JP2019114703A - リアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】本明細書は、コアをボビンに挿通する際にコアのエッジが欠け難い構造のリアクトルを提供する。【解決手段】本明細書が開示するリアクトル2は、コイル3が巻回されている筒状のボビン20と、ボビン20に挿通されているコア30を備えている。コア30は、四角柱形状を成しているとともに、対向する一対の側面が先端面と直交している。コア30の一対の側面の夫々に対向しているボビン20の内面に、ボビン20の軸線方向に延びているとともにコアに接している凸条41a、41bが設けられている。このリアクトル2は、凸条41a、41bがコアに当接し、コア30の一対の側面の夫々に対向しているボビン20の内面は、凸条41a、41b以外では接しない。それゆえ、コア30のエッジ302(先端面と側面の境界)がボビン20の内面とぶつかり難くなり、コア30のエッジ302が欠け難くなる。【選択図】図5

Description

本発明は、リアクトルに関する。リアクトルとは、コイルを利用した受動素子であり、「インダクタ」と呼ばれることもある。
リアクトルは、筒状のボビンと、ボビンに巻回されているコイルと、ボビンに挿通されているコアを備えている。特許文献1に、そのようなリアクトルの一例が開示されている。
特開2016−082047号公報
コアの先端面と側面の境界が角張っていると、コアをボビンに挿通する際にコアのエッジ(先端面と側面の境界)がボビンに接し、エッジが欠けるおそれがある。典型的には、磁性体の圧粉焼結ブロックからコアを型抜きすると、コアの先端面と側面が直交し、先端面と側面の境界にエッジが形成されることになる。圧粉焼結で作られたコアは欠け易く、特にエッジが欠け易くなる。本明細書は、コアをボビンに挿通する際にコアのエッジが欠け難い構造のリアクトルを提供する。
本明細書が開示するリアクトルは、コイルが巻回されている筒状のボビンと、ボビンに挿通されているコアを備えている。コアは、四角柱形状を成しているとともに、対向する一対の側面が先端面と直交している。コアの一対の側面の夫々に対向しているボビンの内面に、ボビンの筒部の軸線方向に延びているとともにコアに接している凸条が設けられている。このリアクトルは、凸条がコアに当接し、コアの一対の側面の夫々に対向しているボビンの内面は、凸条以外では接しない。それゆえ、コアのエッジ(先端面と側面の境界)がボビンの内面とぶつかり難くなり、コアのエッジが欠け難くなる。なお、コアは、ボビンに挿通される部位が四角柱形状を成していればよい。
ボビン内面の凸条の高さは、ボビンの筒部の開口に向かうにつれて低くなっているとよい。ボビンの筒部の開口付近ではコアと凸条との間に隙間が確保できるので、コアをボビンにスムーズに挿入することができる。
第1コアパーツと第2コアパーツの少なくとも2個に分割されているコアが採用されることがある。第1コアパーツの先端と第2コアパーツの先端がボビンの内側で対向する。そのような場合、ボビンには、夫々のコアパーツに対して凸条が設けられているとよい。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例のリアクトルの斜視図である。 リアクトルの分解斜視図である。 ボビンの一部を拡大した斜視図である。 図3の一点鎖線IVでカットしたボビンの斜視断面図である。 図1のV−V線でカットしたリアクトルの断面図である。 第1変形例のリアクトルの断面図である。 第2変形例のリアクトルの断面図である。 第3変形例のボビンを成形する金型の断面図である。 第3変形例のボビンを成形する金型の断面図である(射出成型後)。 開いた状態の金型の断面図である。
図面を参照して実施例のリアクトル2を説明する。図1に、リアクトル2の斜視図を示す。リアクトル2は、例えば電気自動車の駆動系においてバッテリの電圧を昇圧する電圧コンバータに用いられる。電気自動車の走行用モータは数十キロワットを出力することができ、バッテリから流れる電流は数十アンペアになる。リアクトル2にはそのような大電流が流れるので、内部抵抗の小さい平角線が巻き線として用いられる。なお、以下では、説明の便宜上、図に表示した座標系のZ軸の正方向を「上」と定義し、Z軸の負方向を「下」と定義する。
リアクトル2では、樹脂製のボビン20に磁性体のコア30が挿通されているとともに、平角線をエッジワイズに巻回したコイル3a、3bがボビン20に取り付けられている。コイル3a、3bとコア30が樹脂カバーに覆われることがあるが、本実施例では樹脂カバーについては言及しない。
図2にリアクトル2の分解斜視図を示す。コアは、一対のU字型のコアパーツ30a、30bに分割されており、それらを対向させて環状のコアが形成される。一対のU字型のコアパーツ30a、30bを合わせてコア30と総称する。
コアパーツ30aは、磁性体の粒子と樹脂を混合して圧縮焼結し、圧粉磁性体のブロックを製造したのち、型抜きして得られる。圧粉磁性体のブロックにおいて、コアパーツ30bの上面304に相当する面にパンチブロックを押し当て、コアパーツ30bの形状に抜く。そのため、先端面305と上面304が直角に交差し、及び、先端面305と下面も直角に交差する。先端面305と上面304の境界にエッジ302が形成されるとともに、先端面305と下面の境界にもエッジ302が形成される。先端面305と側面の境界は湾曲面301となっている。コアパーツ30aには、各部の図示を省略した。コアパーツ30aも、コアパーツ30bと同じ方法で製造され、先端面と上面(下面)との境界にエッジが形成される。
コイル3a、3bは、1本の平角線を巻回したものであり、電気的には1個のコイル3である。コイル3a、3bを、以下では、コイル3と総称する場合がある。
ボビン20は、四角筒状の一対の筒部23と、一対のフランジ21、25で構成される。筒部23もフランジ21、25もいずれも樹脂製である。一対の筒部23はフランジ25と一体に成形されている。一対の筒部23は、平行となるようにフランジ25に連結されている。フランジ25には、コイル3のリード部3cを通すスリット25aが設けられている。一対のコイル3、3bが筒部23が挿通された後、筒部23の先端に他方のフランジ21が連結される。
一方のコアパーツ30aのU字の脚部がフランジ21の側からボビン20(筒部23)に挿通される。フランジ25の側から筒部23にスペーサ31が挿通された後、他方のコアパーツ30bのU字の脚部がフランジ25の側からボビン20(筒部23)に挿通される。一対のコアパーツ30a、30bは、筒部23の内部で、スペーサ31を挟んで先端面同士が対向する。ボビン20の筒部23の内側におけるコア30の形状は四角柱状である。
図3にボビン20の一部を拡大した斜視図を示す。図3は、フランジ25に連結された筒部23の斜視図である。図3は、図2で示したフランジ21を取り付ける前のボビン20である。図中のX方向が、筒部23の軸線の方向に相当する。
筒部23の内側の底面231に、凸条41aが設けられている。凸条41aは、筒部23の軸線(X方向)に沿って延びている。凸条41aは、筒部23の開口236aに向かうにつれて高さが低くなっている。図3では隠れて見えないが、筒部23の内側の上面233にも同様の凸条が設けられている。筒部23の内側の側面232は、筒部23の軸線方向の中央が反対側の側面に向かって突出するように湾曲している。
図3の一点鎖線IVでカットしたボビン20の斜視図を図4に示す。筒部23の軸線方向(X方向)における底面231の中央に壁234が設けられている。上面の中央にも、壁234と同様の壁が設けられている。また、軸線方向における側面232の中央に凸部235が設けられている。壁234と凸部235によって、筒部23の内径が狭められる。壁234と凸部235で囲まれた空間に、図2で示したスペーサ31が嵌合する。
側面232は、軸線方向の中央に近づくにつれて反対側の側面に近づくように湾曲しており、湾曲面235aを形成している。湾曲面235aは、コアパーツ30a、30bの側面と先端面の境界の湾曲面301と対向する。
先に述べたように、底面231には、軸線方向に延びる凸条41aが設けられている。凸条41aは、軸線方向で筒部23の中央付近まで延びている。凸条41aは、開口236aに向かうにつれて高さが低くなっている。筒部23の開口236bの側にも、底面231に凸条41bが設けられている。凸条41bも、軸線方向(X方向)に延びており、開口236bに向かうにつれて高さが低くなっている。図4では現れていないが、上面233には、凸条41a、41bの夫々に対向するように同様の凸条が設けられている。
図5に、図1のV−V線に沿った断面を示す。図5の断面は、凸条41b(図4参照)を通る断面を示している。図5では、コアパーツ30a、30bを仮想線で描いてある。
先に述べたように、底面231の壁234と上面233の壁234の間にスペーサ31が挟まれている。対向する底面231と上面233の夫々には凸条41aが設けられている。その凸条41aに、コアパーツ30aが挟まれている。凸条41aはコアパーツ30aに接している。先に述べたように、コアパーツ30aは、上面304と先端面305が直交しており、それらの境界にエッジ302が形成されている。同様に、下面309と先端面305が直交しており、それらの間にエッジ302が形成されている。コアパーツ30aを筒部23の開口236aの側から挿入する際、エッジ302が筒部23の内面に接触すると、エッジ302が欠けるおそれがある。コアパーツ30aは、磁性体の粒子と樹脂を混合して圧縮焼結した圧粉磁性体で作られており、特にエッジが欠け易い。筒部23はその内面の対向する底面231と上面233の夫々に、筒部23の軸線方向に延びる凸条41aを備えており、一対の凸条41aの夫々にコアパーツ30aが接している。コアパーツ30aは、凸条41aを除いて筒部23に接触しない。コアパーツ30aを開口236aに挿入する際、コアパーツ30aの上面304と下面309は凸条41aにガイドされ、エッジ302が筒部23と接触して欠けることが防止される。
コアパーツ30bに対しても、筒部23の上面233と底面231のそれぞれに凸条41bが設けられている。凸条41bも筒部23の軸線方向に延びており、開口236bに向かうにつれてその高さが低くなっている。一対の凸条41bの夫々がコアパーツ30bに接している。コアパーツ30bは凸条41bを除いて筒部23に接触しない。コアパーツ30bを開口236bに挿入する際、コアパーツ30bの上面304と下面309は凸条41bに案内される。それゆえ、先端面305と上面304(下面309)の境界のエッジ302が筒部23の内面との接触により欠けることが防止される。
凸条41aは、開口に向かうにつれて高さが低くなっている。開口236aの付近では、コアパーツ30aと凸条41aとの間に隙間が確保されるので、コアパーツ30aを挿入し易い。コアパーツ30aが筒部23の奥へ移動するにつれてコアパーツ30aと凸条41aの間の隙間が小さくなっていき、最終的にコアパーツ30aは凸条41aと接触する。凸条41aの高さが開口に向かうにつれて低くなっていることで、コアパーツ30aは凸条41aにスムーズに案内されるので、凸条41aとの接触でもエッジが欠け難くなる。凸条41bとコアパーツ30bとの関係も同様であり、コアパーツ30bのエッジも欠け難くなる。
図6に第1変形例のリアクトル2aの断面図を示す。図6の断面図は、図5の断面図に対応する。リアクトル2aは、ボビン20aの筒部23aの対向する底面231と上面233に、凸条141a、141bを備えている。凸条141a、141bは、筒部23aの軸線方向(図中のX方向)に延びている。一対の凸条141aの間にコアパーツ30aが挟まれており、一対の凸条141bの間にコアパーツ30bが挟まれている。
実施例のリアクトル2では、凸条41a、41bは、筒部23の開口に向かうにつれて高さが低くなっているが、第1変形例のリアクトル2aでは、凸条141a、141bの高さは一定である。実施例のリアクトル2の凸条41a、41bのように開口に向かうにつれて高さが低くなっていることが望ましいが、第1変形例のリアクトル2aであっても、コアパーツ30a、30bのエッジ302が欠け難くなるという効果を奏する。
図7に第2変形例のリアクトル2bの断面図を示す。図7の断面図は、図5の断面図に対応する。リアクトル2bは、ボビン20bの筒部23bの対向する底面231と上面233に、凸条241a、241bを備えている。凸条241a、241bは、筒部23aの軸線方向(図中のX方向)に延びている。一対の凸条241aの間にコアパーツ30aが挟まれており、一対の凸条241bの間にコアパーツ30bが挟まれている。
第2変形例のリアクトル2bでは、凸条241a、241bの高さはほぼ全長にわたって一定であるが、開口236a、236bに近い端では面取りがなされており、斜面244が形成されている。凸条241aは、開口236aに近い端部において、高さが開口236aに近くなるにつれて低くなる斜面244を有している。凸条241bも同様に、開口236bに近い端部において、高さが開口236bに近くなるにつれて低くなる斜面244を有している。第2変形例のリアクトル2bも、コアパーツ30a、30bのエッジ302が欠け難くなるという効果を奏することができる。
図8から図10を参照して、第3変形例のボビン20cについて、その製造方法を含めて説明する。図8は、ボビン20cを射出成形するための金型50の断面を示しており、図9は、金型50のキャビティ55に射出成形されたボビン20cを示しており、図10は、開かれた金型50とボビン20cを示している。なお、図8−図10では、図中左側のフランジの無いボビンを示している。先に述べたように、左側のフランジ(図2のフランジ21)は、後から取り付けられる。
図4に示されているように、実施例のボビン20では、開口236a側の凸条41aと開口236b側の凸条41bは、筒部23の軸線方向(X方向)に一直線に並んでいない。第3変形例のボビン20cでは、図10に示されているように、図中左の開口側の凸条341aと、図中右の開口側の凸条341bが一直線に並んでいる。この場合、筒部の内側の空間を形成するための金型50にとって凸条341aと凸条341bの間がアンダーカットとなる。金型50は、凸条341aと凸条341bの間のアンダーカットに対応する。
図8に金型50の断面を示す。金型50は、左型51と、右型52を備えている。左型51は、ボビン20cのアンダーカットに対応するスライド型53a、53bを備えている。金型50のキャビティ55は、ボビン20cの形状を成している。
図9に示すように、キャビティ55に溶融樹脂を射出し、ボビン20cを形成する。溶融樹脂が固まったら、スライド型53aを上方に移動させるとともに、スライド型53bを下方に移動させる(図10)。スライド型53a、53bは、ボビン20cの筒部23cを貫通しており、スライド型53a、53bが抜けた後の部位は、筒部23cの側面に貫通孔239として残る。製造されたボビン20cでは、ボビン20cの側面に貫通孔239が設けられており、貫通孔239は、ボビン20cの軸線方向(X方向)で、凸条341a、341bのボビン中央寄りの端に隣接して設けられている。
上記したように、ボビン20cは樹脂の射出形成で作られる。ボビンの両側から挿通される一対のボビンパーツの夫々に対して凸条を設けた場合、ボビンを射出成形する金型において凸条はアンダーカットになる場合がある(ボビン20c)。ボビン20cの軸線方向で、凸条341a、341bのボビン中央寄りの端に隣接して設けられる貫通孔239は、アンダーカットを解消するためのスライド型53a、53bが挿通される箇所となる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例のリアクトルは、リング状のコアを有しており、そのコアの2か所にボビンの筒部とコイルが取り付けられている。本明細書が開示する技術は、単純な四角柱形状のコアと、1個の筒部を有するボビンと、1個のコイルで構成されたリアクトルにも適用することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a、2b:リアクトル
3、3a、3b:コイル
20、20a、20b、20c:ボビン
21、25:フランジ
23、23a、23b、23c:筒部
30:コア
30a、30b:コアパーツ
31:スペーサ
41a、41b、141a、141b、241a、241b、341a、341b:凸条
50:金型
51:左型
52:右型
53a、53b:スライド型
55:キャビティ
236a、236b:開口
302:エッジ

Claims (3)

  1. コイルが巻回されている筒状のボビンと、
    前記ボビンに挿通されているコアと、
    を備えており、
    前記コアは、四角柱形状を成しているとともに、対向する一対の側面が先端面と直交しており、
    前記コアの前記側面の夫々に対向する前記ボビンの内面に、前記ボビンの筒部の軸線方向に延びているとともに前記コアに接している凸条が設けられている、リアクトル。
  2. 前記凸条の高さが、前記筒部の開口に向かうにつれて低くなっている、請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記コアは第1コアパーツと第2コアパーツの少なくとも2個に分割されているとともに、前記第1コアパーツの先端と前記第2コアパーツの先端が前記ボビンの内側で対向しており、
    前記ボビンには、夫々のコアパーツに対して前記凸条が設けられている、請求項1または2に記載のリアクトル。
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