JP2019102866A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】接続される外部(送信装置等)における映像の配信が途切れることを抑制できるカメラを提供する。【解決手段】カメラ300は、撮像モジュール1から映像データを取得する映像取得部511と、前記映像データを符号化する符号化部512と、符号化された符号化映像データを外部に出力する入出力制御部513と、送信装置900から符号化映像データに変換する際のビットレートの指令値を取得するビットレート取得部514と、を備え、符号化部512は、指令値に従って映像データを符号化する。これによって、カメラ300の任意のビットレートで符号化映像データを出力すると受信側の状況に合わず映像が途切れることがあるが、外部(送信装置900)からビットレート指令値が入力され、外部状況に合ったビットレートに従うことで映像が途切れることが抑制される。【選択図】図2

Description

本発明は、カメラに係り、例えば、映像データを符号化して出力する機能を備えたカメラに関する。
近年あらゆるモノや人がつながるIoT時代に突入しており、無線回線(無線LANや携帯電話回線等)を使用している為、通信ネットワークの状況は常時変化している。よって、安定したネットワーク配信を行えるスループット(単位時間当たりに転送可能なデータ量)は常時変化している。したがって、映像のライブ配信を行う場合には、安定した配信の為に、ビットレートやスループットを考慮する必要がある。
映像のライブ配信を行う上でのビットレート等を考慮した技術は各種提案されている(特許文献1及び2参照)。特許文献1に開示の技術では、カメラから出力される映像データを任意の映像コーデックにエンコードし、それをTSパケットにする際に固定ビットレートで出力を行う。この一連の動作をコンピュータとプログラムにて実現している。特許文献2に開示の技術では、送信装置内で、カメラから出力された映像データを取得し、それを符号化しストリーミング配信する。更に最適なスループットを算出しそれをリアルタイムに符号化に反映する。この一連の動作をコンピュータとプログラムにて実現している。
特開2012−114612号公報 特開2017−76892号公報
ところで、特許文献1及び2の先行技術文献では、いずれも映像コーデック(エンコード)をコンピュータを使用したプログラムで実現している。エンコード可能な画像データ量(解像度/フレームレート)は、コンピュータの性能により左右され、また、コンピュータはエンコード以外も数多くの処理をしなければいけない為、画像データ量を増やすのは容易ではないという課題があり、新たな技術が求められていた。
本発明は、上記の状況に鑑みなされたものであって、接続される外部(送信装置等)における映像の配信が途切れることを抑制できるカメラを提供することにある。
本発明のカメラは、撮像モジュールから映像データを取得する映像取得部と、前記映像データを符号化する符号化部と、符号化された符号化映像データを外部に出力する映像出力部と、外部から、前記符号化映像データに変換する際のビットレートの指令値を取得するビットレート取得部と、を備え、前記符号化部は、前記指令値に従って前記映像データを符号化する。
これによって、カメラの任意のビットレートで符号化映像データを出力すると受信側の状況に合わず映像が途切れることがあるが、外部からビットレート指令値が入力され、外部状況に合ったビットレートに従うことで映像が途切れることが抑制される。
前記符号化部はハードウェアで構成されてもよい。
例えば、符号化部をカメラ外部にソフトウェアで配置する場合、カメラ外部の処理負荷が高くなり、速度低下や画質の低下が懸念される。しかし、ハードウェアでカメラ内部で構成されることで、カメラ外部の処理負荷を軽くし、またハードウェアにより、ソフトウェアと違いコンピュータなどの演算能力に寄らず高い画質とすることができる。
外部との入出力を行う入出力IF(入出力制御部)を備え、前記入出力IFは、標準インターフェイスのケーブル(例えばUSBケーブル、またはHDMI(登録商標)ケーブル)にて接続されてもよい。
これによって、標準インターフェイスにより様々な外部装置と容易に接続できる。
振れ補正機構を備えてもよい。
振れ補正機能により、撮像素子(撮像モジュール)から取得される映像データに含まれる不要なデータ量を減らすことができるため、符号化部によるエンコードを安定させることができる。
前記振れ補正機構は、光学素子(レンズ)と撮像素子(撮像モジュール)を保持する可動体と、前記可動体を前記光学素子の光軸に対して直交する2つの軸線周りに揺動可能に支持する支持体と、前記可動体を前記支持体に対して前記2つの軸線周りに往復運動させる揺動用駆動機構と、を備えてもよい。
振れ補正機能の方式によっては、画像外側に振れ補正がしきれず振れ影響が残る方式もあるが、本光学モジュールチルト形式はレンズと撮像素子の光軸が一体となって振れ補正するので補正性能が高い。その為、不要なデータ量を残すことが少ないので、よりエンコードを安定させることができる。なお、補正方式の種類には、レンズを制御する方式として、レンズシフト方式があり、光学センサを制御する方式としては、センサシフト方式がある。レンズシフト方式には、例えば、レンズを光学センサと平行した状態を維持しながら移動させるレンズパレル方式、レンズを傾けるレンズチルト方式等がある。また、レンズシフト方式、センサシフト方式の他に、レンズおよび光学センサを含む手ぶれ補正機構(OIS)を傾けるモジュールチルト方式等がある。また電子補正方式もある。
前記振れ補正機能は、前記光学素子及び前記撮像モジュールを備える光学モジュールを前記光軸周りに往復回転させるローリング補正用駆動機構を備えてもよい。
これによって、3軸周りの振れ補正が可能となることで、より不要なデータを減らすことができる。
本発明によれば、外部からビットレート指令値が入力され、外部状況に合ったビットレートに従うことで、接続される外部における映像の配信が途切れることを抑制できるカメラを提供することができる。
実施形態に係る、ライブ映像配信システム及び受信装置の概略構成を示す図である。 実施形態に係る、カメラの概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係る、送信装置と受信装置との概略構成を示すブロック図である。 実施形態に係る、カメラの斜視図及び分解斜視図である。 実施形態に係る、カメラの内部構造を示す分解斜視図である。 実施形態に係る、光学モジュールの分解斜視図である。 実施形態に係る、光学モジュールの支持体に着目した分解斜視図である。 実施形態に係る、光学モジュールの支持体に着目したYZ断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の概要は次の通りである。
(1)システム負荷が大きい映像のエンコード部をホストのコンピュータ(送信装置)側では無く、映像を供給するカメラ側にて行い、安定した画像データ処理と合わせ高画素化を実現する。
(2)ライブ映像において、リアルタイムに映像配信と最適なスループット値をエンコードに反映しなければいけない為、カメラからの映像出力を、USBインターフェイスを用いてUSBビデオクラスにて行う。
(3)構成としては、撮像素子(CMOS素子等)と撮像素子からの画像データを処理する画像処理部と動画専用コーデックエンジンにて高画素化を行い、リアルタイムな映像配信と同時にホスト側(送信装置側)からカメラ側への任意のスループット値(ビットレート指令値)のコントロールをUSBインターフェイスにて行う。
(4)撮像素子から取得される映像が、動きのある場合(1フレームごとの変化が大きい)映像をエンコードした場合、データ量は動きのない(1フレームごとの変化が少ない)映像に比べ大きくなる。それには振れ(「ブレ」とも言う)も含まれる。そこで、カメラに、更に撮像素子に光が入る前に補正をするブレ補正機能を実装し、ブレによる不必要なデータ量を削減する。
図1は、本実施形態に係るライブ映像配信システム1000及び受信装置999の概略構成を示す図である。ライブ映像配信システム1000は、インターネット等のネットワーク回線99を介して再生装置として機能する受信装置999にライブ動画を配信する。受信装置999は、1台でもよいし、複数であってもよく、例えばPCやタブレット端末、スマートフォンなどである。
ライブ映像配信システム1000は、光学ユニットであるカメラ300と送信装置900とを備え、それらは標準IFケーブル90で接続される。カメラ300と送信装置900との接続に用いられるインターフェイスがUSB規格であれば、標準IFケーブル90としてUSBケーブルが用いられる。また、HDMI規格であれば、HDMIケーブルが用いられる。以下では、USBケーブルが用いられるものとして説明する。
図2はカメラ300の概略構成を示すブロック図である。なお、カメラ300の具体的の構造については、図4〜図8で後述する。
カメラ300は、映像を符号化して外部(ここでは送信装置900)に出力する機能及び振れ補正機能を有する。具体的には、カメラ300は、光学モジュール100と、センサ部200と、カメラ制御部500と、振れ補正機構400とを備える。
光学モジュール100は、CMOS素子やCCD素子等の撮像素子である撮像モジュール1を有し、画像データをカメラ制御部500に出力する。
カメラ制御部500は、カメラ側主制御部510と、映像取得部511と、符号化部512と、入出力制御部513と、ビットレート取得部514と、振れ補正制御部515と、を備える。
カメラ側主制御部510は、CPUやRAM等を備えて構成され、カメラ300の各構成要素を統括的に制御する。
映像取得部511は、撮像モジュール1から画像データを取得し、所定の画像処理を行い符号化部512に渡す。
符号化部512は、いわゆる動画コーデックエンジンの機能をハードウェアとして構成されており、映像取得部511から取得した画像データを符号化する。後述のように、符号化部512は、ビットレート取得部514を介して送信装置900から取得した映像ビットレート値(指令値)に基づき符号化する。
入出力制御部513は、ここではUSB制御部(USBインターフェイス)であって、符号化された画像データをUSB規格による伝送に適したパケットにし、接続される標準IFケーブル90(ここではUSBケーブル)を通して、いわゆるHOST側となる送信装置900へ動画データ(USBビデオデータ)を出力する。入出力IF規格としてUSB規格の代わりにHDMI規格を用いる場合は、当然にHDMI規格による制御が行われる。
ビットレート取得部514は、符号化時の映像ビットレート値(単位再生時間当たりの映像データサイズ)の指令値を送信装置900から取得する。送信装置900は、後述するように、ネットワーク回線99の状況(すなわち送信装置900と受信装置999との通信状況)に応じたスループットに適した映像ビットレート値を算出し、入出力制御部513を介して指令値を取得する。符号化部512は、それを反映して符号化する。
従来技術では、コンピュータとプログラムにて実現しているため、コンピュータの性能によりエンコードできる画像データ量(解像度/フレームレート)は左右された。しかし、本技術は動画専門のコーデックエンジン(符号化部512)によりコンピュータの性能に関係なく画像データ量をエンコードできる。
振れ補正制御部515は、センサ部200の検知結果をもとに振れ補正機構400の制御を行う。
振れ補正機構400は、揺動用駆動機構50と、ローリング補正用駆動機構70とを備える。揺動用駆動機構50は、ピッチング方向の振れを補正するピッチング補正部50aと、ヨーイング方向の振れを補正するヨーイング補正部50bとを備える。ローリング補正用駆動機構70は、ローリング方向の振れを補正する。
センサ部200は、振れ補正機構400の制御に用いるパラメータ値を取得するものであって、ジャイロスコープ187、781と、角度位置センサ760とを備える。センサ部200の具体的な種類は、これらに限る趣旨では無く地磁気センサ(3軸センサ)等が用いられてもよく、振れ補正機構400の具体的な機構や要求される性能等に応じて適宜選択される。
ジャイロスコープ187、781は、カメラ300の姿勢(向き)や角速度(あるいは角加速度)を検出する。ここでは、揺動用駆動機構50に用いるジャイロスコープ187と、ローリング補正用駆動機構70に用いるジャイロスコープ781とが設けられている。
光学モジュール100において、ピッチング方向およびヨーイング方向に振れると、ジャイロスコープ187は、そのような振れを検知する。検知結果は、カメラ制御部500も振れ補正制御部515に通知され、揺動用駆動機構50(ピッチング補正及びヨーイング補正)の制御に利用される。また、光学モジュール100において、ローリング方向に振れると、ジャイロスコープ781は、そのような振れを検知する。検知結果は、振れ補正制御部515に通知され、ローリング補正用駆動機構70の制御に利用される。
図3は、カメラ300が接続される送信装置900と、送信装置900からの映像配信先である受信装置999との概略構成を示すブロック図である。
送信装置900は、入出力制御部910(USB制御部)と、符号化データ取得部911と、送信部913と、スループット算出部914と、ビットレート制御部915とを備える。再生装置999は、送受信部921と、復号部922と、再生バッファ部923と、再生部924と、バッファサイズ決定装置930と、を備える。
入出力制御部910は、ここではUSBインターフェイスであって、標準IFケーブル90(USBケーブル)によりカメラ300の入出力制御部513と接続される。符号化データ取得部911は、入出力制御部910と入出力制御部513を介して、カメラ300の符号化部512で符号化された映像データを取得するとともに、後述のビットレート制御部915で算出されたビットレートの指令値をカメラ300へ出力する。
送信部913は、カメラ300から取得した符号化映像データを、TCP(Transmission Control Protocol)を用いてネットワーク回線99を介して再生装置999に対しストリーミング配信(ライブ映像配信)する。
スループット算出部914は、再生装置999から、上述の送信部913がストリーミング配信した符号化映像データの受信応答を受信する。そして、スループット算出部914は、この受信応答に基づいて、TCPスループットを算出し、算出したTCPスループットを、ビットレート制御部915に出力する。
ビットレート制御部915は、スループット算出部914からTCPスループットを受信し、受信したTCPスループットに応じて映像ビットレートを決定し、それを指令値としてカメラ300に通知する。上述の様に、映像ビットレートの指令値を受けたカメラ300では、ビットレート取得部514がそれを取得し符号化部512によりその指令値に基づき符号化処理が行われる。
このようにして、ライブ映像ストリーミングシステム1000の送信装置900は、適応レート制御を行うことができる。
次に、再生装置999の各部の動作について説明する。送受信部921は、送信装置900からストリーミング配信した符号化映像データを受信し復号部922へ出力するとともに、この符号化映像データの受信に対する応答(受信応答)を送信装置900に送信する。
復号部922は、送受信部921から受け取った符号化映像データを復号し、復号した映像データを再生バッファ部923に出力する。
再生バッファ部923は、映像データの再生用のバッファ(再生バッファ)によって実現され、バッファサイズ決定装置930で決定された初期再生バッファサイズを、再生バッファに蓄積させる映像データの蓄積量の初期値(初期再生バッファサイズ)として設定する。そして、再生バッファ部923は、この再生バッファに、復号部922から受け取った映像データを格納する。バッファサイズ決定装置930の動作、すなわちバッファサイズの決定手法は、公知の技術を用いることができる。
再生部924は、再生バッファ部923の再生バッファに格納された映像データを、順次再生する。
つぎに、図4〜8を参照して、カメラ300の構造を具体的に説明する。ここでは、主に、振れ補正機構(揺動用駆動機構50やローリング補正用駆動機構70)に着目して説明する。カメラ300の構成は、例えば特開2016−138929号公報に開示の技術を適用することができる。以下では、当該公報の技術をベースに一部を本実施形態に適した構成に変更したものであり、具体的には、制御部350に上述のカメラ制御部500の機能を実装している。
以下の説明では、互いに直交する3方向を各々X軸方向、Y軸方向、Z軸方向とし、光軸L(レンズ光軸/光学素子の光軸)に沿う方向をZ軸方向とし、Z軸方向に直交する方向をY軸方向とし、Z軸方向およびY軸方向に交差する方向をX軸方向とする。各方向の振れのうち、X軸周りの回転はピッチング(縦揺れ)に相当し、Y軸周りの回転はヨーイング(横揺れ)に相当し、Z軸周りの回転はローリングに相当する。また、X軸方向の一方側には+Xを付し、他方側には−Xを付し、Y軸方向の一方側には+Yを付し、他方側には−Yを付し、Z軸方向の一方側(被写体側とは反対側/光軸方向後側)には+Zを付し、他方側(被写体側/光軸方向前側)には−Zを付して説明する。
カメラ300では、上述のように、センサ部200(ジャイロスコープ187、781、角度位置センサ760)によって検出された振れの影響を排除するため、揺動用駆動機構50によって、レンズ1a等を保持する可動体10(撮像ユニット)を光軸Lに直交する2軸(X軸およびY軸)周りに揺動させてピッチングおよびヨーイングを補正し、さらにローリング補正用駆動機構70によりZ軸周り(光軸L周り)に回転させてローリングを補正する。
(カメラ300の全体構成)
図4は、カメラ300の説明図であり、図4(a)はカメラ300の斜視図、図4(b)はカメラ300からユニットケース310を外した状態の分解斜視図である。図5は、カメラ300の内部構造を示す分解斜視図である。
図4及び図5に示すように、カメラ300において、ユニットケース310(第1及び第2ケース部材320、330)の内部には、Z方向の一方側+Zから他方側−Zに向かって、制御部350、ローリング補正用駆動機構70および光学モジュール100が順に配置されている。なお、ネジ等の部材は適宜一部省略している。
ユニットケース310においてZ軸方向の他方側−Zの端部には、光学モジュール100を覆うようにスペーサ171が保持されており、スペーサ171と光学モジュール100との間にはカバーガラス172が配置されている。
制御部350は、図2で上述したカメラ制御部500を実装しており、ここでは、コネクタやIC等が実装された第1基板351と、外部(ここでは送信装置900)との信号の入出力を行う上述の入出力制御部513(図ではUSBコネクタ513aを示す。)が実装された第2基板352と、を有する。光学モジュール100と第1基板351とはフレキシブル配線基板353で接続される。
また、カメラ300は、ローリング補正用駆動機構70の制御回路(振れ補正制御部515のローリング補正制御機能)等が構成された回路基板76と、光学モジュール100のY軸方向の他方側−Yの側面に接続されたフレキシブル配線基板78とを有する。フレキシブル配線基板78において光学モジュール100に接続された一方側端部には、光学モジュール100の光軸L周りの振れ(ローリング)を検出するジャイロスコープ781が実装されており、フレキシブル配線基板78の他方側端部は回路基板76に接続されている。
(光学モジュール100の全体構成)
図6は、光学モジュール100を被写体側からみたときの分解斜視図である。図7は、光学モジュール100(特に支持体20)の分解斜視図である。図8は、光学モジュール100(特に支持体20)の断面構成を示すYZ断面図である。
図示のように、光学モジュール100は、支持体20と、撮像モジュール1を備えた可動体10と、可動体10が支持体20に対して揺動可能に支持された状態とする支持機構としてのジンバル機構30と、可動体10と支持体20との間に構成された揺動用駆動機構50(ここでは図7、8参照)とを有する。揺動用駆動機構50は、光軸Lに対して直交する2つの軸線(第1軸線L1および第2軸線L2)周りに可動体10を揺動させる。
可動体10は、レンズ1a等の光学素子を備えた撮像モジュール1と、ウエイト15とを有している。撮像モジュール1は、レンズ1aを保持するホルダ14と、ホルダ14を保持するフレーム11とを有する。フレーム11のX軸方向の両側端部およびY軸方向の両側端部にコイル56が保持される。ホルダ14には、レンズ1a、フォーカシング駆動用のアクチュエータ(図示せず)、および撮像素子等を備えた撮像用回路モジュール16等が保持される。
可動体10には、撮像用回路モジュール16で得られた信号を出力するための信号出力用のフレキシブル配線基板18が接続される。フレキシブル配線基板18のうち、ホルダ14と重なる部分には、ジャイロスコープ187や電子部品188が実装される。なお、フレキシブル配線基板18は、可動体10から引き出された後、複数個所で湾曲した後、支持体20の外部に引き出されている。フレキシブル配線基板18は、可動体10からの引き出し部分と可動体10との間にスペーサ180が配置されており、フレキシブル配線基板18の引き出し部分は、可動体10からZ軸方向の一方側+Zに離間した位置で延在している。また、可動体10には、コイル56に対する給電用のフレキシブル配線基板19が接続されている。
支持体20は、モジュールケース21と、モジュールケース21のZ軸方向の他方側−Zに固定されたカバー22と、カバー22のZ軸方向の他方側−Zに固定されたカバーシート23(図7参照)と、モジュールケース21のZ軸方向の一方側+Zを覆う矩形の第1底板24と、第1底板24の開口を覆う第2底板26とを有している。
揺動用駆動機構50は、板状の磁石52とコイル56とを利用した磁気駆動機構である。コイル56は可動体10に保持され、磁石52は、モジュールケース21の胴部211のX軸方向の両側の内面、およびY軸方向の両側の内面に保持されている。磁石52は、外面側および内面側が異なる極に着磁されている。また、磁石52は、光軸L方向に2つに分割されており、コイル56の側に位置する磁極が光軸L方向で異なるように着磁されている。このため、コイル56は、上下の長辺部分が有効辺として利用される。モジュールケース21は磁性材料から構成されており、磁石52に対するヨークとして機能する。
(ジンバル機構30)
光学モジュール100において、ピッチング方向およびヨーイング方向の振れを補正するには、可動体10を光軸L方向に交差する第1軸線L1周りに揺動可能に支持するとともに、可動体10を光軸L方向および第1軸線L1に交差する第2軸線L2周りに揺動可能に支持する必要がある。このため、可動体10と支持体20との間にはジンバル機構30(支持機構)が構成されている。
(ピッチング補正およびヨーイング補正)
光学モジュール100において、ピッチング方向およびヨーイング方向に振れると、かかる振れはジャイロスコープ187によって検出され、かかる検出結果に基づいて、揺動用駆動機構50が制御される。すなわち、ジャイロスコープ187で検出した振れを打ち消すような駆動電流をコイル56に供給される結果、可動体10は、第1軸線L1周りに振れとは反対方向に揺動するとともに、第2軸線L2周りに振れとは反対方向に揺動し、ピッチング方向およびヨーイング方向の振れが補正される。
(ローリング補正用駆動機構70)
図6に示すように、光学モジュール100は、Z軸方向の一方側+Zに配置されたローリング補正用駆動機構70のロータ74に連結部材80を介して支持されている。ローリング補正用駆動機構70は、図5に示すジャイロスコープ781での検出結果に基づいて、光学モジュール100を所定の角度範囲において光軸L周りの双方向に回転させ、ローリング補正を行う。
図6に示すように、ローリング補正用駆動機構70はアウタロータタイプの単相型のモータであり、軸受ホルダ79を介して支持部材77に保持されている。
(角度位置検出用センサ760)
回路基板76において、ロータケース740の胴部743の側に向く基板面76aには、ロータ74(光学モジュール100)の角度位置を検出する角度位置検出センサ760が実装されている。角度位置検出センサ760は、磁気検出素子を備えて構成されており、ローリング用補正用駆動機構70が休止時において、出力が0Vであり、ロータ74の内部のロータ磁石の角度位置に対して略直線的に変化する。
(ローリング補正)
光学モジュール100において、ローリング方向に振れると、かかる振れはジャイロスコープ781によって検出され、かかる検出結果に基づいて、ローリング補正用駆動機構70が制御される。すなわち、ロータ74が光軸L周りに振れとは逆方向に駆動され、その結果、光学モジュール100は光軸L周りに振れとは逆方向に回転する。その際、角度位置検出用センサ760がロータ74の角度位置を検出し、かかる検出結果に基づいて、ローリング補正用駆動機構70が制御される。それ故、ロータ74および光学モジュール100は、基準位置に戻され、ローリング方向の振れが補正される。
以上、本実施形態の特徴を簡単に纏めると次の通りである。
(1)本実施形態のカメラ300は、撮像モジュール1から映像データを取得する映像取得部511と、前記映像データを符号化する符号化部512と、符号化された符号化映像データを外部に出力する入出力制御部513と、外部(すなわち送信装置900)から、前記符号化映像データに変換する際のビットレートの指令値を取得するビットレート取得部514と、を備え、符号化部512は、指令値に従って映像データを符号化する。
これによって、カメラ300の任意のビットレートで符号化映像データを出力すると受信側の状況に合わず映像が途切れることがあるが、外部(送信装置900)からビットレート指令値が入力され、外部状況に合ったビットレートに従うことで映像が途切れることが抑制される。
(2)本実施形態のカメラ300では、符号化部512はハードウェアで構成される。
例えば、符号化部300に相当する機能をカメラ300の外部(送信装置900等のカメラ外部)にソフトウェアで配置される場合、外部の処理負荷が高くなり、速度低下や画質の低下が懸念される。しかし、符号化部512が、カメラ300の内部で構成されることでカメラ外部(例えば送信装置900)の処理負荷を軽くし、またハードウェアによって構成されることで、ソフトウェアで構成される場合と違いコンピュータなどの演算能力に寄らず高い画質とすることができる。
(3)本実施形態のカメラ300では、外部との入出力を行う入出力IF(入出力制御部513)を備え、前記入出力IFは、標準インターフェイスのケーブル(USBケーブルやHDMIケーブル等の標準IFケーブル90)にて接続される。
標準インターフェイスにより様々な外部装置(送信装置900等)と容易に接続できる。例えば、USBインターフェイスという標準インターフェイスを用いてUSBビデオクラスに準拠させることにより、様々なOS(Operating System)の機器と容易に接続できる。
(4)本実施形態のカメラ300では、振れ補正機構400を備える。
振れ補正機構400によって、撮像素子(撮像モジュール1)から取得される映像データに含まれる不要なデータ量を減らすことができるので、エンコードを安定させることができる。
(5)前記振れ補正機構400は、光学素子(レンズ1a)と撮像素子(撮像モジュール1)を保持する可動体10と、可動体10を光学素子(レンズ1a)の光軸Lに対して直交する2つの軸線周りに揺動可能に支持する支持体20と、可動体10を支持体20に対して2つの軸線周りに往復運動させる揺動用駆動機構50と、を備える。
振れ補正機能の方式によっては、画像外側に振れ補正がしきれず振れ影響が残る方式もあるが、本光学モジュールチルト形式はレンズと撮像素子の光軸が一体となって振れ補正するので補正性能が高い。その為、不要なデータ量を残すことが少ないので、よりエンコードを安定させることができる。
(6)振れ補正機能400は、光学素子(レンズ1a)及び撮像モジュール1を備える光学モジュール100を光軸L周りに往復回転させるローリング補正用駆動機構70を備える。
このような構成によって、3軸周りの振れ補正が可能となり、より不要なデータを減らすことができる。
本発明を、実施の形態をもとに説明したが、この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせ等にいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 撮像モジュール
50 揺動用駆動機構
50a ピッチング補正部
50b ヨーイング補正部
70 ローリング補正用駆動機構
90 標準IFケーブル
100 光学モジュール
187、781 ジャイロスコープ
200 センサ部
300 カメラ(光学ユニット)
400 振れ補正機構
500 カメラ制御部
510 カメラ側主制御部
511 映像取得部
512 符号化部
513 入出力制御部
514 ビットレート取得部
515 振れ補正制御部
760 角度位置センサ
900 送信装置
1000 ライブ映像配信システム

Claims (6)

  1. 撮像モジュールから映像データを取得する映像取得部と、
    前記映像データを符号化する符号化部と、
    符号化された符号化映像データを外部に出力する映像出力部と、
    外部から、前記符号化映像データに変換する際のビットレートの指令値を取得するビットレート取得部と、を備え、
    前記符号化部は、前記指令値に従って前記映像データを符号化する
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 前記符号化部はハードウェアで構成されることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 外部との入出力を行う入出力IFを備え、
    前記入出力IFは、標準インターフェイスのケーブルにて接続されることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ。
  4. 振れ補正機構を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のカメラ。
  5. 前記振れ補正機構は、
    光学素子と撮像素子を保持する可動体と、
    前記可動体を前記光学素子の光軸に対して直交する2つの軸線周りに揺動可能に支持する支持体と、
    前記可動体を前記支持体に対して前記2つの軸線周りに往復運動させる揺動用駆動機構と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のカメラ。
  6. 前記振れ補正機能は、
    前記光学素子及び前記撮像モジュールを備える光学モジュールを前記光軸周りに往復回転させるローリング補正用駆動機構を備えることを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
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