JP2019111596A - 電動工具用集塵装置及び電動工具 - Google Patents

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吉隆 町田
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俊人 藪名香
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遼 伊牟田
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Abstract

【課題】フィルタの目詰まりを低コストで簡単に防止可能とする。【解決手段】電動工具用集塵装置40において、ケーシング41に、被加工面に当接させてハンマードリル1の先端工具が貫通可能な筒状の吸込口58が前方へ突設される一方、ケーシング41内に、吸込口58から空気を吸い込んでケーシング41に設けたダストボックス65内に導く集塵経路Rが形成されて、ダストボックス65内に設けたフィルタ73によって空気と共に吸い込んだ粉塵を捕捉可能で、フィルタ収容部72は、ダストボックス65内で弾性支持されて、ダストボックス65内での揺動により、フィルタ73に付着した粉塵が払い落とし可能となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、電動ドリルやハンマードリル等の電動工具に装着される電動工具用集塵装置と、その集塵装置を装着した電動工具とに関する。
電動ドリルやハンマードリル等の電動工具には、穿孔作業等の際に被加工材から発生する粉塵を集塵して回収する集塵装置が装着される。すなわち、集塵装置の本体ケース内部に粉塵を含む空気を吸い込んでダストボックス内のフィルタを通過させることで、フィルタで粉塵を捕捉してダストボックスに貯留する構造である。
このような電動工具用集塵装置は、作業を行うにつれてフィルタに付着する粉塵の量が増えてフィルタに目詰まりが生じると、集塵効率やフィルタの寿命が低下することになる。そこで、特許文献1には、本体ケース内に、圧縮によってフィルタの下流側から上流側に向けて空気を送り出す蛇腹状のポンプを設けて、ポンプの操作によって空気を逆流させてフィルタに付着した粉塵を吹き飛ばすようにした発明が開示されている。
特許第5739268号公報
上記従来の集塵装置においては、先端工具側の吸込口からフィルタに至る集塵経路で空気を逆流させることになるため、集塵経路の途中に粉塵が貯まったり、逆流した空気によって粉塵が吸込口から吹き出したりするおそれがある。よって、粉塵が吸込口側へ移動しないように集塵経路に手を加える必要があり、コストアップに繋がってしまう。
そこで、本発明は、フィルタの目詰まりを低コストで簡単に防止できる電動工具用集塵装置及び電動工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電動工具に装着可能なケーシングに、被加工面に当接させて電動工具の先端工具が貫通可能な筒状の吸込口が前方へ突設される一方、ケーシング内に、吸込口から空気を吸い込んでケーシングに設けたダストボックス内に導く集塵経路が形成されて、ダストボックス内に設けたフィルタによって空気と共に吸い込んだ粉塵を捕捉可能とした電動工具用集塵装置であって、
フィルタがダストボックス内で弾性支持されて、ダストボックス内での揺動によりフィルタに付着した粉塵が払い落とし可能となっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、フィルタを弾性支持する弾性支持部は、フィルタの下流側に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、弾性支持部は、集塵経路におけるフィルタの下流側と上流側とをシールするシール部に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3の構成において、シール部は、蛇腹状の弾性部材であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4の何れかの構成において、弾性支持部は、フィルタを全方向へ揺動可能に支持することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1の構成において、フィルタは、フィルタの下流側への空気の出口を含む平面と平行な面上で移動可能に弾性支持されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6の構成において、フィルタの移動方向は一方向であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、電動工具であって、請求項1乃至7の何れかに記載の電動工具用集塵装置を装着してなることを特徴とする。
請求項1及び8に記載の発明によれば、フィルタをダストボックス内で弾性支持してダストボックス内での揺動によりフィルタに付着した粉塵を払い落とし可能としたことで、フィルタを直接振動させることができるため、効果的な塵落としが簡単に可能となる。よって、フィルタの目詰まりを低コストで簡単に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加えて、フィルタを弾性支持する弾性支持部をフィルタの下流側に設けているので、弾性支持部に粉塵が接触することがなく、フィルタを常に好適に弾性支持可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加えて、弾性支持部を、集塵経路におけるフィルタの下流側と上流側とをシールするシール部に設けているので、弾性支持部とシール部とをダストボックス内での同じ箇所へコンパクトに配置することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記効果に加えて、シール部を、蛇腹状の弾性部材としているので、弾性支持部によるフィルタ収容部の揺動に追従でき、塵落とし動作を妨げるおそれがなくなる。
請求項5に記載の発明によれば、上記効果に加えて、弾性支持部は、フィルタを全方向へ揺動可能に支持しているので、加工作業の際の電動工具用集塵装置の移動や向きにかかわらずフィルタを揺動させて塵落とし作用を得ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、上記効果に加えて、フィルタを、フィルタの下流側への空気の出口を含む平面と平行な面上で移動可能に弾性支持しているので、フィルタが移動しても集塵経路のシール性は維持できる。
請求項7に記載の発明によれば、上記効果に加えて、フィルタの移動方向を一方向としているので、粉塵がフィルタと蓋体との間に進入しにくくなる上、スライド構造も簡単で済む。
形態1の電動工具用集塵装置を装着したハンマードリルの中央縦断面図である。 形態1の電動工具用集塵装置の斜視図である。 形態1の電動工具用集塵装置の中央縦断面図である。 (A)は形態1のダストボックスの斜視図、(B)は中央縦断面図である。 形態2の電動工具用集塵装置の中央縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[形態1]
図1は、電動工具の一例であるハンマードリル1に電動工具用集塵装置(以下単に「集塵装置」という。)40を装着した状態の中央縦断面を示している。
まず、ハンマードリル1は、左右一対の半割ハウジングを組み付けてなるハウジング2の前側下部にモータ(ブラシレスモータ)3を、出力軸4を上向きにして収容している。モータ3の上方には、ベベルギヤ5,5を介してトルク伝達される中間軸6が前後方向に支持されて、中間軸6に、前方から第1ギヤ7、クラッチ8、ボススリーブ9が備えられている。中間軸6の上方には、先端工具としての図示しないビットを先端に挿着可能なツールホルダ10が、中間軸6と平行に軸支されて、その後方に遊挿されたピストンシリンダ11の後端に、ボススリーブ9にスワッシュベアリング12を介して外装されたアーム13が連結されている。ピストンシリンダ11の内部には、空気室14を介してストライカ15が前後移動可能に外装されて、その前方に設けたインパクトボルト16を打撃可能としている。第1ギヤ7は、ツールホルダ10に装着された第2ギヤ17と噛合している。
一方、ハウジング2の後側上部には、スイッチ19及びスイッチレバー20を備えたハンドル18が形成されており、ハンドル18の下方には、電源となるバッテリーパック22が後方からスライド装着されるバッテリー取付部21が設けられている。バッテリー取付部21内には、装着されたバッテリーパック22と電気的に接続される端子台23が設けられている。
また、ハウジング2の前側下部は、前面が前下がり傾斜してバッテリーパック22の前方に突出し、集塵装置40が装着される装着部24となっている。この装着部24の内部にモータ3が収容され、その下方には、モータ3、スイッチ19、端子台23と電気的に接続され、マイコンやスイッチング素子等を搭載した回路基板を備えたコントローラ25が、前後方向に収容されている。
また、コントローラ25の前方上側には、電源用と通信用との3つのメス端子を左右方向に並設したコネクタ26が設けられ、装着部24の前面におけるコネクタ26の前方には、差込口27が開口形成されている。このコネクタ26は、後端を中心として上下方向へ揺動可能に支持されると共に、トーションバネ28により、上部に設けたシャッタ部29が差込口27を閉塞する下限位置に付勢されている。コネクタ26の下方には、コネクタ26の下限位置で装着部24の下面に突出する押圧バー30が、上下動可能に設けられている。装着部24の下面で左右方向の中央には、押圧バー30が突出する下側凹部31が、前方及び下面を開放させて形成され、下側凹部31の左右に当たる装着部24の両側面には、集塵装置40をスライド装着するための図示しないガイド溝が前後方向に形成されている。
集塵装置40は、図2,3にも示すように、左右の半割ケーシングを組み付けてなる側面視L字状のケーシング41を有し、後側上部に、ハンマードリル1の装着部24に嵌合する嵌合凹部42を形成している。ケーシング41の後方下部には、出力軸44を前方へ向けた集塵用モータ43が前向きに収容されると共に、その後方に集塵用コントローラ45が設けられている。また、出力軸44には集塵ファン46が固着されて、ケーシング41内に区画形成されて側面に排気口47,47・・を備えた吸気室48内に収容されている。吸気室48の前方でケーシング41の前面下部には、ダストボックス65の結合部49が、前方を開口した凹状に形成され、結合部49の底となる後側の仕切壁50には、集塵ファン46の同軸上で結合部49を吸気室48と連通させる連通孔51が形成されている。
また、ケーシング41の上部後面には、電源用と通信用との3つの板状のオス端子52,52・・が左右方向に所定間隔をおいて並設されて、後方へ突出している。
さらに、ケーシング41の後部上面で左右両側には、装着部24の左右の側面のガイド溝に嵌合可能な一対のガイドレール53,53が前後方向に立設されている。ガイドレール53,53の間でケーシング41の後部上面には、後面が後ろ下がりの傾斜面となり、装着部24の嵌合状態で下側凹部31に進入して押圧バー30を上方に押し上げる押し上げ部材54が設けられている。
一方、ケーシング41内で結合部49の上方には、前端が開口し後端がU字状に屈曲して結合部49の後方へ回り込む案内通路55が前後方向に形成されている。案内通路55には、スライド筒56が、前後方向へ移動可能且つ突出付勢された状態で連結されて、スライド筒56の前端に、先端が上向きとなるL字状のノズル57が連結されている。このノズル57の先端に、ビットが同軸で貫通する筒状の吸込口58が形成されている。
また、案内通路55及びスライド筒56の内部には、前端がノズル57と接続されるフレキシブルホース59が収容されており、フレキシブルホース59の後端は、案内通路55の後端形状に沿ってU字状に折り返した筒状のダクト60と連結されている。このダクト60の下端部は仕切壁50を貫通して結合部49内に突出している。結合部49の下端で仕切壁50よりも前方には、左右方向の受け軸61が突設され、結合部49の上側内面で前寄り位置には、ダストボックス65の上側と係止する係止突部62が形成されている。
そして、ダストボックス65は、図4に示すように、後面が開口する深底箱状のボックス本体66と、そのボックス本体66の開口側で且つ下側にヒンジ軸67によって回転可能に結合される縦長四角形状の蓋体68とを備えてなる。なお、ダストボックス65単体においても、ハンマードリル1に装着された状態と同じ前後左右及び上下方向で説明する。
蓋体68の上側端部には、ボックス本体66の開口の閉塞状態でボックス本体66の上面に係合して閉塞状態を維持するループ状の係止部69が設けられている。また、蓋体68の上端側には、結合部49への装着状態でダクト60の下端部が挿入する横長矩形状の入口70が設けられ、下端側には、同じく装着状態で連通孔51と対向する円形の出口71が形成されている。
また、蓋体68の前方には、上下方向を折り目として左右方向に折り畳まれた紙製のフィルタ73を保持するフィルタ収容部72が設けられている。この状態でフィルタ73は、前面に形成される上下方向の山折り部73a,73a・・が、左右方向に等間隔をおいて露出し、左右の側面もボックス本体66内に露出している。
さらに、フィルタ収容部72は、蓋体68から前方へ離間して配置されて、フィルタ収容部72の後面と蓋体68の前面とには、出口71を囲む領域で弾性部材としての蛇腹筒状のシールゴム74の両端がそれぞれ連結されている。このシールゴム74内でフィルタ収容部72と蓋体68との間には、フィルタ収容部72の後面四隅にそれぞれ4つのコイルバネ75,75・・が配置されて、シールゴム74内でフィルタ収容部72を上下左右及び斜め、そして前後の全方向へ揺動可能に支持する弾性支持部76を形成している。
一方、ボックス本体66の下面には、結合部49の受け軸61に嵌合する溝77が、上面には、結合部49の係止突部62に弾性係止する突起79を備えた操作片78がそれぞれ形成されている。
こうして形成されるダストボックス65は、蓋体68を後向きにして前方から溝77を受け軸61に嵌合させた斜め姿勢から、縦に起こすように結合部49に押し込むと、操作片78の突起79が係止突部62に係止して結合部49に装着される。この装着状態で、入口70にダクト60の先端部が嵌合してボックス本体66内に突出し、出口71が連通孔51に対向して吸気室48と連通する。こうして集塵装置40内には、吸込口58からノズル57、フレキシブルホース59、ダクト60を通ってボックス本体66内のフィルタ73を通過し、吸気室48に至る集塵経路Rが形成される。
以上の如く構成されたハンマードリル1及び集塵装置40において、ハンマードリル1に集塵装置40を装着する際には、ハンマードリル1の装着部24の下部にケーシング41のガイドレール53,53を合わせて装着部24がケーシング41の後部上に位置する状態で、装着部24に対して嵌合凹部42を前方から嵌合させるように集塵装置40を後方へスライドさせる。すると、装着部24の左右のガイド溝にガイドレール53,53が嵌合して装着部24がガイドレール53,53間に結合されると共に、押し上げ部材54が下側凹部31に進入して押圧バー30を押し上げ、コネクタ26を、シャッタ部29が上方へ待避して差込口27に対向する上限位置に揺動させる。よって、集塵装置40のオス端子52が差込口27からハウジング2内へ進入し、コネクタ26のメス端子へ電気的に接続される(図1)。
そして、吸込口58を被加工材の被加工面に押し当ててセットした状態でハンマードリル1のスイッチレバー20を押し込み操作してスイッチ19をONさせると、モータ3が駆動して中間軸6を回転させる。このとき、ハウジング2の側面に設けた図示しない切替ツマミを操作することでクラッチ8をスライドさせて、第1ギヤ7のみと係合する前進位置、ボススリーブ9のみと係合する後退位置、第1ギヤ7及びボススリーブ9と同時に係合する中間位置の何れかを選択することで、第2ギヤ17を介してツールホルダ10が回転してビットを回転させるドリルモード、アーム13の揺動によってピストンシリンダ11を往復動させ、連動するストライカ15によってインパクトボルト16を介してビットを打撃するハンマーモード、ツールホルダ10の回転とインパクトボルト16の打撃とを同時に行うハンマードリルモードの選択が可能となる。吸込口58をセットした状態でハンマードリル1を前進させると、ノズル57と共にスライド筒56が後退し、ビットが吸込口58に貫通して被加工材の加工が可能となる。
また、スイッチ19のONによってコントローラ25は、集塵装置40の集塵用コントローラ45へ電源を供給する。よって、集塵用コントローラ45は、集塵用モータ43を駆動させて集塵ファン46を回転させる。これにより、吸込口58から外気が吸引され、ノズル57からフレキシブルホース59及びダクト60を通ってダストボックス65内に排出される。その後、フィルタ収容部72を通過して、出口71から連通孔51を介して吸気室48に至り、排気口47から外部へ排出される。従って、被加工材から生じた粉塵は、吸込口58に吸い込まれてノズル57及びフレキシブルホース59、ダクト60を介してダストボックス65内に進入し、フィルタ収容部72を通過する際にフィルタ73に捕捉されてボックス本体66内に貯留することになる。
このとき、フィルタ収容部72は、弾性支持部76によりダストボックス65内で弾性支持されているので、加工作業中の集塵装置40の移動や向きの変更、加工に伴う振動等によってボックス本体66内でフィルタ収容部72が上下左右及び斜め、前後方向に揺動し、ボックス本体66の内面に衝突したりする。この揺動や衝突時の衝撃により、フィルタ73に付着していた粉塵がボックス本体66内に払い落とされる。
一方、スイッチレバー20の押し込みを解除してスイッチ19をOFFさせると、モータ3が停止してビットの回転等が停止する。しかし、コントローラ25は、集塵装置40への通電をスイッチ19のOFFから数秒間遅らせて停止させる遅延機能を備えているため、集塵装置40ではビット停止後数秒間は集塵ファン46が回転を続ける。よって、ノズル57やフレキシブルホース59等に残留した粉塵もダストボックス65へ確実に回収することができる。
そして、集塵装置40の取り外しは、装着時と逆に集塵装置40をハンマードリル1から前方へスライドさせると、嵌合凹部42が装着部24から外れると共に、オス端子52がコネクタ26から離間して差込口27から抜き取られる。コネクタ26は下限位置へ復帰してシャッタ部29が差込口27を閉塞する。
そして、ダストボックス65内に貯留した粉塵を廃棄する際には、操作片78を押し下げて突起79と係止突部62との係止を解除させ、そのまま受け軸61を中心に上側を前方へ倒すようにすれば、ダストボックス65を結合部49から取り外すことができる。よって、蓋体68の係止部69をボックス本体66から外して蓋体68を開ければ、ボックス本体66の開口から粉塵を廃棄することができる。
このとき、蓋体68を開ける前に、ケーシング41から取り外したダストボックス65を左右や上下に揺動させると、内部で弾性支持されるフィルタ収容部72が揺動し、ボックス本体66の内面に衝突したりするため、この揺動や衝突時の衝撃により、フィルタ73に付着している塵埃をボックス本体66内に払い落とすことができる。
このように、上記形態1の集塵装置40及びハンマードリル1によれば、フィルタ収容部72(フィルタ73)をダストボックス65内で弾性支持して、ダストボックス65内での揺動により、フィルタ73に付着した粉塵を払い落とし可能としているので、効果的な塵落としが簡単に可能となる。よって、フィルタ73の目詰まりを低コストで簡単に防止することができる。
特にここでは、フィルタ73を弾性支持する弾性支持部76をフィルタ73の下流側に設けているので、コイルバネ75に粉塵が接触することがなく、フィルタ73を常に好適に弾性支持可能となる。
また、弾性支持部76を、集塵経路Rにおけるフィルタ73の下流側と上流側とをシールするシール部(シールゴム74)に設けているので、弾性支持部76とシールゴム74とをボックス本体66内での同じ箇所へコンパクトに配置することができる。
さらに、シール部を、蛇腹状のシールゴム74としているので、弾性支持部76によるフィルタ収容部72の揺動に追従でき、塵落とし動作を妨げるおそれがなくなる。
加えて、弾性支持部76は、フィルタ73を全方向へ揺動可能に支持しているので、加工作業の際の集塵装置40の移動や向きにかかわらずフィルタ73を揺動させて塵落とし作用を得ることができる。
なお、弾性支持部は、フィルタ収容部の四隅に配置された4つのコイルバネに限らず、数や配置は変更して差し支えない。また、シールゴムを円筒状としてその内径に沿って大径のコイルバネを弾性支持部として採用したりしてもよく、この場合、大径のコイルバネをシールゴムの外側に巻回することもできる。
また、シールゴム内に大径のコイルバネを一体に設けて弾性支持部と兼用することも可能である。
[形態2]
次に、本発明の他の形態を説明する。但し、ハンマードリル1や集塵装置40のケーシング41等の同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明は省略し、専らダストボックス65Aについて説明する。
図5に示すダストボックス65Aにおいて、フィルタ収容部72の上面には、上向きで正面視長方形状の上ガイド片80が、下面には、下向きで正面視長方形状の下ガイド片81がそれぞれ突設されている。
一方、蓋体68の上端には、上ガイド片80の上方を通って前側へ突出する上壁部82と、上壁部82から上ガイド片80の前側で下向きに垂下し、上ガイド片80の上端に前方から被さる正面視長方形状の上押さえ片83とが設けられている。また、蓋体68の下端には、下ガイド片81の下方を通って前側へ突出する下壁部84と、下壁部84から下ガイド片81の前側で上向きに立ち上がり、下ガイド片81の下端に前方から被さる正面視長方形状の下押さえ片85とが設けられている。上壁部82と下壁部84との上下方向の内法寸法は、上ガイド片80と下ガイド片81とを含むフィルタ収容部72の上下寸法よりも大きくなっている。
また、上ガイド片80の後方において、フィルタ収容部72の上面と上壁部82の下面との間で左右方向の中央部には、上コイルバネ86が上下方向に配置されている。さらに、下ガイド片81の後方において、フィルタ収容部72の下面と下壁部84の上面との間で左右方向の中央部には、下コイルバネ87が上下方向に配置されている。
これによりフィルタ収容部72は、上押さえ片83と下押さえ片85とに前方への移動を規制された状態で、出口71を含む平面である蓋体68の前面に沿って上下方向へ摺動可能に支持されると共に、上下コイルバネ86,87の付勢力がバランスする位置で弾性保持される。この弾性支持位置でフィルタ73の下流側は出口71と連通している。
一方、上ガイド片80の前側でフィルタ収容部72の上面と上押さえ片83との間には上シール材88が、下ガイド片81の前側でフィルタ収容部72の下面と下押さえ片85との間には下シール材89がそれぞれ介在されて、上押さえ片83及び下押さえ片85の後方空間を前方のボックス本体66の内部空間とシールしている。
このダストボックス65Aにおいても、フィルタ収容部72は、上下コイルバネ86,87によりダストボックス65A内で弾性支持されているので、加工作業中の集塵装置40の移動や向きの変更、加工に伴う振動等によってボックス本体66内でフィルタ収容部72が上下方向にスライドし、上下ガイド片80,81が蓋体68の上壁部82と下壁部84とに衝突したりする。このスライドや衝突時の衝撃により、フィルタ73に付着していた粉塵がボックス本体66内に払い落とされる。
また、ダストボックス65A内に貯留した粉塵を廃棄する際にも、蓋体68を開ける前に、ケーシング41から取り外したダストボックス65Aを上下に揺動させると、内部で弾性支持されるフィルタ収容部72が上下にスライドして蓋体68の上壁部82と下壁部84とに衝突したりする。このスライドや衝突時の衝撃により、フィルタ73に付着している塵埃をボックス本体66内に払い落とすことができる。
なお、このようにフィルタ収容部72が上下移動しても、蓋体68の前面上で摺動することになるため、フィルタ73の下流側と出口71との間のシール性は保たれる。
このように、上記形態2の集塵装置40及びハンマードリル1においても、フィルタ収容部72(フィルタ73)をダストボックス65A内で弾性支持して、ダストボックス65A内での上下移動により、フィルタ73に付着した粉塵を払い落とし可能としているので、効果的な塵落としが簡単に可能となる。よって、フィルタ73の目詰まりを低コストで簡単に防止することができる。
特にここでは、フィルタ73を、フィルタ73の下流側への空気の出口71を含む平面(ここでは蓋体68の前面)と平行な面上で移動可能に弾性支持しているので、フィルタ73が移動しても集塵経路Rのシール性は維持できる。
また、フィルタ73の移動方向を上下の一方向としているので、粉塵がフィルタ73と蓋体68との間に進入しにくくなる上、スライド構造も簡単で済む。
なお、コイルバネは上下に一つずつ設ける構造に限らず、複数ずつ設けたりしても差し支えない。コイルバネ以外に板バネ等の弾性体を採用することもできる。
フィルタ収容部のスライド構造も、上下ガイド片と上下押さえ片とによる構造に限らず、フィルタ収容部の左右にガイド片を、蓋体の左右に押さえ片をそれぞれ設けて支持してもよい。
その他、各形態に共通して、ハンマードリルの形態も、モータの向きや種類、バッテリーパックの配置等を適宜変更できる。バッテリーパックでなく電源コードを備えたAC機であってもよい。集塵装置への電源供給も、オス端子とメス端子との関係を逆にしたり、端子の差し込みに代えて、装着部と嵌合凹部との結合部分に互いに当接する端子部を設けたり等、適宜変更可能である。勿論モータや集塵ファンを備えた集塵装置に限らず、ダストボックスのみを備えて吸引力を電動工具に設けたファンから得るような形態であっても、本発明のフィルタの弾性支持構造は採用可能である。
そして、電動工具もハンマードリルに限らず、このような集塵装置を装着可能であれば、電動ドリル等の他の機種であっても本発明は適用可能である。
1・・ハンマードリル、2・・ハウジング、3・・モータ、4,44・・出力軸、6・・中間軸、10・・ツールホルダ、24・・装着部、25・・コントローラ、40・・電動工具用集塵装置、41・・ケーシング、42・・嵌合凹部、43・・集塵用モータ、45・・集塵用コントローラ、46・・集塵ファン、47・・排気口、48・・吸気室、49・・結合部、51・・連通孔、57・・ノズル、58・・吸込口、59・・フレキシブルホース、60・・ダクト、65,65A・・ダストボックス、66・・ボックス本体、68・・蓋体、72・・フィルタ収容部、73・・フィルタ、73a・・山折り部、74・・シールゴム、75・・コイルバネ、76・・弾性支持部、80・・上ガイド片、81・・下ガイド片、83・・上押さえ片、85・・下押さえ片、86・・上コイルバネ、87・・下コイルバネ、R・・集塵経路。

Claims (8)

  1. 電動工具に装着可能なケーシングに、被加工面に当接させて前記電動工具の先端工具が貫通可能な筒状の吸込口が前方へ突設される一方、前記ケーシング内に、前記吸込口から空気を吸い込んで前記ケーシングに設けたダストボックス内に導く集塵経路が形成されて、前記ダストボックス内に設けたフィルタによって前記空気と共に吸い込んだ粉塵を捕捉可能とした電動工具用集塵装置であって、
    前記フィルタが前記ダストボックス内で弾性支持されて、前記ダストボックス内での揺動により前記フィルタに付着した粉塵が払い落とし可能となっていることを特徴とする電動工具用集塵装置。
  2. 前記フィルタを弾性支持する弾性支持部は、前記フィルタの下流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動工具用集塵装置。
  3. 前記弾性支持部は、前記集塵経路における前記フィルタの下流側と上流側とをシールするシール部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電動工具用集塵装置。
  4. 前記シール部は、蛇腹状の弾性部材であることを特徴とする請求項3に記載の電動工具用集塵装置。
  5. 前記弾性支持部は、前記フィルタを全方向へ揺動可能に支持することを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の電動工具用集塵装置。
  6. 前記フィルタは、前記フィルタの下流側への空気の出口を含む平面と平行な面上で移動可能に弾性支持されることを特徴とする請求項1に記載の電動工具用集塵装置。
  7. 前記フィルタの移動方向は一方向であることを特徴とする請求項6に記載の電動工具用集塵装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の電動工具用集塵装置を装着してなる電動工具。
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