JP2019117029A - 空調システム、空調機器および空調システムの制御方法 - Google Patents

空調システム、空調機器および空調システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の地点から空調機の正確な動作状態を把握する。【解決手段】空調システムは、ネットワークを介して接続される空調機器、サーバ、端末装置を有する。サーバは、転送部、格納部を備える。転送部は、端末装置から送信された空調機器に対する制御指示を空調機器へ転送する。格納部は、端末装置から送信された空調機器に対する制御指示を格納する。空調機器は、空調部、動作状態取得部、制御指示取得部、整合判定処理部を備える。空調部は、制御指示に基づいて動作する。動作状態取得部は、空調部の動作状態を取得する。制御指示取得部は、サーバから格納部に格納されている制御指示を取得する。整合判定処理部は、動作状態取得部により取得された空調部の動作状態と、制御指示取得部により取得された制御指示とが整合しているか否かを判定し、動作状態と、制御指示とが整合しない場合に、動作状態と、格納部に格納されている制御指示とを整合させる。【選択図】図8

Description

本発明は、空調システム、空調機器および空調システムの制御方法に関する。
従来から、通信機器を空気調和機に設け、通信機器と特定小電力無線によるネットワークを形成して通信を行うワイヤレス空調制御機器などの無線通信端末からのユーザ操作により空気調和機をワイヤレスで遠隔制御し、空気調和機の動作状態を無線通信端末に表示するシステムがある(例えば特許文献1参照)。
特開2001−41544号公報
しかしながら、上述の従来技術では、特定小電力無線によるネットワークを介した通信のため、ユーザは、ネットワークのエリア内にユーザが存在しない限り無線通信端末から空気調和機を遠隔操作したり、空気調和機の動作状態を把握したりすることができない。つまり、ユーザは、無線通信端末から空気調和機を遠隔操作する際の操作地点の制限を受けるため、任意の地点から空気調和機の正確な動作状態を把握できないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、例えば、任意の地点から空調機の正確な動作状態を把握できる空調システム、空調機器および空調システムの制御方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の実施形態の一例は、ネットワークを介して接続される空調機器、サーバおよび端末装置を有する空調システムであって、前記サーバは、前記端末装置から送信された前記空調機器に対する制御指示を前記空調機器へ転送する転送部と、前記端末装置から送信された前記空調機器に対する制御指示を格納する格納部と、を備え、前記空調機器は、制御指示に基づいて動作する空調部と、前記空調部の動作状態を取得する動作状態取得部と、前記サーバから前記格納部に格納されている制御指示を取得する制御指示取得部と、前記動作状態取得部により取得された前記空調部の動作状態と、前記制御指示取得部により取得された制御指示とが整合しているか否かを判定し、該動作状態と、該制御指示とが整合しない場合に、該動作状態と、前記格納部に格納されている制御指示とを整合させる整合判定処理部と、を備えた。
本発明の実施形態の一例によれば、任意の地点から空調機の正確な動作状態を把握できる。
図1は、実施形態1に係る空調システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態1に係る制御指示の一例を示す図である。 図3は、実施形態1に係る空調機制御処理の一例を示すシーケンス図である。 図4は、実施形態2(実施形態3)に係る空調システムの構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態2に係る状態情報格納テーブルの一例を示す図である。 図6は、実施形態2に係る状態比較テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施形態2に係るミスマッチ判定処理の一例を示すシーケンス図である。 図8は、実施形態2に係るミスマッチ判定処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態2に係るミスマッチ判定処理によるミスマッチ解消の一例を説明するためのシーケンス図である。 図10は、実施形態2に係る状態情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。 図11は、実施形態2に係る第1のGUIの一例を示す図である。 図12は、実施形態2に係る第2のGUIの一例を示す図である。 図13は、実施形態3に係る空調システムにおける状態情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。 図14は、実施形態1〜実施形態3に係るプログラムが実行される端末装置を示す図である。
以下に、本願の開示技術に係る空調システム、空調機器および空調システムの制御方法の実施形態および変形例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態および変形例により開示技術が限定されるものではない。以下の実施形態および変形例で示す空調システム、空調機器および空調システムの制御方法は、空気清浄機を制御するシステムに適用する場合を説明するが、これに限られず、空調機器として、例えば冷房機、暖房機、除湿機などに広く適用できる。以下の実施形態および変形例は、矛盾しない範囲で適宜組合せて実施できる。
また、以下の実施形態および変形例は、開示技術に係る構成および処理について主に説明し、その他の構成および処理の説明を、適宜、簡略または省略する。また、以下の実施形態および変形例において、同一の構成および処理には同一の名称または符号を付与し、既出の構成および処理の説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る空調システムの構成の一例を示す図である。実施形態1に係る空調システム1は、空調機器として空気清浄機10を例とした場合を示す。空調システム1は、空気清浄機10、空気清浄機アダプタ20、ルータ30、サーバ40、スマートフォン50を有する。ネットワーク2は、インターネットなどの公衆回線網である。
スマートフォン50は、通信機能を有する端末装置の一例である。通信機能を有する端末装置は、スマートフォン50に代えて、タブレット端末、可搬型パーソナルコンピュータなど、通信機能を有するいずれの端末であってもよい。
なお、図1では、空気清浄機10とスマートフォン50とが1対1の対応関係である場合を例示する。しかし、これに限られず、空気清浄機10とスマートフォン50とは、1対多、多対1、多対多のいずれの対応関係であってもよい。すなわち、1台のスマートフォン50から送信された制御指示をもとに1台の空気清浄機10が動作する場合、複数台のスマートフォン50それぞれから送信された制御指示をもとに1台の空気清浄機10が動作する場合、複数台のスマートフォン50それぞれから送信された制御指示をもとに複数台の空気清浄機10それぞれが動作する場合のいずれであってもよい。
(空気清浄機の構成)
空気清浄機10は、制御部11、空気清浄部12、室温検知部13、湿度検知部14、塵埃検知部15を有する。空気清浄機10は、制御部11および通信インターフェース(不図示)を介して、空気清浄機アダプタ20と接続されている。
制御部11は、空気清浄機10全体の制御を行うマイクロコンピュータなどの処理装置である。空気清浄部12は、空気清浄機10が設置された屋内の空気清浄を行う。なお、空気清浄部12は、制御指示に基づいて動作する空調部の一例である。室温検知部13は、空気清浄機10が設置された空調対象の屋内の室温を検知する、例えば温度センサである。湿度検知部14は、空気清浄機10が設置された空調対象の屋内の湿度を検知する、例えば湿度センサである。塵埃検知部15は、空気清浄機10が設置された空調対象の屋内の塵埃(例えばPM(Particulate Matter(微小粒子状物質))2.5)の量または濃度(塵埃情報)を検知する、例えば埃センサである。
なお、図1では、空気清浄機10が、室温検知部13、湿度検知部14、塵埃検知部15の3種のセンサを有する場合を例示するが、これらのセンサに限られず、空気質を表す屋内の空気中のガスや化学物質の成分量を検知するその他のセンサを有してもよい。
(実施形態1に係る空気清浄機アダプタの構成)
実施形態1に係る空気清浄機アダプタ20は、1つのユニットとして空気清浄機10に接続され、空気清浄機10の制御部11と通信を行う。また、空気清浄機アダプタ20は、ルータ30とWi−Fi(登録商標)などの近距離無線通信を行い、ルータ30およびネットワーク2を介してサーバ40と通信を行う。
空気清浄機アダプタ20は、制御部21、制御指示反映部22、通信I/F(Inter Face)29を有する。制御部21は、空気清浄機アダプタ20全体の制御を行うマイクロコンピュータなどの処理装置である。また、制御指示反映部22は、マイクロコンピュータなどの処理装置である。通信I/F29は、ルータ30とWi−Fi(登録商標)などの近距離無線通信を行い、空気清浄機アダプタ20がルータ30およびネットワーク2を介してサーバ40およびスマートフォン50と通信を行うための通信インターフェースである。
制御指示反映部22は、ルータ30および通信I/F29を介してサーバ40から受信した空気清浄機10の制御指示を、空気清浄機10の制御部11へ送信する。空気清浄機10の制御部11は、空気清浄機アダプタ20から制御指示を受信し、受信した制御指示をもとに動作するように空気清浄部12を制御する。
(ルータについて)
ルータ30は、空気清浄機アダプタ20がネットワーク2を介してサーバ40およびスマートフォン50と通信を行う際の通信を中継するものであり、空気清浄機アダプタ20に対してネットワーク2へのゲートウェイ装置となる。ルータ30は、WAN(Wide Area Network)側であるネットワーク2側とは有線通信を行い、LAN(Local Area Network)側である空気清浄機アダプタ20とは無線通信を行う。しかし、これに限られず、ルータ30は、ネットワーク2のゲートウェイ装置と無線通信を行うものであってもよく、空気清浄機アダプタ20と有線通信を行うものであってもよい。
(サーバについて)
サーバ40は、空気清浄機アダプタ20とスマートフォン50との通信を仲介する仲介サーバである。サーバ40は、例えば、空気清浄機10およびスマートフォン50のユーザとは独立した、接続仲介サービスを提供する第三者が設置および管理する接続仲介サーバであってもよい。サーバ40は、例えば、空気清浄機アダプタ20とスマートフォン50との通信に関してトンネリングを行ってセキュアな伝送路を確保し、帯域確保や接続認証などを行う。
なお、サーバ40は、第三者が設置および管理する接続仲介サーバである場合、空気清浄機アダプタ20とスマートフォン50との通信を仲介する際に、データの送受信回数および通信データ量に応じて空気清浄機10およびスマートフォン50のユーザに対して課金を行う運用を採用する場合がある。この場合には、データの送受信回数および通信データ量を削減することで、課金額が低減されることになる。
(実施形態1に係るサーバの構成)
サーバ40は、制御部41、制御指示転送部42、格納部48、通信I/F49を有する。制御部41は、サーバ40全体の制御を行うマイクロコンピュータなどの処理装置である。また、制御指示転送部42は、マイクロコンピュータなどの処理装置である。
格納部48は、図2に示す制御指示格納テーブル48aを保持する、不揮発性の外部記憶装置であり、例えばフラッシュメモリなどのSSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)などである。なお、格納部48は、揮発性の内部記憶装置、例えばRAM(Random Access Memory)などであってもよい。
通信I/F49は、サーバ40がネットワーク2を介して空気清浄機アダプタ20およびスマートフォン50と通信を行うための通信インターフェースである。
制御指示転送部42は、スマートフォン50から空気清浄機10の制御指示を受信するとともに、受信した制御指示を格納部48の制御指示格納テーブル48aに格納する。そして、制御指示転送部42は、スマートフォン50から受信した空気清浄機10の制御指示を空気清浄機アダプタ20へ転送する。
(実施形態1に係るスマートフォンの構成)
スマートフォン50は、ネットワーク2を介して空気清浄機10を遠隔操作するためのユーザの端末装置である。スマートフォン50は、制御部51、制御指示部52、入出力部58、通信I/F59を有する。
制御部51は、スマートフォン50全体の制御を行うSoC(System On a Chip)などの処理装置である。また、制御指示部52は、SoCなどの処理装置である。なお、制御部51、制御指示部52が1つのSoCとして構成されてもよい。制御指示部52は、入出力部58に表示されるGUI(Graphical User Interface)を介してユーザにより入力された空気清浄機10の制御指示を、無線基地局(不図示)およびネットワーク2を介してサーバ40へ送信する。
入出力部58は、タッチパネルを備えた液晶パネルディスプレイ、音声入力のためのマイク、音声出力のためのスピーカなどである。通信I/F59は、スマートフォン50がネットワーク2を介して空気清浄機アダプタ20およびサーバ40と通信を行うための通信インターフェースである。
なお、スマートフォン50が有する通話やデータ通信その他を行うための構成については、図示および説明を省略する。
(実施形態1に係る制御指示)
図2は、実施形態1に係る制御指示格納テーブルの一例を示す図である。制御指示格納テーブル48aは、サーバ40の制御指示転送部42が受信した空気清浄機10の制御指示の制御指示項目および制御指示内容を格納する。空気清浄機10およびスマートフォン50のユーザは、スマートフォン50に表示されるGUIから、図2に例示する制御指示項目の制御指示内容の入力を行う。そして、スマートフォン50へ入力された制御指示項目の制御指示内容は、サーバ40へ送信される。サーバ40は、スマートフォン50から受信した制御指示項目の制御指示内容を格納部48に格納するとともに、空気清浄機アダプタ20へ転送する。
図2の制御指示格納テーブル48aで示す空気清浄機10の制御指示の制御指示項目および制御指示内容は、スマートフォン50から入力されたユーザ指示に基づいて動作する空気清浄機10の想定される動作状態を表す。なお、図2の制御指示格納テーブル48aで示す空気清浄機10の制御指示の制御指示項目および制御指示内容は、一例を示すに過ぎない。以下、制御指示項目および制御指示内容を総称して「制御指示」という。
制御指示格納テーブル48aは、「制御指示項目」「制御指示内容」を記憶するカラムを有する。「制御指示項目」“運転ON/OFF状態”は、空気清浄機10の運転のON/OFFを制御する制御指示である。図2の例では、「制御指示項目」“運転ON/OFF状態”に対応する「制御指示内容」は、“ON”である。
「制御指示項目」“風量設定状態”は、空気清浄機10の風量を制御する制御指示である。図2の例では、「制御指示項目」“風量設定状態”に対応する「制御指示内容」は、“中速”である。
「制御指示項目」“加湿モード”は、空気清浄機10の加湿モードを制御する制御指示である。図2の例では、「制御指示項目」“加湿モード”に対応する「制御指示内容」は、“M”(Medium:中程度の湿度)である。「制御指示項目」“LED設定状態”は、空気清浄機10の動作状態などを示すLED(Light Emitting Diode)ランプの点灯/消灯を制御する制御指示である。図2の例では、「制御指示項目」“LED設定状態”に対応する「制御指示内容」は、“消灯”である。
「制御指示項目」“チャイルドロック設定状態”は、空気清浄機10のチャイルドロックの設定を制御する制御指示である。チャイルドロックは、小児が空気清浄機10を操作することを抑止する機能である。図2の例では、「制御指示項目」“チャイルドロック設定状態”に対応する「制御指示内容」は、“ロック解除”である。「制御指示項目」“お知らせアイコン表示”は、空気清浄機10の液晶パネル(不図示)に空気清浄機10の動作状態などの情報の表示あり/なしを制御する制御指示である。図2の例では、「制御指示項目」“お知らせアイコン表示”に対応する「制御指示内容」は、“なし”である。
図2に示す「制御指示」は、各項目について、空気清浄機10およびスマートフォン50のユーザが、空気清浄機10に対して制御指示を行うことにより、制御指示に基づいて空気清浄機10が至ると想定される空気清浄機10の動作状態である。
(実施形態1に係る空調機制御処理)
図3は、実施形態1に係る空調機制御処理の一例を示すシーケンス図である。先ず、ステップS11では、スマートフォン50の制御部51は、ユーザの起動指示に応じて、空気清浄機10の制御指示入力のためのGUIを提供するアプリケーションを起動し、入出力部58の表示画面にGUIを表示する。
次に、ステップS12では、制御指示部52は、入出力部58に表示されたGUIを介してユーザにより入力された制御指示を受け付ける。次に、ステップS13では、制御指示部52は、ステップS12で受け付けた制御指示をサーバ40へ送信する。
次に、ステップS14では、サーバ40の制御指示転送部42は、ネットワーク2および通信I/F49を介して、ステップS13でスマートフォン50が送信した制御指示を受信し、格納部48の制御指示格納テーブル48aに格納する。次に、ステップS15では、制御指示転送部42は、ステップS13でスマートフォン50から受信した制御指示を、通信I/F29およびネットワーク2を介して、空気清浄機アダプタ20へ転送する。
次に、ステップS16では、空気清浄機アダプタ20の制御指示反映部22は、ステップS15でサーバ40から受信した制御指示を空気清浄機10へ転送する。次に、ステップS17では、空気清浄機10の制御部11は、ステップS16で転送された制御指示を受信すると共に、受信した制御指示を空気清浄機10の制御に反映させて、その制御指示をもとに動作するよう空気清浄部12を制御する。
以上の実施形態1によれば、空気清浄機10およびスマートフォン50のユーザは、スマートフォン50が無線基地局およびネットワーク2を介してサーバ40に接続可能な任意の地点から空気清浄機10を遠隔操作できる。
[実施形態1の変形例]
(1)制御指示に対する応答について
実施形態1では、スマートフォン50から送信された空気清浄機10の制御指示が、サーバ40および空気清浄機アダプタ20を介して空気清浄機10へ転送され、空気清浄機10において制御指示が反映されるとした。しかし、これに加えて、空気清浄機10または空気清浄機アダプタ20は、空気清浄機10の制御指示に対する応答として、空気清浄機10における制御指示の反映の正常終了または異常終了を、サーバ40を介して、スマートフォン50へ送信するとしてもよい。これにより、スマートフォン50を操作して空気清浄機10に対して制御指示を行ったユーザは、制御指示の反映の正常終了または異常終了を認識することができる。
(2)制御指示の再送について
また、サーバ40は、空気清浄機10に対する制御指示の反映の正常終了または異常終了応答を制御指示に対応付けて記憶してもよい。さらに、サーバ40は、異常終了を対応付けて記憶する制御指示について、空気清浄機10に対して所定時間経過後に再送してもよい。制御指示の再送は、所定の回数行われてもよい。これにより、異常終了となった制御指示について、スマートフォン50を操作して空気清浄機10に対して制御指示を行ったユーザを煩わせることなく、制御指示を空気清浄機10に反映させることができる。
(3)空気清浄機アダプタの提供形態について
実施形態1では、空気清浄機アダプタ20は、1つのユニットとして空気清浄機10に接続されるものとした。しかし、これに限られず、空気清浄機アダプタ20は、空気清浄機10に内蔵されてもよい。もしくは、空気清浄機アダプタ20は、空気清浄機10とは別筐体で提供され、1つのユニットとして空気清浄機10に取り付けられるものであってもよい。
(4)制御指示項目について
「制御指示項目」は空調機器に応じて適切なものが選択される。例えば空調機器として冷房機や暖房機の場合であれば、「制御指示項目」として“室温”や“湿度”が追加されてもよい。
[実施形態2]
図4は、実施形態2に係る空調システムの構成の一例を示す図である。空調システム1Aは、空気清浄機10、空気清浄機アダプタ20A、ルータ30、サーバ40A、スマートフォン50Aを有する。ネットワーク2は、インターネットなどの公衆回線網である。
スマートフォン50Aは、実施形態1に係るスマートフォン50と同様に、通信機能を有する端末装置の一例であり、タブレット端末、可搬型パーソナルコンピュータなど、通信機能を有する端末であってもよい。
なお、図4では、空気清浄機10とスマートフォン50Aとは1対1の対応関係を例示するが、これに限られず、実施形態1と同様に、空気清浄機10とスマートフォン50Aとは、1対多、多対1、多対多のいずれの対応関係であってもよい。すなわち、1台のスマートフォン50Aから送信された制御指示をもとに1台の空気清浄機10が動作する場合、複数台のスマートフォン50Aそれぞれから送信された制御指示をもとに1台の空気清浄機10が動作する場合、複数台のスマートフォン50Aそれぞれから送信された制御指示をもとに複数台の空気清浄機10それぞれが動作する場合のいずれであってもよい。
(実施形態2に係る空気清浄機アダプタの構成)
実施形態2に係る空気清浄機アダプタ20Aは、1つのユニットとして空気清浄機10に接続され、空気清浄機10の制御部11と通信を行う。また、空気清浄機アダプタ20Aは、ルータ30とWi−Fi(登録商標)などの近距離無線通信を行い、ルータ30およびネットワーク2を介してサーバ40Aと通信を行う。
空気清浄機アダプタ20Aは、制御部21、制御指示反映部22、空気清浄機状態取得部23A、サーバ状態情報取得部24、ミスマッチ判定処理部25、格納部26、通信I/F29を有する。
制御部21は、空気清浄機アダプタ20A全体の制御を行うマイクロコンピュータなどの処理装置である。また、制御指示反映部22、空気清浄機状態取得部23A、サーバ状態情報取得部24、ミスマッチ判定処理部25は、マイクロコンピュータなどの処理装置である。なお、空気清浄機状態取得部23Aは、空調部の動作状態を取得する動作状態取得部の一例である。また、サーバ状態情報取得部24は、サーバから格納部に格納されている制御指示を取得する制御指示取得部の一例である。また、ミスマッチ判定処理部25は、動作状態取得部により取得された空調部の動作状態と、制御指示取得部により取得された制御指示とが整合しているか否かを判定し、動作状態と、制御指示とが整合しない場合に、動作状態と、格納部に格納されている制御指示とを整合させる整合判定処理部の一例である。
格納部26は、図5に示す状態情報格納テーブル26aおよび状態比較テーブル26bを保持する、不揮発性の外部記憶装置であり、例えばフラッシュメモリなどのSSDやHDDなどである。なお、格納部26は、揮発性の内部記憶装置、例えばRAMなどであってもよい。
通信I/F29は、空気清浄機アダプタ20Aがルータ30およびネットワーク2を介してサーバ40Aおよびスマートフォン50Aと通信を行うための通信インターフェースである。
空気清浄機状態取得部23Aは、例えば300msec毎の定期的に、空気清浄機10に対して空気清浄機10の状態に関する情報(以下、状態情報という)の取得要求を行い、空気清浄機10から、空気清浄機10の状態情報を取得する。空気清浄機状態取得部23Aは、空気清浄機10から取得した空気清浄機10の状態情報を、状態情報格納テーブル26aに格納する。
また、空気清浄機状態取得部23Aは、サーバ40Aを介してスマートフォン50Aから空気清浄機10の状態情報の取得要求を受信すると、格納部26の状態情報格納テーブル26aから空気清浄機10の状態情報を読み出して、サーバ40Aを介してスマートフォン50Aへ送信する。なお、空気清浄機状態取得部23Aは、スマートフォン50Aからサーバ40Aを介して空気清浄機10の状態情報の取得要求を受信すると、空気清浄機10に対して空気清浄機10の状態情報の取得要求を行い、空気清浄機10から取得した空気清浄機10の状態情報をサーバ40Aを介してスマートフォン50Aへ送信してもよい。
サーバ状態情報取得部24は、例えば1日あたり4回(例えば6時間おき)定期的に、サーバ40Aに対してサーバ40Aが格納している空気清浄機10の制御指示(図2参照)の取得要求を行い、サーバ40Aからサーバ40Aに格納されている空気清浄機10の制御指示を取得する。サーバ状態情報取得部24は、サーバ40Aから取得した制御指示格納テーブル48aに格納されている空気清浄機10の制御指示を状態比較テーブル26bに格納する。
ミスマッチ判定処理部25は、ミスマッチ判定処理を行う。具体的には、ミスマッチ判定処理部25は、サーバ状態情報取得部24がサーバ40Aからサーバ40Aが制御指示格納テーブル48aに格納している空気清浄機10の制御指示を取得する。そして、ミスマッチ判定処理部25は、サーバ状態情報取得部24によりサーバ40Aから制御指示を取得する都度、取得した空気清浄機10の制御指示と、空気清浄機状態取得部23Aにより取得され状態情報格納テーブル26aに格納されている空気清浄機10の状態情報とを比較する。
そして、ミスマッチ判定処理部25は、サーバ40Aから取得された空気清浄機10の制御指示と、空気清浄機状態取得部23Aにより取得された空気清浄機10の状態情報とに不整合がある場合、空気清浄機状態取得部23Aにより取得された空気清浄機10の状態情報のうち不整合となる状態情報を、サーバ40Aへ送信する。そして、サーバ40Aは、空気清浄機アダプタ20Aから受信した空気清浄機10の状態情報で、制御指示格納テーブル48aにおいて対応する制御指示項目の制御指示内容を更新する。
(実施形態2に係るサーバの構成)
サーバ40Aは、制御部41、制御指示転送部42、状態取得送受信部43、格納部48、通信I/F49を有する。制御部41は、サーバ40A全体の制御を行うマイクロコンピュータなどの処理装置である。また、制御指示転送部42および状態取得送受信部43は、マイクロコンピュータなどの処理装置である。
状態取得送受信部43は、スマートフォン50Aから受信した空気清浄機10の状態取得指示を空気清浄機アダプタ20Aへする。そして、状態取得送受信部43は、空気清浄機10の状態取得指示に応じて空気清浄機アダプタ20Aから受信した空気清浄機10の状態情報をスマートフォン50Aへ転送する。
(実施形態2に係るスマートフォンの構成)
スマートフォン50Aは、ネットワーク2を介して空気清浄機10を遠隔操作するためのユーザの端末装置である。スマートフォン50Aは、制御部51、制御指示部52、状態情報取得部53、格納部57、入出力部58、通信I/F59を有する。なお、制御指示部52は、空調機器に対する制御指示を送信するアプリケーション実行部の一例である。また、状態情報取得部53は、空調部の動作状態を取得して表示するアプリケーションを実行するアプリケーション実行部の一例である。
制御部51は、スマートフォン50A全体の制御を行うSoCなどの処理装置である。また、制御指示部52および状態情報取得部53は、SoCなどの処理装置である。なお、制御部51、制御指示部52および状態情報取得部53が一つのSoCとして構成されてもよい。状態情報取得部53は、スマートフォン50Aにおいて空気清浄機10の操作指示および状態情報を入出力するための所定のアプリケーション(以下、所定のアプリケーションという)が継続して起動中と判断される間にわたり、空気清浄機10の状態情報をサーバ40Aを介して空気清浄機アダプタ20Aに対し要求し、空気清浄機アダプタ20Aからサーバ40Aを介して受信する。
格納部57は、状態情報格納テーブル57aを保持する、不揮発性の外部記憶装置であり、例えばSSDやHDDなどである。なお、格納部57は、揮発性の内部記憶装置、例えばRAMなどであってもよい。
(実施形態2に係る状態情報格納テーブル)
図5は、実施形態2に係る状態情報格納テーブルの一例を示す図である。空気清浄機アダプタ20Aに保持される状態情報格納テーブル26aは、空気清浄機アダプタ20Aの空気清浄機状態取得部23Aが空気清浄機10から所定間隔毎に取得した最新の状態情報である。また、スマートフォン50に保持される状態情報格納テーブル57aは、スマートフォン50Aの状態情報取得部53Aが所定のアプリケーションが継続して動作中に限り、空気清浄機アダプタ20Aから取得した最新の状態情報を格納する。
状態情報格納テーブル26aおよび状態情報格納テーブル57aは、「状態項目」「状態内容」のカラムを有する。「状態項目」“運転ON/OFF状態”は、空気清浄機10の運転がON/OFFのいずれであるか示す情報である。図5の例では、「状態項目」“運転ON/OFF状態”に対応する「状態内容」は、“ON”である。
「状態項目」“室温”は、空気清浄機10の空調対象の屋内の室温を示す情報である。図5の例では、「状態項目」“室温”に対応する「状態内容」は、“25℃”である。「状態項目」“湿度”は、空気清浄機10の空調対象の屋内の湿度を示す情報である。図5の例では、「状態項目」“湿度”に対応する「状態内容」は、“70%”である。
「状態項目」“PM2.5”は、空気清浄機10の空調対象の屋内のPM2.5の濃度を示す情報である。図5の例では、「状態項目」“PM2.5”に対応する「状態内容」は、“12μg/m”である。「状態項目」“風量設定状態”は、空気清浄機10の風量を示す情報である。図5の例では、「状態項目」“風量設定状態”に対応する「状態内容」は、“低速”である。
「状態項目」“加湿モード”は、空気清浄機10の加湿モードがいずれであるかを示す情報である。図5の例では、「状態項目」“加湿モード”に対応する「状態内容」は、“中”である。「状態項目」“LED設定状態”は、空気清浄機10の動作状態などを示すLEDランプが点灯/消灯のいずれであるかを示す情報である。図5の例では、「状態項目」“LED設定状態”に対応する「状態内容」は、“点灯(L)”である。
「状態項目」“チャイルドロック設定”は、空気清浄機10のチャイルドロックの設定状態を示す情報である。図5の例では、「状態項目」“チャイルドロック設定”に対応する「状態内容」は、“ロック解除”である。「状態項目」“お知らせアイコン表示”は、空気清浄機10の液晶パネル(不図示)に空気清浄機10の動作状態などの情報のお知らせが表示あり/なしのいずれであるかを示す情報である。図5の例では、「状態項目」“お知らせアイコン表示”に対応する「状態内容」は、“なし”である。
なお、「状態項目」“運転ON/OFF状態”、“風量設定状態”、“加湿モード”、“LED設定状態”、“チャイルドロック設定状態”、“お知らせアイコン表示”は、空気清浄機10に対する制御指示に基づく状態情報である。また、「状態項目」“室温”、“湿度”、“PM2.5”の空気質情報は、空気清浄機10に対する制御指示が反映されるとともに、空調対象の屋内の実際の空気質の検知結果を示す項目である。よって、状態情報格納テーブル26aの「状態項目」“室温”、“湿度”、“PM2.5”は、空気清浄機状態取得部23Aにより空気清浄機10から所定タイミングで取得された空気質情報で更新される。
(実施形態2に係る状態比較テーブル)
図6は、実施形態2に係る状態比較テーブルの一例を示す図である。状態比較テーブル26bは、「比較項目」「制御指示内容(サーバ)」「状態内容(空気清浄機アダプタ)」「比較結果」のカラムを有する。実施形態2に係る状態比較テーブル26bは、サーバ40Aを介してスマートフォン50Aから空気清浄機アダプタ20Aへ送信された制御指示と、この制御指示に基づいた動作が想定される空気清浄機10の実際の状態情報とを比較するためのテーブルである。「比較項目」の項目名は、制御指示格納テーブル48aにおける同一名称の「制御指示項目」の項目名および状態情報格納テーブル26aにおける同一名称の「状態項目」の項目名に対応する。
「制御指示内容(サーバ)」は、状態比較テーブル26bの「比較項目」と同一名称である制御指示格納テーブル48aの「制御指示項目」に対応付けられている「制御指示内容」と同一内容である。また、「状態内容(空気清浄機アダプタ)」は、状態比較テーブル26bの「比較項目」と同一名称である状態情報格納テーブル26aの「状態項目」に対応付けられている「状態内容」と同一内容である。「比較結果」は、「制御指示内容(サーバ)」と「状態内容(空気清浄機アダプタ)」とを比較した結果である。「比較結果」が一致する場合には“整合”となり、一致しない場合には“不整合”となる。
このように、空気清浄機アダプタ20Aのミスマッチ判定処理部25は、状態情報格納テーブル26aを用いて、「制御指示内容(サーバ)」と、「状態内容(空気清浄機アダプタ)」とを比較し、両者が不整合となる「比較項目」に対応する「状態内容(空気清浄機アダプタ)」をサーバ40Aへ送信する。サーバ40Aは、空気清浄機アダプタ20Aから受信した「状態内容(空気清浄機アダプタ)」を、制御指示格納テーブル48aにおいて対応する「制御指示項目」の「制御指示内容」に反映させる。言い換えれば、サーバ40Aは、「状態内容(空気清浄機アダプタ)」によって「制御指示内容」を書き換える。「状態内容(空気清浄機アダプタ)」を、制御指示格納テーブル48aにおいて対応する「制御指示項目」の「制御指示内容」に反映させることで、制御指示格納テーブル48aから「制御指示項目」の「制御指示内容」を、空気清浄機10の正確な最新の状態情報として取得できる。
(実施形態2に係るミスマッチ判定処理)
図7は、実施形態2に係るミスマッチ判定処理の一例を示すシーケンス図である。実施形態2に係るミスマッチ判定処理は、空気清浄機アダプタ20Aが、サーバ40Aが制御指示格納テーブル48aに格納している空気清浄機10の最新の制御指示をサーバ40Aから取得する処理と、空気清浄機アダプタ20Aが、空気清浄機10の最新の制御指示と空気清浄機10の最新の状態情報とを比較する処理とを含む。
サーバ40Aが制御指示格納テーブル48aに格納している空気清浄機10の最新の制御指示は、ユーザが空気清浄機10の制御指示を行った結果、空気清浄機10の動作状態を示すと想定される。しかし、サーバ40Aが制御指示格納テーブル48aに格納されている空気清浄機10の最新の制御指示と、空気清浄機10の最新の状態情報とに不整合が生じている場合、サーバ40Aに格納されている空気清浄機10の最新の制御指示は、空気清浄機10の実際の状態情報を表すものではないことになる。このような状態により、例えばスマートフォン50Aが、サーバ40Aが制御指示格納テーブル48aに格納されている空気清浄機10の制御指示を参照したとしても、空気清浄機10の実際の動作状態を把握できないことになる。この不都合を解消するため、実施形態2では、ミスマッチ判定処理が行われる。
なお、図7に示す実施形態2に係るミスマッチ判定処理では、例えば300msec周期で、空気清浄機アダプタ20Aにより、空気清浄機10から空気清浄機10の最新の状態情報が取得されている。
図7に示すように、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aに対して空気清浄機10の制御指示を要求し、サーバ40Aから制御指示格納テーブル48aに格納されている制御指示を取得する(ステップS21)。次に、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aから取得した制御指示と、予め空気清浄機10から定期的に(例えば300msec周期で)取得した空気清浄機10の最新の状態情報とを比較するミスマッチ判定を実行する(ステップS22)。
次に、ステップS23では、空気清浄機アダプタ20Aは、ステップS22の比較の結果、サーバ40Aの制御指示格納テーブル48aに格納されている空気清浄機10の最新の制御指示と、空気清浄機10の最新の状態情報とで不整合が生じている場合、次の処理を行う。すなわち、空気清浄機アダプタ20Aは、空気清浄機10の最新の状態情報で、サーバ40Aの制御指示格納テーブル48aに格納されている空気清浄機10の最新の制御指示を更新するよう、サーバ40Aから制御情報へ空気清浄機10の最新の状態情報を送信する(以上、ステップS23)。
実施形態2に係るミスマッチ判定処理では、ステップS21〜ステップS23の処理が、例えば1日あたり4回(すなわち6時間毎に)、定期的に行われる。
図8は、実施形態2に係るミスマッチ判定処理の一例を示すフローチャートである。図8は、図7のシーケンス図で示したミスマッチ判定処理を、空気清浄機アダプタ20Aを実行主体とするフローチャートで表したものである。
図8に示すように、先ず、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aへ制御指示の取得要求を送信する(ステップS31)。次に、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aから制御指示を取得する(ステップS32)。次に、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aから取得した制御指示と、空気清浄機10から取得した状態情報とが全て一致するか否かを判定する(ステップS33)。空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aから取得した制御指示と、空気清浄機10から取得した状態情報とが全て一致する場合(ステップS33Yes)、ステップS35へ処理を移す。一方、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aから取得した制御指示と、空気清浄機10から取得した状態情報とが全てが一致しない場合(ステップS33No)、ステップS34へ処理を移す。
ステップS34では、空気清浄機アダプタ20Aは、ステップS33で不一致の制御指示および状態情報の項目について、空気清浄機アダプタ20Aが認識している状態情報をサーバ40Aへ反映する。空気清浄機アダプタ20Aは、ステップS34が終了すると、ステップS35へ処理を移す。ステップS35では、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aが格納している全ての制御指示について、ステップS32〜ステップS34の処理が終了したか否かを判定する。空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aが格納している全ての制御指示について、ステップS32〜ステップS34の処理が終了した場合(ステップS35Yes)、実施形態2に係るミスマッチ判定処理を終了する。一方、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aが格納している全ての制御指示について、ステップS32〜ステップS34の処理が終了していない場合(ステップS35No)、ステップS32へ処理を移す。
(実施形態2に係るミスマッチ判定処理によるミスマッチ解消の一例)
図9は、実施形態2に係るミスマッチ判定処理によるミスマッチ解消の一例を説明するためのシーケンス図である。図9に示すように、スマートフォン50Aにおいて、空気清浄機10の風速の制御指示は“M(Medium:中速)”であるとする。このとき、スマートフォン50Aにおいて、入出力部58に表示されるGUIを介して、“L(Low:低速)”の風速の制御指示が入力され、サーバ40Aへ送信されたとする(ステップS41)。ステップS41の“L”の風速の制御指示の送受信により、スマートフォン50Aおよびサーバ40Aでは、空気清浄機10の風速の制御指示は“M”から“L”へ更新される。
さらに、サーバ40Aは、スマートフォン50Aから受信した、空気清浄機10の“L”の風速の制御指示を空気清浄機アダプタ20Aへ転送する(ステップS42)。しかし、ステップS42では、ネットワーク2などのサーバ40Aから空気清浄機アダプタ20Aに至るまでの伝送路上で通信障害などが発生し、空気清浄機アダプタ20Aへ転送された空気清浄機10の“L”の風速の制御指示は空気清浄機アダプタ20Aおよび空気清浄機10へ到達しない。このため、空気清浄機10は、“M”の風速を維持する。
ここで、空気清浄機アダプタ20Aは、ミスマッチ判定処理の一処理として、空気清浄機10の風速の状態情報“M”を取得する(ステップS43)。また、空気清浄機アダプタ20Aは、ミスマッチ判定処理の一処理として、サーバ40Aが格納している風速の制御指示“L”を取得する(ステップS44)。
そして、空気清浄機アダプタ20Aは、ミスマッチ判定処理の一処理として、空気清浄機10の風速の状態情報“M”と、サーバ40Aが格納している風速の制御指示“L”とを取得して比較し、両者が不整合であることから、空気清浄機10の風速の状態情報“M”をサーバ40Aへ送信する(ステップS45)。そして、サーバ40Aは、格納している風速の制御指示“L”を、ステップS45で受信した空気清浄機10の風速の状態情報“M”で更新する。
以後、サーバ40Aが認識している空気清浄機10の風速の制御指示“M”と、空気清浄機10の実際の風速の状態情報“M”とが一致する。よって、スマートフォン50Aは、サーバ40Aからサーバ40Aが認識している空気清浄機10の風速の制御指示“M”を取得する(ステップS46)ことで、空気清浄機10の実際の風速の状態情報“M”を取得したこととなる。
(実施形態2に係る状態情報取得処理)
図10は、実施形態2に係る空調システムにおける状態情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。実施形態2に係る状態情報取得処理は、空気清浄機アダプタ20Aが例えば300msec周期で空気清浄機10から空気清浄機10の空気質情報(室温、湿度、PM2.5など)を含む状態情報(以下、単に状態情報という)を取得する処理と、スマートフォン50Aが例えば5msec周期で空気清浄機アダプタ20Aまたはサーバ40Aから空気清浄機10の状態情報を取得する処理とを含む。
図10に示すように、空気清浄機アダプタ20Aは、例えば300msec周期で、空気清浄機10に対して状態情報の取得要求を送信し(ステップS51)、取得要求に対して空気清浄機10から最新の状態情報を受信する(ステップS52)。ステップS52では、空気清浄機アダプタ20Aは、空気清浄機10から取得した状態情報を状態情報格納テーブル26aに格納する。以降、空気清浄機アダプタ20Aおよび空気清浄機10は、ステップS51〜ステップS52の処理を、例えば300msec毎に常時繰り返す。なお、ステップS51〜ステップS52の実行周期は、300msecに限られず、適宜変更可能である。
他方、ステップS61において、スマートフォン50Aを操作したユーザーにより所定のアプリケーションが起動される。次に、スマートフォン50Aは、入出力部58のGUIに表示するための空気清浄機10の最新の状態情報の取得指示をサーバ40Aへ送信する(ステップS62)。以下、「空気質情報を含む最新の状態情報の取得指示」を、単に「更新指示」という。次に、サーバ40Aは、ステップS62でスマートフォン50Aから受信した更新指示を空気清浄機アダプタ20Aへ転送する(ステップS63)。
次に、空気清浄機アダプタ20Aは、ステップS63の更新指示を受け、空気清浄機10の最新の状態情報をサーバ40Aへ送信する(ステップS64)。サーバ40Aは、ステップS64で、空気清浄機アダプタ20Aから受信した空気清浄機10の最新の状態情報を格納部48の制御指示格納テーブル48aに格納する。次に、サーバ40Aは、ステップS64で空気清浄機アダプタ20Aから受信した空気清浄機10の最新の状態情報をスマートフォン50Aへ転送する(ステップS65)。そして、スマートフォン50Aは、ステップ65で受信した空気清浄機10の空気質情報を含む最新の状態情報を所定のアプリケーションが提供するGUI上に更新して表示する。
スマートフォン50Aは、ステップS65に引き続き、ステップS68が実行されるまでの所定時間(例えば30sec)にわたって、所定間隔(例えば5sec)毎に、サーバ40Aの格納部48の制御指示格納テーブル48aに格納されている空気清浄機10の状態情報(制御指示)を取得する(ステップS66およびステップS67)。そして、スマートフォン50Aは、ステップS66およびステップS67で取得した空気清浄機10の状態情報(制御指示)を、所定のアプリケーションが提供するGUI上に更新して表示する処理を繰り返す。他方で、空気清浄機アダプタ20Aは、前述の所定時間にわたって、空気清浄機10の空気質情報に変化があるか否かを常時監視し、変化があった場合には、サーバ40Aに格納されている空気清浄機10の空気質情報を更新する。
なお、スマートフォン50Aの入出力部58のGUIに表示される空気清浄機10の状態情報は、空気清浄機10の空調対象の屋内の空気質情報、ならびに、空気清浄機10の制御指示または制御指示に基づく空気清浄機10の動作状態を含む。
そして、空気清浄機アダプタ20Aは、前述の所定時間が経過すると、更新終了通知を、サーバ40Aへ送信する(ステップS68)。そして、サーバ40Aは、空気清浄機アダプタ20Aから受信した更新終了通知を、スマートフォン50Aへ送信する(ステップS69)。
最初のステップS69の実行以後、スマートフォン50A、サーバ40A、および空気清浄機アダプタ20Aは、スマートフォン50Aにおいて所定のアプリケーションが動作を継続している限り、ステップS62〜ステップS69の処理を定期的に繰り返す。なお、空気清浄機アダプタ20Aは、空気清浄機アダプタ20Aが前回の更新終了通知を送信した後に、所定時間以内(例えば10sec以内)にスマートフォン50Aから次回の更新指示が送信されてきた場合に、「スマートフォン50Aにおいて所定のアプリケーションが動作を継続している(所定のアプリケーションの動作が継続)」と判断する。
このように、サーバ40Aが格納する空気清浄機10の空気質情報(室温、湿度、PM2.5など)は、空気清浄機10から取得された空気質情報に変化があった場合には、常に最新の情報に更新される。そして、スマートフォン50Aの入出力部58のGUIに表示される空気清浄機10の空気質情報を含む状態情報は、所定のアプリケーションの動作が継続する限り、スマートフォン50Aによりサーバ40Aから取得される。よって、スマートフォン50Aは、スマートフォン50Aの入出力部58のGUIに表示される空気清浄機10の状態情報を、都度、空気清浄機アダプタ20Aから取得せずとも、サーバ40Aから取得することで、空気清浄機アダプタ20Aおよびサーバ40A間の通信トラヒックを削減しつつ、最新の状態情報を定期的に取得できる。
(実施形態2に係るGUI)
図11は、実施形態2に係る第1のGUIの一例を示す図である。図12は、実施形態2に係る第2のGUIの一例を示す図である。図11に示すように、実施形態2に係る第1のGUI58a1は、上述の所定のアプリケーションの動作により入出力部58に表示される。
第1のGUI58a1は、空気清浄機10の「運転ON/OFF状態」(図2および図5参照)を示すとともに、空気清浄機10の「運転ON/OFF状態」を切り替えるための操作表示部58a1−1を有する。操作表示部58a1−1は、例えばタップすることで「運転ON/OFF状態」を切り替えられるトグルボタンである。操作表示部58a1−1は、“ON”表示であるとき空気清浄機10がオンであり、この際に押下されると“OFF”表示に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へ“運転OFF”の制御指示が送信される。また、操作表示部58a1−1は、“OFF”表示であるとき空気清浄機10がオフであり、この際に押下されると“ON”表示に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へ“運転ON”の制御指示が送信される。
また、第1のGUI58a1は、空気清浄機10の空調対象の屋内の「室温」(図2および図5参照)を示すための表示部58a1−2を有する。表示部58a1−2は、「室温」を表示する。
また、第1のGUI58a1は、空気清浄機10の空調対象の屋内の「湿度」(図2および図5参照)を示すための表示部58a1−3を有する。表示部58a1−3は、「湿度」を表示する。
また、第1のGUI58a1は、空気清浄機10の空調対象の屋内の「PM2.5」(図2および図5参照)の濃度を示すための表示部58a1−4を有する。表示部58a1−4は、「PM2.5」の濃度および清浄度合い(例えば図11に示す“GOOD”の表示など)を表示する。
また、第1のGUI58a1は、空気清浄機10の「風力設定状態」(図2および図5参照)を示すとともに、空気清浄機10の「風力設定状態」を切り替えるための操作表示部58a1−5を有する。操作表示部58a1−5は、「風力設定状態」を表示するとともに、この際に押下されるかテンキー入力されることにより具体的な「風力設定状態」が設定されると、設定された「風力設定状態」の表示に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へ設定された「風力設定状態」の制御指示が送信される。「風力設定状態」には、例えば“L(Low:低速)”、“M(Medium:中速)”、“H(High:高速)”の三段階がある。
また、第1のGUI58a1は、第1のGUI58a1から第2のGUI58a2へ画面遷移の指示を入力させるための操作部58a1−6を有する。
第2のGUI58a2は、空気清浄機10の「加湿モード」(図2および図5参照)を示すとともに、空気清浄機10の「加湿モード」を切り替えるための操作表示部58a2−1を有する。操作表示部58a2−1は、例えば棒状の領域の上に現在位置を指し示す円形状の印を表示したスライダーである。操作表示部58a2−1は、「加湿モード」を表示する。このスライダー上の円形状の印をユーザーが移動させることにより具体的な「加湿モード」が設定されると、設定された「加湿モード」がサーバ40Aを介して空気清浄機10へ送信される。「加湿モード」には、例えば“OFF”、“A(Auto:湿度自動設定)”、“L(Low:低湿)”、“M(Medium:中程度の湿度)”、“H(High:高湿)”の四段階がある。
また、第2のGUI58a2は、空気清浄機10の「オフタイマーの設定状態」を示すとともに、空気清浄機10の「オフタイマーの設定状態」を切り替えるための操作表示部58a2−2を有する。操作表示部58a2−2は、「加湿モード」を切り替えるための操作表示部と同様に、例えばスライダーである。操作表示部58a2−2は、「オフタイマーの設定状態」を表示するとともに、この際にスライダーにより選択入力されることにより具体的な「オフタイマーの設定状態」が設定されると、設定された「オフタイマーの設定状態」のスライダー位置に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へ設定された「オフタイマーの設定状態」の制御指示が送信される。「オフタイマーの設定状態」には、例えば“OFF”、“2H(2hour:2時間運転後電源オフ)”、“4H(4hour:4時間運転後電源オフ)”の三段階がある。
また、第2のGUI58a2は、空気清浄機10の「LED設定状態」(図2および図5参照)を示すとともに、空気清浄機10の「LED設定状態」を切り替えるための操作表示部58a2−3を有する。操作表示部58a2−3は、上述した操作表示部と同様に、例えばスライダーである。操作表示部58a2−3は、「LED設定状態」を表示するとともに、この際にスライダーにより選択入力されることにより具体的な「LED設定状態」が設定されると、設定された「LED設定状態」のスライダー位置に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へ設定された「LED設定状態」の制御指示が送信される。「LED設定状態」には、例えば“OFF”、“L(Low:低輝度)”、“H(High:高輝度)”の三段階がある。
また、第2のGUI58a2は、空気清浄機10の「チャイルドロック設定状態」(図2および図5参照)を示すとともに、空気清浄機10の「チャイルドロック設定状態」を切り替えるための操作表示部58a2−4を有する。操作表示部58a2−4は、例えばトグルボタンである。操作表示部58a2−4は、“ON”側表示であるとき空気清浄機10のチャイルドロックが“ロック状態”であり、この際に押下されると“OFF”側表示に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へ“ロック解除”の制御指示が送信される。また、操作表示部58a2−4は、“OFF”側表示であるとき空気清浄機10のチャイルドロックが“ロック解除”であり、この際に押下されると“ON”側表示に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へ“ロック状態”の制御指示が送信される。
また、第2のGUI58a2は、空気清浄機10の「お知らせアイコン表示」(図2および図5参照)の設定状態を示すとともに、空気清浄機10の「お知らせアイコン表示」の設定状態を切り替えるための操作表示部58a2−5を有する。操作表示部58a2−5は、上述した操作表示部と同様に、例えばトグルボタンである。操作表示部58a2−5は、“ON”側表示であるとき空気清浄機10のお知らせアイコン表示が“あり”であり、この際に押下されると“OFF”側表示に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へアイコン表示“なし”の制御指示が送信される。また、操作表示部58a2−5は、“OFF”側表示であるとき空気清浄機10のお知らせアイコン表示が“なし”であり、この際に押下されると“ON”側表示に切り替わるとともに、サーバ40Aを介して空気清浄機10へお知らせアイコン表示“あり”の制御指示が送信される。
また、第2のGUI58a2は、第2のGUI58a2から第1のGUI58a1へ画面遷移の指示を入力させるための操作部58a2−6を有する。
以上の実施形態2では、ネットワーク2およびサーバ40Aを介して、スマートフォン50Aから空気清浄機10に対して制御指示し、サーバ40Aに格納される制御指示を空気清浄機10の状態情報として取得し、スマートフォン50A上で動作する所定のアプリケーションのGUIに表示する。この場合に、ネットワーク2などの伝送路または伝送路上のネットワーク要素の障害などにより、制御指示が空気清浄機10へ到達せず、空気清浄機10に対する制御指示と、空気清浄機10の状態情報とにミスマッチが生じる場合がある。
しかし、実施形態2によれば、空気清浄機10の実際の状態情報をサーバ40Aに格納される制御指示へ反映させて両者のミスマッチを解消する。よって、サーバ40Aのスマートフォン50A上で動作する所定のアプリケーションのGUIに表示するための状態情報として、空気清浄機10から実際の状態情報を取得せず、サーバ40Aから制御指示を取得して用いても、空気清浄機10の実際の状態情報を反映した情報をスマートフォン50A上の所定のアプリケーションのGUIに表示できる。よって、ユーザが空気清浄機10から最新の状態情報を取得するための操作が必要がなくなり、ユーザを煩わせることなく、所定のアプリケーションのGUIに表示する状態情報と、空気清浄機10の実際の状態情報とのミスマッチの発生を解消できる。
また、スマートフォン50A上の所定のアプリケーションのGUIに表示するための状態情報として、サーバ40Aから取得した制御指示を用いる。これにより、スマートフォン50A上に表示する状態情報を、サーバ40Aを介して空気清浄機10から取得する場合に比べて、ネットワーク2上のトラヒックを削減したり、サーバ40Aの使用頻度を抑制してサーバ課金を抑制したりできる。
また、実施形態2では、スマートフォン50A上で所定のアプリケーションが動作している(所定のアプリケーションが起動している)場合は、スマートフォン50Aは自律的かつ定期的にサーバ40Aが保持している状態情報を取得するので、ユーザを煩わせることなく、ユーザに空気清浄機10の実際の状態情報を確認させることができる。
[実施形態2の変形例]
実施形態2では、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aが格納している制御指示と、空気清浄機10から取得して認識している状態情報とに不整合が生じている場合、空気清浄機10から取得して認識している状態情報でサーバ40Aが格納している制御指示を更新することで、両者を一致させるとした。しかし、これに限られず、空気清浄機アダプタ20Aは、サーバ40Aが格納している制御指示と、空気清浄機10から取得して認識している状態情報とに不整合が生じている場合、サーバ40Aが格納している制御指示を、空気清浄機10の動作制御に反映させることで、両者が一致するようにしてもよい。これにより、ネットワーク2の通信障害などで、スマートフォン50Aから送信されたが、空気清浄機10に到達しなかった制御指示を、空気清浄機10の動作制御に反映させることができる。
[実施形態3]
(実施形態3に係る状態情報取得処理)
図13は、実施形態3に係る空調システムにおける状態情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。実施形態3に係る空調システム1Bは、実施形態2に係る空調システム1Aと比較して、空気清浄機アダプタ20Aに代えて空気清浄機アダプタ20Bを有する。また、実施形態3に係る空気清浄機アダプタ20Bは、実施形態2に係る空気清浄機アダプタ20Aと比較して、空気清浄機状態取得部23Aに代えて空気清浄機状態取得部23Bを有する。なお、空気清浄機状態取得部23Bは、空調部の動作状態を取得する動作状態取得部の一例である。
空気清浄機状態取得部23Bが行う実施形態3に係る状態情報取得処理は、実施形態2に係る状態情報取得処理と比較して、実施形態3の1回目のステップS64〜ステップS69間の実行間隔が30secで、実施形態2と同一である。また、空気清浄機状態取得部23Bが行う実施形態3に係る状態情報取得処理は、実施形態3の1回目のステップS64〜ステップS69間の実行間隔において、ステップS51およびステップS52の実行は常時繰り返しで、実施形態2と同一である。
しかし、実施形態3の2回目のステップS64〜ステップS69間の実行間隔が60secと、実施形態2と比較して2倍となっている。また、実施形態3の2回目のステップS64〜ステップS69間の実行間隔において、ステップS51およびステップS52の実行間隔が10sec間隔の繰り返しで、実施形態2の300msec毎の常時繰り返しと比較して長くなっている。
また、実施形態3の3回目のステップS64〜ステップS69間の実行間隔が120secと、実施形態2と比較して4倍となっている。また、実施形態3の3回目のステップS64〜ステップS69間の実行間隔において、ステップS51およびステップS52の実行間隔が30sec間隔の繰り返しで、実施形態2の300msec毎の常時繰り返しと比較して長くなっている。
また、実施形態3の4回目のステップS64〜ステップS69間の実行間隔が180secと、実施形態2と比較して6倍となっている。また、実施形態3の4回目のステップS64〜ステップS69間の実行間隔において、ステップS51およびステップS52の実行間隔が60sec間隔の繰り返しで、実施形態2の300msec毎の常時繰り返しと比較して長くなっている。
つまり、実施形態3では、回数を経る程、すなわち所定のアプリケーションが起動している時間が長くなればなる程、ステップS64〜ステップS69間の実行間隔が実施形態2と比較して長くなり、ステップS51およびステップS52の実行間隔が実施形態2の300msec毎の常時繰り返しと比較して長くなっている。すなわち、空気清浄機アダプタ20Bは、空気清浄機10の状態情報に変化があるか否かを、所定のアプリケーションが起動している時間が長くなればなる程長くなる実行間隔で監視し、変化があった場合には、サーバ40Aに格納されている空気清浄機10の状態情報(制御指示)を更新する。
その他の点は、実施形態3に係る状態情報取得処理は、実施形態2に係る状態情報取得処理と同様である。なお、上述のステップS64〜ステップS69間の実行間隔およびステップS51およびステップS52の実行間隔は、一例を示すに過ぎず、適宜設計変更可能である。
以上の実施形態3では、スマートフォン50A上で所定のアプリケーションが動作している(アプリケーションが起動している)時間が長ければ長いほど、空気清浄機アダプタ20Bは、空気清浄機10の動作情報の取得間隔を長くして取得回数を少なくし、サーバ40Aへ空気清浄機10の動作情報の送信回数を抑制する。よって、サーバ40Bおよび空気清浄機アダプタ20Bとの通信回数を抑制し、サーバ40Bでの課金を抑制することができる。
(空気質情報群データ取得表示プログラム)
図14は、実施形態1〜実施形態3に係るプログラムが実行される端末装置を示す図である。実施形態1〜実施形態3に係るプログラムが実行される端末装置100は、例えばスマートフォン50,50Aを一例とするコンピュータである。端末装置100は、SoC101、ストレージ102、ディスプレイ103、SoC101に接続されたアンテナ104を有する。
SoC101は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM、通信モジュール、DSP(Digital Signal Processor)等を統合した統合モジュールである。ストレージ102は、eMMC(embedded Multi Media Card)を一例とする記憶装置である。ディスプレイ103は、一例として、LEDやOLED(Organic light Emitting diode)を光源とする液晶表示装置である。
端末装置100を、制御部51、制御指示部52、入出力部58、通信I/F59を有するスマートフォン50、もしくは、制御部51、制御指示部52、状態情報取得部53、格納部57、入出力部58、通信I/F59を有するスマートフォン50Aとして機能させるプログラムは、例えばストレージ102に格納されている。そして、SoC101のCPUは、ストレージ102に格納されているプログラムをSoC101のRAMに読み出して実行する。
なお、端末装置100に限らず、CPU、GPU、RAM、外部記憶装置等のハードウェアを有する一般的なコンピュータであっても、端末装置100と同様に、外部記憶装置に格納されているプログラムをRAMに読み出して実行することで、スマートフォン50,50Aと同様の機能を実現することができる。
上述の実施形態および図示の具体的名称、処理、制御、各種のデータやパラメータを含む情報については、一例を示すに過ぎず、特記する場合を除いて適宜変更することができる。また、上述の実施形態における各部もしくは各装置の構成は、処理負荷や実装効率などから適宜分散または統合されてもよい。また、上述の実施形態における各処理は、処理負荷や実装効率などから、処理順序を適宜入れ替えて実行されてもよい。
上述の実施形態のより広範な態様は、上述のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物などによって定義される総括的な発明の概念または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1,1A,1B 空調システム
2 ネットワーク
10 空気清浄機
11 制御部
12 空気清浄部
13 室温検知部
14 湿度検知部
15 塵埃検知部
20,20A,20B 空気清浄機アダプタ
21 制御部
22 制御指示反映部
23A,23B 空気清浄機状態取得部
24 サーバ状態情報取得部
25 ミスマッチ判定処理部
26 格納部
26a 状態情報格納テーブル
26b 状態比較テーブル
29 通信I/F
30 ルータ
40,40A サーバ
41 制御部
42 制御指示転送部
43 状態取得送受信部
48 格納部
48a 制御指示格納テーブル
49 通信I/F
50,50A スマートフォン
51 制御部
52 制御指示部
53 状態情報取得部
57 格納部
57a 状態情報格納テーブル
58 入出力部
59 通信I/F
100 端末装置
101 SoC
102 ストレージ
103 ディスプレイ
104 アンテナ

Claims (8)

  1. ネットワークを介して接続される空調機器、サーバおよび端末装置を有する空調システムであって、
    前記サーバは、
    前記端末装置から送信された前記空調機器に対する制御指示を前記空調機器へ転送する転送部と、
    前記端末装置から送信された前記空調機器に対する制御指示を格納する格納部と、
    を備え、
    前記空調機器は、
    制御指示に基づいて動作する空調部と、
    前記空調部の動作状態を取得する動作状態取得部と、
    前記サーバから前記格納部に格納されている制御指示を取得する制御指示取得部と、
    前記動作状態取得部により取得された前記空調部の動作状態と、前記制御指示取得部により取得された制御指示とが整合しているか否かを判定し、該動作状態と、該制御指示とが整合しない場合に、該動作状態と、前記格納部に格納されている制御指示とを整合させる整合判定処理部と、
    を備えたことを特徴とする空調システム。
  2. 前記整合判定処理部は、
    前記動作状態取得部により取得された前記空調部の動作状態で、前記制御指示取得部により取得された制御指示を更新することで、該動作状態と、該制御指示とを整合させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記整合判定処理部は、
    前記制御指示取得部により取得された制御指示に基づいて前記空調部を動作させることで、前記動作状態取得部により取得された前記空調部の動作状態と、該制御指示とを整合させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  4. 前記端末装置は、
    前記空調機器に対する制御指示を送信するとともに、前記空調部の動作状態を取得して表示するアプリケーションを実行するアプリケーション実行部
    を備え、
    前記アプリケーション実行部は、
    前記格納部に格納されている前記空調機器に対する制御指示を、前記空調部の動作状態として取得する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調システム。
  5. 前記アプリケーション実行部は、
    前記アプリケーションを実行中の間、前記格納部に格納されている前記空調機器に対する制御指示を定期的に取得する
    ことを特徴とする請求項4に記載の空調システム。
  6. 前記整合判定処理部は、
    前記アプリケーション実行部が前記アプリケーションを実行中の経過時間が長いほど、前記動作状態取得部が前記空調部の動作状態を取得し、前記動作状態取得部により取得された前記空調部の動作状態と、前記制御指示取得部により取得された制御指示とを整合させるための前記整合判定処理部と、前記サーバとの通信の実行間隔を長くする
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の空調システム。
  7. ネットワークを介してサーバおよび端末装置と接続される空調機器であって、
    制御指示に基づいて動作する空調部と、
    前記空調部の動作状態を取得する動作状態取得部と、
    前記端末装置から送信された前記空調機器に対する制御指示を前記空調機器へ転送するとともに、前記端末装置から送信された前記空調機器に対する制御指示を格納するサーバに格納されている制御指示を取得する制御指示取得部と、
    前記動作状態取得部により取得された前記空調部の動作状態と、前記制御指示取得部により取得された制御指示とが整合しているか否かを判定し、該動作状態と、該制御指示とが整合しない場合に、該動作状態と、前記サーバに格納されている制御指示とを整合させる整合判定処理部と、
    を備えたことを特徴とする空調機器。
  8. ネットワークを介して接続される空調機器、サーバおよび端末装置を有する空調システムにおいて実行される空調システムの制御方法であって、
    前記サーバが、
    前記端末装置から送信された前記空調機器に対する制御指示を前記空調機器へ転送する転送ステップと、
    前記端末装置から送信された前記空調機器に対する制御指示を格納部に格納する格納ステップと、
    を含み、
    前記空調機器が、
    制御指示に基づいて動作する空調部の動作状態を取得する動作状態取得ステップと、
    前記サーバから前記格納部に格納されている制御指示を取得する制御指示取得ステップと、
    前記動作状態取得ステップにより取得された前記空調部の動作状態と、前記制御指示取得ステップにより取得された制御指示とが整合しているか否かを判定し、該動作状態と、該制御指示とが整合しない場合に、該動作状態と、前記格納部に格納されている制御指示とを整合させる整合判定処理ステップと、
    を備えたことを特徴とする空調システムの制御方法。
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