JP2019100111A - 建設機械の制御システム - Google Patents

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Toshihiro Nogi
俊宏 野木
昭 筒井
Akira Tsutsui
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Abstract

【課題】熟練した操縦技術が必要とされている面整形作業を、操縦経験の浅い操縦者でも容易に行うことができる建設機械の制御システムを提供すること。【解決手段】建設機械の制御システムは、上部旋回体1に設けられたGNSSアンテナ16、基準点位置算出部31、バケット位置算出部32、角度誤差算出部33、および旋回制御部35を少なくとも有する。角度誤差算出部33は、基準点の目標位置とバケット先端位置の目標位置とを結ぶ第1仮想線L2と、基準点位置算出部31およびバケット位置算出部32で算出された結果に基づく第2仮想線Lとの間の角度θを算出する。旋回制御部35は、角度誤差算出部33で算出された角度θが、所定の閾値角度θthよりも大きい場合、前記角度θが小さくなるように上部旋回体1を旋回させる。【選択図】図2

Description

本発明は、ブーム、アーム、およびバケットを上部旋回体に備える建設機械の制御システムに関する。
この種の技術として、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の発明は、建設機械の制御システムおよび制御方法に関する発明であって、当該特許文献1には、バケットの刃先が、掘削対象の目標形状を示す設計面に沿って動くように、ブーム、アーム、およびバケットを備える作業機の侵入不可領域を設定し、バケットがこの侵入不可領域の境界線に達した際、違和感なく設計面を侵食しないようにブームの速度を制限する制御方法が記載されている。
特許第5654144号公報
ここで、従来、バケットの幅を超える大きさの面の整形をショベルで行う際、操縦者は、1バケット幅分の整形作業(掘削作業)を行った後、左右のクローラを操作して、バケットの幅分の距離だけショベルが横に進むようにクローラを切り返した後、再び1バケット幅分の整形作業(掘削作業)を行うということを繰り返していた。そのため、ショベルの操縦経験が浅い操縦者では、作業の効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、熟練した操縦技術が必要とされている面整形作業を、操縦経験の浅い操縦者でも容易に行うことができる建設機械の制御システムを提供することである。
本発明に係る建設機械の制御システムは、ブーム、アーム、およびバケットが上部旋回体に取り付けられた建設機械の制御システムであって、前記上部旋回体に設けられ、衛星測位システムの電波を受信するセンサと、前記センサのグローバル位置情報に基づいて前記上部旋回体に設定された基準点の位置を算出する基準点位置算出部と、前記グローバル位置情報、ならびに、前記ブーム、前記アーム、および前記バケットの姿勢に基づいて前記バケットの先端位置を算出するバケット位置算出部と、前記バケットの幅方向に前記建設機械が前記バケットの幅分正確に移動したと仮定したときの、前記基準点の目標位置と前記先端位置の目標位置と、を結ぶ第1仮想線と、前記バケットの幅方向に前記建設機械が前記バケットの幅分実際に移動したときの、前記基準点位置算出部で算出された前記基準点の実際位置と前記バケット位置算出部で算出された前記先端位置の実際位置と、を結ぶ第2仮想線と、の間の角度を算出する角度誤差算出部と、前記上部旋回体の旋回動作を制御する旋回制御部と、を備える。前記旋回制御部は、前記角度誤差算出部で算出された前記角度が、所定の閾値角度よりも大きい場合、前記角度が小さくなるように前記上部旋回体を旋回させる。
この構成によると、操縦者は、切り返し運転を特に行うことなく、バケットの方向を目標とする方向に自動で調整することができる。すなわち、操縦経験の浅い操縦者でも、熟練を要する面整形作業を容易に行うことができる。
本発明において、前記基準点が、ブームフットピンの位置に設定されていることが好ましい。この構成によると、1バケット幅分の移動という僅かな時間ではあるが、バケットの幅方向に油圧ショベルをバケットの幅分移動させる途中に、ブームなどを操縦者が操作して、バケットの先端位置が変化しても、角度誤差算出部における前記角度の算出に、当該操作は影響を与えない。
また本発明において、前記ブーム、前記アーム、および前記バケットの動作を制御する掘削動作制御部を備え、前記掘削動作制御部は、前記ブーム、前記アーム、および前記バケットのうちのいずれかが操作されたとき、掘削対象の目標とする施工面に沿って前記バケットの先端位置が動くように、前記ブーム、前記アーム、および前記バケットの全てを制御することが好ましい。
この構成によると、操縦者は、ブーム、アーム、およびバケットのうちのいずれか1つを操作することで、目標とする施工面に沿ってバケットの先端位置を動かすことができるので、操縦者は、熟練を要する面整形作業をより容易に行うことができる。
また本発明において、前記建設機械の走行動作を制御する走行制御部を備え、前記走行制御部は、前記掘削動作制御部による掘削動作が終了したら、前記グローバル位置情報をもとに、前記バケットの幅方向に前記建設機械を前記バケットの幅分移動させることが好ましい。
この構成によると、繰り返し行うバケット幅分の整形作業をより自動化することができる。また、操縦者は、バケットの幅分、建設機械を容易に移動させることができる。
本発明によれば、熟練した操縦技術が必要とされている面整形作業を、操縦経験の浅い操縦者でも容易に行うことができる建設機械の制御システムを提供することができる。
油圧ショベル(建設機械)の側面図である。 図1に示す油圧ショベルの制御システムの一構成例を示すブロック図である。 図1に示す油圧ショベルが、バケットの幅分正確に移動したと仮定したときの、移動前後の当該油圧ショベルを比較して示す平面図である。 図1に示す油圧ショベルが、バケットの幅分実際に移動したときの、移動前後の当該油圧ショベルを比較して示す平面図である(実際の移動の一例)。 図3Aおよび図33Bに示す点O1、P1、O2、P2、O、およびPをまとめて示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。
(油圧ショベルの構成)
まず、図1、2に基づいて、油圧ショベル(建設機械)の構成について説明する。油圧ショベル100は、ブーム6、アーム7、およびバケット8が取り付けられた上部旋回体1と、上部旋回体1を支持する下部走行体2とを備える。
下部走行体2は、左右一対のクローラ5(5a、5b)を備える。各クローラ5a、5bは、それぞれ、走行モータ10a、10b(油圧モータ、図2参照)で駆動される。下部走行体2と、上部旋回体1との連結部には、旋回モータ9(油圧モータ、図2参照)が配置されおり、旋回モータ9が駆動されることにより、上部旋回体1は下部走行体2に対して旋回する。
上部旋回体1は、上部フレーム3、および上部フレーム3の上に配置されたキャビン4(運転室)などから構成される。この上部旋回体1には、ブーム6、アーム7、およびバケット8が、この順で取り付けられる。ブーム6の基端部は、ブームフットピン6bを介して上部フレーム3に取り付けられる。ブーム6の先端部には、アーム7の基端部が取り付けられ、アーム7の先端部には、バケット8が取り付けられる。これらブーム6、アーム7、およびバケット8は、それぞれ、ブームシリンダ6a、アームシリンダ7a、およびバケットシリンダ8a(いずれも油圧シリンダ)によって駆動される。
ブームシリンダ6a、アームシリンダ7a、およびバケットシリンダ8aには、それぞれ、ストロークセンサ17、18、および19が取り付けられている(図2参照)。ストロークセンサ17は、ブームシリンダ6aのストローク長を検出するセンサであり、ストロークセンサ17からの信号に基づいて、上部旋回体1に対するブーム6の角度(姿勢)を演算により求めることができる。ストロークセンサ18は、アームシリンダ7aのストローク長を検出するセンサであり、ストロークセンサ18からの信号に基づいて、ブーム6に対するアーム7の角度(姿勢)を演算により求めることができる。また、ストロークセンサ19は、バケットシリンダ8aのストローク長を検出するセンサであり、ストロークセンサ19からの信号に基づいて、アーム7に対するバケット8の角度(姿勢)を演算により求めることができる。
なお、ブーム6、アーム7、およびバケット8の角度(姿勢)を求めるのに、ストロークセンサ17〜19に代えて、角度センサが用いられてもよい。
前記した走行モータ10a、10b、旋回モータ9、ブームシリンダ6a、アームシリンダ7a、およびバケットシリンダ8aは、エンジン11(図2参照)により駆動される油圧モータ12からの圧油で駆動され、駆動の方向・速度などは、制御弁13で制御される。
ここで、上部旋回体1には、衛星測位システムの電波を受信するセンサが取り付けられる。本実施形態では、上部旋回体1の後部の上面に、衛星測位システムの電波を受信するセンサとしてGNSSアンテナ16が取り付けられている。衛星測位システムの電波を受信するセンサは、GNSSアンテナ16に限られることはなく、GPSアンテナなどであってもよい。また、当該センサの設置場所は、上部旋回体1の後部の上面に限られることはなく、例えば、キャビン4の上などであってもよい。ただし、当該センサの設置場所は、旋回する上部旋回体1のいずれかの場所である必要があり、上部旋回体1とは座標系が異なる下部走行体2にセンサを取り付けてはいけない。
キャビン4の中には、操作レバー14、15が配置されている(図2参照)。操作レバー14、15は、それぞれ、前後左右の4方向に操作可能なものであり、例えば、操作レバー14の4つの操作方向のうちの2つは、ブーム6の上げ操作と下げ操作とに割り当てられ、残りの2つは、バケット8の上げ操作と下げ操作とに割り当てられる。また、操作レバー15の4つの操作方向のうちの2つは、アーム7の上げ操作と下げ操作とに割り当てられ、残りの2つは、旋回モータ9の右旋回操作と左旋回操作とに割り当てられる。なお、操作レバー14、15への操作の割り当ては、上記の割り当てに限られるものではない。
なお、ブーム6、アーム7、およびバケット8は、上下方向には回動するが、上部旋回体1から見た場合、その旋回方向(左右方向)には移動しない。
(面整形作業の制御構成)
図2に示すように、油圧ショベル100のコントローラ30には、GNSSアンテナ16からの信号(GNSSアンテナ16のグローバル位置情報)、各操作レバー14、15からの信号、および各ストロークセンサ17〜19からの信号が入力される。また、コントローラ30からは、制御弁13へ制御信号が出力される。
ここで、コントローラ30は、基準点位置算出部31、バケット位置算出部32、および角度誤差算出部33という演算部、ならびに、走行制御部34、旋回制御部35、および掘削動作制御部36を備える。走行制御部34は、油圧ショベル100の走行動作を制御する制御部(走行モータ10a、10bの制御部)であり、旋回制御部35は、上部旋回体1の旋回動作を制御する制御部(旋回モータ9の制御部)であり、掘削動作制御部36は、ブーム6、アーム7、およびバケット8の動作を制御する制御部(シリンダ6a〜8aの制御部)である。
<基準点位置算出部>
基準点位置算出部31は、GNSSアンテナ16のグローバル位置情報(例えば、図1に示す点Sのグローバル位置情報)に基づいて上部旋回体1に設定された基準点の位置を算出するように構成される。基準点は、例えば、ブームフットピン6bの位置とされる。上部旋回体1の各部寸法は、コントローラ30に格納(入力)されている。基準点位置算出部31は、点Sのグローバル位置情報、およびコントローラ30に格納されている上部旋回体1の各部寸法に基づいて、ブームフットピン6bの位置を算出する。
<バケット位置算出部>
バケット位置算出部32は、GNSSアンテナ16のグローバル位置情報、ならびに、ブーム6、アーム7、およびバケット8の姿勢に基づいてバケット8の先端8b位置を算出するように構成される。ブーム6、アーム7、およびバケット8の各部寸法は、コントローラ30に格納(入力)されている。バケット位置算出部32は、点Sのグローバル位置情報、ストロークセンサ17〜19で検出された各シリンダ6a〜8aのストローク長、およびコントローラ30に格納されているブーム6、アーム7、およびバケット8の各部寸法に基づいて、バケット8の先端8b位置を算出する。
<角度誤差算出部>
図3A、図3B、および図4を参照しつつ、角度誤差算出部33で行われる演算について説明する。ここで、図3Aは、図1に示す油圧ショベル100が、掘削対象の目標とする施工面に沿って、バケット8の幅分正確に移動したと仮定したときの、移動前後の当該油圧ショベル100を比較して示す平面図である。実線は、移動前の油圧ショベル100を示し、点線は、移動後の油圧ショベル100を示す。図3Bは、図1に示す油圧ショベル100が、掘削対象の目標とする施工面に沿って、バケット8の幅分実際に移動したときの、移動前後の当該油圧ショベル100を比較して示す平面図である(実際の移動の一例)。図3Aと同様、実線は、移動前の油圧ショベル100を示し、点線は、移動後の油圧ショベル100を示す。また、図4は、図3Aおよび図33Bに示す点O1、P1、O2、P2、O、およびPをまとめて示す図である。
図3Bにおいて点線で示す油圧ショベル100のように、掘削対象の目標とする施工面に沿って、バケット8の幅分、油圧ショベル100を移動させたつもりでも、左右のクローラ5a、5bの速度差や、地面の状態などによって、油圧ショベル100(バケット8)の向きが、掘削対象の目標とする施工面に直交する方向からずれてしまう場合がある。
ここで、図3A、図3B、および図4に示す点O1、点O2、および点Oは、基準点位置算出部31により算出されたブームフットピン6b(基準点)の位置である。点O1は、移動前の油圧ショベル100におけるブームフットピン6bの位置であり、点O2は、バケット8の幅方向に、バケット8の幅分正確に油圧ショベル100が移動したと仮定したときの、ブームフットピン6bの目標位置である。また、点Oは、バケット8の幅方向に、バケット8の幅分、油圧ショベル100が実際に移動したときの、ブームフットピン6bの実際位置である。
また、図3A、図3B、および図4に示す点P1、点P2、および点Pは、バケット位置算出部32により算出されたバケット8の先端8b位置である。点P1は、移動前の油圧ショベル100におけるバケット8の先端8b位置であり、点P2は、バケット8の幅方向に、バケット8の幅分正確に油圧ショベル100が移動したと仮定したときの、バケット8の先端8bの目標位置である。また、点Pは、バケット8の幅方向に、バケット8の幅分、油圧ショベル100が実際に移動したときの、バケット8の先端8bの実際位置である。
角度誤差算出部33は、点O2と点P2とを結ぶ第1仮想線L2と、点Oと点Pとを結ぶ第2仮想線Lとの間の、平面における角度θを算出する。この角度θは、バケット8を向けるべき目標方向(点O2から点P2への方向)からの角度誤差である。
<旋回制御部>
ここで、旋回制御部35は、角度誤差算出部33で算出された上記角度θが、所定の閾値角度θthよりも大きい場合、角度θが小さくなるように上部旋回体1を旋回させる制御指令を制御弁13に出すように構成される。なお、閾値角度θthは、旋回モータ9のもつ慣性特性に基づいて決められて、旋回制御部35に入力されていることが好ましい。
旋回制御部35は、操縦者の操作なしで、例えば、上記角度θがゼロとなるように、旋回モータ9の駆動・停止を制御する制御指令を制御弁13に出す。
<掘削動作制御部>
なお、掘削動作制御部36は、操縦者により(操作レバー14や操作レバー15により)、ブーム6、アーム7、およびバケット8のうちのいずれかが操作されたとき、掘削対象の目標とする施工面に沿ってバケット8の先端8b位置が動くように、ブーム6、アーム7、およびバケット8の全てを制御するように制御構成されていることが好ましい。
掘削動作制御部36は、例えば、操縦者のアーム7操作に応じて、ブーム6、アーム7、およびバケット8を駆動する各シリンダ6a〜8aの目標速度を算出し、算出した目標速度を、制御弁13への制御指令に変換し、そして、制御指令を制御弁13に出す。
<走行制御部>
また、走行制御部34に関しては、掘削動作制御部36による掘削動作が終了したら、GNSSアンテナ16のグローバル位置情報をもとに、バケット8の幅方向に油圧ショベル100をバケット8の幅分移動させるように制御構成されていることが好ましい。
この場合、走行制御部34は、掘削動作制御部36による掘削動作が終了したら、GNSSアンテナ16のグローバル位置情報を用いて、操縦者の操作なしで、バケット8の幅方向に油圧ショベル100がバケット8の幅分だけ移動するように、走行モータ10a、10bの駆動・停止を制御する制御指令を制御弁13に出す。
(面整形作業のフロー例)
操縦者は、掘削動作の開始前に、クローラ5a、5bを進行方向(掘削対象の目標とする施工面に平行な(沿う)方向)に向けておく。
その後、操縦者が、例えば、アーム7を操作すると、掘削動作制御部36は、操縦者のアーム7操作に応じて、掘削対象の目標とする施工面に沿ってバケット8の先端8b位置が動くように、ブーム6、アーム7、およびバケット8の全てを制御する(ステップ1)。
1バケット幅分の面整形作業が終わると、走行制御部34は、GNSSアンテナ16のグローバル位置情報をもとに、バケット8の幅方向に油圧ショベル100をバケット8の幅分移動させる制御を行う(ステップ2)。
バケット8の幅分、油圧ショベル100が移動すると、角度誤差算出部33は、前記した角度θを算出する(ステップ3)。旋回制御部35は、算出された角度θが、閾値角度θthよりも大きいか否か判断し、当該角度θが閾値角度θthよりも大きい場合は、角度θがゼロとなるように、旋回モータ9の駆動・停止を制御する(ステップ4)。なお、角度θが閾値角度θth以下の場合は、当該制御は行われない。その後、ステップ1に戻り、再び1バケット幅分の面整形作業(掘削作業)が行われる。ステップ1〜4の一連のステップが、面整形作業が完了するまで、繰り返し行われる。
なお、1バケット幅分の移動という僅かな時間ではあるが、バケット8の幅方向に油圧ショベル100がバケット8の幅分移動する際に、操縦者が、例えば、ブーム6を上げ操作するなどして、バケット8の先端8b位置が変化してもかまわない。上部旋回体1の座標系において、平面視におけるバケット8の先端8b位置が変化する方向は、当該先端8b位置が、ブームフットピン6b(基準点)に向かう方向、または180°反対のブームフットピン6bから遠ざかる方向のいずれかであり、これらの方向にバケット8の先端8b位置が変化しても、角度誤差算出部33における角度θの算出に影響はない。すなわち、基準点は、ブームフットピン6bの位置に設定されていることが好ましい。
なお、より広くとらえれば、上部旋回体1に設定する基準点は、油圧ショベル100を上方から見たときの、バケット8の先端8b位置とブームフットピン6bとを結んだ仮想線と重なる、上部旋回体1のいずれかの位置とされることである。
上部旋回体1に設定する基準点を、ブームフットピン6b以外の位置(油圧ショベル100を上方から見たときの、バケット8の先端8b位置とブームフットピン6bとを結んだ仮想線と重ならない、上部旋回体1のいずれかの位置)に設定した場合には、バケット8の幅方向への油圧ショベル100の1バケット幅分の移動前後において、バケット8の先端8b位置を変化させない方が好ましい。
上記の面整形作業によると、操縦者は、クローラ5a、5bの切り返し運転を特に行うことなく、バケット8の方向を目標とする方向に自動で調整することができ、且つ、アーム7を操作するだけで、目標とする施工面に沿ってバケット8の先端8b位置を動かすことができる。しかも、バケット8の幅方向に油圧ショベル100をバケット8の幅分移動させるのも、操縦者は、自動で行うことができる。そのため、操縦経験の浅い操縦者でも、熟練を要する面整形作業を容易に行うことができる。
なお、ブーム6、アーム7、およびバケット8の操作に関しては、操縦者が、それぞれ自ら操作を行ってもよい。また、バケット8の幅方向への油圧ショベル100の1バケット幅分の移動は、操縦者による操作で行われてもよい。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
1:上部旋回体
6:ブーム
7:アーム
8:バケット
8b:先端
16:GNSSアンテナ(センサ)
31:基準点位置算出部
32:バケット位置算出部
33:角度誤差算出部
34:走行制御部
35:旋回制御部
36:掘削動作制御部
100:油圧ショベル(建設機械)
L2:第1仮想線
L:第2仮想線

Claims (4)

  1. ブーム、アーム、およびバケットが上部旋回体に取り付けられた建設機械の制御システムであって、
    前記上部旋回体に設けられ、衛星測位システムの電波を受信するセンサと、
    前記センサのグローバル位置情報に基づいて前記上部旋回体に設定された基準点の位置を算出する基準点位置算出部と、
    前記グローバル位置情報、ならびに、前記ブーム、前記アーム、および前記バケットの姿勢に基づいて前記バケットの先端位置を算出するバケット位置算出部と、
    前記バケットの幅方向に前記建設機械が前記バケットの幅分正確に移動したと仮定したときの、前記基準点の目標位置と前記先端位置の目標位置と、を結ぶ第1仮想線と、前記バケットの幅方向に前記建設機械が前記バケットの幅分実際に移動したときの、前記基準点位置算出部で算出された前記基準点の実際位置と前記バケット位置算出部で算出された前記先端位置の実際位置と、を結ぶ第2仮想線と、の間の角度を算出する角度誤差算出部と、
    前記上部旋回体の旋回動作を制御する旋回制御部と、
    を備え、
    前記旋回制御部は、前記角度誤差算出部で算出された前記角度が、所定の閾値角度よりも大きい場合、前記角度が小さくなるように前記上部旋回体を旋回させる、
    建設機械の制御システム。
  2. 請求項1に記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記基準点が、ブームフットピンの位置に設定されている、
    建設機械の制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記ブーム、前記アーム、および前記バケットの動作を制御する掘削動作制御部を備え、
    前記掘削動作制御部は、前記ブーム、前記アーム、および前記バケットのうちのいずれかが操作されたとき、掘削対象の目標とする施工面に沿って前記バケットの先端位置が動くように、前記ブーム、前記アーム、および前記バケットの全てを制御する、
    建設機械の制御システム。
  4. 請求項3に記載の建設機械の制御システムにおいて、
    前記建設機械の走行動作を制御する走行制御部を備え、
    前記走行制御部は、前記掘削動作制御部による掘削動作が終了したら、前記グローバル位置情報をもとに、前記バケットの幅方向に前記建設機械を前記バケットの幅分移動させる、
    建設機械の制御システム。
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