JP2019110415A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力用ページのページ数がユーザー指定のページ数以下となる出力用ページの分割数を自動で設定して集約処理を行う。【解決手段】画像形成装置は、画像読取部と、制御部と、出力部と、操作パネルと、を備え、操作パネルは、ユーザー指定のページ数の設定を受け付け、制御部は、画像読取部が読み取った原稿枚数がユーザー指定のページ数よりも多い場合、出力用ページを生成するときに、原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数以上の分割数を対象分割数に設定するとともに、出力用ページを対象分割数と同数の複数の領域に分割し、出力用ページに最大で対象分割数と同数の原稿画像を配置する集約処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、原稿画像を読み取って原稿画像を外部に出力する画像形成装置に関する。
従来、原稿画像を読み取って原稿画像を外部に出力する画像形成装置が知られている。たとえば、従来の画像形成装置は、原稿画像を読み取ると、原稿画像を配置した出力用ページを生成する。そして、従来の画像形成装置は、出力用ページを用紙に印刷し、印刷済み用紙を出力する。あるいは、従来の画像形成装置は、出力用ページを外部機器に出力する。外部機器は、出力用ページを受信すると、当該受信した出力用ページを印刷したり表示したりすることができる。
ここで、画像形成装置には、複数ページ分の原稿画像を同一ページに配置する集約処理を行うものがある(たとえば、特許文献1参照)。このような画像形成装置は、集約処理を行うとき、出力用ページを複数の領域に分割し、当該分割した各領域に原稿画像を配置する。これにより、出力用ページのページ数(たとえば、印刷済み用紙の出力枚数)を減らすことができる。
特開2016−118857号公報
特許文献1の画像形成装置(印刷システム)は、印刷の実行に際し、集約処理に関する設定をユーザーから受け付ける。このとき、出力用ページの分割数(集約数)の設定やユーザー指定のページ数(希望用紙枚数)の設定などの受け付けが行われる。
たとえば、ユーザーは画像形成装置による原稿画像の読み取り前に、原稿枚数を確認する。そして、原稿枚数が所望ページ数よりも多ければ、出力用ページのページ数を減らすため、集約処理に関する設定(出力用ページの分割数の設定やユーザー指定のページ数の設定など)を行い、当該設定した設定内容に基づく集約処理を画像形成装置に行わせる。
ここで、特許文献1では、出力用ページのページ数(印刷に要する用紙枚数)がユーザー指定のページ数(希望用紙枚数)を超える場合、出力用ページの出力(印刷)を行わない。このため、出力用ページのページ数がユーザー指定のページ数を超える場合には、出力用ページの分割数の設定をやり直さなければならない。したがって、ユーザーにとっては煩わしく利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、出力用ページのページ数がユーザー指定のページ数以下となる出力用ページの分割数を自動で設定して集約処理を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、原稿画像を読み取る画像読取部と、原稿画像を配置した出力用ページを生成する制御部と、出力用ページを外部に出力する出力部と、ユーザーから設定を受け付ける操作パネルと、を備える。操作パネルは、ユーザー指定のページ数の設定を受け付ける。制御部は、画像読取部が読み取った原稿枚数がユーザー指定のページ数よりも多い場合、出力用ページを生成するときに、予め定められた複数の分割数のうち原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数以上の分割数を対象分割数に設定するとともに、出力用ページを対象分割数と同数の複数の領域に分割し、出力用ページに最大で対象分割数と同数の原稿画像を配置する集約処理を行う。
本発明の構成では、制御部は、原稿枚数がユーザー指定のページ数よりも多い場合、出力用ページを生成するときに、対象分割数を設定する(出力用ページの分割数を自動で設定する)。そして、制御部は、対象分割数に基づき集約処理を行う。ここで、制御部により対象分割数として設定される分割数は、予め定められた複数の分割数のうち原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数以上の分割数である。これにより、制御部による集約処理が対象分割数に基づき行われるよう構成することによって、出力用ページのページ数をユーザー指定のページ数以下にすることができる。たとえば、原稿枚数が6枚でユーザー指定のページ数が3ページであった場合、対象分割数は2分割以上に設定される。この場合、対象分割数が2分割であれば、同一ページに2ページ分ずつ原稿画像を配置することにより、出力用ページのページ数を3ページに抑えることができる。すなわち、出力用ページのページ数がユーザー指定のページ数以下となる。
本発明の構成では、出力用ページのページ数がユーザー指定のページ数以下となる出力用ページの分割数を自動で設定して集約処理を行うことができる。
本発明の一実施形態による複合機の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルが表示する設定画面を示す図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(対象分割数を自動で設定する場合の処理)の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(原稿枚数が6枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合の処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(原稿枚数が8枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合の処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(原稿枚数が8枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合の処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(原稿枚数が10枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合の処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(原稿枚数が10枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合の処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(原稿枚数が10枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合の処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(原稿枚数が12枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合の処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う集約処理(原稿枚数が18枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合の処理)について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が生成した出力用ページに空白領域が生じた場合に行われる処理について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が生成した出力用ページに空白領域が生じた場合に行われる処理について説明するための図
以下に、本発明の一実施形態による画像形成装置について、複合機を例にとって説明する。なお、複合機は、スキャン機能、プリント機能および送信機能など複数種の機能を搭載する。すなわち、複合機は、コピージョブ(スキャン機能とプリント機能とを使用するジョブ)や送信ジョブ(スキャン機能と送信機能とを使用するジョブ)などの実行が可能である。
<複合機の構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、制御部1を備える。制御部1は、CPU11、メモリー12および画像処理モジュール13を含む。CPU11は、制御用のプログラムおよびデータに基づき動作し、複合機100の各部を制御するための処理を行う。メモリー12は、CPU11を動作させるための制御用のプログラムおよびデータを記憶する。
画像処理モジュール13は、画像データに対して種々の画像処理を行うための専用回路やメモリーを含む。制御部1は、画像処理モジュール13を用いて、画像データに対して画像処理を行う。
また、複合機100は、画像読取部2を備える。画像読取部2は、コピージョブや送信ジョブの実行時、原稿画像を読み取って原稿画像の画像データを生成する。画像読取部2は、読取ユニット21を備える。読取ユニット21は、光源およびイメージセンサーを含む。光源は、原稿に光を照射する。イメージセンサーは、原稿で反射された反射光を受光し光電変換する。
また、複合機100は、印刷部3を備える。コピージョブの実行時、印刷部3は、用紙を搬送し、搬送中の用紙に原稿画像を印刷する。そして、印刷部3は、印刷済み用紙を外部に出力する。なお、印刷部3は、用紙の両面に原稿画像を印刷する両面印刷の実行が可能である。印刷部3は、画像形成ユニット31および定着ユニット32を備える。
画像形成ユニット31は、感光体ドラムおよび転写ローラーを備える。感光体ドラムおよび転写ローラーは、互いに圧接し、転写ニップを形成する。また、画像形成ユニット31は、感光体ドラムの周面を帯電させる帯電装置、感光体ドラムの周面上に静電潜像を形成する露光装置、および、感光体ドラムの周面上の静電潜像をトナー像に現像する現像装置などを備える。画像形成ユニット31は、転写ニップを通過する用紙に対して、感光体ドラムの周面上のトナー像を転写する。
定着ユニット32は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを備える。加熱ローラーは、ヒーターを内蔵する。加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接し、加熱ローラーとの間で定着ニップを形成する。定着ユニット32は、定着ニップを通過する用紙を加熱および加圧することにより、用紙にトナー像を定着させる。
画像読取部2および印刷部3は、制御部1に接続される。制御部1は、画像読取部2の読取動作を制御するとともに、印刷部3の印刷動作を制御する。
また、複合機100は、操作パネル4を備える。操作パネル4は、タッチスクリーン41およびハードウェアボタン42を含む。タッチスクリーン41は、ソフトウェアボタンを配した画面を表示し、表示画面(ソフトウェアボタン)に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。ハードウェアボタン42は、操作パネル4に複数設けられる。ハードウェアボタン42としては、たとえば、ジョブの実行を指示するスタート操作をユーザーから受け付けるためのスタートボタンなどがある。
操作パネル4は、制御部1に接続される。制御部1は、操作パネル4の表示動作を制御するとともに、操作パネル4に対して行われた操作を検知する。
また、複合機100は、通信部5を備える。通信部5は、複合機100を電話回線やインターネットなどのネットワークNTに接続するための通信インターフェースである。通信部5は、通信用回路、通信用メモリーおよび通信用コネクターを含む。通信部5は、制御部1に接続される。制御部1は、通信部5を用いて、外部機器200と通信する。
たとえば、ネットワークNTには、複合機100のユーザーが使用するユーザー端末(パーソナルコンピューター)など、種々の外部機器200が接続される。複合機100をネットワークNTに接続することにより、送信ジョブの実行が可能となる。
また、複合機100は、記憶部6を備える。記憶部6は、ROM(EEPROMなど)のような不揮発性の記憶デバイスを含む。記憶部6は、制御部1に接続される。制御部1は、記憶部6からのデータの読み出しや記憶部6へのデータの書き込みを行う。
<原稿画像の読み取りを伴うジョブ>
複合機100は、原稿画像の読み取りを伴うジョブとして、コピージョブおよび送信ジョブの実行が可能である。以下の説明では、コピージョブと送信ジョブとを区別する必要がない場合、コピージョブおよび送信ジョブを総じて単にジョブと称する。
制御部1は、画像読取部2に原稿がセットされた状態で、操作パネル4に対するスタート操作を検知したとき、操作パネル4がユーザーからジョブの実行指示を受け付けたと判断する。操作パネル4がジョブの実行指示を受け付けると、制御部1は、画像読取部2に原稿画像の読み取りを行わせる。そして、制御部1は、画像読取部2が読み取った原稿画像を配置した出力用ページを生成し、出力用ページを出力するための出力用データを生成する。
たとえば、コピージョブを実行する場合、制御部1は、露光処理(出力用ページの原稿画像に対応する静電潜像を形成する処理)を制御するための露光制御データを出力用データとして生成する。そして、制御部1は、露光制御データを印刷部3に出力することにより、出力用ページの原稿画像に対応する静電潜像の形成および当該静電潜像のトナー像への現像を印刷部3に行わせる。すなわち、印刷部3は、出力用ページの原稿画像を用紙に印刷する。コピージョブでは、印刷部3が出力用ページを外部に出力する(出力用ページの原稿画像を用紙に印刷する)ので、印刷部3が「出力部」に相当する。
<集約処理>
(概要)
複合機100には集約機能が搭載される。ユーザーが集約機能を有効に設定した場合には、複数ページ分の原稿画像を同一ページに集約して外部に出力することができる。
制御部1は、集約機能が有効に設定されている場合、出力用ページを生成するときに、予め定められた複数の分割数のいずれかを対象分割数に設定し、出力用ページのページ内を対象分割数と同数の複数の領域に分割する。なお、出力用ページが複数ページとなる場合には、全ての出力用ページの各ページ内が複数の領域に分割される。そして、制御部1は、出力用ページのページ内(同一ページのページ内)に最大で対象分割数と同数の原稿画像を配置する処理を集約処理として行う。すなわち、出力用ページのページ内を複数に分割することによって得られるページ内の各領域は原稿画像の配置先となる。以下の説明では、出力用ページの分割された各領域を分割領域と称する場合がある。
たとえば、対象分割数として設定可能な分割数は、2分割、4分割および6分割の3つである。ここで挙げた分割数は一例であり、他の分割数(9分割や16分割など)も対象分割数として設定可能であってもよい。
対象分割数を2分割に設定した場合、制御部1は、集約処理として2分割処理(2in1処理)を行う。すなわち、制御部1は、出力用ページのページ内を2分割する。また、制御部1は、原稿画像のサイズを各分割領域に収まるサイズに縮小する。そして、制御部1は、2分割した出力用ページのページ内に最大で2ページ分の原稿画像(縮小した原稿画像)を配置する。
対象分割数を4分割に設定した場合、制御部1は、集約処理として4分割処理(4in1処理)を行い、対象分割数を6分割に設定した場合、制御部1は、集約処理として6分割処理(6in1処理)を行う。4分割処理では、出力用ページが4分割され、当該出力用ページに原稿画像(縮小された原稿画像)が配置される。6分割処理では、出力用ページが6分割され、当該出力用ページに原稿画像(縮小された原稿画像)が配置される。
コピージョブにおいて、原稿画像の集約を行った場合には、印刷済み用紙の出力枚数を減らすことができる。一例として、複合機100が4ページ分の原稿画像を読み取ったとする。この例において、原稿画像の集約を行わなければ、4枚の用紙に各ページの原稿画像が1つずつ印刷されるので、印刷済み用紙の出力枚数は4枚となる。一方で、2分割の集約を行った場合(対象分割数が2分割に設定されている場合)には、1枚の用紙に2ページ分の原稿画像が集約印刷されるので、印刷済み用紙の出力枚数が2枚に減る。
(対象分割数の自動設定)
操作パネル4は、ジョブの実行前に所定操作をユーザーから受け付けると、図2に示すような設定画面400を表示する。設定画面400は、集約処理に関する設定をユーザーから受け付けるための画面である。
設定画面400には、集約機能を無効にする旨の設定を受け付けるためのオフボタンB1(ソフトウェアボタン)が配される。制御部1は、オフボタンB1に対する操作を検知すると、集約機能を無効に設定する。たとえば、デフォルトの設定では、集約機能は無効とされる。
また、設定画面400には、ユーザー指定の分割数の設定を受け付けるための分割数指定ボタンB2(ソフトウェアボタン)が配される。対象分割数として設定可能な分割数が複数存在する場合には、複数の分割数にそれぞれ対応する複数の分割数指定ボタンB2が設定画面400に配される。いずれかの分割数指定ボタンB2をユーザーが操作すると、集約機能が有効に設定される。
制御部1は、分割数指定ボタンB2に対する操作を検知すると、操作を受けた分割数指定ボタンB2に対応する分割数を対象分割数に設定する。そして、制御部1は、出力用ページを生成するときに、対象分割数に対応する集約処理を行う。たとえば、「2in1」と表記された分割数指定ボタンB2をユーザーが操作すると、対象分割数は2分割に設定される(制御部1により2in1処理が行われる)。
ここで、操作パネル4は、設定画面400に自動設定ボタンB3(「自動」と表記されたソフトウェアボタン)を配する。制御部1は、自動設定ボタンB3に対する操作を検知すると、集約機能を有効に設定するとともに、対象分割数の自動設定機能を有効に設定する(自動設定ボタンB3の表示色が反転される)。この場合、制御部1は、出力用ページを生成するときに、対象分割数を自動で設定する。詳細は後述する。
操作パネル4は、自動設定ボタンB3に対して操作が行われると、ユーザー指定のページ数の設定を受け付ける。たとえば、操作パネル4に設けられたテンキー(ハードウェアボタン)を用いて数値を入力する操作を行うことにより、当該操作で入力した数値をユーザー指定のページ数として設定することができる。ユーザー指定のページ数はページ数欄NCに表示される。図2では、ユーザー指定のページ数が3ページに設定された場合を図示する。
なお、制御部1は、出力用ページのページ数がユーザー指定のページ数を超えないよう対象分割数を自動で設定する(詳細は後述する)。したがって、出力用ページのページ数を所定数以下に抑えたい場合には、当該所定数をページ数欄NCに入力すればよい。図2に示す例では、ページ数欄NCに「3」が入力されている(ユーザー指定のページ数が3ページである)ので、出力用ページのページ数を3ページ以下に抑えることができる。
また、操作パネル4は、設定画面400にモード設定ボタンB4(ソフトウェアボタン)を配する。モード設定ボタンB4は、集約処理のモード(ユーザー指定のモード)の設定を受け付けるためのボタンである。操作パネル4は、自動設定ボタンB3に対して操作が行われると、集約処理のモードの設定を受け付ける。
集約処理のモードには、前詰モード、後詰モードおよび平均モードの3つのモードがある。モード設定ボタンB4は、前詰モードに対応する前詰ボタンB41、後詰モードに対応する後詰ボタンB42および平均モードに対応する平均ボタンB43を含む。前詰ボタンB41に対する操作を検知した場合、制御部1は、集約処理のモードを前詰モードに設定し、集約処理を前詰モードで行う。後詰ボタンB42に対する操作を検知した場合、制御部1は、集約処理のモードを後詰モードに設定し、集約処理を後詰モードで行う。平均ボタンB43に対する操作を検知した場合、制御部1は、集約処理のモードを平均モードに設定し、集約処理を平均モードで行う。各モードでの集約処理については後述する。
以下に、図3に示すフローチャートを参照し、制御部1が行う集約処理(対象分割数を自動で設定する場合の処理)の流れを説明する。図3に示すフローチャートのスタート時点では、対象分割数の自動設定機能が有効に設定されている(集約処理のモードが設定されている)とする。また、ユーザー指定のページ数が設定されているとする。さらに、複合機100に複数枚の原稿が読取対象としてセットされているとする。
この状態で、操作パネル4がコピージョブの実行指示をユーザーから受け付けると、制御部1は、原稿画像の読み取りを画像読取部2に行わせる。制御部1は、画像読取部2による読み取りの実行時、画像読取部2が読み取った原稿枚数をカウントする。そして、画像読取部2による原稿画像の読み取りが完了したと制御部1が判断したとき、図3に示すフローチャートがスタートする。
ステップS1において、制御部1は、画像読取部2が読み取った原稿枚数(N1)を認識する。また、制御部1は、ユーザー指定のページ数(N2)を認識する。そして、ステップS2において、制御部1は、原稿枚数がユーザー指定のページ数よりも多いか否か(N1>N2を満たすか否か)を判断する。その結果、原稿枚数がユーザー指定のページ数よりも多いと制御部1が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、制御部1は、原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数を算出する。
ステップS4において、制御部1は、対象分割数として設定可能な複数の分割数のうち原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数以上の分割数を認識する。そして、制御部1は、当該認識した分割数のうち最小の分割数を対象分割数に設定する。すなわち、制御部1は、原稿枚数とユーザー指定のページ数とに基づき対象分割数を自動で設定する。
たとえば、原稿枚数が6枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページであるとする(第1の例)。この場合には、原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数値は「2」となる。複数の分割数(2分割、4分割および6分割)は全て「2」以上である。そして、2分割、4分割および6分割のうち最小の分割数は2分割である。このため、対象分割数は2分割に設定される。
また、たとえば、原稿枚数が8枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページであるとする(第2の例)。この場合には、原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数値は「2.6(小数点第2位以下は切捨て)」となる。複数の分割数(2分割、4分割および6分割)のうち「2.6」以上となる分割数は4分割および6分割である。そして、4分割および6分割のうち最小の分割数は4分割である。このため、対象分割数は4分割に設定される。
また、たとえば、原稿枚数が10枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページであるとする(第3の例)。この場合には、原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数値は「3.3(小数点第2位以下は切捨て)」となる。複数の分割数(2分割、4分割および6分割)のうち「3.3」以上となる分割数は4分割および6分割である。そして、4分割および6分割のうち最小の分割数は4分割である。このため、対象分割数は4分割に設定される。
また、たとえば、原稿枚数が12枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページであるとする(第4の例)。この場合には、原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数値は「4」となる。複数の分割数(2分割、4分割および6分割)のうち「4」以上となる分割数は4分割および6分割である。そして、4分割および6分割のうち最小の分割数は4分割である。したがって、対象分割数は4分割に設定される。
また、たとえば、原稿枚数が18枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページであるとする(第5の例)。この場合には、原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数値は「6」となる。複数の分割数(2分割、4分割および6分割)のうち「6」以上となる分割数は6分割だけである。したがって、対象分割数は6分割に設定される。
対象分割数の設定後、ステップS5に移行する。ステップS5に移行すると、制御部1は、前詰モード、後詰モードおよび平均モードのうちユーザー指定のモードを認識する。そして、ステップS6において、制御部1は、ユーザー指定のモードで集約処理を行う(出力用ページを生成する)。詳細は後述する。
なお、上記した第1の例では、制御部1により2in1処理が行われる。上記した第2〜第4の例では、制御部1により4in1処理が行われる。上記した第5の例では、制御部1により6in1処理が行われる。
ステップS7において、制御部1は、出力用ページを外部に出力するための出力用データを生成し、出力用ページを外部に出力するための処理を行う。コピージョブでは、原稿画像の用紙への印刷が印刷部3により行われる。
ステップS2において、原稿枚数がユーザー指定のページ数以下であると制御部1が判断した場合には、ステップS7に移行する。この場合、制御部1は、集約処理を行わずに出力用データを生成する。たとえば、原稿枚数が3ページでユーザー指定のページ数が3ページである場合には、3ページ分の出力用ページを出力するための出力用データが生成される。したがって、コピージョブでは、印刷済み用紙の出力枚数が3枚となる。
ここで、集約処理のモードについて説明する。
制御部1は、出力用ページが複数ページとなる場合(原稿枚数が対象分割数よりも多い場合)、前詰モードで集約処理を行うときに、複数ページ分の出力用ページのうち先頭ページの複数の分割領域から順に原稿画像を配置していく。これにより、複数ページ分の出力用ページのうち少なくとも先頭ページには、対象分割数と同数の原稿画像が配置されることになる。複数ページ分の出力用ページのうち先頭ページ以外のページについては、原稿画像の配置数が対象分割数と同数になる場合もあるし対象分割数よりも少なくなる場合もある。
また、制御部1は、出力用ページが複数ページとなる場合(原稿枚数が対象分割数よりも多い場合)、後詰モードで集約処理を行うときに、複数ページ分の出力用ページのうち最終ページの複数の分割領域から順に原稿画像を配置していく。これにより、複数ページ分の出力用ページのうち少なくとも最終ページには、対象分割数と同数の原稿画像が配置されることになる。複数ページ分の出力用ページのうち最終ページ以外のページについては、原稿画像の配置数が対象分割数と同数になる場合もあるし対象分割数よりも少なくなる場合もある。
また、制御部1は、ユーザー指定のページ数が複数ページである場合、平均モードで集約処理を行うときに、出力用ページのページ数をユーザー指定のページ数と同数に設定する。すなわち、出力用ページは複数ページとなる。そして、制御部1は、複数ページ分の出力用ページのそれぞれの原稿画像の配置数の差が最小となるように、複数ページ分の出力用ページのそれぞれに原稿画像を配置する。
たとえば、上記した第1の例(原稿枚数が6枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合)では、対象分割数が2分割に設定され、図4に示すような集約処理(6ページ分の原稿画像を集約する処理)が行われる。図4では、原稿画像にドット柄を付す。
第1の例において、出力用ページのページ数をユーザー指定のページ数以下にするためには、6ページ分の原稿画像を2ページ分ずつ同一ページに配置する必要がある。これにより、出力用ページのページ数は合計3ページとなる。したがって、第1の例では、前詰モード、後詰モードおよび平均モードのいずれであっても、図4下図に示すような出力用ページが生成される。
また、上記した第2の例(原稿枚数が8枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合)では、対象分割数が4分割に設定され、図5または図6に示すような集約処理(8ページ分の原稿画像を集約する処理)が行われる。図5および図6では、原稿画像にドット柄を付す。
第2の例において、制御部1による集約処理が前詰モードで行われる場合には、少なくとも先頭(1ページ目)の出力用ページに4ページ分(対象分割数と同数)の原稿画像が配置される。ここで、先頭の出力用ページから順に原稿画像を配置していく前詰モードでは、先頭の出力用ページの複数の分割領域の全てに原稿画像が配置されると、原稿画像の配置先が2ページ目の出力用ページの複数の分割領域に移る。第2の例では、出力用ページに4つの分割領域が設けられるので、先頭の出力用ページに4ページ分の原稿画像が配置されると、4ページ分の原稿画像が残る。そして、残りの原稿画像は全て2ページ目の出力用ページに配置される。これにより、図5下図に示すように、出力用ページのページ数は2ページとなる。すなわち、出力用ページのページ数はユーザー指定のページ数以下となる。
第2の例において、制御部1による集約処理が後詰モードで行われる場合には、少なくとも最終の出力用ページに4ページ分(対象分割数と同数)の原稿画像が配置される。ここで、最終の出力用ページから順に原稿画像を配置していく後詰モードでは、最終の出力用ページの複数の分割領域の全てに原稿画像が配されると、原稿画像の配置先が最終の出力用ページの1つ前の出力用ページの複数の分割領域に移る。第2の例では、出力用ページに4つの分割領域が設けられるので、最終の出力用ページに4ページ分の原稿画像が配置されると、4ページ分の原稿画像が残る。そして、残りの原稿画像は全て最終の出力用ページの1つ前の出力用ページに配置される。これにより、図5下図に示すように、出力用ページのページ数は2ページとなる(2ページ目が最終ページとなる)。すなわち、出力用ページのページ数はユーザー指定のページ数以下となる。
第2の例において、制御部1による集約処理が平均モードで行われる場合には、出力用ページのページ数が3ページ(ユーザー指定のページ数と同数)に設定される。そして、図6下図に示すように、原稿画像の配置数の差が最小となるように、3ページ分の出力用ページに原稿画像が振り分けられる。
また、上記した第3の例(原稿枚数が10枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合)では、対象分割数が4分割に設定され、図7〜図9のいずれかに示すような集約処理(10ページ分の原稿画像を集約する処理)が行われる。図7〜図9では、原稿画像にドット柄を付す。
第3の例において、制御部1による集約処理が前詰モードで行われる場合には、少なくとも先頭(1ページ目)の出力用ページに4ページ分(対象分割数と同数)の原稿画像が配置される。また、2ページ目の出力用ページにも4ページ分の原稿画像が配置される。そして、3ページ目の出力用データに残り2ページ分の原稿画像が配置される。これにより、図7下図に示すように、出力用ページのページ数は3ページとなり、ユーザー指定のページ数以下となる。
第3の例において、制御部1による集約処理が後詰モードで行われる場合には、少なくとも最終の出力用ページに4ページ分(対象分割数と同数)の原稿画像が配置される。また、最終の出力用ページの1つ前の出力用ページにも4ページ分の原稿画像が配置される。そして、最終の出力用ページの2つ前の出力用ページに残り2ページ分の原稿画像が配置される。これにより、図8下図に示すように、出力用ページのページ数は3ページとなり、ユーザー指定のページ数以下となる。
第3の例において、制御部1による集約処理が平均モードで行われる場合には、出力用ページのページ数が3ページ(ユーザー指定のページ数と同数)に設定される。そして、図9下図に示すように、原稿画像の配置数の差が最小となるように、3ページ分の出力用ページに原稿画像が振り分けられる。
上記した第4の例(原稿枚数が12枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合)では、対象分割数が4分割に設定され、図10に示すような集約処理(12ページ分の原稿画像を集約する処理)が行われる。図10では、原稿画像にドット柄を付す。
第4の例において、出力用ページのページ数をユーザー指定のページ数以下にするためには、12ページ分の原稿画像を4ページ分ずつ同一ページに配置する必要がある。これにより、出力用ページのページ数は合計3ページとなる。したがって、第4の例では、前詰モード、後詰モードおよび平均モードのいずれであっても、図10下図に示すような出力用ページが生成される。
上記した第5の例(原稿枚数が18枚でユーザー指定のページ数が3ページである場合)では、対象分割数が6分割に設定され、図11に示すような集約処理(18ページ分の原稿画像を集約する処理)が行われる。図11では、原稿画像にドット柄を付す。
第5の例において、出力用ページのページ数をユーザー指定のページ数以下にするためには、18ページ分の原稿画像を6ページ分ずつ同一ページに配置する必要がある。これにより、出力用ページのページ数は合計3ページとなる。したがって、第5の例では、前詰モード、後詰モードおよび平均モードのいずれであっても、図11下図に示すような出力用ページが生成される。
本実施形態の構成では、上記のように、制御部1は、原稿枚数がユーザー指定のページ数よりも多い場合、出力用ページを生成するときに、対象分割数を設定する(出力用ページの分割数を自動で設定する)。そして、制御部1は、対象分割数に基づき集約処理を行う。ここで、制御部1により対象分割数として設定される分割数は、予め定められた複数の分割数のうち原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数以上の分割数である。これにより、制御部1による集約処理が対象分割数に基づき行われるよう構成することによって、出力用ページのページ数をユーザー指定のページ数以下にすることができる。
ここで、たとえば、複合機100には課金装置が接続され得る。課金装置は、出力用ページのページ数に応じた料金を課金する。このような課金装置が複合機100に接続される場合、出力用ページのページ数をユーザー指定のページ数以下することができれば、ユーザーが想定以上の料金を支払わなければならない、という不都合が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、原稿枚数をユーザー指定のページ数で除した数以上の分割数のうち最小の分割数を対象分割数に設定する。この構成では、出力用ページの原稿画像が小さ過ぎて見難くなる、という不都合が発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、前詰モード、後詰モードおよび平均モードのうち、ユーザーにより設定されたモードで集約処理を行う。この構成では、前詰モード、後詰モードおよび平均モードから集約処理のモードを選択することができるので、ユーザーにとっては利便性が良い。
<対象分割数の変更>
制御部1は、集約処理を行った後(原稿画像を配置した出力用ページの生成後)、OCR技術を用いた文字認識処理を原稿画像に対して行う。出力用ページが複数ページである場合には、複数ページ分の出力用ページの各原稿画像に対して制御部1による文字認識処理が行われる。そして、制御部1は、最小の文字サイズを認識し、最小の文字サイズが予め定められた閾値サイズ以下であるか否かを判断する。
最小の文字サイズが閾値サイズ以下である場合、制御部1は、複数の分割数のうち対象分割数よりも少ない分割数を認識するとともに、当該認識した分割数を新たな対象分割数に設定する(対象分割数を変更する)。たとえば、対象分割数が4分割から2分割に変更される場合もあるし、6分割から4分割に変更される場合もある。対象分割数を6分割から4分割に変更しても、最小の文字サイズが閾値サイズ以下となる場合には、対象分割数が6分割から2分割に変更されてもよい。
対象分割数の変更後、制御部1は、新たな対象分割数に基づき集約処理を再度行う(新たな出力用ページを生成する)。そして、制御部1は、当該再度行った集約処理で得られた新たな出力用ページを出力するための新たな出力用データを生成する。
ここで、たとえば、原稿枚数が8枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページであるとする。この場合には、対象分割数が4分割に設定され、出力用ページのページ数はユーザー指定のページ数を超えない。この例において、対象分割数が4分割から2分割に変更されると、新たな出力用ページのページ数が4ページとなり、新たな出力用ページのページ数がユーザー指定のページ数を超える。したがって、出力用ページのページ数を3ページ以下にしたいユーザーに不利益が生じる。
このため、制御部1は、新たな出力用ページのページ数がユーザー指定のページ数を超える場合、出力用ページの出力前に、両面印刷を行うか否かの受け付けを操作パネル4に行わせる。そして、制御部1は、両面印刷を行う旨を操作パネル4がユーザーから受け付けると、印刷部3に両面印刷を行わせる。
たとえば、上記した例(原稿枚数が8枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページである場合)において、対象分割数が4分割から2分割に変更された場合に、片面印刷が行われると、印刷済み用紙の出力枚数が4枚となる。一方で、両面印刷が行われると、印刷済み用紙の出力枚数が2枚に減る。
この構成では、文字サイズが小さく見難い場合、文字サイズが大きくなるよう対象分割数を変更することができる。複合機100に課金装置が接続される場合には、対象分割数の変更に伴い出力用ページのページ数の追加が発生しても、追加したページ数分の料金を課金しないようにしてもよい。
また、この構成では、対象分割数を変更したとしても、両面印刷を行うことにより、出力枚数の増大を抑制することができる。
<空白発生ページの分割数>
制御部1は、集約処理を行った後(原稿画像を配置した出力用ページの生成後)、原稿画像の配置数が対象分割数よりも少ない出力用ページである空白発生ページが存在するか否かを判断する。ページ内の複数の分割領域のうち原稿画像が配置されていない分割領域を有する出力用ページが空白発生ページとされる。
一例として、原稿枚数が5枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページである場合(集約処理のモードは前詰モードであるとする)には、対象分割数が2分割に設定され、図12上図に示すような出力用ページが生成される。この場合、制御部1は、図12上図で示される出力用ページのうち、3ページ目の出力用ページが空白発生ページであると判断する。
別の例として、原稿枚数が10枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページである場合(集約処理のモードは前詰モードであるとする)には、対象分割数が4分割に設定され、図13上図に示すような出力用ページが生成される。この場合、制御部1は、図13上図で示される出力用ページのうち、3ページ目の出力用ページが空白発生ページであると判断する。
制御部1は、空白発生ページが存在する場合、空白発生ページの原稿画像の配置数を認識する。空白発生ページの原稿画像の配置数に応じて、以降に行われる処理が変わる。
空白発生ページの原稿画像の配置数が1つである場合、制御部1は、空白発生ページについては分割しない。すなわち、制御部1は、空白発生ページに配置する原稿画像のサイズを縮小しない。
たとえば、図12上図に示す例では、空白発生ページである3ページ目の出力用ページの原稿画像の配置数が1つである。したがって、3ページ目の出力用ページは分割されない。この場合、図12下図に示すように、制御部1は、3ページ目の出力用ページに配置する原稿画像のサイズを元に戻し、サイズを元に戻した原稿画像を3ページ目の出力用ページに配置する。
また、空白発生ページの原稿画像の配置数が対象分割数よりも少なく、かつ、複数の分割数のいずれかと同数である場合、制御部1は、空白発生ページを空白発生ページの原稿画像の配置数と同数に分割する。すなわち、空白発生ページの分割数だけが対象分割数よりも少なくなる(空白発生ページ以外の出力用ページの分割数については対象分割数と同数である)。
たとえば、図13上図に示す例(対象分割数が4分割に設定された場合)では、空白発生ページである3ページ目の出力用ページの原稿画像の配置数が2つであり、対象分割数よりも少ない。また、3ページ目の出力用ページの原稿画像の配置数と同数の分割数は2分割である。このため、3ページ目の出力用ページの分割数は4分割から2分割に変更される。この場合、図13下図に示すように、制御部1は、3ページ目の出力用ページに配置する原稿画像のサイズを2分割に対応するサイズに変更し、サイズを変更した原稿画像を3ページ目の出力用ページに配置する。
この構成では、空白発生ページに対応する出力用ページの原稿画像については他の出力用ページの原稿画像よりもサイズが大きいので、当該ページの原稿画像が見易くなる。また、出力用ページから空白領域を無くすことができるので、出力用ページの見栄えがよくなる。
<分割数の報知>
制御部1は、集約処理を行った後(原稿画像を配置した出力用ページの生成後)、出力用ページのページ数を現在よりも減らすことができる分割数を認識し、当該認識した分割数の報知を操作パネル4に行わせる。たとえは、操作パネル4は、出力用ページのページ数を現在よりも減らすことができる分割数を表示する。また、操作パネル4は、出力用ページのページ数を現在よりも減らすことができる分割数で集約処理を行った場合の出力用ページのページ数を表示する。
たとえば、原稿枚数が6枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページであるとする。この場合には、対象分割数が2分割に設定され、図4下図に示したような出力用ページが生成される。すなわち、出力用ページのページ数は3ページである。
原稿枚数が6枚であり、ユーザー指定のページ数が3ページである場合、対象分割数を4分割にすると、出力用ページのページ数を2ページに減らすことができる。また、対象分割数を6分割に設定すると、出力用ページのページ数を1ページに減らすことができる。すなわち、複数の分割数のうち、出力用ページのページ数を現在よりも減らすことができる分割数は4分割および6分割である。
この場合、操作パネル4は、集約処理を4分割あるいは6分割で行うことによって出力用ページのページ数を減らすことができる旨の報知メッセージを表示する。また、操作パネル4は、集約処理を4分割で行った場合の出力用ページのページ数および集約処理を6分割で行った場合の出力用ページのページ数をそれぞれ表示する。
この構成では、ユーザーは出力用ページのページ数をより減らすことができる設定を容易に知ることができる(出力用ページのページ数の最小数を知ることができる)。これにより、ユーザーにとっては利便性が良い。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、コピージョブの実行時に出力用ページの分割数の自動設定が行われる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、送信ジョブの実行時に出力用ページの分割数の自動設定が行われてもよい。この場合には、出力用ページの出力を通信部5が行うので、通信部5が「出力部」として機能する。
1 制御部
2 画像読取部
3 印刷部(出力部)
4 操作パネル
5 通信部(出力部)
100 複合機(画像形成装置)

Claims (10)

  1. 原稿画像を読み取る画像読取部と、
    前記原稿画像を配置した出力用ページを生成する制御部と、
    前記出力用ページを外部に出力する出力部と、
    ユーザーから設定を受け付ける操作パネルと、を備え、
    前記操作パネルは、ユーザー指定のページ数の設定を受け付け、
    前記制御部は、前記画像読取部が読み取った原稿枚数が前記ユーザー指定のページ数よりも多い場合、前記出力用ページを生成するときに、予め定められた複数の分割数のうち前記原稿枚数を前記ユーザー指定のページ数で除した数以上の前記分割数を対象分割数に設定するとともに、前記出力用ページを前記対象分割数と同数の複数の領域に分割し、前記出力用ページに最大で前記対象分割数と同数の前記原稿画像を配置する集約処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記原稿枚数を前記ユーザー指定のページ数で除した数以上の前記分割数のうち最小の前記分割数を前記対象分割数に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記操作パネルは、前記集約処理を前詰モードで行うか否かの設定を受け付け、
    前記制御部は、前記出力用ページが複数ページとなる場合、前記前詰モードで前記集約処理を行うときに、複数ページ分の前記出力用ページのうち先頭ページの前記複数の領域から順に前記原稿画像を配置していくことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記操作パネルは、前記集約処理を後詰モードで行うか否かの設定を受け付け、
    前記制御部は、前記出力用ページが複数ページとなる場合、前記後詰モードで前記集約処理を行うときに、複数ページ分の前記出力用ページのうち最終ページの前記複数の領域から順に前記原稿画像を配置していくことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記操作パネルは、前記集約処理を平均モードで行うか否かの設定を受け付け、
    前記制御部は、前記ユーザー指定のページ数が複数ページである場合、前記平均モードで前記集約処理を行うときに、前記出力用ページのページ数を前記ユーザー指定のページ数に設定し、複数ページ分の前記出力用ページのそれぞれの前記原稿画像の配置数の差が最小となるように、複数ページ分の前記出力用ページのそれぞれに前記原稿画像を配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記出力用ページの前記原稿画像に含まれる文字の文字サイズが予め定められた閾値サイズ以下である場合、前記対象分割数よりも少ない前記分割数を認識するとともに、当該認識した前記分割数を新たな前記対象分割数に設定し、新たな前記対象分割数に基づき前記集約処理を再度行うことによって新たな前記出力用ページを生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記出力部は、前記出力用ページを用紙に印刷する印刷部であり、
    前記制御部は、新たな前記出力用ページのページ数が前記ユーザー指定のページ数を超える場合、両面印刷を行うか否かの受け付けを前記操作パネルに行わせ、前記両面印刷を行う旨を受け付けると、前記印刷部に前記両面印刷を行わせることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記原稿画像の配置数が前記対象分割数よりも少ない前記出力用ページである空白発生ページが存在するとき、前記空白発生ページの前記原稿画像の配置数が1つであれば、前記空白発生ページについては分割しないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記原稿画像の配置数が前記対象分割数よりも少ない前記出力用ページである空白発生ページが存在するとき、前記空白発生ページの前記原稿画像の配置数が前記対象分割数よりも少ない前記分割数と同数であれば、前記空白発生ページを前記空白発生ページの前記原稿画像の配置数と同数に分割することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記出力用ページのページ数を現在よりも減らすことができる前記分割数の報知を前記操作パネルに行わせることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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