JP2019110448A - 表示制御装置及び表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】構成の簡略化を図りつつ、車両の走行状態に適応した画像を容易に得ることのできる表示制御装置及び表示システムを提供する。【解決手段】車両1の一部を含む後側方を撮像する後側方カメラ20L,20Rが取り付けられた車両1の駐車操作を検出する駐車操作検出部40からの信号が入力される信号入力部101と、信号入力部101に信号が入力されたときには、後側方カメラ20L,20Rにより撮像して得られた後側方画像を視点変換した俯瞰画像を表示部30Mに表示し、信号入力部101に信号が入力されないときには、後側方画像の一部を後側方画像から切り出して表示部30L,30Rに表示する表示制御部102と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御装置及び表示システムに関する。
従来、車両の後方を撮像する後方カメラで撮像した画像を視点変換した俯瞰画像を生成する画像処理手段と、その俯瞰画像を駐車支援用に表示する表示手段とを備えた表示システムがある(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、後側方確認用のサイドミラー又はそれらの近傍に車両の後側方を撮像する右後側方カメラ及び左後側方カメラが夫々1台ずつ設置される。夫々のカメラで撮像された後側方画像は、俯瞰画像と共に表示部に一括表示される。
また、車両の周囲に複数のカメラを、画角の範囲に地面が捉えられる方向(地面方向)に設置した表示システムがある(例えば、特許文献2)。このシステムでは、複数のカメラ画像は俯瞰画像に視点変換される。その俯瞰画像の夫々は繋ぎ合わされて一つの連続した画像を構成する。
特開2003−219413号公報 特開2007−36668号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載の表示システムで、後側方画像の表示と俯瞰画像の表示とを両立するには、後側方確認用のカメラと俯瞰画像生成用のカメラとを左右に2台ずつ設置する必要がある。したがって、構成が複雑化し、コストの増加を招いていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、構成の簡略化を図りつつ、車両の走行状態に適応した画像を容易に得ることのできる表示制御装置及び表示システムを提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、車両の一部を含む後側方を撮像する後側方カメラが取り付けられた前記車両の駐車操作を検出する駐車操作検出部からの信号が入力される信号入力部と、前記信号入力部に信号が入力されたときには、前記後側方カメラにより撮像して得られた後側方画像を視点変換した俯瞰画像を表示部に表示し、前記信号入力部に信号が入力されないときには、前記後側方画像の一部を前記後側方画像から切り出して前記表示部に表示する表示制御部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る表示システムは、本発明に係る表示制御装置と、前記表示部と、前記車両の一部を含む後側方を撮像する後側方カメラと、前記車両の後方を撮像する後方カメラと、前記車両の駐車操作を検出する駐車操作検出部と、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明に係る表示制御装置及び表示システムによれば、構成の簡略化を図りつつ、車両の走行状態に適応した画像を容易に得ることができる。
実施例1に係る表示制御装置を適用した表示システムを構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。 後側方カメラ及び後方カメラの取り付け状態を示す説明図である(その1)。 後側方カメラ及び後方カメラの取り付け状態を示す説明図である(その2)。 実施例1に係る表示制御装置で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである。 トリミング画像を示す説明図である。 実施例1に係る表示制御装置の適用場面として車両を後退駐車させる場面を示す説明図である。 実施例2に係る表示制御装置を適用した表示システムを構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。 実施例2に係る表示制御装置で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである(その1)。 実施例2に係る表示制御装置で行われる一連の処理の流れを示すフローチャートである(その2)。 実施例2に係る表示制御装置の適用場面として車両を後退駐車させる場面を示す説明図である(その1)。 実施例2に係る表示制御装置の適用場面として車両を後退駐車させる場面を示す説明図である(その2)。
以下、本発明に係る表示制御装置及び表示システムの具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施例は、本発明の表示制御装置を車両に実装して、車両の走行状態に適応した画像の生成を支援するシステムを構成したものである。
(実施例1の構成の説明)
図1は、実施例1の表示制御装置100を適用した表示システム10を構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。まず、表示制御装置を適用したシステム構成について図1、図2及び図3を用いて説明する。
本実施例の表示システム10は、図1に示す車両1に実装される。表示システム10は、左後側方カメラ20L,右後側方カメラ20R,後方カメラ20Bと、表示装置30L,30M,30R(表示部)と、駐車操作検出部40と、表示制御装置100とを有する。
左後側方カメラ20L,右後側方カメラ20R,後方カメラ20Bには、それぞれ広角レンズや魚眼レンズが搭載されている。なお、以下では、一対で構成されていて特別に区別する必要がない左後側方カメラ20L,右後側方カメラ20Rについては、左後側方カメラ20Lについてのみ詳細な説明を行うことがある。
左後側方カメラ20Lは、車両1の左側面に取り付けられたドアミラーに後方を向いて取り付けられる(図2)。図2に示すように、左後側方カメラ20Lの光軸の向きは、重力方向(鉛直方向)に対して垂直な水平面HPに対してθ1(=例えば、13.75°)の分だけ地面に向けられている。
左後側方カメラ20Lの画角は、水平方向HDに90°である(図3)。すなわち、左後側方カメラ20Lを用いて撮像すると、従来のドアミラーよりも広い領域を映した画像が得られる。なぜなら、左後側方カメラ20Lの画角は従来のドアミラーの画角(<90°)よりも広いからである。左後側方カメラ20Lの光軸の向きは、水平方向HDに対してθ2(=例えば、30°)の分だけ車両1の右側方に向けられている(図3)。図3に示すように、左後側方カメラ20Lは、その画角内にある車両1の中央付近から左後側方の地面の領域を左後側方画像として撮像する。同様に、右後側方カメラ20Rは、その画角内にある車両1中央付近から右後側方の地面の領域を右後側方画像として撮像する。
後方カメラ20Bは、車両1の後部に取り付けられたナンバープレート(不図示)の上部に後方を向いて取り付けられる(図2)。後方カメラ20Bの光軸の向きは水平面HP(図2)に対して45°の分だけ地面に向けられている。後方カメラ20Bの画角は水平方向に180°である(図3)。後方カメラ20Bは、その画角内にある車両1の後方の地面の領域を後方画像として撮像する。
表示装置30L,30M,30Rは、例えば、その対角線の長さが7インチ程度の矩形状のフラットパネルディスプレイ(液晶、有機EL、プラズマ等)であり、車両1の運転手が視認できる位置に配置される。表示装置30L,30M,30Rは、例えば、運転手の指等により押圧可能な透明のタッチパネルが貼り付けられている。その結果、運転手の指が表示装置30L,30M,30Rに接触した場合、その接触はタッチパネルにより検出され、指の位置座標を入力することができる。
表示装置30Lは、左後側方カメラ20Lで撮像された左後側方画像が表示され、例えばインスツルメンタルパネル(不図示)の左側部に配置される。表示装置30Mは、後方カメラ20Bで撮像された後方画像が表示され、例えばインスツルメンタルパネルの中央部に配置される。表示装置30Rは、右後側方カメラ20Rで撮像された右後側方画像が表示され、例えばインスツルメンタルパネルの右側部に配置される。なお、以下では、表示装置30L,30M,30Rを特に区別しないときは、単に表示装置30ともいう。
駐車操作検出部40は、車両1の駐車操作を検出する。駐車操作検出部40は、ギアポジションセンサ40A及び車輪速センサ40Bを有する。ギアポジションセンサ40Aは、車両1の動力伝達系に配置された変速機(不図示)におけるギアポジションを検出する。車輪速センサ40Bは、車両1の車輪速を検出する。駐車操作検出部40で検出された信号は、信号入力部101に出力され、表示制御装置100における演算処理で利用される。
(表示制御装置の構成の説明)
表示制御装置100は、信号入力部101と、表示制御部102と、記憶部103とを有する。
表示制御装置100の内部には、例えば、周辺デバイスを含めたマイクロプロセッサ及びプログラム、必要な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、画像処理や信号処理を行う専用ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のモジュールが実装されている。
信号入力部101は、例えばCAN(Controller Area Network)バスを介して駐車操作検出部40からの信号が入力される。
表示制御部102は、信号入力部101に信号が入力されたときには、左後側方カメラ20Lにより撮像して得られた左後側方画像を視点変換した俯瞰画像を表示装置30Lに表示する。同様に、表示制御部102は、信号入力部101に信号が入力されたときには、右後側方カメラ20Rにより撮像して得られた右後側方画像を視点変換した俯瞰画像を表示装置30Rに表示する。
表示制御部102は、信号入力部101に信号が入力されないときには、左後側方カメラ20Lにより撮像して得られた左後側方画像の一部を左後側方画像から切り出して表示装置30Lに表示する。同様に、表示制御部102は、信号入力部101に信号が入力されないときには、右後側方カメラ20Rにより撮像して得られた右後側方画像の一部を右後側方画像から切り出して表示装置30Rに表示する。
信号入力部101、表示制御部102及び記憶部103の詳細は後述する。
(表示制御装置100で行われる一連の処理の流れ)
次に、表示制御装置100で行われる一連の処理の流れを、図4に示すフローチャートと、図5及び図6に示す説明図とを用いて説明する。図6は、表示制御装置100の適用場面として車両1を後方の駐車枠に後退駐車させる場面を示している。
一連の処理は、表示制御部102が左後側方カメラ20L及び右後側方カメラ20Rの各電源をオンにしたことに基づいて開始される。なお、運転手は、上述したタッチパネル等の操作部を通じて、左後側方画像LI又は右後側方画像RIの位置変更や拡大又は縮小を行う。
本実施例では、運転手に固有の表示設定値が、左後側方画像LI又は右後側方画像RIの位置、サイズ、形状等を設定するためのアドレス(番地)やズーム率として記憶部103へ予め格納されている。表示設定値が一旦設定された後は、その表示設定値が記憶部103から読み出されて表示制御部102における演算処理で利用される。
まず、ステップS10では、表示制御部102は、CANバスを介してギアポジションセンサ40Aから信号入力部101に入力された信号に基づき、ギアポジションが後退側にあるか否かを判定する。すなわち、ギアポジションが後退側にある場合(ステップS10におけるYES)、処理はステップS11に移行する。
ステップS11では、表示制御部102は、左後側方カメラ20Lにより撮像して得られた左後側方画像LIを記憶部103に記憶する。同様に、右後側方カメラ20Rにより撮像して得られた右後側方画像RIを記憶部103に記憶する。
ステップS12では、表示制御部102は、後方カメラ20Bの電源をオンにする。
ステップS13では、表示制御部102は、ステップS11で記憶部103に記憶した左後側方画像LIを表示装置30Lに鏡像表示する。すなわち、左後側方画像LIは、運転手がドアミラーを見た状態と同じ鏡像表示するために、左右反転した状態で表示装置30Lに表示される(図6)。同様に、表示制御部102は、ステップS11で記憶部103に記憶した右後側方画像RIを表示装置30Rに鏡像表示する(図6)。さらに、表示制御部102は、ステップS11で記憶部103に記憶した左後側方画像LI及び右後側方画像RIと後方カメラ20Bにより撮像して得られた後方画像BIとを俯瞰画像に視点変換する。表示制御部102は、これら3つの俯瞰画像を繋いだ1つの画像SI(図6)に合成して表示装置30Mに表示する。
ここでの「合成」とは、例えば、左後側方画像LI、右後側方画像RI及び後方画像BIの各視点を、車両1の真上からの視点の画像への変換し、これら3つの俯瞰画像を横方向(画角の水平方向)に繋ぎ合わせることの他に、これら3つの俯瞰画像を重ね合わせることが含まれる。視点を変換する処理には、例えば、台形補正(台形形状の領域を長方形や正方形の領域に変換する処理)等が用いられる。
一方、ステップS10でギアポジションが後退側以外であった場合(ステップS10におけるNO)、例えば、ギアポジションが前進側であった場合、ステップS14において、表示制御部102は、信号入力部101に入力された信号に基づき、車輪速センサ40Bで検出された車輪速が所定速度以上か否かを判定する。すなわち、車輪速が所定速度以上である場合(ステップS14におけるYES)、処理はステップS15に移行する。一方、車輪速が所定速度未満である場合(ステップS14におけるNO)、処理はステップS10を繰り返す。
ステップS15では、表示制御部102は、ステップS11で記憶部103に記憶した左後側方画像LIの一部を左後側方画像LIから切り出して表示装置30Lに左右を反転した状態で鏡像表示する。表示制御部102は、広い領域を映した左後側方画像LIの中から、左後側方画像LIの一部を切り出すトリミングを表示制御部102が行ったうえで表示装置30Lに鏡像表示する。
このとき、表示制御部102は、規定出力サイズの画像が得られるように、切り出したトリミング画像に対して公知の解像度変換手法を用いて拡大処理を施す。具体的に、表示制御部102は、記憶部103へアクセスし、予め運転手に割り当てられた固有の識別情報(例えば、運転手の体格、着座姿勢等)に対応した表示設定値を読み出す。表示制御部102は、その表示設定値に応じて全画素(左後側方カメラ20Lの撮像面から得られた全ての画素の集まり)から指定のアドレスを切り出し、切り出したトリミング画像に対して所定のズーム処理を施したうえで表示装置30Lへ出力する。
同様に、表示制御部102は、ステップS11で記憶部103に記憶した右後側方画像RIの一部を右後側方画像RIから切り出して表示装置30Rに左右を反転した状態で鏡像表示する。具体的に、表示制御部102は、上述した表示設定値に応じて全画素(右後側方カメラ20Rの撮像面から得られた全ての画素の集まり)から指定のアドレスを切り出し、切り出したトリミング画像TI(図5)に対して所定のズーム処理を行ったうえで表示装置30Rへ出力する。
ここで、左後側方画像LIの一部及び右後側方画像RIの一部のうちの「一部」とは、左後側方画像LI又は右後側方画像RIの少なくとも画角の水平方向を狭くした画像を意味している。すなわち、「一部」とは、主に、画角の水平方向に関して狭くなる画像を指し、垂直方向に関しては必ずしも狭めなくてよい。
ステップS16では、表示制御部102は、後方カメラ20Bの電源をオフにし、俯瞰画像の生成を停止する。そして、処理はステップS10を繰り返す。
すなわち、実施例1の表示制御装置及び表示システムによれば、左右のドアミラーに取り付けられた2台のカメラ(左後側方カメラ20L及び右後側方カメラ20R)と、1台の後方カメラ20Bからなる合計3台のカメラで、構成の簡略化を図りつつ、車両1の走行状態に適応した画像を容易に得ることができる。
すなわち、通常走行時には、表示制御部102は、通常走行に好適な狭い画角の左後側方画像LI及び右後側方画像RIを表示装置30L,30Rに表示する。駐車時には、表示制御部102は、駐車に好適な広い画角の左後側方画像LI及び右後側方画像RIを表示装置30L,30Rに表示する。その駐車時には、表示制御部102は、後方画像BI、左後側方画像LI及び右後側方画像RIを視点変換し、これら3つの俯瞰画像を繋いだ1つの画像SIに合成して表示装置30Mに表示する。その表示装置30Mに映し出された画像SIを視認した運転手は、駐車位置を容易に把握することができる。
本発明に係る表示制御装置を適用した表示システムの別の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(実施例2の構成の説明)
図7は、実施例2に係る表示制御装置200の構成を示すブロック図である。実施例1で説明した要素と同一の要素については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。表示制御装置200は、操舵角取得部104、車両軌跡推定部105、車両軌跡合成部106及び障害物判断部107が新たに備え付けられていることを除き、実施例1の表示制御装置100(図1)と同じである。
操舵角取得部104は、CANバスを介して操舵角センサ50から得られる信号に基づいて、車両1のステアリングの操舵角を取得する。操舵角取得部104で取得された情報は、表示制御部102に出力され、表示制御部102における演算処理で利用される。
車両軌跡推定部105は、操舵角取得部104で取得された、ステアリングの操舵角に基づき、車両1の前輪と後輪の車両軌跡(巻き込みライン)VTを推定する。例えば、車両軌跡推定部105は、車両1の車輪速及び操舵角に基づく運動モデル(物理モデル)に従い、車両1の前輪と後輪を時系列で追跡して車両軌跡VTを推定する。具体的に、運動モデルに従った推定処理では、カルマンフィルタ(線形予測フィルタ)を用いて、任意時間先における車両1の前輪と後輪の位置が算出される。車両軌跡推定部105で推定された車両軌跡VTは、車両軌跡合成部106及び障害物判断部107に出力され、車両軌跡合成部106及び障害物判断部107における演算処理で利用される。
車両軌跡合成部106は、車両軌跡推定部105で推定された車両軌跡VTを、左後側方画像及び右後側方画像の夫々を視点変換した俯瞰画像に重ね合わせて合成する。
障害物判断部107は、障害物のモデルパターンと、車両軌跡推定部105で推定された車両軌跡VTの内側に存在するパターンとが一致するか否かを判断する。例えば、この障害物判断部107で行われる特徴抽出処理としては、時間的に異なる複数の画像から特徴点の座標を比較して検出する移動物体検出や、予め障害物の画像を学習させておき、そのパターンと対象画像の特徴点を比較して障害物を検出するパターンマッチング法等が知られている。特に、パターンマッチング法には、CNN(Convolutional Neural Network)等の機械学習法を用いたものがある。そして、障害物のモデルパターンには、歩行者(大人の歩行者、子供の歩行者等)、車両(自動車、オートバイ、自転車等)等のモデルパターンが含まれる。このような障害物のモデルパターンのデータは、予め機械学習によって記憶部103に記憶されている。障害物判断部107の判断結果はスピーカ60に出力される。スピーカ60は、車両1の運転手が容易に操作できる位置に設けられる。スピーカ60は、障害物が車両軌跡VTの内側で検出された際に、車両1の運転手にその旨を報知音として出力するために設けられる。
車両軌跡合成部106の詳細は後述する。
(表示制御装置200で行われる一連の処理の流れ)
次に、表示制御装置200で行われる一連の処理の流れを、図8A及び図8Bに示すフローチャートと、図9及び図10に示す説明図とを用いて説明する。図9及び図10は、表示制御装置200の適用場面として車両1を後方の駐車枠に後退駐車させる場面を示している。
一連の処理は、表示制御部102が左後側方カメラ20L及び右後側方カメラ20Rの各電源をオンにしたことに基づいて開始される。
なお、図8Aに示すステップS10,S11,S12,S13は、図4と同じ処理であるので、詳細な説明を省略する。すなわち、図8Aに示すステップS10〜S13の処理が実行された後、処理は図8Bに示すステップS17に進む。ステップS17において、操舵角取得部104は、車両1のステアリングの操舵角を取得する。
ステップS18において、車両軌跡推定部105は、車両1のステアリングの操舵角に基づき、車両1の前輪と後輪の移動軌跡(車両軌跡VT)を推定する。
ステップS19において、障害物判断部107は、ステップS18で推定された車両軌跡VTの内側に存在するパターンが障害物のモデルパターンと一致するか否かを判断する。具体的に、障害物判断部107は、ステップS13で生成された画像SI(図10)上で、障害物としてのカラーコーン(登録商標)CCのモデルパターンを用いたパターンマッチングを行い、カラーコーン(登録商標)CCが車両軌跡VT(図10)の内側に存在するかについての判断を行う。そして、両パターンが一致すると判断された場合(ステップS19におけるYES)、すなわち、カラーコーン(登録商標)CCが車両軌跡VTの内側に存在すると判断された場合、処理はステップS20に進む。一方、両パターンが一致すると判断されなかった場合(ステップS19におけるNO)、すなわち、カラーコーン(登録商標)CCが車両軌跡VTの内側に存在しないと判断された場合(図9)、処理はステップS22に進む。
ステップS20において、車両軌跡合成部106は、ステップS18で推定された車両軌跡VTを、ステップS13で生成された左後側方画像LI、右後側方画像RI及び画像SIに重ね合わせて合成する。その合成で得られる画像EIは、車両軌跡VTを強調した強調画像であり、表示装置30L,30M,30Rに表示される。車両軌跡合成部106は、車両軌跡VTの強調度合に応じて、車両軌跡VTの表示形態を変更する。すなわち、車両軌跡合成部106は、強調度合を強くしたい車両軌跡VTを破線で表示したり(図10)、強調度合を弱くしたい車両軌跡VTを実線で表示したりする(図9)。なお、図10では、強調度合を強くしたいカラーコーン(登録商標)CCが黄色の破線DLで囲まれている。
ステップS21において、障害物判断部107は、障害物が車両の車両軌跡VTの内側に存在する旨を示す信号をスピーカ60に出力する。その結果、スピーカ60は運転手に対して報知音を出力する。
一方、障害物が車両軌跡VTの内側に存在しないと判断された場合(ステップS19におけるNO)、ステップS22において、車両軌跡合成部106は、ステップS18で推定された車両軌跡VTを実線の表示形態で、ステップS13で生成された左後側方画像LI、右後側方画像RI及び画像SIに重ね合わせて1つの画像EIに合成して表示する(図9)。
すなわち、実施例2の表示制御装置及び表示システムによれば、左右のドアミラーに取り付けられた2台のカメラ(左後側方カメラ20L及び右後側方カメラ20R)と、1台の後方カメラ20Bからなる合計3台のカメラで、実施例1での効果に加え、駐車時には車両1の車両軌跡VTを、左後側方画像LI、右後側方画像RI及び画像SI(3つの俯瞰画像を繋いだ1つの画像)に重ね合わせて1つの画像EIに合成して表示することにより、運転手の駐車操作をより安全に支援することができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述したが、実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
上述した実施例1及び実施例2では、車両1を後退駐車する場面において、表示制御部102は、後方画像BI、左後側方画像LI及び右後側方画像RIを視点変換し、これら3つの俯瞰画像を繋いだ1つの画像SIに合成して表示装置30Mに表示する例を示した。しかし、車両1は後退駐車されるとは限らない。すなわち、車両1が前進駐車される場面においては、表示制御部102は、前方画像、左後側方画像及び右後側方画像を視点変換し、これら3つの俯瞰画像を繋いだ1つの画像に合成して表示装置30Mに表示しても良い。その1つの画像を視認した運転手は、車両1の前方にある駐車位置を容易に把握することができる。なお、上述した実施例1及び実施例2では、後退駐車操作の検出はギアポジションが後退側にある場合に成立したが、前進駐車操作の検出は、ギアポジションが前進側にあり且つ車輪速(車速)が所定速度以下である場合に成立する。
上述した実施例1及び実施例2では、表示装置30L,30M,30Rは矩形状のフラットパネルディスプレイとする例を示した。しかし、これに限られない。フラットパネルディスプレイの形状は、矩形に限らず、正方形や台形、菱形、三角形、円形、楕円形等の形状でも良い。
上述した実施例1及び実施例2では、表示装置30Lは、インスツルメンタルパネルの左側部に配置される例を示した。しかし、これに限られない。例えば、表示装置30Lは、ダッシュボードの左側部に配置されても良い。要するに、表示装置30Lは、運転手に対して左側に配置されていれば良い。表示装置30Rも同様に運転手に対して右側に配置されていれば良い。
上述した実施例2では、車両軌跡推定部105は、カルマンフィルタを用いて車両1の前輪と後輪を時系列で追跡する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、車両軌跡推定部105は、パーティクルフィルタを用いたり、等速直線運動又は等加速度運動等を仮定した線形予測を用いたりして、車両1の前輪と後輪を時系列で追跡してもよい。
上述した実施例2では、スピーカ60は、障害物が車両軌跡VTの内側で検出された際に、車両1の運転手にその旨を報知音として出力する例を示した。しかし、これに限られない。スピーカに限らず、LED(Light Emitting Diode)やディスプレイなどを設けて、LEDの点滅やディスプレイへの表示によって障害物が車両軌跡VTの内側で検出された旨を運転手に報知しても良い。
上述した実施例2では、障害物判断部107は、特徴点やテンプレートを用いた特徴抽出処理を行う例を示した。しかし、これに限られない。例えば、障害物判断部107は、投影法等の特徴抽出処理を行っても良い。
上述した実施例2では、車両軌跡合成部106は、強調度合を強くしたい車両軌跡VTを破線で表示する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、車両軌跡合成部106は、強調度合を強くしたい車両軌跡VTを点滅させても良い。また例えば、車両軌跡合成部106は、強調度合を強くしたい車両軌跡VTを赤色、橙色及び黄色等の暖色で表示しても良く、強調度合を弱くしたい車両軌跡VTを青緑、青及び青紫等の寒色で表示したり、暖色及び寒色のどちらにも属さない緑色で表示したり、車両軌跡VTの内側を透過色でハッチングしたりしても良い。
1・・・車両
10・・・表示システム
20B・・・後方カメラ
20L・・・左後側方カメラ(後側方カメラ)
20R・・・右後側方カメラ(後側方カメラ)
30、30L、30M、30R・・・・表示装置(表示部)
40・・・駐車操作検出部
40A・・・ギアポジションセンサ
40B・・・車輪速センサ
50・・・操舵角センサ
60・・・スピーカ
100、200・・・表示制御装置
101・・・信号入力部
102・・・表示制御部
BI・・・後方画像
LI・・・左後側方画像(後側方画像)
RI・・・右後側方画像(後側方画像)

Claims (5)

  1. 車両の一部を含む後側方を撮像する後側方カメラが取り付けられた前記車両の駐車操作を検出する駐車操作検出部からの信号が入力される信号入力部と、
    前記信号入力部に信号が入力されたときには、前記後側方カメラにより撮像して得られた後側方画像を視点変換した俯瞰画像を表示部に表示し、前記信号入力部に信号が入力されないときには、前記後側方画像の一部を前記後側方画像から切り出して前記表示部に表示する表示制御部と、
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記車両には前記車両の後方を撮像する後方カメラが取り付けられ、
    前記表示制御部は、前記信号入力部に信号が入力されたときには、前記後側方カメラにより撮像して得られた後側方画像及び前記後方カメラにより撮像して得られた後方画像を俯瞰画像に視点変換し、これら複数の俯瞰画像を繋いだ1つの画像に合成して表示部に表示することを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記後側方画像の一部は、前記後側方画像よりも狭い画角の画像であることを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記表示制御部は、前記後側方画像の有効画素領域を変化させることで前記後側方画像から前記後側方画像の一部を切り出して前記表示部に表示することを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の表示制御装置と、
    前記表示部と、
    前記車両の一部を含む後側方を撮像する後側方カメラと、
    前記車両の後方を撮像する後方カメラと、
    前記車両の駐車操作を検出する駐車操作検出部と、
    を有することを特徴とする表示システム。
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