JP2019102472A - Fpcケーブルの接続構造 - Google Patents

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正樹 神宮
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Abstract

【課題】FPCケーブルを接続するコネクタに無理な力が作用することを抑制するとともに、ノイズや静電気の伝達を抑制する。【解決手段】第1接続部30aは基板の所定面20aに取り付けられ、第2接続部30bはFPCケーブル40の第2端42に取り付けられ、FPCケーブルは、自然状態において、第1端41から直線状に延びる第1部44と、第1部から曲がった後に直線状に延びる第2部45と、第2部から第1部と反対方向に曲がって第2端まで延びる第3部46とを備え、第1部が第1端から基板に対して所定面と反対側へ延びるように、第1端が固定され、第1部は、基板に対して所定面と反対側へ延びた後に、基板に対して所定面側へ延びるように曲げられ、さらに所定面に間隔をおいて対向するように曲げられ、第2部及び第3部は、所定面に間隔をおいて対向し、第1接続部に第2接続部が嵌合している。【選択図】 図5

Description

本発明は、FPC(Flexible Printed Circuit)ケーブルをコネクタにより接続する接続構造に関する。
従来、主回路基板とパネル基板とを、フレキシブルケーブル及びコネクタを介して接続し、フレキシブルケーブルに補助プレートを取り付けた接続構造がある(特許文献1参照)。特許文献1に記載の接続構造では、補助プレートの一端が主回路基板に当たることで、フレキシブルケーブルに常に撓み余裕部を形成している。
特許第4255386号公報
ところで、特許文献1に記載の接続構造では、フレキシブルケーブルに常に撓み余裕部を形成することで、コネクタに無理な力が作用しないようにしている。しかしながら、補助プレートの一端が主回路基板に当たっているため、補助プレートを介して主回路基板とフレキシブルケーブルとの間でノイズや静電気が伝達されるおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、FPCケーブルを接続するコネクタに無理な力が作用することを抑制するとともに、ノイズや静電気の伝達を抑制することのできるFPCケーブルの接続構造を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するための第1の手段は、
第1端の固定されたFPCケーブルの第2端と基板とを、互いに嵌合する第1接続部及び第2接続部を備えるコネクタにより接続する接続構造であって、
前記第1接続部は、前記第1接続部に対する前記第2接続部の嵌合方向が前記基板に平行になるように、前記基板の所定面に取り付けられ、
前記第2接続部は、前記FPCケーブルの前記第2端に取り付けられ、
前記FPCケーブルは、自然状態において、前記第1端から直線状に延びる第1部と、前記第1部から曲がった後に直線状に延びる第2部と、前記第2部から前記第1部と反対方向に曲がって前記第2端まで延びる第3部とを備え、
前記第1端は、前記基板から前記嵌合方向と反対方向へ所定距離の位置で固定され、
前記第1部が前記第1端から前記基板に対して前記所定面と反対側へ延びるように、前記第1端が固定され、
前記第1部は、前記基板に対して前記所定面と反対側へ延びた後に、前記基板に対して前記所定面側へ延びるように曲げられ、さらに前記所定面に間隔をおいて対向するように曲げられ、
前記第2部及び前記第3部は、前記所定面に間隔をおいて対向し、
前記第1接続部に前記第2接続部が嵌合している。
上記構成によれば、FPCケーブルの接続構造において、FPCケーブルの第1端(一端)が固定され、互いに嵌合する第1接続部及び第2接続部を備えるコネクタにより、FPCケーブルの第2端(他端)と基板とが接続される。
第1接続部は、第1接続部に対する第2接続部の嵌合方向が基板に平行になるように、基板の所定面に取り付けられている。第2接続部は、FPCケーブルの第2端に取り付けられている。このため、第1接続部に対する第2接続部の嵌合方向が基板に垂直になる構成と比較して、基板の所定面側に必要なFPCケーブルを接続するスペースを小さくすることができる。しかしながら、第1接続部に対する第2接続部の嵌合方向が基板に平行になる構成では、基板とFPCケーブルとが近付き易く、基板とFPCケーブルとの間でノイズや静電気が伝達されるおそれがある。
そこで、FPCケーブルは、自然状態において、第1端から直線状に延びる第1部と、第1部から曲がった後に直線状に延びる第2部と、第2部から第1部と反対方向に曲がって第2端まで延びる第3部とを備えている。そして、第1端は、基板から嵌合方向と反対方向へ所定距離の位置で固定されている。第1部が第1端から基板に対して所定面と反対側へ延びるように、第1端が固定されている。第1部は、基板に対して所定面と反対側へ延びた後に、基板に対して所定面側へ延びるように曲げられ、さらに所定面に間隔をおいて対向するように曲げられている。FPCケーブルは所定の強度を有するため、基板に対して所定面と反対側から所定面側へ延びるように曲げられた第1部の形状を維持する力が発生する。このため、第1部には、第1部を所定面から離す方向の力が作用し、第1部が所定面に間隔をおいて対向した状態を維持し易くなる。
そして、第2部及び第3部は、所定面に間隔をおいて対向し、第1接続部に第2接続部が嵌合している。ここで、第1部に作用する力が第2部及び第3部に伝達されるため、第2部及び第3部が所定面に間隔をおいて対向した状態を維持し易くなる。このため、基板とFPCケーブルとが近付くことを抑制することができ、基板とFPCケーブルとの間でノイズや静電気が伝達されることを抑制することができる。ただし、第3部及び第2接続部に伝達される力が大きすぎると、コネクタに無理な力が作用し、接触不良等が生じる原因となるおそれがある。
この点、FPCケーブルは、自然状態において、第1端から直線状に延びる第1部と、第1部から曲がった後に直線状に延びる第2部とを備えている。このため、第3部及び第2接続部に伝達される力を、第1部及び第2部により緩和することができる。したがって、コネクタに無理な力が作用することを抑制することができる。
第2の手段では、前記所定面に垂直な方向において、前記第1接続部の一部と前記第1端の一部とが重複している。すなわち、所定面に垂直な方向において、第1接続部と第1端とが略等しい位置に配置されている。こうした構成では、FPCケーブルが撓むと、基板とFPCケーブルとが接触し易いが、その場合であっても基板とFPCケーブルとの接触を抑制することができる。
第3の手段では、前記FPCケーブルは、第1FPCケーブルであり、前記第1FPCケーブルと同一形状の第2FPCケーブルを備え、前記第1接続部は、前記第1FPCケーブルと前記第2FPCケーブルとで共通であり、前記第1FPCケーブルの前記第2接続部と前記第2FPCケーブルの前記第2接続部とが一体化されている。
上記構成によれば、FPCケーブルの接続構造は、上述したFPCケーブルである第1FPCケーブルと、第1FPCケーブルと同一形状の第2FPCケーブルとを備えている。そして、第1接続部は、第1FPCケーブルと第2FPCケーブルとで共通であり、第1FPCケーブルの第2接続部と第2FPCケーブルの第2接続部とが一体化されている。このため、一体化された第2接続部を共通の第1接続部に嵌合させることにより、第1FPCケーブル及び第2FPCケーブルを基板に接続することができる。さらに、こうした構成において、FPCケーブルを接続するコネクタに無理な力が作用することを抑制するとともに、ノイズや静電気の伝達を抑制することができる。
第4の手段では、
前記第1FPCケーブル及び前記第2FPCケーブルと異なる第3FPCケーブルを備え、
前記第3FPCケーブルの第1端が固定され、前記第3FPCケーブルの第2端と前記基板とが、互いに嵌合する第3接続部及び第4接続部を備えるコネクタにより接続され、
前記第3接続部は、前記第1接続部に一体化され、
前記第4接続部は、前記第3FPCケーブルの前記第2端に取り付けられ、
前記第3FPCケーブルは、自然状態において、前記第3FPCケーブルの前記第1端から前記第2端まで直線状に延びる直線状部を備え、
前記第3FPCケーブルの前記第1端は、前記基板から前記嵌合方向と反対方向へ前記所定距離の位置で固定され、
前記直線状部が前記第3FPCケーブルの前記第1端から前記基板に対して前記所定面と反対側へ延びるように、前記第3FPCケーブルの前記第1端が固定され、
前記直線状部は、前記基板に対して前記所定面と反対側へ延びた後に、前記基板に対して前記所定面側へ延びるように曲げられ、さらに前記所定面に間隔をおいて対向するように曲げられ、
前記第1FPCケーブルの前記第3部、前記第2FPCケーブルの前記第3部、及び前記直線状部における前記第4接続部との接続部が一体化され、
前記第1FPCケーブルの前記第2接続部、前記第2FPCケーブルの前記第2接続部、及び前記第3FPCケーブルの前記第4接続部が一体化されている。
上記構成によれば、FPCケーブルの接続構造は、第1FPCケーブル及び第2FPCケーブルと異なる第3FPCケーブルを備えている。第3FPCケーブルの第1端が固定され、第3FPCケーブルの第2端と基板とが、互いに嵌合する第3接続部及び第4接続部を備えるコネクタにより接続される。
ここで、第3接続部は、第1接続部に一体化され、第4接続部は、第3FPCケーブルの第2端に取り付けられている。そして、第3FPCケーブルは、第1FPCケーブルの第1部に準じた直線状部を備えているが、第2部に相当する構成を備えていない。このため、第3FPCケーブルを接続するコネクタに無理な力が作用しないようにするためには、直線状部を長くする必要があるが、その場合は直線状部が撓んで基板に接触し易くなる。
この点、第1FPCケーブルの第3部、第2FPCケーブルの第3部、及び直線状部における第4接続部との接続部が一体化されている。このため、第1FPCケーブルの第1部及び第2FPCケーブルの第1部に作用する力が、第3部を介して直線状部に伝達される。したがって、直線状部を長くした場合であっても、直線状部が基板に接触することを抑制することができる。そして、第1FPCケーブルの第2接続部、第2FPCケーブルの第2接続部、及び第3FPCケーブルの第4接続部が一体化されている。このため、一体化された第2接続部及び第4接続部を一体化された第1接続部に嵌合させることにより、第1FPCケーブル、第2FPCケーブル、及び第3FPCケーブルを基板に接続することができる。
第5の手段では、前記第1FPCケーブル及び前記第2FPCケーブルは、信号ケーブルであり、前記第3FPCケーブルは、電源ケーブルである。信号ケーブルと電源ケーブルとでは、信号ケーブルに伝達されるノイズや静電気が問題となり易い。上記構成によれば、基板と信号ケーブルとが近付くことを抑制することができ、信号ケーブルにノイズや静電気が伝達されることを抑制することができる。
第6の手段では、前記所定面が上向きになるように前記基板が配置されている。
上記構成によれば、所定面が上向きになるように基板が配置されており、重力によりFPCケーブルが基板の所定面に近付き易い構成において、基板とFPCケーブルとが近付くことを抑制することができる。
基板とコネクタとFPCケーブルとの位置関係を示す模式図。 第1比較例のFPCケーブルの接続構造を示す模式図。 第2比較例のFPCケーブルの接続構造を示す模式図。 本実施形態のFPCケーブルの接続構造を示す正面斜視図。 本実施形態のFPCケーブルの接続構造を示す側面斜視図。
以下、ICタグの読取器に具現化した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態のICタグの読取器は、例えば店舗や倉庫などで製品等に取り付けられたICタグに記憶された情報を読み取る機器として用いられる。
図1は、基板20とコネクタ(第2ソケット30a,第2プラグ30b)とFPCケーブル140との位置関係を示す模式図である。同図に示すように、ICタグの読取器10は、筐体11、第1ソケット13、FPCケーブル140、基板20、第2ソケット30a、第2プラグ30b等を備えている。
筐体11は、金属等により、中空の直方体状に形成されている。筐体11の側壁には、第1ソケット13が取り付けられている。第1ソケット13には、ケーブルの端部に取り付けられた第1プラグ(図示略)が接続される。第1ソケット13及び第1プラグにより、第1コネクタが構成されている。
筐体11の内部には、基板20が収納されている。基板20は、筐体11に固定されている。基板20の上面20a(所定面)には、第2コネクタ(コネクタ)を構成する第2ソケット30aが取り付けられている。第1ソケット13と第2ソケット30aとは、略等しい高さに配置されている。すなわち、基板20の上面20aに垂直な方向において、第1ソケット13の一部と第2ソケット30aとが重複している。なお、図示は省略しているが、基板20には、他の電子部品が実装されているとともに、配線パターンが形成されている。
第1ソケット13には、ピン13a,13bが接続されている。ピン13a,13bは、水平方向(第2ソケット30aに対する第2プラグ30bの嵌合方向と反対方向)において、基板20から所定距離だけ離れている。ピン13a,13bに、FPCケーブル140の第1端141が固定されている。すなわち、FPCケーブル140の第1端141は、基板20から上記嵌合方向と反対方向へ所定距離の位置で固定されている。基板20の上面20aに垂直な方向において、第1ソケット13の一部とFPCケーブル140の第1端141の一部とが重複している。FPCケーブル140の第2端142には、第2プラグ30bが取り付けられている。FPCケーブル140は、自然状態(力が加えられていない状態)において、第1端141から第2端142まで直線状に延びている。
FPCケーブル140が第1端141から基板20に対して上面20aと反対側(下方)へ延びるように、ピン13a,13bに第1端141が固定されている。FPCケーブル140は、基板20に対して上面20aと反対側へ延びた後に、基板20に対して上面20a側(上方)へ延びるように曲げられ、さらに上面20aに間隔をおいて対向するように曲げられている。そして、第2ソケット30a(第1接続部)には、第2コネクタを構成する第2プラグ30b(第2接続部)が嵌合している。
FPCケーブル140の第2端142と基板20の上面20aとの距離は、第2ソケット30aに対して第2プラグ30bを嵌合させる位置に依存している。筐体11や第1ソケット13に接続されるケーブル(図示略)にノイズが伝わり、破線の矢印で示すように、ピン13a,13b及びFPCケーブル140を介してノイズが伝達される。このため、同図に示すように、第2ソケット30aに対する第2プラグ30bの嵌合方向が基板20に平行になる構成では、基板20とFPCケーブル140とが近付き易く、基板20とFPCケーブル140との間でノイズが伝達されるおそれがある。
図2は、第1比較例のFPCケーブル240の接続構造を示す模式図である。同図では、ピン13a,13bと第2ソケット30aとの距離が図1の場合よりも長く、FPCケーブル240は図1のFPCケーブル140よりも長くなっている。その他の構成は、図1と同様である。
図2では、FPCケーブル240が撓んでおり、基板20の上面20aにFPCケーブル240が接触している。このため、破線の矢印で示すように、FPCケーブル240から基板20にノイズが伝達されるおそれがある。
図3は、第2比較例のFPCケーブル340の接続構造を示す模式図である。同図では、ピン13a,13bと第2ソケット30aとの距離が図1の場合と同等であり、FPCケーブル340は図1のFPCケーブル140よりも長くなっている。その他の構成は、図1と同様である。
図3では、FPCケーブル340が曲げ部343,344において大きく曲げられている。このため、FPCケーブル340に生じる曲げ応力が大きくなるとともに、FPCケーブル340から第2プラグ30bに作用する力が大きくなるおそれがある。したがって、第2ソケット30a及び第2プラグ30bに無理な力が作用し、第2ソケット30aの内部の接点30cで接触不良が生じたり、振動により接点30cが摩耗したりするおそれがある。
そこで、本実施形態では、図4,5に示すFPCケーブルの接続構造を採用している。図4は、本実施形態のFPCケーブルの接続構造を示す正面斜視図であり、図5は、本実施形態のFPCケーブルの接続構造を示す側面斜視図である。
図4に示すように、筐体11、第1ソケット13、ピン13a,13b,13c、基板20、第2コネクタ(第2ソケット30a,第2プラグ30b)、及びFPCケーブル140(以下、「第3FPCケーブル140」と称す)の位置関係は、図1と同様である。第3FPCケーブル140は、自然状態において、第3FPCケーブル140の第1端141から第2端142まで直線状に延びる直線状部143を備えている。なお、第3FPCケーブル140に対して、第2コネクタの第2ソケット30aは第3接続部に相当し、第2コネクタの第2プラグ30bは第4接続部に相当する。
それらに加えて、本実施形態のICタグの読取器10は、第3ソケット43、第4ソケット53、第1FPCケーブル40、第2FPCケーブル50等を備えている。
第3ソケット43及び第4ソケット53は、筐体11の側壁において第1ソケット13の両側にそれぞれ取り付けられている。第3ソケット43及び第4ソケット53と第2ソケット30a(第1接続部)とは、略等しい高さに配置されている。すなわち、基板20の上面20aに垂直な方向において、第3ソケット43及び第4ソケット53の一部と第2ソケット30a(第2ソケット30aの一部)とが重複している。
第3ソケット43には、ピン43a〜43d(ピン43a〜43cのみ図示)が接続されている。ピン43a〜43dは、水平方向(第2ソケット30aに対する第2プラグ30bの嵌合方向と反対方向)において、基板20から所定距離だけ離れている。ピン43a〜43dに、第1FPCケーブル40の第1端41が固定されている。すなわち、第1FPCケーブル40の第1端41は、基板20から上記嵌合方向と反対方向へ所定距離の位置で固定されている。基板20の上面20aに垂直な方向において、第2ソケット30aの一部と第1FPCケーブル40の第1端41の一部とが重複している。第1FPCケーブル40の第2端42には、第2プラグ30b(第2接続部)が取り付けられている。
第1FPCケーブル40は、自然状態において、第1端41から直線状に延びる第1部44と、第1部44から曲がった後に直線状に延びる第2部45と、第2部45から第1部44と反対方向に曲がって第2端42まで延びる第3部46とを備えている。すなわち、第1FPCケーブル40は、自然状態において、「L」字状(直角状)の部分を備えている。
図5に示すように、第1部44が第1端41から基板20に対して上面20aと反対側(下方)へ延びるように、ピン43a〜43dに第1端41が固定されている。すなわち、第1端41は、基板20に垂直になっている。第1部44は、基板20に対して上面20aと反対側へ延びた後に、基板20に対して上面20a側(上方)へ延びるように曲げられている。すなわち、第1部44には、「U」字状の曲げ部が形成されている。筐体11と「U」字状の曲げ部との間には、隙間L1が形成されている。さらに、第1部44は、上面20aに間隔をおいて対向するように曲げられている。
そして、第1部44に第2部45が接続されている。第2部45は、第1部44から直角に曲がった後に直線状に延びている。第2部45に第3部46が接続されている。第3部46は、第2部45から第1部44と反対方向に直角に曲がって、第2端42まで直線状に延びている。第2部45及び第3部46は、上面20aに間隔をおいて対向している。基板20の上面20aと第1部44、第2部45、及び第3部46との間には、隙間L2が形成されている。そして、第2ソケット30aに第2プラグ30bが嵌合している。
第4ソケット53及び第2FPCケーブル50は、第1ソケット13及び第3FPCケーブル140に対して、第3ソケット43及び第1FPCケーブル40と対称に形成されている。すなわち、第2FPCケーブル50は、第1FPCケーブル40と同一形状である。第1FPCケーブル40及び第2FPCケーブル50は、信号を伝達する信号ケーブルである。第3FPCケーブル140は、電力を供給する電源ケーブルである。
そして、図4に示すように、第1FPCケーブル40の第3部46、第2FPCケーブル50の第3部56、及び第3FPCケーブル140の直線状部143における第2プラグ30bとの接続部が一体化されている。第1FPCケーブル40の第2端42、第2FPCケーブル50の第2端52、及び第3FPCケーブル140の第2端142は、第2プラグ30bに接続されている。すなわち、第1FPCケーブル40、第2FPCケーブル50、及び第3FPCケーブル140の接続部は一体化されており、第2プラグ30bは共通の接続部となっている。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。ここでは、第1FPCケーブル40の利点を説明するが、第2FPCケーブル50も同様の利点を有する。
・第2ソケット30aは、第2ソケット30aに対する第2プラグ30bの嵌合方向が基板20に平行になるように、基板20の上面20aに取り付けられている。第2プラグ30bは、第1FPCケーブル40の第2端42に取り付けられている。このため、第2ソケット30aに対する第2プラグ30bの嵌合方向が基板20に垂直になる構成と比較して、基板20の上面20a側に必要な第1FPCケーブル40を接続するスペースを小さくすることができる。
・第1FPCケーブル40は所定の強度を有するため、基板20に対して上面20aと反対側(下方)から上面20a側(上方)へ延びるように曲げられた第1部44の形状を維持する力が発生する。このため、図5に矢印で示すように、第1部44には、第1部44を上面20aから離す方向の力が作用し、第1部44が上面20aに間隔をおいて対向した状態を、維持し易くなる。
・第2部45及び第3部46は、上面20aに間隔をおいて対向し、第2ソケット30aに第2プラグ30bが嵌合している。ここで、第1部44に作用する力が第2部45及び第3部46に伝達されるため、第2部45及び第3部46が上面20aに間隔をおいて対向した状態を維持し易くなる。このため、基板20と第1FPCケーブル40とが近付くことを抑制することができ、基板20と第1FPCケーブル40との間でノイズや静電気が伝達されることを抑制することができる。
・第1FPCケーブル40は、自然状態において、第1端41から直線状に延びる第1部44と、第1部44から曲がった後に直線状に延びる第2部45とを備えている。このため、第3部46及び第2プラグ30bに伝達される力を、第1部44及び第2部45により緩和することができる。したがって、第2コネクタ(第2ソケット30a,第2プラグ30b)に無理な力が作用することを抑制することができる。
・上面20aに垂直な方向において、第2ソケット30aの一部と第1端41の一部とが重複している。すなわち、上面20aに垂直な方向において、第2ソケット30aと第1端41とが略等しい位置に配置されている。こうした構成では、第1FPCケーブル40が撓むと、基板20と第1FPCケーブル40とが接触し易いが、その場合であっても基板20と第1FPCケーブル40との接触を抑制することができる。
・FPCケーブル40,50の接続構造は、第1FPCケーブル40と、第1FPCケーブル40と同一形状の第2FPCケーブル50とを備えている。そして、第2ソケット30aは、第1FPCケーブル40と第2FPCケーブル50とで共通であり、第1FPCケーブル40の第2プラグ30bと第2FPCケーブル50の第2プラグ30bとが一体化されている。このため、一体化された第2プラグ30bを共通の第2ソケット30aに嵌合させることにより、第1FPCケーブル40及び第2FPCケーブル50を基板20に接続することができる。さらに、こうした構成において、FPCケーブル40,50を接続する第2コネクタに無理な力が作用することを抑制するとともに、ノイズや静電気の伝達を抑制することができる。
・第1FPCケーブル40の第3部46、第2FPCケーブル50の第3部56、及び直線状部143における第2プラグ30bとの接続部が一体化されている。このため、第1FPCケーブル40の第1部44及び第2FPCケーブル50の第1部54に作用する力が、第3部46,56を介して直線状部143に伝達される。このため、直線状部143に基板20の上面20aから離す方向の力が作用する。したがって、直線状部143を長くした場合であっても、直線状部143が基板20に接触することを抑制することができる。そして、FPCケーブル40,50,140において、第2プラグ30bが一体化されている。このため、一体化された第2プラグ30bを一体化された第2ソケット30aに嵌合させることにより、第1FPCケーブル40、第2FPCケーブル50、及び第3FPCケーブル140を基板20に接続することができる。
・第1FPCケーブル40及び第2FPCケーブル50は、信号ケーブルであり、第3FPCケーブル140は、電源ケーブルである。信号ケーブルと電源ケーブルとでは、信号ケーブルに伝達されるノイズや静電気が問題となり易い。本実施形態によれば、特に基板20と信号ケーブルとが近付くことを抑制することができ、信号ケーブルにノイズや静電気が伝達されることを抑制することができる。
・上面20aが上向きになるように基板20が配置されており、重力により第1FPCケーブル40が基板20の上面20aに近付き易い構成において、基板20と第1FPCケーブル40とが近付くことを抑制することができる。
・読取器10にFPCケーブル40,50,140を組み付ける際に、図4,5に示す形状にするだけでよく、作業者は容易に組み付けを行うことができる。このため、作業者の熟練度にかかわらず、上述した作用効果を奏することができる。
なお、上記実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。上記実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・基板20の上面20a(所定面)が水平向きや下向きになるように、基板20(読取器10)を配置することもできる。その場合であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
・上面20aに垂直な方向において、第2ソケット30aと第1端41とが略等しい位置に配置されていない構成を採用することもできる。その場合、第2ソケット30aと第1端41との位置に応じて、第1FPCケーブル40の第1部44の長さを調節すればよい。
・読取器10が、第2FPCケーブル50を備えず、信号ケーブルである第1FPCケーブル40及び電源ケーブルである第3FPCケーブル140のみを備えていてもよい。その場合、第3FPCケーブル140を、第2FPCケーブル50と同様の構成にするとよい。
・ICタグの読取器10の基板20に限らず、他の装置の基板とFPCケーブルとを接続する接続構造に上記実施形態を適用することもできる。
11…筐体、13…第1ソケット、13a…ピン、13b…ピン、13c…ピン、20…基板、20a…上面(所定面)、30a…第2ソケット(第1接続部、第3接続部)、30b…第2プラグ(第2接続部、第4接続部)、40…第1FPCケーブル(FPCケーブル)、41…第1端、42…第2端、43…第3ソケット、43a…ピン、43b…ピン、43c…ピン、44…第1部、45…第2部、46…第3部、50…第2FPCケーブル(FPCケーブル)、52…第2端、53…第4ソケット、56…第3部、140…第3FPCケーブル、141…第1端、142…第2端、143…直線状部、240…FPCケーブル、340…FPCケーブル。

Claims (6)

  1. 第1端の固定されたFPCケーブルの第2端と基板とを、互いに嵌合する第1接続部及び第2接続部を備えるコネクタにより接続する接続構造であって、
    前記第1接続部は、前記第1接続部に対する前記第2接続部の嵌合方向が前記基板に平行になるように、前記基板の所定面に取り付けられ、
    前記第2接続部は、前記FPCケーブルの前記第2端に取り付けられ、
    前記FPCケーブルは、自然状態において、前記第1端から直線状に延びる第1部と、前記第1部から曲がった後に直線状に延びる第2部と、前記第2部から前記第1部と反対方向に曲がって前記第2端まで延びる第3部とを備え、
    前記第1端は、前記基板から前記嵌合方向と反対方向へ所定距離の位置で固定され、
    前記第1部が前記第1端から前記基板に対して前記所定面と反対側へ延びるように、前記第1端が固定され、
    前記第1部は、前記基板に対して前記所定面と反対側へ延びた後に、前記基板に対して前記所定面側へ延びるように曲げられ、さらに前記所定面に間隔をおいて対向するように曲げられ、
    前記第2部及び前記第3部は、前記所定面に間隔をおいて対向し、
    前記第1接続部に前記第2接続部が嵌合している、FPCケーブルの接続構造。
  2. 前記所定面に垂直な方向において、前記第1接続部の一部と前記第1端の一部とが重複している、請求項1に記載のFPCケーブルの接続構造。
  3. 前記FPCケーブルは、第1FPCケーブルであり、
    前記第1FPCケーブルと同一形状の第2FPCケーブルを備え、
    前記第1接続部は、前記第1FPCケーブルと前記第2FPCケーブルとで共通であり、
    前記第1FPCケーブルの前記第2接続部と前記第2FPCケーブルの前記第2接続部とが一体化されている、請求項1又は2に記載のFPCケーブルの接続構造。
  4. 前記第1FPCケーブル及び前記第2FPCケーブルと異なる第3FPCケーブルを備え、
    前記第3FPCケーブルの第1端が固定され、前記第3FPCケーブルの第2端と前記基板とが、互いに嵌合する第3接続部及び第4接続部を備えるコネクタにより接続され、
    前記第3接続部は、前記第1接続部に一体化され、
    前記第4接続部は、前記第3FPCケーブルの前記第2端に取り付けられ、
    前記第3FPCケーブルは、自然状態において、前記第3FPCケーブルの前記第1端から前記第2端まで直線状に延びる直線状部を備え、
    前記第3FPCケーブルの前記第1端は、前記基板から前記嵌合方向と反対方向へ前記所定距離の位置で固定され、
    前記直線状部が前記第3FPCケーブルの前記第1端から前記基板に対して前記所定面と反対側へ延びるように、前記第3FPCケーブルの前記第1端が固定され、
    前記直線状部は、前記基板に対して前記所定面と反対側へ延びた後に、前記基板に対して前記所定面側へ延びるように曲げられ、さらに前記所定面に間隔をおいて対向するように曲げられ、
    前記第1FPCケーブルの前記第3部、前記第2FPCケーブルの前記第3部、及び前記直線状部における前記第4接続部との接続部が一体化され、
    前記第1FPCケーブルの前記第2接続部、前記第2FPCケーブルの前記第2接続部、及び前記第3FPCケーブルの前記第4接続部が一体化されている、請求項3に記載のFPCケーブルの接続構造。
  5. 前記第1FPCケーブル及び前記第2FPCケーブルは、信号ケーブルであり、
    前記第3FPCケーブルは、電源ケーブルである、請求項4に記載のFPCケーブルの接続構造。
  6. 前記所定面が上向きになるように前記基板が配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のFPCケーブルの接続構造。
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