JP2019117734A - バックライトモジュール - Google Patents

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煥偉 曾
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佳純 謝
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jun wei Zhou
君▲韋▼ 周
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Abstract

【課題】の電気性能を向上させることのできるパッケージ構造およびその製造方法を提供する。【解決手段】導光板、光源及び光変換層を含むバックライトモジュールを提供する。前記光源は前記導光板の一方の側面に配置される。前記光変換層は前記導光板の上方に配置される。前記光変換層は、0.1重量%から15重量%の発光材料と、85重量%から99.9重量%の樹脂材料と、を含む、光複合材料を含む。前記樹脂材料は、チオール基を有する5重量%から30重量%の界面活性剤を含む。【選択図】図3

Description

関連出願の相互参照
本願は2016年6月27日に出願された係属中の米国特許出願第15/193,187号の一部継続出願であり、その優先権の利益を主張し、上記特許出願の全内容が参照することにより本明細書に組み込まれ、本明細書の一部となる。
本発明は光モジュールに関し、より詳しくは、バックライトモジュールに関する。
量子ドットは、裸眼には見えない非常に小さい半導体ナノ構造である。量子ドットが光により刺激される時、量子ドットは着色光を放出し、着色光の色は、コンポーネントの材料、量子ドットのサイズ及び形状により、決定される。そのような特性により、量子ドットは、光源により放出される光の色を変えることができる。近年、量子ドット含有ポリマー複合材料は、ディスプレイ装置のバックライトモジュール及び照明等の分野で広く用いられてきている。
量子ドットの発光効率は、強い光、高温、湿気、酸素、揮発性物質等のような外部環境因子により、容易に影響を及ぼされるので、長期安定の維持は、量子ドットの適用に最大の課題である。すなわち、量子ドットをディスプレイ装置のバックライトモジュール、照明等の分野に適用する時、長期安定の欠損の課題は避けられない。したがって、量子ドットの長期安定の向上方法は、重要な主題になっている。
本発明は、その中に量子ドットを有する光変換層を有するバックライトモジュールを提供する。光変換層は、外部環境因子により誘導される劣化による量子ドットの蛍光消光を低減し、量子ドットの安定性を向上する光複合材料を含み、したがって、バックライトモジュールの耐用年数を延ばす。
本発明は、導光板、光源及び光変換層を含むバックライトモジュールを提供する。前記光源は前記導光板の一方の側面に配置される。前記光変換層は前記導光板の上方に配置される。前記光変換層は、0.1重量%から15重量%の発光材料と、85重量%から99.9重量%の樹脂材料と、を含む、光複合材料を含む。前記樹脂材料は、チオール基を有する5重量%から30重量%の界面活性剤を含む。
本発明の一実施態様において、前記界面活性剤は、少なくとも2つのチオール基を有する。
本発明の一実施態様において、前記界面活性剤は、以下の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表される化合物であり、



R1,R,R,R,R及びRは、同一であるか又は互いに異なり、水素、C1からC20のアルキル、CからC20のアルケニル、C2からC20のアルキニル、C1からC20のヒドロキシアルキル、C1からC20のアルキルエステル、C2からC20のアルキルケトン、C1からC20のアルキルチオエーテル、C1からC20のアルコキシ、及び、チオール基を有するR1からRの内の少なくとも2つ、から成る基から独立に選択される。
本発明の一実施態様において、R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルキルである。
本発明の一実施態様において、R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルキルエステルである。
本発明の一実施態様において、R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルコキシである。
本発明の一実施態様において、前記界面活性剤の少なくとも1つのチオール基は、架橋に関与する。
本発明の一実施態様において、前記界面活性剤は、100から1、000の範囲の分子量を有する。
本発明の一実施態様において、前記樹脂材料は、30重量%から50重量%のアクリレート単量体と、15重量%から30重量%のアクリレートオリゴマーと、5重量%から20重量%の架橋剤と、1重量%から2重量%の開始剤と、を含む。
本発明の一実施態様において、前記光複合材料は、さらに、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、シリカ、酸化ジルコニウム、三酸化アンチモン、アルミナ、ロンズデーライト、ダイアモンド状炭素、オキシ塩化ビスマス(BiOCI)、チタン酸バリウム、ニオブ酸リチウムカリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、淡紅銀鉱、ポリフルオロオレフィン、ポリカーボネート、ポリスチレン、及び、それらの任意の組合せから成るグループから選択される、粒子を含む。
本発明の一実施態様において、前記発光材料は、前記樹脂材料に分散され埋め込まれる。前記発光材料は、量子ドットを含む。
本発明の一実施態様において、前記光変換層は、保護用のガスバリアなしで、2つの基板シートと直接に接触し、2つの基板シートの間で硬化する、前記光複合材料を含む。
本発明の一実施態様において、前記基板シートは、ポリエチレンテレフタラート(PET)基板である。
本発明の一実施態様において、前記光変換層は、前記導光板と直接に接触する。
本発明の一実施態様において、前記光源は、エッジが照明される構造を形成するために、前記導光板の1つの側面に配置される。
本発明の一実施態様において、前記導光板は光入射面を有し、前記導光板のかすみは、前記光入射面に隣接する側面から前記光入射面から離れる側面へ、徐々に増大する。
本発明の一実施態様において、前記光源は、直接、照明される構造を形成するために、前記導光板の底面に配置される。
本発明の一実施態様において、前記バックライトモジュールは、前記光源により放射される光を前記光変換層の中へ反射するために、前記導光板の下に配置される反射層を、さらに、含む。
上記に基づいて、本発明のバックライトモジュールは、光変換層を含む。光変換層は、量子ドット、樹脂材料、及び、チオール基を有する界面活性剤を有する発光材料を含む光複合材料を含む。チオール基は、量子ドットと相互作用をすることができ、向上した安定性を有する光複合材料を形成する。したがって、本発明の光変換層は、湿気、酸素、揮発性物質、などの外部環境因子を効果的に阻止することができ、それにより、量子ドットの安定性を向上する。言い換えれば、本発明のバックライトモジュールにおいて、光変換層は、ガスバリア層(例えば、ダイアモンド状炭素薄膜、シリコン酸化層、チタン酸化層、アルミニウム酸化層、シリコン窒化層または同種のもの)を含める必要はないし、かつ、また、光変換層と導光板との間に、ガスバリアを入れる必要はなく、量子ドットの安定性が外部環境因子により影響を受けるのを、さらに、防ぐことができる。したがって、バックライトモジュールの耐用年数を延ばす。
さらに、本発明のバックライトモジュールはガスバリアの必要が全くないため、本発明の製造コストは低減され、製品は、もっと商業的に競争力を高くすることができる。
本発明の上述の、他の特徴及び優位性を、もっと理解しやすくするために、図面を添付したいくつかの実施形態を以下に詳細に説明する。
本発明の一実施形態による光複合材料の概略図である。 本発明の一実施形態による光複合材料を形成するための方法のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるバックライトモジュールの概略断面図である。 本発明の第2の実施形態によるバックライトモジュールの概略断面図である。 実験例1及び比較例2の光学膜の輝度と時間との間の関係を例示する。
本実施形態の図面を参照して、本発明はもっと包括的に例示される。しかしながら、本発明は、多くの異なった形態に具体化することが可能であり、本明細書に示す実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。図面の層及び領域の厚さは、明確にするために、拡大することができる。同一の又は類似の参照数字は、同一の又は類似のコンポーネントを表し、以下の段落で繰り返さない。
図1は、本発明の一実施形態による光複合材料の概略図である。図2は、本発明の一実施形態による光複合材料を形成するための方法のフローチャートである。
図1及び図2を参照するに、ステップS1が実施され、発光材料及び樹脂材料が混合されて混合物を形成する。次いで、ステップS2が実施され、混合物は硬化され、光複合材料10を形成する。図1に示すように、光複合材料10は、樹脂材料14に分散され埋め込まれた発光材料12を含む。
一実施形態において、混合物を硬化する方法は、ロールツーロール方式を含み、ロールツーロール方式において、混合物は、2つのポリエチレンテレフタラート(PET)基板の間に満たされ、続いて紫外線光線で照射されて光学膜を形成する。しかしながら、本発明はそれに限定されない。代替的実施形態において、混合物は、チップの上にドットを打たれ得て、続いて紫外線光線で照射されてドット形状の光学構造を形成する。他の実施形態において、混合物は、中空管に満たされ得て、続いて紫外線光線で照射されて円柱状光学構造を形成する。すなわち、実際のニーズに依存して、本実施形態の光複合材料10は、ドット形状の構造、線形構造、膜状構造、立方体構造、円筒構造、三角形柱状構造、半球構造、又は、それらの組合せ、などの異なる形状又は構造を有することができる。
光複合材料10を、図1を参照して、詳細に説明する。
一実施形態において、発光材料12の含有量は、0.1重量%から15重量%である。発光材料12は、量子ドットのような発光ナノ材料を含む。具体的に言うと、量子ドットは、コア、コアシェル、コアマルチシェル、コア合金層シェル、コア合金層マルチシェル、の構造、又は、それらの組合せを有する。量子ドットの粒子のサイズ又は寸法は、ニーズ(例えば、異なる色の可視光を放出するため)により、調整することができるが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、前記「コア」は、例えば、CdS, CdSe, CdTe, ZnS, ZnSe, ZnTe, HgS, HgSe, HgTe, GaN, GaP, GaAs, InP, InAs, InSb, AlN, AlP, AlAs, AlSb, SiC, Fe, Pt, Ni, Co, Al, Ag, Au, Cu, FePt, Si, Ge, PbS, PbSe, PbTe及びそれらの合金から成る群から選択される少なくとも1つとすることができる。一実施形態において、前記「シェル」は、例えば、ZnS, ZnSe, ZnTe, CdS, CdSe, CdTe, HgS, HgSe, HgTe, AlN, AlP, AlAs, AlSb, GaN, GaP, GaAs, GaSb, GaSe, InN, InP, InAs, InSb, TlN, TlP, TlAs, TlSb, PbS, PbSe, PbTe及びそれらの合金から成る群から選択される少なくとも1つとすることができる。前記コア又は前記シェルは、異なるニーズにより選択することができるが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、樹脂材料14の含有量は、85重量%から99.9重量%である。具体的に言うと、樹脂材料14は、30重量%から50重量%のアクリレート単量体、15重量%から30重量%のアクリレートオリゴマー、チオール基を有する5重量%から30重量%の界面活性剤、5重量%から20重量%の架橋剤、及び、1重量%から2重量%の開始剤、を含む。代替の実施形態において、界面活性剤の含有量は、アクリレート単量体の含有量より少ない。
一実施形態において、アクリレート単量体は、100から1,000の範囲の分子量を有することができる。アクリレート単量体は、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、tert-ブチルメタクリレート、n-アミルメタクリレート、イソアミルメタクリレート、n-ヘキシルメタクリレート、トリデシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、デシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、メトキシジエチレン・グリコール・メタクリレート、ポリプロピレン・グリコール・モノメタクリレート、フェニルメタクリレート、フェノキシエチルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、tert-ブチルシクロヘキシルメタクリレート、ベヘニルメタクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、イソオクチルメタクリレート、n-デシルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ヘキサデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、2-フェニルエチルメタクリレート、2-フェノキシエチルアクリレート、環状トリメチロールプロパン・ホルマール・アクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、及び、4-tert-ブチルシクロヘキシルアクリレートから成るグループから選択することができる。しかしながら、本発明はそれらに限定されない。他の実施形態において、適切なアクリレート単量体は、異なるニーズによる文献に基づいて、選択することができる。
一実施形態において、アクリレートオリゴマーは、200から10,000の範囲の分子量を有することができる。アクリレートオリゴマーは、例えば、ネオペンチル・グリコール・プロポキシレート・ジアクリレート、ジエチレン・グリコール・ジメタクリレート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、1,6-ヘキサンジオールジメタクリレート、1,12-ドデカンジオールジメタクリレート、トリアリルイソシアヌレート、又は、ポリエチレングリコールジメタクリレートである。しかしながら、本発明はそれらに限定されない。他の実施形態において、適切なアクリレートオリゴマーは、異なるニーズによる文献に基づいて、選択することができる。
一実施形態において、界面活性剤は、少なくとも2つのチオール基を有する。他の実施形態において、界面活性剤は、マルチチオール基を有する化合物とすることができる。
代替の実施形態において、界面活性剤は、以下の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表される化合物である。



R1,R,R,R,R及びRは、同一であるか又は互いに異なり、水素、C1からC20のアルキル、CからC20のアルケニル、C2からC20のアルキニル、C1からC20のヒドロキシアルキル、C1からC20のアルキルエステル、C2からC20のアルキルケトン、C1からC20のアルキルチオエーテル、C1からC20のアルコキシ、及び、チオール基を有するR1からRの内の少なくとも2つ、から成る基から独立に選択される。
一実施形態において、C1からC20のアルキルは、直鎖アルキル又は分岐アルキルとすることができる。C1からC20のアルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、n-ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、または同種のものを含むが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、CからC20のアルケニルは、直鎖アルケニル又は分岐アルケニルとすることができる。C2からC20のアルケニルの例は、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、または同種のものを含むが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、CからC20のアルキニルは、直鎖アルキニル又は分岐アルキニルとすることができる。C2からC20のアルキニルの例は、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、または同種のものを含むが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、C1からC20のヒドロキシアルキルは、直鎖ヒドロキシアルキル又は分岐ヒドロキシアルキルとすることができる。C1からC20のヒドロキシアルキルの例は、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシヘキシル、ヒドロキシヘプチル、または同種のものを含むが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、C1からC20のアルキルエステルは、直鎖アルキルエステル又は分岐アルキルエステルとすることができる。C1からC20のアルキルエステルの例は、メタン酸メチル、エタン酸メチル、プロパン酸エチル、ブタン酸エチル、吉草酸メチル、ヘキサン酸メチル、ヘプタン酸メチル、または同種のものを含むが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、C2からC20のアルキルケトンは、直鎖アルキルケトン又は分岐アルキルケトンとすることができる。C2からC20のアルキルケトンの例は、エチルプロパノン、エチルブタノン、メチルペンタノン、メチルヘキサノン、メチルヘプタノン、メチルオクタノン、または同種のものを含むが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、C1からC20のアルキルチオエーテルは、直鎖アルキルチオエーテル又は分岐アルキルチオエーテルエステルとすることができる。C1からC20のアルキルチオエーテルの例は、ジメチルスルファニル、ジエチルスルファニル、エチルプロピルスルファニル、メチルブチルスルファニル、ブチルスルファニル、メチルペンチルスルファニル、メチルヘキシルスルファニル、メチルヘプチルスルファニル、または同種のものを含むが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、C1からC20のアルコキシは、直鎖アルコキシ又は分岐アルコキシとすることができる。C1からC20のアルコキシの例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、または同種のものを含むが、本発明はそれらに限定されない。
別の実施形態において、界面活性剤は、上記の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表され、R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルキルである。例えば、R1及びRは、共に、チオール基を有するC1からC20のアルキルであり、R1、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルであり、又は、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルである。
さらに別の実施形態において、界面活性剤は、上記の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表され、R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルキルエステルである。例えば、R1及びRは、共に、チオール基を有するC1からC20のアルキルエステルであり、R1、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルエステルであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルエステルであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルエステルであり、又は、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルエステルである。
代替の実施形態において、界面活性剤は、上記の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表され、R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するCからC20のアルキルケトンである。例えば、R1及びRは、共に、チオール基を有するCからC20のアルキルケトンであり、R1、R及びRは、全て、チオール基を有するCからC20のアルキルケトンであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するCからC20のアルキルケトンであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するCからC20のアルキルケトンであり、又は、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するCからC20のアルキルケトンである。
他の実施形態において、界面活性剤は、上記の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表され、R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルキルチオエーテルである。例えば、R1及びRは、共に、チオール基を有するC1からC20のアルキルチオエーテルであり、R1、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルチオエーテルであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルチオエーテルであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルチオエーテルであり、又は、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルキルチオエーテルである。
他の実施形態において、界面活性剤は、上記の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表され、R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルコキシである。例えば、R1及びRは、共に、チオール基を有するC1からC20のアルコキシであり、R1、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルコキシであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルコキシであり、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルコキシであり、又は、R1、R、R及びRは、全て、チオール基を有するC1からC20のアルコキシである。
特定の実施形態において、界面活性剤は、1,3-プロパンジチオール、2,2’-チオジエタンチオール、1,3-ベンゼンジチオール、1,3-ベンゼンジメタンチオール、グリコール・ジメルカプトアセテート、トリメチロールプロパン・トリメルカプトアセテート、トリ[2-(3-メルカプトプロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレート、から成るグループから選択される化合物であり得るが、本発明はそれらに限定されない。
一実施形態において、界面活性剤は、100から1、000の範囲の分子量を有する。代替の実施形態において、界面活性剤は、100から500の範囲の分子量を有する。
界面活性剤は、発光材料12(例えば、量子ドット)の抵抗を外部環境因子へ向上することができることは、注目に値する。さらに、界面活性剤は複数のチオール基を有し、チオール基の全てが量子ドットと相互作用するとは限らない。量子ドットと相互作用しないチオール基は、光複合材料10の他の化合物と架橋することができる。したがって、より安定した光学膜を形成することができる。言い換えれば、本実施形態において、界面活性剤のチオール基の一部は、量子ドットと相互作用し、一方、界面活性剤のチオール基の残りの部分は、他の化合物と架橋する。それ故に、従来の(アミン化合物を用いる)光複合材料と比較して、本実施形態で形成される光学膜は、安定性を向上している。したがって、たとえ、光学膜が光に照射されるとしても、又は、水、湿気、酸素または同種のものなどの外部妨害因子に接触するとしても、外部妨害因子は光学膜の有効性に影響を与えない。したがって、障害材料の必要性は効果的に除かれる。
一実施形態において、架橋剤は、限定されないが、100から2,000の範囲の分子量を有する適切なアクリルをベースにした化合物とすることができる。架橋剤の例は、4-ヒドロキシブチルアクリレート、4-ヒドロキシブチルアクリレート・グリシジルエーテル、ジアリルフタレート、1,4-シクロヘキサンジメタノール・モノアクリレート、トリメタリルイソシアヌレート、及び、[2[1,1-ジメチル-2-[(1-オキシアリル) オキシ]エチル]-5-エチル-1,3-ジオキサン-5-イル]メチルアクリレートを含む。
一実施形態において、開始剤は光開始剤又は熱開始剤とすることができる。本実施形態において、光複合材料10に用いられる例は光開始剤とすることができる。すなわち、本実施形態の光複合材料10は、単に、光に照射することにより、最小の硬化時間内に、得ることができる。他の実施形態において、開始剤の例は、限定されないが、ベンゾインエーテル、ベンジルケタール、a-ジアルコキシアセトフェノン、a-アミノアルキルフェノン、アシルホスフィン酸化物、ベンゾフェノン、チオキサントン、チタノセン、1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-1-プロパノン、2-ヒドロキシ-1-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル]-2-メチル-1-プロパノン、ギ酸メチルベンゾイル、オキシ-フェニル-酢酸、2-[オキソ-2フェニル-アセトキシ-エトキシ]-エチルエステル、オキシ-フェニル-アセト2-[2-ヒドロキシ-5エトキシ]-エチルエステル、アルファ-ジメトキシ-アルファ-フェニルアセトフェノン、2-ベンジル-2-(ジメチルアミノ)-1-[4-(4-モルホリニル)フェニル]-1-ブタノン、2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-(4-モルホリニル)-1-プロパノン、及び、ジフェニル(2,4,6-トリメチルベンゾイル) ホスフィン酸化物を含む。
一実施形態において、光複合材料10は、さらに、発光材料12及び樹脂材料14の合計の含有量より少ない含有量を有する粒子を含む。粒子は、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、シリカ、酸化ジルコニウム、三酸化アンチモン、アルミナ、ロンズデーライト、ダイアモンド状炭素、オキシ塩化ビスマス(BiOCI)、チタン酸バリウム、ニオブ酸リチウムカリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、淡紅銀鉱、ポリフルオロオレフィン、ポリカーボネート、ポリスチレン、及び、それらの任意の組合せから成るグループから選択される。粒子は、1μmから30μmの範囲の粒子のサイズを有することができる。粒子は、入射光を散乱し、入射光が発光材料12と反応する機会を増大するために、用いることができ、それにより、入射光のための発光材料12の吸収及び変換効率を高める。粒子は、また、放射光を散乱し、放射光が光複合材料10(例えば、光学膜)の表面と相互作用する機会を増大するために、用いることができ、それにより、光複合材料10の発光効率を高める。
本発明は、さらに、0.1重量%から15重量%の発光材料、5重量%から30重量%の少なくとも2つのチオール基を有する界面活性剤、30重量%から50重量%のアクリレート単量体、15重量%から30重量%のアクリレートオリゴマー、5重量%から20重量%の架橋剤、及び、1重量%から2重量%の開始剤、を含む光学膜を提供する。
図3は、本発明の第1の実施形態によるバックライトモジュールの概略断面図である。
図3を参照するに、本実施形態のバックライトモジュール100は、導光板102、光源104、光変換層106、及び、反射層108を含む。導光板102は、光出射面102a、背面102b及び光入射面102sを有し、光出射面102aは背面102bの反対側であり、光入射面102sは光出射面102aと背面102bとの間に接続される。一実施形態において、図3に示すように、導光板102は、断面において、三角形の形状を有し、鋭角Aが導光板102の光出射面102aと背面102bとの間に形成される。代替の実施形態において、導光板102は、また、断面において、長方形の形状、台形の形状、又は他の適切な形状を有することができる。一実施形態において、導光板102は、透明なプラスチック、ガラス又は光を導くことができる材料とすることができる。代替の実施形態において、導光板102は、ポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリイミド(PI)、又は、他の適切な材料とすることができる。他の実施形態において、導光板102のかすみは、光入射面102sに隣接する側面から光入射面102sから離れる側面へ、徐々に増大する。ここで、「かすみ」は、透明な媒体を通過するときに、2.5度より大きい角度だけ、入射ビームからそれる光の割合を言い、透明な媒体の光の散乱状態の評価のために、用いることができる。すなわち、透明な媒体のかすみが高くなればなるほど、透明な媒体の光沢及び透明度は低くなる。対照的に、透明な媒体のかすみが低くなればなるほど、透明な媒体の光沢及び透明度は高くなる。
光源104は、エッジが照明される構造を形成するために、導光板102の光入射面102sの隣に配置される。一実施形態において、光源104は、発光ダイオード(LED)又は他の適切な発光デバイスとすることができる。光源104は、白色光又は特定の波長を有する光(例えば、青色光、赤色光など)を放射することができる。例えば、青色光の場合に、光源104により放射される青色光Lは、導光板102に入射後に、導光板102の全反射により、導光板102内を送られ、次いで、光出射面102aを通過して、光変換層106に達する。次に、光源104により放射される青色光Lは、光変換層106により、赤色光及び緑色光に部分的に変換され、それ故に、青色光L、赤色光及び緑色光は混合されて白色光を形成し、次いで、光変換層106の上の液晶パネル110へ送られる。液晶パネル110の構成及び配置は、光学分野の当業者に周知であり、本明細書において詳しく説明はしない。
光変換層106は、導光板102の光出射面102aの上に配置される。特に、光変換層106は光複合材料10を含む。光複合材料10の詳細は前節で説明したので、繰り返さない。一実施形態において、光変換層106を形成するための方法は、以下のとおりとすることができる。例えば、光複合材料10は、導光板102の光出射面102aの上を覆い、次いで、硬化される。したがって、光変換層106は、導光板102と直接に接触する硬化された光複合材料10からのみ構成される。しかしながら、本発明は、それらに限定されない。他の実施形態において、光複合材料10は、光変換層106を形成するように、ロール・ツー・ロール法又は充填成形法により、2つの基板シート(例えば、PET基板)の間で、成形し、硬化することができる。すなわち、光変換層106は、2つのPET基板、及び、2つのPET基板の間に(又は、直接、接触し)差し込まれた光複合材料10を含むことができる。光変換層106は、次いで、導光板102の光出射面102aの上に配置される。
言及する価値があるが、光複合材料10は、湿気、酸素、揮発性物資などの外部環境因子を効果的に阻止することができるため、光複合材料10を含む光変換層106が任意のガスバリア層(例えば、ダイアモンド状炭素薄膜、シリコン酸化層、チタン酸化層、アルミニウム酸化層、シリコン窒化層または同種のもの)を含める必要はないし、かつ、また、光変換層106と導光板102との間に、ガスバリアを入れる必要は全くない。言い換えれば、本実施形態の光変換層106は、量子ドットの安定性が外部環境因子により影響を受けるのを防ぐことができ、したがって、バックライトモジュール100の耐用年数を延ばす。さらに、ガスバリアの必要がないので、本発明は、製造コストを低減することができ、したがって、製品をもっと競争力が高くする。
反射層108は導光板102の裏面102bの上に配置され、光源104により放射される光Lを光変換層106の中へ反射するようにし、それにより、光変換層106の発光効率を高める。一実施形態において、反射層108の材料は、反射金属材料を含み、それらの例は、金、銀、胴、又は他の適切な金属材料を含む。反射層108は導光板102の裏面102bの上及び光変換層106の一方の側面の上にのみ配置されることを図3は例示するけれども、本発明はそれらに限定されない。他の実施形態において、反射層108は、光Lの漏れを防ぐように、光源104、導光板102の光入射面102s、及び、光変換層106の他方の側面を覆うことができる。
図4は、本発明の第2の実施形態によるバックライトモジュールの概略断面図である。
図4を参照するに、第2の実施形態のバックライトモジュール200は、第1の実施形態のバックライトモジュール100に類似している。上記の2つの間の差異は、直接、照明される構造を形成するために、バックライトモジュール200の光源204が導光板102の背面102bの上に配置されることにある。
本発明の実験例を、本発明をもっと具体的に説明するために、以下に述べる。しかしながら、以下の実験例で示されるような用いられる材料、方法などは、本発明の精神から逸脱することなく、適切に修正することができる。したがって、本発明の範囲は、以下に示す実験例を用いた制限的意味で、解釈すべきではない。
実験例1
最初に、表1の全ての化学成分は、混合物を作るために、混合された。混合物は、次いで、30分から90分の間、暗やみの中で、超音波振動を受け、CdSe/ZnS量子ドットが混合物の中で均一に分散された。次いで、混合物は、2つのポリエチレンテレフタラート(PET)基板の間に満たされ、続いて紫外線光線(370nm、400W、1分)で照射されて光学膜を形成する。
[表1]
実験例2
実験例2において、光複合材料の生成方法は、光複合材料の化学成分及びその比率が実験例1のものと異なることを除き、実験例1で説明した方法と同じであった。
実験例2の光複合材料の化学成分及びそれらの比率を以下の表2に示した。
[表2]
上記の化学成分は、表2で提供される比率により、混合された。次いで、光複合材料は、青色(450nm)LEDチップにドットを打たれ、続いて紫外線光線(370nm、400W、3分)で照射されて光複合材料を硬化した。
実験例3
実験例3において、光複合材料の生成方法は、光複合材料の化学成分及びその比率が実験例1のものと異なることを除き、実験例1で説明した方法と同じであった。
実験例3の光複合材料の化学成分及びそれらの比率を以下の表3に示した。
[表3]
上記の化学成分を混合することにより結果として得られた混合物は、16mmの外径及び13mmの内径を有する透明なアクリル管に充填され、続いて紫外線光線(370nm、400W、3分)で照射されて混合物を硬化した。
実験例1〜3から、本発明の光複合材料は、異なる方法を用いて形成することができることが、知られている。さらに、実際のニーズにより、光複合材料は、ドット形状の構造、線形構造、膜状構造、立方構造、円筒構造、三角形プリズム状構造、半球構造、又はそれらの組合せなどの異なる形状又は構造を有することができる。さらに、硬化後に、硬化光複合材料を基板又はモールドから除去する追加のステップは、選択的に実施することができる。
安定性テスト
高温度及び高湿度の環境での光複合材料の安定性を検証するために、実験例1により生成された光複合材料は環境テストを受けた。生成された光学膜は、65℃及び相対湿度95%で1,000時間、格納された。バックライトモジュールの光学膜の輝度を、指示した時間間隔で、CS-100色及び輝度メータ(Konica Minolta)を用いて測定した。
実験例1のテスト結果を図5に示した。湿度又は酸素に対するバリア材料の保護がなくてさえ、実験例1の量子ドットを含む光学膜は、高温度及び高湿度の環境に1,000時間、さらされた後に、光放射機能の低減を示さなかったことを、図5は示す。これにより、本発明の光複合材料は、量子ドットの安定性を向上することができ、及び/又は、バリア材料を用いないで量子ドットの安定性の問題を除去することができることを実証した。
比較例1
制御グループとして、市販の量子ドットを含む光学膜は、また、65℃及び相対湿度95%で1,000時間、格納された。市販の量子ドットを含む光学膜は、量子ドットを保護するために、ガスバリアを含んでいたため、市販の量子ドットを含む光学膜は、上記の環境(65℃及び相対湿度95%)で、少なくとも1,000時間(結果は本発明に開示されていない)、その発光機能を維持した。
比較例2
ガスバリアのない市販の量子ドットを含む光学膜を得るために、(上部及び下部の)2つのガスバリアを市販の量子ドットを含む光学膜から除去した。ガスバリアのない市販の量子ドットを含む光学膜を、65℃及び相対湿度95%で、1,000時間、格納した。バックライトモジュールの光学膜の輝度を、指示した時間間隔で、CS-100色及び輝度メータ(Konica Minolta)を用いて測定した。
比較例2のテスト結果は図5に示した。高温度及び高湿度の環境に約1,000時間、格納後に、ガスバリアのない市販の量子ドットを含む光学膜は、光放射機能の顕著な低減を示した。これにより、ガスバリアにより提供される保護のない同一条件下で、本発明の光複合材料の安定性は、市販の量子ドットを含む光学膜の安定性より、良いことを実証した。
比較例3
チオール基を有する界面活性剤の、光複合材料の特性への影響をテストするために、界面活性剤を有しない光複合材料が生成され(界面活性剤が加えられなかったことを除いて、実験例1と同じ方法で)、続いて紫外線光線(370nm、400W)で照射されて光複合材料を硬化した。実験例1のCdSe/ZnS量子ドットが界面活性剤を含む光複合材料の中で均一に分散され、光複合材料は、紫外線光線で1分間、照射された後に、完全に硬化された。対照的に、比較例3のCdSe/ZnS量子ドットが界面活性剤を含まない光複合材料の中で均一に分散されることができず、光複合材料は、紫外線光線で1時間、照射された後に、まだ、完全に硬化されるわけではなかった。言い換えれば、比較例3の界面活性剤を含まない光複合材料と比較して、実験例1の界面活性剤を含む光複合材料は、膜形成機能を向上し、量子ドットの分散性を向上した。
要約すれば、本発明のバックライトモジュールは、光変換層を含む。光変換層は、量子ドット、樹脂材料、及び、チオール基を有する界面活性剤を有する発光材料を含む光複合材料を含む。チオール基は、量子ドットと相互作用をすることができ、向上した安定性を有する光学膜を形成する。したがって、本発明の光変換層は、湿気、酸素、揮発性物質、などの外部環境因子を効果的に阻止することができ、それにより、量子ドットの安定性を向上する。言い換えれば、本発明のバックライトモジュールにおいて、光変換層は、ガスバリア層(例えば、ダイアモンド状炭素薄膜、シリコン酸化層、チタン酸化層、アルミニウム酸化層、シリコン窒化層または同種のもの)を含める必要はないし、かつ、また、光変換層と導光板との間に、ガスバリアを入れる必要はなく、量子ドットの安定性が外部環境因子により影響を受けるのを、さらに、防ぐことができる。したがって、バックライトモジュールの耐用年数を延ばす。
さらに、本発明のバックライトモジュールはガスバリアの必要が全くないため、本発明の製造コストは低減され、製品は、もっと商業的に競争力を高くすることができる。
様々な修正および変更が、本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、本発明の実施形態の構成に対してすることができることは、当業者には明らかであろう。前述に鑑みて、本発明の修正および変更が以下の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内にあるならば、本発明は本発明の修正および変更に及ぶことを意図している。
本発明の一実施態様において、前記界面活性剤は、以下の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表される化合物であり、
R1,R,R,R,R及びRは、同一であるか又は互いに異なり、水素、C1からC20のアルキル、CからC20のアルケニル、C2からC20のアルキニル、C1からC20のヒドロキシアルキル、C1からC20のアルキルエステル、C2からC20のアルキルケトン、C1からC20のアルキルチオエーテル、C1からC20のアルコキシから成る群から独立に選択され、R 1 からR の内の少なくとも2つはチオール基を有する
代替の実施形態において、界面活性剤は、以下の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表される化合物である。
R1,R,R,R,R及びRは、同一であるか又は互いに異なり、水素、C1からC20のアルキル、CからC20のアルケニル、C2からC20のアルキニル、C1からC20のヒドロキシアルキル、C1からC20のアルキルエステル、C2からC20のアルキルケトン、C1からC20のアルキルチオエーテル、C1からC20のアルコキシから成る群から独立に選択され、R 1 からR の内の少なくとも2つはチオール基を有する

Claims (16)

  1. 導光板と、
    該導光板の一方の側面に配置される光源と、
    前記導光板の上方に配置される光変換層と、を備えたバックライトモジュールであって、
    前記光変換層は、光複合材料を含み、
    該光複合材料は、
    0.1重量%から15重量%の発光材料と、
    85重量%から99.9重量%の樹脂材料と、を含み、
    該樹脂材料は、チオール基を有する5重量%から30重量%の界面活性剤を含む、バックライトモジュール。
  2. 前記界面活性剤は、少なくとも2つのチオール基を有する、請求項1記載のバックライトモジュール。
  3. 前記界面活性剤は、以下の化学式(I)、化学式(II)又は化学式(III)により表される化合物であり、



    R1,R,R,R,R及びRは、同一であるか又は互いに異なり、水素、C1からC20のアルキル、CからC20のアルケニル、C2からC20のアルキニル、C1からC20のヒドロキシアルキル、C1からC20のアルキルエステル、C2からC20のアルキルケトン、C1からC20のアルキルチオエーテル、C1からC20のアルコキシ、及び、チオール基を有するR1からRの内の少なくとも2つ、から成る基から独立に選択される、請求項1記載のバックライトモジュール。
  4. R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルキルである、請求項3記載のバックライトモジュール。
  5. R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルキルエステルである、請求項3記載のバックライトモジュール。
  6. R1からRの内の少なくとも2つは、チオール基を有するC1からC20のアルコキシである、請求項3記載のバックライトモジュール。
  7. 前記界面活性剤の少なくとも1つのチオール基は、架橋に関与する、請求項3記載のバックライトモジュール。
  8. 前記界面活性剤は、100から1、000の範囲の分子量を有する、請求項1記載のバックライトモジュール。
  9. 前記樹脂材料は、さらに、
    30重量%から50重量%のアクリレート単量体と、
    15重量%から30重量%のアクリレートオリゴマーと、
    5重量%から20重量%の架橋剤と、
    1重量%から2重量%の開始剤と、を含む、請求項1記載のバックライトモジュール。
  10. 前記光複合材料は、さらに、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、シリカ、酸化ジルコニウム、三酸化アンチモン、アルミナ、ロンズデーライト、ダイアモンド状炭素、オキシ塩化ビスマス、チタン酸バリウム、ニオブ酸リチウムカリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、淡紅銀鉱、ポリフルオロオレフィン、ポリカーボネート、ポリスチレン、及び、それらの任意の組合せから成るグループから選択される、粒子を含む、請求項1記載のバックライトモジュール。
  11. 前記発光材料は、前記樹脂材料に分散され埋め込まれ、前記発光材料は、量子ドットを含む、請求項1記載のバックライトモジュール。
  12. 前記光変換層は、保護用のガスバリアなしで、2つの基板シートと直接に接触し、2つの基板シートの間で硬化する、前記光複合材料を含む、請求項1記載のバックライトモジュール。
  13. 前記光変換層は、前記導光板と直接に接触する、請求項1記載のバックライトモジュール。
  14. 前記光源は、エッジが照明される構造を形成するために、前記導光板の1つの側面に配置される、請求項1記載のバックライトモジュール。
  15. 前記光源は、直接、照明される構造を形成するために、前記導光板の底面に配置される、請求項1記載のバックライトモジュール。
  16. 前記光源により放射される光を前記光変換層の中へ反射するために、前記導光板の下に配置される反射層を、さらに、備える、請求項1記載のバックライトモジュール。
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