JP2019115978A - ヒートシールシートおよびその製造方法 - Google Patents
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[1]紙基材と、前記紙基材の厚さ方向の少なくとも一方の側に積層されたヒートシール層とを備えるヒートシールシートであって、前記紙基材の密度が0.70〜1.20g/cm3であり、
欧州規格EN−868−5に準拠して、下記積層体Aおよび下記積層体Bの前記ヒートシールシートと被着シートとの界面の剥離強度を測定したとき、積層体Aの剥離強度が積層体Bの剥離強度の50%以上であるヒートシールシート。
積層体A:前記ヒートシールシートと、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート基材の片面に厚さ50μmのポリエチレン層が積層された被着シートとを、前記ヒートシール層と前記ポリエチレン層とが接するように重ね、140℃、0.33kgf/cm2、1秒間の条件でヒートシールした積層体。
積層体B:前記ヒートシールシートと、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート基材の片面に厚さ50μmのポリエチレン層が積層された被着シートとを、前記ヒートシール層と前記ポリエチレン層とが接するように重ね、160℃、0.33kgf/cm2、1秒間の条件でヒートシールした積層体。
[2]前記ヒートシール層の坪量が0.5〜15.0g/m2である[1]に記載のヒートシールシート。
[3]JIS P 8121−2:2012に準拠して測定される王研式透気度が700秒以下である[1]または[2]に記載のヒートシールシート。
[4]前記紙基材の前記ヒートシール層側の表面のJIS P 8155:2010に準拠して測定される王研式平滑度が50秒以上である[1]〜[3]のいずれかに記載のヒートシールシート。
[5]前記紙基材が、原紙と、前記原紙の前記ヒートシール層側に形成された、ポリアクリルアミド樹脂を含有する下塗り層とを備える[1]〜[4]のいずれかに記載のヒートシールシート。
[6]前記ヒートシール層の表面のTAPPI No.1:2000に準拠して測定されるワックスピックが20以上である[1]〜[5]のいずれかに記載のヒートシールシート。
[7]JIS P 8121−2:2012に準拠して測定される王研式透気度が700秒以下である紙基材をカレンダー処理し、前記紙基材の厚さ方向の少なくとも一方の表面のJIS P 8155:2010に準拠して測定される王研式平滑度を50秒以上とした後、前記王研式平滑度が50秒以上の表面上にヒートシール剤を塗布してヒートシール層を形成するヒートシールシートの製造方法。
以下、本発明のヒートシールシートについて、図1に例示したヒートシールシート1を例に説明する。図1は、本発明のヒートシールシートの一実施形態を模式的に示す断面図である。なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
紙基材2としては、原紙と、原紙のヒートシール層3側に形成された、ポリアクリルアミド樹脂を含有する下塗り層とを備える紙基材を例示できる。
パルプスラリーに用いられるパルプとしては、木材パルプ、非木材パルプ等が挙げられる。木材パルプとしては、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ等が挙げられる。非木材パルプとしては、麻パルプ、ケナフパルプ、竹パルプ等が挙げられる。パルプは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。パルプ製造における蒸解方法や漂白方法には特に限定されない。パルプスラリーには、パルプ繊維以外の材料を副資材として配合してもよい。パルプ繊維以外の材料としては、レーヨン繊維やナイロン繊維、その他熱融着繊維等が挙げられる。
パルプの叩解方法、叩解装置は特に限定されず、叩解効率が高いダブルディスクリファイナー(DDR)が好適に使用される。
一般に、叩解をあまり進めない状態では紙力は得られにくい。これは、パルプ繊維同士のからみが弱く、繊維間結合(水素結合)のポイントも少ないためと考えられる。ある程度叩解を進めることで紙力は向上する。一方、叩解を進めると、パルプ繊維同士のからみが増え、繊維間結合のポイントが増えるため、繊維間の空隙が減少して透気性が低下する。パルプの標準フリーネスが前記範囲内であれば、原紙、ひいては紙基材2の透気性を保ったまま紙力を充分に高くして優れたイージーピール性を得ることが容易になる。
ポリアクリルアミド樹脂は、(メタ)アクリルアミド単位を有する重合体である。「(メタ)アクリルアミド」は、アクリルアミドおよびメタクリルアミドの総称である。ポリアクリルアミド樹脂は、アクリルアミド単位およびメタクリルアミド単位のいずれか一方のみを有してもよく、両方を有してもよい。ポリアクリルアミド樹脂は、(メタ)アクリルアミド単位以外の他の単位を有していてもよい。
ポリアクリルアミド樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
アニオン性ポリアクリルアミド樹脂は、カルボキシ基、スルホン酸基、リン酸基、それらの塩等のアニオン性官能基を有するポリアクリルアミド樹脂である。アニオン性ポリアクリルアミド樹脂として、(メタ)アクリルアミドとアニオン性官能基を有する単量体(アクリル酸等)との共重合体、ポリ(メタ)アクリルアミドの部分加水分解物等が挙げられる。
なお、ポリアクリルアミド樹脂のMwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定されるポリエチレンオキシド換算値である。
他の成分としては、デンプン、変性デンプン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ジイソブチレン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩等の水溶性高分子化合物、スチレン−ブタジエン共重合体エマルション、アクリル酸エステル共重合体エマルション、ウレタン樹脂、尿素樹脂、スチレン−アクリル樹脂エマルション、エチレン−アクリル樹脂エマルション等の水性高分子化合物、表面サイズ剤、離型剤、消泡剤、分散剤、濡れ剤、有色染料、有色顔料、白色顔料等が挙げられる。これらはいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
優れたイージーピール性が得られる点では、紙基材が下塗り層を備えない場合でも、原紙にポリアクリルアミド樹脂が含浸されていることが好ましい。原紙中のポリアクリルアミド樹脂の濃度(原紙の厚さ方向における濃度)は、均一でもよく、原紙の表面から内側に向かって濃度が低下していくような濃度勾配を有していてもよい。
下塗り層の有無は、表面と中層部分をかみそり等で削いで熱分解GCMS(ガスクロマトグラフ質量分析)等で分析することで確認できる。
前記塗膜の成分は、特に限定されず、デンプン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド樹脂、スチレンーブタジエン樹脂等の樹脂や、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、ホワイトカーボン等の顔料が挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
紙基材2の坪量は、JIS P 8124:2011に準拠して測定される。
紙基材2の密度は、JIS P 8118:1998に準拠して厚さを測定し、厚さと坪量の測定値から計算で求められる。
紙基材2の平滑度は、ヒートシール層を形成する前にカレンダー処理をすることによって高くすることができる。
パルプスラリーに内添薬品を添加して調製した抄紙原料を抄紙して原紙を得る。ポリアクリルアミド樹脂、および必要に応じて用いる他の成分を含む下塗り剤を原紙表面に塗布し、乾燥して下塗り層を形成する。通常、塗布された下塗り剤の少なくとも一部は原紙に浸み込むため、原紙にはポリアクリルアミド樹脂の一部が含まれる。原紙に浸み込まなかった下塗り剤が乾燥され、ポリアクリルアミド樹脂を含有する下塗り層が形成される。
下塗り剤中のポリアクリルアミド樹脂の濃度は、下塗り剤中の総固形分(100質量%)に対し、50〜100質量%が好ましく、80〜100質量%がより好ましい。ポリアクリルアミド樹脂の濃度が前記範囲の下限値以上であれば、優れたイージーピール性が得られやすい。なお、総固形分は、下塗り剤の全量から液体媒体を除いた量であり、ポリアクリルアミド樹脂と他の成分との合計である。
操業性、生産性を考慮すれば、下塗り剤の塗布および乾燥はオンマシン式で行うことが好ましい。したがって、原紙を抄紙する抄紙機は、オンマシンで塗工機が装備されているものが好ましい。塗工機が装備されている抄紙機の形式は、特に限定されない。
原紙のヒートシール層側とは反対側への塗布液の塗布量は、固形分量に換算して、5g/m2以下が好ましく、0.01〜3g/m2がより好ましく、0.1〜2g/m2がさらに好ましい。前記塗布量が前記範囲の上限値以下であれば、透気性を保ちやすい。
この例では、紙基材2の一方の表面に一様にヒートシール層3が設けられている。なお、本発明のヒートシールシートでは、紙基材の表面に部分的にヒートシール層が設けられていてもよい。紙基材の表面においてヒートシール層が占める割合は適宜設定できる。
ヒートシール剤は、上記の材料が水に溶解または分散した水系ヒートシール剤でもよく、上記の材料が溶剤に溶解した溶剤系ヒートシール剤でもよい。
水系ヒートシール剤としては、たとえば、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルション、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体エマルション、アクリル酸エステル重合体エマルション、ポリエチレンエマルション、ポリエチレン−ポリブテン混合体エマルション等が挙げられる。これらのなかでも、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルション、アクリル酸エステルエマルション、ポリエチレンエマルションが、安定した剥離力を発現し、かつISO2758に準拠して測定した破裂強度を上昇させることなく紙基材表面の毛羽立ちを抑える効果が高いため、好ましい。
ヒートシール層3の坪量は、0.5〜15.0g/m2が好ましく、1.0〜8.0g/m2がより好ましい。ヒートシール層3の坪量が前記範囲の下限値以上であれば、充分な熱接着力が得られやすい。ヒートシール層3の坪量が前記範囲の上限値以下であれば、剥離時に紙基材2の破壊が発生しにくい。また、ヒートシール層3が曳糸性を発現しにくく、被収容物の汚染が生じにくい。
積層体Aは、ヒートシールシート1と被着シートとを、ヒートシール層3と被着シートのポリエチレン層とが接するように重ね、140℃、0.33kgf/cm2、1秒間の条件でヒートシールした積層体である。
積層体Bは、ヒートシールシート1と被着シートとを、ヒートシール層3と被着シートのポリエチレン層とが接するように重ね、160℃、0.33kgf/cm2、1秒間の条件でヒートシールした積層体である。
ヒートシールシート1のN140は、N160に対して、50%以上であり、55%以上が好ましく、65%以上がより好ましく、70%以上がさらに好ましい。N160に対するN140の比率が下限値以上であるヒートシールシート1は、ヒートシールした際の剥離強度の温度依存性が小さく、かつイージーピール性に優れる。
ヒートシールシート1の透気度は、パルプの標準フリーネス、紙基材2の坪量、下塗り剤の塗布量等により調節できる。
ヒートシールシート1を被着体から剥離する際は、紙基材2とヒートシール層3の間で容易に剥離が生じ、ヒートシール層3が被着体側に残存する。
また、本発明のヒートシールシートでは、充分な透気性を維持することにより、エチレンオキサイドガス(EOG)滅菌後のガス置換を実施する際もガス置換を効率良く行える。
たとえば、本発明のヒートシールシートは、紙基材の厚さ方向の両側にヒートシール層が積層されていてもよい。
また、本発明の効果を損なわない範囲で紙基材の両面に印刷層を備えてもよく、また印刷層上にさらにオーバープリント層を備えてもよい。
本発明のヒートシールシートの製造方法の一例として、ヒートシールシート1の製造方法について説明する。ヒートシールシート1は、以下の製造方法で製造できる。
透気度が700秒以下である紙基材2をカレンダー処理し、紙基材2の厚さ方向の少なくとも一方の表面の平滑度を50秒以上とする。次いで、紙基材2の平滑度が50秒以上の表面上にヒートシール剤を塗布してヒートシール層3を形成し、ヒートシールシート1を得る。
水系ヒートシール剤としては、たとえば、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルション、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体エマルション、アクリル酸エステル重合体エマルション、ポリエチレンエマルション、ポリエチレン−ポリブテン混合体エマルション等が挙げられる。なかでも、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルション、アクリル酸エステルエマルション、ポリエチレンエマルションが好ましい。これらは、安定した剥離力を発現し、かつISO2758に準拠して測定した破裂強度を上昇させることなく紙基材表面の毛羽立ちを抑える効果が高い。
乾燥は、塗布面と接触しないエアードライヤーや赤外線ヒーター等の乾燥設備による乾燥が好ましい。シリンダードライヤーによる塗布面直接接触方式では、ドライヤーやカンバスが汚染する虞がある。
[実施例1]
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)をDDRにて標準フリーネスが400mLになるように叩解し、パルプスラリーを得た。前記パルプスラリーに下記の内添薬品を添加して抄紙原料を得た。なお、内添薬品の各成分の割合は絶乾状態でのパルプ質量に対する割合である。
(内添薬品)
硫酸バンド:0.5%
カチオン化澱粉(ピラー3YK、ピラースターチ社製)で分散させたアルケニルコハク酸サイズ剤(ファイブラン81K、荒川化学工業社製):0.05%
両性ポリアクリルアミド系樹脂紙力増強剤(PAM)(商品名:ポリストロンOFT−3、荒川化学工業社製):0.7%
エピクロル樹脂湿潤紙力増強剤:0.4%
下塗り剤X:アニオン性ポリアクリルアミド樹脂(質量平均分子量20万)の水溶液(荒川化学工業社製のポリマセット(登録商標)512を水で希釈してアニオン性ポリアクリルアミド樹脂濃度を9質量%に調整したもの)。
ヒートシール剤Y:エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルション系ヒートシール剤(商品名:EA−H700、東洋インキ社製)30質量部、アクリルエマルジョン(商品名:ヨドゾールAD−194、ヘンケルジャパン社製)70質量部、および消泡剤(商品名:SNデフォーマー777、サンノプコ社製)0.05質量部を混合したヒートシール剤。
実施例1の紙基材の製造において、スーパーカレンダーの金属ロールと樹脂ロールの合計を4段とし、プレス圧を上げてカレンダー処理を強化した以外は実施例1と同様にして紙基材を得た。紙基材の坪量は60g/m2、密度は0.80g/cm3、下塗り層を形成した側の表面の平滑度は130秒であった。この紙基材を用いる以外は、実施例1と同様にしてヒートシールシートを製造した。
実施例1と同様にして紙基材を得た。また、ヒートシール剤Yの乾燥後の塗布量を3.0g/m2に変更した以外は、実施例1と同様にしてヒートシールシールを製造した。
パルプスラリーの標準フリーネスを300mLに変更した以外は、実施例1と同様にして紙基材を製造し、ヒートシールシートを製造した。
カレンダー処理を行わない以外は、実施例1と同様にして紙基材を得た。紙基材の坪量は60g/m2、密度は0.70g/cm3、下塗り層を形成した側の表面の平滑度は20秒であった。この紙基材を用いる以外は、実施例1と同様にしてヒートシールシートを製造した。
ヒートシールシートの透気度は、JIS P 8121−2:2012に準拠して測定した。
紙基材の平滑度は、JIS P 8155:2010に準拠して測定した。
紙基材のワックスピックは、TAPPI No.1:2000に準拠して測定した。
厚さ12μmのPET基材の片面に厚さ50μmのポリエチレン層が積層された被着シートを作製した。ポリエチレン層を形成するポリエチレンとして、ジェイフィルム社製IMX−L−Aを用いた。
各例のヒートシールシートと被着シートとを、ヒートシールシートのヒートシール層と被着シートのポリエチレン層とが接するように重ねた。熱プレス試験機を用い、140℃、0.33kgf/cm2、1秒間の条件で被着シートとヒートシールシートとをヒートシールして積層体Aを作製した。ヒートシール条件を160℃、0.33kgf/cm2、1秒間に変更した以外は、積層体Aと同様にして積層体Bを作製した。積層体A、Bをそれぞれ断裁して幅15mmの矩形状の測定用サンプルを作製した。
JIS P 8113:2006に準拠した引張試験機としてオリエンテック社製のテンシロンRTC−1250Aを用いた。欧州規格EN−868−5に準拠し、測定用サンプルの被着シート、ヒートシールシートのそれぞれの端部をチャッキングし、剥離速度200mm/分の90°ピール法で剥離強度(kgf/15mm)を測定した。積層体Aの剥離強度をN140、積層体Bの剥離強度をN160とし、N160に対するN140の比率(%)をヒートシールの剥離強度の温度依存性の指標とした。
結果を表1に示す。
Claims (7)
- 紙基材と、前記紙基材の厚さ方向の少なくとも一方の側に積層されたヒートシール層とを備えるヒートシールシートであって、前記紙基材の密度が0.70〜1.20g/cm3であり、
欧州規格EN−868−5に準拠して、下記積層体Aおよび下記積層体Bの前記ヒートシールシートと被着シートとの界面の剥離強度を測定したとき、積層体Aの剥離強度が積層体Bの剥離強度の50%以上であるヒートシールシート。
積層体A:前記ヒートシールシートと、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート基材の片面に厚さ50μmのポリエチレン層が積層された被着シートとを、前記ヒートシール層と前記ポリエチレン層とが接するように重ね、140℃、0.33kgf/cm2、1秒間の条件でヒートシールした積層体。
積層体B:前記ヒートシールシートと、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート基材の片面に厚さ50μmのポリエチレン層が積層された被着シートとを、前記ヒートシール層と前記ポリエチレン層とが接するように重ね、160℃、0.33kgf/cm2、1秒間の条件でヒートシールした積層体。 - 前記ヒートシール層の坪量が0.5〜15.0g/m2である請求項1に記載のヒートシールシート。
- JIS P 8121−2:2012に準拠して測定される王研式透気度が700秒以下である請求項1または2に記載のヒートシールシート。
- 前記紙基材の前記ヒートシール層側の表面のJIS P 8155:2010に準拠して測定される王研式平滑度が50秒以上である請求項1〜3のいずれか一項に記載のヒートシールシート。
- 前記紙基材が、原紙と、前記原紙の前記ヒートシール層側に形成された、ポリアクリルアミド樹脂を含有する下塗り層とを備える請求項1〜4のいずれか一項に記載のヒートシールシート。
- 前記ヒートシール層の表面のTAPPI No.1:2000に準拠して測定されるワックスピックが20以上である請求項1〜5のいずれか一項に記載のヒートシールシート。
- JIS P 8121−2:2012に準拠して測定される王研式透気度が700秒以下である紙基材をカレンダー処理し、前記紙基材の厚さ方向の少なくとも一方の表面のJIS P 8155:2010に準拠して測定される王研式平滑度を50秒以上とした後、前記王研式平滑度が50秒以上の表面上にヒートシール剤を塗布してヒートシール層を形成するヒートシールシートの製造方法。
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