JP2019118606A - マッサージ機 - Google Patents

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知己 長光
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Abstract

【課題】リクライニング動作時における背凭れ部や座部が受ける荷重を利用してアクチュエータが受ける負荷を軽減することができることを目的とする。【解決手段】使用者が着座するための座部と、前記座部の後部に第一回動軸を介して取り付けられた背凭れ部と、使用者の腕部を載置する肘掛部と、前記座部の位置を前記肘掛部に対して少なくとも前後方向に移動させるためのアクチュエータと、を有し、前記座部と前記肘掛部とは、連結部材を介して取り付けられており、前記背凭れ部と前記肘掛部とは、第二回動軸を介して取り付けられており、前記背凭れ部は、前記第二回動軸を中心に前記肘掛部に対して回動可能であり、前記アクチュエータは、水平面に対して45°より大きい角度となるように前記座部の下部に取り付けられていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明はマッサージ機に関する。
従来、座部と、座部を床面上で支持する基礎フレームと、座部の後部でリクライニング動作可能に設けられた背もたれ部と、マッサージ部と、を有する椅子型マッサージ機において、座部の前後移動と、リクライニング動作に伴う背もたれ部の下端部の前後移動とが連動するように構成された椅子型マッサージ機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−170554号公報
上記特許文献1に記載の椅子型マッサージ機にあっては、座部を前後移動させる機構として電動伸縮機構を採用している。そのため、座部は、座部に着座した使用者の体重による負荷がかけられた状態で前後に移動させることとなり、電動伸縮機構そのものに過大な負荷を与え、故障を発生させてしまうおそれがあるという問題がある。
そこで本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、リクライニング動作時における背凭れ部や座部が受ける荷重を利用してアクチュエータが受ける負荷を軽減することができるマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、使用者が着座するための座部と、前記座部の後部に第一回動軸を介して取り付けられた背凭れ部と、前記座部の側部に取り付けられた支持部材と、前記座部の位置を前記支持部材に対して少なくとも前後方向に移動させるための第一アクチュエータと、を有し、前記座部と前記支持部材とは、連結部材を介して取り付けられており、前記背凭れ部と前記支持部材とは、第二回動軸を介して取り付けられており、前記背凭れ部は、前記第二回動軸を中心に前記支持部材に対して回動可能であり、前記第一アクチュエータは、水平面に対して45°より大きい角度となるように前記座部の下部に取り付けられていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、リクライニング動作時における背凭れ部や座部が受ける荷重を利用してアクチュエータが受ける負荷を軽減することができる。
また、本発明は、使用者が着座するための座部と、前記座部の後部に第一回動軸を介して取り付けられた背凭れ部と、前記座部の側部に取り付けられた支持部材と、前記座部の位置を前記支持部材に対して少なくとも前後方向に移動させるための第一アクチュエータと、を有し、前記座部と前記支持部材とは、連結部材を介して取り付けられており、前記背凭れ部と前記支持部材とは、第二回動軸を介して取り付けられており、前記背凭れ部は、前記第二回動軸を中心に前記支持部材に対して回動可能であり、前記第一アクチュエータは、前記第一回動軸と前記連結部材との間に位置するように取り付けられていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、リクライニング動作時における背凭れ部や座部が受ける荷重を利用してアクチュエータが受ける負荷を軽減することができる。
また、前記第一アクチュエータは、前記座部の略中央に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、アクチュエータにかかる負荷を軽減することができる。
また、前記連結部材はリンク部材であり、前記リンク部材は、一方に前記リンク部材を前記座部に対して取り付けるための第一取付部が設けられており、他方に前記リンク部材を前記支持部材に対して取り付けるための第二取付部が設けられており、前記第一取付部は、前記第二取付部よりも下方に位置するように構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、座部を支持部材に対して前後方向へ移動させることができる。
また、前記第二回動軸は、前記第一回動軸よりも上方に位置するように構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、背凭れ部が後方へ倒れる際のスペースを小さくすることができる。
また、前記座部の前部に第三回動軸を介して取り付けられた使用者の脚部を載置するためのフットレスト部を更に有し、前記フットレスト部は、第二アクチュエータによって前記第三回動軸を中心として少なくとも上下方向に移動可能であり、前記第二アクチュエータは、前記座部の下部に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、リクライニング動作時における座部の前後方向への移動を利用してアクチュエータにかかる負荷を軽減することができる。
本発明によれば、リクライニング動作時における背凭れ部や座部が受ける荷重を利用してアクチュエータが受ける負荷を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機の斜視図である。 マッサージ機のブロック図である。 マッサージユニットの正面図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の左側面図であり、背凭れ部を起こした状態、フットレスト部を下げた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の左側面図であり、背凭れ部を倒した状態、フットレスト部を下げた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の左側面図であり、背凭れ部を倒した状態、フットレスト部を上げた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る座部付近を拡大した左側面図である。 本発明の一実施形態に係る座部付近を拡大した底面図である。
[マッサージ機の全体構成]
以下、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の斜視図である。図2はマッサージ機1のブロック図である。図3はマッサージユニット13の正面図である。図4は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の左側面図であり、背凭れ部4を起こした状態、フットレスト部5を下げた状態を示す図である。図5は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の左側面図であり、背凭れ部4を倒した状態、フットレスト部5を下げた状態を示す図である。図6は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の左側面図であり、背凭れ部4を倒した状態、フットレスト部5を上げた状態を示す図である。
図1〜図6に示すとおり、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1は、使用者が着座する座部3と、座部3の後部に設けられた使用者が凭れる背凭れ部4と、座部3の前部に設けられたフットレスト部5と、座部3の側部に取り付けられた支持部材2と、で構成されている。また、マッサージ機1は、使用者に対してマッサージを行なうマッサージ部6(マッサージユニット13、エアセル14、15)と、マッサージ機1が有する機能を制御する制御部7と、マッサージ機1の各種操作を行うためのコントローラ8と、を有している。マッサージ機1は、使用者の腕部を載置する肘掛部(図示せず)を支持部材2の上部に設けてもよく、肘掛け部(図示せず)にマッサージ部6(図示せず)が設けられていてもよい。
背凭れ部4の側部には、左右方向を軸方向とする第一回動軸C1と、第一回動軸C1よりも上方に位置する左右方向を軸方向とする第二回動軸C2と、が設けられている。第一回動軸C1は、座部3と背凭れ部4を枢支している。また、第二回動軸C2は、支持部材2に対して背凭れ部4を前後方向に移動させるよう枢支されている。
座部3の前部には、左右方向を軸方向とする第三回動軸C3が設けられている。第三回動軸C3は、座部3の前部に対してフットレスト部5を上下方向に移動させるよう枢支されている。
背凭れ部4と座部3は、第一回動軸C1により接続されているため、後述する第一アクチュエータ10を駆動させることにより、第一アクチュエータ10や連結部材17等からなるリンク機構が作動し、座部3の前後方向への移動に追従して背凭れ部4も前後方向へ移動するようになっている。背凭れ部4は、第二回動軸C2を中心として前後方向に移動(リクライニング)可能に構成されている。
なお、フットレスト部5に座部3に対して前後方向に移動可能な伸長手段(図示せず)を設けてもよい。
マッサージ部6として、モータM1〜M3により駆動される左右で対をなす施療子62を有するマッサージユニット13、エアの給排気により膨張収縮するエアセル14、15を有している。本実施形態では、背凭れ部4にマッサージユニット13が設けられ、座部3にエアセル14が設けられ、フットレスト部5にエアセル15が設けられている。なお、各マッサージ部6の配置はこれに限定されない。エアセル14、15は、エアを給排気することで使用者を押圧することができる。
[マッサージユニットの構成]
図3に示すとおり、背凭れ部4には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット13が設けられている。このマッサージユニット13は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及びマッサージモータM2の駆動により左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット13は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背凭れ部4には、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール16(図1参照)が設けられており、マッサージユニット13はガイドレール16に沿って移動する。マッサージユニット13が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
また、図3に示すとおり、マッサージユニット13は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール16に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル等よりなる進退駆動部65が設けられている。進退駆動部65の駆動により、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として使用者に対して進退することができる。なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよく、アーム61に進退駆動部65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、図2に示すとおり、マッサージユニット13は、使用者の身体情報を検出するセンサ69を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージユニット13を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、付勢手段(図示せず)の作用によりアーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージユニット13の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は制御部7に記憶される。なお、身体情報は使用者自身が入力してもよい。この場合、例えば、コントローラ8を操作して身体情報を入力し、制御部7に記憶させることができる。
[制御系の構成]
図2に示すとおり、マッサージ機1には、マッサージユニット13、第一アクチュエータ10、第二アクチュエータ11、エアセル14、15、これらを動作させるためのマイクロコンピュータ等からなる制御部7が設けられている。この制御部7は、座部3の下方に設けられており、使用者が操作するコントローラ8と接続されており、使用者がコントローラ8を操作することで各種マッサージ動作が行われる。
[座部の構成]
図7は本発明の一実施形態に係る座部3付近を拡大した左側面図である。図8は本発明の一実施形態に係る座部3付近を拡大した底面図である。
図1、図4〜図8に示す通り、座部3は、板状の部材で構成されている。座部3の前後方向後側には、後述する背凭れ部4との干渉を防ぐための切り欠き3aが設けられており、略凹部状となっている。座部3の上面には、マッサージ部6としてのエアセル14が左右一対設けられている。エアセル14は、座部3に着座した使用者の臀部や大腿部をマッサージすることができる。
座部3の前側には、第三回動軸C3を介して後述するフットレスト部5が枢支され、フットレスト部5を座部3に対して上下方向に移動させることができるようになっている。後述する第二アクチュエータ11を駆動させることにより、フットレスト部5は、第三回動軸C3を中心に座部3に対して上下方向に移動することができる。
座部3の側部中央よりやや前側には、後述する連結部材17を取り付けるための第一リンク部材取付ピン3bが突出して設けられている。第一リンク部材取付ピン3bよりも後側には、第一回動軸C1を座部3に対して枢支するための孔30が設けられている。第一リンク部材取付ピン3bには、連結部材17の一端が揺動自在に取り付けられる。
また、座部3の底面の略中央には、後述する第一アクチュエータ10を取り付けるための第一アクチュエータ取付部10bと第二アクチュエータ11を取り付けるための第二アクチュエータ取付部11aとが設けられている。なお、第一アクチュエータ取付部10bは、第二アクチュエータ取付部11aよりもやや前方に位置ずれして設けられている。
[背凭れ部の構成]
図1、図4〜図6に示す通り、背凭れ部4は、身長方向に長い長方形の部材で構成されている。背凭れ部4の上下方向下側には、座部3との干渉を防ぐための切り欠き4aが設けられており、凸部状となっている。背凭れ部4の内部には、ガイドレール16が設けられており、ガイドレール16を介して後述するマッサージ部6としてのマッサージユニット13が設けられている。マッサージユニット13は、座部3に着座した使用者の背面(例えば、肩部や腰部など)をマッサージすることができる。なお、図示していないが、背凭れ部4の各所にマッサージ部6としてのエアセルを設けてもよい。
背凭れ部4の側部、中央より下側には、2つの軸が設けられている。1つは、後述する支持部材2に対して背凭れ部4を前後方向に移動させるべく枢支された左右方向を軸方向とする第二回動軸C2である。もう1つは、第二回動軸C2よりも下側に設けられ、座部3に対して背凭れ部4を前後方向に移動させるべく枢支された左右方向を軸方向とする第一回動軸C1である。
このようにすることで、背凭れ部4と座部3は、第一回動軸C1により接続されているため、後述する第一アクチュエータ10を駆動させることにより、第一アクチュエータ10や連結部材17等からなるリンク機構が作動し、座部3の前後方向への移動に追従して背凭れ部4も前後方向へ移動するようになる。また、背凭れ部4は、第二回動軸C2を中心として前後方向に移動(リクライニング)可能に構成されているため、第二回動軸C2を第一回動軸C1よりも上方(背凭れ部4の下端部側より上方)に設けることで、背凭れ部4が倒れる際の支点の位置を高くすることができる。そうすることにより、背凭れ部4が倒れる際の後方のスペースを省スペース化することができる。
[フットレスト部の構成]
図1、図4〜図6に示す通り、フットレスト部5は、底壁5aと、底壁5aの左右両側から前方へ突設された側壁5bと、側壁5bの略中央付近から突設された中央壁5cと、底壁5aの下方から前方へ向って底壁5aと側壁5bとに亘って突設された足底壁5dとからなる凹部状に形成されている。左右の側壁5bの内側には、マッサージ部6としてのエアセル15が設けられている。また、中央壁5cの左右両側にも、マッサージ部6としてのエアセル15が設けられている。なお、足底壁5dの上面にエアセル(図示せず)を取り付けるようにしてもよい。
底壁5aの後面、中央より上方には、左右方向を軸方向とする第三回動軸C3が座部3の前方に設けられた孔20に対して枢支されている。底壁5aの後面、第三回動軸C3より下側には、後述する第二アクチュエータ11を取り付けるための第二アクチュエータ取付部11bが設けられている。このようにすることで、第二アクチュエータ11を駆動させることにより、フットレスト部5を第三回動軸C3を中心として座部3に対して上下方向に移動させることができる。
[支持部材の構成]
図1、図4〜図6に示す通り、支持部材2は、床面に接する第一支持部材2aと、第一支持部材2aの左右両側から上方に突設された第二支持部材2bとからなる凹部状に形成されている。支持部材2と座部3と間には、制御部7が設けられている。第一支持部材2aの上面中央付近には、後述する第一アクチュエータ10を取り付けるための第一アクチュエータ取付部10aが設けられている。第二支持部材2bは、側面からみて略台形状となっている。第二支持部材2bの上方には、第二リンク部材取付ピン3dが設けられている。第二リンク部材取付ピン3dには、後述する連結部材17の一端が取り付けられるようになっている。第二リンク部材取付ピン3dより後方には、背凭れ部4に設けられた第二回動軸C2を枢支するための孔(図示せず)が設けられている。なお、本実施形態において、第一支持部材2aと第二支持部材2bは、一体的に形成されているが、それぞれ別々に形成されていてもよい。
[第一アクチュエータの構成]
図4〜図8に示すとおり、第一アクチュエータ10は、支持部材2aの上面と座部3の底面との間に取り付けられている。具体的には、第一アクチュエータ10は、側面から見て支持部材2aの水平面に対して45°より大きい角度となるように前方へ傾斜した状態で取り付けられている。第一アクチュエータ10の一端は、支持部材2aの上面に設けられた第一アクチュエータ取付部10aに対して取り付けられており、他端は、座部3の底面の略中央に設けられた第一アクチュエータ取付部10bに対して取り付けられている。なお、第一アクチュエータ10は、側面から見て後述する連結部材17を取り付けるための第一リンク部材取付ピン3bと第一回動軸C1との間に位置するように前方へ傾斜した状態で取り付けられている。
水平面に対して45°より大きい角度とすることで第一アクチュエータ10が伸縮する際の負荷を軽減させることができる。例えば、第一アクチュエータ10を伸長させる際、背凭れ部4が後方へ倒れるにつれて座部3が前上方へ移動することとなる。その結果、使用者の荷重は、座部3側から背凭れ部4側へ移動することとなり、第一アクチュエータ10の伸長に合わせて座部3も持ち上がり、第一アクチュエータ10にかかる負荷が軽減される。また、第一アクチュエータ10を収縮させる際、背凭れ部4が前方へ起き上がるにつれて座部3が後下方へ移動することとなる。その結果、使用者の荷重は、背凭れ部4側から座部3側へ移動することとなり、座部3の荷重がかかる方向と第一アクチュエータ10が収縮する方向とが一致し、第一アクチュエータ10にかかる負荷が軽減されることとなる。要するに、リクライニング動作時における背凭れ部4や座部3が受ける荷重を利用して第一アクチュエータ10が受ける負荷を軽減することができる。
[第二アクチュエータの構成]
図4〜図8に示すとおり、第二アクチュエータ11は、座部3の底面とフットレスト部5の後面との間に設けられている。第二アクチュエータ11の一端は、座部3の底面の略中央に設けられた第二アクチュエータ取付部11aに対して取り付けられており、他端は、フットレスト部5の後面、第三回動軸C3より下方に設けられた第二アクチュエータ取付部11bに対して取り付けられている。なお、第二アクチュエータ取付部11aは、第一アクチュエータ取付部10bよりもやや後方に位置ずれして設けられている。
[連結部材の構成]
図1、図4〜図8に示すとおり、連結部材17は、板状の部材で構成されたリンク部材17aである。リンク部材17aの一端には、第一リンク部材取付ピン3bを取り付けるための孔50が設けられており、他端には、第二リンク部材取付ピン3dを取り付けるための孔40が設けられている。第一リンク部材取付ピン3bとリンク部材17a、第二リンク部材取付ピン3dとリンク部材17aとは、それぞれ揺動自在となるように取り付けられている。
第一リンク部材取付ピン3bは、第二リンク部材取付ピン3dよりもやや前方に位置するように構成されているため、連結部材17は、上側(第二リンク部材取付ピン3d側)が下側(第一リンク部材取付ピン3b側)よりも後方へ傾斜した状態で取り付けられることとなる。こうすることで、第一アクチュエータ10の駆動により座部3を前方へ移動させる際は、リンク部材17aの上部(具体的には、第二リンク部材取付ピン3d)を中心として座部3を前上方に移動させることができ、座部3の前上方への移動に追従して、背凭れ部4も前方へ移動させることができるようになる。
[動作パターン1]
図4、図5に示す通り、動作パターン1は、図4の状態(背凭れ部4が起きた状態、フットレスト部5が下がった状態)から、図5の状態(背凭れ部4を倒した状態、フットレスト部5が下がった状態)へと状態を変化させる動作である。
図4の状態(以下、初期状態という)にあるマッサージ機1に使用者が着座すると、使用者の荷重は座部3及び背凭れ部4(特に座部3)にかかる。つまり、座部3の下部に設けられた第一アクチュエータ10に対して使用者の荷重がかかることとなる。
この状態から、背凭れ部4を倒す(図5の状態)ために第一アクチュエータ10を駆動(収縮状態から伸長状態へ)させると、第一アクチュエータ10が取り付けられた座部3は前方へ移動を開始する。座部3の後部と背凭れ部4の下部とは第一回動軸C1を介して枢支され、座部3の側部と連結部材17の一端とは第一リンク部材取付ピン3bを介して枢支されているため、座部3の前上方への移動に追従して連結部材17の一端が第二リンク部材取付ピン3dを支点として前方へ移動するとともに背凭れ部4の下部も前方へ移動を開始する。第二回動軸C2は、第一回動軸C1の上方に取り付けられているため、背凭れ部4の下部は第二回動軸C2を中心として前方へ移動し、背凭れ部4の上部は後方へ移動することとなる。
なお、この際、第一アクチュエータ10は、上に凸の円弧状となるように第一アクチュエータ取付部10aを支点に座部3の前上方への移動に追従する。
つまり、初期状態から背凭れ部4を倒すことにより、座部3側にかかっていた使用者の荷重が徐々に背凭れ部4側へ移動することとなる。その結果、使用者の荷重は、第一アクチュエータ10への負荷を軽減させることができるとともに、座部3を前方へ移動させるための力へとして利用することもできる。
[動作パターン2]
図4、図5に示す通り、動作パターン2は、図5の状態(背凭れ部4を倒した状態、フットレスト部5が下がった状態)から図4の状態(初期状態)へと状態を変化させる動作である。
背凭れ部4が倒れた状態の時、使用者の荷重は、座部3及び背凭れ部4(特に背凭れ部4)にかかっている。
この状態から、背凭れ部4を起こす(図4の状態)第一アクチュエータ10を駆動(伸長状態から収縮状態へ)させると、第一アクチュエータ10が取り付けられた座部3は後方へ移動を開始する。座部3の後部と背凭れ部4の下部とは第一回動軸C1を介して枢支され、座部3の側部と連結部材17の一端とは第一リンク部材取付ピン3bを介して枢支されているため、座部3の後下方への移動に追従して連結部材17の一端が第二リンク部材取付ピン3dを支点として後方へ移動するとともに背凭れ部4の下部も後方へ移動を開始する。第二回動軸C2は、第一回動軸C1の上方に取り付けられているため、背凭れ部4の下部は第二回動軸C2を中心として後方へ移動し、背凭れ部4の上部は前方へ移動することとなる。
なお、この際、第一アクチュエータ10は、上に凸の円弧状となるように第一アクチュエータ取付部10aを支点に座部3の後方への移動に追従する。
つまり、背凭れ部4が倒れた状態から初期状態へすることにより、背凭れ部4側にかかっていた使用者の荷重が徐々に座部3側へ移動することとなる。その結果、使用者の荷重は、第一アクチュエータ10への負荷を軽減させることができるとともに、座部3を後方へ移動させるための力へとして利用することもできる。
[動作パターン3]
動作パターン3は、動作パターン1や動作パターン2にマッサージユニット13のマッサージ動作を組合せた動作である。
動作パターン1や動作パターン2を行う際に、マッサージユニット13のマッサージ動作を組み合わせることにより、より効果的なマッサージ効果を与えることができる。
例えば、動作パターン1により背凭れ部4を後方へ倒す際にマッサージユニット13によるマッサージ動作(例えば、指圧動作)を駆動させることにより、使用者の荷重が座部3よりも背凭れ部4にかかった状態でマッサージすることができるため、より体感の強いマッサージをすることができる。
[動作パターン4]
動作パターン4は、第一アクチュエータ10と第二アクチュエータ11の駆動を組み合わせた動作である。
例えば、図4の状態から第一アクチュエータ10を駆動させ、図5の状態とする。図5の状態は、座部3が前上方に移動した状態であり、座部3の前側に第三回動軸C3を介して枢支されたフットレスト部5も追従するようにやや上方へ移動する。その状態から、第二アクチュエータ11を駆動させ、図6の状態とする。その際、フットレスト部5は既に上方へ移動した状態から、更に上方へ移動することなるため、第二アクチュエータ11が初動の際にかかる負荷を抑えることができる。
[他の実施例]
本発明の一実施形態においては、リンク機構により、座部3が支持部材2に対して前後方向に移動する構成を採用したが、それ以外の構成であってもよい。
例えば、リンク機構に代えて、ラック&ピニオン機構(図示せず)を採用してもよい。具体的には、第一リンク部材取付ピン3bの代わりに駆動源を有するピニオン(図示せず)と、連結部材17の代わりにピニオンに噛合し、座部3を前後方向に移動させるためのラック(図示せず)と、を組み合わせるものである。ラックは、支持部材2に対して座部3を前上方へ移動できるように傾斜した状態で取り付けられている。ピニオンを駆動させることにより、ピニオンとラックが噛合い、ピニオンがラック内を転動することで座部3を前後方向に移動させることができる。このようにすることで、リンク機構を採用した場合と同様に、リクライニング動作時における背凭れ部4や座部3が受ける荷重を利用して第一アクチュエータ10が受ける負荷を軽減することができる
本発明は、リクライニング動作時における背凭れ部や座部が受ける荷重を利用してアクチュエータが受ける負荷を軽減することができるマッサージ機に適用できる。
3 座部
C1 第一回動軸
4 背凭れ部
2 支持部材
10 第一アクチュエータ
17 連結部材
C2 第二回動軸

Claims (6)

  1. 使用者が着座するための座部と、
    前記座部の後部に第一回動軸を介して取り付けられた背凭れ部と、
    前記座部の側部に取り付けられた支持部材と、
    前記座部の位置を前記支持部材に対して少なくとも前後方向に移動させるための第一アクチュエータと、を有し、
    前記座部と前記支持部材とは、連結部材を介して取り付けられており、
    前記背凭れ部と前記支持部材とは、第二回動軸を介して取り付けられており、
    前記背凭れ部は、前記第二回動軸を中心に前記支持部材に対して回動可能であり、
    前記第一アクチュエータは、水平面に対して45°より大きい角度となるように前記座部の下部に取り付けられていることを特徴とするマッサージ機。
  2. 使用者が着座するための座部と、
    前記座部の後部に第一回動軸を介して取り付けられた背凭れ部と、
    前記座部の側部に取り付けられた支持部材と、
    前記座部の位置を前記支持部材に対して少なくとも前後方向に移動させるための第一アクチュエータと、を有し、
    前記座部と前記支持部材とは、連結部材を介して取り付けられており、
    前記背凭れ部と前記支持部材とは、第二回動軸を介して取り付けられており、
    前記背凭れ部は、前記第二回動軸を中心に前記支持部材に対して回動可能であり、
    前記第一アクチュエータは、前記第一回動軸と前記連結部材との間に位置するように取り付けられていることを特徴とするマッサージ機。
  3. 前記第一アクチュエータは、前記座部の略中央に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 前記連結部材はリンク部材であり、
    前記リンク部材は、一方に前記リンク部材を前記座部に対して取り付けるための第一取付部が設けられており、他方に前記リンク部材を前記支持部材に対して取り付けるための第二取付部が設けられており、
    前記第一取付部は、前記第二取付部よりも下方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 前記第二回動軸は、前記第一回動軸よりも上方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記座部の前部に第三回動軸を介して取り付けられた使用者の脚部を載置するためのフットレスト部を更に有し、
    前記フットレスト部は、第二アクチュエータによって前記第三回動軸を中心として少なくとも上下方向に移動可能であり、
    前記第二アクチュエータは、前記座部の下部に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機。
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