JP2019115524A - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、特許文献1のシール方法は、連続シート部材を搬送方向に搬送しながら挟持部材で挟持してシールする形成工程の直前に、腹側連続部分と背側連続部分とを重ね合わせる重ね工程を備える。その重ね工程では、例えば腹側連続部分に背側連続部分を重ね合わせる場合、背側連続部分は、一時的に搬送方向に対して斜めに移動するため、腹側連続部分よりも長い距離を移動することになる。そのため、重ね工程の直後では、搬送方向における背側連続部分のテンションが腹側連続部分のテンションよりも高くなっており、両連続部分の間でテンションが相違している。その状態で、連続シート部材をシールする形成工程を開始すると、下流側の複数の凸部における先頭付近の凸部に当接した連続シート部材が融着されるとき、強く引っ張られた背側連続部分と緩んだ腹側連続部分とが融着される。そのため、融着の時間が短いと、融着部が十分に形成できず、係止強度が低下する。一方、上流側の複数の凸部における最後尾付近の凸部に当接した連続シート部材が融着されるとき、連続シート部材に既に下流側の複数の凸部で形成された融着部が存在するので、腹側連続部分と背側連続部分との間でのテンションの相違は小さくなる。そのため、融着の時間が短くても、融着部は十分に形成でき、係止強度が高くなる。
本製造方法では、本留め融着部の形状が搬送方向に縦長であり、すなわち下流側凸部列のうちの本留め融着部用の凸部の形状が搬送方向に縦長である。そのため、接合工程において、本留め融着部用の凸部が連続シート部材に接触する時間を長くすることができ、よって本留め融着部を形成する時間を長くできる。それにより、本留め融着部の係止強度をより高くすることができ、本留め融着部の係止強度と他の本留め融着部の係止強度との相違を抑制して、両者の係止強度をよりバランスさせることができる。
腹側連続部分と背側連続部分とが重ね合わされた連続シート部材は、第2挟持部材と第1挟持部材とに挟持された状態で融着される。そのとき、第2挟持部材と連続シート部材との間での相対速度差によって、連続シート部材は、相対的に第1挟持部材により第2挟持部材の表面に押し付けられつつ、その表面を擦るように通過する。その摩擦により、その表面には継続的に摩耗が進行する。ここで、仮留め融着部及び本留め融着部の少なくとも一部は、横断方向の同じ位置に存在すると、搬送方向から見て重なる位置に存在することになる。その場合、第2挟持部材の表面の横断方向の同じ位置を、仮留め融着部用の凸部で押し付けられた連続シート部材が通過し、更に、本留め融着部用の凸部で押し付けられた連続シート部材が通過することになる。そうなると、第2挟持部材の表面における同じ位置での摩耗が増加し、その表面の一部に窪みが生じて、例えば本留め融着部の融着状態が不安定になるおそれがある。そこで、本製造方法では、仮留め融着部と本留め融着部の横断方向の位置を互いにずらしている。その結果、第2挟持部材の表面の横断方向の所定の位置を通過するのは、仮留め融着部用の凸部で押し付けられた連続シート部材及び本留め融着部用の凸部で押し付けられた連続シート部材のいずれか一方になる。したがって、第2挟持部材の表面における所定の位置での摩耗の増加を抑制でき、第2挟持部材と本留め融着部用の凸部などとの対応状態を適切に維持できる。それゆえ、第2挟持部材の表面の一部に窪みが生じて本留め融着部などの融着状態が不安定になる事態を抑制でき、融着状態を安定的に保つことが出来る。それにより、本留め融着部の係止強度を高く維持することができ、本留め融着部の係止強度と他の本留め融着部の係止強度との相違を抑制して、両者の係止強度をバランスさせることができる。
隣接する二つの前駆体に跨って形成された一対の接合部では、下流側の前駆体の上流側端部に形成される本留め融着部と、上流側の前駆体の下流側端部に形成される他の本留め融着部とは、同一面積ならば、本留め融着部の方が他の本留め融着部よりも係止強度が低くなる。その理由は、本留め融着部が連続シート部材における相対的に先に凸部(この場合、下流側凸部列)に当接する部分に形成される一方、他の本留め融着部が連続シート部材における相対的に後に凸部(この場合、上流側凸部列)に当接する部分に形成されるからである。そこで、本製造方法では、本留め融着部の外周の長さが、他の本留め融着部の外周の長さよりも長くなるように、各本留め融着部を形成にする。すなわち、本留め融着部用の凸部の外周の長さが、他の本留め融着部用の凸部の外周の長さよりも長くなるように第1狭持部材を形成する。それにより、本留め融着部の面積を相対的に大きくし、係止強度をより大きくすることができる。したがって、本留め融着部の係止強度と他の本留め融着部の係止強度との相違を抑制して、両者の係止強度をバランスさせることができる。
本製造方法では、連続シート部材において、下流側の前駆体における上流側端部だけでなく、上流側の前駆体における下流側端部でも、連続シート部材の腹側部と背側部とを、まず他の仮留め融着部で仮留めし、その後に他の本留め融着部で本留めする。したがって、仮留めにより、テンションの基点を他の仮留め融着部にできるので、連続シート部材の腹側部のテンションと背側部のテンションとの相違をより抑制した状態で、連続シート部材の腹側部と背側部とを本留めすることができる。それにより、上流側の前駆体における下流側端部においても、接合部の係止強度を向上できる。
本製造方法では、第1狭持部材の下流側凸部列及び前記上流側凸部列が、搬送方向及び横断方向に垂直な高さ方向から見て略Vの字状(略末広がり状、略逆八の字状)に形成される。そのため接合工程中に、連続シート部材を横断方向に対し、第1挟持部材と第2挟持部材とでほぼ常に押さえることができ、連続シート部材を横断方向にずれ難くでき、安定的に一対の接合部を形成できる。したがって本留め融着部の係止強度と他の本留め融着部の係止強度との相違を抑制して、両者の係止強度をよりバランスさせることができる。
下流側凸部列及び前記上流側凸部列における横断方向の端部同士の距離が短い側では、下流側凸部列と上流側凸部列の搬送方向の凸部間の距離が近い。そのため、第1挟持部材が連続シート部材に付与するためのエネルギーが下流側凸部列と上流側凸部列とに分散されて、凸部一個当たりのエネルギーが少なくなり、融着部一個当たりの係止強度が低下するおそれがある。そこで、本製造方法では、横断方向の端部同士の距離が短い側において、複数の凸部の密度を高くしている。それにより、凸部一個当たりのエネルギーが少なくても、凸部の密度を高め、凸部の数を増やすことで、全体として十分な係止強度が得られるようにしている。それにより下流側凸部列内及び前記上流側凸部列内における係止強度の相違を抑制することができる共に、本留め融着部の係止強度と他の本留め融着部の係止強度との相違を抑制して、両者の係止強度をバランスさせることができる。
図1及び図2は本実施の形態に係る使い捨ておむつ1の構成例を示す図である。ただし、図1は使い捨ておむつ1を使用するときの状態を示す斜視図であり、図2は使い捨ておむつ1を展開した状態を示す平面図である。使い捨ておむつ1は、図2に示す状態において、互いに直行する長さ方向Lと、幅方向Wと、厚さ方向Tとを有し、幅方向Wの中心を通り長さ方向Lに延びる長さ方向中心線CLと、長さ方向Lの中心を通り幅方向Wに延びる幅方向中心線CWとを有する。また、長さ方向中心線CLに向かう方向及び遠ざかる方向を、それぞれ幅方向Wの内側の方向及び外側の方向とする。幅方向中心線CWに向かう方向及び遠ざかる方向を、それぞれ長さ方向Lの内側の方向及び外側の方向とする。長さ方向L及び幅方向Wを含む平面面上に置いた使い捨ておむつ1を厚さ方向Tの上方側から見ることを「平面視」といい、平面視で把握される形状を「平面形状」という。「肌側」及び「非肌側」とは使い捨ておむつ1の装着時に、使い捨ておむつ1の厚さ方向Tにおいて相対的に装着者の肌面に近い側及び肌面から遠い側をそれぞれ意味する。これらの方向などは、図1の使い捨ておむつ1を使用する前の平坦な状態、すなわち図2の使い捨ておむつ1を幅方向中心線CWに沿う折り線で折り畳んだ状態においても同様に適用される。
まず、本製造方法に使用される、接合部を形成するための融着装置について説明する。図6は、実施の形態に係る融着装置の構成例を示す模式図である。融着装置90は、シール対向面92aを有するアンビル92(第1狭持部材)を備えた回転体(図示されず)と、シール対向面91aを有する超音波ホーン91(第2狭持部材)とを備える。アンビル92は、シール対向面92aが回転体の外周面に概ね一致するように回転体内に配置される。シール対向面92aは、融着部を形成するための複数の凸部が列状に配置された下流側凸部列30D及び上流側凸部列30Uを含む。下流側凸部列30D及び上流側凸部列30Uは、それぞれ製造途中の吸収性物品の前駆体の搬送方向MDにおける下流側及び上流側に位置する。下流側凸部列30D及び上流側凸部列30Uの複数の凸部は、搬送方向MDに対して垂直な横断方向CDに沿って延在する。シール対向面91aは、下流側凸部列30D及び上流側凸部列30Uの少なくとも一方に対面する面積を有する。
このとき、連続シート部材101bが回転体の外周面に沿って搬送方向MDに所定速度(例示:100m/min.)で搬送され、かつ、超音波ホーン91が回転体の外周面に沿って所定範囲(例示:回転体の回転角度が25度)内しか追従しかない状態において、搬送方向MDに垂直な高さ方向TDから超音波ホーン91が連続シート部材101bに押し付けられる。そのため、超音波ホーン91と連続シート部材101bとの接触は、例えば数10msから100ms程度の極めて短時間に挟持して融着して、行われる。
本好ましい態様では、本留め融着部21Db(〜23Db)の形状が搬送方向MDに縦長である。すなわち、下流側凸部列30Dのうちの本留め融着部21Db(〜23Db)用の凸部(仮留め凸部31Da(〜33Da))の形状が搬送方向MDに縦長である。そのため、接合工程において、本留め融着部21Db(〜23Db)用の凸部(仮留め凸部31Da(〜33Da))が連続シート部材101bに接触する時間を長くすることができ、よって本留め融着部21Db(〜23Db)を形成する時間を長くできる。それにより、本留め融着部21Db(〜23Db)の係止強度をより高くすることができ、本留め融着部21Db(〜23Db)の係止強度と他の本留め融着部21Ub(〜23Ub)の係止強度との相違を抑制し、両者の係止強度をよりバランスさせることができる。
腹側連続部分111と背側連続部分113とが重ね合わされた連続シート部材101bは、超音波ホーン91とアンビル92とに挟持された状態で超音波振動(と圧力)により融着される。そのとき、超音波ホーン91と連続シート部材101bとの間での相対速度差によって、連続シート部材101bは、相対的にアンビル92により超音波ホーン91のシール対向面91aに押し付けられつつ、シール対向面91aを擦るように通過する。その摩擦により、シール対向面91aには継続的に摩耗が進行する。ここで、仮留め融着部21Da(〜23Da)及び本留め融着部21Db(〜23Db)の少なくとも一部は、横断方向CDの同じ位置に存在すると、搬送方向MDから見て重なる位置に存在することになる。その場合、シール対向面91aの横断方向CDの同じ位置を、仮留め凸部31Da(〜33Da)で押し付けられた連続シート部材101bが通過し、更に、本留め凸部31Db(〜33Db)で押し付けられた連続シート部材101bが通過することになる。そうなると、シール対向面91aにおける同じ位置での摩耗が増加し、シール対向面91aの一部に窪みが生じて、例えば本留め融着部21Db(〜23Db)の融着状態が不安定になるおそれがある。そこで、本好ましい態様として、仮留め融着部21Da(〜23Da)と本留め融着部21Db(〜23Db)の横断方向CDの位置を互いにずらす。すなわち、仮留め凸部31Da(〜33Da)と本留め凸部31Db(〜33Db)の横断方向CDの位置を互いにずらす。その結果、シール対向面91aの横断方向CDの所定の位置を通過するのは、仮留め凸部31Da(〜33Da)で押し付けられた連続シート部材101b及び本留め凸部31Db(〜33Db)で押し付けられた連続シート部材101bのいずれか一方になる。したがって、シール対向面91aにおける所定の位置での摩耗の増加を抑制でき、シール対向面91aと本留め凸部31Db(〜33Db)などとの対応状態を適切に維持できる。それゆえ、シール対向面91aの一部に窪みが生じて本留め融着部21Db(〜23Db)などの融着状態が不安定になる事態を抑制でき、融着状態を安定的に保つことが出来る。それにより、本留め融着部21Db(〜23Db)の係止強度を高く維持することができ、本留め融着部21Db(〜23Db)の係止強度と他の本留め融着部21Ub(〜23Ub)の係止強度との相違を抑制して、両者の係止強度をバランスさせることができる。
上記の実施の形態の製造方法を用いて実施例の使い捨ておむつ1を製造した。そのとき、図7に示す下流側凸部列30Dと上流側凸部列30Uを有するアンビル92を用い、図3に示す一対の接合部14a、14bを形成した。得られた試料を実施例の試料とした。一方、上記の製造方法を少し変更して比較例の使い捨ておむつ1を製造した。そのとき、図7における仮留め凸部列30Daを除いた下流側凸部列30Dと仮留め凸部列30Uaを除いた上流側凸部列30Uを有するアンビル92を用い、図3における仮留め接合列20Daと仮留め接合列20Uaを有さない一対の接合部14a、14bを形成した。得られた試料を比較例の試料とした。
上記(1)で作製された実施例の使い捨ておむつ1において、接合部14aの接合列20Dのウエスト側端部領域21Dにおける複数の本留め融着部21Dbの各々について、図4(a)の外周部BWの位置P1〜P4につき、図4(b)の外周部BWの断面の幅を電子顕微鏡で計測して、位置P1〜P4の幅とした。
上記(1)で作製された比較例の使い捨ておむつ1において、接合部14aの接合列20Dのウエスト側端部領域21Dにおける複数の本留め融着部21Dbの各々について、図4(a)の外周部BWの位置P1〜P4につき、図4(b)の外周部BWの断面の幅を電子顕微鏡で計測して、位置P1〜P4の幅とした。
上記(1)で作製された実施例及び比較例の各使い捨ておむつにおける接合部14aの係止強度(引き剥がし強度又は接合強度)を次の試験方法により測定した。
(i)各使い捨ておむつより、腹側部11と背側部13とが貼り合わされた接合部14aを取り出し、25mm幅に切断して係止強度試験用サンプルを作製した。
(ii)係止強度試験用サンプルの腹側部11及び背側部13のそれぞれの長さ方向における端部を、引張試験機(型番AG−1kNI、株式会社島津製作所製)のチャック(チャック間距離10mm)に挟んだ。
(iii)引張試験機にて、係止強度試験用サンプルの腹側部11及び背側部13を180°方向に剥離するように引っ張り、荷重値を測定した。
(iv)測定された荷重値の最大値を係止強度(N/25mm)とした。なお、係止強度のCV値は、CV値=係止強度の標準偏差/係止強度の平均値、で算出した。
以上の測定結果を表1に示した。
上記(1)で作製された実施例及び比較例の各使い捨ておむつにおける一対の接合部14a、14bの各々の係止強度(引き剥がし強度又は接合強度)を次の試験方法により測定した。
(i)各使い捨ておむつより、腹側部11と背側部13とが貼り合わされた接合部14a及び接合部14bをそれぞれ取り出し、それぞれ25mm幅に切断して係止強度試験用サンプルを作製した。
(ii)係止強度試験用サンプルの腹側部11及び背側部13のそれぞれの長さ方向における端部を、引張試験機(型番AG−1kNI、株式会社島津製作所製)のチャック(チャック間距離10mm)に挟んだ。
(iii)引張試験機にて、係止強度試験用サンプルの腹側部11及び背側部13を180°方向に剥離するように引っ張り、荷重値を測定した。
(iv)測定された荷重値の最大値を係止強度(N/25mm)とした。なお、係止強度のCV値は、CV値=係止強度の標準偏差/係止強度の平均値、で算出した。
以上の測定結果を表2に示した。
1b 前駆体
11 腹側部
13 背側部
14a、14b 接合部
21Da 仮留め融着部
21Db 本留め融着部
21Ub 他の本留め融着部
91 超音波ホーン(第2挟持部材)
92 アンビル(第1挟持部材)
101a、101b 連続シート部材
111 腹側連続部分
113 背側連続部分
Claims (7)
- 腹側部と背側部とを備え、前記腹側部及び前記背側部の幅方向の両端部同士が、長さ方向に延びる一対の接合部で接合されている吸収性物品の製造方法であって、
複数の腹側部が前記幅方向に連結された腹側連続部分と、複数の背側部が前記幅方向に連結された背側連続部分とを、前記長さ方向の両側に備える連続シート部材を、前記幅方向が搬送方向に沿い、前記長さ方向が横断方向に沿うように、前記搬送方向に搬送しつつ、前記腹側連続部分及び前記背側連続部分の一方を他方に重ねて、前記腹側部と前記背側部とが重なった、前記吸収性物品の前駆体を連続的に形成する重ね工程と、
前記搬送方向に隣接する二つの前記前駆体における下流側の前駆体の上流側端部において、前記横断方向に並ぶ複数の凸部を含む下流側凸部列及び上流側凸部列を有する第1挟持部材における前記下流側凸部列と第2挟持部材とにより、前記腹側部と前記背側部とを挟持して融着し、上流側の前駆体の下流側端部において、前記第1挟持部材における前記上流側凸部列と前記第2挟持部材とにより、前記腹側部と前記背側部とを挟持して融着して、前記隣接する二つの前駆体に跨って前記一対の接合部を形成する接合工程と、を備え、
前記接合工程で得た前記一対の接合部は、前記隣接する二つの前駆体の境界線に対して非対称であり、
前記下流側の前駆体の前記上流側端部の接合部は、
前記横断方向に並ぶ複数の仮留め融着部と、
前記複数の仮留め融着部より上流側に位置し、前記横断方向に並ぶ複数の本留め融着部と、を含み、
前記上流側の前駆体の前記下流側端部の接合部は、
前記横断方向に並ぶ複数の他の本留め融着部を含み、
前記仮留め融着部は前記本留め融着部及び前記他の本留め融着部よりも面積が小さい、
製造方法。 - 前記複数の本留め融着部の各々の形状は、前記搬送方向の長さの方が、前記横断方向の長さよりも長い、
請求項1に記載の製造方法。 - 前記複数の仮留め融着部の各々と前記複数の本留め融着部の各々とは前記横断方向の位置が互いにずれている、
請求項1又は2に記載の製造方法。 - 前記複数の本留め融着部の各々の外周の長さは、前記複数の他の本留め融着部の各々の外周の長さよりも長い、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の製造方法。 - 前記上流側の前駆体における前記下流側端部の接合部は、
前記複数の他の本留め融着部よりも下流側に位置し、前記横断方向に並ぶ複数の他の仮留め融着部を更に含み、
前記他の仮留め融着部の面積は、前記他の本留め融着部の面積よりも小さい、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の製造方法。 - 前記下流側凸部列及び前記上流側凸部列は、前記横断方向の一方側の端部同士の距離が、他方側の端部同士の距離よりも短い、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の製造方法。 - 前記横断方向の一方側は前記吸収性物品のレッグ側であり、前記横断方向の他方側は前記吸収性物品のウエスト側であり、
前記下流側凸部列及び前記上流側凸部列における、前記横断方向の前記複数の凸部の密度は、前記吸収性物品のレッグ側の方が、ウエスト側よりも高い、
請求項6に記載の製造方法。
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