JP2019102477A - 回路モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】高電圧配線および低電圧配線が絶縁体を挟んで互いに対向する構造において、放熱性を向上できる回路モジュールを提供する。【解決手段】回路モジュール1は、実装面33を有する回路基板31と、一方側の第1主面42および他方側の第2主面43を有する絶縁板41、絶縁板41の第1主面42に設けられた高電圧配線6、ならびに、絶縁板41を挟んで高電圧配線6と対向するように絶縁板41の第2主面43に設けられた低電圧配線7を含み、回路基板31の実装面33の上に実装された配線構造体32と、高電圧配線6および低電圧配線7に接続され、回路基板31の実装面33の上に実装されたインバータ回路8と、を含む。【選択図】図2
Description
本発明は、高電圧配線および低電圧配線が絶縁体を挟んで互いに対向した構造を有する回路モジュールに関する。
特許文献1には、回路モジュールの一例としてのプリント回路板が開示されている。このプリント回路板は、プリント配線板と、プリント配線板に実装された複数の半導体装置とを含む。
プリント配線板は、導体層および絶縁層が交互に積層された積層基板である。導体層は、電源パターン(高電圧配線)が形成された導体層と、グランドパターン(低電圧配線)が形成された導体層と、を含む。電源パターンが形成された導体層、および、グランドパターンが形成された導体層は、プリント配線板の内部において絶縁層を挟んで互いに対向している。
プリント配線板は、導体層および絶縁層が交互に積層された積層基板である。導体層は、電源パターン(高電圧配線)が形成された導体層と、グランドパターン(低電圧配線)が形成された導体層と、を含む。電源パターンが形成された導体層、および、グランドパターンが形成された導体層は、プリント配線板の内部において絶縁層を挟んで互いに対向している。
特許文献1に係る回路モジュールでは、高電圧配線が形成された導体層、および、低電圧配線が形成された導体層が、プリント配線板の内部において絶縁層を挟んで互いに対向している。
このような構造は、高電圧配線を流れる電流に起因して生じる磁界、および、低電圧配線を流れる電流に起因して生じる磁界を相殺できる。したがって、高電圧配線および低電圧配線の間において、相互誘導効果に起因する相互インダクタンス成分の増加を抑制できる。
このような構造は、高電圧配線を流れる電流に起因して生じる磁界、および、低電圧配線を流れる電流に起因して生じる磁界を相殺できる。したがって、高電圧配線および低電圧配線の間において、相互誘導効果に起因する相互インダクタンス成分の増加を抑制できる。
しかしながら、プリント配線板の内部に高電圧配線および低電圧配線が形成された構造では、高電圧配線で生じる熱および低電圧配線で生じる熱を効率的に外部に放散させることができない。
そこで、本発明は、高電圧配線および低電圧配線が絶縁体を挟んで互いに対向する構造において、放熱性を向上できる回路モジュールを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、高電圧配線および低電圧配線が絶縁体を挟んで互いに対向する構造において、放熱性を向上できる回路モジュールを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、実装面(33)を有する回路基板(31)と、一方側の第1主面(42)および他方側の第2主面(43)を有する絶縁板(41)、前記絶縁板の前記第1主面に設けられた高電圧配線(6)、ならびに、前記絶縁板を挟んで前記高電圧配線と対向するように前記絶縁板の前記第2主面に設けられた低電圧配線(7)を含み、前記回路基板の前記実装面の上に実装された配線構造体(32)と、前記高電圧配線および前記低電圧配線に接続され、前記回路基板の前記実装面の上に実装された電気回路(8)と、を含む、回路モジュール(1,71)である。
括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、この発明の範囲は当該実施形態に限定されない。以下、この項において同じ。
この回路モジュールによれば、絶縁板を挟んで互いに対向する高電圧配線および低電圧配線を含む配線構造体が、回路基板の実装面の上に実装されている。
これにより、高電圧配線を流れる電流に起因して生じる磁界、および、低電圧配線を流れる電流に起因して生じる磁界を相殺できる。したがって、高電圧配線および低電圧配線の間において、相互誘導効果に起因する相互インダクタンス成分の増加を抑制できる。
この回路モジュールによれば、絶縁板を挟んで互いに対向する高電圧配線および低電圧配線を含む配線構造体が、回路基板の実装面の上に実装されている。
これにより、高電圧配線を流れる電流に起因して生じる磁界、および、低電圧配線を流れる電流に起因して生じる磁界を相殺できる。したがって、高電圧配線および低電圧配線の間において、相互誘導効果に起因する相互インダクタンス成分の増加を抑制できる。
また、高電圧配線および低電圧配線が、実装基板から露出している。これにより、配線構造体で生じた熱を効率的に外部に放散させることができる。その結果、回路モジュールの放熱性を高めることができる。
請求項2に係る発明は、前記配線構造体は、前記絶縁板の前記第1主面および前記第2主面が、前記回路基板の前記実装面の法線方向に沿って延びる姿勢で、前記回路基板の前記実装面の上に実装されている、請求項1に記載の回路モジュールである。
請求項2に係る発明は、前記配線構造体は、前記絶縁板の前記第1主面および前記第2主面が、前記回路基板の前記実装面の法線方向に沿って延びる姿勢で、前記回路基板の前記実装面の上に実装されている、請求項1に記載の回路モジュールである。
この回路モジュールによれば、回路基板に対する高電圧配線の露出面積および回路基板に対する低電圧配線の露出面積を確実に増加させることができる。これにより、配線構造体で生じた熱を、より一層効率的に外部に放散させることができる。
請求項3に係る発明は、前記高電圧配線は、導電板からなり、前記絶縁板の前記第1主面に主板面(44)を対向させた姿勢で、前記絶縁板の前記第1主面に取り付けられており、前記低電圧配線は、導電板からなり、前記絶縁板の前記第2主面に主板面(54)を対向させた姿勢で、前記絶縁板の前記第2主面に取り付けられている、請求項1または2に記載の回路モジュールである。
請求項3に係る発明は、前記高電圧配線は、導電板からなり、前記絶縁板の前記第1主面に主板面(44)を対向させた姿勢で、前記絶縁板の前記第1主面に取り付けられており、前記低電圧配線は、導電板からなり、前記絶縁板の前記第2主面に主板面(54)を対向させた姿勢で、前記絶縁板の前記第2主面に取り付けられている、請求項1または2に記載の回路モジュールである。
この回路モジュールによれば、高電圧配線が導電板からなるので、電流経路の断面積の増加によって高電圧配線の抵抗値を低減させることができる。これにより、高電圧配線で生じる熱を抑制できる。
同様に、低電圧配線が導電板からなるので、電流経路の断面積の増加によって低電圧配線の抵抗値を低減させることができる。これにより、低電圧配線で生じる熱の発生を抑制できる。
同様に、低電圧配線が導電板からなるので、電流経路の断面積の増加によって低電圧配線の抵抗値を低減させることができる。これにより、低電圧配線で生じる熱の発生を抑制できる。
また、この回路モジュールによれば、高電圧配線および低電圧配線の対向面積を増加させることもできる。これにより、高電圧配線側の磁界および低電圧配線側の磁界を相殺できる面積を増加させることができる。よって、相互インダクタンス成分の増加を効果的に抑制できる。
請求項4に係る発明は、前記高電圧配線は、電気信号が入力される第1入力端部(47)、および、電気信号を出力する第1出力端部(48)を含み、前記第1入力端部および前記第1出力端部は、前記絶縁板の前記第1主面の法線方向に関して、前記高電圧配線に係る他の部分の厚さよりも小さい厚さをそれぞれ有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回路モジュールである。
請求項4に係る発明は、前記高電圧配線は、電気信号が入力される第1入力端部(47)、および、電気信号を出力する第1出力端部(48)を含み、前記第1入力端部および前記第1出力端部は、前記絶縁板の前記第1主面の法線方向に関して、前記高電圧配線に係る他の部分の厚さよりも小さい厚さをそれぞれ有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回路モジュールである。
この回路モジュールによれば、高電圧配線の第1入力端部に入力された電流は、第1入力端部および第1出力端部を結ぶ最短経路を通って、第1出力端部から出力される。
つまり、この回路モジュールによれば、高電圧配線を流れる電流の指向性を高めることができる。また、高電圧配線において低電圧配線に近接する領域に、電流を流すことができる。これにより、高電圧配線側の磁界および低電圧配線側の磁界を効果的に相殺できる。
つまり、この回路モジュールによれば、高電圧配線を流れる電流の指向性を高めることができる。また、高電圧配線において低電圧配線に近接する領域に、電流を流すことができる。これにより、高電圧配線側の磁界および低電圧配線側の磁界を効果的に相殺できる。
また、この回路モジュールによれば、高電圧配線における厚い部分をヒートシンクとして利用できる。よって、相互インダクタンス成分の増加を抑制しつつ、放熱性を向上できる。
請求項5に係る発明は、前記低電圧配線は、電気信号が入力される第2入力端部(57)、および、電気信号を出力する第2出力端部(58)を含み、前記第2入力端部および前記第2出力端部は、前記絶縁板の前記第2主面の法線方向に関して、前記低電圧配線に係る他の部分の厚さよりも小さい厚さをそれぞれ有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路モジュールである。
請求項5に係る発明は、前記低電圧配線は、電気信号が入力される第2入力端部(57)、および、電気信号を出力する第2出力端部(58)を含み、前記第2入力端部および前記第2出力端部は、前記絶縁板の前記第2主面の法線方向に関して、前記低電圧配線に係る他の部分の厚さよりも小さい厚さをそれぞれ有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路モジュールである。
この回路モジュールによれば、低電圧配線の第2入力端部に入力された電流は、第2入力端部および第2出力端部を結ぶ最短経路を通って、第2出力端部から出力される。
つまり、この回路モジュールによれば、低電圧配線を流れる電流の指向性を高めることができる。また、低電圧配線において高電圧配線に近接する領域に、電流を流すことができる。これにより、高電圧配線側の磁界および低電圧配線側の磁界を効果的に相殺できる。
つまり、この回路モジュールによれば、低電圧配線を流れる電流の指向性を高めることができる。また、低電圧配線において高電圧配線に近接する領域に、電流を流すことができる。これにより、高電圧配線側の磁界および低電圧配線側の磁界を効果的に相殺できる。
また、この回路モジュールによれば、低電圧配線における厚い部分をヒートシンクとして利用できる。よって、相互インダクタンス成分の増加を抑制しつつ、放熱性を向上できる。
請求項6に係る発明は、前記電気回路は、直流電源(2)からの直流信号を、モータ(3)を駆動するための交流信号に変換するインバータ回路(8)を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路モジュールである。
請求項6に係る発明は、前記電気回路は、直流電源(2)からの直流信号を、モータ(3)を駆動するための交流信号に変換するインバータ回路(8)を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路モジュールである。
請求項7に係る発明は、前記配線構造体に接続されたヒートシンク(72)をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の回路モジュール(71)である。
この回路モジュールによれば、高電圧配線および低電圧配線が実装基板から露出しているので、配線構造体にヒートシンクを接続できる。これにより、配線構造体で生じた熱、ひいては実装基板で生じた熱をヒートシンクに効率的に伝達させることができる。よって、放熱性をより一層向上できる。
この回路モジュールによれば、高電圧配線および低電圧配線が実装基板から露出しているので、配線構造体にヒートシンクを接続できる。これにより、配線構造体で生じた熱、ひいては実装基板で生じた熱をヒートシンクに効率的に伝達させることができる。よって、放熱性をより一層向上できる。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る回路モジュール1を示す回路図である。
以下では、回路モジュール1が、直流電源2からの直流信号を、三相モータ3を駆動するための交流信号に変換する電力変換装置である形態例について説明する。
図1では、回路モジュール1が、直流電源2および三相モータ3に接続された形態例が示されている。直流電源2は、電源スイッチ4を介し回路モジュール1に接続されている。直流電源2の電圧は、5V以上25V以下(より具体的には8V以上16V以下)であってもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る回路モジュール1を示す回路図である。
以下では、回路モジュール1が、直流電源2からの直流信号を、三相モータ3を駆動するための交流信号に変換する電力変換装置である形態例について説明する。
図1では、回路モジュール1が、直流電源2および三相モータ3に接続された形態例が示されている。直流電源2は、電源スイッチ4を介し回路モジュール1に接続されている。直流電源2の電圧は、5V以上25V以下(より具体的には8V以上16V以下)であってもよい。
図1を参照して、回路モジュール1は、平滑コンデンサ5、高電圧配線6、低電圧配線7およびインバータ回路8(電気回路)を含む。
平滑コンデンサ5は、電源スイッチ4を介して直流電源2に接続されている。平滑コンデンサ5の高電圧側には、高電圧配線6が接続されている。平滑コンデンサ5の低電圧側には、低電圧配線7が接続されている。低電圧配線7は、この形態では、グランド配線である。
平滑コンデンサ5は、電源スイッチ4を介して直流電源2に接続されている。平滑コンデンサ5の高電圧側には、高電圧配線6が接続されている。平滑コンデンサ5の低電圧側には、低電圧配線7が接続されている。低電圧配線7は、この形態では、グランド配線である。
インバータ回路8は、高電圧配線6および低電圧配線7を介して平滑コンデンサ5に並列接続されている。インバータ回路8は、U相アーム回路11、V相アーム回路12、W相アーム回路13、U相配線14、V相配線15およびW相配線16を含む。
U相アーム回路11、V相アーム回路12およびW相アーム回路13は、それぞれ、三相モータ3のU相巻線、V相巻線およびW相巻線に対応している。U相アーム回路11、V相アーム回路12およびW相アーム回路13は、いずれも、高電圧配線6および低電圧配線7を介して平滑コンデンサ5に並列接続されている。
U相アーム回路11、V相アーム回路12およびW相アーム回路13は、それぞれ、三相モータ3のU相巻線、V相巻線およびW相巻線に対応している。U相アーム回路11、V相アーム回路12およびW相アーム回路13は、いずれも、高電圧配線6および低電圧配線7を介して平滑コンデンサ5に並列接続されている。
U相アーム回路11は、高電圧側の第1スイッチング素子21Uおよび低電圧側の第2スイッチング素子22Uが直列接続された直列回路を含む。第1スイッチング素子21Uは、上段アームとして設けられている。第2スイッチング素子22Uは、下段アームとして設けられている。
V相アーム回路12は、高電圧側の第1スイッチング素子21Vおよび低電圧側の第2スイッチング素子22Vが直列接続された直列回路を含む。第1スイッチング素子21Vは、上段アームとして設けられている。第2スイッチング素子22Vは、下段アームとして設けられている。
V相アーム回路12は、高電圧側の第1スイッチング素子21Vおよび低電圧側の第2スイッチング素子22Vが直列接続された直列回路を含む。第1スイッチング素子21Vは、上段アームとして設けられている。第2スイッチング素子22Vは、下段アームとして設けられている。
W相アーム回路13は、高電圧側の第1スイッチング素子21Wおよび低電圧側の第2スイッチング素子22Wが直列接続された直列回路を含む。第1スイッチング素子21Wは、上段アームとして設けられている。第2スイッチング素子22Wは、下段アームとして設けられている。
第1スイッチング素子21U,21V,21Wは、この形態では、第1ゲート電極、第1ソース電極および第1ドレイン電極を有するMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)をそれぞれ含む。
第1スイッチング素子21U,21V,21Wは、この形態では、第1ゲート電極、第1ソース電極および第1ドレイン電極を有するMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)をそれぞれ含む。
第2スイッチング素子22U,22V,22Wは、この形態では、第2ゲート電極、第2ソース電極および第2ドレイン電極を有するMISFETをそれぞれ含む。
U相アーム回路11、V相アーム回路12およびW相アーム回路13は、それぞれ、第1スイッチング素子21U,21V,21Wの第1ソース電極および第2スイッチング素子22U,22V,22Wの第2ドレイン電極が接続されることにより形成されている。
U相アーム回路11、V相アーム回路12およびW相アーム回路13は、それぞれ、第1スイッチング素子21U,21V,21Wの第1ソース電極および第2スイッチング素子22U,22V,22Wの第2ドレイン電極が接続されることにより形成されている。
U相配線14は、U相アーム回路11において第1スイッチング素子21Uおよび第2スイッチング素子22Uの間のU相接続部24に接続されている。U相配線14は、三相モータ3のU相巻線に接続されている。
V相配線15は、V相アーム回路12において第1スイッチング素子21Vおよび第2スイッチング素子22Vの間のV相接続部25に接続されている。V相配線15は、三相モータ3のV相巻線に接続されている。
V相配線15は、V相アーム回路12において第1スイッチング素子21Vおよび第2スイッチング素子22Vの間のV相接続部25に接続されている。V相配線15は、三相モータ3のV相巻線に接続されている。
W相配線16は、W相アーム回路13において第1スイッチング素子21Wおよび第2スイッチング素子22Wの間のW相接続部26に接続されている。W相配線16は、三相モータ3のW相巻線に接続されている。
第1スイッチング素子21U,21V,21Wの第1ゲート電極に所定パターンのオンオフ指令が入力されると、第1スイッチング素子21U,21V,21Wは、所定のスイッチングパターンでオンオフ駆動する。
第1スイッチング素子21U,21V,21Wの第1ゲート電極に所定パターンのオンオフ指令が入力されると、第1スイッチング素子21U,21V,21Wは、所定のスイッチングパターンでオンオフ駆動する。
第2スイッチング素子22U,22V,22Wの第2ゲート電極に所定パターンのオンオフ指令が入力されると、第2スイッチング素子22U,22V,22Wは、所定のスイッチングパターンでオンオフ駆動する。
このようにして、直流電源2からの直流信号が交流信号に変換され、三相モータ3が正弦波駆動される。
このようにして、直流電源2からの直流信号が交流信号に変換され、三相モータ3が正弦波駆動される。
図2は、図1の回路モジュール1の構造を模式的に示す斜視図である。
図2を参照して、回路モジュール1は、回路基板31、平滑コンデンサ5、インバータ回路8および配線構造体32を含む。
回路基板31は、一方側の実装面33および他方側の反対面34を含む。回路基板31の実装面33は、電気部品が実装される面である。回路基板31の反対面34は、電気部品が実装されない非実装面であってもよいし、電気部品が実装される第2の実装面であってもよい。
図2を参照して、回路モジュール1は、回路基板31、平滑コンデンサ5、インバータ回路8および配線構造体32を含む。
回路基板31は、一方側の実装面33および他方側の反対面34を含む。回路基板31の実装面33は、電気部品が実装される面である。回路基板31の反対面34は、電気部品が実装されない非実装面であってもよいし、電気部品が実装される第2の実装面であってもよい。
回路基板31は、実装面33の法線方向から見た平面視において四角形状(この形態では長方形状)に形成されている。回路基板31の平面形状は、任意であり、四角形状に限定されない。回路基板31は、四角形以外の多角形状(たとえば六角形状)に形成されていてもよいし、円形状または楕円形状に形成されていてもよい。
回路基板31は、配線層および絶縁層が交互に積層された積層構造を有する多層配線回路基板であってもよい。回路基板31は、絶縁層からなる単層構造を有する単層配線回路基板であってもよい。
回路基板31は、配線層および絶縁層が交互に積層された積層構造を有する多層配線回路基板であってもよい。回路基板31は、絶縁層からなる単層構造を有する単層配線回路基板であってもよい。
平滑コンデンサ5は、回路基板31の実装面33に実装されている。平滑コンデンサ5は、この形態では、回路基板31の実装面33において、一方側の端部(図2の左側の端部)に実装されている。平滑コンデンサ5は、円柱状の電解コンデンサを含んでいてもよい。
回路基板31の実装面33の法線方向に関して、平滑コンデンサ5の回路基板31の実装面33からの高さT1は、10mm以上30mm以下(より具体的には15mm以上25mm以下)であってもよい。
回路基板31の実装面33の法線方向に関して、平滑コンデンサ5の回路基板31の実装面33からの高さT1は、10mm以上30mm以下(より具体的には15mm以上25mm以下)であってもよい。
平滑コンデンサ5の高さT1の上記値は一例に過ぎず、平滑コンデンサ5の高さT1の大きさを限定するものではない。平滑コンデンサ5の高さT1は、平滑コンデンサ5の仕様に応じて、種々の値が採用され得る。
インバータ回路8は、回路基板31の実装面33に実装されている。インバータ回路8は、この形態では、回路基板31の実装面33において、他方側の端部(図2の右側の端部)に実装されている。
インバータ回路8は、回路基板31の実装面33に実装されている。インバータ回路8は、この形態では、回路基板31の実装面33において、他方側の端部(図2の右側の端部)に実装されている。
図2では、インバータ回路8の実装形態を回路図によって簡略化して示している。インバータ回路8は、回路基板31に内装されていてもよい。すなわち、インバータ回路8は、回路基板31の内部に組み込まれていてもよい。
配線構造体32は、回路基板31の実装面33に実装されている。配線構造体32は、回路基板31の実装面33において、平滑コンデンサ5およびインバータ回路8の間の領域に実装されている。
配線構造体32は、回路基板31の実装面33に実装されている。配線構造体32は、回路基板31の実装面33において、平滑コンデンサ5およびインバータ回路8の間の領域に実装されている。
回路基板31の実装面33の法線方向に関して、配線構造体32の回路基板31の実装面33からの高さT2は、平滑コンデンサ5の高さT1以下(T2≦T1)であってもよい。
配線構造体32の高さT2は、平滑コンデンサ5の高さT1未満(T2<T1)であってもよい。配線構造体32の高さT2は、5mm以上20mm以下(より具体的には8mm以上15mm以下)であってもよい。
配線構造体32の高さT2は、平滑コンデンサ5の高さT1未満(T2<T1)であってもよい。配線構造体32の高さT2は、5mm以上20mm以下(より具体的には8mm以上15mm以下)であってもよい。
配線構造体32の高さT2が、平滑コンデンサ5の高さT1以下(T2≦T1)であれば、回路基板31の実装面33の法線方向に関して、回路モジュール1が大型化するのを抑制できる。
配線構造体32の高さT2の上記値は一例に過ぎず、配線構造体32の高さT2の大きさを限定するものではない。したがって、配線構造体32の高さT2は、平滑コンデンサ5の高さT1以上(T2≧T1)であってもよい。
配線構造体32の高さT2の上記値は一例に過ぎず、配線構造体32の高さT2の大きさを限定するものではない。したがって、配線構造体32の高さT2は、平滑コンデンサ5の高さT1以上(T2≧T1)であってもよい。
以下、図2に加えて図3および図4を参照して、配線構造体32の具体的な構造について詳細に説明する。図3は、図2の配線構造体32の分離斜視図である。図4は、図2の配線構造体32の平面図である。
図2〜図4を参照して、配線構造体32は、絶縁板41、高電圧配線6および低電圧配線7を一体に含むブロック状構造を有している。配線構造体32は、より具体的には、絶縁板41を高電圧配線6および低電圧配線7によって挟み込んだサンドイッチ構造を有している。
図2〜図4を参照して、配線構造体32は、絶縁板41、高電圧配線6および低電圧配線7を一体に含むブロック状構造を有している。配線構造体32は、より具体的には、絶縁板41を高電圧配線6および低電圧配線7によって挟み込んだサンドイッチ構造を有している。
絶縁板41は、一方側の第1主面42および他方側の第2主面43を有している。絶縁板41は、第1主面42および第2主面43の法線方向から見た平面視において四角形状(この形態では長方形状)に形成されている。
絶縁板41の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下(より具体的には0.3mm以上0.5mm以下)であってもよい。絶縁板41の厚さが小さくなる程、高電圧配線6および低電圧配線7の間の相互誘導作用が大きくなる。
絶縁板41の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下(より具体的には0.3mm以上0.5mm以下)であってもよい。絶縁板41の厚さが小さくなる程、高電圧配線6および低電圧配線7の間の相互誘導作用が大きくなる。
絶縁板41の厚さの上記値は一例に過ぎず、絶縁板41の厚さを限定するものではない。絶縁板41を厚くすることにより、高電圧配線6および低電圧配線7の間の絶縁耐圧を向上できる。したがって、上記値よりも大きい厚さを有する絶縁板41が採用されてもよい。
高電圧配線6は、絶縁板41の第1主面42に設けられている。高電圧配線6は、接着剤を介して絶縁板41の第1主面42に接続されていてもよい。高電圧配線6は、この形態では、帯状に延びる導電板からなる。高電圧配線6は、銅を含む低抵抗性のバスバーであってもよい。
高電圧配線6は、絶縁板41の第1主面42に設けられている。高電圧配線6は、接着剤を介して絶縁板41の第1主面42に接続されていてもよい。高電圧配線6は、この形態では、帯状に延びる導電板からなる。高電圧配線6は、銅を含む低抵抗性のバスバーであってもよい。
高電圧配線6は、一方側の第1主板面44、他方側の第2主板面45、ならびに、第1主板面44および第2主板面45を接続する側面46を含む。
高電圧配線6は、第1主板面44を絶縁板41の第1主面42に対向させた姿勢で、絶縁板41の第1主面42に取り付けられている。高電圧配線6の第1主板面44の面積は、絶縁板41の第1主面42の面積以下であってもよい。
高電圧配線6は、第1主板面44を絶縁板41の第1主面42に対向させた姿勢で、絶縁板41の第1主面42に取り付けられている。高電圧配線6の第1主板面44の面積は、絶縁板41の第1主面42の面積以下であってもよい。
高電圧配線6は、第1入力端部47、第1出力端部48および第1中間部49を含む。第1入力端部47、第1出力端部48および第1中間部49は、いずれも絶縁板41の第1主面42に接している。
第1入力端部47は、高電圧配線6において、絶縁板41の長手方向一方側に位置する端部(図2〜図4の左側の端部)である。第1入力端部47は、平滑コンデンサ5からの信号を受信する。
第1入力端部47は、高電圧配線6において、絶縁板41の長手方向一方側に位置する端部(図2〜図4の左側の端部)である。第1入力端部47は、平滑コンデンサ5からの信号を受信する。
第1出力端部48は、高電圧配線6において、絶縁板41の長手方向他方側に位置する端部(図2〜図4の右側の端部)である。第1入力端部47は、インバータ回路8に信号を出力する。第1中間部49は、第1入力端部47および第1出力端部48を接続している。
第1入力端部47の第2主板面45には、第2主板面45から第1主板面44に向かって窪んだ切欠き状の第1入力側段部50が形成されている。第1出力端部48の第2主板面45には、第2主板面45から第1主板面44に向かって窪んだ切欠き状の第1出力側段部51が形成されている。
第1入力端部47の第2主板面45には、第2主板面45から第1主板面44に向かって窪んだ切欠き状の第1入力側段部50が形成されている。第1出力端部48の第2主板面45には、第2主板面45から第1主板面44に向かって窪んだ切欠き状の第1出力側段部51が形成されている。
したがって、絶縁板41の第1主面42の法線方向に関して、高電圧配線6の第1入力端部47の厚さおよび低電圧配線7の第1出力端部48の厚さは、第1中間部49の厚さよりも小さい。これにより、高電圧配線6は、全体として凸形状に形成されている。
絶縁板41の第1主面42の法線方向に関して、高電圧配線6の厚さは、絶縁板41の厚さよりも大きい。
絶縁板41の第1主面42の法線方向に関して、高電圧配線6の厚さは、絶縁板41の厚さよりも大きい。
絶縁板41の第1主面42の法線方向に関して、第1入力端部47の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下(より具体的には0.3mm以上0.5mm以下)であってもよい。
絶縁板41の第1主面42の法線方向に関して、第1出力端部48の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下(より具体的には0.3mm以上0.5mm以下)であってもよい。
絶縁板41の第1主面42の法線方向に関して、第1出力端部48の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下(より具体的には0.3mm以上0.5mm以下)であってもよい。
絶縁板41の第1主面42の法線方向に関して、第1中間部49の厚さは、0.5mm以上2.0mm以下(より具体的には1mm以上1.2mm以下)であってもよい。
このような形状の高電圧配線6は、その両端部に第1入力側段部50および第1出力側段部51が形成されるように、扁平な平板状の導電板(バスバー)をプレス加工またはエッチング加工することによって製造できる。
このような形状の高電圧配線6は、その両端部に第1入力側段部50および第1出力側段部51が形成されるように、扁平な平板状の導電板(バスバー)をプレス加工またはエッチング加工することによって製造できる。
低電圧配線7は、絶縁板41の第2主面43に設けられている。低電圧配線7は、接着剤を介して絶縁板41の第2主面43に接続されていてもよい。低電圧配線7は、この形態では、帯状に延びる導電板からなる。低電圧配線7は、銅を含む低抵抗性のバスバーであってもよい。
低電圧配線7は、一方側の第1主板面54および他方側の第2主板面55、ならびに、第1主板面54および第2主板面55を接続する側面56を含む。低電圧配線7は、第1主板面54を絶縁板41の第2主面43に対向させた姿勢で、絶縁板41の第2主面43に取り付けられている。
低電圧配線7は、一方側の第1主板面54および他方側の第2主板面55、ならびに、第1主板面54および第2主板面55を接続する側面56を含む。低電圧配線7は、第1主板面54を絶縁板41の第2主面43に対向させた姿勢で、絶縁板41の第2主面43に取り付けられている。
これにより、低電圧配線7は、絶縁板41を挟んで高電圧配線6と対向している。低電圧配線7の第1主板面54の面積は、絶縁板41の第2主面43の面積以下であってもよい。
低電圧配線7の第1主板面54の面積は、高電圧配線6の第1主面42の面積とほぼ等しくてもよい。低電圧配線7の第1主板面54の全面が、高電圧配線6の第1主板面44の第1主面42の全面と対向していてもよい。
低電圧配線7の第1主板面54の面積は、高電圧配線6の第1主面42の面積とほぼ等しくてもよい。低電圧配線7の第1主板面54の全面が、高電圧配線6の第1主板面44の第1主面42の全面と対向していてもよい。
低電圧配線7は、第2入力端部57、第2出力端部58および第2中間部59を含む。第2入力端部57、第2出力端部58および第2中間部59は、いずれも絶縁板41の第2主面43に接している。
第2入力端部57は、低電圧配線7において、絶縁板41の長手方向他方側に位置し、高電圧配線6の第1出力端部48と対向する端部(図2〜図4の右側の端部)である。第2入力端部57は、インバータ回路8からの信号を受信する。
第2入力端部57は、低電圧配線7において、絶縁板41の長手方向他方側に位置し、高電圧配線6の第1出力端部48と対向する端部(図2〜図4の右側の端部)である。第2入力端部57は、インバータ回路8からの信号を受信する。
第2出力端部58は、低電圧配線7において、絶縁板41の長手方向一方側に位置し、高電圧配線6の第1入力端部47と対向する端部(図2〜図4の左側の端部)である。第2出力端部58は、平滑コンデンサ5に信号を出力する。
第2中間部59は、第2入力端部57および第2出力端部58を接続し、高電圧配線6の第1中間部49と対向している。
第2中間部59は、第2入力端部57および第2出力端部58を接続し、高電圧配線6の第1中間部49と対向している。
第2入力端部57の第2主板面55には、第2主板面55から第1主板面54に向かって窪んだ切欠き状の第2入力側段部60が形成されている。第2出力端部58の第2主板面55には、第2主板面55から第1主板面54に向かって窪んだ切欠き状の第2出力側段部61が形成されている。
したがって、絶縁板41の第2主面43の法線方向に関して、低電圧配線7の第2出力端部58の厚さおよび低電圧配線7の第2入力端部57の厚さは、第2中間部59の厚さよりも小さい。これにより、低電圧配線7は、全体として凸形状に形成されている。
したがって、絶縁板41の第2主面43の法線方向に関して、低電圧配線7の第2出力端部58の厚さおよび低電圧配線7の第2入力端部57の厚さは、第2中間部59の厚さよりも小さい。これにより、低電圧配線7は、全体として凸形状に形成されている。
絶縁板41の第2主面43の法線方向に関して、低電圧配線7の厚さは、絶縁板41の厚さよりも大きい。
絶縁板41の第2主面43の法線方向に関して、第2入力端部57の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下(より具体的には0.3mm以上0.5mm以下)であってもよい。
絶縁板41の第2主面43の法線方向に関して、第2入力端部57の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下(より具体的には0.3mm以上0.5mm以下)であってもよい。
絶縁板41の第2主面43の法線方向に関して、第2出力端部58の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下(より具体的には0.3mm以上0.5mm以下)であってもよい。
絶縁板41の第2主面43.の法線方向に関して、第2中間部59の厚さは、0.5mm以上2.0mm以下(より具体的には1mm以上1.2mm以下)であってもよい。
絶縁板41の第2主面43.の法線方向に関して、第2中間部59の厚さは、0.5mm以上2.0mm以下(より具体的には1mm以上1.2mm以下)であってもよい。
このような形状の低電圧配線7は、その両端部に第2入力側段部60および第2出力側段部61が形成されるように、扁平な平板状の導電板(バスバー)をプレス加工またはエッチング加工することによって製造できる。
低電圧配線7は、高電圧配線6の形状と同一の形状を有していてもよい。この場合、高電圧配線6の製造工程および低電圧配線7の製造工程の共通化を図ることができる。
低電圧配線7は、高電圧配線6の形状と同一の形状を有していてもよい。この場合、高電圧配線6の製造工程および低電圧配線7の製造工程の共通化を図ることができる。
図2を参照して、配線構造体32は、絶縁板41の第1主面42および第2主面43が、回路基板31の実装面33の法線方向に沿って延びる姿勢で、回路基板31の実装面33に実装されている。高電圧配線6の第2主板面45および低電圧配線7の第2主板面55は、回路基板31から露出している。
高電圧配線6の第1入力端部47および低電圧配線7の第2出力端部58は、回路基板31の実装面33と平行な横方向に沿って平滑コンデンサ5に対向している。
高電圧配線6の第1入力端部47および低電圧配線7の第2出力端部58は、回路基板31の実装面33と平行な横方向に沿って平滑コンデンサ5に対向している。
高電圧配線6の第1出力端部48および低電圧配線7の第2入力端部57は、回路基板31の実装面33と平行な横方向に沿ってインバータ回路8に対向している。
高電圧配線6において回路基板31の実装面33に面する側面46では、高電圧配線6の第1入力端部47および第1出力端部48は、それぞれ半田を介して回路基板31に接続されていてもよい。
高電圧配線6において回路基板31の実装面33に面する側面46では、高電圧配線6の第1入力端部47および第1出力端部48は、それぞれ半田を介して回路基板31に接続されていてもよい。
高電圧配線6の第1入力端部47および第1出力端部48は、回路基板31の実装面33に形成された配線または回路基板31内に形成された配線を介して平滑コンデンサ5に接続されている。
低電圧配線7において回路基板31の実装面33に面する側面56では、低電圧配線7の第2入力端部57および第2出力端部58は、それぞれ半田を介して回路基板31に接続されていてもよい。
低電圧配線7において回路基板31の実装面33に面する側面56では、低電圧配線7の第2入力端部57および第2出力端部58は、それぞれ半田を介して回路基板31に接続されていてもよい。
低電圧配線7の第2入力端部57および第2出力端部58は、回路基板31の実装面33に形成された配線または回路基板31内に形成された配線を介してインバータ回路8に接続されている。
高電圧配線6において回路基板31の実装面33とは反対側に位置する側面46、および、低電圧配線7において回路基板31の実装面33とは反対側に位置する側面56は、回路基板31の実装面33に対して平行に延び、ほぼ同一平面上に位置していてもよい。
高電圧配線6において回路基板31の実装面33とは反対側に位置する側面46、および、低電圧配線7において回路基板31の実装面33とは反対側に位置する側面56は、回路基板31の実装面33に対して平行に延び、ほぼ同一平面上に位置していてもよい。
以上、回路モジュール1によれば、絶縁板41を挟んで互いに対向する高電圧配線6および低電圧配線7を含む配線構造体32が、回路基板31の実装面33の上に実装されている。
図4を参照して、高電圧配線6を流れる電流の向き、および、低電圧配線7を流れる電流の向きは、互いに逆向きである。これにより、高電圧配線6を流れる電流に起因して生じる磁界、および、低電圧配線7を流れる電流に起因して生じる磁界を相殺できる。
図4を参照して、高電圧配線6を流れる電流の向き、および、低電圧配線7を流れる電流の向きは、互いに逆向きである。これにより、高電圧配線6を流れる電流に起因して生じる磁界、および、低電圧配線7を流れる電流に起因して生じる磁界を相殺できる。
したがって、相互誘導効果に起因して、高電圧配線6および低電圧配線7の間に生じる相互インダクタンス成分の増加を抑制できる。これにより、高電圧配線6および低電圧配線7の間を流れる電流に生じるノイズの低減を図ることができる。
また、相互誘導作用により、差動的な相互インダクタンスが発生し、高電圧配線6および低電圧配線7のインダクタンスを低減でき、ノイズの原因となるサージ電圧を低減できる。
また、相互誘導作用により、差動的な相互インダクタンスが発生し、高電圧配線6および低電圧配線7のインダクタンスを低減でき、ノイズの原因となるサージ電圧を低減できる。
また、回路モジュール1によれば、高電圧配線6が導電板(バスバー)からなるので、電流経路の断面積の増加によって高電圧配線6の抵抗値を低減させることができる。これにより、高電圧配線6で生じる熱を抑制できる。
同様に、低電圧配線7が導電板(バスバー)からなるので、電流経路の断面積の増加によって低電圧配線7の抵抗値を低減させることができる。これにより、低電圧配線7で生じる熱の発生を抑制できる。
同様に、低電圧配線7が導電板(バスバー)からなるので、電流経路の断面積の増加によって低電圧配線7の抵抗値を低減させることができる。これにより、低電圧配線7で生じる熱の発生を抑制できる。
また、回路モジュール1によれば、高電圧配線6および低電圧配線7の対向面積を増加させることもできる。これにより、高電圧配線6側の磁界および低電圧配線7側の磁界を相殺できる面積を増加させることができる。よって、相互インダクタンス成分の増加を効果的に抑制できる。
また、回路モジュール1によれば、高電圧配線6および低電圧配線7が、回路基板31から露出している。これにより、配線構造体32で生じた熱を効率的に外部に放散させることができる。その結果、回路モジュール1の放熱性を高めることができる。
また、回路モジュール1によれば、高電圧配線6および低電圧配線7が、回路基板31から露出している。これにより、配線構造体32で生じた熱を効率的に外部に放散させることができる。その結果、回路モジュール1の放熱性を高めることができる。
特に、回路モジュール1によれば、配線構造体32が、絶縁板41の第1主面42および第2主面43が回路基板31の実装面33の法線方向に沿って延びる姿勢で、回路基板31の実装面33の上に実装されている。
これにより、高電圧配線6の第2主板面45および低電圧配線7の第2主板面55を回路基板31から露出させることができる。よって、回路基板31に対する高電圧配線6の露出面積および回路基板31に対する低電圧配線7の露出面積を確実に増加させることができるから、配線構造体32で生じた熱を、より一層効率的に外部に放散させることができる。
これにより、高電圧配線6の第2主板面45および低電圧配線7の第2主板面55を回路基板31から露出させることができる。よって、回路基板31に対する高電圧配線6の露出面積および回路基板31に対する低電圧配線7の露出面積を確実に増加させることができるから、配線構造体32で生じた熱を、より一層効率的に外部に放散させることができる。
また、図4を参照して、回路モジュール1によれば、高電圧配線6が、第1入力側段部50、第1出力側段部51および第1中間部52を有している。第1入力側段部50の厚さおよび第1出力側段部51の厚さは、第1中間部52の厚さよりも小さい。
この場合、第1入力端部47に入力された電流は、第1入力端部47および第1出力端部48の間を直線的に結ぶ最短経路を通って、第1出力端部48から出力される。つまり、高電圧配線6によれば、第1入力端部47および第1出力端部48の間を流れる電流の指向性を高めることができる。
この場合、第1入力端部47に入力された電流は、第1入力端部47および第1出力端部48の間を直線的に結ぶ最短経路を通って、第1出力端部48から出力される。つまり、高電圧配線6によれば、第1入力端部47および第1出力端部48の間を流れる電流の指向性を高めることができる。
同様に、図4を参照して、回路モジュール1によれば、低電圧配線7が、第2入力側段部60、第2出力側段部61および第2中間部62を有している。第2入力側段部60の厚さおよび第2出力側段部61の厚さは、第2中間部62の厚さよりも小さい。
この場合、第2入力端部57に入力された電流は、第2入力端部57および第2出力端部58の間を直線的に結ぶ最短経路を通って、第2出力端部58から出力される。つまり、低電圧配線7によれば、第2入力端部57および第2出力端部58の間を流れる電流の指向性を高めることができる。
この場合、第2入力端部57に入力された電流は、第2入力端部57および第2出力端部58の間を直線的に結ぶ最短経路を通って、第2出力端部58から出力される。つまり、低電圧配線7によれば、第2入力端部57および第2出力端部58の間を流れる電流の指向性を高めることができる。
これにより、高電圧配線6を流れる電流および低電圧配線7を流れる電流を確実に近接させることができる。よって、高電圧配線6側の磁界および低電圧配線7側の磁界を効果的に相殺できる。
また、この回路モジュール1によれば、高電圧配線6の第1中間部49をヒートシンクとして機能させることができる。同様に、低電圧配線7の第2中間部59をヒートシンクとして機能させることができる。よって、相互インダクタンス成分の増加を抑制しつつ、放熱性を向上できる。
また、この回路モジュール1によれば、高電圧配線6の第1中間部49をヒートシンクとして機能させることができる。同様に、低電圧配線7の第2中間部59をヒートシンクとして機能させることができる。よって、相互インダクタンス成分の増加を抑制しつつ、放熱性を向上できる。
図5は、本発明の第2実施形態に係る回路モジュール71の構造を模式的に示す斜視図である。以下では、回路モジュール1において述べた構造に対応する構造については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図5を参照して、回路モジュール71は、配線構造体32に接続されたヒートシンク72を含む点において、回路モジュール1とは異なる構造を有している。図5では、明瞭化のため、配線構造体32からヒートシンク72が分離された状態が示されている。
図5を参照して、回路モジュール71は、配線構造体32に接続されたヒートシンク72を含む点において、回路モジュール1とは異なる構造を有している。図5では、明瞭化のため、配線構造体32からヒートシンク72が分離された状態が示されている。
ヒートシンク72は、たとえば絶縁性の接着剤または放熱シートを介して配線構造体32の上に接続されている。ヒートシンク72は、接着剤または放熱シートを介して高電圧配線6に接続されていてもよい。ヒートシンク72は、接着剤または放熱シートを介して低電圧配線7に接続されていてもよい。
以上、回路モジュール71によれば、高電圧配線6および低電圧配線7が回路基板31から露出しているので、配線構造体32にヒートシンク72を接続できる。
以上、回路モジュール71によれば、高電圧配線6および低電圧配線7が回路基板31から露出しているので、配線構造体32にヒートシンク72を接続できる。
これにより、配線構造体32で生じた熱、ひいては回路基板31で生じた熱をヒートシンク72に効果的に伝達させることができる。これにより、放熱性をより一層向上できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することもできる。
前述の各実施形態において、板状の高電圧配線6に代えて、めっき法やスパッタ法等によって形成された膜状の高電圧配線6が採用されてもよい。
前述の各実施形態において、板状の低電圧配線7に代えて、めっき法やスパッタ法等によって形成された膜状の低電圧配線7が採用されてもよい。
前述の各実施形態において、第1入力側段部50を有さない第1入力端部47、または、第1出力側段部51を有さない第1出力端部48を含む高電圧配線6が採用されてもよい。
前述の各実施形態において、板状の低電圧配線7に代えて、めっき法やスパッタ法等によって形成された膜状の低電圧配線7が採用されてもよい。
前述の各実施形態において、第1入力側段部50を有さない第1入力端部47、または、第1出力側段部51を有さない第1出力端部48を含む高電圧配線6が採用されてもよい。
前述の各実施形態において、第1入力側段部50を有さない第1入力端部47、および、第1出力側段部51を有さない第1出力端部48を含む扁平な平板状の高電圧配線6が採用されてもよい。
前述の各実施形態において、第2出力側段部61を有さない第2出力端部58、または、第2入力側段部60を有さない第2入力端部57を含む低電圧配線7が採用されてもよい。
前述の各実施形態において、第2出力側段部61を有さない第2出力端部58、または、第2入力側段部60を有さない第2入力端部57を含む低電圧配線7が採用されてもよい。
前述の各実施形態において、第2出力側段部61を有さない第2出力端部58、および、第2入力側段部60を有さない第2入力端部57を含む扁平な平板状の低電圧配線7が採用されてもよい。
前述の第2実施形態において、ヒートシンク72は、高電圧配線6に接続されるように回路基板31の実装面33の上に配置されていてもよい。
前述の第2実施形態において、ヒートシンク72は、高電圧配線6に接続されるように回路基板31の実装面33の上に配置されていてもよい。
前述の第2実施形態において、ヒートシンク72は、低電圧配線7に接続されるように回路基板31の実装面33の上に配置されていてもよい。
前述の第2実施形態において、ヒートシンク72は、高電圧配線6に接続されるように回路基板31の実装面33の上に配置された第1のヒートシンクと、低電圧配線7に接続されるように回路基板31の実装面33の上に配置された第2のヒートシンクと、を含んでいてもよい。ヒートシンク72は、さらに、配線構造体32の上に接続された第3のヒートシンクを含んでいてもよい。
前述の第2実施形態において、ヒートシンク72は、高電圧配線6に接続されるように回路基板31の実装面33の上に配置された第1のヒートシンクと、低電圧配線7に接続されるように回路基板31の実装面33の上に配置された第2のヒートシンクと、を含んでいてもよい。ヒートシンク72は、さらに、配線構造体32の上に接続された第3のヒートシンクを含んでいてもよい。
前述の配線構造体32の接続先は、平滑コンデンサ5およびインバータ回路8の間に限定されない。配線構造体32は、高電圧配線6側の磁界および低電圧配線7側の磁界の相殺を要する如何なる電気回路にも組み込むことができる。
前述の回路モジュール1,71は、三相モータ3に電力を供給する電力変換装置として、車両用の電動パワーステアリング装置に組み込まれてもよい。
前述の回路モジュール1,71は、三相モータ3に電力を供給する電力変換装置として、車両用の電動パワーステアリング装置に組み込まれてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1,71…回路モジュール、2…直流電源、3…三相モータ、6…高電圧配線、7…低電圧配線、8…インバータ回路、31…回路基板、32…配線構造体、33…回路基板の実装面、41…絶縁板、42…絶縁板の第1主面、43…絶縁板の第2主面、44…高電圧配線の第1主板面、47…高電圧配線の第1入力端部、48…高電圧配線の第1出力端部、54…低電圧配線の第1主板面、57…低電圧配線の第2出力端部、58…低電圧配線の第2入力端部、71…回路モジュール、72…ヒートシンク
Claims (7)
- 実装面を有する回路基板と、
一方側の第1主面および他方側の第2主面を有する絶縁板、前記絶縁板の前記第1主面に設けられた高電圧配線、ならびに、前記絶縁板を挟んで前記高電圧配線と対向するように前記絶縁板の前記第2主面に設けられた低電圧配線を含み、前記回路基板の前記実装面の上に実装された配線構造体と、
前記高電圧配線および前記低電圧配線に接続され、前記回路基板の前記実装面の上に実装された電気回路と、を含む、回路モジュール。 - 前記配線構造体は、前記絶縁板の前記第1主面および前記第2主面が、前記回路基板の前記実装面の法線方向に沿って延びる姿勢で、前記回路基板の前記実装面の上に実装されている、請求項1に記載の回路モジュール。
- 前記高電圧配線は、導電板からなり、前記絶縁板の前記第1主面に主板面を対向させた姿勢で、前記絶縁板の前記第1主面に取り付けられており、
前記低電圧配線は、導電板からなり、前記絶縁板の前記第2主面に主板面を対向させた姿勢で、前記絶縁板の前記第2主面に取り付けられている、請求項1または2に記載の回路モジュール。 - 前記高電圧配線は、電気信号が入力される第1入力端部、および、電気信号を出力する第1出力端部を含み、
前記第1入力端部および前記第1出力端部は、いずれも、前記絶縁板の前記第1主面の法線方向に関して、前記高電圧配線に係る他の部分の厚さよりも小さい厚さを有している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回路モジュール。 - 前記低電圧配線は、電気信号が入力される第2入力端部、および、電気信号を出力する第2出力端部を含み、
前記第2入力端部および前記第2出力端部は、いずれも、前記絶縁板の前記第2主面の法線方向に関して、前記低電圧配線に係る他の部分の厚さよりも小さい厚さを有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路モジュール。 - 前記電気回路は、直流電源からの直流信号を、モータを駆動するための交流信号に変換するインバータ回路を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路モジュール。
- 前記配線構造体に接続されたヒートシンクをさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の回路モジュール。
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JP2017227996A JP2019102477A (ja) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | 回路モジュール |
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JP2017227996A JP2019102477A (ja) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | 回路モジュール |
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ID=66977130
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2019102477A (ja) |
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2017
- 2017-11-28 JP JP2017227996A patent/JP2019102477A/ja active Pending
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