JP2019113800A - 人体模型 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、人の所定部位に関する人体模型に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る人体模型の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る人体模型を概念的に示す斜視図である。図2は、図1のA−A矢視断面図である(一部図示省略)。図3は、図1の後述する疑似血管部20aの第1疑似血管部21の周辺領域の拡大図である(一部図示省略)。以下の説明では、図1のX方向を人体模型の左右方向(−X方向を人体模型の左方向、+X方向を人体模型の右方向)、図1のY方向を人体模型の前後方向(+Y方向を人体模型の前方向、−Y方向を人体模型の後方向)、図1のZ方向を人体模型の上下方向(+Z方向を人体模型の上方向、−Z方向を人体模型の下方向)と称する。
まず、基部10の構成について説明する。基部10は、人体模型1の基本構造体である。この基部10は、中実体にて形成されており、具体的には、図2に示すように、疑似骨部11、疑似筋肉部12、及び接合部材13を備えている。
図1に戻り、次に、疑似血管部20a〜20cの構成について説明する。疑似血管部20a〜20cは、人体の血管を模した部分であって、当該疑似血管部20a〜20cの各々の内部に後述する疑似血液PBが充填される部分である。これら疑似血管部20a〜20cは、例えば公知の疑似血管用のチューブ(一例として、樹脂製のチューブ等)を用いて構成され、基部10の外側側部に設けられており、具体的には、図1、図2に示すように、基部10における実際の腕部の血管に対応する位置にそれぞれ配置されている。また、図1、図3に示すように、疑似血管部20a〜20cの各々は、第1疑似血管部21及び第2疑似血管部22を備えている。
図1に戻り、次に、疑似皮膚部30の構成について説明する。疑似皮膚部30は、人体の皮膚を模した部分である。また、この疑似皮膚部30は、例えば公知の疑似皮膚用の樹脂材(一例として、ウレタン系樹脂材等)を用いて構成され、基部10の外側側部に設けられており、具体的には、図1、図2に示すように、疑似皮膚部30によって疑似血管部20a〜20cが覆われるように配置されている(図2では、基部10及び疑似血管部20a〜20cが覆われるように配置されている)。なお、この疑似皮膚部30の構成の詳細については、後述する。
次に、疑似血管部20及び疑似皮膚部30の構成の詳細について説明する。図4は、人体模型1に外力が加えられた状態を示す図であり、図1に対応する領域を示す図である。
続いて、このように構成された人体模型1の作用について説明する。
このように実施の形態によれば、疑似血管部20a(加圧部)によって加圧された疑似血液PBが疑似血管部20及び疑似皮膚部30を介して人体模型の外側へ流出するように、疑似血管部20及び疑似皮膚部30を形成したので、例えば機械装置によって疑似皮膚部30に外力(一例として、押圧力)が加えられた場合に、疑似血管部20に充填された疑似血液PBを人体模型1の外側へ確実に流出させることができる。よって、従来技術(単に、疑似筋肉に配置された疑似血管と疑似血管を覆う疑似皮膚とを備えた技術)に比べて、人の所定部位に外力が加えられた際の損傷状態を疑似的に再現でき、人体模型1の再現性を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、基部10が、中実体にて形成されていると説明したが、これに限らず、例えば、中空体にて形成されてもよい。この場合には、疑似骨部11、疑似筋肉部12、及び接合部材13が省略される。
上記実施の形態では、加圧部が疑似血管部20であると説明したが、これに限らず、例えば、疑似血管部20に代えて、疑似血管部20に充填される疑似血液PBを加圧するための公知の加圧装置を別途設けてもよい。
上記実施の形態では、疑似血管部20及び疑似皮膚部30が、基部10に対して着脱自在に取り付けられていると説明したが、これに限らない。例えば、人体模型1が使い捨て用の人体模型1である場合には、疑似血管部20及び疑似皮膚部30は、基部10に対して着脱できないように取り付けられてもよく、一例として、比較的粘着力が高い接着剤(例えば、瞬間接着剤)を用いて取り付けられてもよい。
付記1の人体模型は、人の所定部位に関する人体模型であって、基部と、前記基部の外側側部に設けられた疑似血管部であって、当該疑似血管部の内部に疑似血液が充填される疑似血管部と、前記基部の外側側部に設けられた疑似皮膚部であって、当該疑似皮膚部によって前記疑似血管部が覆われるように配置された疑似皮膚部と、前記疑似血管部に充填される前記疑似血液を加圧するための加圧部と、を備え、前記加圧部によって加圧された前記疑似血液が前記疑似血管部及び前記疑似皮膚部を介して当該人体模型の外側へ流出するように、前記疑似血管部及び前記疑似皮膚部を形成した。
付記1に記載の人体模型によれば、加圧部によって加圧された疑似血液が疑似血管部及び疑似皮膚部を介して当該人体模型の外側へ流出するように、疑似血管部及び疑似皮膚部を形成したので、例えば機械装置によって疑似皮膚部に外力(一例として、押圧力)が加えられた場合に、疑似血管部に充填された疑似血液を人体模型の外側へ確実に流出させることができる。よって、従来技術(単に、疑似筋肉に配置された疑似血管と疑似血管を覆う疑似皮膚とを備えた技術)に比べて、人の所定部位に外力が加えられた際の損傷状態を疑似的に再現でき、人体模型の再現性を向上させることができる。
10 基部
11 疑似骨部
12 疑似筋肉部
13 接合部材
20、20a、20b、20c 疑似血管部
21 第1疑似血管部
22 第2疑似血管部
23 弁体
30 疑似皮膚部
50 注入装置
PB 疑似血液
Claims (3)
- 人の所定部位に関する人体模型であって、
基部と、
前記基部の外側側部に設けられた疑似血管部であって、当該疑似血管部の内部に疑似血液が充填される疑似血管部と、
前記基部の外側側部に設けられた疑似皮膚部であって、当該疑似皮膚部によって前記疑似血管部が覆われるように配置された疑似皮膚部と、
前記疑似血管部に充填される前記疑似血液を加圧するための加圧部と、を備え、
前記加圧部によって加圧された前記疑似血液が前記疑似血管部及び前記疑似皮膚部を介して当該人体模型の外側へ流出するように、前記疑似血管部及び前記疑似皮膚部を形成した、
人体模型。 - 前記疑似血管部及び前記疑似皮膚部を、前記基部に対して着脱自在に取り付けた、
請求項1に記載の人体模型。 - 当該人体模型は、人の腕部又は脚部に関する模型である、
請求項1又は2に記載の人体模型。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111554165A (zh) * | 2020-05-14 | 2020-08-18 | 珠海赛纳三维科技有限公司 | 关节模型及其打印方法、打印系统、三维打印设备 |
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JP2014153482A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Kcc Shokai Ltd | 注射練習具 |
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2017
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CN111554165B (zh) * | 2020-05-14 | 2023-10-03 | 珠海赛纳三维科技有限公司 | 关节模型及其打印方法、打印系统、三维打印设备 |
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