JP2019109856A - 作業改善支援システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手のよい作業改善支援システムおよび方法を提供すること。【解決手段】作業改善を支援する作業改善支援システム1は、作業工程ごとの目標時間を算出する目標時間算出部1241と、作業工程ごとの作業実績時間を算出する作業実績時間算出部1242と、目標時間と作業実績時間とを比較して分析する作業分析部124と、を備え、目標時間算出部1241は、作業工程に少なくとも一つ含まれる要素作業の数と、要素作業に要する基本時間として定められた要素作業基本時間とから、作業工程ごとの目標時間を算出する。これにより、目標時間の設定に必要な時間を短縮することができ、使い勝手が向上する。【選択図】図1

Description

本発明は、作業改善支援システムおよび方法に関する。
生産現場において、作業の目標時間と実際に要した実績時間とを比較することにより、問題工程を抽出して分析する技術は知られている(特許文献1)。特許文献1には、見積システムで見積もりした計画時間と作業動画から計測した作業実績時間とを比較し、問題工程の分析を行うシステムが開示されている。
特開2002−312017号公報
特許文献1では、目標時間を別システムで算出してオペレータが手入力しているため、見積もり工数が大きくなり、作業性が低い。また、特許文献1では、撮影しておいた作業動画をオペレータが計測することにより、作業実績時間を分析システムへ手入力するため、入力工数が大きく、作業性が低い。特に、多品種少量生産品(カスタマイズ製品)の場合は、手入力による作業効率が低すぎるため、分析するのは難しい。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、使い勝手のよい作業改善支援システムおよび方法の提供を目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明に従う作業改善支援システムは、作業改善を支援する作業改善支援システムであって、作業工程ごとの目標時間を算出する目標時間算出部と、作業工程ごとの作業実績時間を算出する作業実績時間算出部と、目標時間と作業実績時間とを比較して分析する作業分析部と、を備え、目標時間算出部は、作業工程に少なくとも一つ含まれる要素作業の数と、要素作業に要する基本時間として定められた要素作業基本時間とから、作業工程ごとの目標時間を算出する。
本発明によれば、作業工程に含まれる要素作業の数と要素作業基本時間とから、その作業工程の目標時間を算出できるため、目標時間の設定に必要な時間を短縮することができ、使い勝手が向上する。
本実施形態に係る作業改善支援システムの全体概要を示す説明図である。 作業改善支援システムを実現するコンピュータシステムの例である。 作業改善支援システムの全体の流れを示すフローチャートである。 作業改善支援システムのシステム構成の説明図である。 目標時間および作業実績時間の算出方法と作業指示画面との関係を示す説明図である。 目標時間を設定する処理のフローチャートである。 要素作業時間原単位を自動更新する処理のフローチャートである。 分析結果画面の例である。 目標時間と作業実績時間の差異をグラフ化した画面例である。 作業実績時間とチャンピオン時間の差異をグラフ化した画面例である。 第2実施例に係り、作業者の持つスキル係数に応じて目標時間を設定する処理を示すフローチャートである。 スキル係数を管理するテーブルの例である。 第3実施例に係り、チャンピオン時間を更新する処理を示すフローチャートである。 第4実施例に係り、生産設備のマシンタイムを目標時間へ反映させる処理を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態に係る作業改善支援システムでは、作業工程の分析に使用する事前データを効率的に準備することができ、分析作業の使い勝手が向上する。
多品種少量生産品(いわゆるカスタマイズ製品)の場合は、作業工程がまちまちであるため、品種ごとに目標時間および作業実績時間を設定するのでは手間がかかり、実用性に乏しい。
これに対し、本実施形態では、作業工程に含まれる要素作業の数と要素作業基本時間とから、その作業工程の目標時間を算出できるため、多品種少量生産品であっても、目標時間の設定に必要な時間を短縮することができる。さらに、本実施形態では、作業工程ごとに作業者へ提供される作業指示画面に対する作業者の反応に応じて、作業実績時間を算出するため、作業実績時間を効率的に入力することができる。
本実施形態では、目標時間の設定において、過去の作業実績時間と設計部品情報(部品点数)から得られる部品単位での作業時間(以下、作業時間原単位)とをデータベース化する。
作業改善の対象製品の目標時間を設定する際には、データベース化した作業時間原単位と対象製品の設計部品情報とから、目標時間を算出する。対象製品の作業実績時間は作業指示システム11から、1作業単位での作業実績時間を取得する。本実施形態では、1作業単位で目標時間と作業実績時間を比較することにより、対象製品の生産作業(組立作業)を分析する。
図1〜図10を用いて第1実施例を説明する。以下に詳細に述べる通り、本実施例では例えば生産作業としての組立作業において、1作業単位で目標時間と作業実績時間を比較することで、ネック作業を抽出する。本実施例では、ユーザは、抽出されたネック作業について、作業指示画面および作業動画を呼び出すことができるため、多品種少量生産品の場合であっても、短時間で作業を分析することができる。
図1は、作業改善支援システム1の全体概要を示す説明図である。作業改善支援システム1は、作業指示システム11と作業分析システム12を備える。
作業改善支援システム1は、作業現場2で組立作業する作業者に対して作業指示画面300を提供すると共に、作業者の作業結果を収集して分析する。作業指示画面300は、作業指示ビュアと呼ぶこともできる。
作業改善支援システム1は、例えば、少なくとも一つの計算機を用いて構成することができる。作業改善支援システム1を実現するコンピュータシステムの一例は、図2で後述する。
先に作業現場2について説明する。作業現場2は、少なくとも一つのセル21を含んでいる。セル21は、いわゆる屋台型の作業台である。セル21では、作業者Wが作業指示端末23に表示された作業指示画面300の示す作業手順にしたがって、製品25を生産する。作業現場2は、生産設備としてのマシンMを設けることもできる。
ここでは、セル生産方式(屋台方式)を例に挙げて説明するが、これに限らず、例えばライン方式、ダイナミックセル方式に適用してもよい。また、本実施例の作業現場2は、いわゆる多品種少量生産に向いているが、少品種大量生産や少品種少量生産にも適用可能である。
セル21には、作業者Wによる作業の状況を監視するカメラ24が少なくとも一つ設置されている。カメラ24は、作業者の作業状況のみならず、セル21の周囲の状況を監視してもよい。
セル21またはセル21の近傍には、RFID(Radio Frequency IDentifier)タグ26から情報を読み出すRFIDリーダ22が設けられている。RFIDタグ26は、例えば、作業者Wが持つ作業タグ26−1と、製品25に設けられる製品タグ26−2とに分けることができる。
作業タグ26−1は、さらに、作業者Wの識別情報を格納する作業者タグと、作業者Wの配置先のセル(配置先工程)を示す作業指導票タグとに分けることができる(いずれも図示せず)。RFIDリーダ22は、作業タグ26−1から、作業者Wを特定する識別情報と、セル(工程)を特定する識別情報とを読み出す。作業改善支援システム1は、RFIDリーダ22の読み取った情報に基づいて、どのセル21にどの作業者Wが配置されているかを把握できる。また、作業改善支援システム1は、製品タグ26−2から製品25に関する情報を取得することにより、製品25の現在位置や製造履歴等を把握することもできる。
作業指示端末23は、そのセル21での作業手順を作業者へ教示する作業指示画面300を表示する。作業指示画面300には、例えば、組立対象製品25や部品の立体モデル311と、注意事項および使用工具等を含む関連情報とが表示される。
作業者Wは、作業開始前にRFIDタグ26−1をRFIDリーダ22に読み取らることにより、作業指示画面300を作業指示端末23に表示させる。作業者Wは、作業指示画面300を見て作業工程の内容を確認し、指示通りに作業する。
ここで、作業工程、すなわち一つの作業は、少なくとも一つの要素作業を含む。要素作業とは、一つの作業を分割した単位要素である。例えば、「折り曲げ作業」において或る箇所を折り曲げる行為は、その折り曲げ作業の要素作業である。「折り曲げ作業」において複数の箇所を折り曲げる場合、それらの行為はそれぞれ要素作業となる。
作業者は、一つの作業を終えると、作業指示画面300上において、作業の完了を示す完了ボタンまたは次作業の表示を要求する次ボタン(いずれも不図示)を操作する。作業改善支援システム1は、一つの作業の完了を検知すると、その作業に要した時間(作業実績時間)を算出し、保存する。作業改善支援システム1は、作業指示端末23(作業指示画面300)への操作を監視することにより、各セル21での作業の進捗状況をリアルタイムで把握することができる。
作業者Wは、作業者端末27を持つこともできる。作業者端末27は、例えば、会社の支給する携帯電話(いわゆるスマートフォンを含む)や携帯情報端末である。作業者端末27を用いることにより、作業の開始や終了を作業改善支援システム1へ自動または手動で入力する構成としてもよい。
作業改善支援システム1の構成を説明する。作業改善支援システム1は、上述の通り、作業指示システム11と、作業分析システム12とを含む。先に作業指示システム11について説明する。
作業指示システム11は、各セル21において作業者Wへ提供する作業指示画面300を生成する。作業指示システム11は、例えば、3DCADデータ記憶部111と、組立順序登録部112と、作業指示生成部113と、作業指示表示部114とを備える。
3DCADデータ記憶部111は、三次元CADシステム1003(図2参照)の出力した三次元設計データ(3DCADデータ)を記憶する。
組立順序登録部112は、対象物である製品25の組立についての作業指示に用いる組立順序情報を登録する。組立順序情報とは、3DCADデータから自動的にまたは手動で生成される組立順序(作業手順)に関する情報である。
作業指示生成部113は、組立順序登録部112に登録された組立順序情報を用いることにより、作業指示画面300を生成する。
作業指示表示部114は、作業指示生成部113で生成された作業指示画面300のデータを作業指示端末23へ送信することにより、作業指示端末23に作業指示画面300を表示させる。
なお、上述の機能111〜114の全てが作業改善支援システム1内に設けられている必要はない。例えば、3DCADデータ記憶部111等は、作業改善支援システム1の外部に設けられてもよい。
作業分析システム12について説明する。作業分析システム12は、各セル21での各作業者Wの作業結果を監視して分析する。作業分析システム12は、例えば、作業状況監視部121と、作業実績管理部122と、作業者管理部123と、作業分析部124とを備える。
作業分析システム12は、データベースとして、例えば、部品毎の要素作業数を管理するデータベース125と、「要素作業基本時間」としての要素作業時間原単位を管理するデータベース126と、カメラ24で撮影した映像を管理するデータベース127とを備える。
本実施例では、3DCADデータ(設計製品情報)から自動算出した目標時間に対し、実績データ(作業実績時間)を基にした各工程における要素に対応する時間を再計算し、目標時間に反映させる。目標時間と作業実績時間との単なる差分ではなく、一度要素作業時間原単位と呼ばれる固有の単位へ変換することにより、目標時間に作業実績時間を反映させる。
ここで、要素とは、例えば、「曲げ工程」であれば、曲げを行う回数、曲げるための金型を準備する時間、曲げを実際に行う時間等である。これら細分化された要素ごとに、パラメータ(要素作業時間原単位)が修正される。本実施例では、個々の部品単位(要素作業単位)に所要時間(要素作業時間原単位)を見直すのではなく、工程全体における目標時間と作業実績時間との差分に基づいて、平均化処理を行うことにより、要素作業時間原単位を増減する。
作業分析システム12は、作業解析者などのユーザが作業分析システム12との間で情報を交換するためのユーザインターフェース装置128を有する。ユーザインターフェース装置128は、情報入力装置と情報出力装置とに分けることができる。情報入力装置と情報出力装置とが一体化された構成でもよい。情報入力装置には、例えば、キーボード、タッチパネル、音声入力装置、マウスなどのポインティングデバイスがある。情報出力装置には、例えば、ディスプレイ、プリンタ、音声合成装置がある。
なお、これら機能121〜127の全ての実体が作業改善支援システム1内に設けられている必要はない。例えば、作業状況監視部121と作業実績管理部122と作業者管理部123とを作業改善支援システム1の外部に設け、それら外部機能121〜123から必要な情報のみを作業分析部124へ送信してもよい。
作業状況監視部121は、RFIDリーダ22がRFIDタグ26から読み取った識別情報と、作業指示端末23に対する作業者Wによる操作とに基づいて、各セル21での作業の進捗状況を監視し、作業実績管理部122へ送信する。
作業実績管理部122は、作業状況監視部121からのデータに基づいて、セル(作業工程)毎の作業実績を管理する。
作業者管理部123は、例えば、各作業者Wの作業員番号、氏名、勤務形態、勤務年数、勤務時間、担当した作業工程の履歴(不良品の発生数など)、各セル21で必要とされるスキルの有無などを管理する。作業タグ26−1には、作業者管理部123で管理される情報が書き込まれる。
作業分析部124は、作業実績管理部122で管理する各セル21の作業実績データに基づいて、各セル21での作業状況を解析する。作業分析部124は、各セル21の作業工程ごとの目標時間を算出する目標時間算出部1241と、各セル21の作業工程ごとの作業実績時間を算出する作業実績時間算出部1242と、分析結果提供部1243とを備える。
図1では、作業分析部124の内部に、目標時間算出部1241および作業実績時間算出部1242を設けるかのように示しているが、目標時間算出部1241と作業実績時間算出部1242とは、作業分析部124とは別に設けることもできる。
作業分析部124は、各作業の実績値(作業実績時間)と目標値(目標時間)とを比較することにより、各セル21での作業においてボトルネック作業が発生しているか等を解析する。
作業工程の改善を担当する生産管理責任者などのユーザは、作業分析部124の分析結果に基づいて、作業効率を改善するための策を立案することができる。立案された対策は、検証後に、作業指示画面300に反映させることができる。
分析結果提供部1243は、作業工程を分析し、その結果を表示する画面(図8等で後述)を生成し、ユーザインターフェース装置128を介してユーザへ提供する。
図2は、作業改善支援システム1を実現するコンピュータシステムの一例である。コンピュータシステム1000は、例えば、作業指示システムサーバ1001と、作業分析システムサーバ1002と、3DCADシステム1003と、データベースサーバ1004と、ユーザ管理サーバ1005とを通信ネットワークCN1を介して接続することにより構成される。さらに、作業指示システムサーバ1001および作業分析システムサーバ1002は、通信ネットワークCN2を介して、各セル21の作業指示端末23にも接続されている。
作業指示システムサーバ1001は、作業指示システム11を実現するコンピュータである。作業指示システムサーバ1001は、例えば、マイクロプロセッサ(CPUと略記)10011、メモリ10012、記憶装置10013、ユーザインターフェース装置10014、通信部10015といったコンピュータ資源を有する。
マイクロプロセッサ10011が、記憶装置10013に格納されたコンピュータプログラムをメモリ10012に読み込んで実施することにより、作業指示システム11としての機能が実現する。
作業分析システムサーバ1002は、作業分析システム12を実現するコンピュータである。作業分析システムサーバ1002も、マイクロプロセッサやメモリなどのコンピュータ資源(いずれも不図示)を有する。マイクロプロセッサが図示せぬコンピュータプログラムを実行することにより、作業分析システム12としての機能が実現する。
図2では、作業指示システムサーバ1001と作業分析システムサーバ1002とをそれぞれ別々の物理計算機として構成するかのように示すが、これに代えて、サーバ1001,1002を仮想計算機として構成し、一つの物理計算機上に設けてもよい。
3DCADシステム1003は、製品25および製品25を構成する各部品の三次元設計データを生成して出力する計算機である。データベースサーバ1004は、作業現場2からの作業実績データや映像データなどを格納する。ユーザ管理サーバ1005は、作業改善支援システム1を使用するユーザ(例えばシステム管理者、分析担当者、作業指示作成者、設計者など)を管理する。
図3は、作業改善支援システム1の全体の流れを示すフローチャートである。図3の左側には作業の流れS10が示されており、図3の中央部から右側にかけては作業改善支援システム1での処理の流れが示されている。
作業の流れS10を先に説明する。作業者Wが作業指示端末23に対して作業開始の支持を入力すると(S11)、作業指示システム11は、作業者Wに対応する製品の作業指示画面300を作業指示端末23へ送信し、端末画面に表示させる(S12)。
作業者Wは、作業対象の製品の作業指示画面300を開き(S13)、各部品について作業工程ごとのページを参照しながら、指示された作業を実施する(S14)。一つの作業には、少なくとも一つの要素作業が含まれる。
作業者Wは、一つの作業工程を終了すると、そのページを閉じて、次ページへ進む(S15)。作業者Wが、次ページへ進むためのボタンを画面300上で操作することにより、ページが閉じたことが作業改善支援システム1へ入力される。
作業者Wがそのセル21で行うべき全ての作業工程を終了すると(S16:YES)、作業指示画面300が終了し(S17)、作業完了を示す情報が作業指示端末23を通じて作業改善支援システム1へ入力される(S18)。ステップS18を終えると、作業改善支援システム1は、本処理を終了する。
未処理の作業工程が残っている場合(S16:NO)、ステップS13へ戻り、ステップS14〜S16が再び実行される。
作業改善支援システム1の全体処理S20を説明する。作業解析者または生産計画管理責任者などのユーザU(図5参照)は、ユーザインターフェース装置128を用いてキーワード等を作業改善支援システム1へ入力することにより、作業改善の対象とする製品を検索する(S21)。
作業改善支援システム1は、作業改善の対象となる製品の生産について、ボトルネック作業を検出する(S22)。ステップS22の詳細は、後述する。以下、ボトルネック作業をネック作業と呼ぶ場合がある。
ステップS22によりネック作業の分析が終了すると、作業改善支援システム1は、対象とする作業指示画面300を抽出して、ユーザインターフェース装置128の画面に表示させる(S23)。
さらに、作業改善支援システム1は、対象の作業指示画面300に対応する作業映像を作業映像データベース127から抽出し、ユーザインターフェース装置128の画面に表示させることもできる(S24)。
ここで、ステップS23で表示させる作業指示画面300は、ネック作業に対応する画面に限らず、ネック作業の前後の作業に対応する作業指示画面300でもよい。同様に、ステップS24で表示させる作業映像も、ネック作業の作業映像に限らず、その前後の作業の映像でもよい。
作業改善支援システム1は、ネック作業を分析し(S25)、ネック作業を解消するための対策を立案する(S26)。作業改善支援システム1は、ネック作業に対する対策立案が終了したか否か、すなわち作業の改善が終了したか否かを判定する(S27)。作業改善が終了していない場合(S27:NO)、ステップS22に戻る。作業改善が終了した場合(S27:YES)、本処理を終了する。
ここで、ステップS26での対策立案は、ユーザUが経験等に基づいて手動で設定してもよいし、対策実績を格納するデータベース等を利用して自動的または半自動的に設定してもよい。
ステップS22におけるネック作業分析について説明する。作業改善支援システム1は、1つの作業ごと(一作業工程ごと。以下同様)の目標時間を算出する(S221)。目標時間の設定方法の詳細は、図5および図6で後述する。
続いて、作業改善支援システム1は、一つの作業ごとに作業実績時間を算出する(S222)。作業実績時間は、作業指示画面300の開閉から算出することができる(S13,S15)。
作業の流れS10で述べたように、一つの作業を開始する際に、作業者Wは、その作業に対応する指示ページを開く操作を作業指示画面300上で実行する(S13)。作業者Wによるページを開く操作は、作業改善支援システム1へ入力される。作業改善支援システム1は、ページを開く操作が行われた時刻を作業開始時刻として記憶する。そして、作業者Wは、一つの作業が終了すると、ページを閉じる操作を作業指示画面300上で実行する(S15)。作業者Wによるページを閉じる操作は、作業改善支援システム1へ入力される。作業改善支援システム1は、ページを閉じる操作が行われた時刻を作業終了時刻として記憶する。したがって、作業実績時間は、作業終了時刻と作業開始時刻との差分として算出することができる(S222)。
作業改善支援システム1は、作業毎に、ステップS221で設定した目標時間とステップS222で算出した作業実績時間とを比較し、目標時間と作業実績時間との偏差を算出する(S223)。偏差の大きい作業ほど、目標時間と作業実績時間とが乖離しており、ネック作業であると考えることができる。
作業改善支援システム1は、ステップS223で算出された作業毎の偏差を大きい順に並び替えることにより(S224)、ネック作業を抽出する(S225)。例えば、偏差の大きい順に並び替えた作業のうち上位の所定数の作業をネック作業として抽出することができる。あるいは、例えば、ステップS224で並び替えた各作業のうち、偏差が所定の閾値以上である作業をネック作業として抽出してもよい。
図4は、作業改善を支援する様子を示すシステム構成図である。作業改善支援システム1は、設計情報として、部品ごとの要素作業数を管理するデータベース123と、要素作業時間原単位を管理するデータベース126と、作業指示画面300のデータを管理する作業指示画面情報1131とを有する。
作業改善支援システム1は、要素作業数データベース123と要素作業時間原単位データベース126とに基づいて、作業ごとの目標時間を算出する。
作業改善支援システム1は、作業指示画面情報1131に基づいて作業指示画面300を作成し、作業指示端末23へ提供する。作業者Wは、作業指示画面300を参照して作業する。作業者Wの作業中の様子は、カメラ24により撮影されて作業映像データベース127に保存される。
上述の通り、RFIDタグ26の情報は、RFIDリーダ22により読み取られて、作業改善支援システム1へ送られる。RFIDタグ26から情報を取得した時刻情報は、RFID入力実績時間1211として保存される。作業改善支援システム1は、RFID入力実績時間1211と作業指示画面300への操作とに基づいて、作業実績時間1221を算出して記憶する。
図5は、目標時間および作業実績時間の算出方法と作業指示画面との関係を示す説明図である。
設計者は、3DCADシステム1003を用いて製品を設計する。作業改善支援システム1は、3DCADシステム1003で作成された設計データから、部品ごとの要素作業数125を取得する。
作業改善支援システム1は、要素作業時間原単位126を、作業実績時間1221により更新し、更新後の要素作業時間原単位126と部品ごとの要素作業数125とに基づいて、目標時間231を算出する。
算出された目標時間231は、作業指示端末23の画面に表示させてもよいし、あるいは、端末23とは別体の表示器に表示させてもよい。
図6は、目標時間を設定する処理S30のフローチャートである。目標時間設定処理S30は、作業改善支援システム1の目標時間算出部1241が実行する。
目標時間算出部1241は、3DCADデータ記憶部111に記憶された部品情報に基づいて、部品ごとの要素作業数125を取得する(S31)。さらに、目標時間算出部1241は、要素作業時間原単位126を参照し、ステップS31で取得した各要素作業についての作業時間原単位(要素作業基本時間)を設定する(S32)。
そして、目標時間算出部1241は、ステップS31で取得した要素作業の数と、ステップS32で設定された要素作業時間原単位とに基づいて、1作業工程ごとの(1作業ごとの)目標時間を算出し(S33)、設定する(S34)。
図7は、要素作業時間原単位を自動更新する処理S40のフローチャートである。作業改善支援システム1は、対象の作業についての作業実績時間1221を取得し(S41)、さらに要素作業数データベース125から対象作業に含まれる要素作業の数を取得する(S42)。
作業改善支援システム1は、ステップS41で取得した作業実績時間をステップS42で取得した要素作業数で割ることにより(要素作業時間原単位=作業実績時間/要素作業数)、要素作業時間原単位を算出する(S43)。
作業改善支援システム1は、ステップS44で算出された要素作業時間原単位(新要素作業時間原単位)と、現在の要素作業時間原単位(旧要素作業時間原単位)とを比較する(S44)。
作業改善支援システム1は、要素作業時間原単位が短縮されたか、すなわち、新要素作業時間原単位の方が旧要素作業時間原単位よりも短くなったか(新要素作業時間原単位<旧要素作業時間原単位)を判定する(S45)。
作業改善支援システム1は、新たに算出した要素作業時間原単位の方が現在の要素作業時間原単位(旧要素作業時間原単位)よりも短いと判定すると(S45:YES)、現在の要素作業時間原単位を新要素作業時間原単位で更新する(S46)。要素作業時間原単位が新たな値に更新されることにより、要素作業時間原単位と要素作業数とから算出される目標時間(次サイクルでの目標時間)も更新される(S47)。この後、本処理は終了する。
新たに算出された要素作業時間原単位が現在の要素作業時間原単位を短縮できない場合(S45:NO)、すなわち、新要素作業時間原単位が旧要素作業時間原単位以上である場合、作業改善支援システム1は、現在の要素作業時間原単位を維持し(S48)、本処理を終了する。
算出された目標時間は、作業改善支援システム1における製品単位の目標時間となり、例えば設計部署、生産管理部署、製造部署で共有される。設計部署では、設定された目標時間を元に、製造コストを算出する。生産管理部署では、設定された目標時間を元に、生産計画を立てることができる。製造部署では、設定された目標時間を元に、作業人員を定めることが出来る。
図8〜図10を用いて、製品の作業工程を分析する様子を説明する。本実施例では、設計部署から取得した組立設計図(作業指示画面(1部品ごと)と、自動算出した目標時間とを活用する。本実施例では、目標時間と作業実績時間とを比較することにより、偏差の大きい作業を抽出し、ネック作業を分析できる。
図8は、作業改善支援システム1がユーザインターフェース装置128を介して提供する分析画面G1の例である。
作業工程を分析する画面G1は、例えば、複数のボタンB11〜B13と、分析結果画面C10と、作業指示画面抽出部C20と、作業映像抽出部C30とを含む。
分析結果画面C10は、例えば作業No.C11、図番C12、工程C13、RFID開始C14、RFID終了C15、作業時間C16、目標時間C17、偏差C18を含んで構成される。
作業者が、例えば作業No.C11が「1」の作業を行う場合、すなわち、図番C12が「FG1」、工程C13が「PR1」である作業を実行する場合に、作業改善支援システム1は、作業指示システム11からRFID開始C14(作業開始時刻)とRFID終了C15(作業終了時刻)とを取得する。
上述の通り、作業者は、作業者タグと作業指導票タグの2枚の情報をRFIDリーダ22により読み取らせる。作業指示システム11は、RFIDリーダ22の読み取った情報にしたがって、作業対象の組立設計図(1部品ごとの作業指示画面300)を呼び出し、作業指示端末23へ送信する。
1部品ごとの作業の起動時間と終了時間とは、作業指示画面300の開閉時間の差分として求められ、特定のデータベース1221に保管される。作業指示画面300の開閉時間の差分は、作業者がセル21を起動させた時刻であるRFID開始E14における「T11」と、作業の終了した時刻であるRFID終了E15における「T12」との差として求めることができる。この差分(=T12−T11)は、作業時間E16に「T13」として格納される。偏差C18は、目標時間C17と作業時間C16との差分である(偏差=(T12−T11)−T13)。
工程ボタンB11がユーザにより操作されると、作業改善支援システム1は、分析結果画面C10内のレコードの順序を工程順に並べ替える。作業No.ボタンB12がユーザにより操作されると、作業改善支援システム1は、分析結果画面C10内のレコードを作業No.順に並べ替える。同様に、ワースト順ボタンB13がユーザにより操作されると、作業改善支援システム1は、分析結果画面C10内のレコードをワースト順に、すなわち偏差の大きい順に並べ替える。
目標時間C17は、上述の通り、対象製品の3DCADデータの部品情報から得られる要素作業の数(部品要素の数)と要素作業時間原単位とから算出することができる。部品要素数は、例えば、曲げ回数、板厚、材質、溶接長さ、取付部品数等からなり、各要素ごとの回数、種別より算出することができる。
算出された目標時間は、作業指示画面300の各ページに割り付けられる。目標時間は、作業指示端末23の画面内に表示させてもよいし、あるいは、作業指示端末23とは別の表示器に表示させてもよい。
作業改善支援システム1は、抽出されたネック作業について、そのネック作業に対応する作業指示画面300(ページ)を抽出して表示する。これにより、ユーザは、作業指示の内容を確認することができる。
例えば、曲げ工程の場合、作業指示システム11の部品ごとに作業指示画面300のページが用意されている。作業改善支援システム1は、指定された曲げの指示画面ページを直接呼び出して画面G1に表示させることができる。
作業中の映像(動画)は、一つ以上のカメラ24により常時録画されている。作業の行われていない時間帯の映像を録画することもできる。作業改善支援システム1は、抽出されたネック作業のタイムスタンプに基づいて、ネック作業の映像を作業映像データベース127から抽出し、画面G1に表示させることができる。
このように作業改善支援システム1は、分析画面G1において、ネック作業を偏差順に表示する分析結果画面C10に加えて、画面C10で選択されたネック作業に対応する作業指示画面300のページと作業映像1271とを表示する。これにより、ユーザは、効率良くネック作業を分析することができる。
図9,図10を用いて、繰り返し実行される部品ごとの作業を過去の実績値と対比する画面の例を説明する。
図9は、目標値と作業実績時間とを比較する画面G2の例である。画面G2の上側には、リードタイム(図中「LT」)を実績値(作業実績時間)と目標値(目標時間)とで比較するグラフが示されている。画面G2の下側には、実績値と目標値との差分の解析結果の棒グラフが示されている。画面G2の下には、棒グラフの隣に位置して、分析結果画面C10と同様の内容を示すリストが示されている。
図10は、チャンピオンデータと実績値(作業実績時間)とを比較する画面G3の例である。図9に示す画面G2と図10に示す画面G3とは基本的に同様であるが、画面G3はチャンピオンデータを更新させるボタンを備える。チャンピオンデータとは、対象作業において最短の作業実績時間を得たデータである。
図11,図12を用いて第2実施例を説明する。本実施例を含む以下の各実施例は、上述した第1実施例の変形例に相当するため、第1実施例との相違を中心に述べる。本実施例では、作業者のスキルのレベルを考慮して、目標時間を修正する。
作業改善支援システム1は、図6のステップS31〜S33でも述べたように、要素作業数を取得し(S51)、要素作業時間原単位を設定し(S52)、要素作業数と要素作業時間原単位とから1作業工程ごとの目標時間を算出する(S53)。
さらに、本実施例では、作業改善支援システム1は、作業者のスキル係数に基づいて、ステップS52で算出された目標時間を修正する(S54)。そして、作業改善支援システム1は、修正された目標時間を設定する(S55)。
図12は、スキル係数を管理するテーブル1231の例である。スキル係数管理テーブル1231は、例えば、作業者管理部123により管理される。
スキル計数管理テーブル1231は、例えば、管理番号12311、作業者名12312、経験年数12313、資格保持数12314、不良数12315、作業者ランク12316、スキル係数12317を有する。
管理番号12311には、連続した番号が設定される。作業者名12312は、各作業者を一意に特定する情報である。作業者名12312には、作業者の氏名および/または作業者IDを設定することができる。
経験年数12313は、作業者の経験年数(例えば、作業現場2に配属されてからの期間)を示す。資格保持数12314は、作業者の持つ資格の数である。不良数12315は、作業中に生じた不良品の数を示す。
作業者ランク12316は、作業者の能力をランク分けした場合の値である。ここでは、「A」〜「D」といったアルファベット順にランク分けしている。ランク「A」は、最も優秀な作業者に与えられる。
スキル係数12317は、「所定の係数」に相当する。スキル係数は、経験年数12313、資格保持数12314、不良数12315および作業者ランク12316の値に応じて設定される。図12の例では、ランク12316の値が良ければ良いほど、スキル係数も大きくなる。図12の例では、ランク「A」なら係数「1.2」、ランク「B」なら係数「1.0」、ランク「C」なら係数「0.9」、ランク「D」なら係数「0.5」となるように設定されている。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに本実施例では、作業者ごとに設定されるスキル係数に応じて目標時間を調整することができるため、作業者のスキルレベルに応じた目標時間を設定することができる。したがって、本実施例によれば、無理な目標時間を設定することによる不具合(例えば、不良数の増加、作業者のストレス増大等)を抑制することができ、作業現場2の環境を改善できる。
図13を用いて、第3実施例を説明する。本実施例では、チャンピオンデータ(チャンピオン時間)を自動的に更新する。以下、ここでは、チャンピオンデータをチャンピオン時間と表現する。
作業改善支援システム1は、作業実績時間を取得し(S61)、取得した作業実績時間と現在のチャンピオン時間とを比較する(S62)。
作業改善支援システム1は、作業実績時間がチャンピオン時間よりも短いか判定する(S63)。作業実績時間がチャンピオン時間よりも短い場合(S63:YES)、作業改善支援システム1は、チャンピオン時間を更新する(S64)。すなわち、ステップS61で取得した作業実績時間が新たなチャンピオン時間として使用される。
作業実績時間がチャンピオン時間以上である場合(S63:NO)、作業改善支援システム1は、現在のチャンピオン時間を維持する(S65)。
このように構成される本実施例も第1実施例と同様の作用効果を奏する。さらに、本実施例によれば、ベスト作業については自動的にチャンピオン時間として登録される。ベスト作業とは、その工程における最短の作業時間で実施された作業である。本実施例によれば、各工程でのベスト作業の作業実績時間はチャンピオン時間として保管され、それぞれの工程で参照可能である。
図14を用いて第4実施例を説明する。本実施例では、生産設備(図1のマシンM)のマシンタイムを目標時間へ自動的に反映させる。マシンタイムとは、マシンMでの加工所要時間である。
作業改善支援システム1は、マシンMのマシンタイムを取得し(S71)、取得したマシンタイムを含む作業実績時間と目標時間とを比較する(S72)。ここでの目標時間とは、後述のステップS75で前回設定されたマシンデータ(設備データ)から算出される時間である。
作業改善支援システム1は、目標時間の方が作業実績時間よりも小さいか判定する(S73)。
目標時間の方が作業実績時間よりも小さい場合(S73:YES)、作業改善支援システム1は、目標時間と作業実績時間との差分を解析し(S74)、解析結果に基づいてマシンデータを修正する(S75)。
目標時間が作業実績時間以上の場合(S73:NO)、作業改善支援システム1は、目標時間を修正する(S76)
このように構成される本実施例では、3DCADデータ(設計製品情報)から自動算出した目標時間に対し、マシンデータ(設備データ)に基づくマシンタイムを反映させることができる。
対象製品を生産するための作業工程の中には、設備に依存する工程にも存在するため、本実施例では、マシンタイムも考慮して作業改善のための分析を支援する。
作業改善支援システム1は、設備に依存する各工程の設備データを抽出することにより、作業者の人手による作業時間だけでは抽出できない工数まで算出できる。
例えば、穿孔機の場合、部品を穿孔する時間中では、作業者は作業していない。このため、マシンデータを取得しない限り、正確な作業実績時間を取得することができない。また、設備の元々の設定時間だけでは、加工途中の外乱等を考慮することができない。
そこで、本実施例の作業改善支援システム1は、マシンデータを取得することにより、目標時間を正確に算出するようになっている。
このように構成される本実施例は、例えば、「作業改善を支援する作業改善支援システムであって、作業工程ごとの目標時間を、作業工程で使用される設備の設備データを考慮して算出する目標時間算出部と、前記作業工程ごとの作業実績時間を前記設備での作業に要した加工時間を考慮して算出する作業実績時間算出部と、前記目標時間と前記作業実績時間とを比較して分析する作業分析部と、を備え、前記目標時間算出部は、前記作業工程に少なくとも一つ含まれる要素作業の数と、前記要素作業に要する基本時間として定められた要素作業基本時間とから、前記作業工程ごとの目標時間を算出する、作業改善支援システム。」と表現することもできる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。上述の実施形態において、添付図面に図示した構成例に限定されない。本発明の目的を達成する範囲内で、実施形態の構成や処理方法は適宜変更することが可能である。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれる。さらに特許請求の範囲に記載された構成は、特許請求の範囲で明示している組合せ以外にも組み合わせることができる。
1:作業改善支援システム、2:作業現場、11:作業指示システム、12:作業分析システム、21:セル、22:RFIDリーダ、23:作業指示端末、24:カメラ、25:製品、111:3DCADデータ記憶部、113:作業指示生成部、114:作業指示表示部、121:作業状況監視部、122:作業実績管理部、123:作業者管理部、124:作業分析部、125:要素作業データベース、126:要素作業時間原単位データベース、127:作業映像データベース、128:ユーザインターフェース部、1241:目標時間算出部、1242:作業実績時間算出部、1243:分析結果提供部、300:作業指示画面

Claims (7)

  1. 作業改善を支援する作業改善支援システムであって、
    作業工程ごとの目標時間を算出する目標時間算出部と、
    前記作業工程ごとの作業実績時間を算出する作業実績時間算出部と、
    前記目標時間と前記作業実績時間とを比較して分析する作業分析部と、
    を備え、
    前記目標時間算出部は、前記作業工程に少なくとも一つ含まれる要素作業の数と、前記要素作業に要する基本時間として定められた要素作業基本時間とから、前記作業工程ごとの目標時間を算出する、
    作業改善支援システム。
  2. 前記作業実績時間算出部は、前記作業工程ごとに作業者へ提供される作業指示画面に対する前記作業者の反応に応じて、前記作業実績時間を算出する、
    請求項1に記載の作業改善支援システム。
  3. さらに、前記作業分析部による比較結果を少なくとも含む分析結果を提供する分析結果提供部を備えた、
    請求項2に記載の作業改善支援システム。
  4. 前記作業工程ごとの作業実績時間に基づいて、前記作業工程に含まれる前記要素作業に対応する要素作業基本時間が更新される、
    請求項3に記載の作業改善支援システム。
  5. 前記分析結果提供部は、選択された作業工程に関する、前記作業指示画面と前記選択された作業工程の作業映像とを対比させて、前記比較結果と共に提供する、
    請求項4に記載の作業改善支援システム。
  6. 前記目標時間算出部は、作業者ごとに予め設定された所定の係数に基づいて、前記目標時間を修正する、
    請求項5に記載の作業改善支援システム。
  7. 計算機を用いて、作業改善を支援する作業改善支援方法であって、
    前記計算機は、
    作業工程に少なくとも一つ含まれる要素作業の数と、前記要素作業に要する基本時間として定められた要素作業基本時間とから、前記作業工程ごとの目標時間を算出し、
    前記作業工程ごとの作業実績時間を算出し、
    前記目標時間と前記作業実績時間とを比較して分析し、
    分析結果を他の計算機へ提供する、
    作業改善支援方法。
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