JP2019106896A - Seedling transplanter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、苗の移植作業を行いながら施肥が行える施肥装置付きの苗移植機に関する。 The present invention relates to a seedling transplanting machine equipped with a fertilization device capable of fertilizing while transplanting seedlings.
施肥装置付きの苗移植機は苗の移植作業と同時に施肥を行うことで作業の効率化が図られているが、施肥装置には肥料が詰まりがちで、この対策のために、特許文献1の技術では、乗用車体の後部に肥料ホッパを設けて、肥料ホッパから肥料繰出部に繰り出した肥料をブロアから吹き出すエアにて肥料移送管を通して植付部に設けた施肥ガイドへ移送する構成とすると共に、該肥料移送管をフレキシブルなホースよりなる上流側部分とフレキシブルなホースよりなる下流側部分とを継ぎ管を介して接続し、該継ぎ管にはエア抜きを設ける構成としている。そして、肥料移送管の下流側部分で肥料詰まりが生じた場合、エアが継ぎ管に設けたエア抜きから外部に抜けるので、少なくとも下流側部分が完全に詰まってしまうまでは肥料繰出部から繰り出される肥料が下流側へ移送され、下流側部分が完全に詰まってしまうにはかなりの時間を要するので、その間に肥料詰まりは発見され、適切な処置を行うことができるので、肥料繰出部の部分に肥料が固く詰まってしまうという最悪の事態を回避することができる、としている。 The seedling transplanting machine with a fertilization device improves efficiency by fertilizing at the same time as seedling transplanting work, but fertilizers tend to be clogged in the fertilization device. In the technology, a fertilizer hopper is provided at the rear of the passenger car body, and the fertilizer fed from the fertilizer hopper to the fertilizer delivery unit is transported to the fertilization guide provided in the planting section through the fertilizer transfer pipe with air blowing out from the blower. The fertilizer transfer pipe is connected with an upstream portion made of a flexible hose and a downstream portion made of a flexible hose via a connecting pipe, and the connecting pipe is provided with an air vent. Then, when the fertilizer is clogged in the downstream portion of the fertilizer transfer pipe, the air escapes from the air vent provided in the joint pipe to the outside, so it is fed out from the fertilizer delivery portion at least until the downstream portion is completely clogged As it takes considerable time for the fertilizer to be transported downstream and the downstream part to be completely clogged, a fertilizer clog is found during that time and appropriate action can be taken, so It can be said that it can avoid the worst situation in which the fertilizer gets clogged up hard.
しかしながら、前記の従来技術では、肥料繰出部に肥料が完全に詰まるまでに作業者が異常に気が付いて処置をすればよいが、苗移植機の操縦に気を取られて詰まりが深刻になるまで気が付かない場合もある。その場合には固く詰まった肥料の除去のために長時間の作業中断を強いられるという問題がある。 However, in the above-mentioned prior art, it is sufficient for the operator to notice an abnormality and take measures before the fertilizer delivery part is completely filled with the fertilizer, but until the operation of the seedling transplanter is distracted and the clogging becomes serious. You may not notice it. In that case, there is a problem that it is forced to interrupt the work for a long time to remove the tightly packed fertilizer.
本発明の目的は、従来の施肥装置を設けた苗移植機における上記課題に鑑みて、肥料の詰まり発生を未然に防いで詰まり除去の作業を不要にして効率的な苗の移植作業を行える苗移植機を提供することである。 SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above problems in a seedling transplanting machine provided with a conventional fertilization apparatus, an object of the present invention is a seedling capable of effectively carrying out a seedling transplanting task by preventing the occurrence of clogging It is providing a transplant machine.
上記従来の課題は、次の技術手段により解決される。 The above-mentioned conventional problems are solved by the following technical means.
請求項1の発明は、走行車体(2)に搭載した肥料ホッパ(60L,60R)の繰出部(61)にブロア(67)から送風して施肥ホース(62)を通して植付装置(4)の施肥ガイド(63)に肥料を送る施肥装置(100)を備えた苗移植機(1)であって、
ブロア用電動モータ(66)の駆動を検出するブロアセンサ(70)を設け、
該ブロアセンサ(70)の駆動停止検出で前記繰出部(61)の繰出ロール(73A,74B)を駆動する肥料繰出モータ(71)を停止することを特徴とする苗移植機とする。
Invention of
A blower sensor (70) for detecting the drive of the blower motor (66);
A seedling transplanting machine is characterized in that a fertilizer feeding motor (71) for driving the feeding rolls (73A, 74B) of the feeding section (61) is stopped by detecting the driving stop of the blower sensor (70).
請求項2の発明は、前記肥料ホッパ(60L,60R)の前記繰出部(61)に設ける複数の施肥シャッタ(81)の開閉位置を記憶するコントローラー(210)を設け、
前記ブロアセンサ(70)の停止検出で前記ブロア用電動モータ(66)を停止すると共に全施肥シャッタ(81)を閉じ、前記ブロア用電動モータ(66)の再起動時に停止時に開いていた電動施肥シャッタ(81)を開くことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とする。
The invention according to
When the blower sensor (70) detects a stop, the blower electric motor (66) is stopped and the full fertilization shutter (81) is closed, and the blower electric motor (66) is opened when the blower electric motor (66) restarts The seedling transplanting machine according to
請求項3の発明は、前記繰出部(61)に肥料を外部に排出する肥料排出口(72)を設け、
該肥料排出口(72)に設ける排出シャッタ(73)を開くと前記ブロア用電動モータ(66)を駆動することを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とする。
According to the invention of
The seedling transplanting machine according to
請求項4の発明は、前記肥料ホッパ(60L,60R)内に肥料センサ(77)を設け、
該肥料センサ(77)の肥料検出中は前記ブロア用電動モータ(66)の手動停止を不可にしたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とする。
Invention of Claim 4 provides a fertilizer sensor (77) in the said fertilizer hopper (60L, 60R),
The seedling transplanting machine according to
請求項5の発明は、前記肥料ホッパ(60L,60R)と前記繰出部(61)の間に設ける施肥シャッタ(81)は前記ブロア用電動モータ(66)の起動時に開くことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とする。
The invention according to claim 5 is characterized in that the fertilizer application shutter (81) provided between the fertilizer hopper (60L, 60R) and the delivery part (61) is opened when the blower electric motor (66) is activated. It is considered as the seedling transplanting machine of
請求項1の発明で、ブロア用電動モータ66が駆動されてブロア67から繰出部61に送風されている間に肥料繰出モータ71が駆動されて繰出ロール73A,74Bが回転して肥料が繰出部61から施肥ホース62に送られるが、ブロアセンサ70がブロア用電動モータ66の停止を検出すると肥料繰出モータ71が停止されて肥料が繰出部61から施肥ホース62に供給されないので、肥料が施肥ホース62に送られず、肥料詰りの発生が生じない。
According to the invention of
請求項2の発明で、請求項1の効果に加えて、肥料ホッパ60L,60Rから複数の施肥シャッタ81の一部を開いて肥料を繰出部61に送って施肥作業を行っている際に、ブロア用電動モータ66を停止すると全ての施肥シャッタ81が閉じて肥料の供給を停止して肥料が施肥ホース62に送られないので肥料詰りが生じることがないが、ブロア用電動モータ66を再起動した時に停止前に開いていた施肥シャッタ81を開くので、作業者が施肥シャッタ81を操作することなく、停止前の施肥作業が再現できて作業効率が良い。
In the invention of
請求項3の発明で、請求項1の効果に加えて、施肥作業を長時間停止する際は肥料が湿るのを防ぐために、繰出部61に設ける肥料排出口72の排出シャッタ73を開いて肥料ホッパ60L,60Rから肥料を取り出すが、その際にブロア用電動モータ66が必ず駆動して繰出部61内に肥料が残らないように出来る。
In the invention of
請求項4の発明で、請求項1の効果に加えて、肥料ホッパ60L,60R内に肥料が残っているとブロア用電動モータ66と肥料繰出モータ71が手動で停止しないので、誤操作によってブロア用電動モータ66を停止して施肥ホース62内に肥料を残すことがない。
In the invention of claim 4, in addition to the effect of
請求項5の発明で、請求項1の効果に加えて、ブロア用電動モータ66を起動して施肥作業を行う際に施肥シャッタ81が必ず開いているので、施肥をしないで植付作業を行うことが無い。
In the invention of claim 5, in addition to the effect of
以下、図面を参照しながら本発明の苗移植機の一実施の形態にかかる、施肥装置を搭載した乗用型田植機について説明する。 Hereinafter, a riding type rice transplanter equipped with a fertilizing device according to an embodiment of a seedling transplanting machine of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施の形態の、施肥装置を搭載した8条植の乗用型田植機1の側面図であり、図2は、その平面図である。なお、本明細書においては、前後、左右の方向基準は、運転席からみて、車体の走行方向を基準として、前後、左右の基準を規定している。
FIG. 1 is a side view of an 8-row planting
この田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して植付装置4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置100の本体部分が設けられている。
In the
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10及び左右一対の後輪11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に前輪10がそれぞれ取り付けられている。
The
また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギアケース18がローリング自在に支持され、その後輪ギアケース18から外向きに突出する左右後輪車軸に後輪11がそれぞれ取り付けられている。
The front end of the
エンジン20は、メインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置21及びHST(静油圧式無段階変速機)23を介してミッションケース12に伝達される。
The
ミッションケース12に伝達された回転動力は、ミッションケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13に伝達されて左右一対の前輪10、10を駆動すると共に、残りが後輪ギアケース18に伝達されて左右一対の後輪11、11を駆動する。
The rotational power transmitted to the
また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって植付装置4へ伝達される。エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に運転席31が設置されている。運転席31の前方には各種操作機構を内蔵するボンネット32があり、その上方に前輪10を操向操作する操縦ハンドル34が設けられている。
Further, the externally extracted power is transmitted to a planting
また、ボンネット32で覆われた内部には、施肥装置100により圃場に散布される施肥量を、作業者が設定するための施肥量設定パネル200、及び施肥装置100の動作等を制御するコントローラー210が収納されている。施肥量設定パネル200からの入力信号はコントローラー210に送られる(図6参照)。
In addition, a fertilization
エンジンカバー30及びボンネット32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており(図2参照)、フロアステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下する構成となっている。
The lower end left and right sides of the
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41を備えている。上リンク40及び下リンク41は、それらの基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視で門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、それらの先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に、植付装置4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として植付装置4がローリング自在に連結されている。
The
メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、昇降油圧シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、植付装置4がほぼ一定姿勢を保持したまま昇降する。
A lifting
植付装置4は、8条植の構成で、フレームを兼ねる植付伝動ケース50、マット苗(図示省略)を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口49a(図2参照)に供給するとともに、横一列分の苗を全て苗取出口49aに供給すると、苗送りベルト51bにより苗を下方に移送する苗載せ台51、及び、苗取出口49aに供給された苗を苗植付具52aによって圃場に植付ける苗植付部52等を備えている。
The planting device 4 is an eight-row planting construction, with a
植付装置4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56がそれぞれ設けられている。これらフロート55、56を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55、56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付部52により苗が植付けられる。
A
各フロート55、56は、圃場表土面の凹凸に対応して前端側が上下動する如く回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動がフロートセンサ1141(図6参照)により検出され、その検出結果に対応して昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブ(図示省略)を切り替えて植付装置4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
Each
施肥装置100は、肥料ホッパに貯留されている粒状の肥料を、各苗植付条毎に設けられている繰出部61によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62を通じてセンターフロート55及びサイドフロート56の左右両側に取り付けた施肥ガイド63まで導き、施肥ガイド63の前側に設けた作溝体64によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込む構成となっている。
そして、ブロア用電動モータ66で駆動するブロア67で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ68を経由して施肥ホース62に吹き込まれ、施肥ホース62内の肥料を風圧で強制的に搬送する構成となっている。さらに、図9で示すとおり、前記ブロア67には搬送風になる空気を吸入する吸気ダクト69の端部を接続している。該吸気ダクト69は、前記繰出部61を挟んでエアチャンバ68とは反対側(機体後側)に左右方向に向けて配置すると共に、吸気ダクト69の基部を機体左右方向中央部で、エンジン20の後方に配置している。
Then, the air generated by the
上記により、ラジエータ(図示省略)が後方に排熱するエンジン20から発生した熱を吸気ダクト69が吸引することにより、肥料の搬送風を高温化することができるので、搬送中の肥料から水分が除去され、肥料同士が塊になったり、エアチャンバ68や施肥ホース62等の搬送経路に張り付いたりして、圃場に供給される量が不足することが防止される。
As described above, the
また、繰出部61や肥料ホッパに貯留されている肥料を暖めることにより、貯留中の肥料に含まれる水分も除去することができるので、いっそう肥料が塊になることや張り付くことを防止でき、肥料を設定量ずつ供給可能になり、施肥精度が向上する。
In addition, since the water contained in the stored fertilizer can also be removed by warming up the fertilizer stored in the feeding
また、肥料ホッパは、左側肥料ホッパ60Lと、右側肥料ホッパ60Rとに一定の隙間を空けて分離されて配置されており、該右側肥料ホッパ60Rの左右方向の中央部付近の下方には、繰出調節機構400が配置されている。また、該繰出調節機構400は、運転席31を載置すると共にエンジン20の周囲を覆うエンジンカバー30の右側後方に、間隔を空けて配置する。
Further, the fertilizer hoppers are separated and disposed with a certain gap between the
該繰出調節機構400は、図3及び図5で示すとおり、施肥伝動機構300を介して伝達される駆動力を利用して肥料を設定量ずつ繰り出すための繰出部61から繰り出される施肥量を調節するための機構である。施肥伝動機構300、繰出調節機構400については、更に後述する。
As shown in FIGS. 3 and 5, the feeding
該繰出調節機構400を、右側肥料ホッパ60Rの左右方向中央部付近の下方に配置したことにより、繰出調節機構400が左右の肥料ホッパ60L,60Rへの肥料の補給等の作業に干渉しない配置となるので、作業能率が向上する。また、左右の肥料ホッパ60L,60Rの前後方向の回動を規制しないので、肥料の排出時等に左右の肥料ホッパ60L,60Rを後方傾斜させて、残留している肥料を速やかに排出させることが妨げられない。
The
なお、左側肥料ホッパ60Lと右側肥料ホッパ60Rの内部でシャッタケース80の近くには肥料センサ77を設け、この肥料センサ77が肥料を検出しなくなると、コントローラー210がブロア用電動モータ66を停止すると共に、警報を鳴らしたり運転席31の近くに設ける警告灯や植付条を表示するセンタマスコットを点滅して作業者に知らせる。
A
また、肥料センサ77が肥料を検出している間は、ブロア用電動モータ66の手動停止を不可にして、施肥作業中に誤操作でブロア67を止めて肥料が施肥ホース62に詰まるのを防ぐ。
In addition, while the
植付装置4には整地ローター27(第1整地ローター27aと第2整地ローター27bの組み合わせを単に整地ローター27と言うことがある)が取り付けられている。また、苗載せ台51は、植付装置4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の上端部においてスライド可能に支持された支持ローラー65aにより左右方向にスライドする構成である。
The planting device 4 is provided with a leveling rotor 27 (a combination of the
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく左右一対の予備苗枠38が設けられている。そして、操作ハンドル34の近傍には、作業者による施肥量の減量設定を可能にした減肥設定スイッチ500が設けられており、例えば、標準の施肥量から0%減〜100%減までの間の任意の減量を設定できるスイッチである。減肥設定スイッチ500から入力された入力信号は、コントローラー210へ送られる(図6参照)。
Further, on the front left and right sides of the traveling
また、左右一対の前輪10,10には、前輪10,10間の圃場における肥料濃度を検知するための電極板1100(図1参照)が配置されており、肥料濃度検知センサ1110(図6参照)を構成している。肥料濃度検知センサ1110で検知された肥料濃度の信号はコントローラー210へ送られる。電極板1100に関しては、更に後述する。
In addition, an electrode plate 1100 (see FIG. 1) for detecting fertilizer concentration in the field between the
そして、走行車体2の先端中央部には走行車体2の傾斜を検知する傾斜検知センサ1120(図1参照)が設けられており、傾斜検知センサ1120での検知結果はコントローラー210へ送られる(図6参照)。
Then, an inclination detection sensor 1120 (see FIG. 1) for detecting the inclination of the traveling
さらに、操作ハンドル34の前方であってボンネット32の上方にはGPS(GlobalPositioningSystem)機能を備えたGPS受信機1130(図2参照)が搭載されており、その受信信号はコントローラー210へ送られる(図6参照)。
Furthermore, a GPS receiver 1130 (see FIG. 2) equipped with a GPS (Global Positioning System) function is mounted in front of the operation handle 34 and above the
また、平面視で、左右一対の前輪10,10の先端部より前であって、左右一対の前輪10,10の外側とフロアステップ35の外側のほぼ中間位置に、肥料濃度の検出に利用する圃場の水深を検知するために左右一対の超音波センサ1140が設けられており、超音波センサ1140による検知結果はコントローラー210へ送られる(図6参照)。超音波センサ1140を上記位置に取り付けたことにより、前輪10により持ち上げられた泥で水深の誤検知を防止出来るとともに、センサの破損を防止出来る。水深データの検知に関しては、更に後述する。
In addition, it is used for detection of fertilizer concentration at a substantially intermediate position between the outside of the pair of left and right
以下、施肥装置100の各部の構成について更に説明する。
Hereinafter, the structure of each part of the
図3は、本実施の形態の施肥装置100を田植機1の前方から視た時の概略正面図である。また、図4は、本実施の形態の施肥装置100の繰出部61の左側面断面図である。
FIG. 3: is a schematic front view when the
右側肥料ホッパ60Rは右側の4条分が共用で、上部に開閉可能な蓋60aが取り付けられている。右側肥料ホッパ60Rの下部は施肥条数分(4条分)に分岐して漏斗状の流下部60bを形成しており、該流下部60bの下部が各繰出部61の上端に接続されている。左側肥料ホッパ60Lについても上記構成と同じである。
The
図4に示す通り、繰出部61は、右側肥料ホッパ60R内(又は、左側肥料ホッパ60L内)の肥料を下方に繰り出す2個の第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bを内蔵している。該第1及び第2繰出ロール73A,73Bは、外周部に溝状の凹部74が形成された回転体で、左右方向に設けた共通の繰出軸75の角軸部75a(図示例は四角軸)にそれぞれ一体回転する構成で嵌合している。なお、繰出軸75の駆動源については、図3を用いて後述する。
As shown in FIG. 4, the
また、上記左右の肥料ホッパ60L及び60Rの下部の流下部60bの下方と繰出部61の間には、枠形状のシャッタケース80を各条に設け、該シャッタケース80の前後に形成された左右方向に長く上下方向に短いシャッタ穴80aに、板形状の施肥シャッタ81を摺動自在に設ける。
In addition, frame-shaped
図5及び図10(a)(b)に示すとおり、該施肥シャッタ81は前後方向に長い、平面視で長方形の板状の部材で構成し、前端側を曲げて摺動操作用の取手81aを形成すると共に、該取手81aの直後に、前記流下部60bと略同じ形状の肥料落下孔81bを形成する。そして、該肥料落下孔81bよりも後側は、肥料の落下を防止する落下規制部81cとする。
As shown in FIGS. 5 and 10 (a) and (b), the
なお、該落下規制部81cは、上面に溝や突起等を形成して平坦でない形状としておくと、肥料が載ったときに圧力を分散でき、肥料が自重によって固まり、流下部60bから肥料が落下しなくなることを防止できる。
In addition, when the
上記の施肥シャッタ81を設けたことにより、施肥シャッタ81を摺動させて流下部60bに落下規制部81cを臨ませておくと、作業圃場への移動時に繰出部61に肥料が溜まることを防止できるので、肥料が繰出部61内で塊になり、第1繰出しロール73Aや第2繰出しロール73Bに設定量の肥料が供給されず、肥料不足による作物の生育不良の発生が防止される。
By providing the
なお、図示を省略するが、コントローラー210の制御で施肥シャッタ81を開閉するシャッタソレノイド82を設ける。(図6)コントローラー210は施肥の停止時に施肥シャッタ81の開閉位置を記憶しておき、停止と共に全ての施肥シャッタ81を閉じ、施肥の再開時に停止前に開いていた施肥シャッタ81を開くようにする。また、ブロア用電動モータ66を起動すると必要な施肥シャッタ81を開いて必ず施肥が行われるようにする。
In addition, although illustration is abbreviate | omitted,
また、図12と図13の制御フローチャートに示す如く、乗用型田植機1を一定時間以上停止すると、ブロア用電動モータ66の駆動を止めるが、走行を開始するか植付クラッチを入れると、ブロア用電動モータ66を駆動するが、施肥クラッチは全条施肥かコントローラー210に記憶した停止前の選択施肥の状態に戻す。
Also, as shown in the control flowcharts of FIGS. 12 and 13, when the riding
なお、施肥クラッチは施肥シャッタ81に連動して入・切する。
The fertilization clutch is turned on / off in conjunction with the
図14は、走行車体2の走行を開始後に植付装置4を降下すると、施肥シャッタ81を全開にする制御である。
FIG. 14 shows control for fully opening the
図15は、施肥シャッタ81を全開にした後にコントローラー210に記憶した施肥条件の記憶によりブロア用電動モータ66をオン・オフ制御する。
In FIG. 15, after the
図16は、ブロア用電動モータ66の駆動状態で施肥シャッタ81のスイッチを制御するフローチャートである。
FIG. 16 is a flowchart for controlling the switch of the
従来は、肥料ホッパに投入された肥料は幅の狭い流下部60bを経由して、同様に幅の狭い繰出部61に落下しており、肥料の自重によって塊になり、落下しないことがあった。特に、流下部60bや繰出部61の内部の壁面に集中的に付着してブリッジ化が生じると、ブリッジ化した箇所に落下した肥料はそのまま積もってしまい、設定量の肥料が供給されなくなる問題があった。
In the past, the fertilizer introduced into the fertilizer hopper was similarly dropped to the
また、繰出部61に肥料の詰まり等が生じ、メンテナンス作業の必要が生じたときに、施肥シャッタ81によって肥料の落下を規制することができるので、左右の肥料ホッパ60L,60Rに肥料を残したまま後方回動させることができ、メンテナンス作業が能率よく行える。
In addition, when the clogging of the fertilizer occurs in the feeding
従来は、メンテナンス作業時には肥料ホッパ内の肥料を一旦取り除く必要があり、メンテナンス作業に要する時間を余分に要していたが、上記構成により、作業時間の短縮が図られる。 Conventionally, at the time of maintenance work, it is necessary to temporarily remove the fertilizer in the fertilizer hopper, and extra time is required for the maintenance work. However, with the above configuration, the working time can be shortened.
また、前記第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bが図4の矢印方向に回転することにより、左側肥料ホッパ60L(又は、右側肥料ホッパ60R)から落下供給される肥料が凹部74に収容されて下方に繰り出される。第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bにより繰り出された肥料は、前端部がエアチャンバ68(図1、図2参照)の背面部に前後方向に挿入連結して、肥料が下端の吐出口61aから施肥ホース62に吐出される。
Further, when the
図4のごとく、繰出部61の上部シャッタケース80には肥料排出口72が形成され、この肥料排出口72を開閉する排出シャッタ73が設けられ、肥料排出口72に排出接続管(図示省略)が接続されている。排出シャッタ73の開きを排出センサ78が検出するとコントローラー210からブロア用電動モータ66の駆動が出力されてエアで肥料の機外排出が残りなく行われる。
As shown in FIG. 4, a
一方、エアチャンバ68の左端部はエア切替管(図示省略)を介してブロア67(図1、図2参照)に接続されており、該ブロア67からのエアがエアチャンバ68を経由し接続管から繰出部61の吐出口61aを通過する際に、肥料を巻き込みながら施肥ホース62側に吹き込まれる構成となっている。
On the other hand, the left end of the
また、図示例の第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの凹部74の数は6個であり、両者の凹部74の位置が隣り合わない様にするために、その位相は異ならせて配置されている。これにより、第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの各凹部74が交互に肥料を繰り出すこととなり、吐出口61aから吐出される肥料の量が時間的に均等化されている。
Further, the number of the
第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの何れかを繰出軸75から外して位相を適当に変更して付け直すことにより、第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの凹部74の位相を等しくすることも出来る。これで、圃場に点状に肥料を散布するときに適用可能となる。
By removing one of the
また、繰出部61の内部には、凹部74が下方に移動する側(前側)の第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの外周面に摺接するブラシ76が着脱自在に設けられている。このブラシ76によって第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの凹部74に肥料が摺り切り状態で収容され、第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bによる肥料繰出量が一定に保たれる。
In the inside of the
前記繰出軸75を駆動回転させる駆動力の供給経路について説明する。図3及び図5に示すとおり、機体右側の後輪ギアケース18の内部で、且つ機体内側に設けられる施肥伝動クラッチ460にクランク形状の施肥伝動出力軸461を設け、該施肥伝動出力軸461に上下方向に往復移動する施肥伝動駆動ロッド462を設ける。
The supply path of the driving force for driving and rotating the feeding
そして、該施肥伝動駆動ロッド462から駆動力の伝達方向を機体前後方向に変更する中継ロッド463を左右方向に配置し、前記施肥伝動駆動ロッド462と中継ロッド463の間に、前記施肥伝動駆動ロッド462の上下動に連動して揺動連結支点ピン464aを支点として前後両端部が上下方向に揺動連結プレート464を配置すると共に、中継ロッド463の他端部に駆動力を後述する繰出回動アーム467に伝達するサブ駆動ロッド465を配置することにより、施肥伝動機構300が構成される。
A
該サブ駆動ロッド465は、右側の肥料ホッパ60Rの機体後部側の下方に配置されており、該サブ駆動ロッド465の上端部に、前記繰出軸75を施肥量に合わせて駆動回転させる繰出回動アーム467の後端部を連結する。そして、該繰出回動アーム467の前端部と前記繰出軸75を、施肥駆動アーム468で連結する。
The
図11(a)(b)に示すとおり、前記繰出回動アーム467は細長い略直方体形状の筐体であり、該の左右側面には、左右の側壁部を貫通させて長孔467aを形成している。該長孔467aは前後方向に亘って形成されており、この長孔467a内に繰出回動ピン469を貫通させて配置する。該繰出回動ピン469は、長孔467aの上下端部に接触可能な径とし、該繰出回動ピン469の前後位置を変更することにより、前記繰出回動アーム467の回動支点位置が変更されて前記施肥駆動アーム468の前端部側の回動量の大小、言い換えると往復回動に要する時間を変化させ、所定時間当たりに前記第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bに複数個所形成された凹部74から肥料が落下される回数を増減され、これにより施肥量が変更される。
As shown in FIGS. 11 (a) and 11 (b), the feeding and
例えば、図11(b)に示すとおり、前記繰出回動ピン469を機体前側に移動させるほど、前記繰出回動アーム467の前端部側の回動量は小さく、即ち往復回動に要する時間が短くなり、施肥駆動アーム468の回動量が連動して小さくなるので、繰出軸75が回転する頻度が増加する。これにより、所定時間における第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの回転角度が大きくなり、落下位置に到達する凹部74の数を増加させることができるので、圃場に落下する肥料が増加する。
For example, as shown in FIG. 11B, as the
一方、図11(a)に示すとおり、前記繰出回動ピン469を機体前側または後側に移動させるほど、前記繰出回動アーム467の前端部側の回動量は大きく、即ち往復回動に要する時間が長くなり、施肥駆動アーム468の回動量が連動して大きくなるので、繰出軸75が回転する頻度が減少する。これにより、所定時間における第1繰出ロール73A及び第2繰出ロール73Bの回転角度が小さくなり、落下位置に到達する凹部74の数が減少するので、圃場に落下する肥料が減少する。
On the other hand, as shown in FIG. 11A, as the
上記のとおり、繰出回動ピン469の前後位置を変更することにより、施肥装置100の施肥量を調節することができる。この施肥量の調節作業を容易にすると共に、前記肥料濃度センサ1110や超音波センサ1140等の検知に基づき、圃場の肥料含有量や深さ等の条件に合わせて前記コントローラー210が発信する信号に基づいて施肥量の自動調節を行うべく、図5及び図9に示すとおり、正逆自在に高速回転する施肥量調節モータ410を、前記繰出回動アーム467よりも機体前側に配置する。そして、該施肥量調節モータ410にボールネジ420を回転可能に設け、該ボールネジ420の表面に形成された螺旋形状の溝に螺合して高速で機体前後方向に移動するボールナット430を設け、該ボールナット430の前後移動量を検知するストロークセンサ440を設けると共に、該ボールナット430に前記繰出回動ピン469を設ける。これにより、繰出調節機構400が構成される。
As described above, the fertilization amount of the
前記施肥量調節モータ410は、モータケース410aに周囲を覆われており、該モータケース410aの上端面を前記施肥シャッタ81よりも機体下側に位置させて、前記右側の肥料ホッパ60Rの左右方向の中央部付近に配置している。具体的には、機体右端から数えて2条目と3条目の繰出部61,61、及び流下部60b,60bの左右間に生じている空間部に配置するものとする。
The fertilization
これに加えて、前記施肥量調節モータ410は、肥料を前記施肥ホース62に移動させる搬送風が通過する前記エアチャンバ68の上方で、且つ前記エンジンカバー30の機体右側後端部よりも機体右側で、且つ後方に配置するものとする。これに加えて、前記モータケース410aの前端部は、エアチャンバ68の機体前端部よりも機体前側に突出するものとする。
In addition to this, the fertilization
さらに、前記繰出回動ピン469は、前記ボールナット430の上下方向中央部よりも機体上側寄りに配置し、側面視で前記ボールネジ420とオフセットすると共に、該ボールネジ420よりも上方に位置する構成とする。
Furthermore, the
上記により、施肥量調節モータ410が施肥シャッタ81の開閉操作を妨げないので、施肥シャッタ81を作業状態に合わせて操作する際に部品の着脱等の作業を必要としないので、作業能率が向上する。
As described above, since the fertilization
また、繰出回動ピン469よりもボールネジ420が機体下方に位置することにより、重量物である繰出調節機構400を機体下側寄りに配置することができるので、機体の低重心化が図られて走行姿勢が安定し、苗の植付精度や施肥精度が向上する。
In addition, since the
そして、施肥量調節モータ410がエアチャンバ68の上方で、且つエンジンカバー30の後方で且つ機体右側に設けられることにより、施肥量調節モータ410やボールネジ420のメンテナンス作業を行う作業位置の周辺に空間部を形成することができるので、メンテナンス作業の能率が向上する。
The fertilization
さらに、施肥量調節モータ410のモータカバー410aがエアチャンバ68の前端部よりも機体前側に突出していることにより、作業者がエアチャンバ68に近付き過ぎることを防止できるので、作業者の足がエアチャンバ68に接触して踏み潰してしまい、肥料の搬送風が能率よく供給されなくなることが防止され、圃場に調節された施肥量に対応する肥料が供給される。
Furthermore, since the
上記により、圃場に供給される肥料が不足し、苗が生育不良を起こすことが防止される。また、施肥量調節モータ410を固定して設けていることにより、ボールネジ420上をボールナット430がスライドしても振動の発生が防止でき、振動による微細な施肥量の変動の発生が防止され施肥量の適量化が図られる。
By the above, the fertilizer supplied to the field runs short, and it is prevented that a seedling causes poor growth. Further, by providing the fertilization
さらに、ボールネジ420を右側の肥料ホッパ60Rの前後幅内に納めることにより、施肥量調節モータ410の作動によりボールネジ420が回転しても、作業者はこのボールネジ420に触れにくいので、安全性が向上すると共に、接触によりボールネジ420や施肥量調節モータ410が破損することが防止され、作業性の向上が図られる。
Furthermore, by placing the
上記構成では、施肥量調節モータ410はコントローラー210から施肥量を増減させる信号を受けると作動し、変更する施肥量となる位置までボールナット430が前後移動したことをストロークセンサ440が検出すると停止する構成である。このボールナット430の移動、即ち繰出回動ピン469が前後方向に摺動して施肥量を変更するとき、施肥装置100は施肥作業を継続しているので、繰出回動アーム467は定期的に上下回動を繰り返している。
In the above configuration, the fertilization
このときに、繰出回動アーム467の長孔467a内を前後方向に摺動する繰出回動ピン469の移動速度が速く、且つ移動速度が等速であると、上下回動幅の大きい長孔467aの前側と後側、言い換えれば前後方向中央部付近を除いた箇所では、前後方向に直線的に移動する繰出回動ピン469が、傾斜姿勢になっている繰出回動アーム467の長孔467aの内部に接触するので、繰出回動アーム467に過負荷がかかると、繰出回動アーム467が破損したり、変形して正常な回動ができなくなったりする問題がある。
At this time, if the moving speed of the
上記の問題の発生を防止すべく、図13に示すとおり、前記施肥量調節モータ410を、正逆転可能で、且つ可変速のモータとし、ストロークセンサ440が検出する繰出回動ピン469の位置に合わせて該施肥量調節モータ410の回転速度が変更される構成とする。
In order to prevent the occurrence of the above problem, as shown in FIG. 13, the fertilization
具体的には、前記ストロークセンサ440が検出する繰出回動ピン469の位置が、長孔467aの前後方向中央部、及びその前後の一定(例:2〜3cm)の区間(位置)であるときは、施肥量調節モータ410の回転速度を、他の区間(位置)にあるときよりも速くし、繰出回動ピン469を高速で動かす構成とする。
Specifically, when the position of the
一方、前記ストロークセンサ440が検出する繰出回動ピン469の位置が、長孔467aの機体前側寄りの所定区間、または機体後側寄りの所定区間であるときは、施肥量調節モータ410の回転速度を遅く、言い換えると通常の回転速度にして、繰出回動ピン469を低速で動かす構成とする。
On the other hand, when the position of the
長孔467aの前後方向中央部及びその周辺は、繰出回動ピン469を中心とした機体前後方向における繰出回動アーム467の前後回動量が略同じになるので、繰出回動ピン469が高速で移動しても負荷は小さい。一方、それ以外の部分では、繰出回動ピン469を中心とした機体前後方向における繰出回動アーム467の前後回動量が、一方では大きく他方では小さくなるので、繰出回動ピン469が高速で移動すると負荷が大きくかかる。
Since the longitudinal rotation amount of the
本構成のように、繰出回動ピン469の前後位置に合わせて施肥量調節モータ410の移動速度が変更されることにより、繰出回動ピン469の移動に伴い繰出回動アーム467にかかる負荷を抑えることができるので、施肥伝動機構300及び高速施肥量調節機構400の耐久性が向上する。
By changing the moving speed of the fertilization
次に、図7(a)、図7(b)を用いて、コントローラー210の収納構成について説明する。
Next, the storage configuration of the
図7(a)は、田植機1を正面から視た概略図であり、図7(b)は、田植機1のボンネット32部分を左側面から視た概略図である。尚、便宜上、ボンネット32の表面の一部を破った状態で、内部が視えるように図示した。
Fig.7 (a) is the schematic which looked the
図7(a)、図7(b)に示す通り、ボンネット32内にループ状にフレーム220を構成し、上下にコントローラー210を収納し、取り出し可能に固定している。この構成によって、コントローラー210がコンパクトに収納出来、また、簡単に取り出せるので、メンテナンスの向上が図れる。
As shown in FIGS. 7 (a) and 7 (b), a
次に、図8を用いて、バッテリー230の収納構成について説明する。図8は、田植機1の運転席部分を中心として左側面から視た概略図である。ここでは、図7(a)、図7(b)で説明したコントローラー210の収納構成に対応して、従来はボンネット32の内部に収納されていたバッテリー230を昇降ステップ240の奥側に収納する構成とした。
Next, the storage configuration of the
この構成により、ボンネット32内部の収納スペースが確保出来、その収納スペースを利用してコントローラー210の収納が可能となる。前記走行車体2の前進走行の際、苗植付具52aが圃場に植え付ける苗の前後間隔は、複数の株間ギア列(図示省略)を備える株間伝動機構600の株間ギア列を、前記ボンネット32の下部側に設ける株間切替レバー601の操作により切り替えることで変更する構成としている。株間切替レバー601の切替操作により、一坪当たりの苗の植付株数を37株、42株、47株…70株、80株、90株と切り替えることができる。
With this configuration, a storage space inside the
1 乗用型田植機(苗移植機)
4 植付装置
60L,60R 肥料ホッパ
61 繰出部
62 施肥ホース
63 施肥ガイド
66 ブロア用電動モータ
67 ブロア
70 ブロアセンサ
71 肥料繰出モータ
72 肥料排出口
73 排出シャッタ
73A,74B 繰出ロール
81 電動施肥シャッタ
100 施肥装置
1 type riding type rice transplanter (seedling transplanter)
4
Claims (5)
ブロア用電動モータ(66)の駆動を検出するブロアセンサ(70)を設け、
該ブロアセンサ(70)の駆動停止検出で前記繰出部(61)の繰出ロール(73A,74B)を駆動する肥料繰出モータ(71)を停止することを特徴とする苗移植機。 The blower (67) blows air from the blower (67) to the feeding part (61) of the fertilizer hopper (60L, 60R) mounted on the traveling vehicle body (2) and passes the fertilization hose (62) to the fertilizer guide (63) of the planting device (4) A seedling transplanting machine (1) equipped with a fertilization device (100) for feeding
A blower sensor (70) for detecting the drive of the blower motor (66);
A seedling transplanting machine characterized by stopping a fertilizer delivery motor (71) for driving a delivery roll (73A, 74B) of the delivery section (61) by detecting a drive stop of the blower sensor (70).
前記ブロアセンサ(70)の停止検出で前記ブロア用電動モータ(66)を停止すると共に全施肥シャッタ(81)を閉じ、前記ブロア用電動モータ(66)の再起動時に停止時に開いていた電動施肥シャッタ(81)を開くことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。 There is provided a controller (210) for storing the open / close positions of a plurality of fertilization shutters (81) provided in the feeding portion (61) of the fertilizer hopper (60L, 60R),
When the blower sensor (70) detects a stop, the blower electric motor (66) is stopped and the full fertilization shutter (81) is closed, and the blower electric motor (66) is opened when the blower electric motor (66) restarts The seedling transplanting machine according to claim 1, characterized in that (81) is opened.
該肥料排出口(72)に設ける排出シャッタ(73)を開くと前記ブロア用電動モータ(66)を駆動することを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。 The delivery section (61) is provided with a fertilizer outlet (72) for discharging the fertilizer to the outside,
The seedling transplanting machine according to claim 1, wherein the blower electric motor (66) is driven when a discharge shutter (73) provided in the fertilizer discharge port (72) is opened.
該肥料センサ(77)の肥料検出中は前記ブロア用電動モータ(66)の手動停止を不可にしたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。 A fertilizer sensor (77) is provided in the fertilizer hopper (60L, 60R),
The seedling transplanting machine according to claim 1, wherein the manual stop of the blower electric motor (66) is disabled during the detection of the fertilizer by the fertilizer sensor (77).
The seedling transplantation according to claim 1, characterized in that the fertilization shutter (81) provided between the fertilizer hopper (60L, 60R) and the feeding part (61) is opened when the blower electric motor (66) is activated. Machine.
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