JP2019114382A - スイッチ - Google Patents

スイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP2019114382A
JP2019114382A JP2017246010A JP2017246010A JP2019114382A JP 2019114382 A JP2019114382 A JP 2019114382A JP 2017246010 A JP2017246010 A JP 2017246010A JP 2017246010 A JP2017246010 A JP 2017246010A JP 2019114382 A JP2019114382 A JP 2019114382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
load
point
stroke
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017246010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6519646B1 (ja
Inventor
賢太 久保
Kenta Kubo
賢太 久保
圭一郎 山本
Keiichiro Yamamoto
圭一郎 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2017246010A priority Critical patent/JP6519646B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6519646B1 publication Critical patent/JP6519646B1/ja
Publication of JP2019114382A publication Critical patent/JP2019114382A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】操作者の操作感を好適に向上させることができるスイッチを提供する。【解決手段】ストロークにおけるスイッチ切り換え地点において荷重をピーク荷重Fpからボトム荷重Fbに低下させることにより、操作者に操作完了を認識させるスイッチ1において、スイッチ切り換え地点までのストローク量Spと、スイッチ切り換え地点に至るまでのストロークに対する荷重の変化率を、操作者における心地よさを制御する制御因子とするとともに、スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比と、スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合を、操作者における覚醒度を制御する制御因子として、スイッチ1のF−S特性を設定するようにした。【選択図】 図2

Description

本発明は、車両内の各種機器等に用いられるスイッチに関するものである。
自動車等の車両内の各種機器等においては、クリック式のスイッチ(タクタイル・スイッチ)が用いられてきている。このようなスイッチにおいては、適切な操作性が得られるように、スイッチのストローク(操作量)に対する荷重(操作力)の関係(F−S特性)の設定がなされる。例えば、特許文献1(特開2013−89520)には、スイッチ装置におけるF−S特性の設定例が開示されている。
特開2013−89520
このようなスイッチにおいては、スイッチの操作者にとって、より好適な操作感が得られるものが求められていた。しかしながら、操作者の操作感を構成する様々な要素(例えば操作の心地よさ)が、F−S特性のどのような制御因子をどのように調整すれば好適に高められるかについては知られていなかった。
本発明は、以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、操作者の操作感を好適に向上させることができるスイッチを提供することである。
前記目的を達成するため、本発明にあっては、次のような解決方法を採択している。すなわち、請求項1に記載のように、スイッチ操作のために押圧可能な押圧部と、前記押圧部のストロークに対して所定のF−S特性に基づいて抵抗荷重を与えるとともに、前記押圧部のストロークが、スイッチがオンに切り換わるスイッチ切り換え地点に到達したときに、荷重を所定のボトム荷重まで低下させる荷重付与手段とを備えたスイッチにおいて、スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量と、スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至るまでのストロークに対する荷重の変化率と、スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比と、スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合とを制御因子として、前記F−S特性を設定するようにした。
上記解決手法によれば、スイッチの操作感に大きな影響を与える制御因子を管理することにより、スイッチのF−S特性を設定するようにしたので、好適な操作感を有するスイッチを提供することができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載の通りである。すなわち、前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量と、前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至るまでのストロークに対する荷重の変化率は、前記押圧部の操作者における心地よさを制御する制御因子として用いられる(請求項2対応)。この場合、操作者における心地よさに関連する制御因子が個別に制御されるので、操作者における心地よさを好適に高めることができる。
前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量と、前記スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比と、前記スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合は、前記押圧部の操作者における覚醒度を制御する制御因子として用いられる(請求項3対応)。この場合、操作者における覚醒度に関連する制御因子が個別に制御されるので、操作者における覚醒度を好適に高めることができる。
前記制御因子は、前記押圧部のストロークがスイッチ切り換え地点に達するまでは前記操作者における心地よさを高める一方、前記押圧部のストロークがスイッチ切り換え地点に達した後には前記操作者における覚醒度を高めるように設定される(請求項4対応)。この場合、操作者における心地よさと覚醒度を、バランスよく向上させることができる。
前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量は、0.5mmから0.6mmの範囲内に設定される(請求項5対応)。この場合、スイッチ切り換え地点までのストローク量が、操作者における心地よさを高める値に適切に設定される。
前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至るまでのストロークに対する荷重の変化率は、前記F−S特性曲線におけるスイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至る各地点において、7.5N/mmから8.5N/mmの範囲内に設定される(請求項6対応)。この場合、荷重の変化率が、操作者における心地よさを高める値に適切に設定される。
前記スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比は、前記F−S特性曲線におけるスイッチ切り換え地点から荷重が前記ボトム荷重となる地点に至る線分の傾きに対するスイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至る線分の傾きの絶対値の比として算出され、5倍から10倍の範囲内に設定される(請求項7対応)。この場合、スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比が、操作者における覚醒度を好適に高める値に適切に設定される。
前記スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合は、スイッチ切り換え地点における荷重に対する前記ボトム荷重の比であり、50%から60%の範囲内に設定される(請求項8対応)。この場合、スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合が、操作者における覚醒度を好適に高める値に適切に設定される。
前記スイッチ切り換え地点における前記F−S特性の曲率半径が、前記操作者における覚醒度を制御する制御因子として用いられる(請求項9対応)。この場合、操作者における覚醒度が好適に高められる。
本発明によれば、スイッチにおいて、操作者の心地よさに関連した制御因子と操作者の覚醒度に関連した制御因子のそれぞれを適切に調整することにより、F−S特性を設定するようにしたので、操作者の心地よさと覚醒度を同時に好適に高めることができ、操作感の良いスイッチを得ることができる。
本発明が適用されるスイッチの一例を示す概略断面図。 スイッチにおけるF−S特性曲線の一例を示す図。 ピークストロークと心地よさの関係についての実験結果を示す図。 ピークまでの傾きと心地よさの関係についての実験結果を示す図。 ピーク前後における傾きの比と覚醒度の関係についての実験結果を示す図。 クリック率と覚醒度の関係についての実験結果を示す図。 ピークにおけるF−S特性の曲率半径と覚醒度の関係についての実験結果を示す図。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1には、本発明の実施形態におけるスイッチ1を示す。図示されるように、タクタイル・スイッチであるスイッチ1は、ハウジング2上に載置されたアウターステム3と、アウターステム3の下側に接触した状態でハウジング2内に配置されたインナーステム4とを備えている。
アウターステム3は、可撓性のある材料(例えばゴム)で形成された押圧部(操作部)であり、スイッチ1の操作者により頂部3Aが押圧されることで、撓み部3Bが変形して、下方に向けて操作(移動)可能となっている。また、インナーステム4は、ハウジング2の内面に設けたレール5に沿って上下に移動可能とされており、アウターステム3の操作量(ストローク)にしたがって下方に移動する。
インターステム4の下側には、荷重付与手段であるドーム部材6が配置されている。ドーム部材6は、例えば金属からなる椀形状の反転式バネ部材であり、初期状態では上側に凸状態となっており、インターステム4の下面と接触した状態にある。この状態からアウターステム3の押圧を開始すると、アウターステム3の下方に向けたストロークに応じて、ドーム部材6は、初期状態から下方に撓んでいき、この変形に伴う抵抗荷重をアウターステム3のストロークに対して付与するようになっている。
アウターステム3のストローク(ドーム部材6の下側への変形)がスイッチ切り換え地点に達すると、ドーム部材6は、凹状態(下側に凸状態)に反転した状態となる。これにより、ドーム下側に配置された接点7に接触し、スイッチがオンに切り換わる。また、これと同時に、ドーム部材6の反転により、アウターステム3のストロークに付与される荷重は急激に低下する。この荷重の急激な低下によって、操作者に対するクリック感が創出され、操作者はスイッチが切り換わったこと(スイッチ操作の完了)を認識することができるようになっている。
なお、ドーム部材6は、操作力が解除されると、初期状態(凸状態)に戻り、スイッチはオフに切り換わる。また、これに伴って、アウターステム3及びインナーステム4も初期位置に復帰するようになっている。
図2には、スイッチ1におけるF−S特性の一例を示す。ここで、F−S特性とは、操作部(アウターステム3)のストローク(操作量)に対する荷重(操作力)の関係であり、図2においては、横軸にストロークが、縦軸に荷重が示されている。図示されるように、F−S特性において、押圧開始地点0(特性曲線の初期位置I)から押圧が開始され、ストローク量が増加していくと、これに対する荷重も増大していく。そして、ストロークがピークストロークSpに至る(つまり、ストロークがスイッチ切り換え地点に至る)と、特性曲線はピークPに達し(荷重はピーク荷重Fpに達し)、その後のストロークでは、荷重がボトム荷重Fbまで急激に低下する(特性曲線はボトムBに至る)。
本発明は、このようなF−S特性を有するスイッチにおける操作感が、以下の5つの制御因子(1)〜(5)を適切に設定することにより、好適に制御できるという知見に基づくものである。
(1)ピークストロークSp
(2)ピークPに至るまでのF−S特性曲線の傾き(変化率)
(3)ピークPの前後におけるF−S特性曲線の変化割合の比
(4)クリック率
(5)ピークPにおけるF−S特性曲線の曲率半径R
これらの制御因子を適切に設定することにより、操作者に好適な操作感(後述する「心地よさ」及び「覚醒度」)を付与できるF−S特性を生成することができる。
ここで、上記(1)ピークストロークSpは、押圧部のスイッチ操作開始位置からスイッチ切り換え地点までのストローク量である。また、上記(2)F−S特性曲線の傾きは、F−S特性曲線におけるストロークに対する荷重の変化率であり、初期位置IからピークPに至る各地点における傾きが所定範囲内となるように設定される。
また、上記(3)ピークPの前後におけるF−S特性曲線の変化割合の比は、F−S特性曲線の初期位置IからピークPに至るまでの全体の傾きとピークPからボトムBに至るまでの全体の傾きの比を意味し、例えば、F−S特性曲線におけるピークP(スイッチ切り換え地点)からボトムB(荷重が前記ボトム荷重Fbとなる地点)に至る線分Xの傾きの絶対値に対する初期位置I(スイッチ操作開始地点)からピークPに至る線分Yの傾きの絶対値の比(何倍になっているか)として算出され、この算出値が所定の範囲内となるように設定される。
また、上記(4)クリック率は、スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合を意味し、ピーク荷重Fp(スイッチ切り換え地点における荷重)に対するピーク荷重Fpからボトム荷重Fbへの低下量(Fp−Fb)の比として、以下の式で算出される。
クリック率(%)=[(Fp−Fb)/Fp]×100
上記制御因子(1)〜(5)のうち、(1)ピークストロークSp及び(2)ピークPに至るまでのF−S特性曲線の傾きは、操作者の感じる心地よさを制御するための制御因子である。これらの制御因子を適切な範囲に設定することにより、操作者の感じる心地よさを高めることができる。
ここで、「心地よさ」は、操作者の副交感神経の働きが優勢となっている状態(操作者がリラックスしている状態)に相当するもので、例えば、心拍揺らぎ(心拍間隔のばらつき)が大きくなるほど、副交感神経の働きが優勢であり、心地よさの程度が高いと評価されることになる。
一方、上記制御因子(1)〜(5)のうち、(3)ピークPの前後におけるF−S特性曲線の変化割合の比と、(4)クリック率と、(5)ピークPにおけるF−S特性曲線の曲率半径Rは、操作者における覚醒度を制御するための因子である。また、(1)ピークストロークSpについては、操作者における覚醒度を制御するための因子としても用いられ得る。これらの制御因子を適切な範囲に設定することにより、操作者における覚醒度を高めることができる。
ここで、「覚醒度」は、操作者の交感神経の働きが優勢となっている程度(操作者の目が覚めるような程度)に相当するもので、例えば心拍数が大きくなるほど、交感神経の働きが優勢であり、覚醒度が高いと評価されることになる。
図3から図7には、各制御因子(1)〜(5)と操作者における心地よさ又は覚醒度との関係についての実験結果のグラフを示す。各グラフにおいて、点は実験データを表し、曲線は実験データに基づいて算出された制御因子と心地よさ又は覚醒度との関係を示している。
図3には、ピークストロークSpと快指数の関係についての実験結果のグラフを示す。ここで、快指数は、操作者の心地よさの程度を示すパラメータであり、数値が大きくなるほど心地よさの程度が高くなるものである。グラフから分かるように、ピークストロークSpが、0.5mm〜0.6mmであるときには、快指数が高い一方、ピークストロークSpが長くなり過ぎると、快指数は低下する。
図4には、ピークPに至るまでのF−S特性曲線の傾きと快指数の関係についての実験結果のグラフを示す。グラフから分かるように、快指数は、F−S特性曲線の傾きが大きくなるほど高くなり、F−S特性曲線の傾きが、7.5N/mm〜8.5N/mmに達すると好適に高い値となる。
図5には、ピークPの前後におけるF−S特性曲線の変化割合の比(図2における傾きXとYの絶対値の比)と覚醒指数の関係についての実験結果のグラフを示す。ここで、覚醒指数は、操作者の覚醒度を示すパラメータであり、数値が大きくなるほど操作者の覚醒度が高くなるものである。グラフから分かるように、傾きの比が5倍〜10倍の場合に、覚醒度は好適に高くなる。
図6には、クリック率と覚醒指数の関係についての実験結果のグラフを示す。グラフから分かるように、クリック率が大きくなるほど覚醒度は大きくなり、50%を超えると特に覚醒度が高められる。
図7には、ピークPにおけるF−S特性曲線の曲率半径Rと覚醒指数の関係についての実験結果のグラフを示す。本グラフにおいて、横軸は、ピークのRに対応するパラメータを示している。グラフから分かるように、ピークのRが適切な値に設定されると、覚醒度は高くなる。
上記実験結果等を考慮した各制御因子の具体的な設定例は、以下の通りである。
まず、ピークストロークSpは、図3の実験結果等に基づいて、例えば、0.5mm〜0.6mmの範囲内に設定される。また、ピークPに至るまでのF−S特性曲線の傾きは、図4の実験結果等に基づいて、例えば、7.5N/mm〜8.5N/mmの範囲内に設定される。これらの設定により、操作者の心地よさを好適に高めることができる。
また、ピークPの前後におけるF−S特性曲線の変化割合の比は、図5の実験結果等に基づいて、例えば、5倍以上、更に好ましくは5倍〜10倍の範囲内になるように設定される。また、クリック率は、図6の実験結果等に基づいて、例えば、50%以上、更に好ましくは50%〜60%の範囲内になるように設定される。これらの設定により、操作者の覚醒度を好適に高めることができる。
以上のように、本発明によれば、スイッチのF−S特性における制御因子を、操作者の心地よさを高めるための制御因子と覚醒度を高めるための制御因子に分けて、それぞれの制御因子毎に適切な値を設定することができるので、スイッチ操作における操作者の心地よさと覚醒度を同時に好適に高めることができる。
また、心地よさを高めるための制御因子(ピークストロークSp、ピークPに至るまでのF−S特性曲線の傾き)は、スイッチ操作がピークP(スイッチ切り換え地点)に至るまでの前半部分に関係する因子であり、覚醒度を高めるための制御因子(ピークストロークSp、ピークPの前後におけるF−S特性の傾きの比、クリック率、ピークPにおけるF−S特性曲線の曲率半径R)は、スイッチ操作がピークPに達した後の後半部分に関係する因子となっている。したがって、本発明は、スイッチ操作がスイッチ切り換え地点に至るまでは操作者の心地よさを高める一方で、スイッチ操作がスイッチ切り換え地点に達した後には操作者の覚醒度を高めることにより、最適な操作感を得るものである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲において適宜の変更が可能である。例えば、上記実施形態で示したスイッチ1は、本発明の適用されるスイッチの一例であり、本発明は、実施形態とは異なる構成のスイッチにも当然に適用可能である。
本発明は、車両内の各種機器等におけるタクタイル・スイッチにおいて、操作感を高めるために利用できる。
1 スイッチ
2 ハウジング
3 アウターステム
4 インターステム
5 レール
6 ドーム部材
7 接点
I 初期位置
P ピーク
B ボトム
Sp ピークストローク
Fp ピーク荷重
Fb ボトム荷重
前記目的を達成するため、本発明にあっては、次のような解決方法を採択している。すなわち、請求項1に記載のように、スイッチ操作のために押圧可能な押圧部と、前記押圧部のストロークに対して所定のF−S特性に基づいて抵抗荷重を与えるとともに、前記押圧部のストロークが、スイッチがオンに切り換わるスイッチ切り換え地点に到達したときに、荷重を所定のボトム荷重まで低下させる荷重付与手段とを備えたスイッチにおいて、スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量が、0.5mmから0.6mmの範囲内に設定され、スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至るまでのストロークに対する荷重の変化率が、前記F−S特性曲線におけるスイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至る各地点において、7.5N/mmから8.5N/mmの範囲内に設定され、前記F−S特性曲線におけるスイッチ切り換え地点から荷重が前記ボトム荷重となる地点に至る線分の傾きに対するスイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至る線分の傾きの絶対値の比として算出されるスイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比が、5倍から10倍の範囲内に設定され、スイッチ切り換え地点における荷重に対する前記ボトム荷重の比であるスイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合が、50%から60%の範囲内に設定される
上記解決手法によれば、スイッチの操作感に大きな影響を与える制御因子を管理する(スイッチ切り換え地点までのストローク量と、荷重の変化率を、操作者における心地よさを高める値に設定し、スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比と、スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合を、操作者における覚醒度を好適に高める値に設定する)ことにより、スイッチのF−S特性を設定するようにしたので、好適な操作感を有するスイッチを提供することができる。

Claims (9)

  1. スイッチ操作のために押圧可能な押圧部と、
    前記押圧部のストロークに対して所定のF−S特性に基づいて抵抗荷重を与えるとともに、前記押圧部のストロークが、スイッチがオンに切り換わるスイッチ切り換え地点に到達したときに、荷重を所定のボトム荷重まで低下させる荷重付与手段と
    を備えたスイッチにおいて、
    スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量と、
    スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至るまでのストロークに対する荷重の変化率と、
    スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比と、
    スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合と
    を制御因子として、前記F−S特性を設定するようにしたスイッチ。
  2. 請求項1に記載のスイッチにおいて、
    前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量と、前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至るまでのストロークに対する荷重の変化率は、前記押圧部の操作者における心地よさを制御する制御因子として用いられるスイッチ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスイッチにおいて、
    前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量と、前記スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比と、前記スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合は、前記押圧部の操作者における覚醒度を制御する制御因子として用いられるスイッチ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスイッチにおいて、
    前記制御因子は、前記押圧部のストロークがスイッチ切り換え地点に達するまでは前記操作者における心地よさを高める一方、前記押圧部のストロークがスイッチ切り換え地点に達した後には前記操作者における覚醒度を高めるように設定されるスイッチ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスイッチにおいて、
    前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点までのストローク量は、0.5mmから0.6mmの範囲内に設定されるスイッチ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のスイッチにおいて、
    前記スイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至るまでのストロークに対する荷重の変化率は、前記F−S特性曲線におけるスイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至る各地点において、7.5N/mmから8.5N/mmの範囲内に設定されるスイッチ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のスイッチにおいて、
    前記スイッチ切り換え地点の前後におけるストロークに対する荷重の変化割合の比は、前記F−S特性曲線におけるスイッチ切り換え地点から荷重が前記ボトム荷重となる地点に至る線分の傾きに対するスイッチ操作開始地点からスイッチ切り換え地点に至る線分の傾きの絶対値の比として算出され、5倍から10倍の範囲内に設定されるスイッチ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のスイッチにおいて、
    前記スイッチ切り換えに伴う荷重の低下割合は、スイッチ切り換え地点における荷重に対する前記ボトム荷重の比であり、50%から60%の範囲内に設定されるスイッチ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のスイッチにおいて、
    前記スイッチ切り換え地点における前記F−S特性の曲率半径が、前記操作者における覚醒度を制御する制御因子として用いられるスイッチ。
JP2017246010A 2017-12-22 2017-12-22 スイッチ Expired - Fee Related JP6519646B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017246010A JP6519646B1 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017246010A JP6519646B1 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6519646B1 JP6519646B1 (ja) 2019-05-29
JP2019114382A true JP2019114382A (ja) 2019-07-11

Family

ID=66655648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017246010A Expired - Fee Related JP6519646B1 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6519646B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09167540A (ja) * 1995-12-19 1997-06-24 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチ
JP2000276970A (ja) * 1999-03-26 2000-10-06 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチ用カバー部材
US20100264007A1 (en) * 2009-04-20 2010-10-21 Jung Jae-Jun Portable terminal
JP2011100477A (ja) * 2010-12-24 2011-05-19 Kyocera Corp 入力装置および入力装置の制御方法
JP2015185281A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 ソニー株式会社 キーボードカバーおよび電子機器
JP2017157441A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 信越ポリマー株式会社 押釦スイッチ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09167540A (ja) * 1995-12-19 1997-06-24 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチ
JP2000276970A (ja) * 1999-03-26 2000-10-06 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチ用カバー部材
US20100264007A1 (en) * 2009-04-20 2010-10-21 Jung Jae-Jun Portable terminal
JP2011100477A (ja) * 2010-12-24 2011-05-19 Kyocera Corp 入力装置および入力装置の制御方法
JP2015185281A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 ソニー株式会社 キーボードカバーおよび電子機器
JP2017157441A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 信越ポリマー株式会社 押釦スイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6519646B1 (ja) 2019-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6400960B2 (ja) キースイッチ装置、キーボード及び反力発生部材
CN103661160B (zh) 车辆用户控制系统与执行车辆命令的方法
US20110042189A1 (en) Multi-directional switch device
CN105719882B (zh) 具有电容感测技术的复合式摇杆按钮
EP3594053B1 (de) Fahrzeugsitz mit bedieneinrichtung
JP2015011376A (ja) 操作入力装置
JP6519646B1 (ja) スイッチ
JP6092373B2 (ja) 起動条件を有する、自動車の触覚式アクセルペダル制御方法および制御装置ならびに当該方法を実行するためのコンピュータプログラムおよび当該コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み出し可能媒体
JP2015536856A (ja) 移動抑止機能が模擬される、自動車のハプティックアクセルペダルの制御方法および制御機器
WO2017097399A1 (de) Haptische rückmeldung bei einer nutzerschnittstelle
TWI721245B (zh) 反作用力產生構件及按鍵裝置
CN103791072A (zh) 用于车辆传动装置的变速杆
CN104201023A (zh) 一种单键多点多档位开关
JP2008505411A (ja) 自動車用の制御要素
US10422423B2 (en) Operating element of a motor vehicle
KR101512231B1 (ko) 파워 시트 조절스위치
JP2008204674A (ja) ダイヤル機構
WO2021124673A1 (ja) 操作装置
CN207977264U (zh) 一种多档位的窗提升开关
CN109835193A (zh) 控制用于机动车的操作装置的方法以及操作装置
CN100377021C (zh) 具有快速跳出按钮的下沉式转换部件
US9812272B1 (en) Operator control device for a vehicle, in particular a passenger motor vehicle
CA2796609C (en) Actuation element
JP2007311278A (ja) スイッチ
JP7157264B2 (ja) 反力発生部材及びキースイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6519646

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees