JP2019101174A - 波長変換シート用のバリアフィルム、波長変換シートおよびそれに用いられる表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記バリアフィルムは、少なくともバリア層と、基材層と、を含む多層フィルムであり、
前記バリアフィルムの一方の最表面には、
樹脂と、フィラーと、を含み、該フィラーの少なくとも一部が突出している貼り付き防止層が積層され、
前記貼り付き防止層から突出している前記フィラーのうち、前記貼り付き防止層の厚さに対して2倍以上の粒径であるフィラーの割合が、前記貼り付き防止層から突出している前記フィラー全量中20%以上70%以下である、バリアフィルム。
本実施形態の波長変換シート10は、図1に示すように、蛍光体112と封止樹脂111とが含有される蛍光体層11と、蛍光体層11の両表面に配置されるバリアフィルム1およびバリアフィルム2と、が積層された表示装置のバックライト光源に用いられる波長変換シートである。蛍光体層11の両表面に、バリアフィルム1、2を積層させることにより、バリア性に優れる波長変換シートとすることができる。尚、本明細書において蛍光体層の両表面側とは、波長変換シート10をバックライト光源として用いた場合に、光源が配置されている側(入光面側)と、バックライト光源が配置されている側から反対側(出光面側)と、の両方の表面側であることを意味する。
本実施形態のバリアフィルム1は、図2に示すように、蛍光体層の一方の面に配置されたバリアフィルム1の一方の最表面には、樹脂161と、フィラー162と、を含む、貼り付き防止層16が積層されている。貼り付き防止層16とは、他の部材等と密着して積層した場合であっても、環境の変化したことによる他の部材等との貼り付きを防止する機能を有する層である。
本実施形態に関する貼り付き防止層16は、樹脂と、フィラーと、を含み、該フィラーの少なくとも一部が突出している層であって、貼り付き防止から突出するフィラーのうち、貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上の粒径であるフィラーの割合が20%以上70%以下で含まれる層にすることにより、貼り付き防止層16と導光板6との貼り付きを防止することができる。尚、貼り付き防止層は、バリアフィルムにおける導光板と密着させる側の最表面に積層される層ではあるが、導光板と密着しない側のバリアフィルム(例えば、図1中のバリアフィルム2)の最表面(例えば、図1中の基材層25の最表面)に積層されていてもよい。
貼り付き防止層に含まれる樹脂161は、本発明の目的を達成することのできる樹脂であれば特に制限はされないが、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエステルアクリレート系樹脂、ポリウレタンアクリレート系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂等を挙げることができる。中でも硬度を有するという観点からアクリル系樹脂であることが好ましい。また、これらを単独で使用してもよいし、若しくは1つ以上混合して使用してもよい。
貼り付き防止層を形成する塗工液に含まれるフィラー162の平均粒径は、貼り付き防止層の厚さに対して2倍以上の粒径であるフィラーが所定の割合であれば特に制限はされない。例えば、貼り付き防止層16の厚さに対して0.9倍以上5.0倍以下であることが好ましく、1.0倍以上4.0倍以下であることがより好ましく、1.1倍以上3.0倍以下であることがさらに好ましい。このようなフィラーが含有された塗工後によって、貼り付き防止層の厚さに対して2倍以上の粒径であるフィラーの割合が、貼り付き防止層から突出しているフィラー全量中20%以上70%以下である貼り付き防止層を形成することができる。塗工液のフィラー162平均粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して0.9倍未満であると、2倍以上の粒径であるフィラーの割合が20%未満となり表示装置内の導光板とバリアフィルムとが貼り付くことを十分に防止することができない場合がある。フィラー162の平均粒径を貼り付き防止層16の厚さに対して5倍超であると、2倍以上の粒径であるフィラーの割合が70%超となり、フィラーが貼り付き防止層のいわゆる異物となり、貼り付き防止層の成膜性が低下する場合がある。また、そのようなバリアフィルムを用いた波長変換シートは、輝度劣化を起こすという問題がある。塗工後に貼り付き防止層から突出しているフィラーのうち、貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上の粒径であるフィラーの割合が20%以上70%以下であることにより貼り付き防止層の貼り付き防止の効果を高めることができる。
本実施形態に関する貼り付き防止層には、さらに、必要に応じて、安定剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、紫外線吸収剤、その他等の添加剤を任意に添加してもよい。
貼り付き防止層を積層する方法は特に限定はされないが、例えば、樹脂とフィラーと溶剤等とを含む貼り付き防止層積層用のコーティング剤をバリアフィルムの基材層に塗布、硬化して形成することができる。コーティング剤を塗布する方法は、ロールコート、グラビアコ−ト、ナイフコート、デップコート、スプレイコ−ト、その他のコ−ティング法の塗布方式を挙げることができる。
基材層に用いることのできる材質は、波長変換シートの機能を害することのない材質であれば特に制限はされず、例えば、ポリイミド(PI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンブチレート(PBT)、非晶ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、フッ素樹脂、液晶ポリマー等の樹脂を挙げることができる。波長変換シートの機能を害することのない透明性と耐熱性等の観点からポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)であることが好ましい。尚、第1基材層12、22および第2基材層15、25の材質は同じ材質であってもよいし、異なる材質であってもよい。
バリア層は、バリアフィルムにバリア性を付与する層であり、一般にポリビニルアルコール等の水溶性高分子等を含むコーティング剤を塗布して形成される有機被覆層、および/または、無機酸化物を蒸着することにより形成される無機酸化物薄膜層である。図1または図4に示した本実施形態に関するバリア層は、有機被覆層と無機酸化物薄膜層とが積層された複数の層からなる層である。尚、本発明に関するバリア層は、有機被覆層と無機酸化物薄膜層とが積層された複数の層に限定されるものではなく、有機被覆層または無機酸化物薄膜層がそれぞれ単層であってもよく、または有機被覆層と無機酸化物薄膜層とが交互に2層以上積層されるような層であってもよい。また、有機被覆層がプライマー層と密着して積層されることにより有機被覆層よりも内層に積層される無機酸化物薄膜層に傷や割れの発生を軽減することができる。
本発明のバリアフィルムには、蛍光体層と密着する側のバリアフィルムの最表面に、バリアフィルムと蛍光体層との密着性を向上させるために、プライマー層を積層してもよい(例えば、図5のプライマー層37)。プライマー層37は、例えば、ポリウレタン系樹脂組成物を含むプライマー層を挙げることができ、さらに、シランカップリング剤と、充填材と、を含むことが好ましい。尚、プライマー層は、図4の実施形態の波長変換シートのように、バリア層33、43と蛍光体層31との間に積層してもよいが、例えば図1の実施形態の波長変換シートにおいて、基材層12、22と蛍光体層11との間に積層してもよい(図1、図2においては図示せず)。また、プライマー層は積層していなくてもよい。
本実施形態のバリアフィルム1は、図1に示すように、バリア層13、23と第2基材層15、25との間に接着剤層14、24が積層されている。接着剤層14、24を構成する接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、アクリル酸のエチル、ブチル、2−エチルヘキシルエステル等のホモポリマー、あるいは、これらとメタクリル酸メチル、アクリロニトリル、スチレン等との共重合体等からなるポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレ−ト系接着剤、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸エチル、アクリル酸、メタクリル酸等のモノマ−との共重合体等からなるエチレン共重合体系接着剤、セルロ−ス系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂またはメラミン樹脂等からなるアミノ樹脂系接着剤、フェノ−ル樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、反応型(メタ)アクリル系接着剤、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム等からなるゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケ−ト、低融点ガラス等からなる無機系接着剤等を使用することができる。
本実施形態の波長変換シートにおいて、蛍光体層11とは、バックライト光源から発せられた光の発光波長を調整するための層である。蛍光体層11には、量子ドットからなる1種または2種以上の蛍光体が含有される。
本発明の一実施形態の表示装置における配置について図3を用いて説明する。図3の表示装置は導光板の端に配置されたバックライト光源であるLED5から照射された光が導光板6に侵入し、光が導光板6を介して波長変換シート10に照射される、いわゆる表面実装方式の表示装置である。尚、反射防止シート7は必要に応じて設けられる。
図2に記載した実施形態のバリアフィルム1の製造方法は、例えば、第1基材層12の一方の表面にバリア層13を積層するバリア層積層工程と、第1基材層12のバリア層13の表面に接着剤層14を介して第2基材層15を積層する第2基材層積層工程と、バリアフィルムの第2基材層15側の表面に貼り付き防止層16を積層する貼り付き防止層積層工程と、を含むバリアフィルムの製造方法を挙げることができる。
バリア層積層工程では、基材フィルムの一方の表面にバリア層として有機被覆層、および/または、無機酸化物薄膜層を積層する。有機被覆層は、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子等を含むコーティング剤を塗布、硬化して形成することができる。コーティング剤を塗布する方法は、ロールコート、グラビアコート、ナイフコート、デップコート、スプレイコート、その他のコーティング法の塗布方式を挙げることができる。無機酸化物薄膜層は、無機酸化物を蒸着することにより形成することができる。無機酸化物を蒸着する方法は、真空蒸着法、スパッタリング法、およびイオンプレーティング法等の物理気相成長法(Physical Vapor Deposition法、PVD法)、あるいは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、および光化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical Vapor Deposition法、CVD法)等を挙げることができる。
第2基材層積層工程では、バリア層13の表面に接着剤層14を介して他の基材フィルムを積層する。接着剤を塗布する方法は、ロールコート、グラビアコート、ナイフコート、デップコート、スプレイコート、その他のコーティング法、あるいは、印刷法等によって施すことができる。
貼り付き防止層積層工程では、第2基材層15側の表面に貼り付き防止層16を積層する。例えば、樹脂とフィラーと溶剤等とを含む貼り付き防止層積層用のコーティング剤をバリアフィルムの基材層に塗布、硬化して形成することができる。コーティング剤を塗布する方法は、ロールコート、グラビアコート、ナイフコート、デップコート、スプレイコート、その他のコーティング法の塗布方式を挙げることができる。
図5に記載した実施形態のバリアフィルム3の製造方法は、例えば、第1基材層32の一方の表面にバリア層33を積層するバリア層積層工程と、第2基材層35の表面に貼り付き防止層36を積層する貼り付き防止層積層工程と、バリア層33が積層されていない第1基材層32の表面と、接着剤層34を介して貼り付き防止層36が積層されていない第2基材層35の表面と、を積層する第2基材層積層工程と、を含むバリアフィルムの製造方法を挙げることができる。尚、各工程の積層方法は、上記に記載したバリアフィルムの製造方法における各工程と同様の方法により製造することができる。
本発明の波長変換シートは、例えば、図1に記載した実施形態のバリアフィルムの製造方法により製造されたバリアフィルム1と、バリア層積層工程と、第2基材層積層工程と、を含むバリアフィルムの製造方法により製造したバリアフィルム2と、のうちいずれかの第1基材層12、22の表面に蛍光体110と封止樹脂111とが含有された混合液(インク)を塗布し、他のプライマー層付バリアフィルムのプライマー層の積層側の面と混合液(インク)の塗布面とを接触させ、硬化させることにより図1の実施形態のような波長変換シートを製造することができる。尚、蛍光体層積層工程の前に各バリアフィルムの蛍光体層積層側の表面にプライマー層を積層する工程を経ることによって、プライマー層の表面に蛍光体層を積層してもよい。
図5に記載した実施形態のバリアフィルムの製造方法は、上記のバリアフィルムの製造方法により製造されたバリアフィルム3と、バリア層積層工程と、第2基材層積層工程と、を含むバリアフィルムの製造方法により製造したバリアフィルム2と、のうちいずれかのプライマー層の表面に蛍光体110と封止樹脂111とが含有された混合液(インク)を塗布し、他のバリアフィルムのプライマー層と混合液(インク)の塗布面とを接触させ、硬化させる工程である。蛍光体層積層工程を経ることによって、波長変換シートを製造することもできる。尚、図5に記載した実施形態のようなプライマー層37を積層せずに、バリア層23、33が最外面に配置されているバリアフィルムである場合には、バリア層23、33の表面に混合液(インク)を塗布し、蛍光体層を積層してもよい。
本実施形態の表示装置の製造方法は、上記のいずれかのバリアフィルムの製造方法により製造された波長変換シートと導光板とを密着させ積層される工程を経ることにより製造することができる。表示装置の製造方法は従来公知の表示装置の製造方法を用いることができる。
[実施例1]
第1基材層の表面にバリア層を積層した。具体的には、まず、基材層(二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、12μm)を巻き取り式の真空蒸着装置の送り出しロールに装着し、次いで、これを繰り出し、その二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、アルミニウムを蒸着源に用いて、酸素ガスを供給しながら、エレクトロンビーム(EB)加熱方式による真空蒸着法により、膜厚10nmの酸化アルミニウムの無機被覆層(バリア層)を形成した。
フィラーとしてポリエチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いて実施例1の同様に(以下の実施例も同じ)バリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、3μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は20%であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して12質量部であった。貼り付き防止層以外は実施例1と同様にバリアフィルムを製造した。このバリアフィルムを実施例2のバリアフィルムとした。
フィラーとしてポリエチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、1.5μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は70%であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して18質量部であった。貼り付き防止層以外は実施例1と同様にバリアフィルムを製造した。このバリアフィルムを実施例3のバリアフィルムとした。
フィラーとしてポリスチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、2μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は40%であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して16質量部であった。貼り付き防止層以外は実施例1と同様にバリアフィルムを製造し、このバリアフィルムを実施例4のバリアフィルムとした。
<バリアフィルムの製造>
第1基材層の表面にバリア層を積層した。具体的には、まず、基材層(二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、12μm)を巻き取り式の真空蒸着装置の送り出しロールに装着し、次いで、これを繰り出し、その二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムの一方の面に、アルミニウムを蒸着源に用いて、酸素ガスを供給しながら、エレクトロンビーム(EB)加熱方式による真空蒸着法により、膜厚10nmの酸化アルミニウムの無機被覆層(バリア層)を形成した。
フィラーとしてポリエチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、3μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は20%であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して12質量部であった。貼り付き防止層以外は実施例5と同様にバリアフィルムを製造した。このバリアフィルムを実施例6のバリアフィルムとした。
フィラーとしてポリエチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、1.5μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は70%であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して18質量部であった。貼り付き防止層以外は実施例5と同様にバリアフィルムを製造した。このバリアフィルムを実施例7のバリアフィルムとした。
フィラーとしてポリスチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、2μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は40%であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して16質量部であった。貼り付き防止層以外は実施例5と同様にバリアフィルムを製造し、このバリアフィルムを実施例8のバリアフィルムとした。
貼り付き防止層を積層しなかったこと以外は実施例1と同様にバリアフィルムを製造し、このバリアフィルムを比較例1のバリアフィルムとした。
フィラーとしてポリエチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、6μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は1%以下であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して2質量部であった。貼り付き防止層の条件以外は実施例1(図2の実施形態)と同様にバリアフィルムを作成した。このバリアフィルムを比較例2のバリアフィルムとした。
フィラーとしてポリエチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、1μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は90%であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して19質量部であった。貼り付き防止層の条件以外は実施例1(図2の実施形態)と同様にバリアフィルムを作成した。このバリアフィルムを比較例3のバリアフィルムとした。
貼り付き防止層を積層しなかったこと以外は実施例5(図5の実施形態)と同様にバリアフィルムを製造し、このバリアフィルムを比較例4のバリアフィルムとした。
フィラーとしてポリエチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、6μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は1%以下であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して2質量部であった。貼り付き防止層の条件以外は実施例5(図5の実施形態)と同様にバリアフィルムを作成した。このバリアフィルムを比較例5のバリアフィルムとした。
フィラーとしてポリエチレン粒子(フィラーの平均粒径は3μm)(20質量部)と樹脂としてアクリル系樹脂を用いてバリアフィルムを製造した。貼り付き防止層の厚みは、1μmであった。塗工後に突出するフィラーの粒径が貼り付き防止層16の厚さに対して2倍以上であるフィラー粒子の割合は90%であった。さらに貼り付き防止層から突出するフィラーの含有量は、貼り付き防止層100質量部に対して19質量部であった。貼り付き防止層の条件以外は実施例5(図5の実施形態)と同様にバリアフィルムを作成した。このバリアフィルムを比較例6のバリアフィルムとした。
実施例1〜8、比較例1〜6のバリアフィルムを用いて、波長変換シートを製造した。まず、蛍光体層の形成に用いられる蛍光体と封止樹脂とが含有された混合液(インク)を製造した。具体的には、コアがセレン化カドニウム(CdSe)、シェルが硫化亜鉛(ZnS)からなる蛍光体(平均粒径3〜5nmの量子ドット)に、封止樹脂(ウレタンアクリレート系樹脂)を封止樹脂100質量部に対して蛍光体が1質量部となるように混合して蛍光体層を形成する混合液(インク)を製造した。
波長変換シートについて、環境試験後の導光板との貼り付き確認試験を行った。具体的には、波長変換シート(50mm×50mm)の貼り付き防止層(比較例1、4のバリアフィルムにより製造された波長変換シートについては第2基材層)と導光板(アクリル製、100mm×100mm、厚み5mm)とを各波長変換シートを密着するように積層させ、導光板付波長変換シートを製造した。さらに、波長変換シートの上に300gの重しをのせ加重をかけた。そして、導光板付波長変換シートを温度60℃湿度90%および温度80℃の環境試験にそれぞれ100時間放置し、100時間放置後の各導光板付波長変換シートの貼り付きの確認を行った。評価結果を表1に示す。
上記環境試験後の導光板付波長変換シートについて導光板と波長変換シートとの貼付を目視で確認した。
(評価基準)
無:バリアフィルムと導光板とに間に貼り付きは全く確認されなかったか、または実質条問題が無い程度にわずかに貼り付きが確認された
有(NG):バリアフィルムと導光板との間に貼り付きが大部分で確認された
上記環境試験後の導光板付波長変換シートについて色彩輝度計を用いて輝度を確認し、輝度劣化を確認した。
(評価基準)
OK:輝度の低下が10%未満であった
NG:輝度の低下が10%以上であった
2、4 バリアフィルム
11、31 蛍光体層
111、311 封止樹脂
112、312 蛍光体
12、22、32、42 基材層(第1基材層)
13、23、33、43 バリア層
13a、23a、33a、43a 有機被覆層
13b、23b、33b、43b 無機酸化物薄膜層
14、24、34、44 接着剤層
15、25、35、45 基材層(第2基材層)
16、36 貼り付き防止層
161、361 樹脂
162、362 フィラー
37、47 プライマー層
10、30 波長変換シート
5 LED
6 導光板
7 反射防止シート
Claims (6)
- 表示装置のバックライト光源に用いられ、量子ドットを用いた蛍光体層の一方の表面に配置される波長変換シート用のバリアフィルムであって、
前記バリアフィルムは、少なくともバリア層と、基材層と、を含む多層フィルムであり、
前記バリアフィルムの一方の最表面には、
樹脂と、フィラーと、を含み、該フィラーの少なくとも一部が突出している貼り付き防止層が積層され、
前記貼り付き防止層から突出している前記フィラーのうち、前記貼り付き防止層の厚さに対して2倍以上の粒径であるフィラーの割合が、前記貼り付き防止層から突出している前記フィラー全量中20%以上70%以下である、バリアフィルム。 - 前記貼り付き防止層中の前記フィラーは、ポリエチレン樹脂またはポリスチレン樹脂である請求項1に記載の、バリアフィルム。
- 前記貼り付き防止層中の前記樹脂は、アクリル系樹脂である請求項1または2に記載の、バリアフィルム。
- 前記バリアフィルムの前記貼り付き防止層が積層されている側の面と反対側の面にプライマー層が積層されている請求項1から3のいずれかに記載の、バリアフィルム。
- 量子ドットを用いた蛍光体層の一方の面と、請求項1から4のいずれかに記載のバリアフィルムの前記貼り付き防止層が積層されている側の面と反対側の面と、が対面するように積層された、波長変換シート。
- 請求項5に記載の波長変換シートの前記貼り付き防止層と、導光板と、が、密着するように積層された、表示装置。
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