JP2019120424A - 厨房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】厨房機から発生する熱気を効率良く排出することができる技術を提供する。【解決手段】排熱の拡散を抑制する調理機本体100の上方に昇降可能に設けられ降りた際に調理面131を囲う箱形の蓋160と、調理機本体100により発生した排気を排出するための排気ダクト140とを有する第1の加熱調理機10と、第1の加熱調理機10と並んで配置され、第1の加熱調理機10とは異なる厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する調理機本体200の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面231を囲う箱形の蓋290と、調理機本体200により発生した排気を排出するための排気ダクト240とを有する第2の加熱調理機20と、第1の加熱調理機10の排気ダクト140からの排気と、第2の加熱調理機20の排気ダクト240の排気とを集めて集中排気するための集中排気ダクト30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、厨房システムに関する。
従来、用途の異なる種々の業務用厨房機器が提案されている。例えば、特許文献1において、油槽に満たされた調理油を燃焼加熱装置により加熱して、例えばポテトやチキン等の食材を調理するフライヤーが提案されている。また、特許文献2において、そばやスパゲッティ等を茹でる茹で麺機が提案されている。
特開2007−7272号公報 特開2005−218741号公報
業務用厨房機器が設置された厨房内が高温となると、作業環境が悪化してしまうおそれがある。特に、加熱調理機などの複数の厨房機を厨房内に備える場合には、厨房機から発生する熱気により厨房内が高温となり、作業環境が悪化してしまうおそれがある。
本発明は、厨房機から発生する熱気を効率良く排出することができる厨房システムを提供することを目的とする。
かかる目的のもと完成させた本発明は、上面を作業面として厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する本体と、当該本体の上方に昇降可能に設けられ降りた際に当該作業面を囲う箱形の囲い体と、当該本体により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクトと、を有する第1の厨房機と、前記第1の厨房機と並んで配置され、上面を作業面として当該第1の厨房機とは異なる厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する本体と、当該本体の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に当該作業面を囲う箱形の囲い体と、当該本体により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクトと、を有する第2の厨房機と、前記第1の厨房機の排気ダクトからの排気と、前記第2の厨房機の排気ダクトの排気とを集めて集中排気するための集中排気手段と、を備える厨房システムである。
ここで、前記集中排気手段は、前記第1の厨房機の排気ダクトと、前記第2の厨房機の排気ダクトとを連結して集中排気しても良い。
また、前記第1の厨房機の排気ダクトと、前記第2の厨房機の排気ダクトとは、各々の前記本体の背面に形成された筐体内に設けられ、前記集中排気手段は、前記第1の厨房機の背面に形成された筐体と、前記第2の厨房機の背面に形成された筐体とを連結する連結構造を介して、各々の排気ダクトからの排気を集中排気しても良い。
また、前記第1の厨房機の囲い体と前記第2の厨房機の囲い体とは、調理による前記作業面からの調理排気を行なう排気構造を備えていても良い。
また、他の観点から捉えると、本発明は、上面を作業面として厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する本体と、当該本体の上方に昇降可能に設けられ降りた際に当該作業面を囲う箱形の囲い体と、当該本体により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクトと、を有する第1の厨房機と、前記第1の厨房機と並んで配置され、当該第1の厨房機の前記作業面と略同一高さに作業面を有するとともに、当該第1の厨房機とは異なる厨房処理を可能とし、排熱の拡散を抑制する本体と、当該本体の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に当該作業面を囲う箱形の囲い体と、当該本体により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクトと、を有する第2の厨房機と、を備える厨房システムである。
ここで、並んで配置される前記第1の厨房機と前記第2の厨房機との略同一高さとなる前記作業面の接続部に、異物の落下を抑制する異物落下抑制手段をさらに備えても良い。
本発明によれば、厨房機から発生する熱気を効率良く排出することができる厨房システムを提供することができる。
本実施の形態に係る厨房システムの概略構成を示す図である。 第1の加熱調理機の全体図である。 第1の加熱調理機の断面図である。 第2の加熱調理機の全体図である。 第2の加熱調理機の断面図である。 (a)は、集中排気ダクトを、前後方向に直交する面で切断した断面図である。(b)は、集中排気ダクトを、左右方向に直交する面で切断した断面図である。 抑制部材の概略構成を示す図である。 第1の加熱調理機の蓋及び第2の加熱調理機の蓋が下降状態である場合を示す図である。 本実施の形態に係る厨房システムを適用する厨房の好適な例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る厨房システム1の概略構成を示す図である。
本実施の形態に係る厨房システム1は、厨房処理を可能にする第1の加熱調理機10と、第1の加熱調理機10と並んで配置され、第1の加熱調理機10とは異なる厨房処理を可能にする第2の加熱調理機20と、を備えている。また、本実施の形態に係る厨房システム1は、第1の加熱調理機10の排気ダクトからの排気と、第2の加熱調理機20の排気ダクトからの排気とを集めて集中排気するための集中排気手段の一例としての集中排気ダクト30を備えている。また、本実施の形態に係る厨房システム1は、並んで配置される第1の加熱調理機10と第2の加熱調理機20との間の隙間から異物が落下するのを抑制する異物落下抑制手段の一例としての抑制部材40を備えている。
第1の加熱調理機10は、上面を調理面131として厨房処理を可能にするとともに、断熱層を有して排熱の拡散を抑制する調理機本体100と、調理機本体100の上方に昇降可能に設けられ降りた際に調理面131を囲う箱形の蓋160と、を有する。また、第1の加熱調理機10は、調理機本体100により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクト140を有する。
第2の加熱調理機20は、第1の加熱調理機10と並んで配置され、上面を調理面231として第1の加熱調理機10とは異なる厨房処理を可能にするとともに、断熱層を有して排熱の拡散を抑制する調理機本体200を有する。また、第2の加熱調理機20は、調理機本体200の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面231を囲う箱形の蓋290と、調理機本体200により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクト240と、を有する。
集中排気ダクト30は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140と、第2の加熱調理機20の排気ダクト240とを連結し、これら排気ダクト140及び排気ダクト240からの排気をまとめて集中排気する。
抑制部材40は、第1の加熱調理機10の調理面131と、第2の加熱調理機20の調理面231との間に配置されて、調理面131と調理面231との間の隙間から異物が落下するのを抑制する。
以下に、第1の加熱調理機10、第2の加熱調理機20及び集中排気ダクト30について詳述する。
以下の説明において、厨房システム1に対して、調理者が調理等を行う際に位置する側を手前側と称し、その逆側を背面側と称する。また、第1の加熱調理機10と第2の加熱調理機20との並び方向を左右方向とし、厨房システム1の手前側に位置する使用者から見て、第1の加熱調理機10が配置されている側を左側と称し、第2の加熱調理機20が配置されている側を右側と称す。また。図1の上下方向を上下方向と称する。
[第1の加熱調理機10]
図2は、第1の加熱調理機10の全体図である。
図3は、第1の加熱調理機10の断面図である。
第1の加熱調理機10は、ガス燃料の燃焼熱によって加熱容器11を加熱する機器である。そして、第1の加熱調理機10は、加熱容器11に油を溜め、食材が入れられたフライバスケット11Bを加熱容器11に浸すことで、食材を揚げるフライヤーである。
第1の加熱調理機10は、食材を揚げる調理機本体100と、調理機本体100に対して昇降可能に設けられた蓋160とを備えている。
〔調理機本体100〕
調理機本体100は、ガス燃料を燃焼させる燃焼部110と、燃焼部110を囲う仕切部120と、少なくとも燃焼部110及び仕切部120を覆う調理台130と、を備えている。また、調理機本体100は、燃焼部110から生じた燃焼排気を外部に排出する排気ダクト140と、燃焼部110の燃焼を制御するコントローラ150と、を備えている。
図3に示すように、燃焼部110は、加熱容器11の下側に配置されている。そして、燃焼部110は、ガス燃料を燃焼させて炎を出すバーナ部111と、図示しない外部のガス管からバーナ部111にガス燃料を引き込むガス配管112とを有している。また、燃焼部110では、コントローラ150(図2参照)によって、バーナ部111におけるガス燃料の燃焼量、すなわち、火力調整が制御される。なお、燃焼部110は、加熱容器11の左側又は右側に配置されていても良い。
仕切部120は、燃焼部110と調理台130との間に設けられ、燃焼部110と調理台130とを仕切る。仕切部120は、矩形状に形成され、燃焼部110及び加熱容器11を囲う。具体的には、仕切部120は、下側にて燃焼部110の周囲を覆い、上側にて加熱容器11の周囲を覆う。
また、仕切部120は、第1の加熱調理機10の背面側に、排気ダクト140と接続する開口部121を有している。そして、仕切部120は、開口部121を介して排気ダクト140に接続する。これによって、仕切部120は、燃焼部110にて発生した燃焼排気が排気ダクト140に流れるようにしている。
調理台130は、第1の加熱調理機10の外側を構成する。調理台130は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。
そして、調理台130は、上側に設けられる調理面131と、調理面131の下側に設けられる少なくとも燃焼部110及び仕切部120を囲う側部筐体132とを有する。
調理面131は、内側に加熱容器11が挿入される開口部131aを有する。そして、調理面131は、開口部131aに挿入された加熱容器11を支持する。加熱容器11は、食材を揚げるための油を溜める容器である。また、図2に示すように、加熱容器11には、調理材であるフライバスケット11Bが浸かるように設けられる。
側部筐体132は、手前側、背面側、左側及び右側にそれぞれ設けられ矩形状の板材を備えて構成される。そして、側部筐体132は、例えば手前側において、仕切部120に対して予め定められた隙間を有して対向する。これによって、第1の加熱調理機10では、仕切部120と側部筐体132との間に空気の層が形成される。本実施形態の第1の加熱調理機10では、仕切部120と調理台130との間に空気断熱構造を設けている。
また、第1の加熱調理機10には、例えば手前側において、側部筐体132と仕切部120との間の空気が抜ける空気抜部134が上側に形成されている。
さらに、側部筐体132は、背面側に、空気を流通可能に開口する導入部133を有している。この導入部133では、調理台130の外部から内部に空気が導き入れられる。
ここで、図3に示すように、燃焼部110の燃焼に伴って、例えば手前側の側部筐体132と仕切部120との間の空気が暖められる。暖められた空気は、上昇気流によって上側に移動する(図3の破線の矢印)。そして、上側に移動した空気は、空気抜部134から調理台130の外部に流出する。一方、空気抜部134から調理台130の外部に空気が流出することで、導入部133から調理台130の外部の空気が導かれる。そして、この空気は、燃焼部110が燃焼することで暖められた調理台130の内部の空気の温度に比べて低温である。従って、第1の加熱調理機10では、燃焼部110が燃焼している状態であっても、調理台130(側部筐体132)の表面の温度が高温になり難くなっている。
図3に示すように、排気ダクト140は、調理台130に対して背面側、すなわち調理台130の背面に設けられる。そして、排気ダクト140は、内側に燃焼排気が流れる経路を有して筒状に形成され、燃焼部110にて発生した燃焼排気を上方に導く(図3の実線の矢印)。なお、排気ダクト140は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。
排気ダクト140は、燃焼排気の流れの上流側が前後方向(水平方向)に沿って延び、屈曲した後、下流側に向けて上下方向に沿って延びている。そして、排気ダクト140は、一方が下側にて仕切部120の開口部121に接続し、他方が調理台130の上方で開口している。
そして、排気ダクト140は、少なくとも2枚の部材を、予め定められた隙間を設けて対向配置した構造になっている。具体的には、排気ダクト140は、内側に設けられる内側部材141と、内側部材141に対して予め定められた隙間を有して外側に設けられる外側部材142とを備えている。そして、排気ダクト140では、内側部材141と外側部材142との間に空気の層を形成することで、空気断熱構造を実現している。
ここで、図3に示すように、燃焼部110の燃焼に伴って、内側部材141と外側部材142との間の空気が暖められる。暖められた空気は、上昇気流によって上側に移動する(図3の破線の矢印)。そして、上側に移動した空気は、排気ダクト140の上側の端部から流出する。一方、排気ダクト140の上側の端部から空気が流出することで、上述した導入部133から新たに空気が導かれる。そして、この空気は、燃焼部110が燃焼することで暖められた内側部材141と外側部材142との間の空気に比べて低温である。これによって、第1の加熱調理機10では、燃焼部110が燃焼することで内側部材141内を高温の燃焼排気が流れている状態であっても、例えば排気ダクト140(外側部材142)の表面の温度が高温になり難くなっている。
以上のように構成される第1の加熱調理機10では、調理台130(仕切部120)の内部に燃焼部110の火が閉じ込められ、所謂裸火が調理台130の外部に露出しない構造になっている。また、燃焼部110にて発生する燃焼排気についても、仕切部120から排気ダクト140に向けて流れるようになっており、調理台130の外部に直接的に排出されない。従って、第1の加熱調理機10では、燃焼部110が燃焼している状態であっても、第1の加熱調理機10からの厨房内に熱が拡散せず、第1の加熱調理機10の周囲が高温になり難くなっている。
コントローラ150は、第1の加熱調理機10の前部に配置されている。そして、コントローラ150は、加熱容器11の内部の温度を検知する温度センサに基づいて、燃焼部110のガス燃料の燃焼量を調整する。例えば、加熱容器11の内部の温度が予め設定された設定温度よりも低ければ、燃焼部110の燃焼量を大きくすることで強火にする。一方、加熱容器11の内部の温度が予め設定された設定温度よりも高ければ、燃焼部110の燃焼量を小さくすることで弱火にする。
なお、コントローラ150は、必須の構成ではない。例えば、ユーザが操作部を直接操作することで燃焼部110の燃焼量を調整する機器の場合には、コントローラ150を設けなくても良い。
〔蓋160〕
図2に示すように、蓋160は、調理台130の上側に設けられる蓋本体161と、ユーザが操作する把手部162と、蓋本体161を上下方向において昇降可能にする昇降部163と、を有する。
蓋本体161は、手前側、背面側、左側及び右側にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。なお、本実施形態において、蓋本体161は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。また、蓋本体161は、内側に空間部161Sを有している。そして、蓋本体161は、全体として箱形の形状を有している。
さらに、蓋本体161は、内側に設けられる内側蓋本体161iと、内側蓋本体161iの外側に設けられる外側蓋本体161oとを有している。内側蓋本体161i及び外側蓋本体161oは、手前側、背面側、左側および右側にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。そして、内側蓋本体161iと外側蓋本体161oとは、予め定められた間隔を有して対向して設けられている。これによって、蓋本体161は、内側蓋本体161iと外側蓋本体161oとの間に空気の層が形成される。すなわち、蓋本体161は、空気断熱構造を有している。
蓋本体161の左右方向の幅は、調理台130の左右方向の幅に対応して略同一になっている。さらに、蓋本体161の前後方向の幅は、調理台130の調理面131の前後方向の幅に対応して略同一になっている。
そして、蓋本体161は、最も上側に上げられた状態(以下、上昇状態と呼ぶ)にて、蓋本体161の上側の縁が排気ダクト140の上側の縁よりもやや下方となるようになっている。また、蓋本体161は、最も下側に降ろされた状態(以下、下降状態と呼ぶ)にて、調理台130の前後及び左右の縁と揃うようになっている。これによって、第1の加熱調理機10では、蓋本体161の上昇状態と下降状態との両方の状態において、すっきりとした形状に見えるデザインとなっている。さらに、第1の加熱調理機10では、全体として、調理台130、排気ダクト140及び蓋160の外面が揃っていることで、例えば第1の加熱調理機10の清掃を行う際の作業を容易にする。
そして、図3に示すように、蓋本体161は、上側にて開口する上側開口部161Tと、下側にて開口する下側開口部161Bとを有している。さらに、蓋本体161は、下端161cに、下側開口部161Bの開口の縁に沿って、シール部材175を有している。シール部材175は、他の部材に接触した際に変形可能であって、他の部材に密着し、他の部材との間を封止する。シール部材175には、耐熱性を有するものであって、例えばゴムスポンジなどの発泡ゴムを用いることができる。
そして、蓋本体161が下降状態となることで蓋本体161が調理台130に対して接触または近接対峙する。このとき、本実施形態の蓋本体161は、シール部材175にて調理面131と接触する。そして、蓋本体161は、調理面131の周囲を囲う。
また、蓋本体161は、空間部161Sにおいて、加熱容器11、フライバスケット11B、食材など調理面131から上側に向けて突出するものを内側に収容する。
なお、加熱容器11に置く調理器具の形状によっては、蓋本体161が下降した際に、蓋本体161が調理器具に接触する可能性がある。例えば、フライバスケット11Bの持ち手が水平方向に伸びており、持ち手が蓋本体161の外形よりも外側にある場合である。このような場合には、蓋本体161の一部の形状を切り欠くなどして、蓋本体161と調理器具との干渉を抑制すれば良い。
図2に示すように、把手部162は、蓋本体161の手前側に設けられている。そして、把手部162は、ユーザが蓋本体161を昇降させるときにユーザが掴む箇所を形成する。
図2に示すように、昇降部163は、蓋本体161の上下方向に沿った移動を案内するスライド部163aと、蓋本体161を上下方向に移動させる昇降アーム163bと、昇降アーム163b及び蓋本体161とを接続するリンク部163cとを有する。
スライド部163aは、蓋本体161と排気ダクト140との間において上下方向に沿って設けられる。本実施形態では、スライド部163aは、蓋本体161の背面側であって、左右方向における端部にそれぞれ設けられている。そして、スライド部163aは、一方側にて蓋本体161に接続し、他方側にて排気ダクト140に接続する。そして、スライド部163aは、排気ダクト140に対して蓋本体161を上下方向にスライド可能にする。
昇降アーム163bは、棒状の部材であって、蓋本体161の左右方向の端部にそれぞれ設けられている。そして、昇降アーム163bは、一端側にてヒンジ171を介して排気ダクト140(外側部材142)に接続し、他端側にてヒンジ172を介してリンク部163cに接続する。そして、本実施形態において、排気ダクト140は、昇降アーム163bを介して蓋本体161を支持するようになっている。
リンク部163cは、昇降アーム163bと同様に棒状の部材である。そして、リンク部163cは、一端側にてヒンジ172を介して昇降アーム163bに接続し、他端側にてヒンジ173を介して蓋本体161に接続する。
なお、昇降部163において昇降アーム163bにガススプリングを接続し、ユーザが蓋本体161を上昇させる際に操作力の補助を行うようにしても良い。
以上のように構成される昇降部163は、蓋本体161を上昇状態にしたり、蓋本体161を下降状態にしたりする。なお、本実施形態の第1の加熱調理機10は、調理を行う際には蓋本体161を上昇状態にし、調理作業を行わないときには蓋本体161を下降状態にして用いられる。なお、調理作業とは、ユーザが調理面131上にて道具等を用いながら作業したり、加熱容器11に対して操作を行ったりすることを例示できる。
また、本実施形態の第1の加熱調理機10では、排気ダクト140によって蓋本体161を支持することにより、蓋本体161を支持するための構造部を別途設ける必要を無くし、また、省スペース化を図るようにしている。
続いて、第1の加熱調理機10における蓋本体161の作用について説明する。
蓋本体161は、上昇状態にて、調理面131に対して離れ、調理台130の上側に位置する。この状態にて、蓋本体161は、調理面131から発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上側開口部161Tから排出する。
一方、蓋本体161は、下降状態にて、調理台130における調理面131に接触する。そして、蓋本体161は、調理面131の上側を囲った状態を形成する。そして、蓋本体161は、例えば加熱容器11など調理面131にて生じる輻射熱が第1の加熱調理機10の外部に輻射されることを抑制する。さらに、蓋本体161は、下側開口部161B側から調理面131にて発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上昇気流によって上側開口部161Tから排出する。
このように、第1の加熱調理機10では、蓋本体161によって、調理を行っていない待機時における第1の加熱調理機10の外部への熱の拡散を抑制している。
[第2の加熱調理機20]
図4は、第2の加熱調理機20の全体図である。
図5は、第2の加熱調理機20の断面図である。
第2の加熱調理機20は、ガス燃料の燃焼熱によって貯湯槽201を加熱する機器である。そして、第2の加熱調理機20は、貯湯槽201に茹で湯を溜め、麺が入れられた麺カゴ21Bを貯湯槽201に浸すことで、麺を茹でる茹で麺器である。
第2の加熱調理機20は、麺を茹でる調理機本体200と、調理機本体200に対して昇降可能に設けられた蓋290とを備えている。
〔調理機本体200〕
調理機本体200は、ガス燃料を燃焼させる燃焼部210と、燃焼部210を囲う仕切部220と、少なくとも燃焼部210及び仕切部220を覆う調理台230と、を備えている。また、調理機本体200は、燃焼部210から生じた燃焼排気を外部に排出する排気ダクト240と、燃焼部210の燃焼を制御するコントローラ250と、を備えている。
燃焼部210、仕切部220、調理台230及びコントローラ250は、それぞれ、第1の加熱調理機10における燃焼部110、仕切部120、調理台130及びコントローラ150と同一であるので、詳細な説明は省略する。なお、調理機本体200は、調理台230の調理面231の高さが、調理台130の調理面131の高さと略同一となるように設置されている。
排気ダクト240は、第1の加熱調理機10における排気ダクト140と同一である。より詳細に説明すると、排気ダクト240は、燃焼排気の流れの上流側が前後方向(水平方向)に沿って延び、屈曲した後、下流側に向けて上下方向に沿って延びている。そして、排気ダクト240は、一方が下側にて仕切部220の開口部に接続し、他方が調理台230の上方で開口している。
そして、排気ダクト240は、少なくとも2枚の部材を、予め定められた隙間を設けて対向配置した構造になっている。具体的には、排気ダクト240は、内側に設けられる内側部材241と、内側部材241に対して予め定められた隙間を有して外側に設けられる外側部材242とを備えている。そして、排気ダクト240では、内側部材241と外側部材242との間に空気の層を形成することで、空気断熱構造を実現している。
ここで、図5に示すように、燃焼部210の燃焼に伴って、内側部材241と外側部材242との間の空気が暖められる。暖められた空気は、上昇気流によって上側に移動する(図5の破線の矢印)。そして、上側に移動した空気は、排気ダクト240の上側の端部から流出する。一方、排気ダクト240の上側の端部から空気が流出することで、調理台230の側部筐体232の背面側に形成されて、空気を流通可能に開口する導入部233から新たに空気が導かれる。そして、この空気は、燃焼部210が燃焼することで暖められた内側部材241と外側部材242との間の空気に比べて低温である。これによって、第2の加熱調理機20では、燃焼部210が燃焼することで内側部材241内を高温の燃焼排気が流れている状態であっても、例えば排気ダクト240(外側部材242)の表面の温度が高温になり難くなっている。
また、調理機本体200は、貯湯槽201の上方に配置されて、麺カゴ21Bを支持するカゴ受け板260と、水を供給する給水パイプ270と、オーバーフロー管280と、を備えている。
貯湯槽201は、凹状の部材である。貯湯槽201の底面には、貯湯槽201内の茹で湯を排水するための排水孔が形成されている。この排水孔には、オーバーフロー管280が嵌め込まれている。貯湯槽201における排水孔に対向する下面には、茹で湯を調理機本体200の外部に排出する排水管(不図示)が接続されている。
カゴ受け板260は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。カゴ受け板260は、貯湯槽201内の湯面上を覆うように配置されている。
カゴ受け板260は、貯湯槽201内の湯面を覆う矩形状の覆い部261と、覆い部261の周囲に覆い部261と直交するように形成された周囲部262と、を備えている。また、カゴ受け板260は、周囲部262における左右方向の両端部から周囲部262と直交する方向の外側に形成されて、貯湯槽201の上端面に載るフランジ部263を備えている。
覆い部261には、麺カゴ21Bを通すための孔であるカゴ用貫通孔261aが、複数(本実施形態においては4つ)形成されている。また、覆い部261は、各カゴ用貫通孔261aの周囲に、円環状の円環状部261bを有している。カゴ受け板260は、円環状部261bにて麺カゴ21Bを支持することで、麺カゴ21Bを貯湯槽201内の所定位置に配置する。
また、覆い部261には、オーバーフロー管280を通すための孔である管用貫通孔261cが形成されている。管用貫通孔261cは、左部中央に1つ形成されている。
また、覆い部261には、給水パイプ280から供給された水を貯湯槽201内に落とすための孔である供給用貫通孔261dが形成されている。供給用貫通孔261dは、手前側の隅に複数(本実施形態においては2つ)形成されている。給水パイプ280から供給された水は、供給用貫通孔261dを通って貯湯槽201内に至る。
給水パイプ270は、貯湯槽201に向けて垂れ下がった給水口271を有している。給水パイプ270は、調理機本体200の後部に設けられており、水源(不図示)から供給された水を、給水口271を介してカゴ受け板260上に供給する。
オーバーフロー管280は、管状の管状部と、管状部の上端に嵌め込まれた把持部とを有している。管状部における上部には、管状部の内部と外部とを連通する連通孔が形成されている。
オーバーフロー管280は、管状部の下端部が貯湯槽201の底面に形成された排水孔に挿入されている。そして、貯湯槽201内に一定量以上の茹で湯が貯まると、上部に形成された連通孔を介して、オーバーフローした茹で湯が、管状部内を通って排水孔から排水管へと流れる。使用後は、把持部を掴んでオーバーフロー管280を抜き取ることで、排水孔が開放され、排水孔を介して貯湯槽201内部の茹で湯が排出される。
〔蓋290〕
図4に示すように、蓋290は、調理台230の上側に設けられる蓋本体291と、ユーザが操作する把手部292と、蓋本体291を上下方向において昇降可能にする昇降部293と、を有する。
蓋本体291は、手前側、背面側、左側及び右側にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。なお、本実施形態において、蓋本体291は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。また、蓋本体291は、内側に空間部291Sを有している。そして、蓋本体291は、全体として箱形の形状を有している。
さらに、蓋本体291は、内側に設けられる内側蓋本体291iと、内側蓋本体291iの外側に設けられる外側蓋本体291oとを有している。内側蓋本体291i及び外側蓋本体291oは、手前側、背面側、左側および右側にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。そして、内側蓋本体291iと外側蓋本体291oとは、予め定められた間隔を有して対向して設けられている。これによって、蓋本体291は、内側蓋本体291iと外側蓋本体291oとの間に空気の層が形成される。すなわち、蓋本体291は、空気断熱構造を有している。
蓋本体291の左右方向の幅は、調理台230の左右方向の幅に対応して略同一になっている。さらに、蓋本体291の前後方向の幅は、調理台230の調理面231の前後方向の幅に対応して略同一になっている。
そして、蓋本体291は、最も上側に上げられた状態(以下、上昇状態と呼ぶ)にて、蓋本体291の上側の縁(上端291a)が排気ダクト240の上側の縁(上端)よりもやや下方となるようになっている。また、蓋本体291は、最も下側に降ろされた状態(以下、下降状態と呼ぶ)にて、調理台230の前後及び左右の縁と揃うようになっている。これによって、第2の加熱調理機20では、蓋本体291の上昇状態と下降状態との両方の状態において、すっきりとした形状に見えるデザインとなっている。さらに、第2の加熱調理機20では、全体として、調理台230、排気ダクト240及び蓋290の外面が揃っていることで、例えば第2の加熱調理機20の清掃を行う際の作業を容易にする。
そして、図5に示すように、蓋本体291は、上側にて開口する上側開口部291Tと、下側にて開口する下側開口部291Bとを有している。さらに、蓋本体291は、下端291cに、下側開口部291Bの開口の縁に沿って、シール部材295を有している。シール部材295は、他の部材に接触した際に変形可能であって、他の部材に密着し、他の部材との間を封止する。シール部材295には、例えばゴムスポンジなどの発泡ゴムを用いることができる。
そして、蓋本体291が下降状態となることで蓋本体291が調理台230に対して接触または近接対峙する。このとき、本実施形態の蓋本体291は、シール部材295にて調理面231と接触する。そして、蓋本体291は、調理面231の周囲を囲う。
また、蓋本体291は、空間部291Sにおいて、貯湯槽201、麺カゴ21B、給水パイプ270など調理面231から上側に向けて突出するものを内側に収容する。
把手部292は、蓋本体291の手前側に設けられている。そして、把手部292は、ユーザが蓋本体291を昇降させるときにユーザが掴む箇所を形成する。
昇降部293は、蓋本体291の上下方向に沿った移動を案内するスライド部293aと、蓋本体291を上下方向に移動させる昇降アーム293bと、昇降アーム293b及び蓋本体291とを接続するリンク部293cとを有する。
スライド部293aは、蓋本体291と排気ダクト240との間において上下方向に沿って設けられる。本実施形態では、スライド部293aは、蓋本体291の背面側であって、左右方向における端部の側方にそれぞれ設けられている。そして、スライド部293aは、一方側にて蓋本体291に接続し、他方側にて排気ダクト240に接続する。そして、スライド部293aは、排気ダクト240に対して蓋本体291を上下方向にスライド可能にする。
昇降アーム293bは、棒状の部材であって、蓋本体291の左右方向の端部の側方にそれぞれ設けられている。そして、昇降アーム293bは、一端側にてヒンジ296を介して排気ダクト240に接続し、他端側にてヒンジ297を介してリンク部293cに接続する。そして、本実施形態において、排気ダクト240は、昇降アーム293bを介して蓋本体291を支持するようになっている。
リンク部293cは、昇降アーム293bと同様に棒状の部材である。そして、リンク部293cは、一端側にてヒンジ297を介して昇降アーム293bに接続し、他端側にてヒンジ298を介して蓋本体291に接続する。
なお、昇降部293において昇降アーム293bにガススプリングを接続し、ユーザが蓋本体291を上昇させる際に操作力の補助を行うようにしても良い。
以上のように構成される昇降部293は、蓋本体291を上昇状態にしたり、蓋本体291を下降状態にしたりする。なお、本実施形態の第2の加熱調理機20は、調理を行う際には蓋本体291を上昇状態にし、調理を行わない待機時には蓋本体291を下降状態にして用いられる。
また、本実施形態の第2の加熱調理機20では、排気ダクト240によって蓋本体291を支持することにより、蓋本体291を支持するための構造部を別途設ける必要を無くし、また、省スペース化を図るようにしている。
続いて、第2の加熱調理機20における蓋本体291の作用について説明する。
蓋本体291は、上昇状態にて、調理面231に対して離れ、調理台230の上側に位置する。この状態にて、蓋本体291は、調理面231から発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上側開口部291Tから排出する。
一方、蓋本体291は、下降状態にて、調理台230における調理面231に接触する。そして、蓋本体291は、調理面231の上方を囲った状態を形成する。そして、蓋本体291は、例えば貯湯槽201など調理面231にて生じる輻射熱が第2の加熱調理機20の外部に輻射されることを抑制する。さらに、蓋本体291は、下側開口部291B側から調理面231にて発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上昇気流によって上側開口部291Tから排出する。
このように、第2の加熱調理機20では、蓋本体291によって、調理を行っていない待機時における第2の加熱調理機20の外部への熱の拡散を抑制している。
[集中排気ダクト30]
図6(a)は、集中排気ダクト30を、前後方向に直交する面で切断した断面図である。
図6(b)は、集中排気ダクト30を、左右方向に直交する面で切断した断面図である。なお、図6(b)においては、第1の加熱調理機10の上方に位置する部位の断面図である。
集中排気ダクト30は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240からの燃焼排気を吸入する吸入部31と、吸入部31から吸入した燃焼排気を排出する排出部32とを備えている。吸入部31は、集中排気ダクト30の下部に設けられており、排出部32は、集中排気ダクト30の上部に設けられている。
集中排気ダクト30は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。
吸入部31は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の外側部材142の上端及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240の外側部材242の上端の上に載せられる積載部311と、積載部311の外周部から下方に延びた下方部312とを有している。そして、積載部311の内側の縁にて燃焼排気を吸入する吸入口313を形成する。
下方部312の高さは、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の上端と蓋本体161の上端161aとの高さや第2の加熱調理機20の排気ダクト240の上端と蓋本体291の上端291aとの高さよりも小さくなるように設定されている。
排出部32は、最上部の内側の縁にて燃焼排気を排出する排出口321を形成する。
吸入部31の積載部311は、以下に説明する大きさに設定されている。すなわち、積載部311の外周部における左右方向の大きさは、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の外側部材142における左右方向の大きさと第2の加熱調理機20の排気ダクト240の外側部材242における左右方向の大きさとを加算した大きさよりも大きい。積載部311の外周部における前後方向の大きさは、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の外側部材142における前後方向の大きさ及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240の外側部材242の前後方向の大きさよりも大きい。
そして、下方部312は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の排気ダクト140及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240の外側部材242の外面の外側に配置される。
排出口321の大きさは、吸入口313の大きさの略1/2となるように、吸入口313から排出口321にかけて、排気の流通面積が徐々に減少している。図6(a)に示すように、吸入口313における左右方向の大きさは、排出口321における左右方向の大きさの略1/2であり、図6(b)に示すように、吸入口313における前後方向の大きさと排出口321における前後方向の大きさは略同じとなるように形成されている。
これにより、集中排気ダクト30は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140からの燃焼排気と、第2の加熱調理機20の排気ダクト240からの燃焼排気とを吸入口313から吸入し、これらの燃焼排気をまとめて排出口321から排出する。
以上、説明したように本実施の形態に係る集中排気ダクト30は、第1の加熱調理機10の背面に形成された筐体の一例としての外側部材142と、第2の加熱調理機20の背面に形成された筐体の一例としての外側部材242とを連結するように、吸入部31が外側部材142と外側部材242の上に積載されている。そして、このように吸入部31が2つの排気ダクトの上に積載されるという連結構造を介して、各々の排気ダクトからの排気を集中排気する。この構造により、2つの排気ダクトを簡易に連結することが可能となる。
なお、集中排気ダクト30は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240に固定されていても良い。例えば、集中排気ダクト30の下方部312と、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の外側部材142及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240の外側部材242とをボルト及びナットにて締め付けることを例示することができる。かかる場合、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の外側部材142及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240の外側部材242の内側にナットを設置するとともに、このナットに対して、集中排気ダクト30の下方部312の外側からボルトを締め付けると良い。
また、集中排気ダクト30を、本実施の形態に係る厨房システム1を設置する施設の壁や天井に固定しても良い。
[抑制部材40]
図7は、抑制部材40の概略構成を示す図である。
抑制部材40は、第1の加熱調理機10と第2の加熱調理機20との略同一高さとなる調理面131,231の接合部に配置された、前後方向に延びる棒状の部材である。抑制部材40は、例えばステンレスなどの金属の薄い板材を用いて成形されていることを例示することができる。抑制部材40は、前後方向に直交する面で切断した断面形状が略T字状であり、水平方向の水平部41と、垂直方向の垂直部42とを有している。
水平部41は、並んで配置された、第1の加熱調理機10の調理面131と、第2の加熱調理機20の調理面231とに跨るように配置される。
垂直部42は、第1の加熱調理機10の調理台130と、第2の加熱調理機20の調理台230との間の隙間に存在するように配置される。垂直部42が、第1の加熱調理機10の調理台130の側面又は第2の加熱調理機20の調理台230の側面に接触することで、抑制部材40の左右方向の移動を規制する。
水平部41及び垂直部42の大きさは、抑制部材40が、第1の加熱調理機10の調理台130と、第2の加熱調理機20の調理台230との間の隙間から下方に脱落しない大きさに設定されている。
なお、水平部41の上側に、垂直方向に上方に延びる部位を設けても良い。つまり、抑制部材40は、前後方向に直交する面で切断した断面形状が略十字状であっても良い。上方に延びる部位は、第1の加熱調理機10や第2の加熱調理機20から、油や水が飛び散ることを抑制することが可能となる。
また、水平部41と第1の加熱調理機10の調理面131との間や、水平部41と第2の加熱調理機20の調理面231との間をシール剤等で塞いでも良い。これにより、抑制部材40と第1の加熱調理機10の調理面131との間の隙間や、抑制部材40と第2の加熱調理機20の調理面231との間の隙間に異物等が入り込むことを抑制することが可能となる。
[第1の加熱調理機10と第2の加熱調理機20との関係]
以上のように構成された第1の加熱調理機10及び第2の加熱調理機20において、第1の加熱調理機10の調理面131までの高さ(床面から調理面131までの長さ)と、第2の加熱調理機20の調理面231までの高さ(床面から調理面231までの長さ)とは略同一である。
また、以上のように構成された第1の加熱調理機10及び第2の加熱調理機20において、第1の加熱調理機10の蓋160及び第2の加熱調理機20の蓋290が上昇状態である場合(図1の状態である場合)における、第1の加熱調理機10の調理面131から蓋本体161の下端161cまでの高さと、第2の加熱調理機20の調理面231から蓋本体291の下端291cまでの高さは略同一である。つまり、第1の加熱調理機10の蓋本体161の下端161cまでの高さ(床面から蓋本体161の下端161cまでの長さ)と、第2の加熱調理機20の蓋本体291の下端までの高さ(床面から蓋本体291の下端291cまでの長さ)とは略同一である。
図8は、第1の加熱調理機10の蓋160及び第2の加熱調理機20の蓋290が下降状態である場合を示す図である。
第1の加熱調理機10の蓋160の蓋本体161の上下方向の長さと、第2の加熱調理機20の蓋290の蓋本体291の上下方向の長さとは、略同一である。
それゆえ、図8に示すように、第1の加熱調理機10の蓋160及び第2の加熱調理機20の蓋290が下降状態である場合における、第1の加熱調理機10の蓋本体161の上端161aまでの高さ(床面から蓋本体161の上端161aまでの長さ)と、第2の加熱調理機20の蓋本体291の上端291aまでの高さ(床面から蓋本体291の上端291aまでの長さ)とは略同一である。
以上、説明したように本実施の形態に係る厨房システム1は、上面を作業面の一例としての調理面131として厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する調理機本体100と、調理機本体100の上方に昇降可能に設けられ降りた際に調理面131を囲う箱形の囲い体の一例としての蓋160と、調理機本体100により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクト140と、を有する第1の厨房機の一例としての第1の加熱調理機10を備えている。また、本実施の形態に係る厨房システム1は、第1の加熱調理機10と並んで配置され、上面を作業面の一例としての調理面231として第1の加熱調理機10とは異なる厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する調理機本体200と、調理機本体200の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面231を囲う箱形の囲い体の一例としての蓋290と、調理機本体200により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクト240と、を有する第2の厨房機の一例としての第2の加熱調理機20を備えている。また、本実施の形態に係る厨房システム1は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140からの排気と、第2の加熱調理機20の排気ダクト240からの排気とを集めて集中排気するための集中排気手段の一例としての集中排気ダクト30を備える。本実施の形態に係る厨房システム1によれば、第1の加熱調理機10からの排気と第2の加熱調理機20からの排気とをさらに集中させて排気することが可能になる。これにより、複数の厨房機器を並べて配置した場合の排気の効率を高めることができる。
また、本実施の形態に係る厨房システム1は、上面を調理面131として厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する調理機本体100と、調理機本体100の上方に昇降可能に設けられ降りた際に調理面131を囲う箱形の蓋160と、調理機本体100により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクト140と、を有する第1の加熱調理機10を備えている。また、本実施の形態に係る厨房システム1は、第1の加熱調理機10と並んで配置され、第1の加熱調理機10の調理面131と略同一高さに調理面231を有するとともに、第1の加熱調理機10とは異なる厨房処理を可能とし、排熱の拡散を抑制する調理機本体200と、調理機本体200の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面231を囲う箱形の蓋290と、調理機本体200により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクト240と、を有する第2の加熱調理機20を備えている。本実施の形態に係る厨房システム1によれば、並んで配置された、第1の加熱調理機10の調理面131の高さと、第2の加熱調理機20の調理面231の高さとが略同一であるので、一体感のある意匠にすることができるとともに、清掃を容易にすることができる。
また、以上のように構成された厨房システム1によれば、昇降可能な、第1の加熱調理機10の蓋160と、第2の加熱調理機20の蓋290とが箱形であるので、一体感のある意匠にすることができる。また、抑制部材40が、第1の加熱調理機10の調理面131と第2の加熱調理機20の調理面231の接合部に配置され、第1の加熱調理機10の調理台130と、第2の加熱調理機20の調理台230との間の隙間に、物が落下するのを抑制する。それゆえ、第1の加熱調理機10の調理台130と第2の加熱調理機20の調理台230との間の隙間や床面の清掃を容易にすることができる。なお、抑制部材40の板厚を薄くすることで、第1の加熱調理機10の調理面131及び第2の加熱調理機20の調理面231の清掃作業の邪魔にならないようにすることができる。
図1に示すように、本実施の形態に係る厨房システム1は、第1の加熱調理機10の調理台130に対して蓋160を開けて最も上昇させたときの蓋160の筐体下端(蓋本体161の下端161c)の高さと、蓋290を最も上昇させた際の蓋290の筐体下端(蓋本体291の下端291c)の高さとが略同一の高さとなる。これにより、第1の加熱調理機10の蓋160を上昇させた状態であるとともに第2の加熱調理機20が蓋290を上昇させた状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、第1の加熱調理機10の蓋160の筐体下端と第2の加熱調理機20の蓋290の筐体下端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
図8に示すように、本実施の形態に係る厨房システム1は、第1の加熱調理機10の調理台130に対して蓋160を降ろしたときの蓋160の筐体上端(蓋本体161の上端161a)の高さと、第2の加熱調理機20の調理台230に対して蓋290を降ろしたときの蓋290の筐体上端(蓋本体291の上端291a)の高さとが略同一の高さとなる。これにより、第1の加熱調理機10が蓋160を降ろした状態であるとともに第2の加熱調理機20が蓋290を降ろした状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、第1の加熱調理機10の蓋160の筐体上端と第2の加熱調理機20の蓋290の筐体上端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
図9は、本実施の形態に係る厨房システム1を適用する厨房の好適な例を示す図である。
厨房システム1が設置された厨房においては、集中排気ダクト30の排出部32の排出口321から、2つの加熱調理機からの燃焼排気が集中して排気されるので、排出口321の上方に排気フードを設置すれば良い。それゆえ、本実施の形態に係る厨房システム1によれば、集中排気ダクト30を備えていない構成よりも、排気フードにおける2つの加熱調理機からの燃焼排気を排気するための部位の小型化を図ることができる。
また、集中排気ダクト30の排出部32の高さは、第1の加熱調理機10の調理面131や第2の加熱調理機20の調理面231の高さよりも高い。それゆえ、集中排気ダクト30の排出部32の排出口321は、第1の加熱調理機10の調理面131や第2の加熱調理機20の調理面231よりも排気フードに近い位置に存在する。さらに、集中排気ダクト30の排出部32の排出口321は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140や第2の加熱調理機20の排気ダクト240の排気口よりも排気フードに近い位置に存在する。その結果、本実施の形態に係る厨房システム1によれば、集中排気ダクト30を備えていない構成よりも排気の効率を高めることができる。
また、第1の加熱調理機10及び第2の加熱調理機20からの温かい燃焼排気は近くにある排気フードから排出されるので、屋外からの空調された新鮮な冷たい空気である給気により、第1の加熱調理機10及び第2の加熱調理機20から発生する熱気がかき混ぜられ難い。その結果、本実施の形態に係る厨房システム1によれば、集中排気ダクト30を備えていない構成よりも快適な厨房空間を実現することができる。また、さらに、図9に示すように、厨房の隅の上部から給気を吸入することで、集中排気ダクト30の排出口321とは離れた位置にて壁づたいに給気が下降するため、第1の加熱調理機10及び第2の加熱調理機20からの燃焼排気がかき混ぜられ難くなるので、より快適な厨房空間を実現することができる。
また、本実施の形態に係る厨房システム1においては、第1の加熱調理機10の蓋160は、厨房処理による調理面131からの排気を行なう排気構造の一例として筒状の蓋本体161を備える。また、第2の加熱調理機20の蓋290は、厨房処理による調理面231からの排気を行なう排気構造の一例として筒状の蓋本体291を備える。それゆえ、厨房システム1よれば、上昇状態にて、蓋本体161,291は、調理面131,231から発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上側開口部161T,291Tから上方へ排出する。これにより、蓋本体161,291を備えていない構成と比べて、給気や周囲空気の乱れにより調理排気がかき混ぜられ難くなるので、より快適な厨房空間を実現することができる。
上述した本実施の形態に係る厨房システム1においては、第1の加熱調理機10の蓋本体161と第2の加熱調理機20の蓋本体291は、集中排気ダクト30による燃焼排気の集中排気とは異なる経路により調理排気の排気を行なう。しかしながら、燃焼排気と調理排気とを同じ経路にて集中排気しても良い。例えば、集中排気ダクト30の上流側で、燃焼排気と調理排気とを合流させれば良い。例えば、第1の加熱調理機10の蓋本体161の上部を覆うとともに、蓋本体161の背面、及び、排気ダクト140の前部の外側部材142や内側部材141に貫通孔を形成することで、調理排気を、排気ダクト140の内側部材141内に導くと良い。また、第2の加熱調理機20の蓋本体291の上部を覆うとともに、蓋本体291の背面、及び、排気ダクト240の前部の外側部材242や内側部材241に貫通孔を形成することで、調理排気を、排気ダクト240の内側部材241内に導くと良い。このように、集中排気ダクト30の上流側で燃焼排気と調理排気とを合流させることで、集中排気ダクト30の上流側で燃焼排気と調理排気とを合流させない構成よりも排気フードの小型化を図ることができる。つまり、異なる経路により排気される燃焼排気と調理排気とを排気フードにて排気するには、蓋本体161、蓋本体291の上方にも排気フードを配置する必要がある。これに対して、集中排気ダクト30の上流側で燃焼排気と調理排気とを合流させることで、集中排気ダクト30の排出口321の上方に配置された排気フードにて燃焼排気と調理排気とを排気することができるので排気フードの小型化を図ることができる。
また、第1の加熱調理機10における燃焼部110、仕切部120、調理台130及び排気ダクト140と、第2の加熱調理機20における燃焼部210、仕切部220、調理台230及び排気ダクト240とを、それぞれ同一とすることで、用途の異なる第1の加熱調理機10と第2の加熱調理機20の部品を共通にすることができる。その結果、厨房システム1を低廉に製造することが可能になるとともに、メンテナンスを向上させることができる。
また、本実施の形態に係る厨房システム1において、第1の加熱調理機10を第2の加熱調理機20の右側に並べて配置しても良い。
なお、上述した実施の形態においては、集中排気ダクト30の吸入部31の積載部311は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の外側部材142の上端及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240の外側部材242の上端の上に載せられるが、特にかかる態様に限定されない。集中排気ダクト30の吸入部31は、第1の加熱調理機10及び第2の加熱調理機20からの燃焼排気を吸入するように、積載部311は、例えば、第1の加熱調理機10の排気ダクト140の内側部材141の上端及び第2の加熱調理機20の排気ダクト240の内側部材241の上端の上に載せられていても良い。
また、上述した実施の形態においては、集中排気ダクト30は、排出口321の大きさが吸入口313の大きさの略1/2となるように、吸入口313から排出口321にかけて、排気の流通面積が徐々に減少しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、排出口321の大きさは、吸入口313の大きさの略1/4、略3/4であっても良い。また、排出口321の大きさは、吸入口313の大きさと略同一であっても良い。排出口321の大きさが吸入口313の大きさと略同一であっても、集中排気ダクト30は、第1の加熱調理機10の排気ダクト140と第2の加熱調理機20の排気ダクト240とを連結して集中排気する。そして、集中排気ダクト30は、排気フードに近い位置において集中排気するので、集中排気ダクト30を備えていない構成よりも排気の効率を高めることができる。
また、上述した実施の形態に係る厨房システム1においては、厨房機として、フライヤーである第1の加熱調理機10、茹で麺器である第2の加熱調理機20を例示したが、特にこれらの機器に限定されない。背面部又は横部に設けられた排気ダクトから燃焼排気を排出する、そばかまどやスープ用の台付コンロなどの加熱調理機、食器を洗浄する食器洗浄機であっても良い。
また、並べて配置するのは、2つの厨房機に限定されない。3つ以上の厨房機を並べて配置しても良い。例えば、フライヤーである第1の加熱調理機10、茹で麺器である第2の加熱調理機20の横に、他の厨房機を並べて配置しても良い。そして、第1の加熱調理機10、第2の加熱調理機20の横に、背面部に設けられた排気ダクトから燃焼排気を排出する、そばかまどやスープ用の台付コンロを配置する場合には、以下のように構成すると良い。すなわち、第1の加熱調理機10の排気ダクト140からの排気と、第2の加熱調理機20の排気ダクト240からの排気と、他の厨房機の排気ダクトからの排気とを集めて集中排気するための集中排気ダクトを、これらの排気ダクトの上方に備えると良い。これにより、排気の効率を高めることができ、快適な厨房空間を実現することができる。
また、並べて配置するのが温水を供給するガスブースターを備える食器洗浄機であって、ガスブースターからの熱気を背面部又は横部に設けられた排気ダクトから排気する食器洗浄機である場合には、加熱調理機の排気ダクトからの排気と、食器洗浄機の排気ダクトからの排気とを集めて集中排気するための集中排気ダクトを備えると良い。
また、3つ以上の厨房機を並べて配置する場合には、第1の加熱調理機10、第2の加熱調理機20、他の厨房機の配置位置は特に限定されない。
なお、実施形態に係る厨房システム1において、蓋本体(161、291)を移動させる機構は、上述した実施形態に限定されない。また、空気断熱構造は、例えば空気層に代えて断熱材が間に設けられた断熱構造であっても良い。
1…厨房システム、10…第1の加熱調理機、20…第2の加熱調理機、30…集中排気ダクト、40…抑制部材、100…調理機本体、130…調理台、131…調理面、140…排気ダクト、160…蓋、161…蓋本体、200…調理機本体、230…調理台、231…調理面、240…排気ダクト、290…蓋、291…蓋本体

Claims (6)

  1. 上面を作業面として厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する本体と、当該本体の上方に昇降可能に設けられ降りた際に当該作業面を囲う箱形の囲い体と、当該本体により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクトと、を有する第1の厨房機と、
    前記第1の厨房機と並んで配置され、上面を作業面として当該第1の厨房機とは異なる厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する本体と、当該本体の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に当該作業面を囲う箱形の囲い体と、当該本体により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクトと、を有する第2の厨房機と、
    前記第1の厨房機の排気ダクトからの排気と、前記第2の厨房機の排気ダクトの排気とを集めて集中排気するための集中排気手段と、
    を備える厨房システム。
  2. 前記集中排気手段は、前記第1の厨房機の排気ダクトと、前記第2の厨房機の排気ダクトとを連結して集中排気することを特徴とする請求項1記載の厨房システム。
  3. 前記第1の厨房機の排気ダクトと、前記第2の厨房機の排気ダクトとは、各々の前記本体の背面に形成された筐体内に設けられ、
    前記集中排気手段は、前記第1の厨房機の背面に形成された筐体と、前記第2の厨房機の背面に形成された筐体とを連結する連結構造を介して、各々の排気ダクトからの排気を集中排気することを特徴とする請求項2記載の厨房システム。
  4. 前記第1の厨房機の囲い体と前記第2の厨房機の囲い体とは、調理による前記作業面からの調理排気を行なう排気構造を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の厨房システム。
  5. 上面を作業面として厨房処理を可能にするとともに、排熱の拡散を抑制する本体と、当該本体の上方に昇降可能に設けられ降りた際に当該作業面を囲う箱形の囲い体と、当該本体により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクトと、を有する第1の厨房機と、
    前記第1の厨房機と並んで配置され、当該第1の厨房機の前記作業面と略同一高さに作業面を有するとともに、当該第1の厨房機とは異なる厨房処理を可能とし、排熱の拡散を抑制する本体と、当該本体の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に当該作業面を囲う箱形の囲い体と、当該本体により発生した排気を上昇気流により排出するための排気ダクトと、を有する第2の厨房機と、
    を備える厨房システム。
  6. 並んで配置される前記第1の厨房機と前記第2の厨房機との略同一高さとなる前記作業面の接続部に、異物の落下を抑制する異物落下抑制手段を更に備えたことを特徴とする請求項5記載の厨房システム。
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