JP2019098240A - 下水処理システム及び下水処理方法 - Google Patents

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啓輔 小島
光博 隅倉
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光博 隅倉
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Masato Kawaguchi
正人 川口
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Abstract

【課題】下水処理施設においてエネルギー源として利用可能なアンモニアを供給する下水処理システム及び下水処理方法。【解決手段】有機汚泥を水の亜臨界条件とし、アンモニアを含む第一の流体を生成する酸化分解装置30と、前記第一の流体からアンモニアを分離するアンモニア分離装置32と、分離したアンモニアをエネルギー源として供給するアンモニア供給装置40と、を備える、下水処理システム100。有機汚泥を水の亜臨界条件とし、アンモニアを含む第一の流体を生成する酸化分解工程と、前記第一の流体からアンモニアを分離するアンモニア分離工程と、分離したアンモニアをエネルギー源として供給するアンモニア供給工程と、を備える、下水処理方法。【選択図】図1

Description

本発明は、下水処理システム及び下水処理方法に関する。
下水に含まれる有機汚泥を処理する方法としては、焼却処理や微生物を用いた生物的処理により減容後に焼却処理する方法等が知られている。
近年では、水の臨界点(374℃、22MPa)以上の高温高圧の条件(超臨界条件)下で有機汚泥を処理する技術が検討されている。超臨界条件下で有機汚泥を処理すると、有機汚泥に含まれる含窒素有機物を完全に分解し、無害化することが可能となる。
しかし、超臨界条件下での処理は、腐食の激しい高温高圧条件下で行われるため、装置の耐久性が問題となる。そこで、超臨界条件よりも低温又は低圧である亜臨界条件下で有機汚泥を処理する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1では、まず、最初の工程で有機汚泥中の比較的酸化されやすい炭素成分及び水素成分等を二酸化炭素と水に酸化し、窒素成分をアンモニアや低分子量の含窒素有機物に変換する。その後、第二の工程でアンモニアと残存窒素有機物を無害な窒素、二酸化炭素、水に分解している。
特許第4838013号公報
ところで、近年、アンモニアが、水素エネルギーの貯蔵、輸送媒体(エネルギーキャリア)として注目されている。
特許文献1の発明では、アンモニアのエネルギー利用について考慮されていない。
そこで、本発明は、下水処理施設においてエネルギー源として利用可能なアンモニアを供給する下水処理システム及び下水処理方法を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を有する。
[1]有機汚泥を水の亜臨界条件とし、アンモニアを含む第一の流体を生成する酸化分解装置と、前記第一の流体からアンモニアを分離するアンモニア分離装置と、分離したアンモニアをエネルギー源として供給するアンモニア供給装置と、を備える、下水処理システム。
[2]有機汚泥を水の亜臨界条件とし、アンモニアを含む第一の流体を生成する酸化分解工程と、前記第一の流体からアンモニアを分離するアンモニア分離工程と、分離したアンモニアをエネルギー源として供給するアンモニア供給工程と、を備える、下水処理方法。
本発明の下水処理システム及び下水処理方法によれば、下水処理施設においてエネルギー源として利用可能なアンモニアを供給できる。
本発明の第一実施形態に係る下水処理システムの模式図である。 水処理装置の一例を示す模式図である。 アンモニア分離装置の一例を示す模式図である。 アンモニア分離装置の他の一例を示す模式図である。 本発明の第二実施形態に係る下水処理システムの模式図である。 水処理装置の他の一例を示す模式図である。
本明細書において、水の亜臨界条件は、水の臨界温度(374℃)未満かつ水の臨界圧力(22MPa)未満、水の臨界温度以上かつ水の臨界圧力未満、又は水の臨界温度未満かつ水の臨界圧力以上のいずれをも含む。
本明細書では、上記の水の亜臨界条件での有機汚泥の酸化分解を亜臨界水酸化処理という。
[第一実施形態]
<下水処理システム>
本発明の下水処理システムは、酸化分解装置と、アンモニア分離装置と、アンモニア供給装置とを備える。
以下に、本発明の下水処理システムの第一実施形態について、図1に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の下水処理システム100は、下水供給源10と、水処理装置20と、酸化分解装置30と、アンモニア分離装置32と、アンモニア供給装置40と、アンモニア利用装置42と、第一ヒーター50と、第一測定部60と、高圧ポンプP1と、排出ポンプP2と、圧力調整バルブB2〜B6と、配管L0〜L9とを備える。
下水供給源10と水処理装置20とは、配管L0によって接続されている。水処理装置20と酸化分解装置30とは、配管L1によって接続されている。酸化分解装置30とアンモニア分離装置32とは、配管L2によって接続されている。アンモニア分離装置32とアンモニア供給装置40とは、配管L3によって接続されている。アンモニア供給装置40とアンモニア利用装置42とは、配管L4によって接続されている。水処理装置20には、配管L7が接続されている。水処理装置20には、配管L8が接続されている。酸化分解装置30には、配管L9が接続されている。アンモニア分離装置32には、配管L5が接続されている。アンモニア分離装置32と水処理装置20とは、配管L6によって接続されている。
酸化分解装置30は、第一ヒーター50を備える。酸化分解装置30には、第一測定部60が接続されている。
高圧ポンプP1は、配管L1に設けられている。排出ポンプP2は、配管L9に設けられている。圧力調整バルブB2は、配管L2に設けられている。圧力調整バルブB3は、配管L3に設けられている。圧力調整バルブB4は、配管L4に設けられている。圧力調整バルブB5は、配管L5に設けられている。圧力調整バルブB6は、配管L6に設けられている。
下水供給源10は、下水を水処理装置20に供給する。下水供給源10としては、下水を供給できればよく、家庭からの排水や工場からの廃水等が挙げられる。
水処理装置20としては、従来公知の下水処理装置が挙げられる。
水処理装置20の一例を図2に示す。
図2に示すように、水処理装置20は、最初沈殿池21と、反応槽22と、最終沈殿池23と、消毒槽24と、汚泥濃縮槽25と、汚泥消化槽26と、配管L201と、配管L202と、配管L203と、配管L204と、配管L205と、配管L206とを備える。
最初沈殿池21と反応槽22とは、配管L201で接続されている。反応槽22と最終沈殿池23とは、配管L202で接続されている。最終沈殿池23と消毒槽24とは、配管L203で接続されている。最初沈殿池21と汚泥濃縮槽25とは、配管L204で接続されている。汚泥濃縮槽25と汚泥消化槽26とは、配管L205で接続されている。最終沈殿池23と汚泥濃縮槽25とは、配管L206で接続されている。最初沈殿池21には、配管L0が接続されている。反応槽22には、配管L6が接続されている。消毒槽24には、配管L7が接続されている。汚泥消化槽26には、配管L1が接続されている。汚泥消化槽26には、配管L8が接続されている。
最初沈殿池21としては、従来公知の沈殿槽が挙げられる。
反応槽22としては、従来公知の反応槽が挙げられる。
最終沈殿池23としては、従来公知の沈殿槽が挙げられる。
消毒槽24としては、従来公知の消毒槽が挙げられる。
汚泥濃縮槽25としては、従来公知の濃縮槽が挙げられる。
汚泥消化槽26としては、従来公知の消化槽が挙げられる。
配管L201としては、ステンレス等の金属製の配管等が挙げられる。
配管L202としては、配管L201と同様の配管が挙げられる。配管L202と配管L201とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
配管L203〜L205としては、配管L201と同様の配管が挙げられる。配管L203〜L205と配管L201とは、異なっていてもよく、同じでもよい。また、配管L203〜L205は、それぞれが異なっていてもよく、同じでもよい。
酸化分解装置30としては、例えば、ステンレスやニッケル合金等の金属製の耐圧容器が挙げられる。
第一ヒーター50としては、酸化分解装置30の内部を加熱可能なヒーターであればよく、高温の水蒸気を通流させるスチームヒーターや、ガスボイラー等が挙げられる。
第一測定部60としては、酸化分解装置30の内部の温度、圧力、アンモニア濃度等を測定できればよく、公知の温度計、圧力計、濃度測定計等を例示できる。
アンモニア分離装置32としては、第一の流体からアンモニアを分離できる装置が挙げられる。
アンモニア分離装置32の一例を図3に示す。
図3に示すように、アンモニア分離装置32Aは、吸着塔301と、吸着塔302と、気液分離器303と、第二ヒーター351と、第三ヒーター352と、第二測定部361と、第三測定部362と、開閉バルブB321、B322と、圧力調整バルブB323、B324、B325、B326と、配管L321、L322、L323、L324、L325、L326とを備える。
配管L2は、分岐330で配管L321と配管L322とに接続されている。配管L321は、吸着塔301に接続されている。配管L322は、吸着塔302に接続されている。吸着塔301には、第二測定部361が接続されている。吸着塔302には、第三測定部362が接続されている。吸着塔301と気液分離器303とは、配管L325によって接続されている。吸着塔301には、配管L323が接続されている。吸着塔302には、配管L324が接続されている。配管L323は、分岐332で配管L3と接続されている。配管L324は、分岐332で配管L3と接続されている。気液分離器303には、配管L5が接続されている。気液分離器303には、配管L6が接続されている。吸着塔302には、配管L326が接続されている。配管L326は、分岐334で配管L325と接続されている。
開閉バルブB321は、配管L321に設けられている。開閉バルブB322は、配管L322に設けられている。圧力調整バルブB323は、配管L323に設けられている。圧力調整バルブB324は、配管L324に設けられている。圧力調整バルブB325は、配管L325に設けられている。圧力調整バルブB326は、配管L326に設けられている。
吸着塔301としては、例えば、第一の流体中のアンモニアを吸着する吸着剤が充填された耐圧容器が挙げられる。耐圧容器は、例えば、ステンレスやニッケル合金等の金属製の容器が挙げられる。
吸着塔301の内部には、アンモニアを選択的に吸着する吸着剤(不図示)が充填されている。
吸着剤としては、例えば、ゼオライト等、公知の吸着剤が挙げられる。また、アンモニアと反応してリン酸マグネシウムアンモニアを生成するリン酸マグネシウムを適用してもよい。
吸着塔302としては、吸着塔301と同様の耐圧容器が挙げられる。吸着塔302と吸着塔301とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
吸着塔302の内部には、アンモニアを選択的に吸着する吸着剤(不図示)が充填されている。
吸着塔302の内部の吸着剤としては、吸着塔301の内部の吸着剤と同様の吸着剤が挙げられる。吸着塔302の内部の吸着剤と吸着塔301の内部の吸着剤とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
気液分離器303としては、熱交換器を備える凝縮器など従来公知の機器が挙げられる。
第二ヒーター351としては、第一ヒーター50と同様のヒーターが挙げられる。第二ヒーター351と第一ヒーター50とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
第三ヒーター352としては、第一ヒーター50と同様のヒーターが挙げられる。第三ヒーター352と第一ヒーター50とは、異なっていてもよく、同じでもよい。第三ヒーター352と第二ヒーター351とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
第二測定部361としては、第一測定部60と同様の計器が挙げられる。第二測定部361と第一測定部60とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
第三測定部362としては、第一測定部60と同様の計器が挙げられる。第三測定部362と第一測定部60とは、異なっていてもよく、同じでもよい。第三測定部362と第二測定部361とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
開閉バルブB321としては、公知のバルブや開閉弁等を例示できる。
開閉バルブB322としては、開閉バルブB321と同様のバルブが挙げられる。開閉バルブB322と開閉バルブB321とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
圧力調整バルブB323としては、公知のバルブや圧力調整弁等を例示できる。圧力調整バルブB323は、開閉バルブとしての機能を有していてもよい。
圧力調整バルブB324〜B326としては、圧力調整バルブB323と同様のバルブが挙げられる。圧力調整バルブB324〜B326と圧力調整バルブB323とは、異なっていてもよく、同じでもよい。また、圧力調整バルブB324〜B326は、それぞれが異なっていてもよく、同じでもよい。
配管L321〜L326としては、配管L201と同様の配管が挙げられる。
配管L321〜L326と配管L201とは、異なっていてもよく、同じでもよい。また、配管L321〜L326は、それぞれが異なっていてもよく、同じでもよい。
アンモニア分離装置32の他の一例を図4に示す。
図4に示すように、アンモニア分離装置32Bは、気液分離器304と、蒸留塔305と、分縮器306と、第四測定部363と、配管L327、L328、L329とを備える。
気液分離器304と蒸留塔305とは、配管L327によって接続されている。蒸留塔305と分縮器306とは、配管L328によって接続されている。分縮器306と蒸留塔305とは、配管L329によって接続されている。気液分離器304には、配管L2が接続されている。気液分離器304には、配管L5が接続されている。蒸留塔305には、第四測定部363が接続されている。蒸留塔305には、配管L6が接続されている。分縮器306には、配管L3が接続されている。
気液分離器304としては、気液分離器303と同様の機器が挙げられる。気液分離器304と気液分離器303とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
蒸留塔305としては、アンモニアの製造に用いられる公知の蒸留塔が挙げられる。
分縮器306としては、従来公知の凝縮器が挙げられる。
第四測定部363としては、第一測定部60と同様の計器が挙げられる。第四測定部363と第一測定部60とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
配管L327〜L329としては、配管L201と同様の配管が挙げられる。
配管L327〜L329と配管L201とは、異なっていてもよく、同じでもよい。また、配管L327〜L329は、それぞれが異なっていてもよく、同じでもよい。
アンモニア供給装置40は、分離されたアンモニアをアンモニア利用装置42へと供給できる装置であればよい。アンモニア供給装置40としては、例えば、高圧ポンプやコンプレッサー、配管や貯留槽等が挙げられる。
アンモニア利用装置42としては、例えば、アンモニアボイラーや燃料電池等、アンモニアをエネルギー源として利用できる装置が挙げられる。
高圧ポンプP1としては、酸化分解装置30を加圧できればよく、従来公知のコンプレッサーが挙げられる。
排出ポンプP2としては、酸化分解装置30から有機汚泥の固形分を外部へと圧送できればよく、吸引ポンプや真空ポンプ等が挙げられる。
圧力調整バルブB2としては、圧力調整バルブB323と同様のバルブが挙げられる。圧力調整バルブB2と圧力調整バルブB323とは、異なっていてもよく、同じでもよい。
圧力調整バルブB3〜B6としては、圧力調整バルブB323と同様のバルブが挙げられる。圧力調整バルブB3〜B6と圧力調整バルブB323とは、異なっていてもよく、同じでもよい。また、圧力調整バルブB3〜B6は、それぞれが異なっていてもよく、同じでもよい。
第一ヒーター50、第二ヒーター351、第三ヒーター352、第一測定部60、第二測定部361、第三測定部362、第四測定部363、高圧ポンプP1、排出ポンプP2、開閉バルブB321、B322、圧力調整バルブB2〜B6、B323〜B326は、外部に設けられた制御装置(不図示)によって、ON、OFF、開閉等を一括して制御することが好ましい。
配管L0〜L9としては、配管L201と同様の配管が挙げられる。配管L0〜L9と配管L201とは、異なっていてもよく、同じでもよい。また、配管L0〜L9は、それぞれが異なっていてもよく、同じでもよい。
<下水処理方法>
本発明の下水処理方法は、有機汚泥を水の亜臨界条件とし、アンモニアを含む第一の流体を生成する酸化分解工程と、第一の流体からアンモニアを分離するアンモニア分離工程と、分離したアンモニアをエネルギー源として供給するアンモニア供給工程と、を備える。
下水処理システム100を用いた下水処理方法について、図1〜図4に基づいて説明する。
まず、下水を下水供給源10から配管L0を介して、水処理装置20に供給する。以下、図2に基づいて説明する。
(水処理工程)
水処理装置20に供給された下水は、水処理装置20の最初沈殿池21に貯留される。最初沈殿池21からは、生汚泥が採取され、配管L204を介して汚泥濃縮槽25へと供給されるとともに、下水は、配管L201を介して生物学的な処理が施される反応槽22へと流入する。
反応槽22で生物学的な処理が施された下水は、配管L202を介して最終沈殿池23へと流入する。
生物学的な処理としては、活性汚泥法や硝化脱窒法等が挙げられる。
最終沈殿池23では、余剰汚泥が採取される。採取された余剰汚泥は、配管L206を介して汚泥濃縮槽25へと供給される。余剰汚泥が採取された後の下水は、配管L203を介して消毒槽24へと流入する。
消毒槽24へと流入した下水は、塩素消毒等を施され、処理済水となる。処理済水は、配管L7を介して外部へと供給される。
汚泥濃縮槽25に供給された生汚泥と余剰汚泥は、汚泥濃縮処理が施され、濃縮汚泥として配管L205を介して汚泥消化槽26へと供給される。
汚泥消化槽26へと供給された濃縮汚泥は、生物的な処理が施され、濃縮汚泥に含まれる有機物が分解される。生物的な処理としては、有機物がメタンにまで分解され、エネルギーとして利用可能なメタン発酵等の嫌気性処理が挙げられる。
分解されたメタンは、配管L8を介して、外部へと供給され、ガス発電や燃料電池、都市ガスの原料としてエネルギー利用される。
生物的な処理が施された後の濃縮汚泥は、配管L1を介して、消化汚泥として酸化分解装置30へと供給される。
以上の水処理工程により、下水から有機汚泥が得られる。有機汚泥は、有機物を含む汚泥の総称であり、有機汚泥としては、生汚泥、余剰汚泥、濃縮汚泥、消化汚泥の他、下水汚泥や活性汚泥、畜産汚泥等が挙げられる。
(酸化分解工程)
消化汚泥を酸化分解装置30に供給した後、第一ヒーター50を加熱し、かつ、高圧ポンプP1を加圧し、消化汚泥を水の亜臨界条件とする。
消化汚泥を水の亜臨界条件とすることで、消化汚泥は、二酸化炭素、水、アンモニア、窒素等に酸化分解され、第一の流体が生成する。
酸化分解工程における酸化分解装置30の内部温度(以下、第一処理温度ともいう。)は、第一測定部60により測定できる。
第一処理温度は、水の臨界温度(374℃)以上であり、374℃以上500℃以下が好ましく、400℃以上450℃以下がより好ましい。第一処理温度が上記下限値以上であると、消化汚泥を十分に酸化分解することができる。第一処理温度が上記上限値以下であると、消化汚泥中の窒素分からアンモニアへの転化率を向上しやすく、第一ヒーター50を加熱する際のエネルギーを節約しやすい。
酸化分解工程における酸化分解装置30の内部圧力(以下、第一処理圧力ともいう。)は、第一測定部60により測定できる。
第一処理圧力は、水の臨界圧力(22MPa)未満であり、5MPa以上20MPa以下が好ましく、10MPa以上20MPa以下がより好ましく、10MPa以上15MPa以下がさらに好ましい。第一処理圧力が上記下限値以上であると、消化汚泥を十分に酸化分解することができる。第一処理圧力が上記上限値以下であると、酸化分解装置30にかかる負荷を低減しやすい。
消化汚泥は水分を含んでおり、通常、脱水してから焼却等が行われる。
本実施形態の下水処理システム100では、酸化分解装置30を高温高圧にして消化汚泥を酸化分解するため、脱水工程及び焼却工程が不要である。
なお、酸化分解工程で生成する消化汚泥の固形分は、排出ポンプP2を用いて、配管L9を介して酸化分解装置30の外部へと排出できる。
消化汚泥の含水率は、90質量%以上が好ましい。消化汚泥の含水率が上記下限値以上であると、水処理装置20から酸化分解装置30への流動性に優れ、下水処理システム100を連続して運転できるため、下水の処理効率を向上しやすい。
酸化分解工程では、酸化剤として空気、空気中の酸素、過酸化水素水等が利用可能である。酸化剤は、消化汚泥の酸化分解反応に必要な酸素量よりも過剰に供給し、消化汚泥を完全に酸化分解することが好ましい。このため、酸化分解工程で酸化分解装置30に供給する酸化剤は、例えば、酸化分解装置30の内部の酸素比を目安に設定できる。酸化分解装置30の酸素比は、1.0以上2.5以下が好ましく、1.2以上2.0以下がより好ましく、1.2以上1.5以下がさらに好ましい。酸化分解装置30の酸素比が上記下限値以上であると、第一の流体に含まれるアンモニアへの転化率を向上しやすい。酸化分解装置30の酸素比が上記上限値以下であると、酸化剤の余剰な供給を抑制できる。
酸化分解工程における加熱加圧時間(以下、第一処理時間ともいう。)は、1分以上30分以下が好ましく、1分以上20分以下がより好ましく、1分以上15分以下がさらに好ましい。第一処理時間が上記下限値以上であると、消化汚泥を十分に酸化分解することができる。第一処理時間が上記上限値以下であると、第一の流体に含まれるアンモニアへの転化率を向上しやすく、第一ヒーター50を加熱する際のエネルギーを節約しやすい。
酸化分解工程で生成された第一の流体は、配管L2を介してアンモニア分離装置32へと流入する。
(アンモニア分離工程)
アンモニア分離工程は、第一の流体に含まれるアンモニアを分離する工程である。
アンモニア分離工程について、以下、図3〜図4に基づいて説明する。
図3に示すアンモニア分離装置32Aの場合、まず、開閉バルブB321及び圧力調整バルブB325を開とし、開閉バルブB322及び圧力調整バルブB323、B324、B326を閉とする。
アンモニア分離装置32Aへと流入した第一の流体は、配管L321を介して吸着塔301へと流入する。
第一の流体に含まれるアンモニアは、吸着塔301の内部に充填された吸着剤によって選択的に吸着され、分離される。
アンモニアが吸着された後の第一の流体は、配管L325を介して気液分離器303へと流入する。
次に、開閉バルブB321及び圧力調整バルブB325を閉とし、開閉バルブB322及び圧力調整バルブB323、B326を開とする。
アンモニア分離装置32Aへと流入した第一の流体は、配管L322を介して吸着塔302へと流入する。
第一の流体に含まれるアンモニアは、吸着塔302の内部に充填された吸着剤によって選択的に吸着され、分離される。
アンモニアが吸着された後の第一の流体は、配管L326、分岐334、配管L325を介して気液分離器303へと流入する。
吸着塔302でアンモニアを吸着している間に、第二ヒーター351で吸着塔301を加熱する。
吸着塔301を加熱することで、吸着塔301の内部の吸着剤に吸着されたアンモニアが脱着される。
吸着剤から脱着されたアンモニアは、配管L323、分岐332、配管L3を介してアンモニア供給装置40へと流入する。
この際、アンモニアは、気体であってもよく、液体であってもよい。アンモニア供給装置40へと流入するアンモニアは、エネルギー源としての利用において取り扱いが容易となる観点から、液体であることが好ましい。例えば、吸着塔301の内部の圧力を0.8MPa以上となるように圧力調整バルブB323を調整することにより、液体としてアンモニアを供給できる。
次に、開閉バルブB322及び圧力調整バルブB326、B323を閉とし、開閉バルブB321及び圧力調整バルブB325、B324を開とする。
吸着塔301でアンモニアを吸着している間に、第三ヒーター352で吸着塔302を加熱する。
吸着塔302を加熱することで、吸着塔302の内部の吸着剤に吸着されたアンモニアが脱着される。
吸着剤から脱着されたアンモニアは、配管L324、分岐332、配管L3を介してアンモニア供給装置40へと流入する。
例えば、吸着塔302の内部の圧力を0.8MPa以上となるように圧力調整バルブB324を調整することにより、液体としてアンモニアを供給できる。
アンモニア分離工程で、二つの吸着塔301と302とを交互に用いることで、一方の吸着塔でアンモニアを吸着している間に、他方の吸着塔を加熱し、アンモニアを吸着剤から脱着させることができる。
このように、二つの吸着塔301と302とを交互に用いることで、効率よくアンモニアを分離し、供給できる。
なお、本実施形態では、二つの吸着塔を用いているが、吸着塔の数は二つに限られず、三つ以上でもよい。
吸着塔301の内部の温度及び圧力は、第二測定部361によって測定できる。吸着塔302の内部の温度及び圧力は、第三測定部362によって測定できる。
アンモニアの状態は、吸着塔301又は302の内部の温度及び圧力によって制御できる。
吸着塔301の内部の温度は、第二ヒーター351によって制御できる。吸着塔302の内部の温度は、第三ヒーター352によって制御できる。吸着塔301の内部の圧力は、圧力調整バルブB323、B325によって制御できる。吸着塔302の内部の圧力は、圧力調整バルブB324、B326によって制御できる。
第二ヒーター351の熱源としては、酸化分解工程における亜臨界水酸化処理による反応熱を利用できる。前記反応熱を利用することにより、第二ヒーター351の消費エネルギーを節約できる。
第三ヒーター352の熱源としては、酸化分解工程における亜臨界水酸化処理による反応熱を利用できる。前記反応熱を利用することにより、第三ヒーター352の消費エネルギーを節約できる。
気液分離器303へと流入した第一の流体は、気体と液体とに分離される。
第一の流体から分離された気体は、配管L5を介して下水処理システム100の外部へと排出される。
第一の流体から分離された液体は、配管L6を介して水処理装置20の反応槽22へと流入する。反応槽22へと流入した第一の流体から分離された液体は、水処理装置20内で再処理される。
図4に示すアンモニア分離装置32Bの場合、気液分離器304へと流入した第一の流体は、気体とアンモニアを含む液体とに分離される。アンモニアを含む液体としては、液体アンモニア、アンモニア水が挙げられる。
第一の流体から分離された気体は、配管L5を介して下水処理システム100の外部へと排出される。
第一の流体から分離された液体は、配管L327を介して蒸留塔305へと流入する。
蒸留塔305へと流入した液体は、蒸留塔305の内部でアンモニア濃度が高い気相と、アンモニア濃度が低い液相とに分離される。気相は、配管L328を介して分縮器306へと流入する。分縮器306へと流入した気相中のアンモニアは、濃縮され、液体又は気体の状態で配管L3を介してアンモニア供給装置40へと流入する。
例えば、分縮器306の内部の圧力を0.8MPa以上とすることにより、液体としてアンモニアを供給できる。
分縮器306で冷却された留出液は、配管L329を介して蒸留塔305へと還流する。
蒸留塔305の内部で分離された液相は、配管L6を介して水処理装置20の反応槽22へと流入する。反応槽22へと流入した前記液相は、水処理装置20内で再処理される。
蒸留塔305の内部の温度及び圧力は、第四測定部363によって測定できる。
アンモニアの状態は、分縮器306の内部の温度及び圧力によって制御できる。
分縮器306の内部の温度は、分縮器306の外部の冷却水の温度や流量によって制御できる。分縮器306の内部の圧力は、配管中の任意の箇所に設けられた高圧ポンプ等(不図示)によって制御できる。
蒸留塔305は、再沸器等(不図示)により加熱できる。再沸器等の熱源としては、酸化分解工程における亜臨界水酸化処理による反応熱を利用できる。前記反応熱を利用することにより、蒸留塔305を加熱する際の消費エネルギーを節約できる。
(アンモニア供給工程)
アンモニア供給工程は、分離したアンモニアをエネルギー源として供給する工程である。
アンモニア供給装置40へと流入したアンモニアは、圧力調整バルブB4を開とすることにより、配管L4を介してアンモニア利用装置42へと供給される。アンモニア利用装置42へと供給されるアンモニアは、アンモニアボイラーや燃料電池等のアンモニア利用装置42でエネルギー源として利用される。
この際、アンモニアは、気体であってもよく、液体であってもよい。アンモニア利用装置42へと供給されるアンモニアは、取り扱いが容易となる観点から、液体であることが好ましい。アンモニアの状態は、アンモニア供給装置40の内部の温度及び圧力によって制御できる。
本実施形態の下水処理システム100によれば、有機汚泥中の窒素成分をアンモニアとして分離し、エネルギー源として利用できる。このため、有機汚泥中の未利用エネルギーを有効活用できる。
[第二実施形態]
<下水処理システム>
図5に、本発明の第二実施形態に係る下水処理システムの模式図を示す。第一実施形態と同じ構成には、同じ符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の下水処理システム200は、水処理装置20に代えて、水処理装置20’を備える。
水処理装置20’の一例を図6に示す。
図6に示すように、水処理装置20’は、最初沈殿池21と、反応槽22と、最終沈殿池23と、消毒槽24と、汚泥濃縮槽25と、配管L201〜L204と、配管L206とを備える。
本実施形態は、汚泥消化槽26が備えられていない点で第一実施形態と異なる。このため、汚泥濃縮槽25と酸化分解装置30とが、配管L1で接続されている。
<下水処理方法>
本実施形態では、汚泥消化槽26が備えられていないため、濃縮汚泥に生物的な処理を施す工程(汚泥消化工程)が存在しない。このため、汚泥濃縮槽25で得られた濃縮汚泥が、配管L1を介して、酸化分解装置30へと供給される。
酸化分解工程では、第一実施形態と同様の条件で濃縮汚泥を酸化分解することができる。
アンモニア分離工程では、第一実施形態と同様の条件で第一の流体からアンモニアを分離することができる。
以上、本発明の下水処理システム及び下水処理方法について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、水処理装置は、上述した水処理装置20や20’以外の態様であってもよい。
例えば、水処理装置を備えず、未処理の有機汚泥を酸化分解してもよい。
例えば、アンモニア分離装置32は、上述したアンモニア分離装置32Aや32B以外の態様であってもよい。
例えば、酸化分解装置とアンモニア分離装置とは、同一の容器が兼ねる態様であってもよい。
上述の実施形態では、高圧ポンプP1は配管L1に設けられているが、他の配管中の任意の箇所に設けられてもよい。
高圧ポンプは、一つに限られず、二つ以上設けられてもよい。
装置間の流体の移動には、高圧ポンプの代わりに真空ポンプを用いてもよい。
開閉バルブは、他の配管中の任意の箇所に設けられてもよい。
圧力調整バルブは、他の配管中の任意の箇所に設けられてもよい。
本実施形態の酸化分解工程では、第一処理温度は水の臨界温度以上で、かつ、第一処理圧力は水の臨界圧力未満であるが、水の亜臨界条件を満たす第一処理温度、かつ、第一処理圧力であってもよい。水の亜臨界条件を満たす温度と圧力の組合せとしては、第一処理温度が水の臨界温度未満で、かつ、第一処理圧力が水の臨界圧力以上、第一処理温度が水の臨界温度未満で、かつ、第一処理圧力が水の臨界圧力未満の組合せが挙げられる。
以上説明してきたように、本発明の下水処理システム及び下水処理方法は、アンモニアを分離できるため、アンモニアをエネルギー源として利用できる。
本発明の下水処理システムは、有機汚泥の脱水工程及び焼却工程が不要であるため、エネルギー効率に優れる。
本発明の下水処理システムは、亜臨界条件下での酸化分解工程で発生する熱エネルギーを循環利用できる。
10…下水供給源、20,20’…水処理装置、21…最初沈殿池、22…反応槽、23…最終沈殿池、24…消毒槽、25…汚泥濃縮槽、26…汚泥消化槽、30…酸化分解装置、32,32A,32B…アンモニア分離装置、40…アンモニア供給装置、42…アンモニア利用装置、50…第一ヒーター、60…第一測定部、100,200…下水処理システム、301,302…吸着塔、303,304…気液分離器、305…蒸留塔、306…分縮器、351…第二ヒーター、352…第三ヒーター、361…第二測定部、362…第三測定部、363…第四測定部、P1…高圧ポンプ、P2…排出ポンプ、B321,B322…開閉バルブ、B2〜B6,B323〜B326…圧力調整バルブ、L0〜L9,L201〜L206,L321〜L329…配管

Claims (2)

  1. 有機汚泥を水の亜臨界条件とし、アンモニアを含む第一の流体を生成する酸化分解装置と、
    前記第一の流体からアンモニアを分離するアンモニア分離装置と、
    分離したアンモニアをエネルギー源として供給するアンモニア供給装置と、
    を備える、下水処理システム。
  2. 有機汚泥を水の亜臨界条件とし、アンモニアを含む第一の流体を生成する酸化分解工程と、
    前記第一の流体からアンモニアを分離するアンモニア分離工程と、
    分離したアンモニアをエネルギー源として供給するアンモニア供給工程と、
    を備える、下水処理方法。
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