JP2019098760A - 車両用テーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】テーブル板が勢いよく閉まることを防いで、テーブル板がゆっくりと閉じるようにする。【解決手段】シートバック3にヒンジ5を介して開閉可能に取り付けられたテーブル板6と、シートバック3に回動可能に取り付けられ、テーブル板6を支持するシャフト7と、テーブル板6の開閉に応じて移動するシャフト7をガイドして、テーブル板6を使用姿勢と格納姿勢とに保持するガイド体8とを備えている。テーブル板6が開閉するときにシャフト7が摺接するガイド体8のカム面17は、テーブル板6が使用姿勢にあるときにシャフト7を保持する保持部18と、テーブル板6が閉じる途中でシャフト7の移動を規制する緩速部19とを有する。テーブル板6が閉じるときに、シャフト7が緩速部19を通るとき、シャフト7の移動が規制されて、テーブル板6の動きが一旦ストップする。その後、シャフト7はゆっくりと移動し、テーブル板6はゆっくり閉まる。【選択図】図4
Description
本発明は、車両のシートバックなどに設けられる開閉可能な車両用テーブルに関する。
特許文献1に記載された車両のシートバックに設けられるテーブルでは、上下方向に回動可能に設けられたテーブル板を開くと、テーブル板を支持するシャフトがテーブル板の裏面に設けられたガイド体のガイド溝内を移動する。この移動に伴ってシャフトの自由端がガイド体に形成されたカム面に沿って撓みながら移動する。シャフトが山形に盛り上がったカム面を通り過ぎると、テーブル板が水平状態になり、シャフトの自由端の撓みが解消し、シャフトの回動が保持されることにより、テーブル板は使用姿勢で保持される。
テーブル板を閉めるとき、テーブル板を掴んで押し下げると、シャフトの自由端はカム面に沿って逆方向に移動する。シャフトがカム面を通るとき、シャフトが撓むので、テーブル板を強く押さなければならない。シャフトがカム面を通り過ぎると、テーブル板は、シートバックに近接し、格納姿勢で保持される。このとき、シャフトの撓みが解消するので、シャフトの付勢力によりテーブル板は勢いよく回動する。そのため、テーブル板を掴んだままでいると、テーブル板とシートバックとの間に指が挟まれるおそれがある。
この対策として、テーブル板とシートバックとの間の隙間を大きくする。この場合、テーブル板はシートバックから浮いた状態で格納され、テーブル板の収まり感が損なわれる。また、カム面の盛り上がりを緩やかにすると、テーブル板が閉まるときの勢いは弱くなるが、テーブル板を格納姿勢で保持しにくくなる。そのため、別途ロック機構を設ける必要が生じ、コスト、重量、生産性が悪くなる。
本発明は、上記に鑑み、テーブル板が勢いよく閉まらないように、テーブル板をゆっくりと閉じることができる車両用テーブルの提供を目的とする。
本発明の車両用テーブルは、車体の一部にヒンジを介して開閉可能に取り付けられたテーブル板と、車体の一部に回動可能に取り付けられ、テーブル板を支持するシャフトと、テーブル板の開閉に応じて移動するシャフトをガイドして、テーブル板を使用姿勢と格納姿勢とに保持するガイド体とを備えている。ガイド体に、テーブル板が開閉するときにシャフトが摺接するカム面が形成され、カム面は、テーブル板が使用姿勢にあるときにシャフトを保持する保持部と、テーブル板が閉じる途中でシャフトの移動を規制する緩速部とを有する。
使用姿勢にあるテーブルを閉じるとき、シャフトはガイド体のカム面に沿って移動する。シャフトはまず保持部に沿って移動し、次に緩速部に沿って移動する。シャフトが緩速部を移動するとき、シャフトの移動が規制されるので、テーブル板の動きも規制され、テーブル板が一旦ストップする、あるいはテーブル板がゆっくり閉じる。これにより、テーブル板が勢いよく閉まることを防げる。
本発明によると、テーブルを閉じるときにテーブル板の動きを規制することにより、テーブル板が勢いよく閉まらないようにテーブル板の動きを緩やかにすることができ、指などを挟むことを防止できる。
本発明の実施形態に係る車両のシートに取り付けられたテーブルを図1に示す。テーブル1は、車体に設置されたシート2に設けられる。シート2のシートバック3に、合成樹脂製の取付板4が設けられ、テーブル1がヒンジ5を介して取付板4に開閉可能に取り付けられる。すなわち、シート2は車体の一部であるので、テーブル1は車体の一部に取り付けられることになる。
テーブル1は、シートバック3にヒンジ5を介して開閉可能に取り付けられたテーブル板6と、シートバック3に回動可能に取り付けられ、テーブル板6を支持するシャフト7と、テーブル板6の開閉に応じて移動するシャフト7をガイドして、テーブル板6を使用姿勢と格納姿勢とに保持するガイド体8とを備えている。
テーブル板6は、矩形の平板状に形成された樹脂成形品とされる。テーブル板6の基端側に左右一対のヒンジ5が取り付けられ、ヒンジ5は取付板4にねじにより固定される。テーブル板6はヒンジ5を中心に回動し、図2に示すように、上開きしたテーブル板6が水平状態になったとき、テーブル1は使用姿勢となる。図3に示すように、テーブル板6が閉じて、シートバック3に近接した下向き状態になったとき、テーブル1は格納姿勢となる。
シャフト7は、コ字状に成形された金属製の丸棒からなり、シャフト7の自由端に、外側に向かって折曲された軸部10が左右一対に形成される。左右の軸部10を連結するように支持部11がコ字状に形成される。
テーブル板6の裏面に、シャフト7をスライド可能に保持する保持体12が設けられる。保持体12に、左右方向に貫通するガイド孔13が形成され、シャフト7の支持部11がガイド孔13に挿入されて、ガイド孔13をスライドし、支持部11はガイド孔13の基端側と先端側との間を移動する。
ガイド体8は、シートバック3の取付板4に設けられ、左右のヒンジ5の間でヒンジ5の下方に位置する。すなわち、ヒンジ5の回転中心より下方にカム16が位置する。なお、ガイド体8をヒンジ5と左右方向において並列に取り付けてもよい。ガイド体8は、取付板4にねじ止めされるベースブラケット15と、テーブル板6の開閉時にシャフト7の移動をガイドする左右一対のカム16とを有する。カム16は、ベースブラケット15上に一体的に形成される。ベースブラケット15に軸孔が左右一対に形成され、軸孔にシャフト7の軸部10が挿入されて、シャフト7がシートバック3に回動可能に支持される。
左右のカム16の内側面は互いに対向し、内側面にテーブル板6の開閉時にシャフト7が摺接するカム面17が左右方向に突出するように形成される。カム面17は、テーブル板6が使用姿勢にあるときにシャフト7を保持する保持部18と、テーブル板6が閉じる途中でシャフト7の移動を規制する緩速部19とを有する。保持部18として、大きな山形の凸部が形成され、緩速部19として、保持部18よりも小さい山形の凸部が形成される。上側に位置する保持部18と下側に位置する緩速部19とは滑らかに連通しており、保持部18と緩速部19との間のカム面17に、凹部20が形成される。シャフト7は軸部10を中心にして回動し、支持部11がカム面17に沿って左右方向に撓みながら上下方向に移動する。
図2に示すように、テーブル1が開いているとき、テーブル板6は使用姿勢にある。シャフト7は斜め上を向き、支持部11はガイド孔13の基端側に位置している。このとき、シャフト7がカム16の保持部18の上端に当接して、シャフト7が下方向に回動しないようにシャフト7の移動が規制される。そのため、テーブル板6は使用姿勢で保持される。
テーブル1を閉じるとき、テーブル板6を掴んで押し下げる。シャフト7がガイド孔13を先端側に向かってスライドし、シャフト7が下向きに回動する。シャフト7がカム16の保持部18に沿って移動するので、シャフト7を押し広げるようにテーブル板6を強く押し下げなければならない。
シャフト7が保持部18の頂点を通り過ぎると、撓んだシャフト7が復元するときのばね力によりシャフト7は保持部18の下端に向かって滑り降りていき、テーブル板6は自然に下がっていく。図4に示すように、シャフト7が緩速部19の上端に達すると、凹部20に嵌まり込む。シャフト7の移動が規制され、テーブル板6が斜め下を向いた状態で一旦ストップする。ここで、テーブル板6から手を離して、テーブル板6を前方向に押すと、シャフト7は緩速部19に沿って移動する。このとき、緩速部19は保持部18よりも小さい山であるので、移動時のシャフト7の撓みは少なくなり、軽く押すだけでシャフト7は緩速部19を乗り越えることができる。しかも、シャフト7が緩速部19の頂点を超えても、撓んだシャフト7のばね力が弱いので、テーブル板6は急速に移動することなく、ゆっくりと移動する。
図3に示すように、シャフト7が緩速部19の下端に達すると、シャフト7の支持部11はガイド孔13の先端側に位置する。テーブル板6は格納姿勢となる。シャフト7は緩速部13の下端に当接して、シャフト7の上方向への移動が規制され、テーブル板6は格納姿勢で保持される。
このように、テーブル板6を閉じる途中でテーブル板6の動きを一旦停止させた後、テーブル板6をゆっくり動くようにする、すなわちテーブル板6の動きを緩慢にすることにより、テーブル板6が急に閉じることを防止でき、指や物などがテーブル板6とシートバック3との間に挟まらないようにすることができる。しかも、カム面17の形状を変えるだけでテーブル板6の急な動きを抑制することができ、安価に対応できる。
テーブル1を開くとき、格納姿勢にあるテーブル板6を持ち上げると、シャフト7が上向きに回動する。シャフト7が緩速部19に沿って移動して、緩速部19を乗り越えると、シャフト7は凹部20に嵌り、テーブル板6は一旦ストップする。さらにテーブル板6を持ち上げていくと、シャフト7が保持部18を乗り越え、シャフト7は保持部18の上端に達し、テーブル板6は使用姿勢となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。テーブル1の設置位置は、シートバック3に限らず、インストルメントパネル、フロアコンソールなどの車体の一部であってもよい。また、テーブル1は上開きに限らず、下開きであってもよい。
カム16の外側面をテーブル1のシャフト7が摺接するカム面17としてもよい。また、カム面17に、複数の凸部を有する緩速部19を形成してもよい。例えば、大きさの異なる凸部を形成し、上側に大きい凸部、下側に小さい凸部を配し、テーブル板6の動きが徐々に遅くなるようにする。
1 テーブル
2 シート
3 シートバック
5 ヒンジ
6 テーブル板
7 シャフト
8 ガイド体
16 カム
17 カム面
18 保持部
19 緩速部
20 凹部
2 シート
3 シートバック
5 ヒンジ
6 テーブル板
7 シャフト
8 ガイド体
16 カム
17 カム面
18 保持部
19 緩速部
20 凹部
Claims (1)
- 車体の一部にヒンジを介して開閉可能に取り付けられたテーブル板と、車体の一部に回動可能に取り付けられ、テーブル板を支持するシャフトと、テーブル板の開閉に応じて移動するシャフトをガイドして、テーブル板を使用姿勢と格納姿勢とに保持するガイド体とを備えた車両用テーブルであって、ガイド体に、テーブル板が開閉するときにシャフトが摺接するカム面が形成され、カム面は、テーブル板が使用姿勢にあるときにシャフトを保持する保持部と、テーブル板が閉じる途中でシャフトの移動を規制する緩速部とを有することを特徴とする車両用テーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017227938A JP2019098760A (ja) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | 車両用テーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017227938A JP2019098760A (ja) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | 車両用テーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019098760A true JP2019098760A (ja) | 2019-06-24 |
Family
ID=66975372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017227938A Pending JP2019098760A (ja) | 2017-11-28 | 2017-11-28 | 車両用テーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019098760A (ja) |
-
2017
- 2017-11-28 JP JP2017227938A patent/JP2019098760A/ja active Pending
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