JP2019096296A - サーバ用耐震ラック及びその耐震方法 - Google Patents

サーバ用耐震ラック及びその耐震方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サーバラック及びその内部のサーバが、地震による影響を受けないように保護できるサーバ用耐震ラックを提供することを目的とする。【解決手段】少なくとも1つのサーバを収納するためのケースを含む上部サーバラックフレームと、互いに垂直となる2つの軸線に沿って移動する少なくとも2つの線形モジュールを含む下部サーバラックフレームと、2つの線形モジュールの間に位置するダンパー層と、を備えるサーバ用耐震ラック。【選択図】図2

Description

本発明は、サーバ用耐震ラックに関し、特に、地震が発生し、ラックが震動と揺動を受ける時に、ラック内に収納されるサーバを保護することに用いられるものに関する。サーバ用耐震ラックは、サーバを収納するための上部ラック及び耐震モジュールを含む底部ラックという2つの部分を備える。
地震は、2つのプレートが互いに摺動又は転位することによって放出される巨大なエネルギーによって引き起こされる。近い時間や空間で発生する一連の地震は、発生時刻に応じて、前震、本震、余震に分けることができる。前震は、本震の前に発生し、一般的に本震よりも小さい。本震は、規模が最も大きく、震動が最も激しい。余震は、本震後で発生した一連の小規模な地震である。これらの地震イベントは、下記の内容で何れも地震と呼ばれる。
証券取引や、保険、商品、食料品の販売及び配送、電気通信及び他の各種類の電子商取引活動によるサーバ数の増加に対応するために、データセンターの設立は、世界中で急速に拡大している。電子商取引によって爆発的に成長するサーバの数に対応するために、数多くのデータセンターが地震の多発地域に設立されるようになる。これらのデータセンターにおいて、ほとんどのサーバは、互いに積み重ねられるようにキャビネット又はラック内に収容される。通常、これらのサーバキャビネット又はラックは、データセンターの床に置かれるし、データセンターの天井や床は、鋳造コンクリート、プレキャストコンクリート、木材、又は金属とコンクリートとの複合材で製造される。床が非常に硬く非圧縮性の材料(コンクリート等)で製造されるが、地震が発生する時に、データセンターの床は、振動によってうねりや変位が発生することがある。
データセンターの床に置かれたサーバキャビネット及びラックも、地震の振動のために、移動又は変位される。慣性や地震の衝撃によって、キャビネットやラック内に置かれたサーバも、キャビネットやラックの振動に伴い、移動又は変位が発生する。
これまで、サーバキャビネット又はラックが地震による影響を受けないように保護し、ラック内のサーバへの損傷を低減する方法はまだない。既存のラック設計では、地震によるサーバへの影響を低減することはできない。
このような環境に基づいて、本発明は、サーバラック及びその内部のサーバが地震による影響を受けないように保護できるサーバ用耐震ラックを提供する。
これに鑑みて、本発明の一目的は、サーバラック及びその内のサーバが地震による影響を受けないように保護して、地震による損害を減少させるサーバ用耐震ラックを提供することにある。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つのサーバを収納するためのケースを含む上部サーバラックフレームと、互いに垂直となる2つの軸線に沿って移動する少なくとも2つの線形モジュールを含む下部サーバラックフレームと、2つの線形モジュールの間に位置するダンパー層と、を備えるサーバ用耐震ラックを提供する。
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記下部サーバラックフレームは、地面に接触するための複数のホイール及び複数の足を更に含んでよい。
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記サーバ用耐震ラックは、上部サーバラックフレームと下部サーバラックフレームとを互いにロックするためのロックユニットを更に含んでよい。
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記足は、上部サーバラックフレームに対して移動するように配置されることで、上に移動する時に、上部サーバラックフレームと下部サーバラックフレームとを互いにロックしてよい。
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記足は、上部サーバラックフレームに対して移動するように配置されることで、上に移動する時に、下部サーバラックフレームが前記ホイールのみによって支持されてよい。
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記各線形モジュールの各々は、レール及びキャリッジ構造を含んでよい。
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記2つの垂直軸線は、X軸及びY軸を含み、前記2つの線形モジュールの一方がX軸に沿って相対的に移動するように配置され、他方がY軸に沿って移動するように配置されてよい。
本発明の1つ又は複数の実施形態において、前記ダンパー層は、X軸及びY軸に垂直となるZ軸に沿って地震のエネルギーを消散させることに用いられてよい。
上記目的を達成するために、本発明の別の実施形態によれば、サーバラック耐震方法は、地震によるエネルギーを吸収可能な下部サーバラックフレームにサーバラックを取り付け、前記下部サーバラックフレームがX軸とY軸における移動によって地震によるエネルギーを消散させると共に、Z軸で減衰振動をすることを含むサーバラック耐震方法を提供する。
本発明の一実施形態によれば、前記方法は、地震エネルギーを吸収可能な下部サーバラックフレームに前記サーバラックをロックすることを更に含んでよい。
本発明の一実施形態によれば、前記方法は、複数のホイールを前記下部サーバラックフレームに取り付け、且つサーバラックと下部サーバラックフレームとを1つのユニットとして共に移動させることを更に含んでよい。
以上をまとめると、地震が発生した場合、本発明が提供するサーバ用耐震ラックは、X軸及びY軸における移動によって、地震によるエネルギーを消散させると共に、Z軸で減衰振動をして、水平及び垂直方向で受けられた震動及び揺動を減少させ、サーバラック及びラック内のサーバの地震による損害を減らす。
以上述べたのは、本発明が解决しようとする課題、課題を解決するための手段、及び発明の効果等を記述するためのものであり、本発明の具体的な細部を、下記の実施形態及び関連する図面において詳しく説明する。
本発明の上記及び他の目的、特徴、メリット及び実施例をより分かりやすくするための、添付図面の説明は以下の通りである。
従来技術のサーバラックを示す斜視模式図である。 本発明の一実施形態に係る上部サーバラックフレーム及び下部サーバラックフレームを示す斜視模式図である。 図2における下部サーバラックフレーム内のダンパーモジュールを示す部分拡大模式図である。 図2における下部サーバラックフレーム内のダンパーモジュールを示す作動模式図である。 本発明の別の実施形態に係る下部サーバラックフレーム内の弾性モジュールを示す平面模式図である。 図4Aにおける弾性モジュールの線分A−Aに沿う断面図である。 本発明の別の実施形態に係る下部サーバラックフレーム内のバッファモジュールを示す平面模式図である。 図5Aにおけるバッファモジュールの線分B−Bに沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る上部サーバラックフレーム及び下部サーバラックフレームが相対的に移動する正面模式図である。 本発明の一実施形態に係る上部サーバラックフレーム及び下部サーバラックフレームが相対的に移動する側面模式図である。 本発明の一実施形態に係る足が地面と接触する模式図である。 本発明の一実施形態に係るホイールが地面と接触する模式図である。
以下、図面で本発明の複数の実施形態を開示するが、明確に説明するために、多くの実際的な細部は、以下の説明において併せて説明する。しかしながら、理解すべきなのは、これらの実際的な細部は、本発明を制限するためのものではない。即ち、本発明の実施形態の一部において、これらの実際的な細部は不必要のものである。また、図面を簡略化するために、幾つかの従来慣用の構造と部材は、図面において簡単で模式的に描画される。
図1を参照されたい。図1は、従来技術のサーバラック10を示す斜視模式図である。サーバラック10は、サーバラック10をデータセンターの床に支持するための複数の足11、12、13を含む。複数のサーバ(不図示)は、サーバラック10内のスペースを十分に利用するように、互いにサーバラック10の中に重ね合わされる。
図2を参照されたい。図2は、本発明の一実施形態に係る上部サーバラックフレーム20及び下部サーバラックフレーム22を示す斜視模式図である。サーバラック10のように、本発明の上部サーバラックフレーム20は、少なくとも1つのサーバを上部サーバラックフレーム20内に収納するためのケース18を含む。しかし、サーバラック10と異なり、上部サーバラックフレーム20は、下部サーバラックフレーム22に取り付けられる。図2に示すように、ロックユニット23は、上部サーバラックフレーム20と下部サーバラックフレーム22との分離を避けるように、上部サーバラックフレーム20と下部サーバラックフレーム22とを互いにロックすることに用いられる。ロックユニット23は、任意の数、形態のロック部材、例えばナット、ボルト、リベット、C−形固定具又は上部サーバラックフレーム20と下部サーバラックフレーム22との分離を避ける如何なる機械部材であってよいが、本発明はこれに限定されない。
下部サーバラックフレーム22は、地震による震動、ショック、変位等を緩和するための耐震モジュールを含む。本発明の一実施形態において、下部サーバラックフレーム22は、2つの線形モジュール30、36を含む(図3Aに示すように)。一方の線形モジュール30はY軸に沿って移動するように配置されるが、他方の線形モジュール36はX軸に沿って移動するように配置され、且つ2つの線形モジュール30、36はZ軸に沿って移動するダンパー層34によって互いに接続される。ダンパー層34は、例えば、天然又は合成ゴム、スチレンとブタジエンとの混合物から作られた高衝撃ポリスチレン(High impact polystyrene;HIPS)を含む強靭なポリマー、或いは複合材料のような適切な弾性材料で製造されてよい。線形モジュール30、36は、例えばスチール、アルミニウム、各種の合金のような適切な金属材料、又は例えばアクリロニトリルブタジエンスチレン(acrylonitrile butadiene styrene;ABS)、ポリカーボネート、ポリエーテルケトン、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンエーテル、ポリスルホン、ポリアミド、又は繊維や繊維強化材料を含む材料、或いは金属及びプラスチックで作られた複合材料のようなエンジニアリングプラスチックスで製造されてよいが、本発明はこれに限定されない。好ましくは、線形モジュール30、36は、互いに摺動可能なレール19及びキャリッジ21からなる。レール19とキャリッジ21との摺動性を、例えば、油、軟膏又は他の液体潤滑剤のような化学試薬を添加し、或いは例えばテフロン(登録商標)のアンチスティッカーコーティングを使用することで向上させることができる。或いは、例えば、玉軸受、摺動軸受、又は線形軸受のような機械装置によって、線形モジュール30、36の相対変位を促進することができる。本発明において、線形モジュール30、36が互いに摺動可能なレール及びキャリッジ構造からなることを説明したが、理解すべきなのは、X軸、Y軸で相対的に移動可能な如何なる機械変位部材も本発明に開示した線形モジュールを形成することができるが、本発明はこれに限定されない。ダンパー層34は、化学方法又は機械結合方法によってキャリッジ21と結合されてよい。
図3Bを参照されたい。図3Bは、図2における下部サーバラックフレーム22内のダンパーモジュールを示す作動模式図である。矢印31、32は、下部サーバラックフレーム22のX軸での移動する模式方向である。矢印37、38は、下部サーバラックフレーム22のY軸での移動する模式方向である。矢印35は、下部サーバラックフレーム22のZ軸での移動する模式方向である。下部サーバラックフレーム22は、データセンターの地面に接触するための複数の足33、39、40を含む。しかし、本発明は、図7A、図7Bに示すような改良式のサーバ用耐震ラック支持装置を提供する。
図7Aを参照されたい。足60は、移動可能なシャフト61に設けられる。シャフト61は、図7Aに示すように、下部サーバラックフレーム22に移動可能に接触し、図7Bに示すように、上へ移動し、上部サーバラックフレーム20に接合することができる。シャフト61が上へ移動して上部サーバラックフレーム20に接合するとともに、足60は、シャフト61に伴い上部サーバラックフレーム20に対して上へ移動し、データセンターの地面80から離れ、且つ上部サーバラックフレーム20と下部サーバラックフレーム22とを互いにロックする。シャフト61と上部サーバラックフレーム20とが接合される場合、上部サーバラックフレーム20及び下部サーバラックフレーム22は、ホイール63のみによって支持されるので、1つのユニットとしてホイール63によって移動することができる。図7Aに示すように、シャフト61と上部サーバラックフレーム20とが分離される場合、シャフト61と足60がデータセンターの地面80に接触し、且つ下部サーバラックフレーム22のすべての耐震モジュールが耐震機能を効果的に発揮することを確保するように、上部サーバラックフレーム20及び下部サーバラックフレーム22が足60のみによって支持される。図面において、ただ一つの足60を例示的に示すが、理解すべきなのは、本発明は、複数の足60及びホイール63を含んでもよいが、これに限定されない。足60の各々は、例えばレンチのような機械部材によって上げられ又は下げられてよい。足60とホイール63とは、互いに近接するように下部サーバラックフレーム22の角に設けられてよい。或いは、足60とホイール63とは、近接せずに、互いにある距離をあけて設けられてもよい。一般的に、1つの下部サーバラックフレーム22の足60とホイール63の数が4つであるが、足60とホイール63との数の増減は本発明の目的に影響を及ぼさない。
図4A、図4Bを参照されたい。図4Aは、本発明の別の実施形態に係る下部サーバラックフレーム22内の弾性モジュールを示す平面模式図である。図4Bは、図4Aにおける弾性モジュールの線分A−Aに沿う断面図である。本発明の別の実施形態において、ダンパー層34の代わりに、1つのバネ42、又は複数のバネ42、43を使用してもよい。本実施形態において、弾性材料からなるダンパー層34ではなく、機械式バネ部材によるダンパーモジュールを提供する。図4Bに示すように、バネ42、43の数及び位置は、天板52と底板45との間に最適なバッファー効果を達成させるとともに、上部サーバラックフレーム20及びその中に含まれるサーバを支持するための十分な支持力を持たせるように、実際の状況に応じて増減及び変動してよい。バネ42、43の各々は、基本的に水平方向に伸縮する。バネ42の一端は、短柱44に固定され、短柱44が底板45に接続され底板45から上へ延伸する。バネ42の他端は、長柱51に固定され、長柱51が天板52に接続され天板52から下へ延伸する。同様に、バネ43の一端は、短柱46に固定され、短柱46も底板45に接続される。バネ43の他端は、長柱50に固定され、長柱50が天板52に接続される。バネ42、43、短柱44、46及び長柱50、51の数は、地震によるエネルギーを吸収して、天板52と底板45とを相対的に移動させると共に、バネ42、43からの減衰振動効果によって振動振幅を抑制するように、実際の状況に応じて増減してよい。複数のバネを使用する場合、バネ42、43が底板45の水平方向に配置されるので、下部サーバラックフレーム22は、X軸とY軸で相対的に移動することができる。
本発明のダンパー層34の別の実施形態を、図5A、図5Bに示す。図5Aは、本発明の別の実施形態に係る下部サーバラックフレーム22内のバッファモジュールを示す平面模式図である。図5Bは、図5Aにおけるバッファモジュールの線分B−Bに沿う断面図である。この実施形態において、ダンパー層34の代わりに、バッファー部材53、54を使用する。図5Bに示すように、バッファー部材53、54は、実際に天板52と底板45との間に水平に設けられて、ダンパー層34の代わりに天板52と底板45との間でバッファー機能を実行する。バッファー部材53の一端は、コネクティングロッド57によって短柱55に接続され、短柱55が底板45に接続される。バッファー部材53の他端は、長柱58に接続され、長柱58が天板52に接続され、且つ実際に長柱58が天板52から下へ延伸する。同様に、バッファー部材54の一端は、コネクティングロッド64によって短柱59に接続され、短柱59も底板45に接続される。バッファー部材54の他端は、長柱66に接続され、長柱66が天板52に接続される。ある実施形態において、天板52をX軸、Y軸で相対的に移動させるように、例えばインフレータブルバッファー部材等の、バッファー部材53、54と同じ機能を持つ他の代用品は、本発明のダンパーモジュールに用いられてよい。ダンパー層34及びバネ42、43と比べると、バッファー部材53、54のメリットは、バッファー部材53、54(及びバッファー部材53、54と類似する機能を持つ他の如何なる代用品)の各々がサーバラックユニット内のすべてのサーバの全体的な平均重量ではなく、上部サーバラックフレーム20及びその中に含まれるサーバの各々重量に基づいて、サーバラックユニットの各々の耐震効果を最適化することができることにある。
ダンパー層34、バネ42、43、バッファー部材53、54又は弾性材料、バネ構造、インフレータブルバッファー部材を含む組合せを減衰振動の実施形態とすることに関わらず、上記何れの組合せも、図6Aの矢印83及び35に示すように、耐震の保護効果を得るために、下部サーバラックフレーム22と上部サーバラックフレーム20とのX軸及びZ軸で受ける震動のバッファーに用いられてよい。同様に、図6B矢印62及び35に示すように、Y軸及びZ軸での揺動も、耐震の保護効果を得ることができる。
本発明の実施形態を前述の通りに開示したが、これは、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修飾を加えてもよく、したがって、本発明の保護範囲は、後の特許請求の範囲で指定した内容を基準とするものである。
本文において、正文で冠詞に対して特別に限定されない限り、「少なくとも1つ」と「複数」は、単一又は複数を総括して指してもよい。更に理解すべきなのは、本明細書に用いる「備える」、「含む」、「有する」及び類似用語については、それが記載される特徴、領域、整数、工程、操作、部材及び/又は構成要素を明らかにするが、その記述された又は別の1つ又は複数の他の特徴、領域、整数、工程、操作、部材、構成要素、及び/又はそれらの群は排除されない。
なお、本明細書で使用される全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。一般的な辞書に定義されているような用語は、関連する技術分野の記事と同じ意味を持ち、過度に形式的又は理想化されたものと解釈されるべきではないことを理解されたい。
10 サーバラック
11、12、13、33、39、40、60 足
18 ケース
19 レール
20 上部サーバラックフレーム
21 キャリッジ
22 下部サーバラックフレーム
23 ロックユニット
30、36 線形モジュール
31、32、35、37、38、62、83 矢印
34 ダンパー層
42、43 バネ
44、46、55、59 短柱
45 底板
50、51、58、66 長柱
52 天板
53、54 バッファー部材
57、64 コネクティングロッド
61 シャフト
63 ホイール
80 地面

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのサーバを収納するためのケースを含む上部サーバラックフレームと、
    互いに垂直となる2つの軸線に沿って移動する少なくとも2つの線形モジュールを含む下部サーバラックフレームと、
    前記2つの線形モジュールの間に位置するダンパー層と、
    を備えるサーバ用耐震ラック。
  2. 前記下部サーバラックフレームは、地面に接触するための複数のホイール及び複数の足を更に含む請求項1に記載のサーバ用耐震ラック。
  3. 前記上部サーバラックフレームと前記下部サーバラックフレームとを互いにロックするためのロックユニットを更に備える請求項2に記載のサーバ用耐震ラック。
  4. 前記足は、前記上部サーバラックフレームに対して移動するように配置されることで、上に移動する時に、前記上部サーバラックフレームと前記下部サーバラックフレームとを互いにロックする請求項2〜3の何れか1項に記載のサーバ用耐震ラック。
  5. 前記足は、前記上部サーバラックフレームに対して移動するように配置されることで、上に移動する時に、前記下部サーバラックフレームが前記ホイールのみによって支持される請求項2〜4の何れか1項に記載のサーバ用耐震ラック。
  6. 前記線形モジュールの各々は、レール及びキャリッジ構造を含む請求項1〜5の何れか1項に記載のサーバ用耐震ラック。
  7. 前記2つの軸線は、X軸及びY軸を含み、前記2つの線形モジュールの一方が前記X軸に沿って移動するように配置され、他方が前記Y軸に沿って移動するように配置される請求項1〜6の何れか1項に記載のサーバ用耐震ラック。
  8. 前記ダンパー層は、X軸及びY軸に垂直となるZ軸に沿って地震のエネルギーを消散させることに用いられる請求項1〜7の何れか1項に記載のサーバ用耐震ラック。
  9. 地震によるエネルギーを吸収可能な下部サーバラックフレームにサーバラックを取り付け、前記下部サーバラックフレームがX軸とY軸における移動によって地震によるエネルギーを消散させると共に、Z軸で減衰振動をすることを含むサーバラック耐震方法。
  10. 複数のホイールを前記下部サーバラックフレームに取り付け、且つ前記サーバラックと前記下部サーバラックフレームとを1つのユニットとして共に移動させることを含む請求項9に記載の方法。
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