JP2019112873A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性を向上させることが可能な、宅配ボックスを備える建具を提供すること。【解決手段】縦枠31、32、横枠33、34及び方立35を有する枠体30と、枠体30の内側で方立35の左右一側に配置される戸体20と、枠体30の内側で方立35の左右他側に配置され、開口部101を有する袖部10と、開口部101に配置される宅配ボックス60と、を備え、宅配ボックス60は、配達物を収容する本体部61及び本体部61の取出口601を開閉する扉62を有し、扉62は、縦枠31、32側に取り付けられ、戸先側で上下方向に延びる戸先側縁は、方立35の室外側面に対向するように配置される建具1である。【選択図】図9

Description

本発明は、建具に関する。
従来、不在時に宅配物を受け取るための宅配ボックスにおいて、玄関ドアの袖部に配置される建具と一体型のものが知られている。この種の建具を記載するものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、玄関ドア枠内における袖部に配達物投入扉を設けた建具について記載されている。
実開昭61−94174号公報
特許文献1で記載された宅配ボックスは、取手に手を掛けて手前に引き出すように構成されている。しかしながら、宅配ボックスの前面に取手が設けられていると、建具の前面に突起が形成されていることになり、塵埃等が付きやすいうえ意匠性も損なわれるという問題があった。建具が玄関に取り付けられる場合には、宅配ボックスも視認されやすい位置に配置されるため、意匠性のさらなる向上が望まれている。
本発明は、意匠性を向上させることが可能な、宅配ボックスを備える建具を提供することを目的とする。
本発明は、縦枠(例えば、後述の縦枠31、32)、横枠(例えば、後述の横枠33、34)及び方立(例えば、後述の方立35)を有する枠体(例えば、後述の枠体30)と、前記枠体の内側で前記方立の左右一側に配置される戸体(例えば、後述の戸体20)と、前記枠体の内側で前記方立の左右他側に配置され、開口部(例えば、後述の開口部101)を有する袖部(例えば、後述の袖部10)と、前記開口部に配置される宅配ボックス(例えば、後述の宅配ボックス60)と、を備え、前記宅配ボックスは、配達物を収容する本体部(例えば、後述の本体部61)及び該本体部の取出口を開閉する扉(例えば、後述の扉62)を有し、前記扉は、前記縦枠側に取り付けられ、戸先側で上下方向に延びる戸先側縁は、前記方立の室外側面に対向するように配置される建具(例えば、後述の建具1)に関する。
前記扉は、前記本体部に接続可能に前記本体部と別体に形成されていることが好ましい。
前記開口部を形成する前記枠体と前記宅配ボックスの間に配置される気密材(例えば、後述の室外側気密材314、332、354、367)を更に備えることが好ましい。
前記開口部を囲む前記縦枠、前記横枠及び前記方立の少なくとも一部は、見込方向室内側に気密材を保持する保持片(例えば、後述の室外側保持片311、351、365)を有し、前記宅配ボックスは、前記保持片に保持される前記気密材に対向する見付面部(例えば、後述の室外側見付面部701、711、721)を有し、前記気密材が前記見付面部に見込方向で室内側から押圧された状態で前記枠体に固定されることが好ましい。
前記宅配ボックスに対して上下方向で並ぶ採光部(例えば、後述の採光パネル12)を更に備え、前記採光部は、前記保持片と同じ形状の採光部側保持片(例えば、後述の室外側保持片311、351)と、前記採光部側保持片に保持され、前記採光部の室外側に見込方向で接触する採光部側気密材(例えば、後述の室外側気密材314、354)を有することが好ましい。
本発明によれば、意匠性を向上させることが可能な、宅配ボックスを備える建具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る建具を室外側から見た図である。 本実施形態の建具における袖部の縦断面図である。 本実施形態の建具における上部の横断面図である。 本実施形態の建具における下部の横断面図である。 本実施形態の宅配ボックスの扉が開いた状態を示す斜視図である。 本実施形態の建具の宅配ボックスが取り付けられる前の状態を室内側から示す斜視図である。 本実施形態の宅配ボックスに固定される上面取付プレート及び側面取付プレートを示す斜視図である。 本実施形態の建具に取り付けられた宅配ボックスを室内側から見た斜視図である。 本実施形態の袖部の部分拡大断面図である。 本実施形態の宅配ボックスの扉の裏板における吊元側の部分斜視図であり、(a)図は気密材を貼る前、(b)図は気密材を貼って屈曲させた後を示す。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る建具1の正面図である。図2は、建具1における袖部10の縦断面図である。図3は、建具1における上部の横断面図であり、図4は、建具の下部の横断面図である。なお、以下の説明で左右方向は、図1を正面としたときの左右方向である。
図1〜図4に示す建具1は、枠体30と、戸体20と、袖部10と、を備える玄関ドアである。
枠体30は、建具1の四周を構成するともに、戸体20と袖部10の間を仕切るものである。枠体30は、一対の縦枠31、32と、一対の横枠33、34と、方立35と、無目36と、を備える。
一対の縦枠31、32は、建具の左右方向における一方と他方の端部に配置される。一方の縦枠31は、袖部10の側方に、他方の縦枠32は、戸体20の側方に配置される。一対の横枠33、34は、建具の上下に配置される。一対の縦枠31、32及び一対の横枠33、34が建具1の四周を形成する。
方立35は、枠体30の内側を左右一側と左右他側に区画する。方立35によって区画された左右一側に戸体20が配置され、左右他側に袖部10が配置される。無目36は、縦枠31と方立35の間に配置される。無目36によって袖部10が上下に区画される。方立35における戸体20側の見込面には保持片368が形成され、この保持片368が閉鎖位置の戸体20に見込方向で当接する室外側気密材369を支持する。
戸体20は、枠体30に対して開閉可能に取り付けられており、建具1の出入口を構成する。本実施形態の戸体20は、縦枠32に複数のヒンジ320を介して回転可能に支持される。縦枠32におけるヒンジ320が固定される見込面には、保持片322が形成される。保持片322は、閉鎖位置の戸体20に見込方向で当接するクッション材321を支持する。
袖部10は、その上部に採光パネル12が配置され、下部に宅配ボックス60が配置される開口部101を有する。
採光パネル12は、光を透過する部材によって構成される。本実施形態の採光パネル12は、室外側パネル12aと室内側パネル12bがスペーサー12cを介して離間するように配置される複層ガラス(ガラス面材)である。
採光パネル12を保持する構成について説明する。図2に示すように、採光パネル12の上部は、横枠33の下側に配置される上部保持部材331によって保持される。上部保持部材331の下部は採光パネル12の上部が差し込まれるガラス溝となっている。上部保持部材331には、室外側気密材332及び室内側気密材333が配置されており、採光パネル12は、その上部が見込方向で室外側気密材332と室内側気密材333に挟み込まれた状態で保持される。
採光パネル12の下部は、無目36の上部に形成される下部保持部361よって保持される。下部保持部361は、その上部がガラス溝となっており、上部保持部材331と同様に、室外側気密材362と室内側気密材363が配置される。採光パネル12は、その下部が見込方向で室外側気密材362と室内側気密材363に挟み込まれた状態で保持される。また、下部保持部361の内側には採光パネル12を下から支持するセッティングブロック364が配置される。
図3に示すように、採光パネル12は、左右方向一側の側部が方立35によって保持されるとともに、左右方向他側の側部が縦枠31によって保持される。
方立35の袖部10側の見込面には室外側保持片351及び室内側延出片352が形成される。また、方立35の見込面における室外側保持片351と室内側延出片352の間には、室内側係合部材353を係合するための係合片357が形成される。室内側係合部材353は、その室内側の部位が室内側延出片352に係合されるとともに室外側端部が係合片357に係合される。室外側保持片351と室内側係合部材353によってガラス溝が形成され、該ガラス溝の内側にはセッティングブロック356が配置される。また、室外側保持片351は、方立35の本体部分から見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室内側に屈曲するように形成される。室外側保持片351の先端には室外側気密材354が配置される。室内側係合部材353は、見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室外側に屈曲するように形成され、その先端には室内側気密材355が配置される。採光パネル12は、その方立35側の側部が見込方向で室外側気密材354と室内側気密材355に挟み込まれた状態で保持される。方立35の室外側保持片351及び室内側延出片352は、方立35の本体部分の室内側面35a及び室外側面35bよりも見込方向内側で袖部10側に突出する。このため、方立35の室外側面35bには、袖部10側で室内側に窪むような段差が形成される。
縦枠31の袖部10側の見込面には室外側保持片311及び室内側延出片312が形成される。また、縦枠31の見込面における室外側保持片311と室内側延出片312の間には、室内側係合部材313を係合するための係合片317が形成される。室内側係合部材313は、その室内側の部位が室内側延出片312に係合されるとともに室外側端部が係合片317に係合される。室外側保持片311と室内側係合部材313によってガラス溝が形成され、該ガラス溝の内側にはセッティングブロック316が配置される。また、室外側保持片311は、縦枠31の本体部分から見付方向の方立35側に延びた後、見込方向室内側に屈曲するように形成される。室外側保持片311の先端には室外側気密材314が配置される。室内側係合部材313は、見付方向の縦枠31側に延びた後、見込方向室外側に屈曲するように形成され、その先端には室内側気密材315が配置される。採光パネル12は、その縦枠31側の側部が見込方向で室外側気密材314と室内側気密材315に挟み込まれた状態で保持される。縦枠31の室外側保持片311及び室内側延出片312は、方立35の室外側保持片351及び室内側延出片352とそれぞれ向かい合う位置に配置される。室外側保持片311及び室内側延出片312は、縦枠31の本体部分の室内側面31a及び室外側面31bよりも見込方向内側で袖部10側に突出する。このため、縦枠31の室外側面31bには、袖部10側で室内側に窪むような段差が形成される。この段差は、方立35側で形成される段差と対称な位置で形成される。
室外側気密材332、362、354、314は、何れも先付ビードであり、ゴム等の弾性変形可能な部材によって構成される。室内側気密材333、363、355、315も、弾性変形可能な部材によって構成される。
宅配ボックス60は、無目36を挟んで採光パネル12の下方に位置する。宅配ボックス60は、宅配物等を収容可能な空間を有する本体部61と、本体部61に対して開閉可能に取り付けられる扉62と、を主要な構成として備える。
図5は、本実施形態の宅配ボックス60の扉が開いた状態を示す斜視図である。図5に示すように、本体部61は、枠体30に固定された状態で室外側に投入口を兼ねる取出口601が形成される(図5参照)。本体部61の取出口601が扉62によって閉鎖されることにより、宅配ボックス60の内部が外部から隔てられる。扉62は、本体部61における縦枠31側に開閉可能に支持されている。扉62の方立35側に位置する戸先側が手掛け部621となっている。また、扉62には、暗証番号を入力する操作部622やロック機構623等の機能部品が配置される。
次に、宅配ボックス60の取付構造について説明する。図6は、本実施形態の建具1の宅配ボックス60が取り付けられる前の状態を室内側から示す斜視図である。図7は、本実施形態の宅配ボックス60に固定される上面取付プレート70及び側面取付プレート71、72を示す分解斜視図である。図8は、本実施形態の建具1に取り付けられた宅配ボックス60を室内側から見た斜視図である。
図7及び図8に示すように、本実施形態の宅配ボックス60には、本体部61の上面に配置される上面取付プレート70と、本体部61の左右両側の側面にそれぞれ配置される側面取付プレート71、72と、が配置される。
図2に示すように、上面取付プレート70は、本体部61の上面に固定される固定面700と、固定面700の室外側端部から上方に屈曲する室外側見付面部701と、固定面700の室内側端部から上方に屈曲した後、見込方向室外側に延びて下方に折り返す当接部702と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面700を貫通して本体部61に固定されることで上面取付プレート70が本体部61に固定される。
無目36の下面には室外側保持片365及び室内側延出片366が形成されている。室外側保持片365は、無目36の本体部分から下方に延出した後、見込方向室内側に屈曲する。室外側保持片365の先端には、室外側気密材367が固定される。宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、上面取付プレート70の室外側見付面部701が、室外側気密材367に見込方向で接触するとともに当接部702の室外側の見付面703が室内側延出片366に対向する状態となる。無目36は、縦枠31及び方立35よりも室内側に奥まっており、段差状になっている。当接部702は、宅配ボックス60が固定された状態で、その室内側の面が縦枠31及び方立35の室内側の面と面一になる形状に構成される。
図4に示すように、側面取付プレート71は、本体部61の側面に固定される固定面710と、固定面710の室外側端部から縦枠31側に屈曲する室外側見付面部711と、固定面710の室内側端部から縦枠31側に延出した後、見込方向室外側に延び、更に本体部61側に折り返す当接部712と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面710を貫通して本体部61に固定されることで側面取付プレート71が本体部61に固定される。
宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、側面取付プレート71の室外側見付面部711が、縦枠31の室外側保持片311の室外側気密材314に見込方向で接触するとともに当接部712の室外側の見付面713が室内側延出片352に対向する状態となる。図8に示すように、当接部712の室内側面には貫通孔725が上下方向に間隔をあけて複数形成される。この貫通孔725を通じてリベット等の締結部材716が当接部712の室外側の見付面を貫通して縦枠31の室外側保持片311に締結される。貫通孔725にはカバー部材730が配置され、締結部材716が室内側からも見えない位置となっている。
側面取付プレート72は、本体部61の側面に固定される固定面720と、固定面720の室外側端部から方立35側に屈曲する室外側見付面部721と、固定面720の室内側端部から方立35側に延出した後、見込方向室外側に延び、更に本体部61側に折り返す当接部722と、を備える。図7に示すように、ネジ等の締結部材705が固定面720を貫通して本体部61に固定されることで側面取付プレート72が本体部61に固定される。
宅配ボックス60が袖部10に固定された状態では、側面取付プレート72の室外側見付面部721が、方立35の室外側保持片351の室外側気密材354に見込方向で接触するとともに当接部722の室外側の見付面723が室内側延出片352に対向する状態となる。当接部722の室内側面には貫通孔725が上下方向に間隔をあけて複数形成される。この貫通孔725を通じてネジ等の締結部材726が当接部722の室外側の見付面を貫通して方立35の室外側保持片351に締結される。貫通孔725にはカバー部材730が配置され、締結部材716が室内側からも見えない位置となっている。
宅配ボックス60の下面は、横枠34の上側に配置される下部保持部材341によって保持される。下部保持部材341の上部は溝状になっている。下部保持部材341の室外側上部には室外側気密材345が配置される。本体部61の室外側は、この室外側気密材345を介して下から支持される。
次に、宅配ボックス60における宅配物の取出方法について説明する。図4に示すように、本実施形態の宅配ボックス60は、建具1の本体部61の室内側には取出口が形成されておらず、扉62を開いたときのみ取出口601を通じて宅配ボックスの内部にアクセスできるようになっている。
次に、宅配ボックス60の扉62についてより詳細に説明する。
図9は、袖部10の部分拡大断面図である。
本体部61は、取出口601と、天板612と、床板613と、一対の側板614と、取出口601に対向する室内側板615と、を有する。
扉62は、表板62a及び裏板62bを有し、外縁で接合されて形成される。図9に示す通り、扉62の幅は、本体部61の取出口601と一対の側板614の厚みを合せた幅より広く形成されている。扉62の吊元側は、本体部61の縦枠31側の側板614に蝶番64を介して取り付けられる。扉62の戸先側で上下方向に延びる戸先側縁は、方立35側の側板614を越えて方立35側に突出する。扉62の戸先側縁は、方立35の袖部10側における室外側面の端部に対向して、方立35の室外側保持片351と見込方向に重なるように配置される。
図9に示すように、手掛け部621は、平面視で扉62の表板62a側が平坦に形成され、裏板62bが戸先で表板62a側に向かって傾斜することで形成される。手掛け部621の裏板62bの傾斜の裏には、略三角形の隙間Sが形成される。
方立35の袖部10側は、採光パネル12を挟持する室外側保持片351及び室内側延出片352によって採光パネル12側に窪む段差が形成されているので、扉62の戸先側に形成される略三角形の隙間と段差との間に指をかける空間が形成される。この空間に手掛け部621が配置されることで、室外側から指を空間に挿入しつつ、手掛け部621の室内側を室外側に向かって指で押すことで扉62が開く。
扉62は、本実施形態では、本体部61に接続可能に本体部61と別体に形成されている。本体部61よりも扉62の方が幅広になっているため、扉62が一体となっていると、宅配ボックス60の取り付け時には、ネジ止め等で内部が視認できなくなる等、施工しにくくなるからである。扉62は、本体部61を袖部10の開口部101に取り付けた後、本体部61の吊元側の側板614に扉62を取り付ける。
図10は、宅配ボックス60の扉62の裏板62bにおける吊元側の部分斜視図であり、(a)図は気密材65を貼る前、(b)図は気密材65を貼って屈曲させた後を示す。図10(a)に示すように、扉62の裏板62bの吊元側の端部63は、室内側に折り曲げられて更に巻き込むように室外側へ向かい、図示するように、五つの面を有する。
第1面631は、裏板62bの吊元側で更に室外側に向かって屈曲し、室内外方向に延びる。
第2面632は、第1面631の端部から、扉62の面方向に沿うように延びる。
第3面633は、第1面631と向かい合う位置で、室内側に向かって屈曲し、室内外方向に延びる。
第4面634は、第3面633の端部から、第2面632に対向し、建具の左右方向に延びる。第4面634には、蝶番64が取り付けられ、蝶番64を介して扉62が建具の縦枠に取り付けられる。
第5面635は、第3面633の端部から更に室外側に向かって屈曲し、室内外方向に延びる。第5面635は、第1面631に向かい合う。
図10(a)に示すように、裏板62bは、機械加工により第1面631と第2面632の間、第3面633と第4面634との間、第4面634と第5面635との間は予め屈曲されている。しかし、図10(b)に示すように、第1面631と第5面635との間を気密に保ち、雨水の侵入等を防止するため、第1面631と第5面635との間に気密材65を貼付する。作業者が手で貼付するに当たり、仮に第2面632と第3面633の間が予め屈曲していると、指が入らないので貼り付けづらい。
図10(a)に示すように、第2面632と第3面633との境界には、裏板62bの長手方向に沿って、細長い長孔636を断続的に配置するとともに、長孔636と長孔636との間に円形の丸孔637を2つ配置する。気密材65を貼付する前は、第2面632及び第3面633が同じ面で繋がっているので広い空間が形成される。この状態で、作業者は気密材65を第1面631に貼付することができる。
図10(b)に示すように、長孔636と丸孔637が形成されることにより、第1面631に気密材65を貼付した後、第2面632と第3面633との間を人力で屈曲させることが可能になる。この時、丸孔637が2つ長孔636の間に配置されていることで、第2面632と第3面633との間の境界に角が形成されやすく、人力でも曲げ加工のばらつきを防止することができる。図10(b)では、説明の便宜のために第1面631と第5面635との間が開いているが、人力で屈曲させると、実際には第1面631と第5面635との間はより狭くなり、気密材65によって塞がれる。扉62の蝶番64の近傍に気密材65が取り付けられることで、室外側より本体部61内部に雨水等が入りこむことが防止される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、建具1を、縦枠31、32、横枠33、34及び方立35を有する枠体30と、枠体30の内側で方立35の左右一側に配置される戸体20と、枠体30の内側で方立35の左右他側に配置され、開口部101を有する袖部10と、開口部101に配置される宅配ボックス60と、を含んで構成した。また、宅配ボックス60を、配達物を収容する本体部61及び本体部61の取出口601を開閉する扉62を含んで構成した。また、扉62を、縦枠31側に取り付けられ、戸先側で上下方向に延びる戸先側縁を、方立35の室外側面に対向するように配置させた。
これにより、扉62の戸先側縁が手掛け部621となるので、取手を設けなくても扉62を開きやすくすることができる。また、取手を扉62の前表面に設ける必要がないので、宅配ボックス60の室外側表面をすっきりさせることができ、建具1の意匠性を向上させることができる。特に、扉62の戸先側の縁が方立35の一部を覆うように位置するので、宅配ボックス60と方立35の境界部分が見えなくなり、意匠性が向上する。
また、本実施形態では、扉62を、本体部61に接続可能に本体部61と別体に形成した。これにより、扉62の戸先側の縁が方立35の室外側面に対向するように扉62を本体部61の開口部101より大きくしても、本体部61を先に袖部10の開口部に挿入して取り付けた後で、扉62を取り付けることがき、施工性が向上する。
また、本実施形態では、開口部101を形成する枠体30(縦枠31、横枠34、方立35、無目36)と宅配ボックス60の間に配置される室外側気密材314、332、354、367を更に含んで構成した。これにより、宅配ボックス60が袖部10の開口部101に取り付けられていても、宅配ボックス60と枠体30の隙間が室外側気密材314、332、354、367によって埋められ、室内への雨水や塵埃の進入を効果的に防止できる。
また、本実施形態では、縦枠31は見込方向室内側に室外側気密材314を保持する室外側保持片311を有し、方立35は見込方向室内側に室外側気密材354を保持する室外側保持片351を有し、無目36は見込方向室内側に室外側気密材367を保持する室外側保持片365を有するように構成した。また、宅配ボックス60を、室外側気密材314に対向する室外側見付面部711と、室外側気密材354に対向する室外側見付面部721と、室外側気密材367に対向する室外側見付面部701と、を含んで構成し、室外側気密材314、354、367のそれぞれを、室外側見付面部701、711、721に見込方向で室内側から押圧された状態で枠体30に固定させた。
これにより、室外側気密材314、354、367のそれぞれが押圧された状態で宅配ボックス60が枠体30に対して固定されるので、部品間の誤差があっても室外側気密材314、354、367がその誤差に応じて追従するように変形し、シール性能がより一層向上する。
また、本実施形態では、宅配ボックス60に対して上下方向で並ぶ採光パネル12を更に含んで構成した。また、採光パネル12を、宅配ボックス60を保持する室外側保持片311、351と同じ形状の室外側保持片311、351と、宅配ボックス60側の室外側気密材314、354と共通の形状であって採光パネル12の室外側に見込方向で接触する室外側気密材314、354と、を含んで構成した。
これにより、採光パネル12を室外側で保持する形状と宅配ボックス60を室外側で保持する形状を共通化できるので、部品点数の削減を達成しつつ、水密性を向上させることができる。また、宅配ボックス60が配置されておらず、袖部が採光パネルのみで形成されている建具にも、後付で宅配ボックス60を固定することができる。
また、本実施形態では、宅配ボックス60の下側に位置する横枠34に配置される室外側気密材345を介して、当該宅配ボックス60が下から支持させた。
これにより、締結部材を締結することが難しい宅配ボックス60の下側の支持構造をシンプルにまとめることができ、製造性を低下させることなく水密性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、手掛け部621を、扉62の表板52aが平坦で、裏板の戸先側に傾斜をつけることで構成しているが、これに限られない。扉62の戸先側の縁が方立35の袖部10側と対向して見込方向に重なっていれば、戸先側の縁に沿ってリブを設ける等、形状は問わない。
1 建具
10 袖部
12 採光パネル12(採光部)
20 戸体
30 枠体
31、32 縦枠
33、34 横枠
35 方立
60 宅配ボックス
61 本体部
62 扉
101 開口部
311、351、365 室外側保持片(保持片)
311、351 室外側保持片(採光部側保持片)
314、332、354、367 室外側気密材(気密材)
314、354 室外側気密材(採光部側気密材)
701、711、721 室外側見付面部(見付面部)

Claims (6)

  1. 縦枠、横枠及び方立を有する枠体と、
    前記枠体の内側で前記方立の左右一側に配置される戸体と、
    前記枠体の内側で前記方立の左右他側に配置され、開口部を有する袖部と、
    前記開口部に配置される宅配ボックスと、を備え、
    前記宅配ボックスは、配達物を収容する本体部及び該本体部の取出口を開閉する扉を有し、
    前記扉は、前記縦枠側に取り付けられ、戸先側で上下方向に延びる戸先側縁は、前記方立の室外側面に対向するように配置される建具。
  2. 前記扉は、前記本体部に接続可能に前記本体部と別体に形成されている、請求項1に記載の建具。
  3. 前記開口部を形成する前記枠体と前記宅配ボックスの間に配置される気密材を更に備える請求項1又は2に記載の建具。
  4. 前記開口部を囲む前記縦枠、前記横枠及び前記方立の少なくとも一部は、見込方向室内側に気密材を保持する保持片を有し、
    前記宅配ボックスは、前記保持片に保持される前記気密材に対向する見付面部を有し、前記気密材が前記見付面部に見込方向で室内側から押圧された状態で前記枠体に固定される請求項3に記載の建具。
  5. 前記宅配ボックスに対して上下方向で並ぶ採光部を更に備え、
    前記採光部は、
    前記保持片と同じ形状の採光部側保持片と、
    前記採光部側保持片に保持され、前記採光部の室外側に見込方向で接触する採光部側気密材を有する請求項4に記載の建具。
  6. 前記宅配ボックスの下側に位置する前記横枠に配置される前記気密材を介して当該宅配ボックスが下から支持される請求項3から5の何れかに記載の建具。
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