JP2019118503A - 吸収性物品 - Google Patents

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【課題】着用感や外観を損なうことなく、吸収性本体と着用者との肌の密着性を向上し、尿漏れや尿の染み出しを防止した吸収性物品を提供する。【解決手段】本発明は、トップシートと、前記吸収体と、バックシートと、少なくとも一組のギャザー形成シートと、を備えた吸収性物品であって、吸収体は前記トップシートと前記バックシートとの間に配置され、前記ギャザー形成シートは、ギャザー基材シートと、内側弾性伸縮部材と、外側弾性伸縮部材とを備え、前記ギャザー基材シートは液不透過性の樹脂フィルムを含まず、前記ギャザー形成シートは前記吸収性物品の幅方向の中央側に対して近位端に内側伸縮部を、遠位端に外側伸縮部をそれぞれ備え、前記ギャザー形成シートは、前記吸収性物品の長手方向に沿って、前記内側伸縮部と前記外側伸縮部の間で前記トップシートと接合される接合部を有する吸収性物品を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、着用者の股下に装着され、尿などの液体を吸収し保持するための使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
従来から、トップシートと、バックシートと、これらのシート間に介在する吸収体を含む使い捨ておむつが知られている。一般的な使い捨ておむつにおいて、吸収体は、着用者の肌に接する表面側から液透過性材料で形成されたトップシートにより被覆され、反対の裏面側から液不透過性材料で形成されたバックシートにより被覆されている。このため、例えば着用者が排泄した体液は、トップシートを透過して、吸収体により吸収され、バックシートによって外側への漏出が防止されるようになっている。
さらに、前身頃外装体と後身頃外装体に固定される吸収性本体の左右両側部には、一般的に、吸収性本体の長手方向に沿って複数の弾性伸縮部材を配置することが好ましいとされている(特許文献1、特許文献2、および特許文献3等参照)。この弾性伸縮部材は、例えば、着用者の脚部周りの密着性を高めたり、尿などの液体が漏出することを防止したりするための一対の立体ギャザーを形成する用途で、吸収性本体に配置されるものである。例えば、この弾性伸縮部材は、吸収性本体を形成する複数のシート間に伸長状態で接合されており、弾性伸縮部材が収縮すると、その収縮力を利用して、弾性伸縮部材が接合されたシートが着用者の肌に当接する方向に起立する。このため、吸収性本体に複数の弾性伸縮部材を配置することで、吸収性本体と着用者の肌の密着性を高まり、尿漏れ防止や着用感の向上を達成することができる。
また、前身頃と後身頃の間に位置する股下域において、左右両側方向に延出したトップシートとバックシートの間に吸収性本体の長手方向に沿って、複数のレッグ伸縮部材を設けることも知られている(上記特許文献1〜3等参照)。このようなレッグ伸縮部材により、おむつの脚部周り部分にレッグギャザーが形成される。レッグギャザーは、使い捨ておむつを装着した場合に、着用者の脚周りにフィットするように伸縮可能であり、おむつの股下域におけるフィット性を高めて、尿などの体液の横漏れを防止することができる。
特開2013−169394号公報 特開2013−255679号公報 特開2014−166719号公報
しかし、従来技術では立体ギャザーもしくはレッグギャザーまたはその両方に、液不透過性シートとして使用されるポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂フィルムを含んでギャザーを形成している。このような樹脂フィルムは、柔軟性が劣ることから、ギャザーを形成する部材として使用すると、吸収性物品の着用感を損なうおそれがある。
また、樹脂フィルムを含んでギャザーを形成する場合、伸長した弾性部材を樹脂フィルム上に固定するため、樹脂フィルムにしわが発生することがある。さらに、弾性部材に塗布されたホットメルト接着剤の熱によって樹脂フィルムに破れが発生することがある。その結果、吸収性物品の外観を損なうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、着用感や外観を損なうことなく、吸収性本体と着用者との肌の密着性を向上し、尿漏れや尿の染み出しを防止した吸収性物品を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、樹脂フィルムを有さないギャザー形成シートによって立体ギャザーおよびレッグギャザーを形成することにより、上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
本発明の吸収性物品は、トップシートと、吸収体と、バックシートと、少なくとも一組のギャザー形成シートと、を備えた吸収性物品であって、前記吸収体は前記トップシートと前記バックシートとの間に配置され、前記ギャザー形成シートは、ギャザー基材シートと、内側弾性伸縮部材と、外側弾性伸縮部材とを備え、前記ギャザー基材シートは樹脂フィルムを含まず、前記ギャザー形成シートは、前記吸収性物品の幅方向の中央側に対して近位端に内側伸縮部を、遠位端に外側伸縮部をそれぞれ備え、前記ギャザー形成シートは、前記吸収性物品の長手方向に沿って、前記内側伸縮部と前記外側伸縮部の間で前記トップシートと接合される接合部を有することを特徴とする。
本発明によれば、着用感や外観を損なうことなく、吸収性本体と着用者との肌の密着性を向上させ尿漏れや尿の染み出しを防止した吸収性物品が提供できる。
本発明に係る吸収性物品の例を示す斜視図である。 本発明に係る吸収性物品の例を示す一部破断平面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 本発明に係る吸収性物品の例を示す断面図である。 本発明に係る吸収性物品の例を示す断面図である。
以下、本発明による吸収性物品をパンツ型使い捨ておむつに適用した実施形態について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
本発明は、トップシート11と、吸収体12と、バックシート15と、一組のギャザー形成シート30と、を備えた吸収性物品10に関する。図1は本発明の一実施態様のパンツ型使い捨ておむつの外観を示した斜視図である。図2は図1のパンツ型使い捨ておむつを、その閉じ合わせ部を破って肌当接面側を表にして展開した状態の外観を示し、図3は図2におけるIII-III矢視に沿った断面構造を模式的に示したものである。
本発明の実施形態によるパンツ型使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」とする。)10は、トップシート11とバックシート15との間に吸収体12を配置し、さらに、バックシート15の吸収体12に対峙する面と反対の面にカバーシート14を有する。カバーシート14はおむつの前身頃領域に対応する14Fと後身頃領域に対応する14Rとを有し、14Fと14Rはウエスト部50から股下域40手前まで、側部接合領域52で接合されている。
ウエスト部50にはウエスト部弾性伸縮部材51が、おむつ10のウエスト周り開口部10wに沿って相互に平行に伸長状態で多数本配されている。これらのウエスト部弾性伸縮部材51は、前身頃カバーシート14Fおよび後身頃カバーシート14Rとそれぞれ一体化されている。これらウエスト部弾性伸縮部材51により、おむつ10のウエスト周り開口部10wにはウエストギャザー51gが形成され、着用時のフィット性を向上させる。
図2および図3に示すように、本発明の一実施態様においておむつ10は、着用時に肌から遠い面からカバーシート14、バックシート15、吸収体12、トップシート11を配し、ギャザー形成シート30がおむつ10の長手方向に沿ってトップシート11と接合されている。ギャザー形成シート30は着用時に起立し、いわゆる立体ギャザーおよびレッグギャザーを形成し、着用時のフィット性を向上させる。
本発明におけるトップシート11は、着用者の股下域の肌に直接接し、尿などの液体を吸収体12に透過させるための部材である。このため、トップシート11は、柔軟性が高い液透過性材料で構成される。また、トップシート11は、吸収体12の表面を被覆するように配置される。トップシート11を構成する液透過性材料の例は、織布、不織布、または多孔性フィルムである。また、例えばポリプロピレンやポリエチレン、ポリエステル、ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理してさらに不織布にしたものを用いることとしてもよい。
本発明における吸収体12は、尿などの液体を吸収し、吸収した液体を保持するための部材であり、おむつ10の前身頃領域から股下域を通って後身頃領域まで達するように配される。吸収体12は、液透過性のトップシート11と、液不透過性のバックシート15の間に配置される。吸収体12は、トップシート11を透過した液体を吸収する機能を有し、吸収性材料により構成される。
吸収体12を構成する吸収性材料は、公知の材料を採用することができる。吸収性材料としては、例えば、フラッフパルプ、レーヨン、または高吸収性ポリマー(Super absorbent polymer。以下、SAPともいう)、を用いることができる。また、吸収性材料には、フラッフパルプ、SAP、または親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用することとしてもよい。フラッフパルプと高吸収性ポリマーを併用したものを好ましく使用することができる。
吸収性材料は、通常、単層または複数層のマット状に形成され、用いられる。
吸収体12の形状は、適宜、使い捨ておむつの形状や、大きさ、用途に合せて設計することができる。例えば、吸収体12の形状は、矩形型、楕円形型、もしくはひょうたん型または砂時計型としてもよい。砂時計型とは、前身頃外装体側と後身頃外装体側において、吸収体12の両側縁が、幅方向外側に向かって延出した延出部を有することを意味する。
本実施の形態の吸収体12として、吸収性材料が親水性シートにより保持された形態のものを使用することもできる。例えば、親水性シートの片面にSAPの層を設けたもの、2枚の親水性シートの間にSAPを挟持したもの等の、吸収性材料の表面に親水性のシート等を設けたものを使用することができる。特に、吸水性材料をコアとし、その全体がティシュのような親水性シートのコアラップ13でくるまれている、いわゆる「コアラップ型吸収体」は、コアである吸水性材料の表出や漏出が防止され、好ましい。
コアラップとして、例えば、ティシュ、吸収紙、親水化処理を行った不織布等の親水性シートを使用することができる。目付は5〜40g/m2の範囲内のもの、好ましくは、目付が10〜30g/m2の範囲内のものを用いることができる。
また、トップシート11とコアラップ13の間に拡散シート(図示せず)を備えてもよい。拡散シートはトップシート11から取り込んだ液体の後戻りを防止するためのものである。拡散シートは、好ましくは、トップシート11よりも液体透過速度が速いシートである。これによれば、トップシート11側から吸収した液体を、速やかに吸収体へ移行させて吸収性能を高めることができる。拡散シートは、後戻り防止シート、中間シートまたはセカンドシートと呼ばれることもある。
本発明におけるバックシート15は、トップシート11を透過し、吸収体12に吸収された液体が、漏出することを防止するための部材である。このため、バックシート15は、液不透過性材料によって構成される。そして、バックシート15は、吸収体12の底面からの液漏れを防止するため、吸収体12の底面を被覆するように配置される。
バックシート15を構成する液不透過性材料の例は、液不透過性フィルムであり、好ましくは樹脂フィルムである。好ましい樹脂フィルムは、ポリオレフィン樹脂フィルムであり、より好ましくは、ポリエチレン樹脂からなる液不透過性のフィルムである。また、通気性を付与するために、0.1〜4μmの微細な孔が複数形成された微多孔性ポリエチレンフィルムを用いてもよい。
バックシート15には、利用者や着用者が楽しく使えるよう、柄やキャラクターなどの図柄(図示せず)が印刷によって付されていてもよい。
また、本発明の一実施態様において、バックシート15を補強し、かつ、その手触りを良くするため、カバーシート14を設けることができる。図3に示されるように、カバーシート14は、バックシート15の吸収体12に対峙する面と反対の面に貼り合わせられる。カバーシート14は、図3に示すように、トップシート11とともにバックシート15を全て覆うように設けてもよい。また、図4に示すように、バックシート15の吸収体12に対峙する面と反対の面のみを覆ってもよい。このような構成にすることにより、従来品よりも不織布の使用を抑制する。カバーシートは、相互に張り合わせられるアウターフィルムおよびインナーフィルム(図示せず)で構成してもよい。
カバーシート14を構成する材料としては、織布や不織布が用いられる。特に、カバーシート14を構成する材料として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布または湿式不織布を用いることが好ましい。
また、カバーシートは模様や図柄を印刷してもよいし、バックシートの表面に図柄を印刷し、バックシートの外側に配されるカバーシートを通してバックシートの表面の図柄を視認できるようにしてもよい。
本発明において、ギャザー形成シート30は、おむつ10の幅方向の中央側に対して近位端に内側伸縮部31を、遠位端に外側伸縮部33をそれぞれ備え、おむつ10の長手方向に沿って、内側伸縮部31と外側伸縮部33の間でトップシート11と接合され、着用時に吸収体12の両側縁部に沿って起立し、着用者が排泄した尿の横漏れを防止するための部材である。
内側伸縮部31は、ギャザー形成シート30のおむつ10の幅方向の中央側に対して近位端部において、複数の内側弾性伸縮部材32が、おむつ10の長手方向に沿って2層のギャザー基材シート35に挟み込まれるように配設され、形成される。内側弾性伸縮部材32は伸張された状態でギャザー形成シート30に固定されているため、内側弾性伸縮部材32が収縮すると、内側伸縮部31を構成するギャザー形成シート30も収縮し、着用時に内側伸縮部31が立ち上がる。内側伸縮部31は、いわゆる立体ギャザーを形成する。内側弾性伸縮部材32を配設する位置は、内側伸縮部31の形態や、おむつ10の形状や大きさに合せて適宜変更可能である。
外側伸縮部33は、複数の外側弾性伸縮部材34が、ギャザー形成シート30の内側伸縮部31とは異なる長手方向縁部(おむつ10の幅方向の中央側に対して遠位端部)に沿って2層のギャザー基材シート35に挟み込まれるように配設され、形成される。外側伸縮部33も、外側弾性伸縮部材34が伸張された状態でギャザー形成シート30に固定されているため、複数の外側弾性伸縮部材34の収縮力を利用して、着用時に起立することができる。外側伸縮部33は、いわゆるレッグギャザーを形成する。外側弾性伸縮部材34を配設する位置は、外側伸縮部33の形態や、おむつ10の形状や大きさに合せて適宜変更可能である。
ギャザー形成シート30は、おむつ10の長手方向の両端の領域において、弾性伸縮部材32および34が配設されていない領域を有してもよい。複数の内側弾性伸縮部材32および/または外側弾性伸縮部材34は、それぞれおむつ10の長手方向全体に亘って配設されるものではなく、おむつ10の長手方向の股下域40を中心に配設される。本発明において股下域40とは、本発明のおむつ10を展開した際に、長手方向に脚部開口部に対応する区域を意味する。
ギャザー形成シート30は、吸収体12の両側縁部に沿って一対形成されるものであってもよいし、2対以上形成されてもよい。ギャザー形成シート30は起立した状態(弾性伸縮部材が収縮した状態)において尿の防漏壁となるため、トップシート11を一時的に透過しきれなかった尿や、吸収体12により吸収しきれなった尿が、おむつ10の脚部周り開口部などから漏出する事態を防止できる。
ギャザー形成シート30は、少なくとも2層のギャザー基材シート35を備える。
ギャザー基材シート35は、撥水性を有する材料を用いることが好ましい。撥水性の材料の例としては、撥水性が高くかつ通気性が良いという観点から、スパンボンドやカードエンボスのような不織布を用いることが好ましい。特に、耐水圧が高いという理由から、SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)や、SMMS(スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド)のような目の詰まった不織布を用いることが好ましい。
一方、ギャザー基材シート35は、液不透過性の樹脂フィルムを含まない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂からなる液不透過性の樹脂フィルムを含まない。
弾性伸縮部材32および34には、適宜公知の材料を採用することができる。弾性伸縮部材32および34には、糸状のまたは帯状の弾性ゴムを適用することが好ましい。このようなゴム材としては、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコーン、またはポリエステル等の素材を用いることができる。
弾性伸縮部材32および34は、ギャザー形成シート30の長手方向の端部にそれぞれ、公知の技術により配設され、それぞれ内側伸縮部31および外側伸縮部33を形成する。弾性伸縮部材32および34は、例えば、ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた接着方法により配設されてもよいし、ヒートシールのような熱融着や超音波融着によりギャザー形成シート30に配設することができる。
本発明のおむつ10は、ギャザー形成シート30がおむつ10の長手方向に沿ってトップシート11と接合されている。ギャザー形成シート30とトップシート11との間にこのような接合部が存在することにより、尿漏れおよび/または尿の染み出しを防止することができる。また、本発明のおむつは、ギャザー基材シート35に樹脂フィルムを含まないため、着用者の脚周りに良好な肌触り感を与え、摩擦によるかぶれ等を防止する。本発明のギャザー形成シート30は、図3および図4のようにギャザー形成シート30の内側伸縮部31と外側伸縮部33との間で、トップシート11と接合してもよい。
さらに、本発明の他の実施態様において、トップシート11とギャザー形成シート30の接合部21が、その接合領域において弾性伸縮部材を有し、該接合部21が吸収体12の上部に配置されてもよい(図5参照)。吸収体12上に弾性伸縮部材が配置されることで、吸収体12が膨潤した後も、おむつ10が肌にフィットすることができる。
本発明において、ギャザー形成シートとトップシートとの接合を含め、各部材の接合は、例えば、ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた接着方法により接合されてもよいし、ヒートシールのような熱融着や超音波融着により接合されていてもよい。本発明のギャザー基材シート35は樹脂フィルムを含まないため、ホットメルト接着等に用いられる熱による破れを防止することができ、外観の低下や漏れを防止することができる。
また、本発明のおむつ10はカバーシート14の股下域40に弾性伸縮部材を配置しないため、バックシート15やカバーシート14に設けた模様や図柄を損なうことなく、使用することができる。
本発明の一実施態様として、本発明の吸収性物品は、上述のとおり使い捨ておむつとして使用することができる。使い捨ておむつは図1に示すようなパンツ型でも、展開型(図示せず)でもよい。
本発明に係る使い捨ておむつは、乳幼児や高齢者用のおむつに適用することができる。したがって、本発明は、育児および介護に関する産業において好適に利用し得る。
10 吸収性物品
10w ウエスト周り開口部
11 トップシート
12 吸収体
13 コアラップ
14 カバーシート
14F カバーシート前身頃領域
14R カバーシート後身頃領域
15 バックシート
21 接合部
30 ギャザー形成シート
31 内側伸縮部
32 内側弾性伸縮部材
33 外側伸縮部
34 外側弾性伸縮部材
35 ギャザー基材シート
40 股下域
50 ウエスト部
51 ウエスト部弾性伸縮部材
51g ウエストギャザー
52 側部接合領域

Claims (3)

  1. トップシートと、吸収体と、バックシートと、少なくとも一組のギャザー形成シートと、を備えた吸収性物品であって、
    前記吸収体は前記トップシートと前記バックシートとの間に配置され、
    前記ギャザー形成シートは、ギャザー基材シートと、内側弾性伸縮部材と、外側弾性伸縮部材とを備え、
    前記ギャザー基材シートは樹脂フィルムを含まず、
    前記ギャザー形成シートは、前記吸収性物品の幅方向の中央側に対して近位端に内側伸縮部を、遠位端に外側伸縮部をそれぞれ備え、
    前記ギャザー形成シートは、前記吸収性物品の長手方向に沿って、前記内側伸縮部と前記外側伸縮部の間で前記トップシートと接合される接合部を有することを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記接合部は、その接合領域内に弾性伸縮部材をさらに有し、前記吸収体の上部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記ギャザー形成シートが少なくとも2層のギャザー基材シートを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の吸収性物品。
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