JP2019100710A - 診断装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で加速度センサを診断すること。【解決手段】診断装置は、固定電極と可動電極との間の静電容量に基づいて加速度を示す信号を生成する加速度センサを備える。診断装置は、可動電極を異なる複数の周波数でそれぞれ加振する加振部を備える。診断装置は、加振部によって可動電極が異なる複数の周波数でそれぞれ加振された場合に加速度センサがそれぞれ生成した信号に基づいて、加速度センサが正常であるか否かを診断する診断部を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、診断装置及び方法に関する。
可動電極への入力電圧を切換えて可動電極を第1及び第2の固定電極の間で周期的に変位させて、第1及び第2のタイミングで電圧信号をサンプリングすることにより、加速度の検出および加速度センサの自己診断を常時実行することができるとされる加速度検出装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、検出部に刺激を与える第3の電極と、検出部の較正または診断を行う手段を備える静電容量式加速度検出装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
特許文献1 特開2013−234858号公報
特許文献2 特開2000−28635号公報
従来、簡易な構成で加速度センサを診断することができないという課題があった。
第1の態様において、診断装置が提供される。診断装置は、固定電極と可動電極との間の静電容量に基づいて加速度を示す信号を生成する加速度センサを備えてよい。診断装置は、可動電極を異なる複数の周波数でそれぞれ加振する加振部を備えてよい。診断装置は、加振部によって可動電極が異なる複数の周波数でそれぞれ加振された場合に加速度センサがそれぞれ生成した信号に基づいて、加速度センサが正常であるか否かを診断する診断部を備えてよい。
診断部は、可動電極の共振周波数とは異なる第1の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号、及び、可動電極の共振周波数とは異なる第2の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさの少なくとも一方が予め定められた値以上である場合に、加速度センサが正常でないと判断してよい。
診断部は、可動電極の共振周波数とは異なる第1の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、可動電極の共振周波数とは異なる第2の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満である場合に、加速度センサが正常であると判断してよい。
第1の周波数は、共振周波数より低くてよい。第2の周波数は、共振周波数より高くてよい。
診断部は、第1の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上の場合に、加速度センサが異常であると判断してよい。診断部は、第1の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、第2の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサが異常より異常度が低い状態にあると判断してよい。
第1の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であることを条件として、加振部及び診断部に、第2の周波数で可動電極を加振させて、加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上であるか否かを判断させる診断制御部をさらに備えてよい。
診断制御部は、第1の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、第2の周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上であることを条件として、加振部及び診断部に、共振周波数で可動電極を加振させて、加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上であるか否かを判断させてよい。
診断部は、共振周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサが異常より異常度が低い状態であると判断し、共振周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満である場合に、加速度センサが異常であると判断してよい。
可動電極の共振周波数で加振部に可動電極を加振させ、共振周波数で可動電極を加振した場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であることを条件として、共振周波数とは異なる周波数で加振部に可動電極を加振させる診断制御部をさらに備えてよい。診断部は、加振部が共振周波数で可動電極が加振された場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサが正常であると判断し、共振周波数とは異なる周波数で可動電極が加振された場合に加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサが正常でないと判断してよい。
加振部は、共振周波数で可動電極を加振させる場合に、共振周波数とは異なる周波数で可動電極を加振させる場合より弱い強度で可動電極を加振させてよい。
加速度センサは、予め定められた待機時間が経過する毎に、加速度を測定してよい。加振部及び診断部は、待機時間内において、可動電極を加振して加速度センサが正常であるか否かを診断してよい。
診断部、加振部、及び加速度センサに電力を供給する電源をさらに備えてよい。加振部及び診断部は、待機時間内において、電源から供給可能な電力量が予め定められた値以上である場合に、可動電極を加振して加速度センサが正常であるか否かを診断してよい。
固定電極は、第1の固定電極及び第2の固定電極を含んでよい。可動電極は、第1の固定電極と第2の固定電極との間に位置し、第1の固定電極及び第2の固定電極に対して可動に設けられてよい。加速度センサは、第1の固定電極と可動電極との間の静電容量を示す第1の信号を生成する第1の信号生成部を有してよい。加速度センサは、第2の固定電極と可動電極との間の静電容量を示す第2の信号を生成する第2の信号生成部を有してよい。加速度センサは、第1の信号及び第2の信号に基づいて、第1の固定電極、可動電極、及び第2の固定電極が並ぶ方向の加速度を示す信号を生成する加速度信号生成部を有してよい。加振部は、複数の異なる周波数を生成して、生成した複数の異なる周波数の電圧をそれぞれ第1の固定電極に印加することにより、可動電極を複数の異なる周波数でそれぞれ加振してよい。診断装置は、加振部が生成した電圧が第1の固定電極に印加される状態と、加振部が生成した電圧が第1の固定電極に印加されない状態とに切り換える切替部をさらに備えてよい。診断部は、切替部によって第1の固定電極と可動電極との間に複数の異なる周波数の電圧がそれぞれ印加された場合に第2の信号生成部がそれぞれ生成した信号に基づいて、加速度センサが正常であるか否かを診断してよい。
第2の態様において、加速度センサを診断する方法が提供される。加速度センサは、固定電極と可動電極との間の静電容量に基づいて加速度を示す信号を生成してよい。加速度センサを診断する方法は、可動電極を異なる複数の周波数でそれぞれ加振する段階を備えてよい。加速度センサを診断する方法は、可動電極が異なる複数の周波数でそれぞれ加振された場合に加速度センサがそれぞれ生成した信号に基づいて、加速度センサが正常であるか否かを診断する段階を備えてよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態におけるモニタリングシステム100の全体構成を示す。 測定装置40のブロック構成の一例を概略的に示す。 加速度センサ200の概略的な縦断面を含む模式的な接続構成図である。 加速度センサ200の概略的な横断面を示す模式的な接続構成図である。 一対の固定電極の一方に電圧を印加した場合において他方に接続されたチャージアンプの出力電圧を示す。 特定の周波数範囲で可動電極300を加振するために第1の固定電極310に印加する電圧の波形600の一例を示す。 測定装置40において実行される動作に関するフローチャートを示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態におけるモニタリングシステム100の全体構成を示す。モニタリングシステム100は、構造物80と、構造物81と、サーバ70とを備える。モニタリングシステム100は、構造物80及び構造物81に関する物理量をモニタリングする。モニタリングシステム100は、構造物80及び構造物81に関する物理量をモニタリングして、構造物80及び構造物81を診断する。
本実施形態において、構造物80及び構造物81は、道路情報掲示板である。構造物80及び構造物81は、高速道路等の道路90に設置されている。道路情報掲示板は、交通状況、道路状況、トンネルの存在等の情報を表示する。
モニタリングシステム100は、構造物80及び構造物81の傾きや振動等の物理量を断続的にモニタリングする。傾きや振動は、構造物の物理量の一例である。モニタリングシステム100は、モニタリングされた傾きや振動に基づいて、構造物80及び構造物81の異常を検知する。例えば、モニタリングシステム100は、構造物80及び構造物81の傾き又は振動が予め定められた値より大きくなった場合に異常を検知する。
構造物80には、通信装置50、収集装置20、測定装置40a、測定装置40b、測定装置40cが設けられる。通信装置50、収集装置20、測定装置40a、測定装置40b、及び測定装置40cは、測定システムとして機能する。測定装置40a、測定装置40b、及び測定装置40cは、加速度を測定する加速度センサを有する。測定装置40aは、構造物80において互いに異なる位置に設けられる。例えば、測定装置40aは、構造物80が有する支柱において、鉛直方向の上端部に設けられる。測定装置40bは、構造物80が有する支柱において、鉛直方向の下端部に設けられる。測定装置40cは、構造物80が有する表示板に設けられる。なお、測定装置40a、測定装置40b、及び測定装置40cは、それぞれ同一の構成を有する。測定装置40a、測定装置40b、及び測定装置40cを測定装置40と総称する場合がある。
測定装置40は、加速度センサを用いて加速度を断続的に測定する。例えば、測定装置40は、予め定められた周期で、予め定められた測定時間の加速度測定を行う。具体的には、測定装置40は、1時間周期で、3分間の加速度測定を行う。測定装置40は、予め定められた測定時間における時系列の加速度データを生成する。なお、加速度を測定していない時間において、測定装置40の主要部分への電源供給は実質的に停止される。
測定装置40は、無線通信により、測定した加速度データを収集装置20に送信する。収集装置20は、有線通信により通信装置50と接続されている。通信装置50は、移動体通信回線を通じて、サーバ70と通信する。収集装置20は、測定装置40から収集した加速度信号に基づく加速度の測定データを、通信装置50を通じてサーバ70に送信する。
サーバ70は、受信した加速度データに基づいて、構造物80の傾きや振動の大きさ等の情報を算出して、構造物80を評価する。例えば、サーバ70は、構造物80の設置当時の傾き又は振動のデータと、現在の傾き又は振動のデータとを比較して、傾きや振動の大きさが設置当時から予め定められた値より大きく変化したか否かを評価する。サーバ70は、傾きや振動の大きさが予め定められた値より大きく変化した場合に、構造物80の運用者に警告する。
測定装置40が有する加速度センサは、加速度に応じて変位する可動部材を有し、可動部材の位置に基づいて加速度を測定する。測定装置40は、加速度センサを自己診断する機能を有する。具体的には、測定装置40は、加速度センサを振動させる機能を有する。測定装置40は、加速度センサを振動させている場合に加速度センサで得られた信号に基づいて、加速度センサが正常であるか否かを診断する。
具体的には、測定装置40は、共振周波数とは異なる周波数で可動部材を加振した場合に加速度センサからそれぞれ得られた信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサが正常でないと判断する。例えば、可動部材の可動機構に異常が生じると、可動部材の共振周波数が変化する場合がある。測定装置40は、複数の周波数のそれぞれで可動部材を加振することで、可動部材の可動機構に異常が生じているか否かを検出することができる。測定装置40は、加速度センサが正常でないと判断した場合、サーバ70に異常を通知する。
なお、モニタリングシステム100において、構造物81は、構造物80と同一の構成の測定システムを有する。そのため、構造物81に関する具体的な説明は省略する。
図2は、測定装置40のブロック構成の一例を概略的に示す。測定装置40は、加速度センサ200、検出回路202、加振部210、制御部250、タイマ260、メモリ270、通信部280、蓄電池290、太陽電池292、電源回路294を備える。
太陽電池292は、太陽光により発電する。太陽電池292による発電電力は、電源回路294に供給される。電源回路294は、太陽電池292による発電電力を、蓄電池290に蓄電する。また、電源回路294は、太陽電池292及び蓄電池290の少なくとも一方から供給される電力に基づいて、加速度センサ200、検出回路202、加振部210、制御部250、タイマ260、メモリ270、及び通信部280に供給される電力を生成する。蓄電池290及び太陽電池292は、測定装置40における電源として機能する。
加速度センサ200は、3軸加速度センサである。加速度センサ200は、MEMS型加速度センサである。加速度センサ200は、静電容量式の加速度センサである。後述するように、加速度センサ200は、固定電極と、固定電極に対して可動な可動電極300とを有する。可動電極300は、上述した可動部材の一例である。加速度センサ200は、固定電極と可動電極との間の静電容量に応じた電圧信号を生成する。加速度センサ200が出力する電圧信号は、加速度を示す信号の一例である。
検出回路202は、加速度センサ200が出力した電圧信号に基づいて、加速度を示すデジタルの加速度信号を生成する。検出回路202が出力する加速度信号は、3軸成分を有する。具体的には、検出回路202は、X軸方向の加速度信号、Y軸成分の加速度信号、及びZ軸方向の加速度信号を出力する。検出回路202が出力する加速度信号の各軸成分は、DC成分が傾斜角を示し、AC成分が振動成分を示す。
制御部250は、測定装置40の全体を制御する。制御部250はプロセッサであってよい。制御部250は、データ処理部240と、診断部230と、診断制御部220とを備える。データ処理部240は、検出回路202が出力した加速度信号に基づいて、時系列の加速度データを生成する。データ処理部240が生成した加速度データは、測定データとして、通信部280から収集装置20に送信される。
加振部210は、可動電極300を異なる複数の周波数でそれぞれ加振する。診断部230は、加振部210によって可動電極300が異なる複数の周波数でそれぞれ加振された場合に加速度センサ200がそれぞれ生成した信号に基づいて、加速度センサ200が正常であるか否かを診断する。
一例として、診断部230は、可動電極300の共振周波数とは異なる第1の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号、及び、可動電極300の共振周波数とは異なる第2の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさの少なくとも一方が予め定められた値以上である場合に、加速度センサ200が正常でないと判断する。
診断部230は、可動電極300の共振周波数とは異なる第1の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、可動電極300の共振周波数とは異なる第2の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値未満である場合に、加速度センサ200が正常であると判断してよい。
第1の周波数は、共振周波数より低くてよい。第2の周波数は、共振周波数より高くてよい。なお、共振周波数とは、加速度センサ200の設計によって定まる、設計上の共振周波数であってよい。なお、共振周波数とは、設計上の共振周波数を含む予め定められた範囲に含まれる1つの周波数であってよい。第1の周波数は、設計上の共振周波数の1/2倍の周波数より高い周波数であってよい。第2の周波数は、設計上の共振周波数の2倍より低い周波数であってよい。
なお、共振周波数とは、設計上の共振周波数を含む予め定められた範囲内の1つ以上の周波数であってよい。この場合、第1の周波数及び第2の周波数は、当該予め定められた範囲外の周波数であってよい。なお、共振周波数とは、加速度センサ200の製造後に測定された共振周波数であってよい。この場合、共振周波数は、加速度センサ200の工場出荷前に測定されてよい。
診断部230によれば、可動電極300の共振周波数とは異なる周波数で可動電極300を加振した場合に得られる信号に基づいて、加速度センサ200が正常であるか否かを判断する。後述するように、可動電極300は、加速度に応じて変位可能となるように、梁によって宙支されている。梁に異常が生じると、可動電極300の共振周波数がシフトする場合がある。測定装置40によれば、共振周波数とは異なる複数の周波数で可動電極300を加振して加速度センサ200を診断するので、梁の異常を適切に検出することができる場合がある。
診断部230は、第1の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値以上の場合に、加速度センサ200が異常であると判断してよい。診断部230は、第1の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、第2の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサ200が「異常」より異常度が低い状態にあると判断してよい。
例えば、可動電極300を支持する一部の梁が折れる等、梁に異常が生じると、共振周波数は設計上の共振周波数より低くなる方向にシフトする場合がある。そのため、第1の周波数で加振した場合に予め定められた値以上の大きさの信号が生成された場合、共振周波数が設計上の共振周波数より低くなっている可能性がある。すなわち、梁に異常が生じている可能性がある。測定装置40は、第1の周波数で加振した場合の信号が大きい場合に異常と判断する。これにより、例えば加速度センサ200を交換する必要があることを通知することができる。
一方、可動電極300を支持する梁には異常がなくても、何らかの影響により共振周波数が設計上の共振周波数より高くなる方向にシフトする場合がある。加速度センサ200は、実際に加速度の測定対象となる周波数領域より共振周波数が十分高くなるように設計される。そのため、共振周波数が設計上の共振周波数より高くなる方向にシフトしても、加速度の測定に影響が出ない場合がある。加速度センサ200によれば、第1の周波数で加振した場合の信号の大きさが予め定められた値より小さく、第2の周波数で加振した場合の信号の大きさが予め定められた値以上である場合には、「正常」との確定判断は行わないものの、「異常」よりは異常度が低い状態にあると判断する。これにより、例えば加速度センサ200を検査する必要があることや、加速度センサ200の測定データを使用する場合の注意喚起等を行うことができる。
診断制御部220は、第1の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値未満であることを条件として、加振部210及び診断部230に、第2の周波数で可動電極300を加振させて、加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値以上であるか否かを判断させる。これにより、第1の周波数で可動電極300を加振した場合の信号の大きさが予め定められた値以上である場合は、他の周波数で診断することなく、異常と判断することができる。そのため、電力の消費量を削減することができる。
診断制御部220は、第1の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、第2の周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値以上であることを条件として、加振部210及び診断部230に、共振周波数で可動電極300を加振させて、加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値以上であるか否かを判断させてよい。そして、診断部230は、共振周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサ200が異常より異常度が低い状態であると判断し、共振周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値未満である場合に、加速度センサ200が異常であると判断してよい。これにより、第2の周波数で可動電極300を加振した場合の信号の大きさが予め定められた値以上である場合、共振周波数で加振して診断することで、加速度センサ200の状態をより正確に判断することができる。
なお、測定装置40は、共振周波数で行う診断を、他の周波数で行う診断より優先させてもよい。具体的には、診断制御部220は、可動電極300の共振周波数で加振部210に可動電極300を加振させ、共振周波数で可動電極300を加振した場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値未満であることを条件として、共振周波数とは異なる周波数で加振部210に可動電極300を加振させてもよい。診断部230は、加振部210が共振周波数で可動電極300が加振された場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサ200が正常であると判断し、共振周波数とは異なる周波数で可動電極300が加振された場合に加速度センサ200が生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、加速度センサ200が正常でないと判断してよい。
なお、加振部210は、共振周波数で可動電極300を加振させる場合に、共振周波数とは異なる周波数で可動電極300を加振させる場合より弱い強度で可動電極300を加振させてよい。共振周波数においては、弱い強度で加振しても、加速度センサ200から大きな信号が得られることが期待できる。そのため、共振周波数における加振強度を弱くすることで、電力の消費量を削減することができる。
加速度センサ200は、予め定められた待機時間が経過する毎に、加速度を測定する。加振部210及び診断部230は、待機時間内において、可動電極300を加振して加速度センサ200が正常であるか否かを診断する。例えば、タイマ260は、予め定められた待機時間が経過する毎に、制御部250への電力供給を電源回路294に開始させる。制御部250は、電源供給が開始されると起動処理を行って、電力を実質的に消費しない停止状態から、電力を実質的に消費する動作状態に遷移する。待機時間においては、加速度センサ200の診断を行っている場合を除き、加速度センサ200、加振部210、検出回路202、制御部250、蓄電池290、メモリ270、及び通信部280への電力供給は実質的に停止され、タイマ260の動作を維持するために必要な電力がタイマ260に供給されてよい。
なお、タイマ260を設けずに、通信部280が制御部250に対する起動信号を出力してもよい。例えば、通信部280は、収集装置20から起動を指示するウェイクアップパケットを受信した場合に、制御部250への電力供給を電源回路294に開始させてよい。この場合、通信部280には、通信部280がウェイクアップパケットを受信するために必要な電力が供給されてよい。
加振部210及び診断部230は、待機時間内において、太陽電池292及び蓄電池290から供給可能な電力量が予め定められた値以上である場合に、可動電極300を加振して加速度センサ200が正常であるか否かを診断する。そのため、加速度センサ200の診断に電力が消費されてしまい、加速度の測定に必要な電力を供給できなくなる可能性を低くすることができる。
メモリ270は不揮発性メモリである。制御部250は、メモリ270内に記憶された情報を用いて、測定装置40の各部を制御する。メモリ270は、制御部250が実行するプログラムを格納する。制御部250は、メモリ270からメモリ270にロードされたプログラムに従って、収集装置20の各部を制御する。プログラムは、制御部250によって実行された場合に、制御部250を、データ処理部240、診断部230、診断制御部220として機能させる。
図3は、加速度センサ200の概略的な縦断面を含む模式的な接続構成図である。図4は、加速度センサ200の概略的な横断面を示す模式的な接続構成図である。図4には、加振部210が示されている。
図3及び図4を参照して、加速度センサ200は、可動電極300と、第1の固定電極310、第2の固定電極320、第3の固定電極330、第4の固定電極340、及び第5の固定電極350を含む固定電極と、第1の梁301、第2の梁302、第3の梁303及び第4の梁304を含む梁と、駆動回路308と、切換部400と、第1のチャージアンプ410、第2のチャージアンプ420、第3のチャージアンプ430、第4のチャージアンプ440及び第5のチャージアンプ450と、SOI基板360と、第1のガラス基板381と、第2のガラス基板382とを備える。
図3を参照して、第1のガラス基板381は、SOI基板360の第1の側に設けられる。第2のガラス基板382は、SOI基板360の第2の側に設けられる。第2の側は、第1の側とは反対側である。このように、第1のガラス基板381及び第2のガラス基板382は、SOI基板360を挟むように設けられる。SOI基板360の第2の側には、SOI基板360に対して固定された電極層370が設けられる。可動電極300、第1の固定電極310、第2の固定電極320、第3の固定電極330及び第4の固定電極340は、電極層370に含まれる。第5の固定電極350は、第2のガラス基板382において可動電極300と対向する側に設けられる。
図4を参照して、可動電極300は、第1の梁301、第2の梁302、第3の梁303及び第4の梁304によって、SOI基板360に対して宙支される。駆動回路308は、可動電極300にAC又はDCのバイアス電圧を印加する。駆動回路308は、第1の梁301、第2の梁302、第3の梁303、及び第4の梁304を通じて、可動電極300にバイアス電圧を印加する。可動電極300は、加速度センサ200に加わった加速度に応じて、第1の固定電極310、第2の固定電極320、第3の固定電極330、第4の固定電極340、及び第5の固定電極350に対して変位する。加速度センサ200は、可動電極300と各固定電極との間の静電容量に応じた電圧信号を出力する。
具体的には、第5のチャージアンプ450は、第5の固定電極350に接続され、可動電極300と第5の固定電極350との間の静電容量に応じた電圧信号を生成する。第5の固定電極350と可動電極300とが並ぶ方向をz軸とすると、第5のチャージアンプ450が生成する電圧信号は、z軸方向の加速度を示す。検出回路202は、第5のチャージアンプ450が生成する電圧信号をサンプリングして、z軸方向の加速度信号を生成する。
第1の固定電極310、第2の固定電極320、第3の固定電極330及び第4の固定電極340は、z軸に平行な面内で、可動電極300の4方を囲うように設けられる。可動電極300は、第1の固定電極310と第2の固定電極320との間に位置し、第1の固定電極310及び第2の固定電極320に対して可動に設けられる。可動電極300は、第3の固定電極330と第4の固定電極340との間に位置し、第3の固定電極330及び第4の固定電極340に対して可動に設けられる。
第1のチャージアンプ410は、第1の固定電極310に接続され、可動電極300と第1の固定電極310との間の静電容量に応じた第1電圧信号を生成する。第2のチャージアンプ420は、第2の固定電極320に接続され、可動電極300と第2の固定電極320との間の静電容量に応じた第2電圧信号を生成する。第1の固定電極310、可動電極300、及び第2の固定電極320が並ぶ方向をy軸方向とすると、第1電圧信号及び第2電圧信号は共に、y軸方向の加速度を示す。検出回路202は、第1電圧信号と第2電圧信号との差動信号をサンプリングして、y軸方向の加速度信号を生成する。なお、第2のチャージアンプ420は、第2の固定電極320と可動電極300との間の静電容量を示す第2の信号を生成する第2の信号生成部の一例である。第1のチャージアンプ410は、第1の固定電極310と可動電極300との間の静電容量を示す第1の信号を生成する第1の信号生成部の一例である。検出回路202は、第1の信号及び第2の信号に基づいて、第1の固定電極310、可動電極300、及び第2の固定電極320が並ぶ方向の加速度を示す信号を生成する加速度信号生成部の一例である。
第3のチャージアンプ430は、第3の固定電極330に接続され、可動電極300と第3の固定電極330との間の静電容量に応じた第3電圧信号を生成する。第4のチャージアンプ440は、第4の固定電極340に接続され、可動電極300と第4の固定電極340との間の静電容量に応じた第4電圧信号を生成する。第3の固定電極330、可動電極300、及び第4の固定電極340が並ぶ方向をx軸方向とすると、第3電圧信号及び第4電圧信号は共に、x軸方向の加速度を示す。検出回路202は、第3電圧信号と第4電圧信号との差動信号をサンプリングして、x軸方向の加速度信号を生成する。
加速度センサ200を診断する場合の動作を説明する。加振部210は、予め定められた複数の周波数で変動する電圧を生成することができる。例えば、加振部210は、上述した第1の周波数の電圧、第2の周波数の電圧、及び共振周波数の電圧をそれぞれ生成することができる。
切換部400は、加振部210が生成した電圧が第1の固定電極310に印加される状態と、加振部210が生成した電圧が第1の固定電極310に印加されない状態とに切り換える。第1の固定電極310に電圧が印加されている場合、可動電極300は、第1の固定電極310に印加される電圧変動に応じて変動する静電気力によって加振される。このとき、第2のチャージアンプ420が生成する電圧信号は、加振されている可動電極300の変位に応じて変動する。検出回路202は、第2のチャージアンプ420が生成する電圧信号をサンプリングして得られた診断用のデジタル信号を制御部250に出力する。診断部230は、検出回路202から出力された診断用のデジタル信号を制御部250に出力する。診断部230は、診断用のデジタル信号が示す波形の振幅と予め定められた閾値とを比較して、加速度センサ200が正常であるか否かを診断する。
例えば、加振部210は第1の周波数の電圧を第1の固定電極310に印加する。診断部230は、第1の周波数の電圧が第1の固定電極310に印加されている場合に得られた診断用のデジタル信号が示す波形の振幅が予め定められた閾値以上である場合に、加速度センサ200が異常であると判断する。第1の周波数の電圧が第1の固定電極310に印加されている場合に得られた診断用のデジタル信号が示す波形の振幅が予め定められた閾値未満である場合、加振部210は、第2の周波数の電圧を第1の固定電極310に印加する。診断部230は、第2の周波数の電圧が第1の固定電極310に印加されている場合に得られた診断用のデジタル信号が示す波形の振幅が予め定められた閾値未満である場合に、加速度センサ200が正常であると判断する。
このように、加振部210は、第1の固定電極310と可動電極300との間に複数の異なる周波数の電圧をそれぞれ印加することにより、可動電極300を複数の異なる周波数でそれぞれ加振する。診断部230は、第1の固定電極310と可動電極300との間に複数の異なる周波数の電圧をそれぞれ印加した場合に第2のチャージアンプ420がそれぞれ生成した信号に基づいて、加速度センサ200が正常であるか否かを診断する。
図5は、一対の固定電極の一方に電圧を印加した場合において他方に接続されたチャージアンプの出力電圧を示す。図5において、(a)は、梁が正常な状態にある加速度センサのチャージアンプの出力電圧を示し、(b)は、4つの梁のうちの1つの梁が折れた状態にある加速度センサのチャージアンプの出力電圧を示す。図5(a)及び(b)は、横軸が周波数を示し、縦軸がチャージアンプの出力電圧を示す。各周波数について、一方の固定電極に印加した電圧の振幅は同一である。したがって、図5(a)及び(b)は、可動電極の振動の周波数依存性を表す。
図5(a)及び図5(b)において、実線は、第1の固定電極に予め定められた振幅の電圧を印加した場合における第2のチャージアンプの出力電圧の周波数特性を示す。破線は、第3の固定電極に予め定められた振幅の電圧を印加した場合における第4のチャージアンプの出力電圧の周波数依存性を示す。第1の固定電極に電圧を印加することにより、可動電極はy軸方向に加振される。第3の固定電極に電圧を印加することにより、可動電極はx軸方向に加振される。
図5(a)に示されるように、可動電極の共振周波数は、周波数範囲R0内にあると考えられる。一方、図5(b)に示されるように、1つの梁が折れた加速度センサにおいては、全ての梁が正常な状態にある加速度センサと比べて、周波数範囲R0内における出力電圧の振幅が小さい。また、チャージアンプの出力電圧の振幅は、周波数範囲R0より低い周波数領域R1において最も高くなっている。このことから、1つの梁が折れることにより、可動電極の共振周波数がシフトしたと考えられる。
したがって、例えば周波数領域R1内の周波数の電圧を第1の固定電極に印加した場合において第2のチャージアンプの出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上であれば、加速度センサが正常でないと判断することができる。また、周波数領域R0内の周波数の電圧を第1の固定電極に印加した場合において第2のチャージアンプの出力電圧の大きさが予め定められた閾値未満である場合に、加速度センサが正常でないと判断することができる。
図5においては、梁が折れた状態にある加速度センサの共振周波数について説明したが、加速度センサの異常要因によっては、共振周波数が高くなる方向にシフトする場合もある。そのため、周波数領域R0より高い周波数領域R2内の周波数の電圧を第1の固定電極に印加した場合における第2のチャージアンプの出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上である場合に、加速度センサが正常でないと判断してよい。
なお、図4から分かるように、第1の固定電極310に電圧を印加した場合、第1の梁301、第2の梁302、第3の梁303及び第4の梁304の全ての梁が伸縮する。そのため、いずれかの梁に生じた異常の影響は、可動電極300のx軸方向の振動及び可動電極300のy軸方向の振動のどちらの振動にも表れる。図5(b)に示されるように、可動電極をx軸方向に加振した場合の周波数依存性と可動電極をy軸方向に加振した場合の周波数依存性が類似していることからも、そのことが理解できる。したがって、本実施形態で説明するように、可動電極300をy軸方向に加振して第2のチャージアンプ420の出力電圧を診断することで、加速度センサ200における第1の梁301、第2の梁302、第3の梁303、及び第4の梁304のいずれかの梁に異常が生じたか否かを検出することができる。
図6は、特定の周波数範囲で可動電極300を加振するために第1の固定電極310に印加する電圧の波形600の一例を示す。波形600により示される電圧は、周波数が時間的に変化する。波形600により示される電圧は、特定の周波数範囲内の複数の周波数成分を含む。波形600により示される電圧の周波数成分は、特定の周波数範囲外において実質的に0となる。図6に示されるように周波数が時間的に変化する電圧を第1の固定電極310に印加すれば、特定の周波数範囲内における可動電極300の平均的な応答を得ることができる。
一般に、周波数特性は、共振周波数において鋭いピークを持つ。しかし、共振周波数には個体差があるので、設計上の共振周波数の電圧を第1の固定電極310に印加しても、印加した電圧の周波数が加速度センサ200の共振周波数からわずかにずれている場合は、小さい出力電圧しか得られない場合がある。これに対し、特定の周波数範囲において周波数が時間的に変化する電圧を第1の固定電極310に印加すれば、当該周波数範囲における可動電極300の平均的な応答が得られるので、当該周波数範囲に共振周波数が含まれていれば、比較的に大きな出力電圧を得ることができる。
そこで、診断制御部220は、加振部210に、特定の周波数範囲内において周波数が時間的に変化する電圧を第1の固定電極310に印加させ、診断部230は、周波数が時間的に変化する電圧が第1の固定電極310に印加された場合における第2のチャージアンプ420の出力電圧を診断させてよい。例えば、共振周波数で可動電極300を加振する場合、加振部210は、周波数範囲R0内において周波数が時間的に変化する電圧を第1の固定電極310に印加してよい。なお、第1の周波数で可動電極300を加振する場合、加振部210は、周波数範囲R1内において周波数が時間的に変化する電圧を第1の固定電極310に印加してよい。また、第2の周波数で可動電極300を加振する場合、加振部210は、周波数範囲R2内において周波数が時間的に変化する電圧を第1の固定電極310に印加してよい。
なお、図6においては、正弦波状の波形を持つ印加電圧を例示したが、パルス幅やパルス間隔が異なる波形を持つ電圧を印加することにより、特定の周波数範囲内の複数の周波数成分を含む電圧を印加してもよい。
図7は、測定装置40において実行される動作に関するフローチャートを示す。図7のフローチャートの処理は、主として制御部250の制御に従って収集装置20の各部が動作することにより、実行される。制御部250は、タイマ260により電力供給が開始される毎に、本フローチャートに示す処理を繰り返す。
S700において、制御部250は、起動処理を行う。起動処理には、メモリ270からプログラムを読み出す処理や、測定装置40の各部を初期化する処理等が含まれる。S702において、制御部250は、時刻合わせを行う。制御部250は、NTPサーバから基準時刻を取得することにより、時刻合わせを行ってよい。制御部250は、収集装置20から基準時刻を取得することにより、時刻合わせを行ってよい。
S704において、規定の測定時刻まで待つ。例えば、毎時0分に加速度を測定することが定められている場合、現在時刻が毎時0分を示すまで待つ。
規定の測定時刻になると、S706において、予め定められた測定時間にわたって、加速度センサ200による加速度の測定を行う。例えば、3分間にわたって、加速度の測定を行う。S708において、データ処理部240は、3分間の測定により得られた加速度データを処理して、時系列の加速度データを示す測定データを生成して、通信部280を通じてサーバ70に送信する。
続いて、S710において、診断制御部220は、加速度センサ200を前回診断した時から予め定められた時間が経過したか否かを判断する。加速度センサ200を前回診断した時から予め定められた時間が経過していない場合は、S720に進み、制御部250は終了処理を行って、停止状態に遷移する。なお、予め定められた時間としては、1日、1週間、又は1ヶ月等の時間を適用してよい。予め定められた時間は、加速度の測定を行う測定間隔(例えば、1時間)より長くてよい。
S710において加速度センサ200を前回診断した時から予め定められた時間が経過したと判断した場合、S712において、診断制御部220は、電源が十分な電力が供給可能か否かを判断する。例えば、診断制御部220は、太陽電池292の発電電力が予め定められた値以上である場合に、十分な電力を供給可能と判断する。診断制御部220は、太陽電池292の発電電力が予め定められた値未満の場合でも、蓄電池290の残存容量が予め定められた値以上の場合に、電源が十分な電力を供給可能と判断してよい。診断制御部220は、太陽電池292の発電電力が予め定められた値未満の場合でも、将来の予め定められた時間内における太陽電池292の発電電力量の予測値が予め定められた値以上である場合に、電源が十分な電力を供給可能と判断してよい。診断制御部220は、太陽電池292の発電電力量の予測値を、天気予報情報に基づいて算出してよい。S712において電源が十分な電力が供給可能でないと判断した場合、S720に進み、制御部250は終了処理を行って、停止状態に遷移する。
S712において電源が十分な電力が供給可能であると判断した場合、S714において、診断制御部220は、第1の周波数で可動電極300を加振させ、第1の周波数で可動電極300が加振されている間における第2のチャージアンプ420の出力電圧のデータを、診断部230に取得させる。
S716において、診断部230は、S714で取得したデータに基づいて、第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上であるか否かを判断する。第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上である場合、S718において、診断部230は加速度センサ200が異常であると判断して、加速度センサ200が異常であることを示す情報をサーバ70に送信して、S720に処理を進める。
S716の判断において、第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値未満である場合、S730において、診断制御部220は、第2の周波数で可動電極300を加振させ、第2の周波数で可動電極300が加振されている間における第2のチャージアンプ420の出力電圧のデータを、診断部230に取得させる。
S732において、診断部230は、S730で取得したデータに基づいて、第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上であるか否かを判断する。第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値未満である場合、S734において、診断部230は加速度センサ200が正常であると判断して、加速度センサ200が正常であることを示す正常情報を現在時刻に対応づけてメモリ270に記憶して、S720に処理を進める。なお、S734においてメモリ270に記憶された正常情報は、次回に加速度を測定した後のS708において、測定データと共にサーバ70に送信されてよい。
S732の判断において、第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上である場合、S736において、診断制御部220は、可動電極300の共振周波数で可動電極300を加振させ、共振周波数で可動電極300が加振されている間における第2のチャージアンプ420の出力電圧のデータを、診断部230に取得させる。
S738において、診断部230は、S736で取得したデータに基づいて、第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上であるか否かを判断する。第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値未満である場合、S742において、診断部230は加速度センサ200が異常であると判断して、加速度センサ200が異常であることを示す異常情報をサーバ70に送信して、S720に処理を進める。
S738の判断において、第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上である場合、S740において、診断部230は加速度センサ200が低異常度の状態にあると判断して、加速度センサ200が低異常度の状態にあることを示す注意情報をサーバ70に送信して、S720に処理を進める。低異常度の状態とは、例えば、異常と確認される状態より、異常度が低い状態であることを意味してよい。
なお、上記のフローチャートにおいて、S736、S738、S740及びS742の処理を省略して、異常情報を又は注意情報をサーバ70に送信してもよい。すなわち、S732の判断において、第2のチャージアンプ420の出力電圧の大きさが予め定められた閾値以上である場合、異常情報を又は注意情報をサーバ70に送信してもよい。
上記のフローチャートにおいては、制御部250が起動した後、S708における加速度測定を行った後に、加速度センサ200の診断を行う。しかし、制御部250が起動した後、加速度測定を行う前に、加速度センサ200の診断を行ってもよい。
上記のフローチャートにおいては、加速度センサ200の診断は、測定データを行った後、前回診断時から所定時間が経過した場合に行われる。しかし、太陽電池292の発電電力が予め定められた値以上である場合に、停止状態から起動して、加速度センサ200の診断を行ってよい。例えば、S712において電力が不十分であると判断されて制御部250が停止状態になった後、太陽電池292の発電電力が予め定められた値以上となった場合に制御部250を起動して加速度センサ200の診断を行い、診断を行った後に、再び停止状態に遷移してよい。
以上に説明したモニタリングシステム100によれば、簡易な構成で加速度センサ200を診断することができる。例えば、モニタリングシステム100によれば、第1の固定電極310を加振用の電極として利用し、第2の固定電極320を診断用の電極として利用するので、加振用及び診断用の電極を別途設ける必要がない。また、診断用の回路として大規模な回路を要しない。また、可動電極300を特定の周波数で加振している間における第2のチャージアンプ420の出力電圧の振幅を検出するだけで、加速度センサ200の判断を行うことができる。そのため、加速度センサ200を診断するために、加速度センサ200が出力する信号に対して複雑な解析をする必要がない。
なお、モニタリングシステム100において、第3の固定電極330を加振用の電極として利用し、第4の固定電極340を診断用の電極として利用して、第4のチャージアンプ440の出力電圧に基づいて、加速度センサ200を診断してもよい。この場合、第1の固定電極310及び第3の固定電極330を用いて、x軸方向及びy軸方向の両方向について同時に可動電極300を加振してよい。また、x軸方向及びy軸方向について別々に可動電極300を加振してよい。
以上に説明したモニタリングシステム100において、加振部210に代えて、加速度センサ200を振動させる診断用バイブレータを設けて、当該診断用バイブレータを用いて固定電極を加振する形態を採用してよい。診断用バイブレータとして、圧電素子、偏心モータ、電磁バイブレータ等を適用できる。この場合、診断用バイブレータにより生じる加速度を検出するための補助センサを更に設けて、補助センサの出力に基づいて、診断用バイブレータが動作しているか否かを制御部250において判断してよい。補助センサの分解能は、加速度センサ200の分解能より低くてよい。補助センサの分解能は、診断用バイブレータが動作しているか否かを判断できる程度の分解能を有していればよい。
なお、補助センサを設ける形態においては、補助センサを用いて、構造物80の加速度測定を行ってよい。例えば、補助センサを、地震等の大きな揺れを検出するための揺れ検出用のセンサとして利用してよい。補助センサを用いる加速度測定は、連続的に行われてよい。例えば、補助センサを用いる加速度測定は、常時行われてよい。補助センサを用いる加速度測定は、少なくとも、加速度センサ200による加速度測定より高い頻度で行われてよい。測定装置40a、測定装置40b、及び測定装置40cにそれぞれ補助センサが設けられている場合、地震等の大きな揺れを検出するためには、測定装置40a、測定装置40b、及び測定装置40cのうちのいずれか1つ以上の測定装置40において補助センサが動作していればよい。この場合、測定装置40a、測定装置40b、及び測定装置40cのうちの1つの測定装置40を選択して、選択した測定装置40に設けられた補助センサを、揺れ検出用のセンサとして動作させてよい。測定装置40a、測定装置40b、及び測定装置40cのうち、それぞれの電源から供給可能な電力量が最も大きい測定装置40を選択して、選択した測定装置40に設けられた補助センサを、揺れ検出用のセンサとして動作させてよい。補助センサを揺れ検出用のセンサとして動作させる測定装置40を選択する処理は、収集装置20により行われてよい。
以上に説明したモニタリングシステム100では、測定装置40の制御部250において、加速度センサ200が正常であるか否かを判断する。すなわち、加速度測定装置としての測定装置40自身が診断装置として機能する。他の実施形態において、収集装置20が、加速度センサ200が正常であるか否かを判断してよい。この場合、測定装置40及び収集装置20が診断装置又は診断システムとして機能する。更なる他の実施形態において、サーバ70が、加速度センサ200が正常であるか否かを判断してよい。この場合、測定装置40及びサーバ70が診断装置又は診断システムとして機能する。
以上の実施形態において、構造物80及び構造物81が道路情報掲示板である場合を例示した。構造物80及び構造物81は、道路情報掲示板以外の様々な工作物であってよい。構造物80及び構造物81は、例えば、鉄塔、橋脚、電信柱、電力柱、架線柱、照明塔、広告塔、標識塔、信号機、建築物、トンネル、道路、ガードレール、空港の管制塔、飛行場灯台、駅、鉄道のレール、鉄道信号機、港湾のクレーン、プラント、鋼橋、ダム、堤防、門、塀、トンネル、溝渠等を含んでよい。構造物80及び構造物81は、工作物以外の構造物、例えば土構造物等であってよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
20 収集装置
40 測定装置
70 サーバ
80、81 構造物
90 道路
50 通信装置
100 モニタリングシステム
200 加速度センサ
202 検出回路
210 加振部
220 診断制御部
230 診断部
240 データ処理部
250 制御部
260 タイマ
270 メモリ
280 通信部
290 蓄電池
292 太陽電池
294 電源回路
300 可動電極
301 第1の梁、302 第2の梁、303 第3の梁、304 第4の梁
308 駆動回路
310 第1の固定電極、320 第2の固定電極、330 第3の固定電極、340 第4の固定電極、350 第5の固定電極
360 SOI基板、370 電極層、381 ガラス基板、382 ガラス基板
400 切換部
410 第1のチャージアンプ、420 第2のチャージアンプ、430 第3のチャージアンプ、440 第4のチャージアンプ、450 第5のチャージアンプ
600 波形

Claims (12)

  1. 固定電極と可動電極との間の静電容量に基づいて加速度を示す信号を生成する加速度センサと、
    前記可動電極を異なる複数の周波数でそれぞれ加振する加振部と、
    前記加振部によって前記可動電極が異なる複数の周波数でそれぞれ加振された場合に前記加速度センサがそれぞれ生成した信号に基づいて、前記加速度センサが正常であるか否かを診断する診断部と
    を備える診断装置。
  2. 前記診断部は、前記可動電極の共振周波数とは異なる第1の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号、及び、前記可動電極の共振周波数とは異なる第2の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさの少なくとも一方が予め定められた値以上である場合に、前記加速度センサが正常でないと判断する
    請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記診断部は、前記可動電極の共振周波数とは異なる第1の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、前記可動電極の共振周波数とは異なる第2の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満である場合に、前記加速度センサが正常であると判断する
    請求項1又は2に記載の診断装置。
  4. 前記第1の周波数は、前記共振周波数より低く、前記第2の周波数は、前記共振周波数より高い
    請求項2又は3に記載の診断装置。
  5. 前記診断部は、
    前記第1の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上の場合に、前記加速度センサが異常であると判断し、
    前記第1の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、前記第2の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、前記加速度センサが前記異常の状態より異常度が低い状態にあると判断する
    請求項4に記載の診断装置。
  6. 前記第1の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であることを条件として、前記加振部及び前記診断部に、前記第2の周波数で前記可動電極を加振させて、前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上であるか否かを判断させる診断制御部
    をさらに備える請求項5に記載の診断装置。
  7. 前記診断制御部は、前記第1の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であり、かつ、前記第2の周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上であることを条件として、前記加振部及び前記診断部に、前記共振周波数で前記可動電極を加振させて、前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上であるか否かを判断させる
    請求項6に記載の診断装置。
  8. 前記診断部は、前記共振周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、前記加速度センサが前記異常より異常度が低い状態であると判断し、前記共振周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満である場合に、前記加速度センサが異常であると判断する
    請求項7に記載の診断装置。
  9. 前記可動電極の共振周波数で前記加振部に前記可動電極を加振させ、前記共振周波数で前記可動電極を加振した場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値未満であることを条件として、前記共振周波数とは異なる周波数で前記加振部に前記可動電極を加振させる診断制御部
    をさらに備え、
    前記診断部は、前記加振部が前記共振周波数で前記可動電極が加振された場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、前記加速度センサが正常であると判断し、前記共振周波数とは異なる周波数で前記可動電極が加振された場合に前記加速度センサが生成した信号の大きさが予め定められた値以上である場合に、前記加速度センサが正常でないと判断する
    請求項1に記載の診断装置。
  10. 前記加振部は、前記共振周波数で前記可動電極を加振させる場合に、前記共振周波数とは異なる周波数で前記可動電極を加振させる場合より弱い強度で前記可動電極を加振させる
    請求項7から9のいずれか一項に記載の診断装置。
  11. 前記固定電極は、第1の固定電極及び第2の固定電極を含み、
    前記可動電極は、前記第1の固定電極と前記第2の固定電極との間に位置し、前記第1の固定電極及び前記第2の固定電極に対して可動に設けられ、
    前記加速度センサは、
    前記第1の固定電極と前記可動電極との間の静電容量を示す第1の信号を生成する第1の信号生成部と、
    前記第2の固定電極と前記可動電極との間の静電容量を示す第2の信号を生成する第2の信号生成部と、
    前記第1の信号及び前記第2の信号に基づいて、前記第1の固定電極、前記可動電極、及び前記第2の固定電極が並ぶ方向の加速度を示す信号を生成する加速度信号生成部と
    を有し、
    前記加振部は、複数の異なる周波数を生成して、生成した複数の異なる周波数の電圧をそれぞれ前記第1の固定電極に印加することにより、前記可動電極を複数の異なる周波数でそれぞれ加振し、
    前記診断装置は、
    前記加振部が生成した電圧が前記第1の固定電極に印加される状態と、前記加振部が生成した電圧が前記第1の固定電極に印加されない状態とに切り換える切替部
    をさらに備え、
    前記診断部は、前記切替部によって前記第1の固定電極と前記可動電極との間に複数の異なる周波数の電圧がそれぞれ印加された場合に前記第2の信号生成部がそれぞれ生成した信号に基づいて、前記加速度センサが正常であるか否かを診断する
    請求項1から10のいずれか一項に記載の診断装置。
  12. 固定電極と可動電極との間の静電容量に基づいて加速度を示す信号を生成する加速度センサを診断する方法であって、
    前記可動電極を異なる複数の周波数でそれぞれ加振する段階と、
    前記可動電極が異なる複数の周波数でそれぞれ加振された場合に前記加速度センサがそれぞれ生成した信号に基づいて、前記加速度センサが正常であるか否かを診断する段階と
    を備える方法。
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