JP2019099280A - 容器処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られたスペースで多数の容器を効率良く処理することができる容器処理機を提供する。【解決手段】容器処理機10は、メインテーブル12が1回転する間に、複数の回転ユニット14の各々がメインテーブル12に対して所定角度回転する。更に、メインテーブル12が1回転する間に、容器供給装置21から供給された容器Bを複数の保持部16で保持し、複数の保持部16に保持された容器Bに対し、複数の異なる処理ユニット21〜29によって所定の処理を順次施し、当該容器Bを複数の保持部16から解放する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のステーションを順次巡るように複数の容器を搬送する容器処理機に関する。
袋、瓶及びペットボトル等の容器を移送するとともに包装処理を行う容器処理機が広く知られており、例えば特許文献1及び2はそのような容器処理機を開示する。
特表2003−532593号公報 特表2009−541021号公報
しかしながら特許文献1及び2が開示する容器処理機は、複数の処理ユニットの設置しやすさ、装置の設置スペース、或いは容器の処理効率について必ずしも最適化されてはおらず、更なる改良の余地がある。
例えば特許文献1の装置では、ターンテーブルに内部カルーセルが複数配設され、各内部カルーセルに容器を収容するための収容場所が4つ設けられている。収容場所に収容された容器は、互いに異なる径を有する3つの軌道上を順次移動し、各軌道上において充填等の異なる処理を受ける。この装置によれば複数の容器に対して複数の処理をそれぞれの軌道上で連続的行うことができるが、処理可能な容器数や実行可能な処理数は、ターンテーブルのサイズや内部カルーセルの数及びサイズに大きく依存する。
例えば、特許文献1の装置において処理可能な容器数を増やすとともに処理数を増やすために、各内部カルーセルに形成する収容場所の数を増やすことが考えられる。しかしながらこの場合、容器を移動させる軌道の数は増えるが、軌道間の径の差が小さくなるため、各軌道に対して固有の処理ユニットを配置するのに十分なスペースを確保することが難しくなる。軌道数を増やす場合には各内部カルーセルの径を大きくすることで軌道間に十分なスペースを確保することが可能だが、その場合、装置全体が大型化して、装置の設置スペースが全体として大きくなる。
また特許文献1の装置では、排出位置に到達した1つの内部カルーセルから一度に1つの容器のみが排出される。したがって特許文献1の装置において、ターンテーブルを1回転させる間に排出可能な容器の数を増やすには、ターンテーブルに取り付けられる内部カルーセルの数を増やす必要がある。また特許文献1の装置において、単位時間当たりに排出可能な容器の数を増やすには、ターンテーブルの回転を速くする必要がある。しかしながら、内部カルーセルの設置数やターンテーブルの回転速度は、他の様々な構成や設定に影響を及ぼしうる因子であるため、内部カルーセルの設置数の増大やターンテーブルの回転の高速化を簡単には実現することができない。例えば内部カルーセルの設置数を変える場合には、各種装置の配置やターンテーブルの回転等の設定を変える必要があるだけではなく、場合によってはターンテーブルのサイズを変更する必要もある。またターンテーブルの回転を変える場合には、各種装置の駆動タイミングを変える必要がある。また、ターンテーブルの外周部に内部カルーセルを設置する構成においてターンテーブルの回転を高速化すると、遠心力が強く働くため、各装置かかる負荷が大幅に増大するとともに、内部カルーセルに保持されている容器や内容物が大きく揺れる懸念がある。また内部カルーセルの設置数の増大やターンテーブルの回転の高速化によって期待される装置の処理能力の向上は限定的であり、それらの方法では必ずしも効果的には装置の処理能力を向上させることができない。
特許文献2の装置も、処理ユニットの設置しやすさや装置の設置スペースについて、特許文献1の装置と同様の課題がある。
また特に、容器として柔軟な袋を使った包装処理に関しては、比較的多くの処理工程及び処理ユニットが必要とされるため、限られたスペースで多くの処理を各袋に対して効率良く行う装置及び方法について高い要望がある。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、限られたスペースで多数の容器を効率良く処理することができる容器処理機を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、メインテーブル用駆動源に連結されて水平面内で回転するメインテーブルと、メインテーブルの周方向に沿って、メインテーブルに等間隔で設けられる複数の回転ユニットであって、それぞれがメインテーブルに対して水平面内で回転する回転体と、回転体に設けられた複数の保持部とを有する複数の回転ユニットと、少なくとも1つの回転ユニットに対応する如く配置されるとともに、対応する回転ユニットの複数の保持部に容器を供給する容器供給装置と、メインテーブルが1回転する間に、複数の保持部に保持された容器に所定の処理を順次施す、複数の異なる処理ユニットと、を備える容器処理機であって、メインテーブルが1回転する間に、複数の回転ユニットの各々がメインテーブルに対して所定角度回転し、更に、メインテーブルが1回転する間に、容器供給装置から供給された容器を複数の保持部で保持し、複数の保持部に保持された容器に対し、複数の異なる処理ユニットによって所定の処理を順次施し、当該容器を複数の保持部から解放する容器処理機に関する。
複数の回転ユニットの回転体は、それぞれ異なる回転ユニット用駆動源に連結されて回転させられてもよい。
回転体は、円盤状に形成され、複数の回転ユニットの各々が有する複数の保持部は、対応の回転体の回転軸線の周りにおいて周方向に配列されていてもよい。
複数の回転ユニットの各々は、水平方向のうちの第1の方向に関して第1のサイズを有し、水平方向のうちの第1の方向と垂直を成す第2の方向に関して第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有してもよい。
複数の回転ユニットの各々が有する保持部は、第1の方向に関して2以上並んで設けられ、第2の方向に関して2以上並んで設けられてもよい。
複数の回転ユニットの各々は、2以上の回転体と、2以上の回転体を連結する連結プレートと、連結プレートを回転可能に支持する連結軸部と、を含んでもよい。
複数の回転ユニットの各々のメインテーブルに対する回転の軌跡が隣接する回転ユニット間で一部重なるように、複数の回転ユニットはメインテーブルに対して設けられてもよい。
複数の回転ユニットのうち少なくとも1つは、メインテーブルに対する姿勢が、隣り合って配置される他の回転ユニットの少なくとも1つと異なっていてもよい。
複数の回転ユニットの総数は偶数であり、複数の回転ユニットのメインテーブルに対する姿勢は、第1の姿勢と、当該第1の姿勢とは異なる第2の姿勢とを、隣接して配置される回転ユニット間で繰り返す。
隣接する回転ユニットのメインテーブルに対する回転の軌跡が互いに重ならないように、複数の回転ユニットはメインテーブルに対して設けられ、メインテーブルの回転時に、複数の回転ユニットの各々が回転してもよい。
メインテーブルの回転時に、回転ユニットが回転してもよい。
メインテーブルは間欠的に回転し、メインテーブルの間欠停止ピッチが複数の回転ユニットの間隔と同じであってもよい。
容器が袋であり、保持部の各々は、袋を把持する一対の把持ユニットを有してもよい。
本発明によれば、限られたスペースで多数の容器を効率良く処理することができる。
図1は、第1実施形態に係る容器処理機の概略構成を示す平面図である。 図2は、制御系を示す機能ブロック図である。 図3は、第2実施形態に係る容器処理機の概略構成を示す平面図である。 図4は、第3実施形態に係る容器処理機の概略構成を示す平面図である。
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお以下の実施形態では、一例として、柔軟な素材によって作られた袋を容器として使う場合について説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る容器処理機10の概略構成を示す平面図である。図2は、制御系を示す機能ブロック図である。
容器処理機10は、回転可能に設けられるメインテーブル12と、メインテーブル12に取り付けられる複数の回転ユニット14(図1では8つの回転ユニット14)とを備える。各回転ユニット14は、メインテーブル12の回転に応じて複数のステーション(図1では8つのステーションS1〜S8)を順次巡る。
メインテーブル12は、第1駆動源61(図2参照;メインテーブル用駆動源)によって回転軸線A1を中心に間欠的に回転させられ、メインテーブル12の間欠停止ピッチは複数の回転ユニット14(特に隣接する回転ユニット14の回転軸線A2)の間隔と同じである。図示のメインテーブル12は円盤形状を有し、回転軸線A1はメインテーブル12の中心を通過する。メインテーブル12の回転軸線A1を基準にした場合、メインテーブル12は各回転ユニット14の回転軸線A2よりも水平方向外側に張り出すが、メインテーブル12の具体的な径の大きさは限定されない。なお各回転ユニット14の回転軸線A2の移動軌道は、図1において符合「T」によって示されている。
各回転ユニット14はメインテーブル12に対して回転可能に設けられており、これらの回転ユニット14(特に回転軸線A2)は、メインテーブル12の周方向に関して等間隔に設置されている。メインテーブル12に取り付けられる回転ユニット14の数は、ステーションS1〜S8の数に一致している。本実施形態の複数の回転ユニット14は、メインテーブル12が間欠的に停止している間、それぞれ複数のステーションS1〜S8に配置され、メインテーブル12が間欠的に回転することで次のステーションに向かって移動する。
各回転ユニット14は、回転可能に設けられる回転体15と、回転体15に設けられる3以上の保持部16とを有する。メインテーブル12の回転時に、各回転ユニット14は回転してもよい。図1では2つの保持部16のみが示され、他の保持部16の図示は省略されている。本実施形態では、1つの回転ユニット14において1つの回転体15が設けられている。図示の各回転体15は円盤状に形成されている。各回転体15の中心には回転軸部(図示省略)が取り付けられており、各回転体15は当該回転軸部を介してメインテーブル12に対して回転可能に取り付けられている。各回転体15の回転軸線A3は、対応の回転軸部を通過し、本実施形態では回転ユニット14の回転軸線A2と一致する。各回転体15は第2駆動源62(回転ユニット用駆動源)によって断続的又は連続的に回転させられ、メインテーブル12の回転とは独立して回転することができる。なお、各回転体15の回転方向はメインテーブル12の回転方向に応じて決められてもよく、メインテーブル12の回転方向と同じ方向(図1の反時計回り方向)に各回転体15を回転させてもよいし、メインテーブル12の回転方向と逆の方向(図1の時計回り方向)に各回転体15を回転させてもよい。
これらの複数の回転体15(図1では8つの回転体15;特に回転体15の回転軸線A3)は、メインテーブル12の周方向に等間隔に設置されている。隣接する回転体15間には適度なスペースが設けられており、メインテーブル12上における各回転体15の回転による軌跡は回転体15間で重ならない。したがってメインテーブル12上で各回転体15が回転しても、隣接する回転体15同士が衝突することはなく、各回転体15は任意のタイミングで任意の方向に回転することができる。
各回転ユニット14が有する3以上の保持部16は、対応の回転体15の回転軸線A3の周りにおいて周方向に等間隔に配列されており、対応の回転体15の回転に応じて周方向に移動する。各保持部16は、対応の回転体15から径方向に突き出た位置で1つの袋Bを保持し、対応の回転体15の回転軸線A3から各保持部16によって保持される袋Bまでの水平方向距離は、保持部16間で等しい。したがって各回転ユニット14は、保持部16の数に応じて、3つ以上の袋Bを円周方向に並べた状態で保持することができる。保持部16の具体的な構成は限定されず、図示の各保持部16は一対の把持ユニットを有する。袋Bの両側部が一対の把持ユニットによって把持され、一対の把持ユニットは対応の袋Bを吊り下げ状態で保持する。
上述のように本実施形態では、袋Bの搬送に関わる駆動系として、メインテーブル12を回転させるための第1駆動源61と、各回転体15を回転させるための第2駆動源62とが設けられており、これらの第1駆動源61及び第2駆動源62は制御部60によって制御される(図2参照)。第1駆動源61は、実際には、メインテーブル12の回転軸線A1上に設けられる回転軸部(図示省略)を回転させることで、メインテーブル12を回転軸線A1を中心に回転させる。同様に第2駆動源62は、実際には、各回転体15の回転軸線A3上に設けられる回転軸部(図示省略)を回転させることで、各回転体15を回転軸線A3を中心に回転させる。第1駆動源61及び第2駆動源62の具体的な構成は限定されず、例えばサーボモータを第1駆動源61及び第2駆動源62として好適に使用することが可能であるが、他の機械駆動系及び/又は電気駆動系によって第1駆動源61及び第2駆動源62が具体化されてもよい。なお、メインテーブル12に取り付けられる複数の回転ユニット14の回転体15は、それぞれ異なる第2駆動源62に連結されて回転させられる。すなわち第2駆動源62は複数設けられており、1つの回転体15(1つの回転ユニット14)に対して対応の第2駆動源62が1つ設けられている。これにより、メインテーブル12に取り付けられた複数の回転体15を対応の第2駆動源62によって互いに独立して回転駆動することが可能であり、例えば各ステーションで行われる処理に応じて或いは特定のステーション間に応じて、各回転体15を個別的に所望の態様で対応の第2駆動源62によって回転させることも可能である。このように第2駆動源62は回転体15毎に設けられ、複数のサーボモータ等を含むが、図2では集合的に1つの第2駆動源62のみが示されている。
容器処理機10に設けられる複数のステーションS1〜S8の全部又は一部には、それぞれ対応の処理ユニットが設けられており、各ステーションに設置する処理ユニットの種類は処理内容に応じて決められる。また各処理ユニットの具体的な構成や配置態様は限定されず、処理内容及び装置構成に応じた最適な構成及び配置を持つ処理ユニットを適宜設けることが可能である。例えば、保持部16により保持されている袋Bと水平方向に向かい合う位置に処理ユニットが設置されていてもよいし、保持部16により保持されている袋Bの上方の位置に処理ユニットが設置されていてもよい。なお、処理ユニットが設けられず特段の処理が行われないステーション(すなわち空ステーション)があってもよい。
図1に示す容器処理機10では、第1ステーションS1に袋貯留装置(例えばコンベアマガジン)及び容器供給装置21(例えば吸盤)が設けられ、第2ステーションS2に印字装置22(例えばインクジェットプリンタ)が設けられ、第3ステーションS3に印字検査装置23(例えば撮像装置)が設けられ、第4ステーションS4に開口装置24(例えば吸盤)が設けられている。また第5ステーションS5に投入装置25(例えばホッパー)が設けられ、第6ステーションS6に第1シール装置26(例えばヒーター)が設けられ、第7ステーションS7に第2シール装置27(例えばヒーター)が設けられ、第8ステーションS8に冷却装置28及び放出装置29(例えば袋放出コンベア)が設けられている。このように、複数のステーションS1〜S8のうちの少なくとも1つのステーション(本実施形態では第1ステーションS1)には、各回転ユニット14に袋Bを供給する容器供給装置21が設けられている。また複数のステーションS1〜S8のうちの少なくとも1つのステーション(本実施形態では第5ステーションS5)には、各回転ユニット14によって保持される袋Bに内容物を投入する投入装置25が設けられている。
上述の構成を有する容器処理機10では、多数の袋Bを貯留する袋貯留装置から複数の袋Bが容器供給装置21によって取り出され、当該複数の袋Bが第1ステーションS1に配置される回転ユニット14に供給される。その間、回転体15は回転軸線A3を中心に間欠的に回転し、この回転体15に設けられた複数の保持部16の各々は容器供給装置21から袋Bを受け取って保持する。これにより、回転ユニット14が第1ステーションS1に間欠的に停止している間に、回転体15に設けられた全ての保持部16によって袋Bが保持される。
その後、メインテーブル12の回転に伴って、各回転ユニット14は、第1ステーションS1から第8ステーションS8に向かって順次移動する。これらのステーションS1〜S8の各々に回転ユニット14が配置されている間、回転ユニット14(すなわち回転体15)は必要に応じてメインテーブル12に対して回転させられる。これにより回転ユニット14(すなわち複数の保持部16)が保持する全ての袋Bは、各ステーションにおいて対応の処理を受けることができる。例えば第2ステーションS2では製造年月日等の情報が各袋Bに印字され、第3ステーションS3では各袋Bにおける印字の適否が判定され、第4ステーションS4では各袋Bの口部が開口され、第5ステーションS5では開口された口部を介して各袋Bに内容物が投入される。また第6ステーションS6及び第7ステーションS7の各々では各袋Bの口部が加熱シールされ、第8ステーションS8では各袋Bの口部が冷却され、各袋Bが放出装置29に放出される。放出装置29に放出された各袋Bは後段の装置に送られる。
なお各袋Bに投入される内容物は限定されず、液体、ゲル体、固体、気体或いはこれらのうちの2種類以上が組み合わされていてもよい。また内容物の用途も限定されず、典型的には食品、飲料或いは日用品等が内容物として各袋Bに投入される。
上述のように本実施形態の容器処理機10では、各袋Bの搬送方向に関して投入装置25よりも上流側に設けられる容器供給装置21が、複数のステーションS1〜S8のうちの1つのステーションS1において、各回転ユニット14が有する3以上の保持部16に対して袋Bを供給する。したがって各回転ユニット14は、投入装置25に対応するステーションS5に到達する前に、容器供給装置21によって3以上の保持部16に対して袋Bが供給される。そして各回転ユニット14は、3以上の保持部16が袋Bを保持した状態で投入装置25に対応するステーションS5に到達し、内容物が各袋Bに投入される。このように各回転ユニット14は、全ての保持部16に袋Bが供給される前には第5ステーションS5に配置されず、全ての保持部16に袋Bが供給された後に、投入装置25が設置される第5ステーションS5に到達する。したがって、各袋Bが各ステーションを1度のみ通過するだけで包装処理を完了させることができ、多数の袋Bの処理を効率的且つ高速に行うことができる。
以上説明したように容器処理機10は、第1駆動源61に連結されて水平面内で回転するメインテーブル12と、メインテーブル12の周方向に沿って、メインテーブル12に等間隔で設けられる複数の回転ユニット14であって、それぞれがメインテーブル12に対して水平面内で回転する回転体15と、回転体15に設けられた複数の保持部16とを有する複数の回転ユニット14と、少なくとも1つの回転ユニット14に対応する如く配置されるとともに、対応する回転ユニット14の複数の保持部16に袋Bを供給する容器供給装置21と、メインテーブル12が1回転する間に、複数の保持部16に保持された袋Bに所定の処理を順次施す、複数の異なる処理ユニット21〜29と、を備える。メインテーブル12が1回転する間に、複数の回転ユニット14の各々がメインテーブル12に対して所定角度回転し、更に、メインテーブル12が1回転する間に、容器供給装置21から供給された袋Bを複数の保持部16で保持し、複数の保持部16に保持された袋Bに対し、複数の異なる処理ユニット21〜29によって所定の処理を順次施し、当該袋Bを複数の保持部16から解放する。
また各回転体15は、円盤状に形成され、複数の回転ユニット14の各々が有する複数の保持部16は、対応の回転体15の回転軸線A3の周りにおいて周方向に配列されている。
本実施形態の装置及び方法によれば、限られたスペースで多数の袋Bの包装処理を効率良く行うことができる。特に、特許文献1の装置では、1つの容器を内部カルーセルに供給し、所定の処理を当該容器に対して行って、当該容器を内部カルーセルから排出されるまでターンテーブルを少なくとも3回転以上(例えば4回転)させる必要がある。一方、上述の本実施形態の装置及び方法によれば、メインテーブル12が1回転する間に各袋Bを使った包装処理を完結させることができるため、包装処理を効率的に行うことができる。
また処理可能な袋Bの数を効率的に増やしつつ、各回転ユニット14が保持可能な袋Bの数に依存することなく、処理工程数を増やすことができる。すなわち、特許文献1の装置では内部カルーセルに形成する収容場所の数に応じて包装処理の工程数や処理効率が制限されるが、本実施形態の装置及び方法によれば、基本的に、袋Bを保持する保持部16の数によって処理工程数(ステーション数)は制限されない。また各回転ユニット14が保持可能な袋Bの数を増大させることによって、基本的には、処理効率の向上を期待することができる。したがって本実施形態の装置及び方法によれば、必要な数の処理工程(ステーション)を設けつつ、多数の袋Bの包装処理を適切且つ効率的に行うことができる。
また処理可能な袋Bの数に対してメインテーブル12の径を比較的小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
[第2実施形態]
本実施形態において、上述の第1実施形態と同一又は類似の構成については同一の符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図3は、第2実施形態に係る容器処理機10の概略構成を示す平面図である。なお図3では保持部16の図示が省略されているが、例えば図1に示す保持部16と同様の構成の保持部16が図3に示す容器処理機10に設けられていてもよい。また図3では処理ユニットの図示が省略されているが、例えば図1に示す容器処理機10と同様に、容器供給装置21、印字装置22、印字検査装置23、開口装置24、投入装置25、第1シール装置26、第2シール装置27及び冷却装置28が第1ステーションS1〜第8ステーションS8にそれぞれ設けられてもよい。
本実施形態においても、1つの回転ユニット14に対して1つの回転体15が設けられており、複数の回転ユニット14(図3では8つの回転ユニット14)の回転軸線A2及び複数の回転体15(図3では8つの回転体15)の回転軸線A3が互いに一致し、これらの回転ユニット14(すなわち回転体15)の回転軸線A2、A3はメインテーブル12の周方向に等間隔に設置されている。
ただし本実施形態の各回転体15は長方形の平面形状を有し、各回転ユニット14は、水平方向のうちの第1の方向に関して第1のサイズを有し、水平方向の内の第1の方向と垂直を成す第2の方向に関して第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有する。そして、各回転ユニット14が有する3以上の保持部16(図3では図示省略)は、第1の方向に関して2以上並んで設けられ、第2の方向に関して2以上並んで設けられる。図示の各回転ユニット14では、回転体15の長辺(第1の方向(縦方向)に延びる辺)に沿って4つの保持部16が配列されており、回転体15の短辺(第2の方向(横方向)に延びる辺)に沿って2つの保持部16が配列されており、合計で8つの袋が各回転ユニット14において保持される。なお本実施形態において、回転体15の長辺が延在する水平方向を第1の方向と称し、回転体15の短辺が延在する水平方向を第2の方向と称する。回転体15は回転軸線A3を中心に回転するため、第1の方向及び第2の方向の各々は、ステーション間で必ずしも同じ方向を示さず、回転体15の配置姿勢に応じた方向となる。
このように各回転ユニット14の第1の方向(縦方向)のサイズ及び第2の方向(横方向)のサイズが互いに異なる場合、メインテーブル12の径を小さくすることが可能である。すなわち、各回転ユニット14が水平方向サイズに関して異方性を有する場合、各回転ユニット14のメインテーブル12に対する回転の軌跡が隣接する回転ユニット14間で一部重なるように、各回転ユニット14をメインテーブル12に対して設けることができる。この場合、「隣り合って配置される回転ユニット14のメインテーブル12に対する回転の軌跡がお互いに重ならない場合(例えば図1参照)」に比べ、回転ユニット14のために確保する必要のあるスペースを節約することができる。そのため、メインテーブル12の径を小さくして装置サイズを縮小化することが可能である。
ただし、この場合、各回転ユニット14(本実施形態では回転体15)を自由に回転させると、隣り合う回転ユニット14同士が衝突する可能性があるため、各回転ユニット14の回転及び各ステーションにおける各回転ユニット14の配置姿勢を適切にコントロールする必要がある。具体的には、複数のステーションS1〜S8において各回転ユニット14は、上流側に隣接するステーションにおける配置状態(配置姿勢)に比べ、メインテーブル12に対して順方向へ90°軸回転した状態(姿勢)と、メインテーブル12に対して逆方向へ90°軸回転した状態とに、交互に繰り返し配置される。これにより、隣り合って設けられる回転ユニット14同士を衝突させることなく、各ステーションにおいて各回転ユニット14を所望位置及び所望姿勢に配置することができる。
図3において、各回転体15の一方の端部を符合「15A」で示し、他方の端部を符合「15B」で示す。図3における符合「15A」及び「15B」の関係からも明らかなように、第1ステーションS1から第2ステーションS2に移動する際及び/又は第2ステーションS2に移動した後において、回転体15は回転軸線A3を中心に順方向(図3の反時計回り方向)へ90°回転する。一方、第2ステーションS2から第3ステーションS3に移動する際及び/又は第3ステーションS3に移動した後において、回転体15は回転軸線A3を中心に逆方向(図3の時計回り方向)へ90°回転する。同様に、「第3ステーションS3から第4ステーションS4に移動する際及び/又は第4ステーションS4に移動した後」、「第5ステーションS5から第6ステーションS6に移動する際及び/又は第6ステーションS6に移動した後」及び「第7ステーションS7から第8ステーションS8に移動する際及び/又は第8ステーションS8に移動した後」の各々において、回転体15は回転軸線A3を中心に順方向へ90°回転する。一方、「第4ステーションS4から第5ステーションS5に移動する際及び/又は第5ステーションS5に移動した後」、「第6ステーションS6から第7ステーションS7に移動する際及び/又は第7ステーションS7に移動した後」及び「第8ステーションS8から第1ステーションS1に移動する際及び/又は第1ステーションS1に移動した後」の各々において、回転体15は回転軸線A3を中心に逆方向へ90°回転する。
これにより図示の容器処理機10では、奇数ステーション(ステーションS1、S3、S5、S7)において、各回転ユニット14(すなわち各回転体15)の長辺はメインテーブル12の径方向と平行に延在する。一方、偶数ステーション(ステーションS2、S4、S6、S8)において、各回転ユニット14(すなわち各回転体15)の長辺はメインテーブルの径方向と垂直な方向(すなわちメインテーブル12の接線方向)に延在する。
なおこの場合、メインテーブル12に取り付けられる回転ユニット14の総数及びステーションの総数は偶数であることが好ましい。回転ユニット14の総数及びステーションの総数を偶数とすることで、ステーション毎に各回転ユニット14の姿勢を特定の姿勢に決めることができるとともに、次のステーションに移動する際の各回転ユニット14の回転方向をステーション毎に特定の方向に決めることができる。したがって回転ユニット14の回転制御及び姿勢制御が容易になり、回転ユニット14同士の衝突を効果的に防ぐことができる。
制御部60(図2参照)は、第1駆動源61の制御情報(すなわちメインテーブル12の回転情報)に基づいて第2駆動源62を制御し、各回転体15の回転を上述のように調整する。すなわち制御部60は、第1駆動源61及び第2駆動源62を制御し、メインテーブル12を間欠的に回転させる間又は間欠的に停止させている間に、隣り合う回転体15の回転方向を相互に逆方向とする。これにより各回転ユニット14は、順方向への90°の回転と逆方向への90°の回転とをステーション単位で交互に繰り返す。
なお図3では各ステーションに設けられる処理ユニットの図示が省略されているが、本実施形態においても、任意の形態で各処理ユニットを設けることができる。各ステーションにおける処理ユニットでは、各回転ユニット14における複数の保持部16が保持する袋Bの全てに対して単一のデバイスで所望の処理が行われてもよいし、各回転ユニット14における複数の保持部16が保持する袋Bの各々に対して固有のデバイスで所望の処理が行われてもよい。各回転ユニット14の保持部16が保持する複数の袋Bの各々に対して別々のデバイスを割り当てる場合、対応のステーションにおいて回転体15を回転させずに停止した状態で処理を行うことが可能である。そのような複数のデバイスは、例えば、各回転ユニット14がステーション間を移動する間は回転ユニット14及び袋Bと干渉しない退避位置(例えば上方位置)に配置され、対応のステーションに回転ユニット14が配置された後に、それぞれの袋Bに対する処理に適した処理位置に配置されて所望の処理を行ってもよい。
また1つのステーションにおいて、各回転ユニット14の複数の保持部16が保持する袋Bの全てに対して単一のデバイスで処理を行う場合、対応の回転体15を回転軸線A3を中心に回転させつつその単一のデバイスによって処理を行ってもよい。この場合、その対応の回転ユニット14(回転体15)の回転を、上流側及び下流側に隣り合って配置される他の回転ユニット14(すなわち回転体15)の配置姿勢をそれらの回転体15の長辺がメインテーブル12の径方向と平行になるように調整した後(図3のステーションS1、S3、S5、S7の回転体15の姿勢を参照)に行うことで、回転ユニット14(回転体15)同士の衝突を有効に防ぐことができる。
なお容器処理機10は、複数のデバイスにより構成される処理ユニットと単一デバイスによって構成される処理ユニットとの両方を含んでいてもよい。また各ステーションに設けられる処理ユニットを複数のデバイス又は単一のデバイスによって実現する構成は、他の実施形態及び変形例においても有効である。
以上説明したように本実施形態の容器処理機10では、複数の回転ユニット14の各々は、水平方向のうちの第1の方向に関して第1のサイズを有し、水平方向のうちの第1の方向と垂直を成す第2の方向に関して第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有する。また複数の回転ユニット14の各々が有する保持部16は、第1の方向に関して2以上並んで設けられ、第2の方向に関して2以上並んで設けられる。また複数の回転ユニット14の各々のメインテーブル12に対する回転の軌跡が隣接する回転ユニット14間で一部重なるように、複数の回転ユニット14はメインテーブル12に対して設けられる。また複数の回転ユニット14のうち少なくとも1つは、メインテーブル12に対する姿勢が、隣り合って配置される他の回転ユニット14の少なくとも1つと異なっている。特に本実施形態では、複数の回転ユニット14の総数は偶数であり、複数の回転ユニット14のメインテーブル12に対する姿勢は、第1の姿勢(例えばメインテーブル12の径方向に沿って回転ユニット14の長手方向が延在する姿勢(図3の奇数ステーションに配置される回転ユニット14を参照))と、当該第1の姿勢とは異なる第2の姿勢(例えばメインテーブル12の接線方向(すなわち周方向)に沿って回転ユニット14の長手方向が延在する姿勢(図3の偶数ステーションに配置される回転ユニット14を参照))とを、隣接して配置される回転ユニット14間で繰り返す。また隣接する回転ユニット14のメインテーブル12に対する回転の軌跡が互いに重ならないように、複数の回転ユニット14はメインテーブル12に対して設けられ、メインテーブル12の回転時に、複数の回転ユニット14の各々が回転する。
本実施形態の装置及び方法によれば、回転ユニット14のために確保する必要があるスペースを縮小することができ、装置全体のサイズを小さくすることができる。
[第3実施形態]
本実施形態において、上述の第2実施形態と同一又は類似の構成については同一の符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図4は、第3実施形態に係る容器処理機10の概略構成を示す平面図である。なお図3と同様に、図4では保持部16及び処理ユニットの図示が省略されている。
本実施形態の各回転ユニット14は、2以上の回転体15と、その2以上の回転体15を互いに連結する連結プレート51と、連結プレート51を回転可能に支持する連結軸部52とを含む。図4に示す装置では、各回転ユニット14は2つの回転体(第1回転体15a及び第2回転体15b)を含むが、3つの回転体15或いは4つ以上の回転体15を含んでいてもよい。
連結軸部52は、第3駆動源63(図2参照)によって回転軸線A4を中心に回転させられ、連結軸部52及び連結プレート51は共通の回転軸線A4を持つ。第3駆動源63は、連結軸部52を介して連結プレート51(すなわち各回転ユニット14全体)を回転させるために設けられている。第3駆動源63は、上述の第1駆動源61及び第2駆動源62と同様に、制御部60によって制御されるサーボモータ等の機械駆動系及び/又は電気駆動系によって構成可能である。
連結プレート51及び連結軸部52の回転軸線A4は、連結軸部52の中心を通過し、連結プレート51によって連結される2以上の回転体15の中心(すなわち回転軸線A3)から等距離の位置を通過する。1つの回転ユニット14が回転体15を1つのみ含む場合には(図1及び図3参照)、回転ユニット14の回転軸線A2は回転体15の回転軸線A3と一致する。一方、1つの回転ユニット14が複数の回転体15を含む本実施形態では、回転ユニット14の回転軸線A2は連結プレート51の回転軸線A4と一致する。
上述の構成を有する本実施形態の容器処理機10によれば、装置全体の大型化を抑えつつ、各回転ユニット14が保持することができる袋Bの数を効果的に増やすことができる。
特に各回転ユニット14が2つの回転体15を含む場合、上述の第2実施形態の回転ユニット14と同様に、各回転ユニット14の縦方向(第1の方向)のサイズ及び横方向(第2の方向)のサイズを互いに異ならせることが容易である。なお図示の回転ユニット14の場合、各回転ユニット14の2つの回転体15が並ぶ方向(すなわち連結プレート51の長手方向)を第1の方向とし、この第1の方向と垂直な水平方向(すなわち連結プレート51の短手方向)を第2の方向とする。このように各回転ユニット14が水平方向サイズに関して異方性を有することで、上述の第2実施形態と同様に、メインテーブル12の径を小さくすることができる。すなわち各回転ユニット14のメインテーブル12に対する回転の軌跡が隣接する回転ユニット14間で一部重なるように、各回転ユニット14をメインテーブル12に対して設けることで、回転ユニット14のために確保する必要のあるスペースを節約することができる。
ただしこの場合、回転ユニット14同士の衝突を防ぐため、制御部60(図2参照)は、第1駆動源61の制御情報(すなわちメインテーブル12の回転情報)に基づいて第3駆動源63を制御し、各連結プレート51の回転及び姿勢を調整する。すなわち制御部60は、第1駆動源61及び第3駆動源63を制御し、メインテーブル12を回転させる際に、隣り合う連結プレート51の回転方向を相互に逆方向とする。これにより各回転ユニット14(すなわち連結プレート51)は、順方向への90°の回転と逆方向への90°の回転とをステーション単位で交互に繰り返す。
なお各回転体15(すなわち第1回転体15a及び第2回転体15b)の回転軸線A3を中心とする回転は、回転ユニット14全体の位置及び姿勢を基本的に変えないため、回転ユニット14同士の衝突に対して実質的に影響を及ぼさない。したがって制御部60は、第2駆動源62を制御し、各回転体15を断続的又は連続的に任意のタイミングで任意の方向に回転させることができる。
以上説明したように本実施形態の容器処理機10では、複数の回転ユニット14の各々は、2以上の回転体15と、2以上の回転体15を連結する連結プレート51と、連結プレート51を回転可能に支持する連結軸部52と、を含む。また複数の回転ユニット14の各々のメインテーブル12に対する回転の軌跡が隣接する回転ユニット14間で一部重なるように、複数の回転ユニット14はメインテーブル12に対して設けられる。また複数の回転ユニット14のうち少なくとも1つは、メインテーブル12に対する姿勢が、隣り合って配置される他の回転ユニット14の少なくとも1つと異なっている。特に本実施形態では、複数の回転ユニット14の総数は偶数であり、複数の回転ユニット14のメインテーブル12に対する姿勢は、第1の姿勢(例えばメインテーブル12の径方向に沿って回転ユニット14の長手方向が延在する姿勢(図4の奇数ステーションに配置される回転ユニット14を参照))と、当該第1の姿勢とは異なる第2の姿勢(例えばメインテーブル12の接線方向(すなわち周方向)に沿って回転ユニット14の長手方向が延在する姿勢(図4の偶数ステーションに配置される回転ユニット14を参照))とを、隣接して配置される回転ユニット14間で繰り返す。また隣接する回転ユニット14のメインテーブル12に対する回転の軌跡が互いに重ならないように、複数の回転ユニット14はメインテーブル12に対して設けられ、メインテーブル12の回転時に、複数の回転ユニット14の各々が回転する。
本実施形態の装置及び方法によれば、限られたスペースで数多くの袋Bを処理することができる。
またメインテーブル12の回転時に、各回転ユニット14の第1回転体15a及び第2回転体15bをそれぞれの回転軸線A3を中心に回転させることで、ある種のジャイロ効果又はそれに類する効果が働き、各袋B内から内容物が飛び出るのを効果的に防ぐことができる。この効果は、比較的大きな遠心力が各袋B内の内容物に安定した状態で作用している場合に有効に働くと考えられ、各回転体15が一定方向にほぼ同じ速度で継続して回転する場合に高い効果を期待できる。なお、メインテーブル12の回転時に回転体15を回転させることで各袋Bからの内容物の飛び出しを防ぐことは、他の実施形態及び変形例においても有効である。
[変形例]
本発明は、上述の実施形態及び変形例には限定されない。例えば、上述の第2実施形態(図3参照)及び第3実施形態(図4参照)において、メインテーブル12において隣り合って配置される回転ユニット14のメインテーブル12に対する回転の軌跡が互いに重ならないように、複数の回転ユニット14はメインテーブル12に対して設けられてもよい。この場合、メインテーブル12において回転ユニット14同士が回転により干渉することがないため、各回転ユニット14(上述の第2実施形態では回転体15;上述の第3実施形態では連結プレート51)を回転させつつメインテーブル12を回転させることができる。このようにメインテーブル12の回転時に各回転ユニット14を回転させることにより、ジャイロ効果又はそれに類する効果が働き、各袋B内から内容物が飛び出るのを効果的に防ぐことができる。
また上述のように第1駆動源61、第2駆動源62及び第3駆動源63は、サーボモータ以外の機構によって構成されてもよい。一例として、リングギア及びピニオンの組み合わせ(図示省略)によって第1駆動源61、第2駆動源62又は第3駆動源63が構成されてもよい。例えば回転ユニット14(例えば回転体15又は連結軸部52)の回転軸部(図示省略)にピニオンを固定的に取り付けて、そのピニオンをリングギアの歯部に噛み合わせるように配置してもよい。この場合、回転ユニット14がメインテーブル12の回転に伴って周方向に移動することで、リングギアの歯部上でピニオンを転動させつつピニオンとともに回転ユニット14を回転させることが可能である。この場合、固定状態のリングギアに対してピニオンが移動することで回転ユニット14が回転するが、固定状態のピニオンに対してリングギアが移動することで回転ユニット14を回転させてもよい。
また上述の実施形態のメインテーブル12は間欠的に回転するが、メインテーブル12は停止することなく連続的に回転してもよい。この場合、各回転ユニット14はステーション毎に停止することなく、移動し続ける。各処理ユニットは、対応のステーション(すなわち各回転ユニット14の移動経路のうちの対応の区間)において各回転ユニット14に追従可能に設けられてもよく、各回転ユニット14を追従しつつ所望の処理を各袋Bに対して行ってもよい。そのような各処理ユニットの追従動作は、例えば制御部60によって制御される。
また上述の実施形態では袋Bに対する包装処理について説明したが、上述の装置及び方法を適用可能な容器は袋Bには限定されない。ポリエチレン等の剛性が比較的低い素材やPET(ポリエチレンテレフタラート)等の剛性が比較的高い素材によって作られた他の容器に対しても、上述の装置及び方法を適用することが可能である。
また上述の第2実施形態(図3参照)及び第3実施形態(図4参照)では、隣接するステーション間で、各回転ユニット14はメインテーブル12に対して90°単位で回転しているが、隣接するステーション間における各回転ユニット14の具体的な回転角度は90°には限定されない。また、上述の第2実施形態(図3参照)及び第3実施形態(図4参照)では、各回転ユニット14は、隣接するステーションのそれぞれにおいて2種類の姿勢(すなわち第1の姿勢及び第2の姿勢)を取り、その姿勢をステーション毎に交互に繰り返し変えているが、必ずしも全てのステーションにおいてそのような姿勢の交互の繰り返しを行わなくてもよい。したがって、例えば容器処理機10に設けられたステーションの一部では、各回転ユニット14は、隣り合うステーションに配置されている他の回転ユニット14と同じ姿勢をとってもよい。また各回転ユニット14は、容器処理機10に設けられたステーションの一部又は全部において相互に異なる3種類以上の姿勢をとってもよい。
また上述の実施形態及び変形例の各要素に各種の変形が加えられてもよい。また、上述の構成要素及び/又は方法以外の構成要素及び/又は方法を含む形態も、本発明の実施形態に含まれうる。また、上述の構成要素及び/又は方法のうちの一部の要素が含まれない形態も、本発明の実施形態に含まれうる。また、本発明のある実施形態に含まれる一部の構成要素及び/又は方法と、本発明の他の実施形態に含まれる一部の構成要素及び/又は方法とを含む形態も、本発明の実施形態に含まれうる。したがって、上述の実施形態及び変形例、及び上述以外の本発明の実施形態の各々に含まれる構成要素及び/又は方法同士が組み合わされてもよく、そのような組み合わせに係る形態も本発明の実施形態に含まれうる。また、本発明によって奏される効果も上述の効果に限定されず、各実施形態の具体的な構成に応じた特有の効果も発揮されうる。このように、本発明の技術的思想及び趣旨を逸脱しない範囲で、特許請求の範囲、明細書、要約書及び図面に記載される各要素に対して種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
なお上述の実施形態及び変形例では、各回転体15(各回転ユニット14)に対して対応の1つの第2駆動源62が設けられているが、メインテーブル12に取り付けられる複数の回転体15(複数の回転ユニット14)のうちの2以上又は全部に対し、1つの共通の第2駆動源62を割り当ててもよい。この場合、2以上の回転体15に対して任意の機構を介して共通の第2駆動源62が連結され、これらの2以上の回転体15を互いに連動させることができ、例えばこれらの2以上の回転体15をメインテーブル12に対して同じ角度で同じタイミングで回転させることか可能である。
10…容器処理機、12…メインテーブル、14…回転ユニット、15…回転体、15A…第1端部、15B…第2端部、15a…第1回転体、15b…第2回転体、16…保持部、21…容器供給装置、22…印字装置、23…印字検査装置、24…開口装置、25…投入装置、26…第1シール装置、27…第2シール装置、28…冷却装置、29…放出装置、B…袋、41…長辺、42…短辺、51…連結プレート、52…連結軸部、60…制御部、61…第1駆動源、62…第2駆動源、63…第3駆動源、A1…回転軸線、S1…第1ステーション、A2…回転軸線、S2…第2ステーション、A3…回転軸線、S3…第3ステーション、A4…回転軸線、S4…第4ステーション、S5…第5ステーション、S6…第6ステーション、S7…第7ステーション、S8…第8ステーション、T…移動軌道

Claims (13)

  1. メインテーブル用駆動源に連結されて水平面内で回転するメインテーブルと、
    前記メインテーブルの周方向に沿って、前記メインテーブルに等間隔で設けられる複数の回転ユニットであって、それぞれが前記メインテーブルに対して水平面内で回転する回転体と、前記回転体に設けられた複数の保持部とを有する複数の回転ユニットと、
    少なくとも1つの回転ユニットに対応する如く配置されるとともに、対応する回転ユニットの前記複数の保持部に容器を供給する容器供給装置と、
    前記メインテーブルが1回転する間に、前記複数の保持部に保持された前記容器に所定の処理を順次施す、複数の異なる処理ユニットと、を備える容器処理機であって、
    前記メインテーブルが1回転する間に、前記複数の回転ユニットの各々が前記メインテーブルに対して所定角度回転し、
    更に、前記メインテーブルが1回転する間に、前記容器供給装置から供給された前記容器を前記複数の保持部で保持し、前記複数の保持部に保持された容器に対し、前記複数の異なる処理ユニットによって前記所定の処理を順次施し、当該容器を前記複数の保持部から解放することを特徴とする容器処理機。
  2. 前記複数の回転ユニットの前記回転体は、それぞれ異なる回転ユニット用駆動源に連結されて回転させられる請求項1に記載の容器処理機。
  3. 前記回転体は、円盤状に形成され、前記複数の回転ユニットの各々が有する前記複数の保持部は、対応の前記回転体の回転軸線の周りにおいて周方向に配列されている請求項1又は2に記載の容器処理機。
  4. 前記複数の回転ユニットの各々は、水平方向のうちの第1の方向に関して第1のサイズを有し、前記水平方向のうちの前記第1の方向と垂直を成す第2の方向に関して前記第1のサイズよりも小さい第2のサイズを有する請求項1又は2に記載の容器処理機。
  5. 前記複数の回転ユニットの各々が有する前記保持部は、前記第1の方向に関して2以上並んで設けられ、前記第2の方向に関して2以上並んで設けられる請求項4に記載の容器処理機。
  6. 前記複数の回転ユニットの各々は、2以上の前記回転体と、
    前記2以上の回転体を連結する連結プレートと、
    前記連結プレートを回転可能に支持する連結軸部と、を含む請求項1又は2に記載の容器処理機。
  7. 前記複数の回転ユニットの各々の前記メインテーブルに対する回転の軌跡が隣接する回転ユニット間で一部重なるように、前記複数の回転ユニットは前記メインテーブルに対して設けられる請求項4〜6のいずれか一項に記載の容器処理機。
  8. 前記複数の回転ユニットのうち少なくとも1つは、前記メインテーブルに対する姿勢が、隣り合って配置される他の回転ユニットの少なくとも1つと異なっている請求項7に記載の容器処理機。
  9. 前記複数の回転ユニットの総数は偶数であり、
    前記複数の回転ユニットの前記メインテーブルに対する姿勢は、第1の姿勢と、当該第1の姿勢とは異なる第2の姿勢とを、隣接して配置される回転ユニット間で繰り返す請求項8に記載の容器処理機。
  10. 隣接する前記回転ユニットの前記メインテーブルに対する回転の軌跡が互いに重ならないように、前記複数の回転ユニットは前記メインテーブルに対して設けられ、
    前記メインテーブルの回転時に、前記複数の回転ユニットの各々が回転する請求項4〜6のいずれか一項に記載の容器処理機。
  11. 前記メインテーブルの回転時に、前記回転ユニットが回転する請求項1〜3のいずれか一項に記載の容器処理機。
  12. 前記メインテーブルは間欠的に回転し、
    前記メインテーブルの間欠停止ピッチが前記複数の回転ユニットの間隔と同じである請求項1〜11のいずれか一項に記載の容器処理機。
  13. 前記容器が袋であり、前記保持部の各々は、前記袋を把持する一対の把持ユニットを有する請求項1〜12のいずれか一項に記載の容器処理機。
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