JP2019109547A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの光源ユニットにより複数の画像を表示することが可能な投影装置を提供する。【解決手段】投影装置では、1つの光源ユニットから第1画像と第2画像を含む画像に基づいてレーザ光が射出され、分割手段により第1ビームと第2ビームに分割される。第1ビームは第1走査手段により第1光学手段の入射面上に照射され、第1光学手段は第1画像を構成する光を第1投影領域に照射する。第2ビームは、第2走査手段により第2光学手段の入射面上に照射され、第2光学手段は第2画像を構成する光を第2投影領域に照射する。第1走査手段は、第1光学手段の入射面上に第1ビームのうちの第1画像に対応する部分が走査されるように制御され、第2走査手段は、第2光学手段の入射面上に第2ビームのうちの第2画像に対応する部分が走査されるように制御される。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画像を投影する投影装置に関する。
車両の運転席側と助手席側とに個別に画像を表示するウィンドシールドディスプレイ装置が例えば特許文献1に記載されている。このウィンドシールドディスプレイ装置は、運転席側の表示器およびコンバイナ部により運転席側に画像を表示し、助手席側の表示器およびコンバイナ部により助手席側に画像を表示している。
特開2005−205974号公報
特許文献1に記載のディスプレイ装置では、運転席側と助手席側に画像を投影する表示器がそれぞれ存在する。つまり、画像を構成する光を射出する光源ユニットが複数必要となるため、装置の大型化、コストアップなどが課題となる。
本発明が解決しようとする課題は上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、1つの光源ユニットにより複数の画像を投影することが可能な投影装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、投影面上の第1投影領域および第2投影領域のそれぞれに異なる画像を投影する投影装置であって、前記第1投影領域に投影される第1画像と前記第2投影領域に投影される第2画像を含む画像に基づいてレーザ光を射出する1つの光源ユニットと、前記レーザ光を、それぞれ進行方向が異なる第1ビームおよび第2ビームに分割する分割手段と、前記第1ビームを、前記第1投影領域に前記第1画像を構成する光を照射させる第1光学手段の入射面上に走査する第1走査手段と、前記第2ビームを、前記第2投影領域に前記第2画像を構成する光を照射させる第2光学手段の入射面上に走査する第2走査手段と、前記第1走査手段および前記第2走査手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1光学手段の入射面上に前記第1ビームのうちの前記第1画像に対応する部分が走査されるように前記第1走査手段を制御するとともに、前記第2光学手段の入射面上に前記第2ビームのうちの前記第2画像に対応する部分が走査されるように前記第2走査手段を制御する。
第1実施例に係る投影装置の概略構成を示す。 第1実施例の投影装置の構成を示すブロック図である。 第1実施例の投影装置による画像表示方法を説明する図である。 第2実施例に係る投影装置の概略構成を示す。 第2実施例の投影装置による画像表示方法を説明する図である。 変形例の投影装置による画像表示方法を説明する図である。
本発明の好適な実施形態では、投影装置は、投影面上の第1投影領域および第2投影領域のそれぞれに異なる画像を投影する投影装置であって、前記第1投影領域に投影される第1画像と前記第2投影領域に投影される第2画像を含む画像に基づいてレーザ光を射出する1つの光源ユニットと、前記レーザ光を、それぞれ進行方向が異なる第1ビームおよび第2ビームに分割する分割手段と、前記第1ビームを、前記第1投影領域に前記第1画像を構成する光を照射させる第1光学手段の入射面上に走査する第1走査手段と、前記第2ビームを、前記第2投影領域に前記第2画像を構成する光を照射させる第2光学手段の入射面上に走査する第2走査手段と、前記第1走査手段および前記第2走査手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1光学手段の入射面上に前記第1ビームのうちの前記第1画像に対応する部分が走査されるように前記第1走査手段を制御するとともに、前記第2光学手段の入射面上に前記第2ビームのうちの前記第2画像に対応する部分が走査されるように前記第2走査手段を制御する。
上記の投影装置では、1つの光源ユニットから第1画像と第2画像とを含む画像に基づいてレーザ光が射出され、分割手段により第1ビームと第2ビームに分割される。第1ビームは第1走査手段により第1光学手段の入射面上に照射され、第1光学手段は第1画像を構成する光を第1投影領域に照射する。第2ビームは、第2走査手段により第2光学手段の入射面上に照射され、第2光学手段は第2画像を構成する光を第2投影領域に照射する。第1走査手段は、第1光学手段の入射面上に第1ビームのうちの第1画像に対応する部分が走査されるように制御され、第2走査手段は、第2光学手段の入射面上に第2ビームのうちの第2画像に対応する部分が走査されるように制御される。この投影装置によれば、1つの光源ユニットを用いて、異なる画像を投影面上に投影することができる。よって、装置の低コスト化、小型化が可能となる。
上記の投影装置の一態様は、前記第1光学手段および前記第2光学手段の周辺に配置され、前記第1光学手段または前記第2光学手段の入射面上に走査されなかった前記第1ビームまたは第2ビームを遮光する遮光部を備える。この態様では、投影面に投影されるべきビーム以外の光が遮光部により遮光され、外部に漏れることが防止される。
上記の投影装置の他の一態様は、前記第1画像に対応する画像信号を取得する第1信号取得手段と、前記第2画像に対応する画像信号を取得する第2信号取得手段と、前記第1信号取得手段および前記第2信号取得手段により取得された画像信号に基づいて、前記第1画像と前記第2画像を並べて構成される合成画像を生成する合成画像生成手段と、を備え、前記光源ユニットは、前記合成画像に基づいてレーザ光を射出する。この態様では、第1画像と第2画像として投影すべき画像信号を別々に用意して供給することにより、それぞれを対応する投影領域に投影することができる。
上記の投影装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記第1走査手段の走査可能範囲の中央領域を当該第1走査手段が走査している際において、当該第1走査手段に入射している第1ビームを前記第1光学手段の入射面の中央領域に向けて反射させるように前記第1走査手段を制御するとともに、前記第2走査手段の走査可能範囲の中央領域を当該第2走査手段が走査している際において、当該第2走査手段に入射している第2ビームを前記第2光学手段の入射面の中央領域に向けて反射させるように前記第2走査手段を制御する。この態様では、走査手段による走査領域の中央領域を用いて画像が投影されるので、高解像度の画像を安定的に投影することが可能となる。
上記の投影装置の他の一態様では、前記第1走査手段および前記第2走査手段の主走査方向における1往復の走査を1周期とした場合、前記第1走査手段と前記第2走査手段の走査タイミングは約1/4周期ずれている。これにより、走査手段による走査領域の中央領域を利用して画像を投影することができる。
上記の投影装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記第1光学手段の入射面上において、前記第1ビームのうちの前記第1画像に対応する部分が中央に走査され、前記第2画像に対応する部分が前記第1画像に対応する部分の左右の位置に走査されるように前記第1走査手段を制御するとともに、前記第2光学手段の入射面上において、前記第2ビームのうちの前記第2画像に対応する部分が中央に走査され、前記第1画像に対応する部分が前記第2画像に対応する部分の左右の位置に走査されるように前記第2走査手段を制御する。この態様では、走査手段による走査領域の中央領域を用いて画像が投影されるので、高解像度の画像を安定的に投影することが可能となる。
本発明の他の好適な実施形態では、投影面上の第1投影領域および第2投影領域のそれぞれに異なる画像を投影する投影装置により実行される投影方法は、1つの光源ユニットにより、前記第1投影領域に投影される第1画像と前記第2投影領域に投影される第2画像を含む画像に基づいてレーザ光を射出するレーザ光射出工程と、分割手段により、前記レーザ光を、それぞれ進行方向が異なる第1ビームおよび第2ビームに分割する分割工程と、第1走査手段により、前記第1ビームを、前記第1投影領域に前記第1画像を構成する光を照射させる第1光学手段の入射面上に走査する第1走査工程と、第2走査手段により、前記第2ビームを、前記第2投影領域に前記第2画像を構成する光を照射させる第2光学手段の入射面上に走査する第2走査工程と、前記第1走査手段および前記第2走査手段を制御する制御工程と、を備え、前記制御工程は、前記第1光学手段の入射面上に前記第1ビームのうちの前記第1画像に対応する部分が走査されるように前記第1走査手段を制御するとともに、前記第2光学手段の入射面上に前記第2ビームのうちの前記第2画像に対応する部分が走査されるように前記第2走査手段を制御する。この投影方法によっても、1つの光源ユニットを用いて、異なる画像を投影面上に投影することができる。よって、装置の低コスト化、小型化が可能となる。
本発明の他の好適な実施形態では、投影面上の第1投影領域および第2投影領域のそれぞれに異なる画像を投影する投影装置により実行されるプログラムは、1つの光源ユニットにより、前記第1投影領域に投影される第1画像と前記第2投影領域に投影される第2画像を含む画像に基づいてレーザ光を射出するレーザ光射出工程と、分割手段により、前記レーザ光を、それぞれ進行方向が異なる第1ビームおよび第2ビームに分割する分割工程と、第1走査手段により、前記第1ビームを、前記第1投影領域に前記第1画像を構成する光を照射させる第1光学手段の入射面上に走査する第1走査工程と、第2走査手段により、前記第2ビームを、前記第2投影領域に前記第2画像を構成する光を照射させる第2光学手段の入射面上に走査する第2走査工程と、前記第1走査手段および前記第2走査手段を制御する制御工程と、を前記投影装置に実行させ、前記制御工程は、前記第1光学手段の入射面上に前記第1ビームのうちの前記第1画像に対応する部分が走査されるように前記第1走査手段を制御するとともに、前記第2光学手段の入射面上に前記第2ビームのうちの前記第2画像に対応する部分が走査されるように前記第2走査手段を制御する。このプログラムによっても、1つの光源ユニットを用いて、異なる画像を投影面上に投影することができる。よって、装置の低コスト化、小型化が可能となる。このプログラムは、記憶媒体に記憶して取り扱うことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[第1実施例]
図1は、第1実施例に係る投影装置10の構成を示す。図1に示すように、投影装置10は、スクリーンとして機能する車両のフロントガラス11に画像を投影するものである。図1は車内から車両のフロントガラス11、即ち車両の前方を見た図であり、右側が運転席側、左側が助手席側である。以下の説明では、運転席側の構成要素には添え字「d」を付し、助手席側の構成要素には添え字「a]を付す。また、運転席側および助手席側に存在する構成要素について運転席側、助手席側を問わずに言及する場合には上記の添え字を省略する。
投影装置10は、光源ユニット1と、遮光部12と、フィールドレンズ13a、13dと、EPE(Exit Pupil Expander)14a、14dと、ハーフミラー15と、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー16a、16dと、を備える。
光源ユニット1は画像を構成するレーザ光Lを射出する。光源ユニット1の構成は後述する。光源ユニット1から射出されたレーザ光Lは、ハーフミラー15により反射されたレーザ光Laと、ハーフミラー15を透過したレーザ光Ldに分割される。
ハーフミラー15を透過したレーザ光Ldは、MEMSミラー16dに入射する。MEMSミラー16dは、後述するMEMS制御部8により矢印17に示すように揺動され、入射したレーザ光Ldをフロントガラス11側へ反射する。MEMSミラー16dの揺動により、レーザ光LdはEPE14dを含む領域内を矢印18で示す主走査方向に走査される。
EPE14dは、例えば複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイであり、レーザ光Ldの射出瞳を拡大し、フロントガラス11に投影される画像の中間像を形成する。
フィールドレンズ13dは、EPE14dの射出側に配置されており、EPE14dを通過したレーザ光Ldはフィールドレンズ13dに入射する。フィールドレンズ13dは、EPE14dからのレーザ光Ldが入射する面(つまり入射面)が平面形状に構成されているとともに、入射面と反対側の面(つまり射出面)が球面の凸面形状に構成されており、画像を形成する中間像をフロントガラス11の運転席側の虚像表示領域11dに向けて射出する。運転席に座っている運転者は、フロントガラス11の虚像表示領域11dに投影される虚像を視認することにより、フロントガラス11の背後(車両の進行方向前方)に中間像に相当する画像を虚像として視認する。
一方、ハーフミラー15で反射されたレーザ光Laは、MEMSミラー16aに入射する。MEMSミラー16aは、後述するMEMS制御部8により矢印17に示すように揺動され、入射したレーザ光Laをフロントガラス11側へ反射する。MEMSミラー16aの揺動により、レーザ光LaはEPE14aを含む領域内を矢印18で示す主走査方向に走査される。
EPE14aも、例えば複数のマイクロレンズが配列されたマイクロレンズアレイであり、レーザ光Laの射出瞳を拡大し、フロントガラス11に投影される画像の中間像を形成する。
フィールドレンズ13aは、EPE14aの射出側に配置されており、EPE14aを通過したレーザ光Laはフィールドレンズ13aに入射する。フィールドレンズ13aは、フィールドレンズ13dと同様に構成されており、画像を形成する中間像をフロントガラス11の助手席側の虚像表示領域11aに向けて射出する。助手席に座っている搭乗者は、フロントガラス11の虚像表示領域11aに投影される虚像を視認することにより、フロントガラス11の背後(車両の進行方向前方)に中間像に相当する画像を虚像として視認する。
図2は、投影装置10の構成、特に光源ユニット1などの信号処理系の構成を示すブロック図である。信号処理系の構成要素として、投影装置10は、光源ユニット1と、画像信号入力部2a、2dと、ビデオASIC(Application Specific Integrated Circuit)3と、フレームメモリ4と、ROM5と、RAM6と、レーザドライバASIC7と、MEMS制御部8と、を備える。
画像信号入力部2a、2dは、それぞれ外部から入力される画像信号を受信してビデオASIC3に出力する。
ビデオASIC3は、画像信号入力部2a、2dから入力される画像信号およびMEMSミラー16a、16dから入力される走査位置情報S1a、S1dに基づいてレーザドライバASIC7やMEMS制御部8を制御するブロックであり、ASICとして構成されている。ビデオASIC3は、同期/画像分離部31と、ビットデータ変換部32と、発光パターン変換部33と、タイミングコントローラ34と、を備える。
同期/画像分離部31は、画像信号入力部2a、2dから入力された画像信号から画像データと同期信号とを分離し、画像データをフレームメモリ4へ書き込む。
具体的には、同期/画像分離部31は、画像信号入力部2aから入力される第1画像と画像信号入力部2dから入力される第2画像とを横方向に並べて合成画像を生成する。合成画像の例を図3(A)に示す。図3(A)の例では、左側の犬の画像が第1画像として画像信号入力部2aから入力され、右側の案内矢印の画像が第2画像として画像信号入力部2dから入力される。同期/画像分離部31は、第1画像と第2画像と合成して合成画像を生成し、フレームメモリ4に書き込む。
ビットデータ変換部32は、フレームメモリ4に書き込まれた合成画像データを読み出してビットデータに変換する。
発光パターン変換部33は、ビットデータ変換部32により変換されたビットデータを、各レーザの発光パターンを表す信号に変換する。
タイミングコントローラ34は、同期/画像分離部31、ビットデータ変換部32の動作タイミングを制御する。また、タイミングコントローラ34は、後述するMEMS制御部8の動作タイミングも制御する。
フレームメモリ4には、同期/画像分離部31により生成された合成画像データが書き込まれる。ROM5は、ビデオASIC3が動作するための制御プログラムやデータなどを記憶している。RAM6には、ビデオASIC3が動作する際のワークメモリとして、各種データが逐次読み書きされる。
レーザドライバASIC7は、光源ユニット1に設けられるレーザダイオードを駆動する信号を生成するブロックであり、ASICとして構成されている。レーザドライバASIC7は、赤色レーザ駆動回路71と、青色レーザ駆動回路72と、緑色レーザ駆動回路73と、を備える。
赤色レーザ駆動回路71は、発光パターン変換部33が出力する信号に基づき、赤色レーザLD1を駆動する。青色レーザ駆動回路72は、発光パターン変換部33が出力する信号に基づき、青色レーザLD2を駆動する。緑色レーザ駆動回路73は、発光パターン変換部33が出力する信号に基づき、緑色レーザLD3を駆動する。
MEMS制御部8は、タイミングコントローラ34が出力する信号に基づきMEMSミラー16a、16dを制御する。MEMS制御部8は、サーボ回路81と、ドライバ回路82と、を備える。サーボ回路81は、タイミングコントローラ34からの信号に基づき、MEMSミラー16a、16dの動作を制御する制御信号S2a、S2dを生成する。ドライバ回路82は、サーボ回路81が出力する制御信号S2a、S2dを所定レベルに増幅してMEMSミラー16a、16dにそれぞれ出力する。
光源ユニット1は、レーザドライバASIC7から出力される駆動信号に基づいて、レーザ光を出射する。具体的には、光源ユニット1は、赤色レーザLD1と、青色レーザLD2と、緑色レーザLD3と、コリメータレンズ91a〜91cと、反射ミラー92a〜92cと、を備える。
赤色レーザLD1は赤色のレーザ光を出射し、青色レーザLD2は青色のレーザ光を出射し、緑色レーザLD3は緑色のレーザ光を出射する。コリメータレンズ91a〜91cは、それぞれ、赤色、青色および緑色のレーザ光を平行光にして、反射ミラー92a〜92cに出射する。反射ミラー92bは、青色レーザ光を反射する。反射ミラー92cは、青色レーザ光を透過させ、緑色レーザ光を反射する。反射ミラー92aは、赤色レーザ光のみを透過させ、青色および緑色のレーザ光を反射する。こうして反射ミラー92aを透過した赤色レーザ光および反射ミラー92aで反射された青色および緑色のレーザ光は、ハーフミラー15に入射する。
ハーフミラー15を透過したレーザ光LdはMEMSミラー16dにより反射されて、EPE14dへ入射する。MEMSミラー16dは、MEMS制御回路8から出力される制御信号S2dにより揺動され、EPE14dを含む走査領域内でレーザ光Ldを走査する。
一方、ハーフミラーで反射されたレーザ光LaはMEMSミラー16aにより反射されて、EPE14aへ入射する。MEMSミラー16aは、MEMS制御回路8から出力される制御信号S2aにより揺動され、EPE14aを含む走査領域内でレーザ光Laを走査する。
上記の構成において、ハーフミラー15は本発明の分割手段の一例であり、EPE14a、14dおよびフィールドレンズ13a、13dは本発明の光学手段の一例であり、MEMSミラー16a、16dは本発明の走査手段の一例であり、MEMS制御部8は本発明の制御手段の一例である。また、画像信号入力部2a、2dは本発明の信号取得手段の一例であり、ビデオASIC3は本発明の合成画像生成手段の一例である。
次に、投影装置10による画像表示方法について説明する。図3(B)は、合成画像がMEMSミラー16aにより走査される様子を示す。MEMSミラー16aは、主走査方向(X方向)および副走査方向(Y方向)に揺動し、入射するレーザ光LaをXY平面上に走査する。具体的には、MEMSミラー16aは、Y方向においては上から下へレーザ光Laを走査するとともに、X方向においては左→右→左と往復するようにレーザ光Laを走査する。なお、以下の説明では、X方向において合成画像の左端から右端へ走査しさらに左端へ戻る走査、即ち1往復の走査を「1周期」とする。本実施例では、MEMSミラー16a、16dは、X方向およびY方向に同期して揺動する。
MEMS制御部8は、合成画像のうちの第1画像(犬の画像)がEPE14aの領域に走査され、第2画像(案内矢印の画像)が遮光部12上に走査されるようにMEMSミラー16aを制御する。これにより、第1画像は、EPE14aにより射出瞳が拡大され、フィールドレンズ13aによりフロントガラス11の助手席側の虚像表示領域11aに向けて射出される。一方、第2画像は遮光部12により遮られ、フロントガラス11へは射出されないので、視認されることはない。なお、遮光部12は、表示しない方の画像を構成する光が反射して生じる迷光を減じるため、黒色の部材で構成されることが好ましい。
具体的な制御方法としては、MEMS制御部8は、MEMSミラー16aのXY方向の揺動角と、その揺動角の際に光ビームLaが照射される位置との関係を予め記憶しておき、合成画像の第1画像部分がEPE14aの領域に照射され、第2画像部分がそれより右側の遮光部12に照射されるように、MEMSミラー16aのXY方向の揺動角および揺動速度を制御する。
図3(C)は、合成画像がMEMSミラー16dにより走査される様子を示す。図示のように、MEMSミラー16dは、X方向およびY方向に揺動し、入射するレーザ光LdをXY平面上に走査する。具体的には、MEMS制御部8は、合成画像のうちの第1画像部分が遮光部12上に走査され、第2画像部分がEPE14dの領域に走査されるようにMEMSミラー16dを制御する。これにより、第2画像は、EPE14dにより射出瞳が拡大され、フィールドレンズ13dによりフロントガラス11の運転席側の虚像表示領域11dに向けて射出される。一方、第1画像は遮光部12により遮られ、フロントガラス11へは射出されないため、視認されることはない。
こうして、1つの光源ユニット1から出射された合成画像を用いて、第1画像と第2画像の虚像をフロントガラス11上の助手席側と運転席側の虚像表示領域11a、11dにそれぞれ表示することができる。
以上のように、第1実施例では、1つの光源ユニットを用いて、複数の画像を個別に投影可能な投影装置を提供することができる。よって、光源ユニットの数を減らせるため、装置の低コスト化、小型化が可能となる。
[第2実施例]
第1実施例では、図3(B)、(C)に示すように、虚像として表示される第1画像、第2画像はそれぞれMEMSミラー16a、16dにより走査された合成画像の左半分、右半分を使用したものとなっている。しかし、一般的にMEMSミラーはその揺動領域の端部においては揺動速度が遅くなるため、画像表示が不安定となり、表示画像の解像度が低下する傾向がある。即ち、虚像として表示する画像としては、MEMSミラーにより走査される合成画像の端部を使用するよりも、揺動速度が速く安定している中央領域を使用した方が、画像表示が安定し、高解像度の表示が可能となる。そこで、第2実施例では、MEMSミラー16a、16dが走査する合成画像の中央領域を用いて第1画像、第2画像を虚像として表示する。
図4は、第2実施例に係る投影装置10xの構成を示す。第2実施例に係る投影装置10xは、基本的な構成は第1実施例に係る投影装置10と同一である。但し、図1と比較するとわかるように、MEMSミラー16a、16dによる走査領域が異なる。具体的には、第2実施例では、MEMSミラー16a、16dは、EPE14a、14dがX方向の走査領域の略中央に来るように揺動する。
図5(A)は、合成画像がMEMSミラー16aにより走査される様子を示す。図示のように、第2実施例では、MEMSミラー16aは、X方向においてEPE14aをほぼ中央に含む領域を走査する。即ち、MEMSミラー16aの走査領域の左右の端部は、遮光部12上に位置する。そして、合成画像のうちの第1画像部分がEPE14aの領域に走査されるように、MEMSミラー16aの揺動が制御される。これにより、MEMSミラー16aの走査領域の中央領域、即ち画像が安定的に表示可能な領域に第1画像を表示することができるので、高解像度での表示が可能となる。
図5(B)は、合成画像がMEMSミラー16dにより走査される様子を示す。運転席側についても同様に、MEMSミラー16dは、X方向においてEPE14dをほぼ中央に含む領域を走査し、合成画像のうちの第2画像部分がEPE14dの領域に走査されるように制御される。これにより、MEMSミラー16dの走査領域の中央領域、即ち画像が安定的に表示可能な部分に第2画像を表示することができるので、高解像度での表示が可能となる。
第2実施例では、MEMSミラー16a、16dは、Y方向には同期して揺動するが、X方向には約1/4周期ほど走査タイミングをずらして走査される。具体的には、図3(A)に示す合成画像を第1実施例のようにそのまま、即ち、左半分に第1画像、右半分に第2画像が表示されるように走査する場合には、光源ユニット1から合成画像の左上の画素に対応するレーザ光が射出されたタイミングで、走査領域の左上の位置を走査するようにMEMSミラー16の向きが制御される。
これに対して、図5(A)のように、第1画像を中央に表示する際には、光源ユニット1から合成画像を構成するレーザ光が射出されるタイミングに対して、MEMSミラー16aの走査タイミングを1/4周期早めればよい。こうすると、MEMSミラー16aは合成画像のうちの第2画像の中央付近に相当する画像からX方向の走査を開始し、EPE14aに対応する中央領域で第1画像を描画することになる。
逆に、図5(B)のように、第2画像を中央に表示する際には、光源ユニット1から合成画像を構成するレーザ光が射出されるタイミングに対して、MEMSミラー16dの走査タイミングを1/4周期遅らせればよい。こうすると、MEMSミラー16dは合成画像のうちの第1画像の中央付近に相当する画像からX方向の走査を開始し、EPE14dに対応する中央領域で第2画像を描画することになる。
以上のように、第2実施例によっても、1つの光源ユニットを用いて、複数の画像を個別に表示可能な投影装置を提供することができる。よって、光源ユニットの個数を減らせるため、装置の低コスト化、小型化が可能となる。また、第2実施例では、MEMSミラー16による走査領域の中央を利用して第1画像および第2画像を描画するので、安定的に高解像度の投影が可能となる。
[変形例]
上記の実施例では、第1画像と第2画像を横方向に並べて合成画像を生成しているが、その代わりに、第1画像と第2画像を縦方向に並べて合成画像を生成してもよい。具体的には、同期/画像分離部31は、図6に示すように、画像信号入力部2aから入力される第1画像と、画像信号入力部2bから入力される第2画像とを縦方向に並べて合成画像を生成する。
MEMS制御部8は、図6(A)に示すように、合成画像のうち第1画像がEPE14aの領域に走査され、第2画像が遮光部12上に走査されるようにMEMSミラー16aを制御する。これにより、第1画像は、EPE14aにより射出瞳が拡大され、フィールドレンズ13aによりフロントガラス11の助手席側の虚像表示領域11aに向けて射出される。一方、第2画像は遮光部12により遮られ、フロントガラス11へは射出されないので、視認されることはない。
また、MEMS制御部8は、図6(B)に示すように、合成画像のうち第1画像が遮光部12上に走査され、第2画像がEPE14dの領域に走査されるようにMEMSミラー16dを制御する。これにより、第2画像は、EPE14dにより射出瞳が拡大され、フィールドレンズ13dによりフロントガラス11の運転席側の虚像表示領域11dに向けて射出される。一方、第1画像は遮光部12により遮られ、フロントガラス11へは射出されないので、視認されることはない。
上記の実施例では虚像がフロントガラスに投影されているが、その代わりに、虚像をコンバイナに投影するものとしてもよい。また、上記の実施例ではレーザ光を走査する走査手段をMEMSミラーにより構成しているが、その代わりに走査手段をガルバノミラーにより構成してもよい。
また、上記の実施例では、本発明の投影装置をヘッドアップディスプレイに適用しているが、その代わりに、RGBのレーザ光を網膜上に走査する網膜走査型ヘッドマウントディスプレイに適用してもよい。この場合、1つの光源ユニットのみで左目向けと右目向けに個別の画像を表示させることができるため、両眼視差を利用した画像の立体視を実現することができる。
1 光源ユニット
3 ビデオASIC
7 レーザドライバASIC
8 MEMS制御部
11 フロントガラス
12 遮光部
13a、13d フィールドレンズ
14a、14d EPE
15 ハーフミラー
16a、16d MEMSミラー

Claims (1)

  1. 投影面上の第1投影領域および第2投影領域のそれぞれに異なる画像を投影する投影装置であって、
    前記第1投影領域に投影される第1画像と前記第2投影領域に投影される第2画像を含む画像に基づいてレーザ光を射出する1つの光源ユニットと、
    前記レーザ光を、それぞれ進行方向が異なる第1ビームおよび第2ビームに分割する分割手段と、
    前記第1ビームを、前記第1投影領域に前記第1画像を構成する光を照射させる第1光学手段の入射面上に走査する第1走査手段と、
    前記第2ビームを、前記第2投影領域に前記第2画像を構成する光を照射させる第2光学手段の入射面上に走査する第2走査手段と、
    前記第1走査手段および前記第2走査手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1光学手段の入射面上に前記第1ビームのうちの前記第1画像に対応する部分が走査されるように前記第1走査手段を制御するとともに、前記第2光学手段の入射面上に前記第2ビームのうちの前記第2画像に対応する部分が走査されるように前記第2走査手段を制御することを特徴とする投影装置。
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