JP2019097607A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品を着用したときの風合いを損ねることなく、軟便等の排泄物の捕集性を向上させて、着用者の肌トラブルの発生を低減させること。【解決手段】表面シート2、吸収体4、及び該表面シート2と該吸収体4との間に配置された中間シート5を備えたおむつ1である。表面シート2には、該表面シート2を貫通する開孔2hが該表面シート2の平面方向に分散して複数配置され、表面シート2と中間シート5とが隣接している。中間シート5の肌対向面の平均摩擦係数MIUが0.25以下であり且つ摩擦係数の平均偏差MMDが0.01以下である。中間シート5の肌対向面の平均摩擦係数MIUが、該表面シート2の肌対向面の平均摩擦係数MIUの90%以上110%以下である。中間シート5の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが、表面シート2の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの90%以上110%以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
従来、吸収性物品の技術課題の1つとして、軟便の吸収性能の向上がある。軟便は、特に低月齢児に多く見られる排泄物であり、通常の便に比して、水分量が多く流動性が高い。その為、おむつの軟便吸収性能が不十分であると、軟便がおむつ内部に吸収されずに表面シートをつたって外部に漏れだすおそれがある。また、着用者の肌が軟便に接触する時間が長くなると肌のかぶれを引き起こすおそれがある。
このような軟便等の排泄物の吸収性能を向上させる技術に関し、本出願人は、先に、平面視波形をなす波形突出部が並列に配された不織布を提案した(特許文献1)。また、特許文献2には、断続的な弓状部分を有する三次元ウエブを、表面シートと吸収体との間に配置して、軟便等の排泄物の吸収性能を向上させた吸収性物品が記載されている。
これとは別の技術として、本出願人は、先に、表面シートと吸収体との間に、高密度層及び低密度層の2層構造からなる中間シートを配置して、フィット性の低下を起こり難くし、蒸れ難い吸収性物品提案した(特許文献3)。
特開2014−5565号公報 特開2010−188136号公報 特開2008−113857号公報
特許文献1には、波形突出部が並列に配された不織布を、表面シートと吸収体との間に配置する中間シートに用いることに関して、何ら記載されていない。
特許文献2〜3には、表面シートと吸収体との間に中間シートを配置することは記載されているが、特許文献2〜3に記載の吸収性物品の何れにおいても、中間シートの肌対向面側の風合いに関して何ら考慮されていない。中間シートへの排泄物の移行性を向上させるために表面シートに開孔を設けた場合に、開孔から露出した中間シートが着用者の皮膚を刺激して肌の赤み等の肌トラブルを発生させることが懸念される。
したがって本発明は、吸収性物品を着用したときの肌対向面側の風合いを損ねることなく、軟便等の排泄物の捕集性を向上させて、着用者の肌トラブルの発生を低減させる吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明は、表面シート、吸収体、及び該表面シートと該吸収体との間に配置された中間シートを備えた吸収性物品であって、前記表面シートには、該表面シートを貫通する開孔が該表面シートの平面方向に分散して配置されており、前記表面シートと前記中間シートとが隣接して配されており、前記中間シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUが0.25以下であり、且つ該肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが0.01以下であり、前記中間シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUが、前記表面シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUの90%以上110%以下であり、前記中間シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが、前記表面シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの90%以上110%以下である、吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、該吸収性物品を着用したときの風合いを損ねることなく、軟便等の排泄物の捕集性を向上させて、肌トラブルの発生を低減できる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつの肌対向面即ち表面シート側を模式的に示す平面図であり、各部の弾性部材を伸長させて平面状に拡げた展開状態における平面図である。 図2は、図1のII−II線断面を模式的に示す横断面図である。 図3は、図2に示す横断面図の表面シート、中間シート及び吸収体を模式的に示す拡大横断面図である。
以下、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。図1及び図2には、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつ1が示されている。おむつ1は、着用時に着用者の腹側に配される腹側部1F、背側に配される背側部1R及びそれらの間に位置する股下部1Mを有すると共に、腹側部1Fから股下部1Mを介して背側部1Rに延び着用者の前後方向に相当する縦方向Xと、これに直交する横方向Yとを有する。股下部1Mは、おむつ1を縦方向Xに2等分したとき、2等分線CLを中心におむつ1の全長の25〜60%の範囲であり、好ましくは30〜50%の範囲である。また股下部1Mは、おむつ1の着用時に着用者の尿排泄部及び便排泄部(肛門)の双方に対向配置される排泄部対向部を有しており、該排泄部対向部は通常、おむつ1の縦方向Xの中央部又はその近傍に位置している。
おむつ1は、図1及び図2に示すように、着用時に着用者の肌と接触し得る液透過性の表面シート2、液不透過性ないし液難透過性の裏面シート3、両シート2,3間に配された吸収体4、及び該表面シート2と該吸収体4との間に配置された中間シート5を備えている。おむつ1は、図1に示す如き平面視において、股下部1Mに位置する縦方向Xの略中央部が内方に括れ且つ一方向即ち縦方向Xに長い、縦長の砂時計状をなしている。
尚、本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば表面シート2)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。尚、ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の外縁から外方に延出している。表面シート2については、後に詳しく説明する。裏面シート3は、図1に示す如き展開且つ伸張状態のおむつ1の外形を形成している。裏面シート3としては、この種の吸収性物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。裏面シート3としては、例えば、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。裏面シート3には、例えば、液不透過性のフィルムシート単独の形態と、該フィルムシートの非肌対向面、即ち外表面側に外装シートを積層配置した形態とがあり、該外装シートは例えば不織布である。
吸収体4は、図1に示す如き平面視において縦方向Xに長い形状をなし、腹側部1Fから背側部1Rにわたって延在している。吸収体4は、吸収性材料を含む液保持性の吸収性コア40と、該吸収性コア40の肌対向面及び非肌対向面を被覆するコアラップシート41とを含んで構成されている。吸収性コア40とコアラップシート41との間は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により接合されている。
吸収性コア40は単層構造であり、図1に示す如き平面視において、長手方向即ち縦方向Xの略中央部が内方に括れた砂時計状をなしている。吸収性コア40は吸収性材料を含むコア形成材料が積繊されてなる。吸収性材料としては、この種の吸収性コアの形成材料として通常用いられるものを特に制限なく用いることができ、例えば、木材パルプ、親水化剤により処理された合繊繊維等の親水性繊維や吸水性ポリマー粒子が挙げられる。即ち、吸収性コア40は、親水性繊維の積繊体、あるいは該積繊体に吸水性ポリマー粒子を担持させたものであり得る。コアラップシート41としては、透水性のシート材を用いることができ、例えば、紙、不織布等を用いることができる。
中間シート5は、吸収体4とは別体で、表面シート2と隣接して配されており、サブレイヤーやセカンドシートとも呼ばれるシートである。中間シート5は、図1に示す如き平面視において矩形形状をなしている。中間シート5は、その長手方向を縦方向Xに一致させて、吸収体4の肌対向面の30〜70%を被覆していることが好ましく、40〜60%を被覆していることが更に好ましい。中間シート5は、おむつ1では、股下部1Mに位置するように配されている。中間シート5の横方向Yの長さ(幅)は、吸収体4のそれと同じか、又はそれよりも短い。股下部1Mは、上述したように、排泄部対向部を有しており、中間シート5は、少なくとも排泄部対向部に位置するように配されることが好ましい。中間シート5と表面シート2及び吸収体4(コアラップシート41)それぞれとの間は、接着剤等の公知の接合手段によって全面的に又は部分的に接合されている。尚、中間シート5については、後に詳しく説明する。
表面シート2の縦方向Xに沿う左右両側には、それぞれサイドシート6が配置されている。サイドシート6は、縦方向Xに沿う内側縁部と、該内側縁部よりも横方向Yの外方に位置して縦方向Xに沿う外側縁部とを有し、図1に示す如き平面視において、該内側縁部は吸収体4と重なり、該外側縁部は、図2に示すように、吸収体4の縦方向Xに沿う側縁から横方向Yの外方に延出し裏面シート3と接合されている。着用者の脚周りに配される左右のレッグ部におけるサイドシート6と裏面シート3との間には、糸状の弾性部材60縦方向Xに沿って伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時におけるレッグ部には、弾性部材60の収縮により一対のレッグギャザーが形成される。また、サイドシート6の内側縁部には、糸状の弾性部材61が縦方向Xに沿って伸長状態で固定されており、これにより、おむつ1の着用時には弾性部材61の収縮により少なくとも股下部1Mにおいて、サイドシート6は裏面シート3との接合部を起点として該内側縁部側が着用者の肌側に向かって起立し、防漏カフを形成する。この防漏カフは、尿等の排泄液の横方向Yの外方への流出いわゆる横漏れを防止し得る。表面シート2、裏面シート3、吸収体4、中間シート5、サイドシート6及び弾性部材60,61は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により互いに接合されている。
おむつ1はいわゆる展開型の使い捨ておむつであり、図1に示すように、おむつ1の背側部1Rの縦方向Xに沿う両側縁部には、一対のファスニングテープ7,7が設けられている。ファスニングテープ7には、機械的面ファスナーのオス部材からなる図示しない止着部が取り付けられている。また、おむつ1の腹側部1Fの非肌対向面には、機械的面ファスナーのメス部材からなる被止着領域8が形成されている。被止着領域8は、腹側部1Fの非肌対向面を形成する裏面シート3の非肌対向面に、機械的面ファスナーのメス部材を公知の接合手段、例えば接着剤やヒートシール等で接合固定して形成されており、ファスニングテープ7の前記止着部を着脱自在に止着可能になされている。
次に、上述した表面シート2及び中間シート5について、図1及び図2に加え、図3を参照しながら詳述する。図3には、おむつ1の表面シート2、中間シート5及び吸収体4の横断面図が示されている。
表面シート2は、図1に示すように、該表面シート2を貫通する開孔2hを複数有している。開孔2hは、表面シート2の全域に設けられていてもよいが、おむつ1では、表面シート2の股下部1Mに設けられている。このように表面シート2には開孔2hが設けられており、表面シート2に隣接して中間シート5が配されているので、おむつ1では、開孔2hを通して中間シート5の肌対向面が見えるようになっている。股下部1Mは、上述したように、排泄部対向部を有しており、おむつ1では、開孔2hは、排泄部対向部に位置するように設けられている。排泄部対向部は、上述したように、着用者の便排泄部に対向配置される便排泄部対向部2Rを該排泄部対向部の背側部1R側に有しており、おむつ1では、開孔2hは、表面シート2において、便排泄部対向部2Rのみに設けられることが好ましい。便排泄部対向部2Rのみに開孔2hを設けることで、例えば、軟便等の排泄物を該開孔2hから効率的に捕集でき、捕集した排泄物の便排泄部対向部2R以外の部位からの液戻りを抑制することができる。
開孔2hは、表面シート2の平面方向に分散していればよいが、おむつ1では該開孔2hが該表面シート2の平面方向に均等に分散している。具体的には、複数の開孔2hが一定の間隔で横方向Yに沿って直列した開孔列が、縦方向Xに一定の間隔を空けて配されている。そして、おむつ1では、一の開孔列を構成し横方向Yに隣り合う開孔2h,2hどうしの間に、該一の開孔列と隣り合う他の開孔列を構成する開孔2hが位置するように、開孔2hが千鳥配列に配置されている。
表面シート2を平面視して、股下部1Mにおける開孔2hの面積率((開孔2hの面積の総和/股下部1Mの面積)×100)としては、軟便等の排泄物の吸収性能を向上させる観点から、5%以上が好ましく、10%以上がより好ましく、そして、40%以下が好ましく、30%以下がより好ましく、具体的には、5%以上40%以下が好ましく、10%以上30%以下がより好ましい。
表面シート2を平面視して、股下部1Mに形成される開孔2hの1個あたりの面積としては、同様の観点から、0.2mm2以上が好ましく、5mm2以上がより好ましく、35mm2以下が好ましく、20mm2以下がより好ましく、0.2mm2以上35mm2以下が好ましく、5mm2以上20mm2以下がより好ましい。
開孔2hは、その形状に特に限定はないが、おむつ1では、表面シート2を平面視して略円形に形成されている。略円形の開孔2hの直径としては、同様の観点から、0.5mm以上が好ましく、2.5mm以上がより好ましく、7mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましく、0.5mm以上7mm以下が好ましく、2.5mm以上5mm以下がより好ましい。
表面シート2の坪量は、20g/m2以上が好ましく、30g/m2以上がより好ましく、60g/m2以下が好ましく、50g/m2以下がより好ましく、20g/m2以上60g/m2以下が好ましく、30g/m2以上50g/m2以下がより好ましい。表面シート2の坪量は、開孔2hを除いた状態で測定した値である。
表面シート2は、該表面シート2の肌対向面に十分なすべり易さを付与させる等の観点から、肌対向面の平均摩擦係数MIUが、0.25以下であることが好ましく、0.2以下であることがより好ましい。表面シート2の肌対向面の平均摩擦係数MIUの下限値としては、0に近ければ近いほどすべり易く好ましいが、製造上の観点からは0.05程度である。表面シート2の肌対向面の平均摩擦係数MIUは、以下の測定方法によって測定する。
表面シート2は、該表面シート2の肌対向面に十分ななめらかさを付与させる等の観点から、肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが0.01以下であることが好ましく、0.008以下であることがより好ましい。表面シート2の摩擦係数の平均偏差MMDの下限値は、0に近ければ近いほどざらつきが無くなめらかであるが、製造上の観点からは0.003程度である。表面シート2の摩擦係数の平均偏差MMDは、以下の測定方法によって測定する。
〔平均摩擦係数MIU及び摩擦係数の平均偏差MMDの測定方法〕
KES−FB4表面試験機(カトーテック株式会社製)を用い、表面シート2を含む製品試験片上に接触子により5kPa(50gf/cm2)の荷重を加えた状態下に、その接触子を0.1cm/secの一定速度で水平方向に3cm移動させる。移動領域の摩擦係数及び摩擦係数の平均偏差を縦方向に3点計測し、その平均値を表面シート2の平均摩擦係数MIU及び摩擦係数の平均偏差MMDとする。表面シート2の平均摩擦係数MIU及び摩擦係数の平均偏差MMDの測定は、表面シート2が吸収性物品に組み込まれた状態で測定する。上記の製品試験片は、吸収性物品における内部に吸収体4及び中間シート5が存在する吸収部分を表面シート2及び裏面シート3と切り出して試験片とする。表面シート2の平均摩擦係数MIU及び摩擦係数の平均偏差MMDは、該表面シート2の肌対向面に接触子を当てて測定する。
また表面シート2は、該表面シート2に十分なふんわり感を付与して風合いを向上させる等の観点から、その微小荷重時の圧縮特性値が、7.0((gf/cm2)/mm)以下であることが好ましく、5.0((gf/cm2)/m)以下であることがより好ましい。尚、表面シート2の微小荷重時の圧縮特性値の下限としては、0に近ければ近いほど好ましいが、製造上の観点からは、1.0((gf/cm2)/m)程度である。尚、本明細書では、22℃65%RH環境下にて、微小荷重時の圧縮特性値を、肌触りを示す特性値として定義している。表面シート2の微小荷重時の圧縮特性値は、以下の測定方法によって測定する。
〔微小荷重時の圧縮特性値の測定方法〕
微小荷重時の圧縮特性値の算出の元となるデータの測定は、カトーテック株式会社製のKES FB3−AUTO−A(商品名)を用い、22℃65%RH環境下にて測定を行う。具体的には、表面シート2を20cm×20cmに3枚カットして測定サンプルを準備する。次に、そのうちの1枚の測定サンプルを試験台に設置する。次に、面積2cm2の円形平面の鋼板間で圧縮する。圧縮速度20μm/sec、最大圧縮荷重10gf/cm2、回復過程も同一速度で測定する。このとき、鋼板間の変位量をx(mm)とし、荷重をy(gf/cm2)とし、荷重を検知した点の位置をx=0として圧縮方向に測定する。xの値は圧縮されるほど大きくなる。
微小荷重時の圧縮特性値は、測定したデータ(x、y)より、微小荷重時の厚みの変形量を抽出して算出する。具体的には、回復過程ではない一回目の、荷重が0.30gf/cm2から1.00gf/cm2の間の荷重とそのときの変形量のデータを抽出し、xとyとの関係について近似直線を最小二乗法により求め、そのときの傾きを上記特性値とする(単位(gf/cm2)/mm)。1枚の測定サンプルで3箇所測定する。3枚のサンプル合計9箇所の測定を行う。9箇所それぞれの特性値を算出して、それらの平均値をその不織布の微小荷重時の圧縮特性値とする。
表面シート2は、おむつ1では、その全体が、合成繊維から形成された不織布により構成されている。表面シート2の繊維の繊維密度(本/mm2)は、着用者が排泄した軟便をスムーズに中間シート5に引き込ませる観点から、20本/mm2以上が好ましく、30本/mm2以上がより好ましく、100本/mm2以下が好ましく、90本/mm2以下がより好ましく、20本/mm2以上100本/mm2以下が好ましく、30本/mm2以上90本/mm2以下がより好ましい。表面シート2の繊維の繊維密度は、以下の測定方法により測定する。
〔繊維密度の測定方法〕
表面シート2の切断面を、走査電子顕微鏡を用いて拡大観察(繊維断面が30〜60本程度計測できる倍率(150〜500倍)に調整する。次に、一定面積当たり(0.5mm2程度)の前記切断面によって切断されている繊維の断面数を測定し、繊維断面数を測定した視野部分の面積を求める。次に、1mm2当たりの繊維の断面数に換算し、これを繊維密度(本/mm2)とする。測定は3箇所行い、平均してそのサンプルの繊維密度とする。走査電子顕微鏡には、例えば、日本電子(株)社製のJCM−5100(商品名)を用いることができる。
表面シート2は、尿等の排泄物の中間シート5側への引き込みを向上させ且つ肌対向面での該排泄物の液残りを低減させる観点から、肌対向面を構成する繊維の接触角が非肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高いことが好ましい。具体的には、表面シート2の肌対向面を構成する繊維の接触角は、80度以上が好ましく、82度以上がより好ましく、87度以下が好ましく、85度以下がより好ましく、80度以上87度以下が好ましく、82度以上85度以下がより好ましい。表面シート2の非肌対向面を構成する繊維の接触角は、75度以上が好ましく、77度以上がより好ましく、82度以下が好ましく、80度以下がより好ましく、75度以上82度以下が好ましく、77度以上80度以下がより好ましい。
〔繊維の接触角の測定方法〕
接触角の測定には、例えば協和界面科学株式会社製の接触角計MCA−Jを用いる。具体的には、構成する繊維の表面に、イオン交換水を滴下(約20ピコリットル)した後、直ちに前記接触角計を用いて接触角度の測定を行う。測定は、構成する繊維の異なる5箇所以上の箇所で行い、それらの平均値を接触角とする。尚、測定環境温度は20℃とする。
上述のような物性を有する表面シート2としては、例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱融着性の合成樹脂を含む、カード法により製造された不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布及びニードルパンチ不織布等の種々の不織布;開口手段によって液透過可能とされたフィルム等を用いることができる。表面シート2としては、肌対向面の風合いを損ねることなく軟便をより透過させやすくする等の観点から、エアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることが好ましく、エアスルー不織布を用いることがより好ましい。
次に、中間シート5は、1つの部材から構成されていてもよく、2つ以上の部材が接着状態で又は未接着状態で積層されて形成されていてもよい。中間シート5を2つ以上の部材から形成すると、部材毎に物性を容易に異ならせることができ、全体として所望の特性を有する中間シート5を容易に構成することができる。
中間シート5は、表面シート2の開孔2hを通して見える中間シート5の肌対向面に、該表面シート2と同様の十分なすべり易さを付与する等の観点から、上述した表面シート2の肌対向面の平均摩擦係数MIUに対する該中間シート5の肌対向面の平均摩擦係数MIUの割合((中間シート5の肌対向面の平均摩擦係数MIU/表面シート2の肌対向面の平均摩擦係数MIU)×100)が、90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましく、そして、110%以下であることが好ましく、105%以下であることがより好ましく、具体的には、90%以上110%以下であることが好ましく、95%以上105%以下であることがより好ましい。中間シート5の肌対向面の平均摩擦係数MIUは、上述した表面シート2の肌対向面の平均摩擦係数MIUの測定方法と同様の方法によって測定する。
中間シート5は、表面シート2の開孔2hを通して見える中間シート5の肌対向面に、該表面シート2と同様の十分なすべり易さを付与する等の観点から、肌対向面の平均摩擦係数MIUが、少なくとも開孔2hから露出する部分において、0.25以下であることが好ましく、0.2以下であることがより好ましい。肌対向面の平均摩擦係数MIUの下限値としては、0に近ければ近いほどすべり易く好ましいが、製造上の観点からは0.05程度である。
また中間シート5は、表面シート2の開孔2hを通して見える中間シート5の肌対向面に、該表面シート2と同様の十分ななめらかさを付与する等の観点から、上述した表面シート2の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDに対する該中間シート5の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの割合((中間シート5の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMD/表面シート2の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMD)×100)が、90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましく、110%以下であることが好ましく、105%以下であることがより好ましく、90%以上110%以下であることが好ましく、95%以上105%以下であることがより好ましい。中間シート5の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDは、上述した表面シート2の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの測定方法と同様の方法によって測定する。
中間シート5は、表面シート2の開孔2hを通して見える中間シート5の肌対向面に、該表面シート2と同様の十分ななめらかさを付与する等の観点から、肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが、少なくとも開孔2hから露出する部分において、0.01以下であることが好ましく、0.008以下であることが好ましい。中間シート5の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの下限値は、0に近ければ近いほどざらつきが無くなめらかであるが、製造上の観点からは0.003程度である。
また中間シート5は、該中間シート5に十分なふんわり感を付与して風合いを向上させる等の観点から、その微小荷重時の圧縮特性値が、7.0((gf/cm2)/mm)以下であることが好ましく、5.0((gf/cm2)/mm)以下であることがより好ましい。尚、中間シート5の微小荷重時の圧縮特性値の下限としては、0に近ければ近いほど好ましいが、製造上の観点からは、1.0((gf/cm2)/mm)程度である。中間シート5の微小荷重時の圧縮特性値は、上述した表面シート2の圧縮特性値の測定方法と同様の方法によって測定する。
中間シート5は、おむつ1では、その全体が、合成繊維から形成された不織布により構成されている。中間シート5は、おむつ1では、図3に示すように、高密度層51及び高密度層51よりも繊維密度の低い低密度層52を有する2層構造となっている。高密度層51は非肌対向面側に位置し、低密度層52は肌対向面側に位置している。即ち、中間シート5は、非肌対向面側の繊維の繊維密度が肌対向面側の繊維の繊維密度よりも高くなっている。中間シート5の非肌対向面側の繊維の繊維密度を肌対向面側の繊維の繊維密度よりも高くすることで、表面シート2から移行した軟便を繊維の毛管力でスムーズに吸収体4に引き込ませることができる。
中間シート5の高密度層51を形成する繊維の繊維密度(本/mm2)と、低密度層52を形成する繊維の繊維密度(本/mm2)との差としては、表面シート2から移行した軟便をスムーズに吸収体4に引き込ませる等の観点から、150本/mm2以上であることが好ましく、200本/mm2以上であることがより好ましく、450本/mm2以下であることが好ましく、400本/mm2以下であることがより好ましく、150本/mm2以上450本/mm2以下であることが好ましく、200本/mm2以上400本/mm2以下であることがより好ましい。中間シート5の繊維の繊維密度は、上述した表面シート2の繊維の繊維密度の測定方法と同様の方法によって測定する。
高密度層51を形成する繊維の繊維密度(本/mm2)は、同様の観点から、250本/mm2以上が好ましく、300本/mm2以上がより好ましく、500本/mm2以下が好ましく、450本/mm2以下がより好ましく、250本/mm2以上500本/mm2以下が好ましく、300本/mm2以上450本/mm2以下がより好ましい。
低密度層52を形成する繊維の繊維密度(本/mm2)は、同様の観点から、30本/mm2以上が好ましく、50本/mm2以上がより好ましく、130本/mm2以下が好ましく、100本/mm2以下がより好ましく、30本/mm2以上130本/mm2以下が好ましく、50本/mm2以上100本/mm2以下がより好ましい。
中間シート5の全体の坪量は、荷重時に該中間シート5内部での軟便の横拡散の阻害を低減させる等の観点から、表面シート2の坪量よりも高いことが好ましい。具体的には、中間シート5の全体の坪量と表面シート2の坪量との比(中間シート5の全体の坪量/表面シート2の坪量)は、1.2以上が好ましく、1.5以上がより好ましく、3.0以下が好ましく、2.0以下がより好ましく、1.2以上3.0以下が好ましく、1.5以上2.0以下がより好ましい。更に具体的には、中間シート5の全体の坪量は、30g/m2以上が好ましく、40g/m2以上がより好ましく、70g/m2以下が好ましく、60g/m2以下がより好ましく、30g/m2以上70g/m2以下が好ましく、40g/m2以上60g/m2以下がより好ましい。
中間シート5は、軟便等の排泄物の吸収体4側への引き込みを向上させ且つ表面シート2側での該排泄物の液残りを低減させる観点から、肌対向面を構成する繊維の接触角が非肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高いことが好ましい。また、同様の観点から、中間シート5の肌対向面を構成する繊維の接触角が表面シート2の非肌対向面を構成する繊維の接触角よりも低いことが好ましい。総じて、おむつ1では、中間シート5の肌対向面を構成する繊維の接触角が中間シート5の非肌対向を構成する繊維の接触角よりも高く、表面シート2の非肌対向面を構成する繊維の接触角が中間シート5の肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高く、表面シート2の肌対向面を構成する繊維の接触角が表面シート2の非肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高いことが好ましい。
具体的には、中間シート5の肌対向面を構成する繊維の接触角は、60度以上が好ましく、63度以上がより好ましく、75度以下が好ましく、72度以下がより好ましく、60度以上75度以下が好ましく、63度以上72度以下がより好ましい。中間シート5の非肌対向面を構成する繊維の接触角は、55度以上が好ましく、58度以上がより好ましく、70度以下が好ましく、67度以下がより好ましく、55度以上70度以下が好ましく、58度以上67度以下がより好ましい。中間シート5を構成する繊維の接触角は、上述した表面シート2を構成する繊維の接触角の測定方法と同様の方法によって測定する。
上述のような物性を有する中間シート5としては、例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の熱融着性の合成樹脂を含む、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンボンド不織布、スパンボンド(S)−メルトブローン(M)−スパンボンド(S)不織布、SMMS不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布を用いることができる。中間シートとしては、エアスルー不織布を用いることが好ましい。
上述のような物性を有するエアスルー不織布からなる中間シート5の製造方法としては、例えば、気流にのせた繊維をネット上に落下堆積させることによりウエブを形成し、ネット上のウエブに対して該ネット面側と反対側から高温空気又は高圧水流を貫通させてウエブ結合を行う方法がある。ネットを用いて製造する不織布の特徴として、何れの不織布の、製造時にネットに接触していた(ネット上に配されていた)ネット面と、該ネット面と接触しておらず高温空気や高圧水流が直接当てられた、ネット面とは反対側の面(エアー面)とを有している。ネット面及びエアー面を有する不織布は、エアー面よりもネット面の方が繊維密度が高くなる。そして、得られる不織布のエアー面の平均摩擦係数MIU及び摩擦係数の平均偏差MMDが所望の値となるように、高温空気の温度又は高圧水流の圧力、ウエブの移動速度等を調整する。このようにして高密度層51及び低密度層52を有する2層構造の中間シート5を製造することができる。
本実施形態のおむつ1では、表面シート2に該表面シート2を貫通する開孔2hが該表面シート2の平面方向に分散して配置されている。その為、表面シート2から吸収体4への軟便等の排泄物の捕集性が向上する。そして、中間シート5の肌対向面の平均摩擦係数MIUが0.25以下、摩擦係数の平均偏差MMDが0.01以下であり、中間シート5の肌対向面の平均摩擦係数MIUが、該表面シート2の肌対向面の平均摩擦係数MIUの90%以上110%以下であり、中間シート5の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが、表面シート2の肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの90%以上110%以下である。その為、中間シート5の肌対向面にも表面シート2の肌対向面と同様に十分な風合いが付与されており、おむつ1の着用時に開孔2hを通して見える中間シート5が着用者の皮膚を刺激し難く、肌の赤み等の肌トラブルが発生し難い。
以上、本発明の吸収性物品をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明の吸収性物品は、前記実施形態に制限されることなく、種々の変更が可能である。
例えば、上述したおむつ1は、1層構造の表面シート2を用いているが、2層構造の表面シートであってもよい。2層構造の表面シート2を用いた場合には、該表面シート2の肌対向面側の繊維の繊維密度を該表面シート2の非肌対向面側の繊維の繊維密度よりも低くし、更に、該表面シート2の非肌対向面側の繊維の繊維密度を中間シート5の非肌対向面側の繊維の繊維密度をよりも低くしてもよい。表面シート2及び中間シート5の繊維の繊維密度の構成を上述のようにすることで、着用者が排泄した軟便や尿等の排泄物を繊維の毛管力でより一層スムーズに吸収体4に引き込ませることができる。
また、上述したおむつ1は、表面シート2の開孔2hから中間シート5の肌対向面が露出する領域が股下部1Mに配されているが、表面シート2の開孔2hを有する領域と中間シート5とが重なっていれば、股下部1M以外であってもよい。
また、本発明の吸収性物品は、上述した展開型の使い捨ておむつに制限されず、人体から排出される体液(尿、軟便、経血等)の吸収に用いられる物品を広く包含し、パンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ等も包含される。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>
表面シート、吸収体、及び該表面シートと該吸収体との間に配置された中間シートを備えた吸収性物品であって、前記表面シートには、該表面シートを貫通する開孔が該表面シートの平面方向に分散して配置されており、前記表面シートと前記中間シートとが隣接して配されており、前記中間シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUが0.25以下であり、且つ該肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが0.01以下であり、前記中間シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUが、前記表面シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUの90%以上110%以下であり、前記中間シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが、前記表面シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの90%以上110%以下である、吸収性物品。
<2>
前記表面シートの微小荷重時の圧縮特性値が7(gf/cm2)/mm以下であり、前記中間シートの微小荷重時の圧縮特性値が7(gf/cm2)/mm以下である、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記中間シートの非肌対向面側の繊維の繊維密度が、該中間シートの肌対向面側の繊維の繊維密度よりも高い、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記中間シートの肌対向面を構成する繊維の接触角が、該中間シートの非肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高い、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5>
前記表面シート及び前記中間シートは、合成繊維から構成された不織布であり、該中間シートの坪量が前記表面シートの坪量より高い、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記表面シートの前記開孔は、着用者の便排泄部に対向配置される便排泄部対向部に設けられている、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>
前記表面シートがエアスルー不織布からなる、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>
着用時に着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及びそれらの間に位置する股下部を有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延び着用者の前後方向に相当する縦方向と、これに直交する横方向とを有し、前記中間シートは、その長手方向を該縦方向に一致させて、前記吸収体の肌対向面の30〜70%を被覆している、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
着用時に着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及びそれらの間に位置する股下部を有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延び着用者の前後方向に相当する縦方向と、これに直交する横方向とを有し、前記中間シートは、前記股下部に位置するように配されると共に、該横方向の長さが前記吸収体の該横方向の長さと同じか、又はそれよりも短い、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
<10>
前記中間シートは、前記表面シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUに対する前記中間シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUの割合((該中間シートの肌対向面の平均摩擦係数MIU/該表面シートの肌対向面の平均摩擦係数MIU)×100)が、95%以上であることがより好ましく、そして、110%以下であることが好ましく、105%以下であることがより好ましい、前記<1>〜<9>の何れか1に記載の吸収性物品。
<11>
前記中間シートは、肌対向面の平均摩擦係数MIUが、少なくとも前記開孔から露出する部分において、0.25以下であることが好ましく、0.2以下であることがより好ましく、肌対向面の平均摩擦係数MIUの下限値としては、0.05以上であることが好ましい、前記<1>〜<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<12>
前記表面シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDに対する前記中間シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの割合((該中間シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMD/該表面シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMD)×100)が、90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましく、110%以下であることが好ましく、105%以下であることがより好ましい、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
前記中間シートは、肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが、少なくとも前記開孔から露出する部分において、0.01以下であることが好ましく、0.008以下であることがより好ましく、肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの下限値としては、0.003以上であることが好ましい、前記<1>〜<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>
前記中間シートは、その微小荷重時の圧縮特性値が、7.0((gf/cm2)/mm)以下であることが好ましく、5.0((gf/cm2)/mm)以下であることがより好ましく、下限としては、1.0((gf/cm2)/mm)以上であることが好ましい、前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>
前記中間シートは、高密度層及び該高密度層よりも繊維密度の低い低密度層を有し、該高密度層を形成する繊維の繊維密度(本/mm2)と、該低密度層を形成する繊維の繊維密度(本/mm2)との差は、150本/mm2以上であることが好ましく、200本/mm2以上であることがより好ましく、450本/mm2以下であることが好ましく、400本/mm2以下であることがより好ましい、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
前記中間シートは、高密度層及び該高密度層よりも繊維密度の低い低密度層を有し、該高密度層を形成する繊維の繊維密度(本/mm2)が、250本/mm2以上が好ましく、300本/mm2以上がより好ましく、500本/mm2以下が好ましく、450本/mm2以下がより好ましい、前記<1>〜<15>の何れか1に記載の吸収性物品。
<17>
前記中間シートは、高密度層及び該高密度層よりも繊維密度の低い低密度層を有し、該低密度層を形成する繊維の繊維密度(本/mm2)は、30本/mm2以上が好ましく、50本/mm2以上がより好ましく、130本/mm2以下が好ましく、100本/mm2以下がより好ましい、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18>
前記中間シートの全体の坪量と前記表面シートの坪量との比(該中間シートの全体の坪量/該表面シートの坪量)は、1.2以上が好ましく、1.5以上がより好ましく、3.0以下が好ましく、2.0以下がより好ましい、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19>
前記中間シートの肌対向面を構成する繊維の接触角は、60度以上が好ましく、63度以上がより好ましく、75度以下が好ましく、72度以下がより好ましく、該中間シート5の非肌対向面を構成する繊維の接触角は、55度以上が好ましく、58度以上がより好ましく、70度以下が好ましく、67度以下がより好ましい、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
<20>
前記開孔は、前記表面シートにおいて、着用者の便排泄部に対向配置される便排泄部対向部のみに設けられることが好ましい、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の吸収性物品。
<21>
着用時に着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及びそれらの間に位置する股下部を有すると共に、該腹側部から該股下部を介して該背側部に延び着用者の前後方向に相当する縦方向と、これに直交する横方向とを有し、複数の前記開孔が一定の間隔で該横方向に沿って直列した開孔列が、該縦方向に一定の間隔を空けて配されている、前記<1>〜<20>の何れか1に記載の吸収性物品。
<22>
一の開孔列を構成し前記横方向に隣り合う前記開孔どうしの間に、該一の開孔列と隣り合う他の開孔列を構成する該開孔が位置するように、該開孔が千鳥配列に配置されている、前記<21>に記載の吸収性物品。
<23>
着用時に着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及びそれらの間に位置する股下部を有し、前記表面シートを平面視して、該股下部における前記開孔の面積率((該開孔の面積の総和/該股下部の面積)×100)は、5%以上が好ましく、10%以上がより好ましく、そして、40%以下が好ましく、30%以下がより好ましい、前記<1>〜<22>の何れか1に記載の吸収性物品。
<24>
着用時に着用者の腹側に配される腹側部、背側に配される背側部及びそれらの間に位置する股下部を有し、前記表面シートを平面視して、該股下部に形成される前記開孔の1個あたりの面積は、0.2mm2以上が好ましく、5mm2以上がより好ましく、35mm2以下が好ましく、20mm2以下がより好ましい、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の吸収性物品。
<25>
前記開孔は略円形であり、略円形の該開孔の直径は、0.5mm以上が好ましく、2.5mm以上がより好ましく、7mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい、前記<1>〜<24>の何れか1に記載の吸収性物品。
<26>
前記表面シートは、肌対向面の平均摩擦係数MIUが、0.25以下であることが好ましく、0.2以下であることがより好ましく、肌対向面の平均摩擦係数MIUの下限値としては、0.05以上であることが好ましい、前記<1>〜<25>の何れか1に記載の吸収性物品。
<27>
前記表面シートは、肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが0.01以下であることが好ましく、0.008以下であることがより好ましく、摩擦係数の平均偏差MMDの下限値としては、0.003以上であることが好ましい、前記<1>〜<26>の何れか1に記載の吸収性物品。
<28>
前記表面シートは、その微小荷重時の圧縮特性値が、7.0((gf/cm2)/mm)以下であることが好ましく、5.0((gf/cm2)/mm)以下であることがより好ましく、下限としては、1.0((gf/cm2)/mm)以上であることが好ましい、前記<1>〜<27>の何れか1に記載の吸収性物品。
<29>
前記表面シートの肌対向面側の繊維の繊維密度が該表面シートの非肌対向面側の繊維の繊維密度よりも低く、該表面シートの非肌対向面側の繊維の繊維密度が前記中間シートの非肌対向面側の繊維の繊維密度よりも低い、前記<1>〜<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
<30>
前記中間シートの肌対向面を構成する繊維の接触角が該中間シートの非肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高く、前記表面シートの非肌対向面を構成する繊維の接触角が該中間シートの肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高く、該表面シートの肌対向面を構成する繊維の接触角が該表面シートの非肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高い、前記<1>〜<29>の何れか1に記載の吸収性物品。
以下、本発明を実施例を用いて更に詳細に説明するが、本発明は、斯かる実施例によって何ら限定されるものではない。
〔実施例1〕
図3に示す表面シート2及び中間シート5を備える図1及び図2に示すおむつ1と同様の構成を有する使い捨ておむつを製造した。表面シートとしては、気流にのせたポリエチレン樹脂を含む繊維をネット上に落下堆積させることによりウエブを形成し、速度100m/sで移動するネット上のウエブに対して該ネット面側と反対側から135℃の空気を風速1m/sで貫通させて製造したエアスルー不織布をピンの突き刺しにより開孔したシートを用いた。また、中間シートとしては、気流にのせたポリエチレン樹脂を含む繊維をネット上に落下堆積させることによりウエブを形成し、速度80m/sで移動するネット上のウエブに対して該ネット面側と反対側から131℃の空気を風速1.5m/sで貫通させて製造したエアスルー不織布を用い、製造されたエアスルー不織布のネット側の面を非肌対向面側に用いた。表面シート及び中間シートの物性等については、下記の表1に示した。
平均摩擦係数MIU、摩擦係数の平均偏差MMD、微小荷重時の圧縮特性値、繊維密度及び繊維の接触角は、上述した測定方法と同様の方法にて測定した。
〔実施例2〕
肌対向面の繊維の接触角が非肌対向面の繊維の接触角よりも高く、且つ全体の坪量が表面シートの坪量よりも高い中間シートであって、下記の表1に示す物性の中間シートを用いたこと以外は、実施例1と同様の構成の使い捨ておむつを製造した。
〔比較例1〕
肌対向面の平均摩擦係数MIUが0.25より大きく且つ表面シートの平均摩擦係数MIUに対する平均摩擦係数MIUの割合が110%より大きく、肌対向面側の繊維密度が非肌対向面側の繊維密度よりも高く、肌対向面の繊維の接触角が非肌対向面の繊維の接触角よりも低い中間シートであって、下記の表1に示す物性の中間シートを用い、更に、微小荷重時の圧縮特性値が7(gf/cm2)/mmより大きい表面シートであって、下記の表1に示す物性の表面シートを用いたこと以外は、実施例1の使い捨ておむつと同様の構成の使い捨ておむつを製造した。表面シートとしては、気流にのせたポリエチレン樹脂を含む繊維をネット上に落下堆積させることによりウエブを形成し、速度100m/sで移動するネット上のウエブに対して該ネット面側と反対側から131℃の空気を風速2m/sで貫通させて製造したエアスルー不織布を用いた。また、中間シートとしては、気流にのせたポリエチレン樹脂を含む繊維をネット上に落下堆積させることによりウエブを形成し、速度50m/s移動するネット上のウエブに対して該ネット面側と反対側から131℃の空気を風速1m/s貫通させて製造したエアスルー不織布を用いた。
〔風合いの評価〕
実施例1、実施例2及び比較例1の使い捨ておむつの肌対向面について、20人の女性をモニターにして風合いの評価試験を行った。風合いの評価試験の項目としては、表面シート2の開孔2hと中間シート5とが重なる部分の柔らかさ、滑らかさ及び肌触りが挙げられ、各項目について以下の評価基準で点付けし、各項目の平均点を算出した。そして、各項目の平均点から、全体の平均点を更に算出し、該平均点を風合いの評価とした。結果を表1に示す。
5点:良い
4点:やや良い
3点:ふつう
2点:やや悪い
1点:悪い
〔軟便WB量の評価〕
実施例1、実施例2及び比較例1の使い捨ておむつについて、該おむつを平面状に広げて肌対向面側(表面シート2側)が上を向くように水平に載置し、該おむつの縦方向X中心Cから後方に30mm離間した部位(図1の便排泄部対向部2Rに相当する部位)に対し、疑似軟便10gを定量ポンプで流速6g/秒で一度に注入した後、その注入位置に非透水性の樹脂製フィルムを重ね、さらに該樹脂製フィルム上に錘を載置することで注入位置に3kPaの加圧を1分間行った。この「3kPa」という圧力は、おむつ1の着用中の低月齢児が仰向けに寝ている場合に、そのおむつ1の背側部1Rにかかる圧力(耐圧)を想定したものである。また、使用した疑似軟便は、ベントナイトを水に溶解又は分散させて調製した懸濁液であり、粘度40mPa・s、ベントナイト濃度15質量%であった。加圧処理後、錘及び樹脂製フィルムを取り除きフィルムに付着した疑似軟便の重量を測定した。測定対象のおむつ1個につき、測定サンプルを3個用意してそれぞれについて以上の測定を行い、それらの測定値の平均値を当該おむつ1の軟便WB量(g)とした。軟便WB量(g)が小さいほど、軟便の吸収性に優れ、高評価となる。結果を表1に示す。
Figure 2019097607
表1に示すように、実施例1〜2の使い捨ておむつの風合いの評価と比較例1の使い捨ておむつの風合いの評価とを比較すると、実施例1〜2の使い捨ておむつは、比較例1の使い捨ておむつに比べ、肌当接面の風合いが何れも良いことが分かった。
また、実施例1〜2の使い捨ておむつの軟便WB量(g)と比較例1の軟便WB量(g)とを比較すると、実施例1〜2の使い捨ておむつは、比較例1の使い捨ておむつに比べ、軟便WB量が低いことが分かった。
このことから、実施例1〜2の使い捨ておむつは、比較例1の使い捨ておむつに比べ、該おむつを着用したときの風合いを損ねることなく、軟便等の排泄物の捕集性を高めることができ、着用者の肌トラブルの発生を低減できることが期待できる。
1 使い捨ておむつ
2 表面シート
2R 便排泄部対向部
2h 開孔
3 裏面シート
4 吸収体
40 吸収性コア
41 コアラップシート
5 中間シート
51 高密度層
52 低密度層
X 縦方向
Y 横方向

Claims (7)

  1. 表面シート、吸収体、及び該表面シートと該吸収体との間に配置された中間シートを備えた吸収性物品であって、
    前記表面シートには、該表面シートを貫通する開孔が該表面シートの平面方向に分散して配置されており、
    前記表面シートと前記中間シートとが隣接して配されており、
    前記中間シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUが0.25以下であり、且つ該肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが0.01以下であり、
    前記中間シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUが、前記表面シートの肌対向面の平均摩擦係数MIUの90%以上110%以下であり、
    前記中間シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDが、前記表面シートの肌対向面の摩擦係数の平均偏差MMDの90%以上110%以下である、吸収性物品。
  2. 前記表面シートの微小荷重時の圧縮特性値が7(gf/cm2)/mm以下であり、前記中間シートの微小荷重時の圧縮特性値が7(gf/cm2)/mm以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記中間シートの非肌対向面側の繊維の繊維密度が、該中間シートの肌対向面側の繊維の繊維密度よりも高い、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記中間シートの肌対向面を構成する繊維の接触角が、該中間シートの非肌対向面を構成する繊維の接触角よりも高い、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記表面シート及び前記中間シートは、合成繊維から構成された不織布であり、
    該中間シートの坪量が前記表面シートの坪量より高い、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記表面シートの前記開孔は、着用者の便排泄部に対向配置される便排泄部対向部に設けられている、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記表面シートがエアスルー不織布からなる、請求項1〜6の何れか1項に記載の吸収性物品。
JP2017228421A 2017-11-28 2017-11-28 吸収性物品 Active JP7057108B2 (ja)

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