JP2019095499A - コンテンツ再生システム - Google Patents

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秀一 竹田
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Abstract

【課題】記録担体を用いないという技術の流れにあえて逆行し、記録担体による再生を行うことでユーザの利便性と権利者の意図しない複製の事実上の防止を図るコンテンツ再生システムを提供する。【解決手段】コンテンツ再生システムにおいて、記録担体2を携帯装置4に近接させると、記録担体2の電源部24は、アンテナ27にて受信した信号から電源電圧を得て各部に供給し、送信手段21は、記録部23に記録されている担体IDを近距離通信部22によって送信する。携帯装置4の初期受信手段43は、近距離通信部41によってこれを受信し担体IDを得る。初期受信手段43から、近距離通信部41、アンテナ27を介して読出要求が送信されると、記録担体2の送信手段21は、記録部23に記録されている音楽データ25を送信する。音楽データ受信手段42は、送信されてきた音楽データ25を受信し再生手段44に与える。【選択図】図1

Description

この発明は、コンテンツ再生システムに関するものである。
音楽の提供形態は、レコードからコンパクトディスク(CD)に変わり、さらに記録担体(記録媒体)を使用しないダウンロードやストリーミングに変化してきた。ダウンロードやストリーミングは記録担体を使用しないという点で流通コストを抑えることができるという利点があり、広く用いられている。
レコードやCDにおいては、複製のために記録担体が必要であり、その存在によって、権利者の意図しない複製が自然と制限されていた。しかし、ダウンロードによる音楽データは、記録担体を必要としないため複製が容易であり、権利者の意図しない複製が爆発的に行われる可能性がある。
このため、従来、権利を購入した本人であることを認証した上でなければダウンロードできないようにしたり、ダウンロードを自由に可能とした上で権利を購入した本人であることを認証した上でなければ再生できないようにしたりするシステム(特許文献1参照)が提案されている。
これにより、記録担体を使用しないダウンロードにおける利点を活かしつつ、権利者の意図しない複製や再生を防止することができるようにしている。
このように、これまでの技術の流れは、音楽データを記録した記録担体を前提としたものから、記録担体を用いずに音楽データのみを流通させるという方向に進んでいる。
特開2011−216099
レコードやCDにおいては、専用の再生機器に装着しなければ再生ができず手軽さに欠けるという問題があった。また、正確に音楽データを読み取るために、物理的に極めて精度よく記録担体の位置決めをしなければならず、振動などによる誤動作や故障が生じやすいという問題があった。
ストリーミングやダウンロード方式であれば、物理的に記録担体を再生機器に装着する必要がなく上記のような問題は生じない。しかしながら、上記のストリーミングにおいては、音楽データを音楽再生のための携帯装置などに記録しないため、ネットワーク環境のないところでは再生ができないという問題があった。
また、ダウンロードによる場合には上記のような問題は生じないが、権利を持つものしか音楽データの再生ができないという問題があった。すなわち、上記の特許文献1のようなシステムでは、ユーザが購入した楽曲を友人等に貸したりすることはできず、利便性が阻害されていた。
この発明は、上記のような問題点を解決して、記録担体を用いないという技術の流れにあえて逆行し、記録担体による再生を行うことでユーザの利便性と権利者の意図しない複製の事実上の防止を図るものである。すなわち、記録担体があれば再生を可能としてユーザの利便性を実現し、記録担体がなければ複製が困難であるようにして権利者の意図しない複製を事実上防止し、さらに、記録担体による再生でありながら再生機器に対する精密な位置決めが不要であり、ユーザにとって手軽であり故障などの少ないシステムの提供を目的とする。
この発明の独立して適用可能な側面を以下に列挙する。
(1)(2)(3)この発明に係る再生システムは、音楽データ記録担体と再生装置とを備えた再生システムにおいて、
前記音楽データ記録担体は、近距離無線通信の可能な再生装置からの電波を受けるアンテナと、受信した電波に基づいて電力を得る電源部と、音楽データを記録した記録部と、電源部による電力供給を受けて、前記再生装置と通信を行い、前記記録部に記録されている音楽データを通信部によって送信する送信手段とを備え、
前記再生装置は、近距離無線通信を行うためのアンテナと、前記アンテナを介して、前記音楽データ記録担体から担体IDを通信部により受信する初期受信手段と、前記アンテナを介して、前記IDによって特定される音楽データ記録担体から音楽データを通信部により受信する音楽データ受信手段と、受信した音楽データを再生して音出力部に与える再生手段とを備えたことを特徴とする再生システムである。
したがって、記録担体がなければ再生を行うことができず、記録担体があればこれを貸し借りして再生を行うことができる。したがって、オンラインによる音楽データのように複製が無制限になされることはなく、また、権利の管理によって本人以外が一切再生できなくなるという問題がなく、自由な再生が実現される。また、記録担体とこれを再生する再生装置を近接させるだけで音楽が再生され、記録担体を精密に再生装置に位置決めして装着する必要がない。
(4)この発明に係るシステムは、初期受信手段が複数の音楽データ記録担体を認識した場合には、前記音楽データ受信手段は、最後に認識した音楽データ記録担体からの音楽データを受信して再生手段に渡すことを特徴としている。
したがって、複数の音楽データ記録担体を認識した時に、最後に認識した記録担体の音楽データを再生することができる。
(5)この発明に係るシステムは、初期受信手段が複数の音楽データ記録担体を認識した場合には、前記音楽データ受信手段は、複数の音楽データ記録担体を表示部に選択可能に表示し、ユーザによって選択された音楽データ記録担体からの音楽データを受信して再生手段に渡すことを特徴としている。
したがって、複数の音楽データ記録担体を認識した時に、ユーザによって選択された音楽データを再生することができる。
(6)この発明に係るシステムは、再生手段は、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けてサーバ装置に記録するために送信することを特徴としている。
したがって、サーバ装置の側に当該記録担体の再生履歴を記録することができる。
(7)この発明に係るシステムは、再生手段は、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、音楽データ記録担体に記録するために送信することを特徴としている。
したがって、記録担体の側に当該記録担体の再生履歴を記録することができる。
(8)この発明に係るシステムは、初期受信手段が、前記音楽データ記録担体からのIDを受信した際に、前記音楽データ受信手段および再生手段を構築するためのプログラムを備えていない場合、当該プログラムをインターネットを介してプログラム配信サーバ装置から取得するための処理を行うことを特徴としている。
したがって、容易に音楽データ受信手段、再生手段を構築するためのプログラムを取得することができる。
(9)この発明に係るシステムは、音楽データ記録担体は、楽器、物品、タグのいずれかに設けられていることを特徴としている。
したがって、これら物品から音楽データを取得して再生することができる。
(10)(11)この発明に係るシステムは、音楽データ記録担体と複数の再生装置と履歴サーバ装置とを備えた再生システムにおいて、
前記音楽データ記録担体は、近距離無線通信の可能な再生装置からの電波を受けるアンテナと、受信した電波に基づいて電力を得る電源部と、音楽データを記録した記録部と、電源部による電力供給を受けて、前記再生装置と通信を行い、前記記録部に記録されている音楽データを通信部によって送信する送信手段とを備え、
前記再生装置は、近距離無線通信を行うためのアンテナと、前記アンテナを介して、前記音楽データ記録担体から担体IDを通信部により受信する初期受信手段と、前記アンテナを介して、前記IDによって特定される音楽データ記録担体から音楽データを通信部により受信する音楽データ受信手段と、受信した音楽データを再生して音出力部に与えるとともに、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて、履歴サーバ装置に送信する再生手段とを備え、
前記履歴サーバ装置は、前記各再生装置から送信されてきた再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて記録部に記録する記録手段を備え、前記音楽データ記録担体が異なるユーザの再生装置にて再生された場合でも履歴を保持できるようにしたことを特徴としている。
したがって、記録担体がなければ再生を行うことができず、記録担体があればこれを貸し借りして再生を行うことができる。したがって、オンラインによる音楽データのように複製が無制限になされることはなく、また、権利の管理によって本人以外が一切再生できなくなるという問題がなく、自由な再生が実現される。また、記録担体とこれを再生する再生装置を近接させるだけで音楽が再生され、記録担体を精密に再生装置に位置決めして装着する必要がない。また、サーバ装置の側に当該記録担体の再生履歴を記録することができる。
(13)〜(17)この発明に係るシステムは、少なくとも前記再生装置と通信可能に設けられた登録サーバ装置を備え、
前記登録サーバ装置は、前記再生装置から、前記音楽データ記録担体の担体IDを伴う登録要求を受け付ける登録要求受付手段と、前記登録要求に含まれる担体IDについて、未登録であれば、前記再生装置のユーザに関連づけて当該担体IDを記録部に権利登録する登録手段と、前記再生装置または他の装置からユーザおよび担体IDを特定した利益実現要求を受けると、記録部を参照して当該担体IDおよびユーザが対応付けて登録されていれば、利益実現処理を行う利益実現手段とを備えており、
前記利益実現処理は、少なくとも前記担体IDによって特定される音楽データ記録担体に記録されている音楽データと同じ楽曲の音楽データを前記再生装置にダウンロードすることを含んでいることを特徴としている。
したがって、正当な権利者に対して、ダウンロードなどの権利を与えることができる。
(18)この発明に係るシステムは、再生手段は、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて履歴サーバ装置に記録するために送信することを特徴としている。
(19)この発明に係るシステムは、再生装置が、携帯装置であることを特徴としている。
したがって、容易に携帯装置にて再生を行うことができる。
(20)この発明に係るシステムは、履歴サーバ装置と前記登録サーバ装置が、一体のサーバ装置として構築されていることを特徴としている。
この発明において音楽データ記録担体の「送信手段」は、プログラムによって実現されたものであっても、ハードウエア回路によって実現されたものであってもよい。実施形態においては制御回路21がこれに対応する。
「初期受信手段」は、実施形態においては、ステップS1がこれに対応する。
「音楽データ受信手段」は、実施形態においては、ステップS17がこれに対応する。
「再生手段」は、実施形態においては、ステップS18がこれに対応する。
「登録要求受付手段」は、実施形態においては、ステップS26がこれに対応する。
「登録手段」は、実施形態においては、ステップS33がこれに対応する。
「利益実現手段」は、実施形態においては、ステップS36がこれに対応する。
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
この発明の一実施形態による再生システムの機能ブロック図である。 再生システムのシステム構成である。 音楽データ記録担体2のハードウエア構成である。 スマートフォン4のハードウエア構成である。 オペレーティングシステム51の近距離通信処理のフローチャートである。 音楽再生プログラム53のフローチャートである。 スマートフォン4の画面表示例である。 図8Aは、ユーザ登録データの例である。図8Bは、履歴データの例である。 この発明の第2の実施形態による再生システムの機能ブロック図である。 再生システムのシステム構成である。 サーバ装置8のハードウエア構成である。 サーバプログラム94、音楽再生プログラム53のフローチャートである。 サーバプログラム94、音楽再生プログラム53のフローチャートである。 サーバプログラム94、音楽再生プログラム53のフローチャートである。 スマートフォンの画面例である。 購入認証テーブルの例である。
1.第1の実施形態
1.1機能ブロック図
図1に、この発明の一実施形態による再生システムの機能ブロック図を示す。音楽データ25を記録した記録担体2と音楽データを再生するための再生装置である携帯装置4を備えている。
記録担体2を携帯装置4に近接させると、記録担体2の電源部24は、アンテナ27にて受信した信号から電源電圧を得て各部に供給する。これにより、送信手段21は、記録部23に記録されている担体IDを、近距離通信部22によって送信する。
携帯装置4の初期受信手段43は、アンテナ46、近距離通信部41によってこれを受信し担体IDを得る。初期受信手段43から、近距離通信部41、アンテナ27を介して読出要求が送信されると、記録担体2の送信手段21は、記録部23に記録されている音楽データ25を送信する。
音楽データ受信手段42は、送信されてきた音楽データ25を受信し再生手段44に与える。再生手段44は、音楽データ25を再生して音信号とし、音出力部45に与える。音出力部45は、音信号を音として出力する。
以上のようにして、記録担体2に携帯装置4を近づけることで、記録担体2に記録されている音楽データ25を再生することができる。
1.2システム構成およびハードウエア構成
図2に、この実施形態によるシステム構成を示す。この実施形態では、円盤状(たとえば、直径4cm、厚み1mm)の記録担体2を用いている。この記録担体2の円盤の外周部分にはアンテナが巻回され、内部に記録部を含む回路部が収納されている。携帯装置としてはスマートフォン4を用いている。
図3に、記録担体2のハードウエア構成を示す。不揮発性メモリ23には、音楽データ25、担体ID26が記録されている。制御回路21は、不揮発性メモリ23に記録されている音楽データ25や担体ID26を読み出して、近距離通信回路22に与える。近距離通信回路22は、これらをアンテナ27を介して送信する。この実施形態では、近距離通信の方式として、NFCを用いるようにしている。電磁誘導方式あるいは電波方式のRFIDなど、他の方式を用いるようにしてもよい。
なお、記録担体2には自ら電力を生じる電源回路は設けられていない。代わりに、アンテナ27から受信した信号を電力に変える電源回路24が設けられている。したがって、外部から電力の供給を受けてはじめて記録担体2の各回路は動作する。なお、記録担体2に電源を内蔵するようにしてもよい。
図4に、スマートフォン4のハードウエア構成を示す。CPU50に、メモリ52、タッチスクリーンディスプレイ54、不揮発性メモリ56、近距離通信回路41、通信回路58、スピーカ45が接続されている。なお、通話のための回路などは省略している。
近距離通信回路41は、NFC方式により記録担体と通信を行うものである。通信回路58は、インターネットを介してサーバ装置などと通信を行うものである。不揮発性メモリ56には、オペレーティングシステム51、音楽再生プログラム53が記録されている。音楽再生プログラム53は、オペレーティングシステム51と協働してその機能を発揮するものである。これらプログラムは、インターネットを介してダウンロードされてインストールされたものである。
1.3再生処理
図5に、オペレーティングシステム51の近距離通信処理のフローチャートを示す。この実施形態では、この処理をオペレーティングシステム51の一部として実現しているが、専用のプログラムを設けるようにしてもよい。
CPU50は、近傍に記録担体2が存在するかどうかを判断する(ステップS1)。記録担体2が近傍(最小距離〜最大距離の間)に存在すれば、記録担体2が電源を得て動作を行い、担体IDや楽曲名などを送信してくる。最小距離としては0mm〜30mm、最大距離としては100mm〜1000mmの範囲とすることができる。
この実施形態のように、スマートフォン4のような携帯装置の場合には、携帯装置が移動するため、1つの記録担体2に対して複数の携帯装置が近接したり、1つの携帯装置に対して複数の記録担体2が近接したりする可能性が高くなる。したがって、携帯装置を用いる場合には、上記最小距離を0mm、最大距離を50mm〜150mm(好ましくは100mm)とすることが好ましい。
また、据え置き型の装置の場合には、装置が移動しないため、1つの記録担体2に対して複数の携帯装置が近接したり、1つの携帯装置に対して複数の記録担体2が近接したりする可能性は、携帯装置ほど高くない。したがって、据え置き型の装置(再生機器)を用いる場合には、上記最小距離を0mm、最大距離を250mm〜350mm(好ましくは300mm)とすることが好ましい。
これにより、記録担体2が近傍にあることを検出することができる。また、この担体IDには、音楽再生プログラム53によって再生可能な音楽データが記録されていることを示すIDも含まれている。
CPU50は、近傍の記録担体2を検出すると、音楽再生プログラム53が、不揮発性メモリ56に記録されてインストールされているかどうかを判断する(ステップS2)。音楽再生プログラム53がインストールされていない場合、CPU50は、当該音楽再生プログラム53をダウンロードできるウエブサイト(たとえば、App Store(商標)、Play store(商標)など)へのリンクを示した画面を、タッチスクリーンディスプレイ54に表示する(ステップS3)。
ユーザがダウンロードの操作を行うと、CPU50は、当該ウエブサイトから音楽再生プログラム53をダウンロードし、不揮発性メモリ56に記録してインストールする(ステップS4)。その後、音楽再生プログラム53を実行する。
なお、ステップS2において、既に音楽再生プログラム53がインストールされている場合、直ちに、音楽再生プログラム53を実行する。
図6に、音楽再生プログラム53のフローチャートを示す。CPU50は、音楽再生プログラム53をダウンロードしてインストールしてからの最初の起動であるかどうかを判断する(ステップS11)。最初の起動であれば、CPU50は、ユーザ登録画面をタッチスクリーンディスプレイ54に表示する。この画面において、ユーザはメールアドレス(ユーザIDでもある)、氏名、年齢などのユーザ情報を入力し、通信回路58によって、インターネットを介してサーバ装置に送信する(ステップS12)。なお、これら情報はスマートフォン4の不揮発性メモリ56にも記録される。
サーバ装置は、ユーザ情報を受信してこれを記録部に記録して登録する。登録されたユーザ情報を、図8Aに示す。なお、スマートフォン4がインターネットに接続できる環境にない場合には、後にインターネットに接続できる環境に移動した際に不揮発性メモリ56に記録されたユーザ情報を送信する。その後、ステップS13に進む。
ステップS11において最初の起動でないと判断された場合には、ステップS13に進む。ステップS13において、CPU50は、近傍の記録担体2から担体IDを受信すると、これをメモリ52に記録して相手方を特定する。
続いて、CPU50は、図7Aに示すような画面をタッチスクリーンディスプレイ54に表示する。上部に、記録担体2から受信した楽曲名などが表示されている。中央部には、再生ボタン100、停止ボタン102などが表示されている(一時停止などの他のボタンは省略)。
ユーザによって再生ボタン100がクリックされると(ステップS14)、CPU50は、近距離通信回路41により、相手方として特定した担体IDを伴って、音楽データの伝送を要求する命令を送信する(ステップS16)。これにより、スマートフォン4の近距離通信用アンテナ(図示せず)から、上記の命令が送信される。
記録担体2の制御回路21は、アンテナ27、近距離通信回路22によって受信した上記命令が、自らの記録担体2に対する命令であるかどうかを判断する。制御回路21は、当該命令に含まれる担体IDによって、自らの記録担体2に対する命令であるかどうかを判断する。自らの記録担体2に対する命令であれば、不揮発性メモリ23に記録されている音楽データ25を読み出して、近距離通信回路22により、アンテナ27を介して送信する。なお、この音楽データ25は、担体ID26伴って送信するようにしている。
スマートフォン4のCPU50は、近距離通信回路41によって音楽データ52を受信する(ステップS17)。CPU50は、受信した音楽データ25に含まれる担体ID26が、メモリ52に記録された相手方の担体IDと合致していれば、音楽データ25を波形データに再生してD/A変換した後、スピーカ45から出力する(ステップS18)。
上記の処理が繰り返され、記録担体2から次々と送られてくる音楽データ25が再生されて、スピーカ45から出力されることになる。
音楽データ26が終了すると(音楽データ終了を示すデータを受信したり、あるいは所定時間以上継続して音楽データ26を受信できない場合)、CPU50は再生処理を停止する(ステップS19)。なお、停止ボタン102がクリックされた場合も再生処理を停止する。
以上のように、音楽再生プログラム53がインストールされたスマートフォン4の近傍に記録担体2を置けば、誰でも音楽データを再生することができる。したがって、記録担体2を購入したユーザがこれを他のユーザに貸して他のユーザが音楽データを再生することができる。
なお、上記において、ステップS14にて再生ボタンが押下されると、CPU50は、担体ID、再生日時、再生場所、ユーザID、再生機器情報を、通信回路58によって、インターネットを介しサーバ装置に送信する(ステップS15)。なお、ユーザIDは、音楽再生プログラム53を最初に起動した時に入力されたものである。再生機器情報は、スマートフォン4を特定する機体番号や電話番号などである。再生場所は、スマートフォン4に内蔵しているGPS受信機によって取得した情報である。
サーバ装置は、これを受信して記録する。なお、スマートフォン4がインターネットに接続できる環境にない場合には、担体ID、ユーザID、再生機器情報などを一旦記録しておき、インターネットに接続できる環境になったときに送信する。
このようにして、サーバ装置には、図8Bに示すように担体IDに対応づけて、再生日時やユーザIDなどが記録される。図8Bは、担体ID「1038476」の記録担体2について記録されたデータのみを示したものであるが、他の記録担体2についても同様に記録される。
図8Bに示されるように、担体IDを併せて記録するようにしているので、当該記録担体2について再生するユーザが変わったことを含めて履歴情報を記録することができる。この履歴情報に基づいて、当該記録担体2の移動状況を把握したり、ユーザIDなどに基づいてマーケティングに利用したりすることができる。
なお、この実施形態では、ステップS1において、二以上の記録担体2からの担体ID26を受信した場合(近傍に記録担体2が複数あった場合)には、最後に受信した方の記録担体2を相手方として特定するようにしている。
また、ある記録担体2からの音楽データ26を受信して再生している途中であっても、別の記録担体2が近傍に置かれると、別の記録担体2が相手方として特定され、別の記録担体2に記録されている音楽データを受信して再生を行う。したがって、ユーザは、記録担体2の音楽データを再生している途中に、他の記録担体2の音楽データを再生したい場合には、たとえば、他の記録担体2を最初の記録担体2の上に置くことで簡単に実現することができる。
なお、通信方式によっては、複数の記録担体2が近傍にあるとスマートフォン4においていずれの記録担体2も認識できなくなることもある。この場合には、いずれか一つの記録担体2を近接させるようにする。
この実施形態では、記録担体2を購入したユーザだけでなく、当該ユーザから記録担体2を借りたユーザも制約なく再生を行うことができる。また、記録担体2とこれを再生するスマートフォン4を近接させるだけで音楽が再生され、記録担体2を精密に再生装置に位置決めして装着する必要がない。
1.4その他の例
(1)上記実施形態では、円盤状の記録担体2として実施している。しかし、その他の形状(矩形など)としてもよい。また、楽器、お土産品などの物品に記録担体2を収納して実施するようにしてもよい。さらにまた、商品のタグなどに収納するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、複数の記録担体2が近傍にある場合、最後に認識した記録担体2を相手方として特定し、音楽データを受信して再生するようにしている。
しかし、最初に認識した記録担体2を相手方として特定し、音楽データを受信して再生するようにしてもよい。さらに、この場合に、最初に認識した記録担体2の音楽データの再生が終了すると、他の記録担体2の音楽データを続けて再生するようにしてもよい。
また、複数の記録担体2が近傍にある場合、図7Bに示すように、これらの担体ID26をスマートフォン4のタッチスクリーンディスプレイ54に選択可能に表示して、ユーザが選択できるようにしてもよい。選択された記録担体2を相手方として特定し、音楽データを受信して再生する。なお、図7においては、担体IDとともに送信されてくる楽曲情報(アーチスト名、アルバム名)を表示するようにしている。
さらに、複数の記録担体2が近傍にある場合、これら複数の記録担体2の音楽データを同期をとりつつ同時に再生するようにしてもよい。ボーカルのみの入った記録担体2、演奏の入った記録担体2を同時に再生することで、完成した音楽を聴くことができる。それぞれの音楽データに、同期を取るためのタイムスタンプデータ(楽曲の開始からの経過時間)などを記録しておき、これによって同期をとることができる。また、カラオケとして利用する場合には、演奏の入った記録担体2のみを再生することができる。
(3)上記実施形態では、再生ボタン100をクリックすることで再生が開始されるようにした。しかし、スマートフォン4を記録担体2に近づけるだけで(記録担体2をスマートフォン4に近づけるだけで)、再生が開始されるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、音楽再生プログラム53の初回起動の際にユーザ登録を行うようにしている(ステップS12)。しかし、誰でもが簡単に再生できるという点を追及するのであれば、ユーザ登録を経ずに再生を行えるようにしてもよい。この場合、ステップS15においては、担体ID、再生機器情報、再生場所、再生時間などの情報をサーバ装置に送信するようにすればよい。
(5)上記実施形態では、再生の際に、ユーザ情報などをサーバ装置に送信するようにしている。しかし、このような処理を行わないようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、再生の際に、ユーザ情報などをサーバ装置に送信するようにしている。しかし、音楽データ記録担体2に記録するようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、ダウンロードのためのサーバ装置、ユーザ登録のためのサーバ装置、履歴を記録するためのサーバ装置を共通としている。しかし、これらを異なるサーバ装置によって構成するようにしてもよい。
(8)上記実施形態では、再生対象となる音楽データのタイトルなどを文字として表示するようにしている。しかし、記録担体2から担体CDジャケット写真やPV画像などを送信し、これを表示するようにしてもよい。
(9)上記実施形態では、音楽データを例として示したが、静止画像データ、動画データ、アニメデータなどを記録担体2に記録して実施することができる。この場合、出力はスピーカ45でなくタッチスクリーンディスプレイ54だけから、あるいは双方から行われることになる。
(10)上記実施形態では、スピーカ45から出力するようにしている。しかし、イヤホンやヘッドフォンから出力するようにしてもよい。
(11)上記実施形態では、再生装置としてスマートフォン4を例に説明したが、タブレットコンピュータ、PDA、ノートパソコン、据え置き型の再生装置などを用いることができる。
(12)上記実施形態および変形例は、その本質に反しない限り、他の実施形態や変形例と組み合わせて実施可能である。
2.第2の実施形態
2.1機能ブロック図
図9に、第2の実施形態による再生システムの機能ブロック図を示す。
記録担体2を携帯装置4に近接させると、記録担体2の電源部24は、アンテナ27にて受信した信号から電源電圧を得て各部に供給する。これにより、送信手段21は、記録部23に記録されている担体IDを、近距離通信部22によって送信する。
携帯装置4の初期受信手段43は、アンテナ46、近距離通信部41によってこれを受信し担体IDを得る。初期受信手段43から、近距離通信部41、アンテナ27を介して読出要求が送信されると、記録担体2の送信手段21は、記録部23に記録されている音楽データ25を送信する。
音楽データ受信手段42は、送信されてきた音楽データ25を受信し再生手段44に与える。再生手段44は、音楽データ25を再生して音信号とし、音出力部45に与える。音出力部45は、音信号を音として出力する。
以上のようにして、記録担体2に携帯装置4を近づけることで、記録担体2に記録されている音楽データ25を再生することができる。
さらに、この実施形態では、記録担体2を購入したユーザが、携帯装置4からこの記録担体2を登録することで、音楽データのダウンロードなどのメリットを得ることができるようにしている。
登録要求送信手段62は、記録担体2の担体IDとユーザIDを特定した登録要求を、通信部61によって、インターネットを介してサーバ装置8に送信する。サーバ装置8の登録要求受付手段82は、通信部83を介して、この登録要求を受け付ける。登録手段81は、当該担体IDが既に登録済みでないかどうかを判断し、未登録であれば、担体IDとユーザIDを対応付けて記録部84に登録する。なお、記録部84には、記録担体2に記録されている音楽データに対応する音楽データが記録されている。
このように登録を受けることで、当該ユーザIDのユーザが当該担体IDの記録担体2についての権利者であることを明確にすることができる。登録されたユーザは、登録された記録担体2の音楽データについて、ダウンロードなどを要求することができる。
ユーザがダウンロードなどを要求する操作を行うと、携帯装置4の利益実現要求手段63は、通信部61により、インターネットを介してサーバ装置8に利益実現要求を送信する。この利益実現要求には、ユーザIDと担体IDに紐付けられている。
サーバ装置8の利益実現手段85は、通信部83を介して、この利益実現要求を受ける。利益実現手段85は、利益実現要求に紐付けられたユーザIDと担体IDが、記録部84に登録されているものであれば、記録部84に記録されている音楽データを読み出して、通信部83により、インターネットを介して、携帯装置4に送信する。
携帯装置4は、この音楽データを受信し記録する。したがって、携帯装置4のユーザは、記録担体2がなくとも音楽データを再生できるようになる。携帯装置4は、記録担体2の音楽データを再生した装置とは別の装置であってもよい。したがって、ユーザは、自らの有する各携帯装置4において音楽データをダウンロードして再生することができる。
2.2システム構成およびハードウエア構成
図10に、この実施形態によるシステム構成を示す。この実施形態では、円盤状の記録担体2を用いている。この記録担体2の円盤の外周部分にはアンテナが巻回され、内部に記録部を含む回路部が収納されている。携帯装置としてはスマートフォン4を用いている。上述のように、記録担体2とスマートフォン4との間は、近距離通信によって通信が可能となっている。
さらに、サーバ装置8が設けられている。携帯装置4は、インターネットを介してサーバ装置8と通信可能に構成されている。
記録担体2、スマートフォン4のハードウエア構成は、図3、図4に示すとおりである。
図11に、サーバ装置8のハードウエア構成を示す。CPU80には、メモリ82、ディスプレイ84、ハードディスク86、DVD−ROMドライブ88、通信回路90が接続されている。通信回路90は、インターネットに接続するための回路である。
ハードディスク86には、オペレーティングシステム92、サーバプログラム94、音楽データ96が記録されている。サーバプログラム94は、オペレーティングシステム92と協働してその機能を発揮するものである。これらプログラムは、DVD−ROM98に記録されていたものを、DVD−ROMドライブ88を介してハードディスク86にインストールしたものである。
また、ハードディスク86には、記録担体2に記録されている音楽データ25に対応する音楽データ96が記録されている。この実施形態では、サーバ装置8に記録されている音楽データ96は、記録担体2に記録されている音楽データ25よりも精度の良いCDクオリティのデータやハイレゾリューションのデータとなっている。
2.3再生処理および登録処理
音楽再生プログラム53のフローチャートを、図12〜図14に示す。なお、オペレーティングシステム51による近距離通信処理のフローチャートは図5と同じである。
スマートフォン4のCPU50(以下、スマートフォン4と省略することがある)は、音楽再生プログラム53か最初の起動であるかどうかを判断し、最初の起動であればユーザ登録を行う(ステップS21、S22)。この処理は、第1の実施形態と同様である。
次に、スマートフォン4は、記録担体2が近くにあれば、受信した担体IDにより相手先を決定する(ステップS23)。なければ、この処理は行わない。
次に、スマートフォン4は、トップ画面を表示する(ステップS24)。図15Aに、トップ画面の例を示す。画面上部には、相手先として決定した記録担体2に記録されている音楽データのタイトルが表示されている。その下には、ダウンロードして不揮発性メモリ56に記録されている音楽データが表示されている。なお、ダウンロード処理については後述する。画面下部には、再生ボタン100、停止ボタン102などが表示されている。さらに、購入認証ボタン104、ダウンロードボタン105が表示されている。
ユーザが記録担体2に記録されている音楽データを選択して、再生ボタン100をクリックした場合(ステップS25)、図6のステップS15以下が実行される。すなわち、記録担体2から音楽データを読み出して再生するとともに、担体ID、ユーザIDなどをサーバ装置8に送信して、履歴として記録する。この処理は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態では、記録担体2に記録された音楽データを再生するだけでなく、当該音楽データに対応する精度の良い音楽データをダウンロードして再生できるようにしている。ただし、このような精度の良い音楽データをダウンロードできるのは、記録担体2を購入したユーザだけとしている。以下、その処理内容について説明する。
ダウンロードを希望するユーザは、図15Aの画面において、購入認証ボタン104をクリックする。これを受けて、スマートフォン4は、担体IDおよびユーザIDを伴う購入認証要求を、インターネットを介してサーバ装置8に送信する(ステップS26)。ここで、購入認証とは、記録担体2を購入したユーザを登録する行為である。購入認証を行うことにより、ダウンロードその他の利益を受けることができる。
サーバ装置8のCPU80(以下、サーバ装置8と省略することがある)は、この購入認証要求を受け、送られてきた担体IDが、既に購入認証テーブルに登録されているかどうかを判断する(ステップS32)。図16に、サーバ装置8のハードディスク86に記録された購入認証テーブルを示す。
送信されてきた担体IDがこの購入認証テーブルに登録されていなければ、サーバ装置8は、ユーザID、担体IDを関連づけて購入認証テーブルに記録して登録する(ステップS33)。そして、登録されたことを通知する画面を、スマートフォン4に送信する(ステップS34)。スマートフォン4は、タッチスクリーンディスプレイ54に、この通知画面を表示する(ステップS27)。
以上のようにして、購入認証テーブルに登録されると、当該ユーザは対応づけて記録された担体IDの記録担体の音楽データについて、正当な権利者であることが確認されたことになる。なお、正当な購入者であっても、記録担体2を手元に持っていない場合には、ステップS26において担体IDが送信されず、購入認証を行うことはできない。
なお、既に登録済みの担体IDについて購入認証要求が送られてきた場合には、登録をせずに終了する(ステップS32)。この場合、スマートフォン4に対して、登録不可である旨の画面が送信される(図12のフローチャートには示していない)。
購入認証を受けたユーザは、正当な権利者として、様々な利益を受けることができる。たとえば、より精密な音楽データのダウンロード、歌詞データのダウンロード、特典楽曲や画像のダウンロード、あるいはこれらのストリーミングなどのサービスを受けることができる。以下では、より精密な音楽データのダウンロードを例として説明を行う。
図15Aの画面において、ユーザがダウンロードボタン105をクリックすると、スマートフォン4は、ユーザIDを伴って、ダウンロードメニュー要求をサーバ装置8に送信する(ステップS28)。サーバ装置8は、送られてきたユーザIDに基づいて、購入認証テーブルを参照し、当該ユーザが権利を有する音楽データを抽出し、ダウンロードメニューとして送信する(ステップS35)。
スマートフォン4は、これを受け取って、タッチスクリーンディスプレイ54に表示する(ステップS29)。その画面例を図15Bに示す。図15Bでは、2つの音楽データが選択可能に示されている。
ユーザが、いずれかをクリックすると、スマートフォン4は、選択された音楽データのIDをサーバ装置8に送信する(ステップS40)。サーバ装置8は、これを受けて、CDクオリティの音楽データをスマートフォン4に送信する(ステップS36)。スマートフォン4は、これを受信して不揮発性メモリ56に記録する(ステップS41)。
以上のようにして、購入認証によって正当な権利者として登録されたユーザは、購入した記録担体2に記録されている音楽データに対応する高精度の音楽データをダウンロードすることができる。
次に、上記のようにしてダウンロードした音楽データを再生する場合の処理を説明する。図15Aの画面において、楽曲を選択し、再生ボタン100をクリックすると、図14に示す再生処理が行われる。選択された楽曲が、記録担体2に記録された音楽データであれば、記録担体2から音楽データを読み出して再生する(図6のステップS15以下を実行)。
選択された楽曲がダウンロードした音楽データであれば、スマートフォン4は、まず当該音楽データの楽曲ID(音楽データを特定するためのID)、ユーザID、再生機器情報、再生日時などを、サーバ装置8に送信する(ステップS44)。サーバ装置8は、これを受信して履歴情報として、ハードディスク86に記録する(ステップS38)。
スマートフォン4は、記録されている音楽データを不揮発性メモリ56から読み出して再生し、スピーカ54から出力する(ステップS45)。音楽データが終了したら、再生を終了する(ステップS46)。
以上のようにして、当該記録担体2について正当な権利者として登録されたユーザは、音楽データなどの利益を受けることができる。
2.4その他の例
(1)上記実施形態では、ユーザ登録、履歴記録、購入認証登録、音楽データダウンロードを一つのサーバ装置8にて実現している。しかし、一部の機能のみを行うサーバ装置8を複数別個に設けるようにしてもよい。たとえば、ユーザ登録のための登録サーバ装置、履歴記録他のための履歴サーバ装置、購入認証のための購入認証サーバ装置、音楽データダウンロードのための音楽データダウンロードサーバ装置を別個に設けてもよい。
(2)上記実施形態では、ダウンロードの際に、購入認証テーブルを参照して、当該ユーザが権利を有する音楽データを選択してスマートフォンに送信するようにしている。しかし、ユーザがダウンロードを希望した音楽データについて権利があるかどうかを、購入認証テーブルを参照して判断するようにしてもよい。
(3)上記実施形態に加えて、サーバ装置において、ユーザIDを特定した権利確認要求を受けて、当該ユーザが登録している媒体IDに基づいて権利を有する音楽データを特定し、返信するようにしてもよい。このようなサービスは、他社のコンピュータやサーバ装置からの問合せに対しても返信することができる、いわゆる権利確認サービスとして構築することができる。
(4)上記実施形態では、購入認証を行った(登録した)ユーザは、ユーザIDを伴ってダウンロードメニューを要求することで、購入済みの音楽データの一覧を受信するようにしている(ステップS35参照)。しかし、ユーザIDと楽曲IDを伴ってダウンロード要求を行うようにしてもよい。当該ユーザが当該楽曲IDに対応する媒体IDについて登録済みであれば、ダウンロードを許可するようにする。
(5)上記実施形態および変形例は、その本質に反しない限り、他の実施形態や変形例と組み合わせて実施可能である。

Claims (20)

  1. 音楽データ記録担体と再生装置とを備えた再生システムにおいて、
    前記音楽データ記録担体は、
    近距離無線通信の可能な再生装置からの電波を受けるアンテナと、
    受信した電波に基づいて電力を得る電源部と、
    音楽データを記録した記録部と、
    電源部による電力供給を受けて、前記再生装置と通信を行い、前記記録部に記録されている音楽データを通信部によって送信する送信手段とを備え、
    前記再生装置は、
    近距離無線通信を行うためのアンテナと、
    前記アンテナを介して、前記音楽データ記録担体から担体IDを通信部により受信する初期受信手段と、
    前記アンテナを介して、前記IDによって特定される音楽データ記録担体から音楽データを通信部により受信する音楽データ受信手段と、
    受信した音楽データを再生して音出力部に与える再生手段とを備えたことを特徴とする再生システム。
  2. 近距離無線通信にて音楽データの記録された音楽データ記録担体との通信を行うためのアンテナと、
    前記アンテナを介して、前記音楽データ記録担体から担体IDを通信部により受信する初期受信手段と、
    前記アンテナを介して、前記IDによって特定される音楽データ記録担体から音楽データを通信部により受信する音楽データ受信手段と、
    受信した音楽データを再生して音出力部に与える再生手段とを備えたことを特徴とする再生装置。
  3. コンピュータによって再生装置を実現するための携帯プログラムであって、コンピュータを、
    近距離無線通信にて音楽データの記録された音楽データ記録担体との通信を行うためのアンテナを介して、担体IDによって特定される音楽データ記録担体から音楽データを通信部により受信する音楽データ受信手段と、
    受信した音楽データを再生して音出力部に与える再生手段として機能させるための携帯プログラム。
  4. 請求項1のシステム、請求項2の装置または請求項3のプログラムにおいて、
    前記初期受信手段が複数の音楽データ記録担体を認識した場合には、前記音楽データ受信手段は、最後に認識した音楽データ記録担体からの音楽データを受信して再生手段に渡すことを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  5. 請求項1のシステム、請求項2の装置または請求項3のプログラムにおいて、
    前記初期受信手段が複数の音楽データ記録担体を認識した場合には、前記音楽データ受信手段は、複数の音楽データ記録担体を表示部に選択可能に表示し、ユーザによって選択された音楽データ記録担体からの音楽データを受信して再生手段に渡すことを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  6. 請求項1〜5のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記再生手段は、少なくとも再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報または再生日時情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて履歴サーバ装置に記録するために送信することを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  7. 請求項1〜6のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記再生手段は、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、音楽データ記録担体に記録するために送信することを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  8. 請求項1〜7のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記初期受信手段が、前記音楽データ記録担体からのIDを受信した際に、前記音楽データ受信手段および再生手段を構築するためのプログラムを備えていない場合、当該プログラムをインターネットを介してプログラム配信サーバ装置から取得するための処理を行うことを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  9. 請求項1〜8のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記音楽データ記録担体は、楽器、物品、タグのいずれかに設けられていることを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  10. 音楽データ記録担体と複数の再生装置と履歴サーバ装置とを備えた再生システムにおいて、
    前記音楽データ記録担体は、
    近距離無線通信の可能な再生装置からの電波を受けるアンテナと、
    受信した電波に基づいて電力を得る電源部と、
    音楽データを記録した記録部と、
    電源部による電力供給を受けて、前記再生装置と通信を行い、前記記録部に記録されている音楽データを通信部によって送信する送信手段とを備え、
    前記再生装置は、
    近距離無線通信を行うためのアンテナと、
    前記アンテナを介して、前記音楽データ記録担体から担体IDを通信部により受信する初期受信手段と、
    前記アンテナを介して、前記IDによって特定される音楽データ記録担体から音楽データを通信部により受信する音楽データ受信手段と、
    受信した音楽データを再生して音出力部に与えるとともに、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて、履歴サーバ装置に送信する再生手段とを備え、
    前記履歴サーバ装置は、
    前記各再生装置から送信されてきた再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて記録部に記録する記録手段を備え、
    前記音楽データ記録担体が異なるユーザの再生装置にて再生された場合でも履歴を保持できるようにしたことを特徴とする再生システム。
  11. 近距離無線通信にて音楽データの記録された音楽データ記録担体との通信を行うためのアンテナと、
    前記アンテナを介して、前記音楽データ記録担体から担体IDを通信部により受信する初期受信手段と、
    前記アンテナを介して、前記IDによって特定される音楽データ記録担体から音楽データを通信部により受信する音楽データ受信手段と、
    受信した音楽データを再生して音出力部に与えるとともに、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて、履歴サーバ装置に送信する再生手段とを備えたことを特徴とする再生装置。
  12. コンピュータによって再生装置を実現するための携帯プログラムであって、コンピュータを、
    近距離無線通信にて音楽データの記録された音楽データ記録担体との通信を行うためのアンテナを介して、担体IDによって特定される音楽データ記録担体から音楽データを通信部により受信する音楽データ受信手段と、
    受信した音楽データを再生して音出力部に与えるとともに、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて、履歴サーバ装置に送信する再生手段として機能させるための携帯プログラム。
  13. 請求項1のシステムにおいて、さらに、
    少なくとも前記再生装置と通信可能に設けられた登録サーバ装置を備え、
    前記登録サーバ装置は、
    前記再生装置から、前記音楽データ記録担体の担体IDを伴う登録要求を受け付ける登録要求受付手段と、
    前記登録要求に含まれる担体IDについて、未登録であれば、前記再生装置のユーザに関連づけて当該担体IDを記録部に権利登録する登録手段と、
    前記再生装置または他の装置からユーザを特定した利益実現要求を受けると、当該ユーザが当該担体について登録をしていれば、利益実現処理を行う利益実現手段と、
    を備えており、
    前記利益実現処理は、少なくとも前記担体IDによって特定される音楽データ記録担体に記録されている音楽データと同じ楽曲の音楽データを前記再生装置にダウンロードすることを含んでいることを特徴とするシステム。
  14. 請求項2の再生装置において、さらに、
    前記音楽データ記録担体の担体IDおよびユーザを特定した登録要求を前記登録サーバ装置に送信する登録要求送信手段と、
    前記担体IDおよびユーザを特定した利益実現要求を前記登録サーバ装置に送信する利益実現要求手段と、
    を備えたことを特徴とする再生装置であって、
    前記利益実現要求は、少なくとも前記担体IDによって特定される音楽データ記録担体に記録されている音楽データと同じ楽曲の音楽データを前記再生装置にダウンロードすることの要求を含んでいることを特徴とする再生装置。
  15. 請求項3の携帯プログラムにおいて、コンピュータを、さらに、
    前記音楽データ記録担体の担体IDおよびユーザを特定した登録要求を前記登録サーバ装置に送信する登録要求送信手段と、
    前記担体IDおよびユーザを特定した利益実現要求を前記登録サーバ装置に送信する利益実現要求手段として機能させることを特徴とするプログラムであって、
    前記利益実現要求は、少なくとも前記担体IDによって特定される音楽データ記録担体に記録されている音楽データと同じ楽曲の音楽データを前記再生装置にダウンロードすることの要求を含んでいることを特徴とする携帯プログラム。
  16. 前記再生装置から、前記音楽データ記録担体の担体IDとユーザを特定した登録要求を受け付ける登録要求受付手段と、
    前記登録要求に含まれる担体IDについて、未登録であれば、前記ユーザに関連づけて当該担体IDを記録部に権利登録する登録手段と、
    前記再生装置または他の装置からユーザを特定した利益実現要求を受けると、当該ユーザが当該担体について登録をしていれば、利益実現処理を行う利益実現手段と、
    を備えた登録サーバ装置であって、
    前記利益実現処理は、少なくとも前記担体IDによって特定される音楽データ記録担体に記録されている音楽データと同じ楽曲の音楽データを前記再生装置にダウンロードすることを含んでいることを特徴とする登録サーバ装置。
  17. コンピュータによってサーバ装置を実現するための登録サーバプログラムであって、コンピュータを、
    前記再生装置から、前記音楽データ記録担体の担体IDとユーザを特定した登録要求を受け付ける登録要求受付手段と、
    前記登録要求に含まれる担体IDについて、未登録であれば、前記ユーザに関連づけて当該担体IDを記録部に権利登録する登録手段と、
    前記再生装置または他の装置からユーザおよび担体IDを特定した利益実現要求を受けると、記録部を参照して当該担体IDおよびユーザが対応付けて登録されていれば、利益実現処理を行う利益実現手段として機能させるプログラムにおいて、
    前記利益実現処理は、少なくとも前記担体IDによって特定される音楽データ記録担体に記録されている音楽データと同じ楽曲の音楽データを前記再生装置に、当該サーバ装置または他のサーバ装置からダウンロードすることを含んでいることを特徴とする登録サーバプログラム。
  18. 請求項13〜17のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記再生手段は、再生を行ったユーザに関する情報または再生装置に関する情報を、当該音楽データ記録担体の担体IDに対応付けて履歴サーバ装置に記録するために送信することを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  19. 請求項1〜18のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記再生装置は、携帯装置であることを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
  20. 請求項10〜19のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記履歴サーバ装置と前記登録サーバ装置は、一体のサーバ装置として構築されていることを特徴とするシステム、装置またはプログラム。
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