JP2019110996A - 消臭剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、無機系消臭成分を安定に分散できる消臭剤組成物を提供することである。【解決手段】(A)水酸化ジルコニウム、(B)1価のアルキルアルコール、アルコキシアルコール、ポリアルキレングリコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル、及びアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選択される少なくとも1種の溶媒、及び(C)水を含有し、pHが6.0以下である、消臭剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、水酸化ジルコニウムを安定に分散できる消臭剤組成物に関する。
近年、生活の快適性への要求の高まりと共に、生活空間を快適にする臭気対策のニーズも高まっている。従来、日常生活における臭気対策としては、スプレー型、エアゾール型、据え置き型等の消臭剤を使用して、空間に噴霧したり、揮散させたりする手法が知られている。このような消臭剤では、消臭成分として、ポリフェノール等の植物抽出物や、有機系消臭成分等が使用されることが多い。一方、臭気対策製品として、壁紙、天井、布帛等の素材に消臭成分を付着させて、予め消臭機能を付加した製品も開発されている。このような製品では、消臭成分として、多孔質材料や金属化合物等の無機系消臭成分が使用されることが多い。
一般的に、無機系消臭成分は、有機系消臭成分に比べて消臭効果が高いことが知られており、スプレー型、エアゾール型、据え置き型等の消臭剤において、無機系消臭成分を使用すると、高い消臭効果が期待される。
しかしながら、無機系消臭成分は、水等の溶媒中での分散性が悪いことが多く、消臭剤に配合すると、白濁したり、凝集が生じたりするという欠点がある。このような無機系消臭成分の白濁や凝集は、無機系消臭成分が本来有する消臭作用を効果的に発揮できなくなる。従来、壁紙、天井、布帛等の素材に無機系消臭成分を付着させる際には、界面活性剤や増粘剤等の添加剤を使用して無機系消臭成分の分散性を高める手法がとられているが(例えば、特許文献1及び2参照)、このような添加剤は不揮発性であるので、消臭剤に配合して衣服や壁等に適用すると、当該添加剤が適用箇所に残留して、その風合いや外観を損ねたりすることが懸念される。また、消臭剤は、例えば冬場の流通過程や寒冷地において倉庫で保管されている際に凍結することがある。そのため、無機系消臭成分を含む消臭剤では、このように一旦凍結された状態になっても、解凍後に均一に分散することが求められる。
このような従来技術を背景として、無機系消臭成分を安定に分散し得る消臭剤の開発が切望されている。
特開2012−176105号公報 特開2013−51993号公報
本発明の目的は、無機系消臭成分を安定に分散できる消臭剤組成物を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、無機系消臭成分として水酸化ジルコニウムを選択し、これを特定の溶媒及び水と共に配合してpHを6.0以下に設定することによって、消臭剤組成物中で水酸化ジルコニウムを安定に分散できることを見出した。また、このように設定された消臭剤組成物は、一旦凍結しても、解凍後に水酸化ジルコニウムを均一に分散できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)水酸化ジルコニウム、
(B)1価のアルキルアルコール、アルコキシアルコール、ポリアルキレングリコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル、及びアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選択される少なくとも1種の溶媒、並びに
(C)水を含有し、
pHが6.0以下である、消臭剤組成物。
項2. 前記溶媒が、エタノール、及び/又は3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールである、項1に記載の消臭剤組成物。
項3. 前記溶媒を0.1重量%以上含む、項1又は2に記載の消臭剤組成物。
項4. 酸化ジルコニウム換算のジルコニウム濃度が0.01重量%以上である、項1〜3のいずれかに記載の消臭剤組成物。
項5. アミン系の悪臭成分、及び/又はアンモニアの消臭に使用される、項1〜4のいずれかに記載の消臭剤組成物。
項6. 項1〜5のいずれかに記載の消臭剤組成物を、消臭が求められる空間又は物に適用する、消臭方法。
本発明の消臭剤組成物は、特定の溶媒及び水を含み、且つpHが6.0以下であることによって、水酸化ジルコニウムを安定に分散させることができる。また、本発明の消臭剤組成物は、水酸化ジルコニウムの分散性が安定しているので、冬場や寒冷地等の低温環境で保管して一旦凍結しても、解凍後に水酸化ジルコニウムを安定に分散させることができる。更に、本発明の消臭剤組成物は、水酸化ジルコニウムが安定に分散していることに基づいて、水酸化ジルコニウムが有する消臭作用を効果的に発揮させることもできる。
本発明の消臭剤組成物は、(A)水酸化ジルコニウム、(B)1価のアルキルアルコール、アルコキシアルコール、ポリアルキレングリコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル、並びにアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選択される少なくとも1種の溶媒、及び(C)水を含有し、pHが6.0以下であることを特徴とする。以下、本発明の消臭剤組成物について詳述する。
[(A)水酸化ジルコニウム]
本発明の消臭剤組成物は、消臭成分として、水酸化ジルコニウムを含有する。水酸化ジルコニウムは、水を含む消臭剤組成物中では分散性に劣るが、本発明では、特定の溶媒を含み、且つpHを6.0以下にすることによって、優れた分散性を備えさせることが可能になっている。
本発明の消臭剤組成物において、水酸化ジルコニウムの含有量については、備えさせるべき消臭効果、及び水酸化ジルコニウムの分散性を勘案して適宜設定すればよいが、例えば、酸化ジルコニウム換算のジルコニウム濃度が、0.005〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%、更に好ましくは0.02〜0.6重量%になる含有量が挙げられる。本発明において、水酸化ジルコニウムの含有量に関し、「酸化ジルコニウム換算のジルコニウム濃度」とは、消臭剤組成物中に含まれるジルコニウムを酸化ジルコニウム(ZrO2)に換算した濃度である。
[(B)特定の溶媒]
本発明の消臭剤組成物は、アルキルアルコール、アルコキシアルコール、ポリアルキレングリコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル、及びアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選択される少なくとも1種の溶媒を含有する。このような特定の溶媒を含み、且つpHを6.0以下にすることにより、水酸化ジルコニウムの分散性を向上させることが可能になる。
アルキルアルコールは、直鎖状又は分岐状の炭化水素鎖に水酸基が付加している化合物である。アルキルアルコールにおける水酸基の数については、特に制限されないが、例えば、1〜3個、好ましくは1又は2個、更に好ましくは1個が挙げられる。アルキルアルコールの炭素数については、特に制限されないが、例えば1〜6個、好ましくは1〜4個、更に好ましくは1〜3個、特に好ましくは1又は2個が挙げられる。1価のアルキルアルコールとして、具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等が挙げられる。これらの1価のアルキルアルコールは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、これらの1価のアルキルアルコールの中でも、好ましくはエタノール、プロピレングリコール、更に好ましくはエタノールが挙げられる。
アルコキシアルコールとは、直鎖状又は分岐鎖状のアルコールにアルコキシ基が付加している化合物である。アルコキシアルコールにおけるアルコキシ基の炭素原子の数については、特に制限されないが、例えば1〜3個、好ましくは1又は2個、更に好ましくは1個が挙げられる。また、アルコキシアルコールにおけるアルコキシ基の数については、特に制限されないが、例えば1〜3個、好ましくは1又は2個、更に好ましくは1個が挙げられる。アルコキシアルコールの1分子当たりの炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜12個、好ましくは3〜10個、更に好ましくは4〜8個が挙げられる。アルコキシアルコールとしては、具体的には、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、2−イソペンチルオキシエタノール等が挙げられる。これらのアルコキシアルコールは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、これらのアルコキシアルコールの中でも、好ましくは3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールが挙げられる。
ポリアルキレングリコールとは、アルキレンオキサイドが付加重合している化合物である。ポリアルキレングリコールにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4個、好ましくは2個又は3個、更に好ましくは3個が挙げられる。ポリアルキレングリコールにおけるアルキレンオキサイドの付加モル数については、特に制限されないが、例えば、2〜6、好ましくは2〜4、更に好ましくは2が挙げられる。ポリアルキレングリコールとして、具体的には、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジブチレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、トリブチレングリコール、テトラエチレングリコール、テトラプロピレングリコール、テトラブチレングリコール等が挙げられる。これらのポリアルキレングリコールは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、これらのポリアルキレングリコールの中でも、好ましくはジプロピレングリコールが挙げられる。
アルキレングリコールモノアルキルエーテルとは、アルキレングリコールに1つのアルキル基がエーテル結合によって結合している化合物である。アルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば2〜4個、好ましくは2個又は3個、更に好ましくは3個が挙げられる。また、アルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキル基は、直鎖状又は分岐状のいずれであってもよく、また、その炭素数については、特に制限されないが、例えば1〜6個、好ましくは1〜5個、更に好ましくは1〜4個、が挙げられる。アルキレングリコールモノアルキルエーテルとして、具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。これらのアルキレングリコールモノアルキルエーテルは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、これらのアルキレングリコールモノアルキルエーテルの中でも、好ましくはプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテルが挙げられる。
ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルとは、2つ以上のアルキレングリコールの縮合物に1つのアルキル基がエーテル結合によって結合している化合物である。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4個、好ましくは2個又は3個、更に好ましくは3個が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキレンオキサイドの付加モル数については、特に制限されないが、例えば、2〜6、好ましくは2〜4、更に好ましくは2又は3が挙げられる。また、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数については、特に制限されないが、例えば1〜6個、好ましくは1〜4個が挙げられる。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルとして、具体的には、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル等が挙げられる。これらのポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、これらのポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルの中でも、好ましくはジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテルが挙げられる。
ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルとは、2つ以上のアルキレングリコールの縮合物に2つのアルキル基がエーテル結合によって結合している化合物である。ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルにおけるアルキレン基の炭素数、アルキレンオキサイドの付加モル数、アルキル基の炭素数等については、前記ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルの場合と同様である。ポリアルキレングリコールジアルキルエーテルとして、具体的には、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジプロピルエーテル、トリエチレングリコールジブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジプロピルエーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテル、トリプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジプロピルエーテル、トリプロピレングリコールジブチルエーテル等が挙げられる。これらのポリアルキレングリコールジアルキルエーテルは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、これらのポリアルキレングリコールジアルキルエーテルの中でも、好ましくはジプロピレングリコールジメチルエーテルが挙げられる。
アルキレングリコールジ脂肪酸エステルとは、アルキレングリコールに2つの脂肪酸がエステル結合によって結合している化合物である。アルキレングリコールジ脂肪酸エステルにおけるアルキレン基の炭素数については、特に制限されないが、例えば、2〜4個、好ましくは2個又は3個、更に好ましくは3個が挙げられる。また、アルキレングリコールジ脂肪酸エステルにおける脂肪酸の炭素数(カルボキシル基に含まれる炭素原子も含む)については、特に制限されないが、例えば、2〜4個、好ましくは2個又は3個、更に好ましくは2個が挙げられる。アルキレングリコールジ脂肪酸エステルとして、具体的には、プロピレングリコールジアセテートが挙げられる。アルキレングリコールジ脂肪酸エステルは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、アルキレングリコールジ脂肪酸エステルの中でも、好ましくはプロピレングリコールジアセテートが挙げられる。
本発明の消臭剤組成物において、前記溶媒は、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
前記溶媒の中でも、好ましくは凝固点が−40℃以下、好ましくは−50℃以下のものが挙げられる。前記溶媒の内、このような凝固点を有するものを使用することにより、冬場や寒冷地等の低温環境で保管されても、消臭剤組成物が凍結し難くなると共に、一旦凍結しても、解凍後に水酸化ジルコニウムを再度安定に分散させる作用をより一層高めることができる。
前記溶媒の中でも、好適な例として、エタノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジアセテートが挙げられる。とりわけ、エタノール、及び3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールは、水酸化ジルコニウムを分散性させる作用が高く、水酸化ジルコニウムの消臭効果を有効に奏させ得るので、特に好適に使用される。
本発明の消臭剤組成物において、前記溶媒の含有量については、水酸化ジルコニウムの含有量等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、0.1重量%以上、好ましくは1重量%以上が挙げられる。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、前記溶媒の含有量として、更に好ましくは2重量%以上、特に好ましくは5重量%以上が挙げられる。また、前記溶媒の含有量の上限値については、特に制限されないが、例えば、50重量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましくは15重量%以下が挙げられる。
[水]
本発明の消臭剤組成物は、基剤として水が含まれる。本発明の消臭剤組成物における水の含有量については、水酸化ジルコニウム、前記溶媒、及び必要に応じて添加される他の添加剤の残部であればよいが、例えば、99.89重量%以下、好ましくは98.9重量%以下、更に好ましくは97.9重量%以下、特に好ましくは94.9重量%以下が挙げられる。また、水の含有量の下限値については、特に制限されないが、例えば、49重量%以上、好ましくは68重量%以上、更に好ましくは84重量%以上が挙げられる。
[pH]
本発明の消臭剤組成物のpHは6.0以下である。水酸化ジルコニウムの分散性をより一層向上させるという観点から、本発明の消臭剤組成物のpHとして、好ましくは2〜6、更に好ましくは2〜4、特に好ましくは2〜3が挙げられる。
本発明の消臭剤組成物において、pHを前記範囲に調整するには、pH調整剤(例えば、塩酸、酢酸、硫酸、硝酸、クエン酸、リン酸等の酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ)を使用すればよい。
[その他の成分]
本発明の消臭剤組成物には、前述する成分以外に、本発明の効果を妨げないことを限度として、他の添加剤を含有してもよい。このような他の添加剤としては、例えば、溶剤(前記溶媒以外)、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色素、香料、有機系消臭成分、無機系消臭成分(水酸化ジルコニウム以外)、界面活性剤、増粘剤等が挙げられる。なお、不揮発性の添加剤が含まれている場合には、本発明の消臭剤組成物を適用(噴霧、塗布)した部位において、揮発せずに残留し、当該の風合いや外観を損ねることが懸念されるので、前記添加剤の内、不揮発性のものについては、本発明の消臭剤組成物に配合しないことが好ましい。
[消臭対象・使用方法]
本発明の消臭剤組成物は、例えば室内空間、車内空間、ペットの飼育エリア、壁、床、天井、ソファー、寝具、ベッド、衣類、靴、革製品、布製品、靴箱等の収納家具等に存在する悪臭成分を除去する目的で、消臭が求められる空間又は物に適用することにより使用される。
本発明の消臭剤組成物は、特に、アミン系の悪臭成分、及びアンモニアを消臭する作用が高いため、アミン系の悪臭成分の消臭目的で好適に使用される。アミン系の悪臭成分としては、具体的には、トリメチルアミン、ブチルアミン等が挙げられる。アミン系の悪臭成分及びアンモニアは、尿や生ごみ、タバコの副流煙等に存在していることが知られているので、本発明の消臭剤は、トイレ用消臭剤、ペットの飼育エリア用の消臭剤、台所用の消臭剤、タバコ用の消臭剤等として好適に使用される。
本発明の消臭剤組成物は、スプレー型、エアゾール型、据え置き型、含水シート型等の形態で使用される。スプレー型又はエアゾール型の場合であれば、本発明の消臭剤組成物をスプレー容器又はエアゾール容器に収容し、消臭対象となる空間又は物に対して、消臭剤組成物を噴霧すればよい。据え置き型の場合であれば、本発明の消臭剤組成物を容器に収容して揮散可能な状態にし、消臭対象となる空間内又は消臭対象となる物の近傍に置けばよい。含水シート型の場合であれば、本発明の消臭組成物を含浸させた不織布等の布帛で、消臭対象となる物の表面を拭き取ればよい。より優れた消臭効果を奏させるという観点から、本発明の消臭剤組成物は、スプレー型又はエアゾール型の態様で使用することが好ましい。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
試験例1
表1に示す組成の消臭剤組成物を調製し、各消臭剤組成物10gを20mL容のガラス製透明容器に充填した。また、消臭剤組成物のpHの測定にはLAQUAtwin−pH−11B(HORIBA Scientific製)を使用した。充填直後の外観を目視にて観察し、以下の判定基準に従って、消臭剤組成物中の水酸化ジルコニウムの分散性を評価した。評価結果が◎又は○である場合には、実用レベルを満足できる良好な分散性があるといえる。
<分散性の判断基準>
◎:無色透明で分散性が十分に維持されている。
○:少々の白濁は観察されるが、明らかな凝集物は視認できない。
△:白濁が観察され、明らかな凝集物が視認できる。
×:著しい白濁が観察され、明らかな凝集物が視認できる。
得られた結果を表1に示す。比較例1の消臭剤組成物では、白濁し明らかな凝集物が視認され、水酸化ジルコニウムの分散性が劣っていた。これに対し、実施例1〜7の消臭剤組成物では、明らかな凝集物は視認されず、水酸化ジルコニウムが良好に分散できていた。以上の結果から、水酸化ジルコニウム、エタノール、及び水を含み、pHが6.0以下であれば、水酸化ジルコニウムを安定に分散させ得ることが明らかとなった。
Figure 2019110996
試験例2
表2に示す組成の消臭剤組成物を調製した。また、消臭剤組成物のpHの測定にはLAQUAtwin−pH−11B(HORIBA Scientific製)を使用した。
各消臭剤組成物を綿(カナキン3号)単一繊維布(12.5cm×10cm)に、2.5g滴下した。消臭剤組成物を滴下した直後の綿単一繊維布を試験片とした(湿潤条件)。また、別途、消臭剤組成物を滴下した綿単一繊維布を一晩静置することで乾燥させたものについても試験片として準備した(乾燥条件)。また、対照サンプルとして、消臭剤組成物の代わりに水を用いて上記の処理を行ったものを試験片として準備した。
10L容のテドラーバッグ(ポリフッ化ビニル製)に前記試験片を入れて封をして脱気した後、5Lの無臭空気でテドラーバッグ内部を満たした。次いで、試験片を入れたテドラーバッグに、約50ppmとなるようにアンモニア又はトリメチルアミンを注入して室温にて静置し、経時的に悪臭濃度を測定した。アンモニアの測定にはアンモニア検知管No.3La(ガステック)、トリメチルアミンの測定にはアミン類検知管No.180(ガステック)を用いた。なお、アミン類検知管No.180はアルコールと干渉してしまうため、湿潤条件でトリメチルアミンを測定する際は、アンモニア検知管No.3La(ガステック)を用いて測定した値をトリメチルアミン量に換算することで代用した。次いで、消臭剤組成物を滴下した試験片の消臭率を以下の式に従って算出した。
Figure 2019110996
各消臭剤組成物の消臭率に基づき、以下の判定基準に従って消臭効果を評価した。評価は、300分経過時点で◎◎、◎又は○である場合には、実用レベルを満足できる消臭効果があるといえる。なお、300分経過前に◎◎の判定となったサンプルは十分な消臭効果があるとし、その時点で試験を中断した。
<消臭効果の判断基準>
◎◎:消臭率が90%以上
◎: 消臭率が70%以上、90%未満
○: 消臭率が50%以上、70%未満
△: 消臭率が30%以上、50%未満
×: 消臭率が10%以上、30%未満
××:消臭率が10%未満
得られた結果を表2に示す。この結果、実施例1及び8の消臭剤組成物は、湿潤条件及び乾燥条件のいずれでも、アンモニアとトリメチルアミンに対して優れた消臭効果を示すことが確認された。
Figure 2019110996
試験例3
表3及び4に示す組成の消臭剤組成物を調製した。また、消臭剤組成物のpHの測定にはLAQUAtwin−pH−11B(HORIBA Scientific製)を使用した。得られた消臭剤組成物について、水酸化ジルコニウムの分散性を前記試験例1と同様の方法で評価した(凍結解凍無しの分散性)。
各消臭剤組成物10gを20mL容のガラス製透明容器に充填し、―20℃に設定した冷凍庫にて8時間静置した後、室温にて8時間静置することで凍結解凍させた。完全に解凍した後、消臭剤組成物の外観を目視にて観察し、以下の判定基準に従って、凍結解凍後の分散性を評価した。評価結果が◎又は○である場合には、実用レベルを満足できる良好な分散性があるといえる。
<凍結解凍後の分散性の判断基準>
◎:無色透明で分散性が十分に維持されている。
○:少々の白濁は観察されるが、明らかな凝集物は視認できない。
△:白濁が観察され、明らかな凝集物が視認できる。
×:著しい白濁が観察され、明らかな凝集物が視認できる。
得られた結果を表3及び4に示す。この結果、実施例9〜22の消臭剤組成物は、凍結解凍後でも、水酸化ジルコニウムの分散性を安定に維持できていることが確認された。即ち、本結果から、溶媒として、1価のアルキルアルコール、アルコキシアルコール、ポリアルキレングリコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル、又はアルキレングリコールジ脂肪酸エステルを含み、pHが6.0未満の場合には、凍結解凍後でも水酸化ジルコニウムを安定に分散できることが明らかとなった。
Figure 2019110996
Figure 2019110996
試験例4
表5に示す組成の消臭剤組成物を調製し、前記試験例2における乾燥条件と同様の方法でトリメチルアミンに対する消臭効果を評価した。なお、消臭剤組成物のpHの測定にはLAQUAtwin−pH−11B(HORIBA Scientific製)を使用した。
得られた結果を表5に示す。比較例3の消臭剤組成物では、トリメチルアミンに対する消臭率が10%未満であったのに対し、実施例23〜25の消臭剤組成物では、優れた消臭効果を有しており、特に実施例25の消臭剤組成物では300分経過時点で90%を超える消臭率を示していた。
Figure 2019110996

Claims (6)

  1. (A)水酸化ジルコニウム、
    (B)1価のアルキルアルコール、アルコキシアルコール、ポリアルキレングリコール、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールジアルキルエーテル、及びアルキレングリコールジ脂肪酸エステルよりなる群から選択される少なくとも1種の溶媒、並びに
    (C)水を含有し、
    pHが6.0以下である、消臭剤組成物。
  2. 前記溶媒が、エタノール、及び/又は3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールである、請求項1に記載の消臭剤組成物。
  3. 前記溶媒を0.1重量%以上含む、請求項1又は2に記載の消臭剤組成物。
  4. 酸化ジルコニウム換算のジルコニウム濃度が0.01重量%以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の消臭剤組成物。
  5. アミン系の悪臭成分、及び/又はアンモニアの消臭に使用される、請求項1〜4のいずれかに記載の消臭剤組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の消臭剤組成物を、消臭が求められる空間又は物に適用する、消臭方法。
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