JP2019108053A - 表示制御装置及び表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が道路に対して傾いた場合であっても、車両の運転手に障害物の存在を的確に認識させることのできる表示制御装置及び表示システムを提供する。【解決手段】車両1に取り付けられたカメラ20により車両1の進行方向を撮像して得られた画像を表示部30に表示する表示制御部102と、画像のうち、報知すべき領域である報知領域を設定する報知領域設定部103と、車両1の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度を検出する車両傾斜角度検出部102と、車両傾斜角度検出部102から得られる信号によって、報知領域の進行方向側を調整する報知領域調整部104と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御装置及び表示システムに関する。
従来、カメラにより車両の周辺を撮像して得られたカメラ画像に障害物の擬似画像を重ねて表示部に表示して、移動物体等の障害物の存在を運転手に報知する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4720386号公報
特許文献1に開示された技術では、車両と衝突の可能性のある移動物体、すなわち、車両から近距離にある移動物体の存在のみが運転手に報知され、車両から遠距離にある移動物体や背景の存在は運転手に報知されない。
しかし、乗車する人数や座る場所及び荷物の積載状態等、車両の積載状態の変化により車両が道路に対して傾いた場合、カメラ画像の見え方が変わり得る。上述した車両からの近距離にある領域は、カメラ画像のうち特定の領域を予め設定しているため、車両の姿勢変化によってカメラ画像が変化すると、設定された領域と車両との位置関係が変わってしまう。この場合、本来報知すべきでない障害物、すなわち、車両から遠距離にある移動物体や背景の存在が運転手に報知されてしまうことが起こり得る。逆に、本来報知すべき障害物、すなわち、車両から近距離にある移動物体の存在が運転手に報知されないことも起こり得る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、車両が道路に対して傾いた場合であっても、車両の運転手に障害物の存在を的確に認識させることのできる表示制御装置及び表示システムを提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、車両に取り付けられたカメラにより前記車両の進行方向を撮像して得られた画像を表示部に表示する表示制御部と、前記画像のうち、報知すべき領域である報知領域を設定する報知領域設定部と、前記車両の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度を検出する車両傾斜角度検出部と、前記車両傾斜角度検出部から得られる信号によって、前記報知領域の前記進行方向側を調整する報知領域調整部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る表示システムは、本発明に係る表示制御装置と、前記表示部と、前記車両に取り付けられたカメラと、前記車両の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度を検出する車両傾斜角度検出部と、前記車両の加速度を検出する加速度センサと、前記車両の前記水平面に対する絶対的な傾斜角度である絶対車両傾斜角度を検出するジャイロセンサと、を有することを特徴とする。
このように構成された本発明に係る表示制御装置及び表示システムによれば、車両が道路に対して傾いた場合であっても、車両の運転手に障害物の存在を的確に認識させることができる。
実施例1に係る表示制御装置を適用した表示システムを構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。 傾斜変化の無い平坦な路面を走行中の車両の様子を示す図である。 図2に示す場面で前方カメラにより車両の進行方向前方を撮像して得られたカメラ画像を示す図である。 前方カメラと報知領域との位置関係を示す図である。 表示装置に表示されたカメラ画像の見え方と報知領域との関係を示す図である。 実施例1に係る表示制御装置で行われる、報知領域の調整処理の流れを示すフローチャートである。 車両の前部が上方に傾いた状態を示す図である。 車両の進行方向における車両から遠ざかる側に報知領域が広がった状態を示す図である。 車両の進行方向における車両に近づく側に報知領域が狭まった状態を示す図である。 車両から遠ざかる側に報知領域が広がった量の計算例を示す説明図である。 車両に近づく側に報知領域が狭まった量の計算例を示す説明図である。 車両の進行方向における車両に近づく側に報知領域を狭める調整を行った状態を示す図である。 他車両及び歩行者が報知領域の範囲外に位置するように調整された後の状態を示す図である。 実施例2に係る表示制御装置で行われる、報知領域の調整処理の流れを示すフローチャートである。 あるアクセル開度での車輪速(車速)の変化を示すタイムチャートである。 車両の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度の計算例を示す説明図である。 車両の進行方向における車両から遠ざかる側に報知領域が広がった状態を示す図である。 車両の進行方向における車両に近づく側に報知領域を狭める調整を行った状態を示す図である(その1)。 車両の進行方向における車両に近づく側に報知領域を狭める調整を行った状態を示す図である(その2)。 実施例3に係る表示制御装置で行われる、報知領域の調整処理の流れを示すフローチャートである。 車両が下り勾配に続く平坦路を走行する場面を示す図である。 車両が走行する道路の状態について説明する図である。 車両の進行方向における車両から遠ざかる側に報知領域を広げる調整を行う場面を説明する説明図である(その1)。 車両の進行方向における車両から遠ざかる側に報知領域を広げる調整を行う場面を説明する説明図である(その2)。 報知領域内で路面に傾斜変化が生じる場面を説明する説明図である。 報知領域内で路面に傾斜変化が生じる場面で前方カメラにより車両の進行方向前方を撮像して得られたカメラ画像を示す図である。 前方カメラと報知領域との位置関係を示す図である。 表示装置に表示されたカメラ画像の見え方と報知領域との関係を示す図である。 報知領域内で路面の途中から緩やかな傾斜変化が生じる場面を説明する説明図である。 報知領域内で路面の途中から緩やかな傾斜変化が生じる場面で前方カメラにより車両の進行方向前方を撮像して得られたカメラ画像を示す図である。 水平面に対して傾いた斜面に位置する車両に取り付けられた前方カメラと報知領域との位置関係を示す図である。 表示装置に表示されたカメラ画像の見え方と報知領域との関係を示す図である。
以下、本発明に係る表示制御装置及び表示システムの具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
実施例1における表示制御装置及び表示システムは、勾配の無い平坦な路面を走行中の車両に適用したものである。
(表示制御装置を適用したシステム構成の説明)
図1は、表示制御装置100を適用した表示システム10を構成するハードウェア要素を示すハードウェアブロック図である。まず、表示制御装置を適用したシステム構成について図1を用いて説明する。
表示システム10は、図1に示す車両1に実装される。表示システム10は、前方カメラ20a,後方カメラ20b,左側方カメラ20c,右側方カメラ20dと、表示装置30(表示部)と、ジャイロセンサ40と、車高センサ50と、加速度センサ60と、車輪速センサ70と、制御停止ブザー80と、表示制御装置100とを有する。
前方カメラ20aは、車両1の前方に向けて車両1の前部に取り付けられる。後方カメラ20bは、車両1の後方に向けて車両1の後部に取り付けられる。左側方カメラ20cは、車両1の左方に向けて車両1の左側部に取り付けられる。右側方カメラ20dは、車両1の右方に向けて車両1の右側部に取り付けられる。前方カメラ20a,後方カメラ20b,左側方カメラ20c,右側方カメラ20dには、それぞれ広角レンズや魚眼レンズが搭載されており、4台のカメラ20a,20b,20c,20dで車両1の周囲の路面を含む領域を漏れなく観測することができるようになっている。なお、以下では、前方カメラ20a,後方カメラ20b,左側方カメラ20c,右側方カメラ20dを特に区別しないときは、単にカメラ20ともいう。
表示装置30は、例えばフラットパネルディスプレイ(液晶、有機EL、プラズマなど)であり、車両1のドライバが視認できる位置に配置される。表示装置30は、タッチパネルの機能を有しており、運転手が表示装置30の所定の位置を押下することによって、押下された位置座標を入力することができる。
ジャイロセンサ40は、車両1の水平面に対する絶対的な傾斜角度である絶対車両傾斜角度を検出する。ジャイロセンサ40で検出された情報は、表示制御装置100に出力され、表示制御装置100における演算処理で利用される。
車高センサ50は、車高センサ50fと、車高センサ50rとを有する。車高センサ50fは、車両1の前部に搭載され、前部の車高を検出する。車高センサ50rは、車両1の後部に搭載され、後部の車高を検出する。車高センサ50は、例えば、車両1の積載状態等により前部が浮き上がり後部が沈み込むなどの原因で車両1に傾きが生じたとき、その傾きに基づいて、車両1の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度を検出する。
加速度センサ60は、車両1の加速度を検出する。具体的に、加速度センサ60は、水平面に対する路面の傾斜方向の加速度を検出する。加速度センサ60で検出された情報は、表示制御装置100に出力され、表示制御装置100における演算処理で利用される。
車輪速センサ70は、車両1の車輪速を検出する。車輪速センサ70で検出された情報は、表示制御装置100に出力され、表示制御装置100における演算処理で利用される。
制御停止ブザー80は、車両1の運転手が容易に操作できる位置に設けられる。制御停止ブザー80は、障害物が報知領域内に侵入した際に、車両1の運転手にその旨を報知音として出力するために設けられる。
(表示制御装置の構成の説明)
表示制御装置100は、障害物検知部101と、表示制御部102(車両傾斜角度検出部)と、報知領域設定部103と、報知領域調整部104と、路面傾斜角度算出部105と、絶対車両傾斜角度取得部106と、車両傾斜角度算出部107と、白線検出部108と、記憶部109とを有する。
表示制御装置100の内部には、例えば、周辺デバイスを含めたマイクロプロセッサ及びプログラム、必要な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、画像処理や信号処理を行う専用ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のモジュールが実装されている。
障害物検知部101は、カメラ20により車両1の進行方向を撮像して得られたカメラ画像に基づいて、障害物の検知を行う。ここで、障害物とは、車両1と衝突する虞のある物体のことを意味し、例えば、建物、柱、壁、突起物、岩、停車中の車などの静止物体や、歩行者、動物、走行中の車両などの移動物体を意味する。具体的に、障害物検知部101は、パターンマッチングなどの手法で障害物の種類(例えば、突起物や歩行者など)を検出する。障害物が移動物体の場合、障害物検知部101は、オプティカルフローなどの手法で、移動体の移動方向及び移動速度も検出する。
表示制御部102は、車両1に取り付けられたカメラ20により車両1の進行方向を撮像して得られたカメラ画像を表示装置30に表示する。
報知領域設定部103は、カメラ20により車両1の進行方向を撮像して得られたカメラ画像のうち、車両1の運転手に障害物の有無を報知すべき領域である報知領域NAを設定する。
報知領域調整部104は、車高センサ50から得られる信号によって、車両1の前端が後端に対して相対的に上がった場合、車両傾斜角度が大きくなるにしたがって報知領域NAを車両1の進行方向における車両1に近づく側に狭め、車両1の前端が後端に対して相対的に下がった場合、車両傾斜角度が大きくなるにしたがって報知領域NAを車両1の進行方向における車両1から遠ざかる側に広げる。
記憶部109は、障害物検知機能を提供するアプリケーション(障害物検知アプリケーション)の他、表示制御装置100が実行可能な表示制御プログラム等を保存している。
表示制御部102、報知領域設定部103、報知領域調整部104、路面傾斜角度算出部105、絶対車両傾斜角度取得部106、車両傾斜角度算出部107及び白線検出部108の詳細は後述する。
(報知領域NAの指定方法の説明)
次に、図2及び図3を用いて、表示システム10を起動させたときの報知領域NAの指定方法について説明する。図2は、傾斜変化の無い平坦な路面RSを走行中の車両1の様子を示した図である。図3Aは、図2に示す場面で前方カメラ20aにより車両1の進行方向前方を撮像して得られたカメラ画像を示す図である。図3Bは、前方カメラ20aと報知領域NAとの位置関係を示す図である。図3Cは、表示装置30に表示されたカメラ画像の見え方と報知領域NAとの関係を示す図である。
図2及び図3Aに示すように、車両1の進行方向の前方空間には、路面RSの交差路を走行中の他車両2と、路面RSを歩行中の歩行者3とが存在している。
図3Bに示す直角三角形の頂点aは前方カメラ20aの取り付け位置を示し、頂点bは取り付け位置aを真下にある路面に投影した位置を示す。図3B中の対辺abは地面からの前方カメラ20aの取り付け高さHを示し、隣辺bcは報知領域NAの高さ方向の長さX(設計値)を示す。角度γは、直角三角形の対辺abと斜辺acとがなす角度を示す。
図3Cに示す点Oは、報知領域NAを表示装置30に表示された画面上に投影するための視点を示す。点Oと点aとを結んだ直線Oaの寸法は表示システム10により予め決められた値である。報知領域NAの先端に位置する先端位置cを画面上にプロットするには、直線Ocと直線abとの交点c'を定義しなければならない。すなわち、位置cを画面上にプロットすることで得られる点は、交点c'を画面上に対比させた点c1となる。同様に、位置bを画面上にプロットすることで得られる点は、点bを画面上に対比させた点b1となる。
図3Cに示す直線b1c1の長さZは、画面上の上下方向における報知領域NAの長さとして予め設計されている。図3Cに示す直線b1'pは、白線検出部108による白線検出処理で得られた白線を示す。図3Cでは、白線b1'pの長さをLaとしている。図3Cでは、その白線b1'p上において、点b1'から報知領域NAの設計値分だけ点pに近づけた位置を点c1'としている。図3Cでは、直線b1'c1'の長さをZ'としている。Z'の長さは、以下の式(1)で表される。
ここで、式(1)中のα1は、直線b1'pと直線b1'b1とがなす角度を示す。本実施例では、白線検出処理で得られた白線の長さLaと、式(1)で表されるZ'との比較処理が、表示制御部102において行われる。すなわち、道路の路面に傾斜変化が無い場合は、Z'の長さは以下の式(2)で表されるように、Laの長さ以下となり、この場合における報知領域NAの画面上における上下方向の長さはZに設定される。
報知領域NAは、設計仕様に基づき指定された画面上の座標情報が予め報知領域設定部103(図1)に記録されている。
(報知領域NAの説明)
次に、図2及び図3A〜図3Cを用いて、報知領域NAについて説明する。なお、図2では、報知領域NAを視覚的に明示するために、厚みを持たせて表示するが、実際は路面と面一に形成される。また、図3では、報知領域NAをドット模様によるハッチングで示す。報知領域NAは、車両1から近距離にある障害物との衝突を回避可能な範囲を見込んで予め設計される。報知領域NAは、図3に示すように、車両1の両側に形成された2本の白線WLの内側に形成される。報知領域NAは、例えば、下底が車両1の前端部の直近にある台形状の領域である(図3)。台形状の報知領域NAの高さ方向の長さは、例えば、車両1の前端部から3m〜4m程度の範囲に設計され、幅方向の長さは、例えば、2m〜5m程度の範囲に予めされる。
(報知領域NAの調整処理の流れ)
以下、図4に示すフローチャート及び図5,図6A及び図6B,図7,図8,図9及び図10を用いて、表示制御装置100(図1)で行われる、報知領域NAの調整処理の流れを説明する。
報知領域NAの調整処理は、報知領域設定部103(図1)がカメラ画像に報知領域NAを設定したときに開始される。なお、報知領域NAが調整している最中も、随時、障害物検知部101(図1)において、障害物の検知がカメラ画像を用いて行われる。そして、障害物が報知領域NA内で検出されたときには、制御停止ブザー80(図1)が鳴動して運転手にその旨を報知する。
まず、図4に示すステップS1において、表示制御部102は、障害物の検知動作の実行指示が入力されたか否かを検出する。例えば、運転手によるGUIを介した操作で実行指示が入力されると(ステップS1におけるYES)、表示制御部102は、障害物検知用のアプリケーションを起動する。その後、処理はステップS2に進む。なお、ステップS1の処理は、検知動作の実行指示の入力を表示制御部102が検出するまで繰り返す。
次に、ステップS2において、表示制御部102は、ステップS1で入力が検出された実行指示が初回の実行指示か否かを判断する。初回か否かを判断するフラグは例えば記憶部109に予め記憶されている。したがって、表示制御部102は、そのフラグの値を参照することで初回の実行指示か否かを判断できる。
ステップS2で実行指示が初回実行指示と判断されなかった場合(ステップS2におけるNO)、処理はステップS4に進む。一方、初回の実行指示と判断された場合(ステップS2におけるYES)、ステップS3において、表示制御部102は、障害物検知用のアプリケーションの内部情報を初期化する初期化処理を実行する。この初期化処理の実行後、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、報知領域調整部104は、車高センサ50から得られる信号に基づいて、車両1の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度θVを検出する。そして、報知領域調整部104は、車両傾斜角度θVが予め設計された所定値を超えたか否か判断する。
例えば、図5に示すように、車両1の後部座席に乗車する人数に応じて車両1の後部が下方に沈み込むと、車両1の前部が相対的に浮き上がる。その結果、車両1の全体が上方に傾くことに伴い、前方カメラ20aの向きが本来設計されている位置よりも上方を向く。報知領域NAは、前方カメラ20aが上方を向いた分だけ、図6Aに示すように、車両1が傾く前の状態と比べて、車両1の進行方向における車両1から遠ざかる側に広がってしまう。逆に、車両1の前部が下方に沈み込むと、車両1の後部が相対的に浮き上がる。その結果、車両1の全体が上方に傾くことに伴い、前方カメラ20aの向きが本来設計されている位置よりも下方を向く。報知領域NAは、前方カメラ20aが下方を向いた分だけ、図6Bに示すように、車両1が傾く前の状態と比べて、車両1の進行方向における車両1に近づく側に狭まってしまう。
以下、図7及び図8を用いて、車両1の前部が上方又は下方に傾くことで報知領域NAが車両1から遠ざかる側に広がる量又は車両1に近づく側に狭まる量を具体的に求める。図7及び図8中の実線で示す直角三角形の頂点aは前方カメラ20aの取り付け位置を示し、頂点bは取り付け位置aを真下にある路面に投影した位置を示す。図7及び図8中の頂点cは頂点bから300cmに相当する長さの分だけ車両1の進行方向に離れた位置を示す。図7及び図8中の対辺abは地面からの前方カメラ20aの取り付け高さを示し、隣辺bcは報知領域NAの画面上の高さ方向の長さを示す。
(報知領域を車両から遠ざかる側に広がる量の計算例)
まず、図7を用いて、報知領域NAが車両1から遠ざかる側に広がる量の計算例を説明する。図7に示す場面では、経験則に基づいて定められた値として、対辺abの寸法を70cmとし、対辺abと斜辺acとがなす角度γを76.9度とし、車両傾斜角度θを3度とする。すなわち、図7に示す場面では、車両1の傾きにより、取り付け位置aを中心に前方カメラ20aの向きが本来設計されている値よりも3度だけ上方を向いている。
車両1の傾きによる影響を受けた頂点bは、車両1から遠ざかる側の点b'に移動する。同様に、頂点cは、車両1から遠ざかる側の点c'に移動する。すなわち、車両1が傾いた後の報知領域NAの画面上の高さ方向の長さは、点b'と点c'とを結んだ辺b'c'の寸法となる。その寸法を求める過程を、以下の式(3)〜(6)に示す。
式(6)から明らかなように、車両1が傾いた後の高さ方向の長さb'c'の寸法(=386.8cm)は、車両1が傾く前の高さ方向の長さbcの寸法(=300cm)と比べて86.8cmの分だけ車両1から遠ざかる側に長くなる。
(報知領域を車両に近づく側に狭まる量の計算例)
次に、図8を用いて、報知領域NAが車両1に近づく側に狭まる量の計算例を説明する。図8に示す場面では、経験則に基づいて定められた値として、対辺abの寸法を70cmとし、対辺abと斜辺acとがなす角度γを76.9度とし、車両傾斜角度θを7度とする。すなわち、図8に示す場面では、車両1の傾きにより、取り付け位置aを中心に前方カメラ20aの向きが本来設計されている値よりも7度だけ下方を向いている。
車両1の傾きによる影響を受けた頂点bは、車両1に近づく側の点b'に移動する。同様に、頂点cは、車両1に近づく側の点c'に移動する。すなわち、車両1が傾いた後の報知領域NAの画面上の高さ方向の長さは、点b'と点c'とを結んだ辺b'c'の寸法となる。その寸法を求める過程を、以下の式(7)〜(10)に示す。
式(10)から明らかなように、車両1が傾いた後の高さ方向の長さb'c'の寸法(=199.9cm)は、車両1が傾く前の高さ方向の長さbcの寸法(=300cm)と比べて101.1cmの分だけ車両1に近づく側に短くなる。
本実施形態の表示制御装置100では、車両1の前部が上方又は下方に傾くことで、報知領域NAの画面上の高さ方向の長さが変化した場合でも、報知領域調整部104は、車両傾斜角度θに合わせて、報知領域NAの画面上の高さ方向の長さの寸法を車両1が傾く前の寸法に調整する。
具体的には、図4に示すステップS4において、報知領域調整部104は、車両傾斜角度θが所定値(例えば、2度)以下と判断した場合(ステップS4におけるNO)、ステップS5において、報知領域NAをそのままの状態で維持する。すなわち、報知領域NAの画面上の高さ方向の長さ寸法や幅方向の長さ寸法は、初期設定されたデフォルト値に維持される。そして、報知領域NAの調整処理が終了する。
一方、ステップS4において、報知領域調整部104は、車両傾斜角度θが所定値(例えば、2度)を超えると判断した場合(ステップS4におけるYES)、処理はステップS6に進む。ステップS6では、報知領域調整部104において、車高センサ50から得られる信号に基づいて、車両1の前部及び後部の何れが上向きに傾いたかの判断が行われる。車両1の前部が上向きに傾いたと判断された場合、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、報知領域調整部104は、例えば、図9に示すように、車両1が傾いた後の報知領域NAの画面上の高さ方向の長さb'c'の寸法(=386.8cm)を、86.8cmの分だけ車両1の進行方向における車両1に近づく側に狭める調整を行う。この調整に伴い、報知領域NAの範囲内に位置していた他車両2及び歩行者3は、報知領域NAの範囲外に位置するよう調整される(図10)。その調整後、報知領域NAの調整処理が完了する。
一方、ステップS6で車両1の後部が下向きに傾いたと判断された場合、処理はステップS8に進む。
ステップS8において、報知領域調整部104は、例えば、図9に示すように、車両1が傾いた後の報知領域NAの画面上の高さ方向の長さb'c'の寸法(=199.9cm)を、101.1cmの分だけ車両1の進行方向における車両1から遠ざかる側に広げる調整を行う。この調整に伴い、報知領域NAの範囲外に位置していた他車両2及び歩行者3は、報知領域NAの範囲内に位置するよう調整される(図10)。その調整後、報知領域NAの調整処理が完了する。
このように構成された実施例1に係る表示制御装置及び表示システムによれば、車両1が道路に対して傾く前に報知領域NAの範囲外に位置していた他車両2及び歩行者3は、報知領域調整部104によって、報知領域NAの範囲内に位置するように調整される。その逆に、車両1が道路に対して傾く前に報知領域NAの範囲内に位置していた他車両2及び歩行者3は、報知領域調整部104によって、報知領域NAの範囲外に位置するように調整される。
このため、制御停止ブザー80(図1)は、本来、他車両2及び歩行者3との衝突の虞を報知する必要がないにも関わらず報知音を車両1の運転手に出力してしまうことが無くなる。
したがって、車両1が道路に対して傾いた場合であっても、車両1の運転手に他車両2及び歩行者3の存在を的確に認識させることができる。
さらに、報知領域設定部103は、その報知領域NAを表示装置30に表示されたカメラ画像内に設定するが描画しない。すなわち、報知領域NAが運転手に視認されないので、運転手の視認性が悪化することはない。
次に、図11,図12,図13,図14,図15及び図16を用いて、本発明の実施例2に係る表示制御装置及び表示システムについて説明する。なお、上述した実施例1で説明した要素と同一の要素については、詳細な説明を省略する。
(報知領域NAの調整処理の流れ)
以下、図11に示すフローチャートを参照しながら、表示制御装置100で行われる、報知領域NAの調整処理の流れを説明する。なお、図11に示すステップT1,T2,T3,T6,T7,T8,T9,T10は、それぞれ、図4に示すステップS1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8と同じ処理であるので、詳細な説明を省略することがある。
図11に示すフローチャートでは、ステップT1〜T3の処理が実行された後、処理はステップT4に進む。ステップT4において、表示制御部102は、車両1が上り勾配を走行中か否か判断する。上り勾配を走行中と判断された場合(ステップT4におけるYES)、処理はステップT5−1に進む。一方、上り勾配を走行中でないと判断された場合、すなわち、平坦な路面を走行中と判断された場合(ステップT4におけるNO)、処理はステップT5−2に進む。
なお、ステップT4の判断処理に必要な情報(あるアクセル開度での車輪速の変化)は、車輪速センサ70で検知された情報が必要に応じて使用される。図12は、あるアクセル開度での車輪速の変化を示すタイムチャートである。
(あるアクセル開度での車輪速の変化)
図12に示すように、上り勾配を走行中の車両1の車輪速は、平坦な路面を走行中の車両1の車輪速と比べて緩やかに上昇する。その車輪速の変化を利用することで、表示制御部102は、車両1が上り勾配を走行中か平坦な路面を走行中かを判断することが可能になる。
ステップT5−1において、路面傾斜角度算出部105は、加速度センサ60から得られる信号に基づいて、水平面HP(図13)に対する路面RS(図13)の傾斜角度である路面傾斜角度θR(図13)を算出する。絶対車両傾斜角度取得部106は、車両1の水平面HPに対する絶対的な傾斜角度である絶対車両傾斜角度θA(図13)をジャイロセンサ40から取得する。車両傾斜角度算出部107は、絶対車両傾斜角度θAから路面傾斜角度θRを差し引くことによって、車両1の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度θVを求める。そして、処理はステップT6に進む。
一方、ステップT5−2において、報知領域調整部104は、車高センサ50から得られる信号に基づいて、車両傾斜角度θVを検出する。そして、処理はステップT6に進む。
ステップT6において、報知領域調整部104は、車両傾斜角度θVが予め設計された所定値を超えたか否か判断する。ステップT6において車両傾斜角度θが所定値(例えば、2度)以下と判断された場合(ステップT6におけるNO)、ステップT7において、報知領域NAはそのままの状態で維持される。そして、報知領域NAの調整処理が終了する。
一方、ステップT6において、報知領域調整部104は、車両傾斜角度θが所定値(例えば、2度)を超えると判断した場合(ステップT6におけるYES)、処理はステップT8に進む。
ステップT8では、報知領域調整部104において、車高センサ50から得られる信号に基づいて、車両1の前部及び後部の何れが上向きに傾いたかの判断が行われる。車両1の前部が上向きに傾いたと判断された場合(図13)、処理はステップT9に進む。すなわち、図13に示すように、車両1の前部が相対的に浮き上がると、車両1の全体が上方に傾くことに伴い、前方カメラ20aの向きが上方を向く。報知領域NAは、前方カメラ20aが上方を向いた分だけ、車両1が道路に対して傾く前の状態と比べて、車両1の進行方向における車両1から遠ざかる側に広がってしまう(図14)。その結果、図14に示すように、車両1が道路に対して傾く前に報知領域NAの範囲外に位置していた歩行者3が、報知領域NAの範囲内に位置してしまう。
ステップT9において、報知領域調整部104は、車両1が傾いた後の報知領域NAの高さ方向の長さ寸法を車両1の進行方向における車両1に近づく側に狭める調整を行う(図15及び図16)。この調整に伴い、報知領域NAの範囲内に位置していた歩行者3(図13及び図14)は、報知領域NAの範囲外に位置するよう調整される(図15及び図16)。その調整後、報知領域NAの調整処理が完了する。
一方、ステップT8で車両1の後部が下向きに傾いたと判断された場合、処理はステップT10に進む。ステップT10において、報知領域調整部104は、車両1が傾いた後の報知領域NAの高さ方向の長さの寸法を、車両1の進行方向における車両1から遠ざかる側に広げる調整を行う。その調整後、報知領域NAの調整処理が完了する。
道路Rの路面RSの傾斜に途中で変化が無く、車両1の路面RSに対する傾斜角度が一様であれば、平坦路であっても上り勾配であっても報知領域NAの変化は無い。ただし、報知領域調整部104は、車高センサ50からの情報のみだと、車両1が路面RSに対して相対的に傾いているのか水平面に対して絶対的に傾いているのかを判断できない。
上述した実施例2に係る表示制御装置及び表示システムによれば、車両1の水平面に対する絶対的な傾斜角度である絶対車両傾斜角度、車両1の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度、水平面に対する路面の傾斜角度である路面傾斜角度を求め又は計測するための構成(センサの数、種類、組み合わせ)が、車高センサ50以外に、ジャイロセンサ40及び加速度センサ60を用いて実現される。
したがって、報知領域調整部104は、車両1が路面RSに対して相対的に傾いているのか水平面に対して絶対的に傾いているのかを判断できる。
次に、図17,図18,図19,図20,図21及び図22を用いて、本発明の実施例3に係る表示制御装置及び表示システムについて説明する。なお、上述した実施例1で説明した要素と同一の要素については、詳細な説明を省略する。
(報知領域NAの調整処理の流れ)
以下、図17に示すフローチャートを参照しながら、表示制御装置100で行われる、報知領域NAの調整処理の流れを説明する。なお、図17に示すステップU1,U2,U3,U4,U5,U6,U7,U8は、それぞれ、図4に示すS1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8と同じ処理であるので、詳細な説明を省略することがある。
図17に示すフローチャートでは、ステップU1〜U3の処理が実行された後、処理はステップU4に進む。ステップU4において、報知領域調整部104は、車両1の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度θVが予め設計された所定値を超えたか否か判断する。
ステップU4において、車両傾斜角度θが所定値以下と判断された場合(ステップU4におけるNO)、ステップU5において、報知領域NAはそのままの状態で維持される。そして、報知領域NAの調整処理が終了する。
一方、ステップU4において、車両傾斜角度θが所定値を超えると判断された場合(ステップU4におけるYES)、処理はステップU6に進む。
ステップU6では、白線検出部108は、カメラ20により車両1の周辺を撮像して得られたカメラ画像に基づいて、道路の延びる方向に沿って車両1の両側に形成された2本の白線WL(図19)を検出する。すなわち、図19に示すように、白線検出部108は、白線WLが路面RSに対して明るく撮像されることを利用して、路面RSに描画された白線WLの検出を行う。より具体的に、白線検出部108は、路面RSに対して正の輝度差を有している点(画素)で囲まれ、且つ、所定の幅を持った領域を、白線WLとして検出する。
図18は、車両1が下り勾配に続く平坦路を走行する場面を示す。この場面では、道路Rは、図19に示すように、当該道路Rの水平面HPに対する傾斜角θが変化する境界線BLによって近辺部NPと遠方部DPとに区分されている。近辺部NPは、図19に示すように、道路Rのうち、車両1の進行方向における車両1に近づく側にある部位であり、2本の白線WNが設けられている。遠方部DPは、図19に示すように、道路Rのうち、車両1の進行方向における車両1から遠ざかる側にある部位であり、2本の白線WDが設けられている。2本の白線WDと、2本の白線WNとは、図19に示すように、2本の白線WNの外側で交差している。
すなわち、ステップU6において、報知領域調整部104は、2本の白線WDが2本の白線WNと2本の白線WNの外側及び内側の何れで交差するか判断する。ステップU6において、2本の白線WDが2本の白線WNと2本の白線WNの外側で交差すると判断された場合、ステップU7において、報知領域調整部104は、報知領域NAを車両1の進行方向における車両1から遠ざかる側に広げる(図20及び図21)。このとき、報知領域調整部104は、2本の白線WDが2本の白線WNと2本の白線WNの外側で交差する角度β1,β2(図22A)が大きくなるにしたがって、報知領域NAを車両1の進行方向における車両1から遠ざかる側に広げる量を大きくする。
図22A中の角度α1,α2は、水平面HPと白線WLとがなす角度を示す。すなわち、図22Aの他,図22B,図22C及び図22Dは、報知領域NA内で路面に傾斜変化が生じる場面を示す。図22Bは、その場面で前方カメラ20aにより車両1の進行方向前方を撮像して得られたカメラ画像を示す図である。図22Cは、前方カメラ20aと報知領域NAとの位置関係を示す図である。図22Dは、表示装置30に表示されたカメラ画像の見え方と報知領域NAとの関係を示す図である。
図22Cに示す直角三角形の頂点aは前方カメラ20aの取り付け位置を示し、頂点bは取り付け位置aを真下にある路面に投影した位置を示す。図22C中の対辺abは地面からの前方カメラ20aの取り付け高さHを示し、隣辺bcは報知領域NAの画面上の高さ方向の長さX(設計値)を示す。角度γは、直角三角形の対辺abと斜辺acとがなす角度を示す。
図22Dの右側に示す点Oは、報知領域NAを表示装置30に表示された画面上に投影するための視点を示す。点Oと点aとを結んだ直線Oaの寸法は表示システム10により予め決められた値である。報知領域NAの先端に位置する先端位置cを画面上にプロットするには、直線Ocと直線abとの交点c'を定義しなければならない。すなわち、位置cを画面上にプロットすることで得られる点は、交点c'を画面上に対比させた点c1となる。同様に、位置bを画面上にプロットすることで得られる点は、点bを画面上に対比させた点b1となる。同様に、位置dを画面上にプロットすることで得られる点は、点dを画面上に対比させた点d1となる。
図22Dの左側に示す点b1',点c1',点d1'は、点b1,点c1,点d1の平行線上の位置をプロットした点を示す。長さZは直線b1c1の長さを示す。長さLaは、白線検出処理で得られた白線b1'd1'の長さを示す。その白線b1'd1'の延長線上において、点b1'から報知領域NAの設計値分の長さを有する位置にある点を点c1'としている。図22Dでは、直線b1'c1'の長さをZ'としている。路面の傾斜変化した後に白線検出処理で得られた白線は、図22Dに示す直線d1'pとなる。その白線d1'pと、路面が傾斜変化する前の白線b1'd1'のなす角度をβ1とする。
すなわち、本来報知領域NAとして設定すべき距離は、点cに至るまでの距離を路面が傾斜変化した後の斜面に投影することで得られる点fまでの距離である。一例として、図22Dの左側に示したように、報知領域NAの設定値の先端位置にある点c1'と、点b1とを直線で結び、その直線c1'b1の延長線と、傾斜変化した後の路面上の白線d1'pとの交点をf1'とする。さらに、直線b1c1の延長線と、点f1'からの平行線との交点をf1とする。この交点f1は、図22Dの右側に示した点fの画面上の点と一致する。このとき、直線d1'f1'の長さをLbとする。すなわち、報知領域NAの画面設定上では、点c1の位置までしか障害物との衝突の虞を報知することができない。しかし、本来、ドライバにとって報知が望まれる位置は点f1の位置である。
本実施例では、最終的に、報知領域として設定されることが望まれる領域を、一例として、図22Dの左側に示したZnとする。具体的に、白線検出処理で得られた白線b1'd1'の長さLaと、直線b1'c1'の長さZ'との比較処理が、表示制御部102において行われる。Z'の長さが以下の式(11)で表されるように、Laの長さを超える場合、表示制御部102において路面の傾斜変化有りと判断される。
図22Dに示す場面では、一例として、図22Dの左側に示したように、最終的に報知領域として設定されることが望まれる領域Znは、以下の式(12)で表される。
ここで、式(12)中のα1は、直線b1'd1'と直線b1'b1とがなす角度を示す。式(12)中のβ1は、直線d1'c1'と直線d1'f1'とがなす角度を示す。
図22Aに示す場面では、道路Rの路面RSの水平面に対する傾斜角度が道路Rの途中にある境界線BLで角度β1,β2の分だけ角度α1,α2と比べて増大する。すなわち、報知領域調整部104は、その増大した角度β1,β2の分に合わせて、報知領域NAを車両1から遠ざかる側に広げる。
一方、ステップU6において、2本の白線WDが2本の白線WNと2本の白線WNの内側で交差すると判断された場合、ステップU8において、報知領域調整部104は、報知領域NAを車両1の進行方向における車両1に近づく側に狭める。このとき、報知領域調整部104は、2本の白線WDが2本の白線WNと2本の白線WNの内側で交差する角度β1,β2(図23A)が大きくなるにしたがって、報知領域NAを車両1の進行方向における車両1に近づく側に狭める量を大きくする。
図23中の角度α1,α2は、水平面HPと白線WLとがなす角度を示す。すなわち、図23Aの他,図23B,図23C及び図23Dは、報知領域NA内で路面の途中から緩やかな傾斜変化が生じる場面を示す。図23Bは、その場面で前方カメラ20aにより車両1の進行方向前方を撮像して得られたカメラ画像を示す図である。図23Cは、水平面に対して角度θ分だけ傾いた斜面(上り坂)に位置する車両1に取り付けられた前方カメラ20aと報知領域NAとの位置関係を示す図である。図23Dは、表示装置30に表示されたカメラ画像の見え方と報知領域NAとの関係を示す図である。
図23Cに示すように、設計値Xは直線bcの長さを示すが、点dにおいて、路面の水平面に対する傾斜角度がθ分だけ変化している。そのため、報知領域NAの距離は、路面と直線acとが交わる点eまでの距離X'となってしまう。本来、ドライバによって障害物との衝突の虞の報知が望まれる報知領域NAの距離は、点cから直線bcの垂線と路面が交わる点fまでの距離である。
図23Dの右側に示す点Oは、報知領域NAを表示装置30に表示された画面上に投影するための視点を示す。点Oと点aとを結んだ直線Oaの寸法は表示システム10により予め決められた値である。報知領域NAの先端に位置する先端位置cを画面上にプロットするには、直線Ocと直線abとの交点c'を定義しなければならない。すなわち、位置cを画面上にプロットすることで得られる点は、交点c'を画面上に対比させた点c1となる。同様に、位置bを画面上にプロットすることで得られる点は、点bを画面上に対比させた点b1となる。同様に、位置dを画面上にプロットすることで得られる点は、点dを画面上に対比させた点d1となる。
図23Dの左側に示す点b1',点c1',点d1'は、点b1,点c1,点d1の平行線上の位置をプロットした点を示す。長さZは直線b1c1の長さを示す。長さLaは、白線検出処理で得られた白線b1'd1'の長さを示す。その白線b1'd1'の延長線上において、点b1'から報知領域NAの設計値分の長さを有する位置にある点を点c1'としている。図23Dでは、直線b1'c1'の長さをZ'としている。路面の傾斜変化した後に白線検出処理で得られた白線は、図23Dに示す直線d1'pとなる。その白線d1'pと、路面が傾斜変化する前の白線b1'd1'のなす角度をβ1とする。
すなわち、本来報知領域NAとして設定すべき距離は、点cに至るまでの距離を路面が傾斜変化した後の斜面に投影することで得られる点fまでの距離である。一例として、図23Dの左側に示したように、報知領域NAの設定値の先端位置にある点c1'と、点b1とを直線で結び、その直線c1'b1の延長線と、傾斜変化した後の路面上の白線d1'pとの交点をf1'とする。さらに、直線b1c1の延長線と、点f1'からの平行線との交点をf1とする。この交点f1は、図23Dの右側に示した点fの画面上の点と一致する。このとき、直線d1'f1'の長さをLbとする。すなわち、報知領域NAの画面設定上では、点c1の位置まで障害物との衝突の虞の報知を設定可能である。しかし、本来、ドライバにとって報知が望まれる位置は点f1の位置である。
本実施例では、最終的に、報知領域として設定されることが望まれる領域を、一例として、図23Dの左側に示したZnとする。具体的に、白線検出処理で得られた白線b1'd1'の長さLaと、直線b1'c1'の長さZ'との比較処理が、表示制御部102において行われる。Z'の長さが上記式(11)で表されるように、Laの長さを超える場合、表示制御部102において路面の傾斜変化有りと判断される。
図23Dに示す場面では、一例として、図23Dの左側に示したように、最終的に報知領域として設定されることが望まれる領域Znは、以下の式(13)で表される。
ここで、式(13)中のα1は、直線b1'd1'と直線b1'b1とがなす角度を示す。式(13)中のβ1は、直線d1'c1'と直線d1'f1'とがなす角度を示す。
図23Aに示す場面では、道路Rの路面RSの水平面に対する傾斜角度が道路Rの途中にある境界線BLで角度β1,β2の分だけ角度α1,α2と比べて減少する。すなわち、報知領域調整部104は、その減少した角度β1,β2の分に合わせて、報知領域NAを車両1に近づく側に狭める。
上述した実施例3に係る表示制御装置及び表示システムによれば、報知領域調整部104は、道路Rの路面RSの水平面に対する傾斜角度が道路Rの途中で増大した場合、その増大した角度β1,β2の分に合わせて、報知領域NAを車両1から遠ざかる側に広げる。一方、報知領域調整部104は、道路Rの路面RSの水平面に対する傾斜角度が道路Rの途中で減少した場合、その減少した角度β1,β2の分に合わせて、報知領域NAを車両1に近づく側に狭める。
報知領域調整部104は、道路Rの路面RSの水平面に対する傾斜角度の変化を捉え、その変化に合わせて、報知領域NAを車両1から遠ざかる側に広げたり、車両1に近づく側に狭めたりする。すなわち、報知領域調整部104は、道路Rの路面RSの水平面に対する傾斜角度の変化に合わせて、報知領域NAを設計値にあわせるように広くしたり狭くしたりする。このため、報知領域NAに対して誤った位置に配置していた他車両2及び歩行者3は、報知領域調整部104によって、報知領域NAに対して正しい位置に配置されるように調整される。
このため、制御停止ブザー80(図1)は、本来、他車両2及び歩行者3との衝突の虞を報知する必要がないにも関わらず報知音を車両1の運転手に出力してしまうことが無くなる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述したが、実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
上述した実施例1〜実施例3では、報知領域NAは設計仕様に基づき指定された画面上の座標情報が、予め報知領域設定部103に記録されている例を示した。しかし、これに限られない。例えば、運転手は、表示装置30に表示されたカメラ画像の上を指でなぞって報知領域NAを指定しても良い。また、タッチパネル上で2点をタッチして報知領域NAを指定しても良いし、3点以上をタッチして報知領域NAを指定しても良い。
上述した実施例1〜実施例3では、報知領域NAは台形状の領域である例を示した。しかし、これに限られない。例えば、平面的に四角形状に形成されるものでも良く、これ以外にも、例えば、三角形状等の多角形状若しくは円形状及び楕円形状等、種々の形状に形成できる。
上述した実施例1では、実施例1における表示制御装置及び表示システムを、勾配の無い平坦な路面を走行中の車両に適用する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、実施例1における表示制御装置及び表示システムを、上り勾配又は下り勾配を走行中の車両に適用しても良い。
上述した実施例2では、表示制御部102は、車両1が上り勾配を走行中か平坦な路面を走行中かを判断する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、表示制御部102は、車両1が下り勾配を走行中か平坦な路面を走行中かを判断しても良く、車両1が上り勾配を走行中か下り勾配を走行中かを判断しても良い。
上述した実施例1〜実施例3では、障害物検知部101は、オプティカルフローなどの手法で、移動体の移動方向及び移動速度を検出する例を示した。しかし、これに限られない。障害物検知部101は、昨今、一般的に行われている何れの方法を用いて移動体の移動方向及び移動速度を検出しても良い。例えば、障害物検知部101は、現在の撮影画像における移動体の位置と所定時間前又は所定時間後の撮影画像における移動体の位置とを比較することによって、移動体の移動方向及び移動速度を検出しても良い。
上述した実施例1〜実施例3では、車両1の水平面に対する絶対的な傾斜角度である絶対車両傾斜角度を、ジャイロセンサ40を用いて検出する例を示した。しかし、これに限られない。絶対車両傾斜角度は、昨今、一般的に行われているジャイロセンサ以外の何れのセンサを用いて検出されても良い。例えば、GPS(Global Positioning System)などを活用したジオコーディングによっても絶対車両傾斜角度を検出可能である。絶対車両傾斜角度は、公知の技術で得られ、絶対車両傾斜角度を求め又は計測するための構成(センサの数、種類、組み合わせ)は特に限定されない。
上述した実施例1〜実施例3では、車両1の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度を、車高センサ50を用いて検出する例を示した。しかし、これに限られない。車両傾斜角度は、車高センサ以外のセンサを用いて検出されても良い。車両傾斜角度は、公知の技術で得られ、車両傾斜角度を求め又は計測するための構成(センサの数、種類、組み合わせ)は特に限定されない。
1・・・車両
10・・・表示システム
20・・・カメラ
20a・・・前方カメラ
20b・・・後方カメラ
20c・・・左側方カメラ
20d・・・右側方カメラ
30・・・表示装置(表示部)
40・・・ジャイロセンサ
50、50f、50r・・・車高センサ
60・・・加速度センサ
100・・・表示制御装置
102・・・表示制御部(車両傾斜角度検出部)
103・・・報知領域設定部
104・・・報知領域調整部
105・・・路面傾斜角度算出部
106・・・絶対車両傾斜角度取得部
107・・・車両傾斜角度算出部
108・・・白線検出部
BL・・・境界線
DP・・・遠方部
HP・・・水平面
NA・・・報知領域
NP・・・近辺部
R・・・道路
RS・・・路面
WL、WD、WN・・・白線
α1、α2、β1、β2・・・角度
θ・・・車両傾斜角度
θA・・・絶対車両傾斜角度
θR・・・路面傾斜角度
θV・・・車両傾斜角度

Claims (6)

  1. 車両に取り付けられたカメラにより前記車両の進行方向を撮像して得られた画像を表示部に表示する表示制御部と、
    前記画像のうち、報知すべき領域である報知領域を設定する報知領域設定部と、
    前記車両の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度を検出する車両傾斜角度検出部と、
    前記車両傾斜角度検出部から得られる信号によって、前記報知領域の前記進行方向側を調整する報知領域調整部と、
    を有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記報知領域調整部は、
    前記車両の前端が後端に対して相対的に上がった場合、前記車両傾斜角度が大きくなるにしたがって前記報知領域を前記進行方向における前記車両に近づく側に狭め、前記車両の前端が後端に対して相対的に下がった場合、前記車両傾斜角度が大きくなるにしたがって前記報知領域を前記進行方向における前記車両から遠ざかる側に広げることを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の表示制御装置において、
    前記車両の加速度を検出する加速度センサから得られる信号に基づいて、水平面に対する前記路面の傾斜角度である路面傾斜角度を算出する路面傾斜角度算出部と、
    前記車両の前記水平面に対する絶対的な傾斜角度である絶対車両傾斜角度を検出するジャイロセンサから前記絶対車両傾斜角度を取得する絶対車両傾斜角度取得部と、
    前記絶対車両傾斜角度から前記路面傾斜角度を差し引くことによって前記車両傾斜角度を求める車両傾斜角度算出部とを有し、
    前記報知領域調整部は、前記車両傾斜角度算出部で算出された車両傾斜角度に基づいて、前記車両の前端が後端に対して相対的に上がった場合、前記車両傾斜角度が大きくなるにしたがって前記報知領域を前記進行方向における前記車両に近づく側に狭め、前記車両の前端が後端に対して相対的に下がった場合、前記車両傾斜角度が大きくなるにしたがって前記報知領域を前記進行方向における前記車両から遠ざかる側に広げることを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の表示制御装置において、
    前記道路の延びる方向に沿って前記車両の両側に形成された2本の白線を検出する白線検出部を有し、
    前記道路は、前記道路の水平面に対する傾斜角が変化する境界線によって前記進行方向における前記車両に近づく側の近辺部と前記進行方向における前記車両から遠ざかる側の遠方部とに区分され、
    前記報知領域調整部は、
    前記遠方部に設けられた2本の白線が前記近辺部に設けられた2本の白線と前記2本の白線の内側で交差するときには、前記報知領域を前記進行方向における前記車両に近づく側に狭め、
    前記遠方部に設けられた2本の白線が前記近辺部に設けられた2本の白線と前記2本の白線の外側で交差するときには、前記報知領域を前記進行方向における前記車両から遠ざかる側に広げることを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項4に記載の表示制御装置において、
    前記報知領域調整部は、
    前記遠方部に設けられた2本の白線が前記近辺部に設けられた2本の白線と前記2本の白線の内側で交差するときには、前記交差する角度が大きくなるにしたがって前記報知領域を前記進行方向における前記車両に近づく側に狭める量を大きくし、
    前記遠方部に設けられた2本の白線が前記近辺部に設けられた2本の白線と前記2本の白線の外側で交差するときには、前記交差する角度が大きくなるにしたがって前記報知領域を前記進行方向における前記車両から遠ざかる側に広げる量を大きくすることを特徴とする表示制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の表示制御装置と、
    前記表示部と、
    前記車両に取り付けられたカメラと、
    前記車両の道路の路面に対する傾斜角度である車両傾斜角度を検出する車両傾斜角度検出部と、
    前記車両の加速度を検出する加速度センサと、
    前記車両の前記水平面に対する絶対的な傾斜角度である絶対車両傾斜角度を検出するジャイロセンサと、
    を有することを特徴とする表示システム。
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