JP4487508B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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本発明は情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、コンテンツを使用できるようにする情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
音楽などのコンテンツをデジタルデータとして、インターネットを介して配信し、課金するシステムが使用されている。
また、コンテンツ配信者側装置が、購入対象コンテンツを特定する情報とコンテンツ配信者および購入者を特定する情報を含んだ属性情報をID発行センタ側装置送信し、ID発行センタ側装置4が、ユニークな番号であるID番号を生成し、当該ID番号を前記属性情報に対応付けてID番号データベースに登録し、生成されたID番号が、購入対象コンテンツデータに透かし情報として埋め込まれ、当該コンテンツの購入者に通信を利用して配信されるようにしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−256192号公報
しかしながら、インターネットを介したコンテンツの提供サービスの利用は、比較的少ない。
本出願人の分析のよれば、インターネットを介したコンテンツの提供サービスには、以下のような問題点がある。
すなわち、コンテンツは、無体物であり、有体物(物質)として存在しないので、コンテンツそのものによって、使用者の購買意欲または所有意欲が喚起されにくい。
インターネットを介してコンテンツを自己のパーソナルコンピュータなどにダウンロードした場合、使用者には、パーソナルコンピュータへの誤操作などでコンテンツを一瞬に失ってしまうのではないかという不安感が常にある。例えば、何らかの原因で、パーソナルコンピュータのオペレーティングシステムが破壊されることにより、料金を支払ってダウンロードしたコンテンツの使用が出来なくなってしまう恐れがある。また、パーソナルコンピュータそのものの故障によっても同様の恐れがある。
さらに、コンテンツの購入の時から環境が変化した場合、例えば、パーソナルコンピュータを買い換える、パーソナルコンピュータを初期化する、オペレーティングシステムをバージョンアップするなどの場合、料金を支払ってダウンロードしたコンテンツを使用することが出来なくなってしまうことが多い。この場合、コンテンツの提供者に対して、再使用の申請をするなど、面倒な作業が発生することになる。
本発明の情報処理装置は、送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、コンテンツを特定するコンテンツ特定情報の受信が可能となった場合、前記コンテンツ特定情報の受信を制御する第1の受信制御手段と、接続要求に応じて所定の情報を提供する提供装置との接続が確立したとき、前記提供装置への、前記コンテンツ特定情報の送信を制御する送信制御手段と、前記コンテンツ特定情報の送信に応じて前記提供装置から送信されてきた、第1の暗号化方式により暗号化されているコンテンツ、前記コンテンツ特定情報が正当であるか否かを判定するために使用される再生判定データ、および暗号化されている前記コンテンツの復号に使用する復号鍵を生成するための復号鍵生成情報の受信を制御する第2の受信制御手段と、第2の暗号化方式により、前記復号鍵生成情報を前記再生判定データで暗号化して前記復号鍵を生成する鍵生成手段と、前記復号鍵が生成されたとき、暗号化されている前記コンテンツ、前記再生判定データ、および前記復号鍵の記録手段への記録を制御する記録制御手段と、前記コンテンツを使用する場合、所定の演算を適用することで、記録されている前記再生判定データと、受信された前記コンテンツ特定情報との対応が正しいか否かを判定する判定手段と、前記再生判定データと前記コンテンツ特定情報との対応が正しいと判定された場合、記録されている前記復号鍵を用いて、暗号化されている前記コンテンツを復号する復号手段とを含むことを特徴とする。
前記第1の暗号化方式は、共通鍵暗号方式または公開鍵暗号方式のいずれかであり、前記第2の暗号化方式は、共通鍵暗号方式または公開鍵暗号方式のいずれかであるようにすることができる。
前記所定の演算は、ハッシュ関数を用いた演算であるようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、情報処理装置が、送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、コンテンツを特定するコンテンツ特定情報の受信が可能となった場合、前記コンテンツ特定情報の受信を制御する第1の受信制御ステップと、接続要求に応じて所定の情報を提供する提供装置との接続が確立したとき、前記提供装置への、前記コンテンツ特定情報の送信を制御する送信制御ステップと、前記コンテンツ特定情報の送信に応じて前記提供装置から送信されてきた、第1の暗号化方式により暗号化されているコンテンツ、前記コンテンツ特定情報が正当であるか否かを判定するために使用される再生判定データ、および暗号化されている前記コンテンツの復号に使用する復号鍵を生成するための復号鍵生成情報の受信を制御する第2の受信制御ステップと、第2の暗号化方式により、前記復号鍵生成情報を前記再生判定データで暗号化して前記復号鍵を生成する鍵生成ステップと、前記復号鍵が生成されたとき、暗号化されている前記コンテンツ、前記再生判定データ、および前記復号鍵の記録手段への記録を制御する記録制御ステップと、前記コンテンツを使用する場合、所定の演算を適用することで、記録されている前記再生判定データと、受信された前記コンテンツ特定情報との対応が正しいか否かを判定する判定ステップと、前記再生判定データと前記コンテンツ特定情報との対応が正しいと判定された場合、記録されている前記復号鍵を用いて、暗号化されている前記コンテンツを復号する復号ステップとを含むことを特徴とする。
本発明プログラムは、送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、コンテンツを特定するコンテンツ特定情報の受信が可能となった場合、前記コンテンツ特定情報の受信を制御する第1の受信制御ステップと、接続要求に応じて所定の情報を提供する提供装置との接続が確立したとき、前記提供装置への、前記コンテンツ特定情報の送信を制御する送信制御ステップと、前記コンテンツ特定情報の送信に応じて前記提供装置から送信されてきた、第1の暗号化方式により暗号化されているコンテンツ、前記コンテンツ特定情報が正当であるか否かを判定するために使用される再生判定データ、および暗号化されている前記コンテンツの復号に使用する復号鍵を生成するための復号鍵生成情報の受信を制御する第2の受信制御ステップと、第2の暗号化方式により、前記復号鍵生成情報を前記再生判定データで暗号化して前記復号鍵を生成する鍵生成ステップと、前記復号鍵が生成されたとき、暗号化されている前記コンテンツ、前記再生判定データ、および前記復号鍵の記録手段への記録を制御する記録制御ステップと、前記コンテンツを使用する場合、所定の演算を適用することで、記録されている前記再生判定データと、受信された前記コンテンツ特定情報との対応が正しいか否かを判定する判定ステップと、前記再生判定データと前記コンテンツ特定情報との対応が正しいと判定された場合、記録されている前記復号鍵を用いて、暗号化されている前記コンテンツを復号する復号ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、コンテンツを特定するコンテンツ特定情報の受信が可能となった場合、コンテンツ特定情報の受信が制御され、接続要求に応じて所定の情報を提供する提供装置との接続が確立したとき、提供装置への、コンテンツ特定情報の送信が制御され、コンテンツ特定情報の送信に応じて提供装置から送信されてきた、第1の暗号化方式により暗号化されているコンテンツ、コンテンツ特定情報が正当であるか否かを判定するために使用される再生判定データ、および暗号化されているコンテンツの復号に使用する復号鍵を生成するための復号鍵生成情報の受信が制御され、第2の暗号化方式により、復号鍵生成情報を再生判定データで暗号化して、復号鍵が生成され、復号鍵が生成されたとき、暗号化されているコンテンツ、再生判定データ、および復号鍵の記録手段への記録が制御され、コンテンツを使用する場合、所定の演算を適用することで、記録されている再生判定データと、受信されたコンテンツ特定情報との対応が正しいか否かが判定され、再生判定データとコンテンツ特定情報との対応が正しいと判定された場合、記録されている復号鍵を用いて、暗号化されているコンテンツが復号される
コンテンツは、例えば、アナログまたはデジタルなど、方式を問わず、使用者にとって有意な情報であれば足りる。
例えば、コンテンツの使用の環境の変化などにより、コンテンツが失われてしまった場合でも、面倒な操作をすることなく、正当な権利を有する者がコンテンツを取得することができる。
図1は、本発明に係るコンテンツ提供システムの概要を示す図である。販売店1は、音声データなどのコンテンツの使用を希望する使用者2に、そのコンテンツに対応する非接触ICカード3を販売する。使用者2は、非接触ICカード3を購入することにより、対応するコンテンツを使用する権利を取得する。
ここで、コンテンツは、音声データ、画像データ、プログラム、文字データなど使用者にとって有意な情報であればよい。
非接触ICカード3は、コンテンツの受信(ダウンロード)または再生に要するデータを記憶し、コンテンツを受信または再生する機器にそのデータを送信する。
非接触ICカード3には、非接触ICカード3の使用によって使用者2に使用されるコンテンツに関係する画像などが印刷されている。例えば、非接触ICカード3の一方の面には、コンテンツである音声データによって再生される音楽を作曲するか若しくは作詞する著作者の写真、または音楽を実演する実演家の写真などが印刷されている。非接触ICカード3の外形部分の画像は、印刷に限らず、写真、または写真に類似する方法で複製されるようにしてもよい。
なお、記憶媒体の一例である非接触ICカード3は、必ずしもカードの形態とする必要はなく、非接触ICカード3に代えて、非接触ICを書籍、小冊子(コンテンツの内容を説明する情報が記載されている印刷物、例えば、CDのライナーノーツに相当するもの)、実演家の写真そのものなど、コンテンツに関係する物品に組み込むようにしてもよい。
サーバ4は、要求に応じて、コンテンツを提供する提供装置の一例である。
いわゆるモバイル用のパーソナルコンピュータ5、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ6、コンテンツの一例である電子書籍を表示させる電子書籍表示装置7(いわゆる、e-book)には、非接触ICカード3と通信するためのリーダーライタ8が装着されるか、またはリーダーライタ8を内蔵している。後述するダウンロード再生プログラムを実行するパーソナルコンピュータ5、パーソナルコンピュータ6、または電子書籍表示装置7は、非接触ICカード3に記憶されている情報を使用する処理によって、サーバ4から送信されてくるコンテンツを受信する。
パーソナルコンピュータ5、パーソナルコンピュータ6、または電子書籍表示装置7は、例えば、ハードディスク、光ディスク、または半導体メモリなどの、内蔵している記録媒体、または着脱可能に装着されている記録媒体に、受信したコンテンツを記録できるように構成されている。
パーソナルコンピュータ5、パーソナルコンピュータ6、または電子書籍表示装置7は、内蔵されているかまたは装着されている記録媒体に記録されているコンテンツを読み出して、再生する。
例えば、ダウンロード再生プログラムを実行するパーソナルコンピュータ5、パーソナルコンピュータ6、または電子書籍表示装置7は、非接触ICカード3が近接されたとき(かざされたとき)、内蔵されているかまたは装着されている記録媒体に記録されている音声データを読み出して、再生する。
例えば、ダウンロード再生プログラムを実行するパーソナルコンピュータ5、パーソナルコンピュータ6、または電子書籍表示装置7は、サーバ4からダウンロードされた権利管理情報に基づいて、所定の回数または所定の期間、内蔵されているかまたは装着されている記録媒体に記録されている音声データを読み出して、再生する。
例えば、ダウンロード再生プログラムは、コンテンツを提供する提供者によって、ネットワークを介して、無料でダウンロードできるか、またはCD-ROM(Compact Disc-ROM)などの記録媒体に記録されて、この記録媒体を無料で配布することにより、無料で使用者2に提供される。
以下、音声データをコンテンツの例に、パーソナルコンピュータ5をコンテンツを利用する情報処理装置の例に、本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明に係るコンテンツ提供システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ5は、インターネット11を介して、サーバ4に接続されている。
非接触ICカード3は、カード鍵21、およびロケーション情報22を記憶している。カード鍵21は、コンテンツの一例である音声データを特定するためのコンテンツ特定情報の例である。カード鍵21は、音声データをパーソナルコンピュータ5にダウンロードするとき、サーバ4などにおいて、音声データを特定する情報として使用される。また、カード鍵21は、パーソナルコンピュータ5がダウンロードされた音声データを再生するとき、正当な使用であるか否かを判定するために使用される。
ロケーション情報22は、サーバ4の配置を示す配置情報の例である。ロケーション情報22は、例えば、URL(Uniform Resource Locator)の方式でサーバ4の配置を記述する。
すなわち、非接触ICカード3は、非接触ICカード3に対応する音声データのダウンロードおよび再生に必要なデータを記憶している。
音声データをパーソナルコンピュータ5にダウンロードするとき、使用者2は、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させる。リーダーライタ8に近接されると非接触ICカード3は、カード鍵21およびロケーション情報22をパーソナルコンピュータ5に送信する。
ダウンロード再生プログラム23を実行するパーソナルコンピュータ5は、内蔵されているまたは装着されているリーダーライタ8に、非接触ICカード3から送信されてきた、カード鍵21およびロケーション情報22を受信させ、カード鍵21およびロケーション情報22を取得する。
ダウンロード再生プログラム23を実行するパーソナルコンピュータ5は、音声データをダウンロードするとき、ロケーション情報22を基に、インターネット11上のサーバ4の配置を特定して、インターネット11を介して、サーバ4にカード鍵21を送信する。
ロケーション情報22が無ければ、サーバ4の配置を特定することができず、また、カード鍵21が無ければ、サーバ4において音声データを特定することができないので、カード鍵21およびロケーション情報22を受信したパーソナルコンピュータ5のみが、後述するように、音声データをダウンロードして、再生することができる。すなわち、非接触ICカード3が無ければ、パーソナルコンピュータ5は、音声データをダウンロードすることができない。
サーバプログラム24を実行するサーバ4は、インターネット11を介して、パーソナルコンピュータ5から送信されてきた、カード鍵21を受信する。サーバ4は、予め記憶している配置情報を基に、鍵管理データベース25に、カード鍵21を送信する。
鍵管理データベース25は、音声データベース26において、音声データを特定するための情報、およびパーソナルコンピュータ5において、音声データの記録および再生に必要な情報を管理する。
鍵管理データベース25は、サーバ4から送信されてきたカード鍵21を受信すると、後述する処理で、カード鍵21が正当であるか否かを判定し、カード鍵21が正当であると判定された場合、音声データベース26において、音声データを特定するための情報である音声ID、並びに、パーソナルコンピュータ5において、音声データの記録および再生に必要な情報である、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報をサーバ4に送信する。サーバ4は、鍵管理データベース25から送信されてきた、音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を受信する。
インターネット11を介してサーバ4に送信されるカード鍵21を取得しても、鍵管理データベース25の位置を知らなければ、鍵管理データベース25に、カード鍵21を送信することはできず、鍵管理データベース25から、音声データの使用に必要な情報を得ることはできない。すなわち、カード鍵21を受信したサーバ4だけが、鍵管理データベース25から、音声データの使用に必要な情報を得ることができる。
音声IDは、音声データベース26から取得する音声データを特定するための情報である。再生判定データは、パーソナルコンピュータ5において、音声データを再生するとき、非接触ICカード3から送信されてきた、カード鍵21が正当であるか否かを判定するために使用される。
カード鍵21と再生判定データとは、所定の対応の関係を有する。例えば、カード鍵21に所定のハッシュ関数を2回適用した結果得られるハッシュ値が、再生判定データに等しいという関係がある。
逆に、例えば、再生判定データに所定のハッシュ関数を適用した結果得られる値が、カード鍵21と等しくなるようにしてもよい。
また、例えば、カード鍵21に、予め定めた鍵によって、所定の暗号化方式を適用した結果得られる値が、再生判定データに等しくなるようにしてもよい。
すなわち、ダウンロード再生プログラム23は、ダウンロード再生プログラム23だけが知ることができる演算によって、カード鍵21と再生判定データとが、対応の関係を有するか否かを判定できればよい。言い換えれば、カード鍵21および再生判定データは、ダウンロード再生プログラム23のみが、カード鍵21を記録する非接触ICカード3と、音声データとの対応が正しい(正当である)か否かを判定できるような値を有する。
権利管理情報は、著作権法にいう権利管理情報であって、音声データの再生を許可する期間、または再生を許可する回数などが記述されている、音声データの再生を制御するための情報である。
復号鍵生成情報は、暗号化されている音声データを復号に使用する復号鍵を生成するための情報である。例えば、復号鍵生成情報が再生判定データで暗号化されることにより、復号鍵が生成される。
サーバ4は、鍵管理データベース25から取得した音声IDを、予め記録している配置情報を基に、音声データベース26に送信する。音声データベース26は、音声IDを受信したとき、音声IDで特定される音声データをサーバ4に送信する。音声データベース26がサーバ4に送信する音声データは、復号鍵で復号できるように、暗号化されている。音声データの暗号化方式は、共通鍵暗号方式または公開鍵暗号方式のいずれでもよく、音声データの暗号化方式は、本発明を限定するものではない。
音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報が鍵管理データベース25からサーバ4に送信されるとき、音声IDを取得しても、音声データベース26の配置を知らなければ、音声データを取得することはできない。従って、音声IDを受信したサーバ4だけが、音声データベース26から音声データを取得することができる。
なお、サーバ4、鍵管理データベース25、および音声データベース26は、専用回線で接続するようにしてもよく、インターネット11によって接続するようにしてもよい。また、サーバ4、鍵管理データベース25、および音声データベース26は、1つのハードウェアで実現してもよく、それぞれ別個のハードウェアで実現するようにしてもよい。サーバ4、鍵管理データベース25、および音声データベース26は、物理的に、近接した位置に配置しても(例えば、1つの建物に配置しても)、離れた位置に配置してもよいことは勿論である。
サーバ4は、音声データベース26から送信されてくる、音声IDで特定される音声データを受信する。音声データを受信するすると、サーバ4は、インターネット11を介して、パーソナルコンピュータ5に、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を送信する。
また、音声データは、暗号化されているので、インターネット11を介して送信されているときに、音声データが取得されても、音声データを使用することはできない。
パーソナルコンピュータ5は、サーバ4から送信されてくる、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を受信する。そして、パーソナルコンピュータ5は、再生判定データおよび復号鍵生成情報から、音声データを復号するための復号鍵を生成する。
復号鍵は、例えば、復号鍵生成情報を、再生判定データで暗号化することにより生成される。再生判定データと復号鍵生成情報との関係、および再生判定データでの復号鍵生成情報の暗号化に適用される暗号化方式を知ることができなければ、復号鍵を得ることはできない。すなわち、再生判定データと復号鍵生成情報との関係、および再生判定データでの復号鍵生成情報の暗号化に適用される暗号化方式を知っているものだけが、音声データを復号することができる。
従って、インターネット11を介して送信されているときに、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報が取得されても、ダウンロード再生プログラム23を実行するパーソナルコンピュータ5以外のものは、音声データを使用することができない。
この場合の、復号鍵を生成するための暗号化方式は、共通鍵暗号方式または公開鍵暗号方式のいずれでもよく、本発明を限定するものではない。
パーソナルコンピュータ5は、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵を内蔵しているハードディスクに記録する。
音声データを再生するとき、パーソナルコンピュータ5は、記録されている権利管理情報を基に、音声データの使用が許可されているか否かを判定し、音声データの使用が許可されていると判定された場合、記録している復号鍵で音声データを復号して、復号された音声データを基に、音声を再生する。
また、権利管理情報において、音声データの使用が許可されていない場合、音声データの再生を希望する使用者2は、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させる。リーダーライタ8に近接された非接触ICカード3は、カード鍵21をパーソナルコンピュータ5に送信する。パーソナルコンピュータ5は、記録している再生判定データを基に、カード鍵21が正当であるか否かを判定し、カード鍵21が正当であると判定された場合、すなわち、近接された非接触ICカード3が正当であるので、記録している復号鍵で音声データを復号して、復号された音声データを基に、音声を再生する。
図3で示されるように、1つの非接触ICカード3で複数の機器に音声データであるコンテンツをダウンロードさせることができる。すなわち、非接触ICカード3がパーソナルコンピュータ5に内蔵されているリーダーライタ8に近接されたとき、パーソナルコンピュータ5は、インターネット11を介して、カード鍵21をサーバ4に送信し、サーバ4から送信されてくる、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を受信して、復号鍵を生成して、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵を記録する。
同様に、非接触ICカード3がパーソナルコンピュータ6に接続されているリーダーライタ8に近接されたとき、パーソナルコンピュータ6は、インターネット11を介して、カード鍵21をサーバ4に送信し、サーバ4から送信されてくる、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を受信して、復号鍵を生成して、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵を記録する。
このように、非接触ICカード3を購入した使用者2は、複数の機器に、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報をダウンロードさせて、復号鍵を生成させ、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵を記録させることができる。
音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵を記録した機器は、後述するように、権利管理情報によって許可されている期間または回数だけ、音声データを再生することができる。権利管理情報によって許可されている期間を経過した後、または回数を超えた場合、これらの機器は、非接触ICカード3からカード鍵21を取得したときのみ、音声データを再生することができる。すなわち、権利管理情報によって許可されている期間を経過した後、または回数を超えた場合、非接触ICカード3が無ければ、音声データを再生することはできない。
次に、パーソナルコンピュータ5の内部の構成例について図4を参照して説明する。
中央処理装置(CPU)101は、例えば、インテル(Intel)社製のペンティアム(登録商標)プロセッサ等で構成され、フロントサイドバス(FSB)102に接続されている。FSB102には、更に、ノースブリッジ103が接続されており、ノースブリッジ103(ハブ)は、AGP(Accelerated Graphics Port)550を有しているとともに、ハブインタフェース106に接続されている。
ノースブリッジ103は、例えば、インテル社製のMemory Controller Hubである82865PEなどで構成されており、CPU101およびRAM(Random Access Memory)104(いわゆる、メインメモリ)等を制御する。更に、ノースブリッジ103は、AGP550を介して、ビデオコントローラ107を制御する。ビデオコントローラ107は、LCD151またはVGA(Video Graphics Array)方式のディスプレイ(以下、VGA152と記述する)をコントロールする。
ビデオコントローラ107は、CPU101から供給されるデータ(イメージデータまたはテキストデータなど)を受信して、受信したデータに対応するイメージデータを生成するか、または、受信したデータをそのまま内蔵するビデオメモリ(不図示)に記憶する。ビデオコントローラ107は、LCD151またはVGA152に、ビデオメモリに記憶されているイメージデータに対応する画像を表示させる。LCD151またはVGA152は、ビデオコントローラ107から供給されたデータを基に、画像または文字などを表示する。
ノースブリッジ103は、更に、キャッシュメモリ105とも接続されている。キャッシュメモリ105は、SRAM(Static RAM)などRAM104と比較して、より高速な書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで構成され、CPU101が使用するプログラムまたはデータをキャッシュする(一時的に記憶する)。
なお、CPU101は、その内部に1次的な、キャッシュメモリ105に比較して、より高速に動作でき、CPU101自身が制御するキャッシュを有する。
RAM104は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)で構成され、CPU101が実行するプログラム、またはCPU101の動作に必要なデータを記憶する。具体的には、例えば、RAM104は、起動が完了した時点において、HDD117からロードされたオペレーティングシステムやWWW(World-Wide Web)ブラウズプログラム、ダウンロード再生プログラム23などを記憶する。
オペレーションシステム(OS(Operating System))は、例えば、マイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商標)XP、またはアップルコンピュータ社のいわゆるMac OS(登録商標)等に代表される、コンピュータの基本的な動作を制御するプログラムである。
ノースブリッジ103は、ハブインタフェース106を介して、サウスブリッジ108(ハブ)とも接続されている。サウスブリッジ108は、例えば、インテル社製の82801EBなどで構成されており、AC97リンクインタフェース58A、USB(Universal Serial Bus)インタフェース108B、IDE(Integrated Drive Electronics)インタフェース108C、PCI(Peripheral Component Interconnect)インタフェース108D、LPC(Low Pin Count)インタフェース108E、および、LANインタフェース108F等を内蔵している。
サウスブリッジ108は、AC97リンクバス109、USBバス110、IDEバス111に接続されるデバイスを介して接続されるデバイスの制御等、各種のI/O(Input / Output)を制御する。
AC97リンクバス109には、モデム112、サウンドコントローラ113が接続されている。モデム112は、公衆回線網に接続されており、公衆回線網またはインターネット11を介する通信処理を実行する。モデム112は、インターネット11を介してデータを送信する送信部141およびインターネット11を介して送信されてくるデータを受信する受信部142を含む。
サウンドコントローラ113は、マイクロフォン153から音声を取り込み、その音声に対応するデータを生成して、RAM104に出力する。またサウンドコントローラ113は、スピーカ154を駆動して、スピーカ154に音声を出力させる。
サウスブリッジ108のUSBバス110には、USBコネクタ114が接続され、各種USBデバイスが接続可能になされている。リーダーライタ8は、USBコネクタ114を介して、USBバス110に接続されている。またUSBバス110を介して、メモリースティックスロット115とブルートゥース通信部116が設けられている。メモリースティックスロット115には、メモリースティック(商標)155が接続される。
メモリースティック155は、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメモリカードの一種である。このメモリースティック155は、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。
またメモリスティック155は、大容量化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S] 、最大読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現していると共に、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保している。
ブルートゥース通信部116は、ブルートゥース規格による通信を行う。USBインタフェース108Bは、USBバス110を介して接続されている外部の装置にデータを送信するとともにデバイスからデータを受信する。
IDEインタフェース108Cは、いわゆるプライマリIDEコントローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントローラ、およびコンフィギュレーションレジスタ(configuration register)等から構成されている(いずれも図示せず)。
プライマリIDEコントローラには、IDEバス112を介して、HDD117が接続されている。また、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、CD-ROMドライブ118またはHDD(不図示)などの、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。
LAN(Local Area Network)コネクタ119は、LANなどのネットワークに接続される。LANインタフェース108Fは、LANコネクタ119に接続されたネットワークにデータを送信するとともに、データを受信する。
LPCバス120には、BIOS(Basic Input Output System)121、I/O(Input/Output)インタフェース122、およびコントローラ123が接続されている。BIOS121は、パーソナルコンピュータ5の基本動作命令を集めたプログラム群であり、例えば、ROM(Read Only Memory)などに記憶されている。また、BIOS121は、OSまたはアプリケーションプログラムと周辺機器との間でのデータの受け渡し(入出力)を制御する。
I/Oインタフェース122には、シリアル端子124とパラレル端子125が接続されており、それぞれの端子に接続された機器とのデータの授受を行う。コントローラ123には、ジョグダイヤル158、キーボード157、マウス156、AC電源126などが接続されている。
PCIバス127には、PCカードインタフェース128とIEEE1394インタフェース129が接続されている。PCカードインタフェース128は、スロット131に接続された機器(カード)から供給されたデータを、CPU101またはRAM104に供給するとともに、CPU101から供給されたデータをPCカードスロットに接続されているカードに出力する。ドライブ159は、スロット131およびPCカードインタフェース128を介して、PCIバス127に接続されている。
ドライブ159は、装着されている磁気ディスク171、光ディスク172、光磁気ディスク173、または半導体メモリ174に記録されているデータを読み出し、読み出したデータをRAM104に供給する。また、CPU101の処理により生成されたデータを、ドライブ159に装着される磁気ディスク171、光ディスク172、光磁気ディスク173、または半導体メモリ174に記憶させることができる。
IEEE1394インタフェース129は、IEEE1394ポート130を介して、IEEE1394の規格に準拠するデータ(パケットに格納されているデータ)を送受信する。
なお、サーバ4、鍵管理データベース25、または音声データベース26は、パーソナルコンピュータ5と同様の構成を有するので、その説明は省略する。
図5は、リーダーライタ8の詳細な構成例を示すブロック図である。
制御部201は、CPU211、ROM212、RAM213、SCC(Serial Communication Controller)214、SPU(Signal Processing Unit)216、並びに、これらのCPU211乃至SPU216を相互に接続するバス215から構成されている。制御部201は、1つのIC(Integrated Circuit)で構成される。
CPU211は、ROM212に格納されている制御プログラムをRAM213に展開し、例えば、非接触ICカード3から送信されてきた応答データや、図4のCPU101から供給されてきた制御信号に基づいて、各種の処理を実行する。例えば、CPU211は、非接触ICカード3に送信するコマンドを生成し、それを、バス215を介してSPU216に出力したり、非接触ICカード3から送信されてきたデータの認証処理などを行ったりする。
SCC214は、図4のCPU101から供給されてきたデータを、バス215を介してCPU211に供給したり、CPU211から、バス215を介して供給されてきたデータをCPU101に出力したりする。
SPU216は、非接触ICカード3からの応答データが復調部204から供給されてきたとき、そのデータに対して、例えば、BPSK復調(マンチェスターコードのデコード)などを施し、取得したデータをCPU211に供給する。また、SPU216は、非接触ICカード3に送信するコマンドがバス215を介して供給されてきたとき、そのコマンドにBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調(マンチェスターコードへのコーディング)を施し、取得したデータを変調部202に出力する。
変調部202は、発振回路(OSC)203から供給される所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を、SPU216より供給されるデータに基づいて、ASK(Amplitude Shift Keying)変調し、生成された変調波を、電磁波としてアンテナ205から出力する。一方、復調部204は、アンテナ205を介して取得した変調波(ASK変調波)を復調し、復調されたデータをSPU206に出力する。
アンテナ205は、所定の電磁波を輻射し、それに対する負荷の変化に基づいて、非接触ICカード3が近接されたか否かを検出する。そして、例えば、非接触ICカード3が近接されたとき、アンテナ205は、非接触ICカード146と各種のデータを送受信する。
図6は、非接触ICカード3の詳細な構成例を示すブロック図である。
非接触ICカード3は、例えば、図に示すアンテナ(ループアンテナ)230およびコンデンサ231と、それ以外の構成が1チップに格納されたICから構成され、電磁誘導を利用してパーソナルコンピュータ5に設けられたリーダーライタ8等と各種のデータを半二重通信するものであって、必ずしもカード状のものとして構成されるわけではない。また、ICカードとは、説明の便宜上用いた名称であり、上述したような、または後述するような機能を意図するものである。この非接触ICカード3と基本的に同様の機能を提供するものとして、例えば、Felicaチップ(登録商標)などがある。
CPU221は、ROM222に格納されている制御プログラムをRAM223に展開し、非接触ICカード3の全体の動作を制御する。例えば、CPU221は、パーソナルコンピュータ5に設けられたリーダーライタ8等から輻射されている電磁波がアンテナ230において受信された場合、リーダーライタ8から要求されたとき、それに応じて、非接触ICカード3に記憶されているカード鍵33または権利管理情報34をリーダーライタ8に供給したりする。
アンテナ230とコンデンサ231により構成されるLC回路は、近傍に配置されたパーソナルコンピュータ5に設けられたリーダーライタ8等から輻射される所定の周波数の電磁波と共振する。インタフェース部229は、ASK復調部243において、アンテナ230を介して受信した変調波(ASK変調波)を包絡線検波して復調し、復調後のデータをBPSK(Binary Phase Shift Keying)復調部232に出力する。
また、インタフェース部229は、アンテナ230において励起された交流磁界をASK復調部243により整流し、それを電圧レギュレータ241において安定化し、各部に直流電源として供給する。リーダーライタ8等から輻射される電磁波の電力は、後述するように非接触ICカード3に必要な電力を賄う磁界を発生させるように調整されている。
また、インタフェース部229の発振回路244はPLL(Phase Locked Loop)回路を内蔵し、受信信号のクロック周波数と同一の周波数のクロック信号を発生する。
さらに、インタフェース部229は、例えば、データ等の要求をパーソナルコンピュータ5に設けられたリーダーライタ8等に送信する場合、BPSK変調部228から供給されるデータに対応して、例えば、所定のスイッチング素子(図示せず)をオン/オフさせ、スイッチング素子がオン状態であるときだけ、所定の負荷をアンテナ230に並列に接続させることにより、アンテナ230の負荷を変動させる。
ASK変調部242は、アンテナ230の負荷の変動により、BPSK変調部228より供給されたBPSK変調波をASK変調し、その変調成分を、アンテナ230を介してリーダーライタ8に送信する(リーダーライタ8のアンテナの端子電圧を変動させる)(ロードスイッチング方式)。
BPSK復調部232は、ASK復調部243で復調されたデータがBPSK変調されている場合、図示せぬPLL回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復調(マンチェスターコードのデコード)を行い、復調したデータをデータ受信部233に出力する。データ受信部233は、供給されてきたデータをCPU221に適宜出力する。CPU221はこのデータをRAM223またはEEPROM224に記憶させる。
EEPROM224に記憶されたデータは、CPU221により読み出され、データ送信部227に供給される。BPSK変調部228は、データ送信部227から供給されてきたデータにBPSK変調(マンチェスターコードへのコーディング)を行い、それをASK変調部242に出力する。
EEPROM224には、カード鍵21およびロケーション情報22が予め記憶されている。
次に、図7乃至図9のフローチャートを参照して、非接触ICカード3、ダウンロード再生プログラム23を実行するパーソナルコンピュータ5、サーバプログラム24を実行するサーバ4、鍵管理プログラムを実行する鍵管理データベース25、および音声データベース26による、パーソナルコンピュータ5への音声データのダウンロードの処理を説明する。
ステップS1001において、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8に非接触ICカード3が近接されると、リーダーライタ8に、カード鍵21およびロケーション情報22を非接触ICカード3に要求させる。すなわち、ダウンロード再生プログラム23は、非接触ICカード3宛に、リーダーライタ8に、カード鍵21およびロケーション情報22の要求を送信させる。
ステップS2001において、非接触ICカード3のデータ受信部233は、パーソナルコンピュータ5のリーダーライタ8から送信されてきた、カード鍵21およびロケーション情報22の要求を受信する。データ受信部233は、受信した、カード鍵21およびロケーション情報22の要求をCPU221に供給する。
カード鍵21およびロケーション情報22が要求されると、ステップS2002において、非接触ICカード3のCPU221は、EEPROM224に予め記憶されている、カード鍵21およびロケーション情報22を読み出す。ステップS2003において、非接触ICカード3のデータ送信部227は、カード鍵21およびロケーション情報22を、パーソナルコンピュータ5のリーダーライタ8に送信する。
ステップS1002において、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8に、非接触ICカード3から送信されてきたカード鍵21およびロケーション情報22を受信させて、カード鍵21およびロケーション情報22を取得する。
ステップS1003において、ダウンロード再生プログラム23は、受信したカード鍵21を基に、カード鍵21によって特定される音声データが既に記録されているか否かを判定する。カード鍵21によって特定される音声データが既に記録されていると判定された場合、音声データをダウンロードする必要は無いのでダウンロードの処理の以下の処理は実行されない。一方、カード鍵21によって特定される音声データがまだ記録されていないと判定された場合、ステップS1004以下の処理が実行される。
例えば、再生判定データは、カード鍵21にハッシュ関数を2回適用することにより得られるハッシュ値に等しいので、ステップS1003において、ダウンロード再生プログラム23は、HDD117に音声データと共に記録されている再生判定データを読み出して、受信されたカード鍵21にハッシュ関数を2回適用して得られたハッシュ値と再生判定データとを比較する。ダウンロード再生プログラム23は、ハッシュ値と再生判定データとが等しいと判定された場合、カード鍵21によって特定される音声データが既に記録されていると判定する。一方、ハッシュ値に等しい再生判定データがHDD117に記録されていない場合、ダウンロード再生プログラム23は、カード鍵21によって特定される音声データが記録されていないと判定する。
このように、カード鍵21によって特定される音声データがまだ記録されていないと判定された場合、ステップS1004に進み、ダウンロード再生プログラム23は、ロケーション情報22を基に、インターネット11を介して、サーバ4に接続する。例えば、ロケーション情報22には、URLの方式で、サーバ4のアドレスが記述されているので、ダウンロード再生プログラム23は、サーバ4のアドレスにアクセスすることにより、サーバ4に接続する。
ステップS3001において、サーバプログラム24は、インターネット11を介して、パーソナルコンピュータ5から接続が要求されると、例えば、パーソナルコンピュータ5とセッション層におけるリンクを確立することにより、パーソナルコンピュータ5に接続する。
サーバ4との接続が確立されると、ステップS1005において、ダウンロード再生プログラム23は、送信部141に、インターネット11を介して、サーバ4にカード鍵21を送信させる。例えば、確立されたリンクを介して、パーソナルコンピュータ5からカード鍵21が送信されてくると、ステップS3002において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、送信されてきたカード鍵21を受信させる。サーバプログラム24は、カード鍵21を取得する。
ステップS3003において、サーバプログラム24は、サーバ4のHDD117などの記録媒体から、鍵管理データベース25の配置情報を読み出して、読み出した配置情報を基に、サーバ4の送信部141に、鍵管理データベース25宛にカード鍵21を送信させる。
サーバ4からカード鍵21が送信されてくると、ステップS4001において、鍵管理プログラムは、鍵管理データベース25の受信部142に、カード鍵21を受信させる。ステップS4002において、鍵管理プログラムは、受信したカード鍵21にハッシュ関数を適用して、ハッシュ値を得る。ステップS4003において、鍵管理プログラムは、ステップS4003の処理で得られたハッシュ値を基に、カード鍵21が正当であるか否かを判定する。
ここで、図10を参照して、鍵管理データベース25に記録されているデータを説明する。図10で示されるように、鍵管理データベース25は、所定の数のダウンロード判定データを記録し、それぞれのダウンロード判定データに対応させて、音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を記録している。すなわち、鍵管理データベース25は、ダウンロード判定データ、音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報からなるデータの組を、所定の数だけ記録している。
カード鍵21によって特定される音声データを使用するために必要な音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報と同じ組に格納されているダウンロード判定データは、カード鍵21にハッシュ関数を適用することにより得られるハッシュ値に等しい値を有する。
鍵管理プログラムは、受信したカード鍵21にハッシュ関数を適用することにより得られたハッシュ値に等しい値のダウンロード判定データを検索する。鍵管理プログラムは、カード鍵21のハッシュ値と等しいダウンロード判定データが記録されているとき、カード鍵21が正当であると判定する。
一方、鍵管理プログラムは、カード鍵21のハッシュ値と等しいダウンロード判定データが記録されていないとき、カード鍵21が正当でないと判定し、ダウンロードの処理の以下の処理を実行せず、パーソナルコンピュータ5には、音声データがダウンロードされずに、処理は終了する。
なお、鍵管理プログラムは、カード鍵21にハッシュ関数を2回適用してハッシュ値を求めて、そのハッシュ値に等しい再生判定データが記録されているか否かを基に、カード鍵21が正当であるか否かを判定するようにしてもよい。
カード鍵21が正当であると判定された場合、ステップS4004に進み、鍵管理プログラムは、鍵管理データベース25の送信部141に、サーバ4に宛てて、カード鍵21のハッシュ値と等しいダウンロード判定データに対応して記録されている(ダウンロード判定データと同じ組に記録されている)音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報をサーバ4に送信する。
ステップS3004において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、鍵管理データベース25から送信されてくる、音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を受信させ、音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を取得する。ステップS3005において、サーバプログラム24は、サーバ4のHDD117などの記録媒体から、音声データベース26の配置情報を読み出して、読み出した配置情報を基に、サーバ4の送信部141に、音声データベース26宛てに音声IDを送信させる。
ステップS5001において、音声データベース26は、サーバ4から送信されてくる音声IDを受信する。
図10で示されるように、音声データベース26は、個々の音声IDに対応させて、曲名データ、アーティスト名データ、および音声データを記録している。すなわち、音声データベース26は、音声ID、曲名データ、アーティスト名データ、および音声データからなるデータの組を、所定の数だけ記録している。
音声データベース26は、ステップS5001において、音声IDで特定される音声データ、すなわち音声IDに対応して記録されている音声データを読み出す。ステップS5002において、音声データベース26は、音声IDで特定される音声データをサーバ4に送信する。なお、上述したように、音声データベース26がサーバ4に送信する音声データは、暗号化されている。
ステップS3006において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、音声データベース26から送信されてくる、音声IDで特定される音声データを受信させ、音声データを取得する。すなわち、ステップS3006の処理で取得される音声データは、カード鍵21で特定される音声データである。
ステップS3007において、サーバプログラム24は、サーバ4の送信部141に、音声データ等の送信準備が完了した旨をインターネット11を介してパーソナルコンピュータ5に送信させる。
ステップS1006において、ダウンロード再生プログラム23は、パーソナルコンピュータ5の受信部142に、インターネット11を介してサーバ4から送信されてくる、音声データ等の送信準備が完了した旨を受信させる。ステップS1007において、ダウンロード再生プログラム23は、サーバ4にダウンロードを要求する。すなわち、ダウンロード再生プログラム23は、パーソナルコンピュータ5の送信部141に、ダウンロードの要求をインターネット11を介してサーバ4宛てに送信させる。
ステップS3008において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、インターネット11から送信されてくる、ダウンロードの要求を受信させる。ステップS3009において、サーバプログラム24は、インターネット11を介して、パーソナルコンピュータ5の送信部141に、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を送信させる。
ステップS1008において、ダウンロード再生プログラム23は、パーソナルコンピュータ5の受信部142に、インターネット11を介してサーバ4から送信されてくる、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を受信させる。ステップS1009において、ダウンロード再生プログラム23は、DES(Data Encryption Standard)若しくはIDEA(International Data Encription Algorithm)などの共通鍵暗号方式、または、RSA(Rivest Shamir Adleman)などの公開鍵暗号方式などの所定の暗号化方式により、復号鍵生成情報を再生判定データで暗号化して、復号鍵を生成する。
復号鍵を生成するときに使用される暗号化方式は、ダウンロード再生プログラム23だけが知っているので、他の機器は、復号鍵生成情報および再生判定データを取得しても、復号鍵を得ることはできない。
ステップS1010において、ダウンロード再生プログラム23は、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵を、パーソナルコンピュータ5のHDD117に記録して保存する。
この場合、ダウンロード再生プログラム23は、図11で示されるように、復号鍵301を、例えば、5つの部分311−1乃至311−5に分割し、それぞれの復号鍵301の部分311−1乃至311−5を、音声データ302の予め定められた位置に埋め込む。ダウンロード再生プログラム23は、復号鍵301の部分311−1乃至311−5が埋め込まれた音声データ302をHDD117に記録する。
なお、復号鍵301の分割数は、任意とすることができる。また、分割された部分の大きさは、任意とすることができる。さらに、ダウンロード再生プログラム23は、音声データ302の任意の位置に、復号鍵301の部分311−1乃至311−5のそれぞれを埋め込むことができる。
例えば、復号鍵301が128ビットである場合、ダウンロード再生プログラム23は、復号鍵301の部分311−1として、復号鍵301の先頭の25ビット、復号鍵301の部分311−2として、復号鍵301の次の15ビット、復号鍵301の部分311−3として、復号鍵301のさらに次の35ビット、復号鍵301の部分311−4として、復号鍵301のさらに次の25ビット、復号鍵301の部分311−5として、復号鍵301の最後の28ビットを復号鍵301から抽出することにより、復号鍵301の部分311−1乃至311−5を生成する。
そして、ダウンロード再生プログラム23は、例えば、復号鍵301の部分311−1を、音声データ302の先頭から200Kバイト目に挿入し、復号鍵301の部分311−2を、音声データ302の先頭から300Kバイト目に挿入し、復号鍵301の部分311−3を、音声データ302の先頭から500Kバイト目に挿入し、復号鍵301の部分311−4を、音声データ302の先頭から550Kバイト目に挿入し、復号鍵301の部分311−5を、音声データ302の先頭から900Kバイト目に挿入することにより、復号鍵301の部分311−1乃至311−5を音声データ302に埋め込む。
音声データ302に復号鍵301の部分311−1乃至311−5が埋め込まれた位置およびその大きさを、ダウンロード再生プログラム23だけが知っているので、ダウンロード再生プログラム23のみが、音声データ302を再生することができる。
なお、音声データ302に復号鍵301の部分311−1乃至311−5に埋め込むとき、部分311−1乃至311−5にデータサイズを調整するためのデータを付加するようにしてもよい。
ダウンロード再生プログラム23は、同様の処理で、再生判定データおよび権利管理情報を音声データ302に埋め込む。
ダウンロード再生プログラム23は、このように、復号鍵301、再生判定データ、および権利管理情報が埋め込まれた音声データ302をHDD117に記録する。
図9に戻り、ステップS1011において、ダウンロード再生プログラム23は、LCD151に作業の終了を示す画像を表示するなど、使用者に作業の終了を通知して、音声データのダウンロードの処理は終了する。
このように、パーソナルコンピュータ5は、非接触ICカード3に対応する音声データおよびこれを利用するための情報を受信して、記録する。
なお、音声IDで特定される曲名データおよびアーティスト名データを、音声データと同様の処理で、パーソナルコンピュータ5にダウンロードするようにしてもよい。
音声データ302の再生の処理を図12のフローチャートを参照して説明する。ステップS1031において、ダウンロード再生プログラム23は、再生しようとする音声データ302に対応する権利管理情報を読み出す。例えば、ダウンロード再生プログラム23は、再生しようとする音声データ302を読み出して、音声データ302に埋め込まれた位置から権利管理情報の部分を読み出して、権利管理情報の部分を結合することにより、権利管理情報を読み出す。
ステップS1032において、ダウンロード再生プログラム23は、読み出された権利管理情報を基に、音声データ302の使用が許可されているか否かを判定する。すなわち、権利管理情報には、音声データ302の再生が許可される期間(例えば、1週間)、再生が許可される回数(例えば、10回)、およびこれまでに再生された回数などが記述されているので、ダウンロード再生プログラム23は、音声データ302の再生が許可される期間と、図示せぬリアルタイムクロックから取得される日付とを比較することにより、または再生が許可される回数と、これまでに再生された回数とを比較することにより、音声データ302の使用が許可されているか否かを判定する。
音声データ302の使用が許可されていると判定された場合、ステップS1033に進み、ダウンロード再生プログラム23は、HDD117から音声データ302および復号鍵301を読み出す。より具体的には、ダウンロード再生プログラム23は、復号鍵301、再生判定データ、および権利管理情報が埋め込まれている音声データ302をHDD117から読み出し、読み出した音声データ302から復号鍵301の部分、再生判定データの部分、および権利管理情報の部分を抽出して、復号鍵301、再生判定データ、および権利管理情報を音声データ302から除去する。これによって、ダウンロード再生プログラム23は、復号鍵301の部分、再生判定データの部分、および権利管理情報の部分が埋め込まれていない音声データ302を得る。そして、ダウンロード再生プログラム23は、抽出された復号鍵301の部分を結合することにより、復号鍵301を読み出す。
ステップS1034において、ダウンロード再生プログラム23は、復号鍵301で、音声データ302を復号する。ステップS1035において、ダウンロード再生プログラム23は、復号された音声データ302を基に、サウンドコントローラ113に音声を再生させる。
ステップS1036において、ダウンロード再生プログラム23は、音声データ302が再生されたので、音声データ302の再生の回数を示すデータについて、権利管理情報を更新する。すなわち、例えば、権利管理情報に記述されている再生回数を示すデータがインクリメントされる。
ステップS1037において、ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1010の処理と同様の処理で、暗号化された音声データ302、復号鍵301、再生判定データ、および更新された権利管理情報をHDD117に記録する。ステップS1038において、ダウンロード再生プログラム23は、LCD151に作業の終了を示す画像を表示するなど、使用者に作業の終了を通知して、処理は終了する。
ステップS1032において、音声データ302の使用が許可されていないと判定された場合、ステップS1039に進み、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8を介して、非接触ICカード3にカード鍵21を要求する。
ステップS2031において、非接触ICカード3のCPU221は、データ受信部233に、リーダーライタ8から送信されてきた、カード鍵21の要求を受信させる。受信したカード鍵21の要求は、CPU221に供給される。カード鍵21の要求には、EEPROM224における、カード鍵21が記憶されているアドレスが含まれている。
ステップS2032において、非接触ICカード3のCPU221は、カード鍵21の要求に含まれているアドレスを基に、EEPROM224からカード鍵21を読み出す。ステップS2033において、CPU221は、データ送信部227に、カード鍵21をリーダーライタ8宛てに送信させる。
ステップS1040において、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8に、非接触ICカード3から送信されてくるカード鍵21を受信させ、カード鍵21を取得する。ステップS1041において、ダウンロード再生プログラム23は、受信したカード鍵21にハッシュ関数を2回適用してハッシュ値を得る。
ステップS1042において、ダウンロード再生プログラム23は、HDD117から再生判定データを読み出す。すなわち、ダウンロード再生プログラム23は、HDD117から、再生判定データが埋め込まれた音声データ302を読み出して、音声データ302に埋め込まれた位置から再生判定データの部分を読み出して、再生判定データの部分を結合することにより、再生判定データを読み出す。
ステップS1043において、ダウンロード再生プログラム23は、再生判定データを基に、カード鍵21が正当であるか否かを判定する。例えば、ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1041の処理によって得られたカード鍵21のハッシュ値とステップS1042の処理で読み出された再生判定データとが一致するとき、カード鍵21が正当であると判定する。ステップS1043において、カード鍵21が正当であると判定された場合、ステップS1044に進み、ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1033の処理と同様の処理で、HDD117から音声データ302および復号鍵301を読み出す。
ステップS1045において、ダウンロード再生プログラム23は、復号鍵301で、音声データ302を復号する。ステップS1046において、ダウンロード再生プログラム23は、復号された音声データ302を基に、サウンドコントローラ113に音声を再生させる。
ステップS1047において、ダウンロード再生プログラム23は、権利管理情報を更新する。この場合において、例えば、ダウンロード再生プログラム23は、単に、権利管理情報に記述されている再生回数を示すデータを1回に設定することにより、権利管理情報を更新する。または、例えば、ダウンロード再生プログラム23は、権利管理情報に記述されている再生が許可される期間を所定の期間延長することにより、権利管理情報を更新する。
このようにすることで、音声データ302の再生の処理において、1度、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させると、権利管理情報によって許可されている期間または再生の回数だけ、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させる必要なく、音声データ302を再生できるようになる。
ステップS1048において、ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1010の処理と同様の処理で、暗号化された音声データ302、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵301をHDD117に記録する。
ステップS1049において、ダウンロード再生プログラム23は、LCD151に作業の終了を示す画像を表示するなど、使用者に作業の終了を通知して、処理は終了する。
ステップS1043において、カード鍵21が正当ではないと判定された場合、音声データ302の再生を許可することはできないので、ステップS1050に進み、ダウンロード再生プログラム23は、LCD151に再生しないことを示す画像を表示するなど、使用者2に音声データ302を再生しない旨を通知して、音声データ302を再生することなく、処理は終了する。
このように、権利管理情報によって使用が許可されている期間または回数だけ、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させることなく、音声データ302を再生することができる。また、権利管理情報によって使用が許可されている期間または回数が超過した場合、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させたとき、音声データ302を再生させると共に、権利管理情報が更新されて、所定の期間または所定の回数だけ、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させることなく、音声データ302を再生することができるようになる。
音声データ302の再生において、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させることが必要なタイミングは、権利管理情報の記述によって、使用回数または使用期間を設定することで、コンテンツの提供者または利用者が任意に決定することができる。
非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させるだけで、非接触ICカード3に対応するサーバ4からダウンロードされた音声データ302を再生させることもできる。この場合の、音声データ302の再生の処理を図13のフローチャートを参照して説明する。
図13のフローチャートで説明する処理を開始すると、パーソナルコンピュータ5は、非接触ICカード3の近接を検出する処理を実行し、非接触ICカード3の近接を検出した場合、ステップS1071において、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8を介して、非接触ICカード3にカード鍵21を要求する。
ステップS2071乃至ステップS2073並びにステップS1072およびステップS1073の処理のそれぞれは、図12のステップS2031乃至ステップS2033並びにステップS1040およびステップS1041の処理のそれぞれと同様なので、その説明は省略する。
ステップS1074において、ダウンロード再生プログラム23は、カード鍵21から得られたハッシュ値に一致する再生判定データと共に記録されている音声データ302を検索する。
すなわち、ダウンロード再生プログラム23は、HDD117から再生判定データを読み出す。ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1073の処理で得られた、カード鍵21にハッシュ関数を2回適用することにより得られたハッシュ値が読み出した再生判定データに一致するか否かを判定する。カード鍵21のハッシュ値が再生判定データに一致しないと判定された場合、ダウンロード再生プログラム23は、次の再生判定データを読み出して、上述した処理を繰り返す。
一方、カード鍵21のハッシュ値が再生判定データに一致すると判定された場合、ダウンロード再生プログラム23は、カード鍵21のハッシュ値に一致する再生判定データと共に記録されている音声データ302を検索しようとする音声データ302であると特定する。
このように、ダウンロード再生プログラム23は、再生判定データを基に、使用者が非接触ICカード3を近接させることによって再生を要求した音声データ302を検索する。
ステップS1075において、ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1074の処理で、再生を要求された音声データ302が検索されたか否かを判定し、音声データ302が検索されたと判定された場合、ステップS1076に進み、ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1074の処理で検索された音声データ302をHDD117から読み出す。
ステップS1076乃至ステップS1082の処理のそれぞれは、図12のステップS1044乃至ステップS1050の処理とそれぞれ同様なので、その説明は省略する。
このように、パーソナルコンピュータ5は、使用者2が非接触ICカード3がリーダーライタ8に近接されたとき、非接触ICカード3に対応する音声データ302を検索して再生することができる。従って、膨大な数のファイルから音声データ302を使用者2自身が検索するなど、面倒な操作をしなくとも、所望の音声データ302を再生させることができるようになる。特に、キーボードまたはタッチパネルなどの入力デバイスを持たない機器で音声データ302を再生させる場合、または機器の操作に不慣れな使用者2が音声データ302を再生させようとする場合にも、使用者2は、音声データ302に対応する非接触ICカード3をリーダーライタ8またはリーダーライタ8を内蔵している本体に近接させるという直感的な操作で、簡単に音声データ302を再生させることができるようになる。
以上のように、非接触ICカード3を正規に購入した者は、複数の機器で、コンテンツを利用することができる。一方、非接触ICカード3を正規に購入した者以外の者のコンテンツの使用は、許可されないか、または制限される。
非接触ICカード3を正規に購入した者が、複数の機器で、コンテンツを使用することができるので、コンテンツを利用する機会が増大する。
コンテンツ提供者は、自己の利益を保護するのに、十分な不正な複製の防止または抑止を図ることができるのに加えて、認証や使用者の管理を行う従来のシステムに比較して、センター局などが不要で、使用者2がP2P(Peer-to-Peer)で行うので、より簡単な処理でより簡単な機器でコンテンツを提供することができ、コストの発生を大幅に削減することができる。上述の実施の形態から、暗号化方式をさらに高度なものとした場合であっても、その変更作業とコストは、最小限とすることができる。
暗号化されているコンテンツがインターネット上に流出したとしても、所定の期間または回数に限って利用することができるので、正規の購入者以外は、恒常的に利用することはできず、逆に、コンテンツの宣伝に役立つ。
無体物であるコンテンツの代理としての非接触ICカード3によって、使用者2の購買意欲または所有意欲を喚起することができる。非接触ICカード3には、コンテンツに関係する写真などが印刷されているので、非接触ICカード3自身に取引上の価値を持たせることができる。例えば、額面が500円のテレホンカードが、数万円で取引されることがあった。非接触ICカード3に、これと同様な価値を付与することができる。これにより、コンテンツそのものの販売を促進させることができる。
誤操作または故障などによって、コンテンツを失ったとしても、非接触ICカード3を所有している使用者2は、簡単に、かつ、さらに料金を支払うことなく、同じコンテンツを取得することができる。同様に、例えば、パーソナルコンピュータを買い換える、パーソナルコンピュータを初期化する、オペレーティングシステムをバージョンアップするなど、コンテンツの購入の時から環境が変化した場合も、非接触ICカード3を所有している使用者2は、簡単に、かつ、さらに料金を支払うことなく、同じコンテンツを取得することができる。
図14のフローチャートを参照して、制御プログラムを実行する非接触ICカード3のデータの送信の処理を説明する。ステップS11において、制御プログラムは、リーダーライタ8から輻射されている電磁波がアンテナ230において受信された場合、電圧レギュレータ241から各部に直流電源が供給されるので、ハードウェアイニシャライズ(起動時のハードウェア割り込みによるリセット)の処理を実行する。
ステップS12において、制御プログラムは、データ受信部233に、リーダーライタ8から送信されてくるコマンドを受信させる。この場合、リーダーライタ8から送信されてくるコマンドは、カード鍵21の要求、またはカード鍵21およびロケーション情報22の要求などである。
ステップS13において、制御プログラムは、コマンドが取得されたか否かを判定し、コマンドが取得されていないと判定された場合、ステップS12に戻り、コマンドが取得されるまで、コマンドの受信の処理を繰り返す。
ステップS13において、コマンドが取得されたと判定された場合、ステップS14に進み、制御プログラムは、取得されたコマンドが、データの(送信)要求、すなわちREADコマンドであるか否かを判定する。取得されたコマンドがREADコマンドでないと判定された場合、データの送信が要求されていないので、ステップS12に戻り、コマンドを受信する処理から上述した処理を繰り返す。
ステップS14において、取得されたコマンドがREADコマンドであると判定された場合、ステップS15に進み、制御プログラムは、コマンドにおいて与えられたアドレスのデータを、EEPROM224から読み出す。
例えば、カード鍵21の要求のコマンドには、カード鍵21が格納されているEEPROM224のアドレスが含まれているので、カード鍵21の要求のコマンドを受信したとき、制御プログラムは、EEPROM224からカード鍵21を読み出す。また、例えば、カード鍵21およびロケーション情報22の要求のコマンドには、カード鍵21が格納されているEEPROM224のアドレスおよびロケーション情報22が格納されているEEPROM224のアドレスが含まれているので、カード鍵21およびロケーション情報22の要求のコマンドを受信したとき、制御プログラムは、EEPROM224からカード鍵21を読み出して、さらに、EEPROM224からロケーション情報22を読み出す。
ステップS16において、制御プログラムは、与えられたアドレスのデータ、すなわち、ステップS15の処理で読み出されたデータを、データ送信部227に、リーダーライタ8に送信させて、処理は終了する。例えば、ステップS15の処理において、カード鍵21が読み出された場合、制御プログラムは、データ送信部227に、カード鍵21をリーダーライタ8に送信させる。また、例えば、ステップS15の処理において、カード鍵21およびロケーション情報22が読み出された場合、制御プログラムは、データ送信部227に、カード鍵21およびロケーション情報22をリーダーライタ8に送信させる。
このように、非接触ICカード3は、リーダーライタ8からの要求に応じて、カード鍵21またはロケーション情報22をリーダーライタ8に送信することができる。
非接触ICカード3においてカード鍵21またはロケーション情報22が記憶されているアドレスを、非接触ICカード3自身は知らず、ダウンロード再生プログラム23のみが知っているので、ダウンロード再生プログラム23以外のプログラム、またはダウンロード再生プログラム23を実行していない機器は、カード鍵21またはロケーション情報22を取得することはできない。
次に、図15および図16のフローチャートを参照して、ダウンロード再生プログラム23を実行するパーソナルコンピュータ5の音声データのダウンロードまたは再生の処理を説明する。ステップS21において、ダウンロード再生プログラム23は、使用者の操作に対応したマウス156、キーボード157、またはジョグダイヤル158からの信号を基に、使用者2の要求を取得したか否かを判定し、使用者2の要求を取得していないと判定された場合、使用者2の要求を取得するまで、ステップS21の判定の処理を繰り返す。
ステップS21において、使用者2の要求を取得したと判定された場合、ステップS22に進み、ダウンロード再生プログラム23は、取得された使用者2の要求がダウンロードの要求であるか否かを判定する。ステップS22において、使用者2の要求がダウンロードの要求であると判定された場合、ステップS23に進み、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8に、カード鍵21およびロケーション情報22を非接触ICカード3に要求させる。これにより、非接触ICカード3からカード鍵21およびロケーション情報22が送信されてくるので、ステップS24において、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8に、カード鍵21およびロケーション情報22を受信させて、カード鍵21およびロケーション情報22を取得する。
ステップS25において、ダウンロード再生プログラム23は、カード鍵21にハッシュ関数を2回適用して、ハッシュ値を得る。ステップS26において、ダウンロード再生プログラム23は、ハッシュ値を基に、カード鍵21によって特定される音声データ302が既に記録されているか否かを判定する。ステップS26において、音声データ302が既に記録されていないと判定された場合、ステップS27に進み、ダウンロード再生プログラム23は、ロケーション情報22を基に、インターネット11を介して、サーバ4に接続する。ステップS28において、ダウンロード再生プログラム23は、送信部141に、インターネット11を介して、サーバ4にカード鍵21を送信させる。
ステップS29において、ダウンロード再生プログラム23は、受信部142に、インターネット11を介して、サーバ4から送信されてくる、サーバ4の状態情報を受信させ、サーバ4の状態情報を取得する。ステップS30において、ダウンロード再生プログラム23は、音声データ302、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報の送信準備が完了した旨が受信されたか否かを判定し、送信準備が完了した旨が受信されていないと判定された場合、ステップS29に戻り、サーバ4の状態情報の受信の処理を繰り返す。
なお、カード鍵21が不正である場合、サーバ4からカード鍵21が不正である旨が送信されてくるので、ステップS30以降の処理はスキップされて、処理は終了する。
ステップS30において、音声データ302、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報の送信準備が完了した旨が受信されたと判定された場合、ステップS31に進み、ダウンロード再生プログラム23は、送信部141に、インターネット11を介して、サーバ4に音声データ302、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を要求させる。これにより、サーバ4からインターネット11を介して、音声データ302、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報が送信されてくるので、ステップS32において、ダウンロード再生プログラム23は、受信部142に、音声データ302、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を受信させる。
ステップS33において、ダウンロード再生プログラム23は、所定の暗号化方式により、復号鍵生成情報を再生判定データで暗号化して、復号鍵301を生成する。ステップS34において、ダウンロード再生プログラム23は、音声データ302、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵301を、パーソナルコンピュータ5のHDD117に記録して保存する。ステップS35において、ダウンロード再生プログラム23は、ダウンロード再生プログラム23は、LCD151に作業の終了を示す画像を表示するなど、使用者2に作業の終了を通知して、ステップS21に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS22において、使用者の要求がダウンロードの要求でないと判定された場合、または、ステップS26において、音声データ302が既に記録されていると判定された場合、記録されている音声データ302の再生が要求されているので、ステップS36に進み、ダウンロード再生プログラム23は、再生しようとする音声データ302に対応する権利管理情報を読み出す。
ステップS37において、ダウンロード再生プログラム23は、読み出された権利管理情報を基に、音声データ302の使用が許可されているか否かを判定する。ステップS37において、音声データ302の使用が許可されていると判定された場合、ステップS38に進み、ダウンロード再生プログラム23は、HDD117から音声データ302および復号鍵301を読み出す。
ステップS39において、ダウンロード再生プログラム23は、復号鍵301で、音声データ302を復号する。ステップS40において、ダウンロード再生プログラム23は、復号された音声データ302を基に、サウンドコントローラ113に音声を再生させる。
ステップS41において、ダウンロード再生プログラム23は、音声データ302が再生されたので、音声データ302の再生の回数を示すデータについて、権利管理情報を更新する。
ステップS42において、ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1010の処理と同様の処理で、暗号化されている音声データ302、再生判定データ、復号鍵301、および更新された権利管理情報をHDD117に記録する。ステップS43において、ダウンロード再生プログラム23は、LCD151に作業の終了を示す画像を表示するなど、使用者2に作業の終了を通知して、ステップS21に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS37において、音声データ302の使用が許可されていないと判定された場合、ステップS44に進み、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8を介して、非接触ICカード3にカード鍵21を要求する。
非接触ICカード3からカード鍵21が送信されてくるので、ステップS45において、ダウンロード再生プログラム23は、リーダーライタ8に、非接触ICカード3から送信されてくるカード鍵21を受信させ、カード鍵21を取得する。ステップS46において、ダウンロード再生プログラム23は、受信したカード鍵21にハッシュ関数を2回適用してハッシュ値を得る。
ステップS47において、ダウンロード再生プログラム23は、HDD117から再生判定データを読み出す。
ステップS48において、ダウンロード再生プログラム23は、再生判定データを基に、カード鍵21が正当であるか否かを判定する。ステップS48において、カード鍵21が正当であると判定された場合、ステップS49に進み、ダウンロード再生プログラム23は、HDD117から音声データ302および復号鍵301を読み出す。
ステップS50において、ダウンロード再生プログラム23は、復号鍵301で、音声データ302を復号する。ステップS51において、ダウンロード再生プログラム23は、復号された音声データ302を基に、サウンドコントローラ113に音声を再生させる。
ステップS52において、ダウンロード再生プログラム23は、権利管理情報を更新する。この場合において、例えば、ダウンロード再生プログラム23は、権利管理情報に記述されている再生回数を示すデータを1回に設定するか、または、権利管理情報に記述されている再生が許可される期間を所定の期間延長することにより、権利管理情報を更新する。
ステップS53において、ダウンロード再生プログラム23は、ステップS1010の処理と同様の処理で、暗号化された音声データ302、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵301をHDD117に記録する。
ステップS54において、ダウンロード再生プログラム23は、LCD151に作業の終了を示す画像を表示するなど、使用者に作業の終了を通知して、ステップS21に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS48において、復号鍵301とカード鍵21との対応が正しくないと判定された場合、音声データ302の再生を許可することはできないので、ステップS55に進み、ダウンロード再生プログラム23は、LCD151に再生しないを示す画像を表示するなど、使用者2に音声データ302を再生しない旨を通知して、音声データ302を再生することなく、ステップS21に戻り、上述した処理を繰り返す。
図17は、サーバプログラム24を実行するサーバ4による、音声データ302の提供の処理を説明するフローチャートである。ステップS71において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、ダウンロード再生プログラム23からの接続要求を受信させる。ステップS72において、サーバプログラム24は、例えば、パーソナルコンピュータ5とのセッション層におけるリンクを確立することにより、ダウンロード再生プログラム23に接続する。
ダウンロード再生プログラム23に接続されると、カード鍵21がダウンロード再生プログラム23から送信されてくるので、ステップS73において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、カード鍵21を受信させる。サーバプログラム24は、カード鍵21を取得する。
ステップS74において、サーバプログラム24は、サーバ4のHDD117などの記録媒体から、鍵管理データベース25の配置情報を読み出して、読み出した配置情報を基に、サーバ4の送信部141に、鍵管理データベース25宛にカード鍵21を送信させる。
カード鍵21が正当である場合、鍵管理データベース25から音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報が送信されてくるので、ステップS75において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を受信させ、音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を取得する。
カード鍵21が不正である場合、鍵管理データベース25からカード鍵21が不正である旨が送信されてくるので、サーバプログラム24は、カード鍵21が不正である旨をダウンロード再生プログラム23に通知して、ステップS76以降の処理はスキップされて、処理は終了する。
ステップS76において、サーバプログラム24は、サーバ4のHDD117などの記録媒体から、音声データベース26の配置情報を読み出して、読み出した配置情報を基に、サーバ4の送信部141に、音声データベース26宛てに音声IDを送信させる。
音声IDを受信した音声データベース26は、音声IDに対応する音声データ302を送信してくるので、ステップS77において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、音声IDで特定される音声データ302を受信させ、音声データ302を取得する。
ステップS78において、サーバプログラム24は、サーバ4の送信部141に、音声データ302等の送信準備が完了した旨をインターネット11を介してダウンロード再生プログラム23に送信させる。
すると、ダウンロード再生プログラム23からダウンロードの要求が送信されてくるので、ステップS79において、サーバプログラム24は、サーバ4の受信部142に、インターネット11から送信されてくる、ダウンロード再生プログラム23からの、ダウンロードの要求を受信させる。ステップS80において、サーバプログラム24は、サーバ4の送信部141に、インターネット11を介して、ダウンロード再生プログラム23宛てに、音声データ、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を送信させて、音声データの提供の処理は終了する。
次に、鍵管理プログラムを実行する鍵管理データベース25による、音声IDの提供の処理を図18のフローチャートを参照して説明する。
ステップS101において、鍵管理プログラムは、鍵管理データベース25の受信部142に、カード鍵21を受信させる。ステップS102において、鍵管理プログラムは、受信したカード鍵21にハッシュ関数を適用して、ハッシュ値を得る。ステップS103において、鍵管理プログラムは、ステップS102の処理で得られたハッシュ値と、予め記録しているダウンロード判定データ(図10)とを比較する。
ステップS104において、鍵管理プログラムは、カード鍵21にハッシュ関数を適用した結果に一致する、ダウンロード判定データが記録されているか否かを判定し、カード鍵21にハッシュ関数を適用した結果に一致する、ダウンロード判定データが記録されていると判定された場合、カード鍵21が正当なので、ステップS105に進み、カード鍵21にハッシュ関数を適用した結果に一致する、ダウンロード判定データに対応して記録されている音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を読み出す。
ステップS106において、鍵管理プログラムは、インターネット11を介して、鍵管理データベース25の送信部141に、サーバ4に宛てて、ステップS105の処理で読み出した音声ID、再生判定データ、権利管理情報、および復号鍵生成情報を送信して、処理は終了する。
一方、ステップS104において、カード鍵21にハッシュ関数を適用した結果に一致する、ダウンロード判定データが記録されていないと判定された場合、不正なカード鍵21なので、音声ID等をサーバ4に送信することなく、カード鍵21が不正である旨をサーバ4に通知して、処理は終了する。この場合、サーバ4は、音声IDを知ることができず、その結果、音声データ302は、パーソナルコンピュータ5にダウンロードされない。
図19は、音声データベース26による、音声データ302の提供の処理を説明するフローチャートである。ステップS121において、音声データベース26は、インターネット11を介して、サーバ4から送信されてくる音声IDを受信する。図10を参照して説明したように、音声データベース26には、個々の音声IDに対応させて、曲名データ、アーティスト名データ、および音声データが記録されているので、ステップS122において、音声データベース26は、音声IDに対応して記録されている音声データを読み出す。そして、ステップS123において、音声データベース26は、音声IDで特定される音声データをサーバ4に送信して、処理は終了する。
このように、非接触ICカード3がリーダーライタ8に近接されると、パーソナルコンピュータ5は、非接触ICカード3に対応する音声データをダウンロードするか、または音声データを再生する。また、非接触ICカード3をリーダーライタ8に近接させることなく、権利管理情報の記述に基づいて、所定の期間または所定の回数、音声データが再生される。
なお、1つの非接触ICカード3に対して、1つのコンテンツがダウンロードされて、使用されると説明したが、例えば、いわゆるCDのアルバムなどと同様の1組のコンテンツが、1つの非接触ICカード3に対して、ダウンロードされて、使用されるようにしてもよい。
以上のように、コンテンツを受信するようにした場合には、コンテンツを取得することができる。また、送信手段を有する記憶媒体から送信された、コンテンツを特定するコンテンツ特定情報の受信を制御し、提供装置への、コンテンツ特定情報の送信を制御し、提供装置から送信されてきた、コンテンツ、第1の鍵生成情報、および第2の鍵生成情報の受信を制御し、第1の鍵生成情報および第2の鍵生成情報を基に、コンテンツを復号するための復号鍵を生成し、コンテンツ、第1の鍵生成情報、および復号鍵の記録を制御するようにした場合には、面倒な操作をすることなく、正当な権利を有する者がコンテンツを取得することができる。
情報処理装置から送信されてきた、コンテンツを特定する第1のコンテンツ特定情報の受信を制御し、コンテンツ使用情報管理装置への、第1のコンテンツ特定情報の送信を制御し、コンテンツ使用情報管理装置から送信されてきた、第2のコンテンツ特定情報、並びに情報処理装置において、コンテンツの復号に使用する復号鍵を生成するための第1の鍵生成情報および第2の鍵生成情報の受信を制御し、コンテンツ提供装置への、第2のコンテンツ特定情報の送信を制御し、コンテンツ提供装置から送信されてきた、コンテンツの受信を制御し、情報処理装置への、コンテンツ、第1の鍵生成情報、および第2の鍵生成情報の送信をさらに制御するようにした場合には、情報処理装置において、面倒な操作をすることなく、正当な権利を有する者がコンテンツを取得することができる。
情報提供装置から送信されてきた、コンテンツを特定する第1のコンテンツ特定情報の受信を制御し、予め記録している判定情報および受信した第1のコンテンツ特定情報を基に、第1のコンテンツ特定情報が正当であるか否かを判定し、第1のコンテンツ特定情報が正当であると判定された場合、情報提供装置への、コンテンツの受信に使用される第2のコンテンツ特定情報、並びにコンテンツの復号に使用される復号鍵を生成するための第1の鍵生成情報および第2の鍵生成情報の送信を制御するようにした場合には、情報提供装置がコンテンツを提供する情報処理装置において、面倒な操作をすることなく、正当な権利を有する者がコンテンツを取得することができる。
コンテンツの受信において、コンテンツを特定し、コンテンツの使用において、コンテンツと共に記録されている鍵生成情報との対応が正しいか否かを判定するためのコンテンツ特定情報を記憶し、コンテンツを受信するか、またはコンテンツを使用する装置にコンテンツ特定情報を送信するようにした場合には、コンテンツを受信するか、またはコンテンツを使用する装置において、面倒な操作をすることなく、正当な権利を有する者がコンテンツを取得するか使用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図4に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク171(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク172(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク173(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ174などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROMや、HDD117などで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明に係るコンテンツ提供システムの概要を示す図である。 本発明に係るコンテンツ提供システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 コンテンツのダウンロードを説明する図である。 パーソナルコンピュータの内部の構成例を示すブロック図である。 リーダーライタの詳細な構成例を示すブロック図である。 非接触ICカードの詳細な構成例を示すブロック図である。 パーソナルコンピュータへの音声データのダウンロードの処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータへの音声データのダウンロードの処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータへの音声データのダウンロードの処理を説明するフローチャートである。 鍵管理データベースに記録されているデータおよび音声データベースに記録されているデータを説明する図である。 復号鍵の記録を説明する図である。 音声データの再生の処理を説明するフローチャートである。 音声データの再生の他の処理を説明するフローチャートである。 非接触ICカードのデータの送信の処理を説明するフローチャートである。 音声データのダウンロードまたは再生の処理を説明するフローチャートである。 音声データのダウンロードまたは再生の処理を説明するフローチャートである。 サーバによる、音声データの提供の処理を説明するフローチャートである。 音声IDの提供の処理を説明するフローチャートである。 音声データベースによる、音声データの提供の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
3 非接触ICカード, 4 サーバ, 5 パーソナルコンピュータ, 6 パーソナルコンピュータ, 7 電子書籍表示装置, 8 リーダーライタ, 11 インターネット, 21 カード鍵, 22 ロケーション情報, 23 ダウンロード再生プログラム, 24 サーバプログラム, 25 鍵管理データベース, 26 音声データベース, 101 CPU, 104 RAM, 117 HDD, 141 送信部, 142 受信部, 171 磁気ディスク, 172 光ディスク, 173 光磁気ディスク, 174 半導体メモリ, 202 変調部, 206 アンテナ, 208 復調部, 211 CPU, 212 ROM, 213 RAM, 221 CPU, 222 ROM, 223 RAM, 224 EEPROM, 227 データ送信部, 230 アンテナ, 233 データ受信部, 301 復号鍵, 302 音声データ

Claims (5)

  1. 送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、コンテンツを特定するコンテンツ特定情報の受信が可能となった場合、前記コンテンツ特定情報の受信を制御する第1の受信制御手段と、
    接続要求に応じて所定の情報を提供する提供装置との接続が確立したとき、前記提供装置への、前記コンテンツ特定情報の送信を制御する送信制御手段と、
    前記コンテンツ特定情報の送信に応じて前記提供装置から送信されてきた、第1の暗号化方式により暗号化されているコンテンツ、前記コンテンツ特定情報が正当であるか否かを判定するために使用される再生判定データ、および暗号化されている前記コンテンツの復号に使用する復号鍵を生成するための復号鍵生成情報の受信を制御する第2の受信制御手段と、
    第2の暗号化方式により、前記復号鍵生成情報を前記再生判定データで暗号化して前記復号鍵を生成する鍵生成手段と、
    前記復号鍵が生成されたとき、暗号化されている前記コンテンツ、前記再生判定データ、および前記復号鍵の記録手段への記録を制御する記録制御手段と
    前記コンテンツを使用する場合、所定の演算を適用することで、記録されている前記再生判定データと、受信された前記コンテンツ特定情報との対応が正しいか否かを判定する判定手段と、
    前記再生判定データと前記コンテンツ特定情報との対応が正しいと判定された場合、記録されている前記復号鍵を用いて、暗号化されている前記コンテンツを復号する復号手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の暗号化方式は、共通鍵暗号方式または公開鍵暗号方式のいずれかであり、
    前記第2の暗号化方式は、共通鍵暗号方式または公開鍵暗号方式のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の演算は、ハッシュ関数を用いた演算である
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 情報処理装置が、
    送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、コンテンツを特定するコンテンツ特定情報の受信が可能となった場合、前記コンテンツ特定情報の受信を制御する第1の受信制御ステップと、
    接続要求に応じて所定の情報を提供する提供装置との接続が確立したとき、前記提供装置への、前記コンテンツ特定情報の送信を制御する送信制御ステップと、
    前記コンテンツ特定情報の送信に応じて前記提供装置から送信されてきた、第1の暗号化方式により暗号化されているコンテンツ、前記コンテンツ特定情報が正当であるか否かを判定するために使用される再生判定データ、および暗号化されている前記コンテンツの復号に使用する復号鍵を生成するための復号鍵生成情報の受信を制御する第2の受信制御ステップと、
    第2の暗号化方式により、前記復号鍵生成情報を前記再生判定データで暗号化して前記復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
    前記復号鍵が生成されたとき、暗号化されている前記コンテンツ、前記再生判定データ、および前記復号鍵の記録手段への記録を制御する記録制御ステップと
    前記コンテンツを使用する場合、所定の演算を適用することで、記録されている前記再生判定データと、受信された前記コンテンツ特定情報との対応が正しいか否かを判定する判定ステップと、
    前記再生判定データと前記コンテンツ特定情報との対応が正しいと判定された場合、記録されている前記復号鍵を用いて、暗号化されている前記コンテンツを復号する復号ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  5. 送信手段を有する記憶媒体から送信されてくる、コンテンツを特定するコンテンツ特定情報の受信が可能となった場合、前記コンテンツ特定情報の受信を制御する第1の受信制御ステップと、
    接続要求に応じて所定の情報を提供する提供装置との接続が確立したとき、前記提供装置への、前記コンテンツ特定情報の送信を制御する送信制御ステップと、
    前記コンテンツ特定情報の送信に応じて前記提供装置から送信されてきた、第1の暗号化方式により暗号化されているコンテンツ、前記コンテンツ特定情報が正当であるか否かを判定するために使用される再生判定データ、および暗号化されている前記コンテンツの復号に使用する復号鍵を生成するための復号鍵生成情報の受信を制御する第2の受信制御ステップと、
    第2の暗号化方式により、前記復号鍵生成情報を前記再生判定データで暗号化して前記復号鍵を生成する鍵生成ステップと、
    前記復号鍵が生成されたとき、暗号化されている前記コンテンツ、前記再生判定データ、および前記復号鍵の記録手段への記録を制御する記録制御ステップと
    前記コンテンツを使用する場合、所定の演算を適用することで、記録されている前記再生判定データと、受信された前記コンテンツ特定情報との対応が正しいか否かを判定する判定ステップと、
    前記再生判定データと前記コンテンツ特定情報との対応が正しいと判定された場合、記録されている前記復号鍵を用いて、暗号化されている前記コンテンツを復号する復号ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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