JP2019098927A - バックル、シートベルト装着状態検知システム及びシートベルト装着状態検知方法 - Google Patents

バックル、シートベルト装着状態検知システム及びシートベルト装着状態検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シートベルトがどのように装着されているのかを検知できる、バックル、シートベルト装着検知システム及びシートベルト装着検知方法の提供。【解決手段】シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力するセンサと、前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する検知部とを備える、バックル。シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力するセンサを有するバックルと、前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する検知部とを備える、シートベルト装着状態検知システム。バックルが有するセンサは、シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力し、検知部は、前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する、シートベルト装着状態検知方法。【選択図】図2

Description

本発明は、バックル、シートベルト装着状態検知システム及びシートベルト装着状態検知方法に関する。
従来、シートベルトの装着者の呼吸により生じるベルトの張力の変動を検出するセンサを備え、このセンサの出力信号より呼吸成分を抽出し、抽出された呼吸成分より呼吸数を算出する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−246837号公報
従来、シートベルトが装着されているか否かは、シートベルトに取り付けられるタングがバックルに連結されているか否かによって判定され、タングとバックルとの連結は、バックルに内蔵されるスイッチセンサによって検出される。
しかしながら、従来の技術では、シートベルトがどのように装着されているのかを検知することは難しい。例えば、ダミーのタングがバックルに連結されても、シートベルトが装着されていると判定されてしまう。また、シートベルトの装着状態で乗員がシートベルトの締め付けを嫌う場合、シートベルトをクリップで挟んでシートベルトの張力を零にする行為が行われることがある。このような行為が行われると、シートベルトに弛みが生じ、シートベルト本来の機能が発揮できなくなる。
そこで、本開示は、シートベルトがどのように装着されているのかを検知できる、バックル、シートベルト装着検知システム及びシートベルト装着検知方法を提供する。
本開示は、
シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力するセンサと、
前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する検知部とを備える、バックルを提供する。
また、本開示は、
シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力するセンサを有するバックルと、
前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する検知部とを備える、シートベルト装着状態検知システムを提供する。
また、本開示は、
バックルが有するセンサは、シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力し、
検知部は、前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する、シートベルト装着状態検知方法を提供する。
本開示によれば、シートベルトがどのように装着されているのかを検知することができる。
シートベルト装置の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるバックルの構成の一例を示すブロック図である。 シートベルトの装着状態が非使用状態から使用状態に変化したときの信号成分の変化の一例を示すタイミングチャートである。 検出部が実施するフィルタ平均化処理を示すフローチャートである。 検出部が実施する差分変動抽出処理を示すフローチャートである。 検出部が実施する周期信号振幅抽出処理を示すフローチャートである。 判定部が実施する張力判定処理を示すフローチャートである。 判定部が実施する体動判定処理を示すフローチャートである。 判定部が実施する使用状態判定処理を示すフローチャートである。 判定部が実施する乗員動き判定処理を示すフローチャートである。 判定部が実施する警告処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるバックルの構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、シートベルト装置の構成の一例を示す図である。シートベルト装置1は、車両に搭載された車載システムの一例である。シートベルト装置1は、例えば、シートベルト4と、リトラクタ3と、ショルダーアンカー6と、タング7と、バックル8とを備える。
シートベルト4は、車両のシート2に座る乗員11を拘束するシートベルトの一例であり、リトラクタ3に引き出し可能に巻き取られる帯状部材である。シートベルトは、ウェビングとも称される。シートベルト4の先端のベルトアンカー5は、シート2又はシート2の近傍の車体に固定される。
リトラクタ3は、シートベルト4の巻き取り又は引き出しを可能にする巻き取り装置の一例であり、車両衝突時等の所定値以上の減速度が車両に加わると、シートベルト4がリトラクタ3から引き出されることを制限する。リトラクタ3は、シート2又はシート2の近傍の車体に固定される。
ショルダーアンカー6は、シートベルト4が挿通するベルト挿通具の一例であり、リトラクタ3から引き出されたシートベルト4を乗員11の肩部の方へガイドする部材である。ショルダーアンカー6は、シート2又はシート2の近傍の車体に固定される。
タング7は、シートベルト4が挿通するベルト挿通具の一例であり、ショルダーアンカー6によりガイドされたシートベルト4にスライド可能に取り付けられた部品である。
バックル8は、タング7が着脱可能に連結される部品であり、例えば、シート2又はシート2の近傍の車体に固定される。
バックル8は、本体部8aと、ステー8bとを有する。本体部8aは、タング7が着脱可能に連結される部位である。ステー8bは、バックル8の本体部8aを支持する支持部材の一例である。ステー8bは、シート2又はシート2の近傍の車体に固定される。
タング7がバックル8に連結された状態で、ショルダーアンカー6とタング7との間のシートベルト4の部分が、乗員の胸部及び肩部を拘束するショルダーベルト部9である。タング7がバックル8に連結された状態で、ベルトアンカー5とタング7との間のシートベルト4の部分が、乗員の腰部を拘束するラップベルト部10である。
図2は、第1の実施形態におけるバックル8の構成の一例を示すブロック図である。第1の実施形態では、バックル8は、センサ20と、検知部30とを備える。検知部30は、検出部40と、判定部70と、出力部80とを備える。
センサ20は、シートベルト4に生ずる張力(以下、「張力F」とも称する)を検出し、検出された張力Fに応じて変化する出力信号を出力する。シートベルト4が乗員11に装着されていると、乗員11の体動や呼吸によって生ずる乗員11の胸や腹の動きがシートベルト4に伝わるため、シートベルト4の張力Fが変化する。シートベルト4の張力Fの変化は、タング7に伝達し、タング7を介してバックル8に伝達する。センサ20は、バックル8の本体部8aに設けられてもよいし、バックル8のステー8bに設けられてもよい。
センサ20は、例えば、シートベルト4の張力Fの変化によって生ずる変形又は変位を、シートベルト4の張力Fとして検出する。例えば、センサ20は、シートベルト4からタング7を介してバックル8に入力される荷重の変化を検出するひずみセンサでもよいし、シートベルト4の張力Fの変化によって生ずる静電容量の変化を検出する静電容量センサでもよい。また、シートベルト4の張力Fが変化すると、シートベルト4にタング7を介して接続されるバックル8自体が変位する。そのため、センサ20は、バックル8自体の変位をシートベルト4の張力Fの変化として検出するデバイスでもよい。例えば、光又は電波の送受によって反射対象物との相対距離を検出する非接触センサなどが挙げられる。
検知部30は、センサ20の出力信号の変化からシートベルト4の装着状態を検知する。センサ20の出力信号は、シートベルト4の張力Fに応じて変化するので、検知部30は、センサ20の出力信号の変化をモニタすることにより、シートベルト4の張力Fの推移を検出できる。シートベルト4の張力Fは、シートベルト4の装着状態に応じて変化するので、検知部30は、センサ20の出力信号の変化から、シートベルト4がどのように装着されているのかを検知できる。
また、乗員11の胸の動きは、ショルダーベルト部9の張力を主に変化させ、乗員11の腹の動きは、ラップベルト部10の張力を主に変化させる。そして、バックル8には、ショルダーベルト部9とラップベルト部10との両方がタング7を介して接続されている。したがって、バックル8に設けられるセンサ20は、乗員11の胸と腹の両方の動きの情報を張力変化から検出できるので、シートベルト4の装着状態の検知精度が向上する。
検知部30は、例えば、少なくとも一つのCPU(Central Processing Unit)と少なくとも一つのメモリとを備えるコンピュータ(より具体的には、マイクロコンピュータ)である。検知部30の各機能は、少なくとも一つのプログラムがCPUに実行させる処理により実現される。プログラムは、メモリに読み出し可能に記憶されている。
検知部30は、検出部40と、判定部70と、出力部80とを有する。例えば、検出部40及び判定部70は、一つ又は複数のコンピュータを含んで構成されている。
検出部40は、センサ20の出力信号から、張力Fの変化を表す信号成分の周期性を検出する。判定部70は、検出部40により検出される信号成分の周期性に基づいて、シートベルト4の装着状態を検知する。例えば、判定部70は、検出部40により検出される信号成分に周期性があることが検出される場合、タング7とバックル8との連結によりシートベルト4が装着されていると判定する。周期性がある場合、シートベルト4を着用する乗員11の呼吸又は脈拍の周期的動作が、張力変化として、センサ20により検出されていると推定されるからである。
検出部40は、センサ20の出力信号から、張力Fの変化を表す信号成分の大きさを検出してもよい。この場合、判定部70は、検出部40により検出される信号成分の大きさに基づいて、シートベルト4の装着状態を検知する。例えば、判定部70は、検出部40により検出される信号成分の大きさが所定の範囲に増加したことが検出される場合、タング7とバックル8との連結によりシートベルト4が装着されていると判定する。なぜなら、シートベルト4がリトラクタ3から引き出されてタング7とバックル8とが連結されると、張力Fの大きさは所定の範囲に増加するからである。
検出部40は、センサ20の出力信号から、張力Fの変化を表す複数種の信号成分を検出し、検出した複数種の信号成分から、シートベルト4の装着状態を検知してもよい。この場合、判定部70は、検出部40により検出される信号成分の周期性と、検出部40により検出される信号成分の大きさとに基づいて、シートベルト4がどのような使用状態で装着されているのか判定する。信号成分の周期性と信号成分の大きさとの両方を用いてシートベルト4の装着状態を検知することで、当該装着状態をより詳しく検知することができる。また、乗員の姿勢やシートポジションによる張力Fのばらつきがあっても、判定部70は、シートベルト4と乗員との密着性(例えば、信号成分の大きさが大きいほど密着度が高い)を判定できる。
また、判定部70は、信号成分の大きさが所定の範囲内にあり、且つ、信号成分に周期性があると検出部40により検出される場合には、シートベルト4は適正に装着されていると判定してもよい。適度な大きさの張力Fが発生し、且つ、張力Fが周期的に変動する場合、乗員11がシートベルト4を適正に着用していると推定されるからである。一方、判定部70は、信号成分の大きさが所定の範囲内になく、且つ、信号成分に周期性がないと検出部40により検出される場合には、シートベルト4は適正に装着されていないと判定してもよい。過小又は過大な張力Fが発生し、且つ、張力Fが周期的に変動しない場合、乗員11がシートベルト4を適正に着用していないと推定されるからである。
また、判定部70は、信号成分の大きさが所定の閾値以上で継続的に変化していると検出部40により検出される場合、シートベルト4を使用する乗員に姿勢変化があると判定してもよい。所定の閾値以上の張力Fが継続的に発生している場合には、乗員11の姿勢が変化していると推定されるからである。
出力部80は、判定部70による判定結果(例えば、後述の"使用状態"や"警告信号"など)を、バックル8の外部装置に有線又は無線で出力する。外部装置は、当該判定結果に基づいて、所定の制御を実行する。
図3は、シートベルトの装着状態が非使用状態から使用状態に変化したときの信号成分の変化の一例を示すタイミングチャートである。
センサ20の出力信号sが表す張力Fの大きさは、シートベルト4がリトラクタ3に巻き取られてタング7とバックル8とが連結していない状態では、略零である。センサ20の出力信号sが表す張力Fの大きさは、シートベルト4がリトラクタ3から引き出されてタング7がバックル8に連結された時(タング7の挿入でセンサ状態が変わる場合がある)、さらに、シートベルト4に張力が加わった時に変化する。
タング7がバックル8とが非連結状態から連結状態に遷移すると、センサ20の出力信号sが表す張力Fの大きさは増加から減少に遷移する。よって、検出部40は、出力信号sが表す張力Fの大きさが増加から減少に遷移する時点の張力Fの大きさを零と再設定してもよい。
図3において、sは、出力信号sが表す張力Fの大きさの検出データを表す。aは、出力信号sから検出される信号成分の一つである張力Fの平均値を表す。bは、出力信号sから検出される信号成分の一つである乗員11の大きな動き(呼吸又は脈拍よりも大きな動き)を表す。cは、出力信号sから検出される信号成分の一つである周期信号(呼吸又は脈拍の信号)の大きさを表す。Th1は、タング7とバックル8との連結の有無を判定するための閾値を表す。Th2は、張力Fの適正な大きさの下限値を表す。Th3は、張力Fの適正な大きさの上限値を表す。
検出部40は、出力信号sの値から、張力Fのレベル及び乗員11の動きを検出する。張力Fは、乗員が着座して安静にしていると、平均テンションレベルを中心に周期的に変化する。この周期的変化は、乗員11の呼吸により発生する。微小だが、脈拍による周期的変化も観察される。乗車中の人の呼吸による周期的変化は、およそ2秒から8秒、乗車中の人の脈拍による周期的変化は、およそ0.6秒から1.2秒である。乗員が動くと、その動きに応じた大きな張力変化や速い張力変化が、出力信号sから検出される信号成分に現れる。
例えば、検出部40は、時々刻々変化する出力信号sから、シートベルト4の張力Fの大きさの平均値(以下、「平均張力a」とも称する)を検出するとともに、呼吸又は脈拍の周期信号の有無も検出する。検出部40は、周期信号が安定しているとき、その周期信号の振幅や周期を検出することが好ましい。検出部40は、張力Fの変化量や変化速度を検出してもよい。検出部40は、bが表す大きな動きが検出されているときの信号成分を使わずに平均張力aを算出すると、乗員が大きく動いていないときの張力Fの平均値を算出できる。
図4は、検出部40が実施するフィルタ平均化処理を示すフローチャートである。検出部40は、フィルタ平均化処理faを所定の周期で繰り返し実施する。
検出部40は、センサ20から出力される出力信号sを読み込み(ステップS11)、読み込んだ出力信号sに対してフィルタ平均化処理を実施する(ステップS13)。検出部40は、出力信号sに対してフィルタ平均化処理を実施することによって、シートベルト4の張力Fの大きさの平均値(以下、「平均張力a」とも称する)を検出する。フィルタ平均化処理とは、ローパスフィルタ又は所定のフィルタ時間(例えば、6秒)を平均区間とする移動平均フィルタを用いて、張力Fの大きさの現時点での過去積算平均値を導出する処理である。
図5は、検出部40が実施する差分変動抽出処理を示すフローチャートである。検出部40は、差分変動抽出処理fbを所定の周期で繰り返し実施する。
検出部40は、センサ20から出力される出力信号sを読み込み(ステップS14)、読み込んだ出力信号sに対して差分変動抽出処理を実施する(ステップS15)。検出部40は、出力信号sに対して差分変動抽出処理を実施することによって、シートベルト4の張力Fの大きさが所定の経過時間(例えば、0.2秒)で変化する量(差分変化量)を検出する。そして、検出部40は、今回検出した差分変化量が所定量Aを超える場合、今回検出した差分変化量を前回までの積算値に積算した値(以下、「張力変化量b」とも称する)を検出する。一方、検出部40は、今回検出した差分変化量が所定量A以下の場合、張力変化量bを減少させる。所定量Aは、乗員11の呼吸又は脈拍によって生ずる差分変化量よりも大きな値に設定される。これにより、呼吸又は脈拍によって生ずる差分変化量であれば、張力変化量bは減少し、呼吸又は脈拍よりも大きな変動によって生ずる差分変化量であれば、張力変化量bは増加する。つまり、検出部40は、張力変化量bの検出によって、呼吸又は脈拍よりも大きな乗員11の体動によって生ずる張力Fの変化量を検出できる。
図6は、検出部40が実施する周期信号振幅抽出処理を示すフローチャートである。検出部40は、周期信号振幅抽出処理fcを所定の周期で繰り返して実施する。
検出部40は、センサ20から出力される出力信号sを読み込み(ステップS17)、読み込んだ出力信号sに対して周期信号振幅抽出処理を実施する(ステップS18)。検出部40は、出力信号sに対して周期信号振幅抽出処理を実施することによって、呼吸又は脈拍の周波数に相当する周波数信号成分を取り出すバンドパスフィルタを用い、その周波数信号成分の振幅の大きさ(以下、「周期信号振幅c」とも称する)を検出する。呼吸信号は、3秒から6秒程度の周期を有し、脈拍信号は、0.5秒〜1秒程度の周期を有する。
図7は、判定部70が実施する張力判定処理を示すフローチャートである。判定部70は、張力判定処理を所定の周期で繰り返して実施する。なお、図7において、閾値Th2は、閾値Th1よりも大きく、閾値Th3は、閾値Th2よりも大きい。
ステップS21にて、判定部70は、検出部40から平均張力aを取得し、取得した平均張力aが閾値Th1よりも大きいか否かを判断する。シートベルト4がリトラクタ3に巻き取られておりバックル8とタング7とが連結していない状態(未使用状態)では、平均張力aは、略零又は比較的小さな値である。これに対し、シートベルト4がリトラクタ3から引き出されてバックル8とタング7とが連結している状態(使用状態)では、平均張力aは、未使用状態よりも大きな値となる。そこで、判定部70は、平均張力aが閾値Th1以下であると判断した場合、シートベルト4は未使用状態Hと判定する(ステップS23)。一方、判定部70は、平均張力aが閾値Th1よりも大きいと判断した場合、シートベルト4は使用状態と判定して、ステップS25の処理を実行する。
ステップS25にて、判定部70は、ステップS21で取得した平均張力aが閾値Th2よりも大きいか否かを判断する。ステップS25では、バックル8とタング7とが連結されていて、シートベルト4の張力Fが更に大きいか否が判定される。判定部70は、平均張力aが閾値Th2以下であると判断した場合、バックル8とタング7とは連結されているが張力Fが小さすぎる状態(過小張力状態)と推定されるので、シートベルト4は、張力Fが適正でない使用状態Jと判定する(ステップS27)。一方、判定部70は、平均張力aが閾値Th2よりも大きいと判断した場合、使用状態Jよりも大きな張力Fが生じていると判定して、ステップS29の処理を実行する。
ステップS29にて、判定部70は、ステップS21で取得した平均張力aが閾値Th3よりも大きいか否かを判断する。判定部70は、平均張力aが閾値Th3以上と判断した場合、張力Fが大きすぎる状態(過大張力状態)と推定されるので、シートベルト4は、張力Fが適正でない使用状態Jと判定する(ステップS27)。一方、判定部70は、平均張力aが閾値Th3未満と判断した場合、張力Fは閾値Th2と閾値Th3との間にあると推定されるので、シートベルト4は、張力Fが適正な使用状態Iと判定する(ステップS31)。
図8は、判定部70が実施する体動判定処理を示すフローチャートである。判定部70は、体動判定処理を所定の周期で繰り返して実施する。
ステップS41にて、判定部70は、検出部40から張力変化量bを取得し、取得した張力変化量bが閾値Th4よりも大きいか否かを判断する。張力変化量bは、呼吸又は脈拍よりも大きな体動の変化が有るか否かの判定に使用される。判定部70は、張力変化量bが閾値Th4よりも大きいと判断した場合、呼吸又は脈拍よりも大きな体動の変化があると推定されるので、乗員11の動きは、大きな体動変化があることを表す状態Pと判定する。一方、判定部70は、張力変化量bが閾値Th4以下と判断した場合、呼吸又は脈拍よりも大きな体動の変化がないと推定されるので、乗員11の動きは、大きな体動変化がないことを表す状態Qと判定する。
ここで、閾値Th4は、呼吸又は脈拍の振幅の大きさを表す周期信号振幅cが大きくなるほど大きな値に設定されてもよい。張力変化量bは、乗員11の呼吸又は脈拍によって生ずる差分変化量を基準に変化する。したがって、呼吸又は脈拍の振幅が大きくなれば、張力変化量bがより大きくならないと、状態Pと判定されなくなるので、状態Pの誤判定を抑制することができる。
図9は、判定部70が実施する使用状態判定処理を示すフローチャートである。判定部70は、使用状態判定処理を所定の周期で繰り返して実施する。
図7の張力判定処理において、乗員11の体動があるために、張力Fが適正でない使用状態Jと一時的に判定された可能性もある。そこで、図9では、大きな体動変化がないことを表す状態(つまり、図8で判定された状態Q)を使用して、より詳細な使用状態の判定が行われる。
ステップS51にて、判定部70は、乗員11の動きが体動のない状態Qと判定され且つ周期信号振幅cが検出されるか否かを判断する。判定部70は、体動のない状態Qと判定され且つ周期信号振幅cがあると判断した場合、ステップS53の処理を実行する。
ステップS53にて、判定部70は、シートベルト4の装着状態が"未使用状態Hではなく且つ使用状態Jではない状態"であるか否かを判断する。"!H"は、未使用状態Hではない使用状態を表す。"!J"は、使用状態Jではない使用状態を表す。判定部70は、シートベルト4の装着状態が"未使用状態Hではなく且つ使用状態Jではない状態"であると判断した場合、シートベルト4は、適正な使用状態Kと判定する(ステップS55)。使用状態I(図7参照)は、張力Fの大きさに関して適正な状態であるのに対し、使用状態Kは、張力Fの大きさや周期性及び乗員11の動きが考慮されて判定された適正な使用状態を表す。
一方、判定部70は、シートベルト4の装着状態が"未使用状態Hではなく且つ使用状態Jではない状態"ではないと判断した場合、シートベルト4は、使用状態Lと判定する(ステップS57)。つまり、判定部70は、張力Fが適正でない使用状態Jのフラグが立っている或いはシートベルト4が未使用状態Hのフラグが立っているとしても、周期性のある振幅が検出されていれば、使用状態Lと判定する。これは、平均張力aの一時的な低下等により使用状態J又は未使用状態Hと判定されていても、体動のない安静な状態Qで周期信号振幅cがあると図9のステップS51にて判断されていれば、シートベルト4は使用されていると推定されるからである。このように、使用状態Lは、周期性の振幅はあるけれども張力Fが適正でない状態を表し、例えば、張力Fを検出するセンサに検出オフセットが生じている状態などが考えられる。
一方、ステップS51にて、判定部70は、体動のない状態Qではないと判断し、又は、
周期信号振幅cがないと判断した場合、ステップS59の処理を実行する。
ステップS59にて、判定部70は、シートベルト4の装着状態が"未使用状態Hではなく且つ使用状態Jではない状態"であるか否かを判断する。判定部70は、シートベルト4の装着状態が"未使用状態Hではなく且つ使用状態Jではない状態"であると判断した場合、張力Fが適正な使用状態Iであると推定される。よって、判定部70は、シートベルト4の装着状態が"未使用状態Hではなく且つ使用状態Jではない状態"であると判断した場合、周期信号振幅cがステップS51にて検出されていなくても、シートベルト4は使用状態Mと判定する(ステップS61)。このように、使用状態Mは、周期性の振幅はないけれども張力Fが適正な状態を表し、例えば、乗員11がダウンジャケットなどの厚手の服を着ていることで、周期信号振幅cが精度良く検出されていない状態などが考えられる。
一方、判定部70は、シートベルト4の装着状態が"未使用状態Hではなく且つ使用状態Jではない状態"ではないと判断した場合、シートベルト4は、適正でない使用状態Nと判定する(ステップS63)。つまり、張力Fが適正でない使用状態Jのフラグが立っている或いはシートベルト4が未使用状態Hのフラグが立っているので、適正でない使用状態Nと判定される。適正でない使用状態Nは、例えば、ダミーのタング7がバックル8と連結されている状態や、シートベルト4がクリップで留められてシートベルト4が弛んでいる状態などである。
図10は、判定部70が実施する乗員動き判定処理を示すフローチャートである。判定部70は、乗員動き判定処理を所定の周期で繰り返して実施する。
ステップS71にて、判定部70は、検出部40から信号処理値(具体的には、平均張力a、張力変化量b及び周期信号振幅c)を取得する。
ステップS73にて、判定部70は、周期信号振幅cの大きさに応じて張力変化量bの大きさを規格化した信号dを算出する(d=b/c)。信号dは、乗員11の動きを表し、より詳細には、周期信号振幅cに対する体動の大きさを表す。
ステップS75にて、判定部70は、信号dが閾値Th5よりも大きいか否かを判断する。判定部70は、信号dが閾値Th5よりも大きいと判断した場合、乗員11に体動があると判定し、ステップS77,S83,S89のうちの少なくとも一つの処理を実行する。一方、判定部70は、信号dが閾値Th5以下であると判断した場合、乗員11に体動がないと判定し、ステップS77,S83,S89の処理を実行せずに、今回の乗員動き判定処理を終了する。
ステップS77にて、判定部70は、ステップS71にて取得した平均張力aに経時的変動があるか否か(例えば、所定の変動範囲内での平均張力aの変動が所定の継続時間T1以上継続するか否か)を判断する。判定部70は、平均張力aに経時的変動があると判断した場合、乗員11は姿勢変化状態Rであると判定する。なぜなら、乗員11の腰又は胸の位置が変わるなどの姿勢変化があると、シートベルト4の張力が変化するので、平均張力aも経時的に変動するからである。姿勢変化状態Rのフラグは、乗員11が姿勢変化状態Rであると一定時間判定されない場合、解除される。
一方、判定部70は、平均張力aに経時的変動がないと判断した場合、乗員11は深呼吸状態Sであると判定する。平均張力aに経時的変動がないのにステップS75にて乗員11に大きな体動変化があると判定されるということは、乗員11の姿勢が変わらずに、乗員11の胸又は腹が一時的に変動したという状態が考えられる。具体的には、通常の呼吸よりも大きな深呼吸(あくびを含む)が行われた状態と考えられる。深呼吸状態Sのフラグは、乗員11が深呼吸状態Sであると一定時間判定されない場合、解除される。
つまり、ステップS75で検出された乗員11の体動を、姿勢変化がある体動なのか、姿勢変化がない体動なのかに分けている。
また、ステップS83にて、判定部70は、信号dが所定の継続時間T2以上継続して変動しているか否かを判断する。継続時間T2は、上述の継続時間T1よりも長い。つまり、判定部70は、乗員11の大きな体動変化が継続して検出されるか否かを判断し、そのような体動変化が継続すると判断した場合、乗員11は活動状態Tであると判定する(ステップS85)。活動状態Tとして、乗員11がインストルメントパネルを操作している状態、乗員11が会話している状態などが考えられる。活動状態Tのフラグは、乗員11が活動状態Tであると一定時間判定されない場合、解除される。
例えば、活動状態Tを出力部80から受信した外部装置は、乗員11の運転が緩慢にならないように、乗員11に対して警告を行う。
ステップS89にて、判定部70は、姿勢変化状態Rと深呼吸状態Sと活動状態Tのいずれかの状態において、信号dが閾値Th6よりも大きか否かを判断することで、信号dに極めて大きな変動が有るか否かを判断する。閾値Th6は、閾値Th5と同じ又は大きく設定される。判定部70は、信号dが閾値Th6よりも大きいと判断した場合、乗員11の身体がかなり動いていると推定されるので、乗員11の動きは運転注意喚起状態Uであると判定する(ステップS91)。運転注意喚起状態Uは、例えば、運転中に助手席に手を延ばしたり、運転中に後部座席を振り返ってのぞいたりするなどの、車両前方への注意不足の状態などが考えられる。運転注意喚起状態Uのフラグは、乗員11が運転注意喚起状態Uであると一定時間判定されない場合、解除される。
例えば、運転注意喚起状態Uを出力部80から受信した外部装置は、乗員11の運転が緩慢にならないように、乗員11に対してより強い警告(例えば、シートベルト4の張力を強制的に強弱させる警告動作など)を行う。
図11は、判定部70が実施する警告処理を示すフローチャートである。判定部70は、警告処理を所定の周期で繰り返して実施する。
ステップS100にて、判定部70は、状態値(具体的には、使用状態L,M,Nのフラグ値)を読み込む。使用状態Lは、周期性の振幅はあるけれども張力Fが適正でない状態を表す。使用状態Mは、周期性の振幅はないけれども張力Fが適正な状態を表す。使用状態Nは、適正でない使用状態を表す。
ステップS101にて、判定部70は、使用状態Lと使用状態Mのいずれかが所定時間以上継続しているか否かを判定する。判定部70は、使用状態Lと使用状態Mのいずれかが所定時間以上継続していると判定した場合、ベルト警報ランプの点灯を要求する警告信号を出力部80から出力する(ステップS103)。一方、判定部70は、使用状態Lと使用状態Mのいずれかが所定時間以上継続していないと判定した場合、ベルト警報ランプの消灯を要求する警告信号を出力部80から出力する(ステップS105)。
ベルト警報ランプの点灯を要求する警告信号を受信した外部装置は、ベルト警報ランプを点灯させて、乗員11に対して警告を行う。ベルト警報ランプの消灯を要求する警告信号を受信した外部装置は、ベルト警報ランプを消灯させて、乗員11に対して警告を停止する。
ステップS107にて、判定部70は、使用状態Nが所定時間以上継続しているか否かを判定する。判定部70は、使用状態Nが所定時間以上継続していると判定した場合、ベルト警報ランプの点灯を要求する警告信号を出力部80から出力する(ステップS103)。さらに、判定部70は、シートベルト4の適正使用の注意喚起Vを要求する警告信号を出力部80から出力する(ステップS111)。一方、使用状態Nが所定時間以上継続していないと判定した場合、ベルト警報ランプの消灯を要求する信号を出力部80から出力する(ステップS113)。
シートベルト4の適正使用の注意喚起Vを要求する警告信号を受信した外部装置は、音声や文字による警告情報を乗員11に対して出力する。
ステップS117にて、判定部70は、使用状態L,M,Nのいずれかが所定時間以上継続しているか否かを判定する。判定部70は、使用状態L,M,Nのいずれかが所定時間以上継続していると判定した場合、シートベルト4の張力の調整動作Wを要求する警告信号を出力部80から出力する(ステップS103)。一方、判定部70は、使用状態L,M,Nのいずれかが所定時間以上継続していないと判定した場合、シートベルト4の張力の調整動作Wを要求する警告信号を出力しない。
シートベルト4の張力の調整動作Wを要求する警告信号を受信した外部装置は、シートベルト4の張力を強制的に強弱させる警告動作を乗員11に対して行う。
図12は、第2の実施形態におけるバックルの構成の一例を示すブロック図である。第2の実施形態のうち第1の実施形態と同様の構成及び効果についての説明は、上述の説明を援用することで省略又は簡略する。第1の実施形態(図2参照)では、判定部70及び出力部80は、バックル8に設けられているのに対し、第2の実施形態(図12参照)では、判定部70及び出力部80は、バックル8とは別のデバイスに設けられている。図12に示されるシートベルト装着状態検知システム15は、バックル8と、検知部30とを備える。検知部30は、検出部40と、判定部70と、出力部80とを備える。
以上、バックル及び車載システムを実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、シート2は、車両の前側座席でもよいし、後部座席でもよい。また、図12において、検出部40は、バックル8とは別のデバイスに設けられてもよい。また、センサ20の出力信号sに対して実施される複数の処理の一部(例えば、周期信号振幅抽出処理)は、検出部40で実行されるのではなく、判定部70で実行されてもよい。
1 シートベルト装置
8 バックル
15 シートベルト装着状態検知システム
20 センサ
30 検知部
40 検出部
70 判定部
80 出力部

Claims (11)

  1. シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力するセンサと、
    前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する検知部とを備える、バックル。
  2. 前記検知部は、前記出力信号から検出される信号成分の周期性に基づいて、前記装着状態を検知する、請求項1に記載のバックル。
  3. 前記検知部は、前記出力信号から、前記張力の変化を表す複数種の信号成分を検出し、前記複数種の信号成分から、前記シートベルトの装着状態を検知する、請求項1又は2に記載のバックル。
  4. 前記検知部は、前記出力信号から検出される信号成分の大きさと、前記出力信号から検出される信号成分の周期性とに基づいて、前記装着状態を検知する、請求項1から3のいずれか一項に記載のバックル。
  5. 前記検知部は、前記信号成分の大きさが所定の範囲内にあり、且つ、前記周期性がある場合には、前記シートベルトは適正に装着されていると判定する、請求項4に記載のバックル。
  6. 前記検知部は、前記信号成分の大きさが所定の範囲内になく、且つ、前記周期性がない場合、前記シートベルトは適正に装着されていないと判定する、請求項4又は5に記載のバックル。
  7. 前記検知部は、前記出力信号から検出される信号成分の大きさが所定の閾値以上で継続的に変化している場合、前記シートベルトを使用する乗員に姿勢変化があると判定する、請求項1から6のいずれか一項に記載のバックル。
  8. 前記検知部は、前記出力信号から検出される信号成分の大きさの変化と、前記出力信号から検出される信号成分の周期性とに基づいて、前記シートベルトを使用する乗員の動きを検知する、請求項1から7のいずれか一項に記載のバックル。
  9. 前記検知部は、前記乗員の動きが経時的に変動する場合、前記乗員に姿勢変化があると判定し、前記乗員の動きが経時的に変動しない場合、前記乗員は深呼吸状態と判定する、請求項8に記載のバックル。
  10. シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力するセンサを有するバックルと、
    前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する検知部とを備える、シートベルト装着状態検知システム。
  11. バックルに設けられるセンサは、シートベルトに生ずる張力に応じて変化する出力信号を出力し、
    検知部は、前記出力信号の変化から前記シートベルトの装着状態を検知する、シートベルト装着状態検知方法。
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