JP2019121231A - タッチパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】センサ電極を短時間で充電可能なタッチパネルを実現する【解決手段】センサ電極(4)ごとに個別に設けられるトランジスタ(TH)は、ゲート電極、電源ライン(VH)に接続されるソース電極、および、センサ電極(4)に接続されるドレイン電極を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、タッチパネルに関する。
非特許文献1および2に、従来のインセルタッチパネルの一例が開示されている。
Chelose Kim et. al.: "Advanced In-cell Touch Technology for Large Sized Liquid Crystal Displays," SID 2015 DIGEST, 2015.
"技術情報:JDIの液晶ディスプレイ技術:薄さ・軽さ"、[online]、株式会社ジャパンディスプレイ、[平成29年11月2日検索]、インターネット〈http://www.j-display.com/technology/jdilcd/thin_light.html〉
従来のタッチパネルでは、センサ電極がドライバから遠く離れているため、充電ラインの配線抵抗および寄生抵抗が大きくなる。これにより、センサ電極の充電に時間がかかるので、時定数が大きくなるという問題が生ずる。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、時定数が小さいタッチパネルを実現することにある。
本発明の一態様に係るタッチパネルは、前記の課題を解決するために、平面的に配置される複数のセンサ電極と、前記複数のセンサ電極の少なくともいずれかに対応して配置される複数のセンスラインと、第1電源ラインと、前記第1電源ラインに第1電圧を出力する第1電源と、前記センサ電極ごとに個別に設けられ、制御電極、前記第1電源ラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する複数の第1トランジスタとを備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、時定数が小さいタッチパネルを実現するという効果を奏する。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係るタッチパネル1の構成を示す図である。この図に示すように、タッチパネル1は、タッチ検出領域2、複数のセンサ電極4、検出部6、電源8(第1電源)、制御ラインRH(第1制御ライン)、電源ラインVH(第1電源ライン)、および複数のセンスラインSLを備えている。
図1は、実施形態1に係るタッチパネル1の構成を示す図である。この図に示すように、タッチパネル1は、タッチ検出領域2、複数のセンサ電極4、検出部6、電源8(第1電源)、制御ラインRH(第1制御ライン)、電源ラインVH(第1電源ライン)、および複数のセンスラインSLを備えている。
複数のセンサ電極4は、タッチ検出領域2内において平面的に配置される。本実施形態では、複数のセンサ電極4は、マトリックス状に配置される。図1では、タッチパネル1は、M行(Mは2以上の整数)×L列(Lは2以上の整数)のセンサ電極4を備えている。タッチ検出領域2における1行ごとにL個のセンサ電極4が配置され、タッチ検出領域2における1列ごとにM個のセンサ電極4が配置される。
電源ラインVHは、すべてのセンサ電極4に対して共通に設けられる。複数のセンスラインSLは、複数のセンサ電極4の少なくともいずれかに対応して配置される。
検出部6は、タッチ検出領域2の外側において、タッチ検出領域2の端部に対向して配置される。検出部6は、タッチ検出領域2に対するユーザの押下を検出するための回路である。電源8は、検出部6の内部に配置される。これに限らず、電源8は、検出部6の外部に配置されてもよい。電源8は、センサ電極を充電するための電圧VH(第1電圧)を電源ラインVHに出力する。このように、本実施形態では、あるラインに対して出力される電圧または信号を、そのラインと同一の名称でよぶ場合がある。
図2は、実施形態1に係るタッチパネル1の内部構成をより詳細に示す図である。この図に示すように、タッチパネル1は、センサ電極4ごとに設けられる複数のトランジスタTH(第1トランジスタ)をさらに備えている。各トランジスタTHは、ゲート電極(差制御電極)、ソース電極(第1導通電極)、およびドレイン電極(第2導通電極)を有する薄膜トランジスタ(TFT)である。あるセンサ電極4に設けられるトランジスタTHにおいて、ゲート電極は制御ラインRHに接続され、ソース電極は電源ラインVHに接続され、ドレイン電極はセンサ電極4に接続される。言い換えれば、複数のトランジスタのゲート電極は、いずれも制御ラインRHに共通して接続される。これにより、検出部6がオンレベルの制御信号RHを制御ラインRHに出力すれば、すべてのトランジスタTHが一斉にオンされ、検出部6がオフレベルの制御信号RHを制御ラインRHを出力すれば、すべてのトランジスタTHが一斉にオフされる。したがって、タッチパネル1では、従来技術に比べて制御ラインRHの本数が劇的に増加することがない(2本増加するのみ)。
本実施形態では、ラインにオンレベルの制御信号を出力することを、ラインを駆動すると表現する場合もある。
図2では、センサ電極4ごとに、対応するセンスラインSLが設けられ、センサ電極4は対応するセンスラインSLに接続される。したがって、検出部6は、複数のセンサ電極4から同時かつ個別に電荷を読み出すことができる。また、センスラインSLの本数はセンサ電極4の個数に等しく、L×M本である。
検出部6は、電源8から電源ラインVHに電圧VHを常時出力させ続ける。したがって、電源ラインVHには、常時、電圧VHが充電された状態にある。トランジスタTHがオフされている場合、電圧VHはセンサ電極4に供給されない。
(充電および読み出し)
図3は、実施形態1におけるセンサ電極4の充電および電荷の読み出しを説明する図である。図4は、実施形態1に係るタッチパネル1の動作時のタイミングチャートである。
図3は、実施形態1におけるセンサ電極4の充電および電荷の読み出しを説明する図である。図4は、実施形態1に係るタッチパネル1の動作時のタイミングチャートである。
図3に示すように、タッチパネル1では、センサ電極4の直下にトランジスタTHが設けられている。トランジスタTHがオフされているとき、トランジスタTHのソース電極に接続される電源ラインVHには、電圧VHが事前に供給されている。これにより、トランジスタTHは、電圧VHを供給可能な電源として事実上機能する。
図4の(a)に示すように、検出部6は、充電期間20において、オンレベル(パルス状)の制御信号RHを、制御ラインRHを通じてトランジスタTHのゲート電極に出力する。これによりトランジスタTHがオンされ、その結果、矢印10に示すように、トランジスタTHを通じて電圧VHが直ちにセンサ電極4に供給される。これは、制御ラインRHの供給によって、電源として機能するトランジスタTHからセンサ電極4に電圧VHが供給されることに等しい。
ユーザの指などの導電性の指示体がセンサ電極4の近傍にあると、センサ電極4に対する電圧VHの供給によって、センサ電極4と指示体との間に電荷が蓄積される。検出部6は、充電期間20の後の読み出し期間22において、オフレベルの制御信号RHを、制御ラインRHを通じてトランジスタTHのゲート電極に出力する。これによりトランジスタTHがオフされ、その結果、センサ電極4と指示体との間に蓄積された電荷が、矢印12に示すように、センサ電極4に接続されるセンスラインSLを通じて検出部6に読み出される。検出部6は、読み出した電荷に基づいて電荷量を検出する。こうして、一回の充電および読み出し動作が完了する。
図4の(b)では、検出部6は、一定期間ごとにセンサ電極4の充電および電荷の読み出しを複数回行うことによって、検出電荷量を平均化する。検出部6は、例えば、期間t1において、センサ電極4の充電および電荷の読み出しをそれぞれ5回ずつ行い、検出した個々の電荷量を平均化する。検出部6は、期間t2以降も同様に動作する。これらによって、タッチパネル1は、検出される電荷量のS/N比を高めることができる。したがって、タッチパネル1は、タッチ検出領域2における押下位置をより正しく検出することができる。
(本実施形態の利点)
図5は、本実施形態による利点を説明するグラフである。図5において、横軸はタッチパネルの画面サイズ(インチ)を示し、縦軸は、タッチパネルの充電時間(マイクロ秒)を示す。曲線30は、従来技術に係るタッチパネルにおける充電時間と画面サイズとの関係を示す直線である。直線32は、本実施形態に係るタッチパネル1における充電時間と画面サイズとの関係を示す直線である。充電時間とは、センサ電極の充電時間を意味する。画面サイズとは、タッチパネルの画面サイズを意味する。
図5は、本実施形態による利点を説明するグラフである。図5において、横軸はタッチパネルの画面サイズ(インチ)を示し、縦軸は、タッチパネルの充電時間(マイクロ秒)を示す。曲線30は、従来技術に係るタッチパネルにおける充電時間と画面サイズとの関係を示す直線である。直線32は、本実施形態に係るタッチパネル1における充電時間と画面サイズとの関係を示す直線である。充電時間とは、センサ電極の充電時間を意味する。画面サイズとは、タッチパネルの画面サイズを意味する。
従来技術に係るタッチパネルでは、複数のセンサ電極のそれぞれにセンスラインが個別に接続され、各センサ電極への充電および各センサ電極からの電荷の読み出しは、いずれも同一のセンスラインを通じて行われる。これにより、従来技術に係るタッチパネルの充電時間tchargeは、次の式(1)で表される。
tcharge=(Rtrace×Ctrace)÷2+Rtrace×Cpad・・・式(1)
式(1)において、Rtraceは、センスラインの配線抵抗である。Ctraceは、センスラインの配線容量(寄生容量)である。Cpadは、センサ電極の容量である。
式(1)において、Rtraceは、センスラインの配線抵抗である。Ctraceは、センスラインの配線容量(寄生容量)である。Cpadは、センサ電極の容量である。
従来技術に係るタッチパネルでは、センサ電極が、センスラインを通じて電源に接続されている。電源は、タッチ検出領域の外部に設けられるので、センサ電極から遠く離れている。タッチ画面のサイズがより大きくなるほど、センスラインの距離もより長くなる。したがって、タッチ画面のサイズがより大きくなるほど、配線抵抗Rtraceおよび配線容量Ctraceもより大きくなる。このことから、図5の曲線30に示すように、従来技術に係るタッチパネルでは、画面サイズが大きくなるほど、指数関数的に充電時間tchargeが増加する。この結果、タッチパネルの性能が低下したり、タッチパネルを大画面化することが困難になったりするという問題が生ずる。
一方、本実施形態に係るタッチパネル1では、タッチパネル1の充電時間tchargeは次の式(2)で表される。
tcharge=(Rtrace×Ctrace)÷2+(Rtrace÷M+RTFT)×Cpad・・・式(2)
式(2)において、Rtraceは、電源ラインVHの配線抵抗である。Ctraceは、電源ラインVHの配線容量(寄生容量)である。RTFTは、トランジスタTHのオン抵抗である。Cpadは、センサ電極の容量である。
式(2)において、Rtraceは、電源ラインVHの配線抵抗である。Ctraceは、電源ラインVHの配線容量(寄生容量)である。RTFTは、トランジスタTHのオン抵抗である。Cpadは、センサ電極の容量である。
本実施形態に係るタッチパネル1では、センサ電極4の直下に配置されるトランジスタTHを通じて、電源電圧VHがセンサ電極4に素早く提供される。トランジスタTHは事実上電源として機能し、かつ、トランジスタTHのゲート電極とセンサ電極4との間の配線の長さは、電源ラインVHの長さに比べると、事実上ゼロであると見なせる。これにより、タッチパネル1では配線抵抗Rtrace=0かつ配線容量Ctrace=0であると見なせるので、式(2)から次の式(3)が導出される。
tcharge=RTFT×Cpad・・・式(3)
式(3)に示すように、タッチパネル1の充電時間tchargeは、トランジスタTHのオン抵抗RTFTにセンサ電極4の寄生容量Cpadを乗算した値となる。オン抵抗RTFTおよび寄生容量Cpadは、いずれもタッチパネル1の画面サイズに関わらず一定である。タッチパネル1では、配線抵抗Rtraceおよび配線容量Ctraceが充電時間tchargeに影響しないので、充電時間tchargeを小さくすることができる。さらに、図5の直線32に示すように、タッチパネル1の充電時間tchargeを画面サイズに関わらず一定にすることもできる。したがって、タッチパネル1を高性能化することができる。さらに、タッチパネル1を大画面かつ高精細にすることができる。また、タッチパネル1をアクティブペンに対応させることもできる。
式(3)に示すように、タッチパネル1の充電時間tchargeは、トランジスタTHのオン抵抗RTFTにセンサ電極4の寄生容量Cpadを乗算した値となる。オン抵抗RTFTおよび寄生容量Cpadは、いずれもタッチパネル1の画面サイズに関わらず一定である。タッチパネル1では、配線抵抗Rtraceおよび配線容量Ctraceが充電時間tchargeに影響しないので、充電時間tchargeを小さくすることができる。さらに、図5の直線32に示すように、タッチパネル1の充電時間tchargeを画面サイズに関わらず一定にすることもできる。したがって、タッチパネル1を高性能化することができる。さらに、タッチパネル1を大画面かつ高精細にすることができる。また、タッチパネル1をアクティブペンに対応させることもできる。
〔実施形態2〕
図6は、実施形態2に係るタッチパネル1の構成を示す図である。この図に示すように、タッチパネル1は、タッチ検出領域2、複数のセンサ電極4、検出部6、電源8、制御ラインRH、電源ラインVH、複数のセンスラインSL、および複数の制御ラインRS(
第2制御ライン)を備えている。
図6は、実施形態2に係るタッチパネル1の構成を示す図である。この図に示すように、タッチパネル1は、タッチ検出領域2、複数のセンサ電極4、検出部6、電源8、制御ラインRH、電源ラインVH、複数のセンスラインSL、および複数の制御ラインRS(
第2制御ライン)を備えている。
図7は、実施形態2に係るタッチパネル1の内部構成をより詳細に示す図である。この図に示すように、タッチパネル1は、センサ電極4ごとに設けられる複数のトランジスタTHと、センサ電極4ごとに設けられる複数のトランジスタTS(第2トランジスタ)とをさらに備えている。
制御ラインRHおよび複数のトランジスタTHの配置および接続形態は、実施形態1と同一である。
複数の制御ラインRSは、1行分のセンサ電極4ごとに個別に設けられる。言い換えれば、複数の制御ラインRSは、タッチ検出領域2内の1行目からM行目までにそれぞれ配置されるM本の制御ラインRS1〜RSMによって構成される。
複数のセンスラインSLは、1列分のセンサ電極4ごとに個別に設けられる。言い換えれば、複数のセンスラインSLは、タッチ検出領域2内の1列目からL列目までにそれぞれ配置されるL本のセンスラインSL1〜SLLによって構成される。
複数のトランジスタTSは、ゲート電極(制御電極)、ソース電極(第1導通電極)、およびドレイン電極(第2導通電極)を有する薄膜トランジスタ(TFT)である。あるセンサ電極4に設けられるトランジスタTSにおいて、ゲート電極は、センサ電極4に対応する制御ラインRSに接続され、ソース電極は、センサ電極4に対応するセンスラインSLに接続され、ドレイン電極は、対応するセンサ電極4に接続される。言い換えれば、一行分のトランジスタTSのゲート電極は、これらのトランジスタTSと同一の行に配置される制御ラインRSに共通に接続される。また、一列分のトランジスタTSのドレイン電極は、これらのトランジスタTSと同一の列に配置されるセンスラインSLに共通に接続される。
図7では、例えば、1行目に配置される各トランジスタTSのゲート電極は、1行目に配置される制御ラインRS1に共通に接続される。これにより検出部は、1行目に配置される各トランジスタTSのオンまたはオフを、一斉に制御することができる。2行目以降の各トランジスタTSについても同様である。図7では、例えば、1列目に配置される各トランジスタTSのドレイン電極は、1列目に配置されるセンスラインSL1に共通に接続される。これにより、1列目に配置される各センサ電極4から、共通のセンスラインSL1を通じて電荷を個別に読み出すことができる。
(充電および読み出し)
図8は、実施形態2におけるセンサ電極4の充電およびセンサ電極4からの電荷の読み出しを説明する図である。
図8は、実施形態2におけるセンサ電極4の充電およびセンサ電極4からの電荷の読み出しを説明する図である。
本実施形態において、検出部6は、オンレベル(パルス状)の制御信号RHを、制御ラインRHを通じてトランジスタTHのゲート電極に出力する。これによりトランジスタTHがオンされ、その結果、矢印10に示すように、トランジスタTHを通じて電圧VHが直ちにセンサ電極4に供給される。この点は、実施形態1と変わりない。本実施形態では、検出部6は、制御信号RHの出力後、オンレベルの制御信号RSを、制御ラインRSを通じてトランジスタTSのゲート電極に出力する。これによりトランジスタTSがオンされ、センサ電極4と指示体との間に蓄積された電荷が、図8の矢印12に示すように、センサ電極4に接続されるトランジスタTSおよびセンスラインSLを通じて検出部6に読み出される。
図9は、実施形態2に係るタッチパネル1の動作時のタイミングチャートである。本実施形態では、検出部6は、実施形態1と同様に、すべてのセンサ電極4を一斉に充電する。検出部6は、その後、一定期間内に、1行分の各センサ電極4の電荷を、センスラインSL1〜SLLを通じて一斉に行単位で読み出す。
図9に示すように、検出部6は、期間T1の最初に、パルス状態のオンレベルの制御信号RHを制御ラインRHに出力する。これにより、すべてのセンサ電極4が、図8の矢印10に示すように一斉に充電される。この時点では、トランジスタTSはオフされているので、電荷は読み出されない。制御信号RHがオフレベルに戻ると、センサ電極4の充電は完了する。
検出部6は、パルス状のオンレベルの制御信号RHを出力した後、パルス状態のオンレベルの制御信号RSを、制御ラインRS1を通じて1行目のL個の各トランジスタTSのゲート電極に出力する。これにより、1行目の各トランジスタTSが一斉にオンされるので、検出部6は、1行目に配置されるL個のセンサ電極4からセンスラインSL1〜SLLを通じて電荷を読み出す。検出部6は、次に、パルス状態のオンレベルの制御信号RSを、制御ラインRS2を通じて2行目のL個の各トランジスタTSのゲート電極に出力する。これにより、2行目の各トランジスタTSが一斉にオンされるので、検出部6は、2行目に配置されるL個のセンサ電極4からセンスラインSL1〜SLLを通じて電荷を読み出す。3行目〜M行目についても、同様である。こうして、期間T1において、すべてのセンサ電極4からの電荷読み出しが完了する。
検出部6は、期間T1よりも後の各期間においても、期間T1と同様に動作する。したがって、検出部6は、期間ごとに、タッチ検出領域2に配置されるすべてのセンサ電極4から電荷を読み出すことができる。
(本実施形態の利点)
本実施形態では、センサ電極4に対する電圧VHの充電は、実施形態1と同様にセンサ電極4の直下にあるトランジスタTHによって行われる。これにより、実施形態1と同様に、時定数を小さくすることができ、かつ、タッチパネル1の時定数を画面サイズに関わらず一定にすることができる。したがって、タッチパネル1を高性能化することができる。さらに、タッチパネル1を大画面かつ高精細にすることができる。また、タッチパネル1をアクティブペンに対応させることもできる。
本実施形態では、センサ電極4に対する電圧VHの充電は、実施形態1と同様にセンサ電極4の直下にあるトランジスタTHによって行われる。これにより、実施形態1と同様に、時定数を小さくすることができ、かつ、タッチパネル1の時定数を画面サイズに関わらず一定にすることができる。したがって、タッチパネル1を高性能化することができる。さらに、タッチパネル1を大画面かつ高精細にすることができる。また、タッチパネル1をアクティブペンに対応させることもできる。
本実施形態では、センスラインSLが、1列分のセンサ電極4ごとに設けられる。したがって、センスラインSLの本数はL本である。一方、従来技術に係るタッチパネルでは、センサ電極ごとにセンスラインごとに設けられるので、センスラインの数はL×M本である。このように、本実施形態に係るタッチパネル1では、センスラインSLの総数を従来技術に係るタッチパネルよりも大幅に減らすことができ、かつ、タッチ検出領域2内のセンスラインSLの配線抵抗の総量を大幅に減らすことができる。したがって、タッチパネル1における端子部の実装が非常に容易になったり、汎用のタッチパネルコントローラICをタッチパネル1に用いることができたりするなどの利点も得られる。
〔実施形態3〕
図10は、実施形態3に係るタッチパネル1の構成を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係るタッチパネル1は、タッチ検出領域2、複数のセンサ電極4、検出部6、電源8、電源40(第2電源)、複数の制御ラインRH、電源ラインVH、複数の制御ラインRL(第3制御ライン)、電源ラインVL(第2電源ライン)、複数のセンスラインSL、および制御ラインRSを備えている。
図10は、実施形態3に係るタッチパネル1の構成を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係るタッチパネル1は、タッチ検出領域2、複数のセンサ電極4、検出部6、電源8、電源40(第2電源)、複数の制御ラインRH、電源ラインVH、複数の制御ラインRL(第3制御ライン)、電源ラインVL(第2電源ライン)、複数のセンスラインSL、および制御ラインRSを備えている。
電源ラインVLは、すべてのセンサ電極4に対して共通に設けられる。電源40は、電源ラインVLに、センサ電極4を充電するための電圧VL(第2電圧)を出力する。電圧VLは、電源ラインVHから出力される電圧VHとは異なる電圧である。例えば、電圧VHが正極性の電圧+Vである場合、電圧VLは、負極性の電圧−Vである。例えば、電圧VHがハイレベル電圧であれば、電圧VLはローレベル電圧である。
図11は、実施形態3に係るタッチパネル1の内部構成をより詳細に示す図である。この図に示すように、タッチパネル1は、センサ電極4ごとに個別に設けられる複数のトランジスタTHと、センサ電極4ごとに個別に設けられる複数のトランジスタTL(第3トランジスタ)と、センサ電極4ごとに個別に設けられる複数のトランジスタTCとをさらに備えている。
複数の制御ラインRHは、1行分のセンサ電極4ごとに個別に設けられる。言い換えれば、複数の制御ラインRHは、タッチ検出領域2内の1行目からM行目までにそれぞれ配置されるM本の制御ラインRH1〜RHMによって構成される。
複数の制御ラインRLは、1行分のセンサ電極4ごとに個別に設けられる。言い換えれば、複数の制御ラインRLは、タッチ検出領域2内の1行目からM行目までにそれぞれ配置されるM本の制御ラインRL1〜RLMによって構成される。
制御ラインRSは、すべてのセンサ電極4に対して共通に設けられる。
複数のセンスラインSLは、1列分のセンサ電極4ごとに個別に設けられる。言い換えれば、複数のセンスラインSLは、タッチ検出領域2内の1列目からL列目までにそれぞれ配置されるL本のセンスラインSL1〜SLLによって構成される。
あるセンサ電極4に設けられるトランジスタTHにおいて、ゲート電極はセンサ電極4に対応する制御ラインRHに接続され、ソース電極は電源ラインVHに接続され、ドレイン電極はセンサ電極4に接続される。言い換えれば、一行分のトランジスタTHのゲート電極は、これらのトランジスタTHと同一の行に配置される制御ラインRHに共通に接続される。図11では、1行目に配置される各トランジスタTHのゲート電極は、1行目に配置される制御ラインRH1に共通に接続される。これにより検出部6は、1行目に配置される各トランジスタTHのオンまたはオフを一斉に制御することができるので、一行目に配置される各センサ電極4を電圧VHで一斉に充電することができる。2行目以降の各トランジスタTHについても同様である。
各トランジスタTLは、ゲート電極、ソース電極、およびドレイン電極を有する薄膜トランジスタ(TFT)である。あるセンサ電極4に設けられるトランジスタTLにおいて、ゲート電極はセンサ電極4に対応する制御ラインRLに接続され、ソース電極は電源ラインVLに接続され、ドレイン電極はセンサ電極4に接続される。言い換えれば、トランジスタTLのゲート電極は、トランジスタTLと同一の行に配置される制御ラインRLに共通に接続される。図11では、1行目に配置される各トランジスタTLのゲート電極は、1行目に配置される制御ラインRL1に共通に接続される。これにより検出部6は、1行目に配置される各トランジスタTLのオンまたはオフを一斉に制御することができるので、一行目に配置される各センサ電極4を電圧VLで一斉に充電することができる。2行目以降の各トランジスタTLについても同様である。
あるセンサ電極4に設けられるトランジスタTSにおいて、ゲート電極は制御ラインRSに接続され、ソース電極はセンサ電極4に接続され、ドレイン電極はセンサ電極4に対応するセンスラインSLに接続される。言い換えれば、すべてのトランジスタTSのゲート電極は、同一の制御ラインRSに共通に接続され、トランジスタTSのドレイン電極は、トランジスタTSと同一の行に配置されるセンスラインSLに共通に接続される。図11では、1列目に配置される各トランジスタTSのドレイン電極は、1列目に配置される制御ラインSL1に共通に接続される。これにより、検出部6は、1列目に配置される各センサ電極4から、共通の制御ラインSL1を通じて電荷を一斉に読み出すことができる。検出部6は、2列目以降に配置される1列分の各センサ電極4からも、同様に、対応するセンスラインSLを通じて電荷を一斉に読み出すことができる。
図11に示すように、タッチパネル1では、センサ電極4の直下にトランジスタTLが設けられている。トランジスタTLがオフされているとき、トランジスタTLのソース電極に接続される電源ラインVLには、電源40から電圧VLが事前に供給されている。これにより、トランジスタTLは、電圧VLを供給可能な電源として事実上機能する。
(充電および読み出し)
図12は、実施形態3におけるセンサ電極4の充電およびセンサ電極4からの電荷の読み出しを説明する図である。
図12は、実施形態3におけるセンサ電極4の充電およびセンサ電極4からの電荷の読み出しを説明する図である。
本実施形態において、検出部6は、センサ電極4を、電圧VHまたは電圧VLのいずれかによって充電する。検出部6は、センサ電極4を電圧VHで充電する場合、オンレベル(パルス状)の制御信号RHを制御ラインRHに出力すると共に、オフレベルの制御信号RLを制御ラインRLに出力する。これにより、トランジスタTHがオンされ、トランジスタTLはオフされる。この結果、矢印10に示すように、トランジスタTHを通じて電圧VHが直ちにセンサ電極4に供給される。検出部6は、センサ電極4を電圧VLで充電する場合、オフレベルの制御信号RHを制御ラインRHに出力すると共に、オンレベル(パルス状)の制御信号RLを制御ラインRLに出力する。これにより、トランジスタTHがオフされ、トランジスタTLはオンされる。この結果、矢印14に示すように、トランジスタTLを通じて電圧VLが直ちにセンサ電極4に供給される。これは、制御信号RLの供給によって、電源として機能するトランジスタTLからセンサ電極4に電圧VLが供給されることに等しい。
検出部6は、センサ電極4の充電後、オンレベルの制御信号RSを制御ラインRSに出力する。これによりトランジスタTSがオンされ、センサ電極4と指示体との間に蓄積された電荷が、図12の矢印12に示すように、センサ電極4に接続されるトランジスタTSおよびセンスラインSLを通じて検出部6に読み出される。
図13は、実施形態3に係るタッチパネル1の動作時のタイミングチャートである。本実施形態では、検出部6は、1行分のセンサ電極4を、行単位で電圧VHまたは電圧VLのいずれかで一斉に充電する。その後、検出部6は、1行分の各センサ電極4の電荷を、センスラインSL1〜SLLを通じて一斉に読み出す。このように、本実施形態では、検出部6は、一回の読み出し動作によって、すべてのセンサ電極4から一斉に電荷を読み出す。検出部6は、さらに、センサ電極4に対する電圧VHまたは電圧VLでの充電のパターンを変化させながら、電荷の一斉読み出しを所定回数繰り返す。そして、所定回数分の読み出し結果を解析することによって、各センサ電極4における電荷量をそれぞれ算出することができる。
詳細には、まず、+1と−1とから構成される互いに直交する符号長N(NはMよりも大きい整数)の符号系列di=(di1、di2、…、diN)(i=1、…、M)を準備する。ここで、符号長Nの符号系列di=(di1、di2、…、diN)(i=1、…、M)が「直交する」とは、符号系列diが下記に示す条件を満足することをいう。
符号系列diの具体例は、特許第4927216号に開示されている。検出部6は、符号系列diに基づいて、+1の場合は電圧VHがセンサ電極4に印加され、−1の場合は電圧VLがセンサ電極4に印加されるように、M本の制御ラインRH1〜RHMおよびM本の制御ラインRL1〜RLMを並列に駆動する。これにより、符号系列の各要素(+1または−1)に応じて、センサ電極4に供給された電圧VHまたは電圧VLに対応する電荷が、各センサ電極4に蓄積される。検出部6は、センサ電極4の充電後、制御ラインRSを駆動することによって、同じセンスラインSLにつながる各センサ電極4に蓄積された電荷を、同じセンスラインSLに沿って、センスラインSLごとにそれぞれ加算する。検出部6は、加算された電荷をセンスラインSLごとに一斉に読み出す。
検出部6は、符号系列diに基づいて、センサ電極4の充電および電荷の読み出しを合計でN回行い、その結果として、出力系列ベクトルsj=(sj1、sj2、…、sjN)(j=1、…、L)を得る。検出部6は、得られた出力系列ベクトルsjと、符号系列diとの内積演算に基づいて、j番目のセンスラインSLにそれぞれ対応するM個のセンサ電極4の容量値を推定する。
図13の例では、検出部6は、期間T1において、di1に基づいて、制御ラインRH1〜RHMおよび制御ラインRL1〜RLMの駆動パターンを決定する。詳細には、検出部6は、期間T1において、制御ラインRH1を駆動すると共に、制御ラインRL1を駆動しない。これにより、1行目の各センサ電極4には、電圧VHが充電される。検出部6は、期間T1において、制御ラインRH2を駆動しないと共に、制御ラインRL1を駆動する。これにより、2行目の各センサ電極4には、電圧VLが充電される。検出部6は、期間T1において、制御ラインRH3を駆動しないと共に、制御ラインRL3を駆動する。これにより、2行目の各センサ電極4には、電圧VLが充電される。検出部6は、期間T1において、各センサ電極4を電圧VHまたはVLで充電した後、制御ラインRSを駆動する。これにより、各センスラインSLjを通じて出力sj1を一斉に得る。センサ電極4は、これらの動作を同一のT1期間において合計で5回実行することによって、5回分の出力sj1を得て、これらの平均値を算出する。
図13の例では、検出部6は、期間T2において、di2に基づいて、制御ラインRH1〜RHMおよび制御ラインRL1〜RLMの駆動パターンを決定する。詳細には、検出部6は、期間T2において、制御ラインRH1を駆動すると共に、制御ラインRL1を駆動しない。これにより、1行目の各センサ電極4には、電圧VHが充電される。検出部6は、期間T2において、制御ラインRH2を駆動すると共に、制御ラインRL2を駆動する。これにより、2行目の各センサ電極4には、電圧VHが充電される。検出部6は、期間T2において、制御ラインRH3を駆動しないと共に、制御ラインRL3を駆動する。これにより、2行目の各センサ電極4には、電圧VLが充電される。検出部6は、期間T2において、各センサ電極4を電圧VHまたはVLで充電した後、制御ラインRSを駆動する。これにより、各センスラインSLjを通じて出力sj2を一斉に得る。センサ電極4は、これらの動作を同一のT2期間において合計で5回実行することによって、5回分の出力sj2を得て、これらの平均値を算出する。
検出部6は、期間T3から期間TNまでにおいても同様に動作することによって、出力系列ベクトルsjを得る。
(本実施形態の利点)
本実施形態では、センサ電極4に対する電圧VHの充電は、実施形態1と同様にセンサ電極4の直下にあるトランジスタTHによって行われる。さらに、センサ電極4に対する電圧VLの充電は、センサ電極4の直下にあるトランジスタTLによって行われる。これのより、センサ電極4が電圧VHおよびVLのうちいずれで充電される場合も、タッチパネル1の時定数を小さくすることができ、かつ、時定数を画面サイズに関わらず一定にすることができる。したがって、タッチパネル1を高性能化することができる。さらに、タッチパネル1を大画面かつ高精細にすることができる。また、タッチパネル1をアクティブペンに対応させることもできる。
本実施形態では、センサ電極4に対する電圧VHの充電は、実施形態1と同様にセンサ電極4の直下にあるトランジスタTHによって行われる。さらに、センサ電極4に対する電圧VLの充電は、センサ電極4の直下にあるトランジスタTLによって行われる。これのより、センサ電極4が電圧VHおよびVLのうちいずれで充電される場合も、タッチパネル1の時定数を小さくすることができ、かつ、時定数を画面サイズに関わらず一定にすることができる。したがって、タッチパネル1を高性能化することができる。さらに、タッチパネル1を大画面かつ高精細にすることができる。また、タッチパネル1をアクティブペンに対応させることもできる。
上述した駆動方法は、特許第4927216号に開示される駆動方法を本実施形態のタッチパネル1に適用したものである。したがって本実施形態によれば、特許第4927216号と同様に、検出精度が良好になり、かつ解像度も良好で高速動作が可能なタッチパネル1が実現される。
実施形態2に係るタッチパネル1において、各センサ電極4からデータをN回読み出す場合、読み出しを行ごとに順番に行う必要があるため、N回のデータ読み出しの完了に要する時間は、一回の読出し時間×行数×N回となる。一方、実施例3に係るタッチパネルにおいて、実施形態2と同様に各センサ電極4からデータをN回読み出す場合、読み出しを全画面で一度に行うことができるため、N回のデータ読み出しの完了に要する時間は、一回の読出し時間×N回となる。このように、実施形態3に係るタッチパネル1は、実施形態2に係るタッチパネル1よりも高速にデータ読み出しを完了させることができる。さらに、タッチパネル1の行数が増えれば増えるほど、この利点はより大きくなる。したがって、実施形態3によれば、実施形態2と同一性能のタッチパネル1を、実施形態2に比べてより高速に駆動することができる。
〔まとめ〕
態様1:平面的に配置される複数のセンサ電極と、前記複数のセンサ電極の少なくともいずれかに対応して配置される複数のセンスラインと、第1電源ラインと、前記第1電源ラインに第1電圧を出力する第1電源と、前記センサ電極ごとに個別に設けられ、制御電極、前記第1電源ラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する複数の第1トランジスタとを備えていることを特徴とするタッチパネル。
態様1:平面的に配置される複数のセンサ電極と、前記複数のセンサ電極の少なくともいずれかに対応して配置される複数のセンスラインと、第1電源ラインと、前記第1電源ラインに第1電圧を出力する第1電源と、前記センサ電極ごとに個別に設けられ、制御電極、前記第1電源ラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する複数の第1トランジスタとを備えていることを特徴とするタッチパネル。
態様2:第1制御ラインをさらに備えており、前記複数の第1トランジスタの制御電極は、いずれも前記第1制御ラインに接続されることを特徴とする態様1のタッチパネル。
態様3:前記センサ電極ごとに、対応する前記センスラインが設けられ、前記センサ電極は、対応する前記センスラインに接続されることを特徴とする態様2のタッチパネル。
態様4:1列分の前記センサ電極ごとに、対応する前記センスラインが設けられ、1行分の前記センサ電極ごとに個別に設けられる複数の第2制御ラインと、前記センサ電極ごとに設けられ、前記センサ電極に対応する前記第2制御ラインに接続される制御電極、前記センサ電極に対応する前記センスラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する第2トランジスタとをさらに備えていることを特徴とする態様2のタッチパネル。
態様5:1行分の前記センサ電極ごとに個別に設けられる複数の第1制御ラインをさらに備えており、前記第1トランジスタの制御電極は、対応する前記センサ電極に対応する前記第1制御ラインに接続されることを特徴とする態様1のタッチパネル。
態様6:1列分の前記センサ電極ごとに、対応する前記センスラインが設けられ、第2制御ラインと、前記センサ電極ごとに個別に設けられ、前記第2制御ラインに接続される制御電極、前記センサ電極に対応する前記センスラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する複数の第2トランジスタと、1行分の前記センサ電極ごとに個別に設けられる複数の第3制御ラインとをさらに備えていることを特徴とする態様5のタッチパネル。
態様7:第2電源ラインと、前記第1電圧と異なる第2電圧を前記第2電源ラインに出力する第2電源と、前記センサ電極ごとに個別に設けられ、前記センサ電極に対応する前記第3制御ラインに接続される制御電極、前記第2電源ラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する複数の第3トランジスタとをさらに備えていることを特徴とする態様6のタッチパネル。
本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることによって、新しい技術的特徴を形成することもできる。
1 タッチパネル、2 タッチ検出領域、4 センサ電極、6 検出部、8 電源(第1電源)、40 電源(第2電源)、VH 電源ライン(第1電源ライン)、VL 電源ライン(第2電源ライン)、RH 制御ライン(第1制御ライン)、RS 制御ライン(第2制御ライン)、RL 制御ライン(第3制御ライン)、SL センスライン
Claims (7)
- 平面的に配置される複数のセンサ電極と、
前記複数のセンサ電極の少なくともいずれかに対応して配置される複数のセンスラインと、
第1電源ラインと、
前記第1電源ラインに第1電圧を出力する第1電源と、
前記センサ電極ごとに個別に設けられ、制御電極、前記第1電源ラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する複数の第1トランジスタとを備えていることを特徴とするタッチパネル。 - 第1制御ラインをさらに備えており、
前記複数の第1トランジスタの制御電極は、いずれも前記第1制御ラインに接続されることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。 - 前記センサ電極ごとに、対応する前記センスラインが設けられ、
前記センサ電極は、対応する前記センスラインに接続されることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル。 - 1列分の前記センサ電極ごとに、対応する前記センスラインが設けられ、
1行分の前記センサ電極ごとに個別に設けられる複数の第2制御ラインと、
前記センサ電極ごとに設けられ、前記センサ電極に対応する前記第2制御ラインに接続される制御電極、前記センサ電極に対応する前記センスラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する第2トランジスタとをさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル。 - 1行分の前記センサ電極ごとに個別に設けられる複数の第1制御ラインをさらに備えており、
前記第1トランジスタの制御電極は、対応する前記センサ電極に対応する前記第1制御ラインに接続されることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。 - 1列分の前記センサ電極ごとに、対応する前記センスラインが設けられ、
第2制御ラインと、
前記センサ電極ごとに個別に設けられ、前記第2制御ラインに接続される制御電極、前記センサ電極に対応する前記センスラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する複数の第2トランジスタと、
1行分の前記センサ電極ごとに個別に設けられる複数の第3制御ラインとをさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載のタッチパネル。 - 第2電源ラインと、
前記第1電圧と異なる第2電圧を前記第2電源ラインに出力する第2電源と、
前記センサ電極ごとに個別に設けられ、前記センサ電極に対応する前記第3制御ラインに接続される制御電極、前記第2電源ラインに接続される第1導通電極、および、前記センサ電極に接続される第2導通電極を有する複数の第3トランジスタとをさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載のタッチパネル。
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