ本体58は、ユニットフレーム20の他方側に固定され、駆動軸60は、繰出ローラ21の回転軸51と平行に設けられると共に、モータ本体58の他方側から突出して配置されている。駆動ギア59は、駆動軸60の他方側に設けられ、動力伝達機構23に接続される。
動力伝達機構23は、ステッピングモータ22の動力を繰出ローラ21に伝達している。このため、動力伝達機構2の動力伝達方向は、ステッピングモータ22から繰出ローラ21へ向かう方向となっている。なお、動力伝達機構23は、ステッピングモータ22と一体化した構成、つまり、ステッピングモータ22自体であってもよいし、繰出ローラ21と一体化した構成、つまり、繰出ローラ21自体であってもよく、特に限定されない。この動力伝達機構23は、減速ギア列55と、トルクリミッタ56と、クラッチ57とを含んで構成されている。
減速ギア列55は、ステッピングモータ22の駆動ギア59に噛合する第1減速ギア55aと、動力伝達方向において第1減速ギア55aの下流側に設けられる第2減速ギア55bと、含んでいる。第1減速ギア55aは、ステッピングモータ22の動力を、クラッチ57を介して第2減速ギア55bに伝達する。第2減速ギア55bは、繰出ローラ21の回転軸51の他方側に固定され、伝達される動力により回転することで、回転軸51を介してローラ本体52を回転させる。
トルクリミッタ56は、第1減速ギア55aの回転軸71と同軸上に設けられており、第1減速ギア55aの他方側に配置されている。トルクリミッタ56は、回転軸71に発生するトルクが、予め設定された遮断トルクよりも大きくなると、ステッピングモータ22から繰出ローラ21への動力の伝達を遮断する。つまり、トルクリミッタ56の遮断トルクは、ステッピングモータ22の駆動トルクよりも小さいトルクとなっており、ステッピングモータ22に過負荷が与えられる場合であっても、ステッピングモータ22が脱調する前に、動力の伝達が遮断される。また、トルクリミッタ56の遮断トルクは、搬送ローラ41の保持トルクよりも小さいものとなっている。このため、メディアMを巻き戻す際、搬送ローラ41がメディアMを保持した状態で、繰出ロール21が巻戻し方向(巻き戻す方向)に回転することで、搬送ローラ41から繰出ロール21までのメディアMに対して張力が付与される。このトルクリミッタ56の遮断トルクは、調整可能となっており、遮断トルクを調整することで、メディアMに付与される張力を調整することができる。なお、トルクリミッタ56は、安価なものであってよく、例えば、すべり摩擦を利用したばね式のものを用いてもよい。
クラッチ57は、電磁クラッチが適用されている。クラッチ57は、動力伝達方向において、第1減速ギア55aと第2減速ギア55bとの間に設けられている。このため、クラッチ57は、動力伝達方向において、トルクリミッタ56の下流側に位置しており、換言すれば、トルクリミッタ56は、動力伝達方向において、クラッチ57の上流側に位置している。また、クラッチ57は、第1減速ギア55aの回転軸71と同軸上に設けられており、第1減速ギア55aの一方側に配置されている。つまり、クラッチ57は、ユニットフレーム20と第1減速ギア55aとの間に配置されている。クラッチ57は、制御部16に電気的に接続されており、電圧が印加される(オン制御される)ことで接続状態(継状態)となり、第1減速ギア55aから第2減速ギア55bへ動力が伝達される。一方で、クラッチ57は、電圧が印加されない(オフ制御される)ことで非接続状態(断状態)となり、第1減速ギア55aから第2減速ギア55bへの動力の伝達が遮断される。
回転抵抗付与機構24は、内部に設けられるインペラに対してオイルの粘性抵抗によりダンパ作用する回転式のオイルダンパが適用されており、繰出ローラ21に回転抵抗を付与するものである。回転抵抗付与機構24は、ユニットフレーム20の一方側、つまり、繰出ローラ21側に設けられている。回転抵抗付与機構24は、抵抗ギア62を含んで構成されている。抵抗ギア62は、繰出ローラ21の繰出ギア53に噛合するように設けられている。このため、回転抵抗付与機構24は、繰出ローラ21が正回転または逆回転をする場合であっても、回転抵抗を付与する。なお、回転抵抗付与機構24による回転抵抗の抵抗トルクは、トルクリミッタ56の動力遮断となる上限の遮断トルクよりも小さいものとなっている。
次に、図5及び図6を参照して、上記の繰出ユニット12を備える印刷装置1の一例の制御動作について説明する。図5は、繰出ユニット12の巻戻モードにおける制御動作のフローを示しており、図6は、繰出ユニット12の繰出モードにおける制御動作のフローを示している。
印刷装置1は、印刷部14が印刷を行う前において、メディアMの巻き戻しを実行している。図5に示すように、印刷装置1の制御部16は、メディアMの巻戻モードを実行する(ステップS11)。すると、制御部16は、巻取ユニット13の巻取側駆動モータ32の作動を停止させる(ステップS12)。
続いて、制御部16は、クラッチ57に電圧を印加して接続状態とする(ステップS13)。クラッチ57が接続状態となると、ステッピングモータ22から繰出ローラ21への動力の伝達が許容され、また、動力伝達方向において、クラッチ57の上流側に位置するトルクリミッタ56が機能する。そして、制御部16は、ステッピングモータ(繰出側駆動モータ)22を作動させる(ステップS14)ことで、繰出ローラ21を、逆回転する駆動ローラとして機能させる。このとき、制御部16は、ステッピングモータ22の作動と共に、搬送ローラ41においてメディアMを保持する保持トルクを発生させる。なお、繰出ローラ21の繰出ギア53には、回転抵抗付与機構24の抵抗ギア62が噛合しているため、繰出ローラ21に回転抵抗が付与される。この後、制御部16は、巻戻モードの終了を判定し(ステップS15)、巻戻モードを終了しないと判定した場合(ステップS15:No)、ステップS14を継続して実行し、巻戻モードを終了すると判定した場合(ステップS15:Yes)、巻戻モードに係る制御動作を終了する。
以上から、巻戻モードでは、搬送ローラ41においてメディアMを保持した状態において、繰出ローラ21がメディアMの巻戻し方向に逆回転して、メディアMを巻き戻す。このとき、トルクリミッタ56が機能していることから、ステッピングモータ22に過負荷が与えられても、ステッピングモータ22から繰出ローラ21への動力の伝達を遮断できるため、ステッピングモータ22が脱調することなく保護することができる。また、トルクリミッタ56が機能していることから、搬送ローラ41から繰出ローラ21までのメディアMに対して適切な張力を付与することができる。
つまり、巻戻モードにおける、搬送ローラ41の保持トルクと、トルクリミッタ56の遮断トルクと、ステッピングモータ22の駆動トルクとの関係は、「保持トルク<遮断トルク<駆動トルク」となっている。
印刷装置1は、印刷部14が印刷を行う印刷モードの実行時において、メディアMの繰り出しを実行している。図6に示すように、印刷装置1の制御部16は、メディアMの繰出モードを実行する(ステップS21)。すると、制御部16は、繰出ユニット12のステッピングモータ22の作動を停止させる(ステップS22)ことで、繰出ローラ21を、正回転する従動ローラとして機能させる。
続いて、制御部16は、クラッチ57に電圧を印加しないことで非接続状態とする(ステップS23)。クラッチ57が非接続状態となると、ステッピングモータ22から繰出ローラ21への動力の伝達が遮断され、また、動力伝達方向において、クラッチ57の上流側に位置するトルクリミッタ56が機能しないものとなる。そして、制御部16は、巻取側駆動モータ32を作動させる(ステップS24)ことで、巻取ローラ31を、正回転する駆動ローラとして機能させる。このとき、制御部16は、巻取側駆動モータ32の作動と共に、搬送ローラ41を正回転させ、巻取ローラ31と搬送ローラ41との間のメディアMに付与される張力が一定となるように、巻取ローラ31を作動させてメディアMを巻き取る。また、繰出ローラ21の繰出ギア53には、回転抵抗付与機構24の抵抗ギア62が噛合しているため、繰出ローラ21に回転抵抗が付与されることで、繰り出されるメディアMに対してバックテンションが付与される。この後、制御部16は、繰出モードの終了を判定し(ステップS25)、繰出モードを終了しないと判定した場合(ステップS25:No)、ステップS24を継続して実行し、繰出モードを終了すると判定した場合(ステップS25:Yes)、繰出モードに係る制御動作を終了する。
以上から、繰出モードでは、巻取ローラ31がメディアMの繰出し方向に正回転し、また、搬送ローラ41がディアMの繰出し方向に正回転して、メディアMを繰り出すことで、繰出ローラ21が連れ回りする。このとき、トルクリミッタ56が機能しておらず、ステッピングモータ22から繰出ローラ21への動力の伝達が遮断されていることから、ステッピングモータ22からクラッチ57までの動力伝達経路における回転抵抗が付与されず、繰出ローラ21には、回転抵抗付与機構24による回転抵抗が付与される。このため、繰出ローラ21から繰り出されるメディアMには、回転抵抗付与機構24による回転抵抗に基づく適切なバックテンションが付与される。
つまり、繰出モードにおける、搬送ローラ41の搬送トルクと、回転抵抗付与機構24の抵抗トルクとの関係は、「抵抗トルク<搬送トルク」となっている。また、この抵抗トルクは、巻戻モードにおけるステッピングモータ22の駆動トルクよりも小さいものとなっている。
上記のように、巻戻モードにおける各トルクの関係を「保持トルク<遮断トルク<駆動トルク」とし、繰出モードにおける各トルクの関係を「抵抗トルク<搬送トルク」としたときの、巻戻モード時のメディアMの張力は、繰出モード時のメディアMの張力よりも大きくなる。つまり、巻戻モード時において、繰出ローラ21よりも巻戻し方向の上流側(繰出ローラ21と搬送ローラ41との間)のメディアMにかかる張力は、繰出モード時において、繰出ローラ21よりも繰出し方向の下流側(繰出ローラ21と搬送ローラ41との間)のメディアMにかかる張力よりも大きくなる。
以上のように、本実施形態によれば、繰出モード時において、クラッチ57が非接続状態となることで、繰出ローラ21には、回転抵抗付与機構24による回転抵抗のみが付与される。このため、搬送ローラ41によりメディアMを牽引して搬送する場合には、搬送抵抗が大きいことによる搬送ローラ41の空回りの発生を抑制でき、また、メディアMに対して適切なバックテンションを付与することができる。一方で、巻戻モード時において、クラッチが接続状態となることで、繰出ローラ21は、トルクリミッタ56が機能した状態で、メディアMを巻き戻すことができる。これにより、メディアMの巻き戻しの負荷が大きい場合であっても、トルクリミッタ56によってステッピングモータ22に与えられる負荷が制限されるため、ステッピングモータ22は、脱調等の影響が生じることなく、適切に作動することができる。また、トルクリミッタ56が機能することで、搬送ローラ41から繰出ローラ21までのメディアMに対して適切な張力を付与することができる。以上から、トルクを調整可能な高価なモータ、及びトルクのレンジが広い高価なトルクリミッタ等を用いることなく、安価な構成で、繰出モード及び巻戻モードにおけるメディアMに適切な張力を付与しつつ、ステッピングモータ22の作動を好適に行うことができる。このため、メディアMを適切に搬送することができ、メディアMに対して印刷を好適に施すことができる。
また、本実施形態によれば、繰出モード(印刷中)において、クラッチ57を断状態としたときに、回転抵抗付与機構24により繰出ローラ21に、トルクリミッタ57より小さい抵抗トルクとなる回転抵抗を付与することができる。このため、メディアMを繰り出すときのメディアMに対して、適切な張力を付与することができる。なお、回転抵抗付与機構24としてオイルダンパを適用することで、回転抵抗付与機構24を簡易な構成とすることができるため、装置コストの増大を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、繰出ユニット12の駆動源として、ステッピングモータ22を適用することにより、巻戻モードにおいて、駆動パルスに基づくステッピングモータ22の回転量を精度良く制御することができる。
また、本実施形態によれば、クラッチ57として、電磁クラッチを適用することにより、簡易な電圧のオンオフ制御により、クラッチ57の接続状態及び非接続状態の切替を精度よく制御することができる。
また、本実施形態によれば、メディアMの巻戻し時において、搬送ローラ41の保持トルクがステッピングモータ22の駆動トルクよりも小さいことから、搬送ローラ41がメディアMを保持した状態で、繰出ロール21が巻戻し方向に回転する。このため、搬送ローラ41から繰出ローラ21までのメディアMに対して、張力を好適に付与することができる。
また、本実施形態によれば、トルクリミッタ56の遮断トルクを調整することにより、搬送ローラ41から繰出ローラ21までのメディアMに付与される張力を好適に調整することができる。
また、本実施形態によれば、繰出モード(印刷中)において、搬送ローラ41から巻取ローラ31までのメディアMに対して、巻取ローラ31によりメディアMに張力が付与された状態でメディアMを巻き取ることができる。
なお、本実施形態では、繰出モードにおいて、クラッチ57を非接続状態とすることで、駆動源から繰出ローラ21への駆動力の伝達を遮断したが、この構成に限定されない。例えば、印刷部による印刷中(繰出モード時)に、ステッピングモータ22の駆動トルクを低下させる構成であってもよい。なお、繰出モード時におけるステッピングモータ22の駆動トルクは、メディアMを保持するホールディングトルクとも言える。具体的に、ホールディングトルクを低下させる場合には、クラッチ57を設けるパターンと、クラッチ57及びトルクリミッタ56を省くパターンとがある。クラッチ57を設けるパターンでは、トルクリミッタ56が機能していることから、トルクリミッタ56の遮断トルクを小さくすることで、間接的にホールディングトルクを低下させることができる。つまり、繰出モードにおける、搬送ローラ41の搬送トルクと、トルクリミッタ56の遮断トルクと、ステッピングモータ22のホールディングトルクとの関係は、「搬送トルク>遮断トルク<ホールディングトルク」となっている。なお、クラッチ57を設けるパターンにおいて、巻戻モードにおける各トルクの関係は、上記と同様に、「保持トルク<遮断トルク<駆動トルク」となっている。一方で、クラッチ57及びトルクリミッタ56を省くパターンでは、搬送ローラ41とステッピングモータ22との動力伝達機構23がつながっていることから、ステッピングモータ22のホールディングトルクを低下させる。つまり、繰出モードにおける、搬送ローラ41の搬送トルクと、ステッピングモータ22のホールディングトルクとの関係は、「搬送トルク>ホールディングトルク」となっている。このとき、ステッピングモータ22への給電を遮断(off)することで、駆動源から繰出ローラ21へ駆動力を伝達させない構成(すなわち、ホールディングトルクがほぼ0となる構成)であってもよい。また、このホールディングトルクは、巻戻モードにおけるステッピングモータ22の駆動トルクとの関係が、「駆動トルク>ホールディングトルク」となっている。また、クラッチ57及びトルクリミッタ56を省くパターンにおいて、巻戻モードにおける各トルクの関係は、「保持トルク<駆動トルク」となっている。このとき、トルクリミッタ56が省かれており遮断トルクが作用しないことから、ステッピングモータ22が脱調しないように駆動させる必要がある。
また、本実施形態では、繰出モードにおいて、クラッチ57を断状態とすることで、駆動源から繰出ローラ21への駆動力の伝達を遮断しつつ、回転抵抗付与機構24により繰出ローラ21に抵抗トルクを付与したが、ステッピングモータ22のホールディングトルクによりメディアMに対して十分な張力を付与可能であれば、回転抵抗付与機構24を省いてもよい。
また、本実施形態では、メディアMの繰出し時において、搬送ローラ41によりメディアMを牽引して搬送するが、搬送ローラ41を省いた構成であってもよい。この場合、メディアMを牽引して搬送する搬送部として、巻取ローラ31であってもよい。
また、本実施形態では、トルクリミッタ56を設けたが、上記のようにトルクリミッタ56を省いた構成、または、メディアMの巻戻し時においてトルクリミッタ56の機能を停止させる構成であってもよく、この場合、メディアMの巻戻し時において、ステッピングモータ22の駆動トルクを、搬送ローラ41の保持トルクよりも大きくすることが好ましい。この構成よれば、搬送ローラ41の保持トルクがメディアMに作用すると共に、搬送ローラ41の保持トルクがステッピングモータ22の駆動トルクよりも小さいことから、メディアMの巻戻し時において、搬送ローラ41がメディアMを保持した状態で、繰出ロール21を巻戻し方向(巻き戻す方向)に回転させることができる。このため、搬送ローラ41から繰出ローラ21までのメディアMに対して、張力を好適に付与することができる。
1 印刷装置
11 装置フレーム
12 繰出ユニット
13 巻取ユニット
14 印刷部
15 搬送部
16 制御部
20 ユニットフレーム
21 繰出ローラ
22 ステッピングモータ
23 動力伝達機構
24 回転抵抗付与機構
25 張力調整部
31 巻取ローラ
32 巻取側駆動モータ
41 搬送ローラ
42 ピンチローラ
51 繰出ローラの回転軸
52 ローラ本体
53 繰出ギア
55 減速ギア列
55a 第1減速ギア
55b 第2減速ギア
56 トルクリミッタ
57 クラッチ
58 モータ本体
59 駆動ギア
60 駆動軸
62 抵抗ギア
63 軸孔
71 第1減速ギアの回転軸

Claims (7)

  1. メディアが巻回された繰出ローラと、
    前記繰出ローラから繰り出された前記メディアに印刷を施す印刷部と、
    前記印刷部による印刷中に、前記繰出ローラから前記メディアを繰り出すメディア繰出部と、
    前記繰出ローラから前記メディア繰出部までの前記メディアに付与される張力を調整する張力調整部と、を備え、
    前記張力調整部は、
    駆動源と、
    前記駆動源の駆動力を前記繰出ローラに伝達して回転させる伝達部と、を有し、
    前記印刷部による印刷を開始する前に、前記駆動源を駆動させ、前記伝達部を介して前記メディアを巻き戻す方向に前記繰出ローラを回転させることによって、前記繰出ローラから前記メディア繰出部までの前記メディアに付与される張力を、前記印刷部による印刷中に、前記繰出ローラから前記メディア繰出部までの前記メディアに付与される張力より大きくしたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記張力調整部は、前記印刷部による印刷中に、
    前記駆動源の駆動トルクを低下させるか、
    前記伝達部に設けられる前記駆動源の駆動トルクを継断するクラッチを断状態とし、前記駆動源の駆動トルクを遮断することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記張力調整部は、前記駆動源の駆動トルクより小さいトルクにより継断可能に設定されたトルクリミッタを有し、前記印刷部による印刷を開始する前は、前記トルクリミッタによって前記張力を調整することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記伝達部は、前記クラッチを断状態としたときに、前記繰出ローラに回転抵抗を付与する回転抵抗付与機構を有し、当該回転抵抗付与機構は、前記トルクリミッタより小さいトルクに設定されていることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記張力調整部は、前記駆動源の駆動トルクより小さいトルクにより継断可能に設定されたトルクリミッタを有し、
    前記メディア繰出部は、前記印刷部による印刷を開始する前において、前記メディアを所定の保持トルクで保持しており、
    前記トルクリミッタのトルクは、前記メディア繰出部の前記保持トルクよりも小さいトルクに設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記トルクリミッタは、前記駆動源から前記繰出ローラへの駆動力の伝達方向において、前記伝達部に設けられる前記駆動源の駆動トルクを継断するクラッチの上流側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 繰り出された前記メディアを巻き取る巻取ローラを、さらに備え、
    前記メディア繰出部は、前記繰出ローラと前記巻取ローラとの間に配置されており、
    前記巻取ローラは、前記メディア繰出部との間の前記メディアに付与される張力が一定となるように前記メディアを巻き取ることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の印刷装置。
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