JP2019103468A - 走行作業機 - Google Patents
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Abstract
Description
圃場で作業走行する走行機体と、
前記走行機体に設けられ、搭乗者が搭乗する搭乗部と、
前記走行機体が作業走行するための目標移動経路を設定する経路設定部と、
前記目標移動経路に沿って前記走行機体が作業走行するように自動走行制御する自動走行制御部と、
前記搭乗部の搭乗者を検知する第一検知手段と、
が備えられ、
前記自動走行制御部が、前記第一検知手段の検知に基づいて前記自動走行制御を行うように構成されていることを特徴とする。
前記第一検知手段の検知状態が、前記搭乗部の搭乗者を検知する状態から前記搭乗部の搭乗者を検知しない状態に切換わると、前記自動走行制御部は、前記走行機体の車速を減速するように構成されていると好適である。
前記第一検知手段の検知状態が、前記搭乗部の搭乗者を検知する状態から前記搭乗部の搭乗者を検知しない状態に切換わった後、前記搭乗部の搭乗者を検知しない状態が予め設定された第一設定時間に亘って継続すると、前記搭乗部の搭乗者が前記走行機体の運転作業を行っていない非運転状態であることが判定されると好適である。
前記搭乗部の搭乗者の状態を報知する報知部が更に備えられ、
前記第一検知手段の検知状態が、前記搭乗部の搭乗者を検知しない状態で、前記第一設定時間よりも長く設定される第二設定時間に亘って継続すると、前記報知部は、前記非運転状態を報知するように構成されていると好適である。
前記走行機体の前方における圃場の畦際を検知する第二検知手段が更に備えられ、
前記第二検知手段によって検知される機体前方の畦際と、前記走行機体と、の距離が予め設定された距離よりも大きい場合、前記自動走行制御部は、前記走行機体の車速を予め設定された範囲内に保持するように構成されていると好適である。
前記走行機体の前方における圃場の畦際を検知する第二検知手段が更に備えられ、
前記第二検知手段によって検知される機体前方の畦際と、前記走行機体と、の距離が予め設定された距離よりも小さい場合、前記自動走行制御部は、前記走行機体の車速を減速するように構成されていると好適である。
前記走行機体に、前記走行機体の速度を変更するための変速機構が更に備えられ、
前記走行機体の車速の減速は、前記変速機構における減速比が、予め設定された時間間隔を空けて、段階的に変更されることによって行われると好適である。
前記走行機体に、前記変速機構を操作するための変速操作具が更に備えられ、
前記変速操作具は、前記走行機体の減速と連動して作動すると好適である。
前記第一検知手段が、前記変速操作具に備えられていると好適である。
前記搭乗部に運転座席が設けられ、
前記第一検知手段が、前記運転座席に備えられていると好適である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ここでは、本発明の走行作業機の一例として乗用型田植機を例に挙げて説明する。なお、図1及び図2に示されているように、本実施形態では、矢印Fが走行機体Cの機体前部側、矢印Bが走行機体Cの機体後部側、矢印Lが走行機体Cの機体左側、矢印Rが走行機体Cの機体右側である。
次に、自動走行制御を行うための構成について説明する。
走行機体Cに、衛星からの電波を受信して機体の位置を検出する衛星測位用システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の一例として、周知の技術であるGPS(Global Positioning System)を利用して、機体の位置を求める衛星測位ユニット70が備えられている。本実施形態では、衛星測位ユニット70は、DGPS(Differential GPS:相対測位方式)を利用したものであるが、RTK−GPS(Real Time Kinematic GPS:干渉測位方式)を用いることも可能である。
水田において田植機は、直線状の条植付けの経路に沿って田植え作業を伴う作業走行と、畦際付近で次の条植付けの経路に移動するための畦際旋回走行と、を交互に繰り返す。図6に、ティーチング経路LTに沿って並列する複数の目標移動経路LMが示されている。本実施形態では、夫々の目標移動経路LM(1)〜LM(6)は、経路設定部76によって、以下の手順で設定される。
苗植付装置Wが田植え作業を行いつつ、走行機体Cが目標移動経路LMに沿って前進走行することで自動走行制御による作業走行が行われる。自動走行制御中において搭乗者は運転座席41に着席して、前方の畦際を確認すると共に、後方の苗の植付け状況を確認する。しかし、搭乗者が、運転座席41に着席した状態で後方の苗を確認し難い等の理由によって、搭乗者が運転座席41から立ち上がる場合がある。搭乗者が運転座席41から立ち上がった際に、走行機体Cの横揺れや振動等による搭乗者が不快感を受ける虞がある。また、搭乗者が走行機体Cや圃場の監視をしない状態で自動走行制御が継続すると、搭乗者が意図した通りの自動走行制御とならないまま、自動走行制御が継続する虞がある。このような不都合を回避するため、図6に示されるような処理が実行される。
図8に示されているように、本実施形態における走行作業機に、苗植付装置Wの各種機器を操作するための操作パネル100が備えられている。操作パネル100は走行機体Cに対して着脱自在なように構成され、かつ、有線通信や無線通信によって苗植付装置Wの各種機器を遠隔操作できるように構成されている。図示はしないが、苗植付装置Wに、整地フロート25を上下動作させるための植付深さ調整アクチュエータと、植付アーム24の苗取り量を調整するための苗取り量調整アクチュエータと、が備えられている。植付深さ調整アクチュエータ及び苗取り量調整アクチュエータは、電動モータで動くように構成されている。また、苗植付装置Wに、圃場の田面の凹凸を検知可能なフロートセンサ(不図示)が設けられ、苗植付装置Wは、フロートセンサが検知した田面の凹凸に対応して上下揺動することによって、苗の植付深さを一定に保持可能なように構成されている。
本発明は、上述した実施形態に例示された構成に限定されるものではなく、以下、本発明の代表的な別実施形態を例示する。
41 :運転座席
41A :着席センサ(第一検知手段)
44 :主変速レバー(変速操作具)
59 :報知部
63 :障害物検知部(第二検知手段)
76 :経路設定部
78 :自動走行制御部
C :走行機体
LM :目標移動経路
T1 :第一設定時間
T2 :第二設定時間
Claims (10)
- 圃場で作業走行する走行機体と、
前記走行機体に設けられ、搭乗者が搭乗する搭乗部と、
前記走行機体が作業走行するための目標移動経路を設定する経路設定部と、
前記目標移動経路に沿って前記走行機体が作業走行するように自動走行制御する自動走行制御部と、
前記搭乗部の搭乗者を検知する第一検知手段と、
が備えられ、
前記自動走行制御部が、前記第一検知手段の検知に基づいて前記自動走行制御を行うように構成されている走行作業機。 - 前記第一検知手段の検知状態が、前記搭乗部の搭乗者を検知する状態から前記搭乗部の搭乗者を検知しない状態に切換わると、前記自動走行制御部は、前記走行機体の車速を減速するように構成されている請求項1に記載の走行作業機。
- 前記第一検知手段の検知状態が、前記搭乗部の搭乗者を検知する状態から前記搭乗部の搭乗者を検知しない状態に切換わった後、前記搭乗部の搭乗者を検知しない状態が予め設定された第一設定時間に亘って継続すると、前記搭乗部の搭乗者が前記走行機体の運転作業を行っていない非運転状態であることが判定される請求項1又は2に記載の走行作業機。
- 前記搭乗部の搭乗者の状態を報知する報知部が更に備えられ、
前記第一検知手段の検知状態が、前記搭乗部の搭乗者を検知しない状態で、前記第一設定時間よりも長く設定される第二設定時間に亘って継続すると、前記報知部は、前記非運転状態を報知するように構成されている請求項3に記載の走行作業機。 - 前記走行機体の前方における圃場の畦際を検知する第二検知手段が更に備えられ、
前記第二検知手段によって検知される機体前方の畦際と、前記走行機体と、の距離が予め設定された距離よりも大きい場合、前記自動走行制御部は、前記走行機体の車速を予め設定された範囲内に保持するように構成されている請求項1から4の何れか一項に記載の走行作業機。 - 前記走行機体の前方における圃場の畦際を検知する第二検知手段が更に備えられ、
前記第二検知手段によって検知される機体前方の畦際と、前記走行機体と、の距離が予め設定された距離よりも小さい場合、前記自動走行制御部は、前記走行機体の車速を減速するように構成されている請求項1から5の何れか一項に記載の走行作業機。 - 前記走行機体に、前記走行機体の速度を変更するための変速機構が更に備えられ、
前記走行機体の車速の減速は、前記変速機構における減速比が、予め設定された時間間隔を空けて、段階的に変更されることによって行われる請求項2又は6に記載の走行作業機。 - 前記走行機体に、前記変速機構を操作するための変速操作具が更に備えられ、
前記変速操作具は、前記走行機体の減速と連動して作動する請求項7に記載の走行作業機。 - 前記第一検知手段が、前記変速操作具に備えられている請求項8に記載の走行作業機。
- 前記搭乗部に運転座席が設けられ、
前記第一検知手段が、前記運転座席に備えられている請求項1から9の何れか一項に記載の走行作業機。
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