JP2019096110A - トンネル内交通流監視システム - Google Patents
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本発明は、トンネル内交通流監視システムに於いて、
トンネル長手方向に所定間隔で設置され、筐体内に収納されたノズル付きのホースを引き出して消火する複数の消火栓装置と、
複数の消火栓装置毎に配置され、消火栓装置の前を通過する車両を検出する車両センサと、
トンネル長手方向に配置された一対の車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の少なくとも台数及び車速を含む車両情報を測定する測定部と、
測定部で測定された車両情報に基づいてトンネル内の車両交通状態を判断して報知する交通判断部と、
が設けられたことを特徴とする。
消火栓装置のトンネル長手方向となる左右近傍に一対の車両センサが配置され、
測定部は、消火栓装置毎に配置された一対の車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の車両情報を測定する。
消火栓装置毎に車両センサが配置され、
測定部は、トンネル長手方向に隣接する消火栓装置に配置された一対の車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の車両情報を測定する。
車両センサとして、磁気センサ、超音波センサ又は赤外線センサが設けられる。
交通判断部は、消火栓装置の設置場所毎の車速に基づいて単位時間当りの平均車速を求め、トンネル内における平均車速の分布を報知させる。
測定部は、平均車速を求める前記単位時間内に車両の通過がない場合は、その前の単位時間内に求めた平均車速を保持させる。
交通判断部は、トンネル全長に対応して渋滞が発生する所定の閾値台数を設定し、測定部で測定された車両情報から求めたトンネル内を通行している車両台数が閾値台数以上となった場合に、渋滞発生を予想して報知させる。
交通判断部は、
トンネル内を前記消火栓装置の設置間隔の倍数の長さとなる複数の渋滞監視区間に分割すると共に、渋滞監視区間の長さに対応して渋滞が発生する所定区間の閾値台数を設定し、
測定部で測定された車両情報から求めた渋滞監視区間内を通行している車両台数が所定区間の閾値台数以上となった場合に、渋滞発生を予想して渋滞監視区間単位に報知させる。
閾値台数は、1キロメートルの区間に25台以上の車両が存在した場合に渋滞が発生する、とした所定の渋滞発生基準に基づいて設定される。
交通判断部は、車両情報に基づいてトンネル内での車両の停止を判断して報知させる。
交通判断部は、トンネル内を通行中の車両が停止した場合に予想される所定の車両停止間隔と消火栓装置の設置間隔との最小公倍数となる設置間隔で位置する停止車両監視用の消火栓装置を設定し、停止車両監視用の消火栓装置に対応した車両情報に基づいて、トンネル内の停止車両を判断して報知させる。
交通判断部は、停止車両監視用の消火栓装置に設けられた車両センサから所定時間を超えて車両検出信号が継続的に出力されている場合に車両停止と判断する。
測定部は、車両センサの検出信号から通過車両の車長を測定し、
交通判断部は、車長に基づき通過車両の大きさを複数種類に分類し、分類した車両の種類毎に通過台数を求めて報知させる。
本発明は、トンネル長手方向に所定間隔で設置され、筐体内に収納されたノズル付きのホースを引き出して消火する複数の消火栓装置と、複数の消火栓装置毎に配置され、消火栓装置の前を通過する車両を検出する車両センサと、トンネル長手方向に配置された一対の車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の少なくとも台数及び車速を含む車両情報を測定する測定部と、測定部で測定された車両情報に基づいてトンネル内の車両交通状態を判断して報知する交通判断部とが設けられたため、トンネル内には例えば50メートル間隔で消火栓装置が設置されており、消火栓装置の配置間隔となる50メートル間隔といった高い精度で車両の台数及び車速を測定することができ、車両情報の測定精度が格段に高められることで、渋滞状態を含むトンネル内の車両交通状態を高い精度で把握可能とする。
また、消火栓装置のトンネル長手方向となる左右近傍に一対の車両センサが配置され、測定部は、消火栓装置毎に配置された一対の車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の車両情報を測定するようにしたため、消火栓装置の筐体はトンネル長手方向の幅が1.8メートル程度であり、筐体の左右両側に一対の車両センサが配置されることで、消火栓装置の前の1.8メートル程度の区間を通過する車両の台数及び車速を高精度で測定可能とする。また、一対の車両センサの設置間隔が車両の長さに対し短いことから、一対の車両センサの検出信号と測定された車速から車両の長さを求めることができる。
また、消火栓装置毎に車両センサが配置され、測定部は、トンネル長手方向に隣接する消火栓装置に配置された一対の車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の車両情報を測定するようにしたため、消火栓装置の配置間隔となる50メートルの区画を通過する車両の台数及び速度を高精度で測定可能とする。この場合に測定される車速は、消火栓装置の設置間隔で決まる50メートル区間の平均速度となる。
また、車両センサとして、磁気センサ、超音波センサ又は赤外線センサが設けられ、何れも消火栓装置の筐体前面に道路に向けて設置することで、通過車両を確実に検出することができる。
また、交通判断部は、消火栓装置の設置場所毎の車速に基づいて単位時間当りの平均車速を求め、トンネル内における平均車速の分布を報知させるようにしたため、例えば、監視センター等の表示装置に、消火栓装置の設置間隔で決まる例えば50メートル間隔毎の平均車速の分布がリアルタイムで表示でき、この平均車速のトンネル内分布を監視することで、トンネル全体としての車両の通行状態を高い精度で把握可能とする。
また、測定部は、平均車速を求める前記単位時間内に車両の通過がない場合は、その前の単位時間内に求めた平均車速を保持させるようにしたため、トンネル内での事故発生し、事故発生場所の後方の時速ゼロキロメートルとなる車両停止を示す平均車速の分布となり、これに対し事故発生場所の前方の車両が全てトンネル内がら出て平均車速が求められなくなった場合にも、事故発生場所の前方の平均車速は最後に求められた平均車速を維持しており、事故発生場所の後方の時速ゼロキロメートルとなる車両停止を示す平均車速分布と区別できる。
また、交通判断部は、トンネル全長に対応して渋滞が発生する所定の閾値台数を設定し、測定部で測定された車両情報から求めたトンネル内を通行している車両の台数が閾値台数以上となった場合に、渋滞発生を予想して報知させるようにしたため、トンネル入口に最も近い消火栓装置の車両センサに基づき求めた通過台数から、トンネル出口に最も近い消火栓装置の車両センサに基づき求めた通過台数を差し引くことで、現在のトンネル内を通行している車両台数が求まり、これが所定の閾値台数以上の場合にトンネル全体としての渋滞発生を予測して報知が可能となる。
また、交通判断部は、トンネル内を消火栓装置の設置間隔の倍数の長さとなる複数の渋滞監視区間に分割すると共に、渋滞監視区間の長さに対応して渋滞が発生する所定区間の閾値台数を設定し、測定部で測定された車両情報から求めた渋滞監視区間内を通行している車両の台数が所定区間の閾値台数以上となった場合に、渋滞発生を予想して渋滞監視区間単位に報知させるようにしたため、例えば車両センサが設置された消火栓装置の配置間隔は50メートルであることから、例えばトンネル全長が1000メートルとすると、トンネル内を例えば200メートルの渋滞監視区間に分け、渋滞監視区間毎に、区間入口の消火栓装置に設けた車両センサに基づき求めた通過台数から、区間出口の消火栓装置に設けた車両センサに基づき求めた通過台数を差し引くことで、現在の渋滞監視区間内を通行している車両の台数が求まり、これが所定の渋滞監視区画の閾値台数以上の場合に区間内の渋滞発生を予測して報知が可能となり、トンネル内における渋滞状態を高い精度で把握可能とする。
トンネル全体又はトンネル内の渋滞監視区間の渋滞を判断するための渋滞閾値は、1キロメートルの区間に25台以上の車両が存在した場合に渋滞が発生する、とした所定の渋滞発生基準に基づいて設定されたため、この渋滞閾値は、セルオートマトン法による交通流モデルのシミュレーションから求められた値であり、従来の微分方程式を出発点としたアプローチでは予測困難な渋滞現象を正確に予測することを可能とする。
また、交通判断部は、車両情報に基づいてトンネル内での車両の停止を判断して報知させるようにしたため、火災を伴う車両事故の発生によりトンネル内に停止している車両の状態が高い精度で把握可能となり、避難誘導や消防活動等の対処がより適切に行うことを可能とする。
また、交通判断部は、トンネル内を通行中の車両が停止した場合に予想される所定の車両停止間隔と消火栓装置の設置間隔との最小公倍数となる設置間隔で位置する停止車両監視用の消火栓装置を設定し、停止車両監視用の消火栓装置に対応した車両情報に基づいて、トンネル内の停止車両を判断して報知させるようにしたため、例えば、車両が停止した場合に予想される停止車両間隔は例えば15メートルであり、消火栓装置の設置間隔は50メートルであることから、両者の最小公倍数は150メートルとなり、150メートル間隔となる消火栓装置を車両停止監視用としてその車両センサに基づいて停止車両の存在を正確に把握可能とする。
また、測定部は、車両センサの検出信号から通過車両の車長を測定し、交通判断部は、測定部で測定された車長に基づき通過車両の大きさを複数種類に分類し、分類した車両の種類毎に通過台数を求めて報知させるようにしたため、消火栓装置に設けられた車両センサを利用して、トンネルを通過する車両の台数を、例えば、大型車、中型車、小型車に分けて測定することができ、トンネル内交通量の更に詳しい解析を可能とする。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火栓装置を含むトンネル非常用設備を示した説明図である。図1に示すように、トンネル100内は蒲鉾形のトンネル壁面102により覆われ、底部には道路104が設けられており、この例にあっては、道路104は1方向2車線としている。
図2は車両センサが設けられた消火栓装置を正面から示した説明図、図3は図2について消火栓扉を外して本体内部構造を示した説明図である。
図2に示すように、消火栓装置10は、消火栓側と消火器側の筐体12に分割された構造であり、前面に分割した化粧板14a,14bが各々装着され、筐体12に対し必要な機器及び部材が組付けられた後に連結固定され、この状態でトンネル現場に搬入して架台11上に設置されている。
図3に示すように、筐体12の略中央にはホース収納空間36が形成され、その右側にバルブ類収納空間38が形成されている。
図4は防災受信盤により監視制御を行う消火栓装置を備えたトンネル用非常設備の概略を示した説明図である。
図5は図2の防災受信盤と消火栓制御装置の機能構成を示したブロック図であり、トンネル交通流監視システムとしての機能を備える。
図5に示すように、消火栓装置10には、消火栓制御部126と伝送部128が設けられる。伝送部128は防災受信盤70との間でIPパケットの送受信を行う。このため伝送部128には固有のIPアドレスが設定されている。
消火栓装置10に設置された車両センサ60,62としては、磁気センサ、超音波センサ又は赤外線センサを用いることができる。磁気センサは車両の通過に伴う磁気変化を検出する。超音波センサは道路に向けて超音波送信器から超音波を送信し、車両の通過に伴う反射波を超音波受信器で受信して車両を検出する。赤外線センサは発光器から赤外線を道路に向けて照射し、車両の通過に伴う反射波を受光器で受信して車両を検出する。
V=L/ΔT1=L/(t1−t2) (式1)
車長VLは、車速Vと例えば車両センサ60の立上り時刻t1から立下り時刻t3までの時間差ΔT2から次式で算出される。
VL=V・ΔT2=V(t1−t3) (式2)
なお、車長VLは車両センサ62からも同様に求め、車両センサ60から求めた車長との平均値を算出することで、精度を高めても良い。
再び図5を参照するに、消火栓制御部126には測定部130の機能が設けられる。測定部130は、車両センサ60,62の検出信号に基づいて、消火栓装置10の設置場所を通過する車両について、台数、車速及び車長を測定する。測定部130による台数の測定は、図6に示した例えば車両センサ60の検出信号の立上りに同期したパルスを生成してカウンタで計数する。また、測定部130による車速と車長の測定は前記(式1)及び(式2)による。
図5に示すように、防災受信盤70は盤制御部110を備え、盤制御部110は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
盤制御部110は、交通判断部124の機能が設けられる。交通判断部124は、消火栓装置10に対する呼出信号の送信に対し、消火栓装置10の測定部130で測定された車両情報を含む応答信号を受信した場合、受信した車両情報に基づきトンネル内の車両交通状態を判断して報知させる制御を行う。
交通判断部124は、消火栓装置10の測定部130で算出された単位時間当りの平均車速に基づき、トンネル内における平均車速の分布を生成し、例えば、表示部116のディスプレイや監視センターに設置されている監視用のディスプレイに、トンネル内の平均車速分布をグラフにより表示させる制御を行う。
また、防災受信盤70に設けられた交通判断部124は、トンネル全長に対応して渋滞が発生する所定の閾値台数Nthを設定し、消火栓装置10の測定部130で測定された車両情報から求めたトンネル内を通行している車両の台数が閾値台数Nth以上となった場合に、渋滞発生を予想して報知させる制御を行う。
ΔN=Nin−Nout (式3)
また、交通判断部124は、渋滞発生を予想するための閾値台数Nthとして、セルオートマトン(Cellular Automaton)法で予測された「1キロメートルの区間に25台以上の車両が存在した場合に渋滞が発生する」とした所定の渋滞発生基準に基づいて設定する。
また、交通判断部124は、トンネル内を消火栓装置10の設置間隔の倍数Kの長さとなる複数の渋滞監視区間に分割すると共に、渋滞監視区間の長さKLに対応して渋滞が発生する所定の区間閾値台数KNthをセルオートマトン法に基づいて設定し、渋滞監視区間内を通行している車両の台数が区間閾値台数KNth以上となった場合に、渋滞発生を予想して渋滞監視区間単位に報知させる制御を行う。
ΔKN=KNin−KNout (式4)
例えばトンネル入口側の消火栓装置10からトンネル出口側の消火栓装置10までの距離で決まるトンネル長を1キロメートルとした場合、これを200メートル単位の5つの渋滞監視区間に分割する。この場合の渋滞予測の区画閾値台数KNthは、セルオートマトン法によるとKNth=5台となる。
また、交通判断部124は、消火栓装置10に設けた車両センサ60,62の検出信号から測定部130で測定された車両情報に基づいてトンネル内での車両の停止を判断して報知させる制御を行う。
(消火栓装置の設置間隔)
上記の実施形態は、トンネル内に50メートル間隔で配置した消火栓装置10の全てに車両センサを設けて車両情報を測定しているが、これに限定されない。例えば、100メートル間隔、150メートル間隔、200メートル間隔等のように、車両センサを設けて車両情報を測定する消火栓装置を定めるようにしても良い。
上記の実施形態は、消火栓装置毎に平均車速を求め、トンネル内での平均車速分布を表示して車両通行状態を判断できるようにしているが、これに限定されない。例えば、オーバースピードを判定する制限速度閾値、例えば時速120キロメートルを設定し、制限速度閾値を超える車速が測定された場合に、図7及び図8に示した平均速度分布のグラフ表示を利用して、オーバースピード棒グラフを消火栓単位に表示し、このオーバースピード棒グラフは、時間の経過に伴ってトンネル内を移動していく表示となり、トンネル内をオーバースピードで走行している車両を追跡表示させるようにしても良い。
また、上記の実施形態は、トンネル内の2車線のうち、消火栓装置に近い手前の車線を走行する車両を車両センサで検出して車両情報を測定しているが、これに限定されない。例えば、消火栓装置の設置場所となるトンネル壁の高い位置又は反対側のトンネル壁に、外側の車線を検出エリアとする一対の車両センサを別に設け、2車線の各々について車両情報を測定して車両交通状態を判断して報知させるようにしても良い。
上記の実施形態は、消火栓装置に車両センサを設置しているが、これに限定されない。例えば、トンネル内に照明装置が設置されていることから、所定間隔の照明装置毎に車両センサを設置しても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:筐体
14a,14b:化粧枠
16,17:扉開口部
18:消火栓扉
36:ホース収納空間
38:バルブ類収納空間
40:ホースバケット
42:ホース取出口
44:ホース
48:ノズル
50:給水弁
58:メンテナンス装置
60,62:車両センサ
70:防災受信盤
72:伝送路
100:トンネル
102:トンネル壁面
106:監視員通路
104:道路
108:給水本管
110:盤制御部
112,128:伝送部
124:交通判断部
128:消火栓制御部
130:測定部
Claims (13)
- トンネル長手方向に所定間隔で設置され、筐体内に収納されたノズル付きのホースを引き出して消火する複数の消火栓装置と、
前記複数の消火栓装置毎に配置され、前記消火栓装置の前を通過する車両を検出する車両センサと、
トンネル長手方向に配置された一対の前記車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の少なくとも台数及び車速を含む車両情報を測定する測定部と、
前記測定部で測定された前記車両情報に基づいてトンネル内の車両交通状態を判断して報知する交通判断部と、
が設けられたことを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項1記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、
前記消火栓装置のトンネル長手方向となる左右近傍に一対の前記車両センサが配置され、
前記測定部は、前記消火栓装置毎に配置された一対の前記車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の車両情報を測定することを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項1記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、
前記消火栓装置毎に前記車両センサが配置され、
前記測定部は、トンネル長手方向と隣接する前記消火栓装置に配置された一対の前記車両センサの検出信号に基づいて、通過する車両の車両情報を測定することを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項1記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、
前記車両センサとして、磁気センサ、超音波センサ又は赤外線センサが設けられたことを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- (トンネル内のへ平均車速分布)
請求項1記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、
前記測定部は、前記消火栓装置の設置場所毎の車速に基づいて単位時間当りの平均車速を求め、
前記交通判断部は、前記測定部で求められた平均車速に基づいて、トンネル内における前記平均車速の分布を報知させることを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項5記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、
前記測定部は、前記平均車速を求める前記単位時間内に車両の通過がない場合は、その前の単位時間内に求めた平均車速を保持させることを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項1記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、前記交通判断部は、トンネル全長に対応して渋滞が発生する所定の閾値台数を設定し、前記測定部で測定された前記車両情報から求めたトンネル内を通行している車両台数が前記閾値台数以上となった場合に、渋滞発生を予想して報知させることを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項1記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、
前記交通判断部は、
トンネル内を前記消火栓装置の設置間隔の倍数の長さとなる複数の渋滞監視区間に分割すると共に、前記渋滞監視区間の長さに対応して渋滞が発生する所定区間の閾値台数を設定し、
前記測定部で測定された前記車両情報から求めた前記渋滞監視区間内を通行している車両台数が前記所定区間の閾値台数以上となった場合に、渋滞発生を予想して前記渋滞監視区間単位に報知させることを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項7又は8記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、前記閾値台数は、1キロメートルの区間に25台以上の車両が存在した場合に渋滞が発生する、とした所定の渋滞発生基準に基づいて設定されたことを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項1記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、前記交通判断部は、前記測定部で測定された前記車両情報に基づいてトンネル内での車両の停止を判断して報知させることを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項10記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、前記交通判断部は、トンネル内を通行中の車両が停止した場合に予想される所定の車両停止間隔と前記消火栓装置の設置間隔との最小公倍数となる設置間隔で位置する停止車両監視用の消火栓装置を設定し、前記停止車両監視用の消火栓装置に対応した車両情報に基づいて、トンネル内の停止車両を判断して報知させることを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項11記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、前記交通判断部は、前記停止車両監視用の消火栓装置に設けられた前記車両センサから所定時間を超えて車両検出信号が継続的に出力されている場合に車両停止と判断することを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
- 請求項1記載のトンネル内交通流監視システムに於いて、
前記測定部は、前記車両センサの検出信号から通過車両の車長を測定し、
前記交通判断部は、前記測定部で測定された前記車長に基づき通過車両の大きさを複数種類に分類し、分類した車両の種類毎に通過台数を求めて報知させることを特徴とするトンネル内交通流監視システム。
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