JP2019096235A - 運転支援制御装置及び車両 - Google Patents

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彩香 小林
健太郎 脇田
Kentaro Wakita
健太郎 脇田
信幸 川添
Nobuyuki Kawazoe
信幸 川添
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Abstract

【課題】 自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる運転支援制御装置及び車両を提供する。【解決手段】 自車両(車両1)の後側方から接近する他車両との相対速度(他車両速度Sp2−自車両速度Sp1)及び車間距離Dに基づき、他車両が車両1に達するまでの衝突可能性時間T_ttcを算出し、衝突可能性時間T_ttcが所定のTTC閾値Th以下である場合、車両1のドライバに対して運転支援(警告表示や警報等)を行う運転支援制御装置(ECU2)において、他車両の状態に応じて、TTC閾値Thを増加させる又は減少させるTTC閾値増減部12を具備する。【選択図】 図2

Description

本発明は、自車両の後側方から接近する他車両との衝突を回避すべく、自車両のドライバに対して運転支援を行う運転支援制御装置及びそれを搭載した車両に関する。
従来、ドライバの安全性向上や運転負担軽減の点から、自車両の後側方から接近する他車両との衝突を回避するのに適したシステムが開発されている。例えば、自車両の後側方から接近する他車両が自車両に達するまでの衝突可能性時間(TTC:Time To Colission)を算出し、TTCが所定の閾値以下の場合、自車両のドライバに対して警告を発するシステムが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1では、自車両の急ブレーキ等による他車両との接触を回避できるように、他車両が真後方に存在する場合には、右後側方や左後側方に存在する場合よりも早い段階で警告を発するようにすることが記載されている。
特開2010−134852号公報
しかしながら、この種のシステムでは、自車両や他車両の挙動によっては、ドライバに対する運転支援(警告表示や警報等)がそのドライバにとって相応しいタイミングから早くなり過ぎたり遅くなり過ぎたりすることがあった。上記の特許文献1でも、自車両に接近する他車両が、真後方に存在するか、右後側方又は左後側方に存在するか、でしか切り分けておらず、また他車両が真後方に存在する場合に警告のタイミングを早めるだけであり、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことが困難であった。
なお、このような問題は、ドライバが車両を操作する運転(手動運転)にあっても、制御装置が車両を操作する運転(自動運転)にあっても存在する。また、このような問題は、エンジンを駆動源とする自動車、走行用モータを駆動源とする電気自動車(EV)、並びに走行用モータ及びガソリンを駆動源とするプラグインハイブリッド自動車(PHEV)等、車種に関わらず存在する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる運転支援制御装置及び車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、自車両の後側方から接近する他車両との相対速度及び車間距離に基づき、前記他車両が前記自車両に達するまでの衝突可能性時間を算出し、前記衝突可能性時間が所定のTTC閾値以下である場合、前記自車両のドライバに対して運転支援を行う運転支援制御装置において、前記他車両の状態に応じて、前記TTC閾値を増加させる又は減少させるTTC閾値増減部を具備することを特徴とする運転支援制御装置にある。
第1の態様では、他車両の状態に応じて、閾値を増加させて自車両のドライバに対する運転支援(警告表示や警報等)を行うタイミングを早めることができるだけでなく、閾値を減少させて自車両のドライバに対する運転支援を行うタイミングを遅らせることもできる。よって、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の運転支援制御装置であって、前記TTC閾値増減部は、前記他車両が加速中の場合には前記TTC閾値を増加させ、前記他車両が減速中の場合には前記TTC閾値を減少させることを特徴とする運転支援制御装置にある。
第2の態様では、他車両が加速中であるか減速中であるかに応じて、自車両のドライバに対する運転支援を行うタイミングを早めたり遅らせたりすることができる。よって、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載の運転支援制御装置であって、前記TTC閾値増減部は、前記他車両が大型車両又は二輪の場合には前記TTC閾値を増加させ、前記他車両が小型車両の場合には前記TTC閾値を減少させることを特徴とする運転支援制御装置にある。
第3の態様では、他車両が大型車両又は二輪であるか小型車両であるかに応じて、自車両のドライバに対する運転支援を行うタイミングを早めたり遅らせたりすることができる。よって、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
本発明の第4の態様は、第1の態様から第3の態様の何れか一つに記載の運転支援制御装置であって、前記他車両のドライバ状態を検出する他車両ドライバ状態検出部を具備し、前記TTC閾値増減部は、検出される前記ドライバ状態に応じて、前記TTC閾値を増加させる又は減少させることを特徴とする運転支援制御装置にある。
第4の態様では、他車両の状態に関する情報に加え、他車両のドライバ状態に関する情報も加味して、自車両のドライバに対する運転支援を行うタイミングを早めたり遅らせたりすることができる。よって、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様に記載の運転支援制御装置であって、前記TTC閾値増減部は、検出される前記ドライバ状態に基づき前記他車両のドライバが運転に集中しているか否かを判断し、前記集中していないと判断された場合には前記TTC閾値を増加させ、前記集中していると判断された場合には前記TTC閾値を減少させることを特徴とする運転支援制御装置にある。
第5の態様では、他車両のドライバが運転に集中しているか否かに応じて、自車両のドライバに対する運転支援を行うタイミングを早めたり遅らせたりすることができる。よって、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様の何れか一つに記載の運転支援制御装置であって、前記他車両のドライバの運転履歴を取得する他車両ドライバ履歴検出部を具備し、前記TTC閾値増減部は、検出される前記ドライバ運転履歴に応じて、前記TTC閾値を増加させる又は減少させることを特徴とする運転支援制御装置にある。
第6の態様では、他車両のドライバの運転履歴に応じて、自車両のドライバに対する運転支援を行うタイミングを早めたり遅らせたりすることができる。よって、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様に記載の運転支援制御装置であって、前記TTC閾値増減部は、検出される前記ドライバ運転履歴が安定傾向にあるか否かを判断し、前記安定傾向にないと判断された場合には前記TTC閾値を増加させ、前記安定傾向にあると判断された場合には前記TTC閾値を減少させることを特徴とする運転支援制御装置にある。
第7の態様では、他車両のドライバ運転履歴が安定傾向にあるか否かに応じて、自車両のドライバに対する運転支援を行うタイミングを早めたり遅らせたりすることができる。よって、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
上記課題を解決する本発明の別の態様(第8の態様)は、自車両の後側方から接近する他車両との相対速度及び車間距離に基づき、前記他車両が前記自車両に達するまでの衝突可能性時間を算出し、前記衝突可能性時間が所定のTTC閾値以下である場合、前記自車両のドライバに対して運転支援を行う運転支援制御装置を備えた車両において、前記他車両の状態に応じて、前記TTC閾値を増加させる又は減少させるTTC閾値増減部を具備することを特徴とする車両にある。
第8の態様では、他車両の状態に応じて、閾値を増加させて自車両のドライバに対する運転支援(例えば警報や警告表示)を行うタイミングを早めることができるだけでなく、閾値を減少させて自車両のドライバに対する運転支援を行うタイミングを遅らせることもできる。よって、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
本発明の運転支援制御装置及び車両によれば、自車両のドライバにとって相応しいタイミングで該ドライバに対して運転支援を行うことができる。
実施形態1に係る車両の構成例及び動作例を示す図。 実施形態1に係る制御装置の構成例を示す機能ブロック図。 実施形態1に係る運転支援制御の一例を説明するための図。 実施形態1に係る運転支援制御の一例を説明するための図。 実施形態1に係る運転支援制御の一例を説明するフロー図。 実施形態2に係る制御装置の構成例を示す機能ブロック図。 実施形態2に係る運転支援制御の一例を説明するための図。
本実施形態について、図面を参照して説明する。以下の実施形態は、本発明の一態様であり、本発明の範囲内で任意に変更可能である。各図や説明中、同一の部材は同じ符号が付され、適宜説明が省略されている。各図における各部の縮尺や形状は、各部の構成例を説明する都合上、便宜的に設定されている場合がある。
(実施形態1)
図1(a)に示すように、車両1にはマイクロコンピュータ等から構成された制御装置(ECU2)が設けられている。ECU2には、各種の検出器から情報が入力され、またECU2からは、各種のアクチュエータに対して指示信号が出力される。例えば、アクセルペダル3やブレーキペダル4が踏み込まれると、その踏み込み量に関する情報がECU2に入力され、ECU2において所定の指示信号が生成される。かかる指示信号がECU2から出力されて駆動装置やブレーキ装置が駆動することで、初期の加速力や制動力が得られる。
車両1には、各種の検出器の一例として電波レーダ5や車外カメラ6が設けられている。これらの検出器で得られた情報もECU2に送信され、車両1の基本的な動作制御に加え、車両1の後側方から接近する他車両との衝突を回避するための本実施形態に係る運転支援制御に利用される。例えば、上記の電波レーダ5は、フロントバンパーやリアバンパーの近傍にそれぞれ複数設けられている。電波レーダ5により、車両1の周辺範囲の情報を取得できるので、車両1が走行している車線に進入する他車両等、周辺車両を検知するのに役立つ。
また、上記の車外カメラ6(サイドカメラ6a及びリアカメラ6b)は、車両1の側部及び後部にそれぞれ設けられている。サイドカメラ6aにより側方広範囲の視野を確保できるので、車両1の周辺に予期せぬ形で接近してくる他車両を検知できる。リアカメラ6bにより後方広範囲の視野を確保できるので、車両1の車線変更時等、自車両の後側方から接近する他車両を検知するのに役立つ。電波レーダ5や車外カメラ6の検出範囲は重複することがあり、電波レーダ5が役立つ場面で車外カメラ6が役立つことがあるし、車外カメラ6が役立つ場面で電波レーダ5が役立つこともある。
上記の検出器以外に、車両1には、アクセルペダル3の踏み込みに応じたスロットル開度を検知するスロットル開度センサ、車両1の加速度を検知する加速度センサ、各車輪の回転速度を検知する車輪速センサ等、各種の検出器が設けられている。これらの検出器で得られた情報も、電波レーダ5や車外カメラ6で得られた情報と同様にECU2に送信され、車両1の制御に利用される。
車両1のステアリング近傍には、本実施形態に係る運転支援制御を実行するか否かを切り替えるための運転支援制御実行スイッチ7が設けられている。ドライバにより運転支援制御実行スイッチ7がON操作されると、そのON操作に基づく信号がECU2により読み込まれ、これを条件の一つとして運転支援制御が実行される。運転支援制御は、例えば、車両1の車線変更時に死角となる後側方(図1(b)に示す後側方R)から接近する他車両との衝突を回避すべく、そのような他車両の存在や接近をドライバに知らせるものである。なお、この種の運転支援制御は、レーンチェンジアシストとも称されることがある。
車両1のダッシュボード近傍には、ドライバによって視認可能な表示エリア8が設けられている。上記の運転支援制御等において、他車両の存在や接近を車両1のドライバに知らせる場合、警告表示が表示エリア8に表示される。また、車両1のサイドミラーには表示灯(インジケータ9)が設けられている。上記の運転支援制御等において、他車両の存在や接近を車両1のドライバに知らせる場合、インジケータ9を点滅・点灯させる。表示エリア8に警告表示が表示されているにも関わらず、またインジケータ9が点滅・点灯しているのも関わらず、後側方から他車両が走行する車線へ合流する方向に車両1のドライバがウインカー操作したとき、ダッシュボード近傍に配されているスピーカ10から警報が発せられる。
図2は、ECU2の構成例を機能的なブロックで示している。ECU2は、マイクロコンピュータによるプログラムの実行によって各部が実現されており、種々の制御プログラムやデータ情報が予め記憶されたROM、各部による制御結果や演算結果が記憶される記憶手段、及び各部での制御に用いられる期間をカウントするタイマカウンタ等を具備して構成されている。また、ECU2には、電波レーダ5及び車外カメラ6で得られた情報をはじめ、各種の検出器で得られる情報や、運転支援制御実行スイッチ7のON/OFF操作や、ドライバによるウインカー操作に関する情報も入力される。
ECU2は、運転支援制御部11と、TTC閾値増減部12と、を具備して構成されている。運転支援制御部11は、T_ttc算出部13と、運転支援実行部14と、を具備して構成されている。TTC閾値増減部12は、他車両加速度検出部15と、他車両種類検出部16と、を具備して構成されている。
運転支援制御部11は、ドライバによる運転支援制御実行スイッチ7のON操作を読み込んで、これを条件の一つとして運転支援制御を実行する。このとき、T_ttc算出部13は、スロットル開度センサ、加速度センサ及び車輪速センサ等に基づき、走行中の車両1の速度(自車両速度Sp1)を検出するとともに、電波レーダ5及び車外カメラ6等の情報に基づき、車両1の後側方から接近する他車両の速度(他車両速度Sp2)を検出する。また、T_ttc算出部13は、電波レーダ5及び車外カメラ6等の情報に基づき、車両1及び他車両の車間距離D(図3(a)参照)を検出する。
更に、T_ttc算出部13は、検出された上記の自車両速度Sp1、他車両速度Sp2及び車間距離Dに基づき、車両1の後側方から接近する他車両が車両1に達するまでの衝突可能性時間T_ttcを下記式(1)に基づき算出する。そして、運転支援実行部14は、算出された衝突可能性時間T_ttcが所定のTTC閾値Th以下である場合、運転支援を実行する。
衝突可能性時間T_ttc=車間距離D/(他車両速度Sp2−自車両速度Sp1)・・(1)
(他車両速度Sp2>自車両速度Sp1)
運転支援実行部14が実行する運転支援は、例えば、車両1のダッシュボード近傍に設けられた表示エリア8に警告表示を表示させる、車両1のサイドミラーに設けられたインジケータ9を点滅・点灯させる、等が挙げられる。また、運転支援実行部14が実行する運転支援は、いわゆる2段階の警告仕様であり、すなわち、表示エリア8に警告表示を表示させているにも関わらず、またインジケータ9を点滅・点灯させているのも関わらず、後側方から他車両が走行する車線へ合流する方向に車両1のドライバがウインカー操作したとき、ダッシュボード近傍に配されているスピーカ10から警報を発する。
このように、ECU2による運転支援制御では、車両1の後側方から接近する他車両との相対速度(他車両速度Sp2−自車両速度Sp1)及び車間距離Dに基づき、他車両が車両1に達するまでの衝突可能性時間T_ttcが算出される。そして、衝突可能性時間T_ttcがTTC閾値Th以下である場合、車両1のドライバに対して運転支援が実行される(図3(a)参照)。
自車両速度Sp1と他車両速度Sp2との差が小さくても、すなわち、車両1の後側方から接近する他車両との相対速度が小さくても、車両1に対して他車両が接近するにつれて、上記式(1)で算出される衝突可能性時間T_ttcは小さくなる。車両1に対して他車両が十分に接近したとき、衝突可能性時間T_ttcがTTC閾値Th以下となり、このとき、車両1のドライバに対して運転支援制御が実行される(図3(b)参照)。
また、車間距離Dが十分に大きくても、すなわち、車両1の後側方から接近する他車両が十分に離れていても、車両1に対して後側方から接近する他車両が速ければ速いほど、上記式(1)で算出される衝突可能性時間T_ttcは小さくなる。自車両速度Sp1に対して他車両速度Sp2が十分に大きくなったとき、衝突可能性時間T_ttcがTTC閾値Th以下となり、このとき、車両1のドライバに対して運転支援制御が実行される(図3(c)参照)。
何れにしても、衝突可能性時間T_ttcがTTC閾値Th以下である場合、車両1のドライバに対して運転支援が実行される。TTC閾値Thが一定であれば、自車両速度Sp1と他車両速度Sp2との相対速度が一定であるとすると、運転支援が実行されてから他車両が車両1に達するまでの時間は、図3(a)〜(c)の何れの場合も変わらない。
このような運転支援が実行されることで、車両1のドライバは、車両1の死角となる後側方から接近する他車両が存在することや、かかる他車両が所定時間後に車両1に達することを把握することができる。これにより、車両1のドライバは、他車両が走行している車線への車線変更時や、高速道路への合流時など注意を払うことができ、これはドライバの安全性向上や運転負担軽減につながる。
ここで、本実施形態に係るECU2は、上記のTTC閾値増減部12を具備して構成されている。TTC閾値増減部12は、上記の運転支援制御部11とも信号をやり取りし、車両1の後側方から接近する他車両の状態に応じて、TTC閾値Thを増加させる又は減少させる。従って、該他車両の状態に応じて、TTC閾値Thを増加させて運転支援を行うタイミングを早めることができるだけでなく、TTC閾値Thを減少させて運転支援を行うタイミングを遅らせることもできる。よって、車両1のドライバにとって相応しいタイミングで運転支援を行うことができる。
TTC閾値増減部12の他車両加速度検出部15は、電波レーダ5及び車外カメラ6等の情報に基づき、車両1の後側方から接近する他車両の加速度を検出する。そして、TTC閾値増減部12は、検出された他車両の加速度に基づき、該他車両が加速中であるか減速中であるかを判断する。TTC閾値増減部12は、該他車両が加速中であると判断した場合、TTC閾値Thに所定値α(例えば所定値α1)だけ増加させた値をTTC閾値Thとして更新し(TTC閾値Th+所定値α1→TTC閾値Th:図4(a)参照)、更新したTTC閾値Thを運転支援制御で用いるべく、運転支援制御部11に対して信号を出力する。
車両1の後側方から接近する他車両が加速中であると、その後も加速して更なる高速で車両1に接近する可能性が高い。そのような状況下では、車両1のドライバに対して通常よりも早いタイミングで運転支援がなされるのが好ましい。この点、本実施形態によれば、そのような状況下において通常よりも早いタイミングで運転支援を実行でき、これにより、車両1のドライバにとっては、通常よりも早いタイミングで他車両に対して注意を払うことができる。
一方、TTC閾値増減部12は、車両1の後側方から接近する他車両が減速中であると判断した場合、該TTC閾値Thに所定値β(例えば所定値β1)だけ減少させた値をTTC閾値Thとして更新し(TTC閾値Th−所定値β1→TTC閾値Th:図4(b)参照)、更新したTTC閾値Thを運転支援制御で用いるべく、運転支援制御部11に対して信号を出力する。
車両1の後側方から接近する他車両が減速中であると、その後も減速しながら車両1に接近する可能性が高い。また、減速し続け、車両1よりも低速となって車両1のドライバに対する運転支援が不要となる可能性も高くなる。そのような状況下では、運転支援のタイミングを通常よりも遅らせても車両1の安全性を確保できる。この点、本実施形態によれば、そのような状況下において運転支援のタイミングを通常よりも遅らせることができ、これにより、車両1のドライバにとっては、不要な運転支援や早すぎて煩わしい運転支援が行われるのを回避できる。
更に、TTC閾値増減部12の他車両種類検出部16は、電波レーダ5及び車外カメラ6等の情報に基づき、車両1の後側方から接近する他車両の大きさや車種を検出する。そして、TTC閾値増減部12は、検出された他車両の大きさや車種に基づき、該他車両が大型車両又は二輪であるか小型車両であるかを判断する。
大型車両としては、大型バス、大型貨物自動車及び大型トラック等が挙げられる。免許区分に縛られず、いわゆる普通自動車より大きい車両(馬力が高い、乗車定員が多い、積載量が多い、総重量が重い等)を大型車両として捉えてもよい。二輪としては、バイク等、いわゆる二輪車が挙げられる。小型車両としては、軽自動車や軽トラック等が挙げられる。免許区分に縛られず、いわゆる普通自動車より小さい車両(馬力が低い、乗車定員が少ない、積載量が少ない、総重量が軽い等)を小型車両として捉えてもよい。
TTC閾値増減部12は、該他車両が大型車両又は二輪であると判断した場合、TTC閾値Thに所定値α(例えば所定値α2)だけ増加させた値をTTC閾値Thとして更新し(TTC閾値Th+所定値α2→TTC閾値Th:図4(c)参照)、更新したTTC閾値Thを運転支援制御で用いるべく、運転支援制御部11に対して信号を出力する。
大型車両は一般に、いわゆる普通自動車と比べて制動距離が長い。また、二輪は一般に、いわゆる普通自動車と比べてスリップしやすく走行安定性を確保しにくい。そのような大型車両や二輪が車両1の後側方から接近している状況下では、車両1のドライバに対して通常よりも早いタイミングで運転支援がなされるのが好ましい。この点、本実施形態によれば、そのような状況下において通常よりも早いタイミングで運転支援を実行でき、これにより、車両1のドライバにとっては、通常よりも早いタイミングで他車両に対して注意を払うことができる。
一方、TTC閾値増減部12は、車両1の後側方から接近する他車両が小型車両であると判断した場合、該TTC閾値Thに所定値β(例えば所定値β2)だけ減少させた値をTTC閾値Thとして更新し(TTC閾値Th−所定値β2→TTC閾値Th:図4(d)参照)、更新したTTC閾値Thを運転支援制御において用いるべく、運転支援制御部11に対して信号を出力する。
小型車両は一般に、いわゆる普通自動車と比べて制動距離が短い。そのような小型車両が車両1の後側方から接近している状況下では、運転支援のタイミングを通常よりも遅らせても車両1の安全性を確保できる。この点、本実施形態によれば、そのような状況下において運転支援のタイミングを通常よりも遅らせることができ、これにより、車両1のドライバにとっては、不要な運転支援や早すぎて煩わしい運転支援が行われるのを回避できる。
上記の運転支援制御において、TTC閾値Thを増加させた所定値αと、TTC閾値Thを減少させた所定値βと、は同じ値でも異なる値でもよい。また、所定値α1と所定値α2とは同じ値でも異なる値でもよく、所定値β1と所定値β2とは同じ値でも異なる値でもよい。これらは、ドライバの運転者の個性や試験等により予め設定することができる。
図5は、ECU2により実行される運転支援制御のフローの一例を示している。ステップS1で走行中の自車両速度Sp1を検出し、ステップS2で他車両速度Sp2を検出し、ステップS3で車両1と他車両との車間距離Dを検出する。なお、ステップS1〜S3の順序はそれぞれ入れ替え可能である。
ステップS4で、ステップS1〜ステップS3において検出された情報に基づき、車両1の後側方から接近する他車両が車両1に達する衝突可能性時間T_ttcを算出する。次いで、ステップS5で該他車両が加速中であるか否か(減速中でないか否か)を判断する。ステップS5において他車両が加速中であると判断された場合(ステップS5;Yes)、ステップS6でTTC閾値Thに所定値α1を増加させた値をTTC閾値Thとして更新し、ステップS8に進む。一方、ステップS5において他車両が加速中でない(他車両が減速中である)(ステップS5;No)と判断された場合、ステップS7でTTC閾値Thから所定値β1を減少させた値をTTC閾値Thとして更新し、ステップS8に進む。
次いで、ステップS8で、車両1の後側方から接近する他車両が大型車両又は二輪であるか否かを判断する。ステップS8において該他車両が大型車両又は二輪であると判断された場合(ステップS8;Yes)、ステップS9でTTC閾値Thに所定値α2を増加させた値をTTC閾値Thとして更新し、ステップS12に進む。
一方、ステップS8において、車両1の後側方から接近する他車両が大型車両又は二輪でないと判断された場合(ステップS8;No)、ステップS10に進み、該他車両が小型車両であるか否かを判断する。ステップS10において該他車両が小型車両であると判断された場合(ステップS10;Yes)、ステップS11でTTC閾値Thから所定値β2を減少させた値をTTC閾値Thとして更新し、ステップS12に進む。ステップS10において他車両が小型車両でないと判断された場合(大型車両、二輪及び小型車両の何れでもない、いわゆる普通自動車である場合)(ステップS10;No)にもステップS12に進む。
ステップS12では、ステップS3において算出した衝突可能性時間T_ttcと、ステップS6、ステップS7、ステップS9及びステップS11における更新を反映させたTTC閾値Thと、を比較して、衝突可能性時間T_ttcがTTC閾値Th以下であるか否かを判断する。
ステップS12において、衝突可能性時間T_ttcがTTC閾値Th以下であると判断された場合(ステップS12;Yes)、ステップS13で、車両1のドライバに対して運転支援(警告表示や警報等)を行い、本フローを終了する。一方、ステップS12において、衝突可能性時間T_ttcがTTC閾値Thを越えると判断された場合(ステップS12;No)、ステップS1に戻って本フローを繰り返す。なお、ドライバに対する運転支援(警告表示や警報等)は、運転支援を継続して実行してから所定時間が経過したことや、衝突可能性時間T_ttcがTTC閾値Thを超えたことをもって終了することができる。
以上説明した運転支援制御装置及び車両1によれば、車両1の後側方から接近する他車両の状態に応じて、TTC閾値Thを増加させて運転支援を行うタイミングを早めることができるだけでなく、TTC閾値Thを減少させて運転支援を行うタイミングを遅らせることもできる。よって、該ドライバにとって相応しいタイミングで運転支援を行うことができる。
特に、本実施形態では、車両1の後側方から接近する他車両が加速中であるか減速中であるかに応じて、また、該他車両が大型車両又は二輪であるか小型車両であるかに応じて、運転支援を行うタイミングを早めたり、また遅らせたりすることができる。よって、より好適な態様で、該ドライバにとって相応しいタイミングで運転支援を行うことができる。
(実施形態2)
本実施形態に係る運転支援制御装置及び車両は、実施形態1と比べ、車両1の後側方から接近する他車両のドライバの状態や、該他車両のドライバの運転履歴も加味して、TTC閾値を増加させる又は減少させる点が異なる。以下、実施形態1と異なる部分を中心に説明する。
図6は、本実施形態に係るECU2Aの構成例を機能的なブロックで示している。ECU2Aは、運転支援制御部11と、TTC閾値増減部12Aと、を具備して構成されている。TTC閾値増減部12Aは、他車両加速度検出部15と、他車両種類検出部16と、他車両ドライバ状態検出部17と、他車両ドライバ履歴検出部18と、を具備して構成されている。このうち、運転支援制御部11と、他車両加速度検出部15と、他車両種類検出部16と、のそれぞれの構成や機能は、基本的には実施形態1と同様である。
TTC閾値増減部12Aの他車両ドライバ状態検出部17は、他車両と信号をやり取りし、また他車両のドライバが有する携帯端末機器(スマートフォン等)に蓄積されたデータから情報を収集し、車両1の後側方から接近する他車両のドライバの状態(ドライバ状態)を検出する。そして、TTC閾値増減部12Aは、検出された他車両のドライバ状態に基づき、他車両のドライバが運転に集中しているか否かを判断する。なお、電波レーダ5や車外カメラ6等の情報を利用して、ドライバ状態を検出してもよい。
他車両のドライバが運転に集中していることは、他車両のドライバが両手でハンドルを操作している、他車両のドライバが飲食や喫煙をしていない、他車両のドライバが正面を向いて先行車両を視認している、等の状況を捉えて総合的に判断できる。逆に、他車両のドライバが運転に集中していないことは、例えば、他車両のドライバが片手でハンドルを操作している、他車両のドライバが飲食や喫煙をしている、他車両のドライバが頻繁に脇見をする、等の状況を捉えて総合的に判断できる。なお、他車両が、例えばバックミラー近傍やステアリング近傍に車内カメラを具備していたり、またドライバの不注意状態(脇見や居眠り等)を検知可能なモニタシステムを搭載していたりする場合には、それらの車内カメラやモニタシステムによる検知結果を本制御に利用してもよい。
TTC閾値増減部12Aは、他車両のドライバが運転に集中していないと判断した場合、TTC閾値Thに所定値α(例えば所定値α3)だけ増加させた値をTTC閾値Thとして更新し(TTC閾値Th+所定値α3→TTC閾値Th:図7(a)参照)、更新したTTC閾値Thを運転支援制御で用いるべく、運転支援制御部11に対して指示信号を出力する。
他車両のドライバが運転に集中していない場合、緊急時の他車両のブレーキタイミングが遅れる可能性が高くなる。また、他車両の挙動も予測しにくくなる。そのような状況下では、車両1のドライバに対して通常よりも早いタイミングで運転支援がなされるのが好ましい。この点、本実施形態によれば、そのような状況下において通常よりも早いタイミングで運転支援を実行でき、これにより、車両1のドライバにとっては、通常よりも早いタイミングで他車両に対して注意を払うことができる。
一方、TTC閾値増減部12Aは、他車両のドライバが運転に集中していると判断した場合、TTC閾値Thから所定値β(例えば所定値β3)だけ減少させた値をTTC閾値Thとして更新し(TTC閾値Th−所定値β3→TTC閾値Th:図7(b)参照)、更新したTTC閾値Thを運転支援制御で用いるべく、運転支援制御部11に対して指示信号を出力する。
他車両のドライバが運転に集中している場合、その他車両のドライバは車両1を視認して十分に注意しながら運転している可能性が高い。そのような状況下では、車両1のドライバに対する運転支援のタイミングを通常よりも遅らせても車両1の安全性を確保できる。この点、本実施形態によれば、そのような状況下において運転支援のタイミングを通常よりも遅らせることができ、これにより、車両1のドライバにとっては、その必要性が低い運転支援が行われるのを回避できる。
更に、TTC閾値増減部12Aの他車両ドライバ履歴検出部18は、他車両と信号をやり取りし、また他車両のドライバが有する携帯端末機器(スマートフォン等)に蓄積されたデータから情報を収集し、他車両のドライバの運転履歴(ドライバ運転履歴)を取得する。そして、TTC閾値増減部12Aは、検出されたドライバ運転履歴が安定傾向にあるか否かを判断する。
他車両のドライバ運転履歴が安定傾向にあることは、他車両について、走行ラインのズレ量が少ない、急停止や急発進が少ない、ヨートレート変化が少ない等の状況を捉えて総合的に判断できる。逆に、他車両のドライバ運転履歴が安定傾向にないことは、他車両について、走行ラインのズレ量が多い、急停止や急発進が多い、ヨートレート変化が多い等の状況を捉えて総合的に判断できる。
なお、他車両ドライバ履歴検出部18は、他車両と信号をやり取りし、また他車両のドライバが有する携帯端末機器(スマートフォン等)に蓄積されたデータから情報を収集し、他車両のドライバの個性情報を参照してもよい。このような個性情報としては、他車両のドライバが、割り込みをされると車間距離をつめてくる性格であるか否か、運転暦が浅い初心ドライバであるか否か、所定年齢以上の高齢ドライバであるか否か、事故や違反を起こしていない優良ドライバであるか否か、等が挙げられる。
従って、他車両のドライバ運転履歴が安定傾向にあることは、他車両のドライバについて、割り込みをされても車間距離をつめてこない性格である、運転暦が長い、高齢ドライバでない、優良ドライバである、等の状況を捉えて総合的に判断できる。逆に、他車両のドライバ運転履歴が安定傾向にないことは、他車両のドライバについて、割り込みをされると車間距離をつめてくる性格である、運転暦が浅い、高齢ドライバである、優良ドライバでない、等の状況を捉えて総合的に判断できる。
TTC閾値増減部12Aは、他車両のドライバ運転履歴が安定傾向にないと判断した場合、TTC閾値Thに所定値α(例えば所定値α4)だけ増加させた値をTTC閾値Thとして更新し(TTC閾値Th+所定値α4→TTC閾値Th:図7(c)参照)、更新したTTC閾値Thを運転支援制御で用いるべく、運転支援制御部11に対して指示信号を出力する。
運転履歴が安定傾向にないドライバによって運転される他車両に対しては、通常よりも早めに注意を払うことができたほうがよい。この点、本実施形態によれば、そのような状況下において通常よりも早いタイミングで運転支援を実行でき、これにより、車両1のドライバにとっては、通常よりも早いタイミングで他車両に対して注意を払うことができる。
一方、TTC閾値増減部12Aは、他車両のドライバ運転履歴が安定傾向にあると判断した場合、該TTC閾値Thから所定値β(例えば所定値β4)だけ減少させた値をTTC閾値Thとして更新し(TTC閾値Th−所定値β4→TTC閾値Th:図7(d)参照)、更新したTTC閾値Thを運転支援制御で用いるべく、運転支援制御部11に対して指示信号を出力する。
運転履歴が安定傾向にあるドライバであれば、そのような安定した走行を継続させたまま車両1に接近してくる可能性が高い。そのような状況下では、車両1のドライバに対する運転支援のタイミングを通常よりも遅らせても車両1の安全性を確保できる。この点、本実施形態によれば、そのような状況下において運転支援のタイミングを通常よりも遅らせることができ、これにより、車両1のドライバにとっては、その必要性が低い運転支援が行われるのを回避できる。
上記の運転支援制御において、TTC閾値Thを増加させた所定値αと、TTC閾値Thを減少させた所定値βと、は同じ値でも異なる値でもよい。また、所定値α1〜所定値α4はそれぞれ同じ値でも異なる値でもよく、所定値β1〜所定値β4はそれぞれ同じ値でも異なる値でもよい。これらは、ドライバの運転者の個性や試験等により予め設定することができる。
以上説明した運転支援制御装置及び車両によれば、他車両の状態に関する情報に加えて、他車両のドライバ状態や、他車両のドライバ運転履歴に関する情報も加味して、TTC閾値Thを増加させて車両1のドライバに対する運転支援を行うタイミングを早めることができるだけでなく、TTC閾値Thを減少させて車両1のドライバに対する運転支援を行うタイミングを遅らせることもできる。よって、極めて好適な態様で、該ドライバにとって相応しいタイミングで運転支援を行うことができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の運転支援制御装置及び車両の一態様について説明したが、本発明は上記の実施形態1〜2の何れかに限定されるものではない。上記の実施形態1〜2は本発明の範囲内で互いに組み合わせることが可能である。本発明の範囲内であれば、上記の実施形態1に実施形態2の一部を組み合わせることも可能である。
本発明の運転支援制御装置及び車両は、ドライバにより車両の走行が制御される運転(手動運転)であっても、制御装置により車両の走行が制御される運転(自動運転)であっても、本発明の範囲において適用できる。また、本発明の運転支援制御装置及び車両は、エンジンを駆動源とする自動車、走行用モータを駆動源とする電気自動車(EV)、並びに走行用モータ及びガソリンを駆動源とするプラグインハイブリッド自動車(PHEV)等、これらの種類に関わらず本発明の範囲において適用できる。
本発明は、自車両の後側方から接近する他車両との衝突を回避するため、自車両のドライバに対して運転支援を行うための産業分野で利用することができる。
1 車両
2,2A ECU
3 アクセルペダル
4 ブレーキペダル
5 電波レーダ
6 車外カメラ
6a サイドカメラ
6b リアカメラ
7 運転支援制御実行スイッチ
8 表示エリア
9 インジケータ
10 スピーカ
11 運転支援制御部
12,12A 閾値増減部
13 T_ttc算出部
14 運転支援実行部
15 他車両加速度検出部
16 他車両種類検出部
17 他車両ドライバ状態検出部
18 他車両ドライバ履歴検出部
Sp1 自車両速度
Sp2 他車両速度
D 車間距離
T_ttc 衝突可能性時間

Claims (8)

  1. 自車両の後側方から接近する他車両との相対速度及び車間距離に基づき、前記他車両が前記自車両に達するまでの衝突可能性時間を算出し、前記衝突可能性時間が所定のTTC閾値以下である場合、前記自車両のドライバに対して運転支援を行う運転支援制御装置において、
    前記他車両の状態に応じて、前記TTC閾値を増加させる又は減少させるTTC閾値増減部を具備すること
    を特徴とする運転支援制御装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援制御装置であって、
    前記TTC閾値増減部は、
    前記他車両が加速中の場合には前記TTC閾値を増加させ、前記他車両が減速中の場合には前記TTC閾値を減少させること
    を特徴とする運転支援制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の運転支援制御装置であって、
    前記TTC閾値増減部は、
    前記他車両が大型車両又は二輪の場合には前記TTC閾値を増加させ、前記他車両が小型車両の場合には前記TTC閾値を減少させること
    を特徴とする運転支援制御装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の運転支援制御装置であって、
    前記他車両のドライバ状態を検出する他車両ドライバ状態検出部を具備し、
    前記TTC閾値増減部は、検出される前記ドライバ状態に応じて、前記TTC閾値を増加させる又は減少させること
    を特徴とする運転支援制御装置。
  5. 請求項4に記載の運転支援制御装置であって、
    前記TTC閾値増減部は、
    検出される前記ドライバ状態に基づき前記他車両のドライバが運転に集中しているか否かを判断し、前記集中していないと判断された場合には前記TTC閾値を増加させ、前記集中していると判断された場合には前記TTC閾値を減少させること
    を特徴とする運転支援制御装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の運転支援制御装置であって、
    前記他車両のドライバ運転履歴を取得する他車両ドライバ履歴検出部を具備し、
    前記TTC閾値増減部は、検出される前記ドライバ運転履歴に応じて、前記TTC閾値を増加させる又は減少させること
    を特徴とする運転支援制御装置。
  7. 請求項6に記載の運転支援制御装置であって、
    前記TTC閾値増減部は、
    検出される前記ドライバ運転履歴が安定傾向にあるか否かを判断し、前記安定傾向にないと判断された場合には前記TTC閾値を増加させ、前記安定傾向にあると判断された場合には前記TTC閾値を減少させること
    を特徴とする運転支援制御装置。
  8. 自車両の後側方から接近する他車両との相対速度及び車間距離に基づき、前記他車両が前記自車両に達するまでの衝突可能性時間を算出し、前記衝突可能性時間が所定のTTC閾値以下である場合、前記自車両のドライバに対して運転支援を行う運転支援制御装置を備えた車両において、
    前記他車両の状態に応じて、前記TTC閾値を増加させる又は減少させるTTC閾値増減部を具備すること
    を特徴とする車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022030270A1 (ja) * 2020-08-06 2022-02-10 株式会社デンソー 車両用表示制御装置、車両用表示制御システム、及び車両用表示制御方法
US11440566B2 (en) 2019-08-29 2022-09-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control system
US11634132B2 (en) 2019-08-29 2023-04-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle deceleration control system

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