JP2019118230A - 振動モータ - Google Patents

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充 村田
然自 森
Zenji Mori
然自 森
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    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
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Abstract

【課題】落下衝撃時にケースが変形等することを抑制できる振動モータを提供する。【解決手段】第1ダンパー部材102は、上下方向から視て弾性部材11の第5接続部11Iと重なる位置、且つ第5接続部11Iとケース4との間に配置され、第1ダンパー部材102は、振動体10の静止状態において、上下方向に対向する部材と隙間を介して配置される。【選択図】図4

Description

本発明は、振動モータに関する。
従来、スマートフォン等の各種機器には、振動モータが備えられる。振動モータには、横方向に振動を行うタイプと、縦方向に振動を行うタイプが存在する。ユーザである人間は、横方向の振動よりも縦方向の振動を感じやすい。従来の縦方向振動型のリニア振動モータの一例は、特許文献1に開示される。
特許文献1の振動モータは、固定部と、磁界部と、基板と、振動部と、弾性部材と、を備える。固定部は、下部が開放されたケースと、ケースの内部空間を密閉するブラケットと、を有する。磁界部は、ブラケット上に固定されるマグネットと、マグネット上に固定されるヨークプレートと、を有する。振動部は、コイルと、質量体と、を有する。基板は、コイルの下面に固定される。弾性部材は、ケースと振動部との間に配置される。コイルは、対向するマグネットの外径よりも大きい内径を有し、マグネットの一部はコイルによって形成される空間内に挿入可能である。
基板を介してコイルに通電が行われると、コイルに発生する磁界と、マグネットにより形成される磁界の相互作用により、振動部は縦方向に振動を行う。
特開2013−85438号公報
しかしながら、上記特許文献1では、振動モータを誤って落下させた場合、質量体が波打つような動きをし、その時の衝撃によりケースが変形等する可能性がある。
上記状況に鑑み、本発明は、落下衝撃時にケースが変形等することを抑制できる振動モータを提供することを目的とする。
一態様に係る本発明の例示的な振動モータは、ベースプレートと、基板と、コイルと、ケースと、を有する静止部と、
磁石と、バックヨークと、おもりと、を含み、前記静止部に対して上下方向に振動可能に支持される振動体と、
弾性部材と、
第1ダンパー部材と、
を備え、
前記ベースプレート上に前記基板が配置され、
前記コイルは、前記基板上に配置され、
前記磁石は、環状の前記コイルの内周側に振動によって収容可能に配置され、
前記バックヨークは、前記磁石上に配置され、
前記おもりは、前記バックヨーク上に配置され、
前記ケースは、前記コイル、前記磁石、前記バックヨーク、および前記おもりを収容し、
前記弾性部材は、前記ケースと前記おもりとの間に配置され、
上下方向と直交する方向を第1方向、上下方向および第1方向と直交する方向を第2方向として、前記弾性部材は、
第1方向に延びる第1延伸部と、
第1方向に延びる第2延伸部と、
前記第1延伸部の一端部と前記第2延伸部の一端部とを接続する第1接続部と、
前記第1延伸部の他端部と前記第2延伸部の他端部とを接続する第2接続部と、
第1方向に延び、前記第1延伸部と第2方向に対向する第3延伸部と、
第1方向に延びる第4延伸部と、
前記第3延伸部の一端部と前記第4延伸部の一端部とを接続する第3接続部と、
前記第3延伸部の他端部と前記第4延伸部の他端部とを接続する第4接続部と、
前記第1延伸部の中央部と、前記第3延伸部の中央部とを第2方向に接続する第5接続部と、
を有し、
前記第1延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
前記第2延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
前記第3延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
前記第4延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
前記第1ダンパー部材は、上下方向から視て前記第5接続部と重なる位置、且つ前記第5接続部と前記ケースとの間に配置され、
前記第1ダンパー部材は、前記振動体の静止状態において、上下方向に対向する部材と隙間を介して配置される。
別態様に係る本発明の例示的な振動モータは、ベースプレートと、基板と、コイルと、ケースと、を有する静止部と、
磁石と、バックヨークと、おもりと、を含み、前記静止部に対して上下方向に振動可能に支持される振動体と、
弾性部材と、
第1ダンパー部材と、
を備え、
前記ベースプレート上に前記基板が配置され、
前記コイルは、前記基板上に配置され、
前記磁石は、環状の前記コイルの内周側に振動によって収容可能に配置され、
前記バックヨークは、前記磁石上に配置され、
前記おもりは、前記バックヨーク上に配置され、
前記ケースは、前記コイル、前記磁石、前記バックヨーク、および前記おもりを収容し、
前記弾性部材は、前記ケースと前記おもりとの間に配置され、
上下方向と直交する方向を第1方向、上下方向および第1方向と直交する方向を第2方向として、前記弾性部材は、
第1方向に延びる第1延伸部と、
第1方向に延びる第2延伸部と、
前記第1延伸部の一端部と前記第2延伸部の一端部とを接続する第1接続部と、
前記第1延伸部の他端部と前記第2延伸部の他端部とを接続する第2接続部と、
第1方向に延び、前記第1延伸部と第2方向に対向する第3延伸部と、
第1方向に延びる第4延伸部と、
前記第3延伸部の一端部と前記第4延伸部の一端部とを接続する第3接続部と、
前記第3延伸部の他端部と前記第4延伸部の他端部とを接続する第4接続部と、
前記第1延伸部の中央部と、前記第3延伸部の中央部とを第2方向に接続する第5接続部と、
を有し、
前記第1延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
前記第2延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
前記第3延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
前記第4延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
前記第1ダンパー部材は、上下方向から視て前記第5接続部と重なる位置、且つ前記第5接続部と前記おもりとの間に配置され、
前記第1ダンパー部材は、前記振動体の静止状態において、上下方向に対向する部材と隙間を介して配置される。
例示的な本発明の振動モータによれば、落下衝撃時にケースが変形等することを抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る振動モータを上方から視た全体斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る振動モータを下方から視た全体斜視図である。 図3は、図1に示す振動モータにおいてケースを取り外した状態を示す斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る振動モータの側面断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る振動モータにおいてケースを取り外した状態での上面視での平面図である。 図6は、第1ダンパー部材の配置に関する変形例を示す側面断面図である。 図7は、弾性部材の変形例を示す斜視図である。 図8は、第2ダンパー部材の変形例を含んだ振動モータの側面断面図である。 図9は、第2ダンパー部材の変形例を含んだ振動モータにおいてケースを取り外した状態での上面視での平面図である。 図10は、第2ダンパー部材の変形例の別の配置形態を示す斜視図である。
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の図面において、振動体の振動方向を上下方向として、X方向で表す。また、上下方向に直交する方向である第1方向として、Y方向で表す。また、上下方向および第1方向に直交する方向である第2方向として、Z方向で表す。但し、この方向の定義は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係および方向を示すものではない。
<1.振動モータの全体構成>
まず、本発明の一実施形態に係る振動モータの基本的な全体構成について、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る振動モータ15を上方から視た全体斜視図である。図2は、振動モータ15を下方から視た全体斜視図である。図3は、図1に示す振動モータ15においてケース4を取り外した状態を示す斜視図である。図4は、振動モータ15の側面断面図である。
本実施形態に係る振動モータ15は、大きく分けて、静止部5と、振動体10と、弾性部材11と、を備える。
静止部5は、ベースプレート1と、基板2と、コイル3と、ケース4と、を有する。ベースプレート1は、例えば金属製の板状部材である。ベースプレート1は、上面視で、第1方向を長辺、第2方向を短辺とする略長方形状に形成される。
基板2は、ベースプレート1上に配置され、FPC(フレキシブルプリント基板)により構成される。なお、基板2は、リジッド基板で構成されてもよい。基板2は、第1基板部21と、第2基板部22と、接続部23と、を有する。第1方向に順に、第1基板部21、接続部23、第2基板部22が配置される。第1基板部21の第1方向の幅は、第2基板部22の第1方向の幅よりも短い。第1基板部21と第2基板部22の第2方向の幅は同じであり、接続部23の第2方向の幅よりも長い。
2つの第1端子部21Aは、第1基板部21に第2方向に並んで形成され、上面側に露出する。2つの第2端子部23Aは、接続部23に第2方向に並んで形成され、上面側に露出する。第1方向に隣り合う第1端子部21Aと第2端子部23A同士は、基板2の配線により接続され、導通される。
コイル3は、基板2の第2基板部22上に配置される。コイル3は、上面視で、第1方向に長辺を、第2方向に短辺を有する環状に形成される。コイル3から引き出される引出線31は、第2端子部23Aに接続される。これにより、外部より第1端子部21Aに電圧を印加することで、コイル3に電流を流すことができる。
ケース4は、上面視で、第1方向を長辺、第2方向を短辺とする長方形状を有する直方体において下面が開口したカバー部材である。コイル3、振動体10、および弾性部材11は、ケース4の内部空間に収容される。
振動体10は、磁石6と、バックヨーク7と、おもり8と、ポールピース9と、を有する。磁石6は、上面視で、第1方向を長辺、第2方向を短辺とする長方形状を有する直方体状の部材である。
バックヨーク7は、磁石6上に配置され、磁性体により構成される。バックヨーク7は、天面部71と、2つの長辺突出部72と、を有する。天面部71は、上面視で、第1方向を長辺、第2方向を短辺とする長方形状である。長辺突出部72は、天面部71の第2方向に対向する各長辺部から下方向へ突出する。
おもり8は、バックヨーク7上に配置され、例えばタングステン合金により形成される。おもり8は、上面視で、第1方向を長辺、第2方向を短辺とする長方形状を有する直方体状の部材である。
ポールピース9は、磁石6の下面に配置され、磁性体により構成される板状部材である。ポールピース9は、上面視で、第1方向を長辺、第2方向を短辺とする長方形状を有する。磁石6、バックヨーク7、およびポールピース9によって磁路が形成される。
弾性部材11は、一端側をケース4の天面部41の下面に固定され、他端側をおもり8の上面81に固定される。すなわち、弾性部材11は、ケース4とおもり8との間に配置される。これにより、振動体10は、静止部5に対して上下方向に振動可能に支持される。
磁石6およびポールピース9は、振動するときの位置によってはコイル3の内周側空間内に収容される。すなわち、磁石6は、環状のコイル3の内周側に振動によって収容可能に配置される。
外部より基板2の第1端子部21Aに電圧を印加することで、コイル3に電流が流れ、コイル3に発生した磁界と、磁石6、バックヨーク7、およびポールピース9により形成される磁界との相互作用により、振動体10は、上下方向に振動する。従って、振動モータ15は、縦方向振動型となる。
上述のように、ベースプレート1、ケース4、磁石6、バックヨーク7、およびおもり8が、上面視でそれぞれ、第1方向に長辺を、第2方向に短辺を含む長方形状を有する。従って、スマートフォン、ウエアラブル機器などの機器におけるバッテリ横等の長方形状のデッドスペースに、縦方向振動型の振動モータ15を配置することが可能となる。
また、本実施形態では、コイル3の内部空間31内に下側ダンパー部材101A、101Bが配置される。下側ダンパー部材101A、101Bは、内部空間31の第1方向各両端に配置される。下側ダンパー部材101A、101Bは、内部空間31を介して上方へ露出するベースプレート1の上面に固定される。
振動体10の通常の振動時は、振動体10の下面は下側ダンパー部材101A、101Bに接触することはない。振動モータ15を誤って落下させた場合などに、振動体10は、下方へ移動して下側ダンパー部材101A、101Bに接触する。従って、振動体10が下方へ移動しすぎることが回避される。これにより、弾性部材11が過剰に変形等することなどを抑制することができる。なお、下側ダンパー部材は、ベースプレートでなく、基板上面に配置してもよい。
なお、振動モータ15は、さらに、第1ダンパー部材102と第2ダンパー部材103A、103Bも備えるが、これについては後に詳述する。
<2.弾性部材およびダンパー部材の構成について>
次に、弾性部材11のより具体的な構成について図5を参照して説明する。図5は、振動モータ15においてケース4を取り外した状態での上面視での平面図である。
図5に示すように、弾性部材11は、第1延伸部11Aと、第2延伸部11Bと、第1接続部11Cと、第2接続部11Dと、第3延伸部11Eと、第4延伸部11Fと、第3接続部11Gと、第4接続部11Hと、第5接続部11Iと、を有し、これらの各部は同一部材として形成される。
第1延伸部11Aおよび第2延伸部11Bは、第1方向に延び、上面視で第2方向に隣り合う。第1接続部11Cは、第1延伸部11Aの一端部と第2延伸部11Bの一端部とを接続する。第2接続部11Dは、第1延伸部11Aの他端部と第2延伸部11Bの他端部とを接続する。
第3延伸部11Eは、第1方向に延び、第1延伸部11Aと第2方向に対向する。第4延伸部11Fは、第1方向に延び、上面視で第2方向に第3延伸部11Eと隣り合う。第3接続部11Gは、第3延伸部11Eの一端部と第4延伸部11Fの一端部とを接続する。第4接続部11Hは、第3延伸部11Eの他端部と第4延伸部11Fの他端部とを接続する。
第5接続部11Iは、第1延伸部11Aの中央部と第3延伸部11Eの中央部とを第2方向に接続する。
このような構成により、弾性部材11は一つで済み、部品点数を削減することができる。
さらに、図3も併せて参照して弾性部材11の構成を述べれば、第1延伸部11Aは、中央部から両端部へ向かうに従って上方向に傾斜する。第2延伸部11Bは、両端部から中央部へ向かうに従って上方向に傾斜する。第2延伸部11Bは、傾斜の最上箇所において溶接部11Jを有する。また、第3延伸部11Eは、中央部から両端部へ向かうに従って上方向に傾斜する。第4延伸部11Fは、両端部から中央部へ向かうに従って上方向に傾斜する。第4延伸部11Fは、傾斜の最上箇所において溶接部11Kを有する。
このような構成により、第5接続部11Iを溶接によりおもり8の上面81に固定すると共に、第5接続部11Iより上方に位置する溶接部11J、11Kを溶接によりケース4の天面部41の下面に固定し、振動体10をケース4に対して振動可能に支持できる。
また、図3および図5に示すように、第1ダンパー部材102は、第5接続部11Iの上面に固定される。固定には、例えば、両面テープが用いられる。すなわち、第1ダンパー部材102は、上下方向から視て第5接続部11Iと重なる位置、且つ第5接続部11Iとケース4との間に配置される。第1ダンパー部材102は、弾性部材11の変位が最大となる箇所に配置されることになる。第1ダンパー部材102は、例えば発泡ポリウレタンにより構成される。
図4に示すように、第1ダンパー部材102は、コイル3に通電されておらず、振動体10が静止状態において、ケース4の天面部41の下面とは隙間を介して配置され、天面部41とは接触しない。従って、振動体10が振動する通常動作時には、第1ダンパー部材102は天面部41と接触しないので、動作は妨げられない。
振動モータ15を誤って落下させた場合は、振動体10が上方へ移動し、それとともに第1ダンパー部材102が上方へ移動して天面部41と接触する。これにより、衝撃が吸収され、おもり8が図4に矢印A1,A2で示す側面視で第1方向の一方端部と他方端部が互いに上下方向の逆向きに移動する波打つ動きをすることを抑制する。従って、おもり8の波打つ動きによって、ケース4が変形等することを抑制できる。
特に、おもり8は上下方向から視て長方形状を有することで波打つ動きをし易いので、第1ダンパー部材102が有効となる。
また、天面部41の下面と弾性部材11との間には、第2ダンパー部材103A、103Bが設けられる。第2ダンパー部材103A、103Bは、いずれも第2方向を長辺とする直方体形状を有する。第2ダンパー部材103Aは、第1方向の一方側に配置され、第2ダンパー部材103Bは、第1方向の他方側に配置される。第2ダンパー部材103A、103Bは、例えば発泡ポリウレタンから構成される。
第2ダンパー部材103A、103Bの上面は、天面部41の下面に例えば両面テープによって固定される。そして、振動体10の静止状態において、第2ダンパー部材103Aの下面は、弾性部材11の第2延伸部11Bおよび第4延伸部11Fのそれぞれ第1方向の一方側端部に接触する。また、振動体10が上記静止状態において、第2ダンパー部材103Bの下面は、弾性部材11の第2延伸部11Bおよび第4延伸部11Fのそれぞれ第1方向の他方側端部に接触する。
このような構成により、振動モータ15が稼働して振動体10が振動する際に、おもり8が側面視で波打つ動きをすることを抑制することができる。さらに、落下衝撃時にも、おもり8の波打つ動きを抑制し、ケース4の変形等を抑制できる。
なお、第2ダンパー部材をケースには固定せずに、弾性部材側に固定してもよい。但し、第2ダンパー部材は弾性部材側よりもケース側に固定するほうが固定箇所の面積を大きくすることができるので好ましい。
なお、図6は、第1ダンパー部材102の別の配置例を示す側面断面図であり、図4に対応する。図6では、第1ダンパー部材102は、天面部41の下面に固定し、第5接続部11Iとは上下方向に対向する。すなわち、この場合でも、第1ダンパー部材102は、上下方向から視て第5接続部11Iと重なる位置、且つ第5接続部11Iとケース4との間に配置される。
このような実施形態であると、振動モータ15を落下させた場合、おもり8が上方に移動するとともに、第5接続部11Iが上方に移動して第1ダンパー部材102に接触する。これにより、衝撃が吸収され、おもり8が波打つ動きを抑制し、ケース4の変形等を抑制できる。
なお、第1ダンパー部材102の組み付け時の位置決めについては、先述した第5接続部11I上に固定する実施形態のほうが容易である。
<3.弾性部材の変形例>
弾性部材の変形例として、図7に示すような構成の弾性部材110を用いてもよい。弾性部材110において、第1延伸部110Aは、中央部から両端部へ向かうに従って下方向に傾斜する。第2延伸部110Bは、両端部から中央部へ向かうに従って下方向に傾斜する。第2延伸部110Bは、傾斜の最下箇所において溶接部110Jを有する。また、第3延伸部110Eは、中央部から両端部へ向かうに従って下方向に傾斜する。第4延伸部110Fは、両端部から中央部へ向かうに従って下方向に傾斜する。第4延伸部110Fは、傾斜の最下箇所において溶接部110Kを有する。
このような構成により、溶接部110J、110Kを溶接によりおもり8の上面81に固定すると共に、溶接部110J、110Kより上方に位置する第5接続部110Iを溶接によりケース4の天面部41の下面に固定し、振動体10をケース4に対して振動可能に支持できる。
さらに、第1ダンパー部材102は、第5接続部110Iの下面に固定され、おもり8の上面81と対向する。すなわち、第1ダンパー部材102は、上下方向から視て第5接続部110Iと重なる位置、且つ第5接続部110Iとおもり8との間に配置される。
第1ダンパー部材102は、振動体10が静止状態において、おもり8の上面81とは隙間を介して配置され、上面81とは接触しない。従って、振動体10が振動する通常動作時には、第1ダンパー部材102は上面81と接触しないので、動作は妨げられない。
振動モータ15を誤って落下させた場合は、振動体10が上方へ移動し、それとともにおもり8が上方へ移動して第1ダンパー部材102と接触する。これにより、衝撃が吸収され、おもり8が波打つ動きをすることを抑制し、ケース4が変形等することを抑制できる。
さらに、先述した構成と同様な第2ダンパー部材103A、103Bのうち、第2ダンパー部材103Aの下面は、振動体10の静止状態において、第1延伸部110Aおよび第3延伸部110Eのそれぞれ第1方向の一方側端部に接触する。第2ダンパー部材103Bの下面は、振動体10の静止状態において、第1延伸部110Aおよび第3延伸部110Eのそれぞれ第1方向の他方側端部に接触する。このような構成により、振動モータ15が稼働して振動体10が振動する際、および落下衝撃時に、おもり8が波打つ動きをすることを抑制することができる。
なお、第1ダンパー部材102は、おもり8の上面81における第5接続部110Iと上下方向に対向する位置に固定してもよい。但し、第1ダンパー部材102の組み付け時の位置決めについては、先述した第5接続部110Iの下面に固定する実施形態のほうが容易である。
<4.第2ダンパー部材の変形例>
また、第2ダンパー部材の変形例について説明する。図8は、変形例に係る第2ダンパー部材104を用いた振動モータ15の側面断面図である。図9は、変形例に係る第2ダンパー部材104を用いた振動モータ15においてケース4を取り外した状態での上面視での平面図である。
第2ダンパー部材104は、おもり8の上面81に接着剤による接着により固定され、おもり8と弾性部材11との間に配置される。第2ダンパー部材104は、第1方向に長辺、第2方向に短辺を有する上面視で長方形状の環状である。第1ダンパー部材104は、第1方向にそれぞれ延びる第1長手部104A、第2長手部104Bと、開口部104Cと、を有する。第2ダンパー部材104は、例えば発泡ポリウレタンから構成される。
上下方向の平面視において、第1長手部104Aは、第2延伸部11Bにおける溶接部11J(第1固定部)の第1方向一方側から溶接部11J、および第2延伸部11Bにおける溶接部11Jの第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる。
上下方向の平面視において、第2長手部104Bは、第4延伸部11Fにおける溶接部11K(第2固定部)の第1方向一方側から溶接部11K、および第4延伸部11Fにおける溶接部11Kの第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる。
第5接続部11Iは、第2ダンパー部材104の開口部104C内部において、おもり8の上面81に固定される。第1延伸部11A、第3延伸部11E、および第5接続部11Iから構成される内側部111は、上面視において、開口部104Cと重なる。すなわち、内側部111は、第2ダンパー部材104を介さずに直接的におもり8の上面81と上下方向に対向する。なお、ここでの直接的とは、第5接続部11Iが接着剤による接着等によりおもり8に固定される場合も含む。
このような構成により、振動体10の振動時に、内側部111よりも動き易い第2延伸部11Bと第2ダンパー部材104の第1長手部104Aとが接触し、内側部111よりも動き易い第4延伸部11Fと第2ダンパー部材104の第2長手部104Bとが接触しても、弾性部材11から第2ダンパー部材104に作用する応力が分散され、第2ダンパー部材104のへたりを抑制することができる。また、振動体10の振動時に、内側部111は第2ダンパー部材104に接触しないので、振動体10の振動量が低下することを抑制できる。また、第2ダンパー部材104により、振動体10の振動時および落下衝撃時に、おもり8の波打つ動きを抑制することができる。
また、先述した変形例に係る弾性部材110を用いた場合の第2ダンパー部材104の配置については、図10に示すようにしてもよい。ここでは、第2ダンパー部材104は、ケース4の天面部41の下面に固定され、弾性部材110とケース4との間に配置される。
上下方向の平面視において、第1長手部104Aは、第2延伸部110Bにおける溶接部110J(第1固定部)の第1方向一方側から溶接部110J、および第2延伸部110Bにおける溶接部110Jの第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる。
上下方向の平面視において、第2長手部104Bは、第4延伸部110Fにおける溶接部110K(第2固定部)の第1方向一方側から溶接部110K、および第4延伸部110Fにおける溶接部110Kの第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる。
第5接続部110Iは、第2ダンパー部材104の開口部104C内部において、ケース4の天面部41の下面に固定される。第1延伸部110A、第3延伸部110E、および第5接続部110Iから構成される内側部1101は、上面視において、開口部104Cと重なる。すなわち、内側部1101は、第2ダンパー部材104を介さずに直接的に天面部41と上下方向に対向する。なお、ここでの直接的とは、第5接続部110Iが接着剤による接着等により天面部41に固定される場合も含む。
このような構成により、振動体10の振動時に、内側部1101よりも動き易い第2延伸部110Bと第2ダンパー部材104の第1長手部104Aとが接触し、内側部1101よりも動き易い第4延伸部110Fと第2ダンパー部材104の第2長手部104Bとが接触しても、弾性部材110から第2ダンパー部材104に作用する応力が分散され、第2ダンパー部材104のへたりを抑制することができる。また、振動体10の振動時に、内側部1101は第2ダンパー部材104に接触しないので、振動体10の振動量が低下することを抑制できる。また、第2ダンパー部材104により、振動体10の振動時および落下衝撃時に、おもり8の波打つ動きを抑制することができる。
<5.本実施形態による作用効果>
以上のように、本実施形態に係る振動モータ15は、ベースプレート1と、基板2と、コイル3と、ケース4と、を有する静止部5と、
磁石6と、バックヨーク7と、おもり8と、を含み、前記静止部に対して上下方向に振動可能に支持される振動体10と、
弾性部材11と、第1ダンパー部材102と、を備える。
前記ベースプレート上に前記基板が配置され、
前記コイルは、前記基板上に配置され、
前記磁石は、環状の前記コイルの内周側に振動によって収容可能に配置され、
前記バックヨークは、前記磁石上に配置され、
前記おもりは、前記バックヨーク上に配置され、
前記ケースは、前記コイル、前記磁石、前記バックヨーク、および前記おもりを収容し、
前記弾性部材は、前記ケースと前記おもりとの間に配置される。
上下方向と直交する方向を第1方向、上下方向および第1方向と直交する方向を第2方向として、前記弾性部材11は、
第1方向に延びる第1延伸部11Aと、
第1方向に延びる第2延伸部11Bと、
前記第1延伸部の一端部と前記第2延伸部の一端部とを接続する第1接続部11Cと、
前記第1延伸部の他端部と前記第2延伸部の他端部とを接続する第2接続部11Dと、
第1方向に延び、前記第1延伸部と第2方向に対向する第3延伸部11Eと、
第1方向に延びる第4延伸部11Fと、
前記第3延伸部の一端部と前記第4延伸部の一端部とを接続する第3接続部11Gと、
前記第3延伸部の他端部と前記第4延伸部の他端部とを接続する第4接続部11Hと、
前記第1延伸部の中央部と、前記第3延伸部の中央部とを第2方向に接続する第5接続部11Iと、
を有する。
前記第1延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
前記第2延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
前記第3延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
前記第4延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
前記第1ダンパー部材は、上下方向から視て前記第5接続部と重なる位置、且つ前記第5接続部と前記ケースとの間に配置され、
前記第1ダンパー部材は、前記振動体の静止状態において、上下方向に対向する部材と隙間を介して配置される。
このような構成によれば、落下衝撃時に第1ダンパー部材によって衝撃を吸収することで、おもりが波打つ動きをしてケースが変形等することを抑制できる。また、振動体の通常動作時には、第1ダンパー部材は上下方向に対向する部材と接触しないので、動作が妨げられない。
また、前記第1ダンパー部材102は、前記第5接続部11Iの上面に固定される。
これにより、落下衝撃時に第1ダンパー部材が上下方向に対向するケースと接触することで衝撃が吸収される。また、第1ダンパー部材の組み付け時の位置決めが容易となる。
また、前記ケース4と前記弾性部材11との間に配置される第2ダンパー部材103A,103Bをさらに備え、
第1方向に配置される二つの前記第2ダンパー部材のうち一方103Aは、前記静止状態において、前記第2延伸部の第1方向一方側と、前記第4延伸部の第1方向一方側と、に接触し、
他方の前記第2ダンパー部材103Bは、前記静止状態において、前記第2延伸部の第1方向他方側と、前記第4延伸部の第1方向他方側と、に接触する。
これにより、落下衝撃時に第2ダンパー部材によっておもりの波打ちが抑制されるので、ケースの変形等をより抑制できる。
また、前記第2延伸部11Bは、傾斜の最上部において第1固定部11Jを有し、
前記第4延伸部11Fは、傾斜の最上部において第2固定部11Kを有し、
前記おもり8の上面に固定される第2ダンパー部材104をさらに備え、
前記第2ダンパー部材104は、
上下方向の平面視において、前記第2延伸部11Bにおける前記第1固定部11Jの第1方向一方側から第1固定部、および前記第2延伸部における前記第1固定部の第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる第1長手部104Aと、
上下方向の平面視において、前記第4延伸部11Fにおける前記第2固定部11Kの第1方向一方側から第2固定部、および前記第4延伸部における前記第2固定部の第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる第2長手部104Bと、を有し、
前記第1延伸部11A、前記第3延伸部11E、および前記第5接続部11Iから構成される内側部111は、前記おもり8の上面と上下方向に直接的に対向する。
これにより、振動体の振動時に、内側部よりも動き易い第2延伸部および第4延伸部と第2ダンパー部材が接触しても、弾性部材から第2ダンパー部材に作用する応力が分散され、第2ダンパー部材のへたりを抑えることができる。また、振動時に内側部が第2ダンパー部材に接触しないので、振動体の振動量が低下することを抑制できる。
また、前記おもり8は、上下方向から視て、第2方向よりも第1方向の辺が長い長方形状を有する。
これにより、長方形状であって落下衝撃時に波打つ動きをし易いおもりの波打ちを第1ダンパー部材によって抑制できる。特に、振動モータを搭載する機器がスマートフォン、ウエアラブル機器などである場合、バッテリ横等の長方形状のデッドスペースに振動モータが配置されることが要求されることが多く、おもりが長方形状となり易い。
また、本実施形態に係る振動モータ15は、ベースプレート1と、基板2と、コイル3と、ケース4と、を有する静止部5と、
磁石6と、バックヨーク7と、おもり8と、を含み、前記静止部に対して上下方向に振動可能に支持される振動体10と、
弾性部材110と、第1ダンパー部材102と、を備える。
前記ベースプレート上に前記基板が配置され、
前記コイルは、前記基板上に配置され、
前記磁石は、環状の前記コイルの内周側に振動によって収容可能に配置され、
前記バックヨークは、前記磁石上に配置され、
前記おもりは、前記バックヨーク上に配置され、
前記ケースは、前記コイル、前記磁石、前記バックヨーク、および前記おもりを収容し、
前記弾性部材は、前記ケースと前記おもりとの間に配置される。
上下方向と直交する方向を第1方向、上下方向および第1方向と直交する方向を第2方向として、前記弾性部材110は、
第1方向に延びる第1延伸部110Aと、
第1方向に延びる第2延伸部110Bと、
前記第1延伸部の一端部と前記第2延伸部の一端部とを接続する第1接続部110Cと、
前記第1延伸部の他端部と前記第2延伸部の他端部とを接続する第2接続部110Dと、
第1方向に延び、前記第1延伸部と第2方向に対向する第3延伸部110Eと、
第1方向に延びる第4延伸部110Fと、
前記第3延伸部の一端部と前記第4延伸部の一端部とを接続する第3接続部110Gと、
前記第3延伸部の他端部と前記第4延伸部の他端部とを接続する第4接続部110Hと、
前記第1延伸部の中央部と、前記第3延伸部の中央部とを第2方向に接続する第5接続部110Iと、
を有する。
前記第1延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
前記第2延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
前記第3延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
前記第4延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
前記第1ダンパー部材102は、上下方向から視て前記第5接続部110Iと重なる位置、且つ前記第5接続部と前記おもり8との間に配置され、
前記第1ダンパー部材は、前記振動体の静止状態において、上下方向に対向する部材と隙間を介して配置される。
これにより、落下衝撃時に第1ダンパー部材によって衝撃を吸収することで、おもりが波打つ動きをしてケースが変形等することを抑制できる。また、振動体の通常動作時には、第1ダンパー部材は上下方向に対向する部材と接触しないので、動作が妨げられない。
また、前記第1ダンパー部材102は、前記第5接続部110Iの下面に固定される。
これにより、落下衝撃時に第1ダンパー部材が上下方向に対向するおもりと接触することで衝撃が吸収される。また、第1ダンパー部材の組み付け時の位置決めが容易となる。
また、前記ケース4と前記弾性部材110との間に配置される第2ダンパー部材103A,103Bをさらに備え、
第1方向に配置される二つの前記第2ダンパー部材のうち一方103Aは、前記静止状態において、前記第1延伸部110Aの第1方向一方側と、前記第3延伸部110Eの第1方向一方側と、に接触し、
他方の前記第2ダンパー部材103Bは、前記静止状態において、前記第1延伸部110Aの第1方向他方側と、前記第3延伸部110Eの第1方向他方側と、に接触する。
これにより、落下衝撃時に第2ダンパー部材によっておもりの波打ちが抑制されるので、ケースの変形等をより抑制できる。
また、前記第2延伸部110Bは、傾斜の最下部において第1固定部110Jを有し、
前記第4延伸部110Fは、傾斜の最下部において第2固定部110Kを有し、
前記ケース4の下面に固定される第2ダンパー部材104をさらに備え、
前記第2ダンパー部材104は、
上下方向の平面視において、前記第2延伸部における前記第1固定部の第1方向一方側から第1固定部、および前記第2延伸部における前記第1固定部の第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる第1長手部104Aと、
上下方向の平面視において、前記第4延伸部における前記第2固定部の第1方向一方側から第2固定部、および前記第4延伸部における前記第2固定部の第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる第2長手部104Bと、を有し、
前記第1延伸部110A、前記第3延伸部110E、および前記第5接続部110Iから構成される内側部1101は、前記ケース4の下面と上下方向に直接的に対向する。
これにより、振動体の振動時に、内側部よりも動き易い第2延伸部および第4延伸部と第2ダンパー部材が接触しても、弾性部材から第2ダンパー部材に作用する応力が分散され、第2ダンパー部材のへたりを抑えることができる。また、振動時に内側部が第2ダンパー部材に接触しないので、振動体の振動量が低下することを抑制できる。
また、前記おもり8は、上下方向から視て、第2方向よりも第1方向の辺が長い長方形状を有する。
これにより、長方形状であって落下衝撃時に波打つ動きをし易いおもりの波打ちを第1ダンパー部材によって抑制できる。特に、振動モータを搭載する機器がスマートフォン、ウエアラブル機器などである場合、バッテリ横等の長方形状のデッドスペースに振動モータが配置されることが要求されることが多く、おもりが長方形状となり易い。
<6.その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変更が可能である。
本発明は、例えばスマートフォン、ウエアラブル機器などに備えられる振動モータに利用することができる。
1・・・ベースプレート、2・・・基板、3・・・コイル、4・・・ケース、5・・・静止部、6・・・磁石、7・・・バックヨーク、8・・・おもり、9・・・ポールピース、10・・・振動体、11,110・・・弾性部材、102・・・第1ダンパー部材、103A,103B,104・・・第2ダンパー部材、101A,101B・・・下側ダンパー部材、15・・・振動モータ

Claims (10)

  1. ベースプレートと、基板と、コイルと、ケースと、を有する静止部と、
    磁石と、バックヨークと、おもりと、を含み、前記静止部に対して上下方向に振動可能に支持される振動体と、
    弾性部材と、
    第1ダンパー部材と、
    を備え、
    前記ベースプレート上に前記基板が配置され、
    前記コイルは、前記基板上に配置され、
    前記磁石は、環状の前記コイルの内周側に振動によって収容可能に配置され、
    前記バックヨークは、前記磁石上に配置され、
    前記おもりは、前記バックヨーク上に配置され、
    前記ケースは、前記コイル、前記磁石、前記バックヨーク、および前記おもりを収容し、
    前記弾性部材は、前記ケースと前記おもりとの間に配置され、
    上下方向と直交する方向を第1方向、上下方向および第1方向と直交する方向を第2方向として、前記弾性部材は、
    第1方向に延びる第1延伸部と、
    第1方向に延びる第2延伸部と、
    前記第1延伸部の一端部と前記第2延伸部の一端部とを接続する第1接続部と、
    前記第1延伸部の他端部と前記第2延伸部の他端部とを接続する第2接続部と、
    第1方向に延び、前記第1延伸部と第2方向に対向する第3延伸部と、
    第1方向に延びる第4延伸部と、
    前記第3延伸部の一端部と前記第4延伸部の一端部とを接続する第3接続部と、
    前記第3延伸部の他端部と前記第4延伸部の他端部とを接続する第4接続部と、
    前記第1延伸部の中央部と、前記第3延伸部の中央部とを第2方向に接続する第5接続部と、
    を有し、
    前記第1延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
    前記第2延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
    前記第3延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
    前記第4延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って上方向に傾斜し、
    前記第1ダンパー部材は、上下方向から視て前記第5接続部と重なる位置、且つ前記第5接続部と前記ケースとの間に配置され、
    前記第1ダンパー部材は、前記振動体の静止状態において、上下方向に対向する部材と隙間を介して配置される、
    振動モータ。
  2. 前記第1ダンパー部材は、前記第5接続部の上面に固定される、請求項1に記載の振動モータ。
  3. 前記ケースと前記弾性部材との間に配置される第2ダンパー部材をさらに備え、
    第1方向に配置される二つの前記第2ダンパー部材のうち一方は、前記静止状態において、前記第2延伸部の第1方向一方側と、前記第4延伸部の第1方向一方側と、に接触し、
    他方の前記第2ダンパー部材は、前記静止状態において、前記第2延伸部の第1方向他方側と、前記第4延伸部の第1方向他方側と、に接触する、請求項1または請求項2に記載の振動モータ。
  4. 前記第2延伸部は、傾斜の最上部において第1固定部を有し、
    前記第4延伸部は、傾斜の最上部において第2固定部を有し、
    前記おもりの上面に固定される第2ダンパー部材をさらに備え、
    前記第2ダンパー部材は、
    上下方向の平面視において、前記第2延伸部における前記第1固定部の第1方向一方側から第1固定部、および前記第2延伸部における前記第1固定部の第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる第1長手部と、
    上下方向の平面視において、前記第4延伸部における前記第2固定部の第1方向一方側から第2固定部、および前記第4延伸部における前記第2固定部の第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる第2長手部と、を有し、
    前記第1延伸部、前記第3延伸部、および前記第5接続部から構成される内側部は、前記おもりの上面と上下方向に直接的に対向する、請求項1または請求項2に記載の振動モータ。
  5. 前記おもりは、上下方向から視て、第2方向よりも第1方向の辺が長い長方形状を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振動モータ。
  6. ベースプレートと、基板と、コイルと、ケースと、を有する静止部と、
    磁石と、バックヨークと、おもりと、を含み、前記静止部に対して上下方向に振動可能に支持される振動体と、
    弾性部材と、
    第1ダンパー部材と、
    を備え、
    前記ベースプレート上に前記基板が配置され、
    前記コイルは、前記基板上に配置され、
    前記磁石は、環状の前記コイルの内周側に振動によって収容可能に配置され、
    前記バックヨークは、前記磁石上に配置され、
    前記おもりは、前記バックヨーク上に配置され、
    前記ケースは、前記コイル、前記磁石、前記バックヨーク、および前記おもりを収容し、
    前記弾性部材は、前記ケースと前記おもりとの間に配置され、
    上下方向と直交する方向を第1方向、上下方向および第1方向と直交する方向を第2方向として、前記弾性部材は、
    第1方向に延びる第1延伸部と、
    第1方向に延びる第2延伸部と、
    前記第1延伸部の一端部と前記第2延伸部の一端部とを接続する第1接続部と、
    前記第1延伸部の他端部と前記第2延伸部の他端部とを接続する第2接続部と、
    第1方向に延び、前記第1延伸部と第2方向に対向する第3延伸部と、
    第1方向に延びる第4延伸部と、
    前記第3延伸部の一端部と前記第4延伸部の一端部とを接続する第3接続部と、
    前記第3延伸部の他端部と前記第4延伸部の他端部とを接続する第4接続部と、
    前記第1延伸部の中央部と、前記第3延伸部の中央部とを第2方向に接続する第5接続部と、
    を有し、
    前記第1延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
    前記第2延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
    前記第3延伸部は、中央部から両端部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
    前記第4延伸部は、両端部から中央部へ向かうに従って下方向に傾斜し、
    前記第1ダンパー部材は、上下方向から視て前記第5接続部と重なる位置、且つ前記第5接続部と前記おもりとの間に配置され、
    前記第1ダンパー部材は、前記振動体の静止状態において、上下方向に対向する部材と隙間を介して配置される、
    振動モータ。
  7. 前記第1ダンパー部材は、前記第5接続部の下面に固定される、請求項6に記載の振動モータ。
  8. 前記ケースと前記弾性部材との間に配置される第2ダンパー部材をさらに備え、
    第1方向に配置される二つの前記第2ダンパー部材のうち一方は、前記静止状態において、前記第1延伸部の第1方向一方側と、前記第3延伸部の第1方向一方側と、に接触し、
    他方の前記第2ダンパー部材は、前記静止状態において、前記第1延伸部の第1方向他方側と、前記第3延伸部の第1方向他方側と、に接触する、請求項6または請求項7に記載の振動モータ。
  9. 前記第2延伸部は、傾斜の最下部において第1固定部を有し、
    前記第4延伸部は、傾斜の最下部において第2固定部を有し、
    前記ケースの下面に固定される第2ダンパー部材をさらに備え、
    前記第2ダンパー部材は、
    上下方向の平面視において、前記第2延伸部における前記第1固定部の第1方向一方側から第1固定部、および前記第2延伸部における前記第1固定部の第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる第1長手部と、
    上下方向の平面視において、前記第4延伸部における前記第2固定部の第1方向一方側から第2固定部、および前記第4延伸部における前記第2固定部の第1方向他方側にかけて重なって長手方向に延びる第2長手部と、を有し、
    前記第1延伸部、前記第3延伸部、および前記第5接続部から構成される内側部は、前記ケースの下面と上下方向に直接的に対向する、請求項6または請求項7に記載の振動モータ。
  10. 前記おもりは、上下方向から視て、第2方向よりも第1方向の辺が長い長方形状を有する、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の振動モータ。
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