JP2019107203A - 医用画像診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のスキャン条件やキャリブレーション条件をまとめて選択する際の操作数を低減可能な医用画像診断装置を提供する。【解決手段】スキャン条件またはキャリブレーション条件の設定画面を表示する医用画像診断装置であって、前記設定画面が有するマトリクスであって、前記スキャン条件または前記キャリブレーション条件に含まれる3つ以上の各パラメータが縦軸又は横軸のいずれかに配列された前記マトリクスを生成するマトリクス生成部と、前記マトリクスを構成する各セルが選択されたか否かを切り替えるとともに表示するセル切り替え部とを備え、前記マトリクス生成部は、前記パラメータの項目と前記セルとを対応付けるセル対応付け部と、複数のパラメータが配列された軸内においてパラメータ間の階層を設定する階層設定部を有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は医用画像を取得する医用画像診断装置に係り、特に複数のパラメータを組み合わせたスキャン条件やキャリブレーション条件をまとめて選択するGUI(Graphical User Interface)に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置に代表される医用画像診断装置では、検査目的に応じてスキャン条件やキャリブレーション条件の設定が行われる。これら各条件には複数のパラメータが含まれており、操作者は各パラメータを設定もしくは確認する必要がある。特許文献1にはスキャン条件の設定画面として、複数のパラメータが一行に並べられ、パラメータをプルダウンメニューから設定するGUIが開示されている。
特開2004-305527号公報
しかしながら、特許文献1の設定画面では、各パラメータの値が重複する複数の条件をまとめて選択する場合であっても、重複するパラメータを条件毎に個別に設定する必要があり、操作者は同じ操作を繰り返すことになる。特に、重複するパラメータを有する複数の条件をまとめて実行するキャリブレーションでは、操作者の負担は多大である。
そこで、本発明は、複数のスキャン条件やキャリブレーション条件をまとめて選択する際の操作数を低減可能な医用画像診断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、スキャン条件またはキャリブレーション条件の設定画面を表示する医用画像診断装置であって、前記設定画面が有するマトリクスであって、前記スキャン条件または前記キャリブレーション条件に含まれる3つ以上の各パラメータが縦軸又は横軸のいずれかに配列された前記マトリクスを生成するマトリクス生成部と、前記マトリクスを構成する各セルが選択されたか否かを切り替えるとともに表示するセル切り替え部とを備え、前記マトリクス生成部は、前記パラメータの項目と前記セルとを対応付けるセル対応付け部と、複数のパラメータが配列された軸内においてパラメータ間の階層を設定する階層設定部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のスキャン条件やキャリブレーション条件をまとめて選択する際の操作数を低減可能な医用画像診断装置を提供することができる。
X線撮影装置の一例であるX線CT装置1の全体構成を示す図である。 第一実施形態の機能ブロック図である。 スキャン条件やキャリブレーション条件の選択に用いられるマトリクスの例を示す図である。 キャリブレーション条件の設定画面の一例を示す図ある。 第一実施形態の処理の流れを示す図である。 第一実施形態のS503の処理の流れを示す図である。 階層入れ替え前後のマトリクスの一例を示す図である。 キャリブレーション条件の設定画面の一例を示す図ある。 第二実施形態のS503の処理の流れを示す図である。 第二実施形態のS902の処理の流れを示す図である。 パラメータ毎の項目の偏りを算出した結果の一例である。 軸間を含めた階層設定前後のマトリクスの一例を示す図である。 第三実施形態のS902の処理の流れを示す図である。 第三実施形態で所定回数以上の条件を抽出したマトリクスを説明する図である。 第四実施形態のS902の処理の流れを示す図である。 第四実施形態で所定時間以上を経過した条件を抽出したマトリクスを説明する図である。
[第一実施形態]
以下、添付図面に従って本発明に係る医用画像診断装置の好ましい実施形態について説明する。なお、医用画像診断装置の一例としてX線CT装置について説明するが、本発明はX線CT装置に限定されず、X線画像診断装置やMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)スキャナであっても良い。なお、以下の説明及び添付図面において、同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1はX線CT装置1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すようにX線CT装置1は、スキャンガントリ部100と操作ユニット120を備える。
スキャンガントリ部100は、X線管装置101と、回転円盤102と、コリメータ103と、X線検出器106と、データ収集装置107と、寝台装置105と、ガントリ制御装置108と、寝台制御装置109と、X線制御装置110を備えている。X線管装置101は寝台装置105上に載置された被検体10にX線を照射する装置である。コリメータ103はX線の照射範囲を制限する装置であり、開口サイズを変更可能な可変コリメータと、中央部が薄く周辺部が厚い形状を有するボウタイフィルタ(BT)を含む。ボウタイフィルタは被検体のサイズに応じて切り替えられ、被検体が標準サイズの場合には標準BTが用いられ、被検体が小さい場合には薄い範囲が標準BTに比べて狭い小BTが用いられる。回転円盤102は、寝台装置105上に載置された被検体10が入る開口部104を備えるとともに、X線管装置101とX線検出器106を搭載し、X線管装置101とX線検出器106を被検体10の周囲で回転させる。
X線検出器106は、X線管装置101と対向配置され、被検体10を透過したX線を検出することにより透過X線の空間的な分布を計測する装置である。X線検出器106の検出素子は、回転円盤102の回転方向(チャネル方向ともいう)に1次元に配列される場合と、回転円盤102の回転方向と回転軸方向(列方向ともいう)との2次元に配列される場合がある。データ収集装置107は、X線検出器106で検出されたX線量をデジタルデータとして収集する装置である。
ガントリ制御装置108は回転円盤102の回転及び傾斜を制御する装置である。寝台制御装置109は、寝台装置105の上下前後左右動を制御する装置である。X線制御装置110は、X線管装置101から照射されるX線を制御する装置である。
操作ユニット120は、入力装置121と、画像演算装置122と、表示装置125と、記憶装置123と、システム制御装置124を備えている。入力装置121は、被検体10の氏名、検査日時、スキャン条件等を入力するための装置であり、具体的にはキーボードやポインティングデバイス、タッチパネル等である。画像演算装置122は、データ収集装置107から送出される計測データを演算処理してCT画像の再構成を行う装置である。表示装置125は、画像演算装置122で作成されたCT画像等を表示する装置であり、具体的には液晶ディスプレイ等である。記憶装置123は、データ収集装置107で収集されたデータ及び画像演算装置122で作成されたCT画像の画像データ等を記憶する装置であり、具体的にはHDD(Hard Disk Drive)等である。システム制御装置124は、これらの装置及びガントリ制御装置108と寝台制御装置109とX線制御装置110を制御する装置であり、具体的にはCPU(Central Processing Unit)等である。
入力装置121から入力されたスキャン条件に基づき、X線管装置101に印加される管電圧や管電流をX線制御装置110が制御することにより、スキャン条件に応じたX線がX線管装置101から被検体10に照射される。X線検出器106は、X線管装置101から照射され被検体10を透過したX線を多数のX線検出素子で検出し、透過X線の分布を計測する。回転円盤102はガントリ制御装置108により制御され、入力装置121から入力されたスキャン条件、特に回転速度等に基づいて回転する。寝台装置105は寝台制御装置109によって制御され、入力装置121から入力されたスキャン条件、特にらせんピッチ等に基づいて動作する。
X線管装置101からのX線照射とX線検出器106によるX線計測が回転円盤102の回転とともに繰り返されることにより、様々な角度からの投影データが取得される。投影データは、各角度を表すビュー(View)と、X線検出器106の検出素子番号であるチャネル(ch)番号及び列番号と対応付けられる。取得された投影データは画像演算装置122に送信される。画像演算装置122は送信された投影データを逆投影処理することによりCT画像を再構成する。再構成して得られたCT画像は表示装置125に表示される。
なお、X線CT装置1は、図示されないネットワークを介して、院内のサーバや院外のサーバに接続されていても良く、各サーバから必要なデータを適時読み込んでも良い。
図2を用いて本実施形態の機能ブロック図について説明する。なおこれらの機能は、専用のハードウェアで構成されても良いし、システム制御装置124上で動作するソフトウェアで構成されても良い。以降の説明では本実施形態の機能がソフトウェアで構成された場合について説明する。本実施形態は、マトリクス生成部200とセル切り替え部210を備える。
マトリクス生成部200はスキャン条件又はキャリブレーション条件に含まれる各パラメータが縦軸か横軸のいずれか一方に配列されたマトリクスを生成する。パラメータには、管電圧、焦点サイズ、スキャン時間、スライス幅、ボウタイフィルタ等が含まれる。マトリクスの縦軸と横軸には少なくとも一つのパラメータが配列される。また一つの条件にパラメータが3つ以上含まれる場合は、縦軸と横軸のいずれか一方には複数のパラメータが配列される。パラメータが3つの場合のマトリクスの一例を図3に示す。図3のマトリクス300には、焦点サイズ、スキャン時間、管電圧の3つのパラメータが含まれる。焦点サイズは大焦点と小焦点を、スキャン時間は2.0sと1.0sを、管電圧は140kVと120kV、100kV、80kVを、それぞれ項目として有する。マトリクス生成部200はセル対応付け部201と階層設定部202を有する。
セル対応付け部201は、マトリクス中の各セルと各条件、すなわちパラメータの各項目とを対応付ける。例えば、マトリクス300のセル301は焦点サイズが小焦点、スキャン時間が1.0s、管電圧が140kVと対応付けられ、セル302は焦点サイズが大焦点、スキャン時間が2.0s、管電圧が80kVと対応付けられる。
階層設定部202はマトリクスの縦軸または横軸に配列されたパラメータ間の階層を設定する。例えば、マトリクス300では、横軸の第一階層303に焦点サイズ、第二階層304にスキャン時間、縦軸305に管電圧が設定されている。
セル切り替え部210はマトリクスに対する操作に応じて、マトリクスを構成するセルの選択と表示を切り替える。マトリクス300では、選択されたセルを●で表示しており、選択されていないセルは空欄である。セル切り替え部210はセル操作部211とタイトル操作部212を有する。
セル操作部211は、セルがクリックされたことを検知し、クリックされたセルの選択と表示を切り替える。例えば、マトリクス300においてセル301がクリックされるとセル301は●の表示に切り替わるとともに選択された状態となる。また、セル302がクリックされるとセル302は空欄に切り替わるとともに選択されていない状態となる。セルがクリックされるたびに選択と表示は切り替わるので、2回クリックされた場合は元の状態に戻る。
タイトル操作部212は、タイトルがクリックされたことを検知し、クリックされたタイトルに含まれる全てのセルの選択と表示を切り替える。例えば、マトリクス300の横軸の第一階層303の大焦点と表示されたタイトルがクリックされると、大焦点に含まれる8つのセルが●の表示に切り替わるとともに選択された状態となる。また、大焦点の下の第二階層304の2.0sと表示されたタイトルがクリックされると、大焦点であって2.0sに含まれる4つのセルが●の表示に切り替わるとともに選択された状態となる。セルの操作と同様に、タイトルがクリックされるたびに選択と表示は切り替わる。
図4に設定画面の一例として、キャリブレーション条件の設定画面400を示す。図4の設定画面400は、マトリクス表示部401、階層入れ替えボタン402、実行ボタン403、終了ボタン404を有する。マトリクス表示部401にはキャリブレーション条件の設定に用いられるマトリクス300とともに、階層入れ替えボタン402が表示される。階層入れ替えボタン402は隣接する階層の間に表示され、隣接する階層の入れ替え処理を指示するボタンである。図4の例では、第一階層303と第二階層304の間に階層入れ替えボタン402が表示され、階層入れ替えボタン402のクリックに応じて第一階層303と第二階層304が入れ替えられる。実行ボタン403はキャリブレーションの実行を指示するボタンである。終了ボタン404はキャリブレーションを実行せずに設定画面400の終了を指示するボタンである。
図5を用いて、以上の構成部を備えるシステム制御装置124が実行する処理の流れを説明する。
(S501)
マトリクス生成部200はキャリブレーション条件に含まれるパラメータ、例えば焦点サイズと、スキャン時間、管電圧を取得する。
(S502)
マトリクス生成部200はS501で取得された各パラメータを縦軸と横軸に割り振り、マトリクス300を生成する。例えば、各パラメータの項目数に基づいて、縦軸の列数と横軸の行数の差異が小さくなるように、パラメータを各軸に割り振る。またセル対応付け部201が各セルとパラメータの各項目とを対応付ける。
(S503)
階層設定部202が各パラメータの階層を軸毎に設定する。
図6を用いて、本実施形態における本ステップの処理の流れを説明する。
(S601)
システム制御装置124は階層入れ替えボタン402がクリックされたか否かを判断する。クリックされた場合はS602へ処理が進み、クリックされない場合はS503の処理は終了となる。
(S602)
階層設定部202は階層入れ替えボタン402に該当する階層を入れ替える。図7に、階層の入れ替えの一例を示す。図7(a)は階層入れ替え前のマトリクス300であり、図7(b)は階層入れ替え後のマトリクス300Aである。階層入れ替え前のマトリクス300では、第一階層303が焦点サイズ、第二階層304がスキャン時間であるのに対し、階層入れ替え後のマトリクス300Aでは、第一階層303Aがスキャン時間、第二階層304Aが焦点サイズとなる。また、各条件の選択状態を維持したまま、各セルの選択と表示は更新される。具体的には、マトリクス300のセル701は選択されていない状態であったのに対し、マトリクス300Aの同じ位置のセル701Aは選択された状態に更新される。また選択された状態であったセル702は、選択されていない状態のセル702Aに更新される。すなわち、大焦点、1.0s、140kVというキャリブレーション条件が選択されていない状態と、小焦点、2.0s、140kVというキャリブレーション条件が選択された状態が維持される。
図5の説明に戻る。
(S504)
システム制御装置124は階層再設定がされるか否かを受け付ける。再設定される場合はS503へ処理が戻り、再設定されない場合はS505へ処理が進む。操作者は、まとめて選択したいパラメータをより上位の階層に設定する。
(S505)
セル切り替え部210はマトリクス中のセルまたはタイトルに対する操作に基づいて、該当セルの選択と表示を切り替える。まとめて選択したいパラメータがより上位の階層に設定されたマトリクスでは、上位の階層のタイトルをクリックすることで、より多くのセルを選択できるので、複数の条件の選択に要する操作数がより少なくなる。
(S506)
システム制御装置124は実行ボタン403と終了ボタン404のいずれがクリックされたかを検知する。実行ボタン403がクリックされた場合はS507へ処理が進み、終了ボタン404がクリックされた場合は終了となる。
(S507)
システム制御装置124はマトリクス300で選択された条件のキャリブレーションをスキャンガントリ部100に実行させる。
以上説明した処理の流れにより、複数のスキャン条件やキャリブレーション条件の選択に用いられるマトリクスが生成され、マトリクスの各軸内のパラメータ間の階層を操作者が適切に設定できるので、複数の条件をまとめて選択する際の操作数を低減可能となる。
なお、階層入れ替えボタンは図4に示す例に限らず、上の階層又は下の階層への移動を指示するボタンを各階層の横に表示させるようにしても良い。
[第二実施形態]
第一実施形態では、手動で階層設定することについて説明した。操作者の負担をさらに低減するには、階層設定が自動化されることが好ましい。特に撮影プロトコルとして登録されているスキャン条件は使用される可能性が高いので、キャリブレーションがなされていることが好ましい。そこで本実施形態では、撮影プロトコルに登録されているスキャン条件に基づく階層自動設定について説明する。なお、本実施形態の全体構成は第一実施形態と同じであるので、説明を省略する。また図5に示した処理の流れは、S503の処理以外は第一実施形態と同じである。
図8に、本実施形態の設定画面の一例として、キャリブレーション条件の設定画面800を示す。図8の設定画面800は、マトリクス表示部401、階層入れ替えボタン402、階層自動設定ボタン802、実行ボタン403、終了ボタン404を有する。
マトリクス表示部401には、第一実施形態と同様に、キャリブレーション条件の設定に用いられるマトリクス801とともに、階層入れ替えボタン402が表示される。なお、本実施形態で例示するマトリクス801には、焦点サイズ、スキャン時間、ボウタイフィルタ、スライス幅、管電圧の5つのパラメータが含まれる。焦点サイズは大焦点と小焦点を、スキャン時間は2.0sと1.0sを、ボウタイフィルタは標準BTと小BTを、スライス幅は10mmと5mmを、管電圧は140kVと120kV、100kV、80kVを、それぞれ項目として有する。また階層入れ替えボタン402として、横軸のパラメータが3つであるので横軸用に2つ、縦軸のパラメータが2つであるので縦軸用に1つが備えられる。
階層自動設定ボタン802は階層自動設定の実行を指示するボタンである。本実施形態では、撮影プロトコルに登録されている条件か否かに基づいて階層自動設定が実行される。実行ボタン403と終了ボタン404は第一実施形態と同じである。
図9を用いて、本実施形態における図5のS503の処理の流れを説明する。
(S901)
システム制御装置124は階層自動設定ボタン802がクリックされたか否かを判断する。クリックされた場合はS902へ処理が進み、クリックされない場合はS503の処理は終了となる。
(S902)
階層設定部202は階層自動設定処理を実行する。
図10を用いて、本実施形態における本ステップの処理の流れを説明する。
(S1001)
階層設定部202は撮影プロトコルに登録されたスキャン条件を抽出する。
(S1002)
階層設定部202はS1001で抽出したスキャン条件に該当するキャリブレーション条件の各パラメータの項目にフラグ付けをする。フラグ付けされた項目には、例えば、図8のマトリクス801のように●が表示される。
(S1003)
階層設定部202はS1002でフラグ付けされた項目の偏りをパラメータ毎に算出する。項目の偏りは、最大値と最小値との差異や標準偏差により数値化される。図11に、マトリクス801でフラグ付けされた項目を例として、パラメータ毎の項目の偏りを標準偏差として算出した結果を示す。
(S1004)
階層設定部202はS1003で算出されたパラメータ毎の項目の偏りの順にパラメータの階層を設定する。図11に示した標準偏差の大きさでパラメータの順位付けをすると、ボウタイフィルタ、スライス幅、スキャン時間、焦点サイズ、管電圧の順となる。
図12に、パラメータ毎の項目の偏りの順にパラメータの階層を設定した例を示す。図12(a)は階層設定前のマトリクス801であり、図12(b)は階層設定後のマトリクス801Aである。階層設定前のマトリクス801では、横軸の第一階層1201が焦点サイズ、横軸の第二階層1202がスキャン時間、横軸の第三階層1203がボウタイフィルタ、縦軸の第一階層1204がスライス幅、縦軸の第二階層1205が管電圧であるのに対し、階層設定後のマトリクス801Aでは、横軸の第一階層1201Aがボウタイフィルタ、横軸の第二階層1202Aがスライス幅、横軸の第三階層1203Aがスキャン時間、縦軸の第一階層1204Aが焦点サイズ、縦軸の第二階層1205Aが管電圧となる。
なお、図12の例では横軸を縦軸よりも上位の階層として位置づけしているが、各軸内でパラメータ間の順位付けをして階層を設定しても良い。例えばマトリクス801において、各軸内で順位付けすると、横軸ではボウタイフィルタ、スキャン時間、焦点サイズの順になり、縦軸ではスライス幅、管電圧の順になる。
(S1005)
セル対応付け部201はS1003で階層設定された後のマトリクスの各セルの表示を、各条件の選択状態を維持したまま更新する。図12(b)に示すマトリクス801Aは各セルの表示が更新された状態である。マトリクス801Aでは選択された条件が左側に集まっており、操作者は選択されている条件の確認を容易に行え、新たな条件の追加を少ないマウスポインタの移動量で行うことができる。
以上説明した処理の流れにより、撮影プロトコルに登録されているスキャン条件に基づく階層自動設定が可能となり、操作者の負担をさらに低減することができる。特に、撮影プロトコルに登録されているスキャン条件に対するキャリブレーションを漏らすことなく実施できるようになるので、医用画像を取得する工程を短縮することが可能となる。
[第三実施形態]
第二実施形態では、撮影プロトコルに登録されている条件に基づく階層自動設定について説明した。撮影プロトコルに登録されている条件とともに、過去の実施回数が多いスキャン条件も実施される可能性が高い。そこで本実施形態では、過去の実施回数に基づいて階層自動設定することについて説明する。なお、本実施形態の全体構成は第一実施形態と同じであり、図5の処理の流れは第二実施形態と同じであるので、説明を省略する。また図9に示した処理の流れは、S903の処理以外は第二実施形態と同じである。
図13を用いて、本実施形態における図9のS903の処理の流れを説明する。
(S1301)
階層設定部202は過去の実施回数が所定回数以上のスキャン条件を抽出する。図14を用いて本ステップでの処理を説明する。図14(a)に示すマトリクス801Bのように、各セルには各スキャン条件が過去に実施された回数が対応付けられる。各セルに対応付けられた過去の実施回数に基づき、例えば所定回数を5回として本ステップを実行すると、図14(b)に示すマトリクス801Cの網掛け表示されたセルに該当するスキャン条件が抽出される。
(S1302)
階層設定部202はS1301で抽出したスキャン条件の各パラメータの項目にフラグ付けをする。 (S1003)−(S1005)
第二実施形態と同じであるので説明を省略する。
以上説明した処理の流れにより、過去の実施回数に基づく階層自動設定が可能となり、操作者の負担をさらに低減することができる。特に、過去の実施回数が所定回数以上のスキャン条件に対するキャリブレーションを漏らすことなく実施できるようになるので、医用画像を取得する工程を短縮することが可能となる。
[第四実施形態]
第二実施形態では、撮影プロトコルに登録されている条件に基づく階層自動設定について説明した。取得される医用画像の画質を維持するためには、キャリブレーション実施後の経過時間が所定時間以上となったときに再度キャリブレーションが実施されることが好ましい。そこで本実施形態では、キャリブレーションが実施された後の経過時間に基づいて階層自動設定することについて説明する。なお、本実施形態の全体構成は第一実施形態と同じであり、図5の処理の流れは第二実施形態と同じであるので、説明を省略する。また図9に示した処理の流れは、S903の処理以外は第二実施形態と同じである。
図15を用いて、本実施形態における図9のS903の処理の流れを説明する。
(S1501)
階層設定部202はキャリブレーションが実施された最新時刻から所定時間以上を経過したキャリブレーション条件を抽出する。図16を用いて本ステップでの処理を説明する。図16に示すマトリクス801Dのように、各セルにはキャリブレーションが実施された最新時刻が対応付けられる。さらに、各セルに対応付けられた最新時刻に基づき、所定時間以上を経過した条件抽出がなされると、マトリクス801Dの網掛け表示されたセルに該当するキャリブレーション条件が抽出される。
(S1502)
階層設定部202はS1501で抽出したキャリブレーション条件の各パラメータの項目にフラグ付けをする。
(S1003)−(S1005)
第二実施形態と同じであるので説明を省略する。
以上説明した処理の流れにより、キャリブレーションが実施された後の経過時間に基づく階層自動設定が可能となり、操作者の負担をさらに低減することができる。特に、所定時間以上経過したキャリブレーション条件を低減できるので、取得される医用画像の画質を維持することが可能となる。
なお、本発明の医用画像診断装置は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、上記実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。
1 X線CT装置、100 スキャンガントリ部、101 X線管装置、102 回転円盤、103 コリメータ、104 開口部、105 寝台装置、106 X線検出器、107 データ収集装置、108 ガントリ制御装置、109 寝台制御装置、 110 X線制御装置、120 操作ユニット、121 入力装置、122 画像演算装置、123 記憶装置、124 システム制御装置、125 表示装置、200 マトリクス生成部、201 セル対応付け部、202 階層設定部、210 セル切り替え部、211 セル操作部、212 タイトル操作部、300 マトリクス、301 セル、302 セル、303 横軸の第一階層、304 横軸の第二階層、305 縦軸、400 キャリブレーション条件の設定画面、401 マトリクス表示部、402 階層入れ替えボタン、403 実行ボタン、404 終了ボタン、701 セル、702 セル、701A セル、702A セル、300A マトリクス、303A 横軸の第一階層、304A 横軸の第二階層、800 キャリブレーション条件の設定画面、801 マトリクス、802 階層自動設定ボタン、1201 横軸の第一階層、1202 横軸の第二階層、1203 横軸の第三階層、1204 縦軸の第一階層、1205 縦軸の第二階層、801A マトリクス、1201A 横軸の第一階層、1202A 横軸の第二階層、1203A 横軸の第三階層、1204A 縦軸の第一階層、1205A 縦軸の第二階層、801B マトリクス、801C マトリクス、801D マトリクス

Claims (7)

  1. スキャン条件またはキャリブレーション条件の設定画面を表示する医用画像診断装置であって、
    前記設定画面が有するマトリクスであって、前記スキャン条件または前記キャリブレーション条件に含まれる3つ以上の各パラメータが縦軸又は横軸のいずれかに配列された前記マトリクスを生成するマトリクス生成部と、
    前記マトリクスを構成する各セルが選択されたか否かを切り替えるとともに表示するセル切り替え部とを備え、
    前記マトリクス生成部は、
    前記パラメータの項目と前記各セルとを対応付けるセル対応付け部と、
    複数のパラメータが配列された軸内においてパラメータ間の階層を設定する階層設定部と、を有することを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 請求項1に記載の医用画像診断装置であって、
    前記階層設定部は、各パラメータの項目別にフラグ付けされた数の偏りに基づいてパラメータ間の階層を設定することを特徴とする医用画像診断装置。
  3. 請求項2に記載の医用画像診断装置であって、
    前記階層設定部は、過去に実施されたスキャン回数が所定回数以上の条件に該当する項目にフラグ付けすることを特徴とする医用画像診断装置。
  4. 請求項2に記載の医用画像診断装置であって、
    前記階層設定部は、前記キャリブレーション条件のデータを前回取得した時刻から所定時間以上を経過した条件に該当する項目にフラグ付けすることを特徴とすることを特徴とする医用画像診断装置。
  5. 請求項2に記載の医用画像診断装置であって、
    前記階層設定部は、撮影プロトコルに登録された条件に該当する項目にフラグ付けすることを特徴とする医用画像診断装置。
  6. 請求項1に記載の医用画像診断装置であって、
    前記階層設定部は、パラメータ間の階層の入れ替えを指示するボタンである階層入れ替えボタンのクリックを検知することによりパラメータ間の階層入れ替えをすることを特徴とする医用画像診断装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の医用画像診断装置であって、
    前記セル切り替え部は、
    各セルがクリックされると該当セルの選択及び表示を切り替えるセル操作部と、
    複数パラメータが配列された軸内において項目のタイトル部がクリックされると該当タイトル部に含まれるセルの選択及び表示を切り替えるタイトル操作部を有することを特徴とする医用画像診断装置。
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