JP2019121426A - 照明装置 - Google Patents

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謙次 櫻井
Kenji Sakurai
謙次 櫻井
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一成 山科
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Fumiaki Koizumi
文明 小泉
克徳 篠原
Katsunori Shinohara
克徳 篠原
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Abstract

【課題】装置内の輝度分布のばらつきを抑制し易いとともに、複数配列使用時においても全体の輝度分布のばらつきが少ない良好な外観が容易に得られる照明装置を実現する。【解決手段】照明装置10は、光源13と、光源の光が内部へ導入されることにより生ずる内部伝搬光の少なくとも一部が一方の主面である光出射面12cから出射される板状の導光体12とを具備し、導光体は、厚み方向の光出射面とは反対側の他方の主面の側に形成された切り欠き部12sと、切り欠き部に対して厚み方向の光出射面の側に配置され、光出射面に沿って内部伝搬光が伝搬する導光領域12eと、光出射面の外周側において光出射面に沿って外周側に向かう方向に向くとともに当該方向へ向けて内部伝搬光の少なくとも一部が出射される面であり、厚み方向に沿って平坦に構成された面である外縁面部12dとを備える。【選択図】 図5

Description

本発明は照明装置に関する。
従来から、光源から放出される光を導光板の内部に導入し、導光板の出射面から放出するように構成された照明装置がある。特に、板状の導光板の端縁から光を内部に導入し、板状の導光体の一方の主面である光出射面から光を出射するように構成されたエッジライト型の導光構造を備えた照明装置が知られている。
上記のような照明装置として、導光体の光出射面とは反対側にある他方の主面の一部に切り欠き部を形成し、この切り欠き部内に光源を配置し、光源から放出された光を当該切り欠き部に対面する光入射面から導入するようにした照明装置が知られている(例えば、以下の特許文献1〜3を参照)。また、このような照明装置の具体的な構造においては、導光体の光出射面が光拡散特性を備えた光拡散板により覆われる構造が採用されている(例えば、以下の特許文献3の図7を参照)。
特開平9−005742号公報 特開2009−016081号公報 特開2016−143570号公報
上記の切り欠き部を備える導光体と、これを覆う光拡散板とを有する照明装置においては、光拡散板が外周に角部を備えるとともに導光体の側部を覆う構造となっているため、外周部が中央部よりも明るくなったり暗くなったりしやすく、照明装置の外観を決める光拡散板の表面の輝度分布を中心から外周部まで均一に設定することが難しいという問題点があった。
また、複数の照明装置を縦横に隣接する態様で配列させて用いる場合には、光拡散板の周縁同士が隣接することとなるため、光拡散板の側面から放出される光同士が補完し合うことにより装置の隣接領域の輝度が他の場所より明るくなるなど、当該隣接領域において輝度の均一性がさらに損なわれる場合があった。
さらに、上記のような照明装置を単独で用いる場合(単独使用)と複数を配列させて用いる場合(複数使用)とで共に用いようとすると、いずれの場合においても良好な外観が得られる均一な輝度分布を実現する必要があるために、各照明装置における表面の輝度分布の調整作業が極めて困難になるという問題点があった。
そこで、本発明は上記問題点を解決することを課題とする。すなわち、本発明の課題は、装置内の輝度分布のばらつきを抑制し易いとともに、複数配列使用時においても全体の輝度分布のばらつきが少ない良好な外観が容易に得られる照明装置を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の照明装置は、光を放出する光源と、該光源から放出された光が内部へ導入されることにより生ずる内部伝搬光の少なくとも一部が一方の主面である光出射面から出射される板状の導光体と、を具備する照明装置である。ここで、前記導光体は、前記導光体の外周部における前記導光体の厚み方向の前記光出射面とは反対側の他方の主面の側に限定して形成された切り欠き部を備える。また、前記導光体は、前記切り欠き部に対して前記厚み方向の前記光出射面の側に配置され、前記光出射面に沿って前記内部伝搬光が伝搬する導光領域と、該導光領域の外周側において前記光出射面に沿って外周側に向かう方向に向いた面であるとともに、前記導光領域内の前記内部伝搬光の少なくとも一部が外周側に向けて出射される面である外縁面部と、を備える。このとき、前記外縁面部は、前記厚み方向に沿って平坦に構成されることが好ましい。また、上記の外縁面部は、被覆されることなく、外部へ露出していることが好ましい。或いは、上記の外縁面部は、前記光出射面に沿って外周側へ向かう前記方向に見て、装置の最外周に配置されることが望ましい。
本発明においては、前記導光体の少なくとも一部を外側から覆うとともに、前記光源及び前記導光体を直接若しくは間接的に支持する被覆支持体をさらに具備することが好ましい。ここで、当該被覆支持体としては、照明装置のケース体などの筐体を構成する部材が例示される。また、前記被覆支持体は、前記導光体のうち、前記光出射面及び前記外縁面部以外の少なくとも一部を覆うことが好ましい。すなわち、前記外縁面部は、前記被覆支持体により被覆されずに露出していることが望ましい。そして、前記外縁面部は、前記被覆支持体よりも前記厚み方向の前記光出射面の側に配置される。また、前記外縁面部は、前記光出射面に沿って外周側に向かう前記方向に見て、前記被覆支持体の最も外周側の部位と一致する位置、或いは、当該位置よりも外周側へさらに突出した位置に配置されることが望ましい。ここで、前記被覆支持体は、前記導光体の前記厚み方向の前記他方の主面の側において、前記導光体の外周側に配置される外側部を備えることが好ましい。この場合には、前記外側部の外面が上記最も外周側の部位を構成することが望ましい。また、上記外縁面部は平滑な面であることが好ましい。特に、前記光出射面は直線状の辺縁を備え、前記外縁面部は前記辺縁に沿った平坦面であることが望ましい。さらに、前記光出射面が平坦面で構成される場合には、上記外縁面部は、前記光出射面と直交する面であることが望ましい。なお、上記切り欠き部の内部には、前記被覆支持体の外周側にある部分、例えば、上記外側部の少なくとも一部が収容されることが望ましい。
本発明において、前記導光体は、前記光出射面に沿った方向に向く面であって、前記光源の光放出部と対面する光入射面を備えることが好ましい。ここで、前記光源から放出され、前記光入射面から導入された前記内部伝搬光が前記光出射面に沿って前記導光領域に向かうように構成されることが望ましい。また、前記光源は、前記切り欠き部の内部に配置されることが好ましい。さらに、前記導光体は、第1の前記外周部において、第1の前記切り欠き部と、第1の前記導光領域と、第1の前記外縁面部とを有し、前記第1の外周部とは異なる方位にある第2の前記外周部において、第2の前記切り欠き部と、第2の前記導光領域と、第2の前記外縁面部とを有することが好ましい。このとき、前記第1の外周部に対面する光放出部を備えるとともに前記第2の導光領域へ向かう光を放出する第1の前記光源と、前記第2の外周部に対面する光放出部を備えるとともに前記第1の導光領域へ向かう光を放出する第2の前記光源と、をさらに有することが望ましい。なお、前記切り欠き部の内部には、前記光源の代わりに、或いは、前記光源とともに、出射した前記内部伝搬光を反射させる光反射面が構成される場合がある。
本発明において、前記光出射面が平坦面であり、前記外縁面部が前記光出射面と直交するときにおいて、前記導光体の厚みをA、前記導光体の厚み方向の前記切り欠き部の深さをB、前記導光体の厚み方向の前記導光領域の厚みをC、前記光出射面に沿って外周側に向かう方向の前記導光領域の幅(庇状の張り出し長さ、或いは、切り欠き部の幅)をD、前記被覆支持体における前記外側部の外面から前記切り欠き部の内部において前記導光体に対面する部材表面(例えば、前記光源の光放出部)までの距離をE、前記導光板の厚み方向の前記光源の光放出部の範囲をFとする。このとき、以下の条件が成立することが好ましい。
前記導光領域の幅Dは、前記切り欠き部の深さBの2倍である2Bより小さいことが好ましい。前記導光領域の幅Dが前記切り欠き部の深さBの2倍以上になると、前記導光領域の厚みCを増大させて前記導光体の厚みAの増大により薄型化を犠牲にしない限り、前記導光領域に対応する前記光出射面の部分の輝度が低下しやすくなり、前記光出射面の輝度の均一性が悪化する。また、前記導光領域の幅Dは、前記外側部の外面から前記切り欠き部の内部において前記導光体に対面する部材の表面位置(前記光源の光放出部)までの距離Eより大きいことが好ましい。前記導光領域の幅Dが前記外側部の外面から前記光源の光放出部までの距離E以下になると、外縁面部を外側部の外面に合わせるか、或いは、当該外面より突出する構造で、前記光源を前記切り欠き部に収容できなくなる。換言すれば、前記光源を前記切り欠き部に収容すると、上記構造を採用することができなくなる。これにより、複数の照明装置を平面的に配列させて用いる複数使用の場合において、照明装置の外周部同士の隣接領域に暗部が形成されるなど、輝度変化を低減することが困難になる。
前記導光領域の厚みCは、前記切り欠き部の深さBの2倍である2Bより小さいことが好ましい。前記導光領域の厚みCが前記切り欠き部の深さBの2倍以上になると、前記導光体の厚みAの増大により照明装置全体が厚くなるとともに、前記外縁面部から出射する光が過大になることにより前記導光領域に対応する前記光出射面の部分の輝度が低下しやすくなり、前記光出射面の輝度の均一性が悪化する。また、前記導光領域の厚みCは、前記切り欠き部の深さBの1/3であるB/3より大きいことが好ましい。前記導光領域の厚みCが前記切り欠き部の深さBの三分の一以下になると、前記導光領域に内部伝搬光が入射し難くなるために前記導光領域に対応する前記光出射面の部分の輝度が低下しやすくなり、前記光出射面の輝度の均一性が悪化する。
前記導光領域の厚みCは、前記導光領域の幅Dの2倍である2Dより小さいことが好ましい。前記導光領域の厚みCが前記導光領域の幅Dの2倍以上になると、前記導光板の厚みAの増大により照明装置全体が厚くなるとともに、前記外縁面部から出射する光が過大となることにより前記導光領域に対応する前記光出射面の部分の輝度が低下しやすくなり、前記光出射面の輝度の均一性が悪化する。また、前記導光領域の厚みCは、前記導光領域の幅Dの1/2であるD/2より大きいことが好ましい。前記導光領域の厚みCが前記導光領域の幅Dの二分の一以下になると、相対的に前記導光領域に内部伝搬光が入射し難くなるために前記導光領域に対応する前記光出射面の部分の輝度が低下しやすくなり、前記光出射面の輝度の均一性が悪化する。
前記切り欠き部の深さBは、前記導光領域の厚みCの3倍である3Cより小さいことが好ましい。前記切り欠き部の深さBが前記導光領域の厚みCの3倍以上になると、前記導光体の厚みAの増大により照明装置全体が厚くなるとともに、照明装置を薄型化すると前記導光領域の厚みが確保できないため、内部伝搬光が前記導光領域に入射し難くなって前記導光領域に対応する前記光出射面の部分の輝度が低下しやすくなり、前記光出射面の輝度の均一性が悪化する。また、前記切り欠き部の深さBは、前記光源の光放出部の前記導光体の厚み方向の範囲Fより大きいことが好ましい。前記切り欠き部の深さBが前記光源の光放出部の前記導光体の厚み方向の範囲F以下になると、前記光源を前記切り欠き部に収容できなくなるとともに、前記導光体に光を十分に入射させることも困難になる。
本発明において、前記切り欠き部と前記導光領域の間に、前記切り欠き部及び前記導光領域に対して所定の光学的作用を与える光学特性調整構造が配置されることが好ましい。このとき、前記光学特性調整構造は、前記導光領域に臨む光反射面を備えることが望ましい。また、前記光学特性調整構造は、前記切り欠き部の内部に前記光源が配置される場合において、前記切り欠き部に臨む遮光面又は光反射面を備えることが望ましい。特に、前記光学特性調整構造は、前記光出射面に沿って外周側に向かう前記方向に見て、前記切り欠き部と前記導光領域との間の全範囲に設けられることがさらに望ましい。ここで、上記の光学特性調整構造としては、前記切り欠き部と前記導光領域のいずれか少なくとも一方から入射する光(の少なくとも一部)を遮光する遮光体、前記切り欠き部と前記導光領域のいずれか少なくとも一方から入射する光(の少なくとも一部)を反射する光反射体などが例示される。ただし、これらの遮光体の遮光率や光反射体の反射率は、導光領域や他の領域に必要な光出射特性などに応じて適宜の値に調整される。さらに別の一例として、前記切り欠き部と前記導光領域の間の光を遮光するとともに、前記導光領域から入射する光を反射する遮光反射体が挙げられる。なお、上記の光学特性調整構造は、前記導光体とは別部材により構成される場合に限らない。また、前記光学特性調整構造は、前記導光体の前記導光領域から前記切り欠き部に臨む内面部の表面上に形成された、凹部、凸部、溝部、凸条、印刷層などであってもよく、或いは、上記内面部に沿って配置された、半透明材料、網目状素材、光散乱性素材、光反射性素材、遮光性素材などで構成されていてもよい。前記光学特性調整構造は、特に、上記切り欠き部の内部に前記光源が配置される場合には、当該光源から放出される光のうち直接に前記導光領域に入射する光量を調整することができる。また、光学特性調整構造は、典型的には、完全な遮光層、或いは、透過率が実質的に0である光反射層であってもよい。
この場合において、前記光学特性調整構造は、前記光出射面に沿って外周側に向かう前記方向に見て、前記被覆支持体よりも外周側に広がる範囲まで形成されることが好ましい。特に、前記被覆支持体に前記外側部が設けられる場合には、前記光学特性調整構造は、前記外側部の外面よりも前記導光領域に沿って外周側へ向かう方向に突出していることが望ましい。
本発明において、前記導光体の光出射面から出射される光を拡散して出射する光拡散板をさらに具備することが好ましい。この場合において、前記光拡散板は、前記導光体に対して、前記光出射面に対面する側に内表面、及び、前記厚み方向の前記内表面の反対側に外表面、を備える。ここで、光拡散板は、上記外縁面部を外部へ露出させる形状を備えることが望ましい。すなわち、前記外縁面部は、前記光拡散板により被覆されない。この場合において、前記光拡散板は、前記外表面に沿って外周側へ向かう方向に向いた面である外周端面を備えることが好ましい。このとき、前記外周端面は、前記光出射面に沿って外周側に向かう方向に見て、前記外縁面部に一致する位置に配置されることが望ましい。特に、上記外周端面は、前記厚み方向に沿って平坦な面であることがさらに望ましい。また、照明装置は、前記外縁面部を突き合わせる態様で前記光出射面に沿った方向に配列された複数の前記導光体を具備する場合がある。この場合には、前記光拡散板は、前記内表面が前記複数の導光体の前記光出射面にわたって対面するように、前記複数の導光体を前記厚み方向に覆う平面範囲を有することが好ましい。このとき、前記光拡散板は、前記複数の導光体の前記光出射面の全面にわたって対面するように構成されることが望ましい。
本発明において、前記導光体には、光散乱構造が設けられることが好ましい。上記の光散乱構造としては、導光体の表面上に形成された凹部、凸部、溝部、凸条、光散乱作用などを奏する印刷層などが例示される。また、導光体の表面に沿って配置された光反射シートなどの別部材を用いるものも上記光散乱構造に含まれる。前記導光体には、上記のように、上記光出射面(一方の主面)、上記他方の主面(底面)、上記光入射面、上記外縁面部、上記内面部といった表面上の若しくは表面に沿った上記光散乱構造を設ける代わりに、或いは、上記光散乱構造を設けるとともに、別の前記光散乱構造として、前記導光体の内部に光散乱粒子を分散配置させてもよい。光散乱粒子は、前記導光板の内部において、前記導光板の基材に対する屈折率の相違と粒子形状に応じて、前記内部伝搬光を散乱させる。
本発明において、前記導光体には、上記光出射面から出射される照明光量や上記光出射面の輝度の均一性を高める目的で、状況に応じた態様で、状況に応じた場所に前記光散乱構造が設けられる。特に、前記他方の主面に前記光散乱構造が設けられることが望ましい。上記光散乱構造は、前記光入射面(或いは、別の光入射面)の近傍において、前記切り欠き部(或いは、別の切り欠き部)における前記光源(或いは、別の光源)の配置及び配列態様により生ずるばらつきを低減するためにも形成されることが望ましい。また、いずれの目的であっても、前記光入射面、前記光出射面、前記導光領域(或いは、別の導光領域)の前記切り欠き部(或いは、別の切り欠き部)に臨む内面部に上記と同様の態様の光散乱構造を設けてもよい。なお、上記外縁面部に上記光散乱構造を設けてもよい。
本発明によれば、照明装置の外観を決める輝度分布のばらつきを抑制し易いとともに、照明装置の単独使用と複数使用とのいずれにおいても良好な外観が容易に得られる装置構造を実現することができる。
本発明に係る照明装置の第1実施形態の分解斜視図である。 同第1実施形態の平面図及びその一部の断面構造を拡大して示す拡大部分断面図である。 同第1実施形態の側面図である。 同第1実施形態のE−E線に沿った断面を示す拡大断面図である。 同第1実施形態の外周部の近傍の断面構造を示す拡大断面図である。 複数の第1実施形態の照明装置を配列させたときの隣接部分の断面構造を示す拡大断面図である。 第2実施形態の照明装置の外周部の近傍の断面構造を示す拡大断面図である。 複数の第2実施形態の照明装置を配列させるとともに、一体化された光拡散板を用いた場合の隣接部分の断面構造を示す拡大断面図である。 第3実施形態の照明装置の平面図及びその一部の断面構造を拡大して示す拡大部分断面図である。 複数の第3実施形態の照明装置を配列させたときの隣接部分の断面構造を示す拡大断面図である。 複数の第3実施形態の照明装置を図10とは別の態様で配列させたときの隣接部分の断面構造を示す拡大断面図である。 第3実施形態の変形例を示す照明装置の平面図及びその一部の断面構造を拡大して示す拡大部分断面図である。 単一の照明装置の使用時と複数の照明装置の使用時における装置構成を模式的に示す説明図である。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。最初に、図1〜図5を参照して、本発明に係る照明装置の第1実施形態の全体構成について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の照明装置10は、板状の発光ユニット10Aと、この発光ユニット10Aの光出射面上に配置される光拡散板10Bとを有する。発光ユニット10Aは、底部11aと外側部11bを備えたケース体11を有する。このケース体11は、金属板などの板状材により図示上部が開放された箱型に構成される。また、発光ユニット10Aは、このケース体11の内部(外側部11bの内側)に一部(下部)が収容され、残部(上部)が上記ケース11の上部から突出する導光体12を有する。ケース体11の内部には、導光体12の下部の他に、後述する光源13、配線基板14、接続基板15、光反射シート16、支持プレート17、外周フレーム18などが収容される。
なお、スペーサ11dはケース体11に取り付けられて後述する支持プレート17を支持することにより、ケース体11の底部11aと支持プレート17との間に、後述する接続基板15やこれに接続される制御基板などを収容する内部空間を確保するようになっている。また、固定ねじ11e、11f、11gは、ケース体11、スペーサ11d、光反射シート16、支持プレート17、外周フレーム18などを相互に固定するためのものである。上記ケース体11は、導光体12の少なくとも一部(下部)を被覆し、導光体12や光源13を直接若しくは間接的に支持する被覆支持体である。
ケース体11の内部には、LEDなどの発光素子からなる複数の光源13と、この光源13を所定の配列態様となるように実装部14a上に実装したフレキシブル基板などで構成される配線基板14と、この配線基板14に接続される接続基板15とが配置される。ここで、接続基板15から配線基板14を介して供給される電力により、光源13が点灯する。光源13としては、白色LEDなどの、発光構造(LEDチップなど)自体により、或いは、当該発光構造と光変換材料(蛍光体など)との組み合わせにより、所定の波長分布を呈する発光素子であることが好ましい。
また、上記導光体12の下には光反射シート16が配置され、導光体12及び光反射シート16は支持プレート17により支持される。また、配線基板14、光反射シート16及び支持プレート17は、断面L字状の外周フレーム18により外周側から保持される。外周フレーム18の中央部には折り曲げ部に沿ってスリット状の開口18aが設けられる。配線基板14は、この開口18aを通して配線基板14の実装部14aの中央から突出する帯状の接続部14bが内周側へ導入される。この接続部14bは接続基板15に導電接続される。さらに、上記光源13及び配線基板14と、導光体12の後述する導光領域12eとの間には、遮光シート19が配置される。この遮光シート19は、照明装置10の外周部にある辺縁10A1〜10A4に沿って帯状に延在する平面形状を備える。なお、遮光シート19の詳細は後述する。
上記導光体12は、アクリル樹脂などの透光性素材により構成される。この透光性素材には、光散乱粒子が分散されていることが好ましい。光散乱粒子としては、上記透光性素材とは光屈折率の異なる素材、例えばシリコーン樹脂、で構成されることが望ましい。さらに、光散乱粒子は球状であることが望ましい。このとき、光散乱性粒子は、導光体12の内部を伝搬する内部伝搬光を散乱させる光散乱構造の少なくとも一部として機能する。
導光体12は板状に構成される。図示例では、導光体12は、後述する切り欠き部12sを除いて、平行平板状に構成される。また、導光体12の平面形状は矩形(正方形や長方形)である。図4に示すように、導光体12の一方の主面である図示上面は光出射面12cである。図示例では、光出射面12cは平坦面として構成することができ、また、その表面態様は平滑面とすることができる。また、導光体12の他方の主面である図示下面は底面12bである。図示例では、底面12bも平坦面として構成でき、その表面態様は平滑面とすることができる。ここで、導光体12の辺縁(平面形状の外縁形状)は、装置の辺縁10A1〜10A4にそれぞれ沿った直線状に構成される。
図5に示すように、導光体12の外周部には、照明装置10(導光体12)の厚み方向(図1の図示上下方向)の底面12bの側(図示下側)に限定して切り欠き部12sが設けられ、この切り欠き部12sの光出射面12cの側(図示上方)には、光出射面12cに沿って内部伝搬光を導く上記導光領域12eが形成される。導光領域12eは、図示例では、ケース体11の外側部11bよりもさらに外周側へ張り出すように構成される。導光領域12eの上面は光出射面12cの外周部を構成する。また、上記切り欠き部12sに対して導光体12の内部から底面12bに沿って外周側へ向かう方向に臨む表面(図示例では垂直面)が光入射面12aとなっている。この光入射面12aも平坦面に構成でき、また、平滑面に構成できる。上記切り欠き部12sと上記導光領域12eとの間には、内面部12hが上記切り欠き部に臨むように設けられる。この内面部12hは、図示例では水平面である。また、内面部12hも平坦面構成でき、また、平滑面に構成できる。
さらに、導光体12の上記導光領域12eの外周にある側面は、上記光出射面12cに沿った方向に向いた外縁面部12dとなっている。図示例では、外縁面部12dは垂直面(導光体12の厚み方向に沿って平坦な面であり、かつ、照明装置10の辺縁10A1〜10A4(図2参照)の方向に沿って平坦な面)である。また、外縁面部12dも平坦面に構成でき、また、平滑面に構成できる。上記切り欠き部12s及び上記導光領域12eは、本実施形態では、導光体12の外周部(各辺縁10A1〜10A4に対応する部分)に沿って全周にわたり形成されている。また、図示例では、上述のように外周部の各辺縁10A1〜10A4に沿って形成された上記切り欠き部12s内には、全周(全辺縁10A1〜10A4)にわたり光源13及び配線基板14が配置されている。導光領域12eでは、光出射面12cに沿って内部伝搬光12kの一部が導入されるとともに、そのさらに一部は上記外縁面部12dから出射されるように導かれる。
導光体12の光散乱構造としては、上記光散乱粒子に限らず、底面12bや光出射面12cなどに構成された微細な凹凸構造(粗面)、光散乱性を備えた印刷パターン、などの各種の表面構造を用いることができる。また、導光体12の底面12bに沿って配置された上記光反射シート16によっても、導光体12の内部伝搬光12kが散乱される。光反射シート16は、ポリプロピレンやPET(ポリエチレンテレフタレート)などの白色の反射面を備えるフィルムやシートなどにより構成することができる。ただし、アルミニウムやクロムなどの鏡面状の反射面を備えるものであっても構わない。すなわち、一般的には、拡散反射を生ずるものが好ましい。ただし、鏡面反射を生ずるものであっても構わない。
光拡散板10Bは、上述のシリコーン樹脂などからなる光散乱粒子が含まれたアクリル系樹脂などで形成することができる。光拡散板10Bは、導光体12の光出射面12cと同じ平面形状を備えている。図示例では、光拡散板10Bの平面形状は矩形(正方形や長方形)である。光拡散板10Bは、導光体12の光出射面12cと対面する側の一方の主面である内表面10aと、導光体12とは反対側の他方の主面である外表面10bと、外表面10bに沿って外周側に向かう方向に向いた外周端面10cとを備えている。図示例では、光拡散板10Bは平行平板である。また、内表面10aと外表面10bはいずれも平坦面に構成でき、また、平滑面により構成できる。光拡散板10Bは、導光体12の光出射面12cから出射された光を内表面10aから導入し、内部においてさらに拡散させ、外表面10b及び外周端面10cから放射する。
光拡散板10Bの外周端面10cは、導光体12の外縁面部12dと平面的に一致する位置に設けられ、また、当該外縁面部12dと平行な面に形成されることが好ましい。図示例では、外周端面10cは、上記外縁端面12dと同一平面内にある面(例えば、平坦面)を構成する。外周端面10cは、内表面10a及び外表面10bと直交する面とされる。さらに、図示例の場合、外周端面10cは平坦面に構成でき、また、平滑面で構成できる。本実施形態では、図3及び図4に示すように、導光体12の外縁面部12dは、光拡散板10Bによって被覆されておらず、外部へ露出した状態とされる。なお、発光ユニット10Aにおいても、上記外縁面部12dは、ケース体11によって被覆されておらず、外部へ露出した状態となっている。
次に、本実施形態の照明装置10(発光ユニット10A)のさらに詳細な構造について説明する。導光体12の上記切り欠き部12sは、導光体12の上記厚み方向のうちの底面12bの側にある一部を除去した形を有し、この除去した形によって断面矩形の空間が外周に沿って延在するように設けられる。本実施形態では、切り欠き部12sは、導光体12の全外周に形成され、具体的には、照明装置10の辺縁10A1〜10A4のぞれぞれにおいて直線状に設けられる。また、この切り欠き部12sの形成により、切り欠き部12sの内部には、導光体12の内周側から底面12bに沿って上記切り欠き部12sに臨む光入射面12aと、導光領域12eの内部から下向きに上記切り欠き部12sに臨む内面部12hとが、それぞれ辺縁10A1〜10A4に沿って延在するように形成される。図示例では、導光領域12eは、切り欠き部12sの光出射側において外周側へ向けて庇状に張り出している。また、導光領域12eの内部から上記切り欠き部12sに臨む内面部12hは、図示例の場合、光出射面12cと平行な平坦面に構成でき、また、平滑面で構成できる。内面部12hを光出射面12cと平行にすることにより、導光体12の成形時に内面部12hを光出射面12cに対するテーパー面として構成する必要が無くなるため、成形が容易になる。また、内面部12hを平坦面に構成することにより、後述する遮光シート19を配置することが容易になり、また、導光領域12へ入射した内部伝搬光12kが内面部12hへ入射した際に、内面部12hが凹凸形状であったり粗面化されていたりする場合と比較して、内部伝搬光12kの反射方向のコントロールが容易になる。また、内面部12hを平滑面に構成することにより、導光領域12へ入射した内部伝搬光12kが内面部12hへ入射した際に、内部伝搬光12kが不要に散乱されたり全反射を破って内面部12hから出射したりすることを防止できるため、光出射面12cからの出射光率が向上する。
上記切り欠き部12sの近傍の平面構造の拡大図は、図2の右下の一点鎖線で囲まれた領域内に示される。導光体12の光入射面12aは、導光体12の最外周(平面視矩形の4辺縁10A1〜10A4に対応する部分)に設けられた上記外縁面部12dよりも上記切り欠き部12sの幅だけ平面形状の内側にずれた位置に、上記外縁面部12dと平行な面(図示例では垂直面)として構成される。光入射面12aを垂直面として形成することにより、光入射面12aと対向するように配置される光源13の光放出面13aの中心からから放出される光が屈折や反射せずに導光板12に入射するため、光出射面12cからの光出射効率が向上するとともに、均一性も向上する。ただし、光入射面12aの一部には、外周側(外縁面部12dの側)に突出した台状(テーブル状)の突起部12fが形成される。この突起部12fは、配線基板14の実装部14aの内面に内側から当接することにより、配線基板14の内面上に実装された光源13を位置決めする。また、光入射面12aの角部に相当する部分には、上記突起部12fと同様に配線基板14を位置決めする角突部12gが形成される。複数の光源13は、上記突起部12f及び上記角突部12gを避けた位置において、光入射面12aに沿って導光体12を取り巻くように配列される。ここで、上記配線基板14は外側から外周フレーム18により保持され、外周フレーム18の外側にはケース体11の外側部11bが配置される。
導光体12の上記光入射面12aの近傍では、上記底面12bの外周縁部に光散乱構造12iが形成される。この光散乱構造12iは、導光体12の光入射面12aの外周に沿って配列された複数の光源13の間の外周縁部に近い平面領域における光出射面12cの輝度の低下を抑制する。すなわち、光源13の光放出部13aから光が放出されることにより、光放出部13aの正面側では光入射面12aから大量の光が入射するのに対して、各光源13の間の位置の正面側では光の入射量がきわめて少ないため、特に、導光体12の光入射面12aのすぐ内側にある外周縁部の平面領域において、光出射面12cの輝度が外周に沿って縞状に変動した状態となる。これを抑制するために、各光源13の間の位置の正面側にある底面12bの外周縁部の平面領域において光散乱構造12iを形成し、当該領域の底面12bにおいて内部伝搬光12kが他の領域よりも多く光出射面12cに向かうようにしている。光散乱構造12iとしては、図示例では、サンドブラストなどの粗面化処理により、導光体12の表面に微細な凹凸構造をドット状に分散させたものを用いている。ただし、凹溝や凸条、印刷パターンなどを用いることもできる。ここで、光散乱構造12iの形成領域は、導光体12に対する光源13の光入射方向に沿って、光入射面12a(光源13の光放出部13a)から内周側へ離れるに従って辺縁10A1〜10A4に沿った方向の幅が徐々に狭められるように構成されることが好ましい。図示例では、このような形成態様により、光散乱構造12iの形成領域の平面形状が内周側の底が小さく外周側の底が大きな台形状に構成される。ただし、例えば、同様の形成態様であれば、内周側に頂点を備える三角形状に構成されてもよい。また、図示例のように光散乱構造の有無や光散乱構造の形成範囲によって輝度変動を抑制するのではなく、光散乱構造の密度変化や形状変化などに基づく光散乱機能の大小(増減)により輝度変動を抑制するようにしてもよい。
切り欠き部12sと導光領域12eとの間には光学特性調整構造である遮光シート19が配置される。この遮光シート19は、切り欠き部12s及び導光領域12eに対する、或いは、切り欠き部12sと導光領域12eとの間の光学的作用を調整するための構造である。図示例の遮光シート19は、切り欠き部12sと導光領域12eとの間の光学的相互作用を実質的に無くすように機能する。ただし、半透明材料や網目構造などを用いて、或る程度の透光性を確保したり、樹脂材料などを用いた光散乱性の光反射面等により、光反射性を付与するようにしてもよい。図示例の遮光シート19は、切り欠き部12sの側からの光(図示例では光源13からの放出光)を導光領域12eに対して遮光する遮光特性を有するとともに、導光領域12e内から入射した光を導光領域12e内へ反射させるために、導光領域12eの側の面が光反射シート16と同様の光反射特性を示すものとなっている。
遮光シート19は、表裏両面が光反射性を有するか、或いは、一方の面(図示上面)が光反射性を示し他方の面(図示下面)が光吸収性を示すシート本体19aと、このシート本体19aの片面上に形成された透光性の粘着層19bとを備えている。そして、当該粘着層19bを上記内面部12hに貼着することにより、遮光シート19は、切り欠き部12sと導光領域12eとの間に配置される。このとき、遮光シート19は、シート本体19aの光反射性により機能するものであってもよいが、上記粘着層19bの光散乱性により導光領域12eの光出射率(これに対応する光出射面12cの外周部の輝度)が増大するように構成されることが好ましい。例えば、上記粘着層19bが透明若しくは半透明な素材で構成され、導光領域12e上の光出射面12cの外周部の輝度を高める光散乱作用を奏するものが挙げられる。このようにすると、粘着層19bが遮光シート19の固定作用と光学作用の一部とを共に果たすことができる。このような粘着層19bとしては、エラストマーに粘着付与剤、架橋剤、軟化剤、充填剤、老化防止剤などを必要に応じて添加してなる、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤などを用いることができる。
本実施形態の場合、上記切り欠き部12s内に光源13が配置されているので、遮光シート19は光源13から放出される光が直接に内面部12hから導光領域12e内に入射することを抑制する。また、図示例のように遮光シート19の切り欠き部12sの側の面が光反射面であれば、光源13から遮光シート19に向けて放出された光が反射され、光入射面12aから導光体12の内部へ入射するため、光の入射効率(利用効率)を高めることができる。一方、図示例のように遮光シート19の導光領域12eの側の面が光反射面であれば、導光領域12e内では、光出射面12cに沿って伝搬してくる内部伝搬光12kが反射され、外縁面部12dや光出射面12cの外周部に向けてさらに導光領域12e内を進むため、光出射面12cの外周部の輝度をその他の領域の輝度に近い値に設定することが容易になる。ここで、その他の領域とは、導光領域12eが形成されている範囲以外の導光体12の光出射面12cの領域を言う。この領域は、当該光出射面12cとは厚み方向の反対側の底面12bに沿って光反射シート16が配置される範囲内において、光反射シート16が光源13、配線基板14、遮光シート19などにより覆われない領域である。
本実施形態の発光ユニット10Aにおいては、導光体12の上記導光領域12eの外縁面部12dがケース体11によって被覆されず、外部に露出している。また、この外縁面部12dは、導光体12の厚み方向に沿って平坦な面として構成される。さらに、上記外縁面部12dは、光出射面12cに沿って外周側へ向かう方向(図5の図示右側)に見て、ケース体11の最も外周側にある部位の位置、図示例では外側部11bの外面の位置、よりも、さらに外周側に突出した位置に配置される。ただし、上記外縁面部12dは、光出射面12cに沿って外周側へ向かう方向に見て、上記部位の位置と一致した位置に配置されるようにしてもよい。
以上のように構成されることにより、光源13から放出された光は光入射面12aから導光体12の内部に入射し、導光体12の内部において、内部伝搬光12kとして、底面12bや光出射面12cに沿って伝搬する。このとき、上記内部伝搬光12kの多くは、全反射角より大きな角度で底面12bや光出射面12cに入射するため、底面12bや光出射面12cから出射することなく、全反射を繰り返し、導光体12の内部を進む。また、上記内部伝搬光12kのうち底面12cから全反射を破って出射した光は光反射シート16により反射されて導光体12の内部に戻る。これにより、上記内部伝搬光12kのうちの一部が徐々に光出射面12cから出射し、照明光となる。また、上記内部伝搬光12kの他の一部は、導光領域12e内に導入され、導光領域12eの内部を伝搬し、上記と同様にそのうちの一部が導光領域12e内にある光出射面12cの外周部から出射する。導光領域12e内に導入された内部伝搬光12kの一部は、光出射面12cおよび内面部12hによって全反射しながら導光領域12eの内部を伝搬する。また、光出射面12cの外周部から出射しなかった内部伝搬光12kの他の一部は上記外縁面部12dから出射する。なお、このとき、上記遮光シート19が存在することにより、導光領域12e内の内部伝搬光12kの一部が内面部12hから出射しても遮光シート19の光反射面により反射されて導光領域12eに戻り、そのうちの一部は導光領域12e内の光出射面12cから出射したり外縁面部12dから出射したりする。なお、導光領域12eに導入された内部伝搬光12kの一部には、光出射面12cおよび内面部12hに入射せずに直接的に外縁面部12dへ入射し、そのまま外縁面部12dから出射されるものもある。
このように構成された発光ユニット10Aと光拡散板10Bからなる照明装置10においては、導光領域12eに内部伝搬光12kが導入されるとともにその一部が外縁面部12dから出射する。これにより、導光領域12eの外縁面部12d(最も外周側の縁部)にまで内部伝搬光12kを到達させられるので、光出射面12cの中央部の輝度と同様に、その外周部の輝度を十分に調整可能とすることができる。特に、本実施形態では、導光体12の光出射面12cが照明装置10の平面形状の全範囲を占めている。このため、光拡散板10Bの外表面10bの外周部の輝度が低下しにくく、外表面10bの全体にわたって近似した輝度が得られる。また、光拡散板10Bの外周部が導光体12の光出射面12cの外周部上に配置されることにより、外周端面10cでも、外表面10bの輝度に近い輝度が得られる。したがって、照明装置10を単独で用いた場合において、全体として変動の少ない輝度分布が得られるため、良好な外観を得ることができる。
一方、上記照明装置10は、複数の発光ユニット10Aを配列させて用いることもできる。ここで、図13(a)に示すように、発光ユニット10Aと、これに対応する光拡散板10Bとからなる照明装置10を複数配列させて用いることができる。この場合、配列態様は、複数の照明装置10を一列に配列させてもよく、縦横に配列させてもよい。このような状態における複数の照明装置10の隣接部分の断面構造を図6に示す。このとき、上記導光体12の上記外縁面部12d同士が突き合わせ部分12xにおいて突き合わされ、相互に密着する。また、上記光拡散板10Bの上記外周端面10c同士も突き合わせ部分10xにおいて突き合わされ、相互に密着する。
一方、図13(b)に示すように、複数の発光ユニット10Aを上記と同様に配列させた状態で、これらの複数の発光ユニット10Aの配列体に対応する光拡散板10Cを用いて一体の照明装置10′として構成してもよい。図示例の光拡散板10Cは、複数の発光ユニット10Aが配列されることによって一体的に配列される複数の光出射面12cからなる光出射範囲の全体を覆うように構成されている。このように構成すると、図6に示す隣接部分の構造において、光拡散板10Bの間の突き合わせ部分10xがなくなるため、より一体性のある外観を得ることができる。
上記のように複数の発光ユニット10Aを配列させるときには、上記のように外縁面部12dがケース体11の最も外周に配置される部位と一致若しくはそれより外周に突出する位置に配置されることにより、隣接する発光ユニット10Aの境界位置において、ケース体11に邪魔されることなく、外縁面部12d同士が直接に突き合わせ可能になる。このとき、ケース体11の外側部11bの一部(上部)は切り欠き部12sの内部に収容される。したがって、照明装置10(導光体12)の間に不連続な導光領域の欠落部分が生じないように構成できる。また、本実施形態では、導光領域12eに内部伝搬光12kが導入されるとともに、この内部伝搬光12kの一部が導光領域12eの外縁面部12dから出射するように構成されているため、突き合わせ部12xにおいて、隣接する導光領域12eの間で内部伝搬光12kの出射と入射とが相互に行われることから、実質的に境界構造のない、一体の導光体として機能し得るように構成される。これにより、各照明装置10(照明ユニット10A)の間の境界領域における輝度変化を抑制することが容易になる。
さらに、外縁面部12dは導光体12の厚み方向に沿って平坦に構成されるため、同じ形状の発光ユニット10A同士を隣接させても、外縁面部12d同士の突き合わせ部分12xの間の厚み方向の一部に隙間が生じるといったことがなくなるから、外観上の不連続性が生ずることを抑制できる。さらに、上述のように外縁面部12dが直線状の辺縁10A1〜10A4に沿った平坦面(平面形状の輪郭が直線状)であることにより、外縁面部12d同士を密着させることができることから、複数の照明装置10の間の照明分布をさらに平坦化できる。外縁面部12d同士を密着させることにより突き合わせ部分12xの空気層の間隔を狭くすることができる。これにより、内部伝搬光12kが、一方の外縁面部12dから出射し他方の外縁面部12dへ入射する際の光量の減衰を抑制できる。また、突き合わせられる外縁面部12dが共に垂直面であることにより、一方の外縁面部12dから出射し他方の外縁面部12dへ入射する内部伝搬光12kが、外縁面部12dで全反射することを抑制できる。これにより、一方の外縁面部12dから出射し他方の外縁面部12dへ入射する光量の減衰を抑制できる。ただし、上記とは異なり、外縁面部12dが導光体12の非直線状の辺縁に対応する平坦でない形状を備えていても、複数の照明装置10を配列させたときに外縁面部12dが相互に嵌合する対応形状であれば、隣接する照明装置10の間の導光体12の外縁面部12d同士を密着させることができる。
以上のように、本実施形態では、導光体12の光出射面12cの輝度変化を抑制することにより、照明装置10を単独で用いたときの外観を良好に保つことができるとともに、複数の照明装置10を配列させて用いたときの外観(隣接領域の連続性)も良好に保つことができるという、従来において二律背反であった二つの効果を両立するといった顕著な効果を実現することができる。このような効果は、特に、光拡散板により導光体全体を覆うように構成された従来の照明装置では、光拡散板同士の隣接部分の輝度がその他の領域とは大きく変化してしまうため、到底実現することができない。
本実施形態では、四つの辺縁10A1〜10A4にそれぞれ対応する切り欠き部12sの内部にそれぞれ光源13の列が配置されている。これにより、辺縁10A1の外周部に設けられた導光領域12e(1)には、対向する辺縁10A3の外周部に配置された光源13(3)から放出された光が光入射面12a(3)から導入されて内部伝搬光12k(3)となって入射する。また、辺縁10A2の外周部に設けられた導光領域12e(2)には、対向する辺縁10A4の外周部に配置された光源13(4)から放出された光が光入射面12a(4)から導入されて内部伝搬光12k(4)となって入射する。さらに、辺縁10A3の外周部に設けられた導光領域12e(3)には、対向する辺縁10A1の外周部に配置された光源13(1)から放出された光が光入射面12a(1)から導入されて内部伝搬光12k(1)となって入射する。さらに、辺縁10A4の外周部に設けられた導光領域12e(4)には、対向する辺縁10A2の外周部に配置された光源13(2)から放出された光が光入射面12a(2)から導入されて内部伝搬光12k(2)となって入射する。このように、相互に対向する位置に配置された光源13からそれぞれの導光領域12eに内部伝搬光12kが伝搬していくことにより、各導光領域12eに効率よく光を入射させることができるため、これらに対応する光出射面12cの各外周部の輝度を高めることが可能になるとともに、光散乱構造などにより輝度を調整することも容易化される。
ここで、図5に示すように、導光体12の厚みをA、導光体12の厚み方向の切り欠き部12sの深さをB、導光体12の厚み方向の導光領域12eの厚みをC、光出射面12cに沿って外周側に向かう方向の導光領域12eの幅(庇状の張り出し長さ、或いは、切り欠き部の幅)をD、外側部11bの外面から、切り欠き部12sの底面12bに沿った方向の面(光入射面12a)と対面する部材表面(図示例では光源13の光放出部13a、後述する他の実施形態では光反射面32j)までの距離をE、導光体12の厚み方向に見た、光源13の光放出部13aの範囲をFとする。
このとき、導光領域12eの幅Dに関し、2B>D>E…(1)であることが好ましい。この式(1)で示される条件を設定した理由は、導光領域12eの光学特性と、光源13や、外側部11bを備えたケース体11の構造的な要請とを両立させるためである。導光領域12eの幅Dが切り欠き部12sの深さBの2倍以上になると、導光領域12eの厚みCを増大させて導光体12の厚みAの増大により薄型化を犠牲にしない限り、導光領域12eに対応する光出射面12cの外周部の輝度が低下しやすくなり、光出射面12cの輝度の均一性を確保しにくくなる。また、導光領域12eの幅Dが外側部11bの外面から光源13の光放出部13aまでの距離E以下になると、外縁面部12dを外側部11bの外面に合わせるか、或いは、当該外面より突出する構造にしようとすると、光源13を切り欠き部12sに収容できなくなる。換言すれば、光源13を切り欠き部12sに収容すると、上記構造を採用することができなくなる。これにより、複数の照明装置10を平面的に配列させて用いる複数使用の場合において、外縁面部12dの間に隙間が生ずるので、照明装置10の外周部同士の隣接領域に暗部が形成されるなど、輝度変化を低減することが困難になる。なお、上記距離Eは、後述するように、切り欠き部12s内に光源13が配置されていない場合には、外側部11bの外面から、切り欠き部12s内の部材表面である光反射面12jまでの距離となる。
前記導光領域の厚みCに関し、2B>C>B/3…(2)であることが好ましい。この式(2)で示される条件を設定した理由は、導光領域12eの光学特性と、照明装置10の薄型化とを両立させるためである。導光領域12eの厚みCが切り欠き部12sの深さBの2倍以上になると、導光体12の厚みAの増大により照明装置10の全体が厚くなるとともに、外縁面部12dから出射する光が過大になることにより導光領域12eに対応する光出射面12cの外周部の輝度が低下しやすくなり、光の利用効率が低下したり、光出射面12cの輝度の均一性を図ることが困難になったりする。また、導光領域12eの厚みCが切り欠き部12sの深さBの三分の一以下になると、導光領域12eに内部伝搬光12kが入射し難くなるために導光領域12eに対応する光出射面12cの外周部の輝度が低下しやすくなり、光出射面12cの輝度の均一性を図ることが困難になる。
導光領域12eの厚みCに関し、2D>C>D/2…(3)であることが好ましい。この式(3)で示される条件を設定した理由は、導光領域12eの光学特性と、照明装置10の薄型化とを両立させるためである。導光領域12eの厚みCが導光領域12eの幅Dの2倍以上になると、導光体12の厚みAの増大により照明装置10の全体が厚くなるとともに、外縁面部12dから出射する光が過大となることにより導光領域12eに対応する光出射面12cの外周部の輝度が低下しやすくなり、光の利用効率が低下したり、光出射面12cの輝度の均一性を図ることが困難になったりする。また、導光領域12eの厚みCが導光領域12eの幅Dの二分の一以下になると、相対的に導光領域12eに内部伝搬光12kが入射し難くなるために導光領域12eに対応する光出射面12cの外周部の輝度が低下しやすくなり、光出射面12cの輝度の均一性を図ることが困難になる。
前記切り欠き部の深さBに関し、3C>B>F…(4)であることが好ましい。この式(4)で示される条件を設定した理由は、導光領域12eの光学特性と、照明装置10の薄型化及び光源13を収容する構造的な要請とを両立させるためである。切り欠き部12sの深さBが導光領域12eの厚みCの3倍以上になると、導光体12の厚みAの増大により照明装置10の全体が厚くなるとともに、照明装置10を薄型化すると導光領域12eの厚みCが確保できないため、内部伝搬光12kが導光領域12eに入射し難くなって導光領域12eに対応する光出射面12cの外周部の輝度が低下しやすくなり、光出射面12cの輝度の均一性を図ることが困難になる。また、切り欠き部12sの深さBが光源13の光放出部13aの上記厚み方向の範囲F以下になると、光源13を切り欠き部12sに収容できなくなるとともに、導光体12に光を十分に入射させることも困難になり、光の利用効率も低下する。
この場合において、上記遮光シート19(光学特性調整構造)は、ケース体11(被覆支持体)の最外周にある部位よりも、光出射面12cに沿って外周側に向かう方向にさらに広がる範囲まで形成されることが好ましい。また、ケース体11(被覆支持体)に外側部11bが設けられる場合には、遮光シート19(光学特性調整構造)は、外側部11bの外面よりも導光領域12eに沿って外周側へ向かう方向に突出していることが望ましい。ここで、遮光シート19について、光出射面12cに沿って外周側へ向かう方向に見たときの遮光シート19の遮光範囲(光学特性調整構造の幅)を図2に示すようにGとする。このとき、この遮光範囲Gは、光出射面12cに沿って外周側へ向かう方向に見たときの導光領域12eの幅Dと一致するか、それよりもさらに外周側へ突出する範囲に設定されることが望ましい。これは、導光領域12eの光学特性を全体にわたって光学特性調整構造により調整できるため、光出射面12cや照明装置全体の外周部における輝度を好適化することで、良好な外観をさらに実現しやすくなるからである。なお、遮光範囲Gが導光領域12eの幅Dを超えてしまうと、遮光シート19が外縁面部12dよりも外周側へ突出してしまう。そのため、複数の発光ユニット10Aを平面的に配列して外縁面部12d同士を突き当てた際に、遮光シート19同士が干渉して、発光ユニット10Aの光出射面12cの間に隙間が生じてしまう。したがって、複数の発光ユニット10Aを平面的に配列する場合には、遮光範囲Gの幅は、距離E以上幅D以下とすることが好ましい。
また、本実施形態では、導光体12において、上記突起部12f及び角突部12gが導光領域12eと一体に設けられ、上記突起部12f及び角突部12gと導光領域12eとの間に遮光シート19が入り込む余地がない。このため、上記突起部12f及び角突部12gを回避するために、上記突起部12f及び角突部12gの形成部分で分断してなる、複数の遮光シート19を設置することも考えられる。しかしながら、本実施形態では、遮光シート19は、ケース体11の外側部11bの上方を通過して外周側に延在するように構成される。したがって、上記突起部12f及び角突部12gを回避しても、遮光シート19は、外周側へ延在した部分(上記突起部12f及び角突部12gよりも外周側に配置される部分)により相互に連続する形態とすることができるため、上記突起部12f及び角突部12gの形成位置で分断する必要がなくなり、一体性を維持できる。これにより、組立時の位置決めや取付の作業が容易化されるため、製造コストを低減できる。
光拡散板10Bは、導光体12に対して、光出射面12cに対面する内表面10aを備えるとともに導光体12の外縁面部12dを外部へ露出させる形状を備える。これにより、照明装置10の単独使用態様と、複数使用態様(複数の照明装置10又は発光ユニット10Aを配列させて使用する態様)との間の外観の変化や外観全体にわたる輝度の変動を抑制できる。また、光拡散板10Bは、外表面10bに沿って外周側へ向かう面である外周端面10cを備える。外周端面10cは、光出射面12cに沿って外周側に向かう方向に見て、導光体12の外縁面部12dに一致する位置に配置されることにより、図6に示すように、隣接する照明装置の外縁面部12dの間(図6の突き合わせ部分12xを参照)に隙間を設けることなく配列可能となるため、照明装置の複数配列使用が可能になる。特に、上記外周端面10cが図示例のように前記厚み方向に沿った平坦な面であることにより、照明装置の複数配列使用時において、この外周端面10cと、隣接する照明装置の外周端面10cとの間(図6の突き合わせ部分10xを参照)を密接させることが可能になるので、光拡散板10Bを含めた全体として、良好な外観を実現することができる。外周端面10c同士を密着させることにより突き合わせ部分10xの空気層の間隔を狭くすることができる。これにより、一方の外周端面10cから出射し他方の外周端面10cへ入射する光の光量の減衰を抑制できる。また、突き合わせられる外周端面10cが共に垂直面であることにより、一方の外周端面10cから出射し他方の外周端面10cへ入射する光が、外周端面10cで全反射することを抑制できる。これにより、一方の外周端面10cから出射し他方の外周端面10cへ入射する光量の減衰を抑制できる。
図7は、前述のような平行平板状のものではなく、内表面20aが外周において突出するように凸部20dが外周部に設けられている光拡散板20Bを用いる場合を示す。ここで、外表面20bは前述と同様に平坦面であり、外周端面20cも前述と同様に構成できる。凸部20dは、光拡散板20Bの外周部に全周にわたって延在する形状に設けられる。例えば、光拡散板20Bが矩形状の平面形状を備えていれば、凸部20dは各辺縁に沿って直線状(一定の幅を有するので実際には帯状)に設けられる。具体的には、凸部20dは、導光体12の光出射面12cの外周部分に対面し、図示例では密接する平坦な光入射面部20d1と、凸部20dの内側において内表面20aとの間に設けられる内側面部20d2とを有する。内側面部20d2は、図示例では、外周端面20cと平行な垂直面である。このようにすると、導光体12の光出射面12cの外周部から出射した光が上記光入射面部20d1から光拡散板20Bに入射すると、内側面部20d2と外周端面20cとにより全反射しながら、図示上方へ進み、やがて外表面20bの外周部から出射する。これにより、外表面20bの外周部が縁取りされたように暗くなる、といったことを回避することができる。
上記凸部20dの寸法は特に限定されない。ただし、外表面20bに沿って外周側に向かう方向の凸部20dの幅W20は、上記導光領域12eの幅D(切り欠き部12sの幅)より大きいことが望ましい。これは、導光領域12eとその内周側の他の領域との境界の両側の輝度の差異を強調せず、むしろ抑制することができるようにするためである。ただし、外周部の輝度の低下や上記境界の輝度変化を抑制しつつ、内周側の輝度分布への影響を低減するために、上記幅W20は上記導光領域12eの幅Dの2倍以内であることが望ましい。また、外表面20bの輝度変化を抑制するために、凸部20dの突出量P20は上記導光領域12eの厚みC以下であることが望ましい。
上記のような凸部20dによる光学的作用は、複数の照明装置20を隣接して配列させる場合にも利用することができる。例えば、図8に示すように、隣接する照明装置20の導光体12の外縁面部12d同士の突き合わせ部分12xの上方に光拡散板20Bの外周端面20cの突き合わせ部分20x(図示点線)が設けられる場合が考えられる。この場合には、隣接し、密着する二つの凸部20dの光入射面部20d1,20d1から入射した光の一部は、これらの凸部20dの内側面部20d2,20d2の間で全反射を繰り返しながら上方へと進み、外表面20bの隣接領域から出射する。また、凸部20d内部へ入射した光は、内側面部20d2と外周端面20cとの間で全反射をする過程で、光拡散板20Bの光拡散作用により、一部の光が外周端面20cからも出射される。複数の照明装置2を隣接して配列させる場合においては、互いに隣接する外周端面20cにおいて、互いから出射する光により突き合わせ部分20xの光量を補うことができる。このため、光拡散板20B同士の突き合わせ部分20xが暗くならないように構成できる。なお、図8では、突き合わせ部分20xを図示点線で示すことにより、隣接する箇所で連続する一体の光拡散板20B′をも用いることができることを示す。このような光拡散板20B′では、隣接する照明装置20の導光体12の外縁面部12d同士の突き合わせ部分12xの両側にわたる範囲に一体の凸部20d′が形成される。この凸部20d′の(図示左右方向の)幅W20′は、特に限定されるものではないが、別々の光拡散板20Bに設けられた凸部20dの幅W20を足し合わせた値を備えることが好ましい。
いままで説明してきた各実施形態では、いずれも、切り欠き部12sの内部に光源13が配置されていた。しかしながら、本発明では、切り欠き部12sの内部に光源13が配置されている必要はなく、いずれかの場所に配置された光源13から放出された導光体12の内部伝搬光12kが光出射面12cに沿って伝搬した結果、その内部伝搬光12kの一部が切り欠き部12sに隣接する導光領域12e内に導入され、やがて、その導入された内部伝搬光12kの少なくとも一部が導光領域12eの外縁面部12dから出射するように構成されていればよい。したがって、光源13は導光体12の上記切り欠き部12s内ではなく、切り欠き部12sの設けられていない部分に隣接して配置されていてもよい。例えば、導光体12の少なくとも一つの辺縁を切り欠き部12sのない単なる平坦面とし、この平坦面(光入射面)に光放出部13aが対面するように光源13を配列させてもよい。また、導光体12の外周部以外の箇所において光出射面12cとは反対側に限定された切り欠き部を設け、この切り欠き部の内部に光源13を外周部に向けた姿勢で配置してもよい。
また、光源13は導光体12の切り欠き部12sの内部に配置されるものの、切り欠き部12sの少なくとも一部に光源13が配置されていない場所が存在してもよい。例えば、図1に示す実施形態において、光源13は、矩形状の平面形状の四つの辺縁10A1〜10A4に沿ってそれぞれ配列されているが、一辺を除く三辺において配列されていてもよく、相互に対面する二辺のみにおいて配列されていてもよく、いずれか一辺のみにおいて配列されていてもよい。例えば、図2に示す各辺縁10A1〜10A4において、切り欠き部12s(1)〜12s(4)を設けるか否か、及び、光源13(1)〜13(4)を配置するか否かについて、各辺縁ごとに状況を変えることができる。
図9は、光源の配置態様を変更した別の実施形態の照明装置30を示す概略平面図である。上記と同様に、この照明装置30には、各辺縁30A1〜30A4が設けられる。ここで、各辺縁30A1〜30A4のいずれに対応する外周部においても、導光体12に切り欠き部32s(1)〜32s(4)を設ける。しかし、辺縁30A2の近傍の切り欠き部32s(2)内には光源33が配置されない。一方、これと対向する辺縁30A4に対応する外周部では、切り欠き部32s(4)の内部に光源13(4)が先の実施形態と同様に配置される。このとき、残りの辺縁30A1及び30A3では、切り欠き部32s(1)及び切り欠き部32s(3)の内部に光源33(1)及び光源33(3)を配置しても、或いは、配置しなくてもよい。
ただし、光源33を配置しない切り欠き部32s(2)(並びに、該当する場合には切り欠き部32s(1)及び32s(3))には、この導光体32における上記実施形態の光入射面12aに相当する面若しくはこの面に対面する位置に光反射面32jを設けることが望ましい。この光反射面32jにより、導光体32の内部伝搬光32k(図示例では、辺縁30A4に対応する外周部に配列された光源33(4)から放出された光)の一部を反射し、内部伝搬光32lとして再び導光体32の内部へ戻すことができる。この光反射面32jは、先の実施形態と同様のケース体31の外側部31bの内側に配置される光反射シートや、上記光入射面12aに相当する導光体32の面に被着される光反射層などにより構成できる。
図10は、上述のような構造を有する二つの照明装置30を、上記辺縁30A2と辺縁30A4を隣接させる態様で配列させたときの隣接部分の断面を示す拡大断面図である。この場合において、辺縁30A4に沿って配列された光源33(4)から放出される光は内部伝搬光32kとなって導光体32内を伝搬し、やがてその一部は、対向する辺縁30A2の導光領域32e(2)に入射する。また、ここに入射した光の一部は外縁面部32d(2)と32d(4)の突き合わせ部32xを介して辺縁30A4の導光領域32e(4)内に入射する。一方、内部伝搬光32kの他の一部は上記光反射面32jにより反射され、内部伝搬光32lとして、導光体32の内部を逆向きに伝搬する。その一部は、辺縁30A4の導光領域32e(4)に入射する。この光の一部は上記とは逆に上記の突き合わせ部32xを介して導光領域32e(2)に入射する場合も考えられる。
図11は、上記の二つの照明装置30を辺縁30A2同士が隣接するように配列させた場合の隣接部分の拡大断面図である。この場合には、辺縁30A2同士の突き合わせ部32xには光源33は存在しないが、両側において辺縁30A2と対向する辺縁30A4の切り欠き部32s(4)に光源33(4)がそれぞれ配列されているため、上記突き合わせ部32xの導光領域32e(2)には、両側から内部伝搬光32kの一部が入射し、それらの一部はそれぞれ突き合わせ部32xを介して逆向きに他方の導光領域32eへと出射する。また、上記内部伝搬光32kの他の一部は上記光反射面32jによってそれぞれ反射され、それぞれ内部伝搬光32lとなる。
本実施形態では、辺縁30A2には光源33が配置されず、光反射面32jが設けられるため、この辺縁30A2と対向する辺縁30A4に対応する導光体12の外周部にある導光領域32e(4)へ向かう内部伝搬光32kは減少する。しかし、導光体12における対向する外周部の光源33(4)から放出された光による内部伝搬光32kは、光反射面32jで反射され、先の実施形態のように配線基板14の実装部14aで吸収されることは少ない。このため、光源33の数が少なくなることによる光出射面32cの輝度の低下は考えられるものの、導光体32全体の光の利用効率は向上する。したがって、辺縁30A2に光源33がないことによる光出射面32cの輝度分布の偏りを光散乱構造などにより抑制できれば、効率的な照明が可能となる。
図12は、上記照明装置30の変形例である、さらに別の照明装置30′を示す概略平面図である。この照明装置30′では、相互に対向する二つの辺縁30A2と30A4のそれぞれに設けられた切り欠き部32s(2)及び32s(4)に光源33(2)及び33(4)を配置し、残りの対向する二つの辺縁30A1及び30A3の切り欠き部32s(1)及び32s(3)には光源を配置しない。このようにしても、光源33(2)及び33(4)から放出される光の配向分布の広がりによって、残り二つの辺縁30A1及び30A3の導光領域32e(1)及び32e(3)に対して斜めから内部伝搬光32k(2)及び32k(4)を入射させることができる。ここで、切り欠き部32s(1)及び32s(3)内には上記と同様の光反射面32jを設けることが好ましい。
また、第1実施形態と同様に、図12において点線で示すように、残り二つの辺縁30A1及び30A3の切り欠き部32s(1)及び32s(3)にも光源33(1)及び33(3)を配置した場合には、図示しない制御部により各辺の光源に対する電力供給を制御することにより、光源33(2)及び33(4)のみを点灯した状態と、光源33(1)及び33(3)のみを点灯した状態とを切替可能に構成してもよい。この場合には、光源33(2)及び33(4)の放出光の波長分布と、光源33(1)及び33(3)の放出光の波長分布とを異ならしめることにより、点灯状態の切り替えによって、照明光の波長分布(色温度)を変えることができる。例えば、光源33(2)及び33(4)として、昼光色と電球色のいずれか一つを放出するものを用いるとともに、光源33(1)及び33(3)として、他の一つを放出するものを用いることができる。もちろん、全ての辺縁に配置された光源を全て点灯することにより中間的な照明光の色合い(例えば、昼白色)を得ることもできる。このように、相互に対向する二組の辺縁に配置された光源33(1)及び33(3)と、33(2)及び33(4)との点灯・消灯の組み合わせを切り替えることで、照明光の色合いを変更できる。
以上説明した各実施形態では、導光体12,32は、導光体12,32の外周部において厚み方向の光出射面12c,32cとは反対側に限定して形成された切り欠き部12s,32sと、切り欠き部12s,32sに対して厚み方向の光出射面12c,32cの側に配置され、光出射面12c,32cに沿って内部伝搬光12k,32kが伝搬する導光領域12e,32eと、該導光領域12e,32eの外周側において光出射面12c,32cに沿って外周側に向かう面であるとともに、導光領域12e,32e内の内部伝搬光12k,32kの少なくとも一部が外周側に向けて出射される面であって、前記厚み方向に沿って平坦に構成された外縁面部12d,32dと、を備え、前記外縁面部12d,32dは、被覆されることなく、外部へ露出している。このとき、導光体12,32内では、光源13,33から放出されて導入された内部伝搬光は、光出射面12c,32cに沿って伝搬しながら、特に、主面である底面12b,32bや光出射面12c,32cに設けられた凹凸、ドット、印刷パターン(層)や、導光体12,32の内部に分散配置された光学微粒子などの光散乱構造により、適宜の光散乱作用を受けることで、徐々に光出射面12c,32cから出射する。この場合、光出射面12c,32cの輝度分布は、上記光散乱構造の形成範囲、形成分布、形成密度などにより調整することができる。これらの点は従来構造と全く同様である。
しかし、本実施形態では、上記の構成により、照明装置10,20,30,30′を単独で使用する場合には、導光体12,32の外周部に設けられた導光領域12e,32e内の外縁面部12d,32dにまで内部伝搬光が到達することにより、外周部の導光領域12e,32e内の内部伝搬光12k,32kの一部が光出射面12c,32cの外周部から出射し得る。このため、光散乱構造を適宜に形成することにより、光出射面12cの輝度の均一性を外周部まで容易に向上させることができる。また、複数の照明装置10,20,30,30′を配列させて用いる場合には、装置の最外周に配置された外縁面部12d,32d同士を突き合わせることにより、光出射面12c,32cの輝度の変化を外周部まで容易に抑制できる状態を維持しつつ、お互いの外縁面部12d,32dからの出射光を他方に導入させることにより、外縁面部12d,32dの突き合わせ部分12x,32xへの出射光の集中を回避できる。このため、光出射面12c,32c同士の隣接部分の輝度の変化をも抑制することができる。ここで、外縁面部12d,32dは厚み方向に沿って平坦に構成されるため、突き合わせ部分12x,32xを厚み方向に密着した状態とすることができるから、厚み方向の隙間が生ずることによる突き合わせ部分12x,32xの輝度の変化をさらに抑制できる。特に、光出射面12c,32cは直線状の辺縁10A1〜10A4,30A1〜30A4を備え、外縁面部12d,32dが辺縁10A1〜10A4,30A1〜30A4に沿った平坦面であることにより、平面的にも隣接する光出射面12c,32cを密着させた状態で容易に配列することができる。
本実施形態においては、光源13,33及び導光体12,32を直接若しくは間接的に支持するとともに光源13,33及び導光体12,32の少なくとも一部を外側から覆うケース体(被覆支持体)11,31をさらに具備し、外縁面部12d,32dは、ケース体11,31に被覆されない位置にあり、ケース体11,31よりも前記厚み方向の光出射面12c,32cの側に配置され、光出射面12c,32cに沿って外周側に向かう前記方向に見て、ケース体11,31の最も外周側の部位(図示例では、外側部11b,31bの外面)と一致する位置、或いは、当該位置よりも外周側へさらに突出した位置に配置される。これにより、照明装置10,20,30,30′を単独で使用する場合には、外縁面部12d,32dがケース体11,31の最も外周側の部位と一致する位置若しくは、当該位置よりも外周側へさらに突出した位置に配置されることにより、光出射面12c,32cの光出射範囲の外縁位置がケース体11,31よりも内周側に配置されることがないため、照明装置10,20,30,30′の外観がケース体11,31により影響されることを回避できる。また、複数の照明装置10,20,30,30′を配列させて用いる場合には、隣接する照明装置10,20,30,30′の外縁面部12d,32d同士をケース体11,31に妨げられずに突き合わせて配列させることが可能になるため、照明領域の連続性、一体性を確保できる。これは、切り欠き部12s,32sの内部にケース体11,31の外側部11b,31bの一部(上部)が収容されることによる。
本実施形態において、導光体12,32は、例えば、辺縁10A2,30A2に設けられる導光領域12e(2),32e(2)(上記の「第1の導光領域」に相当する。)とは反対側(対向する側)に設けられ、辺縁10A4,30A4に設けられる光源13(4),33(4)(上記の「第2の光源」に相当する。)から放出された内部伝搬光12k,32kが光出射面12c,32cに沿って導光領域12e(2),32e(2)に向かうように構成される。これにより、光源13(4),33(4)から放出された光が導光体12,32の内部を直進して、その光源と対向する導光領域12e(2),32e(2)にそのまま導入され、その一部が外縁面部12d(2),32d(2)(上記の「第1の外縁面部」に相当する。)るように構成されるため、当該導光領域12e(2),32e(2)に対応する光出射面12c,32cの外周部(辺縁10A2,30A2に隣接する外周部)の輝度を容易に高めることができる。
このとき、導光体12,32は、辺縁10A2,30A2における切り欠き部12s(2),32s(2)(上記の「第1の切り欠き部」に相当する。)が設けられた外周部(辺縁10A2,30A2に隣接する外周部、上記の「第1の外周部」に相当する。)とは異なる方位にある別の外周部(辺縁10A4,30A4に隣接する外周部、上記の「第2の外周部」に相当する。)に設けられた別の前記切り欠き部12s(4),32s(4)(上記の「第2の切り欠き部」に相当する。)を有し、この切り欠き部12s(4),32s(4)の内部に光源13(4),33(4)が配置される。また、導光体12,32は、別の外周部(辺縁10A4,30A4に隣接する外周部)においては、前記切り欠き部12s(4),32s(4)に対して前記厚み方向の前記光出射面12c,32cの側において前記導光領域12e(4),32e(4)(上記の「第2の導光領域」に相当する。)及び前記外縁面部12d(4),32d(4)(上記の「第2の外縁面部」に相当する。)を備えるとともに、前記外周部(辺縁10A2,30A2に隣接する外周部)においては、前記切り欠き部12s(2),32s(2)の内部に配置される光源13(2),33(2)(上記の「第1の光源」に相当する。)をさらに具備する。これにより、相互に対向する外周部に対面する光放出部を備えた光源から放出された光が導光体を通過して相互に対向する導光領域へ導かれるため、対向する方向の両側の光出射面の外周部の輝度を容易に向上させることができる。
本実施形態においては、導光体12,32に設けられた切り欠き部12s,32sの内部に、上記光源13,33、光反射面32j、ケース体11,31の外周側にある一部などを収容することにより、導光体12,32の厚み範囲及び平面範囲を低減できるので、照明装置10,30,30′をコンパクトに構成できる。
本実施形態において、切り欠き部12s,32sと導光領域12e,32eの間に、切り欠き部12s,32s及び導光領域12e,32eに対して所定の光学的作用を与える光学特性調整構造である遮光シート19が配置されることにより、例えば、導光領域12e,32e内の内部伝搬光12k,32kを反射させて光出射面12c,32cの側へ散乱若しくは偏向させる態様で、光出射面12c,32cの外周部の輝度を高めたり、切り欠き部12s,32sから入射する光を遮ぎる態様で、光出射面12c,32cの外周部の輝度を抑制したりすることができる。したがって、光学特性調整構造の光反射率や遮光率を適宜に設定することにより、光出射面12c,32cの外周部の輝度を好適な範囲に設定できる。
尚、本発明の照明装置は、上述の図示例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、複数のLEDからなる光源13を光入射面12aに沿って配列させることにより、導光体12の内部に光を導入しているが、本発明はLEDに限らず、有機EL素子などの他の発光素子を用いてもよく、或いは、LEDなどの複数の点状光源を配列させる代わりに、光入射面12aに沿った姿勢で冷陰極蛍光管(CCFL)などの線状光源を配置してもよい。また、本発明の照明装置は、常に光拡散板10B,20B,30Bを備えるものとは限らず、上述の照明ユニット10Aのように、ケース体11,31、導光体12,32、光源13,33の主要構成のみで構成されるものであってもよい。この場合には、結果として、上記各実施形態の光拡散板10B,20B,30Bとは別の形状や構造を備えた光拡散板を装着することによって、事後的に上記導光体12,32の外縁面部12d,32dが当該別の光拡散板によって覆われることとなっても構わない。
10,20,30,30′…照明装置、10A1〜10A4,30A1〜30A4…辺縁、10A…発光ユニット、10B,20B,10C…光拡散板、10a,20a…内表面、10b,20b…外表面、10c,20c…外周端面、20d…凸部、20d1…光入射面部、20d2…内側面部、11,31…ケース体、11b,31b…外側部、12,32…導光体、12a…光入射面、12b…底面、12c…光出射面、12d…外縁面部、12e…導光領域、12f…突起部、12g…角突部、12h…内面部、12i…光散乱構造(ドット領域)、12j,32j…光反射面、12k,12k′,12l,32k,32k′,32l…内部伝搬光、12s、32s…切り欠き部、13,33…光源、14…配線基板、14a…実装部、14b…接続部、15…接続基板、16…光反射シート、17…支持プレート、18…外周フレーム、19…遮光シート、19a…シート本体、19b…粘着層

Claims (17)

  1. 光を放出する光源と、該光源から放出された光が内部へ導入されることにより生ずる内部伝搬光の少なくとも一部が一方の主面である光出射面から出射される板状の導光体と、を具備し、
    前記導光体は、前記導光体の外周部における前記導光体の厚み方向の前記光出射面とは反対側の他方の主面の側に限定して形成された切り欠き部と、該切り欠き部に対して前記厚み方向の前記光出射面の側に配置され、前記光出射面に沿って前記内部伝搬光が伝搬する導光領域と、該導光領域の外周側において前記光出射面に沿って外周側に向かう方向に向いた面であるとともに、前記導光領域内の内部伝搬光の少なくとも一部が外周側に向けて出射される面であって、前記厚み方向に沿って平坦に構成された外縁面部と、を備える、
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記光源及び前記導光体を直接若しくは間接的に支持するとともに前記光源及び前記導光体の少なくとも一部を外側から覆う被覆支持体をさらに具備し、
    前記外縁面部は、前記被覆支持体に被覆されない位置にあり、前記被覆支持体よりも前記厚み方向の前記光出射面の側に配置されるとともに、前記光出射面に沿って外周側に向かう前記方向に見て、前記被覆支持体の最も外周側の部位と一致する位置、或いは、当該位置よりも外周側へさらに突出した位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記外縁面部は、被覆されることなく、外部へ露出するとともに、前記光出射面に沿って外周側へ向かう前記方向に見て、装置の最も外周側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記光出射面は直線状の辺縁を備え、前記外縁面部は前記辺縁に沿った平坦面である、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記導光体は、前記光出射面に沿った方向に向く面であって、前記光源の光放出部と対面する光入射面を備え、前記光源から放出され、前記光入射面から導入された前記内部伝搬光が前記光出射面に沿って前記導光領域に向かうように構成される、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記光源は、前記切り欠き部の内部に配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記導光体は、
    第1の前記外周部において、第1の前記切り欠き部と、第1の前記導光領域と、第1の前記外縁面部とを有し、
    前記第1の外周部とは異なる方位にある第2の前記外周部において、第2の前記切り欠き部と、第2の前記導光領域と、第2の前記外縁面部とを有し、
    前記第1の外周部に対面する光放出部を備えるとともに前記第2の導光領域に向かう光を放出する第1の前記光源と、
    前記第2の外周部に対面する光放出部を備えるとともに前記第1の導光領域へ向かう光を放出する第2の前記光源と、
    をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記光出射面に沿って外周側へ向かう方向の前記導光領域の幅Dは、前記被覆支持体の前記外側部の外面から前記切り欠き部の内部において前記導光体に対面する部材表面までの距離Eより大きく、かつ、前記厚み方向の前記切り欠き部の深さBの2倍より小さい、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の照明装置。
  9. 前記厚み方向の前記導光領域の厚みCは、前記切り欠き部の深さBの2倍である2Bより小さく、かつ、前記切り欠き部の深さBの1/3であるB/3より大きい、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置。
  10. 前記導光領域の厚みCは、前記導光領域の幅Dの2倍である2Dより小さく、かつ、前記導光領域の幅Dの1/2であるD/2より大きい、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置。
  11. 前記切り欠き部の深さBは、前記導光領域の厚みCの3倍である3Cより小さく、かつ、前記別の光源の光放出部の前記導光体の厚み方向の範囲Fより大きい、
    ことを特徴とする請求項7に記載の照明装置。
  12. 前記切り欠き部と前記導光領域の間に、前記切り欠き部及び前記導光領域に対して所定の光学的作用を与える光学特性調整構造が配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の照明装置。
  13. 前記光学特性調整構造は、前記導光領域に臨む光反射面を備える、
    ことを特徴とする請求項12に記載の照明装置。
  14. 前記光学特性調整構造は、前記光出射面に沿って外周側に向かう前記方向に見て、前記切り欠き部と前記導光領域との間の全範囲に設けられる、
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の照明装置。
  15. 前記導光体の前記光出射面から出射される光を拡散して出射する光拡散板をさらに具備し、
    前記光拡散板は、前記導光体に対して、前記光出射面に対面する側に内表面、及び、前記厚み方向の前記内表面の反対側に外表面を備え、
    前記外縁面部は、前記光拡散板により被覆されない、
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の照明装置。
  16. 前記光拡散板は、前記外表面に沿って外周側へ向かう方向に向いた面である外周端面を備え、
    前記外周端面は、前記光出射面に沿って外周側に向かう前記方向に見て、前記外縁面部に一致する位置に配置されるとともに、前記厚み方向に沿って平坦な面である、
    ことを特徴とする請求項15に記載の照明装置。
  17. 前記外縁面部を突き合わせる態様で前記光出射面に沿った方向に配列された複数の前記導光体を具備し、
    前記光拡散板は、前記内表面が前記複数の導光体の前記光出射面にわたって対面するように、前記複数の導光体を前記厚み方向に覆う平面範囲を有する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の照明装置。
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