JP2019112071A - 陳列収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】上部トレーを底上げ台として簡単に使用できるようにする。【解決手段】陳列収納箱1は,対向する天面部12および底面部14と,上記天面部12の外縁と上記底面部14の外縁を結ぶ壁面部13,15,16,17を備えるもので,上記壁面部に,上部トレー1Aの壁面部と下部トレー1Bの壁面部の一部を繋げる回転面部15cを残して上記陳列収納箱1を下向きに開口する上部トレー1Aと上向きに開口する下部トレー1Bとに分けるジッパー部が形成されている。上記回転面部15cの高さは,上部トレーの壁面15aの高さと下部トレーの壁面15bの高さの合計と等しい。【選択図】図5

Description

この発明は,菓子箱,カップ麺等の食品,ジュース,ビール等の飲料缶,その他の商品を収納しかつ商品の店頭における陳列にも使用される陳列収納箱に関する。
食品スーパー等には複数の同一商品が収納された輸送箱(紙箱,ダンボール箱)が食品メーカー等から納入される。輸送箱から商品を取り出して陳列棚に陳列することで,商品は店頭販売される。
近年では輸送箱から商品を取り出す手間を省くために,輸送箱に収納されたまま商品を陳列することがある。特許文献1には上部ケースと下部ケースとに分離可能な段ボール箱(ラップラウンドケース)が開示されている。上部ケースを分離して取り除くことで,下部ケースに収められた商品が露出する。トレー状となった下部ケースごと商品は店頭で陳列される。
また,特許文献1は,ケース上部を底上げ補助台として用いることも開示する。すなわち,分離されたケース上部の上に,複数の商品(飲料缶)が収められたケース下部が重ねられ,これによって商品が収められたケース下部が,ケース上部の高さ分,底上げされて高い位置に陳列される。
特許文献1に記載のラップラウンドケースでは,底上げ台として用いられるケース上部と商品が収められたケース下部とが完全に分離される。このため,ケース下部を底上げ台(ケース上部)の上に置くときに,正確に位置決めすることが必要とされる。
特開2011−105314号公報
この発明は,位置決めを要することなく,上部トレーを底上げ台として簡単に使用できるようにすることを目的とする。
この発明による陳列収納箱は,対向する天面部および底面部と,上記天面部の外縁と上記底面部の外縁を結ぶ壁面部を備えるものであって,上記壁面部に,上記陳列収納箱を下向きに開口する上部トレーと上向きに開口する下部トレーとに,上部トレーの壁面部と下部トレーの壁面部の一部を繋げる回転面部を残して分けるジッパー部が形成されており,上記回転面部の高さが,上記上部トレーの壁面部の高さと上記下部トレーの壁面部の高さの合計と等しいことを特徴とする。
陳列収納箱は,複数の商品を一まとまりに収納して商品輸送をやりやすくするために用いられるとともに,収納されている商品を陳列収納箱から取り出すことなく陳列するために用いられる。典型的には陳列収納箱(壁面部)は直方体状(四角筒状)の外形形状を備えるが,必ずしも直方体状(四角筒状)である必要はなく,三角柱(三角筒),八角柱(八角筒),円柱(円筒)など,その他の外形形状を備えてもよい。
壁面部に形成されたジッパー部を破り取る(取り去る)ことで,陳列収納箱は,ジッパー部よりも上側の上部トレーと,ジッパー部よりも下側の下部トレーとに分けられる。ここでジッパー部は壁面部の全周にわたって形成されておらず,上部トレー(その壁面部)と下部トレー(その壁面部)の一部を繋げる回転面部が残される。すなわち,上部トレーと下部トレーとは回転面部によってつながっており,完全には分離されない。
この発明によると,回転面部を下部トレーに対して外向きに 180°回転させる(下部トレーの壁面部の外面に沿うように回転面部を折る)ことができ,さらに上部トレーを回転面部に対して外向きに 180°回転させる(回転面部の外面に上部トレーの壁面部の外面が沿うように上部トレーを折る)ことができる。上部トレーは合計 360°回転するとともに,上記回転面部の高さ分,下向きに平行移動する。回転面部の高さが上記上部トレーの壁面部の高さと上記下部トレーの壁面部の高さの合計と等しいので, 360°回転しかつ下向きに平行移動した上部トレーは,開口を下向きにした姿勢で下部トレーの直下に至ることになる。
この発明によると,上部トレーを 360°回転させることで,下部トレーの直下に上部トレーをきちんと配置することができる。下部トレーの位置に合わせて上部トレーの位置を微調整等する必要がなく,上部トレーを底上げ台として簡単に使用することができる。
回転面部の高さを上部トレーの壁面部の高さと下部トレーの壁面部の高さの合計と等しくしておくことで,上述のように,上部トレーを 360°回転させたときに,上部トレーを下部トレーの直下にぴったりと配置することができる。もっとも,陳列収納箱を構成する紙材の厚さを考慮して回転面部の高さを微調整してもよい。紙材の厚さを考慮すれば,回転面部の高さは上部トレーの壁面部の高さと上記下部トレーの壁面部の高さの合計よりもわずかに高くされる。回転面部の高さが上部トレーの壁面部の高さと下部トレーの壁面部の高さの合計と等しいことには,このような誤差または微調整の範囲が含まれ,実質的に等しければよいことを理解されたい。
一実施態様では,上記回転面部の上下縁部と上部トレーの壁面部および下部トレーの壁面部のそれぞれとの境界に折り線が形成されている。折り線に沿って回転面部を折ることで,上部トレーをスムーズに回転させることができる。
好ましくは,上部トレーの壁面部の高さが下部トレーの壁面部の高さよりも高い。底上げをより高くすることができる。
一実施態様では,上記回転面部の左右の側端部が切り欠かれている。上部トレーを回転させる(斜め上方に持ち上げる)ときに,下部トレーに収納されている商品と上部トレー(特に回転面部と反対側の上部トレーの壁面部)とが干渉してしまい,上部トレーを回転させにくくなることが,上記回転面部の左右の側端部を切欠いておくことで防止または軽減される。
回転面部の左右の側端部を切欠くのに代えて,上記回転面部の隅部につながる上部トレーの壁面部および下部トレーの壁面部に切込みを入れておいてもよい。
この発明による陳列収納箱は,次のように規定することもできる。すなわち,第2の発明による陳列収納箱は,下向きに開口する上部トレーと,上向きに開口する下部トレーと,上部トレーの壁面部と下部トレーの壁面部の一部を繋げる回転面部とを備え,回転面部の上下縁部と上部トレーの壁面部および下部トレーの壁面部のそれぞれとの境界に,上部トレーを, 360°回転させかつ上記回転面部の高さ分平行移動させて下部トレーの直下に位置させる第1,第2の回転軸として用いられる折り線が形成されていることを特徴とする。上部トレーを 360°回転させることで,下部トレーの直下に,上部トレーを位置合わせせずともきちんと配置することができ,上部トレーを底上げ台として簡単に使用することができる。
第1実施例の陳列収納箱の展開図である。 第1実施例の陳列収納箱の斜視図である。 ジッパー部を引き裂いた第1実施例の陳列収納箱の斜視図である。 ジッパー部を引き裂いた第1実施例の陳列収納箱の背面図である。 ジッパー部を引き裂いた第1実施例の陳列収納箱の上部トレーを回転させて下部トレーの下方に移動させている途中の様子を示す斜視図である。 ジッパー部を引き裂いた第1実施例の陳列収納箱の上部トレーを回転させて下部トレーの下方に移動させている様子を示す側面図である。 変形例の陳列収納箱の背面図である。 第2実施例の陳列収納箱の展開図である。 ジッパー部を引き裂いた第2実施例の陳列収納箱の箱上部を回転させて箱下部の下方に移動させている様子を示す斜視図である。 変形例の陳列収納箱の斜視図である。 さらに他の変形例の陳列収納箱の斜視図である。 さらに他の変形例の陳列収納箱の斜視図である。
以下,この発明による陳列包装箱を詳細に説明する。
図1は第1実施例の陳列収納箱の展開図(ブランク)を,図2は第1実施例の陳列収納箱の斜視図を,それぞれ示している。
図1の展開図は,図2に示す陳列収納箱(陳列輸送箱)1を形成する厚紙シートの型紙を示すもので,一点鎖線は陳列収納箱1を組み立てるときに山折りにされる折り線を示している。折り曲げを容易にするために,この一点鎖線に沿って押し罫加工等が施される。厚紙シートは,板紙シートであってもよいし,複数枚の板紙シートを多層構造にした段ボールシートであってもよい。図1に示すように型取り(型抜き)された型紙を折り曲げかつ必要箇所を接着(糊付け)することによって図2に示す陳列収納箱1がつくられる。
図1を参照して,型紙には,糊代パネル11,天面パネル12,正面パネル13,底面パネル14および背面パネル15が連設されている。糊代パネル11,天面パネル12,正面パネル13,底面パネル14および背面パネル15は,いずれもその高さ(縦方向の長さ)に比べて幅(横方向の長さ)が長く,長方形の形状を持つ。
天面パネル12の左右に側面パネル16がそれぞれ連設され,底面パネル14の左右にも側面パネル17がそれぞれ連設されている。正面パネル13および背面パネル15の左右にはフラップ18,19がそれぞれ連設されている。
正面パネル13とその左右に連設されたフラップ18にかけて,間隔をあけてほぼ平行に横向きにのびる二本の破断線が形成されている。二本の破断線によって挟まれた,横向きにのびる帯状範囲をジッパー部21と呼ぶ。ジッパー部21を規定する二本の破断線は型紙に間欠的に入れられる切れ目によって形成される。型紙を厚さ方向に半分程度切り込んだハーフカットによって破断線を形成してもよい。
後述するように,ジッパー部21は型紙(陳列収納箱1)から破り取られ,これによって正面パネル13およびその左右のフラップ18は上下に分離することになる。ジッパー部21を破り取った後に残る上下に分離した2つの正面パネル部分が符号13a,13bで示されている。2つの正面パネル部分13a,13bは,詳細は後述するが,陳列収納箱1から形成される上部トレーおよび下部トレーの正面がわの壁面部となる。
背面パネル15とその左右に連設されたフラップ19にも,破断線によって規定されるジッパー部22が形成されている。上述したジッパー部21と異なり,ジッパー部22は背面パネル15の全体(横方向全長)にわたって形成されておらず,背面パネル15の左右の端部からフラップ19にわたって形成されている。背面パネル15には,背面パネル15の左右の端部におけるジッパー部22を規定する2本の破断線に沿って平行にのびる2本の折り線R1,R2が形成されており,この折り線R1,R2によって,背面パネル15は3つの背面パネル部分に区画されている(符号15a,15b,15c)。詳細は後述するが,背面パネル部分15a,15bは上部トレーおよび下部トレーの背面がわの壁面部となる。背面パネル部分15cは上部トレーを回転させるための回転面部となる。
図1に示す型紙を用いて陳列収納箱1は次のようにして組み立てられる。すなわち,商品を底面パネル14上に置き,商品を包むようにして各パネルを隣接するパネルに対して直角に折る。商品は,天面パネル12,正面パネル13,底面パネル14,背面パネル15,側面パネル16,17によって包囲される。フラップ18は側面パネル17の裏面に,フラップ19は側面パネル16の裏面に,それぞれ接着する。糊代パネル11は背面パネル15(背面パネル部分15a)の裏面に接着する。商品を収納した陳列収納箱1(図2)が完成する。図2においては,分かりやすくするために,陳列収納箱1に収納されている商品の図示は省略されている。
図3は上述したジッパー部21,22を破り取った陳列収納箱1を示している。図4はジッパー部21,22を破り取った陳列収納箱1の背面図である。
図3を参照して,ジッパー部21,22を破り取ることで,陳列収納箱1には,天面パネル12と,天面パネル12の外周縁部に連続し,外周縁部から下向きにのびる壁面部(正面パネル部分13a,左右の側面パネル16および背面パネル部分15a)によって規定される下向きに開口する上部トレー1Aと,底面パネル14と,底面パネル14の外周縁部に連続し,外周縁部から上向きにのびる壁面部(正面パネル部分13b,左右の側面パネル17および背面パネル部分15b)によって規定される上向きに開口する下部トレー1Bとが形付けられる。以下の説明では,上部トレー1Aの正面パネル部分13a,左右の側面パネル16および背面パネル部分15aを,それぞれ正面がわ壁面部13a,側面がわ壁面部16,背面がわ壁面部15aと呼ぶ。同様に,下部トレー1Bの正面パネル部分13b,左右の側面パネル17および背面パネル部分15bを,それぞれ正面がわ壁面部13b,側面がわ壁面部17および背面がわ壁面部15bと呼ぶ。
図4を参照して,上述したように,背面パネル15に形成されるジッパー部22は背面パネル15の全体(横方向全長)にわたって形成されていず,このため上部トレー1Aおよび下部トレー1Bは,完全に分離されずに背面においてつながっている。以下に詳細に説明するように,背面において上部トレー1A(上部トレー1Aの背面がわ壁面部15a)と下部トレー1B(下部トレー1Bの背面がわ壁面部15b)とをつなぐ背面パネル部分15cは,上部トレー1Aとの境界の折り線R2および下部トレー1Bとの境界の折り線R1を軸にして上部トレー1Aを回転させるために用いられる。背面パネル部分15cを,以下,回転面部15cと呼ぶ。
図4を参照して,上部トレー1Aの背面がわ壁面部15aの高さAは,下部トレー1Bの背面がわ壁面部15bの高さBよりもわずかに高い(A>B)。また,回転面部15cの高さC(折り線R1とR2の間の距離,ジッパー部22の幅)は,背面がわ壁面部15aの高さAと背面がわ壁面部15bの高さBの合計にほぼ等しい(C=A+B)。
図5および図6は陳列収納箱1の上部トレー1Aを回転させて下部トレー1Bの下方に移動させている様子を示している。
上述のように上部トレー1Aは回転面部15cを介して下部トレー1Bにつながっている。回転面部15cは折り線R1を回転軸にして下部トレー1Bに対して外向きに 180°までの回転が可能であり,また上部トレー1Aは折り線R2を回転軸にして回転面部15cに対して外向きに 180°までの回転が可能である。すなわち,商品Gの上に被せられている上部トレー1A(図3参照)を,2つの折り線R1,R2を回転軸にして 360°回転させることができる。図6を参照して, 360°回転した上部トレー1Aは,回転面部15cの高さCに相当する距離だけ下方に平行移動する。下部トレー1Bの真下に,下向きに開口した姿勢の上部トレー1Aを配置することができる。
回転面部15cの高さCが,上部トレー1Aの背面がわ壁面部15aの高さAと下部トレー1Bの背面がわ壁面部15bの高さBの合計にほぼ等しい(C=A+B)ので,上部トレー1Aを 360°回転させたときに上部トレー1Aが下部トレー1Bの真下に,上部トレー1Aの天面パネル12と下部トレー1Bの底面パネル14と接するようにしてきちんと位置決めされる。また,上部トレー1Aの背面がわ壁面部15aの高さAは,下部トレー1Bの背面がわ壁面部15bの高さBよりもわずかに高い(A>B)ので,商品Gが収納されている下部トレー1Bをより高い位置にまで底上げすることができる。
陳列収納箱1(上部トレー1A,下部トレー1Bおよび回転面部15c)を構成する型紙の紙厚を考慮して,回転面部15cの高さCを,上部トレー1Aの背面がわ壁面部15aの高さAと下部トレー1Bの背面がわ壁面部15bの高さBの合計(A+B)よりもわずかに高くしてもよい。この場合であっても,回転面部15cの高さCが上部トレー1Aの背面がわ壁面部15aの高さAと下部トレー1Bの背面がわ壁面部15bの高さBの合計(A+B)にほぼ等しいことに変わりはない。
上述したように,背面パネル15の左右端部にジッパー部22が形成され(図1参照),これによって図4に示すように,回転面部15cの左右の側方に切欠き部分が形成されている。これは上部トレー1Aを回転させる(斜め上方に移動させる)ときに,商品Gと上部トレー1A,特にその正面がわ壁面部13aとが干渉して上部トレー1Aを移動(回転)させにくくなるのを防止するために形成されている。回転面部15cの左右に切欠き部分を形成しておくことで,上部トレー1Aの背面がわ壁面部15aおよび下部トレー1Bの背面がわ壁面部15bがたわみやすくなり,このたわみを利用することで上部トレー1Aが商品Gに干渉しても上部トレー1Aを回転させる(斜め上方に移動させる)ことができる。
もっとも,回転面部15cの左右の側方に切欠き部分を形成する必要は必ずしもない。図7に示すように,たとえば回転面部15cにつながる上部トレー1Aの背面がわ壁面部15aの両隅,および回転面部15cにつながる下部トレー1Bの背面がわ壁面部15bの両隅に切込み線Kを形成しておいてもよい。上部トレー1Aの背面がわ壁面部15aおよび下部トレーの背面がわ壁面部15bの変形が許容されるので,上部トレー1Aが商品Gに干渉しても上部トレー1Aを回転させる(斜め上方に移動させる)ことができる。
図8は第2実施例の陳列収納箱の展開図(ブランク)を,図9は第2実施例の陳列収納箱についての図5に相当する上部トレーの回転時の様子を,それぞれ示している。
上述した第1実施例の陳列収納箱1はいわゆるラップラウンド方式と呼ばれるもので,商品Gを包囲しながら陳列収納箱1を組み立てるタイプのものである。これに対して第2実施例の陳列収納箱2はいわゆるオートボトム方式と呼ばれるものである。
図8に示す形状に打抜きされ,かつ折り線が入れられた型紙(ブランク材)が用意される。縦方向の折り線に沿って各パネルが隣設するパネルに対して直角に折られ,かつ糊代部29が反対側の側面パネル16,ジッパー部27,側面パネル17の側端部の内面に接着されることにより,角筒状の箱体(前面,両側面,後面)が形成される。底面部片14a〜14dが直角に折られ,かつ重ねられた部分が接着されることによって底面部が形成され,これによって天面が開口した陳列収納箱2が完成する。天面開口から陳列収納箱2内に商品Gが収納された後,側面パネル16の上縁につながるフラップ28,天面パネル12,フラップ・パネル11が直角に折られて上面が閉じられる。
陳列収納箱2もジッパー部26,27を備え,ジッパー部26,27を破り取ることによって回転面部15cでつながる上部トレー2Aと下部トレー2Bが形成される。第1実施例と同様に,上部トレー2Aは 360°回転させることができ,これによって下部トレー2Bの直下に,下向きに開口した姿勢の上部トレー2Aを配置することができる。
上述した第1,第2実施例では,直方体状(四角筒状)の外形を備える陳列収納箱1,2を説明した。もっとも,陳列収納箱の形状は直方体状に限られないのは言うまでもない。図10に示すように,四隅に平坦面を備える八角筒の外形を持つように陳列収納箱3を形成することもできるし,図11に示す楕円筒状の外形を持つ陳列収納箱4,図12に示す三角筒状の外形を持つ陳列収納箱5を形成することもできる。いずれの陳列収納箱3〜5も,回転面部15cでつながる上部トレー3A,4A,5Aと下部トレー3B,4B,5Bを備え,折り線R1,R2を回転軸にして上部トレー3A,4A,5Aを 360°回転させることによって,下部トレー3B,4B,5Bの直下に,下向きに開口した姿勢の上部トレー3A,4A,5Aを配置することができ,商品Gを収納している下部トレー3B,4B,5Bを底上げすることができる。
1,2,3,4,5 陳列収納箱
1A,2A,3A,4A,5A 上部トレー
1B,2B,3B,4B,5B 下部トレー
12 天面パネル(天面部)
14 底面パネル(底面部)
13a,13b,15a,15b,16,17 壁面部
15c 回転面部
R1,R2 折り線(回転軸)
21,22,26,27 ジッパー部
K 切込み

Claims (6)

  1. 対向する天面部および底面部と,上記天面部の外縁と上記底面部の外縁とを結ぶ壁面部を備える陳列収納箱であって,
    上記壁面部に,上記陳列収納箱を下向きに開口する上部トレーと上向きに開口する下部トレーとに,上部トレーの壁面部と下部トレーの壁面部の一部を繋げる回転面部を残して分けるジッパー部が形成されており,
    上記回転面部の高さが,上部トレーの壁面部の高さと下部トレーの壁面部の高さの合計に等しい,
    陳列収納箱。
  2. 回転面部の上下縁部と上部トレーの壁面部および下部トレーの壁面部のそれぞれとの境界に折り線が形成されている,
    請求項1に記載の陳列収納箱。
  3. 上部トレーの壁面部の高さが下部トレーの壁面部の高さよりも高い,
    請求項1または2に記載の陳列収納箱。
  4. 上記回転面部の左右の側端部が切り欠かれている,
    請求項1から3のいずれか一項に記載の陳列収納箱。
  5. 上記回転面部の隅部につながる上部トレーの壁面部および下部トレーの壁面部に切込みが入れられている,
    請求項1から3のいずれか一項に記載の陳列収納箱。
  6. 下向きに開口する上部トレーと,
    上向きに開口する下部トレーと,
    上部トレーの壁面部と下部トレーの壁面部の一部を繋げる回転面部とを備え,
    回転面部の上下縁部と上部トレーの壁面部および下部トレーの壁面部のそれぞれとの境界に,上部トレーを, 360°回転させかつ上記回転面部の高さ分平行移動させて下部トレーの直下に位置させる第1,第2の回転軸として用いられる折り線が形成されている,
    陳列収納箱。
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