JP2019101696A - 機器管理装置、端末装置、機器管理システム、機器管理方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
機器の保全等を行うスタッフが持つ情報と、管理者がアクセスできる情報との間に乖離があった。その乖離の原因は、スタッフが管理者に対する報告を怠ったり、報告する際に間違ったりするためであった。そのような情報の乖離があると、管理者は、現場での機器の状況を正しく把握することができず、適切に管理することができないため、適切な保全計画や予算計画を立てることができない、という問題が生じていた。
第1に、機器の実際の所在および状態が、体系的に把握できていなかった。
第2に、機器の個体が管理されておらず、複数の機器に共通する型(型番)ごとの機器の数が把握されているのみであった。
第3に、機器の予備品(交換用に保管されている機器等)の正確な数を把握できないという問題があった。例えば、実際に機器がないのにコンピューター上の台帳では機器が存在することとなっていた。また、例えば、逆に、機器が実際にはあるのにコンピューター上の台帳では機器が存在しないこととなっていた。
第4に、機器の保全業務が正確に行われたか否かの情報を、管理者側では把握することが困難であった。
第5に、機器の取り付け忘れや取り付け間違いの情報を、管理者側では把握することが困難であった。また、機器の取り外し間違いの情報も、管理者側では把握することが困難であった。
第6に、例えば機器を交換したときに、変更前の機器のタグ情報を交換後の機器のタグ情報として設定する、または機器を取り外したときに機器のタグ情報を削除する等のタグ情報の変更を忘れてしまうといったことが発生し得た。これにより、プラント全体における機器の情報が不正確なものとなってしまうこととなっていた。
第7に、機器の校正の実施状況を、管理者側では把握することが困難であった。
図1は、本実施形態による機器管理システムの概略機能構成を示す機能ブロック図である。機器管理システム100は、複数の機器5を個体として管理するためのシステムである。図示するように、機器管理システム100は、機器管理装置1と、モバイル端末装置2と、PC・3(パーソナルコンピューター)と、ネットワーク7とを含んで構成される。機器管理システム100は、Device Lifecycle Managementソリューションであり、プラントの保全業務における機器設備の管理、予算計画、保全計画を支援するものである。
なお、図においてはモバイル端末装置2を1台だけ示しているが、実際には複数のモバイル端末装置2が、機器管理システム100内に含まれていてもよい。
なお、図においては機器5を1台だけ示しているが、実際には複数の機器5が、機器管理システム100内に含まれていてもよい。
図1に示すように、機器管理装置1は、処理部11と、判定部12と、記憶部14と、出力部15と、通信部16と、を含んで構成される。機器管理装置1を構成する各部は、例えば、電気回路によって実現される。また、各部は、必要に応じて半導体メモリーや磁気ハードディスク装置等の記憶手段を備える。また、各部は、コンピューターとプログラムとで実現されてもよい。
通信部16は、例えば通信ネットワークを介して、モバイル端末装置2との間でデータ通信を行う。例えば、通信部16は、モバイル端末装置2から機器5の識別情報を受信する。また、例えば、通信部16は、機器のアクションに関する情報を、モバイル端末装置2から受信する。また、通信部16は、モバイル端末装置2に、記憶部14から読み出された機器固有情報を送信する。
出力部22は、情報を出力する。出力部22は、例えば、液晶画面等で情報を出力する。
入力部23は、例えばタッチパネル等の入力手段により、外部からの情報を受け付ける。例えば、機器識別部24によって個体識別された機器に関するアクションの入力を、入力部23は受け付ける。また、そのアクションに付随する情報を入力部23は受け付ける。また、機器に関するフリーコメントを入力部23が受け付けるようにしてもよい。
位置情報取得部25は、自装置(モバイル端末装置2)の位置の情報を取得する。例えば、位置情報取得部25は、GPS(全地球測位システム)の機能を用いて、複数の人工衛星からの無線信号に基づいて自装置の位置を取得する。位置情報取得部25は、自装置の位置情報を、例えば、経度および緯度の値として取得する。
記憶部26は、少なくとも一時的に情報を記憶する。
通信部27は、例えば通信ネットワークを介して、機器管理装置1との間でデータ通信を行う。例えば、通信部27は、機器識別部24が取得した機器5の識別情報を、機器管理装置1に送信する。また、例えば、通信部27は、ユーザーの操作等によって設定された機器へのアクションに関する情報を、機器管理装置1に送信する。具体的には、通信部27は、処理部21によって選択されたアクションの情報を、機器管理装置1に送信する。また、通信部27は、機器管理装置1から機器5に固有の情報を受信する。
機器管理システム100において、機器5のステートの定義は、下の表1に示す通りである。なお、表1において、ST01からST16までは、各ステートを識別するために便宜的に付与した符号である。
図示する通り、ステート遷移は次の通りである。なお、ステート遷移は、前ステートと、アクションと、次ステートとの組の集合として定義することができる。
機器管理装置1の記憶部14は、予めこのステート遷移の定義を記憶しておく。そして処理部11は、このステート遷移の定義を参照して前ステートとアクションとに基づき次ステートを決定し、機器のステートを更新する処理を行う。
(1)前ステート「出荷済み」(ST01,Shipped)において、アクション「受け取り(Receipt)」が入力されると、次ステート「配達済み」(ST02,Delivered)に遷移する。
(2)前ステート「配達済み」(ST02,Delivered)において、アクション「受け入れ(Accept)」が入力されると、次ステート「受け入れ済み」(ST03,Accepted)に遷移する。
(3)前ステート「配達済み」(ST02,Delivered)において、アクション「受け入れ拒絶(Decline)」が入力されると、次ステート「受け入れ拒絶」(ST04,Declined)に遷移する。
(4)前ステート「受け入れ済み」(ST03,Accepted)において、アクション「入庫(Check-in)」が入力されると、次ステート「保管」(ST05,Stocked)に遷移する。
(5)前ステート「受け入れ拒絶」(ST04,Declined)から他のステートへの遷移は定義されていない。
(6)前ステート「保管」(ST05,Stocked)において、アクション「所在変更(Location Change)」が入力されると、次ステート「保管」(ST05,Stocked)に遷移する。
(7)前ステート「保管」(ST05,Stocked)において、アクション「廃棄(Dispose)」が入力されると、次ステート「廃棄」(ST06,Disposed)に遷移する。
(8)前ステート「保管」(ST05,Stocked)において、アクション「紛失(Lost)」が入力されると、次ステート「行方不明」(ST07,Lost)に遷移する。
(9)前ステート「保管」(ST05,Stocked)において、アクション「出庫(Check out)」が入力されると、次ステート「出庫済み」(ST08,Checked-out)に遷移する。
(10)前ステート「廃棄」(ST06,Disposed)から他のステートへの遷移は定義されていない。
(11)前ステート「行方不明」(ST07,Lost)から他のステートへの遷移は定義されていない。
(12)前ステート「出庫済み」(ST08,Checked-out)において、アクション「入庫(Check in)」が入力されると、次ステート「保管」(ST05,Stocked)に遷移する。
(13)前ステート「出庫済み」(ST08,Checked-out)において、アクション「設置(install)」が入力されると、次ステート「設置済み」(ST09,Installed)に遷移する。
(15)前ステート「設置済み」(ST09,Installed)において、アクション「除去(Remove)」が入力されると、次ステート「除去済み」(ST10,Removed)に遷移する。
(16)前ステート「除去済み」(ST10,Removed)において、アクション「入庫(Check in)」が入力されると、次ステート「保管」(ST05,Stocked)に遷移する。
(17)前ステート「除去済み」(ST10,Removed)において、アクション「廃棄(Dispose)」が入力されると、次ステート「廃棄」(ST06,Disposed)に遷移する。
(18)前ステート「除去済み」(ST10,Removed)において、アクション「設置(Install)」が入力されると、次ステート「設置済み」(ST09,Installed)に遷移する。
(19)前ステート「除去済み」(ST10,Removed)において、アクション「保全実施(Maintenance)」が入力されると、次ステート「除去済み」(ST10,Removed)に遷移する。
(20)前ステート「除去済み」(ST10,Removed)において、アクション「センドバック修理(Send-back Repair)」が入力されると、次ステート「センドバック修理」(ST15,Send-back Repair)に遷移する。
(21)前ステート「除去済み」(ST10,Removed)において、アクション「センドバック校正(Send-back Calibration)」が入力されると、次ステート「センドバック校正」(ST16,Send-back Calibration)に遷移する。
(22)前ステート「不明機器」(ST11,Unknown-device)において、アクション「入庫(Check in)」が入力されると、次ステート「保管」(ST05,Stocked)に遷移する。
(23)前ステート「仕様決定済み」(ST12,Designed)において、アクション「見積と注文(Estimate and Order)」が入力されると、次ステート「注文済み」(ST13,Ordered)に遷移する。
(24)前ステート「注文済み」(ST13,Ordered)において、アクション「製造(Manufacture)」が入力されると、次ステート「製造済み」(ST14,Manufactured)に遷移する。"
(25)前ステート「製造済み」(ST14,Manufactured)において、アクション「出荷(Ship)」が入力されると、次ステート「出荷済み」(ST01,Shipped)に遷移する。
(26)前ステート「センドバック修理」(ST15,Send-back Repair)において、アクション「工場修理実施(Factory Repair)」が入力されると、次ステート「出荷済み」(ST01,Shipped)に遷移する。
(27)前ステート「センドバック校正」(ST16,Send-back Calibration)において、アクション「工場校正実施(Factory Calibration)」が入力されると、次ステート「出荷済み」(ST01,Shipped)に遷移する。
上記手順において、外部のシステム(発注管理システムや生産システム等)から機器管理装置1に機器のデータを渡す方法として、例えば、シリアル番号のリストを有するテキストデータを機器管理装置1にインポート(デジタルハンドオーバー)する方法を用いることができる。あるいは、シリアル番号のリストを、機器管理装置1のユーザーが手入力するようにしてもよい。
以上、発注時、製造時、および出荷時の3段階においてデータを機器管理装置1に登録する場合の手順の例を説明した。ただし、例えば、発注時のデータ登録を省略したり、製造時のデータ登録を省略したりするなど、適宜、業務プロセスに合わせた手順を用いてもよい。
図3は、機器管理装置1の記憶部14が記憶する機器個体情報の構成およびデータ例を示す概略図である。図示するように、機器個体情報は表形式のデータであり、このデータの各行が機器個体に対応する。なお、同図では、参照のための行番号(1から8まで)をデータの各行に付している。機器個体情報は、機器個体識別情報と機器個体固有情報とを有している。機器個体識別情報は、データ項目として、シリアル番号と、ベンダー名とを含む。機器個体固有情報は、データ項目として、型番と、タグ情報と、現在ステートと、要メンテナンスフラグと、初期チェックフラグと、ロケーションと、GPS座標と、理由と、配送管理番号と、注文書番号とを含む。各データ項目の意味は、次の通りである。
ベンダー名は、機器を製造し販売するベンダーの名称である。
型番は、機器の型を識別するための情報である。
タグ情報は、機器管理システム100を運営する組織が有するプラント等において、機器の設置場所および機能に対して付与した情報である。例えば、ある設置場所においてある機能を有する機器が交換されたとき、交換前の機器と交換後の機器は互いに異なるシリアル番号を有するが、タグ情報は交換前の機器から交換後の機器に引き継がれる。
現在ステートは、機器の現時点でのステートを表す情報である。
要メンテナンスフラグおよび初期チェックフラグは、それぞれ、既に表2で説明したフラグである。
ロケーションは、機器が存在する場所を表す情報である。例えば、機器が倉庫に保管されている場合(ステートが「保管(Stocked)」である場合)、倉庫内のラックを識別する情報がロケーション情報となり得る。また、ラックを識別する情報と、ラック内における位置の情報とを組み合わせてロケーション情報としてもよい。また、ラックを識別する情報の代わりに、例えば、倉庫内の区画を識別する情報等をロケーション情報としてもよい。
GPS座標は、機器が存在する場所を、経度および緯度による座標値で表した情報である。この座標情報は、例えば、GPS信号に基づいて算出される。
理由は、機器に関する所定事象に関連付けて記録される理由の情報である。例えば、要メンテナンスフラグが「ON」(メンテナンス要を表す)である場合、その理由として、機器から出力されたアラームの種別を表す情報が当該欄に記録される。
配送管理番号は、機器が配送される際に配送業者等がその機器の荷物を識別するために付与した情報である。例えば、機器のステートが「出荷済み(Shipped)」である場合に、配送業者側から与えられる配送管理番号の情報が、当該欄に記録される。配送業者の情報システムは、配送管理番号を用いて荷物を追跡するため、この配送管理番号を鍵として照会することにより出荷された機器の所在を把握することができる。
注文書番号は、機器の注文を識別するための情報である。注文書番号を鍵として照会することにより、機器の注文に関する情報を把握することができる。
アクションは、アクションの種別を表す情報である。
ステートは、遷移後のステートを表す情報である。
要メンテナンスフラグは、当該タイミングにおけるステート遷移後の要メンテナンスフラグの値である。日時が「2016/04/11 11:00:00」の時、機器のステートは「設置(Installed)」で、要メンテナンスフラグの値は、メンテナンスが必要とされないことを表す「OFF」である。次に、日時「2017/09/25 11:00:00」において機器管理装置1がモバイル端末装置2から、アクションとして「保全要請(Request Maintenance)」を受け付けた際に、機器管理装置1は、要メンテナンスフラグをメンテナンスが必要とされることを表す「ON」に更新する。
初期チェックフラグは、当該タイミングにおけるステート遷移後の初期チェックフラグの値である。日時が「2016/01/10 15:00:00」の時、機器のステートは「配達済み(Delivered)」であり、初期チェックフラグの値は、機器の初期動作が確認されていないことを表す「OFF」である。その後、保全スタッフが機器の初期動作が正常であることを確認して機器を受領する。このとき、機器管理装置1は、モバイル端末装置2からアクションとして「受け入れ(Accept)」を受信すると、初期チェックフラグを、初期動作確認済みであることを表す「ON」に更新する。
仕様書は、その型の機器の仕様書を参照する情報である。仕様書欄に格納するデータは、例えば、仕様書のURL(ユニフォームリソースロケータ―)であってもよいし、仕様書の文書管理番号等であってもよい。また、型番固有情報の仕様書欄に、仕様書文書そのものを格納するようにしてもよい。
手順書は、その型の機器を設置したり、校正したり、運用したりするための手順書を参照する情報である。手順書欄に格納するデータも、例えば、手順書のURLあるいは文書管理番号等であってよい。また、手順書欄に、手順書文書そのものを格納するようにしてもよい。
スペックは、その型の機器の様々な仕様の情報を保持する。
プロトコルは、上記のスペックに含まれる項目の一つであり、その型の機器が他の機器等と通信を行う際に用いる通信プロトコルの種類を特定する情報を保持する。
スペックには、プロトコル以外のデータ項目がさらに含まれていてもよい。
図6は、機器管理システム100の動作における処理例を示すシーケンス図である。同図に示すシーケンスは、故障した機器A(そのタグ情報は「PT−001」)を別の機器である機器Bに交換する際の、機器管理システム100内の各装置の処理および装置間の通信等を示す。以下、このシーケンスに沿って説明する。
ステップS11において、保全スタッフがモバイル端末装置2を操作することにより、モバイル端末装置2は、機器Aの機器個体識別情報を読み取る。機器個体識別情報は、例えば、機器Aに貼付された2次元コードである。
ステップS12において、モバイル端末装置2は、ステップS11で読み取った機器個体識別情報を、機器管理装置1に送信する。機器管理装置1は、機器個体識別情報を鍵として機器個体情報を検索する。
ステップS13において、機器管理装置1は、ステップS12で受信した機器個体識別情報に対応する機器個体情報を、モバイル端末装置2に返送する。
ステップS14において、保全スタッフは、モバイル端末装置2が受信した機器Aの機器個体情報を参照する。また、保全スタッフは、機器Aの点検作業を行う。点検作業の結果、保全スタッフは保全要請することを決定する。
ステップS16において、機器管理装置1は、受信したアクションの情報およびアクションに付随する情報を登録する。また、機器管理装置1は、受信したアクションの情報に基づいて、機器Aのステートを更新するとともに、記憶部14に記憶された要メンテナンスフラグを「ON」に更新する。管理者は、PC・3を介して、機器管理装置1の情報を参照し、保守計画を立案する。その一環として、管理者は、機器管理装置1が保持する機器個体情報を検索する処理を実行させ、要メンテナンスフラグが「ON」である機器のリストを閲覧する。管理者は、そのリストを閲覧し、機器Aを交換することを決定する。具体的には、管理者は、機器B(現ステートは、保管(ST01,Stocked))で機器Aをリプレースすることを決定する。管理者は、PC・3を操作し、機器の交換指示に関する情報を機器管理装置1に入力する。
ステップS18において、保全スタッフは、モバイル端末装置2を操作することにより、機器Aのタグ情報(Tag No.)と、機器Bのロケーション情報とを照会する。モバイル端末装置2は、機器Aのタグ情報と、機器Bのロケーション情報とを問い合わせるメッセージを機器管理装置1に送信する。
ステップS19において、機器管理装置1は、ステップS18におけるモバイル端末装置2からのメッセージに基づき、記憶部14内の機器固有情報を検索する。そして、機器管理装置1は、機器Aのタグ情報と、機器Bのロケーション情報とを、モバイル端末装置2に返送する。
ステップS21において、保全スタッフがモバイル端末装置2を操作することにより、モバイル端末装置2は、機器Bの機器個体識別情報を読み取る。機器個体識別情報は、例えば、機器Bに貼付された2次元コードである。このとき、モバイル端末装置2が、機器Aの機器個体識別情報を合わせて読み取るようにしてもよい。
ステップS22において、モバイル端末装置2は、ステップS21で読み取った機器Bの機器個体識別情報を、機器管理装置1に送信する。機器管理装置1は、機器個体識別情報を鍵として機器個体情報を検索する。
ステップS23において、機器管理装置1は、ステップS22で受信した機器個体識別情報に対応する機器個体情報を、モバイル端末装置2に返送する。
ステップS25において、保全スタッフは、モバイル端末装置2を操作し、機器交換に関する情報を入力する。具体的には、モバイル端末装置2は、機器Aに関してアクション「除去(Remove)」を登録する。また、モバイル端末装置2は、機器Bに関して、アクション「出庫(Check out)」およびアクション「設置(Install)」を登録する。モバイル端末装置2は、保全スタッフによる操作に基づき、アクション「設置」に関しては、付随情報としてタグ情報「Tag no.:PT−001」を登録する。モバイル端末装置2は、機器AおよびBごとに登録する上記アクションの情報とその付随情報とを、機器管理装置1に送信する。
ステップS26において、機器管理装置1は、ステップS25で受信したアクションの情報およびその付随情報を記憶部14に書き込む。また、機器管理装置1は、機器Aおよび機器Bのそれぞれについて、ステート遷移を行い、各機器の現ステートの情報を更新する。
以上で、図6に示したシーケンスの処理を終了する。
機器管理装置1の処理部11は、所定のタイミングにおける現ステートの種別ごとの機器の台数を表す統計情報を出力する。言い換えれば、処理部11は、下記を含め、所定のタイミングにおける現ステートの種別ごとの機器の台数に基づく様々な情報を出力する。
そのために、機器管理装置1の処理部11は、選択されたタブ(「Plant A」等)に応じて、当該プラントに属する機器の情報を参照し、各ステート(「受け入れ済み(Accepted)」や「保管(Stocked)」等)の機器の台数をカウントする。
また、機器管理装置1の処理部11は、選択されたプラントに属する機器の情報(履歴を含む)を参照し、日付ごとに、各ステートに該当する機器の台数をカウントする。そして、処理部11は、ステートごとの折れ線グラフを描く処理を行う。また、処理部11は、管理者等によって設定された適正在庫量下限値を記憶部14から読み出し、上記グラフの描画領域に重ねて、適正在庫量下限を表す線を描画する。
機器管理装置1の処理部11は、近日に(例えば、過去X日以内(Xは予め設定された自然数))機器の情報に変化があったか否かを判断する。当該期間に変化がなかった場合には、処理部11は、「変化ありません」という意味のメッセージを出力する。当該期間に変化があった場合には、その変化の内容を要約したテキストを生成しメッセージとして出力する。また、処理部11は、近日に受け入れられた(Accepted)機器があれば、その旨を表すメッセージを出力するとともに、「ワークオーダー」を発行するためのボタンを表示させる。現時点で、ステート「保管(stocked)」の機器の台数が適正在庫量下限値を下回っているか否かを判断する。保管台数が適正在庫量下限値を下回っている場合には、「パーツオーダー」を発行するためのボタンを表示させる。
なお、在庫台数に関する情報を機器の型番ごとに管理することにより、統計情報の表示や、「パーツオーダー」ボタンの表示を型番ごとに行うようにすることもできる。
(1)ステートが「設置済み(Installed)」、且つ要メンテナンスフラグがON。
(2)ステートが「除去済み(Removed)」、且つ要メンテナンスフラグがON。
(3)ステートが「除去済み(Removed)」、且つ要メンテナンスフラグがOFF。
(4)ステートが「設置済み(Installed)」、且つ要メンテナンスフラグがOFF。
なお、図7で示した台数の情報は、表4の「倉庫作業管理者」向けである。
図8は、機器管理装置1が機器リストの形式で提示する情報の構成例を示す概略図である。機器管理装置1は、この機器リストの形式の情報をPC・3やモバイル端末装置2に送信する。PC・3やモバイル端末装置2は、機器リストの形式による情報を受信すると、その情報を画面等に表示する。ユーザーはリスト形式で表示された情報を参照することにより、プラントに含まれる機器を一覧表の形で把握することができる。
例えば、図中のGPS座標のデータをクリック可能とする。ユーザーがGPS座標のデータをクリックする操作を行うと、地図アプリケーションがPC・3上あるいはモバイル端末装置2上で起動され、当該GPS座標に該当する地点を含む地図が画面上に表示されるようにする。なお、地図データは、予めPC・3やモバイル端末装置2が保持しておくようにするか、通信回線(インターネット等)を介して外部のサーバー装置から取得できるようにする。
また、例えば、配送管理番号のデータをクリック可能とする。ユーザーが配送管理番号のデータをクリックする操作を行うと、配送業者のウェブサイトを表示するブラウザー画面が立ち上がり、当該配送管理番号の荷物の追跡情報が表示されるようにする。配送中の荷物の追跡情報は、配送業者のウェブサーバー装置に接続されたデータベース内に保持されている。
また、例えば、注文書番号のデータをクリック可能とする。ユーザーが注文書番号をクリックする操作を行うと、注文内容を表示する画面が立ち上がる。注文内容の情報は、例えば、発注管理システムから抽出されたデータに含まれて、機器管理装置1が保持している。あるいは、注文内容の情報を、機器ベンダーのデータベースから取得するようにしてもよい。
また、例えば、型番やシリアル番号のデータをクリック可能とする。ユーザーが型番またはシリアル番号をクリックする操作を行うと、ウェブのハイパーリンクにより、当該機器の仕様書あるいは作業手順書の文書データが画面に表示されるようにする。
図9は、機器管理装置1がPC・3の画面に表示させるデータの一例であり、機器保全計画に用いることのできるタグ履歴データを示す。
なお、画面表示における視認性を上げるため、ステートごとに色分けして表示するようにしてもよい。
4台の機器は、すべて、2016年1月1日の時刻09:00においてステート「出荷済み(Shipped)」であった。また、同日の時刻10:00においてステート「配達済み(Delivered)」であった。また、同日の時刻11:00においてステート「受け入れ済み(Accepted)」であった。また、同日の時刻12:00においてステート「保管(Stocked)」であった。
シリアル番号「99AA00102」の機器は、シリアル番号「99AA00101」の機器と交換するため、「設置(Installed)」されてプラント内で稼働を開始する。その後、シリアル番号「99AA00102」の機器は、シリアル番号「99AA00103」の機器と交換されるため、「除去済み(Removed)」になる。この後の、シリアル番号「99AA00103」の機器、および「99AA00104」の機器に関しても、同様にステートが遷移する。
交換が行われた3台の機器は、ほぼ半年(6ヶ月)ずつずれたタイミングで、出庫され、設置され、除去され、廃棄されたことを、このデータは表している。
最も下の、シリアル番号「99AA00104」の機器は、現在(2017年8月15日の現時刻)においてステート「設置済み(Installed)」である。そして、既に交換した3台の機器の履歴によると、設置から半年後に廃棄されているので、シリアル番号「99AA00104」の機器も、設置から半年後である2018年1月1日頃に除去し廃棄する計画が適切であることを、このデータは表している。
図10は、機器管理装置1がPC・3の画面に表示させるデータの別の例であり、機器保全計画に用いることのできるタグ履歴データを示す。図示するように、このタグ履歴データは時系列のアクションとして表されている。図示する例では、日時の降順にデータは整列されている。このデータ例は、タグ情報「A−PT805」に関する履歴データである。このタグには、シリアル番号「AAAA−0001」および「91F900443」の2台の機器が含まれる。
機器管理装置1がプラント等において使用する機器個体の現ステートを記憶するとともに適宜更新するため、各機器がどういう状態にあるかを管理し、把握することができる。また、機器管理装置1が機器個体の位置を記憶するため、各機器の位置を把握することができる。つまり、機器管理装置1は、型番単位で機器を管理するのではなく機器個体を管理する。したがって、同じ型番の機器でも、個体ごとに、ステートや、位置(ラック位置や、GPS座標等)や、タグ情報をそれぞれ管理し、把握することができる。
機器管理装置1は、設置される前の段階の機器個体のステート(例えば、出荷済み、受け取り済み、受け入れ済み、保管等のステート)を正しく把握する。したがって、機器管理システム100全体として、正確な予備品の数を把握することができる。
機器管理装置1は、保全要請や保全実施のアクションを把握する。つまり、保全業務が正しく行われたことを、機器管理装置1は把握する。これにより、管理者は、保全業務が正しく行われているか否かを確認することができる。
機器管理装置1は、設置された機器のGPS座標を取得し記憶する。この情報により、機器の設置忘れや設置の間違い(例えば、位置の間違いなど)をシステム上で発見することが可能となる。
機器管理装置1は、設置されていた機器の除去のアクションや、除去によるステート遷移を把握する。この情報により、機器の取り外しにおける間違い(例えば、取り外し忘れや、取り外し対象の機器の間違い等)をシステム上で発見することが可能となる。
機器管理装置1は、例えば機器の交換などの際に、機器のタグ情報を更新する。この情報により、タグ情報(タグ番号)の変更し忘れなどといった間違いを発見することが可能となる。
機器管理装置1は、機器の校正(センドバック校正等)をアクションとして把握し、そのステート遷移を把握し、またアクションやステートの履歴を把握する。これにより、機器の校正実施状況をシステム上で把握することが可能となる。
機器管理システム100を用いることにより、保全作業等の現場でモバイル端末装置2を用いることにより機器に関する情報を登録することができる。つまり、機器に関するアクション等の情報を例えば紙にメモして、オフィスに戻ってからシステムに登録するという作業を行わなくて良い。機器を扱う現場で、機器管理システム100に情報を反映させることができる。これにより、保全業務等の効率が上がる。また、機器の実態とシステムに登録されたデータとの間での不整合を発生しにくくすることができる。
[1]機器管理装置1の処理部11が、予め定められたステート遷移の定義を参照することにより、機器の現ステートとアクションとに基づいて次ステートを求め、機器の現ステートの情報を次ステートに更新する。これにより、機器管理装置1は、明確に定義されたステートおよびステート遷移を用いて、機器の状況を管理することができる。
[2]機器管理装置1の記憶部14が、機器ごとに、過去に行われたステート遷移の履歴および過去に受け付けたアクションの履歴の情報を記憶する。これにより、機器管理装置1は、機器の現在の状況だけでなく、過去の履歴を出力(表示等)することができる。また、機器の過去の履歴に基づいて、機器の更新や、そのための調達の計画を立案することができる。
[3]機器管理装置1の記憶部14が、機器ごとに、機器の初期チェックが完了したか否かを表す初期チェックフラグと、機器のメンテナンス実施を必要とするか否かを表す要メンテナンスフラグとを記憶する。そして、処理部11は、モバイル端末装置2からアクションの情報を受け付けた際にステート遷移の定義にしたがって、初期チェックフラグと要メンテナンスフラグの値を更新するか否かを決定する。このように、各フラグを更新するか否かを、予め定義されたステート遷移にしたがって判断することができる。これにより、各フラグは、正確な値を持つことができるとともに、初期チェックやメンテナンスのし忘れを防止できる。また、これらのフラグに基づいて、機器の保全計画を実施することができる。
[5]機器管理装置1の処理部11は、所定のタイミングにおける現ステートの種別ごとの機器の台数を表す統計情報を出力する。これにより、機器管理装置1のユーザー(管理者等)は、ステートごとの機器の状況を統計的に把握することができる。また、これにより、保全計画を立案することができる。
[6]機器管理装置1の記憶部14は、アラームを発生させるための条件またはユーザーに対するリコメンドを発生させるための条件である判定条件を記憶する。また、判定部12は、機器の情報を用いて、上記の判定条件に合うか否かを判定する。これにより、機器管理装置1は、アップデートされた最新の状態の情報に基づいて、アラームを発生させたり、ユーザーに対するリコメンドを発生させたりすることができる。
[8]モバイル端末装置2の処理部21は、リストに含まれるアクションの種別のうち、ハイライト表示させるべきアクションの種別の定義を参照することによって、ハイライト表示させるべきアクションをハイライト表示する。これにより、選択される可能性の高いアクションが目立つ表示となる。ユーザーにとっては、状況に応じて可能性の高いアクションをより一層選択しやすくなる。
また、一変形例として、機器管理装置1が表示する画面(図7)において、1日単位でのステート変化についてメッセージを表示(「今日は昨日と変化ありません」というメッセージ)する代わりに、別の単位でステート変化を把握するようにしてもよい。例えば、10分単位、1時間単位、2時間単位、1週間単位、10日単位など、適宜設定された時間の長さの単位で、ステート変化を把握して表示するようにしてもよい。
また、一変形例として、機器管理装置1は、機器のベンダー側から取得したベンダー情報に基づいて、リコメンドを行うようにしてもよい。その場合、機器管理装置1は、次の機能を持つようにする。即ち、機器管理装置1は、機器のシリアル番号に関連付ける形で、機器のベンダーが有するベンダー情報を取得する機能(ベンダー情報取得部)を持つ。また、機器管理装置1は、機器を使用するユーザーの使用状況(使用日数や稼働時間等)の情報を取得する機能(ユーザー情報取得部)を持つ。また、機器管理装置1は、取得したベンダー情報に基づいて設定されたリコメンド条件と、機器の保全に係るリコメンド内容とを対応付けて記憶する機能(リコメンド記憶部)を持つ。また、機器管理装置1は、上記ユーザー情報取得部の機能によって取得した機器の使用状況の情報に基づき、上記リコメンド条件を満足するか否かを判定する機能(判定部)を持つ。
また、機器管理装置1は、リコメンド条件を満足すると判定されたときに、対応付けられたリコメンド内容を報知する機能(リコメンド報知部)を持つ。
例えば、機器管理装置1は、プラント内に限らず、プラントエリアの外にある関連施設に設置された機器の管理を行ってもよい。
Claims (14)
- 機器個体の現ステートの情報を含み、機器個体に固有の情報である機器個体情報を記憶する記憶部と、
外部の端末装置から前記機器に関するアクションの情報を受け付けるともに、予め定められたステート遷移の定義を参照することにより、前記機器の現ステートと前記機器に関するアクションとに基づいて前記機器の次ステートを求め、前記現ステートから前記次ステートへ遷移させる処理部と、
を具備することを特徴とする機器管理装置。 - 前記記憶部は、前記機器ごとに、過去に行われたステート遷移の履歴および過去に受け付けたアクションの履歴の情報を対応付けて記憶する、
ことを特徴とする請求項1に記載の機器管理装置。 - 前記記憶部は、前記機器ごとに、前記機器の初期チェックが完了したか否かを表す初期チェックフラグと、前記機器のメンテナンスを実施するか否かを表すメンテナンスフラグとを記憶するものであり、
前記処理部は、前記端末装置から前記アクションの情報を受け付けた際に前記ステート遷移の定義にしたがって、前記初期チェックフラグと前記メンテナンスフラグの少なくともいずれかの値を更新するか否かを決定する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器管理装置。 - 前記処理部が受け付ける前記アクションの情報は、前記端末装置の画面に表示された、前記機器の現ステートに関連するアクションのリストの中から選択されたアクションを表すものである、
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の機器管理装置。 - 前記処理部は、所定のタイミングにおける現ステートの種別ごとの機器の台数に基づく情報を出力する、
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の機器管理装置。 - 前記記憶部は、アラームを発生させるための条件またはユーザーに対するリコメンドを発生させるための条件の少なくともいずれかである判定条件を記憶するものであり、
前記処理部が処理した機器の情報が、前記判定条件に合うか否かを判定する判定部、をさらに具備する、
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載の機器管理装置。 - 機器を管理するための機器管理装置から前記機器の現ステートの情報を受信し、予め定められた、前記現ステートに関連するアクションの定義を参照することによって、前記現ステートに関連するアクションの情報をリストとして選択可能に画面に表示させるとともに、選択可能な前記アクションの中からアクションの情報を選択する処理部と、
前記処理部によって選択されたアクションの情報を、前記機器管理装置に送信する通信部と、
を具備することを特徴とする端末装置。 - 前記処理部は、前記アクションの定義のうち、ハイライト表示させるべきアクションの定義を参照することによって、前記選択可能なアクションの情報を前記画面にハイライト表示させる、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末装置。 - 機器を管理するための機器管理装置と、
前記機器管理装置に、前記機器に関するアクションの情報を送信する端末装置と、
を具備する機器管理システムであって、
前記機器管理装置は、
機器個体の現ステートの情報を含み、機器個体に固有の情報である機器個体情報を記憶する記憶部と、
前記端末装置から前記機器に関するアクションの情報を受け付けるともに、予め定められたステート遷移の定義を参照することにより、前記機器の現ステートと前記機器に関するアクションとに基づいて前記機器の次ステートを求め、前記現ステートから前記次ステートへ遷移させる処理部と、
を具備し、
前記端末装置は、
前記機器管理装置から前記機器の現ステートの情報を受信し、予め定められた、前記現ステートに関連するアクションの定義を参照することによって、前記現ステートに関連するアクションの情報をリストとして選択可能に画面に表示させるとともに、選択可能な前記アクションの中からアクションの情報を選択する処理部と、
前記処理部によって選択されたアクションの情報を、前記機器管理装置に送信する通信部と、
を具備する、機器管理システム。 - 機器を管理するための機器管理装置と、
前記機器管理装置に、前記機器に関するアクションの情報を送信する端末装置と、
による機器管理方法であって、
前記機器管理装置は、
機器個体の現ステートの情報を含み、機器個体に固有の情報である機器個体情報を記憶部に記憶するとともに、前記端末装置から前記機器に関するアクションの情報を受け付けるともに、予め定められたステート遷移の定義を参照することにより、前記機器の現ステートと前記機器に関するアクションとに基づいて前記機器の次ステートを求め、前記現ステートから前記次ステートへ遷移させ、
前記端末装置は、
前記機器管理装置から前記機器の現ステートの情報を受信し、予め定められた、前記現ステートに関連するアクションの定義を参照することによって、前記現ステートに関連するアクションの情報をリストとして選択可能に画面に表示させるとともに、選択可能な前記アクションの中からアクションの情報を選択し、選択されたアクションの情報を、前記機器管理装置に送信する、
機器管理方法。 - 機器個体の現ステートの情報を含み、機器個体に固有の情報である機器個体情報を記憶する記憶部を有するコンピューターを、
外部の端末装置から前記機器に関するアクションの情報を受け付けるともに、予め定められたステート遷移の定義を参照することにより、前記機器の現ステートと前記機器に関するアクションとに基づいて前記機器の次ステートを求め、前記現ステートから前記次ステートへ遷移させる処理部、
を具備する機器管理装置として機能させるためのプログラム。 - コンピューターを、
機器を管理するための機器管理装置から前記機器の現ステートの情報を受信し、予め定められた、前記現ステートに関連するアクションの定義を参照することによって、前記現ステートに関連するアクションの情報をリストとして選択可能に画面に表示させるとともに、選択可能な前記アクションの中からアクションの情報を選択する処理部と、
前記処理部によって選択されたアクションの情報を、前記機器管理装置に送信する通信部と、
を具備する端末装置として機能させるためのプログラム。 - 機器個体の現ステートの情報を含み、機器個体に固有の情報である機器個体情報を記憶する記憶部を有するコンピューターを、
外部の端末装置から前記機器に関するアクションの情報を受け付けるともに、予め定められたステート遷移の定義を参照することにより、前記機器の現ステートと前記機器に関するアクションとに基づいて前記機器の次ステートを求め、前記現ステートから前記次ステートへ遷移させる処理部、
を具備する機器管理装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。 - コンピューターを、
機器を管理するための機器管理装置から前記機器の現ステートの情報を受信し、予め定められた、前記現ステートに関連するアクションの定義を参照することによって、前記現ステートに関連するアクションの情報をリストとして選択可能に画面に表示させるとともに、選択可能な前記アクションの中からアクションの情報を選択する処理部と、
前記処理部によって選択されたアクションの情報を、前記機器管理装置に送信する通信部と、
を具備する端末装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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