JP2019122126A - 自律運転型回転電気機械の運転方法及び自律運転型回転電気機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は自律運転型回転電気機械の運転方法、自律運転型回転電気機械及びこれを利用したバッテリレスモータ及び電気自動車用モータを提供することを目的とする。【解決手段】モータ固定子105,107にモータコイル106と発電コイル108を配置し、モータの回転時に発電コイルから発電電力を出力させ、この発電電力を直流電力に変換してLiCからなる蓄電デバイス20に蓄電して蓄電電力StPを出力させ、蓄電電力を高周波電力増幅器30で増幅して直流増幅電力DaPを発生させ、直流増幅電力からインバータ34で多相駆動電力φu、φv、φwを生成して、モータ固定子に供給することで、モータの自律運転を可能にし、モータのトルク出力を大幅に向上させることにより、バッテリレスモータ及び電気自動車用モータを提供することができる。【選択図】図2

Description

発明の詳細な説明
本発明は回転電気機械の運転方法及び回転電気機械に関し、特に、自律運転型回転電気機械の運転方法及び自律運転型回転電気機械に関する。
近年、回転電気機械に動力発生部と電力発生部を備え、動力発生時に電力を発生させることが提案されている。特許文献1には、動力生成電機子と電力生成電機子とを配置したステータに永久磁石ロータを回転可能に収納した構造が配置されている。
特許文献2には、複数の動力生成電機子と複数の電力生成電機子とを周方向に交互に配置したステータに永久磁石ロータを回転可能に収納した構造が配置されている。
特許文献3には、モータコイルと発電コイルとをステータに配置し、モータコイルによりロータの永久磁石を順次磁気吸引することでロータ回転させると同時に発電コイルで発電させるようにした自律回転型モータが開示されている。
特許文献4には、第1、第2モータの間に発電機が連結された自律発電型モータが開示されている。
特許文献5には、ユニバーサルモータと、該ユニバーサルモータに連結されたDC発電機とを備えた自律発電型モータ発電機が開示されている。
米国特許第5350991号公報 米国特許第6359358号公報 米国特許第5786645号公報 米国特許第2004/0060749号公報 米国特許第2011/0227438号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の回転電気機械の構成では、起動時に外部電源から電力をモータに供給して発電機を駆動して電力を発電させているが、外部電源等のインフラが整備されていない場所では、モータを駆動させることができす、結果として発電機を作動させることができなかった。
上記特許文献2に記載の回転電気機械の構成では、起動時に外部電源から電力をモータに供給して発電機を駆動して電力を発電させているが、外部電源等のインフラが整備されていない場所では、モータを駆動させることができず、結果として発電機を作動させることができなかった。
上記特許文献3に記載の自律回転型モータでは、発電コイルで生成した発電電力をバッテリに充電して、スイッチ回路を介してモータコイルに供給するようにしているが、発電コイルで発生する逆起電力が大きいために、モータは必然的に大きな電力を消費せざるを得なかった。しかも、モータの消費電力に比べて発電コイルの発電電力はきわめて小さいために、自動車や発電機などの大きな負荷に利用することはできなかった。
上記特許文献4に記載の自律発電型モータでは、起動時にバッテリからの蓄電電力でスタータを介してEV車の駆動輪を回転させると同時に第1モータを駆動し、同時に発電機を駆動して発電電力を出力させ、この発電電力により第2モータを駆動し、得られた機会出力をトランスミッションを介してEV車の後輪駆動軸に供給している。この構成では、独立した複数のモータ及び発電機が必要となり、動力源の構造が必然的に大型となって、限られたスペースのエンジンルームにコンパクトに収納することはできなかった。さらに、モータも発電機も効率が悪く、その分消費電力が大きくなり、バッテリの容量が増大してコストアップの要因となルため、実用的ではなかった。
特許文献5に記載の自律発電型モータ発電機では、起動時にAC電力をモータに供給してDC発電機を駆動してDC電力を出力させ、このDC電力を該モータに供給することでAC電力の代わりにDC電力のみで該モータを駆動していた。しかし、DC発電機の発電量はモータの動力と比較して大きな出力とはなり得ず、電気自動車のような大きな負荷を駆動することはできなかった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、自律運転型回転電気機械の運転方法、自律運転型回転電気機械及びこれを利用したバッテリレスモータ及び電気自動車用モータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1局面による自律運転型回転電気機械の運転方法は、回転軸を有していてモータコイルと発電コイルとを有する多相モータ発電部と、上記多相モータ発電部にエアーギャップを介して対向する永久磁石ロータとを備え、上記回転軸により駆動されて上記永久磁石ロータが上記発電コイルに磁束を交差させることで発電電力を発生させる多相発電部とを備えた多相モータ発電部を準備する工程と、高周波電力入力端子と増幅電力出力端子を有していて、周方向に所定間隔で形成された複数対の磁気回路を有するステータを準備する工程と、上記高周波電力入力端子と上記増幅電力出力端子との間にコイルライン及びコモンラインを接続する工程と、上記コイルラインに複数対のインダクタを直列接続して上記複数対の磁気回路をそれぞれ囲むように上記複数対のインダクタを上記ステータにそれぞれ配置する工程と、上記コモンラインと上記複数対のインダクタとの間にそれぞれ複数のコンデンサを接続する工程と、 上記発電電力を変換して所定周波数の高周波交流電力を発生させる工程と、上記高周波電力入力端子に上記高周波交流電力を入力する工程と、上記高周波交流電力に同期して上記複数対のインダクタで発生する磁束の向きと同一方向に上記複数対の磁気回路を介して高周波磁界を加える工程と、上記複数対のインダクタの磁束密度を高めることで上記複数対のインダクタが蓄えるエネルギーを増幅して上記コイルラインと上記コモンラインとの間で高周波増幅電力を発生させる工程と、上記高周波増幅電力を整流して直流増幅電力を生成する工程と、上記直流増幅電力の少なくとも一部を蓄電装置に蓄電して蓄電電力を出力させ、上記コイルライン及び上記コモンラインに接続された増幅電力出力端子から上記高周波増幅電力を出力させる工程と、上記直流増幅電力及び上記蓄電電力の少なくとも1つから多相駆動電力を生成する工程とを備え、上記多相駆動電力を順次上記複数のモータコイルに供給することで上記モータ発電部を回転駆動しながら上記発電コイルから上記発電電力を出力させることを特徴とする。
本発明の第2局面による自律運転型回転電気機械の運転方法は、筒状ハウジングに収納されていて、複数のモータコイルと複数の発電コイルを有するモータ固定子と、上記ハウジングに回転可能に支持された回転軸と、上記モータ固定子に近接して上記回転軸に支持されていて、周方向において等間隔で配置された複数の永久磁石を有するロータとを備え、上記永久磁石が上記複数のモータコイルの励磁時に順次磁気吸引されて上記ロータを駆動するとともに上記発電コイルに磁束を交差させて発電電力を出力させるモータ発電機を準備する工程と、周方向に所定間隔で形成された複数対の磁気回路と上記複数対の磁気回路にそれぞれ隣接して形成されていて上記複数対の磁気回路と同一磁路を形成する複数の励磁回路を有するステータを準備する工程と、高周波電力入力端子と増幅電力出力端子との間にコイルライン及びコモンラインを接続する工程と、上記コイルラインに複数対のインダクタを直列接続して上記複数対の磁気回路をそれぞれ囲むように上記複数対のインダクタをそれぞれ配置する工程と、上記コモンラインと上記複数対のインダクタとの間にそれぞれ複数のコンデンサを接続する工程と、上記発電電力を変換して所定周波数の高周波交流電力を発生させる工程と、上記高周波電力入力端子に上記高周波交流電力を入力する工程と、上記高周波交流電力に同期して上記複数の励磁回路を介して上記複数対の磁気回路に高周波磁界を加えて上記複数対のインダクタの磁束密度を増大させる工程と、上記複数対のインダクタが蓄えるエネルギー密度を増幅して上記コイルラインと上記コモンラインとの間で高周波増幅電力を発生させる工程と、上記コイルライン及び上記コモンラインに接続された増幅電力出力端子から上記高周波増幅電力を出力させる工程と、上記高周波増幅電力を整流して直流増幅電力を生成する工程と、上記直流増幅電力の少なくとも一部を蓄電装置に蓄電して蓄電電力を出力させる工程と、上記直流増幅電力及び上記蓄電電力の少なくとも1つから多相駆動電力を生成する工程と、上記多相駆動電力を順次上記複数のモータコイルに供給することで上記モータ発電機を回転駆動する工程とを備え、上記モータ発電機の運転時に上記発電コイルにより上記発電電力を出力させることを特徴とする。
本発明の第3局面による自律運転型回転電気機械は、筒状ハウジングに収納されていて、複数のモータコイルと複数の発電コイルを有するモータ固定子と、上記筒状ハウジングに回転可能に支持された回転軸と、上記モータ固定子に近接して上記回転軸に支持されていて、周方向において等間隔で配置された複数の永久磁石を有するロータとを備え、上記永久磁石が上記複数のモータコイルの励磁時に順次磁気吸引されて上記ロータを駆動するとともに上記発電コイルに磁束を交差させて発電電力を出力させるモータ発電機と、周方向に所定間隔で形成された複数対の磁気回路と上記複数対の磁気回路にそれぞれ隣接して形成されていて上記複数対の磁気回路と同一磁路を形成する複数の励磁回路を有していて高周波電力入力端子と増幅電力出力端子を有するステータと、上記高周波電力入力端子と上記増幅電力出力端子との間に接続されたコイルライン及びコモンラインと、上記コイルラインに複数対のインダクタを直列接続されていて上記複数対の磁気回路をそれぞれ囲むようにそれぞれ配置された複数対のインダクタと、上記コモンラインと上記複数対のインダクタとの間にそれぞれ接続された複数のコンデンサと、上記交流電力を所定周波数の高周波交流電力に変換して上記高周波電力入力端子に供給する高周波交流電力発生器と、上記高周波交流電力に同期して上記複数の励磁回路に周期的に高周波磁界を発生させて上記複数対の磁気回路を介して上記複数対のインダクタに上記高周波磁界を交差させることで上記複数対のインダクタの電流を増加させて上記コイルラインと上記コモンラインとの間で高周波増幅電力を発生させる高周波磁界発生装置と、上記高周波増幅電力を整流して直流増幅電力を生成する整流器と、上記直流増幅電力の少なくとも一部を蓄電して蓄電電力を出力させる蓄電装置と、上記直流増幅電力及び上記蓄電電力の少なくとも1つから多相駆動電力を生成して上記複数のモータコイルに順次供給することで上記モータ発電機を回転駆動すると同時に上記発電電力を出力させるインバータとを備えることを特徴とする。
本発明の第4局面による自律運転型回転電気機械は、筒状ハウジングの周方向に等間隔で軸方向に並列で収納された複数対のラジアル磁極と、上記複数対のラジアル磁極の各対のラジアル磁極の間に支持されたモータコイル及び発電コイルとを有するモータ固定子と、上記筒状ハウジングに回転可能に支持された回転軸と、上記モータ固定子の軸方向前端側に近接するように上記回転軸に支持されていて、周方向において等間隔で配置された第1配列の複数の永久磁石を有する第12フライホイールと上記モータ固定子の軸方向後端側に近接するように上記回転軸に支持されていて、周方向において等間隔で配置された第2配列の複数の永久磁石を有する第2フライホイールとからなるロータとを備え、上記永久磁石が上記複数のモータコイルの励磁時に順次磁気吸引されて上記ロータを駆動するとともに上記発電コイルに磁束を交差させて発電電力を出力させるモータ発電機と、周方向に所定間隔で形成された複数対の磁気回路と上記複数対の磁気回路にそれぞれ隣接して形成されていて上記複数対の磁気回路と同一磁路を形成する複数の励磁回路を有していて高周波電力入力端子と増幅電力出力端子を有するステータと、上記高周波電力入力端子と上記増幅電力出力端子との間に接続されたコイルライン及びコモンラインと、上記コイルラインに複数対のインダクタを直列接続されていて上記複数対の磁気回路をそれぞれ囲むようにそれぞれ配置された複数対のインダクタと、上記コモンラインと上記複数対のインダクタとの間にそれぞれ接続された複数のコンデンサと、上記発電電力を所定周波数の高周波交流電力に変換して上記高周波電力入力端子に供給する高周波交流電力発生器と、上記高周波交流電力に同期して上記複数の励磁回路に周期的に高周波磁界を発生させて上記複数対の磁気回路を介して上記複数対のインダクタに上記高周波磁界を交差させることで上記複数対のインダクタの電流を増力させて上記コイルラインと上記コモンラインとの間で高周波増幅電力を発生させる高周波磁界発生装置と、上記高周波増幅電力を整流して直流増幅電力を生成する整流器と、上記直流増幅電力の少なくとも一部を蓄電して蓄電電力を出力させる蓄電装置と、上記直流増幅電力及び上記蓄電電力の少なくとも1つから多相駆動電力を生成して上記複数のモータコイルに順次供給することで上記モータ発電機を回転駆動すると同時に上記発電電力を出力させるインバータとを備えることを特徴とする。
本発明の第5局面によるバッテリレスモータは、請求項1〜12のいずれか一項に記載の自律運転型回転電気機械を備えることを特徴とする。
本発明の第6局面によるバッテリレスモータは、請求項1〜12のいずれか一項に記載の自律運転型回転電気機械を備えることを特徴とする。
請求項14
本発明の第7局面による電気自動車用モータは、請求項1〜12のいずれか一項に記載の自律運転型回転電気機械を備えることを特徴とする。
発明の効果
本発明によれば、回転機械の運転中に発電出力を発生させ、この発電出力を増幅して回転機械の励磁コイルに還流することにより出力トルクを飛躍的に向上させることが可能な自律運転型回転電気機械の運転方法、自律運転型回転電気機械及びこれを利用したバッテリレスモータ及び電気自動車用モータを提供することを目的とする。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態)
本発明の実施形態の自律運転型回転電気機械10につき、図1を参照して説明する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施形態)
本発明の実施形態の自律運転型回転電気機械及びその運転方法につき、図1を参照して説明する。自律運転型回転電気機械は電気自動車用動力源又は自律運転型発電装置として適用されるが、その他の農業機械、建設機械、港湾機械等の産業機械や各種船舶、各種ロボット、航空機や宇宙往還機等の移動体にも適用される。
図1において、自律運転型回転機械10は、1例として、電気自動車(EV)の動力源に適用したものとして説明する。自律運転型回転機械10は、多相モータ部12と多相発電部14とを有するモータ発電機100を備える。多相モータ部12は出力軸104を介して、EVのトランスミッション及びプロペラーシャフト(図示せず)等の動力伝達部を経由して駆動輪等の負荷EVwに接続される。多相発電部14は外部端子OTを介して主発電電力MPwを出力して、EVの空調機(図示せず)その他アクセサリー電気機器等の負荷15に供給される。自律運転型回転機械10を移動体用動力電源として適用する場合は、モータ部12の負荷EVwを外して、負荷15をEVの駆動モータで差し替えてもよい。
多相発電部14は、多相電力APwを出力する。多相電力APwは整流器16で整流されて直流電力DPに変換され、充電器18を介して蓄電デバイス20に蓄電される。蓄電デバイス20は大電流充放電(短時間で500A放電が可能)で1,000,000サイクル以上の長寿命サイクルを有する日立化成のリチウムイオンキャパシタSLC−B152A、SLC−B110A又はJMエナジーのMPA45G275Hのようなリチウム(Li)イオンキャパシタバンクが好ましくは利用される。蓄電デバイス20の直流出力StPは後述のコントローラ24の指令C0に応答して閉じるスイッチSW1を介してインバータ34に供給されて、3相交流駆動信号に変換されても良い。一方、蓄電デバイス20はコントローラ24の指令C1に応答して閉じるスイッチSW2を介して高周波交流電力発生器22に蓄電電力StPを供給する。
高周波交流電力発生器22は蓄電デバイス20の蓄電電力StPを10〜70kHz、好ましくは、20〜50kHzの高周波交流電力HfPに変換する。高周波交流電力HfPが10kHz以下では、後述のように、磁束変化が低すぎて、増幅率が低下するため好ましくなく、50kHz以上では電子部品の寿命が低くなるため、好ましくはない。高周波交流電力発生器22としては、例えば、日本国特許第3399214号及び同第3399215号又は特開平第7−231670号に開示された高周波インバータ、特開平第10−745988号に開示されたRFパワー発生器、米国特許第3368164号及び米国特許第5281905号に開示された高周波交流電力発生器並びに米国特許第4028610号及び米国特許第5281905号に開示された高周波交流電流発生インバータのいずれかがが好ましくは挙げられる。
コントローラ24は、例えば、所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いて構成される。コントローラ24は入力装置26及びメインスイッチ(図示せず)に接続されていて、入力装置26はインバータの設定周波数その他の各種制御対象の制御パラメータや該制御パラメータに応じたスイッチ切替信号等を入力する。メインスイッチが投入されると、コントローラ24は、入力装置26からの出力信号に応答して、指令信号C1と指令信号C2のいずれかを出力してスイッチSW1又はSW2のいずれか一方を閉じる。高周波交流電力HfPの周波数に同期したゼロ位相信号Sがコントローラ24に入力される。
高周波パルス発生器28はスイッチSW2が閉じて蓄電デバイス20から蓄電電力が供給され、同時に、コントローラ24からゼロ位相信号Sに同期した同期信号Sycが供給される。高周波パルス発生器28は、高周波交流電力HfPの周波数に同期した同期信号Sycに応答して、例えば、10〜70kHz、好ましくは、20〜50kHzの高周波励磁パルスHfPeを生成する。高周波パルス発生器28としては、例えば、米国特許第8018263号公報又は米国特許第8023296号公報に開示された高周波パルス発生回路を利用してもよい。高周波励磁パルスHfPeが10kHz以下では、磁束変化が少なくなって、増幅率が低下するため好ましくなく、50kHz以上では電子部品の寿命が低くなるため、好ましくはない。高周波パルス発生器28は、例えば、上述の高周波インバータから構成してもよい。
高周波励磁パルスHfPeに応答して、高周波交流電力増幅器30は高周波交流電力HfPを増幅して高周波増幅電力HfPaを出力する。高周波増幅電力HfPaは高周波整流器32で整流されて直流増幅電力DaPに変換されてインバータ34に供給される。高周波整流器32は被整流波交流電力を直流出力電力に変換するもので、例えば、特開平2016−72755号又は特開平2017−112784号に開示された高周波整流器が好ましくは利用してもよい。
コントローラ24からの指令信号C2に応答して、インバータ34は蓄電電力StP又は直流増幅電力DaPから設定周波数の三相交流駆動信号φU,φV,φWを生成して駆動電力としてモータ発電機100の3相交流モータ12に供給する。
自律運転型回転機械10の運転において、メインスイッチ(図示せず)を投入すると、コントローラ24からの指令信号C1に応答してスイッチSW2が閉じる。この時、蓄電デバイス20の蓄電電力StPは高周波交流電力発生器22に供給される。高周波交流電力発生器22は、蓄電電力StPから、例えば、50kHzの高周波交流電力HfPに変換して高周波交流電力増幅器30に供給する。一方、蓄電電力StPは高周波パルス発生器28に供給される。高周波パルス発生器28は、コントローラ24からの同期信号Sycに応答して高周波交流電力HfPに同期した50kHzの高周波励磁パルスHfPeに変換する。高周波交流電力増幅器30は高周波励磁パルスHfPeに応答して高周波交流電力HfPを増幅して高周波増幅電力HfPaを発生させる。高周波増幅電力HfPaは高周波整流器32で直流増幅電力DaPに変換されてインバータ34に供給される。コントローラ24からの指令信号C2ni応答して、インバータ34は後述の3相交流駆動信号φU,φV,φWを生成してモータ部12に供給する。このとき、モータ部(3相交流モータ)12は3相交流駆動信号に応じて回転磁界が生成されて回転駆動し、その動力で出力軸12aを介して負荷EVwを駆動する。モータ部12の運転と同時に、発電部(3相交流発電機)14が起動して3相交流主電力MPwと3相交流補助電力APwを出力し、3相交流主電力MPwは負荷15に供給され、3相交流補助電力APw整流器16に供給される。このサイクルが繰り返し行われ、上述の工程が実行される。
たとえば、モータ部12の電圧、電流及び力率を乗算すると、負荷EVwの負荷が最大負荷100%に対して何%であるかが正確に分かるので、各種センサ(図示せず)からの電圧、電流及び力率の制御パラメータを入力装置26に入力してやれば、入力装置26からの制御信号に応答してコントローラ24は負荷EVwの負荷率が、例えば、50%以下の低いときに、指令信号C0を出力してSW1を閉じて、蓄電デバイス20の蓄電電力をインバータ34に供給させる。一方、負荷EVwの負荷率が、例えば、50%以上となった際には、コントローラ24は指令信号C0を指令信号C1に切替えてSW2を閉じる。この時、高周波交流電力発生器22、高周波パルス発生器28及び高周波交流電力増幅器30が作動して直流増幅電力DaPをインバータ34に供給する。このように、モータ部12の負荷に応じてインバータ34への直流電力を自由に選択することができる。
図2、図3において、自律運転型回転電気機械10のモータ発電機100は中心軸CLと端部102aを有する筒状ハウジング102と、筒状ハウジング102に回転可能に支持されていて端部の片側から中心軸CLに沿って延びる回転軸104と、ハウジング102の周方向に等間隔で径方向に対照的に配置されるとともに、軸心CLに沿って2列に配置された複数対のモータ固定子105,107を備える。複数対のモータ固定子105,107は、筒状ハウジング102の周方向に等間隔で支持されていてモータコイル106と発電コイル108をそれぞれ支持する複数対のラジアル磁極106U,106V,106Wからなる電磁石を備える。回転軸104は図示しないトランスミッション及びプロペラーシャフトを介して電気自動車の駆動輪に接続される。複数の電磁石106U、106V、106Wはそれぞれ両端に磁極面110を有し、モータ固定子として機能する。発電コイル108が複数の電磁石106のそれぞれに巻かれている。複数の電磁石106の磁極面110と対向するように、第1乃至第3ロータからなるフライホイール112が回転軸104に固定支持されていてハウジング102に回転可能に収納される。図3より明らかなように、第1乃至第3ロータ(フライホイール)112の各々は周方向において等間隔で配置された複数の永久磁石106を有する。複数の永久磁石106の中心は複数の電磁石106U、106V、106Wの磁極面110のほぼ中心に整列するように配置される。
図2より明らかなように、各電磁石106U、106V、106Wは径方向内側において軸心CLと平行に延びる磁石ホルダー部116を備え、永久磁石118を保持している。永久磁石118の磁極は電磁石106の磁極に対して同極となるように結合される。図2において、電磁石106が励磁されて、軸心CLに沿って、S極とN極となったときに、永久磁石118のS極の磁束が電磁石106UのS極の磁束に追加され、一方、永久磁石118のN極の磁束が電磁石106UのN極の磁束に追加され、電磁石106の合計磁束を最大化する。その結果、ロータ112の永久磁石114に対する磁気吸引力を増大してトルクの向上を図る。
図4はインバータ30と電磁石106U,106V,106Wとの接続関係を示す。図3に示すように、軸心CL方向に、一対の電磁石106Uが180度の位置で対照的に配列されていて、これら4つの電磁石106Uの8箇所の磁極110が同時に3つのロータ112、112、112の永久磁石114の8個の磁極面に同時に磁気吸引するように作用する。したがって、回転軸104は強力なトルクで回転する。
図5に示すように、三相交流駆動信号φU、φV、φWはいかに述べるようなタイミングで変化する。三相交流駆動信号φUでは、タイミングt1〜t3及びt7〜t9の間で正電位となり、タイミングt4〜t6の間で負電位となる。タイミングt3〜t4、t6〜t7、t9〜t10ではOFF状態となる。3相駆動信号φVでは、三相交流駆動信号φUからタイミングt1〜t2の間タイミングが遅れる。同様に、三相交流駆動信号φWは三相交流駆動信号φUからタイミングt1〜t3の間タイミングが遅れる。このように、三相交流駆動信号φU、φV、φWは互いに対して所定の時間幅で導通(励磁)しておのおののラジアル磁極を励磁することでロータの永久磁石を吸引しながら回転軸104を円滑に回転させている。
図6は図1のインバータ30から出力されるブレーキ駆動信号φBrを示す。図6に示すように、ブレーキ駆動信号φBru、φBrwはいずれも同一タイミングt1〜t3、t4〜t6、t7〜t9で正電位で、タイミングt3〜t4、t6〜t7でOFFとなる。ブレーキ駆動信号φBrvは同一タイミングt1〜t3、t4〜t6、t7〜t9で負電位で、タイミングt3〜t4、t6〜t7でOFFとなる。したがって、ブレーキ駆動信号は同一位相でON,OFFを繰り返すため、励磁された電磁石106によって3つのロータ112が永久磁石114,114aが磁気吸引される。このようにして、ロータ112は強力な磁気吸引力で所定位置に保持されるため、モータ発電機100は強力なモータブレーキ効果を有する。
図7は高周波交流電力増幅器22の具体的構造を示す。高周波交流電力増幅器22は、同心的な外周部200aと内周部200bとを有するステータ200を備える。ステータ200は外周部200aと内周部200bとの間で、周方向に等間隔で径方向に延びる複数対のラジアル磁極202を備える。複数対のラジアル磁極202において、隣接したラジアル磁極202の間には径方向に延びる励磁回路Ecが形成され、励磁回路ECは励磁磁極204を備え、励磁磁極204にはそれぞれ励磁コイル206が巻かれている。励磁回路Ecと隣接したラジアル磁極202との間にはそれぞれ一対の磁気回路208が形成される。内周部200bに隣接した位置において、励磁回路Ecの内側端部近辺にハルバッハ配列構造のコモン永久磁石210が配置されていている。ハルバッハ配列構造の永久磁石210は中央に位置していて、励磁磁極204と同一方向に延びるN極とS極とを有するセンター永久磁石と、センター永久磁石に対してN極とS極が直交するように配置されたサイド永久磁石とを備える。このように、ハルバッハ配列構造の永久磁石210はN極側の磁束が励磁回路Ecに指向するように配置される。
ステータ200は高周波電力入力端子子210と増幅電力出力端子子212を有し、高周波電力入力端子子210はコモンライン214とコイルライン216にそれぞれ接続されている。コイルライン216には複数のインダクタ218が直列接続されていて、複数のインダクタ218はそれぞれラジアル磁極202に巻かれている。複数のインダクタ218とコモンライン214との間には複数のコンデンサ220がそれぞれ接続されている。複数のインダクタ218と複数のコンデンサ220とはそれぞれLC共振回路を構成し、これらLC共振回路はコモンライン214とコイルライン216との間において直列接続される。コンデンサ220Aを含むLC共振回路と並列にダンピング抵抗DR1が接続され、コンデンサ220Bを含むLC共振回路と並列にダンピング抵抗DR2が接続され接続される。これらダンピング抵抗DR1、DR2はLC共振回路の共振の鋭さ(Q)を抑制することによってノイズを減衰させ、回路の帯域幅や過渡特性、位相特性などを改善する。
励磁コイル206は高周波励磁パルス発生器24(図1参照)から高周波交流電力HfPに同期して高周波励磁パルスHfPeが同時に供給される。ハルバッハ配列構造の永久磁石210は励磁コイル206が励磁された際の磁極と同磁極を有する。高周波励磁パルスHfPeに応答して、励磁コイル206が励磁されると、励磁回路Ecの径方向外側がN極となり、複数対のインダクタ218の径方向内側がN極となるため、ハルバッハ配列構造の永久磁石210のN極側から集中磁束210aが励磁回路Ecに流れる。この集中磁束210aと励磁コイル206で発生した磁束が合成磁束として磁気回路208を循環する。このため、インダクタ218を通過する合成磁束が増加するため、インダクタ218に流れる電流が増大する。このように、励磁コイル206が高周波励磁パルスHfPeに応答して励磁された際に、永久磁石210の高周波磁界が磁気回路208に流れて、合成高周波磁界φeが磁気回路208を通過する。このようにして、磁気回路208内には励磁コイル206の高周波磁界と永久磁石210の磁界との合成高周波磁界が流れる。このように、励磁コイル206は高周波磁界発生装置として機能する。
図7の高周波交流電力増幅器22の作用において、励磁コイル206に高周波パルス発生器24(図1参照)から高周波励磁パルスHfPeが、例えば、高周波交流電力HfPと同期した50kHzの周波数で同時に供給され、50kHzの周波数で複数対の磁気回路208が同時に形成される。この状態で、高周波電力入力端子211に高周波交流電力発生器20(図1参照)から、例えば、50kHzの周波数で高周波交流電力Hfpが供給され、高周波交流電力HfPは直列接続された複数のLC共振回路を通過しながら増幅される。この時、励磁コイル206は高周波励磁パルスHfPeに応答して複数対の磁気回路208に高周波磁界を発生させているため、複数対の磁気回路208を通過する磁気エネルギーφeによりインダクタ218を通過する合成磁束が増加するため、インダクタ218に交差する磁束密度が増大してインダクタ218に流れる電流が増大する。こうして得られた高周波増幅電力HfPaは増幅電力出力端子212から取り出され、平滑回路26(図1参照)で平滑されていて直流増幅電力DaPが得られる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれら実施例に示された構成に限定されず、発明の趣旨から外れることなく様々な変更が可能である。上記実施例において、高周波交流電力発生器は、一例として、高周波インバータからなるものとして記載されたが、高周波交流電力発生器を公知の高周波パルス変換器で構成し、高周波パルス電力に変換しても良い。実施例において、モータ発電機のモータコイルが複数の電磁石からなるものとして記載したが、モータ発電機のステータに周方向に等間隔で径方向に延びるように形成された突極に巻かれた多相の励磁巻線(モータコイル)と二重構造となるように発電コイルを巻き、ロータに永久磁石を組み込むことで、励磁巻線によりロータを磁気吸引しながら回転させ、同時に発電コイルから発電電力を出力させても良い。他の変形例として、モータ発電機のステータに周方向に等間隔で径方向に延びるように形成されていて多相の励磁巻線(モータコイル)を有する突極の間に発電コイルを有する発電用突極を形成しても良い。また、モータ発電機の電磁石の励磁コイルを発電コイルに対して大きく図示しているが、出力電力が増えるように、励磁コイルに対して発電コイルのターン数が大きくなるように変形しても良い。上記実施例において、高周波交流電力増幅装置のインダクタがラジアル磁極に巻かれたものとして記載されたが、インダクタはステータの励磁回路に隣接した領域においてステータの外周部に巻いても良い。
図1は、本発明の実施形態による自律運転型回転電気機械のブロック図である。 図2は、図1に示したモータ発電機の概略断面図である。 図3は、図2のIII−III線から見た断面図である。 図4は、図2に示した電磁石の配線図である。 図5は、インバータから電磁石に出力される駆動波形図である。 図6は、ブレーキ発生時にインバータから電磁石に出力される駆動波形図である。 図7は、図1に示した高周波交流電力増幅器具体的な構造図である。
10…自律運転型回転電気機械
12…三相直流モータ
20…高周波交流電力発生器
22…高周波交流電力増幅器
24…高周波パルス発生器
26…平滑器
30…インバータ
32…充電回路
34…蓄電装置
104…回転軸
106…電磁石
108…発電コイル
112…ロータ
114…永久磁石
200…アウタステータ
202…インナステータ
204…ラジアル磁極
206…ラジアルインナ磁極
218…インダクタ
220…コンデンサ
222,224…励磁コイル
DR1,DR2…ダンピング抵抗

Claims (7)

  1. 回転軸を有していてモータコイルと発電コイルとを有する多相モータ部と、上記多相モータ部にエアーギャップを介して対向する永久磁石ロータとを備え、上記回転軸により駆動されて上記永久磁石ロータが上記発電コイルに磁束を交差させることで発電電力を発生させる上記多相モータ部を準備する工程と、
    上記発電電力を変換して直流電力を得る工程と、
    上記直流電力をLiイオンキャパシタからなる蓄電デバイスに蓄電して蓄電電力を出力する工程と、
    高周波電力入力端子と増幅電力出力端子を有していて、周方向に所定間隔で形成された複数対の磁気回路を有するステータを準備する工程と、
    上記高周波電力入力端子と上記増幅電力出力端子との間にコイルライン及びコモンラインを接続する工程と、
    上記コイルラインに複数対のインダクタを直列接続して上記複数対の磁気回路をそれぞれ囲むように上記複数対のインダクタを上記ステータにそれぞれ配置する工程と、
    上記コモンラインと上記複数対のインダクタとの間にそれぞれ複数のコンデンサを接続する工程と、
    上記蓄電電力を変換して所定周波数の高周波交流電力を発生させる工程と、
    上記高周波電力入力端子に上記高周波交流電力を入力する工程と、
    上記高周波交流電力に同期して上記複数対のインダクタで発生する磁束の向きと同一方向に上記複数対の磁気回路を介して高周波磁界を加える工程と、
    上記複数対のインダクタの磁束密度を高めることで上記複数対のインダクタが蓄えるエネルギーを増幅して上記コイルラインと上記コモンラインとの間で高周波増幅電力を発生させる工程と、
    上記高周波増幅電力を整流して直流増幅電力を生成する工程と、
    上記直流増幅電力から多相駆動電力を生成する工程とを備え、
    上記多相駆動電力を順次上記多相モータ部を回転駆動しながら上記発電コイルから上記発電電力を出力させることを特徴とする自律運転型回転電気機械の運転方法。
  2. 上記複数対の磁気回路の間にそれぞれ複数の励磁磁極を上記ステータに形成して上記複数の励磁磁極のそれぞれに複数の励磁コイルを配置して上記複数の励磁回路をそれぞれ形成し、上記高周波交流電力に同期して上記複数の励磁コイルに周期的に高周波磁気パルスを供給して上記高周波磁界を発生させることを特徴とする請求項1に記載の自律運転型回転電気機械の運転方法。
  3. 上記複数の励磁磁極のそれぞれの側部に上記複数対の磁気回路をそれぞれ構成する複数対のラジアル磁極を上記ステータ上に形成し、上記複数の励磁磁極と上記複数対のラジアル磁極に隣接してそれぞれ複数のハルバッハ配列構造のコモン永久磁石を配置し、上記高周波励磁パルスに応答して上記励磁コイルに発生した高周波磁界と上記複数のハルバッハ配列構造のコモン永久磁石の集中高周波磁界とを含む合成高周波磁界を上記複数対のラジアル磁極に通過させることで上記複数対のインダクタに交差させて上記複数対のインダクタに流れる電流を増幅させることを特徴とする請求項2に記載の自律運転型回転電気機械の運転方法。
  4. 筒状ハウジングに収納されていて、複数のモータコイルと複数の発電コイルを有するモータ固定子と、上記筒状ハウジングに回転可能に支持された回転軸と、上記モータ固定子に近接して上記回転軸に支持されていて、周方向において等間隔で配置された複数の永久磁石を有するロータとを備え、上記永久磁石が上記複数のモータコイルの励磁時に順次磁気吸引されて上記ロータを駆動するとともに上記発電コイルに磁束を交差させて発電電力を出力させるモータ発電機と、
    上記発電電力を変換して直流電力を得る変換器と、
    上記直流電力を蓄電して蓄電電力を出力するLiイオンキャパシタからなる蓄電デバイスと、
    周方向に所定間隔で形成された複数対の磁気回路と上記複数対の磁気回路にそれぞれ隣接して形成されていて上記複数対の磁気回路と同一磁路を形成する複数の励磁回路を有していて高周波電力入力端子と増幅電力出力端子を有するステータと、
    上記高周波電力入力端子と上記増幅電力出力端子との間に接続されたコイルライン及びコモンラインと、
    上記コイルラインに複数対のインダクタを直列接続されていて上記複数対の磁気回路をそれぞれ囲むようにそれぞれ配置された複数対のインダクタと、
    上記コモンラインと上記複数対のインダクタとの間にそれぞれ接続された複数のコンデンサと、
    上記蓄電電力を所定周波数の高周波交流電力に変換して上記高周波電力入力端子に供給する高周波交流電力発生器と、
    上記高周波交流電力に同期して上記複数の励磁回路に周期的に高周波磁界を発生させて上記複数対の磁気回路を介して上記複数対のインダクタに上記高周波磁界を交差させることで上記複数対のインダクタの電流を増加させて上記コイルラインと上記コモンラインとの間で高周波増幅電力を発生させる高周波磁界発生装置と、
    上記高周波増幅電力を整流して直流増幅電力を生成する整流器と、
    上記直流増幅電力から多相駆動電力を生成して上記複数のモータコイルに順次供給することで上記モータ発電機を回転駆動すると同時に上記発電電力を出力させるインバータと、
    を備えることを特徴とする自律運転型回転電気機械。
  5. 上記ステータにおいて、上記複数の励磁回路が上記複数対の磁気回路の間にそれぞれ形成された複数の励磁磁極と、上記複数の励磁磁極のそれぞれに配置された複数の励磁コイルとを備え、上記高周波磁界発生装置が上記高周波交流電力に同期して上記複数の励磁コイルに周期的に高周波磁気パルスを供給して上記高周波磁界を発生させる高周波磁気パルス発生器を備えることを特徴とする請求項4に記載の自律運転型回転電気機械。
  6. 上記ステータが、上記複数のコモン励磁磁極のそれぞれの側部に上記複数対の磁気回路をそれぞれ構成する複数対のラジアル磁極と、上記複数のコモン励磁磁極と上記複数対のラジアル磁極に隣接してそれぞれ配置された複数のハルバッハ配列構造のコモン永久磁石と、を備え、上記高周波励磁パルスに応答して上記励磁コイルに発生した高周波磁界と上記複数のハルバッハ配列構造のコモン永久磁石の集中高周波磁界とを含む合成高周波磁界を上記複数対のラジアル磁極に通過させることで上記複数対のインダクタに交差させて上記複数対のインダクタに流れる電流を増幅させることを特徴とする請求項5に記載の自律運転型回転電気機械。
  7. 上記モータ固定子が、上記筒状ハウジングの周方向に等間隔で支持されていて上記複数のモータコイルと上記複数の発電コイルを支持する複数対のラジアル磁極からなる電磁石を備え、上記複数対のラジアル磁極がそれぞれ極性の異なる複数の永久磁石を有することを特徴とする請求項6に記載の自律運転型回転電気機械。
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