JP2019095338A - ひずみゲージ、センサモジュール - Google Patents

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寿昭 浅川
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Abstract

【課題】リード線等との接合強度を向上することが可能な電極構造を有するひずみゲージを提供する。【解決手段】本ひずみゲージは、可撓性を有する基材と、前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、前記抵抗体と電気的に接続された電極と、前記電極及び前記基材に形成されたリード線接続部と、を有し、前記リード線接続部は、前記電極を貫通する貫通孔と、前記貫通孔と連通して前記基材に設けられた凹部と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、ひずみゲージ、センサモジュールに関する。
測定対象物に貼り付けて、測定対象物のひずみを検出するひずみゲージが知られている。ひずみゲージは、ひずみを検出する抵抗体を備えており、抵抗体の材料としては、例えば、Cr(クロム)やNi(ニッケル)を含む材料が用いられている。又、例えば、抵抗体の両端が電極として用いられ、電極には、はんだにより外部接続用のリード線等が接合され、電子部品との信号入出力を可能としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−74934号公報
電極とリード線等の接合には、はんだ付け性のみならず接合強度が要求される。はんだ付け性を向上するために電極上にめっきを施す場合もあるが、めっきは必要な厚みが得られなかったり、処理の過程で薄くなったりするため、要求される接合強度を得ることが困難である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、リード線等との接合強度を向上することが可能な電極構造を有するひずみゲージを提供することを目的とする。
本ひずみゲージは、可撓性を有する基材と、前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、前記抵抗体と電気的に接続された電極と、前記電極及び前記基材に形成されたリード線接続部と、を有し、前記リード線接続部は、前記電極を貫通する貫通孔と、前記貫通孔と連通して前記基材に設けられた凹部と、を備えている。
開示の技術によれば、リード線等との接合強度を向上することが可能な電極構造を有するひずみゲージを提供することができる。
第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。 第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する断面図である。 第1の実施の形態の変形例1に係るひずみゲージを例示する断面図である。 第1の実施の形態の変形例2に係るひずみゲージを例示する断面図である。 第1の実施の形態の変形例3に係るひずみゲージを例示する断面図である。 第1の実施の形態の変形例4に係るひずみゲージを例示する断面図である。 第1の実施の形態の変形例5に係るひずみゲージを例示する断面図である。 第2の実施の形態に係るセンサモジュールを例示する断面図である。 第2の実施の形態の変形例1に係るセンサモジュールを例示する断面図である。 第2の実施の形態の変形例2に係るセンサモジュールを例示する断面図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。図2は、第1の実施の形態に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図1のA−A線に沿う断面を示している。図1及び図2を参照するに、ひずみゲージ1は、基材10と、抵抗体30と、端子部41とを有している。
なお、本実施の形態では、便宜上、ひずみゲージ1において、基材10の抵抗体30が設けられている側を上側又は一方の側、抵抗体30が設けられていない側を下側又は他方の側とする。又、各部位の抵抗体30が設けられている側の面を一方の面又は上面、抵抗体30が設けられていない側の面を他方の面又は下面とする。但し、ひずみゲージ1は天地逆の状態で用いることができ、又は任意の角度で配置することができる。又、平面視とは対象物を基材10の上面10aの法線方向から視ることを指し、平面形状とは対象物を基材10の上面10aの法線方向から視た形状を指すものとする。
基材10は、抵抗体30等を形成するためのベース層となる部材であり、可撓性を有する。基材10の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、5μm〜500μm程度とすることができる。特に、基材10の厚さが5μm〜200μmであると、接着層等を介して基材10の下面に接合される起歪体表面からの歪の伝達性、環境に対する寸法安定性の点で好ましく、10μm以上であると絶縁性の点で更に好ましい。
基材10は、例えば、PI(ポリイミド)樹脂、エポキシ樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、ポリオレフィン樹脂等の絶縁樹脂フィルムから形成することができる。なお、フィルムとは、厚さが500μm以下程度であり、可撓性を有する部材を指す。
ここで、『絶縁樹脂フィルムから形成する』とは、基材10が絶縁樹脂フィルム中にフィラーや不純物等を含有することを妨げるものではない。基材10は、例えば、シリカやアルミナ等のフィラーを含有する絶縁樹脂フィルムから形成しても構わない。
抵抗体30は、基材10上に所定のパターンで形成された薄膜であり、ひずみを受けて抵抗変化を生じる受感部である。抵抗体30は、基材10の上面10aに直接形成されてもよいし、基材10の上面10aに他の層を介して形成されてもよい。なお、図1では、便宜上、抵抗体30を梨地模様で示している。
抵抗体30は、例えば、Cr(クロム)を含む材料、Ni(ニッケル)を含む材料、又はCrとNiの両方を含む材料から形成することができる。すなわち、抵抗体30は、CrとNiの少なくとも一方を含む材料から形成することができる。Crを含む材料としては、例えば、Cr混相膜が挙げられる。Niを含む材料としては、例えば、Ni−Cu(ニッケル銅)が挙げられる。CrとNiの両方を含む材料としては、例えば、Ni−Cr(ニッケルクロム)が挙げられる。
ここで、Cr混相膜とは、Cr、CrN、CrN等が混相した膜である。Cr混相膜は、酸化クロム等の不可避不純物を含んでもよい。
抵抗体30の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、0.05μm〜2μm程度とすることができる。特に、抵抗体30の厚さが0.1μm以上であると抵抗体30を構成する結晶の結晶性(例えば、α−Crの結晶性)が向上する点で好ましく、1μm以下であると抵抗体30を構成する膜の内部応力に起因する膜のクラックや基材10からの反りを低減できる点で更に好ましい。
例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、安定な結晶相であるα−Cr(アルファクロム)を主成分とすることで、ゲージ特性の安定性を向上することができる。又、抵抗体30がα−Crを主成分とすることで、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。ここで、主成分とは、対象物質が抵抗体を構成する全物質の50質量%以上を占めることを意味するが、ゲージ特性を向上する観点から、抵抗体30はα−Crを80重量%以上含むことが好ましい。なお、α−Crは、bcc構造(体心立方格子構造)のCrである。
端子部41は、抵抗体30の両端部から延在しており、平面視において、抵抗体30よりも拡幅して略矩形状に形成されている。端子部41は、ひずみにより生じる抵抗体30の抵抗値の変化を外部に出力するための一対の電極であり、例えば、外部接続用のリード線が接合される。抵抗体30は、例えば、端子部41の一方からジグザグに折り返しながら延在して他方の端子部41に接続されている。端子部41の上面を、端子部41よりもはんだ付け性が良好な金属で被覆してもよい。なお、抵抗体30と端子部41とは便宜上別符号としているが、両者は同一工程において同一材料により一体に形成することができる。
端子部41及び基材10には、リード線接続部70が設けられている。リード線接続部70は、基材10に設けられた凹部10xと、平面視で凹部10xの周囲に位置する端子部41が凹部10x内に延在し、少なくとも凹部10xの側壁を被覆して形成された延在部41xとを備えている。
凹部10xは基材10の上面10a側に開口し、基材10を貫通せず、凹部10xの底面は基材10内に存在している。
延在部41xは、平面視で凹部10xの周囲に位置する端子部41が凹部10x内に延在し、凹部10xの側壁から底面を連続的に被覆して形成されてもよい。
リード線接続部70の凹部10x内に外部接続用のリード線の端部が挿入され、はんだや導電性ペースト等の接合材を介して延在部41xと接合されることで、端子部41とリード線との接合信頼性を向上することができる。
凹部10xの平面形状は、リード線の端部が挿入できれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、直径が0.1mm〜0.5mm程度の円形とすることができる。凹部10xの深さは、リード線の端部が挿入できれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、基材10の厚さの半分程度とすることができる。
抵抗体30を被覆し端子部41を露出するように基材10の上面10aにカバー層60(絶縁樹脂層)を設けても構わない。カバー層60を設けることで、抵抗体30に機械的な損傷等が生じることを防止できる。又、カバー層60を設けることで、抵抗体30を湿気等から保護することができる。なお、カバー層60は、端子部41を除く部分の全体を覆うように設けてもよい。
カバー層60は、例えば、PI樹脂、エポキシ樹脂、PEEK樹脂、PEN樹脂、PET樹脂、PPS樹脂、複合樹脂(例えば、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂)等の絶縁樹脂から形成することができる。カバー層60は、フィラーや顔料を含有しても構わない。カバー層60の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、2μm〜30μm程度とすることができる。
ひずみゲージ1を製造するためには、まず、基材10を準備し、基材10の上面10a側から内方に窪むように凹部10xを形成する。凹部10xは、例えば、レーザ加工法により形成できる。
次に、基材10の上面10aに図1に示す平面形状の抵抗体30及び端子部41を形成する。この際、端子部41は、凹部10x内に延在し、端子部41の凹部10x内に延在する部分は、少なくとも凹部10xの側壁を被覆して延在部41xを形成する。端子部41は、凹部10xの側壁から底面を連続的に被覆して延在部41xを形成してもよい。抵抗体30及び端子部41の材料や厚さは、前述の通りである。抵抗体30と端子部41とは、同一材料により一体に形成することができる。
抵抗体30及び端子部41は、例えば、抵抗体30及び端子部41を形成可能な原料をターゲットとしたマグネトロンスパッタ法により成膜し、フォトリソグラフィによってパターニングすることで形成できる。抵抗体30及び端子部41は、マグネトロンスパッタ法に代えて、反応性スパッタ法や蒸着法、アークイオンプレーティング法、パルスレーザー堆積法等を用いて成膜してもよい。
ゲージ特性を安定化する観点から、抵抗体30及び端子部41を成膜する前に、下地層として、基材10の上面10aに、例えば、コンベンショナルスパッタ法により膜厚が1nm〜100nm程度の機能層を真空成膜することが好ましい。なお、機能層は、機能層の上面全体に抵抗体30及び端子部41を形成後、フォトリソグラフィによって抵抗体30及び端子部41と共に図1に示す平面形状にパターニングされる。
本願において、機能層とは、少なくとも上層である抵抗体30の結晶成長を促進する機能を有する層を指す。機能層は、更に、基材10に含まれる酸素や水分による抵抗体30の酸化を防止する機能や、基材10と抵抗体30との密着性を向上する機能を備えていることが好ましい。機能層は、更に、他の機能を備えていてもよい。
基材10を構成する絶縁樹脂フィルムは酸素や水分を含むため、特に抵抗体30がCrを含む場合、Crは自己酸化膜を形成するため、機能層が抵抗体30の酸化を防止する機能を備えることは有効である。
機能層の材料は、少なくとも上層である抵抗体30の結晶成長を促進する機能を有する材料であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、Cr(クロム)、Ti(チタン)、V(バナジウム)、Nb(ニオブ)、Ta(タンタル)、Ni(ニッケル)、Y(イットリウム)、Zr(ジルコニウム)、Hf(ハフニウム)、Si(シリコン)、C(炭素)、Zn(亜鉛)、Cu(銅)、Bi(ビスマス)、Fe(鉄)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Re(レニウム)、Os(オスミウム)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Au(金)、Co(コバルト)、Mn(マンガン)、Al(アルミニウム)からなる群から選択される1種又は複数種の金属、この群の何れかの金属の合金、又は、この群の何れかの金属の化合物が挙げられる。
上記の合金としては、例えば、FeCr、TiAl、FeNi、NiCr、CrCu等が挙げられる。又、上記の化合物としては、例えば、TiN、TaN、Si、TiO、Ta、SiO等が挙げられる。
機能層は、例えば、機能層を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にAr(アルゴン)ガスを導入したコンベンショナルスパッタ法により真空成膜することができる。コンベンショナルスパッタ法を用いることにより、基材10の上面10aをArでエッチングしながら機能層が成膜されるため、機能層の成膜量を最小限にして密着性改善効果を得ることができる。
但し、これは、機能層の成膜方法の一例であり、他の方法により機能層を成膜してもよい。例えば、機能層の成膜の前にAr等を用いたプラズマ処理等により基材10の上面10aを活性化することで密着性改善効果を獲得し、その後マグネトロンスパッタ法により機能層を真空成膜する方法を用いてもよい。
機能層の材料と抵抗体30及び端子部41の材料との組み合わせは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、機能層としてTiを用い、抵抗体30及び端子部41としてα−Cr(アルファクロム)を主成分とするCr混相膜を成膜することが可能である。
この場合、例えば、Cr混相膜を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にArガスを導入したマグネトロンスパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜することができる。或いは、純Crをターゲットとし、チャンバ内にArガスと共に適量の窒素ガスを導入し、反応性スパッタ法により、抵抗体30及び端子部41を成膜してもよい。
これらの方法では、Tiからなる機能層がきっかけでCr混相膜の成長面が規定され、安定な結晶構造であるα−Crを主成分とするCr混相膜を成膜できる。又、機能層を構成するTiがCr混相膜中に拡散することにより、ゲージ特性が向上する。例えば、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。なお、機能層がTiから形成されている場合、Cr混相膜にTiやTiN(窒化チタン)が含まれる場合がある。
なお、抵抗体30がCr混相膜である場合、Tiからなる機能層は、抵抗体30の結晶成長を促進する機能、基材10に含まれる酸素や水分による抵抗体30の酸化を防止する機能、及び基材10と抵抗体30との密着性を向上する機能の全てを備えている。機能層として、Tiに代えてTa、Si、Al、Feを用いた場合も同様である。
このように、抵抗体30の下層に機能層を設けることにより、抵抗体30の結晶成長を促進することが可能となり、安定な結晶相からなる抵抗体30を作製できる。その結果、ひずみゲージ1において、ゲージ特性の安定性を向上することができる。又、機能層を構成する材料が抵抗体30に拡散することにより、ひずみゲージ1において、ゲージ特性を向上することができる。
抵抗体30及び端子部41を形成後、必要に応じ、基材10の上面10aに、抵抗体30を被覆し端子部41を露出するカバー層60を設けることで、ひずみゲージ1が完成する。カバー層60は、例えば、基材10の上面10aに、抵抗体30を被覆し端子部41を露出するように半硬化状態の熱硬化性の絶縁樹脂フィルムをラミネートし、加熱して硬化させて作製することができる。カバー層60は、基材10の上面10aに、抵抗体30を被覆し端子部41を露出するように液状又はペースト状の熱硬化性の絶縁樹脂を塗布し、加熱して硬化させて作製してもよい。
このように、ひずみゲージ1には、凹部10xを備えたリード線接続部70が設けられている。これにより、リード線接続部70の凹部10x内に外部接続用のリード線の端部を挿入し、はんだや導電性ペースト等の接合材を介して端子部41と接合することができる。
この場合、リード線の端部は、接合材を介して平面視で凹部10xの周囲に位置する端子部41と接合されると共に、端子部41が凹部10x内に延在した延在部41xとも接合される。すなわち、凹部の形成されていない端子部にリード線の端部を接合する場合と比べ、端子部41とリード線の端部との接合面積が増加するため、両者の接合信頼性を向上できる。
又、凹部10x内に外部接続用のリード線の端部を挿入できるため、凹部の形成されていない端子部にリード線を位置決めする場合と比べ、リード線の位置決め作業が容易になる。その結果、はんだ接合し直しのような、端子部とリード線との接合強度低下の一因となるような作業の発生を防止できる。
〈第1の実施の形態の変形例1〉
第1の実施の形態の変形例1では、第1の実施の形態とは異なるリード線接続部を有するひずみゲージの例を示す。なお、第1の実施の形態の変形例1において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図3は、第1の実施の形態の変形例1に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図3を参照するに、ひずみゲージ1Aは、リード線接続部70が、リード線接続部70Aに置換された点が、ひずみゲージ1(図1及び図2等参照)と相違する。
ひずみゲージ1Aにおいて、端子部41及び基材10には、リード線接続部70Aが設けられている。リード線接続部70Aは、電極となる端子部41を貫通する貫通孔41yと、貫通孔41yと連通して基材10に設けられた凹部10xとを備えている。凹部10xは基材10を貫通せず、凹部10xの底面は基材10内に存在している。
ひずみゲージ1Aを製造するためには、まず、基材10を準備し、凹部10xを形成せずに、平坦な基材10の上面10aに図1に示す平面形状の抵抗体30及び端子部41を形成する。抵抗体30及び端子部41を形成する方法については、第1の実施の形態と同様である。その後、ドライエッチングやブラスト処理等により、貫通孔41y、及び貫通孔41yと連通する凹部10xを形成することができる。
このように、平面視で凹部10xの周囲に位置する端子部41は凹部10x内に延在しなくてもよい。
この場合にも、リード線の端部は、接合材を介して平面視で凹部10xの周囲に位置する端子部41と接合されると共に、貫通孔41yの側壁とも接合される。すなわち、凹部の形成されていない端子部にリード線の端部を接合する場合と比べ、端子部41とリード線の端部との接合面積が増加するため、両者の接合信頼性を向上できる。
又、貫通孔41y及び凹部10x内に外部接続用のリード線の端部を挿入できるため、凹部の形成されていない端子部にリード線を位置決めする場合と比べ、リード線の位置決め作業が容易になる。その結果、はんだ接合し直しのような、端子部とリード線との接合強度低下の一因となるような作業の発生を防止できる。
〈第1の実施の形態の変形例2〉
第1の実施の形態の変形例2では、第1の実施の形態とは異なるリード線接続部を有するひずみゲージの他の例を示す。なお、第1の実施の形態の変形例2において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図4は、第1の実施の形態の変形例2に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図4を参照するに、ひずみゲージ1Bは、リード線接続部70が、リード線接続部70Bに置換された点が、ひずみゲージ1(図1及び図2等参照)と相違する。
ひずみゲージ1Bにおいて、端子部41及び基材10には、リード線接続部70Bが設けられている。リード線接続部70Bは、電極となる端子部41を貫通する貫通孔41yと、貫通孔41yと連通して基材10に設けられた凹部10xとを備えている。凹部10xは基材10を貫通せず、凹部10xの底面は基材10内に存在している。端子部41において、平面視で貫通孔41yの周辺部に位置する領域は、端子部41の他の領域の表面から環状に突出して突出部41tを形成している。
ひずみゲージ1Bを製造するためには、まず、基材10を準備し、凹部10xを形成せずに、平坦な基材10の上面10aに図1に示す平面形状の抵抗体30及び端子部41を形成する。抵抗体30及び端子部41を形成する方法については、第1の実施の形態と同様である。その後、レーザ加工法により、貫通孔41y、及び貫通孔41yと連通する凹部10xを形成することができる。
レーザ加工法を用いると、レーザを照射して貫通孔41yを形成する際に、熱の影響により端子部41が変形し、平面視で貫通孔41yの周辺部に位置する領域は、端子部41の他の領域の表面から環状に突出して突出部41tを形成する。
このように、端子部41において、平面視で貫通孔41yの周辺部に位置する領域に突出部41tを形成してもよい。
この場合、突出部41tを形成しない場合(図3参照)と比べて、貫通孔41yの側壁の深さ方向の長さを長くすることができる。これにより、突出部41tを形成しない場合(図3参照)と比べて、リード線の端部が端子部41と接合される面積が増えるため、両者の接合信頼性を更に向上できる。
又、貫通孔41y及び凹部10x内に外部接続用のリード線の端部を挿入できるため、凹部の形成されていない端子部にリード線を位置決めする場合と比べ、リード線の位置決め作業が容易になる。その結果、はんだ接合し直しのような、端子部とリード線との接合強度低下の一因となるような作業の発生を防止できる。
〈第1の実施の形態の変形例3〉
第1の実施の形態の変形例3では、第1の実施の形態とは異なるリード線接続部を有するひずみゲージの更に他の例を示す。なお、第1の実施の形態の変形例3において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図5は、第1の実施の形態の変形例3に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図5を参照するに、ひずみゲージ1Cは、リード線接続部70が、リード線接続部70Cに置換された点、及び基材10の下面10bに絶縁層80が形成された点が、ひずみゲージ1(図1及び図2等参照)と相違する。
ひずみゲージ1Cにおいて、端子部41及び基材10には、リード線接続部70Cが設けられている。リード線接続部70Cは、基材10に設けられた凹部10yと、平面視で凹部10yの周囲に位置する端子部41が凹部10y内に延在し、凹部10yの側壁を被覆して形成された延在部41zとを備えている。
凹部10yは基材10を貫通し、凹部10yの底面は、絶縁層80の上面80aにより形成されている。
ひずみゲージ1Cを製造するためには、まず、基材10を準備し、レーザ加工法等により、基材10を貫通する貫通孔を形成する。次に、基材10の上面10aに図1に示す平面形状の抵抗体30及び端子部41を形成する。この際、端子部41は、貫通孔内に延在し、貫通孔の側壁を被覆して延在部41zを形成する。次に、基材10の下面10bに、絶縁層80をラミネートする。絶縁層80の上面80aにより貫通孔の底面が形成され、凹部10yを形成することができる。
このように、リード線接続部を構成する凹部の底面を別部材により形成してもよい。この場合にも、ひずみゲージ1の場合と同様の効果が得られる。なお、図5において、基材10と絶縁層80との総厚を図2の基材10の厚さと同じにすることで、図2とほぼ同様の構造を得ることができる。
なお、後述のように、接着層を介してひずみゲージの基材の下面を起歪体に固着してセンサモジュールを構成する場合には、接着層が絶縁層80の機能を兼ねることができる。この場合には、ひずみゲージ1Cは絶縁層80を有していなくてもよい。
〈第1の実施の形態の変形例4〉
第1の実施の形態の変形例4では、第1の実施の形態とは異なるリード線接続部を有するひずみゲージの更に他の例を示す。なお、第1の実施の形態の変形例4において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図6は、第1の実施の形態の変形例4に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図6を参照するに、ひずみゲージ1Dは、リード線接続部70が、リード線接続部70Dに置換された点、及び基材10の下面10bに絶縁層80が形成された点が、ひずみゲージ1(図1及び図2等参照)と相違する。
ひずみゲージ1Dにおいて、端子部41及び基材10には、リード線接続部70Dが設けられている。リード線接続部70Dは、電極となる端子部41を貫通する貫通孔41yと、貫通孔41yと連通して基材10に設けられた凹部10yとを備えている。
凹部10yは基材10を貫通し、凹部10yの底面は、絶縁層80の上面80aにより形成されている。
ひずみゲージ1Dを製造するためには、まず、基材10を準備し、凹部や貫通孔を形成せずに、平坦な基材10の上面10aに図1に示す平面形状の抵抗体30及び端子部41を形成する。抵抗体30及び端子部41を形成する方法については、第1の実施の形態と同様である。その後、ドライエッチングやブラスト処理等により、貫通孔41y、及び貫通孔41yと連通する貫通孔を形成することができる。次に、基材10の下面10bに、絶縁層80をラミネートする。絶縁層80の上面80aにより貫通孔の底面が形成され、貫通孔41yと連通する凹部10yを形成することができる。
このように、平面視で凹部10yの周囲に位置する端子部41は凹部10y内に延在しなくてもよい。この場合にも、ひずみゲージ1Aの場合と同様の効果が得られる。なお、図6において、基材10と絶縁層80との総厚を図3の基材10の厚さと同じにすることで、図3とほぼ同様の構造を得ることができる。
なお、後述のように、接着層を介してひずみゲージの基材の下面を起歪体に固着してセンサモジュールを構成する場合には、接着層が絶縁層80の機能を兼ねることができる。この場合には、ひずみゲージ1Dは絶縁層80を有していなくてもよい。
〈第1の実施の形態の変形例5〉
第1の実施の形態の変形例5では、第1の実施の形態とは異なるリード線接続部を有するひずみゲージの更に他の例を示す。なお、第1の実施の形態の変形例5において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図7は、第1の実施の形態の変形例5に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図7を参照するに、ひずみゲージ1Eは、リード線接続部70が、リード線接続部70Eに置換された点、及び基材10の下面10bに絶縁層80が形成された点が、ひずみゲージ1(図1及び図2等参照)と相違する。
ひずみゲージ1Eにおいて、端子部41及び基材10には、リード線接続部70Eが設けられている。リード線接続部70Eは、電極となる端子部41を貫通する貫通孔41yと、貫通孔41yと連通して基材10に設けられた凹部10yとを備えている。
凹部10yは基材10を貫通し、凹部10yの底面は、絶縁層80の上面80aにより形成されている。端子部41において、平面視で貫通孔41yの周辺部に位置する領域は、端子部41の他の領域の表面から環状に突出して突出部41tを形成している。
ひずみゲージ1Eを製造するためには、まず、基材10を準備し、凹部や貫通孔を形成せずに、平坦な基材10の上面10aに図1に示す平面形状の抵抗体30及び端子部41を形成する。抵抗体30及び端子部41を形成する方法については、第1の実施の形態と同様である。その後、レーザ加工法により、貫通孔41y、及び貫通孔41yと連通する貫通孔を形成することができる。次に、基材10の下面10bに、絶縁層80をラミネートする。絶縁層80の上面80aにより貫通孔の底面が形成され、貫通孔41yと連通する凹部10yを形成することができる。
レーザ加工法を用いると、レーザを照射して貫通孔41yを形成する際に、熱の影響により端子部41が変形し、平面視で貫通孔41yの周辺部に位置する領域は、端子部41の他の領域の表面から環状に突出して突出部41tを形成する。
このように、端子部41において、平面視で貫通孔41yの周辺部に位置する領域に突出部41tを形成してもよい。この場合にも、ひずみゲージ1Bの場合と同様の効果が得られる。なお、図7において、基材10と絶縁層80との総厚を図4の基材10の厚さと同じにすることで、図4とほぼ同様の構造を得ることができる。
なお、後述のように、接着層を介してひずみゲージの基材の下面を起歪体に固着してセンサモジュールを構成する場合には、接着層が絶縁層80の機能を兼ねることができる。この場合には、ひずみゲージ1Eは絶縁層80を有していなくてもよい。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、ひずみゲージを用いたセンサモジュールの例を示す。なお、第2の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図8は、第2の実施の形態に係るセンサモジュールを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図8を参照するに、センサモジュール5は、ひずみゲージ1と、リード線100とを有している。
リード線100は、例えば、導体部101と、導体部101を被覆する絶縁部102とを有している。リード線100の端部には導体部101が露出している。リード線100の端部に露出する導体部101は、リード線接続部70を構成する凹部10x内に挿入され、接合材110を介して平面視で凹部10xの周囲に位置する端子部41と接合されると共に、端子部41が凹部10x内に延在した延在部41xとも接合されている。
リード線100は、例えば、凹部10xに接合材110となるはんだを流し、ホットプレスで接合することができる。
なお、リード線100と端子部41との接合信頼性を十分に確保できる場合には、リード線100の端部に露出する導体部101は、平面視で凹部10xの周囲に位置する端子部41とは接合せずに、端子部41が凹部10x内に延在した延在部41xのみと接合してもよい。この場合、導体部101は、延在部41xを介して端子部41と電気的に接続される。
このように、センサモジュール5では、ひずみゲージ1の端子部41とリード線100の端部に露出する導体部101とを広い接合面積で接合できるため、両者の接合信頼性を向上できる
なお、センサモジュール5において、ひずみゲージ1に代えて、ひずみゲージ1A、1B、1C、1D、又は1Eを用いてもよい。
〈第2の実施の形態の変形例1〉
第2の実施の形態の変形例1では、第2の実施の形態とは異なるセンサモジュールの例を示す。なお、第2の実施の形態の変形例1において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図9は、第2の実施の形態の変形例1に係るセンサモジュールを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図9を参照するに、センサモジュール5Aは、ひずみゲージ1と、起歪体120と、接着層130とを有している。
センサモジュール5Aにおいて、起歪体120の上面120aは、接着層130を介して、基材10の下面10bと固着されている。起歪体120は、例えば、Fe、SUS(ステンレス鋼)、Al等の金属やPEEK等の樹脂から形成され、印加される力に応じて変形する(ひずみを生じる)物体である。ひずみゲージ1は、起歪体120に生じるひずみを抵抗体30の抵抗値変化として検出することができる。
接着層130は、ひずみゲージ1と起歪体120とを固着する機能を有する材料であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、変性ウレタン樹脂等を用いることができる。又、ボンディングシート等の材料を用いても良い。接着層130の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、0.1μm〜50μm程度とすることができる。
センサモジュール5Aを製造するには、ひずみゲージ1を作製後、基材10の下面10b及び/又は起歪体120の上面120aに、例えば、接着層130となる上記の何れかの材料を塗布する。そして、基材10の下面10bを起歪体120の上面120aと対向させ、塗布した材料を挟んで起歪体120上にひずみゲージ1を配置する。又は、ボンディングシートを起歪体120と基材10との間に挟み込むようにしても良い。
次に、ひずみゲージ1を起歪体120側に押圧しながら所定温度に加熱し、塗布した材料を硬化させて接着層130を形成する。これにより、接着層130を介して起歪体120の上面120aと基材10の下面10bとが固着され、センサモジュール5Aが完成する。センサモジュール5Aは、例えば、荷重、圧力、トルク、加速度等の測定に適用することができる。
なお、センサモジュール5Aにおいて、ひずみゲージ1に代えて、ひずみゲージ1A、1B、1C、1D、又は1Eを用いてもよい。又、センサモジュール5Aと同様に、接合材110を用いてリード線100をリード線接続部70に接合してもよい。
〈第2の実施の形態の変形例2〉
第2の実施の形態の変形例2では、第2の実施の形態とは異なるセンサモジュールの他の例を示す。なお、第2の実施の形態の変形例2において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図10は、第2の実施の形態の変形例2に係るセンサモジュールを例示する断面図であり、図2に対応する断面を示している。図10を参照するに、センサモジュール5Bは、ひずみゲージ1がひずみゲージ1Fに置換された点が、センサモジュール5A(図9参照)と相違する。
ひずみゲージ1Fは、ひずみゲージ1Cにおいて絶縁層80を設けない構造としたものである。
リード線接続部70Cは、基材10に設けられた凹部10yと、平面視で凹部10yの周囲に位置する端子部41が凹部10y内に延在し、凹部10yの側壁を被覆して形成された延在部41zとを備えている。凹部10yは基材10を貫通し、凹部10yの底面は、接着層130の上面130aにより形成されている。
このように、接着層130として絶縁性を有する材料を用いることにより、接着層130が絶縁層80の機能を兼ねることができる。すなわち、起歪体120が導電体である場合に、接着層130が、起歪体120と端子部41が凹部10y内に延在した延在部41zとを絶縁することができる。
なお、センサモジュール5Bにおいて、ひずみゲージ1Fは、ひずみゲージ1D又は1Eにおいて絶縁層80を設けない構造としてもよい。又、センサモジュール5と同様に、接合材110を用いてリード線100をリード線接続部70Cに接合してもよい。
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F ひずみゲージ、5、5A、5B センサモジュール、10 基材、10a、80a、120a 上面、10b 下面、10x、10y 凹部、41x、41z 延在部、30 抵抗体、41 端子部、41t 突出部、41y 貫通孔、60 カバー層、70、70A、70B、70C、70D、70E リード線接続部、80 絶縁層、100 リード線、101 導体部、102 絶縁部、110 接合材、120 起歪体、130 接着層

Claims (15)

  1. 可撓性を有する基材と、
    前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、
    前記抵抗体と電気的に接続された電極と、
    前記電極及び前記基材に形成されたリード線接続部と、を有し、
    前記リード線接続部は、前記電極を貫通する貫通孔と、前記貫通孔と連通して前記基材に設けられた凹部と、を備えているひずみゲージ。
  2. 可撓性を有する基材と、
    前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、
    前記抵抗体と電気的に接続された電極と、
    前記電極及び前記基材に形成されたリード線接続部と、を有し、
    前記リード線接続部は、前記基材に設けられた凹部と、平面視で前記凹部の周囲に位置する前記電極が前記凹部内に延在し、少なくとも前記凹部の側壁を被覆して形成された延在部と、を備えているひずみゲージ。
  3. 前記電極の前記貫通孔の周辺部に位置する領域は、前記電極の他の領域の表面から環状に突出している請求項1に記載のひずみゲージ。
  4. 前記凹部の底面は、前記基材内に存在する請求項1乃至3の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  5. 前記基材の前記抵抗体とは反対側に絶縁層が形成され、
    前記凹部の底面は、前記絶縁層の表面により形成されている請求項1乃至3の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  6. 前記抵抗体は、アルファクロムを主成分とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  7. 前記抵抗体は、アルファクロムを80重量%以上含む請求項6に記載のひずみゲージ。
  8. 前記抵抗体は、窒化クロムを含む請求項6又は7に記載のひずみゲージ。
  9. 前記基材の一方の面に、金属、合金、又は、金属の化合物から形成された機能層を有し、
    前記抵抗体は、前記機能層の一方の面に形成されている請求項1乃至8の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  10. 前記機能層は、前記抵抗体の結晶成長を促進する機能を有する請求項9に記載のひずみゲージ。
  11. 前記抵抗体を被覆する絶縁樹脂層を有する請求項1乃至10の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載のひずみゲージと、
    前記電極と電気的に接続されたリード線と、を有し、
    前記リード線接続部の前記凹部内に前記リード線の端部が挿入され、接合材を介して前記電極と電気的に接続されているセンサモジュール。
  13. 請求項1乃至11の何れか一項に記載のひずみゲージと、
    前記基材の他方の面側に設けられた起歪体と、を有するセンサモジュール。
  14. ひずみゲージと、接着層を介して前記ひずみゲージに設けられた起歪体と、を有するセンサモジュールであって、
    前記ひずみゲージは、
    可撓性を有する基材と、
    前記基材上に、クロムとニッケルの少なくとも一方を含む材料から形成された抵抗体と、
    前記抵抗体と電気的に接続された電極と、
    前記電極及び前記基材に形成されたリード線接続部と、を有し、
    前記リード線接続部は、前記基材に設けられた凹部と、平面視で前記凹部の周囲に位置する前記電極が前記凹部内に延在し、前記凹部の側壁を被覆して形成された延在部と、を備え、
    前記凹部の底面は、前記基材の前記抵抗体とは反対側に設けられた前記接着層の表面により形成されているセンサモジュール。
  15. 前記電極と電気的に接続されたリード線を有し、
    前記リード線接続部の前記凹部内に前記リード線の端部が挿入され、接合材を介して前記電極と電気的に接続されている請求項13又は14に記載のセンサモジュール。
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