JP2019094640A - 水位予測方法、水位予測プログラム及び水位予測装置 - Google Patents

水位予測方法、水位予測プログラム及び水位予測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本開示は、河川、ダム又は下水等の水位を予測するために、ニューラルネットワークを利用するにあたり、データ間の相関の高さ及び低さを維持しながら、水位を十分に精度高く予測することを目的とする。【解決手段】本開示は、水位予測地点の上流域及び水位予測時刻より以前の雨量データと、水位予測地点及び水位予測時刻より過去の水位データと、を入力するデータ入力ステップと、雨量データに対して、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行する畳み込みステップR1〜RMと、畳み込まれた雨量データと、水位データと、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行する全結合ステップC1〜C4と、水位予測地点及び水位予測時刻の水位を予測する水位予測ステップと、を順に備えることを特徴とする水位予測方法である。【選択図】図1

Description

本開示は、河川、ダム又は下水等の水位を予測する技術に関する。
水害の予報又は警報を発令するために、河川、ダム又は下水等の水位を予測する技術が存在する(例えば、非特許文献1〜8を参照。)。水位予測方法として、貯留関数法、タンクモデル又は分布型モデル等の流出モデルを利用する方法と、時系列解析又は機械学習等の統計的手法を利用する方法と、が存在する。機械学習の中でも、ニューラルネットワークを利用する方法では、水位をリアルタイムにある程度精度高く予測することができる。
ニューラルネットワークを利用する方法では、学習時には、雨量及び水位の時系列の訓練データを1次元のアレイ状に全結合レイヤに入力し、雨量及び水位の時系列の訓練データを学習する。そして、評価時には、雨量及び水位の時系列の評価データを1次元のアレイ状に全結合レイヤに入力し、水位予測地点及び水位予測時刻の水位を予測する。
阿部清明、外3名、「ニューラルネットワークによる流出解析手法(日流量)に関する研究」、土木学会論文集、2000年8月、No.656/II−52、pp.1−13 平岡透、外2名、「降雨量からの河川水位予測の一手法」、土木学会論文集B、2010年3月、Vol.66、No.1、pp.93−98 高崎忠勝、外2名、「ニューラルネットワークによる都市中小河川感潮域の水位推定」、土木学会論文集B1(水工学)、2011年、Vol.67、No.4、pp.I_1603−I_1608 一言正之、外2名、「ニューラルネットワークを用いた洪水予測システムの開発」、こうえいフォーラム、2012年3月、Vol.20 関基、外6名、「河川特性を反映したニューラルネットワーク洪水予測の精度向上」、河川技術論文集、2013年6月、Vol.19 椿涼太、外1名、「危機管理の実務に供する洪水予測技術」、[online]、2013年、河川技術に関するシンポジウム、[2017年10月18日検索]、インターネット<URL:http://committees.jsce.or.jp/hydraulic01/system/files/2013_OS1.pdf> 一言正之、外2名、「深層学習を用いた河川水位予測手法の開発」、土木学会論文集B1(水工学)、2016年、Vol.72、No.4、pp.I_187−I_192 一言正之、外1名、「深層ニューラルネットワークと分布型モデルを組み合わせたハイブリッド河川水位予測手法」、土木学会論文集B1(水工学)、2017年、Vol.73、No.1、pp.22−33
ニューラルネットワークを利用する方法では、位置及び時刻が近く相関が高いデータを、全結合レイヤにより相関が低いデータに変換する可能性がある。一方で、位置及び/又は時刻が離れ相関が低いデータを、全結合レイヤにより相関が高いデータに変換する可能性がある。よって、水位を十分に精度高く予測することができなかった。
そこで、前記課題を解決するために、本開示は、河川、ダム又は下水等の水位を予測するために、ニューラルネットワークを利用するにあたり、データ間の相関の高さ及び低さを維持しながら、水位を十分に精度高く予測することを目的とする。
前記課題を解決するために、畳み込みニューラルネットワークを利用する。つまり、位置及び時刻が近く相関が高いデータを、相関の高さを維持しながら圧縮する。そして、位置及び/又は時刻が離れ相関が低いデータを、相関の低さを維持しながら圧縮する。
具体的には、本開示は、水位予測地点の上流域及び水位予測時刻より以前の雨量データと、前記水位予測地点及び前記水位予測時刻より過去の水位データと、を入力するデータ入力ステップと、前記雨量データに対して、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行する畳み込みステップと、畳み込まれた前記雨量データと、前記水位データと、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行する全結合ステップと、前記水位予測地点及び前記水位予測時刻の水位を予測する水位予測ステップと、を順に備えることを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、データ間の相関の高さ及び低さを維持しながら、かつ、データを圧縮し計算量を低減しながら、水位を十分に精度高く予測することができる。
また、本開示は、前記畳み込みステップでは、前記水位データに対して、前記雨量データと別個に、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行し、前記全結合ステップでは、畳み込まれた前記雨量データと、畳み込まれた前記水位データと、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行することを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、位置及び時刻が近いが相関が高いとは限らない雨量データ及び水位データを、相関が高いデータに変換する可能性を低減することができる。
また、本開示は、前記畳み込みステップでは、前記水位データに対して、前記雨量データと異なり、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行せず、前記全結合ステップでは、畳み込まれた前記雨量データと、畳み込まれない前記水位データと、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行することを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、時刻が近いが相関が高いとは限らない(洪水又は護岸等で基準水位が変化)水位データを、相関が高いデータに変換する可能性を低減することができる。
また、本開示は、前記水位予測ステップでは、アンサンブル学習を構成する複数の学習モデルに基づいて、前記水位予測地点及び前記水位予測時刻の水位を予測することを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、アンサンブル学習を構成する複数の学習モデルを利用することにより、各学習モデル間の水位の予測精度のばらつきを補償することができる。
また、本開示は、前記複数の学習モデルでは、前記畳み込みステップのフィルタの学習前初期値、前記全結合ステップの重み付けの学習前初期値及び学習の繰り返しの回数が互いに異なることを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、学習の初期状態及び学習の繰り返し回数を異ならせることにより、アンサンブル学習を構成する複数の学習モデルを利用することができる。
また、本開示は、前記水位予測地点の上流域は、前記水位予測地点の周辺の地形に基づいて設定されることを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、水位予測地点の上流域より他の領域の雨量データを、水位予測に利用しない(データをゼロクリア等)ことにより、計算量を低減することができる。
また、本開示は、前記データ入力ステップでは、前記水位予測地点及び前記水位予測時刻より過去の水位データと、前記水位予測地点より上流の上流地点及び前記水位予測時刻より以前の水位データと、前記上流地点の上流域を除く前記水位予測地点の上流域及び前記水位予測時刻より以前の雨量データと、を入力することを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、上記の上流地点の上流域の雨量データを、上記の上流地点の水位データに置換することにより、計算量を低減することができる。
また、本開示は、前記畳み込みステップの畳み込みレイヤ数は、前記水位予測地点の上流域の面積及び前記雨量データのデータ分布密度に応じて設定されることを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、畳み込みステップの畳み込みレイヤ数を、水位予測地点の上流域の面積及び雨量データのデータ分布密度に応じて、適切に設定することができる。
また、本開示は、前記全結合ステップの隠れ層ユニット数は、前記全結合ステップの入力層ユニット数に対して、所定の割合を乗算した値として設定されることを特徴とする水位予測方法である。
この構成によれば、全結合ステップの隠れ層ユニット数を、雨量及び水位のデータ量並びに畳み込みステップの畳み込みレイヤ数に応じて、適切に設定することができる。
また、本開示は、以上に記載の水位予測方法をコンピュータに実行させるための水位予測プログラムである。
この構成によれば、データ間の相関の高さ及び低さを維持しながら、かつ、データを圧縮し計算量を低減しながら、水位を十分に精度高く予測することができる。
また、本開示は、以上に記載の水位予測プログラムをインストールされた水位予測装置である。
この構成によれば、データ間の相関の高さ及び低さを維持しながら、かつ、データを圧縮し計算量を低減しながら、水位を十分に精度高く予測することができる。
このように、本開示は、河川、ダム又は下水等の水位を予測するために、ニューラルネットワークを利用するにあたり、データ間の相関の高さ及び低さを維持しながら、水位を十分に精度高く予測することができる。
本開示の水位予測方法の処理手順を示す図である。 本開示の水位予測方法の処理手順を示す図である。 本開示の畳み込みレイヤの処理内容を示す図である。 本開示の畳み込みレイヤの処理内容を示す図である。 本開示の水位予測方法の予測精度を示す図である。 本開示の水位予測方法のアンサンブル学習を示す図である。 本開示の水位予測地点の上流域抽出を示す図である。 本開示の畳み込みレイヤの入力データを示す図である。 本開示の水位予測方法の予測結果を示す図である。
添付の図面を参照して本開示の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本開示の実施の例であり、本開示は以下の実施形態に制限されるものではない。
(本開示の水位予測方法の処理手順)
本開示の水位予測方法の処理手順を図1及び図2に示す。本開示の水位予測方法をコンピュータに実行させるための水位予測プログラムを、コンピュータにインストールすることにより、本開示の水位予測方法を実行することができる。
図1及び図2に示した水位予測方法では、畳み込み・プーリングレイヤR1の畳み込みレイヤR1−1において、水位予測地点rの上流域r及び水位予測時刻tより以前の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)を入力する。
ここで、水位予測時刻tより以前の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)は、現在時刻までの雨量の実測データを含んでいるが、水位をさらに精度高く予測するためには、将来時刻での雨量の予測データを含んでもよい。
図1に示した水位予測方法では、畳み込み・プーリングレイヤL1の畳み込みレイヤL1−1において、水位予測地点r及び水位予測時刻tより過去の水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)を入力する。図2に示した水位予測方法では、後述するように、全結合入力レイヤC1において、水位予測地点r及び水位予測時刻tより過去の水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)を入力する。
つまり、図1に示した水位予測方法では、水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)に対して、雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)と別個に、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤの処理を実行している。一方で、図2に示した水位予測方法では、水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)に対して、雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)と異なり、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤの処理を実行していない。
ここで、水位予測時刻tより過去の水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)は、現在時刻までの水位の実測データを含んでいるが、水位をさらに精度高く予測するためには、将来時刻での水位の予測データを含んでもよい。
図1及び図2に示した水位予測方法では、畳み込み・プーリングレイヤR1の畳み込みレイヤR1−1、活性関数レイヤR1−2及びプーリングレイヤR1−3において、雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)に対して、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ、活性関数レイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行する。
図1及び図2に示した水位予測方法では、畳み込み・プーリングレイヤRMの畳み込みレイヤRM−1、活性関数レイヤRM−2及びプーリングレイヤRM−3において、(M−1)段に渡って畳み込まれた雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)に対して、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ、活性関数レイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行する。ここで、Mは、後述のNと等しくてもよく異なってもよい。
図1に示した水位予測方法では、畳み込み・プーリングレイヤL1の畳み込みレイヤL1−1、活性関数レイヤL1−2及びプーリングレイヤL1−3において、水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)に対して、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ、活性関数レイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行する。
図1に示した水位予測方法では、畳み込み・プーリングレイヤLNの畳み込みレイヤLN−1、活性関数レイヤLN−2及びプーリングレイヤLN−3において、(N−1)段に渡って畳み込まれた水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)に対して、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ、活性関数レイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行する。ここで、Nは、上記のMと等しくてもよく異なってもよい。
図1に示した水位予測方法では、全結合入力レイヤC1、全結合隠れレイヤC2、活性関数レイヤC3及び全結合出力レイヤC4において、畳み込まれた雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)と、畳み込まれた水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)と、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行する。ここで、畳み込まれた雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)と、畳み込まれた水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)とは、時刻同期をとったうえで、全結合入力レイヤC1に入力される。
図2に示した水位予測方法では、全結合入力レイヤC1、全結合隠れレイヤC2、活性関数レイヤC3及び全結合出力レイヤC4において、畳み込まれた雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)と、畳み込まれない水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)と、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行する。ここで、畳み込まれた雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)と、畳み込まれない水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)とは、時刻同期をとったうえで、全結合入力レイヤC1に入力される。
図1に示した水位予測方法では、学習の繰り返し時には、水位予測地点r及び学習すべき時刻tの水位L(r、t)を予測し、畳み込みレイヤR1−1、L1−1〜RM−1、LN−1のフィルタ係数と、全結合入力レイヤC1及び全結合隠れレイヤC2の重み付け係数と、に対して、予測誤差を最適化するように誤差逆伝搬を実行する。そして、評価時には、水位予測地点r及び水位予測時刻tの水位L(r、t)を予測する。
図2に示した水位予測方法では、学習の繰り返し時には、水位予測地点r及び学習すべき時刻tの水位L(r、t)を予測し、畳み込みレイヤR1−1〜RM−1のフィルタ係数と、全結合入力レイヤC1及び全結合隠れレイヤC2の重み付け係数と、に対して、予測誤差を最適化するように誤差逆伝搬を実行する。そして、評価時には、水位予測地点r及び水位予測時刻tの水位L(r、t)を予測する。
本開示の畳み込みレイヤの処理内容を図3及び図4に示す。図3及び図4では、雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)に対する、畳み込み・プーリングレイヤR1〜RMの処理内容を説明するが、水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)に対する、畳み込み・プーリングレイヤL1〜LNの処理内容も同様である。
図3では、時間軸を考慮しない初段の畳み込み・プーリングレイヤR1の処理内容を説明する。ただし、水位予測時刻tの水位L(r、t)を予測するためには、水位予測時刻tより以前の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)を入力する必要があり、時間軸を考慮した畳み込み・プーリングレイヤの処理を実行する必要がある。
雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)は、緯度軸及び経度軸を座標軸とする平面内での雨量データである。ただし、水位予測地点rの上流域rより他の領域の雨量データは、ゼロクリアされており水位予測に利用されない。
畳み込みレイヤR1−1において、図3では、4×4の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)に対して、3×3の畳み込みフィルタを1ずつスライドさせながら、畳み込みレイヤの処理を実行し、2×2のデータを出力する。そして、他の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)に対して、同様の処理を実行する。ここで、畳み込みフィルタのフィルタ係数は、学習の初期状態では乱数に設定され、学習の繰り返しにより最適値に収束し、評価時ではその最適値に設定される。よって、位置が近く相関が高いデータを、相関の高さを維持しながら圧縮することができ、位置が離れ相関が低いデータを、相関の低さを維持しながら圧縮することができる。
活性関数レイヤR1−2において、図3では、2×2の畳み込みレイヤR1−1の出力データに対して、ReLU(Rectified Linear Unit:入力が0を超えていればそのまま出力、入力が0以下であれば0を出力)の処理を実行し、2×2のデータを出力する。そして、他の2×2の畳み込みレイヤR1−1の出力データに対して、同様の処理を実行する。よって、訓練時及び評価時の収束性を確保することができる。
プーリングレイヤR1−3において、図3では、2×2の活性関数レイヤR1−2の出力データに対して、Max(最大値)プーリングの処理を実行し、1×1のデータを出力する。そして、他の2×2の活性関数レイヤR1−2の出力データに対して、同様の処理を実行する。よって、データの特徴を維持しながら、データを圧縮することができる。
初段のプーリングレイヤR1−3の出力データは、次段の畳み込みレイヤの入力データとなる。・・・(M−1)段のプーリングレイヤの出力データは、M段の畳み込みレイヤRM−1の入力データとなる。M段のプーリングレイヤRM−3の出力データは、全結合入力レイヤC1の入力データとなる。ここで、次段以降の畳み込み・プーリングレイヤの処理は、初段の畳み込み・プーリングレイヤR1の処理と同様である。そして、全結合入力レイヤC1及び全結合隠れレイヤC2の重み付け係数は、学習の初期状態では乱数に設定され、学習の繰り返しにより最適値に収束し、評価時ではその最適値に設定される。
図4では、時間軸を考慮した初段の畳み込み・プーリングレイヤR1の処理内容を説明する。つまり、水位予測時刻tの水位L(r、t)を予測するためには、水位予測時刻tより以前の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)を入力する必要があり、時間軸を考慮した畳み込み・プーリングレイヤの処理を実行する必要がある。
雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)は、緯度軸、経度軸及び時間軸を座標軸とする時空間内での雨量データである。ただし、水位予測地点rの上流域rより他の領域の雨量データは、ゼロクリアされており水位予測に利用されない。
畳み込みレイヤR1−1において、図4では、以下の処理を実行する。
(1)4×4の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)(畳み込み前t=1、2、・・・、m)に対して、3×3の畳み込みフィルタ(畳み込み前t=1、2、・・・、m、畳み込み後t=1)を1ずつスライドさせながら、畳み込みレイヤの処理を実行し、2×2のデータ(畳み込み前t=1、2、・・・、m、畳み込み後のt=1)を出力
(n)4×4の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)(畳み込み前t=1、2、・・・、m)に対して、3×3の畳み込みフィルタ(畳み込み前t=1、2、・・・、m、畳み込み後t=n)を1ずつスライドさせながら、畳み込みレイヤの処理を実行し、2×2のデータ(畳み込み前t=1、2、・・・、m、畳み込み後のt=n)を出力
そして、他の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)に対して、(1)〜(n)と同様の処理を実行する。ここで、時間軸上のデータの圧縮量に応じてn<mとしてもよく、抽出する特徴量の種類数に応じてn>mとしてもよい。よって、位置及び時刻が近く相関が高いデータを、相関の高さを維持しながら圧縮することができ、位置及び/又は時刻が離れ相関が低いデータを、相関の低さを維持しながら圧縮することができる。
活性関数レイヤR1−2において、図4では、以下の処理を実行する。
(1)2×2の畳み込みレイヤR1−1の出力データ(畳み込み前t=1、2、・・・、m、畳み込み後t=1)に対して、出力加算(各行及び各列の要素毎に加算)を実行し、ReLUの処理を実行し、2×2のデータ(畳み込み後t=1)を出力
(n)2×2の畳み込みレイヤR1−1の出力データ(畳み込み前t=1、2、・・・、m、畳み込み後t=n)に対して、出力加算(各行及び各列の要素毎に加算)を実行し、ReLUの処理を実行し、2×2のデータ(畳み込み後t=n)を出力
そして、他の2×2の畳み込みレイヤR1−1の出力データに対して、(1)〜(n)と同様の処理を実行する。よって、訓練時及び評価時の収束性を確保することができる。
プーリングレイヤR1−3において、図4では、2×2の活性関数レイヤR1−2の出力データ(畳み込み後t=1、・・・、n)に対して、Maxプーリングの処理を実行し、1×1のデータ(畳み込み後1、・・・、n)を出力する。そして、他の2×2の活性関数レイヤR1−2の出力データに対して、同様の処理を実行する。ここで、時間軸上のデータの圧縮量に応じてn<mとしてもよく、抽出する特徴量の種類数に応じてn>mとしてもよい。よって、データの特徴を維持しながら、データを圧縮することができる。
初段のプーリングレイヤR1−3の出力データは、次段の畳み込みレイヤの入力データとなる。・・・(M−1)段のプーリングレイヤの出力データは、M段の畳み込みレイヤRM−1の入力データとなる。M段のプーリングレイヤRM−3の出力データは、全結合入力レイヤC1の入力データとなる。ここで、次段以降の畳み込み・プーリングレイヤの処理は、初段の畳み込み・プーリングレイヤR1の処理と同様である。
このように、図1及び図2に示した水位予測方法では、畳み込みニューラルネットワークを利用する。つまり、位置及び時刻が近く相関が高いデータを、相関の高さを維持しながら圧縮する。そして、位置及び/又は時刻が離れ相関が低いデータを、相関の低さを維持しながら圧縮する。よって、データ間の相関の高さ及び低さを維持しながら、かつ、データを圧縮し計算量を低減しながら、水位を十分に精度高く予測することができる。
さらに、図1に示した水位予測方法では、水位データに対して雨量データと別個に、畳み込み処理を実行するため、位置及び時刻が近いが相関が高いとは限らない雨量データ及び水位データを、相関が高いデータに変換する可能性を低減することができる。一方で、図2に示した水位予測方法では、水位データに対して雨量データと異なり、畳み込み処理を実行しないため、時刻が近いが相関が高いとは限らない(洪水又は護岸等で基準水位が変化)水位データを、相関が高いデータに変換する可能性を低減することができる。
(本開示の水位予測方法のアンサンブル学習)
本開示の水位予測方法の予測精度を図5に示す。学習の繰り返し回数が多くなるほど、雨量の訓練データR(r、t)及び水位の訓練データL(r、t)に対する予測誤差は、小さくなる傾向があるが、雨量の評価データR(r、t)及び水位の評価データL(r、t)に対する予測誤差は、小さくなる傾向があるわけではない。
むしろ、学習の繰り返し回数が200回程度を超えると、雨量の評価データR(r、t)及び水位の評価データL(r、t)に対する予測誤差は、雨量の訓練データR(r、t)及び水位の訓練データL(r、t)に対する予測誤差より大きくなる傾向がある。つまり、学習の繰り返し回数が200回程度を超えると、過学習が起こっている。
そして、学習の繰り返し回数が50回程度であっても、雨量の評価データR(r、t)及び水位の評価データL(r、t)に対する予測誤差が、雨量の訓練データR(r、t)及び水位の訓練データL(r、t)に対する予測誤差より小さくなる場合がある。そこで、計算量を低減するために、学習の繰り返し回数を低減することを考える。
ここで、図5の左下欄及び右下欄では、図5の上欄と比べて、畳み込みフィルタ及び全結合重み付けの学習前初期値をランダムに変更して、訓練をし直した。
すると、図5の左下欄では、学習の繰り返し回数が30回程度であっても、雨量の評価データR(r、t)及び水位の評価データL(r、t)に対する予測誤差が、雨量の訓練データR(r、t)及び水位の訓練データL(r、t)に対する予測誤差より小さくなる。つまり、最適な学習の繰り返し回数は、30回程度である。
一方で、図5の右下欄では、学習の繰り返し回数が30回程度であれば、雨量の評価データR(r、t)及び水位の評価データL(r、t)に対する予測誤差が、雨量の訓練データR(r、t)及び水位の訓練データL(r、t)に対する予測誤差と同等となる。そして、最適な学習の繰り返し回数は、50回程度である。
そこで、図1及び図2において、アンサンブル学習を構成する複数の学習モデルに基づいて、水位予測地点r及び水位予測時刻tの水位L(r、t)を予測する。ここで、複数の学習モデルでは、畳み込みステップのフィルタの学習前初期値、全結合ステップの重み付けの学習前初期値及び学習の繰り返しの回数が互いに異なる。
本開示の水位予測方法のアンサンブル学習を図6に示す。訓練時には、畳み込みフィルタ及び全結合重み付けの学習前初期値をランダムに設定し、雨量の訓練データR(r、t)及び水位の訓練データL(r、t)を入力し、以下の学習モデルを構築する。
学習モデル1−1:学習前初期値No.1、学習の繰り返し回数40回
学習モデル1−2:学習前初期値No.1、学習の繰り返し回数50回
学習モデル1−3:学習前初期値No.1、学習の繰り返し回数60回
学習モデル2−1:学習前初期値No.2、学習の繰り返し回数40回
学習モデル2−2:学習前初期値No.2、学習の繰り返し回数50回
学習モデル2−3:学習前初期値No.2、学習の繰り返し回数60回
学習モデルM−1:学習前初期値No.M、学習の繰り返し回数40回
学習モデルM−2:学習前初期値No.M、学習の繰り返し回数50回
学習モデルM−3:学習前初期値No.M、学習の繰り返し回数60回
評価時には、雨量の評価データR(r、t)及び水位の評価データL(r、t)を入力し、以上の学習モデルを適用し、以下の水位予測L(r、t)を出力する。
水位予測L(r、t)、No.1−1:学習モデル1−1を適用
水位予測L(r、t)、No.1−2:学習モデル1−2を適用
水位予測L(r、t)、No.1−3:学習モデル1−3を適用
水位予測L(r、t)、No.2−1:学習モデル2−1を適用
水位予測L(r、t)、No.2−2:学習モデル2−2を適用
水位予測L(r、t)、No.2−3:学習モデル2−3を適用
水位予測L(r、t)、No.M−1:学習モデルM−1を適用
水位予測L(r、t)、No.M−2:学習モデルM−2を適用
水位予測L(r、t)、No.M−3:学習モデルM−3を適用
そして、水位予測L(r、t)、No.1−1〜No.M−3のアンサンブル平均値を、水位予測L(r、t)の最終的な予測値として算出する。
このように、アンサンブル学習を構成する複数の学習モデルを利用することにより、各学習モデル間の水位の予測精度のばらつきを補償することができる。そして、学習の初期状態及び学習の繰り返し回数を異ならせることにより、アンサンブル学習を構成する複数の学習モデルを利用することができる。さらに、計算量を低減することができる。
(本開示の水位予測地点の上流域抽出)
本開示の水位予測地点の上流域抽出を図7に示す。水位予測地点rの上流域rは、水位予測地点rの周辺の地形に基づいて設定される。例えば、地上での測量情報又は衛星による地形情報に基づいて、水位予測地点rの周辺の分水境界を探索する。そして、水位予測地点rの周辺の分水境界に基づいて、水位予測地点rの上流域rを設定する。
このように、水位予測地点rの上流域より他の領域の雨量データを、水位予測に利用しない(データをゼロクリア等)ことにより、計算量を低減することができる。
本開示の畳み込みレイヤの入力データを図8に示す。図1及び図2では、以下のデータを入力する:(1)水位予測地点r及び水位予測時刻tより過去の水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)、(2)水位予測地点rより上流の上流地点r及び水位予測時刻tより以前の水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)、(3)上流地点rの上流域r’を除く水位予測地点rの上流域r及び水位予測時刻tより以前の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)(ただし、(3)では、rはr’を含まない。)。
ここで、(1)水位予測時刻tより過去の水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)と、(2)水位予測時刻tより以前の水位の訓練・評価データL(r、t)、L(r、t)は、現在時刻までの水位の実測データを含んでいるが、水位をさらに精度高く予測するためには、将来時刻での水位の予測データを含んでもよい。
そして、(3)水位予測時刻tより以前の雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)(ただし、(3)では、rはr’を含まない。)は、現在時刻までの雨量の実測データを含んでいるが、水位をさらに精度高く予測するためには、将来時刻での雨量の予測データを含んでもよい。
このように、上記の上流地点rの上流域r’の雨量データを、上記の上流地点rの水位データに置換することにより、計算量を低減することができる。
(本開示の水位予測方法のハイパーパラメータ)
畳み込みステップの畳み込みレイヤ数は、水位予測地点rの上流域rの面積及び雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)のデータ分布密度に応じて、設定されることが望ましい。例えば、水位予測地点rの上流域rの面積が広いほど、畳み込みステップの畳み込みレイヤ数を多く設定すればよい。そして、雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)のデータ分布密度が高いほど、畳み込みステップの畳み込みレイヤ数を多く設定すればよい。さらに、雨量の訓練・評価データR(r、t)、R(r、t)の圧縮程度に応じて、畳み込みステップの畳み込みレイヤ数を設定してもよい。
このように、畳み込みステップの畳み込みレイヤ数を、水位予測地点rの上流域rの面積及び雨量データのデータ分布密度に応じて、適切に設定することができる。
全結合ステップの隠れ層ユニット数は、全結合ステップの入力層ユニット数に対して、所定の割合を乗算した値として設定されることが望ましい。ここで、全結合ステップの入力層ユニット数は、雨量・水位のデータ量及び畳み込みレイヤ数に基づいて決定される。そして、所定の割合として、例えば0.5程度に設定すればよい。
このように、全結合ステップの隠れ層ユニット数を、雨量及び水位のデータ量並びに畳み込みステップの畳み込みレイヤ数に応じて、適切に設定することができる。
なお、初段の畳み込みレイヤのチャネル数、活性関数レイヤの処理内容、プーリングレイヤの処理内容、Stride数、Dropoutの使用可否、及び、Batch Normalizationの使用可否についても、適宜設定すればよい。
ただし、Batch Normalizationは、使用しないことが望ましい。ここで、Batch Normalizationは、データを平均0及び分散1にミニバッジ単位で正規化するため、学習を促進するとともに過学習を防止する。しかし、Batch Normalizationは、訓練時に高水位データのみならず低水位データも正規化するため、評価時に高水位データを適切に予測することができないことがある。
(本開示の水位予測方法の予測結果)
本開示の水位予測方法の予測結果を図9に示す。図9では、以下の(1)〜(4)の視点に基づいて、多摩川、鈴鹿川、佐波川、渡川及び山国川を選定している。
(1)河川の特徴(長さ及び傾斜等)が異なる、(2)雨量データの欠損が少ない、(3)水位に反映されにくい積雪が少ない、(4)水位予測を困難にするダムがない又は少ない。
各河川についての訓練期間及び評価期間は、以下の通りである。
多摩川:訓練期間=2008〜2013、2015年、評価期間=2014年
鈴鹿川:訓練期間=2008〜2015年、評価期間=2016年
佐波川:訓練期間=2008〜2015年、評価期間=2016年
渡川:訓練期間=2009〜2015年、評価期間=2016年
山国川:訓練期間=2008〜2015年、評価期間=2016年
図9では、上記の評価期間のうち、水位が最も高くなった期間について、水位の予測及び実測の結果を示している。1時間毎に、1〜3時間後だけ、水位が予測されている。各河川によらず、増水及び減水の傾向がとらえられていることが分かる。
本開示の水位予測方法、水位予測プログラム及び水位予測装置は、水害の予報又は警報を発令するために、河川、ダム又は下水等の水位を予測することができる。
R1、L1、RM、LN:畳み込み・プーリングレイヤ
R1−1、L1−1、RM−1、LN−1:畳み込みレイヤ
R1−2、L1−2、RM−2、LN−2:活性関数レイヤ
R1−3、L1−3、RM−3、LN−3:プーリングレイヤ
C1:全結合入力レイヤ
C2:全結合隠れレイヤ
C3:活性関数レイヤ
C4:全結合出力レイヤ

Claims (11)

  1. 水位予測地点の上流域及び水位予測時刻より以前の雨量データと、前記水位予測地点及び前記水位予測時刻より過去の水位データと、を入力するデータ入力ステップと、
    前記雨量データに対して、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行する畳み込みステップと、
    畳み込まれた前記雨量データと、前記水位データと、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行する全結合ステップと、
    前記水位予測地点及び前記水位予測時刻の水位を予測する水位予測ステップと、
    を順に備えることを特徴とする水位予測方法。
  2. 前記畳み込みステップでは、前記水位データに対して、前記雨量データと別個に、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行し、
    前記全結合ステップでは、畳み込まれた前記雨量データと、畳み込まれた前記水位データと、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の水位予測方法。
  3. 前記畳み込みステップでは、前記水位データに対して、前記雨量データと異なり、畳み込みニューラルネットワークの畳み込みレイヤ及びプーリングレイヤの処理を実行せず、
    前記全結合ステップでは、畳み込まれた前記雨量データと、畳み込まれない前記水位データと、に対して、畳み込みニューラルネットワークの全結合レイヤの処理を実行する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の水位予測方法。
  4. 前記水位予測ステップでは、アンサンブル学習を構成する複数の学習モデルに基づいて、前記水位予測地点及び前記水位予測時刻の水位を予測する
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の水位予測方法。
  5. 前記複数の学習モデルでは、前記畳み込みステップのフィルタの学習前初期値、前記全結合ステップの重み付けの学習前初期値及び学習の繰り返しの回数が互いに異なる
    ことを特徴とする、請求項4に記載の水位予測方法。
  6. 前記水位予測地点の上流域は、前記水位予測地点の周辺の地形に基づいて設定される
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の水位予測方法。
  7. 前記データ入力ステップでは、前記水位予測地点及び前記水位予測時刻より過去の水位データと、前記水位予測地点より上流の上流地点及び前記水位予測時刻より以前の水位データと、前記上流地点の上流域を除く前記水位予測地点の上流域及び前記水位予測時刻より以前の雨量データと、を入力する
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の水位予測方法。
  8. 前記畳み込みステップの畳み込みレイヤ数は、前記水位予測地点の上流域の面積及び前記雨量データのデータ分布密度に応じて設定される
    ことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の水位予測方法。
  9. 前記全結合ステップの隠れ層ユニット数は、前記全結合ステップの入力層ユニット数に対して、所定の割合を乗算した値として設定される
    ことを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の水位予測方法。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の水位予測方法をコンピュータに実行させるための水位予測プログラム。
  11. 請求項10に記載の水位予測プログラムをインストールされた水位予測装置。
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