JP2019106221A - 人口統計的利益を含む投資データを制御する対話方法及びシステム - Google Patents

人口統計的利益を含む投資データを制御する対話方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】人口統計的利益の特徴を有する投資ファンドを実装するシステム、方法、及びコンピュータ可読媒体を提供する。【解決手段】コンピュータシステム上で対話的投資プラットフォームを実装するように構成されたシステムは、人口統計的利益ファンドを有するファンドの作成を許可し、参加者、運営者、及びファンドマネージャが、ファンドを預け入れ、引き出し、または参照するためのインタフェースを含む。前記システムは、参加者が自身で選択した開始及び支払いスケジュールの下で支払われる前に、ファンド参加者の早期引出または死亡の結果として預入を受け取るオープンファンドとして前記人口統計的利益ファンドを含むように構成される。【選択図】図5

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容が参照によって本明細書に組み込まれる、2013年12月11日に出願された米国仮特許出願第61/914,785号の利益を主張する。
本発明は、定年計画、財産計画、または一般投資計画に適切な投資手段を通じて個人の投資の貯蓄を管理する方法、システム、装置、及び媒体に関する。より詳細には、本発明は、投資に関する市場利益、及び投資ファンドに参加する投資家のプールの実際の人口統計的経験に関する人口統計的利益(DR)の両方を得るために個人の参加者についての手段として投資ファンドを作成する。
資産マネージャ、銀行、及び保険会社などの金融サービス会社は、投資家にいくつかの投資の選択肢を供給する。それらの投資の選択肢は、投資家が投資の市場利益を得るための機会を提供すると共に、それらを投資の市場リスクにさらすことにもなる。市場利益は、資本市場元からの所与の期間を通じた投資に関する総利益、例えば、配当、利子、及びキャピタルゲインである。市場リスクは、市場価格における動きから生じる投資負債残高における損失のリスクである。
資産マネージャは、より少ない資産管理手数料で、投資家が市場利益を得るために預入を行うことができるファンドを提供し、投資家は、投資の全ての市場リスクを抱える。同様に、銀行は、預入手段(例えば、定額預金証書)及び投資ファンドを提供し、その両方が投資家に市場利益を提供すると共に、それらを市場リスクにさらす。この説明について、それらの投資手段を「投資ファンド」と言及することが便利であり、用語「資産マネージャ」は、銀行及びいくつかの保険業者を含む投資ファンドの提供者を指すが、システムは、それらの用語のみに限定されない。
保険会社は、様々な生存給付金及び死亡給付金を有する即時及び据置年金保険を供給することがあり、それらは、給付金手数料と共に資産管理手数料を課金することがある。年金保険商品は通常、預入または保険料を必要とし、それらは次いで、保険業者によって投資されることがある。保険業者は、最小限のファンド運用成果または最小レベルの生存給付金もしくは死亡給付金などの保証を提供し、その結果、投資家は、部分的に市場リスクから保護されることがあると共に、投資に関する市場利益のいくつかを得る。以下の説明では、それらのタイプのファンドは、「保険付きファンド」と称されることがあり、用語「保険業者」は、保険付きファンドのいずれかのタイプの提供者を表す。いくつかの保険会社はまた、上記で説明された資産マネージャと同様の投資ファンドを供給することがある。
多くの投資家は、第三者の財務アドバイザ、例えば、米国における登録投資アドバイザからのアドバイスに依存する。それらの投資アドバイザは、直接またはそれらの雇用者もしくは他の組織を通じてのいずれかで、投資家が投資及び保険ファンドのそれらのポートフォリオを構築することを支援することができる。いくつかの例では、それらのアドバイザはまた、それらのファンドを実際に管理しない場合でさえ、投資ファンドまたは保険ファンドのいずれかの管理となるように現れることがある特定の義務を行う。この説明の目的として、本明細書で説明される投資ファンドまたは保険付きファンドを投資家に実際に供給するいずれかの財務アドバイザは、資産マネージャまたは保険会社であるものと考えられる。
投資ファンド及び保険付きファンドは、投資家が将来のために貯蓄することを可能にするが、それらの間にいくつかの重要な差異が存在する。例えば、投資ファンドは通常、投資運用成果のいずれの保証も行わないが、保険付きファンドは、明確に(保証を提示することによって)または暗黙的に(割増価格設定の式を介して)のいずれかで保証を行うことが多い。また、投資ファンドは通常、それらのサービスについての手数料のみを課金するが、保険付きファンドは、サービスについての手数料及び保険付き給付金についての保険料の両方を課金することがある。適切な基準に加え、資産マネージャは通常、投資ファンドにおける預入を受け付けるときに年齢、性別、及び健康状態などの要因について投資家を引き受けないが、保険業者は通常、保険付きファンドにおける預入を受け付ける前にそのように行わない。結果として、真正な投資家は通常、いずれかの時に投資ファンドに投資することができるが、それらが保険業者の引き受け基準を満たさない場合、保険付きファンドに投資することを拒否されることがある。投資ファンドは通常、それらの投資家の人口統計的経験を検討せず、保険付きファンドは通常、検討する。保険業者は、「個人のリスク」をプールする概念を明確に使用することがあり、その結果、保険契約者(すなわち、保険付きファンドへの投資家)に提供されることになる保険料及び給付金を計算するときに、死亡率、疾病率、失効、及び他の行動的特性の集合的人口統計的経験が検討される。保険業者は通常、投資運用成果及び人口統計的経験が全ての保険付き商品にわたって全ての保険契約者によって共有される単一の一般勘定、並びに投資運用成果及び人口統計的経験が同一の別勘定に投資するそれらの保険契約者によってのみ共有されるいくつかの別勘定を通じて受け取る全ての保険料を管理するが、この例のみに限定されない。投資ファンドは通常、あらゆる投資家がいずれかの時にそれらの所有財産を売買することがあるので、それらの投資家の「世代間の公平性」を検討する必要がなく、異なる世代の投資家は、他の投資家の投資運用成果または人口統計的経験に関わらず、投資ファンドに参加することができる。保険業者は、保険数理計算を実行し、保険料及び給付金が世代間に基づいて広く公平であることを保証してもよく、異なる時期に保険付きファンドに加入し、将来いつでも保険付きファンドを脱退できる保険契約者の公正な処遇を保証する。その構築の性質によって、保険ファンドは通常、保険がかけられた保険契約者のプールにわたって公平であることが予想されるが、それは、いずれかの特定の個人についての代替的な投資手段よりも経済的であることがあり、または経済的でないことがある。例えば、年金保険を購入する投資家は、予想されるよりも長生きし、保険業者によって価格が付けられる場合に、給付金のより多くの払い出しを得ることによって「利益を得る」。このケースでは、追加の年金保険の支払いは、例えば、保険付きファンドへの他の投資家、保険商品、及び保険業者のシェアホルダによって行われる支払いの一部を間接的に使用することによって、保険業者によって支払われる。保険会社は、保険ファンドの一部ではないいくつかの保険商品を供給することができる。一方で、その同じ投資家は、それらの予想される寿命よりも前に死亡した場合に「損失を出す」が、それは、投資家が同等の年金保険の支払いを受け取らず、受け取る給付金に対して必然的に保険料を過剰に支払うためである。このケースでは、それらの相対的な過剰支払いは、部分的に保険業者のシェアホルダに支払うため、また、部分的により長生きする保険契約者の給付金の資金を供給するために使用されることがある。資産マネージャは通常、いかなる運用成果の保証も行わず、またはいかなる保険タイプの給付金も提供しないので、それらの約束に対して保持されることになる積立を必要とする保険タイプの負債はない場合がある。保険業者は通常、約束に対する積立を保持する必要がなく、結果として、不利なシナリオにおいて資産及び積立が要件に満たないリスクに対して資本を保持する必要がある。
保険業者及び資産マネージャの両方は、投資家が将来のために所得の元になる経時的な財産を形成することを可能にすることがある。投資家が貯蓄するのには多くの理由があるが、主要な動機付けは、定年後のために貯蓄することである。米国及び世界的には、健康及び安全性の向上により寿命が延び、それによって、個人が定年後に過ごす年数が増加している。簡単に言うと、個人は、貯蓄で長生きすることに関心を持っている。これは、貯蓄を増加させ、定年後の期間にキャッシュフローを創出する投資手段について世界的な需要をもたらしている。
資産マネージャは、投資家が国内及び世界的な資本市場の様々な部門及び部分において利益を求めることを可能にする様々な投資手段を提供することによって、この需要に応えている。手段及び特定の投資の焦点に関わらず、基本的な潜在する構造は同一のままであり、すなわち、投資家は、市場利益を得るために市場リスクを取る。投資利益または所得創出の保証がないので、投資家が財産を築くことを資産マネージャが支援するための唯一の方法は、取るリスクに対してより優れた市場利益を提供することである。投資家が歳をとるにつれて、それらは、投資の焦点をよりリスクの高い資産分類から相対的に安全な資産分類にシフトさせる傾向にある。資産マネージャは、そのシフトを自動にし(例えば、ターゲットデート型ファンドを使用して)、またはそのシフトを投資家の裁量で行う投資ファンドを提供する。定年後に必要な現金が投資によって創出される所得を上回る場合、投資家は、更なる現金を創出するために所有財産の一部を販売する能力を有する。そのようなアプローチの1つの否定的側面は、所有財産が完全に売り払われると、その投資からの更なる所得がないことである。
保険業者は、投資家または保険契約者にいくつかのタイプの年金保険を販売することによって、定年後のキャッシュフローのためのこの需要に応えている。生死条件付き年金保険は、より長生きする人の資産のリスクを保険会社に移転する。投資家に利用可能な様々な年金保険が存在するが、ほとんどは、2つの広いカテゴリ、据置年金保険及び即時年金保険のうちの1つに該当する。据置年金保険は通常、保険付きファンドに預入を行うことによって投資家が定年する前に購入される。購入日と年金支払い日との間の期間は、その間に投資された資産が市場利益及び/またはいずれかの保証された利益と共に増加する「蓄積段階」と称されることがある。蓄積段階の終わりに、「支払い段階」が始まり、投資家は、標準的な所得、または蓄積された財産に基づいており、据置年金保険ポリシーに含まれた保証によって増強される年金保険を受け取る。即時年金保険は通常、「蓄積段階」を有さず、よって、投資家は、即時的に開始する(典型的には、購入の後の1か月)所得の流れを購入するために、保険付きファンドに預入を行うことがある。
購入または年金支払いの時、投資家は、年金保険の支払いを受け取る期間の長さを選択することができる。年金保険は、投資家が生存する実際の年数に関わらず、特定の期間、例えば、30年の間に購入されることがあり、これは、いかなる長生きのリスクも保険業者に移転しない。終身給付金は、投資家が生存する時間の長さに関わらず、年金保険を支払い、このオプションは、長生きのリスク全体を保険業者に移転する。予想通り、終身年金保険は、長生きのリスクに関して関心がある投資家に魅力的であるが、移転するリスクの量に起因して、保険付きファンドに預け入れられるために必要とされる前払い保険料は、終身保証なしの商品よりも相対的に高くもある。
保険業者はまた、保険業者の一般勘定によって創出される投資利益に満足する投資家が、「固定」年金保険を選ぶ傾向があることを認識している。それらの投資の選択肢をより統制することを好む投資家は、「可変」年金保険を選ぶ傾向があり、別勘定においていくつかのポートフォリオまたはそれらのポートフォリオ全体を投資する。固定年金保険では、保険業者は市場リスクを抱え、投資家は、資産の実際の潜在する運用成果に関わらず、定期的にリセットされる保証されたレートを受け取る。可変年金保険では、投資家は、市場リスクを抱え、それらの資産価値は、投資利益と共に上昇及び下降することがあるが、そのリスクのうちのいくつかは、保険業者の保証によって軽減される。
本明細書で説明されるそれらの及び他の特徴に関わらず、年金保険は、保険付きファンドに投資された預入から払い出され、よって、それらは、投資家に市場利益へのいくつかの参加を提供すると共に、それらを市場リスクの完全な影響から遮断する。
保険会社に加え、トンチン年金は、死亡リスクをプールするための別の手段である。米国及び他の国では、トンチン年金は許可されていない。Kent McKeever,Director of the Diamond Law Center at Columbia Universityは、「A Short History of Tontines」(Fordham Journal of Corporate and Financial Law,2009)の論文においてトンチン年金を以下のように定義している:
トンチン年金は、それを通じてシェアホルダが生存している間に、それらがいくつかの形式の利潤または給付金を引き出す投資政策であるが、各々のシェアの価値は、各々のシェアホルダの死亡時に他の参加者に移り、シェアホルダの相続人には移らない。トンチン年金は通常、シェアホルダの人数が賛同した少数に到達するときに、生存するシェアホルダに資産の解散及び分配を通じて終結する。
論文で述べられるように、トンチン年金のこの定義は、今日現在供給されている保険商品の範囲を含むのに十分に広い。トンチン年金のいくつかの特性を検討することが有益であることがある。第1に、参加者の固定プールは、開始時にトンチン年金のメンバになり、よって、新たな参加者は、開始後に加入することができない。第2に、保険タイプの引き受けは、参加者の年齢、性別、及び健康特性が実質的に類似であることが必要とされる。第3に、参加者への払い出しは、早期に死亡する参加者への損失において最後の生存者に系統的に利益となる。
「A Mutual Fund to Yield Annuity−like Benefits」(Financial Analysts Journal,Vol.63,2007)と題する論文では、Ralph Goldsticker of Mellon Capitalは、投資家の年齢及び性別に特有の群に供給される年金保険−トンチン年金の組み合わせを提案している。
「Tontines For the Invincibles:Enticing Low Risks Into The Health−Insurance Pool With An Idea From Insurance History And Behavioral Economics:(Wisconsin Law Review,Vol 2010,pg 79;University of Pennsylvania Institute for Law and Economic Research Paper No.09−07)と題するそれらの論文では、Tom Baker及びPeter Siegelmanは、米国における生命保険トンチン年金の歴史、及び健康保険への考えられる適用の歴史を辿っている。それらは、生命保険トンチン年金が、権利を有する生存者が据置の配当を特定の年数後の生存者に対するボーナスとして受け取る商品であったことを述べている。トンチン年金の生命保険は、それが1906年に規制当局によって統制されたとして非常に成功している。著者は、可変の年金保険商品を伴う最近の開発が、初期の生命保険トンチン年金の保険及び投資の特徴を束ねることのうちのいくつかを再現することを指摘している。
本明細書で説明される本発明は、トンチン年金ではない。特に、投資ファンドは、オープンエンド型ファンドであり、よって、新たな参加者は、後のいずれかの時に加入することができ、現在の参加者は、後に、追加の預入を行うことができ、引出を行うことができる。保険タイプの引き受けは必要とされず、よって、参加者が同質であることは要件ではない。最後に、早期に死亡する参加者と共により長く生存する参加者についての可能な支払いの範囲が存在し、よって、最後の生存者が死亡を含むいずれかの理由で早期に死亡する投資家よりも常に良い状態になることを保証する体系付けられた構造が存在しない。
本発明はまた、生命保険トンチン年金ではない。例えば、本発明は、保険料の支払いを必要とせず、その両方が生命保険トンチン年金の定義の必要な部分である、金融機関による投資家のリスクを想定しない。
保険業者及び資産マネージャは、投資家に対してより良好な商品及び選択肢を提供するために相互に競争、協同、及び学習している。それにも関わらず、特に人口統計的経験に関して上記で説明された差異が残っている。保険付きファンドは、保険料または預入及び給付金を決定するときの投資家または保険契約者の予想される人口統計的経験、及び実際の人口統計的経験を含むことがあるが、そのリンクは、投資家に対して明白でないことがあり、または明瞭かつ透明でないことがある。保険会社及び投資ファンドがそれらの商品における投資家または保険契約者の人口統計的経験への何らかの参加を提供する場合、以下で更に詳細に説明されるように、「実際」に基づくのではなく「合成」に基づいて行われる。
保険会社は、それらが保険ファンドにおいて供給される商品について、並びにそれらの商品をサポートするために使用される積立及び資本についての価格付け及び給付金の計算において使用する、予想される人口統計的経験(例えば、死亡率及び引出イベント、新たな保険契約者による追加のビジネス、既存の保険契約者及び他の保険契約者の振舞いの特性による新たな寄与)についての想定を発展させる。保険会社は、それが経時的に現れるにつれて、実際の人口統計的経験と予想される人口統計的経験との間の差異を吸収及び平坦にすると共に、それらのビジネスにおいて他の偶発性をもたらすために、積立及び資本を保持する。実際の人口統計的経験が経時的に現れるにつれて、保険会社は、予想される将来の人口統計的経験についてのそれらの想定を更新することがある。いくつかの例では、保険会社は、集合的に保険契約者のグループの実際の人口統計的経験に基づいて、将来の保険料または給付金額を修正することがあり、同時に、予想される人口統計的経験からの将来の逸脱に合うようにそれらの積立及び資本を調節する。過去の人口統計的経験からの逸脱は、保険会社の積立及び資本によって吸収され、前に収集された保険料または支払われた給付金を調節するためには使用されない。他の例では、いくつかの保険契約者は、実際の人口統計的経験と予想される人口統計的経験との間の差異が保険会社に対する利得を創出することができるときに生じることがある、利潤のシェアを受け取ることがある。これは特に、保険契約者が相互保険会社のシェアホルダでもある相互生命保険会社について当てはまる。相互保険会社は、会社の利潤への参加を反映する保険契約者に配当を支払うことがあり、そのいくつかは、過去の人口統計的経験に起因して利潤から生じていることがある。それによって保険会社が将来の保険料及び給付金における保険契約者の人口統計を反映し、または過去の人口統計的経験に起因して得られる利潤のシェアを提供するそれらの実務は、本明細書で「合成」と称され、これは(1)様々な保険数理式及び計算が保険契約者の実際の人口統計的経験への制限された参加、及びおおよその参加を生成するために使用され、(2)保険会社の投資家及び管理者などの他のグループはまた、実際の人口統計的経験からのいずれかの利得において共有することがあり、(3)そのような制限された参加は概して、実際の経験の発生と同時ではないが、後に配分されるためである。
現在、投資ファンドは、それらの投資家の人口統計的経験へのいずれの参加を提供せず、その結果、投資家への利益を決定する際に検討されない。いくつかの投資ファンドは、例えば、投資のポートフォリオに生死条件付き保険リンクセキュリティ(ILS)を含めることによって、またはポートフォリオに関する利益を死亡率もしくは人口統計指標にリンク付けることによって、死亡リスクへの参加を投資家に供給することがある。(ILSは、保障に基づく、すなわち、保険がかけられた保険契約者のプールの実際の経験、または指標に基づく、すなわち、保険がかけられた保険契約者のプールの実際の経験についての代理である死亡指標を参照することによってのいずれかで、保険または年金ポリシーのプールの人口統計的経験にさらされる資産担保証券のタイプである。)そのようなファンドは、基準証券または指標を通じて保険がかけられた保険契約者のプールの人口統計的経験への参加を供給するが、それらは、投資家にその投資ファンドへの投資家に匹敵する者の実際の人口統計的経験への投資家のいずれの参加を供給しない。そのようにして、それらの投資ファンドはまた、経験が、投資家とは異なる保険契約者の指標または母体数に関するものでもよいので、投資家に、人口統計的経験への参加のための「合成」基準を提供する。
上記で説明された「合成」基準とは対照的に、本発明は、人口統計的利益を投資家に提供する「実際の」基準を使用する。そのような「実際の」基準は、(1)投資家が、予想されるもしくは指標付けられた人口統計的経験、またはそのような同様の合成手段を参照することなく、同一の投資ファンドにおける投資家に匹敵する者の実際の人口統計的経験への参加に直接寄与し、それから完全に利益を得、(2)実際の人口統計的経験が、そのような実際の人口統計的経験の発生と同時に投資家に利用可能な、経済的利益、正味手数料に完全に反映され、(3)実際の及び予想される指標付けられ、または他の合成人口統計的経験の間の変動を吸収するために積立または資本バッファを生成及び維持する必要性が存在しない、ことを意味する。
従来技術を拡張する1つの方法は、投資家が投資ファンドにおける投資家に匹敵する者の実際の人口統計的経験に参加することを可能にするオープンエンド型投資手段を開発することである。
本発明の1つの実施形態の原理に従って、人口統計的利益の特徴を有する投資ファンドを実装するシステム、方法、及びコンピュータ可読媒体が提供される。
本明細書で開示及び特許請求される発明の1つの態様は、投資に関する市場利益及び人口統計的利益の両方を投資家(参加者)に提供する投資ファンドを作成及び実装するためのコンピュータ実行方法、システム、装置、及び非一時的媒体を含む。発明の1つの実施形態は、ファンドへの参加者及び投資家にファンドを供給する資産マネージャの両方に対する投資ファンドの、コンピュータシステムによる動作及び実装態様の機構を確立する。
本発明の1つの実施形態は、参加型定年投資勘定(PRIA)と称される。PRIAは、個人投資家が定年後のために貯蓄することを可能にする新たなタイプの投資ファンドである。それは、PRIAファンドに投資する個人参加者の人口統計的振舞い及び経験に基づくリスクプールの概念の新規な実装態様である。PRIAファンドは、それらの定年貯蓄計画(米国における正規及び非正規計画として知られる)を通じて、または個々に(すなわち、いずれの定年貯蓄計画の一部でもない)のいずれかで資産マネージャによって投資家に供給されてもよい。PRIAは、投資ファンドであり、保険ファンドではない。実施形態はまた、保険ファンドのいくつかの特性を含む投資ファンドを含むことができるが、本発明の実施形態の目的及び必要な動作のいくつかまたは全てと一貫した投資ファンドの関連する特性から逸脱しない。保険ファンドのいくつかの特徴を組み込むが、実質的に投資ファンドのままである投資ファンドはなお、投資ファンドと考えられる。ファンドへの加入を引き受けることを必要とすること、またはファンド参加者が同一の分類に該当することを必要とすること(例えば、同一のファンドへの参加者が同一の契約年齢の階層もしくは人口統計にある必要がある)などの特徴、あるいは投資に関する最小限の保証された利益を支給することは、投資ファンドを効果的に保険ファンドにさせる特性である。概して、PRIAが保険商品として統制されるように保険商品の特徴と組み合わされるとき、PRIAはまた、米国では、保険会社の別勘定または一般勘定などの保険ファンドを介して供給されることがある。PRIA及び本発明の実施形態は、投資家が市場利益(保証なし)及び人口統計的利益の両方に参加することを可能にすることができる。
資産マネージャ(保険会社の一部であってもよい1人を含む)は、オープンエンド型PRIAファンドを構成し、投資家に供給することがある。いずれかの個人は、いずれかの時にPRIAファンドに加入することができ、預入及び引出を行うことができ、年齢、性別、または同様の要因に基づく保険タイプの引き受けについての要件が存在しない。参加者または投資家は、金銭をPRIAファンドに預け入れることができ、それを通じて金銭が投資されるサブファンド(相互ファンドなど)の選択肢に預け入れることができる。(代替的な実施形態では、サブファンドの選択肢は、PRIAファンド及びサブファンドの機構が単一の投資ファンドにまとめられることがあるケースである、単一のサブファンドに限定されることがある。)
参加者は、2つの元から利益を得ることができる。第1の元は、市場力学、例えば、配当、利子、キャピタルゲイン、及び損失に起因したそれらの投資における変動である、市場利益である場合がある。第2の元は、それらの投資家に匹敵する者の人口統計における変動に起因したそれらの投資における変動である、人口統計的利益(DR)である場合があり、これは、人口統計的リスクのプールである。
参加者は、それらが保有するサブファンドの各々への投資を、通常は2つの結果と共にいずれかの時に販売することができる。第1に、販売が事前に準備されたスケジュールに基づいている場合(典型的には、参加者が定年し、生活の支出を賄うために金銭が必要となるときの数年後)、参加者は、市場利益及びDRの組み合わせを反映したより高い利益を受け取る。第2に、販売が自発的に行われ、または個人の死亡時に行われる場合、参加者または受取人(死亡の場合)、資産マネージャによって定義されたスケジュールに従って市場利益よりも低い利益を受け取る。
より高い利益とより低い利益との間の差異は、DRサブファンドに寄与することがある。簡潔にするために、DRサブファンドは、単一、別個の投資ファンドとして説明されるが、以下で説明されるように、他の代替物も利用可能である。全てのPRIA参加者は、例えば、PRIAファンドへの総投資の額、またはいくつかの他の与信式に基づいて、DRサブファンドの比例するシェアで与信されることがある。DRサブファンドは、資産マネージャによって管理されることがあり、投資戦略及び運用成果は、投資家に供給される他のサブファンドと同様の方式で説明される。
投資家のアクションに基づいて異なる利益を供給する他の投資商品が存在する。例えば、銀行の譲渡性定期預金証書は、それらが満期の間に投資されるままである場合に、利子を投資家に支払う。投資家が早期に引き出す場合、それらは、利子を受け取らず、銀行はその利子を維持する。スケジュールされた引出を行う参加者とスケジュールされない引出を行う参加者との間のPRIAの区別された利益は、銀行CDの区別された利子の支払いと同一の精神に従っている。それらの少なくとも1つについてのPRIAの革新は、DRの利益の元が個人参加者の人口統計的アクションであり、DRの利益が残りの参加者によって共有されることである。
PRIA参加者は、いずれの保険タイプの保険料を課金されず、いずれの保険タイプの給付金または保証を受け取らない。そのような給付金及び保証は、別々の手数料について、参加者へのオプションとして別々に販売されることがある。そのような保険タイプの特徴はまた、局所的な保険規制の下に保険商品として商品に資格を与えるためにPRIAと組み合わされることがある。
資産マネージャは、いくつかの任意選択の特徴及びいくつかの必要とされる構成要素を供給することができる。例えば、資産マネージャは、参加者が最初の預入を行うときの開始時に、所有財産のスケジュールされた販売を行うことを開始する日付、所有財産が販売される期間、及び各々の日付において創出されることになる所有財産の比率または販売するドルの額をそれらが選択することを必要とすることがある。(これは、据置年金保険の蓄積段階及び支払い段階と同様である。)資産マネージャは、スケジュールされた販売が開始する前の最小年数、及びスケジュールされた販売が行われる最小年数を必要とすることがある。資産マネージャは、投資家が所有財産のいずれかの部分のスケジュールされていない販売を有するイベントにおいてどのようにより低い資産価値が計算されるかを開示する。同一のPRIAファンドの下のサブファンドの間の移転は、PRIAファンドからの引出をもたらさないので、資産マネージャによって課金されるいずれかの管理手数料を除き、いずれの価値の損失なしに許可される。それらの特徴及び構成要素の更なる詳細が以下で説明される。
資産マネージャの視点から、PRIAファンドは、人口統計的利益構成要素を含むことを除き、それらの他の投資商品と同様の方式で運用する。そのようにして、実装態様は、通常のファンドの販売及び運営のピークの「オーバレイ」として特徴付けられてもよい。これは、PRIAシステム及び工程が資産マネージャの従来の投資ファンドシステム及び工程に追加されてもよいことを意味する。資産マネージャがいずれの保証も供給しておらず、参加者への全ての支払いが蓄積された投資された預入から来ているので、保険タイプの積立が保持される必要はない。単一の資産マネージャは、いくつかのPRIAファンドを供給することができ、各々は、それらのクライアントを基準にする異なるセグメントに応じるためのそれ自体の特徴を有する。
投資家の視点から、PRIAファンドは、DRの態様の運用に関連するいくつかの差異を有する、標準的な定年貯蓄手段と同様の方式で運用する。投資家は、PRIAファンドがいずれかの定年計画の下に供給される場合、そのような計画のルールが課される、PRIAファンドへの初期の預入及び追加の預入をいずれかの時に行うことができる。PRIAファンドに投資するときに必要とされる年齢、性別、医療、または他の保険タイプの引き受け工程は存在しないが、資産マネージャは、それらの裁量においてそのようにすることを選択することがある。投資家が同時に利用可能な追加の保険付き給付金を購入することを選ぶ場合、引き受け工程が次いで必要とされることがある。日払いが行われる定年年齢を選択する要件は存在しないが、投資家は、大抵、スケジュールされた払い出しが行われる開始日を選ぶことを必要とされる可能性が高い。投資家は、スケジュールされていない支給と共に、いつでもファンドを引き出すことができ、早期引出は、スケジュールされた販売よりも低い払い出しをもたらす。各々の預入では、投資家は、個人の好みに基づいてサブファンドの選択を行い、それにしたがって預入を配分する。投資家は、定期的に(例えば、日ごとに)それらの投資負債残高を把握し、それらが受け取っている市場利益と共に、人口統計的利益のそれらのシェアからの寄与を追跡することができる。投資家は、それらの市場利益と共にそれらの人口統計的利益の機会の両方を多様化するために、1つよりも多くのPRIAファンドに投資することができる。
経済的な視点から、PRIAは、プールの人口統計的リスクについて各々の参加者に保険料を課金することなく、人口統計的リスクのプールを提供する。死亡給付金、引出給付金、または年金給付金がPRIA内で提供されないので、投資家は、保険タイプの保険料を支払う必要がないはずである。PRIAファンドは、ゼロ和ベースで運用し、すなわち、PRIAファンドは、全ての投資された資産が最終的に全てのスケジュールされた払い出し及びスケジュールされていない払い出し、ならびにファンド支出を支払うクローズドシステムである。各々の参加者は、所有財産のうちのいくつかもしくは全てのスケジュールされていない販売を早期に行うことによって、DRサブファンドへの寄与者になることができ、所有財産のスケジュールされた販売を行うことによってDRサブファンドからの受取人になることができ、またはそれらの所有財産のスケジュールされた販売及びスケジュールされていない販売の両方をそれらが行う場合、寄与者及び受取人の両方になることができる。投資家がDRに寄与することがある潜在的な額は、年齢ではなく、それらがPRIAファンドに投資された時間の長さに依存し、保険商品について説明される世代の公平性の概念が、同一の方法で適用されない。
PRIAファンドへの投資は、個人が所有する財務計画手段のポートフォリオの一部を形成することが予想される。彼らは家族を自身の不時の死亡から保護するために生命保険を使用する。それらは、財産を増加させ、計画外の財務上の必要性のための流動資産を保存するために、従来の投資ファンドを保有する。PRIAファンドは、投資家が長期間貯蓄し、定年後の数年にそれらが引き出すことができる投資を最小にするメカニズムを有することを可能にするためのそのポートフォリオの一部を形成する。
PRIAファンドへの参加者は、投資利益のうちのいくつかをスケジュールされていない自発的または非自発的な(死亡)早期引出時に差し控える必要があることに対する、定年後にファンドを有するそれらの有用性に基づく経済的トレードオフを成している。例えば、投資家は、死亡時に、相続人に支払われる額が十分に合理的である限り、投資に関する全ての利益をそれらが必要としないことを合理的に説明することができるが、老齢における生活をサポートするために定年後により高い払い出しの流れを有することを好む。
上述した機能性を実行し、関連する対話の特徴及びツールを提供するように構造化されたコンピュータ実行システムが実装されてもよい。コンピュータ実行システムは、人口統計的利益の特徴を有する投資ファンドを管理することに向けられてもよい。システムは、1つ以上のコンピュータと、コンピュータ実行可能命令及びコンピュータ実行可能命令によって使用されるデータを記憶した接続された電子記憶装置とを含み、1つ以上のコンピュータ、コンピュータ実行可能命令、及びデータは共に、クライアントエンドデバイスとのネットワーク接続によって潜在的な参加者、参加者、及び運営者との対話を扱うことを含む、投資ファンドの運用についての構造を処理する対話式アプリケーションを提供するようにコンピュータシステムを構成する。対話式アプリケーションはまた、PRIAオーバレイシステム(POS)と称されてもよく、またはPOSによって実装されてもよい。
コンピュータはまた、投資ファンドへの参加者を登録し、参加者に関する個人情報を受信及び記憶するように構成される。コンピュータは更に、投資ファンドへの参加者についての個人アカウントを作成するように構成され、アカウントは、複数の多様な分類にある参加者についての同一の投資ファンドにおいて作成されるように利用可能であり、それを通じて参加者がアカウントの清算段階についての開始日及び支払いスケジュールを自身で選択するアカウント作成インタフェースを提供し、自身で選択した開始日は、即時にまたは後のいずれかの時に開始するように構成されてもよい。POSはまた、アカウント作成インタフェースを提供してもよい。
コンピュータはまた、ファンドへの各々の参加者によって行われる1つ以上の投資寄与預入を識別する元本データを受信及び記憶し、投資ファンドにおいて利用可能な投資手段への参加者ごとの投資寄与預入の使用から創出される持ち株を識別する所有権データを生成及び記憶するように構成される。
コンピュータは、人口統計的利益ファンドの運用を投資ファンドの一部として統括する構造を実装し、人口統計的利益ファンドにおける所有権を投資ファンドの一部として作成することによって、追加の所有権データを生成及び記憶するように構成され、システムは、指定された式によって投資ファンドへの参加者ごとの人口統計的利益所有権単位を作成するように構成される。
コンピュータは更に、対応する投資手段から創出される市場利益に関する投資利益データを受信し、それらの投資手段への参加者の持ち株の計算された現在価値を指定する出力データを生成するように構成される。コンピュータはまた、それを通じてコンピュータシステムが現在価値に関する情報を受信し、ファンド参加者に提供するために他のコンピュータシステムと対話するアカウント価値インタフェースを実装するように構成され、現在価値は、市場利益を組み込む投資手段へのその参加者の投資寄与の現在価値、及びその参加者の人口統計的利益所有権単位の現在価値を含む。POSはまた、アカウント価値インタフェースを提供してもよい。コンピュータは、それを通じて参加者がアカウントからファンドを引き出すことを要求する引出インタフェースを実装し、それを通じて参加者の死亡がシステムに報告され、システムが、各々の参加者の死亡が通知されると個人アカウントを自動で閉鎖し、適用可能な控除または課金を課され、アカウント価値の支払いを引き出し、指定された受取人に発行するクライアント生活状態インタフェースを実装するように構成される。POSはまた、クライアント生活状態インタフェースを提供してもよい。
コンピュータは更に、1人以上の個人参加者が、その参加者の自身で選択した支払いスケジュールが完全に満たされる前に死亡するとき、または1人以上の個人参加者が、その参加者の自身で選択した支払いスケジュールが完全に満たされる前にアカウントから引き出すことを要求するとき、対応するアカウントから現在のアカウント価値の計算された額を控除し、控除を提供人口統計的利益ファンドに自動で預け入れるように構成され、コンピュータシステムは、自動預入が人口統計的利益ファンドへの預入による財務的寄与の実質的に全てとなるように人口統計的利益ファンドを管理する。好ましくは、自動預入は、財務的寄与の全てであるが、これに限定されない。コンピュータはまた、引出要求を処理し、引出の承認を示す出力信号を生成し、支払い及び支払いの額の表示を達成するように転送を命令する信号を発行する支払い工程を実装し、人口統計的利益アカウント価値インタフェースを実装するように構成され、人口統計的利益アカウント価値インタフェースは、参加者の死亡時に人口統計的利益ファンドへの自動預入が行われ、対応するアカウントを閉鎖するとき、または自身で選択した支払いスケジュールが完全に満たされる前に引出が行われるときに、人口統計的利益ファンドにおける参加者所有権単位の現在価値を上方に調節し、人口統計的利益アカウント価値インタフェースは、寄与の投資から創出される財務的利益及び財務的利益の再投資を人口統計的利益ファンドに組み込むことによって、人口統計的利益ファンドにおける参加者所有権単位の現在価値を調節する。
コンピュータは、各々の参加者によって選択される指定された開始日から開始する投資ファンドからのスケジュールされた支払いを命令し、それらの投資手段からの各々の参加者の現在価値及び人口統計的利益ファンドにおけるその参加者の現在の所有権単位の現在価値からの支払いの額についての投資ファンドからの引出額を決定するように構成される。
1つの実施形態では、システムは更に、進行中の工程として、特定の最少額の投資がファンドに残るか、最小数の参加者が投資に残るか、または特定の最小レベルの分類における多様性が維持されるかを判定するように構成され、システムが、ファンドが最小限を下回ることをデータが反映すると判定するときにファンドを閉鎖するファンド解約構成要素を含む。別の実施形態では、システムは更に、ファンド解約構成要素が、予め構成された開始期間が満了した後に進行中の工程を実行するように構成されることを含む。更なる別の実施形態では、システムは、初期の開始期間の後に、投資の特性を監視し、特定の特性または特性(複数)が満たされる場合、ファンドを解約し、対応する支払いを発行するファンド解約構成要素を含む。1つの実施形態では、システムは、アカウント作成インタフェースが、各々の参加者に、それらの投資寄与の適用についての異なる投資手段から選択するオプションを提供することを含む。
別の実施形態では、システムは更に、アカウントが作成された後に、参加者が追加の投資寄与を行うことを許可するように構成される。更なる別の実施形態では、システムは更に、特定の参加者のスケジュールされた支払いが終了したときに、その参加者のアカウントを閉鎖するように構成される。1つの実施形態では、コンピュータシステムは更に、ファンドプロバイダがファンドの機能する特性を構成することを可能にする対話的オプションを提供する運営インタフェースを含むように構成される。別の実施形態では、コンピュータシステムはまた、オーバレイシステムとして実装されるように構成される。更なる別の実施形態では、コンピュータシステムは更に、人口統計的利益ファンドを組み込む投資ファンドの運用のモデルを提供する販売システムを含むように構成される。1つの実施形態では、コンピュータシステムはまた、20代、30代、40代、50代、及び60代の参加者を含む多様な年齢分類を有する参加者を可能にするように構成される。別の実施形態では、コンピュータシステムはまた、男性及び女性の参加者を含む多様な性別分類を有する参加者を可能にするように構成される。更なる別の実施形態では、コンピュータシステムは更に、多様な健康分類を有する参加者を可能にするように構成される。
1つの実施形態では、システムは更に、コンピュータシステムが投資ファンドをオープンエンド型ファンドとして実装することを含む。別の実施形態では、システムは、コンピュータシステムが、引出または投資寄与に、投資ファンドを管理するための運営支出または手数料を課させることを含む。更なる別の実施形態では、システムは更に、人口統計的利益ファンドが、参加者が死亡し、または早期引出が要求されるときに最初の自動預入が実行されるまで人口統計的利益ファンドの現在価値がゼロであるように設計されることを含む。1つの実施形態では、システムは更に、財務的アドバイザまたは他の仲裁者との対話性のためのインタフェースを含む。別の実施形態では、システムは更に、自身で選択した開始日及び支払いスケジュールを参加者によって修正することができること含む。更なる別の実施形態では、システムはまた、人口統計的利益ファンドにおける所有権単位が指定された式を使用して投資ファンドにおける持ち株から導出されることを含む。
1つの実施形態では、システムは更に、指定された式が、人口統計的利益ファンドにおける所有権単位を決定するために投資ファンドにおける持ち株以外の要因を使用することができることを含む。更なる別の実施形態では、システムはまた、参加者がウェブサイトまたはクライアントアプリケーションからアカウントの状態及び価値を参照するためにログインすることを許可し、また、引出を行うことまたはアカウントを解約することを要求することを許可する構成要素を含み、それに応じて、ファンドは、要求を処理し、グラフィカル表示を生成し、投資ファンドから支払いを発行する。1つの実施形態では、システムは更に、ネットワーク接続を通じて、潜在的な参加者からアカウントを開設する要求を受信することと、各々の潜在的な参加者の分類を指定する潜在的な参加者情報を記憶することと、アカウントを開設し、投資ファンドを構成するためにその情報を使用することと、分類に関する閾値情報をチェックしてファンドを閉鎖するかを判定するためにデータを使用することと、を含む。
別の実施形態では、システムは更に、対応するアカウントからの現在のアカウント価値の計算された額の控除を適用することなく、1人以上の参加者が指定された数の引出を行うことを可能にするように構成される。更なる別の実施形態では、自身で選択した支払いスケジュールは、システムの運営者または資産マネージャによる承認と共に、支払いスケジュールへのいずれかの修正が課される。1つの実施形態では、自身で選択した支払いスケジュールは、資産マネージャによって許可されるように修正可能である。別の実施形態では、修正のうちのいくつかは、手数料が課される。更なる別の実施形態では、支払いスケジュールは、最小数の支払いを含むことが必要とされ、及び/またはいずれかの支払いが払い出される前の最小期間を必要とする。1つの実施形態では、システムは更に、参加者に、いずれかの特定の支払い日にスケジュールされた支払い額未満の額を受けるオプションを提供するように構成される。
コンピュータ実行システムは、人口統計的利益ファンドを有するファンドの作成を許可し、参加者、運営者、及びファンドマネージャが、ファンドを預け入れ、引き出し、または参照するためのインタフェースを含む、コンピュータシステム上で対話的プラットフォームを実装することに向けられてもよく、システムは、参加者が自身で選択した開始及び支払いスケジュールの下で支払われる前に、ファンド参加者の早期引出または死亡の結果として預入を受け取るオープンファンドとしての人口統計的利益ファンドを含むように構成される。
非一時的コンピュータ可読媒体などのコンピュータ可読記憶媒体は、本明細書で説明されるシステムの少なくともいくつかのステップの少なくともいくつかを実行するように(例えば、本明細書で説明される特徴、機能、処理、またはシステムを提供するように)プロセッサまたは電子デバイスによって実行される命令を含むことができる。
開示を読んだ後、及び本明細書で表現されるように、望まれる場合、例示的なシステム、方法、またはコンピュータ可読媒体の要素のうちの1つ以上の特徴は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、システム、方法、またはコンピュータ可読媒体のより広いまたは異なるバージョンに到達するように除外、修正、または再配置されてもよいことが当業者によって理解されよう。
よって、本発明の好ましい実施形態及び例示的な実施形態を一般的な用語で説明したら、ここで添付図面を参照するが、これらは必ずしも縮尺通りには描かれていない。
本発明の1つの実施形態に従った、資産マネージャによって供給されるPRIAファンドにおける資産の単位の参加者の所有権を示す、本発明における主要なオブジェクト及びエンティティの表現である。 本発明の1つの実施形態に従った、PRIAファンドを設計することから、その運用及び最終的な閉鎖までの資産マネージャの工程の概略フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、PRIAファンドについて学習することから、それを投資し、最終的に投資を販売し、PRIAファンドを残すまでの参加者の工程の概略フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、PRIAファンド設計システムの概略フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、資産マネージャ運営システム及びPRIAオーバレイシステムの統合としてのPRIAファンド運営システムの概略フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、実例シミュレータを含むPRIA参加者販売システムの概略フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、資産マネージャアプリケーション及び参加者アプリケーションによってアクセスされる3つのPRIAソフトウェアシステムを示す概略フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、資産マネージャ運営システムとPRIAオーバレイシステムとの間のデータフローを示す概略フローチャートである。 本発明の1つの実施形態に従った、経時的な人口統計的利益の概念を示す図である。 本発明の1つの実施形態に従った、PRIAファンド及び他の投資家タイプによってサブファンドを同時に及び柔軟に使用することができることを示す概略ブロック図である。 本発明の1つの実施形態に従った、人口統計的利益への寄与の概念を示す図である。 本発明の1つの実施形態に従った、単純から複雑なものに及ぶ、PRIAファンドについての設計の範囲を示す概略ブロック図である。 本発明の1つの実施形態に従った、人口統計的利益の特徴を有する投資ファンドを管理するシステムの例示的な実装態様で使用するための様々なコンピュータシステム構成要素を有するブロック図を示す。
ここで、本発明の好ましい実施形態は、添付図面を参照して以下で更に完全に説明される。しかしながら、本発明は、多くの異なる形式で具体化されてもよく、本明細書で示される好ましい実施形態に限定されるとして解釈されるべきでなく、むしろ、それらの好ましい実施形態は、本開示が完全且つ全部であり、発明の範囲を完全に当業者に伝えるように提供される。本発明は、ハードウェア及びソフトウェアの異なる組み合わせで実装されてもよい。コンピュータ実行装置として実装される場合、本発明は、本明細書で説明されるステップ及び機能の全てを実行する手段を使用して実装される。本発明は、例えば、コンピュータ使用可能媒体を有する製品(例えば、1つ以上のコンピュータプログラム製品)に含まれてもよい。媒体は、例えば、本発明のメカニズムを提供及び促進するコンピュータ可読プログラムコード手段をそこに具体化している。製品は、コンピュータシステムの一部として含まれてもよく、または別々に販売されてもよい。その広い発明的概念から逸脱することなく、本明細書で説明される実施形態への変更が行われてもよいことが当業者によって認識されよう。したがって、本発明は、開示される特定の実施例に限定されないが、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲内での修正を網羅することが意図されることを理解されよう。説明を目的として、本発明の1つの好ましい実施形態は、参加型定年投資勘定(PRIA)と称される。
PRIAファンドは、投資家が市場利益(保証なし)及び人口統計的利益の両方に参加することを可能にする、それらの定年貯蓄計画(米国における正規及び非正規計画として知られる)を通じて、または個々に(すなわち、いずれの定年貯蓄計画の一部ではない)のいずれかで資産マネージャによって投資家に供給されるオープンエンド型投資ファンドである。いかなる個人も、PRIAファンドに加入することができ、いつでも預入及び引出を行うことができ、年齢、性別、または同様の要因に基づく保険タイプの引き受けについての要件が存在しない。参加者(投資家)は、金銭をPRIAファンドに預け入れ、それを通じて金銭が投資されるサブファンド(相互ファンドなど)の選択肢に預け入れる。
参加者は、投資された資産の市場運用成果及び投資家のプールの人口統計的経験の組み合わせから利益を得る。市場利益は、市場力学、例えば、配当、利子、キャピタルゲイン、及び損失に起因した投資の価値における変動である。人口統計的利益(DR)は、それらの投資家に匹敵する者の人口統計における変動に起因した投資の価値における変動である。
参加者は、保有するサブファンドの各々への投資をいつでも販売することができる。販売が事前に準備されたスケジュールに基づいている場合(典型的には、参加者が退職し、生活費を賄うために金銭が必要となるときの数年後)、参加者は、市場利益及びDRの組み合わせを反映したより高い利益を受け取る。しかしながら、販売が自発的に、または個人の死亡時に行われる場合、参加者または受取人(死亡の場合)、資産マネージャによって定義されたスケジュールに従って市場利益よりも低い利益を受け取る。
より高い利益とより低い利益との間の差異は、DRサブファンドに寄与することがある。全てのPRIAファンド参加者は、PRIAファンドへの総投資の額、またはいくつかの他の決定に基づいて、DRサブファンドの比例するシェアで与信される。DRサブファンドは、資産マネージャによって管理され、その投資戦略及び運用成果は、投資家に供給される他のサブファンドと同様の方式で説明される。
PRIA参加者は、いずれの保険タイプの保険料も課金されず、ほとんどが、いずれの保険タイプの給付金または保証も受け取らない可能性が高い。そのような給付金及び保証は、別々の手数料について、参加者へのオプションとして別々に販売されることがある。
初期の預入の時に、参加者は、スケジュールされた払い出しが行われない期間、及び投資が定年後所得を提供するためにスケジュールごとに販売される別の期限を定義する。全ての払い出しが投資された資産(保証なし)の販売から行われるので、資産マネージャは、保険タイプの積立を保持することを必要としない。資産マネージャが保証などの追加の特徴を供給する程度まで、それらは、別々に価格付けられ、積み立てられる。
投資、参加者、及び参加者の人口統計の現在状態を表すデータを監視し、特定の閾値(例えば、最小閾値)が満たされるかを判定するために基準を適用する自動化の特徴が含まれてもよい。この進行中の工程は、コンピュータシステム上で稼働することができ、ファンドの状態を評価するために記憶されたデータを使用することができ、解約する工程を開始することができ、1つ以上の閾値が現在のデータによって満たされないときにファンドを解約することができる。これは、ファンドを設立するための初期の開始期間後に実行されてもよく、したがって、ファンドは、例えば、システムが閾値または投資されたファンドの額を下回る参加者の数が不十分であると判定することを理由に解約されてもよい。
PRIAオブジェクト
図1を参照して、資産マネージャによって供給されるPRIAファンドのサブファンドにおける資産の単位の参加者の所有権を示し、それらの主要なオブジェクト及びエンティティが以下のように定義される。
資産マネージャ,m,102は、複数のPRIAファンド104を供給する資産管理会社(銀行または保険業者を含む)である。市場では、変数mによって指定されるいくつかの資産マネージャが存在してもよく、mは、1から最大数のMの資産マネージャに及ぶ。
PRIAファンド,f,104は、それを通じて参加者110が投資を複数のサブファンド,g,106に集約する、資産マネージャ102によって供給されるプールされた投資ファンドである。資産マネージャは、変数fによって指定される、いくつかのPRIAファンドを供給してもよく、fは、1からF、単一の資産マネージャによって供給される最大数のPRIAファンドに及ぶ。この実施形態では、PRIAファンドが投資を行う全てのサブファンドを編成するための手段である慣習が使用され、PRIAファンドが直接いずれの投資自体も行わない。代替的な実施形態では、PRIAファンドはまた、直接投資自体を行うことができる。別の実施形態では、PRIAファンド及びそのサブファンドは、参加者が預入を行い、同一のファンドが直接投資を行う1つのファンドのみが存在するように組み合わされる。それらは、発明を説明するために使用される好ましい実施形態に関する全ての変形例である。
サブファンド,g,106は、PRIAファンド,f,104の下に参加者110に利用可能な投資の選択肢のファミリのメンバである。PRIAファンドは、変数gによって指定される、いくつかのサブファンドを供給してもよく、gは、1からG、単一のPRIAファンドの下に供給される最大数のサブファンドに及ぶ。サブファンドは、資産マネージャによって供給されるいずれかの投資手段であってもよい。例えば、それは、相互ファンドなどの投資ファンドであってもよく、投資ファンドにおいて、専門家のポートフォリオマネージャがその相互ファンドへの投資家の代わりにいくつかの投資を購入し、またはそれは、法人の公開上場株などの単一の証券であってもよい。サブファンドが資産マネージャ102の1つよりも多いPRIAファンド104によって供給されてもよいので、サブファンドに言及するときにf及びgの両方を述べることが重要である。
参加者,p,110は、資産マネージャによって供給されるいずれかのPRIAファンド104及びそのサブファンド106において初期に、及び経時的に複数の事例に続いて投資することができる資産マネージャ102の顧客である。参加者は、そのような投資機会が利用可能であるメカニズムを通じてPRIAファンドに投資してもよい。例えば、米国では、PRIAファンドは、法人定年計画、正規個人定年アカウント(IRA)へのロールオーバ、非正規計画へのロールオーバ、またはいずれかの正規定年計画からのロールオーバを通じて参加者に利用可能であってもよい。参加者は、登録投資アドバイザ(RIA)、別の投資アドバイザの支援で、またはそのような支援なしで投資してもよい。
ロット,q,112は、ファンド,fのサブファンド,gへの参加者によって行われる一意な投資であり、それは、少なくとも1つのパラメータによってPRIAファンドの同一のサブファンドへの同一の投資家によって行われる別の投資とは異なる。通常、このパラメータは、投資が行われる日付であるが、購入される単位の数及び預け入れられる額も異なる。別の差別化パラメータが利用可能であり、次いで、ロットは、そのようなパラメータの異なる値によって区別されてもよい。他の情報の中で、ロットは、投資の日付、最初に購入される単位の数及び購入価格、販売された場合がある単位の数、販売の日付及びそれらが販売された価格、並びに現在所有される単位の数及びそれらの単位の現在価値を識別することができる。参加者は、変数qによって指定される、ファンドの同一のサブファンドにおいて複数のロットを得ることができ、qは、1からQに及ぶ。いずれかの時に、サブファンドにおける全てのロットの単位の合計及び価値の合計は、そのサブファンドへの参加者の総投資を表してもよく、全てのサブファンドにわたる価値の合計は、そのPRIAファンドへの参加者の総投資を表す。
資産価値,A,108を有する単位,Uは、参加者によるサブファンドにおける所有権の利子の最も粒度の細かい表現である。特に、変数U(p,q,f,g,t)は、A(p,q,f,g,t)の資産価値を有する、時間tにおいて資産マネージャ,m,102によって供給されるPRIAファンド,f,104のサブファンド,g,106における投資ロット,q,112を通じて参加者,p,110によって所有される単位の数を定義する最も粒度の細かいオブジェクトである。本発明の実施形態は、投資ファンドにおいて利用可能な投資手段への参加者ごとの投資寄与預入の使用から創出される持ち株を識別する所有権データを生成及び記憶してもよい。本発明の実施形態はまた、人口統計的利益ファンドの運用を投資ファンドの一部として統括する構造を実装してもよい。本発明の実施形態はまた、人口統計的利益ファンドにおける所有権を投資ファンドの一部として作成する追加の所有権データを生成及び記憶してもよく、システムは、特定の式によって投資ファンドへの参加者ごとの人口統計的利益所有権単位を作成するように構成される。
本発明の主要なオブジェクトのそれらの定義で、次に、ビジネスシステム、装置、及び媒体が説明される。それに具体化され、上記定義されたオブジェクトを利用する方法及び計算が以下に説明される。
PRIA工程及びシステム
従来技術は、背景技術で前に説明されたように、従来の投資ファンドを供給する資産マネージャから構成される。本発明を説明する目的で、1つのそのような資産マネージャは、PRIAファンドも供給すると決定することが想定される。したがって、資産マネージャが投資家への従来の投資ファンドの供給を実装するための方法、システム、装置、及び媒体の全てを有すること、並びにPRIAファンド方法、システム、装置、及び媒体が、それらへの「オーバレイ」として追加されることが想定される。このコンテキストでは、オーバレイは、従来技術を改善する追加として実装される革新を表す。代替的な実施形態は、資産マネージャが新規であり、したがって、PRIAファンドを投資家に供給するための方法、システム、装置、及び媒体の全く新しいセットを構築する必要があることを想定する。そのケースでは、従来の投資ファンドを供給する従来技術を反映する構成要素、及びPRIAファンドを供給するために必要なオーバレイを反映する構成要素が存在する。
図2は、PRIAファンドをその投資家に供給することを望む資産マネージャについての工程を表す。工程の第1のステップは、PRIAファンド設計をカスタマイズすることである202。このステップでは、資産マネージャは、その顧客に関心があるPRIAファンドの特徴を選択するために図4に表されるPRIAファンド設計システムを使用する。それらの特徴は、前に説明されたPRIAオブジェクト属性と共に、参加者または資産マネージャが取ることができる特定のアクションについて資産マネージャが指定するルールに関連する。例えば、資産マネージャは、最小及び最大の初期預入、最小及び最大の後続の預入、最小及び最大の早期引出、払い出しが開始される前の最小及び最大期間、払い出しが完了する最小及び最大期間、スケジュールされた払い出しの最小及び最大額、並びにより低い資産価値(LAV)計算のための式を必要とすることがある。
資産マネージャは、PRIAファンドを供給するために開始基準を確立する。そのような基準の例は、定義された期間を通じた預入の最小の予想される額、及び開始時の最小数の参加者である。PRIAファンド設計が選択されると、資産マネージャは、その開始基準が満たされたかをチェックする204。それらが満たされない場合、資産マネージャは、工程を終了し、またはPRIAファンドの特徴を再設計し、再度試すことを選んでもよい。開始基準が満たされた場合、資産マネージャは、次のステップに移り、PRIAファンド開始工程を開始する206。開始工程は、他の従来の投資ファンドについての開始工程と一貫する。開始工程ステップの例は、全ての投資された資産を追跡及び報告するために運営システムを用意することと、マーケティングスタッフを募集及び訓練することと、販売材料を用意することと、全ての内部及び外部承認を取得することとを含む。
資産マネージャは、参加者が支払いスケジュールを指定することを必要とすることがある。支払いスケジュールは、販売されることになる日付及び単位のテーブルを定義することを含んでもよい(例えば、全体の割合、単位の特定の数、またはドルと同等の特定の数)。例えば、支払いスケジュールは、2015年6月30日付けの単位の50%の販売、及び2025年6月30日付けの単位の残りであってもよい。最初の日付において、参加者は、それらが本当にその金銭の全てを必要とせず、よって、参加者がより少ない、例えば、単位の30%を受けることを好むことがあると結論付けてもよい。参加者は、全体の50%を受けることが強要されることがあり、次いで、それらは、20%を再度預け入れ、それらは、新たな預入として扱われる。代わりに、資産マネージャは、30%のみの引出を許可してもよく、個人が残りの20%の販売を据え置くことを可能にしてもよい。残りの20%について、参加者に利用可能な様々な選択肢が存在してもよい。例えば、参加者は、ペナルティなしに後のいずれかの時に20%を受け、または早期引出もしくは死亡時のペナルティがある場合の結果で後のいずれかの指定された日付において20%を受けるオプションを有してもよい。代わりに、参加者が最初の支払い日に50%よりも多く持ち出すことを望む場合、それらが可能であるが、余剰分が早期引出として扱われることがある。
支払いスケジュールは、資産マネージャまたは運営者によって許可されるように時々修正されてもよい。例えば、5年ごと、大きな預入が行われる都度、または何らかの他のルールであってもよい。この特徴は、参加者の必要性が経時的に変動する場合があることを認識する。しかしながら、参加者がスケジュールを修正する必要なしに早期引出を行う能力を有することがあるので、資産マネージャは、参加者がいずれかの時に支払いスケジュールを修正することを可能にしないことがある。支払いスケジュールはまた、参加者にいずれかの支払いを行うことができる前の最小期間を必要とすることがある。よって、スケジュールを修正することができる場合でさえ、それは、支払いスケジュール開始日の後にのみ適用することができる。支払いスケジュールはまた、スケジュールされた最小数の支払いを必要とすることがある。例えば、ルールは、支払いを年に1回、年に4回、月に1回、またはファンドのルールによって可能にされる何らかの他の頻度で行うことができることを指定してもよい。参加者は、いずれかの特定の支払い日にスケジュールされた支払い額よりも少ない額を受けるオプションが与えられてもよい。その状況では、ファンドのルールは、スケジュールされた額と実際に払い出された額との間の差異がどのように扱われるかを定義する。例えば、差異は、スケジュールされた支払い日の後の後の日に参加者によって全ての価値で引き出されてもよい。代わりに、差異は、他の指定された支払い日(複数可)に延期されてもよく、それらの支払い日からのいずれかの早期引出が早期引出と考えられてもよい。参加者は、全ての価値でそれらの所有財産の定義された一部についての特定の数のスケジュールされていない引出を行うオプションを与えられてもよい。例えば、各々の引出がそれらの全てのアカウント価値の10%未満である2つのスケジュールされていない引出は、全ての価値でいずれかの時に引き出されてもよい。この状況では、他のスケジュールされていない引出は、LAVを使用して払い出される。参加者は、そのようなアクションが取られる時に、上記で説明された修正またはスケジュールされていない引出のいくつかについて資産マネージャによって手数料が課金されることがある。システムがクライアントデバイス上でモバイルアプリケーション、ブラウザ、または他のソフトウェアに送信される信号(パケットまたはメッセージとすることができる)から生じる対話的表示を生成することによってなど、対話的機能性を使用してそのような特徴を実装することが当業者によって理解されよう。このケースにおけるインタフェースは、クライアントが例えば、スケジュールまたは割合を修正することを可能にする関連する対話性を可能にする。
資産マネージャは、PRIAファンドを開始すること、及びそれを投資家に供給することを開始するために販売基準を確立してもよい。販売基準の例は、参加者の数及び投資されることになる額の両方の観点で、ファンドを供給する最小数の販売経路(例えば、ブローカ及び他の仲裁者)を募集することと、ファンドにおける最小レベルの投資家利子を取得することとを含む。開始工程の間、資産マネージャは、販売基準208が満たされたかをチェックしてもよい。それらが満たされなかった場合、資産マネージャは、工程を終了し、または戻り、商品を再設計することを選ぶことができる。販売基準が満たされた場合、資産マネージャは、PRIAファンドを進め、開始する210。これは、預入を行うことを開始し、PRIAファンドを運用及び運営するために全ての構成要素を適切に置くことを含む。
ファンドが開始されると、資産マネージャは、PRIAファンドを運用する212。これは、預入を行うことと、それらの預入を各々の参加者によって指示されるようにサブファンドに配分することと、配当、利子、及び市場価値の変動に起因して投資の増加から市場利益を与信することと、そのPRIAファンドへの投資家の人口統計的経験に基づいて人口統計的利益を与信することと、手数料及び支出の課金を控除することと、サブファンドへの投資の販売からの収益をスケジュールされたように、または自発的に(早期引出)もしくは非自発的に(死亡時)のいずれかで投資家によって指示されるように払い出すことと、を含む。PRIAファンドを運営するために、資産マネージャは、図5に表されるPRIAファンド運営システムを使用する。
資産マネージャは、それを上回ってPRIAファンドが運用し続ける最小閾値基準、及びそれを下回ってPRIAファンドが閉鎖される最小閾値基準を確立している。そのような基準の例は、ファンドに投資される最少額、最小数のファンドへの参加者、並びにファンドに及びファンドからの許容可能なレベルの流入及び流出である。資産マネージャは、運用基準が満たされたかを定期的に監視及びチェックする214。基準が満たされる場合、資産マネージャは、PRIAファンドを運用し続ける。基準が満たされなかった場合、資産マネージャは、PRIAファンドの開始時に、契約(例えば、PRIAファンド目論見書または供給書類に記述された)によって確立された方式で全ての残りの投資を販売し、全ての残りの投資家に払い出すことによってPRIAファンドを閉鎖する216。
図3は、PRIAファンドに投資する参加者についての工程を示す。第1のステップとして、個人は、様々な正式な及び非正式な元、例えば、登録投資アドバイザ(RIA)、別の投資アドバイザ、資産マネージャ、企業定年計画スポンサ、インターネット、または他の販売チャネル304からPRIAファンドに投資することに関する情報を受信する302。その情報に基づいて、個人は、それらがPRIAファンド商品に投資することに関心があるかを決定することができる306。それらに関心がない場合、それらは、そこで工程を中止することができる。それらに関心がある場合、それらは、更なる情報を取得することができ、販売材料及び実例をレビューすることができる308。このレビューは、図6に示される、PRIA参加者販売システムによって補助される。
個人は、PRIAファンドに投資する決定を行うための基準として使用される、いくつかの正式及び非正式な投資基準を開発している。例えば、個人は、それらがいくつかの定義された期間を通じて構築することを望む標的の額の財産、及びそれらの定年後の数年において創出する必要がある最小キャッシュフローを有してもよい。個人は、それらの投資基準が満たされるかを決定する必要がある310。投資基準が満たされない場合、個人は、そこで工程を中止することができる。投資基準が満たされる場合、個人、または個人の代わりに行動する投資仲裁者は、図5に示される資産マネージャの運営システムを使用して、資産マネージャによって供給される様々なファンドオプションを選択する312。オプションが選択されると、個人は、PRIAファンドに預入を行い、投資することによって参加者になる314。預入を行うのと連動して、参加者はまた、名前、アドレス、人口統計、または他の情報などの個人情報を提供してもよい。システムはまた、そのような個人情報を受信及び記憶するように構成されてもよい。代替的な実施形態では、資産マネージャは、投資を行うための代替的なメカニズムを供給してもよい。例えば、個人は、申込フォーム及び預入フォームを手動で記入することができ、資産マネージャの被雇用者は、手動でその情報を処理することができる。全てのケースでは、個人の申込及び預入情報は、図5に示される資産マネージャの運営システムに最終的に入力される。
次に、システムは、参加者ごとの個人アカウントを作成してもよく、アカウントは、複数の多様な分類にある参加者についての同一の投資ファンドにおいて作成するのに利用可能であってもよい。例えば、喫煙歴がない30代の女性は、3つの異なるタイプの分類:性別、年齢、及び健康状態の例である。アカウント作成インタフェースは、参加者がそれらのアカウントの清算段階の間に開始日及び支払いスケジュールを自身で選択することを可能にするために利用されてもよい。自身で選択した開始日は、即時または後のいずれかの時に開始するように構成されてもよい。システムは、ファンドへの各々の参加者によって行われた1つ以上の投資寄与預入を識別する元本データを受信及び記憶するように構成されてもよい。追加の所有権データは、投資ファンドの一部として人口統計的ファンドにおいて所有権を作成することによって生成及び記憶されてもよい。システムは、指定された式によって投資ファンドへの参加者ごとに人口統計的利益所有権単位を作成するように構成されてもよい。
参加者は、PRIAファンドへの活動及び投資の価値を追跡するために資産マネージャの運営システムのユーザインタフェースを利用する。ファンドにおける投資残高は、定期的に(例えば、1日に1回)に計算され、他の情報の中で、投資された預入、いずれかの正味販売、得られた市場利益及び人口統計的利益、並びに課金された手数料を示す316。投資家は、投資の価値が正であるかをチェックすることができる318。PRIAファンド残高が正でない場合、参加者は次いで、そのPRIAファンドの参加を解約する、投資の販売または法外に負の市場利益のいずれかを通じてゼロの残高を有する。
PRIAファンド残高が正である場合、参加者は、いずれかの更なるアクションを取るかを決定することができる。アクションが取られない場合、参加者は単純に、PRIAファンドへのそれらの参加を続ける322。アクションが取られる場合、次いで、それらは、2つのタイプのうちの1つである。第1に、投資家は、追加の預入を行うことを選ぶことができる324。そのケースでは、工程は、前に説明されたPRIAファンド314への投資を行うことと同一である。第2に、投資家は、投資を販売することを選ぶことができる326。
サブファンドの間を移転する第3のアクションは、そのアクションについて課金することができるいずれかの手数料を除き、それがPRIAファンドからの資産を除外しないので、参加者に利用可能であるが、図3において反映されない。したがって、いずれかの手数料を除き、そのようなアクションについて、DRサブファンドにおいて所有されるそれらの単位を含む、参加者によって所有される総資産に影響がない。この実施形態では、DRサブファンドへの移転またはDRサブファンドからの移転は、それらの単位が経時的に得られ、購入することができないので許可されない。代替的な実施形態では、資産マネージャは、DRファンドへの移転またはDRファンドからの移転に関するルール、場合によっては、DRファンドにおける単位の購入に関するルールを設定することができる。資産マネージャは、例えば、特定の期間を通じてファンドの間の移転の頻度、またはいずれかの時に移転することができるファンドの額に関するルールを課す可能性が高い。
投資の販売に関して、サブファンドの各々への参加者によって所有される特定の単位は、全ての価値(すなわち、純資産価値、NAV)で販売される。その販売に関して参加者にどの程度実際に支払われるかを決定する前に、資産マネージャは、販売がスケジュールされた販売であるかを判定する必要があり328(すなわち、ゼロから指定された最大額までの額について、及び参加者によって契約された日付において)、またはスケジュールされていない販売であるかを判定する必要がある(すなわち、参加者による自発的な引出、または参加者の死亡に起因した非自発的な引出のいずれか)。それがスケジュールされた販売である場合、参加者は次いで、資産マネージャがその段階において課金することができるいずれかの手数料未満の、それらの投資の全純資産価値に基づいて収益330を受け取る。それがスケジュールされた販売でない場合、収益は次いで、PRIAファンドルールの下で決定されたより低い資産価値(LAV)に基づいており332、また、資産マネージャがその段階において課金することができるいずれかの正味手数料に基づいている。そのケースでは、人口統計的利益への寄与334として定義された、NAVに基づく全資産価値とLAVに基づくより低い価値との間の差異は、資産マネージャによってPRIAファンドに再度預け入れられ314、資産マネージャは、全ての残りの参加者の給付金についてDRサブファンドへの投資を行う。参加者の死亡のイベントでは、DRサブファンドのそれらのシェアを含む、PRIAファンド所有財産のポートフォリオ全体が販売される。一方で、部分的な引出のイベントでは、PRIAファンド所有財産の指定された部分のみが販売され、参加者は、それらの残りの投資所有財産に基づいてDRサブファンドの比例したシェアへの権利を有し続ける。クライアント生活状態インタフェースは、参加者の死亡をシステムに報告することができるように実装されてもよい。
コンピュータ実行ソフトウェアシステム
資産マネージャ及び個人参加者の視点からの主要な方法、システム、及び処理を説明したら、前に言及された有効ソフトウェアシステムがここで更に詳細に説明される。本明細書で独立して説明される3つのソフトウェアシステムが存在する。本発明は、3つのソフトウェアシステムのみに限定されない。共に動作するより多くのシステムが存在してもよく、またはシステムが組み合わされてもよく、共に実装されてもよい。各々は、説明されるように実装されてもよく、または同一の機能性、情報、計算、及び報告を必然的に配信する代替的な実施形態において実装されてもよい。それらの代替的な実施形態は、ソフトウェアシステムの構成要素のいくつかを組み合わせてもよく、またはそれらを離散されたモジュールとして実装してもよい。
それらのソフトウェアシステムのうちの3つの全てに関する唯一の態様は、それらが本発明のいずれかの実施形態を実装するために必要とされる方法、処理、データ要件、及び計算を具体化することである。ソフトウェアシステムのうちの2つは、それらの機能を実行するためにいくつかのシミュレートされたデータを使用するが、コアのPRIAデータ要件及び計算は、3つのソフトウェアシステムの全てに対して必然的に同一である。説明を目的として、3つのソフトウェアシステムが最初に説明され、それらの各々の中に組み込まれるPRIAデータ要件及び計算の説明がそれに続く。
図4は、PRIAファンド設計システム(FDS)を説明する。FDSは、様々なシナリオの下で、及び様々な範囲の計画対象期間を通じてPRIAファンドの潜在的な後の進化をシミュレートするいくつかの方法で資産マネージャによって使用されるソフトウェア実行システムである。FDSのコアの分析は、ファンド設計シミュレーションモデル(FDSM)402である。FDSMは、資産マネージャによって提供される入力を読み取り、シミュレーションの結果を表示する出力を作成するコンピュータ対応ソフトウェアプログラムである。FDSMによって実行される計算が以下で説明される。
FDSMへの3つのカテゴリの入力が存在する。1つ目は、ファンド設計要素(FDE)404であり、2つ目は、製造仕様(PS)406であり、3つ目は、経済シナリオジェネレータ(ESG)408である。出力の1つの広いカテゴリ、資産マネージャがPRIAファンドに関する決定を行う際に使用する全ての結果を表示する、ファンド設計シミュレーション結果(FDSR)410が存在する。
ファンド設計要素404は、2つのコアのモジュールを有する。1つ目は、PRIAファンド特徴(PFF)414である。このモジュールは、FDE404において利用可能ないくつかの代替的なPRIAファンド特徴を選択及び指定することによって資産マネージャがPRIAファンドをカスタマイズすることを可能にする。その最も単純な実施形態では、PFF414は、資産マネージャがそれから選択するための選択肢のメニューを提供し、資産マネージャは、それらの特徴についての許容可能な範囲の価値内で選択肢を指定することができる。別の実施形態では、PFF414はまた、資産マネージャが新たな特徴を追加すること、及びそのような特徴を捕捉するためにカスタマイズされたソフトウェアコードをFDSMに追加することも可能にする。PFFの例は上記で説明されている。
FDE404の第2のモジュールは、サブファンド選択肢414モジュールである。このモジュールでは、資産マネージャは、それが参加者に供給されるPRIAファンドに含めることを望むサブファンドのメニューから選択する。サブファンドのメニューは、資産マネージャが前に確立したそれらの投資選択肢、例えば、同時に供給される相互ファンド、またはそれが構成することに関心がある場合がある新たな投資選択肢、例えば、新たな投資戦略を有する相互ファンドを含むことができる。メニューからサブファンドを選択すると、特性、それらのサブファンドの履歴的な運用成果、及び後の運用成果を引き出した者に関するデータは、資産マネージャの自身のデータベース、またはそのような情報を供給する第三者データベースからロードされる。そのようなデータがそれらの情報源から利用可能でない場合、サブファンド選択肢414モジュールは、履歴データ及びシミュレートされたデータのいくつかの組み合わせを使用して、そのモジュールに記憶され、取り出し可能なそれらの構成要素で実装されてもよい。
製造仕様406は、4つのコアのモジュールを有する。第1のモジュールは、参加者人口属性(PPA)416である。このモジュールでは、資産マネージャは、指定されているPRIAファンドへの潜在的な投資家の人口の属性を入力する。それらの属性は、ファンドの開始時に加入する参加者及びFDS402によって検討される後の日付に加入する者を表す。属性は、異なる属性がテストされるにつれて資産マネージャがシミュレーション結果を評価することを可能にするために十分に良好に定義される。それらの属性は、PRIAファンドへの預入を行うときに個人参加者が提供する情報、及び経時的にそれらの人口統計的経験をシミュレートするために必要なデータの組み合わせである。シミュレーションでは、それらの属性は、個人レベルと、群または人口レベルとの両方に適用されてもよい。例えば、参加者死亡率及び引出経験は、PRIAファンド参加者として類似の人口統計的特性を示す可能性が高い年金受給者についての保険数理テーブルをたいがい参照することによって指定される。シミュレーションの各年に加入する参加者の規模は、年齢及び性別分布に関する想定と共に指定される。
PSS406の第2のモジュールは、製造変数(PV)418である。このモジュールでは、資産マネージャは、PRIAファンドを運用するビジネスを定義する変数を指定することができる。そのような変数の例は、ファンドを運用する年数、及びシミュレーションを実行する年数である。
PSS406の第3のモジュールは、収入及び支出変数(REV)420である。このモジュールでは、資産マネージャは、指定されているPRIAファンドを供給した結果として、その自身の収入及び支出を追跡する。資産マネージャは、全ての財務報告をREVモジュールに含めることができ、または単純に特定の歳入及び支出項目を追跡することができ、それらは、次いで、PRIAファンドビジネスの収益性を評価するために他の資産マネージャソフトウェアアプリケーションにおいて使用される。
PSS406の第4のモジュールは、確率分布(PD)422である。このモジュールでは、資産マネージャは、そのような入力を必要とする動的シミュレーションが課されるパラメータ及び変数についての確率分布を指定することができる。例えば、死亡率テーブル及び引出確率分布は、PRIAファンドにおける一貫性のレベル、すなわち、1つの期間から次へのファンドへの投資を続ける参加者の割合を生成するために使用される。
経済シナリオドライバ(ESD)408は、シミュレートされる後のシナリオ、及び指定されているPRIAファンドがテストされる計画対象期間における経済状態を指定するモジュールである。従来技術は、ESDについて必要なデータを作成するために熟練した施術者によって使用することができる多くの商業的に利用可能な経済シナリオジェネレータから構成される。より単純なESDは、経済パラメータが明確に指定され、シミュレーションの間に不変のままでいる決定性シナリオ経路を使用する。更に複雑なESDは、変数及び経路依存であり、シナリオ経路に沿って各々の期間に再計算される経済パラメータを使用する。経済パラメータはまた、完全に可変であり、資産マネージャは、それらが供給することを意図しているサブファンドへの高い関連度を有するESDを選ぶはずである。
FDE404、PS406、及びESD408からの入力を考えると、FDSM402はその計算を実行する。ファンド設計システム報告FDSR410は、FDSM402の結果として生じる出力を作成する。出力は、コンピュータスクリーン上に表示され、紙に印刷され、またはそうでない場合、FDSを使用して資産マネージャに配信される。FDSの全ての構成要素は、資産マネージャアプリケーションインタフェース424を通じて資産マネージャに利用可能であり、資産マネージャアプリケーションインタフェース424を通じて、ユーザは、データを入力することができ、シミュレーションを実行することができ、結果を取り出し及びレビューすることができる。
FDSは、いくつかの方法で資産マネージャによって使用されてもよい。例えば、資産マネージャは、それらが最終的にその顧客に供給するPRIAファンドの設計を作成及びテストするためにそれを使用することができる。別のアプリケーションでは、PRIAファンドが開始されると、資産マネージャは、様々な後のシナリオ及び計画対象期間の下でそのファンドの後の運用成果をシミュレートするためにFDSを使用することができる。シミュレーションの結果は、いくつかの方法で、例えば、内部支出予算の目的で、及びその自身の企業財務的予測のために、資産マネージャによって使用されてもよい。第3のアプリケーションでは、また、PRIAファンドが開始されると、FDSは、それらがPRIAファンドルールによって許可されるように、PRIAファンドの特徴のいくつかを修正するために取ることが可能なアクションについて評価及び決定するために資産マネージャによって使用されてもよい。例えば、FDSは、1つのサブファンドの選択肢を別のサブファンドの選択肢と置き換える影響を評価することを支援することができる。
図5は、PRIAファンド運営システム(FAS)を説明する。FASは、資産マネージャが参加者に供給するいずれかのPRIAファンドを販売及び運営するためにそれが実装するコンピュータベースのソフトウェアシステムを表す。FASは、資産マネージャ運営システム(AMAS)502及びPRIAオーバレイシステム(POS)504から構成される。
いくつかの実施形態では、新たに発明されるPRIAオーバレイシステム(POS)504は、AMAS502と部分的に、または全体として統合されるオーバレイとして実装される。図5は、POS504全体がAMAS502のセキュリティ、プライバシ、及びファイアウォール516の環境内にあり、それらの間に複数のインタフェースが存在する構成506を示す。好ましい実施形態、例えば、インストールされる適切なセキュリティ、プライバシ、及びファイアウォールの事項と共に、POS504のいずれもがAMAS502環境内に存在せず、または特定の部分のみがAMAS502環境内に存在する同一の機能を達成する他の構成が可能である。同一の機能性を達成するそのような代替的な構成及びコンピュータシステムは、本発明の範囲内で検討されるべきである。
AMAS502は、いくつかの媒体、モジュール、及びインタフェースから構成される。データウェアハウス508は、資産マネージャの運用を適切に運営するために必要とされる全ての静的及び動的データを含む。データ統合及びデータアクセス構成要素510は、データが資産マネージャの自身の環境の中、すなわち、AMAS502、または外部元からを元にしているかに関わらず、データウェアハウス508への入力及び出力を制御するモジュールである。資産マネージャのビジネス環境の中で、フロント、ミドル、及びバックオフィスについてのいくつかの資産マネージャアプリケーション514は、全てのその毎日の運用を管理するためにユーザに対して利用可能である。それらのアプリケーションは、同期及び非同期ビジネスロジック512を介して資産マネージャのデータウェアハウス508に記憶された情報にアクセスし、同期及び非同期ビジネスロジック512は、ビジネスルール(特定の手順を記述した)と、ワークフロー(タスク、手順のステップ、必要とされる入力及び出力、並びに各々のステップで必要なツールを含む)とを通じてそのような通信を管理する。データウェアハウス508は、参加者に関する個人情報、元本データ、所有権データ、並びに記憶及び受信されるのに必要ないずれかの他の関連するデータを受信及び記憶する機能性を提供することができる。
PRIAオーバレイシステム504は、特に、参加者アクション、DRサブファンド力学、及び他の人口統計関連データに関連する計算を実行することによって、AMAS502によって提供されるデータ及びアプリケーションと共に、PRIAファンドの毎日の運営を一意に促進及び可能にする、全てのデータ、ビジネスロジック、及びアプリケーションを含む。POS504は、AMAS502と同様の構造を有する。POSデータウェアハウス518は、PRIAファンドを適切に管理するのに必要とされる全ての静的及び動的データを含む。POSデータ統合及びアクセス520モジュールは、POSデータウェアハウス518への入力及び出力を制御する。PRIAビジネスロジック522は、PRIAアプリケーション524とデータウェアハウス518との間の通信及びビジネスルールを管理する。PRIAアプリケーション524は、本明細書で後に説明される、PRIAファンド計算を実行し、内部及び外部通信及び報告の両方のために使用することができる情報を資産マネージャに提供する。
POS504は、潜在的な参加者、参加者、及び運営者との対話を扱うことを含む、投資ファンドの運用についての構造を処理する対話式アプリケーションを提供するように構成されてもよい。POS504はまた、参加者をファンドに登録し、参加者に関する個人情報を受信及び記憶し、参加者についての個人アカウントを作成するように構成されてもよい。更に、POS504はまた、アカウント作成インタフェースを提供し、元本データ及び所有権データを受信及び記憶するように構成されてもよい。また、POS504は、人口統計的利益ファンドの運用を統括する構造を実装するように構成されてもよい。POS504はまた、それを通じて、コンピュータシステムが、現在価値に関する情報を受信し、ファンド参加者に提供するために、他のコンピュータシステムと対話するアカウント価値インタフェースを提供することができる。現在価値は、市場利益を組み込む投資手段へのその参加者の投資寄与の現在価値、及びその参加者の人口統計的利益所有権単位の現在価値を含んでもよい。POS504はまた、参加者の死亡をシステムに報告することができるようにクライアント生活状態インタフェースを提供してもよい。
図5におけるアプリケーション(514及び524)、ビジネスロジック(512及び522)、並びにデータ統合及びアクセス(510及び520)モジュールを接続する矢印によって表されるように、AMAS502とPOS504との間でいくつかのインタフェースが存在してもよい。AMAS及びPOSシステムのいずれか、または両方における1つ以上の指定されたユーザ526は、PRIAファンド関連モジュール及びアプリケーションへのアクセスが付与され、その結果、それらは、PRIAファンドの運営を適切に管理することができる。
セキュリティ、プライバシ、ファイアウォール516の外部で、資産マネージャの参加者アプリケーションポータル(PAP)528は、インターネット(ウェブ)、モバイル、メッセージング、及び他のソフトウェアアプリケーション技術530を介して参加者との通信を促進する。PAP528はまた、アカウント作成インタフェース、アカウント価値インタフェース、引出インタフェース、クライアント生活状態インタフェース、人口統計的利益アカウント価値インタフェースをも含むことができる、対話式アプリケーションと称されてもよい。PAP528は、それが従来の投資管理アプリケーション及びPRIAファンド管理アプリケーションの両方を有するので、AMAS502及びPOS504の両方の一部である。それはインタフェースであり、それを通じて、個人参加者及び/またはそれらの指定された財務代表者は、PRIAファンドへの参加を開始することができ、それらの投資プロファイル及び運用成果をいずれかの時に監視することができ、資産マネージャと電子的に通信することができ、資産マネージャがそのポータルを通じて利用可能にするいずれかの計算を実行することができる。
上記で示したように、同一の機能性を達成する代替的な構成及びコンピュータシステムが本発明の範囲内で検討されるべきである。例えば、代替的な実施形態では、PRIAファンド運営システムは、PRIAオーバレイシステム504の機能性が資産マネージャ運営システム502の中に完全に含まれ、その中に統合されるように設計される。全てのデータフィールド及び関係をPOSデータウェアハウス518に含む1つのデータウェアハウス508、POSデータ統合及びアクセス520の全ての機能性及び構成要素を含む1つのデータ統合及びデータアクセス構成要素510、PRIAビジネスロジック522の全ての機能性及び要素を含む1つの同期及び非同期ビジネスロジック512、並びにPRIAアプリケーション524の全ての機能性、プログラム、インタフェース、及び関係を含む1つの資産マネージャアプリケーション514が存在する。他の実施形態は、まさに説明されたように完全に統合されるいくつかの構成要素を有し、他の構成要素は、図5に反映されるようにモジュールで構成される。
図6は、PRIA参加者販売システム(PSS)を示す。図は、潜在的な参加者602がPRIAファンドに投資するか否かに関して学習し、最終的に決定するために使用する、販売アプリケーションポータル(SAP)606、ウェブベースのコンピュータ実行ソフトウェアインタフェースの実施形態を示す。同一の販売アプリケーションポータル606、またはカスタマイズされたバージョンはまた、それらの財務的アドバイザ604によって使用される。前に述べられたように、財務的アドバイザ604は、それを通じて潜在的な参加者がPRIAファンド投資に関して学習するいずれかの仲裁者、例えば、登録投資アドバイザ、または企業定年計画スポンサを表すことが意味される。
販売アプリケーションポータル606は、潜在的な参加者602がPRIAファンド商品に関して学習することを支援し、商品がどのように機能するかに関する実例を示し、それを他の商品と比較する、いくつかのモジュールを有することができる。示される実施形態では、これを行う3つのモジュールが示されるが、必然的に同一の情報を潜在的な参加者に示す他のモジュールが代替的な実施形態に追加されてもよい。
第1のモジュールは、PRIA教育モジュール608である。このモジュールは、PRIAファンド商品及びその様々な特徴、並びにそれが投資家の財務的計画ポートフォリオ内でどのように適合するかの説明を提供する。以下で説明される、第2のモジュール、PRIA実例モジュール(PIM)612は、潜在的な参加者602に、その個人による特定の入力に基づいてPRIAファンドに投資する際のリスク及び報酬を示すために使用される。第3のモジュールは、潜在的な参加者602が様々なPRIAファンド及び他の投資選択肢を一般的な説明する用語で、または詳細な数字的分析と比較することを可能にする商品比較モジュール610である。
PIM612は、潜在的な参加者が何らかの情報を入力し、それらがPRIAファンドに投資する経済力を示すために使用することができる出力を作成するシミュレーションプログラムを実行することを可能にする。PIM612のコアのソフトウェア処理は、実例シミュレータ(IS)624である。ISは、潜在的な参加者602またはそれらの財務的アドバイザ604によって提供される入力を読み取り、実例モジュールデータベース622からのパラメータをロードし、販売アプリケーションポータル606コンピュータスクリーン上で表示される結果を生成する。
参加者または財務的アドバイザがISにデータを入力するために取ることができる4つのステップが存在する。1つ目は、参加者データ614を入力することである。資産マネージャは、投資アカウントを開設するために当然に何らかの個人データ(例えば、ソーシャルセキュリティ番号、誕生日)を必要とするが、PRIAファンド自体が、そのような個人データを必要としない。個人が提供するデータは、最初に及び後の期間に投資される額、スケジュールされた払い出しが開始する前の年数、スケジュールされた払い出しが必要とされる年数、最小及び最大範囲の払い出し額を含む。次に、ユーザは、投資選択肢616、すなわち、それらがPRIAファンドに参加する場合、それらが投資する可能性が高いサブファンドを選択する。第3のステップは、資産マネージャによって供給される他の任意選択のPRIAファンドの特徴を選択することである。第4のステップは、シミュレーションを実行するために必要な実例の仮説を選択することである。例えば、個人が選択肢のメニューから、高成長、低成長、インフレーション、及びマーケットショックシナリオなど、シミュレーション期間を通じて適切である経済環境を選択するオプションを有する。
ユーザ602または604がIS624を開始するとき、ISは、実例モジュールデータベース622に記憶された計算を実行するために必要ないずれかのデータを読み取る。必要とされるデータ及び計算のタイプは、本明細書で後に説明される。データベースは、1つ以上の資産マネージャ販売システム626、及び財務的データの他の外部元によって提供されるデータが追加される。
図6は、上記で説明された販売アプリケーションポータル606と参加者アプリケーションポータル(PAP)528との間のインタフェースを明確に示さないが、そのようなリンクは、2つの間のシームレスなリンクとして提供されることが想定される。このリンクは、P−リンク726として図7に明確に示される。
図7は、上記で説明された3つのソフトウェアシステム、FDS706、FAS716、及びPSS714を示す。FDS706及びFAS716についての資産マネージャのアプリケーション702は、図4に示されるファンド設計システムモデル402についての資産マネージャアプリケーションインタフェース424、及び図5に示されるフロント、ミドル、及びバックオフィス514及びPRIAアプリケーション524についての資産マネージャアプリケーションを含む。FAS716及びPSS708についての参加者アプリケーション704は、図5に示される参加者アプリケーションポータル528及び図6に示される販売アプリケーションポータル606を含む。
シミュレーションFDSデータ718は、FDSにおいてソフトウェアプログラムを実行するために使用される。シミュレーションPSSデータ720は、PSSにおいてソフトウェアプログラムを実行するために使用される。PRIAファンドがセットアップされ、動作可能になると、参加者及び資産マネージャの両方は、クエリのための実のFASデータ722及びFAS710において実行されるプログラムを使用している。
資産マネージャは、FAS710に単純にアクセスするためにFDS706からのM−リンク724を使用してもよい。更なる統合された実施形態は、2つの間でデータ及び分析をシームレスに共用するアプリケーションを含むことができる。同様に、参加者は、FAS710に単純にアクセスするためにPSS708からのP−リンク726を使用してもよく、更なる統合された実施形態は、2つの間でデータ及び分析をシームレスに共用するアプリケーションを含むことができる。
それらの3つのソフトウェアシステムの各々は、必然的に、それらのソフトウェアシステムを使用して、PRIAファンドの作成、力学及び進行中の管理を追跡するために必要とされ、資産マネージャまたは参加者によって必要とされる情報を作成するためにカスタマイズされた計算の同一のセットである、PRIAプロセッサ712、714、716を含む。
以下は、同一のコアの計算がFDS712及びPSS714において行われることを認識する、PRIAファンド運営システム(FAS)716に適用される、PRIAプロセッサの詳細を説明する。
PRIAデータ要件及び計算
図1を参照して、PRIAファンドの主要なオブジェクトは上記で説明されている。特に、資産価値,A,108を有する単位,Uは、参加者によるサブファンドにおける所有権利子の最も粒度の細かい表現であり、変数U(p,q,f,g,t)は、A(p,q,f,g,t)の資産価値を有する、時間tにおいて資産マネージャ,m,102によって供給されるPRIAファンド,f,104のサブファンド,g,106への投資ロット,q,112を通じて参加者,p,110によって所有される単位の数を定義する最も粒度の細かいオブジェクトである。
静的属性
上記で定義されたオブジェクトの各々は、経時的に変化しない静的属性及び変わることがある動的属性を保有する。以下は、好ましい実施形態における静的属性のいくつかを説明する。実装される発明の特定の実施形態、または図7に示される特定のソフトウェアシステムに応じて他の属性が追加されてもよい。
各々の参加者は、以下の属性を有する:
a.資産マネージャについての個人投資家を識別する一意な参加者識別子または番号,p。(この点において、個人のアカウントが1つの資産マネージャのPRIAファンド内でのみ追跡され、複数の資産マネージャにわたる個人のアカウントが追跡されないが、それも組み込まれてもよい。)
b.データの適切な追跡を保証するためにチェックする役割を果たす補助的参加者識別子。例は、誕生日である。誕生日以外の代替的な補助的識別子も可能である。PRIAオーバレイシステムPOS504は、資産マネージャの従来の資産運営システムAMAS502によって維持される、名前、性別、ソーシャルセキュリティまたは同様の番号などのプライベート情報を必要としない。
c.各々のサブファンドgにおいて購入されたロット、それらの購入日、行われた預入及び購入された単位を示す、ファンドfへの参加者によって行われる全ての投資のデータマトリクスである投資記録。(動的データフィールドは、引出及び追加の預入などの参加者イベントについて含まれ、そのようなイベントが発生するといつでも更新される。)
d.PRIAファンドへの第1の投資日は、様々な払い出し計算について使用することができるタイムスタンプである。
e.払い出し開始日,bは、参加者によって選択される日付であり、その日付から、PRIAファンドからのスケジュールされた販売が開始し、純収益が参加者に支払われる。
f.払い出し終了日,eは、PRIAファンドからの販売及び払い出しが終了するのにスケジュールされている日付である。いくつかの実施形態では、この日付は必要とされない。例えば、参加者が特定の標的のドル額の収益を満たすのに十分な資産を販売することを選ぶ場合、払い出し終了日は次いで、終了日が必ず発生するとしても容易には指定されない。
g.払い出し開始日,bから投資を販売するためのスケジュールを定義する払い出しベクトル,V。ベクトルの1つの構成要素は、参加者のスケジュールされた払い出し日の一連のリストである。ベクトルの別の構成要素は、販売されることになる単位の割合を指定する各々の払い出し日、販売から必要とされる収益、または販売されることになる投資の額を判定するいくつかの他の式と関連付けられたデータフィールドである。この払い出しベクトルは、資産マネージャによって確立されるファンドルールに応じて、様々な時間点において修正及び更新されてもよい。
各々のロットは、以下の属性を有する:
a.ファンドのサブファンドにおける購入の単位を識別する一意なロット識別子,q
b.どの参加者,pがロットを保有するかを登録するための参加者識別子
c.投資が行われるサブファンドを統括するファンド,fを登録するためのファンド識別子
d.投資が行われるサブファンド,gを登録するためのサブファンド識別子
e.ロットが購入された購入日,d
f.いずれかの自発的な引出またはスケジュールされた払い出しについて更新される、サブファンド,gへの投資された資産の額,A
g.いずれかの自発的な引出またはスケジュールされた払い出しについて更新される、サブファンド,gへの購入された単位の数,U
各々のファンドは、以下の属性を有する:
a.特定のPRIAファンドを識別する一意なファンド識別子ラベル,f
b.ファンドの下でどのサブファンドが供給されるかを識別するサブファンドリスト
c.どの参加者がファンドに投資するかを識別する参加者リスト
d.様々な参加者及びファンド力学についての全ての工程を指定するファンドルールのセット。それらのルールの中で、早期自発的引出または死亡時のより低い資産価値(LAV)の決定、並びに人口統計的利益(DR)及び各々の参加者への各々の期間の人口統計的利益への寄与(CDR)の配分の決定を統括するルールである。
e.ファンド手数料を参加者に課金するための工程を指定するファンドルールのセット
各々のサブファンドは、以下の属性を有する:
a.参加者についての特定の投資選択肢を識別する一意なサブファンド識別子ラベル,g
b.どのPRIAファンドがこのサブファンドを投資選択肢として供給するかを識別するファンドリスト
c.どの参加者がサブファンドに投資するかを識別する参加者リスト
d.サブファンド手数料を参加者に課金するための工程を指定するサブファンドルールのセット
動的属性
PRIAファンドオブジェクトの動的属性を検討するために、計算についての時間ステップが指定される必要がある。一般的な定理として、以下に示される計算は、その間隔の間に適切に校正されるパラメータと共に、いずれかの必要とされる時間ステップについて機能することができる。PRIAファンド運営システム(FAS)716について、日次時間ステップは、NAV計算が典型的には1日に1回更新されるので必要とされる。資産マネージャが長年にわたってPRIAファンド運用成果をシミュレートしている、PRIAファンド開発システム(FDS)712について、年次時間ステップが合理的である。同様に、参加者が長期投資展開を評価している、PRIA参加者販売システム(PSS)714について、年次時間ステップがまた適切である。それらのシステムは、ビジネス実務に一貫したいずれかの日数計算の慣習を組み込む。
取引日の終わり、及び翌営業日の開始時に利用可能な全ての査定が行われてもよい。また、道理にかなういずれかの期間内に計算が行われてもよい。引出についての単位の全ての販売は、注文日が閉じられる時の価格で実施される。新たな預入についての単位の全ての購入は、注文日が閉じられる時の価格で行われる。(他の実施形態は、販売及び購入時の価格を査定及び実施するための異なるルールを実装することができる。)
以下の説明では、以下の表記慣習に従う。全ての価値及びシェア/単位は、間隔の開始及び終了点において計算される。各々の計算点において評価されることになる変数についての一般変数名、ValueNameを使用して、表記は、時間(t−1)における変数の開始価値についてValueName(,….,t−1)であり、時間tにおける変数の終了価値についてValueName(,….,t)である。同様に、間隔(t−1)〜tの間のフローを表す全ての変数についての一般名、FlowNameを使用して、間隔内の全てのフローについての表記は、FlowName(,….,t)である。
図8は、各々の時間ステップにおいて実行されることになる計算及びデータフローを示す。データは、資産マネージャの運営システム802(502としてラベル付けされる同一のシステムである)からPRIAオーバレイシステム(504としてラベル付けされる同一のシステムである)へ流れ、資産マネージャの運営システム806(502としてラベル付けされる同一のシステムである)に再度送信される。
時間ステップ(t−1)からtへの一連の計算は、以下のように要約される:
1.時間(t−1)における開始価値を初期化する808。
a.これは、間隔(t−2)〜(t−1)の間の終了価値と同一である。
b.定義によって、ファンド,fについての全ての計算は、時間0におけるその開始時に開始する。
2.間隔(t−1)〜t内の全ての参加者アクション及びフローを追跡する810。
a.自発的な選択に起因した早期引出を追跡する
b.死亡に起因した早期引出を追跡する
c.参加者の前の選択の下にスケジュールされた払い出しを追跡する
d.現在及び新たな参加者による新たな預入を追跡する
3.間隔(t−1)〜t内の全てのファンドアクション及びフローを追跡する812。
a.資産に関する全ての投資収入を追跡する
b.サブファンドレベルにおいて課金される支出を追跡する
c.ファンドレベルにおいて課金される支出を追跡する
d.人口統計的利益への寄与(CDR)を追跡する
4.時間tにおける終了価値を更新するためにフローを追加及び取り去る814。
a.自発的な選択に起因した早期引出についての資産及びシェア/単位を減少させる
b.死亡に起因した早期引出についての資産及びシェア/単位を減少させる
c.スケジュールされた払い出しについての資産及びシェア/単位を減少させる
d.人口統計的利益への寄与(CDR)についてのDRサブファンドにおける資産及び単位を増加させる
e.現在及び新たな参加者からの新たな預入についての資産及びシェア/単位を増加させる
f.サブファンドマネージャの支出の純資産収入についての資産及びサブファンドNAVを増加させる
g.サブファンドレベルにおいて課金される支出についての資産を減少させる
h.ファンドレベルにおいて課金される支出についての資産を減少させる
それらのステップをPRIAファンド運営システム(FAS)に適用するとき710、実のデータが使用される。それらのステップをPRIAファンド開発システム(FDS)706またはPRIA参加者販売システム(PSS)708のいずれかに適用するとき、図7に示されるように、実のデータが全てのデータフィールドについて利用可能でなく、シミュレーションデータが代わりに使用される。
各々の時間ステップにおける計算の各々の詳細が以下で説明される。
時間(t−1)における開始価値
最も粒度の細かいレベルにおいて、個人pは、ファンドfのサブファンドgにおいてロットqを所有する。資産価値及び単位の数が資産マネージャから利用可能である。同様に、サブファンドの純資産価値(NAV)が利用可能である。PRIAオーバレイシステム504は、資産マネージャ運営システム502からその情報を取り出し、計算を実行し、以下をチェックする。
最も粒度の細かいレベルからファンドレベルに集約するときのいくつかの選択肢が存在する。以下のリストでは、集約の視点が、参加者の視点についてのP、サブファンドの視点についてのG、及びファンドの視点についてのFとしてタグ付けされる。資産マネージャがいくつかのファンド,fを供給する場合、個人参加者,pは次いで、全てのそれらのファンドにおいて全ての投資にわたって集約することが可能である。同様に、資産マネージャ,Mは、PRIAファンドにおいて保持される全ての資産を追跡することが可能である。したがって、資産マネージャの視点は、集約計算に含まれる。例えば、タグ(P,F)は、参加者(P)及びファンド(F)の両方の視点からの価値を表す。
一貫性についてのチェックは、連続する集約が異なる経路に従うときに、同一の価値が作成されることを保証するために使用される。
サブファンドの集約は、DRサブファンドを含むことに留意されたい。DRサブファンドの機構は、以下で更に詳細に説明される。
最初に、ファンドレベルまでの参加者の視点から全ての変数を合計する:
1.(P,G,F)ファンドfのサブファンドgにおける参加者pのロットqについて:
a.gにおける資産:

b.gにおける単位:

c.チェック:

d.この情報は、資産マネージャから利用可能である。
2.(P,G,F)参加者及びファンド視点について、ファンドfのサブファンドgへの参加者pの投資を与える全てのロットqにわたる合計:
a.gにおける資産:

b.gにおける単位:

c.チェック:

3.(P,F)ファンドfへの参加者pの総投資を与える全てのサブファンドわたる合計:
a.fにおける資産:

b.fにおけるシェア:

c.チェック:

d.総和が実行されないように、全てのサブファンドにわたってgにおける単位を集約することは無意味である。
e.参加者は、PRIAファンドにおけるシェアではなく、サブファンドにおける単位のみを買う。fにおけるシェア,Sは、参加者pによって所有される総ファンドfの資産の割合を表す手段であり、入力としてこれを必要とする計算を実行するために使用されてもよい。同様に、PRIAファンドへの参加者の総投資の価値は、シェア資産価値,SAVによって表される。SAVは、計算手段であり、シェアごとにその価格で参加者による投資の購入を表さない。
f.全てまたは部分的な引出支払いは、ファンドfのサブファンドgにおける参加者pのロットqについてのより低い資産価値,LAVに基づいており、それは、引出についての原因,cによって変わることがある。早期引出についての最も単純な原因は、自発的な全ての引出もしくは部分的な引出,c=w、または死亡時の全ての引出,c=dである。
i.LAV設計は、PRIA商品の重要な構成要素及び人口統計的利益(DR)が時間ステップごとに創出される基準である。
ii.LAVは、参加者、特に、長期間貯蓄することを望むが、それらの投資選択肢の統制を維持することにも関心があり、要求に応じてファンドを引き出す能力を含む者に魅力的なPRIA商品を配送するように設計されるべきである。資産マネージャが検討する必要があるトレードオフは、引出時により高い払い出しを提供するか、または定年後により大きな払い出しの流れを提供するかである。より高いLAV(及び、それにより近いのは、NAVである)は、より大きな早期引出の払い出しをもたらすが、DRサブファンドに寄与するより小さな額をもたらし、退職している長期貯蓄者に対して商品を魅力のないものにする。一方で、より低いLAVスケジュールは、引出時の払い出しを減少させると共に、創出されるDRを増加させ、それによって、定年後の間により高い払い出しの流れにつながる。より低いLAVスケジュールは、参加者が早期引出を必要としないことを確信するまでPRIAファンドへの預入を延期させることを促す。これは、投資される資産の価値の増加が経時的に(縮尺通りに描かれない)グラフ化される図9に示される。DRサブファンドを含む全てのファンドのNAVに基づく、スケジュールされた払い出し額は、一番上の線902に反映される。DRサブファンドを除く全てのサブファンドのNAVに基づく、同等の非PRIAファンド価値は、真ん中の線904に反映される。ファンドルールによって決定されるDRサブファンドを含み、またはDRサブファンドを除く全てのファンドのLAVに基づく引出額は、一番下の線906に反映される。LAVがNAVにより近くなるように増加する場合、線902及び906の両方は次いで、線904により近くなり、逆もまたそうである。
iii.LAV(p,q,f,g,t|c)は、ファンドfの式によって設定され、ファンドにおけるpの履歴に依存し、ほとんどがロットレベルにおいて指定される可能性が高く、参加者アクション及び更に詳細に以下のフローの章を参照されたい。
iv.全ての清算時の理由cについての引出収益は、

である。
v.部分的な引出時に、ファンドルールは、どの特定の資産が販売されるかを指令する。例えば、全てのサブファンド単位が比例して販売され、または特定のサブファンドにおける単位が参加者の裁量で販売される。公平なファンドルールは、全てのDRサブファンド単位がファンドにより指定された式または参加者により指示された配分に従うために他のサブファンド単位の販売と共に、参加者による全ての引出要求に比例して販売されることを必要とする。DRサブファンド単位がいずれかの部分的な引出に比例して販売されるが、参加者は、ファンド,fにまだ残っている投資された資産を反映するDRサブファンドの追加の単位を取得する。
vi.この実施形態では、引出及び預入などの全ての参加者のフローの価値は、期間の終わり、すなわち、tにおいてLAV及びNAVの価値を使用して計算される。代替的な実施形態は、別の時間点、例えば、期間の始め、すなわち、(t−1)においてLAV及びNAVの価値を使用してそれらの価値を計算する。本明細書に示される全ての計算は、それに従って修正される。例えば、上記で示された引出収益の方程式は:

4.(F)ファンドfへの総投資を与える全ての参加者にわたる合計:
a.fにおける資産:

b.fにおけるシェア:

c.チェック:

次に、ファンドレベルまでサブファンドからの視点から集約する。開始点は、上記最初の2つの点1及び2にあるのと同一であり、よって、それらはここでは繰り返されない。
5.(G,F)ファンドfのサブファンドgへの総投資を与える全ての参加者pにわたる合計:
a.fにおける資産:

b.gにおける単位:

c.チェック:

6.(F)ファンドfへの総投資を与える全てのサブファンドにわたる合計:
a.fにおける資産:

b.チェック:

は、上記点4で計算されたものと同一の価値である
c.単位は、無意味であるので集約されない
次に、資産マネージャレベルまで集約する。
7.(P,M)資産マネージャMのPRIAファンドへの参加者pの総投資を与える全てのファンドfにわたる合計:
a.Mにおける資産:

b.fにおけるシェアは、無意味であるので集約されない
8.(M)MのPRIAファンドにおける総資産を与える全てのファンドf及び参加者pにわたる合計:
a.Mにおける資産:

b.チェック:上記点6で計算された資産を合計する

それらの開始価値に加えて、単位ごと、またはシェア価値ごとの以下も利用可能であり、またはこの段階において計算される。
9.サブファンド,gの純資産価値,NAV:
a.DRサブファンドを含む全てのサブファンドのNAVは、サブファンドの投資利益、サブファンドレベルにおいて課金され、投資利益計算にまだ含まれてない正味支出と共にのみ増加する。
b.サブファンドは、単一のPRIAファンドのみとの単一の使用について計上されてもよい。代わりに、それは、そのサブファンドへの各々の別個のタイプの投資家ごとの異なる一連の単位を供給することによって、図10に示される多用途サブファンドであってもよい。そのケースでは、それらが他のPRIAファンド、例えば、変数年金保険ファンド1008であるか否かに関わらず、1つの系は、PRIAファンド,f,1002についての投資選択肢として使用されてもよく、別の系は、別のPRIAファンド1004について使用されてもよく、異なる系は、資産マネージャによって供給される他の投資プログラム1006について使用されてもよい。多用途サブファンドでは、投資戦略及びポートフォリオマネージャなどの特徴は、全ての系にわたって同一であり、支出、最低及び最大投資額などの他の特徴は、系によって異なることがある。多用途サブファンドが一般的なケースであり、単一用途サブファンドは特殊ケースであるので、この計算では多用途サブファンドが使用されていると想定する。
c.多用途サブファンド,gについて、NAVは、ファンド,fの下で供給される一連の単位について計算される。全ての系が同一の期限を有する場合、次いで、その特殊ケースでは、NAVは、全ての系について同一であり、すなわち、

である。
d.多用途サブファンドについて、ファンド,fに適切なサブファンドの系についてのNAVは、

である。
e.資産マネージャは、そのサブファンドについての系における単位の総数でサブファンドについての系に投資された総額を除算することによってNAVを計算する。
f.この計算は、サブファンド内でいずれかの更なる粒度の細かいレベルで検証されてもよく、例えば、以下の線におけるチェックは、計算された資産価値が資産マネージャによって報告される価値に等しいことをチェックするためにNAVを使用する。
g.資産価値をチェックする:

h.前に述べられたように、サブファンドは、資産マネージャがその投資家に供給することが可能であり、供給することを望むいずれかの投資手段であってもよい。サブファンドが相互ファンドなどの管理された投資ファンドでもある場合、それは、PRIAファンドを供給する同一の資産マネージャによって供給または管理される必要がない。例えば、ファンドマネージャABCがその投資家にPRIAファンドを供給する場合、そのPRIAファンドは次いで、他の資産マネージャによって供給されるサブファンド、例えば、ファンドマネージャXYZによって管理される相互ファンドを利用可能にすることができる。
10.ファンド,fのシェア資産価値,SAV:
a.シェア,Sの数及びSAVは両方、単位及びNAVがサブファンドレベルにおいて提供するにつれて、ファンドfレベルにおける基準の同様のセットを作成するための手段である。参加者は常に、サブファンドにおける単位を購入し、ファンドにおけるシェアを購入しない。(代替的な実施形態は、ファンドレベルにおいても投資が直接行われるための能力を含むことができる。)それにも関わらず、参加者がファンドfへの預入を、それを通じて特定のサブファンドにおける単位の購入が行われるアカウントへの預入として検討することが正確であり、参加者及び資産マネージャの両方がSAV及びシェアSを、投資全体が経時的にどのように増加するかを理解する方法として使用することが便利となることがある。SAVは、サブファンドについてNAVが行うのと同一の方法で機能する。ファンドの開始時に、そのSAVは、投資されるあらゆるドルが1つのシェアを購入するので$1である。SAVは、サブファンドにおいて得られる純投資利益及び人口統計的利益(DR)サブファンドの増加、ある場合は、ファンドレベルにおいて課金される正味支出と共に増加する。
b.参加者pについて、全てのサブファンドにわたって投資される総資産は、SAVにおいて評価されるサブファンドにおけるシェアの数と等しい:

c.参加者のシェアの数S(p,f,t−1)は、参加者によって所有されるファンドの資産の割合と共に変動する。
i.シェアが購入されないので、それらは増加しないことがあり、参加者の預入及び引出と揃って下落することがある。代わりに、参加者のシェアは、同一のファンドへの全ての参加者の預入及び引出によって影響される。
ii.参加者の投資価値A(p,f,t−1)は、それが下位のサブファンドへの投資された資産の反映であるので、参加者の預入及び引出と揃って増加及び下落する。

d.チェック:ファンドf全体について、資産価値は、SAVにおいて評価される総シェアに等しい:
間隔(t−1)〜tの間の参加者アクション及びフロー
各々の参加者は、期間の終わりに価値に影響を与えるいくつかのアクションを取ることができる。参加者は、死亡時の非自発的もしくは何らかの他の理由での自発的であるかに関わらず、1つ以上のスケジュールされた払い出し日よりも前の早期にPRIAファンドから引き出すことができ、それらは、スケジュールされた日付で払い出しを受け取ることができ、またはそれらは、追加の預入を行うことができる。新たな投資家は、その間隔内にファンドに加入することもできる。全てのそれらのアクションは、ファンドから、またはファンドへの純フローをもたらす。加えて、投資家は、サブファンドの間で所有財産を再配分することができ、それは、資産マネージャがそのような移転について課金することができるいずれかの手数料を除き、ファンドへのそれらの総投資を変更しない。それらのアクションごとの計算は、以下で説明される。
いずれかの数の参加者アクションは、いずれかの時間間隔で行われてもよい。単一の取引日よりも長い期間を検討するシミュレーションアプリケーションについて、例えば、複数のアクションは、そのような間隔の間に行われてもよい。取引日などのより短い間隔について、1つの引出及び1つの預入アクションのみが合理的である場合がある。
計算における論理的な一貫性を保証するために課される他の実務的制限が存在し、それらは、資産マネージャが、参加者アクションが適切に扱われることを保証するためにルールを構成することを必要とする。例えば、部分的または全ての自発的な引出が、新たな預入が行われる同一の時間間隔の間に行われる場合、ファンドルールは、それらが2つの別個の、及び独立した取引として扱われるか、またはそれらが相殺されるかを判定し、新たな預入または部分的な引出のいずれかをもたらす。別の例では、部分的な引出の選択が、その間に参加者が死亡する同一の期間内に行われる場合、ファンドルールは次いで、それらが単一の引出アクションまたは2つの引出アクションとして検討されるかを判定し、払い出しがNAVもしくはLAV、または両方の混合に基づいているかを判定する。
以下は、参加者アクションごとの計算を説明する:
1.死亡に起因した早期引出,c=d:
a.参加者のアカウントは、死亡時に閉鎖され、収益が受取人に支払われる。これは、従来の投資ファンドにおけるアカウントの措置に一貫する。
b.サブファンドにおける全ての単位は、NAVを閉鎖するときに販売され、販売からの総収益は、その段階におけるいずれかのサブファンド手数料を控除後に、DA(p,f,t)であり、

である。
c.受取人に支払い可能な額は、ロットごとの投資期間を通じた定期的なより低い投資利益で蓄積された資産に基づいている。蓄積されたより低い利益は、LAVとして定義される。LAVは、NAV及びSAVと同一の方式で運用し、よって、それは、tにおけるこのケースでは、期間の終わりに指定される価値であることに留意されたい。
d.開始からの各々の期間内のΔA(p,q,f,g,t)の定期的な実際の資産の増加の代わりに、開始資産は、その期間及び引出前の全ての期間内のより低い資産の増加で与信される。LAVは次いで、資産についての経時的な複合利益、そのロットと関連付けられた、正味の前の引出を表す。全てのサブファンドgを通じて全てのロットqをわたって合計し、この払い出し額は次いで、

として書き込まれる。
e.LAVは、簡潔にしたものとして、及びファンドfにおける参加者のシェアがより低いレートで販売されることを表すために、厳密に合計されないことがあるが、これは、

として書き込まれてもよい。
f.2つの価値の間の差異は、このイベントに起因したDR資産への寄与(CDR)であり、すなわち、

である。
g.要約すると、資産及び単位における変更は、以下の通りである:
i.販売されるロット:

ii.販売される資産:

iii.全てのロット及びサブファンドにわたって合計し、参加者によって販売される総資産は:

である。
iv.チェック:

v.引出時に支払われる額は、DP(p,f,t|d)である
vi.販売される資産と受取人に支払われる額との差異は、このイベントに起因したDRへの寄与であり、すなわち、

である。
2.自発的な早期引出,c=w:
a.概して、自発的な引出について資産マネージャによって許可されるいくつかの理由または原因,cが存在することがあり、その各々は、計算についてのパラメータにおいて異なって扱われてもよいが、式は実質的に一貫してもよい。例えば、健康上の理由に起因した自発的な引出についての、そのような理由がないこととは異なる工程及びパラメータが存在してもよい。計算の実例について、参加者がいつでも全ての裁量を有すること、並びに理由,wについての工程及びパラメータのセットのみが存在することを想定されたい。
b.引出についての単位の数が、期間の終わりのNAV(すなわち、時間tにおける)において評価される開始単位(すなわち、時間t−1における)、または期間の終わりの価値(すなわち、時間tにおける)における同等の資産価値に基づいている。
c.引き出されることになる額は、WA(p.f,t|w)として定義される。これは、収益を創出して早期引出支払いを行うために販売される各々のサブファンドgにおける単位の数を最終的に決定するいくつかの異なる方法で指定されてもよい。最も粒度の細かいレベルにおいて、ファンドのルールがそれを可能にする場合、参加者は、引出に関して収益を創出するために販売される各々のロットにおける単位の数を明確に述べることができる。ファンドのルールはまた、以下の例が示すように、単位の更なる定型的な選択が販売されることを可能にする。
i.参加者は、引き出されることになる投資された資産A(p,f,t)の割合Wpercent(p,f,t|w)を指定する。これは、サブファンドgの各々のロットqにおける資産及び単位の同一の割合の販売をもたらす。早期引出に関するより低い利益を各々のサブファンドにおける各々のロットに適用し、引き出される額は:

として、または

として、ファンドレベルにおける簡潔にしたものとして書き込まれる(死亡時の払い出しと同様に)。
ii.サブファンド,gの各々のロット,qにおいて、販売される単位及び結果として生じる資産は:
A.販売されるロット:

B.販売される資産:

C.全てのロット及びサブファンドにわたって合計し、参加者によって販売される総資産は:

である
D.チェック

E.引出に関して支払われる額は、WP(p,f,t|w)である
F.販売される資産と受取人に支払われる額との間の差異は、このイベントに起因したDRへの寄与であり、すなわち、

である。
d.いずれかの引出は、DRサブファンドの配分が、ファンドへの全ての参加者によって創出される人口統計的利益への比例的参加を表すので、DRサブファンドの単位における比例的減少をもたらす。部分的な引出が行われ、ファンドルールが許可する場合、参加者は、それらの残りの資産の価値に基づいて、その期間内のDRへの総寄与の配分を受け取ってもよい。
3.スケジュールされた払い出し:
a.参加者は、ファンドのルールごとに、事前に準備された払い出しスケジュールを有する。このスケジュールは、各々のロットレベルにおいて設定されてもよく、すなわち、各々の投資ロットに適用するために参加者によって選択された払い出しスケジュールが存在し、またはそれは、参加者レベルにおいてなど、より高いレベルの集約において設定されてもよく、すなわち、払い出しスケジュールは、参加者によって所有される全てのサブファンドにわたって全てのロットに適用される。スケジュールは、その段階において課金されるいずれかの手数料を控除した後、いずれの減少なしに全ての価値で参加者に支払い可能な収益を有するサブファンド単位の販売を必要とする。
b.払い出し開始日,b、並びに最後のシェア及び単位が払い出し終了日,eに販売されるまで、単位は保持される。払い出しスケジュールは、日付b及びeの間、並びに日付b及びeを含む各々の払い出し日,tにおいて販売されるシェア及び単位の数を定義する。いずれかの払い出しパターンが許容可能であり、資産マネージャによって設定されるルールが課される。最も粒度の細かいレベルにおいて、ファンドのルールがそれを可能にする場合、参加者は、スケジュールされた払い出し日に収益を創出するために販売される各々のロットにおける単位の数を明確に述べることができる。ファンドのルールは、スケジュールされた数の単位がスケジュールされた日付に販売されるべきであることを必要とすることがある。代わりに、ファンドのルールは、いずれかの数の単位がゼロから最大にスケジュールされた数の単位まで販売されることを可能にすることができ、スケジュールされた日付に販売されないそのいずれかの単位がNAV、LAV、またはそれらのいくつかの組み合わせのいずれかに基づいて、その時間において決定されることになる価値で、いずれかの後のスケジュールされた日付またはスケジュールされていない日付において販売されてもよい。ファンドのルールはまた、以下の例が示すように、単位の更なる定型的な選択が販売されることを可能にする。例では、ルールは、残りの払い出し日の数に比例する資産の販売を必要とする。機構は、全ての資産収益が払い出されることを除き、まさに上記の自発的な早期引出と同一である。完全にするために、ステップが以下に開始される。
c.スケジュールごとに支払われることになる額は、SA(p,f,t)である。これは、収益を創出して早期引出支払いを行うために販売される各々のサブファンドgにおける単位の数を最終的に決定するいくつかの異なる方法で指定されてもよい。例えば:
i.投資される資産A(p,f,t−1)のSpercent(p,f,t)は、払い出し日に販売されてもよく、

である。
ii.これは、サブファンドgの各々における資産及び単位の同一の割合の販売をもたらし:

である
iii.サブファンド,gの各々のロット,qにおいて、販売される単位及び結果として生じる資産は:
A.販売されるロット:

B.販売される資産:

C.全てのロット及びサブファンドにわたって合計し、参加者によって販売される総資産は、

である
D.チェック:

E.スケジュールされた払い出し時に支払われる額は、

である
4.現在の参加者による預入
a.スケジュールされた払い出しを受け取る間、または自発的な早期引出を行った後でさえ(しかしながら、死亡時もしくは何らかの他の理由で明らかにアカウントが閉鎖された後でない)、参加者は、いずれかの時にファンドへの追加の預入を行うことができる。間隔t−1〜t内のファンドfへの参加者pによって預け入れられる資産の額は、DepA(p,f,t)によって定義される。必要とされる場合、これは、預入額を参加者がファンドにおいて有する開始資産で除算、すなわち、

することによって、割合が開始資産において増加するにつれて、早期に再開する。
b.各々の預入は、参加者の選択に基づいて特定のサブファンドに配分される。この示される実施形態では、参加者は、そのサブファンドにおける単位がPRIAファンドに参加することによって得られ、CDRがいつ創出されようと配分されるので、DRサブファンドに直接投資することが可能ではない。代替的な実施形態は、参加者がDRファンドに直接投資することを可能にすることができ、ファンドのルールは、実装態様を可能にするための期限、条件、式、及び計算を指定する。
c.その間隔内のフローについての表記慣習を使用して、新たな預入は、特定のサブファンドgにおける新たなロットδへの配分をもたらし、以下の通りである:
i.サブファンドgに配分される預入の割合は、

である
ii.サブファンドgへの預入の額は、

である
iii.預入に起因したサブファンドgにおける単位の数は、サブファンドの閉鎖するNAVで除算された、投資された額である:

iv.チェック:全ての新たなロット及びサブファンドにわたる合計は、新たな預入の合計

に等しいはずである
5.新たな参加者による預入
a.新たな参加者は、いつでもファンドに加入することができ、預入を行うことができる。それらの参加の機構は、前の点で説明された現在の参加者による預入についての機構と同一である。運営上の観点からの差異は、新たな参加者アカウントが、預入を受け付けることができる前に開設される必要があることである。
6.サブファンドの間の移転
a.上記で説明されたように、資産マネージャは、定義された制約の中で、及びそのイベントに関して手数料を潜在的に支払って、参加者がサブファンドの間で資産を移転することを可能にすることができる。サブファンドが同一のファンド,f内にある限り、控除される手数料の影響を除き、そのような参加者が所有するDRサブファンドのシェアに影響を与えないはずである。
間隔t−1〜tの間のファンドアクション及びフロー
上記で詳述したように、全ての参加者アクションが記録され、フローが計算された後、以下で説明されるファンドアクションが対処され、計算されるフローをもたらす。特に、引出は、サブファンドにおける資産の額を減少させ、預入は資産を増加させる。以下にリスト化されるファンドアクション及びフローは、引出(自発的な、死亡またはスケジュールされた)について減少した期間の開始時の資産、及びその期間に預入(現在または新たな参加者)によって増加した資産に基づいて計算される。
1.資産に関する投資収入
a.資産マネージャは、サブファンド,gごとの投資収入、サブファンドのポートフォリオマネージャによって課金される正味手数料、及び各々の参加者のロットに配分される額を報告する。(サブファンドレベルにおけるポートフォリオマネージャの手数料及びPRIA手数料がサブファンドレベルにおいて同時に資産マネージャによって課金される場合、2つの手数料は次いで、分割が別個に参加者に報告されない場合でさえ、別々にされてもよく、別個に追跡されてもよい。これは、帰属を目的として手数料の適切な配分を可能にする。これは、以下で更に議論される。)
b.投資収入は、サブファンドのNAVを増加させる
c.投資家の資産は、NAVにおける増加によって増加する
d.各々のレベルの集約における間隔t〜t−1内の、投資収入、正味のいずれかのポートフォリオマネージャ手数料は、
i.単位q:

ii.参加者p:

iii.サブファンドg:

e.収入を配分するための代替としてだが、同等のメカニズムとして、資産マネージャがサブファンド総収入を報告する場合、各々の参加者への配分及びロットは次いで、例えば、期間の終わりにサブファンドにおいて保持される単位の数に基づいて、比例して行われ、期間内の引出及び新たな預入を調節し、計算の機構は、前の点の集約方法で検証されるべきであり、それに従って調節されるべきである:
i.単位q:

ii.参加者p:

2.サブファンドレベルにおいて課金される支出
a.サブファンドレベルにおいて、資産マネージャによって課金される手数料の2つの広いカテゴリが存在する。1つ目は、投資を管理する通常のサービスについてのサブファンドのポートフォリオマネージャによって課金される手数料である。2つ目は、PRIAファンド内に特定のサブファンドを含めるためのサービス及び運営について課金される手数料である。資産マネージャは、それらの手数料を参加者への単一の課金に組み合わせてもよい。資産マネージャは、例えば、常に参加者についての代替的な投資選択肢の間で比較を行うために、それらの手数料を別個に追跡することを選んでもよい。それらの手数料に加えて、資産マネージャは、他のサービス及び参加者アクションについての手数料を課金してもよい。それらは、投資の販売を介した資産の引出に関する手数料、及びサブアカウントの間の資産の移転に関する手数料を含むが、それらに限定されない。手数料は、ファンド,f及びサブファンドgによって異なることがあり、その結果、ファンドfへの他の投資家は、存在する場合、手数料の異なるセットを支払うことができる。手数料は、様々な式、例えば、固定手数料または投資された資産の割合に基づく手数料を使用して課金されてもよい。手数料は、ファンドルールによって定義される方法で個人投資ロットまたはサブファンドへの各々の参加者に配分される。例えば、いくつかの手数料は、所有される資産または単位の割合に基づいて課金されてもよい。
b.集約の各々のレベルにおける間隔t〜t−1内のサブファンドレベルにおいて課金される支出は、
i.単位q:

ii.参加者p:

iii.サブファンドg:

c.支出を配分するための代替としてだが、同等のメカニズムとして、資産マネージャがサブファンド総支出を報告する場合、各々の参加者への配分及びロットは次いで、例えば、期間の終わりにサブファンドにおいて保持される単位の数に基づいて、比例して行われ、期間内の引出及び新たな預入を調節する(並びに、前の点の集約計算で検証される):
i.単位q:

ii.参加者p:

3.ファンドレベルにおいて課金される支出
a.資産マネージャは、ファンドレベルにおいても課金することができる。それらの支出は、ファンド,fによって異なってもよく、資産マネージャによって設定されてもよい。サブファンドとして同様に手数料を課金するための機構が、完全にするために以下で説明されるが、それらの手数料を、ファンドレベルにおいて創出されるキャッシュフローからファンドレベルにおいてのみ収集することができることを認識するべきである。説明されている実施形態は、全ての投資がサブファンドレベルにおいて行われることを想定するので、全ての収入は、したがって、ファンドレベルではなくサブファンドレベルにおいて創出され、ファンドレベルにおいて課金及び収集することができる手数料のみが、投資がサブファンドレベルにおいて販売されるイベントと関連付けられた手数料であり、結果として生じる収益のいくつかまたは全ては、参加者に払い出されるか、または別のサブファンドに預け入れられるかのいずれかである。そのような手数料の例は、スケジュールされていない早期引出またはサブアカウントの間の資産の移転に関して課金される手数料である。
b.手数料がファンドレベルにおいて課金することが可能であり、及び収集可能である場合、それらは、ファンドルールによって定義される方法で各々の参加者に配分される。
c.集約の各々のレベルにおける間隔t〜t−1内のファンドレベルにおいて課金される支出は、
i.参加者p:

ii.ファンドf:

d.支出を配分するための代替としてだが、同等のメカニズムとして、資産マネージャがファンド総支出を報告する場合、各々の参加者への配分は次いで、例えば、期間の終わりにファンドにおいて保持されるシェアの数に基づいて、比例して行われ、期間内の引出及び新たな預入を調節する(並びに、前の点の集約計算で検証される):
i.参加者p:

4.人口統計的利益への寄与(CDR)
a.図11は、どのようにCDRが作成され、次いで、どのようにそれが参加者に配分されるかを示す。1〜Pでラベル付けされたP人の参加者が存在し、各々は、PRIA資産価値1104を有するPRIA単位1102(サブファンドにおける)を有する。参加者1は、全てのそれらの資産のスケジュールされていない早期引出を行うと決定する。これは、全てのサブファンド単位1106の販売をもたらす。NAVにおける販売の収益は、2つの部分に分割される。第1の部分は、NAV1108未満であり、引出時に参加者に支払われる、LAVにおける単位を評価する。第2の部分は、NAVにおいて、及びCDRであるLAV1110において評価される単位の間の差異である。この額は、資産マネージャによって維持され、DRサブファンドに投資され、ファンドルール1112ごとに各々の残りの参加者に配分される。
b.各々の間隔t〜t−1の間、PRIAファンドからの早期引出は、上記で説明されたように、DRサブファンドへの寄与を創出する。
i.創出される総CDR:

ii.これは、投資収入に加え、DRサブファンドにも寄与する追加の資産の元である。CDRは、残りの参加者に配分することができる新たな単位を創出する。この実施形態では、CDR自体は、DRサブファンドのNAVを増加させない。新たな単位の商品及びNAVは、創出される総CDRである。
c.全ての参加者アクションにわたって創出される総寄与は、例えば、期間内の引出の正味の期間の終わりにファンドにおいて保有される資産またはシェアの数に基づいて、比例して、ファンドによって定義される配分ルールを使用してファンドへの残りの参加者に配分される必要がある。
i.DRの配分について、使用される資産価値は、開始価値から部分的に更新されるにすぎない。
ii.開始価値は、サブファンド支出の純投資収入について増加し、資産のいずれかの引出について減少し、DRサブファンド資産へのいずれの新たな預入またはDRサブファンド資産における潜在的ないずれの増加も考慮しない。
iii.ロットレベルにおける参加者についてのこの部分的に更新された資産価値を、

として表す。
iv.参加者の投資は、

において評価される。
v.ファンドfに投資される総資産は、

の部分的に更新された価値を有する。
d.自発的な早期引出を行ういずれかの参加者は、2つの項目の正味の影響を有する。1つ目は、DRサブファンド資産の参加者の額、及び引き出される額の割合における減少を反映する単位である。2つ目は、DRサブファンド資産の参加者の額、及びその引出によって創出されるCDRの配分から生じる単位における増加である。
e.この実施形態では、新たな預入は、その期間内に創出されるCDRの配分を受け取らない。ファンドのルールは、第1の期間を定義し、第1の期間から、例えば、預入に続く期間から、または預入からの特定の日数、月数、もしくは年数後に、新たな預入がその期間内に創出されるCDRの配分を受け取ることが可能である。
f.DRファンドへの新たなファンドの追加は、参加者による新たな預入として扱われ、よって、それは、上記の機構に従う。預入は、新たな投資ロット,θとして扱われる。
i.間隔t−1〜tの間の参加者pについてのDRサブファンドにおける預入の額は、

である。
ii.預入に起因したDRサブファンドにおける単位の数は、DRサブファンドの閉鎖するNAVで除算された投資される額:

である。
iii.チェック:全ての参加者についての全ての新たなロットにわたる合計は、総CDR

に等しくなるべきである。
tにおける終了価値
全ての期間内フローが計算されると、資産の終了価値、単位、及びシェアが計算されてもよく、次いで、資産マネージャ運営システムに再度送信されてもよい。最も粒度の細かいレベルから更新し、次いで、開始価値の章で説明されるように集約する。
1.ファンドfのサブファンドgにおける参加者pのロットqについて、
a.gにおける資産:
i.いずれかの引出(自発的な、死亡、スケジュールされた)の額を開始資産から減少させ、新たな預入及び投資所得を加算し、支出を差し引く。
ii.DRサブファンドについて、CDRにおける正味の増加を加算する
iii.

b.gにおける単位:
i.単位は、引出及び新たな預入によって減少及び増加する
ii.単位は、投資所得及び支出(NAVを変動させる)に起因して変動しない
iii.

c.チェック:

d.この情報は、資産マネージャ運営システムに返される。資産マネージャは、単位についてのそれらの自身の計算及び全ての非DRサブファンドについての資産価値の正当性を確認することが可能であるはずである。代替的な実施形態では、資産マネージャ運営システムは、非DRサブファンドについてのそれらの計算を実行してもよく、それは次いで、PRIAオーバレイシステムにおいて正当性が確認されてもよい。資産マネージャについての新たなデータは、更新されたDRサブファンド単位及び価値、並びにファンドfのシェア及び価値である。集約は次いで、開始価値についてのものと同一の方法で行われてもよい。完全にするために、それは以下で完全に説明される。
2.(P,G,F)参加者及びファンド視点:ファンドfのサブファンドgへの参加者pの投資を与える全てのロットqにわたる合計:
a.gにおける資産:

b.gにおける単位:

c.チェック:

3.(P,F)ファンドfへの参加者pの総投資を与える全てのサブファンドgにわたる合計:
a.fにおける資産:

b.fにおけるシェア:

i.全てのサブファンドにわたるgにおける単位を集約することは無意味である
ii.fにおけるシェア,Sは、参加者pによって所有される総ファンドfの資産の割合を表す
c.チェック:

4.(F)ファンドfへの総投資を与える全ての参加者pにわたる合計:
a.fにおける資産:

b.fにおけるシェア:

c.チェック:

次に、ファンドレベルまでサブファンドの視点から集約する。開始点は、最初の2つの点にあるものと同一であり、それらはここでは繰り返されない。
5.(G,F)ファンドfのサブファンドgへの総投資を与える全ての参加者にわたる合計:
a.fにおける資産:

b.gにおける単位:

c.チェック:

6.(F)ファンドfへの総投資を与える全てのサブファンドgにわたる合計:
a.fにおける資産:

b.単位は、無意味であるので集約されない
c.チェック:A(f,t)は、上記点4において計算されたのと同一である
次に、資産マネージャレベルまで集約する。
7.(P,M)資産マネージャMのPRIAファンドへの参加者pの総投資を与える全てのファンドにわたる合計:
a.Mにおける資産:

b.fにおけるシェアは、無意味であるので集約されない
8.(M)MのPRIAファンドにおける総資産を与える全てのファンドf及び参加者pにわたる合計:
a.Mにおける資産:

b.チェック:上記点6における資産を合計する、

それらの終了価値に加えて、単位ごと、またはシェア値ごとに、以下がまた計算される:
9.サブファンド,gの純資産価値,NAV:
a.NAVは、

である
b.ロットごとにNAVをチェックする:

10.ファンド,fのシェア資産価値,SAV:
a.SAVは、期間を通じて資産価値における増加に比例して更新される、すなわち、

b.ファンドfにおける参加者のシェアは次いで、投資される資産に比例して更新される、すなわち、

c.参加者ごとにNAVをチェックする:
PRIAファンドの実装態様についての検討
PRIAシステム、ソフトウェア、及び計算をある程度詳細に説明したが、本発明の一部として検討されるいくつかの実務的な実装態様が存在する。
法令書式:PRIAファンド、及びそのサブファンドの法令書式は、その確立の時間及び場所において適切な法律及び規制に依存する。1つの実施形態では、PRIAファンドは、投資信託として構成され、部分単位は、その信託の部分アカウントである。別の実施形態では、PRIAファンドは、全ての参加者がシェアホルダとしての役割をも果たす、投資会社として構成され、DRサブファンドは次いで、参加者のシェアホルダに比例して配分される維持された資産になる。別の実施形態では、PRIAファンドは、投資家がそれらの投資を利用可能なサブファンドに配分することが可能な、ファンドオブファンドの投資手段として構成される。それらの例は、本発明の実施形態が本明細書で説明される新たなアイデアを保護する異なる方法で構築及び実装されてもよいという主張を強調する。
規制措置:PRIAファンドが投資ファンドとして運用するので、米国におけるその措置は、他の投資ファンドと一貫するはずである。他の規制環境では、同一の基準が検討される場合に同一の措置が適用されるはずである。しかしながら、PRIAファンドが他の管轄区において異なって規制される理由は他にも考えられる。例えば、ある管轄区では、それは、本明細書で前に定義されたように、1つとして運用しないときでさえ、保険ファンドとして規制されることがある。本明細書で説明される発明は、本発明が経済的に実施可能とするために、特定の規制措置に依存しないので、異なる規制措置の下でも実装されてもよい。
ファンドの元及び課税措置:法令書式及び規制措置は、資産マネージャ及び個人投資家の両方についてのPRIA投資の課税措置に影響を与える。投資ファンドの元及びいずれかの関連する定年計画の書式はまた、課税措置を決定する。上記の説明では、PRIAファンドへの初期の預入及び定期的な預入は、個人投資家によって行われるものとして識別されている。多くの定年貯蓄計画で、個人に利用可能なファンドの元は、税引き前もしくは税引き後のいずれかの貯蓄からの個人の自身の寄与、定義された寄与の一部としての雇用主の寄与または同様の定年計画、及び国民貯蓄プログラムの一部としての政府の寄与である。ファンドの元及び貯蓄計画のタイプに関わらず、全てのそれらのファンドが個人投資家によって決定される方式で投資するのに利用可能であるので、本明細書で説明されるPRIAファンドの機構はなお適用される。しかしながら、それらの課税措置は、異なることがある。米国では、例えば、以下では、考えられる課税措置のうちのいくつかが要約される。
i.PRIAが正規雇用者支援定年計画(例えば、401(k))の下で投資オプションとして供給される場合、蓄積段階の間に得られる全てのキャピタルゲイン及び所得は次いで、課税されるが、全ての引出が通常の所得として課税される。
ii.PRIAが正規個人定年アカウント(IRA)の下で投資オプションとして供給される場合、蓄積段階の間に得られる全てのキャピタルゲイン及び所得は次いで、課税されないが、全ての引出が通常の所得として課税される。
iii.PRIAが、投資預入が税引き後の貯蓄から行われる、通常の非正規投資アカウントを通じて供給される場合、全てのキャピタルゲイン及び所得は次いで、それが授与され、得られるにつれて課税される。
iv.PRIAが保険会社の別勘定として供給される場合(このケースでは、いくつかの保険の特徴が追加される必要がある)、蓄積段階の間に得られる全てのキャピタルゲイン及び所得は次いで、課税されないが、全ての引出が通常の所得として課税される。
米国以外では、他の貯蓄プログラムはまた、PRIAを利用することがある。例えば:
i.PRIAが国の国民定年プログラムに対する補足的な貯蓄手段として供給される場合、PRIA預入は、追加の個人寄与及び国民定年プログラムにおける蓄積された貯蓄の再配分からとなることがあり、課税措置は、国の地域法に基づくことになる。
ii.雇用者支援定義寄与計画が、それによって雇用者及び個人参加者が寄与を行い、投資選択肢を選択する手段としてPRIAを使用して供給される場合、課税措置は次いで、国における他の定年計画と一貫することがある。
それらの例は、PRIAを実装することができる様々な方法を示すが、それらは、包括的なリストであることを意味しない。
ファンドの複雑性:PRIAファンド及びそのサブファンドの設計は、図12に示されるように、非常に簡単なものから非常に複雑なものに及ぶことがある。複雑なPRIAファンド1202は、いくつかのサブファンドを有し、その各々は、例えば、単一の証券から相互ファンドまで及ぶ、異なるタイプの投資手段であってもよい。この実例は、Gサブファンドを有する複雑なファンド設計を示し、その1つが、DRサブファンド1204である。複雑なファンド設計が1つよりも多いDRサブファンドを含むことが実現可能である。全ての実務的な目的で、DRサブファンド(複数可)が資産マネージャの裁量で管理され、その上、示される実施形態では、参加者は、自身の裁量でそれにおける単位を買うことができず、またはそれにおける単位を販売することができないので、PRIAファンドについて確立されたルールに各々が従う複数のDRサブファンドは、それら全てが単一のDRサブファンドの下でまとめられ、資産マネージャの裁量で管理される場合と同一の影響を有する。したがって、1つのサブファンドDRを示すことが、複雑なファンド設計を捕捉するのに十分である。代替的な実施形態では、PRIAファンドが各々の別個のDRサブファンドに適用される異なるルールを有するいくつかのDRサブファンドで確立される場合、それは次いで、それらを単一のDRサブファンドにまとめることが実現可能である。
PRIAファンド設計は、参加者が投資することができる1つのサブファンドのみ、及びDRサブファンド1206のみを資産マネージャが供給するように簡易化されてもよい。このケースでは、サブファンドの数以外に、複雑な設計1204について実行される計算と複雑でない設計1206について実行される計算との間に差異は存在しない。
最も単純なファンド設計は、それを通じて全ての投資が行われ、DR資産が非DR資産と入り混じった単一のファンド1208である。概念的に、これは、2つのサブファンド(1つが投資に利用可能であり、その他がDRサブファンドに利用可能である)が1つに融合されることを除き、複雑でない設計1206と同一である。上記で説明された計算は、ファンドとサブファンドとの間の区別が必要とされないので、ある程度簡易化することができる。そうでない場合、計算は、他のPRIAファンド設計にあるものと必然的に同一のままである。
払い出しスケジュール仕様:上記で述べたように、参加者は、開始時に払い出しスケジュールを自身で選択し、資産マネージャのファンドのルールによって時間ごとにこのスケジュールを修正することを許可されることがある。資産マネージャが払い出しスケジュールの仕様を実装することができるいくつかの方法が存在する。1つの実施形態では、参加者は、参加者が全てのサブファンドにおいて所有し、参加者がスケジュールされた払い出しを満たす各々の支払い日において、どのロットが完全に、または部分的に販売されるかを参加者が指定する全てのロットに適用する単一の払い出しスケジュールを指定することを許可されることがある。他の非常手段では、別の実施形態は、参加者が各々の新たな預入を別個に、且つ別のロットの払い出しスケジュール、及び参加者がその同一のPRIAファンドに行う預入ごとの別個のPRIAファンドアカウント(及び、アカウント番号)の払い出しスケジュールと独立して扱うことを許可することがある。別の実施形態では、資産マネージャは、参加者がいくつかのアカウントを開設することを許可することがあり、その各々は、そのアカウントを通じて行われる初期の、及び後続の預入からの全てのロットに適用する別個の払い出しスケジュールを有する。
LAV定式化:前に述べられたように、LAV定式化は、創出されるDRの額を導出する。これは、LAVの式及び関連するDRファンドが共に結び付けられることを意味する。資産マネージャは、LAVの式によって異なるが、そうでない場合は同一であるPRIAファンドを供給することを選ぶことができる。例えば、別のPRIAファンドよりも相対的に低いLAVを有するPRIAファンドは、それらの投資ポートフォリオにおける潜在的な増加を最大にすることを望み、死亡時にそれらの相続人により低い額を残すことを希望し、または早期引出時により低い利益を受け付けることを希望する参加者に魅力がある。代替的な実施形態では、資産マネージャは、異なる一連のミニPRIAファンドを有する1つのPRIAファンドを供給することを選ぶことができ、その各々は、それらの自身のLAVの式及び関連するDRサブファンド、並びに全ての参加者についてのサブファンドの共通セットを有する。この実施形態は、各々のミニPRIAファンドがその自身のLAV及び関連するDRサブファンドと独立したPRIAファンドとして構成される。
授与:本発明の実施形態は、参加者が、いくつかの特徴がそれらに利用可能になる前にPRIAファンドにおいて授与される必要がある特徴を含むことができる。例えば、それらは、いずれかのDRの単位で与信される前の最低期間、2年ほどの間に参加者であることが必要とされることがある。代わりに、授与するスケジュールは、早期引出時の払い出しを決定するためのLAVの式における要因として導入されてもよい。
ボーナス単位:実施形態は、様々な時にボーナス単位を供給することができるいくつかのファンドを含んでもよい。DRサブファンドにおいて与信される単位は、それらの単位を得るために参加者の必要とされる追加の投資がないので、必然的にボーナス単位である。他の要因は、参加者がボーナスの与信を得ることを可能にするために使用されてもよく、それは次いで、DRまたは他のサブファンド単位を配分するために使用される。
ローン:いくつかのPRIAファンドは、投資家が投資した資産に対してローンを組むことを許可することがある。ローンは、参加者がファンドにおけるシェアの投資を販売する必要なく、ファンドを取得することを可能にする有益な方法である。投資ファンドから利用可能なローンに関する規制制限が存在する可能性が高い。しかしながら、投資ファンドからのローンは、投資ファンドを有する証拠金勘定の運用によって証明されるように、かなり一般的である。そのようなローン機関は、参加者の投資される資産の全てが要求に応じて即時に利用可能でないことを認識するための特定のルールを実装する必要がある。例えば、ローンは、非DRサブファンドに投資される資産に対してのみ行われてもよく、担保計算は、NAVでなくLAVに基づいている。
ローンが完全に再度支払われる前の引出または払い出し時に、単位販売の収益は、いずれかのファンドが参加者に支払われる前にローンを頭金として支払うために使用される。いずれかの未払いローンに関する利子は、参加者によって直接支払われてもよく、またはファンドからの追加のローンとして預けられてもよい。
第二生存者ファンド:いくつかの年金保険は、2人の年金受給者のうちの2人目が死亡するまで、個人が年金保険所得を受け取る機会を供給する。それらの第二生存者年金保険は、例えば、夫婦双方が生存している間に所得を必要とし、その一方のみが生存している間は、たとえその時点で額が減少しても、所得の継続を望む場合に有益となることがある。従来の投資ファンドは、第二生存者機能で構造化されていない。PRIAファンドは、それが年金保険でなく、または保証されないときでさえ、第二生存者機能を真似た特徴を供給するように構造化されてもよい。
他の参加者との公平性を保証するために、第二生存者PRIAファンドの1つの実施形態は、共同投資家のみが開始時に参加することができ、アカウントが共同名義のままである限り、それらが預入を行うことを続けることができるように構成される。スケジュールされた払い出しパターンは、両当事者が生存しているとき、及び一方のみが生存しているときに、払い出しを反映するように修正される。また、そのようなファンドに投資するのに適切な2人の間に真正な関係があることを保証するように、共同アカウント所有者の関係に関するいくつかの制限が存在することがある。例えば、夫婦は、年齢の隔たりがかなり狭い傾向にあるので許可されることがあり、親子は、年齢の隔たりがかなり広いので、許可されないことがある。
保証:一部の投資家は、特定の投資または払い出し保証を供給するファンドに投資することを望むことがある。そのような保証は、PRIAファンド内で想定されない。しかしながら、それらは、PRIAファンドから予想される払い出しパターンとそろえた保証された給付金と共に、適切に許認可された金融機関(例えば、保険業者)との別個の契約を通じて供給されてもよい。例えば、生涯年金保険所得を有することを望む参加者は、PRIA資産が実質的にまたは完全に清算されるときに開始するそのような年金保険を買うことが可能である場合がある。そのケースでは、そのような年金保険は、個人の標準的な定年日よりも後の日に開始し、その結果として買うほうがより安い。
代わりに、保証は、PRIAファンド設計に統合されてもよく、そのケースでは、保険会社によって供給される商品と同様に、更なる複雑な会計及び留保措置が必要とされることがある。
いくつかの実施形態では、システムは、前に熟考されておらず、または理解されていない重要な利点を共に提供するシステム内で特性及び制限の組み合わせを実装する。システムは、無制限の投資オプションを提供することができる。保険リスクを安定化するために、参加者は、引き受け工程を経由する必要がなく、各々のファンドへの参加者は、同一の人口統計的分類(保険分類)にあることが必要とされる必要がない。システムは、ファンドを開設または解約する設定された日付が存在しない点で、ファンドをオープンエンド型となるように実装することができる。システムは、ファンドを開設したまま維持することができ、参加者が経時的にそれらの参加に加入及び解約することを可能にすることができ、経時的に開設した回転ファンドへの引出及び預入を可能にすることができる。例えば、システムは、前の参加者がアカウントを解約し、または支払いスケジュールの下で完済に支払われるにつれて、新たな参加者でそれ自体を再構築することを続けるようにファンドを構成することができる。システムは、参加者が受け取る利益のレートまたは給付金の額に関して保証を有さないように構成されてもよい。システムは、新たな預入及び許可される引出から生じる人口統計的ファンドに預け入れられたファンドにおける回転変動に基づいて給付金を提供する。システムはまた、それらの投資(特定の引出が自動控除、及び人口統計的利益ファンドへの預入のトリガとなる制約が課される)に関する参加者の市場利益の給付金を提供する。システムはまた、参加者が死亡したか、及びそれらが既定のスケジュールの下に支払われていない程度に早期引出としてアカウントを解約するかを追跡する制約を実装することができる。そのようにして、システムは、アカウントが1人以上の受取人に渡され、1人以上の受取人によって保有されることを潜在的に防止することができ、解約を必要とする。システムはまた、早期引出が行われているか、及び自動控除を適用するかを評価することができる。別のシステムの利点は、人口統計的利益ファンドにおける参加者の所有権が、早期に死亡し、またはスケジュールの下の支払いの前にファンドを引き出した、ファンドにおける他人によって大幅に資金が出されてもよいことである。この協定は、参加者が他の参加者よりも優れて運用し、他の参加者によって裕福となることの予想に基づいて、ファンドが長期投資になる動機付けを与えることができ、ファンドへの参加への動機付けを与えることができる。システムはまた、1つ以上の閾値に基づいてファンドを閉鎖するかをチェックするための自動化工程を有することができる。それらのうちのいくつかのまたは全て、及び本明細書で言及される他の態様の組み合わせでは、システムは、定年に向けられた投資についての特定の動機付けを有することができる、データ管理を促進し、投資を推進するための新たなツールを提供することができる。
上記で説明されたように、ネットワーク接続及びデータ記憶装置を有するコンピュータまたはコンピュータシステムは、本発明の特徴及び実施形態を実装する。コンピュータまたはコンピュータシステムは、ファンドもしくは情報を受信し、参加者を認可もしくは認証し、現在価値を定式化し、エンドデバイスに現在価値を報告し、または他の機能性、ツール、もしくは対話を提供するために他のデバイスと通信及び対話することができる。図13を参照して、コンピュータシステム1は、ディスプレイユニット30上で表示するためにグラフィック、テキスト、及び他のデータを通信インフラストラクチャ6から(または、図示しないフレームバッファから)転送するディスプレイインタフェース2を含むことができる。そのようにして、コンピュータシステムは、信号を生成することができ、または取り付けられたディスプレイもしくはリモートコンピュータシステム(例えば、ウェブブラウザを通じたPCクライアント)上のグラフィック、GUI、他の視覚的、もしくは関連する対話性の生成及び表示を制御することができる。コンピュータシステム1はまた、メインメモリ8、周辺機器ランダムアクセスメモリ(RAM)を含み、また、補助的メモリ10を含んでもよい。補助的メモリ10は、例えば、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブなどを表す、ハードディスクドライブ12及び/または着脱可能記憶ドライブ14を含んでもよい。着脱可能記憶ドライブ14は、周知の方式で、着脱可能記憶ユニット18から読み取り、及び/または着脱可能記憶ユニット18に書き込む。着脱可能記憶ユニット18は、着脱可能記憶ドライブ14によって読み取られ、着脱可能記憶ドライブ14に書き込まれる、フロッピーディスク、磁気テープ、光ディスクなどを表す。認識されるように、着脱可能記憶ユニット18は、そこに記憶されたコンピュータソフトウェア及び/またはデータを有するコンピュータ使用可能記憶媒体を含む。
代替的な実施形態では、補助的メモリ10は、コンピュータプログラムまたは他の命令がコンピュータシステム1にロードされることを可能にするための他の同様のデバイスを含んでもよい。そのようなデバイスは、例えば、着脱可能記憶ユニット22及びインタフェース20を含んでもよい。そのような例は、ソフトウェア及びデータが着脱可能記憶ユニット22からコンピュータシステム1に転送されることを可能にする、プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース(ビデオゲームデバイスにおいて見られるものなど)、着脱可能メモリチップ(消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)またはプログラマブルリードオンリメモリ(PROM))及び関連するソケット、並びに他の着脱可能記憶ユニット22及びインタフェース20を含んでもよい。
コンピュータシステム1はまた、通信インタフェース24を含んでもよい。通信インタフェース24は、ソフトウェア及びデータがコンピュータシステム1と外部デバイスとの間で転送されることを可能にする。通信インタフェース24の例は、モデム、ネットワークインタフェース(イーサネットカードなど)、通信ポート、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会(PCMCIA)スロット及びカードなどを含んでもよい。通信インタフェース24を介して転送されるソフトウェア及びデータは、通信インタフェース24によって受信されることが可能な電機、電磁気、光、または他の信号とすることができる、信号28の形式にある。それらの信号28は、通信経路(例えば、チャネル)26を介して通信インタフェース24に提供される。この経路26は、信号28を搬送し、有線もしくはケーブル、光ファイバ、電話線、セルラリンク、無線周波数(RF)リンク、及び/または他の通信チャネルを使用して実装されてもよい。本明細書では、用語「コンピュータプログラム媒体」及び「コンピュータ使用可能媒体」は、着脱可能記憶ドライブ14、ハードディスクドライブ12に設置されたハードディスク、及び信号28などの媒体を概して指すために使用される。それらのコンピュータプログラム製品は、ソフトウェアをコンピュータシステム1に提供する。
コンピュータプログラム(コンピュータ制御ロジックとも称される)は、メインメモリ8及び/または補助的メモリ10に記憶される。コンピュータプログラムはまた、通信インタフェース24を介して受信されてもよい。そのようなコンピュータプログラムは、実行されるときに、コンピュータシステム1が本明細書で議論される、本発明の実施形態の特徴を実行することを可能にする。特に、コンピュータプログラムは、実行されるときに、プロセッサ4がそのような特徴を実行することを可能にする。したがって、そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム1のコントローラを表す。
ソフトウェアを使用して本発明が実装される実施形態では、ソフトウェアは、着脱可能記憶ドライブ14、ハードドライブ12、または通信インタフェース24を使用して、コンピュータプログラム製品に記憶されてもよく、コンピュータシステム1にロードされてもよい。制御ロジック(ソフトウェア)は、プロセッサ4によって実行されるときに、プロセッサ4に、本明細書で説明される機能または特徴を実行させる。1つ以上のデータベースまたは記憶構造の一部としてのデータはまた、コンピュータシステムの一部であってもよく、新たなツールの動作、システム、または特徴を管理者及び参加者に提供するために他の構成要素と共に機能してもよい。別の実施形態では、特徴は、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)などのハードウェア構成要素を使用してハードウェアで主に実装される。本明細書で説明される機能を実行するようにハードウェア状態機械の実装態様は、関連する分野(複数可)における当業者に対して明らかである。更なる別の実施形態では、ハードウェア及びソフトウェアの両方の組み合わせが使用されてもよい。
1つ以上のコンピュータまたはコンピュータシステムを含むコンピュータシステムが使用されてもよい。配置に応じて、コンピュータシステムまたはコンピュータシステムのうちの1つに取り付けられる(例えば、VGAケーブルを使用して)ディスプレイユニットは必要でなくてもよい。コンピュータシステム及びコンピュータは、説明全体を通じて交換可能に使用される。
図13に示されるように、本発明の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせを使用して実装されてもよく、1つ以上のコンピュータシステムまたは他の処理システムで実装されてもよい。
ローカル記憶装置は、揮発性メモリ(RAMなど)並びに/または不揮発性メモリ(キャッシュメモリ、プログラマブルもしくはフラッシュメモリ、及びリードオンリメモリを含むがそれらに限定されない、ROM及びいずれかの補助的レベルのメモリなど)を含むことができる。加えて、現在開示されている方法及び/またはシステムと共に使用されるいずれかの記憶技術は常に、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせであってもよい。
本明細書で例示的に説明される1つ以上の特徴は、個々に、または様々な組み合わせで実装されてもよい。本システム、方法、または関連する発明はまた、非一時的コンピュータ可読媒体に関し、ハードウェア上でシステムの実施形態を実装する1つ以上のソフトウェアアプリケーションを含むことができる。ソフトウェアアプリケーションは、プロセッサによって読み取り可能であり、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令セットであってもよい。そのような媒体は、当業者に対して既知のように、ハードドライブ、フロッピードライブ、光ディスク、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROMなど、永続的または半永続的メモリであってもよい。
コンピュータまたはコンピュータシステムは、銀行、参加者、または運営者のコンピュータまたはコンピュータシステムなど、他のコンピュータまたはコンピュータシステムと通信及び対話することができる。そのような対話は、モバイルデバイス、ラップトップ、または他のタイプのコンピュータもしくはコンピュータシステムとであってもよい。ソフトウェアアプリケーションまたはウェブサイトは、人口統計的利益の特徴を有する投資ファンドを実装及び提供するコンピュータシステムの特徴及び対話性へのアクセスをエンドユーザに提供するように実装されてもよい。投資ファンドを提供する(及び、関連するインフラストラクチャを含む)コンピュータシステムは、好ましくは、データ、グラフィック、対話的ツール、または他の特徴を生成するためにエンドユーザによって実行または使用されるエンドデバイスに信号またはパケットを送信するように構成される。そのようにして、コンピュータシステムは、受信されるときにユーザインタフェースまたは他の規定の機能性をエンドデバイス上で生成する、信号またはパケットを送信するインタフェースを含むことができる。
説明されたインタフェース、構成要素、またはモジュールは、説明がインタフェース、構成要素、またはモジュールの同一または関連する特徴に向けられるときに本明細書における説明に関連することが当業者によって理解されよう。
本発明の実施形態は、オーバレイシステムとして説明される。他の実施形態では、システムは、オーバレイシステムとして実装されないが、代わりに、スタンドアロンシステム(当然のことながら、本明細書で説明されているかまたは適切な他のシステムとも通信する)である。本明細書で説明される技術は、PRIAのためにオーバレイシステムを統合システムに組み込むスタンドアロンシステムを形成する。
1つのコンテキスト、処理、またはデバイスで説明される特徴または特性は、本明細書で説明される他のコンテキスト、処理、またはデバイスに適用可能である。本明細書で例示的に説明される処理のステップは、要求される場合、異なる順序で実行されてもよい。また、本明細書で例示的に説明される処理にステップが追加されてもよく、または処理からステップが除外されてもよい。本明細書で例示的に説明される処理、特徴、またはステップは、ハードウェア及びネットワーク構成の説明された例を使用して、ソフトウェア及びデータにおいて実装されてもよい(一時的及び/または非一時的な、コンピュータ可読媒体において)。
異なる機能的ブロック図によってなど、本明細書で説明される特徴または機能性は、特徴または機能性のうちの1つ以上を提供するために、1つ以上のコンピュータシステム(単一のコンピュータまたは複数のコンピュータ)及び単一のまたは複数のコンピュータにおいて実装することができる1つ以上のソフトウェアモジュールで実装されてもよいことを理解するべきである。
説明を明確にするために、特定の説明される部分がコンピュータによって実施されるか、またはコンピュータを使用して実行されることを明確に述べない限り、当業者であれば、コンピュータによって実施される構成が企図されることが理解されよう。
概して、「may(してもよい)」または「can(できる)」の使用は、この1つの実装態様であるが、技術はこの1つの実装態様に限定されないことを示す。
異なる特徴、ステップ、または処理が新たな発明に到達するために組み合わされてもよいことが意図する範囲内にあることを理解されよう。
本明細書で採用されている用語及び表現は、限定ではなく、説明の観点で使用され、そのような用語及び表現の使用が示され及び説明された特徴またはそれらの一部のいずれかの同等物を排除することを意図しておらず、本発明の特許請求の範囲内で様々な修正が可能であることを認識されよう。

Claims (31)

  1. 人口統計的利益の特徴を有する投資ファンドをそのファンドにおける投資家の実際の人口統計的経験に基づいて管理するコンピュータシステムであって、
    1つ以上のコンピュータ、並びにコンピュータ実行可能命令、及び前記コンピュータ実行可能命令によって使用されるデータを記憶した接続された電子記憶装置を含み、前記1つ以上のコンピュータ、前記コンピュータ実行可能命令、及びデータは共に、クライアントエンドデバイスとのネットワーク接続によって潜在的な参加者、参加者、及び運営者との対話を扱うことを含む、前記投資ファンドの運用についての構造を処理する対話式アプリケーションを提供するように前記コンピュータシステムを構成し、
    前記コンピュータは、
    参加者を前記投資ファンドに登録し、
    前記参加者に関する個人情報を受信及び記憶し、
    前記投資ファンドへの参加者についての個人アカウントを作成し、アカウントは、複数の多様な分類にある参加者についての同一の投資ファンドにおいて作成されるように利用可能であり、
    それを通じて参加者がアカウントの清算段階についての開始日及び支払いスケジュールを自身で選択するアカウント作成インタフェースを提供し、即時にまたは後のいずれかの時に開始するように前記自身で選択した開始日を構成することができ、
    前記ファンドへの各々の参加者によって行われる1つ以上の投資寄与預入を識別する元本データを受信及び記憶し、
    前記投資ファンドにおいて利用可能な投資手段への参加者ごとの前記投資寄与預入の使用から創出される持ち株を識別する所有権データを生成及び記憶し、
    人口統計的利益ファンドの前記運用を前記投資ファンドの一部として統括する前記構造を実装し、
    前記人口統計的利益ファンドにおける所有権を前記投資ファンドの一部として作成することによって、追加の所有権データを生成及び記憶し、前記システムは、指定された式によって前記投資ファンドへの参加者ごとの前記人口統計的利益所有権単位を作成するように構成され、
    対応する投資手段から創出される市場利益に関する投資利益データを受信し、
    それらの投資手段への参加者の持ち株の計算された現在価値を指定する出力データを生成し、
    それを通じて前記コンピュータシステムが前記現在価値に関する情報を受信し、ファンド参加者に提供するために他のコンピュータシステムと対話するアカウント価値インタフェースを実装し、前記現在価値は、市場利益を組み込む前記投資手段へのその参加者の前記投資寄与の現在価値、及びその参加者の人口統計的利益所有権単位の現在価値を含み、
    それを通じて参加者がそれらのアカウントからファンドを引き出すことを要求する引出インタフェースを実装し、
    それを通じて参加者の死亡が前記システムに報告され、前記システムが、各々の参加者の死亡が通知されると個人アカウントを自動で閉鎖し、適用可能な控除または課金が課される、アカウント価値の支払いを引き出し、指定された受取人に発行するクライアント生活状態インタフェースを実装し、
    1人以上の個人参加者が、その参加者の自身で選択した支払いスケジュールが完全に満たされる前に死亡するとき、または1人以上の個人参加者が、その参加者の自身で選択した支払いスケジュールが完全に満たされる前にそれらのアカウントから引き出すことを要求するとき、対応するアカウントから現在のアカウント価値の計算された額を控除し、前記控除を前記人口統計的利益ファンドに自動で預け入れ、前記コンピュータシステムは、前記自動預入が前記人口統計的利益ファンドへの預入による財務的寄与の実質的に全てとなるように前記人口統計的利益ファンドを管理し、
    引出要求を処理し、前記引出の承認を示す出力信号を生成し、前記支払い及び前記支払いの額の表示を達成するように転送を命令する信号を発行する支払い工程を実装し、
    人口統計的利益アカウント価値インタフェースを実装し、前記人口統計的利益アカウント価値インタフェースは、参加者の死亡時に前記人口統計的利益ファンドへの前記自動預入が行われ、対応するアカウントを閉鎖するとき、または自身で選択した支払いスケジュールが完全に満たされる前に引出が行われるとき、前記人口統計的利益ファンドにおける参加者所有権単位の前記現在価値を上方に調節し、前記人口統計的利益アカウント価値インタフェースは、寄与の投資から創出される財務的利益及び財務的利益の再投資を前記人口統計的利益ファンドに組み込むことによって、前記人口統計的利益ファンドにおける参加者所有権単位の前記現在価値を調節し、
    各々の参加者によって選択される前記指定された開始日から開始する前記投資ファンドからのスケジュールされた支払いを発行し、それらの投資手段からの各々の参加者の現在価値及び前記人口統計的利益ファンドにおけるその参加者の現在の所有権単位の現在価値からの前記支払いの額についての前記投資ファンドからの引出額を決定するよう構成される、システム。
  2. 進行中の工程として、特定の最少額の投資が前記ファンドに残るか、最小数の参加者が前記投資に残るか、または特定の最小レベルの前記分類における多様性が維持されるかを判定するように構成され、前記システムが、前記ファンドが前記最小限を下回ることをデータが反映すると判定するときに前記ファンドを閉鎖するファンド解約構成要素を更に含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ファンド解約構成要素は、予め構成された開始期間が満了した後に前記進行中の工程を実行するように構成される、請求項2に記載のシステム。
  4. 初期の開始期間の後に、前記投資の特性を監視し、特定の特性または特性(複数)が満たされる場合、前記ファンドを解約し、対応する支払いを発行するファンド解約構成要素を更に含む、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記アカウント作成インタフェースは、各々の参加者に、それらの投資寄与の適用についての異なる投資手段から選択するオプションを提供する、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記システムは、アカウントが作成された後に、参加者が追加の投資寄与を行うことを許可するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記システムは、特定の参加者のスケジュールされた支払いが終了したときに、その参加者のアカウントを閉鎖するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記コンピュータシステムは、ファンドプロバイダが前記ファンドの機能する特性を構成することを可能にする対話的オプションを提供する運営インタフェースを含むように構成される、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記コンピュータシステムは、オーバレイシステムとして実装されるように構成される、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記コンピュータシステムは、人口統計的利益ファンドを組み込む前記投資ファンドの前記運用のモデルを提供する販売システムを含むように構成される、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記コンピュータシステムは、20代、30代、40代、50代、及び60代の参加者を含む多様な年齢分類を有する参加者を可能にするように構成される、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記コンピュータシステムは、男性及び女性の参加者を含む多様な性別分類を有する参加者を可能にするように構成される、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記コンピュータシステムは、多様な健康分類を有する参加者を可能にするように構成される、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記コンピュータシステムは、前記投資ファンドをオープンエンド型ファンドとして実装する、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記コンピュータシステムは、引出または投資寄与に、前記投資ファンドを管理するための運営支出または手数料を課させる、請求項1に記載のシステム。
  16. 前記人口統計的利益ファンドは、参加者が死亡し、または早期引出が要求されるときに、最初の自動預入が実行されるまで人口統計的利益ファンドの前記現在価値がゼロであるように設計される、請求項1に記載のシステム。
  17. 前記システムは更に、財務的アドバイザまたは他の仲裁者との対話性のためのインタフェースを含む、請求項1に記載のシステム。
  18. 前記システムは更に、前記自身で選択した開始日及び支払いスケジュールを前記参加者によって修正することができることを含む、請求項1に記載のシステム。
  19. 前記システムは更に、前記人口統計的利益ファンドにおける前記所有権単位が前記指定された式を使用して前記投資ファンドにおける前記持ち株から導出されることを含む、請求項1に記載のシステム。
  20. 前記指定された式は、前記人口統計的利益ファンドにおける所有権単位を決定するために前記投資ファンドにおける前記持ち株以外の要因を使用することができる、請求項1に記載のシステム。
  21. 前記システムは更に、参加者がウェブサイトまたはクライアントアプリケーションからアカウントの状態及び価値を参照するためにログインすることを許可し、また、引出を行うことまたは前記アカウントを解約することを要求することを許可する構成要素を含み、それに応じて、前記ファンドは、前記要求を処理し、グラフィカル表示を生成し、前記投資ファンドからの支払いを発行する、請求項1に記載のシステム。
  22. 前記システムは更に、ネットワーク接続を通じて、潜在的な参加者からアカウントを開設する要求を受信し、各々の潜在的な参加者の前記分類を指定する潜在的な参加者情報を記憶し、前記アカウントを開設し、前記投資ファンドを構成する際にその情報を使用するように構成され、また、前記ファンドを閉鎖するかを判定するために分類に関する閾値情報をチェックする際に前記データを使用する、請求項1に記載のシステム。
  23. 前記システムは、1人以上または全ての参加者についての引き受け手順を実行または承認する信号の前の動作なしに、参加者についての新たなアカウント及び預入ファンドを作成するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  24. 前記システムは、前記対応するアカウントからの前記現在のアカウント価値の前記計算された額の控除を適用することなく、1人以上の参加者が指定された数の引出を行うことを可能にするように構成される、請求項1に記載のシステム。
  25. 前記自身で選択した支払いスケジュールは、前記システムの運営者または資産マネージャによる承認と共に、前記支払いスケジュールへのいずれかの修正が課される、請求項1に記載のシステム。
  26. 前記自身で選択した支払いスケジュールは、前記資産マネージャによって許可されるように修正可能である、請求項1に記載のシステム。
  27. いくつかの修正は、手数料が課される、請求項26に記載のシステム。
  28. 前記支払いスケジュールは、最小数の支払いを含むことを必要とされ、及び/またはいずれかの支払いが払い出される前の最小期間を必要とする、請求項1に記載のシステム。
  29. 前記システムは、参加者に、いずれかの特定の支払い日に前記スケジュールされた支払い額未満の額を受けるオプションを提供するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  30. 先行請求項に記載の全てまたは異なる組み合わせを組み込んだシステム、方法、またはコンピュータ可読媒体。
  31. 人口統計的利益ファンドを有するファンドの作成を許可し、参加者、運営者、及びファンドマネージャが、ファンドを預け入れ、引き出し、または参照するためのインタフェースを含む、コンピュータシステム上で対話的投資プラットフォームを実装するように構成されたシステムであって、前記システムは、参加者が自身で選択した開始及び支払いスケジュールの下で支払われる前に、ファンド参加者の早期引出または死亡の結果として預入を受け取るオープンファンドとして前記人口統計的利益ファンドを含むように構成される、前記システム。
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