JP2019122504A - 脇用汗取りパッド - Google Patents

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Abstract

【課題】脇用汗取りパッドを衣服に装着するに際して、汗を効果的に吸収できる位置に装着しやすくする。【解決手段】衣服の脇の下部分の内側に取り付けて使用する脇用汗取りパッド1である。脇用汗取りパッド1は、装着時に衣服の胴部側に配置される胴側領域6を有し、少なくとも胴側領域6に、肌当接面側から視認可能な装着用目印10が設けられる。装着用目印10は、圧搾部、圧搾の欠損部、印刷部、印刷の欠損部などによって形成される。装着用目印10が、脇用汗取りパッド1の中央部に延びる中心線CLの線上に配置される形態、衣服30のアームホール31から下方に延びる縫合線34に合わせた位置に設けられる形態、脇用汗取りパッド1の中央部に延びる中心線CLに対して左右対象に、脇用汗取りパッド1の外形線に沿って等間隔に設けられる形態、衣服のアームホールの周縁に合わせた位置及び縫合線34に合わせた位置にそれぞれ設けられる形態を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、衣服の脇の下部分の内側に取り付けて使用する脇用汗取りパッドに関する。
従来より、前記脇用汗取りパッドとして、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などからなる不透液性裏面シートと、不織布または透孔性プラスチックシートなどからなる透液性表面シートとの間に汗を吸収する吸収体を介在させたものが知られている。
このような脇用汗取りパッドにおいては、これまで衣服の形態に応じて変形可能としたもの(下記特許文献1)や、使用時のヨレやズレなどの発生を防止したもの(下記特許文献2)などが開発されている。
特開2014−128430号公報 特開2016−108693号公報
脇用汗取りパッドを衣服の脇の下部分の内側に貼り付ける際、アームホールから下方に延びる前身頃と後身頃とを縫合した縫合線より、脇用汗取りパッドの中心を少し前側にずらして装着することで、汗を効果的に吸収できることが知られている。
しかしながら、上記特許文献1、2に記載される脇用汗取りパッドでは、脇用汗取りパッドの中心位置などがわかりにくいため、衣服との位置合わせが難しく、毎回衣服の同じ位置に装着することができなかった。このため、適切な装着位置からずれて装着した場合には、汗を確実に吸収することができず、一部分に汗染みが生じるなどの不具合を生じていた。
そこで本発明の主たる課題は、脇用汗取りパッドを衣服に装着するに際して、汗を効果的に吸収できる位置に装着しやすくした脇用汗取りパッドを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、衣服の脇の下部分の内側に取り付けて使用する脇用汗取りパッドであって、
前記脇用汗取りパッドは、装着時に衣服の胴部側に配置される胴側領域を有し、少なくとも前記胴側領域に、肌当接面側から視認可能な装着用目印が設けられていることを特徴とする脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項1記載の発明では、脇用汗取りパッドの胴側領域に、肌当接面側から視認可能な装着用目印が設けられているため、この装着用目印を衣服の所定の位置に合わせて装着することにより、脇用汗取りパッドを衣服の適切な位置に取り付けることができる。このため、衣服との位置合わせがしやすくなり、汗を効果的に吸収できる位置に装着できるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記装着用目印は、圧搾部、圧搾の欠損部、印刷部、印刷の欠損部、又は前記圧搾部及び印刷部の組み合わせからなる請求項1記載の脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項2記載の発明では、肌当接面側からの視認を容易にするため、前記装着用目印として、圧搾部、圧搾の欠損部、印刷部、印刷の欠損部、又は前記圧搾部及び印刷部の組み合わせによって構成している。
請求項3に係る本発明として、前記装着用目印が、前記脇用汗取りパッドの中央部に延びる中心線の線上に配置されている請求項1、2いずれかに記載の脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項3記載の発明では、前記装着用目印を脇用汗取りパッドの中心線の線上に配置することにより、脇用汗取りパッドの中心位置が一目で明確に把握できるため、この中心位置に配置された装着用目印を衣服の所定の位置に合わせて装着することができる。
請求項4に係る本発明として、前記装着用目印が、衣服のアームホールから下方に延びる前身頃と後身頃とを縫合した縫合線に合わせた位置に設けられている請求項1〜3いずれかに記載の脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項4記載の発明では、脇用汗取りパッドを衣服の脇の下部分の内側に装着する際、上述の通り、アームホールから下方に延びる前身頃と後身頃とを縫合した縫合線より、脇用汗取りパッドの中心を少し前側にずらして装着することで、汗を効果的に吸収できることを考慮して、前記装着用目印を、衣服のアームホールから下方に延びる前記縫合線に合わせた位置に設けている。このため、脇用汗取りパッドを汗を効果的に吸収できる適切な位置に装着することが容易となる。
請求項5に係る本発明として、前記装着用目印が、前記脇用汗取りパッドの外縁から1.5〜5mm内側の位置で、前記脇用汗取りパッドの中央部に延びる中心線から20〜30mm離隔した位置に設けられている請求項1〜4いずれかに記載の脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項5記載の発明では、アームホールの下方から延びる前記縫合線より、脇用汗取りパッドの中心を少し前側にずらして装着するため、脇用汗取りパッドに対して前記縫合線に合わせた位置に前記装着用目印を配置するための具体的な範囲を示している。
請求項6に係る本発明として、前記装着用目印が、前記脇用汗取りパッドの中央部に延びる中心線に対して左右対象に、前記脇用汗取りパッドの外形線に沿って等間隔に設けられている請求項1〜5いずれかに記載の脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項6記載の発明では、前記装着用目印を前記中心線に対して左右対象に等間隔に設けることにより、装着時に、等間隔で配置された装着用目印を基準として、衣服の縫い目などからずらした位置がわかりやすくなり、脇用汗取りパッドを毎回衣服の同じ位置に装着できるようになる。
請求項7に係る本発明として、前記装着用目印が、衣服のアームホールの周縁に合わせた位置及び衣服のアームホールから下方に延びる前身頃と後身頃とを縫合した縫合線に合わせた位置にそれぞれ設けられている請求項1〜6いずれかに記載の脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項7記載の発明では、前記装着用目印が衣服のアームホールの周縁に合わせた位置及び衣服のアームホールから下方に延びる前身頃と後身頃とを縫合した縫合線に合わせた位置にそれぞれ設けられているため、各装着用目印をアームホールの周縁及び縫合線に合わせて装着することにより、胴側領域を適切な位置に装着しやすくなる。特に、脇用汗取りパッドの両側部に1点ずつアームホールの周縁に合わせた位置に設けるとともに、前記縫合線に合わせた位置に1点設けることにより、この3点の装着用目印によって衣服に対する装着位置が決まるため、毎回確実に汗を吸収するのに効果的な位置に装着できるようになる。
請求項8に係る本発明として、前記装着用目印が、前記脇用汗取りパッドの外縁から内側に離隔した位置に設けられている請求項1〜7いずれかに記載の脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項8記載の発明では、前記装着用目印を圧搾部又は圧搾の欠損部などで形成した場合、圧搾部が脇用汗取りパッドの外縁まで設けられていると、端部が硬くなり肌と擦れて痒みや痛みなどの原因となるため、外縁から内側に離隔した位置に設けている。この離隔距離としては、1.5〜5mm程度とすることができる。
請求項9に係る本発明として、前記胴側領域の外形線が、円弧又は楕円弧で形成されている請求項1〜8いずれかに記載の脇用汗取りパッドが提供される。
上記請求項9記載の発明では、前記胴側領域の外形線を円弧又は楕円弧で形成することにより、外形線が滑らかとなるため、肌との擦れが少なくなり、装着感に優れるようになる。特に、このような円弧又は楕円弧の外形線を有する脇用汗取りパッドでは、外形線に凹凸が設けられたものに比べて、中心位置などがわかりにくいため、本発明に係る装着用目印が効果を発揮しやすくなる。
以上詳説のとおり本発明によれば、脇用汗取りパッドを衣服に対して、汗を効果的に吸収できる位置に装着しやすくなる。
本発明に係る脇用汗取りパッド1の一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 脇用汗取りパッド1の装着状態を示す概略図である。 変形例に係る装着用目印10を示す拡大平面図である。 第4形態例に係る脇用汗取りパッド1の平面図である。 第4形態例に係る脇用汗取りパッド1の装着状態を示す概略図である。 変形例に係る脇用汗取りパッド1の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔脇用汗取りパッド1の基本構成〕
本発明に係る脇用汗取りパッド1は、図1及び図2に示されるように、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、汗を速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された汗を吸収する吸収体4とから構成されている。前記不透液性裏面シート2、透液性表面シート3及び吸収体4は、ほぼ同等の大きさで形成され、各層間が接着剤などの接合手段によって接合された構造としてもよいし、前記吸収体4の周囲において前記吸収体4より外側に延出している不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部を接合手段によって接合した構造としてもよい。
前記脇用汗取りパッド1は、衣服の脇の下部分の内側に取り付けて使用され、前記透液性表面シート3を肌側、前記不透液性裏面シート2を衣服側に向けて装着される。
前記脇用汗取りパッド1は、所定の屈曲線5で折り曲げた状態で衣服に取り付けられる。衣服への取り付けに際して、前記屈曲線5は、衣服の胴部と袖部との境界部に設けられたアームホール周縁の縫合線にほぼ沿うようにして配置され、前記屈曲線5の両側はそれぞれ、衣服の胴部側に配置される胴側領域6及び衣服の袖部側に配置される袖側領域7を形成する。前記胴側領域6は、前記袖側領域7より大きな面積で形成され、より多くの汗が吸収できるようになっている。図1に示される脇用汗取りパッド1では、屈曲線5の上側に袖側領域7が形成され、屈曲線5の下側に胴側領域6が形成されている。前記屈曲線5に沿って線状のエンボスを施してもよいし、本例のように左右の外形線にくびれ部8が形成される場合には特に何も加工を施さなくてもよい。
前記脇用汗取りパッド1の平面形状は、図1に示されるように、左右の外形線の中間部に左右一対のくびれ部8が形成されている。前記くびれ部8は、前記胴側領域6及び袖側領域7の境界部分において内側に凹む滑らかな凹状の曲線によって形成されている。これにより、前記脇用汗取りパッド1は、略ひょうたん形の平面形状を成している。左右のくびれ部8、8における凹状の曲線の頂部同士を結ぶ位置に、前記屈曲線5が設けられている。
少なくとも前記胴側領域6の外形線は、図1に示されるように、円弧又は楕円弧で形成するのが好ましい。つまり、少なくとも胴側領域6において外形線に凹凸が形成されず、滑らかな曲線で形成するのが好ましい。これにより、肌との擦れが少なくなり、装着感に優れるようになる。なお、図示例のように、袖側領域7の外形線についても、円弧又は楕円弧で形成するのが好ましい。
以下、さらに前記脇用汗取りパッド1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。非透湿性のものでもよいが、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが好ましい。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。特に好ましいものはポリエチレンフィルムであり、目立ちにくくするためベージュ色又はこれと同系の色とするのがよい。
次いで、前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。前記透液性表面シート3に多数の透孔を形成した場合には、体液が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。不織布の繊維は、長繊維または短繊維のいずれでもよいが、好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊維を使用するのがよい。また、エンボス処理を容易とするために、比較的低融点のポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系繊維のものを用いるのがよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド−バイ−サイド型繊維、分割型繊維の複合繊維を好適に用いることもできる。目付けとしては、10〜50g/m、好ましくは15〜35g/mとするのがよい。
前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、汗を吸収保持する性質を有するものであれば公知のものを使用できる。たとえば、パルプ、高吸水性樹脂などを含むことができる。また、パルプ中に化学繊維を混入させてもよい。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。前記吸収体4としては、積繊体でもよいが、嵩を小さくできるエアレイド吸収体を用いるのが好ましい。前記エアレイド吸収体としては、パルプのみからなる不織布又はパルプとポリマーとからなる不織布でも良いし、その他バインダが含まれていても良い。また、2層の不織布層間に高吸水性樹脂を配置してなるポリマーシートを用いてもよい。吸収体4の目付けとしては、50〜150g/mとするのがよい。前記吸収体4は、形状保持、および汗を速やかに拡散させるとともに、一旦吸収した汗の逆戻りを防止するためにクレープ紙又は不織布などからなる被包シートによって囲繞してもよい。
図2に示されるように、前記不透液性裏面シート2の外面側(非肌面側)には、衣服に対する固定のために適宜の塗布パターンによってズレ止め粘着剤層9が設けられている。
前記脇用汗取りパッド1の肌当接面側の周縁の近傍には、ほぼ全周に亘って、透液性表面シート3、吸収体4及び不透液性裏面シート2を一体的に窪ませた全周エンボス11が、外形線に沿って線状又は帯状に形成されている。前記全周エンボス11を設けることにより、脇用汗取りパッド1の周縁部の接合強度が高まり、各部材同士の剥離が確実に防止できる。前記全周エンボス11は、装着時に前記屈曲線5にて折り曲げやすくするため、前記屈曲線5及びその近傍には設けないのが望ましい。また、後述するように、全周エンボス11が施される領域に装着用目印10を配置する場合には、その部分を間欠させるのが好ましい。前記全周エンボス11は、脇用汗取りパッド1の外縁から1.5〜5mm離隔した内側に設けるのが好ましい。全周エンボス11が外縁まで達すると端縁が硬化して肌面と擦れたときに痒みや痛みの原因となるおそれがある。全周エンボス11は、所定幅を有する線状又は帯状の領域内に形成され、その幅寸法としては1.5〜5mmとするのがよい。この所定幅の領域内を全面に亘って圧搾してもよいが、圧搾部と非圧搾部とが交互に複数配置された間欠的なパターンで設けるのが好ましい。圧搾パターンとしては、圧搾部又は非圧搾部を格子状に配置したパターンや、縞状パターンなどを挙げることができる。
〔装着用目印〕
本脇用汗取りパッド1では、少なくとも前記胴側領域6に、肌当接面側(透液性表面シート3の外面側)から視認可能な1又は複数の装着用目印10が設けられている。前記装着用目印10は、脇用汗取りパッド1を衣服に装着する際、図3に示されるように、この装着用目印10を衣服の縫い目や模様、形状等に位置合わせしながら装着することにより、衣服の特定の位置、具体的には汗を効果的に吸収できる位置に装着するためのものである。
前記装着用目印10としては、肌当接面側から視認可能に施されていれば、特に制限なく採用することができる。具体的には、図1及び図4に示されるように、前記装着用目印10は、圧搾部、圧搾の欠損部、印刷部、印刷の欠損部、又は前記圧搾部及び印刷部の組み合わせによって構成することができる。
前記圧搾部は、前記脇用汗取りパッド1を構成する部材の一部又は全部に、厚み方向に圧力及び必要に応じて熱を加えて形成した窪み部である。この圧搾部では、部材の繊維が圧密化することにより、周囲と異なる色相を呈し、肌当接面側から視認可能となる。前記圧搾部の形状としては、文字、図形若しくは記号又はこれらの組み合わせによって形成することができる。圧搾部を図形で形成する場合、線や円、多角形などの単純な図形を用いてもよいし、図1に示される花柄や図4(A)に示されるハート形、その他星形などの具象的な図形を用いてもよい。また、図4(B)に示されるように、一連の連続性を有するパターンで設けられた圧搾部を部分的に変形させることによって装着用目印10を形成してもよい。図示例では、ほぼ等幅の線状又は帯状の領域に形成された全周エンボス11より線幅を太くした部分によって装着用目印10を構成しているが、逆に細くしてもよい。
前記圧搾部は、脇用汗取りパッド1の肌当接面側からの目視で視認可能に施されていれば、脇用汗取りパッド1を構成するいずれかの部材に個別的に施してもよいし、2以上の部材に一体的に施してもよい。例えば、透液性表面シート3、吸収体4及び不透液性裏面シート2を一体的に厚み方向に窪ませた圧搾部としてもよいし、例えば透液性表面シート3のみを窪ませた圧搾部としてもよい。圧搾方向としては、肌側(透液性表面シート3の外面側)又は非肌側(不透液性裏面シート2の外面側)から窪ませることができる。特に好ましい形態としては、透液性表面シート3の肌側から透液性表面シート3、吸収体及び不透液性裏面シート2を一体的に窪ませた圧搾部とするのがよい。これにより、装着用目印10の視認性が向上するとともに、前記装着用目印10を設けることにより、透液性表面シート3から不透液性裏面シート2までの部材を一体的に接合することができる。
前記装着用目印10を圧搾部で構成する場合、前記装着用目印10は、脇用汗取りパッド1の外縁から内側に離隔した位置に設けるのが好ましい。これによって、前記圧搾部によって硬化した部分が肌面に擦れて痒みや痛みの原因となるのが防止できる。外縁からの離隔距離としては、1.5〜5mmとするのがよい。
前記圧搾の欠損部は、図4(C)に示されるように、一連の連続性を有するパターンで設けられた圧搾部の中間に形成された圧搾しない部分であり、その両側にはそれぞれ圧搾部が設けられている。図示例では、全周エンボス11の所定位置に全周エンボス11を欠損させた圧搾の欠損部が設けられている。前記欠損部の両側に配置される圧搾部は、連続する圧搾溝で構成してもよいし、図示例のように、間欠する多数の圧搾要素で構成してもよい。両側の圧搾部が間欠する多数の圧搾要素で形成される場合、この圧搾要素同士の間欠幅に対して、前記欠損部の幅は、装着用目印10としての識別性を確実に発揮する観点から、5倍以上、好ましくは5〜50倍程度とするのがよい。
前記装着用目印10を圧搾の欠損部で構成する場合、この欠損部の両側に配置される圧搾部は、脇用汗取りパッド1の外縁から内側に離隔した位置に設けるのが好ましい。これによって、前記圧搾部によって硬化した部分が肌面に擦れて痒みや痛みの原因となるのが防止できる。外縁からの離隔距離としては、1.5〜5mmとするのがよい。
前記圧搾部に代えて印刷によって装着用目印10を形成してもよい。この印刷部は、肌当接面側から見た地色と異なる色で印刷するのが好ましい。印刷面は、インクが直接肌に触れず、かつ肌当接面側から視認できる位置であるのが好ましく、具体的には、透液性表面シート3の非肌側面(不透液性裏面シート2側の面)、吸収体4(或いはこれを被包する被包シート)の肌側面(透液性表面シート3側の面)などとすることができる。吸収体4の非肌側面、不透液性裏面シート2の肌側面でもよいが、吸収体4の透光性が低いため、肌当接面側からの視認性が低下するおそれがある。印刷部の形状としては、上記圧搾部と同様に形成することができる。
前記印刷の欠損部は、上記圧搾の欠損部と同様に、一連の連続性を有するパターンで設けられた印刷部の中間に形成された印刷しない部分によって形成することができる。具体的には、脇用汗取りパッド1の外形線に沿ったほぼ全周に亘って装飾用の印刷を連続的なパターンで設けた場合、この印刷を部分的に欠損させることにより、前記印刷の欠損部を形成することができる。
前記装着用目印10は、前記圧搾部と印刷部との組み合わせによって構成してもよい。例えば、圧搾部によって位置を特定するとともに、この圧搾部を目立たせるため、補助的に文字や記号などの印刷を施すことができる。
次いで、前記装着用目印10を設ける位置について説明する。前記印刷用目印10は、脇用汗取りパッド1の少なくとも胴側領域6における所定位置に設けられている。第1形態例としては、図1に示されるように、脇用汗取りパッド1の中央部に延びる中心線CL、具体的には、胴側領域6と袖側領域7とを結ぶ方向であって、前記屈曲線5の中央部を通る該屈曲線5と直交する方向に延びる中心線CLの線上に前記装着用目印10aが配置されている。これにより、少なくとも胴側領域6において脇用汗取りパッド1の中心位置が明確に識別できるようになる。前記装着用目印10aによって脇用汗取りパッド1の中心位置が明確となることにより、図3に示されるように、この装着用目印10aが設けられた中心位置を、衣服30のアームホール31から下方に延びる前身頃32と後身頃33との縫合線34より20〜30mm程度前寄りに位置させて装着するなどのように、脇用汗取りパッド1を衣服の所定の位置に装着できるようになる。特に、図1に示されるように、胴側領域6の外形線が円弧又は楕円弧で形成される場合、一見しただけでは中心位置が判別しにくいので、中心位置に前記装着用目印10aを設けるのが効果的である。
前記装着用目印10aは、装着時の目印としての機能を効果的に発揮するため、脇用汗取りパッド1の周縁近傍に設けるのが好ましく、装着用目印10aを圧搾部で形成した場合には肌との接触による肌トラブルが生じないように、外側端縁が全周エンボス11の外縁とほぼ一致するように配置するのが好ましい。装着用目印10aを全周エンボス11の領域に重ねて設ける場合、装着用目印10aが明確に識別できるように、前記装着用目印10aの大きさ(全周エンボス11のエンボス領域の幅寸法に対応する方向の長さ)は、全周エンボス11のエンボス領域の幅寸法より大きくするのが望ましく、具体的には1.5〜3倍とするのが望ましい。
この中心線CL上に設ける装着用目印10aは、単独で設けてもよいし、後述するように他の装着用目印10とともに設けてもよい。
次いで第2形態例としては、図1及び図3に示されるように、装着用目印10bが、衣服30のアームホール31から下方に延びる前身頃32と後身頃33とを縫合した縫合線34に合わせた位置に設けられている。図3に示されるように、前記装着用目印10bを前記縫合線34に合わせて装着することにより、前記縫合線34より脇用汗取りパッド1の中心を少し前側にずらして貼り付けることができ、汗を効果的に吸収できるようになる。前記装着用目印10bは、右側の脇用汗取りパッド1と左側の脇用汗取りパッド1とで中心線CLを境に左右異なる位置に配置されることとなるため、図1に示されるように、左右共用品として中心線CLの両側にそれぞれ装着用目印10bを配置するのが好ましいが、右側用又は左側用の専用品として中心線CLのそれぞれの側に装着用目印10bを配置した2種類の脇用汗取りパッド1を製作してもよい。
前記縫合線34に合わせた位置とは、具体的には、前記脇用汗取りパッド1の外縁から1.5〜5mm内側の位置で、脇用汗取りパッド1の中央部に延びる中心線CLから20〜30mm離隔した位置である。すなわち、前記装着用目印10bは、図1に示されるように、前記全周エンボス11に沿った位置において、前記中心線CLからの離隔距離Dが20〜30mmの位置に形成されている。これにより、装着時に、脇用汗取りパッド1の中心を前記縫合線34より20〜30mm前側にずらして装着することができるようになる。
この前記縫合線34に合わせた位置に設ける装着用目印10bは、単独で設けてもよいし、前述の装着用目印10a及び他の装着用目印10とともに設けてもよい。
第3形態例としては、図1に示されるように、装着用目印10が、脇用汗取りパッド1の中心部に延びる中心線CLに対して左右対象に、脇用汗取りパッド1の外形線に沿ってほぼ等間隔に設けられている。これによって、装着時に、ほぼ等間隔で配置された装着用目印10を基準として、衣服の縫い目や模様、形状等からずらした位置が判りやすくなり、脇用汗取りパッド1を毎回衣服の同じ位置に装着できるようになる。前記装着用目印10は、図示例のように、前記全周エンボス11に沿って設けるのが好ましく、隣り合う装着用目印10、10の離隔距離としては10〜40mmとするのがよい。複数の装着用目印10、10…は、図1に示されるように、前記中心線CLの線上に設けられた装着用目印10(10a)を基準ににして、左右にそれぞれほぼ等間隔に配置するのが好ましい。
第4形態例としては、図5に示されるように、装着用目印10cが、衣服30のアームホール31の周縁に合わせた位置に設けられている。具体的には、前記装着用目印10cは、前記屈曲線5の両端部にそれぞれ1つずつ設けられている。図示例では、屈曲線5の線上に配置されているが、屈曲線5での折り曲げ性を低下させないため、屈曲線5の近傍の胴側領域6に配置してもよい。
前記装着用目印10cは、図5に示されるように、前述の衣服30の前記縫合線34に合わせた位置に配置された装着用目印10bとともに設けるのが望ましい。これにより、図6に示されるように、アームホール31の周縁に合わせた位置に設けられた装着用目印10c、10cと、縫い目34に合わせた位置に設けられた装着用目印10bとの合計3点の位置を衣服に合わせて装着できるので、脇用汗取りパッド1をより確実に衣服30の適切な位置に装着できるようになる。
次に、前記装着用目印10の変形例について図7に基づいて説明する。図7に示されるように、前記装着用目印10は、衣服30のアームホール31から下方に延びる前記縫合線34に合わせた位置に縫合線34に沿って線状に設けることができる。すなわち、胴側領域6の中間部の前記中心線CLから離隔する位置に、前記中心線CLが延びる方向に沿って前記中心線CLからの離隔距離が脇用汗取りパッド1の外周側に向かうに従って徐々に大きくなる傾斜線で形成することができる。この線状の装着用目印10を衣服の前記縫合線34に沿って装着することにより、脇用汗取りパッド1の位置合わせがより一層容易となる。
上述の装着用目印10は、装着時の目印としての機能を発揮するには胴側領域6に設けられていればよいが、デザイン性向上などのため、袖側領域7にも同様に設けてもよい。
1…脇用汗取りパッド、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…屈曲線、6…胴側領域、7…袖側領域、8…くびれ部、9…粘着剤層、10・10a、10b・10c…装着用目印、11…全周エンボス、30…衣服、31…アームホール、32…前身頃、33…後身頃、34…縫合線

Claims (9)

  1. 衣服の脇の下部分の内側に取り付けて使用する脇用汗取りパッドであって、
    前記脇用汗取りパッドは、装着時に衣服の胴部側に配置される胴側領域を有し、少なくとも前記胴側領域に、肌当接面側から視認可能な装着用目印が設けられていることを特徴とする脇用汗取りパッド。
  2. 前記装着用目印は、圧搾部、圧搾の欠損部、印刷部、印刷の欠損部、又は前記圧搾部及び印刷部の組み合わせからなる請求項1記載の脇用汗取りパッド。
  3. 前記装着用目印が、前記脇用汗取りパッドの中央部に延びる中心線の線上に配置されている請求項1、2いずれかに記載の脇用汗取りパッド。
  4. 前記装着用目印が、衣服のアームホールから下方に延びる前身頃と後身頃とを縫合した縫合線に合わせた位置に設けられている請求項1〜3いずれかに記載の脇用汗取りパッド。
  5. 前記装着用目印が、前記脇用汗取りパッドの外縁から1.5〜5mm内側の位置で、前記脇用汗取りパッドの中央部に延びる中心線から20〜30mm離隔した位置に設けられている請求項1〜4いずれかに記載の脇用汗取りパッド。
  6. 前記装着用目印が、前記脇用汗取りパッドの中央部に延びる中心線に対して左右対象に、前記脇用汗取りパッドの外形線に沿って等間隔に設けられている請求項1〜5いずれかに記載の脇用汗取りパッド。
  7. 前記装着用目印が、衣服のアームホールの周縁に合わせた位置及び衣服のアームホールから下方に延びる前身頃と後身頃とを縫合した縫合線に合わせた位置にそれぞれ設けられている請求項1〜6いずれかに記載の脇用汗取りパッド。
  8. 前記装着用目印が、前記脇用汗取りパッドの外縁から内側に離隔した位置に設けられている請求項1〜7いずれかに記載の脇用汗取りパッド。
  9. 前記胴側領域の外形線が、円弧又は楕円弧で形成されている請求項1〜8いずれかに記載の脇用汗取りパッド。
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