JP2019097416A - キャットフード - Google Patents

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順哉 迫田
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Abstract

【課題】食後の胃内での消化率が改善されたキャットフードの提供。【解決手段】ネコの栄養食基準を満たす総合栄養食キャットフードであって、エクストルーダーで押し出し成形された膨化粒を含有し、前記膨化粒の水分含有量が12%以下であり、前記キャットフードを構成する全フード粒のうち60%以上のフード粒が、25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下であり、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬した直後のペプシン消化率が60%以上であることを特徴とするキャットフード。【選択図】なし

Description

本発明はキャットフードに関する。
ネコの栄養食基準を満たす総合栄養食として、水分含量が約10重量%以下の、いわゆるドライフードが生産・販売されている。ドライフードは保存性に優れ、栄養成分を容易に調整でき、安価であることなどから、キャットフードとして主流である。
特表2014−533501号公報
しかしながら、ドライフードは消化性の点で問題があった。ドライフードの消化性を高めようとしても、胃内で固形物として滞留してしまって、消化開始までに多くの時間を要するため、消化率を十分に高めることが出来なかった。
特許文献1には、高消化性の澱粉、植物性タンパクを中心とした配合の工夫により、ドライフードの消化性を高めて動物の糞品質を高めたペットフード組成物が開示されている。しかし、特許文献1のペットフード組成物では、まだ食後の胃内での消化率に改善の余地がった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、食後の胃内での消化率が改善されたキャットフードを提供することを課題とする。
本発明は以下のとおりである。
(1)ネコの栄養食基準を満たす総合栄養食キャットフードであって、
エクストルーダーで押し出し成形された膨化粒を含有し、
前記膨化粒の水分含有量が12%以下であり、
前記キャットフードを構成する全フード粒のうち60%以上のフード粒が、25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下であり、
38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬した直後のペプシン消化率が60%以上であることを特徴とするキャットフード。
(2)38℃の500U/mLペプシン塩酸液に16時間浸漬した直後のペプシン消化率が80%以上である(1)に記載のキャットフード。
(3)ネスティングインデックス0.25mmのLフィルターを使用して測定される算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒を60%以上含む(1)又は(2)に記載のキャットフード。
(4)高吸水繊維を0.5〜15重量%含む、(1)〜(3)のいずれか一項に記載のキャットフード。
(5)前記高吸水繊維が、リグノセルロースである(4)に記載のキャットフード。
(6)前記高吸水繊維が、平均粒子径が50μm以上の精製セルロースである(4)に記
載のキャットフード。
本発明によれば、食後の胃内での消化率が改善されたキャットフードを提供できる。
本発明の一の実施形態に係るペットフード粒体の製造装置の例を示す断面図である。 図1の装置を使用してペットフード粒体を製造する方法を説明するための断面図である。 他のペットフード粒体を製造する装置および方法を説明するための断面図である。 実施例及び比較例のキャットフードのペプシン消化率の経時変化を示すグラフである。 比較例のキャットフードのペプシン消化率の経時変化を示すグラフである。
本明細書において、「ペット」とは人に飼育されている動物をいう。より狭義の意味では、ペットは飼い主に愛玩される動物である。また、「ペットフード」とは、ペット用の飼料をいう。本発明にかかるペットフードを「動物用飼料」又は「動物の餌」として販売することが可能である。
本明細書において、ペットフード粒体とは、ペットフードの一部または全部として用いられる粒の集合を意味する。本明細書において、ペットフード粒体を構成する粒を「フード粒」ともいう。
本明細書において、油脂を「コーティングする」とは、油脂をフード粒の表面に付与して、フード粒に付着させることを意味し、付与した油脂の一部または全部がフード粒に浸み込む(含浸される)場合を含む。
[水分含有量の測定方法]
本明細書において、水分含有量の値は常圧加熱乾燥法で得られる値である。
具体的には、被測定物を粉砕機にかけて1mmの篩を通過するように粉砕し、これを試料とする。分析試料2〜5gを正確に量ってアルミニウム製秤量皿(あらかじめ乾燥して重さを正確に量っておいたもの)に入れ、135±2℃で2時間乾燥し、デシケーター中で放冷後、重さを正確に量って、乾燥前後の重量差から水分含有量を求める。
具体的には、被測定物を粉砕機にかけて1mmの篩を通過するように粉砕し、これを試料とする。アルミ秤量缶の質量(W1グラム)を恒量値として予め測定する。このアルミ秤量缶に試料を入れて質量(W2グラム)を秤量する。つぎに強制循環式の温風乾燥器を使用して、135℃、2時間の条件で試料を乾燥させる。乾燥雰囲気中(シリカゲルデシケーター中)で放冷した後、質量(W3グラム)を秤量する。得られた各質量から下記式を用いて水分含有量を求める。
水分含有量(単位:質量%)=(W2−W3)÷(W2−W1)×100
[硬さの測定方法]
本明細書において、キャットフードを構成するフード粒の硬さ(破断硬さ)は以下の測定方法で得られる値である。
圧縮試験機(EZ−TEST、型番:EZ−500NSX、島津製作所製)を用い、一定の圧縮速度で圧縮したときの破断応力を下記の条件で測定する。
プランジャー:直径20mmの円柱状のプランジャー、プラットフォーム:平皿、圧縮速度:60mm/分、プランジャーの最下点:1.5mm(平皿とプランジャーの間隙)、測定温度:25℃。
具体的には、平皿の上に、測定対象のフード粒を1個置き、フード粒の真上から垂直にプランジャーを一定速度で押し付けながら応力を測定する。応力のピーク値(最大値)を破断応力の値として読み取る。
なお、上記圧縮試験機で測定される破断応力(単位:kgw)の数値に9.8を掛け算する(乗じる)ことによって、破断硬さの数値単位をニュートン(N)に変換できる。
本実施形態に係るキャットフードは、ネコの栄養食基準を満たす総合栄養食であれば、原料の配合は特に限定されない。得ようとするフード粒の栄養組成を満たすとともに、良好な成形性が得られるように設定することが好ましい。
本実施形態に係るキャットフードは、エクストルーダーで押し出し成形された膨化粒を含有する。「膨化粒」は、原料混合物を粒状に成形した粒であって、原料混合物の内部で起泡させる膨化工程を経て得られる粒である。「膨化工程」は、加熱、発酵、化学反応または減圧などの手法により、原料混合物の内部で気体を発生させる工程をいう。膨化工程では、気体が発生することにより原料混合物の体積が増加し多孔質の性状となる。原料混合物の体積が増加することにより嵩密度が低下する。膨化工程の前、膨化工程の後、または膨化工程と同時に原料混合物を粒状に成形することにより「膨化粒」が得られる。「非膨化粒」は膨化工程を経ずに製造された粒である。
本実施形態に係るキャットフードに含まれる膨化粒の水分含有量は12質量%以下であり、3〜12質量%が好ましく、5〜12質量%がより好ましく、8〜10質量%が更に好ましい。水分含有量が前記範囲の下限値以上であると、十分な吸水性が得られる。一方、水分含有量が前記範囲の上限値以下であると、十分な嗜好性が得られる。
本実施形態に係るキャットフードを構成する全フード粒のうち60%以上のフード粒が、25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含む。本明細書において、「浸漬した直後」とは、該希塩酸からキャットフードを取り出した後1分を意味する。
前記希塩酸は、蒸留水に1規定(N)の塩酸を数滴ずつ滴下してpH2.5(25℃)に調整した希塩酸である。
前記希塩酸に10分間浸漬したフード粒の硬さは、食されたフード粒が胃中で有する硬さに相当すると考えられる。前記硬さが2.5kgw以下であると、胃壁に対する物理的な刺激を低減し、食後の胃内での消化率を向上することができる。前記硬さの下限値は0.0kgw(測定精度以下)である。
このように希塩酸中で柔らかくなるフード粒を60%以上含むことにより、キャットフードの食後の胃内での消化率向上効果が十分に得られる。
本実施形態に係るキャットフードを構成する全フード粒のうち、前記硬さが2.5kgw以下であるフード粒は、65質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上がさらに好ましく、90質量%以上が特に好ましい。
また、本実施形態において、キャットフードを構成する全部のフード粒のうち40%以上のフード粒が、前記25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが1.3kgw以下であることが好ましい。前記硬さの下限値は0.0kgw(測定精度以下)である。
このように希塩酸中で十分に柔らかくなるフード粒を40%以上含むと、キャットフード全体における吸水性のバラツキが低減されやすい。また、より柔らかくなるフード粒の割合が高くなることにより、食後の胃内での消化率向上効果がさらに向上する。
キャットフードに対して、前記硬さが1.3kgw以下であるフード粒は、40質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、60質量%以上がさらに好ましく、70質量%以上が特に好ましい。
本実施形態に係るキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬した直後のペプシン消化率が60%以上である。本明細書において、「浸漬した直後」とは、該ペプシン塩酸液からキャットフードを取り出した後1分を意味する。
本実施形態において、ペプシンの1ユニット(U)とは、ヘモグロビンを基質として、pH2.0、37℃のトリクロロ酢酸溶液として測定した、波長280nmに対する吸光度(A280)の1分当たりの変化量0.001を生じる量を意味する(最終体積=16mL、光路長=1cm)。
前記ペプシン塩酸液としては、例えば、2gのペプシン250U/mgを塩酸(1+150)1Lに溶解し、500U/mLに調整した溶液を用いることができる。ペプシン塩酸液のpHは、1.0程度であることが好ましい。
ペプシンとしては特に限定されず、市販のものを用いることできる。例えば、sigma aldrich P−7000等が挙げられる。
38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬したキャットフードのペプシン消化率は、胃から腸へ移動する半減期の消化率に相当すると考えられる。前記ペプシン消化率が60%以上であると、食後に胃内で消化されやすく、腸に移動した後の消化性も向上する。
本実施形態に係るキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬した直後のペプシン消化率が65%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましく、75%以上であることが更に好ましい。
本実施形態に係るキャットフードは、食後の胃内での消化率がより向上する観点から、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間以下浸漬した直後のペプシン消化率が高いことが好ましい。
具体的には、本実施形態に係るキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に15分浸漬した直後のペプシン消化率が10%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましく、20%以上であることが更に好ましく、25%以上であることが特に好ましい。
また、本実施形態に係るキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に30分浸漬した直後のペプシン消化率が10%以上であることが好ましく、15%以上であることがより好ましく、20%以上であることが更に好ましく、25%以上であることが特に好ましい。
また、本実施形態に係るキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に1時間浸漬した直後のペプシン消化率が25%以上であることが好ましく、30%以上であることがより好ましく、35%以上であることが更に好ましく、40%以上であることが特に好ましい。
また、本実施形態に係るキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に2時間浸漬した直後のペプシン消化率が35%以上であることが好ましく、40%以上であることがより好ましく、45%以上であることが更に好ましく、50%以上であることが特に好ましい。
本実施形態に係るキャットフードは、最終的な消化率がより向上する観点から、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に8時間以上浸漬した直後のペプシン消化率が高いことが好ましい。すなわち、500U/mLペプシン塩酸液に8時間以上浸漬したキャットフードのペプシン消化率は、胃内で酵素がほとんど作用し尽くしたあるいは作用し尽くした状態における消化率を示す。
具体的には、本実施形態に係るキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に8時間浸漬した直後のペプシン消化率が65%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましく、75%以上であることが更に好ましく、80%以上であることが特に好ましい。
また、本実施形態に係るキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に16時間浸漬した直後のペプシン消化率が70%以上であることが好ましく、75%以上であることがより好ましく、80%以上であることが更に好ましく、85%以上であることが特に好ましい。
[原料]
本実施形態に係るキャットフードは上記の物性を満たすものであればよく、原料は限定されない。キャットフードの製造において公知の原料を用いることができる。
粉体原料の例としては穀類(トウモロコシ、小麦、米、大麦、燕麦、ライ麦等)、豆類(脱脂大豆、丸大豆等)、デンプン類(小麦デンプン、トウモロコシデンプン、米デンプン、馬鈴薯デンプン、タピオカデンプン、甘藷デンプン、サゴデンプン等)、植物性タンパク質(コーングルテンミール、大豆タンパク等)、肉類(鶏肉、牛肉、豚肉、鹿肉、ミール類(チキンミール、豚ミール、牛ミール、これらの混合ミール)等)、魚介類(魚肉、ミール類(フィッシュミール)等)、野菜類、粉状の添加物(ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、フレーバー原料、繊維、着色料、嗜好剤等)が挙げられる。
ミール類とは肉類または魚介類を圧縮させ細かく砕いた粉体を意味する。
嗜好剤としては、動物原料エキス、植物原料エキス、酵母エキス(ビール酵母エキス、パン酵母エキス、トルラ酵母エキス)、酵母(ビール酵母、パン酵母、トルラ酵母等)の乾燥物等が挙げられる。
粉体原料に添加する液体原料として、必要に応じて水、油脂類、液糖、嗜好剤溶液、香料、着色剤等の液体原料を用いることができる。また膨化粒の乾燥後に、油脂類、調味料、嗜好剤、香料等を含む液体原料(コーティング剤)をコーティングしてもよい。
油脂類は植物性油脂でもよく、動物性油脂(鶏油、豚脂(ラード)、牛脂(ヘット)、乳性脂肪等)でもよい。コーティング剤は動物性油脂を含むことが好ましく、特に牛脂を含むことが好ましい。
原料の配合は特に限定されない。得ようとするフード粒の栄養組成を満たすとともに、良好な成形性が得られるように設定することが好ましい。
穀類55〜75質量%、肉類10〜25質量%、魚介類5〜15質量%、ビタミン・ミネラル類2〜5質量%、油脂類2〜20質量%、残りはその他の成分、合計100質量%。
また、フード粒の吸水に寄与する吸水剤として繊維源(リグノセルロース、精製セルロース等)、保湿剤(グリセリン、ソルビトール等)をキャットフードに含有させてもよい。吸水剤は1種でもよく、2種以上を併用してもよい。
ネコ用またはイヌ用のいずれにおいても、吸水剤を含有させる場合は、穀類、肉類、魚介類およびビタミン・ミネラル類の合計100質量部に対して、吸水剤の添加量が0.5〜15質量部であることが好ましい。
嗜好性の点からは繊維源の含有量が少ない方が好ましい。穀類、肉類、魚介類およびビタミン・ミネラル類の合計100質量部に対して、繊維源は0〜9質量部が好ましく、0〜3質量部がより好ましい。
特に繊維源としてリグノセルロースを含有させる場合は、キャットフードに対して0超かつ6質量%未満とし、3質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましい。
[形状・大きさ]
本実施形態に係るキャットフードを構成するフード粒の形状は、ペットが食するのに好適な形状であればよく、特に制限されない。
例えば球状、多角体状、柱状、ドーナッツ状、板状、碁石状、クローバー状等、あらゆる形状が適用可能である。
また、フード粒の大きさは、ペットが一口で頬張れる小粒形状であってもよいし、ペットが複数回にわたって噛り付くことができる大粒形状であってもよい。
例えば、水平台に置いたフード粒を上方から見た場合の短経および長径が3〜25mm、水平台上のフード粒の下面(下端)から上面(上端)までの厚みが2.5〜20mmのペレット状(粒状又は塊状)の粒であることが好ましく、短経および長径が3〜11mm、厚みが2.5〜9mmのペレット状であることがより好ましく、短径および長径が5〜9mm、厚み2.5〜8mmのペレット状であることがさらに好ましい。この形状であると、キャットフードの製造工程中の加熱処理および乾燥処理において、所定の水分含有率に調整した際の硬さを容易に好ましい範囲に調整しやすい。
<キャットフードの製造方法>
本実施形態に係るキャットフードの製造方法は、上記の物性を満たすフード粒を製造できる方法であればよく、特に限定されない。
膨化粒はエクストルーダー(押出成型機)を用いて好適に製造できる。
以下、本発明のキャットフードの好ましい実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るキャットフード(以下、「第1の実施形態に係るペットフード粒体」又は「ペットフード粒体」という場合がある)は、ネスティングインデックス0.25mmのLフィルターを使用して測定される算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒を60%以上含む。ペットフード粒体を構成するフード粒は、その表面粗さが表面全体で均一でなくてもよく、表面の少なくとも一部の面(Saの測定領域)においてSaが14μm以上であればよい。
Saが14μm以上である面を有すると、フード粒の吸水性が向上し、ペットの体内で胃液等を吸収して柔らかくなりやすい。これはフード粒の表面粗さが大きいほど、フード粒の表面積が大きくなり吸水しやすくなるためと考えられる。このような表面粗さが大きいフード粒を60%以上含むことにより、ペットフード粒体の吸水性が十分に向上し、消化液が粒に浸透しやすいため、食後の胃内での消化率向上抑制効果が十分に得られる。
ペットフード粒体に対して、Saが14μm以上である面を有するフード粒は、65質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましい。
該Saの上限は特に限定されないが、フード粒に油脂をコーティングする場合は、Saが大きすぎると均一にコーティングすることが難しくなる。例えば、Saは30μm以下が好ましく、25μm以下がより好ましい。
第1の実施形態において、膨化粒はエクストルーダー(押出成型機)を用いて好適に製造できる。例えば、下記の製造装置を用いてペットフード粒体を製造する方法が好ましい。
[製造装置]
図1、2は、第1の実施形態におけるペットフード粒体を製造するのに好適な装置の例を示すもので、要部を模式的に示した断面図である。図2は図1に示す装置を用いてペットフード粒体を製造する方法を説明するための断面図である。
図中符号1はフード粒、2は混練物、11はエクストルーダーを示す。エクストルーダー11は原料混合物を加熱混練して混練物2を排出する。エクストルーダー11の排出口には混練物2を棒状に排出するダイプレート12が設けられている。
また図示していないがダイプレート12の排出口の近傍において混練物2を所定長さに切断するカッターが設けられている。図2中の符号13は該カッターによる切断位置を示す。カッターとして、例えば回転刃が用いられる。
ダイプレート12は、エクストルーダー11側に形成された第1の開口部12aと、カッター側に設けられ第2の開口部12bを備える。第1の開口部12aと第2の開口部12bを連通する流路において、第1の開口部12aは第2の開口部12bに向かう方向に漸次縮径しており、最小内径部12cを介して、第2の開口部12bと接続されている。第2の開口部12bの内径は一定である。前記流路の最小内径をr、第2の開口部12bの内径をRで示す。
図2に示すように、エクストルーダー11内で高熱高圧下にあった混練物2は、ダイプレート12の第1の開口部12aから、ダイプレート12内の流路を通り、最小内径部12cから常圧下に押し出され、第2の開口部12b内で膨化する。そして第2の開口部12bの出口(ダイプレート12の排出口)に向かって進行しながら十分に膨化し、次いで第2の開口部12b内で収縮し始めた後にダイプレート12の排出口から排出され、カッターで切断される(切断位置13)ことによってフード粒1が成型(造粒)される。
混練物2は膨化することによって内部に気胞が形成され、膨化が完全に終わって収縮し始めた後にカッターで切断されるため、切断面には気胞が切断されることによって形成された孔が存在する。
こうして成型されるフード粒1の形状は、棒状の混練物2を長さ方向に垂直な面で切断して得られる柱状である。該長さ方向に垂直な切断面(柱状の厚さ方向に垂直な上面と下面)は、該長さ方向に平行な側面よりも算術平均面粗さSaが大きい。
例えばフード粒1を、前記長さ方向に垂直な方向から見た場合の短経および長径が3〜25mm、水平台上のフード粒の下面(厚さ方向の下端)から上面(厚さ方向の上端)までの厚みが2.5〜20mmであることが好ましく、短経および長径が3〜11mm、厚みが2.5〜9mmがより好ましく、短径および長径が5〜9mm、厚み2.5〜8mmであることがさらに好ましい。
ダイプレート12において、第2の開口部12bの内径Rは、ダイプレート12内の流路の最小内径rの3.5倍以上(R/r≧3.5)である。該内径の比を表すR/rの上限はフード粒の成型性の点からは4以下が好ましく、3.6以下がより好ましい。
R/rの比が3.5以上であると、混練物2が十分に膨化できるため、混練物の内部に形成される気胞が大きくなり、切断面に形成される孔が大きくなる。すなわち、フード粒1の前記切断面の表面粗さが大きくなるため、Saが14μm以上である面を有するフード粒が得られる。
最小内径rの大きさは、得ようとするフード粒の大きさに応じて設計される。
最小内径部12cの出口の形状は、得ようとするフード粒の形状に応じて設計される。
混練物2が、最小内径部12cを出てから第2の開口部12bを出るまでの距離Dは、第2の開口部12b内を進行する混練物2が十分に膨化した後、収縮し始めるのに必要な長さとする。
例えば、流路の最小内径rが3〜10mm、第2の開口部12bの内径Rが9〜40mmであり、かつ距離Dが10〜20mmが好ましい。より好ましくは、rが4〜6mm、Rが12〜24mm、かつDが15〜18mmである。
[第1の実施形態に係るペットフード粒体の製造方法]
図1、2に示す装置を用いてペットフード粒体を製造する方法の好ましい態様を説明する。
予め、プレコンディショナーを使用して、粉体材料と液体材料を混合し、温水とスチームを加えて90〜100℃程度で加熱処理(プレクッキング)して原料混合物とすることが好ましい。原料混合物中の水分の含有量は10〜25質量%が好ましい。
次に、プレクッキングで得た原料混合物を上記装置のエクストルーダー11に供給する。エクストルーダー11では、原料混合物を混練しながら120〜135℃程度の加熱処理を施し、ダイプレート12から混練物を排出して切断することによりフード粒を成型する。エクストルーダー11から排出された混練物はダイプレート12内で十分に膨化し、次いで収縮し始めた後にダイプレート12から排出されて切断される。
その後、乾燥処理を行って水分含有量を所望の値に調整し、目的のペットフード粒体を得る。乾燥処理後にコーティングしてもよい。
[乾燥処理]
フード粒を乾燥処理する方法は特に制限されず、自然に乾燥させる方法、温風を吹き付けて乾燥させる方法、減圧して乾燥させる方法、フリーズドライで乾燥させる方法等の公知の方法が適用可能である。これらの乾燥方法の中でも、温風を吹き付けて乾燥させる方法が、ペットフードの風味を向上させる点で好ましい。
乾燥処理する際のフード粒の温度及びフード粒に吹き付ける温風の温度は特に制限されない。例えば、温風の温度としては、150℃以下が好ましく、90〜120℃がより好ましく、100〜110℃がさらに好ましい。この温度で乾燥させる場合、当該加熱処理の時間は、1分〜120分が好ましく、5分〜60分がより好ましく、5分〜15分がさらに好ましい。前記温風の温度の下限値は特に制限されず、通常は室温(20℃)を超える温度であり、30℃以上であることが好ましい。
上記温度範囲及び時間範囲の下限値以上であると、比較的短時間でフード粒を乾燥させることができる。上記温度範囲の上限値以下であると、フード粒が過度に加熱されることを防げる。
乾燥後に、さらに粗牛脂、調味料又は香料等を含むコーティング剤でコーティングしてもよい。
コーティング方法は特に制限されず、例えば真空コート法により行うことができる。真空コート法は、加温したフード粒と前記コート剤を接触又は付着させた状態で、減圧し、その後ゆっくりと大気開放する方法である。前記コーティング剤は、液状であっても粉末状であってもよい。前記コーティングによりペットの嗜好性(食いつき)を向上させることができる。
<第1の実施形態に係るペットフード>
第1の実施形態に係るペットフード粒体はそのままペットフードとして提供できる。
または、第1の実施形態に係るペットフード粒体と、それとは異なる他のペットフード粒体とを含む混合物を、ペットフードとして提供してもよい。他のペットフード粒体については後述する。
さらに、ペットフードには、粒状(造粒物)ではない他の小片(乾燥野菜小片、乾燥肉小片、乾燥魚小片等)を含有させてもよい。
ペットフードは、例えば、適量を容器に収容した製品形態で提供される。
[他のペットフード粒体]
他のペットフード粒体は、水分含有量が3〜12質量%であり、繊維源を含有する粒からなり、算術平均面粗さSa(ネスティングインデックス0.25mmのLフィルター使用)が14μm以上である面を有する粒の割合が60%未満であり、かつ25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下である粒を60%以上含む。
他のペットフード粒体の水分含有量および前記希塩酸に浸漬させた後の硬さは、好ましい範囲も含めて、第1の実施形態に係るペットフード粒体と同じである。
ペットフード中に共存する第1の実施形態に係るペットフード粒体の水分含有量と、他のペットフード粒体の水分含有量は同程度であることが好ましい。具体的には、両者の水分含有量の差の絶対値が0〜5質量%であることが好ましく、0〜3質量%であることがより好ましい。
他のペットフード粒体は、算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒の割合が60%未満である点で本発明のペットフード粒体とは異なる。他のペットフード粒体は、繊維源を含有することによって、前記希塩酸に浸漬させた後の硬さが低減されている。
繊維源としては、前記吸水剤として例示したものが好ましく、1種単独でもよく2種以上を併用してもよい。その中でも嗜好性の点でリグノセルロースと精製セルロースの一方または両方が好ましい。
他のペットフード粒体における繊維源の含有量は、希塩酸に浸漬させた後の硬さが所定の範囲となるように設定される。例えば、他のペットフード粒体に対して、繊維源が4〜10質量%であることが好ましく、6〜8質量%がより好ましい。
他のペットフード粒体の原料および配合の例示は、繊維源を必須成分として含む以外は、本発明のペットフード粒体と同様である。
他のペットフード粒体の形状および大きさの例示も、本発明のペットフード粒体と同様である。
他のペットフード粒体は膨化粒でもよく、非膨化粒でもよいが、上記希塩酸に浸漬させた後の硬さが低減されやすい点で膨化粒が好ましい。
他のペットフード粒体の製造方法は、上記の物性を満たすフード粒を製造できる方法であればよく、特に限定されない。
他のペットフード粒体が膨化粒である場合は、エクストルーダー(押出成型機)を用いて好適に製造できる。例えば、図3に示す製造装置を用いる方法が好ましい。
図3において、図中符号21は他のペットフード粒体を構成するフード粒、22は混練物、11はエクストルーダー、24はエクストルーダーの排出口に設けられたダイプレートを示す。
図3の装置が図2に示す装置と大きく異なる点は、エクストルーダー11の排出口に設けられたダイプレート24において、カッター側の開口部(ダイプレート24の排出口)が最小内径部24bの出口となっており、図1、2における第2の開口部12bが設けられていない点である。
図示していないが最小内径部24bの出口の近傍において混練物22を所定長さに切断するカッターが設けられている。図3中の符号23は該カッターによる切断位置を示す。カッターとして、例えば回転刃が用いられる。
原料混合物をエクストルーダー11に供給するまでは、前記図1、2に示す装置を用いる製造方法と同様に行うことができる。
図3に示す装置を用いる製造方法では、エクストルーダー11内で高熱高圧下にあった混練物22が、ダイプレート24において最小内径部24bから常圧下に押し出され、その直後にカッターで切断されて(切断位置23)、フード粒21が成型される。フード粒21は切断後に膨化し、丸みを帯びた膨化粒となる。その後、乾燥処理を行って水分含有量を所望の値に調整し、目的の他のペットフード粒体を得る。乾燥処理後にコーティングしてもよい。
フード粒21が切断後に膨化する際、表面近傍では気胞の壁が破れやすいため大きな気胞はできにくく、表面には小さい気胞に由来する孔が形成される。またフード粒21は膨化後に収縮するため、表面に形成された孔も収縮して微細孔となる。このためフード粒21の表面の算術平均表面粗さSaは小さくなる。
第1の実施形態に係るペットフード粒体と、他のペットフード粒体とを含むペットフードにおいて、第1の実施形態に係るペットフード粒体/他のペットフード粒体の質量比は100/0〜5/95が好ましく、75/25〜5/95がより好ましく、50/50〜5/95がさらに好ましい。
またペットフード全体に対して、第1の実施形態に係るペットフード粒体と他のペットフード粒体の合計量は95〜100質量%が好ましく、98〜100質量%がより好ましく、100質量%がさらに好ましい。
第1の実施形態に係るペットフード粒体によれば、膨化粒の算術平均面粗さSaを大きくすることによって、吸水による硬さの低下を大きくすることができ、その結果、食後の胃内での消化率を向上することができる。したがって、ペットフード粒体の配合を変えなくても、食後の胃内での消化率を向上できる。すなわち嗜好性を低下させずに食後の胃内での消化率を向上できる。
また第1の実施形態に係るペットフード粒体は、繊維源を含有させなくても、または繊維源の含有量が少なくても食後の胃内での消化率を向上することができる。したがって、繊維源を含む他のペットフード粒体に比べて、第1の実施形態に係るペットフード粒体は嗜好性に優れる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るキャットフードは、高吸水繊維を0.5〜15重量%含む。
第2の実施形態に係るキャットフードは、高吸水繊維を2〜15重量%含むことが好ましく、4.0〜10.0重量%含むことがより好ましく、6.0〜8.0重量%含むことが更に好ましい。
高吸水繊維の含有量が上記範囲の下限値以上であることにより、消化液が粒に浸透しやすくなり、食されたキャットフードが胃腸において消化液又は水分を吸収することを促進し、キャットフードが柔らかくなり、胃壁又は腸壁に対する物理的な刺激を低減し、食後の胃内での消化率を向上することができる。また、高吸水繊維の含有量が上記範囲の上限値以下であることにより、消化不良を防止できる。
高吸水繊維としては、リグノセルロース又は平均粒子径が50μm以上の精製セルロースが好ましい。
(リグノセルロース)
第2の実施形態において、リグノセルロースは、木材等を原料としており、セルロース、ヘミセルロース、リグニンから構成される。リグノセルロース中、セルロースの含有量は50〜80重量%であることが好ましく、リグニンの含有量は20〜30重量%であることが好ましい。
(精製セルロース)
第2の実施形態において、精製セルロースとは、リグニンの含有量が1%未満のセルロースを意味する。第2の実施形態に係るキャットフードにおいて、精製セルロース中のリグニン含有量は0.8%以下が好ましく、0.5%以下がより好ましく、0.3%以下が更に好ましい。
第2の実施形態において、精製セルロースの平均粒子径は好ましくは50μm以上であり、より好ましくは55μm以上であり、更に好ましくは60μm以上である。平均粒子径が50μm以上の精製セルロースを含むことにより、ドライフードのフード粒の吸水性が向上する。その結果、猫がフード粒を食べた後、フード粒中の繊維が胃液を吸収してフード粒が柔らかくなり、胃内での消化率を向上することができる。
第2の実施形態において、精製セルロースのうち、粒子径が100μm以上の精製セルロースが20%以上であり、粒子径が200μm以上の精製セルロースが5%以上であり、粒子径が300μm以上の精製セルロースが2%以上であることが好ましい。より好ましくは、粒子径が100μm以上の精製セルロースが25%以上であり、粒子径が200μm以上の精製セルロースが8%以上であり、粒子径が300μm以上の精製セルロースが3%以上である。更に好ましくは、粒子径が100μm以上の精製セルロースが30%以上であり、粒子径が200μm以上の精製セルロースが10%以上であり、粒子径が300μm以上の精製セルロースが5%以上である。精製セルロースが粒子径の大きい繊維を適度に含むことにより、吸水効果が向上し、胃内での消化率を向上することができる。
[精製セルロースの平均粒子径及び繊維割合の測定方法]
本明細書において、精製セルロースの平均粒子径は以下の測定方法により得られる値である。
測定に用いる精製セルロースを0.5g、100mlビーカーに採取し、0.5%ヘキサメタリン酸溶液60mlを加え、超音波処理装置(hielscher社製)で、出力100%の条件で2分間処理したものを測定試料とした。
得られた試料をレーザー回析式粒度分布測定装置(製品名:マスターサイザー2000、スペクトリス株式会社製)により分析し、粒度分布を蓄積分布として表し、蓄積分布が50%となる値を平均粒子径とした。また、粒子径が100μm以上の精製セルロース(繊維)の割合、粒子径が200μm以上の精製セルロース(繊維)の割合、粒子径が300μm以上の精製セルロース(繊維)の割合を、それぞれ蓄積分布の合計から算出した。
[精製セルロースの製造方法]
精製セルロースは、例えば下記の原料パルプスラリー調製工程、酸加水分解反応工程、中和・洗浄・脱液工程、乾燥工程、粉砕工程、分級工程により製造することができる。
[原料パルプスラリー調製工程]
精製セルロースの原料として使用するパルプは、特に限定されず、広葉樹由来のパルプ及び針葉樹由来のパルプのいずれも使用できる。
広葉樹としては、カエデ、カバ、ブナ、アカシア、ユーカリ等が挙げられる。これらの中でも、ブナ、アカシア、ユーカリが好ましい。
針葉樹としては、例えば、スギ、エゾマツ、カラマツ、クロマツ、トドマツ、ヒメコマツ、イチイ、ネズコ、ハリモミ、イラモミ、イヌマキ、モミ、サワラ、トガサワラ、アスナロ、ヒバ、ツガ、コメツガ、ヒノキ、イチイ、イヌガヤ、トウヒ、ロウソンヒノキ、ダグラスファー、シトカスプルース、ラジアータマツ、イースタンスプルース、イースタンホワイトパイン及びこれらの関連樹種等が挙げられる。これらの中でも、スギ、エゾマツ、カラマツ、クロマツ、トドマツ、ヒノキ、アカマツ、ダグラスファー、ラジアータマツが好ましく、エゾマツ、クロマツ、ダグラスファー、ラジアータマツがより好ましい。
パルプとしては1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
第2の実施形態において、精製セルロースは、針葉樹由来であることが好ましい。精製セルロースの原料として針葉樹由来のパルプを用いることにより、平均粒子径が50μm以上の精製セルロースが得やすくなる。
原料のパルプ化法(蒸解法)は、特に限定されるものではなく、サルファイト蒸解法、クラフト蒸解法、ソーダ・キノン蒸解法、オルガノソルブ蒸解法などを例示することができる。
使用できるパルプ原料は、流動状態でもシート状でも良い。パルプ漂白工程からの流動パルプを原料とする場合は、加水分解反応槽へ投入する前に、濃度を高める必要があり、スクリュープレスやベルトフィルターなどの脱水機で濃縮され、反応槽へ所定量が投入される。パルプのドライシートを原料とする場合は、ロールクラッシャーなどの解砕機などでパルプをほぐした後、反応槽へ投入する。
[酸加水分解反応工程]
次に、酸濃度0.1〜2.0N、好ましくは0.1N〜1.5Nに調整し、パルプ濃度3〜10重量%(固形分換算)の分散液を、温度80〜100℃、時間30分間〜3時間の条件で処理する。パルプの加水分解処理後、脱水工程で加水分解処理されたパルプと廃酸とに固液分離される。
[中和・洗浄・脱液工程]
加水分解処理されたパルプはアルカリ剤を添加して中和し、次いで洗浄及び脱液する。
アルカリ剤としては特に限定されず、公知のものを使用できる。
洗浄及び脱液も従来パルプ分野において公知の方法により行うことができる。
[乾燥工程、粉砕工程、分級工程]
その後、乾燥機で乾燥され、粉砕機で規定の大きさに機械的に粉砕・分級される。
本発明において用いられる粉砕機としては、カッティング式ミル:メッシュミル(株式会社ホーライ製)、アトムズ(株式会社山本百馬製作所製)、ナイフミル(パルマン社製)、カッターミル(東京アトマイザー製造株式会社製)、CSカッタ(三井鉱山株式会社製)、ロータリーカッターミル(株式会社奈良機械製作所製)、ターボカッター(フロイント産業株式会社製)、パルプ粗砕機(株式会社瑞光製)シュレッダー(神鋼パンテック株式会社製)等、ハンマー式ミル:ジョークラッシャー(株式会社マキノ製)、ハンマークラッシャー(槇野産業株式会社製)、衝撃式ミル:パルベライザ(ホソカワミクロン株式会社製)、ファインインパクトミル(ホソカワミクロン株式会社製)、スーパーミクロンミル(ホソカワミクロン株式会社製)、イノマイザ(ホソカワミクロン株式会社製)、ファインミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、CUM型遠心ミル(三井鉱山株式会社製)、イクシードミル(槇野産業株式会社製)、ウルトラプレックス(槇野産業株式会社製)、コントラプレックス(槇野産業株式会社製)、コロプレックス(槇野産業株式会社製)、サンプルミル(株式会社セイシン製)、バンタムミル(株式会社セイシン製)、アトマイザー(株式会社セイシン製)、トルネードミル(日機装株式会社製)、ネアミル(株式会社ダルトン製)、HT形微粉砕機(株式会社ホーライ製)、自由粉砕機(株式会社奈良機械製作所製)、ニューコスモマイザー(株式会社奈良機械製作所製)、ターボミル(フロイント産業株式会社製)、ギャザーミル(株式会社西村機械製作所製)、スパーパウダーミル(株式会社西村機械製作所製)、ブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)、スーパーローター(日清エンジニアリング株式会社製)、Npaクラッシャー(三庄インダストリー株式会社製)、ウイレー粉砕機(株式会社三喜製作所製)、パルプ粉砕機(株式会社瑞光製)ヤコブソン微粉砕機(神鋼パンテック株式会社製)、ユニバーサルミル(株式会社徳寿工作所製)、気流式ミル:CGS型ジェットミル(三井鉱山株式会社製)、ミクロンジェット(ホソカワミクロン株式会社製)、カウンタジェットミル(ホソカワミクロン株式会社製)、クロスジェットミル(株式会社栗本鐵工所製)、超音速ジェットミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、カレントジェット(日清エンジニアリング株式会社製)、ジェットミル(三庄インダストリー株式会社製)、エバラジェットマイクロナイザ(株式会社荏原製作所製)、エバラトリアードジェット(株式会社荏原製作所製)、セレンミラー(増幸産業株式会社製)ニューミクロシクトマット(株式会社増野製作所製)、クリプトロン(川崎重工業株式会社製)等が例示される。これらの中では、微粉砕性に優れる、トルネードミル(日機装株式会社製)、ブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)、自由粉砕機(株式会社奈良機械製作所製)を用いることが好ましい。
また、酸処理を行わず、機械粉砕のみで粉体を製造する場合、微粉砕性の高い、竪型ローラーミルを用いることが好ましい。本発明において、竪型ローラーミルとは、ローラーミルに属する遠心式の竪型粉砕機のことであり、円盤状のターンテーブルと、竪型ローラーで磨り潰すようにして粉砕する。竪型ローラーミルの最大の特徴は、微粉砕性に優れることであり、その理由として、ローラーとテーブル間で原料を圧縮する力と、ローラーとテーブル間で発生する剪断力とで、原料を粉砕することが挙げられる。従来から使用されている粉砕機としては、竪型ローラーミル(シニオン株式会社製)、縦型ローラーミル(シェフラージャパン株式会社製)、ローラーミル(コトブキ技研工業株式会社製)、VXミル(株式会社栗本鐵工所)、KVM型竪形ミル(株式会社アーステクニカ)、ISミル(株式会社IHIプラントエンジニアリング)等が例示される。機械粉砕のみで粉体を製造した場合も、分級工程を経て所定の大きさに調整される。
<第2の実施形態に係るキャットフードの製造方法>
[造粒工程]
造粒工程では、原料混合物を造粒してフード粒を得る。原料を混合して原料混合物とする方法、および該原料混合物を粒状に成形(造粒)する方法は、公知の方法を用いることができる。
例えばエクストルーダーを用いて膨化粒を製造する方法を好適に用いることができる。
エクストルーダーを用いて膨化粒を製造する方法は、例えば「小動物の臨床栄養学 第5版」(Michael S. Hand、Craig D. Thatcher, Rebecca L. Remillard, Philip Roudebusg、Bruce J. Novotny 編集、Mark Morris Associates 発行;2014年;p.209〜p.215)に記載されている方法等が適用できる。
エクストルーダーを用いて膨化粒を製造する方法の例を説明する。まず、膨化粒の原料のうち外添剤以外の原料を、必要に応じて粉砕した後、混合する。グラインダー等を用いて粉砕しつつ混合してもよい。また必要に応じて水(原料組成には含まれない。)を加えて原料混合物を得る。
得られた原料混合物をエクストルーダーに投入し、加熱、加圧した後、出口から押し出す。出口には所定の形状の穴が形成されたプレートと、該プレートから押し出された原料混合物を所定の長さ(厚さ)に切断するカッターが設けられている。原料混合物は該プレートの穴から押し出され、カッターで切断されることにより所定の形状に成形されると同時に、加圧状態から常圧に開放されることによって原料混合物中の水蒸気が膨張し、これによって原料混合物が膨化して多孔質の粒が得られる。
[乾燥工程]
こうして得られる粒を、所定の水分含量となるまで必要に応じて乾燥して膨化粒(フード粒)を得る。ドライタイプのフード粒を製造する場合、乾燥工程は必須である。
例えば、エクストルーダーから排出される粒の水分含量は10〜20質量%である。この程度の水分を含んでいると良好な成形性が得られやすい。
エクストルーダーから排出される粒の温度は、エクストルーダー内での加熱温度に依存する。例えば90〜150℃である。
エクストルーダーから排出された粒を乾燥する方法は公知の方法を適宜用いることができる。例えば、粒に熱風を吹き付けて乾燥させる熱風乾燥法、減圧乾燥法、油中でフライする方法等が挙げられる。例えばコンベア式の熱風乾燥機を用いた熱風乾燥法が好ましい。
乾燥条件(温度、時間)は、粒の成分の熱変性を生じさせずに、粒の温度を100℃以上に昇温させて粒中の水分を蒸発させ、所望の水分含量に調整できる条件であればよい。
例えば、熱風乾燥機で乾燥させる場合、粒に接触させる熱風の温度は100〜140℃が好ましく、100〜110℃がより好ましい。乾燥時間は特に限定されず、例えば5〜20分間程度で行われる。
乾燥後に、さらに粗牛脂、調味料又は香料等を含むコーティング剤で、ペットフードをコーティングしてもよい。
コーティング方法は特に制限されず、例えば真空コート法により行うことができる。
前記真空コート法は、加温したフード粒と前記コート剤を接触又は付着させた状態で、減圧し、その後ゆっくりと大気開放する方法である。前記コート剤は、液状であっても粉末状であってもよい。前記コーティングによりペットの嗜好性(食いつき)を向上させることができる。
本発明のキャットフードは、食後の胃内での消化率が向上していることをペットの飼い主に伝えるために、製品の包装等に、消化率がアップしたキャットフードである旨を表示して販売することができる。
本発明のキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬した直後のペプシン消化率が60%以上である。そのため、本発明のキャットフードは、食後に胃内で消化されやすい。特に、胃から腸へ移動する半減期の4時間後の消化率が高いため、腸に移動した後の消化性も向上する。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1、2に示す装置を用いてペットフード粒体を製造した。
ダイプレート12内の流路の最小内径rは5mm、第2の開口部の内径Rは18mm、距離Dは18mmとした。R/rの比は3.6である。最小内径部12cの出口および第2の開口部12bの出口はいずれも円形とした。
まずプレコンディショナーを用いて、表1に示す配合で、原料を混合し、温水とスチームを加えて90〜100℃で3分間加熱処理して原料混合物(水分含有量20〜26質量%)を得た。
次いで、得られた原料混合物をエクストルーダーに供給し、混練しながら120〜135℃で30秒間の加熱処理を施し、混練物をダイプレートから排出して切断することにより、直径8mm、厚さ3.5mmの円柱状のフード粒を成型した。
その後、得られたフード粒を乾燥機によって約90〜110℃で約60分間で乾燥して、水分含有量を8質量%に調整した。
乾燥後、真空コート法によりコーティング用油脂をペットフード全体(外添剤も含む)に対して5質量%のコーティング量でコート処理してペットフード粒体を得た。
[実施例2]
まずプレコンディショナーを用いて、表1に示す配合で、原料を混合し、90〜100℃で3分間加熱処理し、エクストルーダーを用いて、直径5〜15mm、厚み2〜5mmの丸型フード粒と、内径5〜15mm、外径2〜5mm(異形度1.2〜5)の四葉型フード粒との混合物となるように造粒した。押出しによる造粒の際に120〜135℃で30秒間加熱処理した。その後、得られたフード粒を乾燥機によって約90〜110℃で約60分で乾燥した。
次いで、乾燥後のフード粒に対して、粗牛脂、調味料及び香料を含むコーティング剤をペットフード全体(外添剤も含む)に対して5質量%のコーティング量でコート処理を施し、ペットフードを得た。
[比較例1]
原料を表1に示す配合に変更した以外は実施例2と同様にしてペットフードを得た。
Figure 2019097416
[ペプシン消化率の評価(1)]
まず、実施例1〜2及び比較例1の各例のキャットフードについて、ケルダール法を用いて粗タンパク質含有量(フード粒の粗タンパク質含有量)の値を求めた。
次に、実施例1〜2及び比較例1の各例のキャットフードについて、試料として1gを200mL三角フラスコに秤量した。
次に、2gのペプシン(sigma aldrich P−7000;250U/mg)を塩酸(1+150)1Lに溶解し、500U/mLのペプシン塩酸液を調整した。試料を入れた200mL三角フラスコに、当該ペプシン塩酸液を加えた。ペプシン塩酸液を加えた200mL三角フラスコを密栓し、38℃で表2に示す所定時間振り混ぜた。
次いで、200mL三角フラスコ中の内容物を濾過し、残渣を温水で洗浄した。その後、ろ紙上の残渣をろ紙ごとケルダール分解びんに入れて、ケルダール法により、分解、蒸留、滴定を行い、残渣の粗タンパク質含有量を求めた。
予め測定した分析試料の粗タンパク質含有量(試料CP)と残渣の粗タンパク質含有量(残渣CP)を用い、以下の式からペプシン消化率を算出した。
ペプシン消化率(%)=[100−(残渣CP−ろ紙CP)]/試料CP]×100
なお、ペプシン消化率の評価は、実施例1〜2及び比較例1の各例について6回行った。結果を表2に示す。表2中、SDは標準偏差を示す。
Figure 2019097416
図4は、実施例1〜2及び比較例1の各例の試料のペプシン消化率の経時変化を示すグラフである。
表2及び図4に示される結果から、実施例1〜2のキャットフードは、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬した直後のペプシン消化率が60%以上であることが確認された。
特に、実施例1の試料は、38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬した直後のペプシン消化率が75%以上と非常に高かった。
また、実施例1〜2では、比較例1と比べて、特に4時間以下の短い経過時間においてペプシン消化率が高いことが確認された。
[比較例2〜3]
市販されているドライ粒状のキャットフード2種を比較例2〜3とした。いずれも水分含有量が5〜10質量%の範囲内であることを確認した。
なお、比較例2のキャットフードは、総合栄養食であった。また、比較例3のキャットフードは、消化に配慮された療法食であった。
[ペプシン消化率の評価(2)]
比較例2〜3の各例のペットフードについて、前記「ペプシン消化率の評価(1)」と同様にして所定時間経過後のペプシン消化率(%)を求めた。結果を表3に示す。
Figure 2019097416
図5は、比較例2〜3の各例の試料のペプシン消化率の経時変化を示すグラフである。
表3及び図5に示される結果から、実施例1〜2では、比較例2〜3と比べて、特に4時間以下の短い経過時間においてペプシン消化率が高いことが確認された。

Claims (6)

  1. ネコの栄養食基準を満たす総合栄養食キャットフードであって、
    エクストルーダーで押し出し成形された膨化粒を含有し、
    前記膨化粒の水分含有量が12%以下であり、
    前記キャットフードを構成する全フード粒のうち60%以上のフード粒が、25℃の希塩酸(pH2.5)に10分間浸漬した直後の硬さが2.5kgw以下であり、
    38℃の500U/mLペプシン塩酸液に4時間浸漬した直後のペプシン消化率が60%以上であることを特徴とするキャットフード。
  2. 38℃の500U/mLペプシン塩酸液に16時間浸漬した直後のペプシン消化率が80%以上である請求項1に記載のキャットフード。
  3. ネスティングインデックス0.25mmのLフィルターを使用して測定される算術平均面粗さSaが14μm以上である面を有する粒を60%以上含む請求項1又は2に記載のキャットフード。
  4. 高吸水繊維を0.5〜15重量%含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャットフード。
  5. 前記高吸水繊維が、リグノセルロースである請求項4に記載のキャットフード。
  6. 前記高吸水繊維が、平均粒子径が50μm以上の精製セルロースである請求項4に記載のキャットフード。
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